本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ラクス

RAKUS Co.,Ltd3923 · Prime · 情報・通信業

企業向けクラウドサービス「楽楽」シリーズとITエンジニア派遣を手掛ける。

概要

ラクスは、大阪市北区に本社を置く情報・通信業の企業であり、中小企業向けのクラウド型業務支援SaaS「楽楽」シリーズを主力とする。2000年の創業以来、経費精算、帳票発行、販売管理などのバックオフィス業務の効率化ツールを自社開発・提供し、サブスクリプション型の安定収益モデルを構築。2026年3月期の売上高は603億円、営業利益173億円に達し、高い成長率と収益性を実現する。また、ITエンジニア派遣事業も手掛けるが、2026年4月に同事業の子会社を譲渡し、今後はクラウド事業に集中する。

クラウド事業とIT人材事業の二本柱

ラクスの事業は、企業向け業務効率化クラウドサービスを提供するクラウド事業と、ITエンジニアに特化した正社員派遣サービスを行うIT人材事業の二つで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、クラウド事業が517億円(全体の85.8%)、IT人材事業が85億円(同14.2%)であり、クラウド事業が収益の大半を占める。ただし、2026年4月1日付でIT人材事業を手掛ける連結子会社の全株式を譲渡したため、提出日以降はクラウド事業の単一セグメントとなる。クラウド事業では「楽楽精算」「楽楽明細」など6つの主力サービスを有し、いずれも月額課金または従量課金のサブスクリプションモデルで収益を得る。

サブスクリプション型の収益と高いROI

ラクスの収益構造は、顧客企業が毎月固定額の利用料を支払うサブスクリプションモデルが中心である。このモデルにより、一度獲得した顧客から継続的に収益を得られるため、高い売上成長率と営業利益率の両立を可能にしている。2026年3月期の営業利益率は28.8%に達し、前期の20.4%から大きく改善した。これは、増収効果に加えて広告宣伝費の最適化などによるものである。また、同社はクラウド事業の累計導入企業数が多数に上り、顧客単価の向上と解約率の低さが収益の安定性を支える。売上高の年平均成長率(CAGR)は2021年3月期から2026年3月期までの5年間で約31%と高い水準を維持した。

38の国と地域に広がる現地化戦略

ラクスの拠点は国内のみならず海外にも拡大している。国内では大阪本社のほか、東京本社、名古屋・福岡・札幌・広島・新潟・静岡の各営業所を展開。海外では、2014年にベトナム・ホーチミン市にRAKUS Vietnam Co., Ltd.を設立し、開発やサポートの現地化を進めた。2024年12月にはインドネシアのIT企業PT. Cipta Piranti Sejahteraに14.9%出資し、2025年4月には同国ジャカルタに100%子会社を設立。これらの海外拠点は、人材の確保やコスト競争力の向上に寄与する。また、2011年には米国サンフランシスコに子会社を設立したが、2015年に全株式を譲渡して撤退している。

開発・営業・CSの連携による継続的改善

ラクスのクラウドサービスは、営業部門やカスタマーサクセス部門が直接顧客の要望を収集し、開発部門にフィードバックするサイクルで改良を重ねている。これにより、ITに不慣れなユーザーでも直感的に使える操作性を実現。また、生成AIの活用にも積極的で、開発効率の向上やサービスへの機能実装を推進している。2025年10月には「メールディーラー」を「楽楽自動応対」に、「配配メール」を「楽楽メールマーケティング」に名称変更し、「楽楽クラウド」ブランドへの統合を進めた。このような顧客視点の取り組みが、競争の激しいSaaS市場での差別化につながっている。

業界の中での役割はクラウドサービスプロバイダー・IT人材派遣事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
603億円
営業利益
173億円
営業利益率
28.7%
純利益
133億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
クラウド事業518億円85.9%160億円30.9%
IT人材事業85億円14.1%13億円15.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業向け業務効率化クラウド主力

経費精算、帳票発行、販売管理、勤怠管理、問い合わせ自動応対、メールマーケティング等の業務効率化クラウドサービスを自社企画・開発・運用。ITに不慣れなユーザーでも直感的に使えることを重視し、営業・CS・開発が連携して改善を継続。

主な製品・サービス6
楽楽精算
経費精算システム。申請から仕訳まで一元管理し、規定違反防止機能も備える。
楽楽明細
帳票発行システム。請求書の電子・郵送・FAX送付を選択でき、作成から送付まで完結。
楽楽販売
販売管理システム。ノーコードでカスタマイズ可能なデータベースとワークフローを提供。
楽楽勤怠
勤怠管理システム。自動アラートで誤りを通知し、有休・残業時間をリアルタイム管理。
楽楽自動応対
問い合わせ自動応対システム(旧メールディーラー)。メール問い合わせを一元管理し、対応漏れを防止。
楽楽メールマーケティング
メールマーケティングサービス(旧配配メール)。属性別配信、開封チェック、効果測定機能を提供。

02IT人材派遣準主力

ITエンジニアに特化した正社員派遣サービス。システム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理の分野で人材を派遣。人材育成ノウハウを活用し、高品質なエンジニアを継続的に供給。

主な製品・サービス4
システム開発派遣
Webアプリケーション開発を中心に、設計からテストまでを支援。
インフラ構築・運用派遣
サーバー・ネットワーク構築、運用設計、保守・監視等を支援。
機械学習派遣
AI・機械学習プロジェクト向けにモデル構築、データ分析等を支援。
品質管理派遣
テスト計画・設計・実施をテスト技法・ツールを用いて支援。

製品と技術

経費精算システム「楽楽精算」

「楽楽精算」は、ラクスのクラウド事業の主力製品であり、経費精算に関わる申請から仕訳までの一連の流れをデータ化する。経費の申請時に規定違反や入力ミスをシステム上で防止する機能を持ち、経理担当者の確認業務を大幅に削減する。累計導入企業数は多く、2026年3月期のクラウド事業売上517億円のうち、同製品が大きなシェアを占める。市場の成熟が進む中でも新規受注を積み上げ、価格改定の効果も寄与して堅調な成長を続けている。

帳票発行システム「楽楽明細」

「楽楽明細」は、請求書をはじめとした帳票発行業務を効率化するシステムである。電子データ・郵送・FAXのいずれかの方法で送付を選択でき、導入のハードルが低い。帳票データを取り込むだけで作成から送付まで完結し、電子発行した請求書の受け取り状況も確認可能。2026年3月期には市場拡大のペースがやや緩やかだったものの、新規受注を着実に積み上げた。この製品は、特に経理担当者の負荷が大きい業務の効率化に貢献している。

勤怠・販売・問い合わせをカバーする「楽楽」シリーズ

「楽楽勤怠」は勤怠管理システムで、自動アラートによる誤り通知や、有給休暇・残業時間のリアルタイム管理を提供する。「楽楽販売」は販売管理システムで、ノーコードでデータベースとワークフローをカスタマイズ可能。「楽楽自動応対」は問い合わせメールの一元管理で対応漏れを防止する。「楽楽メールマーケティング」は属性別配信や開封チェックなど効果測定機能を備える。これら一連のサービスは、中小企業のバックオフィス業務を横断的にカバーし、導入企業の業務効率化を支援している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

SaaS型サービスで急成長、高収益を達成

クラウド型の業務管理サービスを提供する情報・通信業の企業で、同業他社にはVRAIN Solutionやソラコムなどが存在。同社は中小企業向けのSaaS事業で急成長を遂げ、売上高は2024年3月期の384億円から2026年3月期には603億円へと拡大。営業利益率も20.86%から28.69%へ上昇し、高い収益性を実現。サブスクリプションモデルによる安定収益が強みで、競合との差別化を図りつつ市場シェアを拡大している。

強み

  • 売上高が年率20%超で増加し、市場の拡大を牽引。
  • 営業利益率28.69%と業界トップクラスの収益性を達成。
  • サブスクリプション型で安定した継続収入を確保。
  • 中小企業向けの使いやすいUIで評判が高く、解約率が低い。

課題

  • 同業他社が追随するサービスを展開し、シェア争いが激化。
  • SaaS市場の成長鈍化に伴い、新規顧客開拓が難航。
  • 成長拡大に必要なエンジニア不足が開発スピードを制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がラクス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
28056BIPROGY4,689億円14.8倍
38050セイコーグループ4,422億円39.7倍
49449GMOインターネットグループ4,333億円22.3倍
58060キヤノンマーケティングジャパン4,104億円17.5倍
63923ラクス3,850億円29.4倍
74194ビジョナル3,589億円20.8倍
83994マネーフォワード3,429億円78.6倍
93107ダイワボウホールディングス3,338億円10.4倍
101417ミライト・ワン3,286億円13.7倍
119418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

ITエンジニアスクールからクラウド事業へ(2000〜2005年)

2000年11月、大阪市都島区に株式会社アイティーブーストとして設立された。当初はITエンジニアスクール事業を開始し、2001年4月にはクラウド事業の第一弾として問い合わせメール共有システム「メールディーラー」の販売を開始。2002年5月にはIT人材事業を始め、2003年4月に東京支店を開設した。2005年7月にはエクスビット株式会社を連結子会社化し、翌年吸収合併。この時期にクラウドと人材派遣の両軸が形成された。

商号変更と上場への布石(2006〜2015年)

