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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本情報クリエイト

Japan PropTech Co.,Ltd.4054 · Growth · 情報・通信業

不動産会社向けに特化したクラウドサービスを一気通貫で提供するSaaS企業。仲介から管理までDXを支援する。

概要

日本情報クリエイトは不動産業界向けクラウドサービスの開発・販売を手がける企業である。1994年に宮崎県都城市で創業、2020年に東証マザーズに上場。2025年6月期の売上高は約51億円、営業利益10億円。全国30拠点、従業員306名。不動産管理・仲介業務のDXを支援する。

仲介と管理の二軸で構成される事業構造

当社の事業は不動産仲介業務を支援する「仲介ソリューション」と賃貸管理業務を支援する「管理ソリューション」の二つに分類される。2025年6月期の売上高は仲介ソリューションが19億8789万円(構成比39.2%)、管理ソリューションが30億3356万円(同59.8%)である。仲介ソリューションには業者間物件流通サービス「リアプロBB」やホームページ制作ツール「Web Manager Pro」、電子契約サービスなどが含まれる。管理ソリューションでは基幹システム「賃貸革命」が中心であり、入居者・オーナー向けアプリ「くらさぽコネクト」やAI営業支援「オーナー提案AIロボⅡ」も提供する。

成長を支えるストック収益モデル

当社は月額課金によるランニング売上の比率を高める方針を掲げる。2025年6月期のランニング売上は仲介ソリューションで19億2580万円、管理ソリューションで20億1999万円と、両セグメント合計で約40億円に達し、全体の77.7%を占める。イニシャル売上は新規導入時のライセンス料などが中心で、管理ソリューションでは10億1357万円と依然大きいが、ランニング収益の積み上げが安定的な収益基盤を形成している。MRR(月次経常収益)の拡大を主要な成長ドライバーと位置づけている。

全国30拠点と5.6万事業者への展開

当社は1998年に東京営業所を開設して以降、大阪、福岡、仙台、広島、札幌、名古屋、四国、北陸、埼玉、宇都宮と全国に営業網を拡大し、2023年には30拠点体制となった。販売は直接販売(直販)と販売店経由の二経路で行う。業者間物件流通サービス「リアプロBB」および「リアプロ」の利用事業者は約5.6万に上り、これらを顧客基盤として他有償サービスのクロスセルを推進する。インサイドセールスやカスタマーサクセスチームも強化し、効率的な反響獲得と顧客支援を図っている。

M&Aと資本提携で拡大する事業領域

当社は2022年6月に株式会社リアルネットプロを簡易株式交換で完全子会社化し、同社が持つ業者間物件流通サービス「リアプロ」をラインナップに加えた。2024年7月にはリアルネットプロを吸収合併した。同年12月には株式会社Bcanとの資本業務提携、および株式会社Youfitの株式取得による完全子会社化を実施。Youfitの子会社化により事業領域を拡大している。M&Aにより得たサービスやデータを活用し、不動産プラットフォームの創造を中期ビジョンとして掲げる。

業界の中での役割は不動産会社向け業務支援SaaSプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
55億円
営業利益
9億円
営業利益率
16.4%
純利益
6億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
管理ソリューション30億円58.8%
仲介ソリューション20億円39.2%
その他1億円2.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産仲介会社主力

不動産仲介会社向けに、物件情報の仕入れから集客、申込み、重要事項説明、契約に至る業務を支援する「仲介ソリューション」を提供。業者間物件流通サービス「リアプロBB」等で顧客基盤を拡大し、クロスセルで収益を拡大している。

主な製品・サービス5
リアプロBB / リアプロ
仲介会社間で物件情報を共有する業者間流通プラットフォーム。紙・FAX・電話でのやり取りをWeb上で24時間可能にし、物件仕入れと共有を効率化する。
WebManagerPro
不動産会社向けホームページ作成ツール。テンプレートとCMS機能で専門知識なく作成でき、「リアプロBB」の物件情報をリアルタイムに連携する。
物件データ連動
不動産ポータルサイトへの掲載を効率化するシステム。複数サイトへの一括掲載を可能にし、集客業務を省力化する。
電子入居申込サービス / 非対面仲介サービス
入居申込みや重要事項説明をWeb上で非対面化するサービス。内見・申込み・説明までをデジタル一気通貫で行え、業務効率と顧客利便性を向上させる。
電子契約サービス
不動産契約をオンライン上で締結するサービス。法改正に伴い電子サインが可能となり、ペーパーレス化を実現する。

02不動産管理会社主力

不動産管理会社向けに、賃貸管理業務全体を支援する「管理ソリューション」を提供。契約管理・家賃集金・オーナー送金など煩雑な業務を自動化し、基幹システム「賃貸革命」で中核を担う。

主な製品・サービス3
賃貸革命
賃貸管理業務を網羅する基幹システム。契約情報、入金管理、オーナー送金などを自動化し、200種類以上の帳票を標準装備。オンプレミス版とクラウド版を提供。
オーナー提案AIロボⅡ
当社の不動産ビッグデータとAIを活用し、「満室戦略レポート」を自動生成する営業支援サービス。管理会社の提案活動を支援する。
くらさぽコネクト
入居者アプリとオーナーアプリからなるコミュニケーション支援アプリ。非対面・リアルタイムなやり取りで、入居者サービスとオーナー報告を効率化する。

03消費者副次

不動産会社の先にいる消費者(入居者・オーナー)向けに、コミュニケーションアプリ等を提供。間接的に不動産会社のサービス向上を支援し、エコシステムを構築。

製品と技術

賃貸管理業務の基幹システム「賃貸革命」

1997年に発売された「賃貸革命」は、賃貸管理会社の契約管理、入金管理、オーナー送金、更新・解約手続きなどを一元管理する基幹システムである。200種類以上の帳票があらかじめ用意され、導入後すぐに利用可能。オンプレミス版とクラウド版の両方を提供し、クラウド版はテレワークにも対応する。2025年6月期の管理ソリューション売上は30億円超と全社の約6割を占め、月額課金収益の安定基盤となっている。バージョンアップ販売も堅調である。

業者間物件流通プラットフォーム「リアプロBB」

「リアプロBB」は不動産仲介業者間で物件情報を共有するクラウドプラットフォームである。元は2013年開始の「不動産BB」と2022年M&Aで加わった「リアプロ」の二サービスが並行稼働していたが、2025年に統合を試みた。24時間いつでも物件情報の更新・確認が可能で、紙やFAXに代わる業務効率化を実現。利用事業者は約5.6万社に達する。統合時のシステム障害により一旦切り戻したが、中核サービスとして顧客基盤の拡大を牽引する。

不動産ホームページ制作「Web Manager Pro」

2006年に発売された「Web Manager Pro」は、不動産会社向けのホームページ制作CMSである。複数の標準テンプレートからパーツを組み合わせるだけでレスポンシブ対応のサイトが作成でき、専門知識が不要。物件情報は「リアプロBB」と連携し、リアルタイムに更新される。2015年に現行版の「Web Manager Pro3」をリリース。廉価版の「Web Manager Lite」も用意する。集客支援の一環として、不動産ポータルサイトへの一括掲載機能「物件データ連動」とも連携する。

データ活用とAIによる新サービス群

当社は自社サービスで蓄積した不動産データを活用したサービスを展開する。2023年4月に提供開始した「CRIX」は、賃貸住宅の賃料と空室率の指標であり、Amazon Web Servicesの「AWS Data Exchange」を通じて有償提供する。同年8月リリースの「オーナー提案AIロボⅡ」は、AI査定機能を搭載し満室戦略レポートを自動生成する。入居者とオーナー向けのコミュニケーションアプリ「くらさぽコネクト」も2019年から提供。2023年には生成AI研究開発チームを発足し、技術開発を加速している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

WEBシステムで安定成長、高収益

同社はWEBシステム開発・運用を主力とし、売上高は50億円超で堅調に成長。2024年6月期の営業利益率は15.91%、2025年6月期は19.61%と高収益を維持。同業のVRain SolutionやPKSHA Technologyと比較すると成長率は中庸だが、利益率で優位。小規模ながら効率的な経営で、CMS・ECサイト構築など特定領域に強み。

強み

  • 営業利益率19.6%と業界トップクラス、コスト管理が徹底。
  • 売上高が2期連続15%前後成長、受注が堅調。
  • CMSやECサイト構築で高い技術力を持ち、顧客満足度が高い。
  • 保守・運用サービスが収益の柱で、安定的な売上を確保。

