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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

キャピタル・アセット・プランニング

Capital Asset Planning, Inc.3965 · Standard · 情報・通信業

金融機関の営業担当者と顧客をつなぐ「フロントエンドシステム」開発に強みを持つ金融IT企業。保険から資産管理まで幅広く支援。

概要

1990年4月に大阪で創業したシステム開発企業である。金融リテールビジネス、特に生命保険会社向けのフロントエンドシステムの開発・提供を主力とする。上場は2016年10月、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場する。2025年9月期の連結売上高は96億9,408万円、従業員数は387名。本社は大阪市北区堂島に置き、東京事務所も保有する。

生命保険会社を軸にした収益構造

2025年9月期の売上高のうち、生命保険会社向けが大きな比重を占める。同年度の生命保険会社向け売上は前年比17.5%増となり、主力の顧客管理システムの再構築やペーパーレス申込書システムなどの大型受託開発が寄与した。一方、銀行・証券会社・IFA向け売上も前年比23.5%増と拡大し、売上全体に占める割合は16.3%まで上昇した。収益モデルは受託開発収入と使用許諾収入(保守運用収入を含む)の二本柱であり、システム納品時の一時収入に加え、定期的な使用料課金を得るストック型ビジネスも育成中である。

グループ4社で構成する事業体

当社グループは、親会社であるキャピタル・アセット・プランニングと3つの連結子会社で構成される。2019年1月に全株式を取得した株式会社インフォームは既存事業の拡大を担う。2024年6月設立の株式会社Wealth Engineはマルチクライアントファミリーオフィス事業を展開する。2025年7月設立の株式会社Trust Engineは台湾のSoftBI社との合弁会社であり、IFA向け資産管理プラットフォームを共同開発する。これらの子会社との連携により、資産家向けコンサルティングやストックビジネスの強化を図っている。

中長期的な経営戦略と目標指標

2025年9月期から2027年9月期を対象とする中期経営計画を策定し、「金融サービスとアセットマネジメントのイノベーターになる」というビジョンを掲げる。経営指標として売上高、営業利益、ROEを重視し、2025年9月期は売上高目標87億8,000万円に対して96億9,408万円(達成率110.4%)、営業利益目標4億5,000万円に対して5億3,058万円(同117.9%)、ROEは目標8.0%に対して11.6%と、初年度のKPIを達成した。5つの成長戦略(顧客基盤深耕、事業ポートフォリオ改革、ファミリーオフィス参入、ストックプラットフォーム開発、海外市場開拓)を推進する。

業界の中での役割は金融機関向け業務システムの開発・提供を行う独立系IT企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
97億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.2%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01金融・保険主力

生命保険会社、銀行、証券会社に対し、営業支援や契約管理のシステムを開発・提供。フロントエンドシステムで販売プロセスを効率化し、バックオフィスシステムのオープン化・クラウド化を推進。受託開発収入に加え、使用許諾収入というストック型ビジネスを構築。

主な製品・サービス7
保険設計書・申込書発行システム
保険商品の設計から申込書作成までをデジタル化し、販売業務を効率化。
生保販売プロセスRPAシステム
生命保険の販売プロセスを自動化するRPA。業務負担を軽減する。
顧客管理(CRM)システム
顧客情報を一元管理し、営業活動を支援するシステム。Web・PC・スマホに対応。
ライフプランニングシステム
顧客の生涯資金計画をシミュレーションするシステム。
相続・財産承継システム
相続や事業承継のニーズを可視化するシステム。
生命保険契約管理システム(オープン化)
COBOL等で構築された契約管理をJavaや.NET等のオープン言語に移行。
WM他(統合資産管理システム)
資産・負債を一元管理し、金融商品の提案を支援するクラウドシステム。

02IFA・資産管理準主力

金融商品仲介業者(IFA)や会計事務所向けに、ゴールベースプランニングや資産管理システムを提供。使用料課金モデルで、顧客の資産形成を支援。

主な製品・サービス2
Design Your Goal
IFA向けゴールベースプランニングシステム。顧客の目標達成を支援。
API提供の計算ロジック
不動産評価や相続税計算などのロジックをAPIで提供。金融機関が組み込んで利用。

03その他副次

資産家向けのマルチクライアントファミリーオフィスサービスや、金融教育・出版事業も展開。金融リテラシー向上や資産承継のコンサルティングを提供。

主な製品・サービス1
マルチクライアントファミリーオフィスサービス
公認会計士・税理士が資産家の資産管理・事業承継を支援する高付加価値サービス。

製品と技術

統合的資産管理システム「WMW」

Wealth Management Workstation(WMW)は、2009年11月に提供を開始したクラウド型の統合資産管理システムである。顧客の金融資産、生命保険、不動産、非上場株式など全資産を時価評価し、税務課題を可視化する。使用ライセンス数や管理口座数に基づく使用料課金が行われ、コンサルティングサービスと組み合わせて提供される。2025年9月期には、このプラットフォームを活用したマルチクライアントファミリーオフィスサービスが子会社Wealth Engineを通じて展開された。

金融計算ロジック群「CAPライブラリ」

CAPライブラリは、公的年金・社会保険料計算、相続税・所得税計算、不動産評価、自社株評価、ライフプランシミュレーションなど多種多様な計算ロジックをAPI経由で提供するSaaS型サービスである。金融機関は必要な計算エンジンを選択し、パーソナライズされた商品提案を実行できる。課金は定額または従量制で行われ、組込型金融(Embedded Finance)の支援役割も担う。このライブラリは税制や社会保障制度の変更に応じて継続的に更新される。

生命保険フロントエンドシステム群

生命保険会社向けのフロントエンドシステムは、設計書・申込書発行、契約成立までのRPA、顧客管理(CRM)、ペーパーレス申込など販売プロセス全体をカバーする。2016年3月には、医務査定結果をリアルタイムで提示する即時成立システムを提供。2013年にはモバイルテクノロジー賞を受賞した。これらのシステムは銀行窓口販売にも対応し、2025年9月期には変額個人年金保険の新商品に対応する設計書システムの受託開発が売上増に寄与した。

生成AIとAPIを活用した新プラットフォーム

2025年9月期現在、生成AIを活用したロボティックインベストメントシステムやAIエージェントの開発が進められている。2024年12月にはElith社と業務提携し、AI-OCRによる決算書読取システムを共同開発。非上場株式の評価作業を効率化し、生命保険会社への導入が実現した。また、保険募集文書のチェック・評価サービス「LibelliS」を開発。これらのサービスはIFAや会計事務所向けに使用料課金で提供する計画であり、ストックビジネスの核と位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AI・クラウドで成長、小規模特化

同社は情報・通信業に属し、AI導入支援やクラウド構築・運用を主力とする独立系システムインテグレーターである。直近の売上高は約97億円で、営業利益率は5%台と業界平均並みだが、規模は同業のソラコムやL is Bなどと比較して小さい。ソラコムはIoTプラットフォームで成長、L is Bは人事DXに特化するなど各社がニッチ領域を開拓する中、同社は中堅・中小企業向けにAIコンサルから開発・運用までを一貫提供する点で差別化を図る。ただし純粋なSIerとしての位置づけは競合ひしめく市場であり、差別化要因の継続的な強化が求められる。

強み

  • AI案件の受注が拡大し、23年9月期→25年9月期で売上成長率約21%と堅調。
  • コンサルから設計・構築・運用までワンストップ対応で顧客満足度向上。
  • 組織が小規模で意思決定が速く、顧客ニーズに柔軟に対応可能。
  • リピート率が高く、安定したストック収益が収益基盤を支える。

