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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フォスター電機

Foster Electric Company, Limited6794 · Prime · 電気機器

車載用・民生用スピーカとヘッドホン・イヤホン等の音響デバイスのグローバルメーカー。

概要

フォスター電機は、1949年創業の音響機器メーカーである。スピーカユニット、ヘッドホン、マイクロホンなどを設計・製造し、特に車載用スピーカで世界有数のシェアを持つ。連結従業員数は約1.6万人。2025年3月期の売上高は1349億円、営業利益77億円。東京証券取引所プライム市場(旧1部)に上場している。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

フォスター電機グループは、スピーカ事業、モバイルオーディオ事業、その他事業の3区分で報告される。2025年3月期の連結売上高1349億円のうち、スピーカ事業が1119億円(構成比83%)を占める。同事業は車載用スピーカ・スピーカシステムとテレビ用スピーカを主製品とし、営業利益65億円(利益率5.8%)を計上した。モバイルオーディオ事業は125億円(9%)、ヘッドホン・イヤホンドライバ・振動アクチュエータを扱い、営業利益7億円(5.4%)。その他事業は106億円(8%)、接近通報音用スピーカやフォステクスブランド製品が含まれ、営業利益5億円(4.5%)と収益性が向上した。

26の連結子会社で築くグローバル供給体制

同社は日本に本社を置きながら、中国、ベトナム、インドネシア、タイ、ハンガリー、アメリカ、ヨーロッパなどに26の連結子会社を持つ。1965年香港に初の海外子会社を設立後、シンガポール、アメリカ、ヨーロッパへ展開。2000年代以降は中国広州豊達電機、ベトナム、タイへ生産拠点を拡大した。車載用スピーカは各地域の自動車メーカーへの近接供給が強みであり、ESTecグループ(2009年連結子会社化)は音響部品の設計・製造を担う。このネットワークにより、グローバルな需要変動に対応する体制を整えている。

中期経営計画が描く成長と株主還元

2025~2027年度の中期事業計画では、売上高1500億円、営業利益90億円、営業利益率6.0%、ROE8.0%を財務目標とする。成長の柱は「モビリティ関連ビジネス」と「コンシューマ関連ビジネス」の2軸。モビリティでは車載スピーカの高付加価値化と搭載数増加、コンシューマでは完成品ビジネス拡大と新事業創出を掲げる。株主還元については、配当性向を従来の30%から40%に引き上げ、自己資本配当率(DOE)2%を下限とする。これらの施策によりPBR1倍以上の達成を目指す。

業界の中での役割は音響機器メーカー(スピーカ・ヘッドホン等)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,349億円
営業利益
77億円
営業利益率
5.7%
純利益
50億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
スピーカ事業1,119億円82.9%65億円5.8%
モバイルオーディオ事業125億円9.3%7億円5.6%
その他事業106億円7.9%5億円4.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スピーカ事業主力

車載用スピーカ・スピーカシステム、テレビ用スピーカ等の製造・販売。グローバルに生産・販売拠点を展開。

主な製品・サービス2
車載用スピーカ・スピーカシステム
自動車向けのスピーカおよびスピーカシステム。車内音響を最適化する製品を供給。
テレビ用スピーカ
薄型テレビ向けのスピーカユニット。高音質・薄型化に対応。

02モバイルオーディオ事業主力

ヘッドホン・ヘッドセット、イヤホンドライバおよび振動アクチュエータ等の製造・販売。スマートフォンや携帯音楽プレーヤー向け等に供給。

主な製品・サービス3
ヘッドホン・ヘッドセット
有線・無線のヘッドホン、ヘッドセット。音響機器メーカーや通信機器メーカー向けにOEM供給。
イヤホンドライバ
イヤホン用の小型スピーカユニット(ドライバ)。高音質・小型化を実現。
振動アクチュエータ
振動を発生させるデバイス。ゲームコントローラーや触覚フィードバック機器向け。

03その他事業副次

接近通報音用スピーカ、車両緊急通報システム用スピーカ、および「フォステクス」ブランドのスピーカ等の製造・販売。

主な製品・サービス3
接近通報音用スピーカ
電気自動車等の接近を知らせるスピーカ。安全性向上に貢献。
車両緊急通報システム用スピーカ
緊急通報システム(eCall等)に使用されるスピーカ。
フォステクスブランド製品
同社の自社ブランド「フォステクス」によるスピーカーシステムやユニット。オーディオ愛好家向け。

製品と技術

車載用スピーカとスピーカシステム

同社の主力製品。自動車メーカー向けにスピーカユニットおよびスピーカシステムを供給する。車内音響を最適化するため、ブランデッド・プレミアムレベルにフォーカスした販売戦略を展開。1台あたりの搭載製品数を増やすことで収益性向上を図る。近年は次世代車室内音響空間や車内外警告音への応用も進めており、電気自動車の接近通報音用スピーカも同事業に含まれる。グローバルな生産拠点を活かし、世界各地の自動車組み立てラインに合わせた供給体制を持つ。

ヘッドホン・イヤホンドライバと振動アクチュエータ

モバイルオーディオ事業の中心製品群。有線・無線ヘッドホン、ヘッドセットを音響機器メーカーや通信機器メーカー向けにOEM供給する。イヤホン用の小型スピーカユニット(イヤホンドライバ)は高音質と小型化を両立。振動アクチュエータはゲームコントローラーや触覚フィードバック機器向けに用いられ、民生用アクチュエータの販売も好調である。2025年3月期には主要顧客向けイヤホン・イヤホンドライバの出荷が計画を上回った。

フォステクスブランドとその他特化製品

その他事業では、電気自動車の接近を知らせる接近通報音用スピーカ、車両緊急通報システム(eCall等)用スピーカを製造し、安全性向上に貢献する。また自社ブランド「フォステクス」により、オーディオ愛好家向けのスピーカーシステムやユニットを販売。2025年3月期の同事業売上高は106億円で、構造改革の効果により営業損失から営業利益475百万円へ改善した。小型音響部品事業や警報音用スピーカも含まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

音響部品で確固たる地位、業績安定

フォスター電機は、音響部品や電子部品を手掛ける電気機器メーカーで、売上高1,376億円(2025年3月期)と業界内で中堅の規模。営業利益率4.94%と安定的だが、2026年3月期は減収見込み。同業の日清紡ホールディングスやイビデンと比較すると規模は小さく、特定分野に依存する傾向がある。海外展開は積極的で、グローバルな需要を取り込んでいる。