課題

  • WEBシステムに特化しすぎており、市場拡大が限定的。
  • 大手SIerとの競争で価格面での劣位が生じる可能性。
  • 技術者のスキルに依存し、離職時の事業継続リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本情報クリエイト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
13981ビーグリー77億円10.4倍
29446サカイホールディングス76億円6.4倍
34012アクシス76億円10.2倍
44054日本情報クリエイト75億円12.6倍
54752昭和システムエンジニアリング75億円8.7倍
63750ADRバイオメディカルホールディングス75億円
74263サスメド74億円
83851日本一ソフトウェア74億円
94450パワーソリューションズ74億円26.8倍
105244jig.jp74億円6.3倍
113671ソフトマックス73億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

建築見積ソフトから不動産特化へ転換した1994〜1998年

1994年8月、宮崎県都城市姫城町に日本情報クリエイト株式会社を資本金1000万円で設立した。最初の製品は1995年1月に発売した建築見積システム「見積革命」であった。その後、不動産業界向けに軸足を移し、1997年3月に賃貸物件総合管理システム「賃貸革命」、1998年5月に不動産売買仲介営業支援システム「売買革命」を発売。同年11月には東京営業所を設置し、全国展開の第一歩を踏み出した。

全国営業網の整備と情報セキュリティの取得(1998〜2006年)

2000年代に入り、大阪(2000年4月)、福岡(2001年4月)、仙台(2003年6月)、広島(2003年10月)、札幌(2004年10月)、名古屋(2006年10月)と営業所を順次開設。2006年6月には不動産ホームページ制作ツール「Web Manager Pro」を発売した。同年12月には情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)を取得し、品質とセキュリティの基盤を整えた。本社も都城市内で3度移転し、2011年に現在の上町に落ち着いた。

クラウド化と物件流通サービスへの進出(2011〜2016年)

2012年1月に「賃貸革命クラウド版」、同年4月に「売買革命クラウド版」を発売し、クラウドシフトを開始した。2013年1月には業者間物件流通サービス「不動産BB」の運営を開始。同年9月には廉価版のホームページ制作ツール「Web Manager Lite」を発売。2015年9月に「Web Manager Pro3」「Web Manager Lite3」の現行版、2016年2月に「売買革命10」をリリースした。拠点網も拡充し、2016年10月に北陸営業所を開設した。

上場と非対面・電子契約サービスの展開(2017〜2021年)

2017年1月に「賃貸革命10」を発売。2019年1月には入居者コミュニケーションサービス「くらさぽコネクト」を投入。2020年5月、新型コロナ禍に合わせ「非対面仲介サービス」を発売した。同年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2021年4月には経済産業省「DX認定事業者」に認定され、同年11月には「電子契約サービス」を発売。年末には一挙に18拠点を増設し全国29拠点体制へ拡大した。

M&Aでグループ化し二本社制へ移行(2022〜2023年)

2022年1月に東京本社を設置し二本社制へ移行。同年4月、市場区分見直しに伴い東証グロース市場へ移行した。6月には株式会社リアルネットプロを簡易株式交換で完全子会社化し、同社の業者間物件流通サービス「リアプロ」を取得。2022年11月、「不動産BB」をリニューアル。2023年2月に宇都宮営業所を開設し全国30拠点とし、3月に東京本社を子会社との統合オフィスに移転。4月に賃料・空室率指標「CRIX」提供開始、5月に生成AI研究開発チームを発足、9月に2代表制へ移行した。

子会社吸収とシステム統合の課題(2024〜2025年)

2024年7月、株式会社リアルネットプロを吸収合併しグループ統合を完了。同年11月に株主優待制度を新設、12月には株式会社Bcanとの資本業務提携および株式会社Youfitの完全子会社化を実施した。2025年5月、業者間物件流通サービス「不動産BB」と「リアプロ」を「リアプロBB」に統合したが、システム障害と不具合が多発。同年6月にリアプロ利用者のみ旧サービスへ切り戻し、1か月分の利用料を無償とした。再統合時期は未定。

年表46件を開く

1990年代

  • 1994年8月創業宮崎県都城市姫城町に日本情報クリエイト株式会社を設立(資本金10,000千円)
  • 1995年1月建築見積システム「見積革命」発売
  • 1997年3月賃貸物件総合管理システム「賃貸革命」発売
  • 1997年7月宮崎県都城市妻ケ丘町に本社を移転
  • 1998年5月不動産売買仲介営業支援システム「売買革命」発売
  • 1998年11月東京営業所を設置(東京都新宿区)

2000年代

  • 2000年4月大阪営業所を設置(大阪市淀川区)
  • 2000年10月宮崎県都城市金田町に本社を移転
  • 2001年4月福岡営業所を設置(福岡市南区) ※ 2008年8月に福岡市博多区へ移転
  • 2003年6月仙台営業所を設置(仙台市青葉区)
  • 2003年10月広島営業所を設置(広島市中区)
  • 2004年10月札幌営業所を設置(札幌市中央区)
  • 2006年6月不動産ホームページ制作ツール「Web Manager Pro」発売
  • 2006年10月名古屋営業所を設置(名古屋市中区)
  • 2006年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)を取得

2010年代

  • 2011年3月宮崎県都城市上町に本社を移転
  • 2011年8月四国営業所を設置(香川県高松市)
  • 2012年1月「賃貸革命クラウド版」発売
  • 2012年4月「売買革命クラウド版」発売
  • 2013年1月業者間物件流通サービス「不動産BB」運営開始
  • 2013年9月不動産ホームページ制作ツール「Web Manager Lite」発売
  • 2015年9月「Web Manager Pro3(現行版)」「Web Manager Lite3(現行版)」発売
  • 2016年2月「売買革命10(現行版)」発売
  • 2016年10月北陸営業所を設置(石川県金沢市)
  • 2017年1月「賃貸革命10(現行版)」発売
  • 2017年10月埼玉営業所を設置(さいたま市浦和区)
  • 2019年1月入居者コミュニケーションサービス「くらさぽコネクト」発売

2020年代

  • 2020年5月仲介業務支援サービス「非対面仲介サービス」発売
  • 2020年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2020年12月株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更
  • 2021年4月経済産業省「DX認定事業者」認定取得
  • 2021年11月「電子契約サービス」発売
  • 2021年12月事業拡大に伴い18拠点増設(全国29拠点体制へ)
  • 2022年1月東京本社設置に伴い二本社制へ
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2022年6月M&A簡易株式交換による株式会社リアルネットプロの完全子会社化
  • 2022年11月業者間物件流通サービス「不動産BB」リニューアル
  • 2023年2月宇都宮営業所(栃木県宇都宮市)を設置(全国30拠点体制へ)
  • 2023年3月M&A東京本社移転(子会社である株式会社リアルネットプロとのオフィス移転統合)
  • 2023年4月賃貸住宅の賃料および空室率に関する指標「CRIX(クリックス)」提供開始
  • 2023年5月創業生成AIに関する研究開発チーム発足
  • 2023年9月代表取締役の異動(増員)により2代表制へ
  • 2024年7月M&A株式会社リアルネットプロ(連結子会社)の吸収合併
  • 2024年11月株主優待制度の新設を発表
  • 2024年12月株式会社Bcanとの資本業務提携
  • 2024年12月M&A株式会社Youfitの株式の取得(完全子会社化)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    業者間物件流通で顧客基盤拡大

    「リアプロBB」と「リアプロ」を軸に業者間物件流通サービスの利用者を増やし、全国の空室情報のデジタル化と顧客基盤の拡大を推進する。それにより不動産仲介事業者向けクラウドサービスの拡販を図る。

  2. 02

    管理ソリューションのシェア拡大

    「賃貸革命」シリーズをベースに新規顧客開拓と既存顧客へのアップセル・クロスセルを強化する。具体的にはユーザーの稼働率向上と顧客成長に応じたオプション提案を推進する。

  3. 03

    AI・ビッグデータ活用の新規事業

    保有する不動産の入退去データを活用し、賃料・空室率の指標「CRIX」の販売やAI査定機能「オーナー提案AIロボⅡ」など、新たなサービスを展開する。不動産業界へのソリューション提供とDX化加速を目指す。

  4. 04

    顧客細分化とエリア戦略の推進

    全国28拠点の現地コンサルティングを効率化するために、顧客セグメントの切り分けやエリア戦略を推進する。インサイドセールス・カスタマーサクセス、販売店を活用し、効率的な反響獲得と顧客支援を強化する。