課題

  • 売上100億円未満と小さく、大規模案件獲得や人材確保で大手に劣る。
  • 営業利益率5%台と高くないため、付加価値向上や効率化が必要。
  • 同業各社が独自領域を持つ中、明確な強みの継続的訴求が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がキャピタル・アセット・プランニング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15597ブルーイノベーション55億円
24486ユナイトアンドグロウ55億円11.0倍
33758アエリア54億円19.0倍
43839ODKソリューションズ53億円37.9倍
54386SIGグループ53億円10.6倍
63965キャピタル・アセット・プランニング52億円9.6倍
73936グローバルウェイ52億円26.8倍
85133テリロジーホールディングス52億円15.1倍
95591AVILEN52億円30.0倍
106888アクモス51億円15.7倍
113625テックファームホールディングス51億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

金融リテール向けシステム会社として創業した1990年

1990年4月、金融リテールビジネス向けシステムの受託開発とパッケージソフトウェアの開発を目的に、資本金1,000千円で大阪市中央区に設立された。同年8月には個人の資金繰りをシミュレーションするシステムを提供開始。1993年11月には企業経営者の生命保険必要保障額を試算するシステム、1995年2月には個人向けライフプラン提案システムと、金融商品販売に特化したシステムを相次いでリリースした。

保険代理店向け拡大と東京進出(1995~1998年)

1995年4月、保険代理店向けシステムの提供を開始。1996年9月には東京都千代田区神田須田町に東京事務所を開設し、首都圏の顧客開拓に乗り出した。1998年4月には金融機関の販売員向けに分散投資効果を説明するシステムを提供。同年11月には社団法人証券投資信託協会(現一般社団法人投資信託協会)からファンド評価会社としての許可を取得し、投資信託分野にも事業領域を広げた。

確定拠出年金法制に対応した2000年代

2000年7月に本社を大阪市北区に移転。同年8月、確定拠出年金法の新設を受け、加入者向けシステムを提供開始した。2005年9月にはファンドラップ及びSMAを販売するシステムを提供。2006年6月には個人年金保険や投資信託の販売を支援する顧客ニーズ分析から商品提案までの一貫システムを開発。これらのシステムは金融商品販売の現場で必要とされる複雑な計算ロジックを搭載していた。

システム認証取得と統合資産管理システムの投入(2008~2010年)

2008年1月に情報セキュリティマネジメントシステムの認証(ISO/IEC 27001)を取得。2009年11月には統合的資産管理システム「Wealth Management Workstation(WMW)」の提供を開始した。2010年3月には東京事務所を千代田区平河町に移転するとともに、品質マネジメントシステム(ISO9001)の認証を取得。WMWは個人の全資産を時価評価し、金融・保険・税務の課題を見える化する中核システムに成長する。

アワード受賞とIPOを経た成長期(2013~2018年)

2013年11月、生命保険会社向け統合フロントエンドシステムがアジア生命保険テクノロジーアワード(モバイルテクノロジー賞)を受賞。2015年9月には資産承継設計アプリケーション「エステートプランナー」を提供開始。2016年3月には生命保険の即時成立システムを開発。同年10月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2017年9月にはIDC Financial InsightsのFINTECH TOP100で92位にランクイン。2018年9月には東証市場第二部へ市場変更した。

子会社化と市場第一部指定(2019~2022年)

2019年1月、株式会社インフォームの全株式を取得し連結子会社化。これにより顧客基盤と技術力を融合し、既存事業の拡大を図った。2020年12月には東京証券取引所市場第一部に指定される。2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。この間、売上高は2019年9月期の73億円から2022年9月期には67億円とやや減少したが、2023年9月期から再び増加基調に転じた。

ファミリーオフィス事業と合弁会社設立への展開(2024~2025年)

2024年6月、マルチクライアントファミリーオフィス事業を担う株式会社Wealth Engineを設立。同年10~12月には東京大学で「生成AIとファミリービジネス」寄附講座を開講し、相続税納税準備や資産運用の自動化プロジェクトを開始した。2025年7月には台湾のSoftBI社との合弁会社である株式会社Trust Engineを設立し、IFA向けデジタルプラットフォームの開発を推進。2025年9月期の売上高は96億9,408万円と過去最高を記録した。

年表29件を開く

1990年代

  • 1990年4月創業金融リテールビジネス向けシステムの受託開発およびパッケージソフトウエアの開発を目的として、株式会社キャピタル・アセット・プランニング(資本金1,000千円)を大阪市中央区に設立
  • 1990年8月個人の資金繰りをシミュレーションするシステムを提供開始
  • 1993年11月企業経営者の不測の事態に備え、加入すべき生命保険の必要保障額を試算するシステムを提供開始
  • 1995年2月生命保険会社の販売員が個人に生命保険を販売する際、個人のライフプランを定量化して把握し、金融商品を提案するシステムを提供開始
  • 1995年4月保険代理店向けのシステムを提供開始
  • 1996年9月東京都千代田区神田須田町に東京事務所を開設
  • 1998年4月金融機関の販売員が顧客に対して分散投資の効果を説明するシステムを提供開始
  • 1998年11月社団法人証券投資信託協会(現 一般社団法人投資信託協会)より、ファンド評価会社としての許可を受ける

2000年代

  • 2000年7月大阪市北区に本社を移転
  • 2000年8月確定拠出年金法新設に基づき、確定拠出年金の加入者向けのシステムを提供開始
  • 2005年9月ファンドラップ(注1)及びSMA(注2)を販売するためのシステムを提供開始
  • 2006年6月個人年金保険、投資信託を販売するための、顧客ニーズ分析から商品提案に至るまでの商品提案機能を搭載したシステムを提供開始
  • 2007年12月生命保険商品の銀行窓口販売用の設計書・申込書システムを提供開始
  • 2008年1月情報セキュリティマネジメントシステムの認証取得(ISO/IEC 27001:2005/JIS Q 27001:2006)
  • 2009年11月M&A統合的資産管理システム「Wealth Management Workstation(WMW)」を提供開始

2010年代

  • 2010年3月東京事務所を東京都千代田区平河町に移転 品質マネジメントシステム(QMS:ISO9001:2008/JIS Q9001:2008)の認証取得
  • 2012年10月生命保険会社向けに、バックオフィス業務の省略化及び効率化を実現するシステムを提供開始
  • 2013年11月M&A生命保険会社向けに提供した統合フロントエンドシステム(注3)がアジア生命保険テクノロジーアワード、モバイルテクノロジー賞を受賞
  • 2015年9月資産承継設計アプリケーション「エステートプランナー」(注4)を提供開始
  • 2016年3月生命保険商品の申込をする際に保険加入者の医務査定結果をリアルタイムで提示することが可能な即時成立システムを提供開始
  • 2016年10月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2017年9月米国の金融・IT調査会社であるIDC Financial InsightsからFINTECH TOP100ランキング中、92位にランキング(注5)
  • 2017年12月東京事務所を東京都港区港南に移転
  • 2018年9月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2019年1月M&A株式会社インフォームの全株式を取得し、連結子会社化

2020年代

  • 2020年12月東京証券取引所市場第一部へ指定
  • 2022年4月東京証券取引所の新市場区分変更に伴い、スタンダード市場へ移行
  • 2024年6月M&A株式会社Wealth Engineを設立し、連結子会社化
  • 2025年7月M&A株式会社Trust Engineを設立し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    顧客基盤の深耕と強化

    既存顧客との信頼関係を基に生成AIやクラウドを活用した新サービスを提供し、グループ会社と共に金融機関の長期的戦略パートナーとなることを目指す。

  2. 02

    事業ポートフォリオ改革

    生命保険会社向け売上への依存度を低減し、銀行・証券会社・IFA向け売上を拡大することで収益基盤の安定化を図る。

  3. 03

    ファミリーオフィスビジネスへの参入

    子会社Wealth Engineを中心に、資産管理プラットフォームを活用した多顧客型ファミリーオフィスサービスを展開し、相続や資産承継のコンサルティングを提供する。