2010年1月、商号を株式会社ラクスに変更。2011年には米国子会社American Rakus Inc.(後にRignite Inc.)を設立し、海外展開を試みたが、2015年に全株式を譲渡し撤退。同年12月、東京証券取引所マザーズに上場。上場までの間、売上高は2013年3月期の24億円から2016年3月期の41億円へと拡大。この間、プライバシーマーク認証の取得や拠点移転を繰り返し、事業基盤を固めた。

M&Aによる事業拡大と組織再編(2018〜2023年)

2018年2月、ブレインメール株式会社を買収し、連結子会社化。同年4月に社名を株式会社ラクスライトクラウドに変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継。また、2018年3月に100%子会社ラクスパートナーズを設立し、同年7月にIT人材事業を承継させた。2023年2月にはラクスライトクラウドのXform・レンタルサーバー事業をNHNテコラスに譲渡。同年7月にはHOYAから新設分割されたラクスHRテックを買収し、2024年4月に吸収合併。これらのM&Aは、サービスラインナップの拡充と集中を目的としている。

プライム市場移行と中期経営目標達成(2021〜2026年)

2021年3月に東京証券取引所市場第一部に市場変更し、2022年4月の市場区分見直しによりプライム市場に移行。この間、中期経営目標として売上高CAGR31〜32%、2026年3月期の純利益100億円以上、純資産200億円以上を掲げ、2026年3月期には売上高603億円、純利益133億円、純資産260億円を達成した。2025年4月にはインターネット接続事業とホスティングサービス事業をライド株式会社に譲渡し、事業ポートフォリオの整理を進めた。

年表42件を開く

2000年代

  • 2000年11月創業大阪市都島区都島南通に株式会社アイティーブーストを設立
  • 2001年4月ITエンジニアスクール事業開始
  • 2001年4月クラウド事業を開始(問い合わせメール共有・一元管理システム メールディーラーの販売を開始)
  • 2001年5月本店を大阪市都島区東野田町に移転
  • 2002年5月IT人材事業を開始
  • 2003年4月東京都新宿区西新宿に東京支店を開設
  • 2004年4月業容拡大に伴い、東京支店を東京本社に名称変更
  • 2005年7月エクスビット株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする
  • 2006年5月M&A連結子会社 エクスビット株式会社を吸収合併
  • 2006年8月財団法人日本情報処理開発協会(現 一般財団法人日本情報経済社会推進協会)よりプライバシーマーク認証の取得

2010年代

  • 2010年1月商号変更商号を株式会社アイティーブーストから株式会社ラクスに変更
  • 2011年1月東京本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転
  • 2011年4月米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に100%子会社 American Rakus Inc.を設立
  • 2011年8月本店を大阪市北区西天満に移転
  • 2012年8月American Rakus Inc.をRignite Inc.に会社名を変更
  • 2014年1月名古屋営業所を開設
  • 2014年5月ベトナム国ホーチミン市に100%子会社 RAKUS Vietnam Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 2014年5月本店を大阪市北区梅田に移転
  • 2014年7月福岡営業所を開設
  • 2015年1月連結子会社 Rignite Inc.の全株式を譲渡
  • 2015年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年2月ブレインメール株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする
  • 2018年3月IT人材事業を分割吸収することを目的として100%子会社 株式会社ラクスパートナーズを設立
  • 2018年4月商号変更ブレインメール株式会社を株式会社ラクスライトクラウドに商号変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継
  • 2018年7月IT人材事業を株式会社ラクスパートナーズに承継
  • 2018年9月本店を大阪市北区鶴野町に移転
  • 2019年7月業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京第2オフィス(旧呼称:代々木事務所)を開設

2020年代

  • 2021年3月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2021年5月業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷内に新たに東京本社を開設し、旧東京本社を東京第1オフィスに呼称変更
  • 2021年7月100%子会社 株式会社ラクスみらいを設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年10月札幌営業所を開設
  • 2023年1月広島営業所を開設
  • 2023年2月連結子会社 株式会社ラクスライトクラウドのXform、レンタルサーバー事業を会社分割(吸収分割)し、NHNテコラス株式会社に承継
  • 2023年7月HOYA株式会社より新設分割した株式会社ラクスHRテックの全株式を取得し、連結子会社とする
  • 2023年10月業容拡大に伴い大阪市北区角田町に大阪第2オフィスを開設
  • 2023年11月新潟営業所を開設
  • 2024年4月M&A連結子会社 株式会社ラクスHRテックを吸収合併
  • 2024年12月PT. Cipta Piranti Sejahtera(インドネシア共和国)に出資(出資比率 14.9%)
  • 2025年4月インターネット接続事業及びホスティングサービス事業を会社分割(吸収分割)し、ライド株式会社に承継
  • 2025年4月静岡営業所を開設
  • 2025年4月インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州に100%子会社 PT. Reformasi Kerja Solusiを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    クラウド事業へのリソース集中

    成長を牽引する「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」などの「楽楽クラウド」に経営資源を重点配分する。その他サービスは競争優位性と市場成長性を踏まえ、利益貢献を重視してリソース配分し、全体の持続的成長を目指す。

  2. 02

    選択と集中による事業ポートフォリオ最適化

    2026年4月にIT人材事業の譲渡を実行するなど、事業ポートフォリオの選択と集中を進め、競争力の高い分野に経営資源を集中させる。

  3. 03

    人財育成と組織基盤の強化

    行動指針RLPの浸透、等級別研修、キャリア自律支援(社内公募・ジョブローテーション)、透明な評価制度、エンゲージメント向上施策などを通じて、リーダーシップ人財の育成と組織風土の醸成を推進する。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    サステナビリティ基本方針のもと、コンプライアンス、人権、DEI、環境、情報セキュリティなど多岐にわたる方針に基づき、責任ある事業運営とステークホルダーとの価値協創により持続的な企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,569人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、9期前と比べて+13.9%平均年齢は32.7歳、平均勤続年数は3.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月452
2018年3月561
2019年3月58432.53.2747
2020年3月59232.53.01,044
2021年3月60932.52.91,230
2022年3月62032.62.71,720
2023年3月64432.32.72,197
2024年3月64232.32.82,561
2025年3月64932.53.03,086331
2026年3月66532.73.23,569485

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
データセンター — 大阪市西区他1,625百万円
クラウド事業
東京第2オフィス — 東京都渋谷区280百万円
クラウド事業
東京第1オフィス — 東京都渋谷区195百万円
クラウド事業
大阪本店 — 大阪市北区77百万円
クラウド事業
大阪第2オフィス — 大阪市北区43百万円
クラウド事業
東京事務所 — 東京都新宿区他42百万円
IT人材事業
本社 — ベトナム国ホーチミン市39百万円
クラウド事業
本社 — インドネシア共和国ジャカルタ市21百万円
クラウド事業
東京本社 — 東京都渋谷区15百万円
クラウド事業
東京事務所 — 東京都渋谷区3百万円
クラウド事業
主な関係会社
  • 海外
    RAKUS Vietnam Co., Ltd. (注)2
    ベトナム国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ラクスライトクラウド
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ラクスパートナーズ(注)4.6
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Reformasi Kerja Solusi (注)2.5.7
    インドネシア共和国ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は603億円営業利益173億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.3%、利益が+69.6%。

売上高
+23.3%
603億円
営業利益
+69.6%
173億円
純利益
+66.3%
133億円
営業利益率
28.7%
前期比 +7.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高597億円603億円
営業利益205億円173億円
純利益252億円133億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は48億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+71.1%、営業利益は+380.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q766
2024年1Q831012.07
2024年2Q9477.45
2024年3Q1011918.813
2024年4Q10617
2025年2Q2304720.436
2025年4Q2595521.244
2026年2Q2887726.763
2026年4Q3159630.570
2027年1Q1424833.8146

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は24億円から603億円へ25.1倍に増えた。直近期の営業利益率は28.7%。売上は13期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2453
名古屋営業所を開設
2014年3月2842
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2015年3月3444
2016年3月4185
2017年3月49107
ブレインメール株式会社を株式会社ラクスライトクラウドに商号変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継
2018年3月64129
業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京第2オフィス(旧呼称:代々木事務所)を開設
2019年3月871510
2020年3月116128
業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷内に新たに東京本社を開設し、旧東京本社を東京第1オフィスに呼称変更
2021年3月1543929
札幌営業所を開設
2022年3月2061611
広島営業所を開設
2023年3月2741713
連結子会社 株式会社ラクスHRテックを吸収合併
2024年3月3845642
静岡営業所を開設
2025年3月48910210220.980
2026年3月60317317428.7133

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高603億円のうち、営業利益として残るのは173億円28.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は133億円、売上の22.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金24.7%149億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.6%281億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.7%173億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
75.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+20.3pt
28.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+15.4pt
22.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+42.3pt
55.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
36.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
53.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが134億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは106億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は139億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月2−1018
2015年3月3−10210
2016年3月7−14620
2017年3月6−30323
2018年3月10−15−1−517
2019年3月11−5−1622
2020年3月9−5−2425
2021年3月43−4−33960
2022年3月0−9−3−949
2023年3月22−7−31560
2024年3月53−496470
2025年3月90−35−1255114
2026年3月134−28−80106139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は366億円。このうち返さなくてよい自己資本が260億円で、自己資本比率は71.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月149563.5
2014年3月1610662.6
2015年3月1913669.2
2016年3月3122972.3
2017年3月3829976.5
2018年3月52371570.9
2019年3月61461574.8
2020年3月70521873.8
2021年3月115783768.4
2022年3月117863173.6
2023年3月141954667.8
2024年3月2121337962.9
2025年3月3172209769.4
2026年3月36626010571.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
139億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
260億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
105億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中561位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
55.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
28.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,086.5で、1年前と比べて-14.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,086.5-4.7%1ヶ月+6.6%1年-14.3%時価総額3,850億円
過去52週の値幅
安値¥721.9高値¥1,395