  5. 05

    市場拡大・新規開業企業への対応

    毎年6000社以上の新規開業事業者に向け、Webマーケティングやカスタマーサクセス部隊など多角的な販売を強化し、設備投資の商談機会を捉える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で306人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は530万円で、5期前と比べて+18.5%平均年齢は35.5歳、平均勤続年数は6.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年6月44736.16.6216
2021年6月46236.16.6242
2022年6月47634.65.9306
2023年6月48435.16.7307
2024年6月51036.37.2313224
2025年6月53035.56.4306327

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
東京本社(東京都新宿区)ほか26 拠点289百万円
宮崎本社 — 宮崎県都城市229百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は55億円営業利益9億円前期と比べると増収減益で、売上が+7.8%、利益が-10.0%。

売上高
+7.8%
55億円
営業利益
-10.0%
9億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
16.4%
前期比 -3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高60億円55億円
営業利益6億円9億円
純利益4億円6億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は30億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q9111.10
2023年4Q111
2024年1Q10110.00
2024年2Q10220.02
2024年3Q1119.10
2024年4Q13323.12
2025年2Q26623.14
2025年4Q25416.02
2026年2Q25312.02
2026年4Q30620.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年6月期からの11期で、売上は15億円から55億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は16.4%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年6月1521
2017年6月1722
2018年6月1932
2019年6月2142
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年6月2464
2021年6月2664
簡易株式交換による株式会社リアルネットプロの完全子会社化
2022年6月3153
生成AIに関する研究開発チーム発足
2023年6月3842
株式会社リアルネットプロ(連結子会社)の吸収合併
2024年6月447715.94
2025年6月51101019.66
2026年6月5591016.46

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高55億円のうち、営業利益として残るのは9億円16.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金83.6%46億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.4%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+8.0pt
16.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.3pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年6月期は営業CFが8億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は6億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年6月4−2−323
2019年6月4−1137
2020年6月510612
2021年6月6−213428
2022年6月3−15−5−1212
2023年6月3−1−4210
2024年6月6−5−318
2025年6月8−10−1−26

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年6月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は68.2%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年6月126652.7
2017年6月148655.3
2018年6月146843.0
2019年6月1991048.4
2020年6月25131251.5
2021年6月43301369.0
2022年6月54312358.5
2023年6月51312061.1
2024年6月56352162.2
2025年6月57391868.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中147位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中333位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥523で、1年前と比べて-31.9%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥523+0.2%1ヶ月-6.4%1年-31.9%時価総額75億円
過去52週の値幅
安値¥505高値¥815

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.6倍
PER (会社予想)20.0倍
PBR1.84倍
配当利回り2.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に533円と前日比-7.14%と下落。1ヶ月で-8.42%、1年では-34.77%と低迷が続く。25日線569.52円を-6.4%下回り、75日線539.52円も割り込んだ。200日線602.64円は大きく下回る。RSI36.28と弱含み。52週高値920円からは-42.1%の水準。8月14日の出来高は11万株と増加し、下げが加速した。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは16.13倍と業界平均の30.09倍を下回り、PBRも1.93倍と平均3.53倍を下回る。ROEは17%と高く収益性は良好。ただし配当利回り0.91%は平均3.38%を大きく下回り、株主還元が弱い。業績は拡大傾向で、売上高・営業利益とも増加しており、評価はほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.6倍47.9倍
PER (予想)20.0倍
PBR1.84倍2.96倍
ROE17.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が2022年6月期の31億円から2025年6月期には51億円へと拡大し、営業利益率も19.61%へ改善した。強気派は、地方の人件費の優位性を活かした価格競争力と、開発品質の高さにより受注が増加しており、今後も成長が続くとみる。一方、弱気派は、受託開発中心のビジネスモデルは景気変動の影響を受けやすく、技術者の確保難や人件費上昇が今後の収益を圧迫する可能性を指摘する。また、ピア企業と比較して市場規模が小さく、成長の持続性に疑問を呈する。市場の期待は1年で27%下落しており、業績と株価の乖離が対立の構図を生んでいる。

プラスに働く材料6
  • 高い収益性の持続

    営業利益率が15.91%から19.61%へ上昇し、効率的運営を継続

  • 売上の急拡大

    売上高が3期で約1.6倍に増加し、成長軌道にある

  • 地方コスト優位

    宮崎県の低人件費を活かした価格競争力を持つ

  • 売上高51億円と3期連続増収、過去最高通年影響

    売上高38→44→51億円、増収率15%超

  • 営業利益10億円と営業利益率19.6%に改善通年影響

    営業利益7→10億円、営業利益率19.61%

  • 純利益6億円と3期連続増益通年影響

    純利益2→4→6億円、増益基調

マイナスに働く材料7
  • 受託開発の安定性欠如

    景気変動で案件が減少するリスクがあり、収益が不安定

  • 人材依存の高さ

    優秀な技術者の確保が成長の鍵であり、採用難が課題

  • 市場規模の限界

    地方拠点のため大規模案件の獲得に制約がある

  • 株価1年で27.2%下落、好業績と逆行不定影響

    年初来▲27.2%、市場の成長懸念

  • 配当利回り0.91%と低く、株主還元が魅力薄通年影響

    配当利回り0.91%と低水準

  • 時価総額79億円と小型、流動性が低い不定影響

    時価総額79億円、売買代金が細りやすい

  • 外国人保有2.92%と低く、需給の支え弱い不定影響

    外国人持ち株比率2.92%、買いが入りにくい

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を占う先行指標となるため
従業員数・技術者比率
人的リソースが受注能力を左右するため
営業利益率の推移
コスト管理と収益性の持続性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.49%。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
2.49%
いまの株価に対して
配当性向
10.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年6月518.7
2023年6月50.043.3
2024年6月50.021.6
2025年6月50.010.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,316人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.3%を占め、残る57.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他51.647.349.952.153.952.9
事業法人48.440.440.340.140.840.6
自己株式0.31.71.93.1
外国法人4.64.23.31.12.8
証券会社1.80.61.51.91.9
金融機関5.94.82.82.11.7
外国人個人0.00.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社NJC39.69
02米津 健一29.04
03後藤 吉行1.90
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.28
05日本情報クリエイト従業員持株会0.95
06松浦 一夫0.68
07JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.58
08JPLLC CLIENT ASSETS-SK J(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.42
09楽天証券株式会社0.39
10重藤 誠0.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは17.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年6月229,2651,065,38723.9
2017年6月263,0481,341,64922.0
2018年6月155424.2206.4
2019年6月217830.5
2020年6月3110933.6
2021年6月3021019.563.416.4
2022年6月202219.047.418.7
2023年6月132225.962.043.3
2024年6月3024613.019.421.6
2025年6月4528017.015.710.6
2026年6月42

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
米津健一代表取締役 会長638,783,000
辻村都雄代表取締役社長5835,100
丸田英明取締役 開発・コーポレート統括 サポート 部長52500
瀬之口直宏取締役 開発・コーポレート統括 管理部長5022,500
渡邉良取締役 事業統括 事業部長48500
山元理取締役53500
宮嵜智明取締役 監査等委員5816,200
三浦洋司取締役 監査等委員49500
古瀨智子取締役 監査等委員38

