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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ショーケース

Showcase Inc.3909 · Standard · 情報・通信業

Webサイト最適化とオンライン本人確認のSaaSを軸に、DXを支援する企業。主力の入力フォーム最適化では10年連続シェアNo.1。

概要

株式会社ショーケースは、Webサイト最適化とオンライン本人確認を主軸とするDXクラウドサービス企業である。1996年に創業し、2015年に東証マザーズ上場、現在は東証スタンダード市場に所属する。従業員78名、本社は東京都港区六本木。2024年12月よりAIフュージョンキャピタルグループの連結子会社となった。

3つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは、DXクラウド事業、広告・メディア事業、投資関連事業の3セグメントで構成される。DXクラウド事業が売上高の大半を占め、主力の「NaviCastシリーズ」と「ProTechシリーズ」を提供する。2026年3月期(15ヶ月変則決算)の売上高は32億6千万円、営業利益1億2千万円と黒字を確保した。一方、2023年12月期には57億円の売上高ながら営業赤字を計上しており、収益構造は変動している。

金融機関や通信キャリアを中心とした顧客基盤

DXクラウド事業の主要顧客は金融機関、通信キャリア、古物商、法律事務所など多岐にわたる。オンライン本人確認サービス「ProTech ID Checker」は累計導入社数400社を突破し、メガバンクにも採用されている。また、2027年の犯罪収益移転防止法改正を見据え、マイナンバーカードのICチップを活用した本人確認ソリューションの需要が拡大している。

AIフュージョンキャピタルグループの傘下で再編

2024年12月、AIフュージョンキャピタルグループ株式会社との資本業務提携を経て、同社の連結子会社となった。これによりグループガバナンスの強化と株主価値向上を図る。2025年3月には子会社のReYuu Japan株式会社の全株式を譲渡し、情報通信関連事業から撤退。連結子会社は投資関連事業のShowcase Capitalのみとなった。

特許技術とセキュリティ認証で競争力を強化

当社は国内・海外で特許を取得したWeb最適化技術を保有する。主力の「フォームアシスト」は入力フォーム最適化市場で10年連続シェアNo.1を獲得。セキュリティ面では国際基準「SOC 2 Type 2」認証を取得し、厳格なデータ管理体制を構築した。2024年7月には「ProTech AI-OCR」をリリースし、書類読み取り市場にも参入している。

業界の中での役割はオンライン販売・本人確認分野のSaaSプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
33億円
営業利益
1億円
営業利益率
3.0%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
DXクラウド 事業14億円42.4%5億円35.7%
リユース 関連事業14億円42.4%
広告・メディア 事業3億円9.1%1億円33.3%
投資関連 事業2億円6.1%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01EC・Webマーケティング主力

金融機関などを中心に、Webサイトの入力フォーム最適化やコンバージョン率向上を支援する『NaviCastシリーズ』を提供。ウェブ解析士資格を持つコンサルタントが改善提案を行い、高付加価値なサービスを提供している。

主要顧客金融機関

主な製品・サービス2
フォームアシスト国内シェア首位
EFO(入力フォーム最適化)ツール。入力フォームの改善によりコンバージョン率を高め、10年連続シェアNo.1を獲得。
NaviCastシリーズ
Webサイト最適化クラウドサービスの総称。サイト改善により成約率向上を実現。

02セキュリティ・本人確認主力

不正ログイン・なりすまし防止、オンライン本人確認/eKYCを提供する『ProTechシリーズ』を展開。メガバンク・古物商・通信キャリアなど幅広い業界で導入され、マイナンバーカードICチップ読取やAI-OCRなどの新技術にも対応。

主要顧客メガバンク、中古品買取事業者、通信キャリア

主な製品・サービス2
ProTech ID Checker
オンライン本人確認/eKYCサービス。運転免許証やマイナンバーカードのICチップを活用し、なりすましを防止。
ProTech AI-OCR
あらゆる書類を読み取るAI-OCRサービス。本人確認書類の入力ミスや機会損失を防ぎ、業務効率化に貢献。

03メディア準主力

スマートフォン関連ニュースを中心としたメディア『ショーケース プラス』を運営。プログラミングスクールや英会話スクール比較などのテーマでオウンドメディアを展開し、広告収入を得ている。

04投資副次

子会社の株式会社Showcase Capitalを通じて、成長ポテンシャルの高い技術ベンチャーへの投資を実施。

製品と技術

入力フォーム最適化で10年連続シェアNo.1のNaviCastシリーズ

「NaviCastシリーズ」は、Webサイトのコンバージョン率向上を目的としたクラウドサービスの総称である。中核製品「フォームアシスト」はEFO(入力フォーム最適化)ツールであり、ITRの市場調査で2014年度から2023年度までベンダー別売上金額シェアNo.1を継続した。金融機関の申込フォーム等で採用され、ウェブ解析士の資格を持つコンサルタントが改善提案を行う点が強みである。2025年2月には「NaviCast AI-OCR」を追加し、書類の文字読み取り機能も提供開始した。

マイナンバーカード対応で拡大するProTechシリーズ

「ProTechシリーズ」はオンライン本人確認・セキュリティ強化サービス群である。主力の「ProTech ID Checker」はeKYC(電子本人確認)ツールで、金融機関、通信キャリア、古物商など400社以上に導入された。2025年2月には「ProTech マイナンバーIC認証」をリリースし、マイナンバーカードのICチップを活用した公的個人認証サービスに対応。2027年の犯罪収益移転防止法改正を見据え、需要が急増している。また2024年7月に「ProTech AI-OCR」を投入し、本人確認書類の自動読み取り機能も提供している。

企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite」

2021年11月に提供開始した「おもてなしSuite」は、企業と顧客のオンライン上の接点を総合的に管理・最適化するプラットフォームである。具体的な機能や導入実績は公開情報に限られるが、当社のDXクラウド事業の一環として位置づけられ、NaviCastやProTechと連携したクロスセルが期待されている。同事業の売上高は2026年3月期で13.7億円と堅調に推移している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位フォームアシスト入力フォーム最適化市場で10年連続シェアNo.1EC・Webマーケティング