強み

  • 音響部品で高い技術力を持ち、自社ブランド製品も展開。
  • 海外売上比率が高く、海外拠点を活用した生産・販売体制。
  • 売上高1,300億円超と安定した収益基盤を持ち、財務も健全。
  • 車載向けや家電向けなど多様な製品ラインを有し、リスク分散。

課題

  • 音響市場は成熟しており、成長鈍化が懸念される。
  • 営業利益率4.94%と低く、高付加価値化による改善が必要。
  • 新興国メーカーとの競争が激しく、価格競争にさらされる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

受動部品・センサの時価総額近傍。太字がフォスター電機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16727ワコム1,137億円11.9倍
26929日本セラミック1,017億円14.5倍
36961エンプラス939億円16.6倍
46800ヨコオ892億円22.5倍
56999KOA825億円20.7倍
66794フォスター電機741億円13.4倍
76908イリソ電子工業683億円16.6倍
86997日本ケミコン680億円40.1倍
96768タムラ製作所661億円
106809TOA617億円16.8倍
116779日本電波工業616億円29.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(受動部品・センサ)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

信濃音響研究所からフォスター電機へ(1949~1959)

1949年6月、東京都渋谷区に信濃音響研究所を創立し、スピーカの製造販売を開始した。1953年5月に信濃音響株式会社へ改組。1959年5月、フォスター電機株式会社に改称した。創業から10年でスピーカ専業メーカーとしての基盤を固め、社名に「フォスター」を冠するようになった。この間、技術蓄積を進め、後の製品多様化の土台を築いた。

上場と製品ライン拡大(1962~1969)

1962年2月、株式の額面変更のため株式会社フォスター研究所に吸収合併され、改めてフォスター電機株式会社となった。同年5月、東京証券取引所市場第2部に上場。同時期にマイクロホンの製造販売を開始し、1964年にはヘッドホン、1966年にはオーディオアンプ・チューナーと製品群を拡大した。1969年7月、本社を東京都昭島市に移転。これにより生産・開発機能を集約し、音響機器メーカーとしての総合力を高めた。

海外拠点設立でグローバル化を推進(1965~1973)

1965年2月、関係会社フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd.を設立し、最初の海外子会社とした。続いて1972年7月にシンガポール、同年10月にアメリカ、1973年10月にヨーロッパ(ドイツ)に販売・生産拠点を設立。これらの拠点は現地市場への販売と生産の両方を担い、グローバルな供給網の基礎を形成した。1970年代前半のこの動きにより、同社は多国籍企業としての体制を整え始めた。

中国進出と品質認証、東証1部指定(1988~1999)

1988年8月、中国での委託加工を開始。1991年3月にはインドネシアにPTフォスターエレクトリックインドネシアを設立した。1999年3月、当社及び子会社でQS-9000、ISO9001の認証を取得し、品質管理体制を国際基準に適合させた。同年9月、東京証券取引所市場第1部に指定され、貸借取引銘柄にも選定。この時期に中国生産を本格化させ、同時に上場市場を昇格させることで、企業規模と信用力を高めた。

新興国展開とESTecグループ統合(2001~2010)

2001年10月、中国に広州豊達電機有限公司を設立。2006年1月にはベトナム(フォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd.)、2008年4月にタイ、同年6月にダナンと、東南アジアへ生産拠点を拡大した。2006年7月にESTecコーポレーション株式を取得し持分法適用関連会社とし、2009年3月に追加取得で連結子会社化。これにより音響部品の設計・製造能力を補強し、グループ全体の事業基盤を強化した。

年表27件を開く

1940年代

  • 1949年6月創業東京都渋谷区に信濃音響研究所を創立しスピーカの製造販売を開始。

1950年代

  • 1953年5月信濃音響株式会社に改組。
  • 1959年5月フォスター電機株式会社に改称。

1960年代

  • 1960年3月昭島工場建設。
  • 1962年2月マイクロホン製造販売を開始。
  • 1962年2月創業株式の額面変更のため株式会社フォスター研究所(1948年6月1日設立)に吸収合併、フォスター電機株式会社に改称。
  • 1962年5月上場株式を東京証券取引所市場第2部に上場。
  • 1964年4月ヘッドホンの製造販売を開始。
  • 1965年2月関係会社フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd.設立(現・連結子会社)。
  • 1966年4月オーディオアンプ、チューナーの製造販売を開始。
  • 1969年7月本社を東京都昭島市に移転。

1970年代

  • 1972年7月関係会社フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.設立(現・連結子会社)。
  • 1972年10月関係会社フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.設立(現・連結子会社)。
  • 1973年10月関係会社フォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbH設立(現・連結子会社)。

1980年代

  • 1986年11月M&A株式会社トネゲンを吸収合併。
  • 1988年8月中国での委託加工開始。

1990年代

  • 1991年3月フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.の100%出資で関係会社PT フォスターエレクトリックインドネシア設立(現・連結子会社)。
  • 1999年3月当社及び子会社、QS-9000、ISO9001の認証取得完了。
  • 1999年9月東京証券取引所市場第1部に指定。東京証券取引所貸借取引銘柄に選定。

2000年代

  • 2000年3月本社、ISO14001を取得。
  • 2001年10月関係会社広州豊達電機有限公司設立(現・連結子会社)。
  • 2006年1月関係会社フォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
  • 2006年7月ESTec コーポレーション株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。
  • 2008年4月関係会社フォスターエレクトリックIPO(タイランド)Ltd.設立(現・連結子会社)。
  • 2008年6月関係会社フォスターエレクトリック(ダナン)Co.,Ltd.設立(現・連結子会社)。
  • 2009年3月ESTec コーポレーション株式を追加取得し、連結子会社とする。

2010年代

  • 2010年1月関係会社豊達音響(河源)有限公司設立(現・連結子会社)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで1,500億円
  • 営業利益2027年度まで90億円
  • 営業利益率2027年度まで6.0%
  • ROE2027年度まで8.0%
  • 配当性向2025年度まで40%水準

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    モビリティ関連ビジネスの成長

    次世代モビリティにおいて車室内音響空間、次世代HMI、車内外警告音等で付加価値を高め、自動車1台あたりの搭載数を増加させる。市場成長率を上回る売上高成長を目指す。

  2. 02

    コンシューマ関連ビジネスの拡大

    完成品ビジネスの拡大と新事業創出により収益性を向上。ライフスタイル、ライフソリューション、ライフエンハンスメントの3分野でビジネスを拡大する。

  3. 03

    コスト構造改革の推進

    収益力強化のため、コスト構造改革を推進する。

  4. 04

    BESG経営の推進

    事業領域とESGを組み合わせたBESG経営を実践し、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指す。

