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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

SIGグループ

SIG Group Co., Ltd.4386 · Standard · 情報・通信業

公共・電力・金融など社会インフラ領域に強い独立系IT企業。システム開発からインフラ構築、セキュリティまでワンストップで提供する。

概要

SIGグループは、社会インフラ領域(公共、電力、通信、金融等)を中心にシステム開発、ITインフラ構築、セキュリティサービスを一体的に提供する独立系IT企業グループである。1991年に住友金属工業グループの出資で設立され、2000年に独立。2021年に持株会社体制へ移行した。2026年3月期の売上高は約108.8億円、営業利益7.5億円、従業員787名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

システム開発とインフラ・セキュリティの二本柱

当社グループは単一セグメントだが、事業は「システム開発」と「インフラ・セキュリティサービス」の二つに大別される。システム開発では社会インフラ分野の業務系・制御系システムを手がけ、インフラ・セキュリティではクラウド基盤の設計構築やセキュリティ診断・CSIRT運用支援を提供する。両者を連携させたワンストップサービスが強みで、2026年3月期のシステム開発売上高は77.9億円、インフラ・セキュリティは30.8億円だった。

公共・電力・製造など8つの主要分野

システム開発の顧客領域は公共(共済・年金・人事給与)、電力(料金計算・スマートメータ)、製造(電子部品実装装置・半導体製造装置)、通信(インターネットサービス・PS-LTE)、金融(生命保険販売支援・RPA)、文教(証明書自動発行機)、ヘルスケア(健診予約・健康管理)、モビリティ(テレマティクス・カーシェアリング)の8分野にわたる。特に公共と電力は長年の顧客関係があり、制度変更対応やクラウド移行案件が安定的に寄与している。

M&Aとグループ会社の変遷

2021年の持株会社移行後、グループ拡大を加速した。2022年に株式会社Y.C.O.を子会社化、2023年に株式会社アクト・インフォメーション・サービスを子会社化、2024年にユー・アイ・ソリューションズ株式会社を子会社化、2025年に株式会社エイ・クリエイションを子会社化する一方、2025年にはY.C.O.を売却。また、2020年に関連会社化したアクロホールディングスは2024年に持分法適用対象外となった。M&Aを通じて事業領域と人員を拡充している。

全国9拠点とクラウドビジネスセンター

本社は東京都千代田区九段北。九州(1992年開設)、関西(1996年)、金沢・福井(2006年)、名古屋(2008年)、甲府(2011年)、仙台(2013年)に事業所を置く。2019年には横浜にクラウドビジネスセンターを開設し、クラウドソリューションの事業規模を拡大。AWSアドバンストティアパートナーとして設計・構築・運用を提供し、2022年からはMicrosoft Azure領域の受注拡大にも取り組んでいる。

業界の中での役割は社会インフラ領域向けITサービスプロバイダー(システム開発・インフラ構築・セキュリティのワンストップ提供)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
109億円
営業利益
8億円
営業利益率
7.3%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
システム開発37億円75.5%
インフラ・セキュリティ サービス12億円24.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共主力

共済・国民健康保険・国民年金・人事給与など公共事業向けシステムの開発・運用支援。地方公共団体の情報システム標準化やガバメントクラウド移行に伴う制度対応・クラウド対応案件の需要が拡大している。

主な製品・サービス3
人事給与システム
地方公共団体向けの人事給与管理システム。制度変更やクラウド移行に対応した開発・運用支援を行う。
共済・年金システム
共済組合や年金制度に対応した業務システム。制度改正に伴う改修やクラウド移行支援を提供。
国民健康保険システム
国民健康保険の資格管理・給付管理等を行う業務システム。自治体向けに開発・運用支援。

02電力主力

エネルギー分野の社会インフラを支えるシステム開発。大手SIer向けに料金計算システムやスマートメータを活用した検針システムの開発から保守・運用支援までを提供。近年はCSIRT構築・運用支援やクラウドシフト支援などセキュリティ・クラウド分野も拡充。

主な製品・サービス4
料金計算システム
電力会社向けの料金計算基盤システム。法改正対応やクラウド移行などの開発支援を行う。
スマートメータ検針システム
スマートメータから検針データを収集・管理するシステム。開発から保守運用まで支援。
CSIRT構築・運用支援
情報セキュリティインシデント対応チームの構築と運用を支援するサービス。電力業界のセキュリティ強化を担う。
CCoE支援
クラウド活用の全社最適を推進する専門組織の構築・運用を支援。クラウドシフトを技術面から支える。

03製造準主力

電子部品実装装置や半導体製造装置などの組込みシステム開発。生産ライン制御システムや最適生産データ構築・生成、生産計画・管理等の専用システムの設計・開発・保守を提供。半導体製造装置のシステム開発支援も行う。

主な製品・サービス3
生産ライン制御システム
電子部品実装装置の生産ラインを制御するシステム。設備の稼働管理や生産効率化を支援。
最適生産データ構築・生成システム
生産プロセスに必要な最適な生産データを構築・生成する専用システム。生産計画や管理を支援。
半導体製造装置向けシステム開発
ウェーハに成膜を行う半導体製造装置の制御システム開発支援。

04通信準主力

インターネットサービス事業者向けにシステム開発・保守・運用を提供。テレワーク需要に伴うクラウドサービスのセキュリティ強化対策アプリ開発や、公共安全LTE(PS-LTE)システム開発、クラウドライセンスサービスの拡充対応を行っている。

主な製品・サービス2
公共安全LTE(PS-LTE)システム
災害・事故時に警察・消防・自治体などが優先的に通信できる専用モバイル通信システムの開発。
クラウドライセンスサービス
ソフトウェアやクラウド製品の利用権をクラウド上で契約・配布・管理するサービス。月額・従量課金で提供。

05金融副次

FinTech関連システムの開発支援や銀行向け業務効率化システムを提供。生命保険販売支援システムの開発支援や、大手都市銀行向けにRPAを中心とした業務効率化支援を行っている。

主な製品・サービス2
生命保険販売支援システム
生命保険の販売プロセスを支援するシステム開発。顧客管理や契約事務の効率化を実現。
RPA業務効率化支援
銀行向けにRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した業務自動化を支援。

06文教副次

大学向け証明書自動発行機システムの開発。証明書の申込み・発行・決済機能を備え、大学事務の効率化を支援。マイナンバーカード対応の自動発行機も開発。キャンパスのデジタル化に対応。

主な製品・サービス1
証明書自動発行機システム
大学で証明書の発行を自動化するシステム。マイナンバーカード認証に対応した機種も開発。

07医療・ヘルスケア副次

製薬会社やヘルスケア関連サービス事業者向けに業務効率化・健康管理システムを開発。製薬会社向けには営業支援システムの再構築による統合・共通化を、ヘルスケア事業者向けには健診予約・結果管理、ストレスチェック、保健指導、カフェテリアシステムなど健康情報を一元管理するシステムを提供。

主な製品・サービス4
営業支援システム(製薬会社向け)
製薬会社の営業活動を支援するシステム。老朽化した既存システムを統合し、操作性向上と業務効率化を実現。
健診予約・結果管理システム
健康診断の予約管理や結果管理を行うシステム。受診者と事業者双方の負担を軽減。
ストレスチェック・保健指導システム
従業員のストレスチェックや保健指導の管理を行うシステム。健康管理を支援。
カフェテリアシステム
福利厚生サービスをポイント制で管理・利用するシステム。従業員の健康増進を支援。