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小規模だが利益率改善、EC関連で健闘

ショーケースは情報・通信業に属し、売上高は2023年の57億円から2024年に62億円へ増加したが、2026年3月期は33億円と減少した。営業利益率は2024年に赤字から2026年に3.03%へ改善しており、収益構造の立て直しが進む。同業他社のソラコムやハッチ・ワークと比較すると規模は小さいが、EC支援やデジタルマーケティングで専門性を発揮している。業界内での地位は中位であり、さらなる成長には売上拡大と収益性の両立が求められる。

強み

  • 営業利益率が赤字から黒字へ転換し、改善傾向。
  • EC支援やデジタルマーケティングに強みを持つ。
  • 小規模ながら顧客ニーズに合わせたサービス提供が可能。
  • 赤字脱却に向けたコスト削減に成功。

課題

  • 直近期の売上高が減少しており、成長戦略が必要。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が困難。
  • 他社と比較してリソースが限られ、事業拡大に制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がショーケース

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
14444インフォネット20億円
24178Sharing Innovations20億円29.6倍
33909ショーケース19億円2.0倍
45134POPER19億円33.8倍
5550Aソフトテックス19億円9.0倍
69444トーシンホールディングス19億円
74020ビートレンド19億円
82345HODL119億円
94179ジーネクスト19億円
109425ReYuu Japan18億円
114378CINC18億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

フューチャーワークス創業から合併・社名変更まで

1996年2月、東京都港区高輪に有限会社フューチャーワークスとして創業。1998年9月に株式会社へ組織変更し、資本金1,000万円とする。2005年11月、株式会社フューチャーワークスを存続会社として株式会社スマートイメージを吸収合併し、商号を「株式会社ショーケース・ティービー」に変更した。この合併によりWeb関連サービスの基盤を固めた。

ナビキャストとフォームアシストの投入で成長軌道へ

2006年12月、誘導型ランディングページ最適化サービス「ナビキャスト」の提供を開始。2008年4月には入力フォーム最適化サービス「フォームアシスト」をリリースし、金融機関を中心に顧客を拡大した。これらの製品は後に「NaviCastシリーズ」として体系化され、当社の主力事業に成長する。2012年12月期の売上高は7億円だったが、2014年には10億円を超えた。

東証マザーズ上場と第一部への市場変更

2015年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場時の売上高は約12億円、当期純利益2億円。2016年12月には市場第一部へ市場変更し、成長をアピールした。2017年8月にはベンチャーキャピタル子会社「株式会社Showcase Capital」を設立し、投資関連事業に進出。この時期に売上高は20億円に達したが、2019年以降は一時的に減少する。

商号変更と本人確認事業への本格参入

2019年4月、商号を「株式会社ショーケース」に変更し、コアバリューを「おもてなしテクノロジーで人を幸せに」と定めた。同年10月、オンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」の提供を開始し、セキュリティ分野に本格参入。2021年11月には企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite」をリリースした。また2019年1月に本社を六本木へ移転している。

ReYuu Japan買収と連結子会社化の試み

2022年1月、日本テレホン株式会社(現ReYuu Japan株式会社)と資本業務提携を締結。同年2月に同社を連結子会社化し、情報通信関連事業(中古スマートフォン販売等)に進出した。2022年度(12月期)の売上高は前年の16億円から46億円へ急拡大したが、のれん償却等により最終利益は5億円の赤字に転落。収益面でのシナジー創出が課題となった。

スタンダード市場移行とAIフュージョン傘下へ

2022年4月、東証の市場再編に伴いスタンダード市場に移行。2024年11月、AIフュージョンキャピタルグループ株式会社と資本業務提携し、同年12月に同社の連結子会社となった。2025年3月にはReYuu Japanの株式を譲渡し、連結範囲から除外。これにより事業構造をDXクラウドに集中させる方針に転換した。2026年3月期(15ヶ月)の純利益は8.5億円と黒字化している。

年表20件を開く

1990年代

  • 1996年2月創業東京都港区高輪に有限会社フューチャーワークスを設立
  • 1998年9月資本金を1,000万円とし株式会社に組織変更
  • 1998年10月本店を東京都港区芝浦に移転

2000年代

  • 2002年11月本店を東京都港区赤坂に移転
  • 2005年11月M&A株式会社フューチャーワークスを存続会社として、株式会社スマートイメージを吸収合併し、商号を「株式会社ショーケース・ティービー」に変更
  • 2006年12月誘導型のランディングページ(ユーザが初めに閲覧するページ)最適化サービス「ナビキャスト」提供開始
  • 2008年4月入力フォームの最適化サービス「フォームアシスト」を提供開始

2010年代

  • 2015年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2016年12月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2017年8月ベンチャーキャピタル事業の子会社「株式会社Showcase Capital」を設立
  • 2019年1月本店を東京都港区六本木に移転
  • 2019年4月商号変更商号を「株式会社ショーケース」に変更
  • 2019年10月オンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」を提供開始

2020年代

  • 2021年11月企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite」を提供開始
  • 2022年1月日本テレホン株式会社(現:ReYuu Japan株式会社)との資本業務提携
  • 2022年2月M&A日本テレホン株式会社(現:ReYuu Japan株式会社)を連結子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
  • 2024年11月AIフュージョンキャピタルグループ株式会社との資本業務提携
  • 2024年12月AIフュージョンキャピタルグループ株式会社の連結子会社となる
  • 2025年3月ReYuu Japan株式会社の株式を譲渡し連結子会社から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の収益拡大と新規事業創出

    既存サービス(おもてなしSuite、NaviCastシリーズ、ProTechシリーズ等)の機能改善・保守強化に加え、組織・営業体制を再構築。新規事業・新商品の開発やパートナーとの連携による新ビジネス創出を推進し、収益基盤を拡大する。

  2. 02

    認知度向上による顧客・人材獲得

    広報活動、セミナー、地方金融機関や自治体へのマーケティングを継続し、主力サービスの認知度を高めることで新規顧客開拓と優秀な人材の確保につなげる。

  3. 03

    アライアンスによるシナジー創出

    業界動向を注視し、クライアントの潜在需要を読み取り、パートナー企業との提携や新規事業・新商品開発により、事業規模拡大と新たな収益源を確保する。

  4. 04

    情報セキュリティと技術革新への対応

    システムの安定的稼働と強固なセキュリティ確保のため、技術面とマネジメント体制の両面でセキュリティを継続改善。生成AI等の技術革新に適時対応し、サービスの先進性・安定性を確保する。