  5. 05

    株主還元の強化

    配当性向を30%から40%に引き上げ、DOE2%下限を設定。PBR1倍以上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で16,260人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は744万円で、9期前と比べて+11.4%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は14.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月49,194
2018年3月44,983
2019年3月66844.416.025,601
2020年3月67744.816.120,677
2021年3月62944.816.018,611
2022年3月63244.615.617,258
2023年3月66744.716.015,574
2024年3月68944.215.215,752
2025年3月71943.314.315,60644
2026年3月74443.314.216,26047

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率42.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 5 / 海外 7、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ベトナム バクニン3,984百万円
スピーカ事業及びモバイルオーディオ事業
本社 — 東京都昭島市3,273百万円
スピーカ事業、モバイルオーディオ事業及びその他事業
ベトナム ビンズォン2,818百万円
モバイルオーディオ事業及びその他事業
中国 広州市1,894百万円
スピーカ事業、モバイルオーディオ事業及びその他事業
中国 河源市1,788百万円
スピーカ事業
ベトナム ビンズォン1,418百万円
スピーカ事業
ミャンマー ティラワ1,390百万円
スピーカ事業
ベトナム クアンガイ1,363百万円
スピーカ事業
韓国 慶尚南道1,085百万円
スピーカ事業及びモバイルオーディオ事業
ベトナム プートー1,044百万円
スピーカ事業及びモバイルオーディオ事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    フォスタービジネスサービス株式会社
    東京都 昭島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フォスター 電子株式会社
    東京都 昭島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    フォスター エレクトリック(ダナン)Co.,Ltd.
    ベトナム ダナン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    豊達音響(河源)有限公司
    中国 河源市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    广州富星電声科技股份有限公司
    中国 広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    フォスター エレクトリック(タイランド) Ltd.
    タイ サムットプラーカーン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    フォスター エレクトリック(ペナン) SDN.BHD.
    マレーシア ペナン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    FSK(タイランド) Co.,Ltd.
    タイ シンブリ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    フォスター エレクトリック(ハンガリー)Kft.
    ハンガリー モール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ESTec Electronics (JIAXING) Co., Ltd.
    中国 嘉興市 · 連結子会社
    議決権64.1%
  • 国内
    ESTec America Corporation
    アメリカ イリノイ · 連結子会社
    議決権64.1%
  • 国内
    ESTec ジャパン 株式会社
    東京都 三鷹市 · 連結子会社
    議決権64.1%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,349億円営業利益77億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.0%、利益が+13.2%。

売上高
-2.0%
1,349億円
営業利益
+13.2%
77億円
純利益
+28.2%
50億円
営業利益率
5.7%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,400億円1,349億円
営業利益80億円77億円
純利益50億円50億円
1株あたり配当¥115¥115

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は351億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q32710
2024年1Q27862.20
2024年2Q319165.011
2024年3Q311175.514
2024年4Q316−2
2025年2Q666365.424
2025年4Q710324.515
2026年2Q667436.426
2026年4Q682345.024
2027年1Q35161.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,435億円から1,349億円へ94%に減った。直近期の営業利益率は5.7%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,4355333
2014年3月1,6766323
2015年3月1,89110449
2016年3月1,90910868
2017年3月1,6093011
2018年3月1,8489143
2019年3月1,40343−20
2020年3月1,0732616
2021年3月8522−34
2022年3月911−75−70
2023年3月1,213238
2024年3月1,2244323
2025年3月1,37668774.939
2026年3月1,34977805.750

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,349億円のうち、営業利益として残るのは77億円5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は50億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.5%1,113億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%160億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%77億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
5.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが69億円、投資CFが−58億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は205億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月16−11993−10354
2014年3月95−42−545358
2015年3月155−44−11511159
2016年3月241−39−67202179
2017年3月44−11117−67120
2018年3月82−71−2911102
2019年3月180−34−29146215
2020年3月1115−88116239
2021年3月7−20−26−13204
2022年3月−128−3168−159121
2023年3月4−1318−9136
2024年3月154−85−4469170
2025年3月148−8−99140208
2026年3月69−58−2311205

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,122億円。このうち返さなくてよい自己資本が769億円で、自己資本比率は60.3%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月94542651942.5
2014年3月98048649446.3
2015年3月1,04864939958.2
2016年3月98767031763.7
2017年3月1,02463938558.2
2018年3月1,00966834161.5
2019年3月91359332059.5
2020年3月80859021866.5
2021年3月77256021265.6
2022年3月86151634554.7
2023年3月92956536455.0
2024年3月1,02764338456.5
2025年3月1,06868738157.0
2026年3月1,12276935360.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
202億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
427億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
353億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り224社中27位あたり、逆に低いのは売上成長率224社中181位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.7%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.3%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.0%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,964で、1年前と比べて+41.7%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥2,964-1.5%1ヶ月+1.7%1年+41.7%時価総額741億円
過去52週の値幅
安値¥2,122高値¥3,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR0.99倍
配当利回り3.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に2924円で、前日比5.37%下落したが、1ヶ月では+2.06%と上昇しており、25日線(2898円)付近で推移している。52週高値3500円からは16.5%下落しているが、年初来では+46.44%と堅調。RSI63.25とやや過熱感があり、出来高は直近で20万株を超え、売買が活発化している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PER12.9倍は業界平均29.4倍を大幅に下回り割安。PBR0.95倍は業界平均2.23倍を下回り、解散価値近辺。配当利回り2.79%は業界平均1.95%を上回る。ROE7.7%は業界平均並みだが、収益性は安定。売上高は増加傾向で、今後も増益予想。バリュエーションは過小評価されており、割安圏と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍30.8倍
PER (予想)13.3倍
PBR0.99倍2.58倍
ROE7.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、車載向けスピーカーでの高いシェアと自動車生産回復による増収、2025年3月期の増益傾向を評価する。また、PBR0.95倍と割安で、配当利回り2.8%も魅力的と見る。一方、弱気派は、自動車業界のEVシフトやコスト削減圧力が音響部品の収益を圧迫する可能性や、競争激化による値下げリスクを警戒する。また、営業利益率が5%前後と低く、成長性に疑問視する声もある。