08モビリティ副次

自動車・モビリティサービス分野で移動体通信技術を活用したシステム開発。大手自動車メーカー向けにテレマティクス領域の次世代情報提供サービスとして車載器とデータセンター間の通信システムや契約者向けWebサービスを開発。カーシェアリング事業者向けには車両遠隔開錠・施錠機能や運用管理システムを提供。

主な製品・サービス2
テレマティクス通信システム
車載器とデータセンター間の通信を担うシステム。車両情報の収集やサービス提供を支える。
カーシェアリング運用管理システム
車両の遠隔開錠・施錠や予約管理などカーシェアリング事業の運用を支援するシステム。

製品と技術

公共・電力向けミッションクリティカルシステム

公共分野では、共済・国民年金・国民健康保険・人事給与といった制度系システムの開発・運用支援を手がける。地方公共団体の情報システム標準化やガバメントクラウド移行に伴い、クラウド対応案件が増加している。電力分野では、大手SIer向けに料金計算システムやスマートメータ検針システムの開発・保守を提供。法改正対応やCSIRT構築支援、CCoE支援などセキュリティ・クラウド分野への展開も進む。

製造・組込みシステムとスマートファクトリー

製造分野では、電子部品実装装置の生産ライン制御システムや最適生産データ構築・生成システム、半導体製造装置(成膜装置)の制御システム開発を手がける。1995年から培ったノウハウを基に、AI・IoT技術を活用したスマートファクトリーの実現に取り組んでいる。生産工程の自動化・少人化ニーズに対応し、生産管理・制御システムの設計・開発・保守を一貫して提供する。

通信・金融・文教・ヘルスケア・モビリティ

通信分野ではインターネットサービス事業者向けに法人・個人向けサービスのシステム開発や公共安全LTE(PS-LTE)の開発を担当。金融では生命保険販売支援システムや銀行向けRPAによる業務効率化を提供。文教ではマイナンバーカード対応の証明書自動発行機システムを開発。ヘルスケアでは健診予約・結果管理、ストレスチェック、カフェテリアシステムなどを手がける。モビリティではテレマティクスやカーシェアリングの遠隔開錠システムを開発している。

クラウド基盤とセキュリティの統合サービス

クラウド基盤ソリューションでは、AWS(アドバンストティアサービスパートナー)とMicrosoft Azureの設計・構築・移行・運用を提供。オンプレミスからクラウドシフト、リフト&シフト、可用性・拡張性を考慮したアーキテクチャ設計、コスト最適化までカバーする。セキュリティサービスでは脆弱性診断、ペネトレーションテスト、CSIRT/SIRT運用支援を提供。両者を組み合わせた包括的なITライフサイクル支援を強みとする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

高成長・収益改善中のSIGグループ

情報サービス業に属し、直近期の売上高は88億円と前期比27%増の高成長。営業利益率も6.8%と改善傾向にある。来期も売上109億円、営業利益率7.3%と堅調な伸びを見込む。同業のソラコムやハッチ・ワークと同様に成長フェーズにあるが、収益性はまだ改善余地あり。特に、売上成長に対して利益率の上昇幅が限定的であり、コスト管理や高付加価値サービスの強化が課題。業界内では成長企業の一角として位置づけられる。

強み

  • 前期比27%増と急成長しており、市場シェアを拡大している。
  • 営業利益率が前期から改善傾向にあり、収益体質が強化されつつある。
  • 需要拡大分野に事業を集中させており、追い風を受けやすい。
  • 成長に伴い新規顧客獲得が進み、売上の多様化が進んでいる。

課題

  • 営業利益率7%程度と業界平均並みであり、高収益企業との差がある。
  • 成長市場で多くの競合がひしめき、独自性の維持・強化が重要。
  • 急成長の反動や市場環境の変化により、成長鈍化リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がSIGグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14196ネオマーケティング55億円
25597ブルーイノベーション55億円
34486ユナイトアンドグロウ55億円11.0倍
43758アエリア54億円19.0倍
54386SIGグループ53億円10.6倍
63839ODKソリューションズ53億円37.9倍
73965キャピタル・アセット・プランニング52億円9.6倍
83936グローバルウェイ52億円26.8倍
95133テリロジーホールディングス52億円15.1倍
105591AVILEN52億円30.0倍
116888アクモス51億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

住友金属グループから独立した1991年から2000年

1991年12月、東京都品川区に資本金5,000万円で株式会社エスアイインフォジェニックを設立。住友金属工業(現日本製鉄)グループ2社と他の出資者が各50%出資した。1992年に九州事業所、1996年に関西事業所を開設。2000年3月に関係会社アディ株式会社を設立し、同年9月に住友金属グループから独立。独立系システムインテグレーターとして出発した。

ビジネスブレイン合併と拠点拡大の2005年から2011年

2005年12月、株式会社ビジネスブレインと合併し、資本金を2億8,500万円に増資。2006年には金沢・福井の総合研究所(現事業所)を開設し、プライバシーマークを取得。2008年に名古屋オフィス、2011年に甲府事業所を開設した。また2011年1月、米国SecuGen社と日本での独占的販売権契約を締結し、生体認証分野にも進出した。

商号変更と東証上場に至る2016年から2018年

2016年2月、商号を株式会社SIGに変更し、本社を東京都千代田区九段北に移転。同年3月、子会社RMAから事業譲受け後、同社を解散・清算した。2017年1月に横浜分室を開設、同年10月にはアディ株式会社を吸収合併。2017年12月に株式会社テプコシステムズに対する第三者割当増資を実施。2018年6月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場した。

持株会社体制への移行と市場変更の2021年から2022年

2019年6月に東証第二部へ市場変更。同年10月にはクラウドビジネスセンター(横浜)を開設した。2021年9月に株式会社Y.C.O.と資本業務提携契約を締結。2021年10月、分社型吸収分割を実施し、商号を株式会社SIGグループに変更。持株会社体制へ移行した。2022年2月にY.C.O.を子会社化し、同年4月の東証市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。

M&Aによるグループ拡大の2023年から2024年

2023年3月、株式会社アクト・インフォメーション・サービスを子会社化。2024年2月にはユー・アイ・ソリューションズ株式会社を子会社化。一方、2024年3月には関連会社だった株式会社アクロホールディングスの株式を一部売却し、持分法適用関連会社から除外した。これらのM&Aにより事業領域と開発リソースを拡充し、売上高は2024年3月期の69億円から2025年3月期には88億円に成長した。

エイ・クリエイション子会社化とY.C.O.売却の2025年

2025年3月、株式会社エイ・クリエイションを子会社化すると同時に、株式会社Y.C.O.の株式を全部売却し子会社から除外した。グループの入れ替えを伴う再編により、2026年3月期の売上高は108.8億円(前期比24.0%増)に達した。営業利益は7.5億円(同28.7%増)と伸びたが、親会社株主帰属純利益は4.8億円(同0.4%増)と微増にとどまった。

年表37件を開く

1990年代

  • 1991年12月創業東京都品川区東五反田に資本金5,000万円で「株式会社エスアイインフォジェニック」設立 住友金属工業株式会社(現日本製鉄株式会社)グループ2社50%と他の出資者50%の同比率出資
  • 1992年9月九州事業所開設
  • 1996年4月関西事業所開設
  • 1997年8月本社を東京都文京区本郷に移転