  4. 04

    ストックビジネスの拡大

    IFA・会計事務所向け資産管理プラットフォームを開発し、使用料課金によるストック型収入を拡大することで利益率の向上を目指す。

  5. 05

    海外市場開拓

    東南アジア(マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム)の生命保険市場へシステム開発受託による参入を検討し、現地調査等を経て対象国を決定する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で387人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は728万円で、9期前と比べて+27.3%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月201
2017年9月226
2018年9月273
2019年9月57236.45.0302
2020年9月54337.15.6303
2021年9月58037.45.9312
2022年9月61037.76.0327
2023年9月68237.86.4344
2024年9月69438.46.736083
2025年9月72838.56.7387129

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率20.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
東京事務所 — 東京都港区339百万円
本社 — 大阪市北区227百万円
福岡開発センター — 福岡市博多区5百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱インフォーム
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Wealth Engine
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Trust Engine (注)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は97億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+18.3%、利益が+66.7%。

売上高
+18.3%
97億円
営業利益
+66.7%
5億円
純利益
+100.0%
4億円
営業利益率
5.2%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高106億円97億円
営業利益8億円5億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥26¥26

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は25億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+31.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q24312.52
2023年3Q1900.00
2023年4Q211
2024年1Q1900.00
2024年2Q24312.52
2024年4Q3900.00
2025年2Q4748.53
2025年4Q5012.01
2026年2Q55610.94
2026年3Q2528.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は26億円から97億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月2611
生命保険会社向けに提供した統合フロントエンドシステム(注3)がアジア生命保険テクノロジーアワード、モバイルテクノロジー賞を受賞
2013年3月2411
2014年3月22−1−1
2014年9月1311
2015年9月3221
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2016年9月4222
2017年9月6032
2018年9月6553
株式会社インフォームの全株式を取得し、連結子会社化
2019年9月7364
2020年9月6921
2021年9月6611
2022年9月67−2−2
2023年9月8032
株式会社Wealth Engineを設立し、連結子会社化
2024年9月82333.72
株式会社Trust Engineを設立し、連結子会社化
2025年9月97555.24

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高97億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.4%76億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.5%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.2pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
11.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年9月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は17億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年9月00005
2015年9月0−15−19
2016年9月−1−2−1−35
2017年9月−1−27−39
2018年9月8−415429
2019年9月6−7−6−122
2020年9月−5−40−914
2021年9月10−50519
2022年9月−2−2−3−412
2023年9月12−4−1819
2024年9月−3−20−514
2025年9月4−10317

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年9月期の総資産は66億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は56.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月1871137.1
2013年3月167943.7
2014年3月146841.0
2014年9月156942.1
2015年9月2371632.2
2016年9月2591634.6
2017年9月36152140.7
2018年9月56282849.8
2019年9月57322555.1
2020年9月57322555.1
2021年9月59322753.9
2022年9月51292256.2
2023年9月55312455.4
2024年9月57332456.9
2025年9月66392756.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中168位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中420位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
18.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥900で、1年前と比べて+1.4%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥900-1.4%1ヶ月+4.5%1年+1.4%時価総額52億円
過去52週の値幅
安値¥727高値¥930

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR1.32倍
配当利回り2.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.8%と堅調。株価867円は25日線(844円)を+2.8%上回り、75日線(839円)と200日線(820円)も上抜け。52週高値912円からは-4.9%と高値圏。出来高は7/17に7700株とやや増加、底値からの上昇基調が継続。週足では順調な上昇トレンドで、52週高値更新が視野。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER 9.23倍は業界平均29.65倍を大幅に下回り、PBR 1.27倍も平均3.44倍より低い。ROE 11.6%は良好だが無配。売上・利益とも増加傾向で成長性はあるが、配当がない点が割安感を弱める。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍47.9倍
PER (予想)9.8倍
PBR1.32倍2.96倍
ROE11.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

堅調なIT需要を背景に増収基調である一方、競争激化と人材確保難が収益圧迫リスク。強気派は受注拡大と利益率改善(営業利益率3→5%超)を評価し、低PER(9倍台)を割安とみる。弱気派は利益水準が低位で、規模拡大に伴う人件費増や競合との価格競争が収益性をさらに削ると懸念する。

プラスに働く材料7
  • 増収トレンド継続

    24/9期売上82億→25/9期97億と2桁増収予想。

  • 利益率改善

    営業利益率3.66%→5.15%へ拡大見通し。

  • 割安なバリュエーション

    PER9.2倍は同業他社比でも低水準。

  • クラウド需要拡大による受注増加通年影響

    売上高97億円予想。クラウド移行需要で増収。

  • 利益率改善傾向の継続継続影響

    営業利益率3.66%→5.15%と改善。効率化進む。

  • 無借金経営の強み継続影響

    自己資本比率高く、財務安定。株主価値向上。

  • 株価のバリュエーション割安感現在影響

    PER9.23倍、PBR1.27倍と業界平均比低位。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    IT業界全体で人材不足、価格競争が常態化。

  • 利益水準の低さ

    25/9期営業利益5億、規模の利益率はまだ脆弱。

  • 人件費増リスク

    エンジニア確保のため給与アップが必要なら利益圧迫。

  • IT人材の採用・育成コスト増加継続影響

    人件費増で営業利益5億円予想に圧力。

  • 特定顧客への依存リスク不定影響

    大口顧客の契約終了で売上減少。売上高82億円依存。

  • システムトラブルによる信用低下不定影響

    障害発生で受注機会損失。

  • 業績の季節変動四半期影響

    下期偏重の売上構成。上半期赤字リスク。

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
将来の売上の先行指標。金融・保険向けの案件獲得動向。
売上高成長率
増収ペースが維持できているか確認。
営業利益率
競争環境下での収益力の変化を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり26で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは2.89%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥26
1株あたり
配当利回り
2.89%
いまの株価に対して
配当性向
24.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年9月1528.2
2019年9月2033.327.8
2020年9月200.0169.6
2021年9月11−45.0136.0
2022年9月110.0
2023年9月1318.241.4
2024年9月1623.150.6
2025年9月1812.524.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥26

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ10,335人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.1%を占め、残る63.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他56.050.554.557.359.660.5
事業法人18.918.421.221.121.220.9
金融機関17.324.920.819.017.415.2
証券会社4.12.12.31.91.13.0
外国法人3.74.01.00.70.70.3
外国人個人0.10.00.10.10.10.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社フィンテックマネジメント15.32
02特定有価証券信託受託者株式会社SMBC信託銀行(注)111.86
03北山 雅一9.11
04ソニー生命保険株式会社2.99
05キヤノンマーケティングジャパン株式会社2.96
06株式会社SBI証券2.60
07里見 努1.79
08馬野 功二1.62
09洪竣1.46
10北山 智子1.39

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−1%、1株純資産は15期で−1%。直近期のROEは11.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月7065111.421.3
2013年3月3535310.321.6
2014年3月−53292
2014年9月273198.813.9
2015年9月2318113.826.6
2016年9月3721218.825.7
2017年9月4327918.826.426.6
2018年9月5349013.246.628.2
2019年9月7755313.915.827.8
2020年9月165492.866.5169.6
2021年9月125542.279.1136.0
2022年9月−43500−8.2
2023年9月395367.521.141.4
2024年9月275615.027.550.6
2025年9月7064711.612.624.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額214百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北山雅一代表取締役社長 コーポレートガバナンス 統括経営部担当兼 経営管理部担当兼 コンサルティング部担当69523,619
里見努専務取締役 システムソリューション 事業本部担当 システムソリューション 事業本部本部長 管理本部担当57103,127
青木浩一取締役 管理本部担当 管理本部本部長638,079
安藤恵郎取締役 システムソリューション 事業本部担当 システムソリューション 事業本部副本部長兼 システムソリューション 第2事業部事業部長兼 SS企画事業部事業部長486,118
名越秀夫取締役7118,674
坂本忠弘取締役607,348
木元教雄常勤監査役60
鵜川正樹監査役7217,389
植田益司監査役766,934
久堀好之721,600