プラスに働く材料7
  • 車載スピーカーで高シェア

    自動車メーカーとの強固な関係で安定的な受注。

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.95倍と解散価値割れ、配当利回り2.8%。

  • 増益基調の継続

    2025/3期は営業利益68億円と前年比増益。

  • PBR0.95倍の解散価値割れ不定影響

    時価総額714億円に対し純資産約753億円、資産価値割れで買い安心感

  • 営業利益3年連続増加通年影響

    2026/3期営業利益77億円(前期比13.2%増)、収益力向上が評価

  • 外国人保有比率44%の需給安定継続影響

    外国法人所有比率44.4%と高く、大口売りのリスクが低い

  • 配当利回り2.79%の魅力次回株主総会影響

    1株配当80円(利回り2.79%)、業績向上で増配余地あり

マイナスに働く材料7
  • 自動車業界のコスト圧力

    EVシフトで自動車メーカーの部品コスト削減が強まる。

  • 競争激化のリスク

    中国メーカーなどの台頭で価格競争が激化。

  • 利益率の低さ

    営業利益率5%前後と高収益とは言えず、改善が見込めない。

  • 売上高減少基調通年影響

    2026/3期売上高1349億円は前期比2.0%減、需要減退が懸念

  • ROE7.7%は業界平均並み継続影響

    自己資本利益率7.7%は高成長企業には劣り、バリュエーション上昇の壁

  • 電気機器需要変動リスク不定影響

    自動車向けスピーカーなど市況悪化時は受注減の可能性

  • 業績予想下方修正リスク決算発表後影響

    2026/3期売上予想は前期比減収、さらに下方修正の可能性

次の決算で確かめる点
車載用売上高
主力事業の動向。自動車生産台数に連動。
営業利益率
収益力の指標。5%超えが維持されるか。
海外売上比率
グローバルな需要動向を把握。中国市場の影響も。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり115で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは3.88%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥115
1株あたり
配当利回り
3.88%
いまの株価に対して
配当性向
71.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月40113.3
2018年3月5537.5280.5
2019年3月20−63.663.1
2020年3月3575.0234.1
2021年3月15−57.1
2022年3月10−33.3
2023年3月20100.0
2024年3月2525.0118.1
2025年3月60140.0125.7
2026年3月8033.371.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥115

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,543人。区分でいちばん多いのは外国法人42.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.7%を占め、残る72.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人34.021.619.426.119.542.8
金融機関35.835.040.431.437.324.8
個人・その他23.833.929.231.634.123.8
自己株式10.610.610.610.310.39.3
証券会社3.15.78.07.35.24.2
事業法人3.33.63.03.54.02.9
外国人個人0.00.00.00.00.01.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01BRIDGESTREAM LIMITED,AS TRUSTEE OF AXC STRATEGIC OPPORTUNITIES(常任代理人 立花証券株式会社)13.76
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.15
03BRIDGESTREAM LIMITED,AS TRUSTEE OF AXC STRATEGIC OPPORTUNITIES(常任代理人 立花証券株式会社)8.90
04AVI JAPAN OPPORTUNITY TRUST PLC(常任代理人 株式会社みずほ銀行)5.62
05株式会社みずほ銀行4.06
06株式会社三菱UFJ銀行3.78
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.99
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.85
09立花証券株式会社1.84
10みずほ信託銀行株式会社1.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-26
    アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド (Asset Value Investors Limited)
    新規の大量保有報告
    7.16%
    +1.14pt
  • 2026-05-22
    アクシウム・キャピタル・ピーティーイー・エルティーディー(Axium Capital Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    22.66%
  • 2026-05-18
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    3.78%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+55%、1株純資産は14期で+75%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1431,7239.19.051.4
2014年3月1001,9455.412.6113.3
2015年3月2062,2799.114.637.6
2016年3月2552,35011.09.343.2
2017年3月412,3161.846.4113.3
2018年3月1662,4127.015.7280.5
2019年3月−832,404−3.563.1
2020年3月692,3692.916.1234.1
2021年3月−1482,276−6.4
2022年3月−3162,126−14.4
2023年3月382,3021.730.1
2024年3月1042,6074.212.2118.1
2025年3月1752,7266.67.4125.7
2026年3月2213,0137.713.171.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額394百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
岸和宏代表取締役社長CEO62
望月昭人取締役副社長CFO グローバルコーポレートサポート本部長60
三浦広貴専務取締役 技術本部長/フェロー63
高原泰秀常務取締役 営業本部長 兼 アジア統括64
金井直樹取締役 製造本部長63
松本実取締役69
中条薫取締役65
江連淑人取締役67
田中達人常勤監査役62
木本聡子監査役66
大上有衣子監査役51
野村有季子監査役56
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
門田泰人取締役51
金智寿取締役62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9190436930234
監査役4444411
社外監査役325258
社外取締役423236