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.4倍
PER (会社予想)15.3倍
PBR10.03倍
配当利回り0.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で16.03%上昇。25日線1056円を+5.3%上回り、75日線983円と200日線964円は上回る。RSI57.7と中立。52週高値1395円に対して-20.2%、52週安値721円からは54.2%高。8月14日には1175円まで上昇したが、翌週に1100円まで調整。8月21日は1113円で、出来高は122万株。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PER30.12倍は業界平均48.57倍を下回るが、予想PER15.6倍と低く、ROE55.4%と非常に高く収益性が高い。しかしPBR10.28倍は業界平均2.92倍を大きく上回り、株価は割高感がある。配当利回り0.72%と低く、成長期待を織り込んだ評価となっている。高ROEを考慮してもPBRが高すぎるため、やや割高と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.4倍47.9倍
PER (予想)15.3倍
PBR10.03倍2.96倍
ROE55.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業務効率化ニーズの高まりを背景に、クラウドサービス市場は成長が続く。強気派は、高い営業利益率と急成長する売上、解約率の低さから、収益拡大が持続すると見る。一方、弱気派は、市場競争の激化による価格競争や、中小企業のIT投資の抑制、成長に伴う営業コストの増加を懸念。市場成長の持続性と利益率の維持が争点。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率28%超とSaaS企業として業界トップ級の収益構造を持つ。

  • 顧客基盤の拡大

    売上高が600億円規模まで成長し、中小企業市場でのシェアを拡大中。

  • 解約率の低さ

    業務に深く浸透する製品特性で、解約率が低く安定したリカーリング収益を持つ。

  • 2026年3月期は営業益173億円、前期比70%増通年影響

    営業利益は102億円→173億円、+71億円。売上高も603億円へ成長。

  • 営業利益率28.69%と収益性が大幅改善通年影響

    営業利益率は前期20.86%から28.69%に上昇。サブスク型ビジネスの固定費比率低下。

  • 純利益133億円、前期比66%増益通年影響

    純利益は80億円→133億円、+53億円。EPSも増加し成長期待が続く。

  • 売上高603億円、前期比23%増収通年影響

    売上高は489億円→603億円、+114億円。企業向けDX需要が拡大。

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    同種のSaaS企業が増加し、価格競争や機能競争が激化する可能性がある。

