概要
株式会社POPERは2015年に設立され、教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」を中核とする企業である。学習塾を中心にバックオフィスのデジタル化を支援し、2022年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年10月期の売上高は14億円、従業員数85名、有料契約企業数は1,939社に達する。
教育現場の業務効率化を支えるSaaS事業
POPERの事業は、教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム事業の単一セグメントである。中核サービス「Comiru」は、学習塾等のバックオフィス業務(請求書作成、成績管理、保護者コミュニケーション等)をデジタル化し、講師が本来の「教える」業務に集中できる環境を提供する。収益は主に月額利用料(生徒ID数×単価)で構成され、2025年10月期の売上高は14億円、営業利益2億円を計上した。売上高の約90%を「Comiru」が占め、成長の牽引役となっている。
直販比率97%の強固な顧客接点
同社の販売体制は直販が主体で、売上高の97%を自社営業で獲得する。このため顧客ニーズを迅速に製品開発へ反映できる強みを持つ。顧客基盤は学習塾が約90%を占めるが、英会話教室やプログラミング教室などの習い事領域、学校法人への展開も進む。2025年10月期末の有料契約企業数は1,939社(前年比14.8%増)、課金生徒ID数は505千ID(同13.6%増)と拡大基調にある。
M&Aと新サービスで広がるサービス群
POPERは「Comiru」を基盤に機能拡張サービスを積み重ねてきた。2020年にオンライン授業支援「ComiruAir」と講師労務管理「ComiruHR」をリリース。2024年5月には株式会社ティエラコムより学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」の事業を承継し、顧客基盤を拡大した。2025年1月には請求・決済管理サービス「ComiruPay」を投入し、フィンテック領域へ進出。決済手数料収入という新たな収益源の創出と、顧客のスイッチングコスト向上を図る。
少子化下のDX需要を捉える市場環境
教育業界は少子化と労働力不足に直面し、ICT活用による生産性向上が急務である。政府のGIGAスクール構想を追い風に、民間教育の業務管理市場は500億円、ICT市場全体では3,500億円超のポテンシャルがあるとされる。特に中小塾ではアナログ作業が多く、システム導入余地が大きい。POPERは「Comiru」を軸に、教育業界におけるリーディングカンパニーとして市場を牽引する立場を目指している。
業界の中での役割は教育業界向けSaaSプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01教育主力
学習塾・予備校などの教育事業者向けに、バックオフィス業務の効率化と保護者とのコミュニケーション強化を実現するSaaS型業務管理プラットフォームを提供。煩雑なアナログ業務をデジタル化し、講師の生産性向上を支援する。
- Comiru
- 教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム。請求書作成、成績管理、保護者連絡、入退室管理など15機能を提供し、バックオフィス業務を効率化する。月額300円/IDから利用可能。
- ComiruAir
- オンライン授業および自宅学習を支援するSaaS。個別指導に近い画面共有や動画レッスン、学習履歴管理などを行い、Comiruと連携する。
- ComiruHR
- 講師のシフト管理や給与計算を支援する労務管理SaaS。教育業界特有の勤務体系に対応し、シフト調整や給与支給額の自動算出を行う。
- ComiruPay
- 教育事業者の請求・決済業務を効率化する口座振替サービス。業界最安値水準の手数料で決済コストを削減し、保護者の口座登録もオンラインで完結できる。
- BIT CAMPUS
- 大手学習塾のノウハウを活かした学習塾経営支援システム。営業支援、事務処理自動化、データ分析機能を提供し、経営の効率化を支援する。
製品と技術
中核サービス「Comiru」が提供する機能群
「Comiru」は学習塾のバックオフィス業務を包括的にカバーするSaaSプラットフォームである。主な機能は、①保護者向けコミュニケーション(専用アプリ・LINE連携、指導報告書、入退室管理、面談予約)、②業務改善(請求書自動作成、口座振替・カード決済、成績管理、座席管理、学習進捗管理、分析・アラート)、③生徒集客(見込み顧客管理、口コミ収集、Web申込フォーム)の3分野に分かれる。生徒ID数に応じた従量課金で、契約企業は1,939社、課金ID数は505千IDに達する。プランは無料の「Comiru FREE」、中小向け「Comiru BASIC」、大手向け「Comiru PRO」の3段階を用意し、顧客規模に応じた価格設定を行っている。
オンライン授業と労務管理を支える拡張サービス
「ComiruAir」はオンライン授業・自宅学習支援サービスで、通常のWeb会議ツールでは難しい個別指導に近い画面共有や、自動レッスン通知、動画教材配信・理解度テスト機能を持つ。「ComiruHR」は講師のシフト管理、給与計算アシスト、コミュニケーションを効率化する。いずれも「Comiru」と連携し、教室運営のデジタル化を一貫して支援する。ComiruAirは利用教室数と利用時間、ComiruHRは講師ID数に応じた月額課金で、既存顧客へのアップセル・クロスセルを促進する役割を担う。
決済DXとM&Aで獲得したBIT CAMPUS