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4167817544
社外取締役434349
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,190字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社である株式会社インフォーム、株式会社Wealth Engine及び株式会社Trust Engineの計4社で構成されております。 当社グループは、1990年4月の設立以来、金融リテールビジネスの業務プロセスを最適化するためのシステムを開発・提供してまいりました。金融商品、保険商品の販売に関するビジネスルール及び法令諸規則に適合しながら、金融機関とその顧客にとって有用な情報の提供及び効率的な販売、さらには個人にとって最適な商品ミックスを実現させるシステムの開発を手がけております。 当社グループ事業は金融機関等の営業担当者及びその管理者、並びにその顧客が直接使用するシステムである「フロントエンドシステム」の開発・提供を主力にしていることが特徴です。加えて、生命保険契約管理システム等の「バックオフィスシステム」のオープン言語化、クラウド化を推進するとともに、生成AIを活用し相続・財産承継に係る顧客向け提案を自動作成するシステムや保険募集文書チェックサービス等の開発にも注力しております。銀行向けにはゴールベースプランニングに基づいた資産管理プラットフォームの開発、証券会社にはIFA向け投資商品発注サポートシステムの開発等も行っております。 連結子会社である株式会社インフォームは、顧客基盤や技術力・開発力など経営のリソースを融合し、既存事業の拡大に向けた協業を通じて企業価値のさらなる向上を図っております。今後は、台湾のSoftBI社と共同してIFA向け資産管理プラットフォームを開発する連結子会社の株式会社Trust Engineや、マルチクライアントファミリーオフィス事業を展開する連結子会社の株式会社Wealth Engineと連携し、資産家向けにパーソナライズされたコンサルティングサービスを提供してまいります。 なお、当社グループの事業は「システム開発事業」の単一セグメントであります。 前記の企業理念を具現化した、当社グループが開発・提供している主なシステムの名称及びその内容は以下のとおりであります。 名   称   内   容 ①システム・インテグレーション業務   生命保険会社、銀行、証券会社に対し、オープンシステム(様々なメーカーのソフトウエア・ハードウエアを組み合わせて構築されたシステム)を前提とし、ハードウエア、ソフトウエアのインフラにとらわれないアプリケーションシステムのコンセプトメイクから実装までをオンプレミスの環境、クラウドの双方の環境で提供しております。 1)フロントエンドシステム   保険設計書・申込書発行システム、生保設計・申込から契約成立までのプロセスを効率化する生保販売プロセスのRPAシステム、顧客管理(CRM)システムの構築(Web版、PC版、スマートフォン版)、ライフプランニング、公的年金試算、リタイアメントシミュレーションシステム、相続・財産承継システムの構築(Web版、PC版、スマートフォン版)、生成AIを活用したロボティックインベストメントシステム、AIエージェントの開発推進 2)バックオフィスシステム   生命保険契約管理システムのCOBOL等旧開発言語から、Java、.net、Python等のオープン言語化・クラウド化によるプラットフォームの開発、データウェアハウスシステムの構築の推進 ②多種多様な計算ロジックをAPIで提供   不動産評価や自社株評価、相続税、所得税などの税務、キャッシュ・フロー分析、ライフプラン等の計算ロジックをSaaSでAPIを介して提供しております。当社グループが提供する多様な計算ライブラリを金融機関が選択することでパーソナライズされた金融商品・保険商品の提案を実行することができます。当社グループは金融機関へ使用料を定額又は従量制で課金し、さらに組込型金融ビジネスを支援する役割を果たしております。 ③統合資産管理システム(Wealth Management Workstation・Design Your Goal)の提供   資産家、企業経営者が保有する全資産を時価評価し、顧客の金融資産、生命保険、税務に係わる課題を見える化するシステムであるWMWをクラウドシステムにより提供し、使用ライセンス数及び管理口座数等に基づく使用料課金を行っております。また、金融商品仲介業者(IFA)向けゴールベースプランニングシステム(Design Your Goal)の提供を行うとともに、そのシステムに蓄積された顧客ビッグデータをIFAに代わり解析し、顧客向けレコメンドサービスを使用料課金により提供しております。最終的には、米国のRIA(Registered Investment Advisor、投資一任アドバイザー)が使用するプラットフォームを構築し、IFAに提供する計画であります。 名   称   内   容 ④統合資産管理システムWMW・ポートフォリオマネジメントシステム等を活用したマルチクライアントファミリーオフィスサービスの提供   資産家の依頼に基づき、WMWを活用しながら、社内の公認会計士・税理士資格を持つアドバイザーが当該ファミリーの全資産の現状分析を行い、事業承継、財産承継、資金運用対策を立案し、実行しております。 ⑤生成AIを活用した金融資産アドバイザー向けプラットフォームの提供   IFAをはじめとする金融資産アドバイザー向けに、顧客関係管理(CRM)、ポートフォリオ管理、ファイナンシャルプランニング、タックスプランニング、生命保険プランニング等の機能、並びに証券会社とのデータ連携機能を備えたコンサルティング提案用プラットフォームの開発を推進しております。このプラットフォームを顧客に提供し、利用料収入を中心としたストックビジネスを展開していく計画であります。 ⑥資産所得倍増プランに基づくインテリジェントインベスターとインテリジェントアドバイザーの養成   ポートフォリオ理論、生命保険理論、不動産ビジネス、税法等から構成されるプライベートバンキング教育及びファイナンシャルプランニング教育・出版を公益財団法人日本証券アナリスト協会に行っております。特に現在米国で浸透しつつある個人が保有する複数の将来のゴールの達成を支援し、誘導するゴールベースプランニングのわが国における啓蒙活動を実行しております。 ⑦金融商品仲介業者、生保代理店、会計事務所等とのネットワーク   当社グループのユーザーである金融商品仲介業者、生保代理店、会計事務所とのネットワークは、当社のシステムやサービスの利用拡大において重要な役割を担っております。今後は顧客本位の業務運営を実行するプレーヤーを養成するため、イベント、セミナーの開催、ビジネスマッチング等を通じたマーケティングやアライアンス活動を強化し、資本提携、業務提携を伴いながら使用料課金ビジネスや新市場の開拓を推進してまいります。 (収益モデル) 当社グループは主に金融機関、会計事務所、金融商品仲介業者、独立系ファイナンシャルプランナー及び独立系プライベートバンカーからシステム開発を受託し、システムの設計・開発・実装、当社グループが開発したシステムの使用許諾及び保守運用等を実施しております。さらに、当社グループが開発・保有している計算ライブラリ群の一部をAPIで提供し使用料課金を獲得することにより、対価として主に受託開発収入及び使用許諾収入(保守運用収入含む)を得ております。システムインテグレータ(注1)が金融機関等と当社グループとの間に介在し、システムインテグレータより上記の収入を得ることもあります。 これらの事業を推進するにあたり、当社グループは協力会社にシステム開発プロセスの一部を外注することがあり、その場合は当社グループから当該協力会社に受託開発に係る費用及び保守運用に係る費用を支払っております。その他、当社グループが提供するシステムの利用者を対象に財産管理、事業承継・財産承継に関するコンサルティングサービスを行い、対価としてコンサルティング収入等を得ております。 なお、主に使用許諾収入は、当社グループが提供するライフプランシステム及びエステートプランシステム等の前提となっている、最新の税制・社会保障制度・ポートフォリオ理論を網羅的に反映したCAPライブラリ(注2)の提供により課金しております。 (注1) システムインテグレータとは、顧客の業務内容を分析し、要求に合わせたシステムの設計、構築、保守などの業務を一括に行う企業のことです。 (注2) CAPライブラリとは、公的年金、社会保険料計算等の計算エンジン、統計データ、グラフ描画・帳票作成機能を有する当社グループのシステムのことです。 (金融機関等との取引における収益獲得タイミング) 生命保険の設計書システム、申込書システム、生命保険契約ペーパーレスシステム等、金融機関の業務プロセスに関わるシステムを開発して提供する場合、各種システムの初期基盤を構築する時に受託開発収入を得て、その後はシステムの機能変更及び新しい保険商品をシステムに組み込む際等において受託開発収入を得ております。この他、当社グループが開発したシステム及び計算ライブラリの使用許諾及び保守運用の実施によって、対価として定期的に使用許諾収入及び保守運用収入を得ております。 一方、WMWをはじめとする金融商品の購入を検討する個人が直接使用するシステムを開発し、これを使用許諾及び顧客仕様に合わせてカスタマイズして提供する場合、金融機関等から、システム納品時に一時使用許諾収入及び受託開発収入を収受するとともに、その後、定額及び取引先の金融機関の使用者数などの一定の条件に従って使用許諾収入を得ております。 [事業系統図] 当社グループ及び顧客等との関連を系統図で示すと以下のとおりとなります。 *当社グループが提供するコンサルティングサービスの中には、事業承継・財産承継さらには資産運用コンサルティングを含むマルチクライアントファミリーオフィスサービスも含まれます。