  • 市場成長の鈍化

    中小企業のIT投資が景気により変動し、採用が伸び悩む恐れがある。

  • 営業コストの増加

    成長を続けるには営業人材の増強が必要で、人件費負担が増す。

  • 予想PER28.49倍と高成長織り込み済み不定影響

    時価総額3730億円、純利益133億円でPER28.49倍。成長鈍化時に修正リスク。

  • 株価は1年で-11.76%と下落トレンド継続影響

    年間リターン-11.76%。業績好調でも需給が弱く、出遅れ感が続く。

  • 配当利回り0.67%と株主還元が手薄継続影響

    1株配当約7円、利回り0.67%。再投資優先でインカムゲインは期待薄。

  • PBR14.32倍と純資産対比で極めて割高不定影響

    PBR14.32倍はROE55.4%の裏返しだが、ROE低下時に大幅修正の恐れ。

次の決算で確かめる点
ARR(年間経常収益)
サブスクリプション型事業の成長を測る重要な指標。
解約率
顧客満足度と収益の安定性を示し、将来の収益予測に直結する。
営業利益率
事業の収益性が持続しているか、効率的な運営ができているかを判断する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8で、前期から+211.1%いまの株価に対する利回りは0.74%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
0.74%
いまの株価に対して
配当性向
17.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月012.2
2018年3月050.014.7
2019年3月152.821.7
2020年3月145.546.7
2021年3月13.712.0
2022年3月114.543.7
2023年3月13.245.3
2024年3月120.48.8
2025年3月290.710.2
2026年3月7211.117.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ24,787人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.1%を占め、残る89.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他76.072.272.070.268.867.5
外国法人18.615.614.915.316.820.3
金融機関3.28.110.812.411.99.0
証券会社0.82.30.90.91.42.2
事業法人1.51.71.41.11.11.1
自己株式0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中村崇則34.12
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.43
03本松慎一郎4.97
04MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.44
05松嶋祥文4.17
06井上英輔4.09
07浅野史彦3.72
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.87
09SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.42
10公手真之1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-22
    いちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド(Ichigo Asset Management International, Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    9.80%
    +1.60pt
  • 2026-06-05
    いちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド(Ichigo Asset Management International, Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    8.20%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+188%、1株純資産は14期で+76%。直近期のROEは55.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月134235.89.4
2014年3月52322.423.9
2015年3月93033.010.7
2016年3月62529.635.710.2
2017年3月41628.352.512.2
2018年3月52026.488.814.7
2019年3月62524.589.821.7
2020年3月42916.3180.946.7
2021年3月164345.1131.712.0
2022年3月32413.1280.543.7
2023年3月42614.0269.945.3
2024年3月123736.688.88.8
2025年3月226145.345.310.2
2026年3月377455.420.117.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村崇則代表取締役 社長53120,913,200
本松慎一郎取締役 Chief AI Officer/ 最高AI責任者5217,628,600
宮内貴宏取締役 経営管理本部長58105,400
荻田健治取締役68128,000
國本行彦取締役66
斉藤鈴華取締役46
野島俊宏常勤監査役532,340,000
松岡宏治監査役521,012,000
阿部夏朗監査役51128,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)38118227
社外取締役514143
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,013字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当連結会計年度末において当社及び連結子会社4社(注1)により構成されており、「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」をミッションに掲げ、ITサービスを通じてデジタル化を継続的に推進し、企業の成長と、そこで働く人々の幸せに貢献してまいります。 具体的には、企業の業務効率化等に貢献するさまざまなクラウドサービスを提供するクラウド事業と、システム開発、インフラ構築・運用、機械学習、品質管理を中心にITエンジニアを派遣するIT人材事業(注2)を行っております。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)クラウド事業 当事業では、経費精算システム「楽楽精算」、帳票発行システム「楽楽明細」、販売管理システム「楽楽販売」、勤怠管理システム「楽楽勤怠」、問い合わせ自動応対システム「楽楽自動応対」(注3)、メールマーケティングサービス「楽楽メールマーケティング」(注3)等の、企業の業務効率化、高付加価値化に貢献するさまざまなクラウドサービスを、自社で企画・開発・運用しております。 ITに不慣れなお客様でもマニュアルを読むことなく直感的に扱えるサービスを理想として、システム開発、Webデザイン、マーケティング、カスタマーサポート、カスタマーサクセスによる能動的な支援を一貫してグループ内で行える体制を整えております。また、営業部門やカスタマーサクセス部門が直接お客様のご要望を収集し、開発部門にフィードバックすることにより、操作性の改善や機能追加等のバージョンアップを繰り返し、お客様視点を重視した使いやすいサービスを提供しております。また、生成AIを活用した付加価値向上にも積極的に取り組んでおり、開発の効率化、サービスへの機能実装を推進しております。 当社グループの主なクラウドサービスは次のとおりです。 ① 経費精算システム「楽楽精算」 「楽楽精算」は、経費精算に関わる業務を効率化するシステムです。経費の申請から仕訳まで一連の流れをデータ化し、書類管理に必要な時間を削減することが可能です。さらに、申請時の規定違反やミスをシステム上で防止することにより、経理担当者の確認業務が軽減され、経費精算業務の効率化を実現いたします。 ② 帳票発行システム「楽楽明細」 「楽楽明細」は、請求書をはじめとした帳票発行業務を効率化するシステムです。請求書の送付方法を電子データ・郵送・FAXから選択することができるため導入のハードルが低く、帳票データをシステムに取り込むだけで請求書の作成・送付を完結することが可能です。電子発行した請求書は受け取り状況の確認も可能で、経理担当者への負荷が大きい業務の効率化を実現いたします。 ③ 販売管理システム「楽楽販売」 「楽楽販売」は、スプレッドシートや紙で管理している販売管理業務を効率化するシステムです。データベースとワークフローを組み合わせてノーコードで簡単にカスタマイズすることで、使いながら改善していくことも可能です。ルーチンワークの自動化、リアルタイムでの情報共有により業務の効率化を実現いたします。 ④ 勤怠管理システム「楽楽勤怠」 「楽楽勤怠」は、勤怠管理業務を効率化するシステムです。自動アラートで誤りを通知し、ミスのない勤怠データを収集することが可能です。休暇取得状況を同時に管理し勤怠データの統合作業が不要となっております。また、顧客企業の独自ルールや法律に則り、残業時間の自動集計が可能です。有給休暇・残業時間の状況をリアルタイムに確認し、タイミングを指定した通知も可能としており、人事・労務担当者の業務効率化を実現いたします。 ⑤ 問い合わせ自動応対システム「楽楽自動応対」 「楽楽自動応対」は、メールでの問い合わせをチーム内で一元管理・共有することで、カスタマーサポート業務を効率化するシステムです。返信の重複や対応漏れといったミスを削減し、対応履歴の一覧化によりスムーズな引継ぎを行うことが可能です。 ⑥ メールマーケティングサービス「楽楽メールマーケティング」 「楽楽メールマーケティング」は、メールマーケティングを効率化するシステムです。グループ別や属性別に配信が可能で、クリック数のカウント、開封チェック、レポートのグラフ表示等、メールマーケティングの効果測定に不可欠な分析機能も備えております。開封チェック機能を活用して追加でメールを送る機能もあり、効果測定機能を活用したメールマーケティングの効率化を実現いたします。 (2)IT人材事業(注2) 当事業では、ITエンジニアに特化した正社員派遣サービスを提供しております。その特長は、創業時に事業としていたITエンジニアスクールの人材育成ノウハウを最大限に活用し、体系的かつ継続的にITエンジニアの品質についての維持と向上を図っている点にあります。また、営業担当、育成担当が定期的に開催される社内研修やイベント等を通じてITエンジニアとのコミュニケーションを密にとることにより、個々の特性を理解した上で、顧客企業のニーズに対して最適な提案を行っております。この仕組みにより当社サービスの高付加価値化と稼働率の向上を実現しております。 当社グループの提供する派遣サービスは次のとおりです。 ① システム開発 顧客企業のWebアプリケーション開発を中心としたシステム開発支援を行っております。具体的には、システム開発のすべての工程(基本・詳細設計、コーディング、単体・結合テスト、ドキュメント作成)に対してサービスを提供しております。 ② インフラ構築・運用 顧客企業のサーバー構築、ネットワーク構築、サポート保守業務支援を行っております。また、インフラの設計構築、運用設計、保守・運用、監視等、各種の工程へサービスを提供しております。 ③ 機械学習 人工知能(AI)、ディープラーニング、機械学習関連プロジェクトに対して、機械学習モデルの構築、データ分析やデータ前処理、分析基盤構築などの工程を支援する人材サービスを提供しております。 ④ 品質管理 顧客企業のシステムやアプリケーションに対して、テスト計画からテスト設計、実施にわたる品質管理業務をテスト技法やテストツール、自動化ツールを用いて支援する人材サービスを提供しております。 (注)1.2026年4月1日付でIT人材事業を手掛ける、当社連結子会社である株式会社ラクスパートナーズを譲渡しており、本書提出日現在の連結子会社数は3社となっております。 2.上述の通り、当社グループは事業譲渡により本書提出日現在において、クラウド事業の単一セグメントを運営しておりますが、2026年3月末時点での状況として、IT人材事業についても記載をいたします。 3.「楽楽クラウド」へのブランド統合を目的に、2025年10月23日付で「メールディーラー」を「楽楽自動応対」に、「配配メール」を「楽楽メールマーケティング」に名称変更しております。 [事業系統図] (注)株式会社ラクスパートナーズは、本書提出日時点で連結子会社ではありませんが、当連結会計年度末において連結子会社であったため、事業系統図に記載しております。