「ComiruPay」は2025年1月にリリースした請求・決済管理サービスで、口座振替とクレジットカード決済を低手数料(58円/件)で提供。保護者はスマホから24時間口座登録でき、教育事業者の事務負担を軽減する。導入速度は速く、リリースから約9ヶ月で申込社数405社を達成した。一方、2024年5月に承継した「BIT CAMPUS」は、長年の実績を持つ学習塾経営支援システムであり、大手塾向けの機能を備える。このM&AによりPOPERは強固な顧客基盤と幅広いユーザーニーズへの対応力を獲得し、自社サービスとの統合によりプラットフォーム価値を高めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
情報通信で小規模、急成長中の新興
POPERは売上高10億円強の情報通信企業で、直近2期で売上高が8億円から14億円へと急成長している。同業他社のソラコムやハッチ・ワークと比較すると、規模はまだ小さく、スタートアップ段階にある。しかし、営業利益率も9%から14%に改善しており、成長軌道に乗っている。ライバルであるVR AIN SolutionやCocoliveはAIやライブ配信など異なる分野に特化しているが、POPERは特定のニッチ市場で急成長を遂げている。今後の市場拡大とともに、さらなる成長が期待されるが、規模の拡大と収益の安定化が課題である。
強み
- 売上高が直近2期で8億円から14億円へと大幅に拡大している。
- 営業利益率が9%から14%に改善し、利益率が高まっている。
- 特定分野に特化し、競争の少ない市場で事業を展開している。
- 小規模組織を活かし、意思決定が速く変化に適応しやすい。
課題
- 売上高14億円と未熟で、大手企業との競争力に課題がある。
- 成長初期のため、収益が変動しやすく安定性に欠ける。
- ニッチ市場の需要が今後も続くか不確実で、リスクが伴う。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がPOPER
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4394エクスモーション | 20億円 | 27.7倍 |
| 2 | 3998すららネット | 20億円 | — |
| 3 | 3928マイネット | 20億円 | — |
| 4 | 4444インフォネット | 20億円 | — |
| 5 | 4178Sharing Innovations | 20億円 | 29.6倍 |
| 6 | 5134POPER | 19億円 | 33.8倍 |
| 7 | 550Aソフトテックス | 19億円 | 9.0倍 |
| 8 | 9444トーシンホールディングス | 19億円 | — |
| 9 | 3909ショーケース | 19億円 | 2.0倍 |
| 10 | 4020ビートレンド | 19億円 | — |
| 11 | 2345HODL1 | 19億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
渋谷で創業、Comiruのリリース(2015年)
2015年1月、東京都渋谷区に株式会社POPERが設立された。同年12月、教育事業者向けのSaaS型コミュニケーション&業務管理プラットフォーム「Comiru」をリリース。創業時から学習塾の現場が抱えるアナログ業務の課題に着目し、保護者連絡や請求管理をデジタル化するサービスを提供し始めた。
本社移転を伴う業容拡大(2017年~2019年)
2017年2月、埼玉県さいたま市中央区に本社を移転し、人員増強に対応。2019年10月には東京都中央区へ再移転し、事業拡大を加速した。この間、Comiruの機能拡充と顧客獲得に注力し、売上高は2019年10月期の1億円から2020年10月期には3億円へと成長した。ただし、開発投資が先行し、当期純損失は2億円を計上している。
新サービス投入と黒字化への布石(2020年~2021年)
2020年8月、オンライン授業・自宅学習支援「ComiruAir」、同年12月には講師労務管理「ComiruHR」をリリース。サービスラインアップを拡充し、教育現場のDXを多角的に支援する体制を整えた。2021年6月には大手塾向け基幹システム「ComiruPRO」を投入。売上高は2021年10月期に4億円と順調に伸びたが、依然として開発投資が収益を圧迫し、純損失は2億円が続いた。
東証グロース市場への上場(2022年)
2022年11月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。資本調達を通じて開発・営業体制を強化し、成長を加速した。上場後の2023年10月期には売上高8億円、営業利益は公表されていないが純利益は0億円と赤字から脱却。2024年10月期には売上高11億円、営業利益1億円、純利益1億円と黒字定着を示した。
M&AでBIT CAMPUSを承継、ISO認証取得(2024年)
2024年4月、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」認証を取得。同年5月には株式会社ティエラコムより学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」の事業を会社分割で承継。これにより顧客基盤を拡大し、サービスの相互補完効果を狙った。M&Aの統合効果が業績に寄与し、2025年10月期の売上高は14億円、営業利益2億円、純利益1億円と過去最高を更新した。
創業10周年、ミッション刷新とComiruPay投入(2025年)