経営方針・対処すべき課題4,921字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「FT(Financial Technology)とIT(Information Technology)の統合により、ファイナンシャルウェルネスを創造する」ことをパーパスとして掲げ、個人資産の最適なアセットアロケーションと次世代への不安無き移転の実現を目指しております。この理念に基づき、1990年4月の設立以来、金融リテールビジネスの業務プロセスを最適化するためのシステムを開発・提供してまいりました。現在は、事業領域を銀行、証券会社、IFA(金融商品仲介業)等に拡げるとともに、生成AIとAPIを核とした「TAX Management × Asset Management」統合プラットフォームの開発に注力しています。また、生成AIとデジタルテクノロジーの力で納税準備から資産承継、さらには次世代への財産形成に至るまでを包括的にサポートする新しい社会インフラの創造に取り組んでおります。当社グループは、従前のシステム開発会社から文化・金融制度・税制に適合した日本型デジタル資産運用プラットフォーマーへと独自の成長を目指すことを基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、事業の継続的な拡大を通じて企業価値を向上させていくことを経営の目標としております。経営指標としては、特に売上規模を表す売上高、収益性を表す営業利益、資本効率を表すROEを重視し、拡大を目指してまいります。 (3) 経営環境 当連結会計年度における日本経済は、物価高による実質賃金のマイナスが続き個人消費は停滞感が強く残っております。さらに、米国の関税政策による輸出減退やサプライチェーンの分断が外需に対する不確実性となっているものの企業における高水準の賃上げや設備投資が内需を支え、経済状況は緩やかな回復基調を維持している状況です。一方、当社グループを取り巻く環境としては、我が国は既に「人生100年時代」、そして団塊の世代による「大相続時代」に突入しております。そのため、健康で豊かな老後・円滑な相続を実現するためには、政府が推進する資産運用立国実現プランに沿って家計金融資産を貯蓄から投資に変換して適切に運用するとともに、大相続時代に備えて相続税の納税準備や円滑な財産分割を準備することが必須の課題となってきております。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、急速に変化する国内外の環境変化に対応し、中長期的な視点から持続的に企業価値を高めていくために、2025年9月期~2027年9月期を対象とする中期経営計画に基づく経営戦略を策定しました。 本中期経営計画においては、改めて理念体系を再構築し、「FTとITの統合により、ファイナンシャルウェルネスを創造する」というパーパスを制定するとともに、中長期的に目指す姿としてデジタルトランスフォーメーションを実行しながら「金融サービスとアセットマネジメントのイノベーターになる」というビジョンを掲げています。また、社員が共有する行動規範として、①起業家精神、②サイエンス+アート、③革新性、④人と社会に貢献という4つのバリューを制定しました。これらの経営理念の下、中期経営計画を実現していくために、以下の5つの成長戦略を推進していく計画です。 ① 顧客基盤深耕・強化施策:強固な顧客基盤と独自技術を活かし、デジタルトランスフォーメーションやAI・クラウドテクノロジーの活用研究と人材の育成を通じて、より幅広いサービスを提供 ② 事業ポートフォリオ改革:成長と収益性の向上を図っていくために、従来生命保険会社向け売上が大きな比重を占めていた収益構造から銀行、証券会社を含めたバランスの取れた事業ポートフォリオへの転換を推進 ③ ファミリーオフィスビジネスへの参入:100%子会社として設立した株式会社Wealth Engineが中心となってファミリーオフィスビジネスに参入し、アセットマネジメントとタックスマネジメントを融合したコンサルティングサービスを関係税理士法人とともに提供 ④ ストックビジネス向けプラットフォーム開発:業務提携した台湾のSoftBI社との合弁会社である株式会社Trust Engineが共同でIFAや会計事務所向けデジタルプラットフォームを開発し、使用料課金に基づくストックビジネスを強化 ⑤ 海外市場開拓:経済発展とともに生命保険に対するニーズの増加が期待される東南アジア市場の開拓に向けて、当社が蓄積したシステム開発ノウハウを導入・展開し、システム開発受託を通じて市場参入を図る 当社グループは、今後もITソリューション、アセットマネジメント、コンサルティングの事業ドメインにおいて、人生100年時代、大相続時代のための顧客ニーズに合ったソリューションサービスを提供してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、金融サービスに必要となるシステム及びプラットフォームを金融機関等及びその顧客に提供することにより、売上高の拡大や収益性の向上を図り、持続的かつ安定的な成長とより強固な経営基盤の確立を目指しております。この目的を実現させるため、以下の事項を重要な課題と認識し、その対応に引き続き取り組んでまいります。 ① 中期経営計画の推進・実行 当社グループは、昨年2025年9月期~2027年9月期の3カ年に亘る新中期経営計画を策定し、その計画に沿って各種施策を推進しております。経営理念体系のパーパスは、「FTとITの統合により、ファイナンシャルウェルネスを創造する」、ビジョンは「金融サービスとアセットマネジメントのイノベーターになる」とし、金融機関に対し最新のデジタルソリューションを提供するとともに、ファイナンシャルウェルネスを実現するためのプラットフォームの構築やマルチクライアントファミリーオフィスビジネスの展開等を目標にしております。このパーパスとビジョンの下、以下に記載の中期経営計画の実現に向けた施策を着実に推進・実行していくことが今後最も重要な課題と認識しております。 ② 顧客基盤の深耕と強化 現在、政府は「資産所得倍増プラン」を掲げ、「貯蓄から投資へ」を実現するべく金融機関へ個人のニーズやライフプランにあった顧客本位の業務運営を実施することを推進しております。このような状況下、当社グループは既存の顧客に対しては長年に亘る信頼関係をベースに潜在的ニーズをいち早く把握し、生成AIやAPI、クラウドといったテクノロジーを活用した新たなサービスを幅広く提供し、顧客との関係性をより一層強化してまいります。また、グループ会社の株式会社インフォームとともに、生損保システム開発の上流、要件定義工程を含む全工程に係る業務を受託し、金融機関の長期的戦略パートナーとしての地位を獲得していく方針です。 ③ 事業ポートフォリオ改革 当社グループは、生命保険会社向けの売上比率が高く、人口の高齢化や顧客のシステム開発方針の影響を受けやすいため、特定の販売先への売上集中を緩和して事業ポートフォリオを適正化し、収益基盤の安定性を確保することが課題であると認識しております。この課題に対処するため、既存顧客との関係を維持・強化するとともに、銀行・証券会社・金融商品仲介業者向け売上を拡大し、既存販売先のシステム投資予算に占める当社グループの受注比率即ちウォレットシェアを高めてまいります。また、生成AIを活用したIFA向けシステムをはじめ、ライフプランニング・公的年金に係る計算エンジンや金融工学系・生保年金数理系計算エンジン等当社グループが有する豊富なナレッジデータベースを活用し、新規取引先の拡大に努めてまいります。 ④ ファミリーオフィスビジネスの展開 団塊の世代の相続問題に対する関心が高まっており、相続発生前後の個人保有資産の組替えが個人資産管理の重要なテーマとなりつつあります。また、欧米においては、企業経営者や資産家に対してファミリーオフィスと呼ばれる機関が二世代、三世代にわたる事業の成長と承継、さらには事業から生まれた財産の運用・管理を実行しています。日本においても、企業経営者や資産家等を対象に資産運用や管理、事業承継に関するコンサルティングや後継者教育の必要性が今後ますます高まってくると予想しております。このような環境を踏まえ当社グループは、2024年6月に100%子会社 株式会社Wealth Engineを設立しました。今後はグループ会社の株式会社Trust Engineが開発するIFA・会計事務所向け資産管理プラットフォームを活用し、マルチクライアントファミリーオフィスサービス事業を展開していく計画です。 ⑤ ストックビジネスの拡大 当社グループの売上高は、受託開発収入、使用許諾収入、保守運用収入及びコンサルティング収入で構成されていますが、現在受託開発収入に偏重している状況にあります。この課題に対応していくために、プラットフォームを活用したストックビジネスにより利益率の高い使用許諾収入の拡大を図り、利益率の向上を目指してまいります。当社グループは、2024年8月に台湾のウェルスマネジメント分野のシステムでトップシェアを有するSoftBI社と業務提携を締結、2025年7月には合弁会社株式会社Trust Engineを設立し、現在IFA向けの資産管理プラットフォームを共同で開発中です。同プラットフォームの使用料課金により安定収入の計上を目指してまいります。 ⑥ 海外市場の開拓 少子高齢化に伴う日本の生命保険市場の成長鈍化を想定し、国民の平均年齢が若く経済発展とともに生命保険に対するニーズの増加が期待される東南アジア市場でシステム開発受託を通じた参入を検討します。東南アジアの生命保険市場においては、人口、平均年齢、GDP、カントリーリスク等を勘案すると、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムの4カ国が進出候補先として有力と考えられます。業界関係者へのヒアリング、現地調査や、業務提携先のSoftBI社の顧客基盤を活用した調査・分析を行い、総合的に検討の上対象国を決定する予定です。 ⑦ 生成AI等先進テクノロジーの活用研究 AIテクノロジーを有効に活用したシステムをいかに早く開発し、テクノロジーの進歩に遅れを取らないよう研究開発に注力していくことが重要課題と認識しております。生成AIを活用した新サービスの開発を加速するために、2024年12月に東大松尾豊研究室発のスタートアップであるElith社と業務提携し、生成AIによる決算書読取システムを共同開発しました。当社グループでは、生成AI活用研究プロジェクトを組成しており、今後も最先端テクノロジーの研究、並びに金融、アセットマネジメント、税務等の業際的専門知識と最新のテクノロジーを融合した新サービスの創出を推進してまいります。 ⑧ 優秀な人材の確保と人的資本投資 情報サービス産業では人材の獲得競争が激化しており、優秀な人材の確保が一段と難しくなってきております。当社グループ社員はシステムだけではなく、保険数理、金融知識、ポートフォリオ理論、社会保障、相続・財産承継、税務等に加え、今後は生成AIやメタバース等の最新技術を習熟していくことが求められます。このような環境下、新規採用及び中途採用を拡充して戦略的人材を補強するほか、CAPユニバーシティという社内教育プログラムを通じ総合的人材教育、特にフィンテック事業領域の最新の教育を継続的に強化してまいります。また、社員の給与水準の向上をはじめ、在宅勤務制度の継続やオフィス環境の整備といった人的資本や職場環境に係る投資にも力を入れてまいります。
事業等のリスク3,315字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあると考えられる主な事項には、以下の内容が挙げられます。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断する主要なものであり、事業等のリスクはこれに限るものではありません。 (1) 開発プロジェクトの管理について 当社グループでは請負契約による開発案件が多いため、開発案件の採算性等に十分留意しつつ受注活動を行う方針でありますが、当該開発業務の性質上当初の見積り以上の作業工数が必要となる場合があり、想定以上の費用負担により開発案件の採算性の悪化が生じる可能性があります。また、開発案件に対する仕様変更等による開発費用の追加発生、顧客の事業方針の変更による開発の遅延等により開発案件の採算性の悪化が生じる可能性もあります。 (2) システムの不具合について 当社グループは、金融商品の販売等をサポートするためのシステムを開発・提供しておりますが、顧客の検収後にシステムの不具合(いわゆるバグ)等が発見される場合があります。当社グループにおきましては、品質管理の国際標準であるISO9001の認証を取得して、品質管理の徹底を図り、不具合等の発生防止に努めておりますが、それでもなお、製品に不具合等が発見された場合には、補修作業に伴う費用の増加、信用の低下、損害賠償などの要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) 競合について 当社グループは、金融リテール市場において、提案・要件定義・基本設計といった上流工程から開発・運用・保守に至る工程までを原則すべて自社で行う「ワンストップ・サービス」を徹底し、他社との差別化を図っております。しかしながら、金融リテール市場において、より高度な技術やノウハウを保有する競合企業が出現し、顧客のニーズをより的確に捉えたシステムを提供するようになった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 顧客が特定の業界に偏っていることについて 当社グループは、売上高の大半を国内金融機関、とりわけ生命保険会社に依存しております。そのため銀行及び証券会社の顧客化、他社との資本業務提携や、会計事務所、会計事務所ネットワーク、IFA及びFP等の非金融機関の顧客開拓に努めておりますが、生命保険業界の合併、統合などの金融再編、法令や規制の変更・強化等及び業界のIT投資の動向などの要因により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 特定の販売先への依存度が高いことについて 当社グループには販売実績の10%を超える販売先が存在しております。当社グループとしましては、生成AIをはじめとする先進テクノロジ-を活用した新サービスによる新規顧客の開拓を進め、事業ポートフォリオの分散を促進するとともに、顧客基盤のより一層の拡大等に努めております。しかしながら、主要顧客の営業方針の変更及びシステム投資規模の減少等、その他の理由により主要顧客との取引が終了ないし大幅に縮小した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 知的所有権について 当社グループが開発するソフトウエアの著作権等の知的所有権は、当社グループに帰属し、当社グループ独自のものであると考えております。しかしながら、当社グループの認識範囲外において第三者の知的所有権を侵害、または第三者が当社グループの知的所有権を侵害する可能性があります。第三者の知的財産権を侵害した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7) 業績の季節変動について 当社グループの主たる事業である受託開発事業は、主要な顧客である生命保険会社等の金融機関のIT投資予算の制約を受けること、近年は生命保険会社の新商品販売時期が10月頃に偏重する傾向にあることから、売上高、営業利益、経常利益とも1月から3月(第2四半期)及び7月から9月(第4四半期)に偏重する傾向があります。また、検収基準で売上高を計上する案件があることから、何らかの理由により検収時期が翌期にずれ込んだ場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8) 人材の確保について 当社グループは金融商品取引法に準拠したシステムの開発販売及びコンサルティングを行っており、新たなサービスを開発、展開していくためには、常に優秀な人材を確保しなければなりません。開発スキルが多様化する中、求める開発スキルを明確にした採用活動を行うことにより、現時点においては必要な人材を確保しておりますが、高度な能力を持つ人材は流動化が進行しており、将来も継続して必要な人材を確保できるかどうかについては不確定であり、十分な人材を確保できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9) 情報セキュリティ管理について 当社グループは顧客の情報システムを構築する過程において、個々の顧客業務内容等の機密情報を入手し得る立場にあることから、個人情報を含めた情報管理のため入退出管理、アクセス可能者の制限、アクセスログ取得等のセキュリティ対策を講じる等、情報管理体制の整備強化に努めており、情報セキュリティマネジメントの国際標準であるISO27001の認証を取得しております。しかしながら、今後、当社グループの過失や第三者による不法行為等によって顧客の個人情報や機密情報、当社グループが保有する個人情報等が外部へ流出した場合には、損害賠償請求や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10) 自然災害、事故等について 当社グループでは、自然災害、事故等に備え、バックアップサーバーの分散化、定期的バックアップ、稼働状況の監視によるシステムトラブルの事前防止又は回避に努めております。しかしながら、大地震、台風等の自然災害や事故等により、設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11) 特定人物への依存について 当社の代表取締役社長である北山雅一(以下、同氏といいます。)は、当社の創業者であり、会社設立以来の最高経営責任者であります。経営方針や事業戦略の決定やその実行において重要な役割を果たしております。 当社グループにおいては、特定の人物に依存しない体制を構築するべく、幹部社員の情報共有や権限の委譲によって同氏に過度に依存しない組織体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が当社の業務を遂行することが困難になった場合、新規案件の獲得等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) ストック・オプションの権利行使による株式価値の希薄化について ストック・オプション制度は、企業価値と役職員個々の利益を一体化し、ベクトルの共有や目標の達成等組織における職務の動機付けを向上させることを目的として導入し、今後も資本政策の中で慎重に検討しつつ、継続的に実施してまいりたいと考えております。 本書提出日の前月末における潜在株式数は70,000株であり、発行済株式総数の1.2%に相当しておりますが、権利行使された場合には、当社グループの1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 (13) 業界全体の動向および法令改正等の状況について 当社グループの売上高は生命保険会社に大きく依存しております。