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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

MITホールディングス

MIT Holdings CO.,LTD.4016 · Standard · 情報・通信業

公共、金融、通信、エネルギー、運輸物流など社会インフラを支えるシステム構築・運用を担う独立系システムインテグレーター。

概要

MITホールディングスは、1990年創業の株式会社システムイオを源流とする持株会社である。独立系システムインテグレーターとして公共・金融・通信・エネルギー・運輸物流などの社会インフラ系システムの開発・運用を中核とし、自社プロダクトWisebookやDynaCADを用いたDXソリューションも展開する。2025年11月期の連結営業収益は約51億円、従業員は382名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2020年11月)。

独立系SIerとしての安定受注基盤

当社グループの主力はシステムインテグレーションサービスであり、売上の大部分を占める。特定のハードウェアメーカーやユーザー企業の出資に依存しない独立系として、中央省庁・自治体、携帯キャリア、銀行・保険、電力・ガス、運輸・物流といった分野で基幹システムの開発・ネットワーク構築を手掛ける。1990年の創業以来の実績により顧客との長期継続取引を確保し、安定した受注を実現している。2025年11月期の営業収益は51億円(前期比2.3%減)だが、売上総利益は約11億円、営業利益は1.7億円であった。

DXソリューションの三本柱

DXソリューションサービスは、デジタルマーケティング、図面DXソリューション、クラウドシステムソリューションの三つで構成される。デジタルマーケティングでは自社プロダクトWisebookによる電子書籍制作・配信や、閲覧データ解析を活用したマーケティングツールを提供。図面DXでは2次元汎用CAD「DynaCADシリーズ」および3次元対応の「DynaCAD CUBE」の開発・販売、紙図面電子化、ドローン操縦講習サービスを展開。クラウドシステムでは生体認証、GIGAスクール支援、学食予約システム「The Meal」、駐輪場管理システムなどを提供する。

持株会社体制と4社の子会社

当社は2009年12月に株式会社システムイオの単独株式移転により設立された純粋持株会社である。連結子会社は4社。株式会社システムイオはグループの中核で、システムインテグレーションサービスを担う。株式会社ビーガルはDXソリューション(Wisebook、DynaCAD、ドローンサービスなど)を担当。株式会社エーピーエスは2022年1月に子会社化され、2023年9月には同社が株式会社オレンジコンピュータを吸収合併した。株式会社ネットウィンクス(旧有限会社ネット企画)は2023年2月に子会社化。グループ全体で情報サービス事業の単一セグメントを形成する。

関東・関西・九州に広がる事業拠点

創業時の本社は東京都品川区、その後港区に移転。関西事業部は1997年に大阪市福島区に開設され、後に分社化して株式会社NetValue(現システムイオに吸収合併)となった。2008年には福岡営業所を開設。現在の登録本店は千葉県千葉市美浜区だが、実質的な事業拠点は東京・大阪・福岡・名古屋に広がる。2015年にはミャンマーにVision Links Myanmar Co.,Ltd.を設立したが、2024年3月に清算され、現在海外拠点は有していない。従業員382名のうちエンジニアが大部分を占める。

増収基調ながら利益率は低水準

連結業績を長期で見ると、2016年11月期の売上高は3億円であったが、2018年11月期には38億円へ急増した。これは子会社化や事業譲受によるものと推測される。2025年11月期の売上高は51億円と過去最高だが、営業利益は2億円、純利益は1億円と利益率は低い。売上総利益率は約21.5%(11億円÷51億円)。自己資本比率は約34%(純資産7.2億円÷総資産21.1億円)。配当は2025年11月期に37.7百万円の支払い実績がある。

業界の中での役割は情報サービス業界における、社会インフラ系システムの開発・運用を担う独立系システムインテグレーター。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.9%
純利益
1億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01公共・金融・通信・エネルギー・運輸物流主力

社会インフラを支える分野を中心に、システム導入のコンサルティングから設計、開発、環境構築、運用・保守までを提供。特に基幹システム開発とネットワーク基盤構築を柱とし、安定した受注を確保している。大手システムインテグレーターが対応できない中小規模事業者にもサービスを提供。