経営方針・対処すべき課題10,752字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」というミッションを掲げており、ITサービスを通じてデジタル化を継続的に推進し、企業の成長と、そこで働く人々の幸せに貢献してまいります。 また、「日本を代表する企業になる」をビジョンに掲げ、達成すべきゴールとして捉えておりますが、当社グループでは、ゴール達成のための思考と行動指針に大きな特徴があります。 (思考) 「ユニークネス」と称しており、以下の4項目で構成されております。 ・ゴールオリエンテッド ・継続的な進化 ・誠実な合理性 ・不確実性への挑戦 従来の構成要素であった「着実な継続」や「不確実性の排除」については、より変化の激しい環境でも絶えず成長を実現できる意図を込め、「継続的な進化」「不確実性への挑戦」としてアップデートいたしました。 (行動指針) 「ラクスリーダーシッププリンシプル(RLP)」と称しており、以下の11項目で構成されております。 ・自分自身の会社だと思う ・全体最適視点をもつ ・誠意をもって人と接する ・学習し成長し続ける ・小さく試して大きく育てる ・費用対効果を考える ・やるべきことを実行する ・他者の考えを受け入れる ・失敗を許容する ・考えている事を言葉で伝える ・結果にこだわる 当社は、思考と行動指針をもとに今までにも高いゴールを掲げてきました。引き続きミッション・ビジョンの実現のため、事業を推進してまいります。 以上をもとに当社では、経営を推進していくための以下の各種方針を定め、開示しております。 (全体方針) ①サステナビリティ基本方針 当社グループは、サステナビリティを経営の根幹に据え、責任ある行動を実践し、すべてのステークホルダーとの価値協創を通じて、持続的な企業価値の向上を目指すことを目的に当方針を策定しております。 本方針は、当社グループのすべてのサステナビリティに関する方針体系の最上位に位置づけられており、当社グループは本方針に基づき、事業を通じた社会課題の解決と持続可能な社会の実現に向けた活動を推進しております。 (ガバナンス) ②コンプライアンス方針 当社グループは、事業活動のあらゆる場面でコンプライアンスを徹底することが、イノベーションと持続的成長を支える経営基盤であり、すべてのステークホルダーとの信頼関係を構築するために不可欠であると認識しております。ここでいうコンプライアンスとは、会社法や金融商品取引法といった事業活動に関わるすべての法令を遵守することはもとより、社会規範や企業倫理に基づき、公正性と高い倫理観を持って誠実に行動することまでを意味いたします。この認識のもと、当社は、持続的な企業価値向上と公正な社会を実現することを目的に、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、継続的な社内教育の実施や内部通報制度の適切な運用を通じて、コンプライアンス意識の浸透と実効性の高いガバナンス体制の維持・強化に努めております。 ③腐敗防止方針 当社グループは、あらゆる形態の贈収賄や不正な利益供与、資金洗浄、その他の腐敗行為を排除し、誠実かつ倫理的な事業運営を行うことが、企業の社会的責任であると認識しております。この認識のもと、当社は、国際的な社会課題の解決を目指す姿勢を重視し、社会的潮流との整合を意識しながら、組織の持続可能性と公正な社会を実現していくことを目的として、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、腐敗行為のリスク評価や社内研修を継続的に実施し、透明性の高いクリーンな事業運営を徹底しております。 ④反社会的勢力排除に関する基本方針 当社グループは、社会の秩序や安全に脅威を与える暴力団をはじめとする反社会的勢力を断固として排除することが、企業の社会的責任であり、ステークホルダーからの信頼を確保し、企業価値を維持向上させるための重要な経営基盤であると認識しております。この認識のもと、当社は、反社会的勢力との関係を一切遮断することを目的として、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、取引先等の属性審査を徹底するとともに、警察等の外部専門機関と緊密に連携し、反社会的勢力との関係遮断に向けた体制を整備・運用しております。 ⑤税務方針 当社グループは、事業活動を行うすべての国や地域において、適用される税法を遵守し、適正な納税を行うことが企業の重要な社会的責任であると認識しております。納税は、各国・各地域の経済及び社会の持続的な発展への貢献及び基盤となります。この認識のもと、当社は、透明性の高い税務ガバナンス体制を構築し、誠実な納税義務の履行を徹底することを目的として、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、各国の税制等の動向を適切に把握し、税務コンプライアンスの維持・向上と適切な税務ガバナンスの運用に努めております。 (人的資本) ⑥人権方針 当社グループは、事業活動を通じて直接的または間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを認識しており、人権尊重に深く関わる社会課題の解決に対し、事業を通じた価値提供により貢献いたします。この認識のもと、当社は、関係するすべての人々の権利を尊重し、責任ある取り組みを推進することを目的として、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、事業活動に関わる人権リスクの把握と低減に努めるとともに、ステークホルダーに対する啓発活動を推進しております。 ⑦DEI方針 当社グループは、Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性)の推進が、すべての社員の成長と組織の持続的な価値創出につながると考えております。この認識のもと、当社は、DEIの理念を人財戦略、組織運営、サービス提供に組み込み、企業文化として定着させることで、人的資本の活性化と社会的信頼の向上を実現し、持続的な企業成長に貢献していくことを目的として、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、多様なバックグラウンドを持つ社員が能力を最大限に発揮できる人事制度の整備や、インクルーシブな組織風土の醸成を推進しております。 ⑧労働安全衛生方針 当社グループは、従業員一人ひとりが当社にとって最も重要な資本であると認識しており、すべての従業員が心身ともに健康で、安全に、そして安心して働くことができる職場環境を提供し、従業員のエンゲージメントを最大化することが、企業の持続的成長を支える経営基盤であると考えております。この認識のもと、当社は、本方針を従業員の安全と健康を守り、働きがいを高めるための行動指針として定めております。 当社グループは、本方針に基づき、労働時間の適正な管理やメンタルヘルスケアの充実をはじめとする、安全で健康的な職場環境の維持・改善に継続的に取り組んでおります。 (環境) ⑨環境方針 当社グループは、ITサービスの提供を通じて、社会のデジタル化や業務の効率化、ペーパーレス化を支援し、地球環境への負荷低減に貢献することを企業の重要な社会的責任と認識しております。この認識のもと、当社は、環境保全への取り組みを経営上の重要課題と位置づけ、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、事業活動に伴う環境への影響及び気候変動に起因するリスクと機会を適切に把握・管理するため、環境マネジメントの実践を通じて、気候変動リスクへの対応、環境負荷の低減、生物多様性の保全を継続的に推進しております。 (情報管理) ⑩情報セキュリティ基本方針 当社グループは、多種多様なIT関連サービスの提供を通じて多くのステークホルダーと信頼関係を築いており、その中でお客様からお預かりした情報をはじめ、当社グループが保有するすべての情報資産を漏洩・改ざん・破壊・盗難などのあらゆる脅威から守ることは、当社グループの重要な社会的責任であると認識しております。この認識のもと、当社は、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を構築のうえ、すべての役員及び従業員が本方針を理解・遵守することで、機密性・完全性・可用性の確保と向上に努めております。 ⑪個人情報保護方針 当社グループは、多種多様なIT関連サービスの提供を通じて多くのステークホルダーと信頼関係を築いており、その中でお預かりする個人情報を安全かつ適切に取り扱うことは、当社の重要な社会的責任であると認識しております。この認識のもと、当社は、本方針を定めております。 当社グループは本方針に基づき、個人情報保護マネジメントシステム(PMS)を構築のうえ、すべての役員及び従業員が本方針を理解・遵守することで、個人情報保護と安全な運用に努めております。 (公正な取引、価値分配) ⑫知的財産方針 当社グループは、研究開発活動等から生み出される知的財産が競争力の源泉であり、持続的な企業価値向上を支える極めて重要な経営資源であると認識しております。この認識のもと、当社は自社の知的財産を適切に保護・活用するとともに、第三者の正当な知的財産権を最大限に尊重する企業文化を醸成するため、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、社内における知的財産の創出・保護体制を強化するとともに、他者の知的財産権の侵害リスクを適切に管理・低減する取り組みを推進しております。 ⑬マルチステークホルダー方針 当社グループは、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていると認識しております。この認識のもと、当社は、本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を推進しております。 (情報開示) ⑭ディスクロージャーポリシー 当社グループは、透明性、公平性、継続性を原則とした情報開示を通じて、株主・投資家をはじめとするすべてのステークホルダーとの信頼関係の維持・向上を図っております。 各種法令及び東京証券取引所の「有価証券上場規程」に定める会社情報の適時開示に関する規定を遵守するとともに、投資判断に影響を与える可能性のある情報についても積極的な開示を推進いたします。また、その趣旨を尊重し、必要な情報提供及び管理に協力いたします。当社は、コーポレートガバナンス・コード及びスチュワードシップ・コードの精神に則り、株主・投資家との建設的な対話の基盤として本方針を定めております。 当社グループは、本方針に基づき、適時適切かつ公平な情報開示を継続し、経営の透明性向上に努めております。 上記①から⑭の各種方針の詳細については、当社コーポレートサイト(注1)にて公開しております。また、当社グループの成長基盤となる人財育成方針、社内環境整備方針については下記のとおりです。 ⑮人財育成方針 当社グループは、「人の成長が組織の成長につながる」という考えのもと、全社員が自律的に学び、挑戦し、行動し続けることができる環境の構築を重視しております。「安心して働き、成長し続けられる」ことを人財マネジメントの根幹に据え、単なる業務スキルの習得にとどまらず、当社グループの行動指針である「RLP」を体現し、高い倫理観と社会的責任感を兼ね備えたリーダーシップ人財の育成を目指しております。 これを実現するため、RLPを全社的な育成・評価の基盤とし、多様な学習機会の提供と自律的なキャリア形成を支援してまいります。 ⑯社内環境整備方針 当社グループは、「社員一人ひとりがゴールを共有する仲間である」という認識のもと、すべての社員が心身ともに健康で、安心して最大限のパフォーマンスを発揮できる環境の整備を重視しております。持続的な成長を支えるため、社員の多様な価値観・ライフステージ・職種特性に応じた柔軟な働き方を可能とする各種制度の拡充を進めております。 また、単なる制度の提供にとどまらず、社内コミュニケーションの活性化やインナーブランディングを通じたカルチャー醸成を図り、組織全体のエンゲージメント向上を推進しております。 以上の方針をもとに、株主、顧客、従業員、取引先、地域社会等の多様なステークホルダーとの協働・対話を重視し、価値協創及びその適切な分配を通じて、持続的な経済発展への貢献を目指しております。 (2)経営戦略等 当社グループが競争力を高め、持続的な成長を実現するための施策として、当社の成長を牽引している「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」をはじめとした「楽楽クラウド」にリソースを重点的に配分いたします。その他のサービスについては競争優位性と市場の成長性を勘案した上で、利益貢献を重視しながら適切にリソースを配分することにより、当社グループ全体の持続的な事業成長を目指してまいります。 また、選択と集中の一環として、当連結会計年度終了後の2026年4月1日付でIT人材事業の事業譲渡を実行しております。 人的資本については、経営方針に基づき、具体的な施策として以下を実施しております。 (人財育成施策) ・RLPの浸透と運用 RLPをもとにした研修体系を整備し、管理職の行動実践を可視化。定期的なレビューを通じて実効性を高めております。 ・等級と連動した研修体系 等級別研修(Next Leader Program、意思決定研修、1on1実践研修)やOJT支援制度を整備し、等級に応じたスキルとマインドの段階的な習得を促進しております。 ・キャリア自律支援と配置の柔軟性確保 複線型の等級制度・社内公募制度・ジョブローテーション制度の運用により、社員の希望と適性に応じたキャリア選択を支援。年次を問わない抜擢登用も実施しております。 ・評価の透明性と納得性の向上 コンピテンシー評価と成果評価による2軸評価制度を導入。評価フィードバックと納得度調査に基づき、上司のマネジメント改善サイクルを運用しております。 ・エンゲージメント向上と組織風土づくり 年3回のエンゲージメントサーベイを実施し、部門単位でアクションプランを策定。組織課題を特定し、継続的に組織開発を図っております。 (社内環境整備施策) ・柔軟な就業制度の整備 時差出勤制度、在宅勤務制度などを整備し、ライフスタイルや業務特性に応じた柔軟な働き方を推進しております。 ・健康と安心を支える制度の拡充 年次有給休暇とは別に、本人または同居家族の私傷病に対して最大5日間の特別有給休暇を付与する「シックリーブ制度」を導入。