  5. 05

    人材確保とガバナンス体制強化

    優秀な人材の獲得・育成のため、研修制度強化、福利厚生充実、人事制度整備を推進。AIF社の子会社化に伴い、特別委員会を設置し少数株主保護を図るなど、グループガバナンスと内部統制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で78人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は550万円で、9期前と比べて+8.2%平均年齢は36.2歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月82
2017年12月131
2018年12月83
2019年12月50936.13.778
2020年12月54034.13.687
2021年12月54934.54.686
2022年12月42134.74.3156
2023年12月55335.44.2127
2024年12月54135.25.5120−167
2026年3月55036.26.678128

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区77百万円
全社共通
主な関係会社
  • 国内
    AIフュージョンキャピタルグループ株式会社(注)1
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社Showcase Capital
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は33億円営業利益1億円前期と比べると減収で、売上が-46.8%。

売上高
-46.8%
33億円
営業利益
1億円
純利益
9億円
営業利益率
3.0%
前期比 +6.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高15億円33億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円9億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−81.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q14−2
2023年1Q15−1−6.70
2023年2Q1900.00
2023年3Q11−1−9.1−1
2023年4Q120
2024年1Q16−1−6.3−1
2024年2Q1700.00
2024年4Q29−1−3.4−6
2026年2Q2314.310
2027年1Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は7億円から33億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月711
2013年12月921
2014年12月1022
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015年12月1232
2016年12月1432
ベンチャーキャピタル事業の子会社「株式会社Showcase Capital」を設立
2017年12月1920
2018年12月2030
商号を「株式会社ショーケース」に変更
2019年12月150−2
2020年12月1510
2021年12月1611
日本テレホン株式会社(現:ReYuu Japan株式会社)を連結子会社化
2022年12月46−5−5
2023年12月57−3−1
2024年12月62−2−2−3.2−7
2026年3月33113.09

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高33億円のうち、営業利益として残るのは1億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の27.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.5%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.5%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
48.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.4pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+20.6pt
27.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+55.5pt
68.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
37.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月2−2001
2013年12月20023
2014年12月2−1013
2015年12月2−2308
2016年12月3−3008
2017年12月0−69−611
2018年12月5−32214
2019年12月20−2214
2020年12月1−17022
2021年12月1−1−3019
2022年12月−823−616
2023年12月−21−2−113
2024年12月−7−28−912
2026年3月0−1−4−17

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は70.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月42252.5
2013年12月64269.8
2014年12月75281.4
2015年12月1211189.3
2016年12月1413188.3
2017年12月26121446.9
2018年12月25121346.5
2019年12月2291342.6
2020年12月2922773.6
2021年12月2722581.2
2022年12月40231739.9
2023年12月35152025.5
2024年12月35132222.8
2026年3月2417770.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中601位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
68.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-46.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥190で、1年前と比べて-39.5%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥190-1.6%1ヶ月-4.5%1年-39.5%時価総額19億円
過去52週の値幅
安値¥181高値¥450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)2.0倍
PER (会社予想)14.8倍
PBR0.97倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は200円で、25日線200.96円の近辺に位置しています。52週高値450円からは55%下落し、安値181円からは10%上昇しています。直近1ヶ月では-1.96%とほぼ横ばいですが、6月から7月にかけて186円から206円まで戻した後、200円前後で膠着しています。出来高は平均5,000株未満と低調で、方向感に欠ける展開です。25日線と75日線(207.84円)が接近しており、上抜けが今後の焦点です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが2.12倍と極端に低く、同業界平均の30.31倍を大きく下回る。PBRは1.02倍と平均の3.5倍を大幅に下回る。ROEは68.6%と非常に高く、収益性が高い。配当利回り3.25%と配当性向80.4%と高水準だが、業績変動が大きく質はやや低い。

指標この会社業種平均
PER (実績)2.0倍47.9倍
PER (予想)14.8倍
PBR0.97倍2.96倍
ROE68.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大傾向にあるが、収益性が悪化し赤字が継続。強気派は、売上成長は需要の裏付けであり、コスト削減や高付加価値サービスへのシフトで黒字転換が可能とみる。弱気派は、過当競争による低採算事業の継続で赤字が常態化するリスクを指摘。また、直近で特別利益が発生し純利益が黒字となったが、本業の収益力向上が必要。