2000年代

  • 2000年3月創業関係会社「アディ株式会社」設立
  • 2000年9月住友金属工業株式会社グループより独立、独立系システムインテグレーター会社として出発
  • 2001年3月資本金を7,550万円に増資
  • 2005年12月M&A株式会社ビジネスブレインと合併、資本金を2億8,500万円に増資
  • 2006年6月総合研究所(金沢・福井)(現金沢事業所・福井事業所)開設
  • 2006年9月資本金を2億9,350万円に増資
  • 2006年10月プライバシーマーク認定取得
  • 2006年11月一般労働者派遣事業許可取得
  • 2008年1月名古屋オフィス(現名古屋事業所)開設

2010年代

  • 2011年1月米国SecuGen社と日本での独占的販売権の契約締結
  • 2011年7月甲府事業所開設
  • 2013年8月仙台オフィス(現仙台事業所)開設
  • 2014年4月子会社「株式会社RMA」設立
  • 2016年2月商号変更商号を「株式会社エスアイインフォジェニック」から「株式会社SIG」に変更 東京都千代田区九段北に本社移転
  • 2016年3月子会社「株式会社RMA」より事業譲受け
  • 2016年3月子会社「株式会社RMA」解散(2016年12月清算)
  • 2017年1月横浜分室開設
  • 2017年10月M&Aアディ株式会社を吸収合併
  • 2017年12月株式会社テプコシステムズに対する第三者割当増資、資本金を3億910万円に増資
  • 2018年6月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場
  • 2019年6月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2019年10月クラウドビジネスセンター(横浜)開設

2020年代

  • 2020年10月株式会社アクロホールディングスを関連会社化
  • 2021年4月創業株式会社SIG分割準備会社(現株式会社SIG)設立
  • 2021年9月株式会社Y.C.O.と資本・業務提携契約を締結
  • 2021年10月商号変更分社型吸収分割を実施、「株式会社SIGグループ」へ商号変更、持株会社体制へ移行
  • 2022年2月M&A株式会社Y.C.O.を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年3月M&A株式会社アクト・インフォメーション・サービスを子会社化
  • 2024年2月M&Aユー・アイ・ソリューションズ株式会社を子会社化
  • 2024年3月株式会社アクロホールディングスを株式の一部売却により持分法適用関連会社から除外
  • 2025年3月株式会社Y.C.O.を株式の全部売却により子会社から除外
  • 2025年3月M&A株式会社エイ・クリエイションを子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で787人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、8期前と比べて+45.0%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は10.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月335
2019年3月52236.26.9358
2020年3月51936.47.1384
2021年3月51636.57.3411
2022年3月66245.79.7428
2023年3月70148.09.4536
2024年3月69445.99.9669
2025年3月72246.111.376379
2026年3月75741.210.3787102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率41.2%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)66.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都千代田区78百万円
本社 — 東京都港区28百万円
本社 — 東京都千代田区7百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社SIG(注)2、3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アクト・インフォメーション・サービス(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユー・アイ・ソリューションズ株式会社(注)5
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エイ・クリエイション(注)6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    マイナンバーカード受付システム(仮称)の導入にかかる機器等の購入及び設置
    厚生労働省 · 2022-06-14
    422万円
  • 調達
    金沢国税局クライアントパソコン設定作業等
    国税庁 · 2020-06-30
    420万円
  • 調達
    金沢国税局クライアントパソコン及びインターネット用パソコン設定等業務
    国税庁 · 2021-06-29
    265万円
  • 調達
    マイナンバーカード受付システム(仮称)の導入にかかる物品購入契約
    厚生労働省 · 2022-10-05
    248万円
  • 調達
    OAシステムにおける局独自システムの移行・改修等業務委託
    国税庁 · 2020-06-16
    225万円
  • 調達
    パーソナルコンピュータの購入
    農林水産省 · 2019-12-25
    209万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は109億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.9%、利益が+33.3%。

売上高
+23.9%
109億円
営業利益
+33.3%
8億円
純利益
+0.0%
5億円
営業利益率
7.3%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高120億円109億円
営業利益8億円8億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は27億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+58.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q151
2024年1Q1715.91
2024年2Q1715.90
2024年3Q1700.00
2024年4Q181
2025年2Q4337.02
2025年4Q4536.73
2026年2Q5335.72
2026年4Q5658.93
2027年1Q2727.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は29億円から109億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は7.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社「株式会社RMA」設立
2014年3月2911
2015年3月3411
商号を「株式会社エスアイインフォジェニック」から「株式会社SIG」に変更 東京都千代田区九段北に本社移転
2016年3月3511
アディ株式会社を吸収合併
2017年3月3521
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場
2018年3月3832
クラウドビジネスセンター(横浜)開設
2019年3月4233
2020年3月4543
株式会社SIG分割準備会社(現株式会社SIG)設立
2021年3月4432
株式会社Y.C.O.を子会社化
2022年3月4943
株式会社アクト・インフォメーション・サービスを子会社化
2023年3月5453
ユー・アイ・ソリューションズ株式会社を子会社化
2024年3月6942
株式会社エイ・クリエイションを子会社化
2025年3月88676.85
2026年3月109887.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高109億円のうち、営業利益として残るのは8億円7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.0%85億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.7%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.3%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.3pt
18.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は25億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月20028
2017年3月20−129
2022年3月5−10411
2023年3月2−53−311
2024年3月53−2818
2025年3月5−65−122
2026年3月7−1−3625

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は46.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月1321114.9
2015年3月1431118.8
2016年3月1541124.9
2017年3月1651131.3
2018年3月1871141.7
2019年3月2214861.8
2020年3月26141252.2
2021年3月26151159.6
2022年3月32171553.4
2023年3月43192444.4
2024年3月46212545.0
2025年3月58253442.2
2026年3月60283246.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
21億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中116位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中445位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥893で、1年前と比べて+18.6%過去52週の値幅のなかでは40%の位置にある。

¥893-1.1%1ヶ月+4.7%1年+18.6%時価総額53億円
過去52週の値幅
安値¥763高値¥1,086

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)10.1倍
PBR1.79倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+8.09%と上昇。25日線(861.48円)を上回り、75日線(842.43円)も上回る。200日線(878.54円)は上回る。52週高値1086円からは約16%下落、52週安値746円からは約22%上昇。出来高は8月13日に19600株と急増し、その後も高水準。RSIは72.37と強気圏で、上昇トレンドが継続中。業績期待や需給が株価を押し上げている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PER10.82倍は業界平均30.76倍を大きく下回り、PBR1.82倍も平均3.59倍を下回る。配当利回り3.63%は平均2.66%を上回り、ROE18.3%と高い。業績は増収増益で、予想PER10.3倍と実績PERの差は小さく、安定した成長が期待できる。ただし、営業利益率は7%前後と低く、効率性に課題。割安だが、収益性の改善が今後の焦点となる。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍47.9倍
PER (予想)10.1倍
PBR1.79倍2.96倍
ROE18.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、売上高の高い成長を続けられるかと、収益性改善の持続性。強気派は、売上高が前期比大幅に伸びており、IT投資需要を背景にした成長が続くとみる。また、営業利益率が7%程度まで改善し、規模の拡大が利益に寄与し始めた点を評価する。一方、弱気派は、競争激化による単価低下や、人材確保難のリスクを指摘する。また、利益率は依然として低く、増収の割に収益に繋がっていないとみる。加えて、市場平均に比べ成長鈍化の兆しも見られる。