加えて、メンタルヘルス支援、健康診断・再検査支援制度を提供しております。 ・エンゲージメント向上施策の実施 全社員向けイベント「楽!フェス」のリアル開催、Web版、冊子版の社内報「ラクスNow」発信、表彰制度「ラクスAWARD」などを通じ、価値観の共有と士気向上を図っております。 ・多様な社員が活躍できる環境の整備 性別、年齢、国籍を問わず、すべての社員が能力を発揮できる環境を整備。時短勤務、看護休暇といった育児、介護、私傷病との両立支援制度も導入しております。 ・継続的な制度改善サイクルの構築 社員の声をもとに施策をアップデートし、有給休暇取得率90%以上、月間平均時間外労働時間20時間未満を継続実現するなど、働きやすい社内環境の整備に向けた実効性ある制度運用を継続しております。 (3)経営環境 当社が所属する情報通信サービス市場においては、働き方の見直しや深刻化する人手不足等を背景に、企業における業務効率化への関心が一層高まっており、企業活動のデジタル化が進展しております。この結果、企業によるIT投資は引き続き堅調に推移しております。 また、生成AIの活用に対する企業の関心が急速に高まっていることを受け、当社ではこれを新たな提供価値・市場機会の創出要因と捉え、プロダクトへの連携拡張と運用自動化の実装を加速しております。 一方、一部の事業領域では市場の成熟化が進んでおり、システム未導入層が導入効果を慎重に見極めている層へと移行しているほか、類似のサービスを展開する事業者の増加により、競争環境は厳しさを増しているものと認識しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 インターネットは経済活動を支えるインフラとして不可欠なものとなっており、当社グループが提供しているクラウドサービスは今後も需要が拡大するものと予測されます。 一方、一部事業領域では市場の成熟化が進行し、競争環境が厳しさを増す中で、当社グループが持続的な成長を実現するためには、以下の課題への対応が重要であると認識しております ①成長サービスへの集中・強化 クラウドサービス市場は今後も拡大が見込まれる一方、競合の増加や一部分野の成熟化が進行しており、事業ごとに成長余地に差が生じつつあります。このような環境下、当社は2026年4月のIT人材事業の事業譲渡によりクラウド事業への専業体制へ移行いたしました。 今後は、より一層成長性の高いサービスへの経営資源の重点配分を進め、確実な市場シェアの獲得と収益力の向上を図ってまいります。 ②サービスラインナップの拡充 特定のサービスへの依存度が高い状態は、将来的な成長機会やリスク分散の観点で課題となり得ます。当社は既存プロダクト群に加え、顧客の新たなニーズを捉えた新サービスの開発・導入、M&Aによるプロダクト獲得を推進し、事業ポートフォリオの多様化と持続的な売上成長の両立を目指してまいります。 ③営業・販売体制の強化 拡大する市場で継続的な成長を実現するためには、営業活動の質と量の両面から強化が必要と認識しております。 クラウド事業は、東京・大阪・札幌・名古屋・新潟・広島・福岡・静岡・仙台の9拠点(注2)で営業活動を行っており、今後も営業人員を増員し営業力を強化するとともに、パートナー企業や販売代理店との連携を強化することにより販路の拡大も図ってまいります。 また、中長期的には、カスタマーサクセス体制の強化を通じて顧客のサービス活用を支援し、既存顧客に対して自社プロダクトのクロスセル提案や上位プランへのアップセル等を推進いたします。これにより、顧客単価の向上、解約率の低減を通じた収益機会の最大化に努めてまいります。 ④マーケティング戦略の高度化による認知度向上 当社グループはこれまでインターネットやテレビ、雑誌への広告の掲載、展示会への出展や販売代理店を通じて顧客を獲得してまいりました。提供する各サービスの顧客数を拡大し、企業価値の向上を実現するには当社及びサービス名の認知度の向上が不可欠であると考えております。 一方、現在行っているマーケティング戦略は、時間とともに陳腐化する可能性があります。引き続き、費用対効果を見極めながら、インターネットやテレビ、雑誌などマスメディアの活用に加え、展示会への出展を推進いたします。また、オンライン・オフライン双方のチャネルを活用しながら、データ分析に基づくマーケティング精度の向上に取り組み、ブランド認知度の向上と顧客獲得効率の改善を図ってまいります。 ⑤開発力の強化 クラウドサービス市場においてサービスの機能優位性を維持していくためには、生成AIをはじめとする最新技術へのキャッチアップとプロダクトへの実装を推進するとともに、機能の改善・追加をスピーディーかつ継続的に実施していく必要があります。 当社グループでは、従来の国内、ベトナムでの開発に加え、2025年4月にはインドネシアに新たな開発拠点を設立する等、開発リソースの確保に注力しており、今後も開発リソースの最適化と技術力の強化を進め、プロダクトの優位性維持と顧客満足度の向上を目指してまいります。 ⑥人財の確保と育成 当社グループの成長のためには優秀な人財を数多く確保することが不可欠であります。そのため積極的な採用活動を継続することはもちろんのこと、労働市場において知名度の向上を図り採用力の向上に努めてまいります。 また、採用後も人的資本投資として研修制度やキャリア支援の充実、エンゲージメント向上施策を推進し、組織の競争力向上を図ってまいります。 ⑦システムの安定性とセキュリティの確保 当社グループは、インターネット上で顧客にサービスを提供しており、システムの安定稼働の確保は必要不可欠であります。安定してサービスを提供していくため顧客の増加に合わせたサーバーの増設等の設備投資を継続的に行い、システムの安定性の確保に努めてまいります。 また、災害対策に加え、ISMS(注3)、PMS(注4)等の管理体制の強化を通じて、安定稼働と情報セキュリティリスクの低減を図ってまいります。 ⑧財務基盤の強化と資本効率の向上、株主還元 当社グループは、営業キャッシュ・フローの増加や成長投資による資本構成の変化を踏まえ、引き続き財務の健全性を維持しながら、高い水準での資本効率維持にも取り組んでいく方針であります。資本効率面では特別損益などの一過性影響を除いて、ROE30%以上の継続を目安といたします。 また、株主還元では総還元性向20%以上を目安とし、当期1株当たり年間配当金は前年度実績を上回る水準を下限として連続増配の継続を目指してまいります。 ⑨ガバナンス・内部統制の強化 組織の拡大とともに、経営の透明性やリスク管理体制の実効性確保がより重要となります。当社は、取締役会及び各種委員会の運営強化、内部監査機能の充実を通じて、健全かつ透明性の高い経営体制の構築を推進してまいります。 また、サステナビリティ基本方針を最上位方針とする各種方針を制定、開示しており、年次でのレビュー及び指標・目標のモニタリングを通じた、コンプライアンスの徹底と内部統制の継続的な高度化を図ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、2021年3月期を基準として、2026年3月期を最終年とする5カ年の中期経営目標を策定しており、設定されていた目標数値は以下のとおりです。 ・5カ年の売上高 : CAGR(年平均成長率)31%~32% ・2026年3月期 当期純利益 : 100億円以上 ・2026年3月期 純資産 : 200億円以上 当連結会計年度がその最終年となりますが、結果については、以下のようになりました。 ・5カ年の売上高 : CAGR(年平均成長率)31.4% ・2026年3月期 当期純利益 : 132億円 ・2026年3月期 純資産 : 260億円 また、当社グループでは、当連結会計年度終了後の2026年5月に、2027年3月期から2029年3月期の3カ年を対象期間とする、中期経営計画を策定しております。 中期経営計画ではクラウド事業に経営資源を集中し、収益性の改善に取り組むことで、成長と高収益を両立するクオリティグロースの実現を目指します。具体的には中期経営計画の最終年までにRule of 50(注5)の達成を目指してまいります。 なお、2029年3月期を最終年とする中期経営計画の目標数値は以下のとおりです。 ・クラウド事業売上高の3カ年のオーガニックグロース(注6): CAGR(年平均成長率)15%以上 ・Rule of 50の達成(2028年3月期以降) ・正社員1名当たり売上高:3,000万円以上(2029年3月期)(注7) ・特別損益等、一過性要因の影響を除いたROE:30%以上を堅持 ・株主還元:総還元性向20%以上と毎期増配の継続 (注)1.当社コーポレートサイトのURLは以下のとおりです。https://www.rakus.co.jp/ 2.2026年5月11日付で岡山営業所を設立しており、本書提出日現在では10拠点となっております。 3.「ISMS」とは、Information Security Management System(情報セキュリティマネジメントシステム)の略で、組織の情報セキュリティを管理するための枠組みのこと。当社では一般財団法人「日本品質保証機構」によるISMS認証を2021年1月15日に登録しており、継続的に維持更新しております。 4.「PMS」とは、Personal Information Protection Management Systems(個人情報保護マネジメントシステム)の略で、企業が個人情報を適切に取り扱うための枠組みのこと。当社では一般財団法人「日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)」によるプライバシーマークを2006年9月5日に登録しており、継続的に維持更新しております。 5.中期経営期間中にクラウド業界で投資家が注目する「Rule of 40(売上成長率と営業利益率の合計が40%を超えると望ましいとされる指標)」を上回る50%の実績を達成することを目標といたします。 6.2026年4月1日付でのIT人材事業の事業譲渡に伴い、当社はクラウド事業の単一セグメント企業となっております。事業譲渡により、2027年3月期は連結で見た売上成長率が減速するため、クラウド事業のみを対象とした目標設定となります。また、目標数値には不確実性が高いM&Aの実施可能性は反映しておりません。2026年3月期末時点で保有していた当社プロダクト及び中期経営期間中に自社で開発し、市場投入される新規プロダクトや追加される有償機能による達成をめざします。 7.計算に当たっての正社員数は期中平均を採用いたします。
事業等のリスク6,680字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社では、リスクの適切な管理・運営による経営の健全性を確保するために「リスク管理規程」を定めており、具体的な事象を想定し、経営に重大な影響を与える、またはその可能性が高いリスクの発生に備えております。 「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」においては、事業活動におけるマテリアリティ(重要課題)を特定し、各課題に付随するリスク及び機会を記載しておりますが、本項では、マテリアリティに記載されたリスクに加えて、当社の事業継続及び業績に重大な影響を及ぼす可能性のある、現時点で認識している主なリスク要因について記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要と考えられる事項については、積極的に開示してまいります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 リスク項目については、発生可能性及び影響度をそれぞれ三段階で評価しております。評価の定義は以下のとおりです。 発生可能性(高・中・低):時間軸に基づく定義で、定性的に評価 高: すでに顕在化しつつある、または1年以内(次期連結会計年度内)に発生する可能性が高い。 中: 中期経営計画の期間内(向こう2~3年以内)に発生する可能性がある。 低: 向こう3年間で発生する可能性は低いが、中長期的・突発的に発生し得る。 影響度(大・中・小):財務的インパクトに基づく定義で、定性的に評価 大: 連結売上高や営業利益に対して甚大な悪影響を及ぼす。または、事業の継続が困難となる事象。 中: 連結業績に一定の悪影響を及ぼすものの、事業の継続は可能であり、リカバリーが見込める事象。 小: 連結業績への影響は限定的または軽微であり、通常の業務範囲内で吸収可能な事象。 (1)経営環境の変化によるリスクについて (発生可能性:中、影響度:中) 当社グループは、インターネット業界においてクラウドサービスを提供しております。現在は、インボイス制度や電子帳簿保存法への対応、業務効率化・人財不足対策の観点から、企業のIT投資は一定の底堅さを維持しております。一方、景気動向の不確実性や金利上昇によるコスト意識の高まり、地政学的リスク等が顧客企業の投資判断に影響を与える可能性もあります。 このような外部環境の変動により、IT導入・更新の意思決定が先送りされるような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 マクロ環境の変化に対する打ち手は限定的ではありますが、動向を注視し、変化に適切に対応することで、リスクの低減を図ってまいります。 (2)競合影響によるリスクについて (発生可能性:中、影響度:小) 当社グループは、クラウドサービスの特定領域における先行者メリットと高い市場シェアを活かしつつ、顧客のニーズに合ったサービスの開発を行うことで優位性を高めております。しかしながら、クラウドサービスの新規参入の技術的な障壁は必ずしも高いものとは言えず、市場の成熟に伴い、価格競争のみならず、機能面でも競争は一層激化しております。 