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,242字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業集団は、2026年3月31日現在、フォスター電機株式会社(当社)、連結子会社26社及び持分法適用関連会社1社により構成されており、「スピーカ事業」、「モバイルオーディオ事業」のセグメント区分及びそれらに含まれない「その他事業」の製造と販売を行っています。 事業内容と当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりです。 区分   主要事業   主要な会社 スピーカ事業   車載用スピーカ・スピーカシステム、テレビ用スピーカ等の製造・販売   当社 フォスター電子株式会社 フォスターエレクトリック(クアンガイ)Co.,Ltd. フォスターエレクトリック(バクニン)Co.,Ltd. フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd. 広州豊達電機有限公司 豊達音響(河源)有限公司 广州富星電声科技股份有限公司 フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd. フォスターエレクトリック(ティラワ)Co.,Ltd. フォスターエレクトリック(タイランド)Ltd. フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.),Inc. フォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbH フォスターエレクトリック(ハンガリー)Kft. ESTec コーポレーション ESTec Electronics (JIAXING) Co.,Ltd. ESTec VINA Co.,Ltd. ESTec America Corporation ESTec Phu Tho Co.,Ltd. ESTec ジャパン株式会社 ESTec Electronics India Private Limited モバイルオーディオ 事業   ヘッドホン・ヘッドセット、イヤホンドライバおよび振動アクチュエータ等の製造・販売   当社 フォスター電子株式会社 フォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd. フォスターエレクトリック(ダナン)Co.,Ltd. フォスターエレクトリック(バクニン)Co.,Ltd. フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd. 広州豊達電機有限公司 フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.),Inc. フォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbH ESTec コーポレーション その他事業   接近通報音用スピーカ、車両緊急通報システム用スピーカ、「フォステクス」ブランド製品の製造・販売等   当社 フォスタービジネスサービス株式会社 フォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd. フォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd. 広州豊達電機有限公司 广州富星電声科技股份有限公司 フォスターエレクトリック(ペナン)SDN.BHD. FSK(タイランド)Co., Ltd. フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.),Inc. フォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbH 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,455字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来の社是「誠実」のもと、ミッションを「未来社会に音で貢献する」、ビジョンを「音に関わる製品やソリューションを通して世界中に豊かで快適な空間・楽しさ・喜び・安心安全を提供する」とし、「世界一の『音響』ソリューションパートナー」を長期的に目指す姿に掲げ、「音響」ソリューションのスペシャリストとして、業界での地位を確固たるものにするために、グローバル企業としてさらなる事業の充実と企業価値の向上を図りながら、持続的な成長を実現するための体制作りを推進します。 (2)中長期的な会社の経営戦略 (2025~2027年度 中期事業計画の概要) ・財務目標 2027年度の目標として売上高1,500億円、営業利益90億円、営業利益率6.0%、ROE8.0%といたします。 この財務目標を達成するための柱として、「モビリティ関連ビジネス」と「コンシューマ関連ビジネス」の2つで成長戦略を策定しました。 ・成長戦略:モビリティ関連ビジネス 2023年度末から2027年度の4年間の自動車市場の予想成長率を上回る20%以上の中期売上高成長率の実現を目指します。 モビリティ関連ビジネスにおいては、量産開始の3年以上前に受注ができるケースが多いことから、この売上増加目標は、既に受注したビジネスが多く含まれている為、十分に実現可能な目標として設定しています。 「次世代モビリティにおいて豊かで快適な空間・楽しさ・喜び・安心安全を提供すること」を目的に、長年磨き上げた車載向けスピーカ技術を使って、次世代車室内音響空間 / 次世代HMI / 車内外警告音等で付加価値向上を図り、且つ自動車1台あたりの搭載数を増加させます。 ・成長戦略:コンシューマ関連ビジネス 従来のモビリティ関連ビジネスに加え、今後の更なる成長の柱として位置づけています。 「豊かで快適な空間・楽しさ・喜び・安心安全を軸にモビリティ関連ビジネスに次ぐ柱を構築」することを目的に、総合的な製品設計力と進化を続ける独自技術で、より付加価値の高い完成品ビジネスの拡大と新事業の創出で収益性を向上させます。当社の強みを活かせる分野として、新規長期収益基盤確立プロジェクトであります「Beyond2025」における3つの柱を構築し、「ライフスタイル」「ライフソリューション」そして「ライフエンハンスメント」の分野で、ビジネスを拡大させ成長させます。 ・資本政策 資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、株主還元策を強化します。 具体的には、成長戦略に基づき持続的成長を実現させ、そこから得られる収益について成長投資・内部留保等を確保しつつ、株主還元として配当性向を前年度までの「30%水準」から2025年度より「40%水準」へと10%引き上げます。 また、継続的かつ安定した株主還元を維持する観点から、配当性向に加えDOE(自己資本配当率)を導入し、「2%を下限」として設定します。加えて、「中期事業計画」の進捗状況や内外環境の変化等も踏まえ、必要に応じて更なる株主還元策の検討も行う予定です。 「成長戦略」と、この「資本政策」にかかる施策を推進することで、中期事業計画期間中の「PBR1倍以上」の達成を目指します。 (コーポレート・ガバナンス) 取締役会の主導のもと、経営環境の変化に迅速かつ的確に対応できる意思決定と、適法かつ適正な業務執行が可能な経営体制および公正で健全な経営システムの確立に取り組みます。同時に、グローバル経営をさらに高度化するため、グループガバナンスを強化し、より実効性の高い体制を整え、企業価値・株主価値の最大化を目指します。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、2024年11月に公表しました2025~2027年度 中期事業計画において、売上高1,500億円、営業利益90億円、営業利益率6.0%、ROE8.0%を中期財務目標としています。 (4)経営環境と対処すべき課題 世界経済は、今後も不透明な状況が続くと見込まれます。中東情勢悪化や日中関係の緊張、また米国政権による政策変更・資源価格高騰等のインフレ・為替変動、中国経済減速等が複合的に絡み合う状況です。 当社グループが注力する自動車関連市場では、米国の関税政策の影響は収束に向かいつつも、中東情勢の影響による資源価格の高騰や半導体メモリーの供給懸念などあり、先行きも不透明な状況です。 このような状況下、当社は、車載ビジネスにおいて中期事業計画で掲げた成長戦略であるブランデッド・プレミアムレベルにフォーカスした販売戦略の推進等により、1台あたりの搭載製品数拡大と収益性向上に向けた取り組みを加速させます。 当社では、中期事業計画における財務目標として、売上高1,500億円・営業利益90億円・営業利益率6%・ROE8%を設定しましたが、この目標を達成させるため「成長戦略」によるビジネスの拡大と「コスト構造改革」による収益力の強化の両輪を回していきます。 具体的には、主に以下の方針のもと諸施策を実施します。 (基本方針) 中期事業計画加速の年 (方策) 1. 成長戦略の具現化と、その先に向けての積極的ビジネス拡大 2. 新製品・新技術への取り組み強化 3. 車載業務品質の徹底 4. コスト構造改革の推進 5. BESG 経営の推進 当社グループは、社是「誠実」を基盤に、卓越した音と振動のテクノロジーを通じて「豊かで快適な空間・楽しさ・喜び・安心安全を提供」し、持続可能な社会の実現に向けて従来の ESG に事業領域(B)を加えたBESG経営を実践することで、更なる企業価値の向上を目指します。 ※当面の懸念材料への対応等は「事業等のリスク」に記載。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