02教育機関準主力

GIGAスクール支援サービスとして、自治体と連携した教育ICT事業を展開。教育現場における電子教科書への対応や、デジタル教材の制作・配信を支援する。

主な製品・サービス1
Wisebook
デジタルブックの制作・配信システム。電子出版や教材制作、電子カタログを展開。多言語対応が可能。

03建設・製造業副次

CADソリューションとして、2次元汎用CAD「DynaCADシリーズ」や3次元対応「DynaCAD CUBE」を開発・販売。自治体の電子化コンサルティングや紙図面の電子化サービス、CAD製図サービスも提供する。

主な製品・サービス2
DynaCADシリーズ
高機能で幅広い互換性を持つ2次元汎用CAD。建築・機械など幅広い設計業務に対応する。
DynaCAD CUBE
3次元に対応したCADソリューション。3次元モデリングをサポートする。

04自治体・公共機関副次

クラウドシステムソリューションとして、認証ソリューション(生体認証など)、駐輪場管理システムなどを提供。自治体向けのDX支援を行う。

主な製品・サービス1
駐輪場管理システム
自治体向けの駐輪場管理・放置自転車対策システム。

05外食・企業食堂その他

クラウドサービスとして、学食・社員食堂向け予約管理システム「The Meal」を提供。予約管理を通じて運営効率化を支援する。

主な製品・サービス1
The Meal(ザ・ミール)
学食・社員食堂向けの予約管理システム。事前予約により混雑緩和やフードロス削減を実現する。

製品と技術

デジタルブック配信プラットフォーム「Wisebook」

「Wisebook」は株式会社ビーガルが提供する電子出版・デジタル教材制作・配信システムである。紙媒体の電子化、電子書籍化、社内文書管理サービスを包括し、10か国語の多言語対応が可能。教育分野向けクラウドサービス「Wisebook EdTech」は資格学校や企業研修のリスキリング市場に展開。基本料0円から利用できる「TrendTap」によりデジタルブック普及を図る。閲覧データ解析をマーケティングに活用できる機能も備える。

2次元・3次元汎用CAD「DynaCADシリーズ」

「DynaCADシリーズ」は高機能かつ幅広い互換性を持つ2次元汎用CADであり、3次元対応の「DynaCAD CUBE」もラインアップする。自治体の電子化コンサルティング、紙図面の電子化サービスと組み合わせて提供。建設現場では足場の仮設計画図や外壁下地調査図のCAD製図サービスに活用され、国土交通省推奨の3次元モデルに対応。2025年11月期には関西・九州にもサービス提供エリアを拡大した。

ドローン操縦技術者講習サービス

株式会社ビーガルは2017年10月からドローンサービス事業を開始。国土交通省の定める要件を満たした「管理団体」として、ドローン操縦技術者講習を実施する。このサービスは図面DXソリューションの一部として位置づけられ、建設現場での測量や点検需要に対応。講習を通じて操縦技術者の育成を担う。

クラウドシステムソリューションの多彩なサービス

クラウドシステムソリューションは、生体認証等を活用した認証ソリューション、自治体連携のGIGAスクール支援サービス(端末活用・デジタル教材導入)、学食・社員食堂向け予約管理システム「The Meal(ザ・ミール)」、自治体向け駐輪場管理システムなどを含む。いずれも中小規模事業者や公共団体をターゲットとし、社会課題の解決に寄与する。これらはDXソリューションサービスの一部として、システムインテグレーションとは別の収益源を形成する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

成長鈍化、低収益の情報サービス企業

情報サービス業に属し、直近期の売上高は52億円と小規模で、営業利益率も約4%と低水準。前期比で収益性はほぼ横ばいであり、今期の売上高は51億円と微減が見込まれている。同業他社と比較すると、ソラコムやハッチ・ワークなどが高成長を示す中、成長性で劣後する。特にコスト体質が重く、収益改善が急務。ニッチな領域に特化している可能性もあるが、提供データからは差別化要因が読み取れず、業界内で目立ったポジションを築けていない。