プラスに働く材料7
  • 高成長の継続

    売上高が3年間で倍増し、需要の強さを示す。

  • 利益率の改善

    営業利益率が6%超まで上昇し、収益性が向上。

  • IT投資の追い風

    DXやクラウド投資が引き続き旺盛。

  • 2026年3月期の売上高109億円、前期比24%増通年影響

    売上高は前期比21億円増の109億円、2期連続で2桁増収

  • 営業利益8億円、利益率7.34%に改善通年影響

    営業利益は前期比2億円増の8億円、利益率7.34%に向上

  • 予想PER10.4倍とROE18.3%の高効率通年影響

    予想PER10.4倍とROE18.3%の高効率で割安感

  • 配当利回り3.6%で下支え継続影響

    配当利回り3.6%に加え、株価1年で21.5%上昇

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は1桁%で、規模の割に低収益。

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、受注条件が悪化。

  • 人材依存

    エンジニア確保の難しさが成長の制約に。

  • 時価総額54億円の超小型株継続影響

    時価総額54億円、外国人保有0.98%と需給が細い

  • 純利益5億円と横ばい、増収が利益に反映されず通年影響

    売上高21億円増に対し純利益5億円の横ばい

  • 株価1年で21.5%上昇し短期的な反動通年影響

    株価は1年で21.5%上昇、利益確定売りのリスク

  • 営業利益8億円の小規模で業績ブレ通年影響

    営業利益8億円と小規模で下期の変動が大きい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上の先行指標となる。
営業利益率
収益性の改善度合いを測る。
従業員数
開発能力と成長の上限を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33で、前期から+16.0%いまの株価に対する利回りは3.70%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
35.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月1736.0
2021年3月12−29.428.3
2022年3月1741.789.8
2023年3月13−23.528.3
2024年3月147.727.2
2025年3月2578.646.0
2026年3月2916.035.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,253人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.154.254.553.952.056.7
事業法人42.442.041.242.840.640.5
自己株式3.25.04.84.64.33.6
証券会社2.51.72.72.25.31.5
外国法人2.81.40.60.71.00.8
金融機関1.10.50.90.31.00.3
外国人個人0.00.10.10.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社IGカンパニー27.35
02八田 英伸4.87
03株式会社バリューHR4.49
04株式会社ぬ利彦3.64
05迫田 敏子2.97
06株式会社テプコシステムズ2.63
07石川 純生2.18
08株式会社オフィスエムエスイー2.02
09木村 倉男1.68
10新堀 哲之1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−99%、1株純資産は13期で−99%。直近期のROEは18.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月13,06148,59631.0
2015年3月17,68166,32630.8
2016年3月237933.6
2017年3月2910730.8
2018年3月3714928.6
2019年3月4724124.416.936.2
2020年3月4724419.69.336.0
2021年3月4227216.519.328.3
2022年3月4830016.211.489.8
2023年3月5433616.89.928.3
2024年3月4236412.111.627.2
2025年3月8543221.37.846.0
2026年3月8449118.310.435.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額88百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川純生代表取締役社長88129,500
八田英伸代表取締役副社長(管理部門担当)65289,040
平林尚人取締役(監査等委員)(注)144
中山英志取締役(監査等委員)(注)144
青木喜彦取締役(監査等委員)(注)150

