概要
株式会社アクシスは1991年に設立されたシステムインテグレーターである。金融機関向けの業務アプリケーション開発とインフラ構築を主力とし、2025年12月期の売上高は81億円、従業員数は545名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
システムサービスとITサービスの二本柱
アクシスの事業はシステムサービス事業とITサービス事業に区分される。システムサービスは金融機関や官公庁向けの業務アプリケーション開発・インフラ構築が中心で、売上高の約95%を占める。ITサービスは運行管理システム「KITARO」やクラウドサービスなどを提供し、成長領域として位置づけられる。
金融業務に特化した専門性と長期取引
2025年12月期の売上比率は金融業が50.7%、公共20.6%、情報通信16.1%である。メガバンクを含む銀行グループとの取引が売上の22.7%を占め、取引年数10年以上の顧客が64.7%に達する。デリバティブ取引やリスク管理など市場系システムの開発実績が強みである。
全国展開とグループ体制
本社は東京都港区西新橋に置き、沖縄、仙台、福岡、大阪に支店を展開する。子会社としてシンガポールにAXIS ITSolution Singapore PTE.LTD.を持つ。過去に株式会社アイティーソリューションや株式会社テクノスクエアを子会社化・吸収合併し、事業基盤を拡大してきた。
成長領域としてのデジタル技術へのシフト
アクシスはFintech、クラウド、RPA、AIなどの成長領域を定義し、2025年12月期の売上に占める割合は43.9%である。Salesforceやintra-martなどのプラットフォーム活用、AWS上のインフラ構築、WinActorやUiPathを使った業務自動化に取り組む。
業界の中での役割は金融・公共向けシステムインテグレーター兼フリートマネジメントサービス提供事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01金融機関主力
メガバンクをはじめとする金融機関向けに、市場系・勘定系システムの開発やインフラ構築を提供。銀行業務に精通した技術者が、システムの企画・設計から運用保守までをトータルに支援する。
- 業務アプリケーション開発サービス
- デリバティブ取引、外貨資金繰りなどの市場系システム、債権管理、リスク管理などのシステム開発・構築を行う。
- インフラシステム構築サービス
- サーバー、ネットワーク、ストレージなどの設計構築と運用保守を提供。サーバー仮想化技術に強みを持つ。
02官公庁・公共機関準主力
車両情報管理システム、電子申請・届出システムなどの公共性の高い業務アプリケーション開発を提供。金融システムで培ったノウハウを活かし、大規模プロジェクトを安定的に遂行する。
- 業務アプリケーション開発サービス
- 官公庁向けの車両情報管理システムや電子申請・届出システムなどの開発を提供。
03運送・物流業準主力
「はたらく車」の位置情報や走行データをリアルタイムで把握できるフリートマネジメントサービス「KITARO」を提供。運送会社の安全管理や運行効率化を支援する。
- KITARO
- 車両位置情報・走行履歴管理、急ブレーキ検知、アルコールチェック機能などを備えたサブスクリプション型のフリートマネジメントサービス。
- KITARO×ドラレコ
- 通信型ドライブレコーダーと連動し、危険イベント時の映像や走行中の映像を遠隔で確認できるサービス。
- KITARO×デジタコ
- デジタルタコグラフと連動し、運行記録をクラウドで管理するサービス。
04一般事業会社副次
一般事業会社向けに、基幹業務システムの開発やインフラ構築に加え、DX推進のためのクラウド導入支援やRPA活用支援を提供。業務効率化と生産性向上を支援する。
- デジタルコンサルティングサービス
- DX課題を解決するコンサルティングサービス。クラウド導入、業務システム構築、人材育成、ITサポートを提供する。
製品と技術
金融系業務アプリケーションの開発と保守
システムサービス事業の中核は、金融機関向けの業務アプリケーション開発である。デリバティブ取引、外貨資金繰りなどの市場系システムや、債権管理・リスク管理システムの開発実績を持つ。官公庁向けの車両情報管理システムや航空関連予約システムにも展開している。
サーバー仮想化とクラウドを活用したインフラ構築
インフラシステム構築サービスでは、メガバンクや公共機関向けにサーバー・ネットワーク・ストレージの設計構築と運用保守を提供する。サーバー仮想化技術やAWS・Google Cloud PlatformなどのIaaS/PaaSを活用したインフラ構築が強みで、クラウド移行案件も手掛ける。
運行管理システムKITAROとIoTサービス
ITサービス事業では、リアルタイム運行管理システム「KITARO」を提供する。危険運転時の詳細映像分析に対応したドライブレコーダー連携など機能拡充を進めている。AWS IoTを活用したテレマティクスサービスも成長分野と位置づける。
RPAと生成AIによる業務効率化支援
アクシスはRPAツールWinActorとUiPathの構築実績を持ち、金融機関で業務自動化を支援する。2024年には自社のAIプラットフォームの提供を開始し、生成AIを活用したサービス拡大を図る。成長領域の一つとしてAI技術への投資を積極化している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
ITサービス中堅、高成長継続
アクシスはシステム開発・ITコンサルティングを手掛ける中堅企業。同業のソラコムやハッチ・ワークと競合するが、アクシスは製造業向けDX支援に特化し、受注が拡大。2025/12期は売上高81億円、営業利益率11.1%と堅調。ERP導入や業務自動化の需要を捉え、成長を続ける。
強み
- 製造現場の業務効率化やシステム統合で強固な実績
- 2025/12期予想11.1%とIT業界平均を上回る収益性
- 売上高が66→74→81億円と2期連続で増加見込み
- 顧客満足度が高く、継続案件・追加案件を獲得
課題
- 同業他社も製造業DXに参入し、価格競争リスク
- ITエンジニア不足が成長のボトルネックに
- 製造業向けが大半で、不況時には打撃を受けやすい
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がアクシス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3628データホライゾン | 78億円 | 29.2倍 |
| 2 | 3652ディジタルメディアプロフェッショナル | 78億円 | — |