2025年1月、創業10周年を機にミッションを「『教える』をなめらかに~みんなの“かわる”に寄り添う~」へ刷新。同時に教育事業者向け請求・決済管理サービス「ComiruPay」をリリースし、フィンテック領域へ本格参入。同サービスは導入初年度末で申込社数405社と順調な滑り出しを見せ、既存顧客の決済コスト削減とロイヤリティ向上に貢献している。
年表11件を開く
2010年代
- 2015年1月創業東京都渋谷区に株式会社POPER設立
- 2015年12月SaaS型教育事業者等専用コミュニケーション&業務管理プラットフォーム「Comiru」リリース
- 2017年2月業容拡大のため、埼玉県さいたま市中央区に本社移転
- 2019年10月業容拡大のため、東京都中央区に本社移転
2020年代
- 2020年8月教育事業者等に特化したオンライン授業・自宅学習支援サービス「ComiruAir」リリース
- 2020年12月教育事業者等向け講師労務管理・講師コミュニケーションサービス「ComiruHR」リリース
- 2021年6月大手教育事業者等向け基幹システム機能を提供する「ComiruPRO」をComiruの新プランとして リリース
- 2022年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年4月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC 27001:2013(JIS Q 27001:2014)」の認証を取得
- 2024年5月株式会社ティエラコムの「BIT CAMPUS」事業を会社分割(簡易吸収分割)により承継
- 2025年1月教育事業者等向け請求・決済管理サービス「ComiruPay」リリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
顧客基盤の拡大
主力サービス「Comiru」を軸に、デジタルマーケティングやインサイドセールスの高度化、大規模カンファレンスの開催等により、学習塾市場に加え英会話・音楽教室等の習い事市場へも展開を加速し、有料契約企業数を拡大する。
- 02
顧客価値の最大化
プロダクトの多機能化と周辺領域へのサービス拡張(ComiruPRO、ComiruERP、ComiruPay等)により、顧客のライフタイム価値(LTV)を最大化し、エンタープライズ領域でのシェア拡大とARPU向上を図る。
- 03
サービスラインナップ拡充と事業提携
自社開発に加え、他社との業務提携やM&Aも活用し、学習塾向け高付加価値サービスの強化や周辺ソリューションへの展開を非連続なスピードで推進し、収益機会を拡大する。
- 04
組織体制の整備と情報管理体制強化
優秀な人材の採用と従業員が活躍しやすい環境整備、人事制度・カルチャーの推進を行うとともに、情報セキュリティ体制を強化し、顧客情報の保護を徹底する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で85人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は554万円で、2期前と比べて+7.8%。平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年10月 | 514 | 33.3 | 2.9 | 65 | — |
| 2024年10月 | 533 | 34.7 | 3.2 | 78 | 128 |
| 2025年10月 | 554 | 35.7 | 3.7 | 85 | 235 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は14億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+100.0%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 14億円 | 14億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 2億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は7億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 2 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2025年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2025年4Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
| 2026年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年10月期からの7期で、売上は1億円から14億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | 1 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年10月 | 3 | — | −2 | — | −2 |
| 2021年10月 | 4 | — | −2 | — | −2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年10月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年10月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年10月 | 11 | 1 | 1 | 9.1 | 1 |