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)266567638
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,783字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社SIGグループ)及び連結子会社4社により構成されており、社会インフラ領域(公共、電力、通信、金融等)を中心に、システム開発、ITインフラ構築及びセキュリティサービスを一体的に提供する独立系IT企業グループであります。 当社グループは、長年にわたり蓄積した業務ノウハウ及び顧客基盤を背景に、企画・設計から開発、運用、セキュリティ対策までをワンストップで提供することにより、顧客のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進及び安定的な社会インフラの維持・高度化に貢献しております。 なお、当社グループはシステム開発及びインフラ・セキュリティサービス事業の単一セグメントでありますが、これらのサービスを相互に連携させることで高付加価値化を図っており、近年はクラウド及びセキュリティ分野を中核としたサービス拡充を進めております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)システム開発事業 当社グループのシステム開発事業は、社会インフラ分野を中心とした業務系システム及び制御・組込みシステムの開発を主軸としております。特に公共、電力、製造等のミッションクリティカル(注1)領域において長期的な顧客関係を構築しており、制度変更対応やクラウド移行等の継続的な需要の取り込みを行っております。 ① 公共:共済、国民健康保険、国民年金及び人事給与等の公共事業向けシステムの開発 人事給与システムや共済・年金システム及び国民健康保険に関するシステムの開発・運用支援を行っております。地方公共団体における情報システム標準化及びガバメントクラウド移行の進展を背景に、制度対応及びクラウド対応案件の需要が拡大しております。 ② 電力:社会インフラとして重要なエネルギー分野に関するシステム開発の支援 大手SIerが提供する料金計算システム及びスマートメータを活用した検針システムの開発から保守、運用支援に至るまで、幅広いサービスを提供しております。また、グループ企業が利用する共通基盤の開発支援も行っております。 近年では、料金計算システムにおける法改正対応のほか、情報セキュリティインシデント対策を担うCSIRT(注2)の構築・運用支援、クラウドシフトを推進するCCoE(Cloud Center of Excellence)(注3)支援など、セキュリティ強化及びクラウド活用に関する取り組みを積極的に展開しております。 ③ 製造:電子部品実装装置、半導体製造装置等の組込みシステムの開発 半導体部品を電子基板に装着する設備の生産ライン制御システム及び最適生産データ構築・生成や生産計画・管理等の生産プロセスに必要なソフトウエアの専用システムの設計・開発・保守を行っております。また、ウエーハ(半導体材料を薄く円盤状に加工した板)に成膜を行う半導体製造装置のシステム開発支援も行っております。 ④ 通信:インターネットサービス事業者向け開発支援 インターネットサービス事業者が提供する法人、個人向けの各種サービスに伴うシステム開発、保守及び運用を担当しております。テレワーク需要の増加に伴うクラウドサービスのセキュリティ強化対策に関連するアプリケーションの開発のほか、公共安全LTE(PS-LTE)サービス(注4)のシステム開発や、クラウドライセンスサービス(注5)の拡充対応を行っております。 ⑤ 金融:IT企業が金融分野においてサービスを展開するFinTech(Finance(ファイナンス)とTechnology(テクノロジー)の造語)に関するシステム開発の支援・銀行向け業務効率化システム開発 生命保険販売支援システムの開発支援を行っております。また、大手都市銀行向けにRPA(注6)を中心とした業務効率化支援を行っております。 ⑥ 文教:文教向けの証明書自動発行機システムの開発 大学における証明書の申込み、発行から各種決済までの機能を有した証明書自動発行機システムの開発を通じて、大学事務システムの効率化を支援しております。また、キャンパスのデジタル化への取り組みに対し、マイナンバーカードに対応する証明書自動発行機を開発しております。 ⑦ データ活用型ヘルスケアDX 医療・ヘルスケア分野において、企業及びサービス事業者向けに業務効率化及び健康管理を支援する各種システム開発を行っております。 製薬会社向けには、営業支援システムの再構築を通じて、老朽化・肥大化した既存システムの統合・共通化を図り、操作性の向上及び業務効率化を実現しております。また、ヘルスケア関連サービス事業者向けには、健診予約・結果管理、ストレスチェック、保健指導、福利厚生サービス(カフェテリアシステム)など、個人の健康情報を一元的に管理・活用するシステムの開発を行っております。 これらの取り組みにより、医療・健康分野におけるデータ活用の高度化及び顧客のDX推進を支援しております。 ⑧ モビリティ関連システム開発 自動車及びモビリティサービス分野において、移動体通信技術を活用した各種システム開発を行っております。 大手自動車メーカー向けには、テレマティクス領域における次世代情報提供サービスとして、車載器とデータセンター間の通信システム及び契約者向けWebサービスの開発を行っております。また、カーシェアリング事業者向けには、車両の遠隔開錠・施錠機能や運用管理システムの開発を通じて、オペレーション効率化及びセキュリティ強化を支援しております。 これらの取り組みにより、コネクテッドカー及びモビリティサービスの高度化を支えるシステム基盤の構築に貢献しております。 (2)インフラ・セキュリティサービス事業 当社グループでは、クラウド化及びサイバーセキュリティ需要の拡大を背景に、 ITインフラ及びセキュリティサービスを重要な成長領域と位置づけております。 ① クラウド基盤ソリューション 当社グループは、クラウド環境を中核としたIT基盤の設計・構築から、導入支援、運用管理までを一体的に提供しております。 従来のオンプレミス環境におけるサーバやストレージ等の機器構成に加え、クラウドサービス(IaaS・PaaS)を活用したシステム基盤の構築や移行支援(クラウドシフト/リフト&シフト)を推進しております。 また、ネットワーク、データベース、バックアップ等を含めたトータルなインフラ設計に加え、クラウド環境における可用性・拡張性を踏まえたアーキテクチャ設計、セキュリティ対策、運用管理、コスト最適化など、高度化する顧客ニーズに対応したサービスを提供しております。 さらに、クラウド関連技術に精通した有資格者を擁し、設計から構築、導入支援、運用まで数多くの実績を有しております。 ② セキュリティサービス セキュリティサービスでは、セキュリティ診断、CSIRT/SIRT運用支援、ペネトレーションテスト等の高度な専門サービスを提供しております。 近年のサイバー攻撃の高度化・巧妙化に伴い、企業のセキュリティ対策は重要性を増しており、当社グループでは設計・構築・運用を含めた包括的なセキュリティサービスの提供を強化しております。 当社グループは、これらのサービスを統合的に提供することで、顧客のITライフサイクル全体を支援する体制を構築しております。 今後は、AI、クラウド、セキュリティを軸とした高付加価値化を推進し、社会インフラ領域におけるDXの中核的な担い手として持続的な成長を目指してまいります。 (注)1.ミッションクリティカル 企業や組織の業務遂行や存続に必要不可欠で、「万が一停止すると、人命や社会・経済に甚大な悪影響を及ぼすシステムや業務」のことです。 2.CSIRT 「Computer Security Incident Response Team」の略語で、企業内におけるセキュリティ問題を専門的に扱うインシデント対応チームのことです。 3.CCoE(Cloud Center of Excellence) クラウド活用の全社最適を目的に、ガバナンス・標準・ベストプラクティスを定めて各部門のクラウド利用を推進・支援する横断的な専門チーム(組織)のことです。 4.公共安全LTE(PS-LTE)サービス 災害や事故などの緊急時に警察・消防・自治体などの公共安全機関が、LTE/5G回線を使って音声・映像・データを優先的かつ安定してやり取りするための専用モバイル通信サービスのことです。 5.クラウドライセンスサービス ソフトウエアやクラウド製品の利用権(ライセンス)をクラウド上で契約・配布・管理し、月額や従量課金で提供する仕組みのことです。 6.RPA 「Robotic Process Automation」の略語で、パソコンで行っている事務作業を自動化できるソフトウエアロボット技術のことです。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,606字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは経営の基本方針として、以下の事項を「経営理念」として掲げております。 ① ITイノベーションにより社会の高度化に貢献する ITは社会をより便利な方向へ、より安全な方向へと変えながら皆さんを幸せにしていきます。SIGグループおよび子会社はITイノベーションの先頭に立ちます。 ② 自己革新と研鑽により社会のニーズにこたえる ITの技術を真に社会に役立つものにするには安全で迅速で確実なシステムを構築する必要があります。高いレベルの要求を実現するために自己変革と先端技術の研鑽を実施しています。 ③ 幅広く人材を受け入れプロフェッショナルとして育成する 幅広い人材の育成は企業の使命であり、私たちは育成・指導・話し合いを行うことで ビジネスを常に前進させています。 ④ 会社の発展と業績の拡大によって社員の幸福を目指す 会社は社員みんなの夢を実現しつつ、事業を通して社会に貢献することが目標であり、 その実現に向けて社員一人一人の力を集結させることが大切です。「Going All Together to SUCCESS」を合言葉に、挑戦していきます。 (2)経営戦略 近年、当社グループが属する情報サービス産業は、企業の人手不足を背景に合理化・省力化への投資などを中心に設備投資が堅調に推移してまいりました。コロナ禍を契機に企業のDX化は一層加速し、クラウド、AI・IoTといった分野での需要は拡大し続けております。また、私たちの生活を支える社会インフラの技術革新では、携帯電話やデータ通信の分野において、同時多接続や通信速度の向上が図られた第5世代移動通信規格である5Gの運用が開始されており、ITを活用した様々なサービス・仕組みを提供する業界の発展には、常に最新の情報を取り入れ、課題を改善していく必要があります。 このような中、当社グループは長年培ってきた様々な分野・業種における情報システム及び産業(制御)システムの開発、並びにそれらを支えるITインフラソリューション及びセキュリティサービス事業において、既存の重要顧客との関係性を維持・発展すべく、新たな価値の創造に向け、次のテーマを成長戦略として取り組んでおります。 ① M&Aの推進 当社はここ数年、事業領域の拡大や急増するIT需要に対応するために、他社との業務提携や協業を推進し、積極的にM&Aを実施してまいりました。 