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)712512518
取締役(社内)1777
監査等委員3441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,322字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「人と未来とデジタル技術を結ぶ真の価値を創造し、社会に貢献する」を経営理念に掲げ、不動産業界に対し、一気通貫のITソリューションとして複数のクラウドサービスを提供しております。これにより、顧客の生産性および収益性の向上に寄与しております。 中期ビジョンとして「テクノロジーで不動産領域に革新的プラットフォームを創造する」を掲げており、家賃保証会社や金融機関、修繕業者などの関連事業者を含む多くのパートナー企業と連携し、個別企業の支援にとどまらず、不動産業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する事業活動を展開しております。 当社の主な顧客は不動産管理会社(注1)および不動産仲介会社(注2)(以下、併せて「不動産会社」という。)であります。加えて、価値ある情報と情報技術の提供を通じて、不動産会社のみならず、その先にいる消費者の支援も事業領域として位置付けております。 (注1)不動産管理会社とは、不動産の貸主に代わり賃貸物件の管理・維持を行うことを主な役割とする会社であります。管理・維持のためには、集金管理、入居者管理、更新・解約・精算、建物管理等の業務を行います。 (注2)不動産仲介会社とは、家主と入居希望者の間に入り、不動産物件の仲介をすることを主な役割とする会社であります。不動産仲介会社は、家主や不動産管理会社からの依頼を受けて、空室の入居者を募集し、入居者を決め、賃貸借契約の締結等の業務を行います。不動産仲介業務を行うためには、宅地建物取引業の免許が必要であり、当免許を取得して不動産の取引業を営む業者を宅地建物取引業者(宅建業者)といいます。 当社は、不動産業界DX化促進に向けた業務支援クラウドサービスの提供を中心に事業を展開しております。提供するサービスは不動産仲介業務の支援となる「仲介ソリューション」と賃貸管理業務の支援となる「管理ソリューション」の2つに分類されます。 「仲介ソリューション」とは、物件情報の仕入れから、集客、申込み、重要事項説明(重説)、契約に至るまでの不動産仲介業務全体を支援するクラウドサービス群であり、顧客の業務効率化、収益性向上に貢献することを目的としております。 商品ラインナップとして、業務の入り口となる物件情報の仕入れ業務を支援するソリューションとして、業者間物件流通サービス「リアプロBB」を提供しております。また、同様のラインナップとして、「リアプロ」もございます。当社は、この2つのサービスで顧客基盤を拡大し、他有償サービスのクロスセルを実施しております。なお、2025年5月28日に「不動産BB(旧サービス)」と「リアプロ」の統合を実施し、新たに「リアプロBB」となりましたが、統合時に、システム障害やデータ欠損など複数の不具合が発生いたしました。そのため「リアプロ」については統合前の状態に切り戻しており、現在は「リアプロBB」と「リアプロ」2つのサービスが稼働している状況です。また、統合に関わる一連の事象による顧客への負担に対して、謝意として1ヶ月分(2025年6月分)のサービス利用料の請求を停止し、既に入金いただいている方には返金の対応を実施いたしました。 切り戻し以降は2つのサービスともに安定的に稼働しており、これまで同様、エリア別の顧客獲得を進めております。 その他の有償サービスとしましては、不動産ポータルサイトでの集客支援となる「物件データ連動」、自社ホームページ制作支援ツール「WebManagerPro」、非対面でオンライン上での入居申込み、重要事項説明、不動産契約に対応した「電子入居申込サービス」「IT重説」「電子契約サービス」があります。これらのサービス群を通じて、仲介業務における幅広いプロセスに対応することが可能となり、業務全体の最適化と顧客の業務効率・利便性の向上に貢献しております。 「管理ソリューション」とは、賃貸管理業務全体に対応するクラウド型の業務支援サービス群であり、「仲介ソリューション」と同様に、顧客の業務効率化および収益性向上に貢献することを目的としております。主な商品ラインナップとしては、賃貸管理業務を幅広く網羅した管理システムである「賃貸革命」を提供しております。「賃貸革命」は、契約情報、請求・入金の管理、オーナーへの送金業務など、煩雑な業務をシステム上で自動化、データ管理することにより、業務の大幅な効率化を実現します。その他の有償サービスとしましては、不動産会社の経営を支援する「経営分析オプション」、入居者とのコミュニケーションツールである「くらさぽコネクト 入居者アプリ」、家主(オーナー)とのコミュニケーションツールである「くらさぽコネクト オーナーアプリ」を提供しております。また、当社が持つ不動産データを活用したサービスとして、オーナー向けの提案レポートを自動生成する「オーナー提案AIロボⅡ」を提供しております。同サービスにはAI査定も搭載しており、より高度な提案活動を支援しております。 当社はこの「仲介ソリューション」「管理ソリューション」を提供することによって不動産会社に対して広範囲での業務効率化を実現し、不動産業界全体のDX化を推進しております。 当社の事業セグメント、サービス分類、主要な製品・サービスの体系を図示すると以下のとおりであります。 <当社の事業セグメント、サービス分類、主要な製品・サービスの体系> 販売経路は、直接販売(直販)、販売店経由があります。 (直販) 当社が顧客である不動産会社に対して直接販売し、当社と不動産会社の間でソリューションサービスの提供および保守サービス等の契約を締結します。 (販売店経由) 販売店とは、当社の製品を利用する不動産会社を紹介する者であり、当社と販売店契約を締結しております。販売店から不動産会社を紹介いただいた後、当社は販売店に対してソリューションサービスを提供し、販売店から対価を受領します。なお、保守サービス等については、当社と不動産会社の間で契約を締結します。 また、上記の販売店の他、保守サービスも当社の代理で不動産会社に提供する形態(代理店)も一部あります。 当社の不動産業務支援事業における特徴は以下のとおりです。 (1) 不動産業務支援サービスをワンストップで提供 当社は、不動産会社に対して、不動産会社が行う物件在庫管理、入居者募集業務、契約管理、家賃・入送金管理、入居者・建物保全管理等の業務を支援するサービスをワンストップで提供しております。 不動産業務支援サービスをワンストップで提供することにより、顧客ニーズに網羅的に対応できるのみならず、顧客にとっては、当社の製品・サービスを業務全体でご利用いただくことでデータの連携により商品間のシナジーが生まれ、更に利便性を高めることが可能となります。それにより、製品・サービスの解約率に関しても、安定した低い数値を維持することができております。 ①  仲介ソリューション a.業者間物件流通サービス 業者間物件流通サービスの主要な製品・サービスは「リアプロBB」および「リアプロ」であります。 「リアプロBB・リアプロ」 当サービスは、仲介を行う不動産会社の業務の中核(他社への共有、物件仕入れ)を担うサービスであり、これまで紙面・FAX・電話でのやりとりが主流であった物件情報の共有をインターネット上で行うことができ、24時間いつでも情報の更新・確認ができることから、双方が効率的に仲介を行える業者間物件流通のプラットフォームとなっております。当社はこの2つのサービスで日本全国の物件情報のデジタル化を図りつつ、事業成長に向けた顧客基盤拡大を推進しております。 ※「リアプロ」は2022年にM&Aによってラインナップに追加となったサービスであります。 b.仲介業務支援サービス 仲介業務支援サービスは「リアプロBB」「リアプロ」によって業者間で共有されている物件情報を二次活用できるサービスであります。二次活用のサービスとしては、不動産会社の集客方法である自社ホームページを作成するためのシステム「WebManagerPro」とポータルサイト連携システム「物件データ連動」、賃貸借契約における電子取引を支援する「非対面仲介サービス」「電子入居申込サービス」「電子契約サービス」があります。 「WebManagerPro」 当サービスは、複数の標準テンプレートとCMS機能により、パーツを組み合わせていくことで不動産ホームページが作成できるレスポンシブ対応のホームページ制作ツールであります。掲載する物件情報は「リアプロBB」と連携することができ、掲載情報もリアルタイムに更新可能となっております。 ※CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の頭文字をとった略称であり、専門知識が無くとも、Webサイトの作成・更新等が行えるシステムのことを言います。 「物件データ連動」 当サービスは、不動産ポータルサイトへの掲載を効率的に行えるシステムであります。不動産ポータルサイトへの掲載を希望する不動産会社は「リアプロBB」上で掲載したい物件を選択し、掲載の指示を行うことで掲載が可能となります。また、「物件データ連動」を利用することにより複数の不動産ポータルサイトへの一括掲載も可能となり、効率的に集客業務を行うことが可能であります。なお、掲載する場合、事前に不動産ポータルサイトとの事前契約が必要となります。 「非対面仲介サービス」、「電子入居申込サービス」 当サービスは、従来は対面で行うことが常識とされていた物件探しから入居申込み、重要事項説明までの一連の手続きをすべて非対面で実現可能とするソリューションです。具体的には、Web上で内見ができる「Web内見」、入居申込みに関するやり取りを非対面で行う「電子入居申込」、重要事項説明書の説明が非対面で対応できる「IT重説」を提供しております。これらのサービスを通じて、入居希望者と不動産会社との間に新たなコミュニケーションの在り方を提案しており、物件紹介から入居申込み、重要事項説明に至るまでの業務をすべてデジタル上で一元的に管理・運用することが可能となります。その結果、不動産会社の業務効率化と入居希望者の利便性向上の両立を実現しています。 「電子契約サービス」 当サービスは、これまで書面への押印が必要であった不動産契約をオンライン上で実現するサービスであります。2022年5月に施行された宅地建物取引業法改正により不動産契約における書面への押印義務が撤廃され、電子サインによる契約が正式に認められるようになりました。当社ではこの法改正に先立ち、2021年11月より「電子契約サービス」の提供を開始。これにより、顧客は従来の契約書ひな型をそのまま活用しながら、オンライン上での契約締結が可能となり、業務のデジタル化・ペーパーレス化による経費削減を実現することができます。 ②  管理ソリューション a.管理業務支援サービス 「賃貸革命」 当サービスは、不動産管理会社がオーナー(家主)に代わって実施する一連の業務を支援するサービスであります。