プラスに働く材料7
  • 売上成長の継続

    売上高は過去3年で約35%増加、市場ニーズは堅調。

  • 黒字化への転換点

    特別損益で純利益が出たが、本業でも改善の兆しがある。

  • 割安な株価

    PERは2倍台で、資産価値に比べ株価が低い。

  • 最終損益が黒字転換、純利益9億円通年影響

    2024/12期の純損失7億円から2026/3期に純利益9億円へ16億円改善、時価総額20億円への寄与が大きい。

  • 営業損益が赤字から黒字化通年影響

    2025/3期?の営業損失2億円から1億円の黒字転換、売上高33億円に対して利益創出が始まった。

  • ROE68.6%とPBR1.02倍の資本効率継続影響

    ROE68.6%は資本効率の高さを示し、PBR1.02倍は割安修正の余地を示す。

  • 配当利回り3.25%の下支え継続影響

    配当利回り3.25%は株価下落後のインカム需要を喚起し、下値を支えやすい。

マイナスに働く材料7
  • 本業の赤字継続

    営業利益率はマイナス3%で、本業で稼げていない。

  • 競争激化

    デジタル広告市場は大手広告代理店やプラットフォーマーが支配的。

  • 業績の不安定さ

    純利益は変動が大きく、特別損益に依存している。

  • 売上高が62億円から33億円へ半減通年影響

    2024/12期の売上高62億円に対し2026/3期は33億円と47%減少、収益基盤が大きく縮小した。

  • 直近に営業損失と純損失の実績決算発表後影響

    2024/12期は営業損失2億円・純損失7億円を計上、赤字再発時は業績悪化懸念が再燃する。

  • 株価が1年間で40.48%下落継続影響

    株価下落率40.48%は既存投資家の含み損拡大を意味し、売り圧力が続く可能性がある。

  • 外国人保有比率3.24%と低水準継続影響

    外国人保有比率3.24%は需給の厚みに欠け、海外資金による押し上げ効果が限定的。

次の決算で確かめる点
売上総利益率
本業の採算性を測り、事業の競争力を評価。
営業損益
黒字転換するための重要な指標。
広告運用効果
クライアントのROI向上が契約継続につながるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
80.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月830.3
2017年12月6−31.3110.7
2019年12月12120.0
2020年12月6−50.4365.9
2021年12月78.380.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,860人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.3%を占め、残る56.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2026年3月%
個人・その他64.967.668.087.948.748.9
事業法人21.021.121.53.444.143.2
自己株式18.815.815.8
証券会社6.33.04.44.02.94.6
外国法人2.31.00.61.73.73.1
外国人個人0.10.10.10.20.20.1
金融機関5.37.25.32.90.50.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01AIフュージョンキャピタルグループ株式会社42.92
02森 雅弘3.41
03倉員 伸夫2.65
04PHILLIP SECURITIES CLIENTS(RETAIL)(常任代理人 フィリップ証券株式会社)2.64
05楽天証券株式会社共有口1.55
06鈴木 智博1.10
07株式会社SBI証券0.65
08中山 玉栄0.61
09野村證券株式会社0.47
10中谷 安男0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+54%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは68.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月6417943.7
2013年12月10630044.7
2014年12月11541532.1
2015年12月2916921.528.317.3
2016年12月2618914.846.030.3
2017年12月21791.0838.4110.7
2018年12月21741.4250.4
2019年12月−27140−17.2
2020年12月42541.7269.1365.9
2021年12月72552.769.980.4
2022年12月−61187−27.9
2023年12月−15127−9.5
2024年12月−10593−88.6
2026年3月9919668.62.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
澤田大輔代表取締役会長50
松本高一代表取締役社長46
平野井順一取締役50
鵜川太郎取締役(社外)50
久保隆取締役(監査等委員)71
柿沼佑一取締役(社外)(監査等委員)48
中原裕幸取締役(社外)(監査等委員)73
服部裕美子66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3333311
社外取締役712122
監査役1222
取締役(社内)1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,313字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループはデジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」という。)を目的とした、Webサイト最適化技術などを中心に、オンラインビジネスのコンバージョン率(成約率)の向上を実現する、SaaS事業を展開しております。具体的には、特許技術(国内外)を活用したクラウド型のWebサイト最適化サービス「NaviCastシリーズ」、本人確認におけるなりすまし防止などのセキュリティ強化を目的とした「ProTechシリーズ」を提供しております。 昨今の新型コロナウイルス感染症拡大により、リモートワーク環境やオンライン手続きなどの国内のインフラ改革は急速なスピードで進んでおり、デジタル化の急進、不正口座利用問題による本人確認や多要素認証ニーズの急拡大を受け、非対面取引の市場が急成長しております。当社グループは今まで以上に大きなビジネスチャンスが期待できる市場に対して、引き続き、積極的な事業展開を進めてまいります。 当社グループは、4つのセグメントにおいて事業を展開しております。 1つ目の「DXクラウド事業」では、当社の主力事業であるWebサイトの最適化技術によりコンバージョン率(成約率)を高めるクラウドサービス「NaviCastシリーズ」と、セキュリティ関連のクラウドサービス「ProTechシリーズ」の提供を行っております。2つ目の「広告・メディア事業」では、オウンドメディアの運用と広告関連サービスの提供を行っております。3つ目の「投資関連事業」では、国内外における技術ベンチャー企業などへの投資事業を行っております。4つ目の「情報通信関連事業」では、中古スマートフォン等の通信端末機器の販売・買取及びレンタル事業を行っております。なお、「情報通信関連事業」については、2025年3月25日付でReYuu社の一部株式を譲渡しており譲渡日をもって当社の連結範囲から除外されていることから事業内容に関する記載を省略いたします。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 セグメント名称   主要な事業及びサービス (1)DXクラウド事業   オンラインビジネスのコンバージョン率(成約率)向上を実現するWebマーケティング支援サービス「NaviCastシリーズ」、オンライン本人確認サービス「ProTechシリーズ」を提供するSaaS事業 (2)広告・メディア事業   IT関連情報メディア及び金融情報メディア等のメディア事業 (3)投資関連事業   国内外における技術ベンチャー企業への投資事業 (1)DXクラウド事業 ① NaviCastシリーズ 「NaviCastシリーズ」は、Webサイト最適化技術により企業の運営するWebサイトのコンバージョン率(成約率)を高めるクラウドサービスです。主力サービスである「フォームアシスト」は、EFO:入力フォーム最適化市場で10年連続シェアNo.1(※1)を獲得し、金融機関を中心としたお客様に対して、ウェブ解析士の資格を有するコンサルタントによる改善効果の高い提案により、付加価値の高いサービスを提供しております。 ※1 ITR「ITR Market View:メール/Web/SNSマーケティング市場2024」入力フォーム最適化市場規模推移および予測(2014年~2023年度予測・売上金額) ② ProTechシリーズ 「ProTechシリーズ」は、Webサイトにおける不正なログインやなりすまし等を防止するセキュリティ強化、入力ミスによる機会損失や本人確認における書類不備を防ぐことで、お客様のコンバージョン(成約)獲得のベネフィットを最大化するクラウドサービスです。オンライン本人確認/eKYC サービス「ProTech ID Checker」はメガバンクをはじめとする金融機関、中古品買取事業者等の古物商、法律事務所、レンタルショップ、通信キャリア、シェアリングエコノミー関連、マッチングアプリ、暗号資産取引サービス、Web3.0関連サービスなど幅広い業界でご導入いただきました。直近では、通信キャリアや金融機関等に向けて、運転免許証を用いた本人確認だけでなく、マイナンバーカードのICチップを活用した本人確認の導入が拡大しております。2027年4月から、ネット銀行やクレジットカードの本人確認がマイナンバーカードのICチップを読み取る方法に原則一本化されることから、今後もマイナンバーカードを活用した本人確認は拡大していくものとみられます。2024年7月にはあらゆる書類の読み取りが可能な「ProTech AI-OCR」をリリースしており、順調に販売を拡大しております。 (2)広告・メディア事業 ① オウンドメディア運営 オウンドメディア運営は、スマートフォン関連ニュース系メディアを主軸コンテンツとして、プログラミングスクール紹介、英会話スクール比較等のテーマで展開するメディア「ショーケース プラス」を運営しております。新領域メディアの展開やチャネルの拡大により、さらなる売上成長を目指してまいります。 ② 広告関連サービス 広告関連サービスは、従来から提供してきた運用広告関連サービスに加え、顧客のニーズに合わせたSNS広告運用サービスを提供しております。 (3)投資関連事業 投資関連事業を手掛ける子会社「株式会社Showcase Capital」は、高い成長ポテンシャルを持つ技術ベンチャーへの出資など投資関連事業を行っております。 当社グループの事業の系統図は次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,671字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・コアバリュー・事業コンセプト 当社グループは、2015年3月19日に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2016年12月21日に東京証券取引所市場第一部へ市場変更いたしました。そして、2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場に移行いたしました。Webマーケティングの分野においては、独自の特許技術に基づく自社製品を数多くリリースし、多くの素晴らしいお客様とのご縁をいただきました。 そして2019年4月から、「おもてなしテクノロジーで人を幸せに」をコアバリューとし、商号を株式会社ショーケースとして新たなスタートを切りました。また、ステークホルダーの皆様に事業戦略がより伝わりやすいよう、ビジネスコンセプトを「企業と顧客をつなぐDXクラウドサービス」に一新いたしました。 自社独自のSaaSテクノロジーで多様なビジネス課題を解決し、絶え間ない機能進化と確かな信頼で、顧客の持続的な成長を支えるパートナーを目指します。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標達成状況を判断するために、売上高成長率を重要な経営指標として位置付け、各経営課題に取り組んでおります。営業利益及び当期純利益については、経営上の目標達成のための戦略的投資や外部環境変化に応じて経営をコントロールするための指標として位置付けるとともに、中長期的な拡大を目指しております。 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題 そのために、当社グループは、以下の7点を主な経営の課題として認識しております。 ① 既存事業の収益の拡大 当社グループは、インターネットを通じてのサービス提供を主な収益基盤の事業としており、これらの事業の安定的・持続的な発展が不可欠なものであると考えております。そのためにも継続的なユーザビリティの改善や、安定的なサービス提供及び調達環境が必須であります。これらの実現のため、既存事業においては、機能面の継続的な改善や保守管理体制の強化に加え、組織・営業体制の再構築と強化を図ることで信頼性を向上させ、顧客獲得増加を目指します。また、新規事業・新商品開発においては、業界動向の注視とクライアントの潜在需要の迅速な把握に努め、商品戦略の確立やパートナー企業との連携による新ビジネスの創出を積極的に推進します。これらの取り組みを通じて、事業規模の拡大と新たな収益源の確保を図ることで、収益基盤の拡大を行ってまいります。 ② 認知度の向上 当社グループは、収益基盤強化のため、オンライン手続きプラットフォームサービス「おもてなしSuite」、Webマーケティングの最適化サービス「NaviCastシリーズ」やオンライン本人確認サービス「ProTechシリーズ」、その他サービスの認知度の向上を図ることが必要であり、これらの認知度向上は新規の顧客開拓や優秀な人材の確保に寄与するものと考えております。当社グループとしましては、広報活動やセミナーのほか地方金融機関や自治体を対象としたマーケティングを継続して実施することにより認知度向上を目指してまいります。 ③ アライアンスによるシナジー創出 当社グループは、急激な事業環境の変化に対応し、競合他社に比べて更なる収益の拡大を図るために、事業規模の拡大と新たな収益源の確保が必須であると考えております。そのため、業界の動向を注視しつつ、また、クライアントの潜在需要をいち早く読み取り、商品戦略の確立や、パートナー企業との提携による新たなビジネスの創出等、新規事業及び新商品開発に積極的に取り組むことで、更なる収益基盤の拡大を推進してまいります。 ④ 情報セキュリティ体制の強化 当社グループは、インターネットを通じてサービスを提供することを主な事業としております。強固なセキュリティを確保しつつ安定的なサービスを維持・継続するには、サービス提供に係るシステムの安定的な稼働が重要であると認識しております。今後も引き続き、技術的セキュリティ向上のみならず、組織全体のマネジメント体制も含め、情報セキュリティ体制の継続的な改善に努めてまいります。 ⑤ 技術革新への対応 当社グループは、生成AIやインターネットサービス、スマートフォン等の技術革新に対して適時に対応を進めることが、事業展開上重要な要素であると認識しております。業界内の主要ベンダーや技術コミュニティから発せられる最新情報を定期的に入手するほか、クライアントの潜在需要を自社製品に迅速に反映することでサービスの先進性や安定性を確保していく方針であります。また、グループ企業をはじめとするパートナー企業との連携強化や、アライアンスへの取り組みに注力することで、技術革新に対応できる体制強化に取り組んでまいります。 ⑥ 人材の確保 当社グループが今後更に事業を拡大していくためには、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると考えております。特に技術者の採用においては、他社との獲得競争が激しさを増し、今後も安定した人材確保には厳しい状況が続くものと思われます。採用市場における認知度向上により、競争力の強化を図るとともに、魅力のある職場環境を構築し、社員の能力やモチベーション向上に資するため、研修制度の強化、福利厚生の充実、人事制度の整備・運用を進めてまいります。 ⑦ ガバナンス体制の強化 当社は、2024年12月にAIフュージョンキャピタルグループ株式会社(東証スタンダード、以下「AIF社」といいます。)の子会社となりました。こうした状況から、当社の事業運営における独立性を担保しつつも、グループ内のガバナンス強化を十分に行うことで、株主価値向上を目的としたグループ一丸となった経営戦略の遂行に努める方針です。具体的な取り組みとして、少数株主の利益を保護するため、支配株主との利益相反リスクについて適切に審議・検討することを目的として、2025年3月27日より特別委員会を設置いたしました。今後も、企業の社会的責任を果たすための取り組みや、企業経営のリスクに対応するための内部統制システムの構築及び運用についても、一層の強化を図ってまいります。