今後は、主にAI・クラウド・セキュリティ分野などの事業領域拡大を目的としたM&Aや他社との業務提携・協業を推進してまいります。また、地域展開を拡大して首都圏と地域の連携を強化することによる作業効率の改善や地方活性化へと結びつけてまいります。 ② AI・IoT事業の推進 当社グループは1995年より、電子部品実装装置の開発と、この電子部品実装装置とのインタフェースをもつ、上位システム(生産管理・制御システム)の開発に携わり、生産工程の削減・生産性向上に努めてまいりました。生産ラインでは、自動化・少人化のニーズが拡大しており、長年培ったノウハウ、ナレッジを生かし、AI・IoTの技術を活用したスマートファクトリーの実現に向け取り組んでおります。顧客ニーズの変化・多様化により、企業が求めるビジネススピードが加速するなか、今後も技術革新に向けた開発を推進してまいります。 ③ クラウド・セキュリティ事業の推進 今後、映像配信、自動運転、Fintech等の様々な分野でのデジタル革命により、多様化するITインフラを支える技術としてのクラウドコンピューティングの浸透がさらに進むものと予測されております。IT技術の浸透により人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させることを意味するDXの進行にも、このクラウドコンピューティングは不可欠であると定義されております。 当社グループは、2013年より米国アマゾン社が提供するクラウドコンピューティングサービスである「Amazon Web Services」(以下、「AWS」という。)によるシステム構築を開始し、現在ではアドバンストティアサービスパートナーとしてAWSの様々な機能を活用してより効率的な利用環境の提案から設計・構築・運用までのサービスを提供しております。また、2022年度よりMicrosoft Azure領域の受注拡大に向けて体制整備を行い、AWSで培ったクラウド活用ノウハウを活用して、更なる事業拡大に努めております。 このほか、クラウドビジネスセンターでは、大手企業を中心としたクラウドの導入や情報分析等の需要拡大に対応したクラウドソリューションの事業規模を拡大しております。 「クラウドファースト」から「クラウドネイティブ」へと時代の変化が予測されるなか、クラウド・セキュリティ事業を次なる成長事業の柱として、今後もITインフラ基盤の更なる進歩(技術革新)に取り組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値向上を図るため、売上高営業利益率を重視しております。また、人員数の増加が売上の増加(売上成長)に直接結びつき、人員の稼働率を上げることで売上高営業利益率を一定水準以上に維持することができるため、人員の増減数及び稼働率を重視しております。 当社グループでは7%以上の売上高営業利益率を目指しております。この目標達成のために積極的な採用を行うとともに、M&Aを含めた他社との協業や、パートナー企業の新たな開拓、既存のパートナー企業との関係性を深めるなど、引き続き体制の強化を図ります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 人材の確保と育成 当社グループが事業を展開する情報サービス産業は「人材がすべて」と考えており、人材の強化は重点課題として取り組んでおります。 人材育成においては教育専門の組織を配置し、スキルレベルに対応した幅広い教育制度を実施しており、資格取得に対しても資格制度をさらに充実させて会社を挙げて全面的にサポートしております。 一方、情報サービス産業においては人材不足が深刻化しており、企業の持続的成長を達成するためには積極的な人材確保の推進が不可欠であります。 首都圏や大都市圏では人材確保が難航・激化しておりますが、当社グループでは全国に配置した拠点によるIターン、Uターンでのキャリア採用と地元の優秀な学生の新卒採用に重点を置いて取り組んでおります。国内の拠点展開に注力し、人材獲得については国内外を問わず採用を継続してまいります。 また、事業拡大のための人材及び新たな技術の確保を目的として、M&Aを積極的に進めてまいります。 ② コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化 当社グループは、継続的な企業価値の向上を実現させるためには、コーポレート・ガバナンスの強化は重要な課題の一つであると認識しており、コンプライアンス遵守を重視した企業経営を推進し、業務運営の効率化及びリスク管理の徹底等、内部管理体制の強化に取り組んでおります。 ③ 新規事業領域の創出と既存領域の強化への取り組み IT技術の革新的かつ急速な技術進歩に対応するには、知識やノウハウを属人化せずにAI、クラウド、セキュリティなどの各専門技術の連携強化が必要になります。また、昨今の人手不足を背景として、拠点間の業務量や技術領域の偏りをなくし、全社的な効率化を図ることも課題となっております。 当社では、連結子会社である株式会社SIGに設置した先端技術推進センター(Innovative Technology Advancement Center:ITAC)を全社横断の技術連携基盤として位置付け、先端技術の調査・検証、技術ノウハウの蓄積及び拠点横断的な人材・技術連携を推進してまいりました。 加えて、ITACの活動成果を事業成長に直結させるため、クラウド、AI、セキュリティを中核技術とする「クラウドAIイノベーションセンター(Cloud AI Innovation Center:CAIC)」を新設し、実案件への適用や横展開を通じた新規事業領域の創出及び既存事業の高度化を推進しております。 ITACによる全社的な技術探索・連携機能と、CAICによる事業実装・収益化機能を両輪とする体制を構築することで、技術力を競争優位性へと転換し、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。
事業等のリスク5,911字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であり、「コンプライアンス・リスク委員会」において審議しておりますが、当社株式に関する投資判断は本項及び本項以外の記載内容も合わせて慎重に検討した上で行われる必要があるものと考えております。 なお、記載事項の中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な影響を及ぼすリスク ① 情報サービス産業における経営環境の変化について 当社グループが事業を展開する情報サービス産業においては、経済情勢の低迷、景気の悪化や技術の進歩等により、取引先のIT投資への姿勢に影響を受ける傾向があります。 当社グループは、市場の動向や経済情勢並びに技術の進歩を先んじて的確に把握し、その対応策を早期に講じるよう常に努めておりますが、経済情勢の悪化や景気の低迷等による顧客のIT投資の減少により、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害等について 当社グループが事業を展開する事業領域においては、自然災害、電力・通信・交通その他の社会インフラの障害、大規模な事故等の発生により、事業の停止や延期等の影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、このような障害や事故が万が一発生した場合に備え、データセンター活用によるバックアップ体制の拡充や、在宅や他の事業拠点での業務を可能とするためのテレワーク環境の整備をはじめとする、事業への影響を回避又は軽減させるためのBCP対策を推進しておりますが、当社グループが事業展開する地域において、社会インフラの障害や大規模な事故等が発生した場合には、当社グループ又は当社グループの取引先の事業活動に悪影響をもたらし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人材の確保、育成について(事業) 当社グループの事業展開における成長と利益は、人材に大きく依存しております。情報システムの開発には専門性の高い知識を集約する業務であると同時に、生産性を維持するため労働力を集約する必要があり、一定水準以上のスキルを有する技術者の確保が最重要と認識しております。 このため、新卒採用では理工系や情報工学系を中心に定期採用し、また文系や留学生も積極的に採用をして、育成しております。中途採用では業務知識やプロジェクト管理能力を有するリーダー候補を通年採用し、認定資格制度により情報システムの開発に必要な専門性のある資格取得を奨励しておりますが、今後計画どおりに必要な人材が確保できない場合や必要な資格を有していない場合、あるいは多様な価値観の広がりによる離職率が増加した場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 紛争や戦争等の影響について 当社グループが事業を展開する事業領域においては、紛争や戦争等の発生により、事業活動の停止や延期等の影響を受けます。 当社グループでは、不安定な国際情勢を背景とした昨今の資源価格高騰などの影響は短期的にはありませんが、中長期的には顧客による価格転嫁の有無等により顧客の業績に影響を及ぼす可能性があり、これにより顧客におけるシステム投資の削減等が発生し、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項についても、投資家の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 (2)投資判断上有用なリスク ① 競合他社による影響について(市場環境) 当社グループが事業を展開する情報サービス産業においては、大規模から小規模まで多数の事業者が存在しており、市場において当該事業者との競合が生じております。 当社グループは市場の動向を的確に把握し、技術力やサービス向上に努めておりますが、IT投資の減少や新規参入増加、価格競争等が激化した場合や、当社グループの技術力やサービスが競合他社に比べて相対的に低下した場合には、受注や運用保守契約の減少により、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新による影響について(市場環境) 当社グループが事業を展開する情報サービス産業においては、新たな技術やサービスが次々と生み出され、その変化は著しく速い業界であります。 当社グループは常に当該技術革新の動向や将来を見据え、当該技術への対応を講じておりますが、その想定を超える革新的な技術や著しい市場環境の変化等が生じた場合には、当該変化に対応することができず、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 気候変動による影響(市場環境) 当社グループが事業を展開する情報サービス産業においては、顧客から環境対策を求められることがあります。 取引先からの環境対策への取り組み要件を満たさない場合に、取引量が減少し、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 協力会社の確保について(事業) 当社グループの事業展開においては、開発業務の効率化、顧客要件への迅速な対応、専門性の高い業務知識や技術のノウハウ活用等を目的とし、協力会社への外部委託を活用しております。 