具体的には、入居者との契約締結、家賃の入金管理、入金集計後のオーナー送金、契約更新や解約手続きなど、煩雑な業務を効率的かつ網羅的に支援する基幹業務システムであり、また、業務で頻繁に使用される200種類以上の帳票(書類)があらかじめ用意されており、導入後すぐに利用可能であります。業務で発生する契約情報や入金情報などは、すべてシステム内のデータベースに蓄積されていくため、契約更新時の情報参照や過去データの管理にも優れており、長期運用に適したシステムとなっております。 提供方法としては、オンプレミス版(注1)とクラウド版(注2)の2パターンがあり、顧客のニーズに応じて選択していただいております。クラウド版では、外出先や自宅からのアクセスにも対応しており、テレワークや在宅勤務といった多様な働き方に柔軟に対応できます。また、自社サーバーの設置やインストール作業が不要なため、導入コストの抑制やスピーディな運用開始にもつながります。 (注1)オンプレミス版とは、顧客ごとにサーバーを設置したうえで、顧客のパソコンに当社の管理業務支援サービスをインストールしていただき、顧客自身がサーバーやシステムを運用するものになります。 (注2)クラウド版とは、顧客のパソコンに当社の管理業務支援サービスをインストールせず、インターネット上に仮想サーバーを設置してサービスをネットワーク経由で提供するものになります。 「オーナー提案AIロボⅡ」 当サービスは、当社が持つ不動産ビッグデータとAIを駆使することで、賃貸住宅ごとに異なる高度な「満室戦略レポート」をWeb上で作成できる不動産管理会社の営業支援DXサービスです。空室に困るオーナーへの提案、信頼獲得により、不動産管理会社は管理戸数拡大につなげることが可能です。 b.消費者支援サービス 「くらさぽコネクト」 当サービスは、入居者アプリとオーナーアプリの2種類を提供しており、スマートフォンやタブレットなどの端末でご利用いただけるコミュニケーション支援アプリであります。 入居者アプリは、不動産会社と入居者との間のやり取りを非対面・リアルタイムで実現するコミュニケーションツールであります。具体的には、契約更新や物件メンテナンスのお知らせ、請求のご案内等を入居者に通知することが可能です。また、入居者からもチャット形式で問い合わせを行うことができ、手続きの簡略化に繋がります。 オーナーアプリは不動産会社と不動産オーナーとをつなぐコミュニケーションアプリであり、オーナーへの月次報告書の送付、年間収支報告、物件巡回の結果連絡、問い合わせ対応等、オーナーへの報告をオンライン上で行うことができるサービス内容となっております。 (2) 自社一貫体制による迅速かつ本質的な製品開発の推進 当社は、製品の企画、開発、販売、サポートに至るまでを一貫して自社内で実施する体制を整備しております。この一貫体制により、製品開発における社内連携が円滑に進むとともに、顧客からの改善要望に対しても、迅速かつ的確な対応が可能となっております。また、単に顧客のニーズを反映するのではなく、その背景や真の目的を把握した上で本質的な価値を見極め、製品開発に反映することを基本方針としております。これにより、当社は常に高付加価値なシステムを顧客に提供する体制を構築しております。 (3) 多様かつ複雑な不動産業務に対応する製品力の確立 当社の製品は、不動産業務支援の豊富なノウハウを集約しており、テクノロジーの進化や法改正に対応して継続的な改善・強化を行っております。顧客視点を重視した開発を推進し、顧客からの改善要望はバージョンアップに反映させることで、製品力の向上に努めております。これにより、全国の不動産会社で幅広く活用される、高い対応力を持つ製品として評価をいただいております。 (4) 営業による地域密着型コンサルティングおよびサポート体制 当社は、顧客満足度の向上を目的として、営業による地域密着型のコンサルティングおよびサポート体制を重視しております。営業活動においてはオンラインも活用しますが、最終的な提案は営業コンサルタントが現地訪問のうえ実施いたします。不動産業務は複雑であり、顧客と共に課題を整理し解決策を導き出すプロセスが重要であります。このプロセスを通じて顧客は最適なソリューションを獲得し、結果として満足度向上に寄与しております。また、当社は全国に拠点を展開し、地域特有の慣習や運用に即した適切なアドバイスを提供するとともに、緊急時には迅速な訪問サポートを可能としております。これにより、顧客の安心と満足の向上に繋げております。 ■拠点一覧(日本情報クリエイト株式会社):2025年6月30日現在 拠点   所在地   拠点   所在地 宮崎本社   宮崎県都城市上町13-18   新潟営業所   新潟県新潟市中央区東大通2-1-20 ステーションプラザ新潟ビル7F 東京本社   東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル12F   金沢営業所   石川県金沢市南町6-1 朝日生命金沢ビル3F 札幌支店   北海道札幌市中央区南二条西7-6-2 南2条ビル6F   静岡営業所   静岡県静岡市葵区栄町4-8 スルガ栄町ビル6F 旭川営業所   北海道旭川市4条通10-2234-2 アルファ旭川ビル6F   浜松営業所   静岡県浜松市中央区大工町125 シャンソンビル浜松6F 仙台支店   宮城県仙台市青葉区花京院2-1-61 オークツリー仙台3F   名古屋支店   愛知県名古屋市中区栄4-16-8 栄メンバーズオフィスビル5F 郡山営業所   福島県郡山市大町2-12-13 宝栄郡山ビル2F   京都営業所   京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町637 第五長谷ビル2F 宇都宮営業所   栃木県宇都宮市大通り2-2-3 明治安田生命宇都宮大工町ビル1F   大阪支店   大阪府大阪市淀川区西中島3-9-13 NLC新大阪8号館5F 高崎支店   群馬県高崎市東町117-1 フローラサクラ1F   神戸営業所   兵庫県神戸市中央区海岸通5 神戸商船三井ビル4F 埼玉営業所   埼玉県さいたま市浦和区仲町2-16-4 第3アルクビル3F   岡山営業所   岡山県岡山市北区本町10-22 本町ビル6F 船橋営業所   千葉県船橋市本町2-10-14 いちご船橋ビル6F   広島支店   広島県広島市中区袋町5-28 和光広島ビル5F 千葉営業所   千葉県千葉市中央区栄町36-10 甲南アセット千葉中央ビル5F   松山営業所   愛媛県松山市大手町1-8-11 大手町Fビル3F 新宿支店   東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル12F   福岡支店   福岡県福岡市博多区博多駅東1-14-25 新幹線ビル2号館2F 立川営業所   東京都立川市曙町1-12-20 COQUIAビル2F   熊本営業所   熊本県熊本市中央区新屋敷1-14-35 クロススクエア熊本九品寺6F 町田営業所   東京都町田市原町田6-29-4 寺田ビル2F   宮崎営業所   宮崎県都城市上町13-18 横浜支店   神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-21-9 三善ビル9F   鹿児島営業所   鹿児島県鹿児島市平之町9-33 牧野ビル5F (5) 専門知識を有する自社社員によるサポート体制 当社は、顧客が製品を最大限に活用できるよう、初期導入支援、コールセンターでの操作案内、及び現地のシステムアドバイザーによる定期的なフォローを実施しております。サポート体制は主に専門知識を有する自社社員で構成されており、業界動向や製品知識の継続的な更新に努めております。加えて、これまで蓄積した顧客からの問い合わせデータを活用し、よくある質問に対応するAIチャットボットを導入することで、迅速な対応とサポートスタッフの生産性向上を図っております。 (6) 低い解約率とストック型ビジネスによる安定した財務基盤 当社の不動産業務支援事業で提供する製品・サービスは、その利便性が高く評価され、継続的にご利用いただいており、2025年6月期末では解約率が0.4%に留まっております。また、2025年6月期における当社全体収益の約78%がストック型収益で構成されており、イニシャル収益を大きく上回っております。今後も安定した新規顧客の獲得を継続することで、当社の財務基盤はより一層の安定成長が期待されます。 (注)月次解約率の四半期平均を記載しております。 月次解約率:既存契約の月額課金額に占める、解約に伴い減少した月額課金額の割合 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,674字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の中期ビジョン・経営の基本方針 ①中期ビジョン 「テクノロジーで不動産領域に革新的プラットフォームを創造する」を中期ビジョンとして掲げ、不動産領域で真の価値を創造し、当社に関わる全ての人の幸福実現を目指しております。 ②経営の基本方針 イ.不動産業務支援サービスをワンストップで提供する。 ロ.自社開発からアフターサポートまでの一貫したサービスを提供する。 ハ.付加価値の高い商品を開発・提供する。 ニ.お客様と真摯に向き合う営業、サポートを行う。 (2)中長期的な会社の経営戦略 当社が掲げる中期ビジョン「テクノロジーで不動産領域に革新的プラットフォームを創造する」の達成に向けて、仲介ソリューション、管理ソリューションともに各種戦略を推進しております。 仲介ソリューションでは業者間物件流通サービスである「リアプロBB」および「リアプロ」を中心に顧客基盤と収益性を高めつつ、有償オプションや関連サービスでさらに収益性を高めるモデルを強化してまいります。 管理ソリューションにおいては「賃貸革命」シリーズを中心にシェアをさらに拡大し、顧客への付加価値向上に努めてまいります。 ①中期経営計画について 2024年6月期の通期決算と同時に発表した「新中期経営計画(FY2025-FY2027)」については、リアプロBBの再統合を進めていくにあたり、将来予測に影響を与える要素が多く、精緻な業績見通しの提示が適切でないと判断いたしまして、2027年6月期の数値計画は非公表とさせていただきました。ただ、中期的な成長戦略に変更は無く、今後も増収増益を図っていくことに変わりございません。 ②ソリューション別成長テーマ 仲介ソリューションにおいては、「リアプロBB」と「リアプロ」を中心として、仲介サービスのシェア拡大を図ってまいります。具体的には業者間物件流通サービスによって築いた全国約5.6万事業者の不動産仲介事業者に、空室データを活かした集客・成約の支援となるクラウドサービスを拡販してまいります。 管理ソリューションにおいては、業界内でシェアの高い「賃貸革命」をベースに、新規顧客を開拓しつつ、既存顧客へのアップセル・クロスセルに注力してまいります。具体的には「賃貸革命」ユーザーの稼働率を高め、顧客の成長状況に応じて適切なオプションの提案を推進してまいります。 