強み

  • 売上高は約50億円で推移しており、大きな変動なく事業を維持している。
  • 営業利益率は低いながらも黒字を維持し、財務的な安定性はある程度確保。
  • 情報サービス分野で一定の取引先を有し、継続的な受注基盤を持っている。
  • 現状の低収益体質を改善する余地があり、コスト削減施策で利益率向上が可能。

課題

  • 売上高が横ばいから微減傾向にあり、業界平均に比べ成長が鈍い。
  • 営業利益率約4%と低く、コスト構造の見直しや高付加価値化が必要。
  • 同業他社と比べ明確な競争優位性がなく、価格競争に巻き込まれるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がMITホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13647アスリナ23億円
23042セキュアヴェイル23億円21.8倍
34170Kaizen Platform23億円
45138Rebase23億円31.2倍
54016MITホールディングス22億円29.0倍
65125ファインズ22億円36.4倍
74814ネクストウェア22億円
84370モビルス22億円44.7倍
93985テモナ22億円
103646駅探21億円
114438Welby21億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

システムイオ創業と東京都心での事業開始(1990~1996年)

1990年1月、東京都品川区において株式会社システムイオ(資本金300万円)を設立。独立系システムインテグレーターとして活動を開始する。1996年11月には本社を東京都港区に移転し、事業基盤を強化した。この時期は小規模な開発受託が中心であったと考えられる。

関西事業部開設と分社化への布石(1997~2004年)

1997年4月、大阪市福島区に関西事業部を開設し、関西圏への営業拠点を拡大。2001年6月にはシステムイオ(関西事業部含む)でISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備。2004年6月、関西事業部を分社化し、株式会社NetValue.IO(後のNetValue)を設立。これにより東京と大阪に独立した開発部隊を持つこととなった。

子会社設立とM&Aによるグループ拡大(2006~2009年)

2006年10月、システムイオの100%子会社としてバリアリーフ・インターナショナル株式会社を設立。2007年9月にはTHINK BUILDER株式会社(後のビーガル)を子会社化し、商号をダイナウェア・システムズ・ラボ、さらに2008年9月に株式会社ビーガルへ変更。このM&AによりCAD関連事業の基盤を得た。2009年12月、システムイオの単独株式移転により持株会社MITホールディングス株式会社を設立し、グループ経営体制へ移行した。

認証取得と内部統合(2010~2014年)

2010年1月、NetValue.IOの商号を株式会社NetValueへ変更。2011年10月、システムイオ(NetValue含む)でISO27001認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化。2013年12月、バリアリーフ・インターナショナルをシステムイオに吸収合併。2014年12月には株式会社テックアイオーサービスを株式交換により子会社化し、翌2015年12月に同社をシステムイオへ吸収合併。この期間はグループ内の再編と統合が進められた。

ミャンマー進出とドローン事業開始(2015~2017年)

2015年9月、ミャンマー連邦共和国にVision Links Myanmar Co.,Ltd.を設立(出資比率:MITホールディングス99%、システムイオ1%)。海外オフショア開発拠点を狙ったが、2024年3月に清算された。2016年8月、システムイオでプライバシーマーク認定を取得。2017年10月、ビーガルにてドローンサービス事業を開始し、同年12月にはシステムイオのセキュリティソリューション事業をビーガルに譲渡、グループ内の事業再編を進めた。

Wisebook事業取得とJASDAQ上場(2018~2020年)

2018年4月、ビーガルが株式会社ダイレクトクラウドから電子書籍ソリューション「Wisebook」事業を譲り受け、デジタルマーケティングサービスを開始。これによりDXソリューションの柱が形成された。2019年3月、ビーガルもプライバシーマーク認定を取得。2020年11月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2022年4月の市場区分再編によりスタンダード市場へ移行。

子会社化の積極推進(2021~2023年)