| 3 | 4440ヴィッツ | 77億円 | 16.3倍 |
| 4 | 3981ビーグリー | 77億円 | 10.4倍 |
| 5 | 4012アクシス | 76億円 | 10.2倍 |
| 6 | 9446サカイホールディングス | 76億円 | 6.4倍 |
| 7 | 4752昭和システムエンジニアリング | 75億円 | 8.7倍 |
| 8 | 3750ADRバイオメディカルホールディングス | 75億円 | — |
| 9 | 4054日本情報クリエイト | 75億円 | 12.6倍 |
| 10 | 4263サスメド | 74億円 | — |
| 11 | 3851日本一ソフトウェア | 74億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
コンピュータシステム会社として創業した1991年
1991年6月、東京都品川区大井に資本金2500千円で株式会社アクシスを設立。創業当初からシステムの開発・販売・コンサルテーションを目的とした。1992年から1994年にかけて増資を繰り返し、1997年には一般労働者派遣事業許可を取得した。
拠点拡大と子会社化で事業を広げた2000年代
2005年までに本社を港区芝に移転し、2006年には沖縄支店を新設。同年、株式会社アイティーソリューションの株式を取得して子会社化した。2010年にはISO/IEC27001認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を整えた。
吸収合併と新サービス開始で変革した2010年代後半
2017年4月、株式会社テクノスクエアを吸収合併し、福岡支店とした。同年7月にはアイティーソリューションからシステムサービス事業を譲受け解散。2018年10月には株式会社オークネットからクラウドサービス事業を承継し、新たな収益源とした。
東京証券取引所上場と市場変更を経た2020年代
2020年9月、東京証券取引所マザーズに上場。2022年4月の市場区分見直しでグロース市場に移行後、同年9月にはスタンダード市場へ変更した。2023年1月には株式会社ヒューマンソフトを吸収合併し、組織を統合した。
年表30件を開く
1990年代
- 1991年6月創業東京都品川区大井にコンピュータシステムに関する開発・販売・調査・研究・コンサルテーション・運営管理を目的として株式会社アクシス(資本金2,500千円)を設立
- 1992年8月資本金を7,500千円に増資
- 1994年8月資本金を10,000千円に増資
- 1997年9月本社を東京都品川区東五反田に移転
- 1997年10月一般労働者派遣事業許可を取得
- 1998年4月本社を東京都港区芝浦に移転
2000年代
- 2002年6月資本金を50,000千円に増資
- 2005年3月本社を東京都港区芝に移転
- 2006年1月沖縄県宜野湾市に沖縄支店を新設
- 2006年1月M&A株式会社アイティーソリューションの株式を取得し子会社化
- 2007年12月プライバシーマークの認証を取得
2010年代
- 2010年3月情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC27001」の認証を本社(営業本部、ビジネスサービス本部)で取得
- 2012年6月AXIS ITSolution Singapore PTE. LTD.(現 非連結子会社)をシンガポールに設立
- 2014年11月株式会社テクノスクエアと資本業務提携
- 2015年6月宮城県仙台市青葉区に仙台支店を新設
- 2016年6月本社を東京都港区西新橋に移転
- 2016年11月情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC27001」の認証を株式会社テクノスクエア(現 福岡支店)で取得
- 2017年3月福岡県福岡市博多区に福岡支店を新設
- 2017年4月M&A株式会社テクノスクエアを吸収合併
- 2017年4月有料職業紹介事業許可を取得
- 2017年7月株式会社アイティーソリューションからシステムサービス事業を譲受け、同社を解散
- 2017年12月大阪府大阪市西区に大阪事業所(現 大阪支店)を新設
- 2018年10月株式会社オークネットから吸収分割により承継したクラウドサービス事業を開始
2020年代
- 2020年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年4月株式会社ヒューマンソフトの全株式を取得
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズから東京証券取引所グロース市場に移行
- 2022年9月上場東京証券取引所スタンダード市場に上場市場を変更
- 2023年1月M&A株式会社ヒューマンソフトを吸収合併
- 2023年9月沖縄支店を沖縄県浦添市に移転
- 2024年8月品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001:2015」の認証を本社(システムサービス事業本部、ITサービス事業本部)で取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高営業利益率10%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
顧客ニーズに対応した技術提供
社会環境や技術の進展に伴い変化・拡大する顧客ニーズを的確に捉え、ニーズに応じた技術で顧客の要求を満たし、顧客価値向上を図る。
- 02
高付加価値サービスへのシフト
システムサービス事業ではSI上流工程やデジタル基盤構築等、ITサービス事業ではクラウドサービスやIT部門BPO等、収益性の高いサービスを拡大し、生成AIプラットフォームも強化する。
- 03
社会課題解決と社会的価値向上
地域・社会への貢献に加え、自社サービスを通じた社会貢献を推進し、デジタルで持続可能な未来を共創することで社会的価値の向上を目指す。
- 04
デジタル革命への対応と事業拡大
金融分野の変化に対応し、既存ノウハウと先端技術を融合させて新たな産業領域へ事業を拡大するため、技術動向を常に注視する。
- 05
組織体制の柔軟な構築・強化
急速に変化する事業環境に対応するため、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスを徹底し、将来を見据えた柔軟な組織体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で545人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は521万円で、5期前と比べて+9.8%。平均年齢は33.7歳、平均勤続年数は6.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 474 | 32.8 | 6.4 | 298 | — |