このため、保険商品の販売動向、新商品の販売数及び保険業法等の生命保険業界に関連する法令の改正等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、AI等の最新技術の把握に遅れた場合は、市場ニーズを取り込めない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,106字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 業績 当連結会計年度における日本経済は、物価高による実質賃金のマイナスが続き個人消費は停滞感が強く残っております。さらに、米国の関税政策による輸出減退やサプライチェーンの分断が外需に対する不確実性となっているものの企業における高水準の賃上げや設備投資が内需を支え、経済状況は緩やかな回復基調を維持している状況です。 一方、当社グループを取り巻く環境としては、我が国は既に「人生100年時代」、そして団塊の世代による「大相続時代」に突入しています。そのため、健康で豊かな老後・円滑な相続を実現するためには、政府が推進する資産運用立国実現プランに沿って家計金融資産を貯蓄から投資に変換して適切に運用するとともに、大相続時代に備えて相続税の納税準備や円滑な財産分割を準備することが必須の課題となってきております。 このような環境下、当社グループは「FT(Financial Technology)とIT(Information Technology)の統合により、ファイナンシャルウェルネスを創造する」というパーパスを掲げ、「金融サービスとアセットマネジメントのイノベーターになる」というビジョンの実現を目指して、生命保険会社、銀行、証券、IFA(金融商品仲介業者)、会計事務所向けにファイナンシャルウェルネスの創造を支援する最新のデジタルソリューションを提供しております。中期経営計画の2025年9月期から2027年9月期の3事業年度においては、政府の資産運用立国実現プランを踏まえ、①金融機関に対する顧客本位の業務運営を支援する事業デザインからシステム受託開発にわたる業務を拡大、②人生100年時代・大相続時代における使用料課金ビジネスへの拡張、③欧米で成長著しいIFA(金融商品仲介業)向け金融資産管理プラットフォーム開発のための合弁会社の新設、④そして自らが資産運用プレーヤーとなり、AI&APIを活用したマルチクライアントファミリーオフィスサービスの提供を実行し、中期経営計画達成のための取り組みを推進しているところであります。当連結会計年度における主なトピックスは次のとおりです。 ① 当連結会計年度の売上高は9,689,408千円(前年度比18.5%増)と会社設立以来過去最大の売上高を計上しました。一方、営業利益は530,589千円(前年度比78.4%増)、経常利益は535,102千円(前年度比73.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は401,823千円(前年度比156.3%増)となりました。中期経営計画1年目の2025年9月期の売上高目標の8,780,000千円に対しては10.4%増、営業利益目標の450,000千円に対しては17.9%増を達成、営業利益率は目標値5.1%に対して5.5%に向上、ROEについても目標値8.0%に対して11.6%となるなどいずれも1年目の目標指標(KPI)を達成することができました。 ② 中期経営計画の成長戦略1である顧客基盤深耕・強化施策については、主力の生命保険会社向けの顧客管理システムの再構築、法人を契約者とするペーパーレス申込書作成システム、生保代理店向け設計書・申込書作成システム等の大型の受託開発が好調でした。また、新たに生保及び生保代理店を顧客として5社獲得するとともに、新NISAに対抗した資産形成商品として需要が高い変額個人年金保険の新商品販売に対応した設計書・申込書作成システムの受託開発、さらには基幹系システムのクラウド化プロジェクト等の受注が増加したことが売上増に貢献しました。これにより、生命保険会社向け売上は前年度比で17.5%増となりました。 ③ 成長戦略2である事業ポートフォリオ改革については、メガバンク向けに富裕層を対象とした資産管理プラットフォームのゴールベースプランニングシステム開発に加え、ネット銀行向けの勘定系アプリのリニューアルや信託銀行向け確定拠出年金用スマートフォンアプリの保守・開発を継続しました。また、地方銀行からライフプランや相続に関するゴールベースプランニングシステムの受注を含め、銀行・証券分野において新規顧客として5社の受託を達成しました。その中でも、証券会社のIFA向け投資商品発注サポートシステムの受託が売上増に寄与しました。このような取り組みにより、銀行・証券会社・IFA等向け売上は前年度比で23.5%増と拡大し、売上全体に占める割合も前年度の15.6%から16.3%に増加、事業ポートフォリオの分散に寄与しました。 ④ 成長戦略3であるファミリーオフィスビジネスへの参入については、2024年10月~12月に東京大学において「生成AIとファミリービジネス」をテーマとする寄附講座を開講しました。当講座を起点として生成AIによる顧客への相続税納税準備、円滑な財産分割、課税価格の軽減、資産運用についての提案書作成の自動化プロジェクトを実行しております。これにより、金融ポートフォリオの管理から生保、非上場株式、不動産を含む総資産のデジタルテクノロジー活用した総資産管理を実行することが可能となります。今後は、当社及び後述の株式会社Trust Engineが開発する資産管理・運用プラットフォームを子会社である株式会社Wealth EngineさらにはIFA、会計事務所に広く提供し、アセットマネジメントとタックスマネジメントを融合する日本独自のマルチクライアントファミリーオフィス事業を推進してまいります。 ⑤ 成長戦略4であるストックビジネス向け新プラットフォーム開発については、2025年7月に台湾のウェルスマネジメントシステムでトップシェアを有するSoftBI社と合弁会社「株式会社Trust Engine」を設立し、銀行・証券会社から顧客情報をAPIで連携する顧客関係管理(CRM)、ポートフォリオ管理、生命保険管理、ファイナンシャルプランニング、タックスプランニングなど、多彩な機能を備えたIFA向けプラットフォームの開発を推進しております。2026年においてはIFAや生保代理店、会計事務所を対象に顧客本位の業務運営を実現するプラットフォーム利用料課金を中心としたストックビジネスを展開していく計画です。 ⑥ 生成AIをはじめとする先進テクノロジーの活用については、2024年12月に東大松尾研発スタートアップであるElith社と業務提携し、AI-OCRによる決算書読取システムを共同開発しました。これにより相続税法財産評価通達に基づく非上場株式の評価作業を格段に効率化し、同システムの生命保険会社向け導入を実現しました。また、文書チェック・評価用新サービス「LibelliS」を開発しました。これにより膨大な時間と専門知識を要する保険会社の募集関連文書のチェックや審査を効率化省力化が可能となります。当社グループは、AIとAPIの活用により、顧客本位の業務運営を実現するシステムプラットフォームの開発を推し進めております。 なお、当社グループはシステム開発事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。事業の売上区分別の業績は次のとおりであります。 (システム開発) 生命保険会社向け顧客管理システム再構築、ペーパーレス申込書作成システム、生保代理店向け設計書・申込書作成システム、銀行向け資産管理プラットフォームシステム、ネット銀行向け勘定系アプリリニューアル、さらに証券会社向け投資商品発注サポートシステム等の開発販売の結果、当連結会計年度のシステム開発売上高は9,121,811千円(前年度比20.1%増)となりました。 (使用許諾・保守運用) ライフプランシステム等で使用するCAPライブラリ(CAP/Lib)等の使用許諾契約や保守契約に係る売上高は516,896千円(前年度比6.7%減)と全売上高に占める割合は5.3%であり、システム開発の94.1%に比べると低くなっております。今後は継続的にこの比率の向上を図ってまいります。 (その他) システムプラットフォームを活用した富裕層向けの資産管理コンサルティング契約の獲得を進め、その他売上高は50,700千円(前年度比67.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて331,457千円増加し、1,747,335千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、434,506千円の収入(前連結会計年度は283,411千円の支出)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益544,999千円、減価償却費280,218千円、仕入債務の増加86,487千円を計上した一方で、売上債権の増加544,344千円を計上したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、130,524千円の支出(前連結会計年度は178,018千円の支出)となりました。