事業等のリスク4,117字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項を以下に記載しております。以下の記載のうち将来に関する事項については、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 なお、物価上昇に伴う原価高騰、不安定な為替相場や米国の政策動向等、今後の状況の経過により当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (1)関連市場及びサービスに関連するリスクについて 当社グループは、Webマーケティングに関連したDXクラウド事業、広告・メディア事業、投資関連事業を展開する企業です。当社グループはインターネット上におけるサービス提供を中核事業としており、事業の拡大においてはインターネット関連市場の更なる拡大が必要であると考えております。しかしながら、インターネット関連市場に対する新たな規制や技術革新等の要因により、市場の拡大が困難となった場合や新規参入企業との競争が激化した場合、知的財産権の侵害等があった場合には、当社グループの収益力等が低下し経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 自社で蓄積したノウハウや、サービスの技術的開発力、市場ニーズをいち早く汲み取ること等によって、サービスの優位性を強化しリスク低減に努めております。 また、サービスを安定的に供給するために、クラウドサービスへのサーバーの設置、定期的なバックアップ、稼働状況の常時監視及び脆弱性診断等により、システムトラブルの事前防止及び回避に努めております。 これらの対策に努めているものの、自然災害や事故などにより通信ネットワークの遮断又は障害が生じた場合、急激なアクセス増加による負荷の増大によってサーバーが停止した場合には、当社グループがサービスを提供することができなくなり、売上高の減少、システムコストの増加、信頼性の低下等の可能性があります。 (2)技術革新について 当社グループが事業を展開する上での土台となるIT及びインターネット関連業界は、極めて早いスピードで技術革新が続いております。それに応じた業界標準及び利用者ニーズが急速に変化するため、当社グループにおきましては、それらの技術革新による急速な変化に対応すべく、先端技術の知見やノウハウの蓄積、更には優秀な技術者の採用を推進する等、積極的な対応に努めております。 これらのリスクの顕在化を未然に防ぐため、先端技術の台頭や動向に十分留意するとともに、継続的なシステム投資及び技術者の能力向上に努めておりますが、技術革新への対応が遅れ、当社グループの技術的優位性やサービス競争力の低下を招いた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制及びコンプライアンス体制に関するリスクについて 当社グループの事業を規制する主な法規則として、「電気通信事業法」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等、また個人情報の取扱いなどについては、「個人情報の保護に関する法律」等があります。インターネットの利用や関連するサービス及びインターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等の規制や既存法令等の解釈変更がなされた場合には、当社グループの事業が制約を受ける可能性があります。これらの規制等に従うため、コンプライアンス体制の整備、運用及び改善に努めております。また、プライバシーマーク及び情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」、「ISO27017」の認証を取得・更新しており、当該公的認証に準拠した規定・マニュアルの整備・運用を行うことで、情報管理体制の強化に努めております。引き続き、細心の注意を払い、関連諸法令遵守に努め、情報漏洩防止に取組み、リスクの低減に努めてまいります。これらの対策に努めているものの、コンプライアンス体制の整備の遅れ等によって適切に対応ができず、これらの規制等への違反・抵触が生じ、監督官庁等から処分や指導を受け、当社グループの社会的信用の失墜又は損害賠償請求の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)情報セキュリティについて 当社グループの事業においては、サービス利用において、ユーザー企業等にかかる個人情報や機密情報が含まれており、これらの情報にかかるデータ等を取り扱っております。 当社グループは、役職員に対する個人情報取扱いにおける研修の実施、システム上のセキュリティ対策やアクセス権限管理の徹底に加え、プライバシーマーク及び情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」、「ISO27017」の認証を取得・更新しており、当該公的認証に準拠した規定・マニュアルの整備・運用を行うことで、情報管理体制の強化に努めております。また、一部クラウドサービスでは情報セキュリティ面の管理体制が有効であることを評価する「SOC2 Type2報告書」を取得し、リスクの低減に努めています。 なお、当社グループでは、第三者からの不正アクセス攻撃に備えて、サーバーシステム及びソースコードに対するセキュリティ対策を講じることで、情報の漏洩防止にかかわる強化を図っております。また、様々な事業上の各種情報の管理・保管等に関して、規定の策定、社内ネットワークの監視、業務従事者に対する教育、役職員からの誓約書の提出、業務委託先企業に対する管理監督、その他情報セキュリティの確保を継続的に行っております。 しかしながら、このような対策をとっているものの、万が一、外部からの不正アクセス、システム運用における人的過失、その他想定外の事態の発生により情報等が社外に流出した場合、当社グループの社会的信用の失墜又は損害賠償請求の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)経営体制に関するリスクについて 当社の代表取締役社長である松本高一を筆頭に、監査等委員である取締役を含めて、経営陣は当社の事業運営に必要なスキルを持ち合わせた人材を取締役に選任しております。今後も事業環境や、成長戦略にあわせた人材登用をすすめていく予定ではありますが、何らかの理由により、当社の経営陣による事業運営が困難となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材の確保に関するリスクについて 当社グループが今後の更なる事業拡大を図るためには、営業、開発、管理をはじめとする各部門において、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると認識しております。 当社グループにおいては、積極的な採用活動への注力及び社内教育体制の構築等、優秀な人材の確保と育成を行いリスク低減に努めているものの、計画どおりに人材の採用や育成、又は、事業拡大に応じた管理体制の構築が進まなかった場合、想定どおり事業拡大ができない可能性、採用コストの増加の可能性等があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害・未知の感染症に関するリスク 当社グループでは、新型コロナウイルス感染症や未知の感染症が発生した場合には国内外経済に悪影響が及び、当社グループの経営成績及び財政状態へも悪影響を及ぼす可能性があります。 その他、大地震等の自然災害及び火災等により、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合や予期できない経済又は社会活動の行動変容が起こった場合、当社グループの事業継続、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは感染症リスクへの社内対策として、新型コロナウイルス感染症拡大以降、従業員の健康を守りつつ、非対面営業体制の確立やデジタルマーケティング等の生産性の向上につなげるための施策を講じております。また、災害対策におきましては、BCPに則り災害時の対策フローを確立し、災害時にも事業継続ができる対策を講じ、リスクの低減に努めております。 (8)継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、情報通信関連事業において新型コロナウイルス感染症拡大に伴う調達難等の影響を受け、営業キャッシュ・フローは2022年12月期から当連結会計年度まで4期連続してマイナスとなりました。これにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループは、当該状況を解消すべく、業績及び営業キャッシュ・フローの改善に向けた施策を推進してまいりました。 