| 2021年12月 | 474 | 33.5 | 6.2 | 399 | — |
| 2022年12月 | 485 | 33.8 | 6.4 | 430 | — |
| 2023年12月 | 504 | 34.0 | 6.7 | 455 | — |
| 2024年12月 | 506 | 33.7 | 6.6 | 496 | 161 |
| 2025年12月 | 521 | 33.7 | 6.8 | 545 | 165 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達6,793万円金融庁電子申請・届出システム(クラウド)のマイナンバーカード連携機能の開発 一式金融庁 · 2023-03-16
- 調達5,352万円金融庁電子申請・届出システムの運用支援業務 一式金融庁 · 2026-03-24
- 調達5,229万円金融庁電子申請・届出システムの運用支援業務 一式金融庁 · 2025-03-25
- 調達4,350万円残留農薬情報管理・公開システム設計・開発業務消費者庁 · 2026-05-22
- 調達4,125万円デジタル化の進展を踏まえた新たなデータ収集・管理の枠組み(共同データプラットフォーム)に係るデータクレンジング等事業金融庁 · 2025-03-31
- 調達3,997万円金融庁電子申請・届出システムの運用支援業務 一式金融庁 · 2024-03-08
- 調達3,120万円デジタル化の進展を踏まえた新たなデータ収集・管理の枠組み(共同データプラットフォーム)に係るデータクレンジング等事業金融庁 · 2026-03-13
- 調達3,000万円金融庁電子申請・届出システムの運用支援業務 一式金融庁 · 2023-03-16
- 調達2,636万円モニタリング支援システムの運用支援業務 一式金融庁 · 2026-03-24
- 調達2,458万円令和8年度省エネルギー促進広報事業(機器の省エネルギー性能表示実施事業)経済産業省 · 2026-02-27
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は81億円、営業利益は9億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+12.5%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 94億円 | 81億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 9億円 |
| 純利益 | 7億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥57 | ¥57 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は45億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.4%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 15 | 2 | 13.3 | 1 |
| 2023年2Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
| 2023年3Q | 17 | 2 | 11.8 | 1 |
| 2023年4Q | 18 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 18 | 2 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 18 | 2 | 11.1 | 2 |
| 2024年4Q | 38 | 4 | 10.5 | 3 |
| 2025年2Q | 39 | 4 | 10.3 | 3 |
| 2025年4Q | 42 | 5 | 11.9 | 3 |
| 2026年2Q | 45 | 6 | 13.3 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年12月期からの10期で、売上は27億円から81億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。売上は9期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 27 | — | 3 | — | 2 |
| 株式会社テクノスクエアを吸収合併 | |||||
| 2017年12月 | 29 | — | 4 | — | 2 |
| 2018年12月 | 32 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年12月 | 34 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年12月 | 37 | — | 4 | — | 3 |
| 2021年12月 | 48 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に上場市場を変更 | |||||
| 2022年12月 | 59 | — | 6 | — | 4 |
| 株式会社ヒューマンソフトを吸収合併 | |||||
| 2023年12月 | 66 | — | 7 | — | 5 |
| 2024年12月 | 74 | 8 | 8 | 10.8 | 6 |
| 2025年12月 | 81 | 9 | 9 | 11.1 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高81億円のうち、営業利益として残るのは9億円で11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%61億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.6%11億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年12月期は営業CFが6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は34億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 11 |