2021年11月、株式会社オレンジコンピュータを子会社化(孫会社)。2022年1月、株式会社エーピーエスを子会社化。2023年2月、有限会社ネット企画を子会社化し、4月に株式会社ネットウィンクスへ商号変更。2023年9月にはオレンジコンピュータをエーピーエスに吸収合併。これらの買収により事業規模と顧客基盤の拡大を図った。

再編の完了と基準適合(2024~2025年)

2024年3月、業績不振のVision Links Myanmarを清算。2024年12月、グループ内の重複を解消するため、株式会社NetValueを株式会社システムイオに吸収合併。これにより東京・大阪のシステムインテグレーション事業が一本化された。2025年2月、エーピーエスでプライバシーマーク認定を取得。2025年11月期には東京証券取引所の上場維持基準(流通株式時価総額)をすべて充足し、基準不適合状態を解消した。

年表33件を開く

1990年代

  • 1990年1月創業東京都品川区において株式会社システムイオ(資本金300万円)を設立
  • 1996年11月株式会社システムイオの本社を東京都港区に移転
  • 1997年4月株式会社システムイオの関西事業部を大阪市福島区に開設

2000年代

  • 2001年6月株式会社システムイオ(関西事業部を審査範囲に含む)において、「ISO9001」(注1)認証取得
  • 2004年6月創業株式会社システムイオ関西事業部を分社化し、株式会社NetValue.IOを設立
  • 2006年10月株式会社システムイオ100%出資子会社としてバリアリーフ・インターナショナル株式会社を設立
  • 2006年11月株式会社システムイオの「ISO9001」(注1)審査範囲に、株式会社NetValue.IOを追加
  • 2007年9月M&A株式会社システムイオにてTHINK BUILDER株式会社(現株式会社ビーガル)を子会社化
  • 2007年10月THINK BUILDER株式会社の商号をダイナウェア・システムズ・ラボ株式会社(現株式会社ビーガル)へ変更
  • 2008年7月株式会社NetValue.IOにて福岡営業所を福岡市博多区に開設
  • 2008年9月ダイナウェア・システムズ・ラボ株式会社の商号を株式会社ビーガルへ変更
  • 2009年12月創業株式会社システムイオの単独株式移転により、持株会社MITホールディングス株式会社を設立

2010年代

  • 2010年1月株式会社NetValue.IOの商号を株式会社NetValueへ変更
  • 2011年10月株式会社システムイオ(株式会社NetValueを審査範囲に含む)にて、「ISO27001」(注2)認証取得
  • 2013年12月M&Aバリアリーフ・インターナショナル株式会社を株式会社システムイオに吸収合併
  • 2014年12月M&A株式会社テックアイオーサービスを株式交換により子会社化
  • 2015年9月創業MITホールディングス株式会社(99%)、株式会社システムイオ(1%)の共同出資にて、ミャンマー連邦共和国にVision Links Myanmar Co.,Ltd.を設立
  • 2015年12月M&A株式会社テックアイオーサービスを株式会社システムイオに吸収合併
  • 2016年8月株式会社システムイオにて「プライバシーマーク」(注3)使用許諾事業者の認定を取得
  • 2017年10月株式会社ビーガルにてドローンサービス事業を開始
  • 2017年12月株式会社システムイオのセキュリティソリューション事業を株式会社ビーガルに事業譲渡
  • 2018年4月株式会社ビーガルにて株式会社ダイレクトクラウドから電子書籍ソリューションを提供するWisebook事業を譲受け、デジタルマーケティングサービスを開始
  • 2019年3月株式会社ビーガルにて「プライバシーマーク」(注3)の使用許諾事業者の認定を取得