これは主として無形固定資産の取得による支出55,205千円、有形固定資産の取得による支出50,795千円を計上したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、27,475千円の収入(前連結会計年度は11,153千円の収入)となりました。これは主として長期借入れによる収入569,453千円、非支配株主からの払込みによる収入147,000千円を計上した一方で、長期借入金の返済による支出597,210千円、配当金の支払91,767千円を計上したこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、システム開発事業の単一セグメントのため、生産、受注及び販売の状況については、売上の区分別に示しております。 a. 生産実績 当連結会計年度におけるシステム開発売上の生産実績は、次のとおりであります。なお、他の売上区分については生産に相当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。 売上区分   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム開発       7,534,101   122.9 合計       7,534,101   122.9 (注) 金額は、販売価格で記載しております。 b. 受注実績 当連結会計年度におけるシステム開発売上の受注実績は、次のとおりであります。なお、他の売上区分については受注生産を行っていないため、受注実績に関する記載はしておりません。 売上区分   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システム開発       8,301,054   125.2   2,237,679   148.2 合計       8,301,054   125.2   2,237,679   148.2 (注) 金額は、販売価格で記載しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。 売上区分   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) システム開発       9,121,811   120.1 使用許諾・保守運用       516,896   93.3 その他       50,700   167.7 合計       9,689,408   118.5 (注) 1.「その他」は、富裕層向けコンサルティング、セミナー開催等に関する売上であります。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ソニー生命保険㈱   3,021,809   36.9   3,888,166   40.1 三井住友海上あいおい生命保険㈱   873,137   10.7   1,025,766   10.6 ㈱インフォテクノ朝日   842,444   10.3   916,635   9.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、それが資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。 これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項  (重要な会計上の見積り)」を参照ください。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績等 1) 経営成績の分析 (売上高) 生命保険会社向けに、顧客管理システムの再構築、法人向けペーパーレス申込システム、代理店向け設計書・申込書システムをはじめ、変額個人年金保険の新商品に対応した設計書・申込書作成システムや基幹系システムのクラウド化プロジェクト等の受託開発が好調でした。銀行向けでは、富裕層向けの資産管理プラットフォーム、ゴールベースプランニングシステム開発及び使用料課金の実行に加え、ネット銀行向けの勘定系アプリのリニューアルや新規顧客でのシステム開発支援業務等を受注、さらに証券会社に対してIFA向け投資商品発注サポートシステムを受託開発するなど、受託開発分野の堅調な受注が売上増に貢献しました。 以上のような活動の結果、当連結会計年度の売上高は9,689,408千円(前年度比18.5%増)となり、過去最大の売上高を計上しました。 (営業利益) 当連結会計年度は、生命保険会社からのシステム開発受託の拡大に対応して優秀なプログラマー等を確保するための労務費、外注費が前年度比19.1%増加した影響により、売上原価は7,567,330千円(前年度比17.3%増)と前年度より増加したものの、プロジェクト管理の徹底により売上高増(前年度比18.5%増)に比べて抑制されたため、売上総利益は2,122,077千円(前年度比22.8%増)と前年度に比べ大幅な増益となりました。一方、販管費及び一般管理費については1,591,488千円(前年度比11.3%増)と前年度に比べ160,977千円の増加に留まったことにより、営業利益は530,589千円(前年度比78.4%増)と前年度を大きく上回る増益となりました。 (経常利益) 営業外収益として受取利息及び配当金22,692千円を含め、27,867千円を計上しました。また、営業外費用として支払利息21,374千円等を計上した結果、経常利益は535,102千円(前年度比73.2%増)と増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等合計を146,218千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は401,823千円(前年度比156.3%増)と大幅増益となりました。 2) 財政状態の分析 <資産> 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて970,001千円増加し、6,630,567千円となりました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産合計は、前連結会計年度末に比べて861,660千円増加し、4,677,662千円となりました。これは主として現金及び預金が358,534千円、売掛金及び契約資産が544,344千円増加したこと等によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産合計は、前連結会計年度末に比べて98,454千円増加し、1,943,018千円となりました。これは主として投資有価証券が267,682千円増加した一方で、ソフトウエアが146,053千円減少したこと等によるものであります。 <負債> 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて336,026千円増加し、2,700,408千円となりました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債合計は、前連結会計年度末に比べて243,094千円増加し、1,956,921千円となりました。これは主として買掛金が86,487千円、未払法人税等が78,019千円、その他に含まれる未払消費税等が49,035千円増加したこと等によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債合計は、前連結会計年度末に比べて92,932千円増加し、743,487千円となりました。これは主として繰延税金負債が99,029千円増加したこと等によるものであります。 <純資産> 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて633,975千円増加し、3,930,158千円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益を401,823千円、その他有価証券評価差額金の増加181,123千円、非支配株主持分143,958千円、剰余金の配当91,849千円を計上したこと等によるものであります。 b. 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」を参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」を参照ください。 当社グループは、企業体質の強化を図りながら持続的な企業価値の向上を進めるにあたり、事業運営上必要な資金を、安定的に確保することを基本方針としております。 当社グループの資本の財源は、主に営業キャッシュ・フローで生み出した資金を源泉とし、必要に応じて資金調達を行っております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高は1,411,294千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,747,335千円となっております。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上規模を表す売上高、収益性を表す営業利益、資本効率を表すROEを重視し、拡大を目指しております。当連結会計年度におきましては、売上高9,689,408千円、営業利益530,589千円を計上し、ROEは11.6%となりました。引続き事業の継続的な拡大を通じて企業価値を向上させてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。