| 2019年12月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 12 |
| 2020年12月 | 4 | 0 | 1 | 4 | 17 |
| 2021年12月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 18 |
| 2022年12月 | 5 | −1 | −1 | 4 | 21 |
| 2023年12月 | 5 | −1 | 0 | 4 | 25 |
| 2024年12月 | 6 | 0 | 0 | 6 | 30 |
| 2025年12月 | 6 | −1 | −1 | 5 | 34 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年12月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 13 | 9 | 4 | 67.9 |
| 2017年12月 | 18 | 11 | 7 | 64.5 |
| 2018年12月 | 19 | 13 | 6 | 69.6 |
| 2019年12月 | 20 | 15 | 5 | 72.0 |
| 2020年12月 | 25 | 18 | 7 | 72.6 |
| 2021年12月 | 31 | 22 | 9 | 69.7 |
| 2022年12月 | 35 | 25 | 10 | 72.9 |
| 2023年12月 | 41 | 30 | 11 | 73.9 |
| 2024年12月 | 48 | 36 | 12 | 74.7 |
| 2025年12月 | 54 | 41 | 13 | 75.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中142位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中296位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,724で、1年前と比べて+15.8%。過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PER (会社予想) | 10.6倍 |
| PBR | 1.74倍 |
| 配当利回り | 3.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月14日に1775円と高値圏で推移し、直近1カ月で6.3%上昇した。25日移動平均線(1722円)を上回っており、75日線(1651円)とのゴールデンクロスも示唆される。52週高値(1790円)に迫る位置にあり、高値更新が目前。年間では20.1%上昇し、中期的な上昇トレンドが続く。出来高は7月22日に2万株超と急増した。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 10.54倍は業界平均の31.11倍を大幅に下回り、予想PER 10.9倍も同様に割安。PBR 1.79倍は同平均の3.64倍を下回り、ROE 16.8%と収益性は良好。配当利回り3.21%は業界平均の2.68%を上回り、継続的な還元が魅力。一方、配当性向30.5%と控えめで、増配余地はある。総じて割安と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 10.6倍 | — |
| PBR | 1.74倍 | 2.96倍 |
| ROE | 16.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、業績の堅調な成長と高いROE・配当利回りを評価し、安定したキャッシュフローを背景に株主還元が継続するとみる。一方、弱気派は、売上規模が小さく成長鈍化が懸念されること、競争激化による収益率の低下リスク、および時価総額が小さく流動性が低い点を問題視する。また、PERが10倍台と割安に見えるが、収益の質や将来の成長性に疑問を呈する向きもある。
- 安定した収益基盤
売上高が過去3期連続で増加し、営業利益率も10%超を維持
- 高い収益性と株主還元
ROE16.8%と高く、配当利回り3.22%は魅力的
- 成長分野への期待
IoT関連など新規事業の拡大が収益に寄与する可能性
- 増収増益で営業利益9億円、利益率11.11%2025年12月期決算発表後影響中
売上高81億円は前年比9.5%増、営業利益9億円は同12.5%増
- 予想PER10.9倍と収益力で割安圏通年影響中
PER10.51倍実績から予想10.9倍、ROE16.8%と合わせて評価修正余地
- 配当利回り3.22%は中小型株で高水準通年影響弱
配当利回り3.22%は安定株主に支持され、下値を支える
- ROE16.8%とPBR1.78倍の成長期待継続影響中
ROE16.8%は高く、収益拡大でPBR上昇の芽
- 規模の小ささ
時価総額78億円と小さく、成長余地に限界がある
- 競争激化
同業他社との競合で価格競争に陥るリスク
- 依存度の高い顧客
特定顧客や分野への依存で業績変動が大きい可能性
- 純利益は6億円で2期連続横ばい2025年12月期決算発表後影響中
売上高・営業益は伸びるが純利益6億円、EPSは前期比0%
- 売上高81億円の規模で成長上限2025年12月期影響弱
売上高81億円は前期比9.5%増だが市場規模が小さく、今後の加速は不透明
- 予想PERは実績から10.9倍へ悪化2025年12月期決算発表後影響弱
実績PER10.51倍→予想PER10.9倍、利益成長鈍化で割安感が薄れる
- 外国人保有比率3.96%と低く海外資金流入乏しい継続影響弱
外資比率3.96%は低く、グローバルからの資金調達余地に欠ける
- 受注残高
- 受注生産型ビジネスでは先行指標となり、今後の売上を占う
- 営業利益率
- 収益性の改善・悪化を把握するために重要
- IoT関連売上比率
- 成長戦略の進捗を測る指標として
- 配当性向
- 株主還元の持続可能性を確認するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり57円で、前期から+27.8%。いまの株価に対する利回りは3.31%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 5 | — | 5.5 |
| 2022年12月 | 10 | 100.0 | 10.6 |
| 2023年12月 | 18 | 80.0 | 15.9 |
| 2024年12月 | 36 | 100.0 | 25.4 |