その結果、当連結会計年度においては、営業利益126,570千円(前連結会計年度は営業損失165,842千円)、営業活動によるキャッシュ・フローは△13,560千円(前連結会計年度は△672,970千円)となり営業利益及び営業キャッシュ・フローが大幅に改善いたしました。 資金面につきましては、2024年12月13日付の第三者割当増資(677,418千円)に加え、2025年3月25日にReYuu社の株式の一部譲渡(譲渡金額1,267,000千円)により、安定的な手元流動性を確保いたしました。これらの資金を活用し、借入金の繰上げ返済(320,012千円)を実施したほか、余資運用として親会社であるAIフュージョンキャピタルグループ株式会社への貸付(1,000,000千円)を行っております。この結果、当連結会計年度末の現金及び預金は727,674千円となりました。 以上の結果、事業活動の維持拡大に必要な運転資金及び設備資金の調達は今後も十分可能であり、業績も回復基調にあることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,445字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度は、決算期変更の経過期間であり、2025年1月1日から2026年3月31日までの15ヶ月間の変則決算となっております。このため、前年同期との比較は行っておりません。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しとともに、省力化やAI関連需要を中心とした旺盛な設備投資を背景として、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、円安や原材料・エネルギー価格の高止まりが物価を押し上げており、中東情勢の深刻化から先行きについても非常に厳しい状況が予想されます。 当社グループでは、「おもてなしテクノロジーで人を幸せに」をコアバリューに据え、「企業と顧客をつなぐDXクラウドサービス」をコンセプトに事業を推進しています。 当社グループが事業展開する主要マーケットにおいては、新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、リモートワーク等の働き方改革、デジタルトランスフォーメーション(以下、「DX」という)への取り組みが多くの企業で進められております。また、インターネットやスマートフォンなどのデバイスを活用した本人確認を安全かつ効率的に進めるためのオンライン本人確認(eKYC等)やマイナンバーカードを利用した公的個人認証サービス(JPKI:Japanese Public Key Infrastructure)、多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)、等のニーズを受け、非対面取引に関する市場が急拡大しております。2027年4月には、犯罪収益移転防止法の改正が予定されており、市場のさらなる拡大が期待されます。 今後も、これらの成長市場に対して、当社グループの培ったユーザビリティの高い技術を活用し、社会の”不”を解消する価値の高いサービスを積極的に提供してまいります。 なお、連結子会社は投資関連事業を行う株式会社Showcase Capitalの1社となります。 また、情報通信関連事業を行うReYuu Japan株式会社(東証スタンダード:9425 以下、「ReYuu社」という)については、2025年3月25日付の株式譲渡により連結の範囲から除外しておりますが、第1四半期連結会計期間までの損益計算書は連結しております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (a)財政状態 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,106,766千円減少し、2,379,418千円となりました。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,495,872千円減少し、695,423千円となりました。当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ389,105千円増加し、1,683,994千円となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度における売上高は3,261,341千円、営業利益は126,570千円、経常利益は120,469千円、親会社株主に帰属する当期純利益は850,829千円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <DXクラウド事業> DXクラウド事業は主に、企業のWebサイト分析・解析支援を行う「NaviCastシリーズ」、オンライン本人確認サービスを行う「ProTechシリーズ」で構成されております。 NaviCastシリーズについて、当社の基盤サービスであるEFOツール「FormAssist」は、入力フォーム最適化市場:ベンダー別売上金額シェアで10年連続(2014~2023年度予測)No.1を獲得しました(※1)。また、2025年2月より、撮影した書類の文字データを読み取り自動で入力フォームへ反映させるサービス「NaviCast AI-OCR」の提供を開始するなど、堅調に推移しております。 ※1 出典:ITR「ITR Market View:メール/Web/SNSマーケティング市場2024」入力フォーム最適化市場規模推移および予測(2014年~2023年度予測・売上金額) ProTechシリーズについて、オンライン本人確認/eKYCサービス「ProTech ID Checker(プロテック アイディー チェッカー)」の利用企業はメガバンクをはじめとする金融機関、中古品買取事業者等の古物商、通信キャリアなど多岐に亘っており、累計の導入社数は400社を突破いたしました。2026年4月の携帯電話不正利用防止法改正・施行、2027年4月の犯罪収益移転防止法の施行を背景に着実に伸長しております。 また、2025年2月にはマイナンバーカードに関連する様々なICアプリケーションを一括管理・利用できる公的認証スーパーアプリ「ProTech マイナンバーIC認証」の提供を開始いたしました。デジタル庁のマイナンバーカード・インフォ(※2)でも紹介されております。昨今のサイバー攻撃の高度化を背景に、情報セキュリティ対策の重要性が一層高まる中、当社ではお客さまのデータ保護を最優先事項と捉え、国際的なセキュリティ基準である「SOC 2® Type 2」の取得が完了しました。これに伴い、さらなる厳格なセキュリティ管理体制の構築を図ると共に、収益構造の改善も同時に進めてまいります。 ※2 出典:令和7年4月18日 デジタル庁 マイナンバーカード・インフォ(民間事業者向け)vol.77 以上の結果、DXクラウド事業全体における売上高は1,376,225千円、セグメント利益(営業利益)は533,957千円となりました。 <広告・メディア事業> オウンドメディアにおいては、主力となるスマートフォン情報メディアをはじめとして、複数のライフスタイル情報等の比較メディアを中心に、様々なSEOメディアを運用しております。また、広告関連サービスにおいては、従来から提供してきた運用広告関連サービスに加え、顧客のニーズに合わせたSNS広告運用サービス等を提供しております。広告・メディア事業では前連結会計年度比での伸び率は緩やかであるものの、安定的に売上および営業利益を創出しております。 以上の結果、広告・メディア事業全体における売上高は341,911千円、セグメント利益(営業利益)は61,710千円となりました。 <投資関連事業> 投資関連事業を手掛ける株式会社Showcase Capitalは、当連結会計年度において、ファンドの分配収益が拡大し前年同期比で大幅な増収増益となりました。 このほか、ReYuu社が行う第三者割当方式による新株予約権を引き受けるなど、新たな純投資を進めております。 以上の結果、投資関連事業全体における売上高は182,755千円、セグメント利益(営業利益)は74,904千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ506,140千円減少し、727,674千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な変動要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、13,560千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益862,311千円、減損損失136,351千円、仕入債務の増加額123,589千円等の増加要因があった一方で、関係会社株式売却益900,196千円、棚卸資産の増加額197,490千円等の減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、56,982千円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入1,092,971千円等により資金を獲得した一方で、関係会社貸付けによる支出1,000,000千円、無形固定資産の取得による支出102,021千円等により資金を使用したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、430,596千円となりました。