事業等のリスク4,818字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループ(以下、当社という。)では、リスク・危機管理委員会が当社のリスクマネジメント活動を推進する役割を担っており、定期的に当社におけるリスクの識別、当該リスクが顕在化する可能性や影響度を検討し、当該リスクへの対応策の立案及び対応状況の進捗確認を行っています。リスク・危機管理委員会は、当該委員会の運営状況、直面するリスク及び対応状況を取締役会に適宜報告し、取締役会は社外取締役の専門的見地からの助言を含め監督機能を発揮しています。 経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクのうち、リスク・危機管理委員会が、特に重要と分類しているリスクは、以下のとおりです。 なお、文中における今後又は将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社が判断したものです。 特に重要と分類しているリスク 項目   リスク内容   対策 1   経済環境及び関連市場の景況   グローバルで事業を展開する当社において、世界経済や関連市場の景況感は、経営戦略の遂行に大きな影響があります。特に当社グループが注力する自動車関連市場では、米国政権の政策変更、中東情勢やロシアウクライナ紛争等の地政学リスクをはじめ、関税政策・インフレ・為替変動、物価上昇による景気減速等により、急激な需要低下が発生した場合は、受注減に加え過剰在庫をもたらす等、当社の業績及び財務状態にさらに影響を及ぼす可能性があります。 ・当社製品の最終消費地域(主に、欧米、日本を含むアジア)における景況感の悪化とそれに伴う需要減。 ・当社が生産を行う地域(中国、ベトナム、ミャンマー等)の経済発展に伴う人件費上昇。   ・顧客との連携をより密接にし、需要動向を的確に把握。 ・世界情勢を十分に勘案し、BCPの観点も含め適時・適切な生産管理・在庫管理の実施。 ・販売地域や生産地域における情報収集と分析。 ・各種リスクを低減させるグローバル・サプライチェーンの構築と高付加価値製品の提案。 ・自動化・機械化の推進と、人と機械を調和させた効率的な生産体制の構築による人員の最適化。 2   ODM・OEM得意先企業の景況への依存   ・取引依存度の高い企業の販売・業績不振、経営合理化・リストラ、予期しない契約の変更・解除、調達方針の変更等による取引減少。 ・取引依存度の高い企業からの値下げ要求。   ・取引依存度の高い企業の財務モニタリングや信用調査による与信管理。 ・高付加価値製品のマーケティング。 ・ビジネス・ポートフォリオの見直しによる上位取引企業への依存度引下げ。 3   新商品の開発   当社は、継続して価値ある新製品を開発し、より付加価値のある製品をタイムリーに市場に提供することを重要な経営戦略として位置付けています。当該経営戦略に伴い主に以下のリスクがあります。 ・マーケット・ニーズの予測が外れるリスク。 ・急速な技術変化により、当社製品が市場ニーズの流れに乗り遅れるリスク。 ・新技術の製品化遅延により、市場ニーズにマッチしなくなるリスク。   ・顧客や消費者からの情報収集と分析。 ・提案型マーケティングと開発へのフィードバック。 ・振動アクチュエータをはじめ新技術・新製品の開発体制の構築。 ・社会的ニーズの把握と環境配慮型製品の開発。 ・M&A候補の継続的調査と産学連携など他社との協業。 4   資材費・部材費の高騰   ・当社は、鉄、レアアース(ネオジム、ジスプロシウム)、原油、銅等の市況の影響を受けますが、資材・部材の調達価格が急激に上昇した場合、当社の業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。特に米国/イスラエル・イラン戦争の影響で原油・石油化学製品およびフェライトマグネット等一部原材料の調達価格が高騰しているため、更に急激に調達価格が上昇した場合、当社の業績及び財務情報に影響を及ぼす可能性があります。   ・サプライヤーと当社双方で先行購入による在庫積み増し。 ・市場相場連動制の導入を含めた価格転嫁 ・コスト低減に向けたサプライヤーへの提案。 ・振動系部品を中心とした主要部品の内製化の推進。 5   海外展開・進出の潜在リスク   ・予期しない法令や規制の変更。 ・予期しない政治的経済的変動。 ・人財の採用・確保・育成難。 ・社会的共通資本(インフラ)の整備遅 れ。 ・テロ・争乱・その他の社会的混乱。   ・専門的な能力を備えた現地スタッフの採 用。 ・現地弁護士等、外部専門家からのアドバイ ス。 ・現地ソサエティ等を活用した情報収集と分 析。 ・事業活動を通じた地域貢献と納税。 ・拠点間の連携によるバックアップ体制の整 備。 6   製品の品質   車載関連ビジネスを中心におく事業変革・意識変革を推進している当社において、車載向け製品の品質を高めることは経営戦略の根幹です。当該経営戦略に伴って、以下のリスクがあります。 ・顧客品質要求を充足できないリスク。 ・大規模な製品クレームやリコール、製造物責任に繋がるような重大な欠陥リスク。 ・原材料の品質不良を原因とする完成品の欠陥。   ・品質人財育成と品質を重視した組織風土の醸成。 ・一般車載品質管理から「より高度な品質管理」へ転換するための体制・仕組みの構築。 ・各拠点を含むクロスファンクショナルチームによるグローバル品質改善活動。 ・仕入れ先の品質管理モニタリング。 ・戦略的パートナー(仕入れ先)との関係強化。 ・新規の仕入れ先や業務委託先の調査。 7   国内外の競合状況と価格競争の動向   製品価格は、当社製品の需要を決定する重要な要素であり、経営戦略において重要な要素です。当該経営戦略に伴い、主に以下のリスクがあります。 ・競合会社による競争力ある製品の発売。 ・競合会社との価格競争激化。 ・低価格品への需要シフト。 ・商品のコモディティ化による価格の低下。   ・VE/VAによる継続的なコスト削減。 ・高付加価値製品の開発とマーケティング(「音と振動によるソリューション」の提供)。 ・価格・品質・納期・技術・サービスでの差別化。 ・知財活動による企業価値の維持と向上。 ・基幹部品の内製化によるコストダウン。 8   公的な規制への対応 法的規制・制限   ・事業・投資に関する各国の法改正、安全保障貿易その他の輸出規制、関税その他の輸出入制限(米国関税政策による直接的な関税負担の発生、間接的な需要動向への影響、貿易摩擦に起因した部材仕入れへの制約)等。 ・通商、独占禁止、特許等知的財産権、消費者、租税、為替管理、情報セキュリティ、環境・リサイクル関連の法規制の適用。   ・コンプライアンス委員会、安全衛生委員会等による教育研修。 ・内部通報制度の整備と運営。 ・グローバルな販売構成、顧客との丁寧な関税の転嫁交渉、製造拠点のスピーディーな移管やロジスティクスの機動的な見直し等によるリスクの低減。 ・先願調査、侵害調査の周知徹底による知的財産権侵害リスクの低減。 ・環境マネジメントシステムに基づき、定期的なアセスメントによる環境関連法の順守徹底と規制変化への対応。 ・サイバーセキュリティリスクを想定した情報セキュリティの構築。 9   金利上昇リスク   ・金利上昇に伴う支払利息の増加リスク。 ・取引先の与信リスク。 ・資本コスト上昇リスク。     ・長期短期資金調達の最適化。 ・売上債権、棚卸資産及び仕入債務の回転期間の最適化。 ・与信管理の強化。 ・最適資本負債構成の検証と対応。 10   情報セキュリティに関するリスク   事業の円滑・効率的な運用等を目的として、ITシステムの利活用及びDXの推進は重要な経営戦略です。当該経営戦略に伴い主に以下のリスクがあります。 ・サイバー攻撃等によるシステム障害、業務停滞リスク。 ・個人情報・機密情報等の情報漏洩等のリスク。 ・サプライチェーン情報セキュリティ脆弱リスク。   ・情報セキュリティ規程の整備・適宜更新。 ・外部機関によるネットワークの脆弱性検査と対策。 ・セキュリティシステムの強化。 ・従業員に対しての標的型攻撃メール訓練。 ・従業員への研修やモラル教育等による情報管理の重要性の周知徹底。 ・サプライチェーン全体の情報セキュリティ体制のモニタリング強化。 11   気候変動に関するリスク   気候変動への取組みは地球規模での課題であると同時に企業の使命です。持続的な成長に向け環境に配慮したモノづくりは当社の重要な経営戦略です。当該経営戦略に伴い主に以下のリスクがあります。 ・脱炭素社会に向けたコストの増加及び企業ブランドの毀損による販売機会の逸失。 ・異常気象による原材料の高騰。 ・異常気象による罹災への対処が遅れ工場操業停止やサプライチェーンの寸断による製品サービス供給停止。   ・サステナビリティ委員会、環境委員会を中心とする対策強化。 ・国際要請の確認及び環境目標の適宜見直し及び推進。 ・「資材費・部材費の高騰リスク」参照。 12   為替の変動   ・海外拠点における現地通貨の下落により、子会社の業績や企業価値が下がるリスク。 ・海外拠点における現地通貨の上昇により、現地人件費など製造コストが上昇するリスク。 ・外貨建債権・債務のアンバランスにより、換算差損が生じるリスク。 ・円安進行により輸入用在庫の粗利益が減少するリスク。   ・各国為替相場のモニタリングと為替予約やデリバティブの活用。 13   人財確保・育成   企業価値を高め持続的な成長を実現するためには、多様な価値観や専門性を持った人財が必要不可欠であり、人財戦略は重要な経営戦略です。当該経営戦略に伴い主に以下のリスクがあります。 ・少子高齢化や雇用環境の変化等により、当社の求める人財の確保やその定着・育成が計画通りに進まない。 ・労働市場の状況により、必要なタイミングに必要な能力を有する人財を確保できない。 ・優秀な人財の社外流出。 ・人財育成がうまくいかず、技術の承継ができなくなる。   ・個々人の価値観を尊重し、多様性を受け入れる文化を醸成するため、Foster Rhythm(行動基準及び大切にする価値観)を整備し、普及させる活動を継続。 ・「働き方改革」の推進により、ワークライフバランスを実現できるさまざまな勤務形態や休暇制度の選択肢を提供。 ・モチベーション向上につながる人事処遇制度の確立。 ・専門性を重視した中途採用。 ・幹部人財の育成と後継者計画プログラムの強化。 ・ダイバーシティの推進。 ・国籍を問わないグローバル人財の登用。 ・健康経営の推進。 ・ハラスメント教育や内部通報制度の整備。 14   災害等による影響   ・地震、洪水、停電等の災害の発生。 ・重大事故の発生。 ・感染症の拡大。   ・地域や事業に応じたBCP(事業継続計画)を策定。 ・早期復旧体制の整備(被災時の初期対応、報告、方法、各種対策本部の設置、役割の明確化等)。 ・ウイルス感染を防止する職場環境の整備と新しい勤務体系の提供。 15   減損会計の適用による影響   ・減損損失の計上。   ・設備投資委員会の運営(投資回収性等の審査や経過管理)。 ・各子会社の業績モニタリングと兆候の有無の確認。 16   税務に係るリスク   ・追徴課税   ・税務アドバイザー等、外部専門家からの助言。 ・BEPS文書の整備と更新。 ・移転価格ポリシーの整備や移転価格契約の締結・更新。 ・バイラテラルAPAの締結。
経営成績の分析 (MD&A)5,601字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 業績の概要 当期における世界経済は、米国政権の政策変更や中国のレアアース輸出規制、加えて中東情勢等の地政学リスクや資源価格高騰による物価上昇等、先行きは不透明な状況が継続しました。 当社グループが注力する自動車関連市場は、米国の関税政策見直しにより、直接的な関税負担や間接的な需要動向への影響がありましたが、当社では、ロジスティクスの機動的な見直しや、顧客との丁寧な関税の転嫁交渉等、関税影響の極小化に努めました。また、昨年4月より新たな中期事業計画をスタートさせ、「モビリティ関連ビジネス」と「コンシューマ関連ビジネス」の2つの成長戦略を掲げ、更なる成長の実現に向けた取り組みを行いました。主力となる「モビリティ関連ビジネス」においては、長年培ってきた車載向けスピーカの品質とグローバルな安定供給体制を強みとして、車載関連ビジネスの受注を増やすことに注力しました。 以上の結果、当期連結業績における売上高は134,910百万円(前期比2.0%減)、営業利益は7,670百万円(前期比12.9%増)、経常利益は8,002百万円(前期比3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,951百万円(前期比26.9%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりです。 [スピーカ事業] ブランデッド・プレミアムレベルにフォーカスし、新たな顧客ベースを構築する販売戦略を推進しましたが、中国における一部の自動車メーカー向けのスピーカ販売が想定通り落ち込んだこと等により、売上高は111,869百万円(前期比2.3%減)となりました。一方損益面では、米国関税政策の影響を受けたものの、上記販売戦略推進に伴い利益率の高いスピーカ販売が増加したこと、また中国における一部の自動車メーカー向けのスピーカ販売の落ち込みによる減益影響が期初想定を下回ったこと等から、営業利益は6,522百万円(前期比2.5%増)となりました。 [モバイルオーディオ事業] 民生用アクチュエータや主要顧客向けイヤホン・イヤホンドライバの販売が計画を上回る出荷となった一方、車載用ヘッドホンやその他顧客への販売が伸び悩んだこと等から、売上高は12,469百万円(前期比3.3%減)となりました。一方損益面では、利益率の高い製品販売が好調だったこともあり、営業利益は672百万円(前期比4.9%増)となりました。 [その他事業] 小型音響部品事業、「フォステクス」ブランドの製品を含むその他事業は、接近通報音・警報音用スピーカの販売が堅調だったこと等から、売上高は10,572百万円(前期比3.7%増)となりました。損益面では、以前より取り組んできた構造改革の効果により利益体質が強化され、営業利益は475百万円(前期は営業損失207百万円)となりました。 (注)上記セグメント別の売上高は、セグメント間取引消去後の数値で記載しています。 ② 販売の状況 当連結会計年度における販売の状況は下記のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) スピーカ事業   111,869   △2.3% モバイルオーディオ事業   12,469   △3.3% その他事業   10,572   3.7% 合計   134,910   △2.0% スピーカ事業 車載用スピーカ・スピーカシステム、テレビ用スピーカ等の製造・販売 モバイルオーディオ事業 ヘッドホン・ヘッドセット、イヤホンドライバおよび振動アクチュエータ等の製造・販売 その他事業 接近通報音用スピーカ、車両緊急通報システム用スピーカ、「フォステクス」ブランド製品の製造・販売等 (注)1 受注高、受注残高及び生産高につきましては、主として見込生産方式を採用しているため、記載を省略しています。 2 セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営者の視点による当社グループ(以下「当社」)の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における今後又は将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社が判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されています。この財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告金額及び偶発債務の開示、ならびに報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるような見積り・予測が必要とされます。当社経営陣は、継続的に、過去の実績や状況に応じ合理的と判断される範囲での様々な仮定に基づきその見積り・予測を評価します。その様な評価の結果は、他の方法からは即時に判定しえない資産・負債の簿価あるいは収益・費用の報告金額についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社は、以下の重要な会計方針が、当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。 