| 2025年10月 | 14 | 2 | 2 | 14.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高14億円のうち、営業利益として残るのは2億円で14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.6%4億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.3%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年10月期は営業CFが2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は8億円で、売上の6.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年10月 | −2 | 0 | 4 | −2 | 3 |
| 2021年10月 | −2 | 0 | 1 | −2 | 2 |
| 2022年10月 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
| 2023年10月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 |
| 2024年10月 | 1 | −1 | 1 | 0 | 7 |
| 2025年10月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年10月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は70.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | 3 | 1 | 2 | 38.2 |
| 2020年10月 | 4 | 3 | 1 | 59.8 |
| 2021年10月 | 3 | 1 | 2 | 21.6 |
| 2022年10月 | 7 | 4 | 3 | 58.2 |
| 2023年10月 | 9 | 6 | 3 | 72.5 |
| 2024年10月 | 11 | 7 | 3 | 67.5 |
| 2025年10月 | 12 | 9 | 4 | 70.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中221位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥480で、1年前と比べて-62.1%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 33.8倍 |
| PER (会社予想) | 33.9倍 |
| PBR | 2.11倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月末の489円から直近478円へ約2%下落し、直近1ヶ月で9.3%安。25日移動平均線(513円)を下回り、75日線(498円)も下抜けた。52週高値1424円からは約66%下落し、年初来安値圏に接近。RSIは26.5と売られすぎ圏にあり、反発の可能性はある。出来高は散発的で、直近は6千株から1.2万株と低調。週足では下落トレンドが続くが、下値では買いも入りやすい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは33.66倍と業界平均の30.53倍を上回り、予想PERも33.7倍と高水準。PBRは2.1倍で業界平均3.59倍を下回るが、ROE17.4%を考慮するとPBRは割安感がある。ただし無配当で、業界平均配当利回り3.22%と比べると見劣りする。収益は増加傾向だが、成長性に見合うか疑問。総合的にPERの高さが重しとなり、やや割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 33.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 33.9倍 | — |
| PBR | 2.11倍 | 2.96倍 |
| ROE | 17.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、成長の持続性と収益性の改善が続くかである。強気派は、売上高が3期連続で増加し、営業利益率が9%から14%へ上昇した点を評価する。また、時価総額が小さく、成長余地があると見る。一方、弱気派は、事業の競争優位性が明確でなく、競合との差別化が不透明と指摘する。株価が1年で60%下落したことも、市場の懸念を反映している。
- 成長が続く
売上高が3期連続増加。2023年10月期8億→2024年10月期11億→2025年10月期14億円。
- 利益率改善
営業利益率が2024年10月期9.1%から2025年10月期14.3%へ上昇。
- 時価総額が小さい
19億円と小さく、成長余地が大きい。
- 売上高14億円と3期連続増収通年影響中
2025年10月期売上高14億円(前期比27.3%増)。成長軌道が継続
- 営業利益率14.29%へ改善通年影響強
営業利益率は9.09%→14.29%へ5.2pt改善。営業利益2億円
- ROE17.4%で資本効率が高い継続影響弱
ROE17.4%。PBR2.1倍でも成長期待が上回る
- 株価59.9%下落で反転余地不定影響弱
1年で-59.9%。時価総額19億円と小さく買い戻しで急伸も
- 優位性不明
データが乏しく、競争優位性が確認できない。
- 株価下落