これは主に、短期借入れによる収入200,000千円により資金を獲得した一方で、短期借入金の純減少額200,000千円、長期借入金の返済による支出403,011千円等により資金を使用したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 (1)生産実績 当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (2)受注実績 当社グループのサービスは、受注から納品までの期間がきわめて短いため、記載を省略しております。 (3)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円) DXクラウド事業   1,368,345 広告・メディア事業   303,811 投資関連事業   179,537 情報通信関連事業   1,379,904 その他   29,742 合計   3,261,341 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満の相手先については、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社インターネットイニシアティブ   1,260,749   20.3   -   - 株式会社オプテージ   1,031,449   16.6   396,809   12.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態の分析 当連結会計年度において、株式を一部売却したことに伴い、ReYuu社を連結の範囲から除外しております。連結除外の主な影響として、のれんを除く資産合計が2,005,234千円、のれんが109,102千円、負債合計が1,145,929千円、非支配株主持分が494,873千円減少し、投資有価証券が179,500千円、利益剰余金が77,068千円増加しております。以下では、当該影響を含めて記載しております。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,106,766千円減少し、2,379,418千円となりました。これは主に、関係会社短期貸付金が1,000,000千円、投資有価証券が103,153千円増加した一方で、現金及び預金が506,140千円、売掛金が535,552千円、商品が844,174千円、のれんが122,740千円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,495,872千円減少し、695,423千円となりました。これは主に、短期借入金が400,000千円、長期借入金(1年内返済予定を含む。)が869,681千円、流動負債のその他が83,271千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ389,105千円増加し、1,683,994千円となりました。これは主に、非支配株主持分が498,994千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及びReYuu社の連結除外による影響により利益剰余金が927,897千円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は70.8%(前連結会計年度末は22.8%)となりました。 (b)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、中核事業であるDXクラウド事業のストック売上(サブスクリプション売上)の向上、既存顧客へのコンサルタントによる追加提案売上、オンライン本人確認/eKYCサービス「ProTech ID Checker」や企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite」の販売数増加、DX支援開発による受託開発案件の納品、「ショーケース プラス」の販売送客アフィリエイト収益、リユースモバイルの販売・レンタル等により、3,261,341千円となりました。 (営業利益) 売上原価は、1,676,120千円、販売費及び一般管理費は1,458,650千円となりました。 この結果、営業利益は126,570千円となりました。 (経常利益) 受取利息11,571千円、為替差益3,850千円、貸倒引当金戻入額5,267千円、支払利息16,512千円、棚卸資産除却損3,824千円、支払手数料4,282千円等が発生したことにより、経常利益は120,469千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 関係会社株式売却益900,196千円、減損損失136,351千円等が発生したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は850,829千円となりました。 (3)資本の財源及び資金の流動性 ① キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ② 資金需要 当社グループの主な運転資金需要は、今後の成長基盤となる開発人員・営業人員に対する投資及び開発に係る業務委託や広告宣伝費などであります。また、主な投資資金需要は、外部リソースを積極的にグループに取り入れるためのM&Aやベンチャーキャピタル投資における新規案件への投資に係るものであります。 ③ 財務政策 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保すること、将来の不確実性に備えて比較的厚めのキャッシュポジションとすることを基本方針としております。そのうえで、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を、投資資金や長期運転資金の調達につきましては金融機関からの長期借入や第三者割当増資による調達を行う方針であります。 (4)経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、外部要因と内部要因に大別されます。 外部要因としては、自然災害によるサーバー停止、インターネット関連市場の新たな規制や技術革新、競合他社との競争激化、法的規制の変化等により影響を受ける可能性がありますが、このような環境下において、当社グループの売上は堅調に推移しております。 内部要因としては、システム障害、コア事業であるDXクラウド事業への依存、特定人物への依存、優秀な人材の確保や育成、情報漏洩による情報セキュリティの管理等の影響を受ける可能性がありますが、組織体制の整備及び内部管理体制の強化により、これらのリスク要因に対応するよう努めてまいります。 (5)経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりでありますが、収益拡大のためには既存事業の拡大及び認知度の向上のための広報活動やマーケティング、新規事業及び新商品の開発や投資事業によるシナジー創出が必要不可欠であると認識しております。そのためには、優秀な人材の確保や組織体制の整備をこれまで以上に強化し、これらの課題に対して企業価値向上を図るべく、当社グループ経営陣は最善の事業戦略を立案するよう努めてまいります。 (6)経営戦略の現状と見通し 当社グループは、企業のWebサイト分析・解析支援を行うDXクラウド事業を中心に、広告・メディア事業、オンライン本人確認/eKYCやDX支援開発などの事業を通じて、企業価値の向上に取り組んでまいりました。今後、インターネットやスマートフォンなどのデバイスを活用した本人確認は、安全性の強化や手続きの簡素化・効率化、また、法改正にも後押しされ、市場のさらなる拡大が期待されます。このような経営環境下において当社グループは、より積極的なサービスの充実と販売活動の強化をすることで事業拡大が可能であると判断しております。 さらに、親会社のAIF社グループ各社とシナジーの創出を図るなど、さらなる業績拡大と企業価値の向上に取り組んでまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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