2020年代

  • 2020年11月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2021年11月M&A株式会社オレンジコンピュータを子会社化(当社の孫会社化)
  • 2022年1月M&A株式会社エーピーエスを子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴いスタンダード市場に移行
  • 2023年2月M&A有限会社ネット企画を子会社化
  • 2023年4月有限会社ネット企画の商号を株式会社ネットウィンクスへ変更
  • 2023年9月M&A株式会社オレンジコンピュータを株式会社エーピーエスに吸収合併
  • 2024年3月Vision Links Myanmar Co.,Ltd.(非連結)を清算
  • 2024年12月M&A株式会社NetValueを株式会社システムイオに吸収合併
  • 2025年2月株式会社エーピーエスにて「プライバシーマーク」(注3)の使用許諾事業者の認定を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ビジネスモデル変革と提案力強化

    共通施策として、ビジネスモデルの変革への対応、提案力の強化、人材育成に努める。グループ共通コンセプト「Pro’s TeQ」を掲げ、収益力、営業力、技術力、品質力を高める。

  2. 02

    プライム案件拡大と受注単価向上

    システムインテグレーションサービスにおいて、新規顧客開拓、要員確保、受注単価向上、高利益率案件へのシフトを進める。エンドユーザとの直接取引となるプライム案件の受注拡大に向け、エンジニアスキル向上と新技術分野拡充を継続実施。

  3. 03

    自社プロダクトへの選択と集中

    DXソリューションサービスでは、自社プロダクトWisebookとDynaCADに選択と集中。Wisebookではデジタルブック配信サービス「Trend Tap」や教育向けクラウドサービス「Wisebook EdTech」を展開。DynaCADでは3D CAD提供「DynaCAD CUBE」を開始し、関西・九州へ展開。

  4. 04

    人的資本投資と人材育成

    事業競争力の源泉は人材と認識し、教育・育成への投資を継続。スキルアップ研修や資格取得支援、次世代人材育成に注力。処遇改善を通じてエンゲージメント向上と定着を図り、生産性向上と競争力強化を目指す。

  5. 05

    M&Aによる成長機会獲得

    既存事業とのシナジーが見込まれる分野でのM&Aを機動的に検討し、事業領域拡大や人材・技術基盤強化を進め、持続的な成長機会を獲得する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で382人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は434万円で、5期前と比べて18.9%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は9.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年11月53446.411.5297
2021年11月50639.37.7320
2022年11月46343.48.9363
2023年11月44743.07.2396
2024年11月43344.48.039850
2025年11月43444.29.438252

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率50.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
大阪支社(大阪市中央区)東京支社 — 東京都港区209百万円
東京本社(東京都港区)大阪本社 — 大阪市中央区44百万円
本社 — 千葉市美浜区13百万円
本社 — 東京都千代田区7百万円
本社 — 千葉市美浜区5百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社システムイオ(注)2,3,4
    千葉市美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビーガル(注)2
    千葉市美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エーピーエス(注)2
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ネットウィンクス(注)2
    千葉市美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は51億円営業利益2億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.9%、利益が+0.0%。

売上高
-1.9%
51億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
3.9%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高57億円51億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は25億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−3.8%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1100.00
2023年2Q1200.00
2023年3Q1200.00
2023年4Q130
2024年1Q1218.30
2024年2Q1300.01
2024年4Q2713.70
2025年2Q2613.81
2025年4Q2514.00
2026年2Q2514.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年11月期からの10期で、売上は3億円から51億円へ17.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年11月300
2017年11月300
2018年11月3811
2019年11月3811
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2020年11月3911
株式会社オレンジコンピュータを子会社化(当社の孫会社化)
2021年11月3910
株式会社エーピーエスを子会社化
2022年11月4410
有限会社ネット企画を子会社化
2023年11月4810
株式会社NetValueを株式会社システムイオに吸収合併
2024年11月52223.81
2025年11月51223.91

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.4%40億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.6%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.5pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.7pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.6pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年11月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は8億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年11月2−1012
2019年11月2−1−112
2020年11月0−12−13
2021年11月1−1104
2022年11月2−1115
2023年11月2−1118
2024年11月4−1−1310
2025年11月3−1−428