資金力やブランド力を有する大手企業による機能的に優れた代替製品の登場や、競合他社による積極的な顧客獲得施策が当社顧客の解約や新規獲得の機会損失を招いた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 事業構造上、先行者メリットは大きいですが、市場動向を注視し、他社との競合においては適切な対策を施すことで、リスクの低減を図ってまいります。 (3)特定の製品への依存によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 当社グループは、法人向けに業務効率化に貢献するクラウドサービスの提供を行っており、経費精算システム「楽楽精算」、帳票発行システム「楽楽明細」が主力サービスとして、当社グループの業績を牽引しております。両サービスが当社グループの売上高に占める割合は大きく、今後、競合製品との競争激化により売上高が大幅に減少した場合には、当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 両サービスに続くサービスを育成し、サービスポートフォリオのバランス化を図るほか、各サービスの収益性を高めることで、依存度の低下を図ってまいります。 (4)生成AIを含む技術革新等への対応によるリスクについて (発生可能性:中、影響度:大) 当社グループが各種サービスを提供するインターネット業界においては新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が頻繁に行われており、非常に変化の激しい業界となっております。そのため常に新しい技術要素をITエンジニアに習得させてまいりますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、当社グループが提供するサービスの競争力が低下する可能性があります。また、新技術への対応のため予定していないシステムへの投資が必要となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 加えて、近年は生成AIをはじめとする人工知能技術が急速に進展しております。当社グループにおいても、AI技術の業務活用や製品への応用を積極的に検討・導入しておりますが、AIを活用した新規サービスの台頭や、他社による業務効率化・自動化の加速により、当社グループの既存サービスとの競争環境が短期間で大きく変化する可能性があります。 技術革新については、関心が高まっており、リスクと同時に大きな機会が存在します。新技術動向の把握に努め、適切に取り入れていくことで、リスクの軽減のみならず、事業成長の加速に努めてまいります。 (5)広告宣伝の費用対効果の悪化によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:小) 当社グループは、テレビCMを中心とした積極的な広告宣伝活動による市場認知に基づき、多くの新規顧客を獲得しております。実施による効果が事前に想定し得る期待を大きく下回った場合には、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 費用対効果を厳しく検証しながら広告宣伝費を投下することで、リスクの軽減を図ってまいります。 (6)システムトラブルによるリスクについて (発生可能性:低、影響度:大) 当社グループは、クラウドサービスを通じて顧客に価値を提供しており、その安定的な保守・運用・管理は、インターネット通信ネットワークやクラウドインフラに強く依存しております。安定的なサービス提供のため、サーバー設備の増強や情報セキュリティ責任者が適切なセキュリティ手段を講じることで外部からの不正アクセスの回避等を行っておりますが、以下のようなシステム障害やサイバーリスクの発生時には、当社サービスの提供停止や顧客影響、社会的信用の毀損等により、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ①サービス提供を行っているコンピューターシステムへの急激なアクセスの増加や電力供給の停止等の予測不可能なさまざまな要因によって当該コンピューターシステム及び周辺システムが停止した場合 ②ランサムウェア、ゼロデイ攻撃、サプライチェーン攻撃等、高度化するサイバー攻撃によりサービス提供が阻害された場合 ③従業員や委託先の過誤等による、当社グループの提供サービスのプログラムの改ざん、重要なデータの削除や漏洩等に適切に対応できない場合 第三者機関による脆弱性診断の定期実施、ISMS等外部認証の取得を通じた内部管理体制の構築、CSIRT(シーサート)の設置、定期的な研修及び訓練の実施等を通じて、リスクの軽減を図ってまいります。 (7)情報管理体制によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:大) 当社グループは、提供するサービスに関連して多数の顧客企業の機密情報や個人情報を取り扱っております。これらの情報資産を保護するため情報セキュリティ基本方針を定め、この方針に従って情報資産を適切に管理、保護しておりますが、このような対策にもかかわらず重要な情報資産が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティ基本方針、個人情報保護方針を開示しており、ISMS、PMS等外部認証の取得を通じた内部管理体制の構築、CSIRT(シーサート)の設置、定期的な研修及び訓練の実施等を通じて、リスクの軽減を図ってまいります。 (8)自然災害によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:大) クラウド事業の顧客の情報資産が格納されるサーバーは、東京都内及び大阪府内に分散管理することでリスクを分散させておりますが、データセンターやその周辺ネットワーク設備等に被害を及ぼす災害、事故等が発生し情報資産の消失またはサービスの提供が維持できない状態に至った場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、BCP(事業継続計画)シナリオに基づく大規模障害時の対応訓練実施、データ復元テストによる回復可否確認、実際のサービス運用環境とは物理的に分離されたサーバーに対する全顧客データのバックアップ、主要なサービス提供拠点とは異なる地理的ロケーションに設置されたサーバーに対する全顧客データのバックアップ等を定期的に実施することを通じて、リスクの軽減を図ってまいります。 (9)法的規制によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 当社グループは、電気通信事業者(旧一般第二種電気通信事業者)として総務省に届出(届出番号E17-2681)を行っており、電気通信事業法に基づく通信役務の提供を行っております。現在のところ、当社の事業に対する同法による規制の強化等が行われるという認識はありませんが、社会情勢の変化等により当社の事業展開を阻害する規制の強化等が行われる可能性は絶無では無く、万一かかる規制の強化がなされた場合には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。また、会計、税務、人事労務その他の規制に関する変更により、当社グループが提供するサービスについて重大な修正を要した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 法的規制の変更については、動向を注視し、速やかに対応を施すことで、リスクの軽減を図ってまいります。 (10)知的財産権によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 当社グループによる第三者の知的財産権侵害の可能性については、専門家と連携を取り調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業領域に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに他社の知的財産権を侵害してしまう可能性を否定できません。この場合、損害賠償請求や使用差止請求等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、知的財産方針を開示しており、法務部門を中心にグループの知的財産権については適切な保護に努める一方、認識せずに他社の権利を侵害することがないように努めることで、リスクの軽減を図ってまいります。 (11)従業員及び関係者による不適切行為によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 当社グループには多人数の従業員が在籍しており、多くの関係者が存在します。コンプライアンス体制を整えておりますが、従業員及び関係者による不適切行為が生じた場合、当社グループに損失が発生する可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンス方針、腐敗防止方針、反社会的勢力排除に関する基本方針を開示しており、定期的なコンプライアンス講習を実施していくことで、リスクの軽減を図ってまいります。また、不適切行為によって生じた損失については、関連法規に基づいて適切に対応してまいります。 (12)特定の人物への依存によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 代表取締役社長である中村崇則は、当社グループの創設者であり、会社経営の最高責任者として経営方針や事業戦略の決定をはじめ、当社グループの事業推進において重要な役割を果たしております。何らかの理由により中村崇則が当社グループの業務を継続することが困難になった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは、中村崇則に過度に依存しない経営体制を整備するため、取締役間の相互の情報共有や事業部制導入による経営組織の強化を図ってまいります。 (13)人財の採用・育成によるリスクについて (発生可能性:中、影響度:中) 当社グループは、今後の業容拡大を図る中、専門性を有する人財の採用・育成は不可欠であると認識しております。そのため人財の採用・育成を継続的に行っておりますが、人財獲得競争が激化し、優秀な人財の採用が困難となる場合や在職している人財の社外流出が大きく生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、人権方針、DEI方針、労働安全衛生方針を開示しており、適切な人的資本管理を進めることで、リスクの軽減を図ってまいります。 (14)海外子会社によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:小) 当社グループは、海外子会社においてクラウドサービスの一部を開発しており、当該国の政治・経済・社会情勢の変動に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令・規則の変更等により当地における事業の継続が困難となる等のカントリーリスクを有しております。カントリーリスクについては顧問契約を締結している現地の会計事務所や法律事務所と情報を共有し適切に対応することでリスクヘッジを行っております。しかしながら、このようなリスクが顕在化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 海外子会社は現地でのサービス提供等は行っていないため、業績に与える直接的なリスクは限定的ですが、サービス開発に影響を及ぼさないよう、クロスボーダーでのリスク管理を図ってまいります。 (15)有価証券の価格変動によるリスクについて (発生可能性:中、影響度:小) 当社グループでは、純投資や資本提携等を目的として有価証券を保有しており、今後も新たに取得する可能性があります。市場価格のある有価証券については、株式市場の変動などにより時価が著しく下落した場合には、評価損を計上することとしております。また、市場価格のない有価証券については、期末時点での発行会社の財務状況や今後の見通しから減損すべきだと判断した場合には、評価損を計上することとしております。このような状況になった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、有価証券の取得に際して、対象企業の財務状況や事業計画等を十分に精査し、投資の妥当性を厳格に検討しております。また、取得後においても定期的に対象企業の経営状況や市場環境等をモニタリングし、リスクの早期把握に努めております。 (16)のれん及び顧客関連資産の減損によるリスクについて (発生可能性:低、影響度:中) 当社グループは、企業買収に伴い生じたのれん及び顧客関連資産を計上しており、今後もM&Aの実施により、新たにのれん等が発生し増加する可能性があります。既存の買収案件については、買収時の収益計画と概ね相違ない進捗であり、減損を認識する必要はないと判断しているものの、今後の事業環境の変化や収益性の悪化などによる価値の毀損により、当該のれん及び顧客関連資産の減損処理を実施する場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、企業買収の検討に際して、対象企業に対する詳細なデューデリジェンスを実施し、事業計画の妥当性や投資回収の可能性を慎重に見極めております。買収後においては、早期の事業統合(PMI)を推進して計画の達成に努めるとともに、定期的に事業の進捗状況をモニタリングし、環境変化に迅速に対応する体制を構築しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,579字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社が所属する情報通信サービス市場においては、働き方の見直しや深刻化する人手不足等を背景に、企業における業務効率化への関心が一層高まっており、企業活動のデジタル化が進展しております。