| 2025年12月 | 46 | 27.8 | 30.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥57
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,224人。区分でいちばん多いのは個人・その他で89.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.8%を占め、残る96.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 90.0 | 90.4 | 85.2 | 86.8 | 89.6 | 89.4 |
| 外国法人 | 1.8 | 0.4 | 1.4 | 1.0 | 3.4 | 3.8 |
| 証券会社 | 6.3 | 3.3 | 3.5 | 3.4 | 3.4 | 2.9 |
| 自己株式 | 2.4 | 2.4 | 2.4 | 2.4 | 2.3 | 2.3 |
| 金融機関 | 0.6 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.6 | 2.0 |
| 事業法人 | 1.2 | 5.7 | 9.8 | 8.5 | 3.0 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 小倉 博文 | 43.64 |
| 02 | 日向 宏 | 5.02 |
| 03 | 横田 佳和 | 3.44 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.87 |
| 05 | 石川 浩一 | 1.69 |
| 06 | 齋藤 将平 | 1.40 |
| 07 | 江本 晋 | 1.14 |
| 08 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE(常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.10 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 1.02 |
| 10 | アクシス従業員持株会 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-13小倉 博文新規の大量保有報告42.35%-1.08pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは16.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 1,019,828 | 4,751,222 | 24.0 | — | — |
| 2017年12月 | 11,745 | 59,677 | 22.0 | — | — |
| 2018年12月 | 50 | 349 | 15.5 | — | — |
| 2019年12月 | 34 | 383 | 9.3 | — | — |
| 2020年12月 | 67 | 452 | 15.8 | 30.3 | — |
| 2021年12月 | 87 | 537 | 16.2 | 17.4 | 5.5 |
| 2022年12月 | 97 | 626 | 15.3 | 12.8 | 10.6 |
| 2023年12月 | 113 | 726 | 16.7 | 11.8 | 15.9 |
| 2024年12月 | 142 | 842 | 18.2 | 9.6 | 25.4 |
| 2025年12月 | 151 | 952 | 16.8 | 9.9 | 30.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額81百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小倉博文 | 代表取締役 会長執行役員 CEO | 64 | 1,892,700 |
| 横田佳和 | 代表取締役 社長執行役員 COO | 60 | 150,600 |
| 小菅直哉 | 取締役 常務執行役員 CFO | 46 | 10,500 |
| 栗屋野盛一郎 | 取締役 | 62 | — |
| 辺見香織 | 取締役 | 56 | — |
| 奥原玲子 | 取締役 | 64 | — |
| 井手興一 | 常勤監査役 | 72 | — |
| 竹内正 | 監査役 | 74 | — |
| 畑中達之助 | 監査役 | 72 | — |
| 水元真之介 | 取締役 常務執行役員 CTO | 47 | 1,000 |
| 谷司朗 | 監査役 | 64 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 55 | 1 | 56 | 19 |
| 社外監査役 | 3 | 14 | — | 14 | 5 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | — | 11 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,617字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,936字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,180字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,357字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第36期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-19
- 半期報告書半期報告書-第35期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-25
- 半期報告書半期報告書-第34期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第33期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-26
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第32期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
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