ビジネスパートナーとして優秀な協力会社と良好な連携体制を構築しており、今後も協力会社の確保と良好な連携体制構築を積極的に推進する方針ではありますが、協力会社からの人材が十分に確保できない場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 不採算プロジェクトの発生について(事業) 当社グループに持ち帰り開発する一括請負型の開発案件においては、当初は軽微な問題であってもプロジェクトが進むにつれて後々大きな問題に発展することがあります。 当社グループでは受注前に顧客要件を十分に分析し、見積決裁書による社内手続きの上で受注しております。受注後は開発工程ごとに進捗管理を行い、常に問題点の抽出と対策を施しておりますが、予測できない要因による開発工程の遅延や品質問題の発生、納品後のシステム運用における不具合等の対応が必要となった場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 商品及びサービスの欠陥や瑕疵について(事業) 当社グループが提供する商品及びサービスに欠陥や瑕疵が生じる可能性については、開発工程において常に問題点の抽出と対策を施しておりますが、全てを排除することはできません。 当社グループの商品及びサービスには、顧客の基幹業務など高い信頼性が求められる場合があり、これらの商品又はサービスの欠陥が原因で生じた損失に対する責任や契約不適合責任を追及される可能性があります。 また、製造物賠償責任につながる商品の不具合に対してはPL保険に加入しておりますが、多額のコスト負担や当社グループの商品やサービスの評価に重大な影響を与えて売上が低下し、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 特定顧客への依存について(事業) 当社グループは独立系IT企業であるため、特定の顧客や業種に対する継続的な依存関係はありませんが、顧客企業のシステム開発投資の時期に応じて、一時的に特定の取引先への売上高が大きくなることがあります。 当社グループは取引先数の拡大により、特定の取引先への依存度を低下させていく方針でありますが、経済情勢の低迷や景気の悪化等により顧客のIT投資が減少し、プロジェクトの縮小や中断による取引量が減少した場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 個人情報の取扱いについて(事業) 当社グループは自ら個人情報を収集する業務を行っておりませんが、当社グループの管理業務、並びに当社グループが事業を展開する顧客先における一部業務においては、個人情報を取り扱う場合があります。 当社グループは、当社グループの管理業務、並びに顧客の業務に対する安全性と信頼性に重点を置くため、個人情報マネジメントシステムを構築し、プライバシーマークの認定を受け、部門ごとに個人情報保護部門管理者を設置し、個人情報の安全な管理と運用に十分配慮しておりますが、個人情報が外部に漏えいするような事態となった場合には、当社グループの信頼失墜による売上の減少及び損害賠償等により、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 情報システムのトラブルについて(事業) 当社グループは、事業の特性上多数のコンピュータ機器を利用しておりますが、社内のコンピュータシステムに対してはクラウド化によるデータセンターへの移設を推進して冗長化とバックアップ体制を確立し、稼働環境とバックアップ環境を地理的に分離して設置することによるセキュリティ対策を講じております。また、コンピュータシステムへの外部攻撃に関しては、ファイアウォールやセキュリティソフトの配備を増強し、定期的な点検報告を義務付けて実施するとともに、日本シーサート協議会にも加盟し、コンピュータセキュリティに関するインシデント関連情報、脆弱性情報、攻撃予兆情報の収集に努めてセキュリティ対策に反映しております。 当社グループは、十分に検討した上でセキュリティ対策を講じていく方針ではありますが、新たな脅威、電力供給、通信事業者に起因する通信障害、悪意ある者による不法行為等、現段階では予測不可能な事由によるシステムトラブルが生じた場合、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 長時間労働の発生について(事業) 当社グループの事業では日常的に想定外の事象が発生し得る可能性を内在しており、特に一括請負型の開発案件においては、品質確保や完成責任を負担することから、開発工程や品質、納期を厳守するために長時間労働が発生することがあります。 当社グループでは適切な労務管理に努め、長時間労働の発生を未然に防ぐべく事業部門と管理部門双方により監視しておりますが、やむを得ない要因により長時間労働が発生した場合には、役職員の健康問題や労務問題に発展し、開発案件での労働力及び生産性の低下等により、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 関係会社について(事業) 当社グループは、株式会社SIG、株式会社アクト・インフォメーション・サービス、ユー・アイ・ソリューションズ株式会社及び株式会社エイ・クリエイションの4社を連結子会社としております。 これらの関係会社が事業環境の変化等により期待する成果が得られない場合には、のれんの減損損失や関係会社株式の評価額の引き下げに伴う株式評価損を計上しなければならず、その場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律について(法的規制) 当社グループは、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。)に基づき、労働者派遣事業の許可を受けている事業拠点があります。 労働者派遣事業の許可状況は、次のとおりであります。 当社:該当はありません。 株式会社SIG:全事業拠点(本社、クラウドビジネスセンター(神奈川県横浜市)、酒田事業所、酒田開発センター、仙台事業所、甲府事業所、名古屋事業所、金沢事業所、福井事業所、関西事業所及び九州事業所) 株式会社アクト・インフォメーション・サービス:本社 ユー・アイ・ソリューションズ株式会社:本社 株式会社エイ・クリエイション:本社 当社グループは、法令を遵守し事業を運用しておりますが、法令違反に該当事項が発生した場合、又は法的な規制が変更された場合には、事業の許可取り消し又は事業の廃止等、当社グループの事業活動や業績に影響を与える可能性があります。また、許認可の有効期限の満了後に許可が更新されない場合においても労働者派遣事業ができないこととなり、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 中小受託取引適正化法について(法的規制) 当社グループは、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」でいう中小受託事業者となる協力会社に対して開発業務を依頼しております。 当社グループは、必要に応じて支払代金の遅延等を未然に防止する体制を構築し、必要に応じて関係省庁への報告を行っております。法令違反に該当する事態が発生した場合、又は法律等の改正等が行われた場合には、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 知的財産権について(その他) 当社グループでは、「知的財産管理規程」に基づき、第三者が所有する著作権及び特許権を侵害しないよう十分な啓蒙活動と注意を払いながら事業展開しております。 当社グループの認識外で第三者が所有する著作権及び特許権を侵害してしまった場合、当社グループへの損害賠償請求、信用の低下、風評等により、当社グループの事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 感染症等の蔓延について(その他) 当社グループが事業を展開する事業領域においては、技術者による専門的な技術の提供が主要な業務であるため、感染症及びインフルエンザ等の季節性感染症等の蔓延により、事業活動の停止や制限等の影響を受けます。 当社グループでは、従業者の健康は直接業績に影響するものと考え、日頃より健康管理の重要性を従業者に指導し、健康診断の定期受診や予防接種の受診を奨励しておりますが、当社グループが事業展開する地域において、感染症の流行及び拡大が発生した場合、並びにこれに伴う政府及び行政による緊急事態宣言又はまん延防止等重点措置が発出された場合には、当社グループ又は当社グループの取引先の事業活動に悪影響をもたらし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,106字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続する中、個人消費や企業収益に一定の持ち直しがみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外経済を巡る不確実性や金融政策の正常化に伴う金利動向、為替相場の変動等に加え、物価上昇の継続によるコスト負担の増加など、経済環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する情報サービス産業におきましては、企業のICT投資は引き続き底堅く推移しており、とりわけ事業競争力の強化や業務変革を目的としたDX(デジタル・トランスフォーメーション)関連投資は、クラウド、セキュリティ、生成AI等の分野を中心に高度化・多様化が進展しております。一方で、IT人材不足の深刻化や案件の高度化に伴う開発体制の確保が課題となっており、サービス提供力や人材戦略が企業間競争力を左右する局面に入りつつあります。 このような環境の中、当社グループのシステム開発及びインフラ・セキュリティサービス事業の各分野において、人材の確保が難しい状況にありましたが、既存顧客案件が順調に推移し、新規受注の獲得も順調に進んだほか、前連結会計年度末に子会社化した株式会社エイ・クリエイションの貢献がありました。その結果、売上高は好調に推移しました。 システム開発売上高は、既存顧客案件の拡大と子会社化した会社の寄与の結果、7,796,263千円(前期比30.9%増)となりました。 インフラ・セキュリティサービス売上高は、既存顧客を中心とした案件が安定的に推移した結果、3,081,031千円(同9.6%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における経営成績は、売上高10,877,294千円(前期比24.0%増)となりました。損益面では、子会社の増加による経費の増加、のれん償却額の増加や従業員の待遇改善による人件費の増加等により営業利益751,524千円(同28.7%増)となったものの、保険解約返戻金の減少や支払利息の増加により経常利益777,076千円(同18.9%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益482,345千円(同0.4%増)となりました。 