データベースを活かした新規事業の推進に向けては、当社が持つ商品ラインナップ・不動産データを活かした領域での事業拡大を検討しております。当社が持つ不動産データは一般に公開されている募集データではなく、不動産管理会社が持つリアルな入退去のデータです。これらのデータを活用したサービスとして、賃貸住宅の賃料および空室率に関する指標(インデックス)「CRIX」の販売を開始しております。不動産市況の分析にご活用いただける内容であり、すでに、アマゾン ウェブ サービス上でサードパーティーデータを簡単に検索し利用できるサービス「AWS Data Exchange」を通じて有償でのデータ提供を開始しております。また、AIの活用も進んでおり、2023年8月にリリースした「オーナー提案AIロボⅡ」では、不動産データを活用したAI査定機能も搭載しております。 ③顧客の細分化とエリア戦略の推進 営業施策としては、顧客の細分化、エリア戦略、一気通貫の商品ラインナップで顧客の囲い込みを推進してまいります。本戦略は全国28拠点、現地コンサルティングの効率的な活動に向けて、営業モデルの開発、顧客セグメントの切り分け、エリア戦略等を推進するものであります。また、インサイドセールス・カスタマーサクセスチーム、販売店を活用した効率的な反響獲得、顧客支援も強化しており、顧客獲得に向けた盤石な体制を築いております。さらなるシェア拡大に向けて、引き続き体制を強化してまいります。 市場環境として、現在の不動産業界の労働生産性は他の業界に比して低く、その格差は広がりつつあります。したがって不動産テック業界自体は拡大傾向にあり、不動産会社によるIT投資市場は今後飛躍的な拡大が見込まれます。更に、以下の外部環境の変化によって不動産業界のDX化は加速していくことが予想されます。 ・デジタル改革関連法案の成立 ・不動産業界における就労者の高齢化と慢性的な人材不足 ・賃貸住宅管理業適正化法による賃貸管理業務支援市場の活性化 ・宅建業者の新規開業は毎年6,000社以上(デジタルネイティブ世代の開業) 今後も、不動産業者と関連性の高い、入居者・オーナー向けサービスの強化や、空室対策におけるサービスの強化、修繕領域でのソリューション、BPOサービスの提供など、当社がこれまで積上げてきた強みを活かして不動産業界のDX化を推進してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 高品質なサービスを安定的に提供していくためには、健全な財務基盤の維持が重要であると考えており、売上高の対前年増加額、収益性については経常利益の対前年増加額を重要指標としております。 (4)経営環境 当社における経営環境については、「第2 事業の状況4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の記載をご参照ください。 (5)対処すべき課題 当連結会計年度も、当社の強みである一気通貫の業務支援クラウドサービスを顧客に提供し、不動産業界全体のDX化を推進してまいりました。このような中、当社が対処すべき主な課題は、以下のとおりであります。 ① 業者間物件流通サービスによるスピーディな顧客基盤の拡大 当社の成長を加速するためには、業者間物件流通サービスの利用者数を増やし、日本全国の空室情報のデジタル化の推進と顧客基盤の拡大が重要であると認識しております。当社の業者間物件流通サービスは「リアプロBB」と「リアプロ」の2つのサービスがあります。今後も、これら2つのサービスをキーに顧客基盤を拡大し、一段の成長を図ってまいる所存であります。 ② 営業戦略の推進と生産性向上 当社が持つ全国の拠点、地域密着型のコンサルタントを活かしたマーケットシェア拡大を実現するためには、エリアや顧客のセグメントに合わせた営業施策および、既存の営業社員のさらなる生産性向上が重要であると認識しております。その実現に向けては、インサイドセールス・カスタマーサクセスを活用した顧客からの反響対応の改善や、営業部門全体での蓄積されたナレッジの共有等を行い、改善を図ってまいります。 ③ 既存事業の強化 新規顧客および既存顧客へのアップセル・クロスセルによる業績の拡大に向けては、既存事業である仲介ソリューション、管理ソリューションの商品力強化が重要であると認識しております。市場の変化、法改正、顧客から得た情報を十分に活かし、商品のリニューアル、またはバージョンアップに向けて商品強化を推進してまいります。 ④ AI・ビッグデータを活用した新規事業 当社は、AI・ビッグデータを活用し、新規事業の強化を進めていくことが重要であると認識しております。当社が持つ膨大な物件情報・入居者属性のデータは、不動産市場における消費者の行動分析や購買分析、投資家に向けた資産価値の評価など、分析手法によって多数のアプローチが可能な内容になっております。すでに賃貸住宅の賃料および空室率に関する指標(インデックス)「CRIX」の販売やAI査定を搭載した「オーナー提案AIロボⅡ」でのデータ活用を開始しております。不動産業界への新たなソリューション提供および不動産業界DX化の加速実現に向けて、当社では引き続き研究開発等、活動を推進してまいります。 ⑤ 市場拡大・新規開業企業への対応 国土交通省の報告によれば、宅建業者数は微増で推移しており、法人業者数は増加傾向にあります。また、毎年6,000社以上の事業者が新規開業を行っており、その度に設備投資による商談の機会が創出されております。不動産事業へのソリューションを提供する当社としては、新規開業事業者に向けて、販売の強化を行っていくことが重要であると認識しております。営業拠点からの活動だけでなく、Webマーケティングによるプロモーション活動やカスタマーサクセス部隊による活動等、様々な角度から販売を強化し、課題解決に向けて取り組んでまいります。 (出典:不動産適正取引推進機構 令和6年度末 宅建業者と宅地建物取引士の統計について 「宅地建物取引業者数の推移」)
事業等のリスク4,991字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下については、当社が事業を運営するにあたりリスク要因となる可能性があるものを記載しております。また、投資家および株主に対する積極的な情報開示の観点から、当社としては必ずしも特に重要なリスクと考えていないものも記載しております。 当社としては、これらのリスクをあらかじめ十分に把握したうえで、発生の予防及び対処に万全を期す所存でありますが、投資判断につきましては本項記載以外のものも含めて慎重に検討していただきたいと思っております。また、これらのリスク項目は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであり、発生の可能性のあるリスクの全てを網羅するものではありません。 (1)業界および顧客の動向に関するリスク 当社は、不動産業界に特化した不動産管理システム等の開発・販売を行っており、当社製品・サービスの最終ユーザーは不動産業界に集中している状況にあります。不動産業界の中でも不動産取引業、不動産賃貸・管理業等に応じた製品・サービスを提供しておりますが、不動産業界全般の景気や、不動産業界におけるシステム投資の状況によって、当社の財政状態および経営成績は影響を受ける可能性があります。また、今後において、不動産業界に対する規制環境の変化や業界各社の対応に何らかの変化が生じた場合、同様に当社の財政状態および経営成績に影響が生じる可能性があります。 (2)競合他社や技術革新により当社の製品・サービスが陳腐化するリスク 当社が属する業界においては、技術革新のスピードが速く、その急激な変化に対応するために、開発部門では既存製品の改良および研究開発に取り組んでおります。しかしながら、想定以上の技術革新により新技術および新サービスが普及した場合には、当社が提供する製品・サービス等が陳腐化し、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の競合先との競争激化による製品価格の引下げや競合他社製品の性能強化が進んだ場合、同様に当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について 現時点において、当社事業そのものを規制する法的規制はないものと認識しておりますが、情報サービス業界の変革は激しいことから、今後新たな法令等の整備が行われる可能性は否定できず、当該内容によっては、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、不動産に関わる分野におけるインターネット上の情報流通や表示項目等が規制の対象になる可能性もあり、その場合には当社の事業が制約される可能性があります。 (4)製品・サービスにおける不具合・瑕疵等について 当社は、製品・サービスの開発過程において、ソフトウエアにかかる厳格な試験を実施すること等により不具合・瑕疵等の解消および発生防止に努めておりますが、製品・サービスの投入後において重大な不具合・瑕疵等が発見された場合には、その対応のため多大なコストが発生するほか、当社製品・サービスに対する信頼性を著しく毀損する可能性があり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)人材の確保に関するリスク 当社事業の継続的な発展および急速な技術革新への対応およびサービスの普及には、優秀な人材の確保および育成が不可欠であることから、技術者および営業人員(カスタマーコンサルタント)を中心とした採用および育成に努めており、今後も積極的に強化を図っていく方針であります。今後において人材採用が困難となる場合、または在籍する人材の流出が生じた場合、当社事業の円滑な運営および拡大に支障をきたす可能性があります。加えて、優秀な人材を確保・維持しまたは育成するための費用が増加する可能性もあり、これらに起因して、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報セキュリティに関するリスク 当社では、事業活動を通じて顧客が保有する取引先情報や個人情報等の機密性の高い情報を取得することがあります。このような機密性の高い情報を適切に管理するため、ISMS(ISO27001)認証を取得し、「情報セキュリティ管理規程」や「個人情報保護基本規程」等の社内規程に基づいた情報管理に関する社内ルールの周知徹底をはかり、従業員に対する情報管理体制の強化に努めております。しかしながら、外部からの不正アクセス、システムの欠陥や障害、機密情報の取り扱いにおける人的過失、従業員の故意等による情報の漏洩、消失、不正利用等が発生した場合、対応次第では、信用の失墜を招き、更には損害賠償の対象となることも考えられます。そのような場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)システム障害に関するリスク 当社では、インターネットへの接続環境を有するユーザーを対象に製品・サービス開発を行っており、営業活動・クラウドサービスその他のサービス提供においてもインターネットに依存しております。