1年間で株価は60%下落。市場の信頼が得られていない。
- 利益水準が低い
純利益は1億円程度と小さく、大幅な成長が期待しにくい。
- 純利益1億円と営業益2億円に届かず通年影響中
2025年10月期純利益1億円。営業利益2億円に対し税負担・特別損益
- 無配当で株主還元がない次回株主総会影響弱
配当利回り0%。成長投資優先のため資金流出懸念
- PER33.66倍と成長期待が先行決算発表後影響中
実績PER33.66倍、予想PER33.7倍。利益水準に対し割高
- 時価総額19億円で流動性が低い継続影響弱
時価総額19億円。大口売買で株価が乱高下
- 売上高成長率
- 事業の拡大が続くか確認するには最重要の指標。
- 営業利益率
- 収益性の改善が継続するかを見るため。
- 営業キャッシュフロー
- 実体のある利益かどうかを確認するため。
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ914人。区分でいちばん多いのは個人・その他で62.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.5%を占め、残る79.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 62.6 | 62.7 | 62.9 |
| 事業法人 | 28.3 | 27.4 | 20.4 |
| 外国法人 | 1.2 | 2.7 | 8.7 |
| 証券会社 | 7.4 | 7.0 | 7.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 栗原 慎吾 | 29.45 |
| 02 | 学校法人駿河台学園 | 14.31 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.48 |
| 04 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 6.07 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 4.98 |
| 06 | KVPシード・イノベーション1号投資事業有限責任組合 | 3.72 |
| 07 | 繆 仁軍 | 3.52 |
| 08 | 株式会社マイナビ | 3.05 |
| 09 | 姚 志鵬 | 2.08 |
| 10 | 伊藤 恭 | 2.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-19光通信株式会社新規の大量保有報告1.00%
- 2026-04-07光通信株式会社新規の大量保有報告1.00%-6.48pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+123%、1株純資産は4期で+95%。直近期のROEは17.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | −156 | — | — | — |
| 2020年10月 | −63 | — | — | — |
| 2021年10月 | −56 | — | — | — |
| 2022年10月 | 2 | 113 | 3.3 | — |
| 2023年10月 | 7 | 162 | 5.1 | 85.5 |
| 2024年10月 | 21 | 184 | 12.3 | 25.8 |
| 2025年10月 | 35 | 221 | 17.4 | 24.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/10期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 栗原慎吾 | 代表取締役 | 42 | 1,161,600 |
| 繆仁軍 | 取締役CTO | 40 | 138,900 |
| 林圭介 | 取締役COO | 43 | 13,500 |
| 姚志鵬 | 取締役CFO | 43 | 81,900 |
| 和田圭史 | 取締役 | 43 | — |
| 野口由美子 | 監査役 | 48 | — |
| 伊藤雅浩 | 監査役 | 54 | — |
| 永井文隆 | 監査役 | 49 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 55 | 8 | 63 | 16 |
| 社外監査役 | 3 | 12 | — | 12 | 4 |
| 社外取締役 | 1 | 3 | — | 3 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容12,144字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,287字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,448字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,307字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/11/01-2026/04/30)2026-06-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-26
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-26
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業