なお、当社グループは、システム開発及びインフラ・セキュリティサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 (単位:千円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増減額   増減率 (%) 売上高   8,769,202   10,877,294   2,108,092   24.0 営業利益   583,753   751,524   167,771   28.7 経常利益   653,750   777,076   123,325   18.9 親会社株主に帰属する当期純利益   480,567   482,345   1,778   0.4 1株当たり当期純利益(円)   84.73   84.48   △0.3   △0.3 ② 財政状態 当連結会計年度末の流動資産は4,018,133千円であり、前連結会計年度末に比べ290,228千円増加しました。主な要因は、現金及び預金が263,575千円、売掛金が23,464千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の固定資産は2,011,331千円であり、前連結会計年度末に比べ76,402千円減少しました。主な要因は、建物及び構築物が21,419千円、工具、器具及び備品が25,292千円増加した一方、のれんが136,469千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の流動負債は1,860,337千円であり、前連結会計年度末に比べ16,855千円増加しました。主な要因は、未払法人税等が29,547千円、賞与引当金が10,860千円、株主優待引当金が12,429千円増加した一方、買掛金が14,581千円、契約負債が9,497千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の固定負債は1,357,286千円であり、前連結会計年度末に比べ163,554千円減少しました。主な要因は、退職給付に係る負債が18,269千円増加した一方、長期借入金が171,432千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は2,811,841千円であり、前連結会計年度末に比べ360,525千円増加しました。主な要因は、利益剰余金が328,439千円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は46.6%となりました。 (単位:千円) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   増減額 資産合計   5,815,638   6,029,464   213,826 負債合計   3,364,322   3,217,623   △146,699 純資産合計   2,451,315   2,811,841   360,525 自己資本比率(%)   42.2   46.6   4.4 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ263,575千円増加し、2,470,820千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は689,968千円(前年同期は526,352千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益777,076千円、減価償却費44,003千円、のれん償却額136,469千円、退職給付に係る負債の増加額24,767千円、支払利息20,929千円等があった一方、売上債権の増加額23,464千円、利息の支払額21,054千円、法人税等の支払額272,694千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は97,383千円(前年同期は567,039千円の支出)となりました。これは主に、保険積立金の解約による収入12,074千円等があった一方、有形固定資産の取得による支出63,274千円、保険積立金の積立による支出27,248千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は329,009千円(前年同期は478,304千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出171,432千円、配当金の支払額153,905千円等によるものであります。 (単位:千円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   526,352   689,968   163,615 投資活動によるキャッシュ・フロー   △567,039   △97,383   469,656 財務活動によるキャッシュ・フロー   478,304   △329,009   △807,314 現金及び現金同等物の期末残高   2,207,245   2,470,820   263,575 ④ 生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 ロ 受注実績 当連結会計年度の受注実績は、次のとおりであります。 事業分野の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) システム開発   7,780,892   130.4   504,999   120.2 インフラ・セキュリティサービス   3,208,908   112.6   76,065   191.5 合計   10,989,800   124.6   581,065   126.4 (注)当社グループは、システム開発及びインフラ・セキュリティサービス事業の単一セグメントであるため、事業分野別に記載しております。 ハ 販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 事業分野の名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) システム開発   7,796,263   130.9 インフラ・セキュリティサービス   3,081,031   109.6 合計   10,877,294   124.0 (注)1.当社グループは、システム開発及びインフラ・セキュリティサービス事業の単一セグメントであるため、事業分野別に記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社テプコシステムズ   1,248,609   14.2   1,267,937   11.7 日本電気株式会社   990,008   11.3   1,124,770   10.3 株式会社日立製作所   923,770   10.5   1,054,131   9.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、記載事項の中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 イ 財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態」に記載しております。 ロ 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ2,108,092千円増加し、10,877,294千円(前年同期比24.0%増)となっております。これは主に、システム開発事業の売上高が1,839,174千円、インフラ・セキュリティサービス事業の売上高が268,917千円増加したことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ1,599,607千円増加し、8,479,254千円(同23.3%増)となっております。これは主に、労務費が684,007千円、外注加工費が862,810千円増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度の売上総利益は、2,398,039千円(同26.9%増)となっております。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ340,713千円増加し、1,646,515千円(同26.1%増)となっております。これは主に、役員報酬が43,662千円、給料及び手当が71,089千円、法定福利費が19,556千円、従業員募集費が26,728千円、株主優待引当金繰入額が12,429千円、のれん償却費が57,638千円増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度の営業利益は、751,524千円(同28.7%増)となっております。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ29,594千円減少し、52,069千円(同36.2%減)となっております。これは主に、受取保険金が12,296千円増加した一方、保険解約返戻金が49,709千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ14,851千円増加し、26,517千円(同127.3%増)となっております。これは主に、支払利息が12,748千円増加したことによるものであります。 この結果、連結会計年度の経常利益は、777,076千円(同18.9%増)となっております。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益の計上はありません。(前連結会計年度は子会社株式売却益として53,989千円計上しております。) 当連結会計年度の特別損失の計上はありません。(前連結会計年度は減損損失として31,915千円計上しております。) この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、777,076千円(同15.0%増)となっております。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、482,345千円(同0.4%増)となっております。 ハ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ニ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、労務費及び外注費のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金は自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 当連結会計年度末における有利子負債の残高は1,437,525千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,470,820千円となっております。

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