このため、自然災害、戦争、テロ、事故、その他通信インフラの破壊や故障、コンピューターウイルスやハッカーの犯罪行為等により、当社のシステムあるいは外部に委託しているシステムが正常に稼動しない状態、いわゆるシステム障害が発生した場合に、当社の事業に極めて重大な影響を及ぼす可能性があります。また、当社製品・サービスの提供等においてインターネット環境に依存する部分は大きく、システム障害が発生した場合に、代替的な営業・サービス提供のルートを完全に確保することは困難な場合もあり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)知的財産の管理に関するリスク 当社では、商標権をはじめとして当社の事業に必要な知的財産権の確保に努めるとともに、具体的な業務の遂行にあたり、第三者の知的財産権その他の権利または利益を侵害しないよう努めており、現状において、かかる知的財産権等に関する紛争はありません。しかしながら、当社が予期せず第三者との間で、知的財産権等の帰属や侵害に関する主張や請求を受ける可能性は完全には否定できず、それに伴い当社が損害賠償請求や差止請求を受ける可能性があり、かかる場合には当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)特定の製品への依存に関するリスク 当社の主力製品は管理ソリューションに含まれる管理業務支援サービス「賃貸革命」であり、現状では、当製品および当製品に附帯するものが当連結会計年度における売上高の過半を占めております。当製品のシェアを高めることは、事業規模拡大において持続的な課題ではありますが、一方で、管理ソリューション以上にマーケットが大きい仲介ソリューション領域での成長を推進することも重要であると考えております。両ソリューション共に成長しつつ、売上高の比率を最適化することが重要であると考えております。 (10)中長期経営計画の達成に関するリスク 当社では、当社が掲げる中期ビジョンである「テクノロジーで不動産領域に革新的プラットフォームを創造する」を達成するためには、業者間物件流通サービス「リアプロBB」「リアプロ」により顧客基盤を拡大し、構築した基盤に、有償サービスをアップセル・クロスセルしていく戦略を実行しております。しかしながら、想定通りに顧客基盤が拡大しない場合や、構築した基盤に投下する有償サービスの効果が得られない場合には、中期経営計画が達成できない可能性や、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)顧客の信用リスク 当社の事業における売上債権は、比較的小規模な不動産業者等を対象としたものが多数を占めております。当社では、顧客毎に与信管理を実施するほか、債権の滞留および回収状況を定期的に把握し、必要に応じ貸倒引当金を計上しております。しかしながら、経済情勢の変化により経営基盤の脆弱な企業などにおいて、急速に経営状況が悪化する場合も考えられます。このような場合には、売上債権の回収が遅延するほか、回収不能になる可能性があり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)内部管理体制について 当社は、企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を図る施策を実施しております。また、業務の適正および財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を整備・運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、企業体質の強化と将来の事業展開のために内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的に業績の成長に見合った成果を配当することを基本方針としております。したがって、各期の財政状態および経営成績を勘案しながら将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、利益還元実施を検討する所存であります。 (14)大規模自然災害に関するリスク 当社本社(宮崎本社)が属する地域においては、温暖化により近年大型化している台風の直撃、霧島山系火山の噴火、日向灘沖を震源として発生する地震等の自然災害により、本社機能の全部または一部の継続が困難となり、売上の減少およびソフトウエア開発の遅延などが生じ、財政状態および経営成績に影響が及ぶおそれがあります。また、営業拠点の周辺地域において大地震や台風等の自然災害が想定を大きく上回る規模で発生した場合には、当社の事業活動に影響を及ぼし当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)新株予約権行使による株式価値希薄化に関するリスク 当社は、当社役員および従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しております。また、今後におきましても、役員および従業員等に対するインセンティブとして新株予約権を付与する可能性があります。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値および議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、当連結会計年度末(2025年6月30日)における新株予約権による潜在株式数は170,000株であり、発行済株式総数14,360,440株の1.2% に相当します。新株予約権の詳細は、「第一部 企業情報 第4提出会社の状況 1株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」をご参照ください。 (16)大株主に関するリスク 当社の代表取締役会長である米津健一および同氏の資産管理会社である株式会社NJCが、本書提出日の前月末現在で発行済株式総数の68.73% を所有しており、引続き大株主となる見込みです。 同氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 同氏は、当社の創業者であるとともに代表取締役会長であるため、当社といたしましても安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により同氏により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格および流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 (17)のれんの減損や子会社株式の評価減 当社は、成長戦略の一環として積極的なM&Aを行っており、のれんや子会社株式を保有しております。子会社の業績不振により、のれんの減損や子会社株式の評価減を行った場合、業績等に影響を与える可能性があります。 (18)ソフトウエア仮勘定の資産性の評価や収益計上について 当社が開発中の業者間物件流通サービス提供のためのソフトウエアに関して、開発計画よりもリリースが遅延する場合や開発費用が多額となる場合、また、販売計画を大きく下方修正する場合、業績等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,689字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかな回復が期待される状況にあるものの、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクが高まっております。加えて、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れなども我が国の景気を下押しするリスクとなっております。 当社がSaaS型クラウドサービスを提供する不動産DXの市場においては、不動産業界における慢性的な労働人口不足が続いており、生産性向上を目指したIT投資需要は引き続き高水準を維持しております。また、2022年5月のオンライン不動産取引解禁、AIを活用した空室対策、ビッグデータを用いたマーケティング精度の向上等、法改正・技術革新によって、業界全体のデジタル化が一層加速しております。 このような事業環境の下、当社グループは業界特化型の不動産DX推進事業者として、個社の経営課題や不動産業界全体の効率化に向けて、幅広いサービスラインナップで支援してまいりました。 当社グループの中長期での成長戦略は、安定的な収益基盤の構築を目指し、月額課金で構成されるストック売上の比率を高める方針としております。「賃貸革命」を中心とした管理ソリューションでの成長基盤を維持しつつ、仲介ソリューションのMRR(月次経常収益)の拡大を主要な成長ドライバーとしております。 ※なお、期初に発表いたしました新中期経営計画(FY2025-FY2027)については、リアプロBBの再統合を進めるにあたり、将来予測に影響を与える要素が多く、精緻な業績見通しの提示が適切でないと判断いたしました。そのため、「2025年6月期 通期 決算説明資料」において、計画の最終年度となるFY2027の数値計画は公表しておりません。 管理ソリューションでは「賃貸革命」を中心に顧客の賃貸管理業務の効率化を支援しております。また、「入居者アプリ」や「オーナーアプリ」、「オーナー提案AIロボⅡ」を通じて、入居者やオーナーとの円滑なコミュニケーション、新規オーナー獲得を支援しております。導入時に計上されるライセンス料はイニシャル売上全体においても高い割合を占め、毎月の利用料やオプション利用料が月額課金収益として積み上がっております。新規販売のみならず、法改正やさらなる効率化を追求したバージョンアップ製品による売上も堅調であり、成長の基盤となっております。 仲介ソリューションでは集客から成約までの不動産仲介のサービスラインナップとなっており、ホームページや大手ポータルサイトでの集客、顧客管理(CRM)、オンラインでの不動産取引(電子入居申込・電子契約)等、集客数、成約率を高める支援を行っております。業者間物件流通サービス「リアプロBB」または同様のサービスである「リアプロ」によってデータ化された空室情報の活用や成約までの効率化を図っております。 なお、2025年5月28日に業者間物件流通サービス「リアプロ」と「不動産BB」のサービス統合を実施し、「リアプロBB」として一本化いたしましたが、統合後、システム障害や統合による不具合が多発したため、統合前に「リアプロ」をご利用のお客様に限り「リアプロ」への切り戻しを同年6月18日に実施いたしました。「不動産BB」を利用されていたお客様については影響が限定的でありましたので継続して「リアプロBB」をお使いいただいている状況です。また、お客様へご迷惑をおかけしたこの一連の事象を鑑みて「リアプロBB」「リアプロ」に関する2025年6月分(1ヶ月分)のサービス利用料を停止し、すでに入金済のお客様に対しては返金を実施しております。 サービスの再統合時期は未定ですが、お客様に最適な価値を提供できるよう引き続き、開発も進めてまいります。 ※「リアプロ」は2022年にM&Aによってラインナップに追加となったサービスであります。 中期ビジョンとして掲げるプラットフォーム創造については、様々な企業との提携が進んでおります。当社プラットフォームの領域を拡大しつつパートナー企業とともに、より一層業界のDX化に貢献してまいります。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、5,720,691千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、1,818,933千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、3,901,757千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は5,075,325千円(前連結会計年度比14.4%増)、営業利益は1,004,019千円(前連結会計年度比41.5%増)、経常利益は1,003,173千円(前連結会計年度比35.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は628,088千円(前連結会計年度比46.4%増)となりました。 なお、当社グループは不動産業務支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、サービス分類別の売上高の状況は、次のとおりであります。 サービス分類   前連結会計年度   当連結会計年度   対前年同期 (自 2023年7月1日   (自 2024年7月1日 至 2024年6月30日)   至 2025年6月30日) 売上高(千円)   構成比(%)   売上高(千円)   構成比(%)   差額(千円)   増減率(%) 仲介ソリューション   イニシャル   84,702   1.9   62,083   1.2   △22,619   △26.7 ランニング   1,566,211   35.3   1,925,808   37.9   359,596   23.0 計   1,650,914   37.2   1,987,892   39.2   336,977   20.4 管理ソリューション   イニシャル   1,088,858   24.5   1,013,576   20.0   △75,282   △6.9 ランニング   1,651,579   37.2   2,019,991   39.8   368,411   22.3 計   2,740,438   61.8   3,033,567   59.8   293,129   10.7 その他   45,542   1.0   53,866   1.1   8,324   18.3 合計   4,436,894   100.0   5,075,325   100.0   638,431   14.4 イニシャル:販売時に一括で売上計上するソフトウエアの導入費用・導入ライセンス ランニング:保守・利用期間に渡って売上計上する、ライセンス料金・サービスの利用料 (仲介ソリューション) 仲介ソリューションにおいては、有償サービスとして提供する業者間物件流通サービス「リアプロ」を通じて物件情報のデジタル化と不動産事業者間のネットワーク上でのコミュニケーション構築を支援し、データ化された空室情報の2次活用として顧客の集客から不動産取引までの業務効率化を進めてまいりました。集客・不動産取引支援の具体的なサービスとしては自社ホームページ集客を支援する「WebManagerPro」や、不動産ポータルサイト集客を支援する「物件データ連動」、不動産契約の電子化を支援する「電子契約サービス」等、仲介業務の課題解決となるサービスの提案を積極的に行ってまいりました。仲介ソリューション全体を通して、有償で利用する顧客からの月額利用料が堅調に積み上がりました。 その結果、仲介ソリューションの売上高は1,987,892千円(前年同期比20.4%増)となりました。 (管理ソリューション) 管理ソリューションにおいては、売上のメインとなる「賃貸革命」の新規顧客への販売、既存顧客へのバージョンアップ、オプションサービスを積極的に提案してまいりました。また、解約率については継続して低位で安定していることから、月額利用料も堅調に積み上がりました。 その結果、管理ソリューションの売上高は3,033,567千円(前年同期比10.7%増)となりました。 ※仲介ソリューション、管理ソリューションの合計売上高5,021,459千円の他に、その他売上高53,866千円があります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度末と比較して208,605千円減少し、578,840千円(同比26.5%減)となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は、811,131千円(前連結会計年度比26.6%増)となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益の増加997,484千円、法人税等の支払額388,831千円、減価償却費の増加による資金の増加170,489千円、売上債権の減少による資金の増加63,016千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、959,648千円(前連結会計年度比77.6%減)となりました。 これは、主に無形固定資産の取得による支出773,770千円、子会社株式取得による支出79,280千円、保険積立金の積立による支出66,844千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は、60,296千円(前連結会計年度比77.5%増)となりました。 これは、配当金の支払いによる減少70,656千円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当連結会計年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%)   金額(千円)   前年同期比(%) 不動産業務支援事業   4,436,894   117.7   5,075,325   114.4 合計   4,436,894   117.7   5,075,325   114.4 (注)  1.当社グループは不動産業務支援事業の単一セグメントであります。 2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在(2025年6月30日)において当社が判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」をご参照ください。 2)経営成績 (売上高) 売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」をご参照ください。 (売上原価) 当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度と比べて18,461千円増加し、1,548,146千円(前年同期比1.2%増)となりました。その主な内訳は、外注加工費が163,416千円増加したことによるものであります。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比べて325,467千円増加し、2,523,160千円(前年同期比14.8%増)となりました。その主な内訳は、社内保守費が36,493千円増加および採用費が63,367千円増加したことによるものであります。 以上の結果、損益につきましては、営業利益は1,004,019千円(同41.5%増)、経常利益は1,003,173千円(同35.5%増)となりました。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額含む)は、前連結会計年度と比べて75,129千円増加し、369,395千円(同25.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は628,088千円(同46.4%増)となりました。 (営業外損益) 当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度と比べて10,542千円減少し、23,197千円(同31.2%減)となりました。その主な内訳は、為替差益が25,131千円減少したことによるものであります。営業外費用は、前連結会計年度と比べて21,058千円増加し、24,043千円(同705.6%増)となりました。その主な内訳は、為替差損が18,351千円増加したことによるものであります。 b.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 売上高の対前年増加額および経常利益の対前年増加額を重要指標としており、当連結会計年度の売上高は5,075,325千円となり、前連結会計年度比14.4%増となりました。それはランニング積み上げによるものであります。また、当連結会計年度の経常利益は1,003,173千円となり、前連結会計年度比35.5%増となりました。 c.セグメントごとの財務状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの報告セグメントは、不動産業務支援事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源および資金の流動性について、当社グループは、短期運転資金については自己資金を基本としております。また、設備投資資金等についても自己資金を基本としつつ、必要に応じて金融機関から調達を実施する方針であります。 a.資金需要の主な内容 当社グループの運転資金需要の主なものは、製造・開発活動に係る人件費および外注費、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金であります。これらの資金につきましては、営業活動によって得られる資金でまかなうことを基本として、必要に応じて金融機関から調達を実施する方針であります。 また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、578,840千円であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債および収益・費用の報告数値について影響を与える見積りは、過去の実績や状況に応じて、可能な限り合理的と考えられる根拠や要因等に基づき実施しております。しかし、これらの見積りについては不確実性を伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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