a 棚卸資産 収益性の低下による簿価切り下げの方法により棚卸資産を評価しており、一定の期間を超えて受払いがなかった棚卸資産について、その滞留期間に応じて規則的に帳簿価額を切り下げる処理を行っております。顧客と連携して製品の需要予測を行うことで在庫数量の管理を行っておりますが、製品需要はその販売市場における景気や消費者動向等の外部環境の影響を強く受けることから、滞留在庫の評価には多くの不確実性を伴い、受注減や過剰在庫など、棚卸資産の評価に影響を与える事象が発生する可能性があります。 b 投資有価証券 長期的な取引関係の維持等のために、特定の金融機関及び取引先等に対する非支配持分を所有しています。これらの株式は、価格変動性が高い公開会社の株式です。公開会社への投資の場合、決算日における株価が取得価額を50%以上下回った場合及び2期連続して取得価額を30%以上下回り、かつ、回復する見込みがあると認められない場合に評価損を計上しています。将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の簿価に反映されていない損失または簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。 c 貸倒引当金 顧客等の支払不能時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しています。顧客等の財務状況が悪化しその支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 d 固定資産の減損 固定資産の減損会計の適用に際し、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位でグルーピングし、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しています。回収可能価額は、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、この前提条件に変更が生じた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。 e 繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を検討することによって回収可能性のある金額を検証しており、繰延税金資産の全部又は一部を将来実現困難と判断した場合は、相応の評価性引当額を計上しています。これは財務諸表上、法人税等調整額として表示され、当期純利益を減額させることとなります。 ② 財政状態の分析 総資産は、主に有形固定資産の増加により前連結会計年度末に比べ5,418百万円増加して112,244百万円となりました。 主な増減の内訳ですが、流動資産は、棚卸資産の増加等により、484百万円増加の83,529百万円となりました。また、固定資産は4,934百万円増加の28,715百万円となりました。 負債は、買掛金の減少等により前連結会計年度末に比べ2,776百万円減少して35,318百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金および為替換算調整勘定の増加により前連結会計年度末に比べ 8,194百万円増加して76,926百万円となり、また自己資本比率は前連結会計年度末比3.3ポイント増加の60.3%となりました。 ③ 当連結会計年度の経営成績の分析 (1)経営成績等の状況の概要① 業績の概要 をご参照下さい。 ④ キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ320百万円減少し、当連結会計年度末には20,451百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 a 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金の増加は、税金等調整前当期純利益等により6,936百万円(前年同期は、14,831百万円の資金の増加)となりました。 b 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金の減少は、設備投資等により5,781百万円(前年同期は、844百万円の資金の減少)となりました。 c 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金の減少は、長期借入金の返済や配当金の支払いにより2,331百万円(前年同期は、9,884百万円の資金の減少)となりました。 当社のキャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりです。 2022年 3月期   2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率   54.7%   55.0%   56.5%   57.0%   60.3% 時価ベースの自己資本比率   18.6%   27.5%   27.4%   27.0%   57.8% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   △1.0   49.2   1.1   0.6   1.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ   △163.6   0.7   23.9   23.2   19.4 (注)1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い ※各指標は、いずれも連結ベースの財務指標により計算しています。 ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数により計算しています。 ※キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性 a 資本政策の基本方針 当社は、持続的な成長による企業価値及び株主価値の向上を図るため、成長投資と株主還元のバランスを意識した資本政策を実施します。 また、適時適切な情報開示や投資家との積極的な対話等のIR活動を通じて資本コストの低減に努めると同時に、資本と負債の最適な構成に鑑み資本効率を高めていきます。 b 利益配分に関する基本方針 当社は、企業価値の向上を経営課題としつつ、得られた利益について成長投資・株主還元等のバランスを意識した配分を行い、総合的に株主利益の向上を図ることを基本的な方針としています。 C 資金の流動性 2027年3月期の設備投資は約101億円、研究開発費は約41億円を予定しており、所要資金については自己資金及び借入金を充当する予定です。また、(連結貸借対照表関係)及び(貸借対照表関係)に記載のとおり、コミットメントライン契約を締結しております(当連結会計年度末融資枠設定金額10,000百万円、提出日現在融資枠設定金額10,000百万円、当連結会計年度末借入実行残高500百万円)。 事業展開に伴う所要資金に対する機動的な対応のため、また不確実性が高まる環境下での不測の事態に備えて、十分な現金及び現金同等物を保有しています。現金及び現金同等物の保有額については厳密な目標水準を定めていません。 ⑥ 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当連結会計年度の連結業績目標の達成状況は以下のとおりです。 当社は、中期事業計画における財務目標として、2028年3月期(連結)売上高1,500億円・営業利益90億円・営業利益率6.0%・ROE8.0%を設定し、この目標を達成させるための成長戦略として、「モビリティ関連ビジネス」と「コンシューマ関連ビジネス」の2つの柱を掲げ、更なる成長の実現に向け取り組んで参ります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高(百万円)   91,106   121,338   122,447   137,607   134,910 営業利益(百万円)   △7,757   2,445   4,412   6,796   7,670 営業利益率(%)   -   2.0   3.6   4.9   5.7

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出典

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  • 中期経営計画新・中期経営計画の策定開始について2026-07-30

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