この結果、企業によるIT投資は引き続き堅調に推移いたしました。 このような環境下、生成AIの活用に対する企業の関心が急速に高まっていることを受け、当社ではこれを新たな提供価値・市場機会の創出要因と捉え、プロダクトへの連携拡張と運用自動化の実装を加速しております。 一方で、一部の事業領域では市場の成熟化が進んでおり、システム未導入層が導入効果を慎重に見極めている層へと移行しているほか、類似のサービスを展開する事業者の増加により、競争環境は厳しさを増しているものと認識しております。 また、中東地域を巡る地政学的リスクの高まりについては、現時点で当社事業への影響は限定的であると認識しておりますが、今後の動向については引き続き注視してまいります。 このような経営環境の中、当社グループは、2021年3月期を基準として、2026年3月期までの5ヵ年で、売上高CAGR(年平均成長率)31%~32%、2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益100億円以上、純資産200億円以上とする中期経営目標に取り組んできました。 当連結会計年度においては、中期経営目標の達成に向け、売上高の安定的な成長を図るとともに、投資効率を重視した資源配分を実施いたしました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高60,286百万円(前年同期比23.3%増)、営業利益17,345百万円(前年同期比70.2%増)、経常利益17,440百万円(前年同期比70.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13,293百万円(前年同期比66.1%増)となりました。 財政状態については次のとおりであります。 a.資産 当連結会計年度末における流動資産は23,399百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,103百万円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が2,525百万円、売掛金が1,465百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。固定資産は13,181百万円となり、前連結会計年度末に比べ824百万円増加いたしました。主な要因は、のれんが305百万円、顧客関連資産が145百万円、繰延税金資産が111百万円それぞれ減少したものの、投資有価証券が1,026百万円、工具、器具及び備品が254百万円、差入保証金が76百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は36,581百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,927百万円増加いたしました。 b.負債 当連結会計年度末における流動負債は10,386百万円となり、前連結会計年度末に比べ923百万円増加いたしました。主な要因は、未払金が400百万円、1年内返済予定の長期借入金が216百万円それぞれ減少したものの、未払法人税等が686百万円、未払消費税等が471百万円、未払費用が258百万円、契約負債が111百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。固定負債は161百万円となり、前連結会計年度末に比べ52百万円減少いたしました。主な要因は、長期未払費用が44百万円、預り保証金が12百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は10,547百万円となり、前連結会計年度末に比べ870百万円増加いたしました。 c.純資産 当連結会計年度末における純資産合計は26,034百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,056百万円増加いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が1,440百万円減少したものの、利益剰余金が5,704百万円増加したこと等によるものであります。なお、利益剰余金は自己株式の消却により6,773百万円、剰余金の配当により815百万円それぞれ減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により13,293百万円増加いたしました。 経営成績については次のとおりであります。 a.売上高 当連結会計年度の売上高は60,286百万円(前年同期比23.3%増)となりました。クラウド事業においては「楽楽精算」「楽楽明細」が堅調に推移しており、売上高は51,770百万円(前年同期比23.7%増)となっております。IT人材事業においては稼働エンジニア数の増加により、売上高は8,516百万円(前年同期比20.9%増)となりました。 b.売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は14,865百万円(前年同期比18.0%増)となりました。これは主に、人件費が増加したこと等によるものであります。この結果、売上総利益は45,420百万円(前年同期比25.1%増)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は28,075百万円(前年同期比7.5%増)となりました。これは主に、業容拡大に伴う給料手当が増加したこと等によるものであります。この結果、営業利益は17,345百万円(前年同期比70.2%増)となりました。 d.営業外収益、営業外費用及び経常利益 当連結会計年度の営業外収益は受取配当金、受取利息等により108百万円(前連結会計年度28百万円)となりました。 当連結会計年度の営業外費用は自己株式取得費用等により13百万円(前連結会計年度2百万円)となりました。これらの結果、経常利益は17,440百万円(前年同期比70.7%増)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の特別利益は投資有価証券売却益等により1,503百万円となりました。 当連結会計年度の特別損失は固定資産除却損の計上により4百万円(前連結会計年度2百万円)となりました。 この結果、税金等調整前当期純利益は18,939百万円(前年同期比85.4%増)となり、法人税等合計5,646百万円(前年同期比155.2%増)の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は13,293百万円(前年同期比66.1%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 a.クラウド事業 クラウド事業は、主力サービスである楽楽精算が市場の成熟が進む中でも新規受注を着実に積み上げたことに加え、価格改定の効果も寄与し、引き続き堅調に推移したことから、事業全体の売上高成長を牽引いたしました。また、楽楽明細においては、市場拡大のペースが想定よりもやや緩やかとなる中でも、新規受注を着実に積み上げました。 利益面につきましては、増収効果に加え、市場環境を踏まえた広告宣伝費の最適化を進めたこと等により、利益率が大きく改善し、前年同期比で大幅な増益となりました。 この結果、売上高は51,770百万円(前年同期比23.7%増)、セグメント利益は16,027百万円(前年同期比71.1%増)となりました。 b.IT人材事業 IT人材事業は、営業体制の継続的な強化により稼働エンジニア数が増加いたしました。稼働率についても、旺盛な需要を背景に引き続き高水準を確保しております。 この結果、売上高は8,516百万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益は1,318百万円(前年同期比59.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,524百万円増加し、13,891百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、13,391百万円の収入(前連結会計年度は9,006百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額4,241百万円、投資有価証券売却益1,491百万円、売上債権の増加額1,370百万円、未払金の減少額400百万円の減少要因があった一方、税金等調整前当期純利益18,939百万円、減価償却費958百万円、未払消費税等の増加額463百万円、のれん償却額305百万円、未払費用の増加額213百万円の増加要因があったこと等によるものであります。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,831百万円の支出(前連結会計年度は3,465百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入2,542百万円があった一方、投資有価証券の取得による支出4,161百万円、有形固定資産の取得による支出1,044百万円、差入保証金の差入による支出210百万円があったこと等によるものであります。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、8,048百万円の支出(前連結会計年度は1,180百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出7,011百万円、配当金の支払額815百万円、長期借入金の返済による支出216百万円があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、インターネット上での各種サービス及びITエンジニア派遣を主たる事業としており、生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループは、受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2025年4月1日   至  2026年3月31日)   前年同期比(%) クラウド事業(百万円)   51,770   123.7 IT人材事業(百万円)   8,516   120.9 合計(百万円)   60,286   123.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.総販売実績に対する割合が10%以上の相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、成長投資にかかる人件費及び広告宣伝費等の売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、サーバー等の設備投資、投資有価証券の取得等によるものです。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金を基本としているものの、金融機関からの長期借入等について柔軟に対応することとしております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高はありません。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は13,891百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等は以下のとおりです。 当社グループでは、2021年3月期を基準として、2026年3月期を最終年とする5カ年の中期経営目標を策定しており、設定されていた目標数値は以下のとおりです。 ・5カ年の売上高 : CAGR(年平均成長率)31%~32% ・2026年3月期 当期純利益 : 100億円以上 ・2026年3月期 純資産 : 200億円以上 当連結会計年度がその最終年となりますが、結果については、以下のようになりました。 ・5カ年の売上高 : CAGR(年平均成長率)31.4% ・2026年3月期 当期純利益 : 132億円 ・2026年3月期 純資産 : 260億円 また、当社グループでは、当連結会計年度終了後の2026年5月に、2027年3月期から2029年3月期の3カ年を対象期間とする、中期経営計画を策定しております。中期経営計画ではクラウド事業に経営資源を集中し、収益性の改善に取り組むことで、成長と高収益を両立するクオリティグロースの実現を目指します。具体的には中期経営計画の最終年までにRule of 50の達成を目指してまいります。 決算年月   第24期 2024年3月   第25期 2025年3月   第26期 2026年3月 売上高   (百万円)   38,408   48,904   60,286 営業利益   (百万円)   5,559   10,192   17,345 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   4,185   8,003   13,293 1株当たり当期純利益(注)3   (円)   11.55   22.09   36.91 EBITDA   (百万円)   6,480   11,351   18,704 EBITDAマージン       16.9%   23.2%   31.0% 純資産   (百万円)   13,347   21,977   26,034 (注)1.EBITDA=税金等調整前当期純利益+特別損益+減価償却費+のれん償却費+支払利息 2.EBITDAマージン=EBITDA÷売上高 3.当社は、2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第24期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。