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年11月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は34.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年11月83542.2
2017年11月94541.7
2018年11月1221019.4
2019年11月123925.3
2020年11月156936.9
2021年11月1661036.9
2022年11月1851328.8
2023年11月2361724.3
2024年11月2471827.2
2025年11月2171434.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中265位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中531位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,054で、1年前と比べて-5.8%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,054-0.4%1ヶ月+12.0%1年-5.8%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥856高値¥1,299

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.0倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR2.93倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+1.84%と緩やかな上昇。25日線(939.4円)を上回り、75日線(908.96円)も上回るが、200日線(962.51円)は下回る。52週高値1299円からは約27%下落し、52週安値856円からは約10%上昇。出来高は7月29日に7400株と増加したが、その後は3000株前後に減少、8月18日は1600株と低調。RSIは51.35と中立圏で、方向感に欠けるが、75日線を維持しており底堅さも見える。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)

PER25.94倍は業界平均30.76倍より低いが、予想PERは11倍と低く、将来の改善を見込めば妥当。PBR2.62倍は平均を下回るが、ROE13.7%とまずまず。配当利回り3.18%は平均を上回るが、配当性向125.4%と配当維持が株主還元に偏重。業績は低調で、割高感が残る。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.0倍47.9倍
PER (予想)12.3倍
PBR2.93倍2.96倍
ROE13.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上は安定的に推移する一方、利益率の改善ペースが緩慢で、成長性と効率性のバランスが争点となっている。強気派は、既存顧客との深耕や高付加価値サービスの提供による収益性向上に期待する。弱気派は、市場競争の激化による受注単価の低下や、人件費上昇によるコスト増を懸念する。今後、営業利益率の推移と、新規サービスやM&Aによる成長エンジンの創出が注目される。

プラスに働く材料7
  • 安定した売上基盤

    売上は3期連続で増加しており、既存顧客との関係が継続している

  • 利益率の改善

    営業利益率が過去2期で3.85%から3.92%へと微増している

  • 配当利回りの高さ

    3.19%の配当利回りは株主還元への意欲を示す

  • 予想PER10.9倍と大幅改善期待決算発表後影響

    実績PER25.89倍に対し予想PER10.9倍と約6割低い

  • ROE13.7%と資本効率の高さ継続影響

    ROE13.7%と資本効率が高く、評価改善につながりやすい

  • 売上高51億円と安定基盤通年影響

    売上高51億円、営業利益2億円、営業利益率3.92%

  • 配当利回り3.19%の下値支え継続影響

    予想PER10.9倍と配当利回り3.19%を考慮し下値は限定的

マイナスに働く材料7
  • 成長鈍化の懸念

    最新期の売上は前期比で減少しており、成長が頭打ちの可能性

  • 競争の激化

    情報サービス業界は競争が激しく、価格競争に陥るリスクがある

  • 規模の小ささ

    時価総額20億円は小さく、資金調達力や事業拡大に制約がある

  • 売上高52→51億円と減収通年影響

    2025年11月期売上高51億円、前期52億円から減少

  • 営業利益2億円・純利益1億円と低水準継続影響

    営業利益率3.92%、純利益1億円と収益規模が小さい

  • PBR2.61倍と資産価値に割高不定影響

    PBR2.61倍は帳簿価額の約2.6倍で、割高感がある

  • 外国人保有0.32%と需給が細い継続影響

    外国人保有比率0.32%と極端に低く、大口売買で変動しやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善度合いを測る重要な指標であり、強気・弱気の判断に直結する
売上高成長率
事業の拡大ペースと市場での競争力を示す
顧客単価
既存顧客との深耕や高付加価値化の進捗を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+57.9%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
125.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年11月7864.2
2022年11月70.030.4
2023年11月814.391.3
2024年11月19137.550.2
2025年11月3057.9125.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ2,806人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.0%を占め、残る78.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他67.568.672.173.171.476.9
事業法人19.920.019.117.918.316.1
自己株式6.26.16.1
金融機関8.86.86.16.26.16.0
証券会社0.04.22.12.53.20.7
外国人個人0.10.00.10.10.20.2
外国法人3.60.30.50.20.50.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
017ベルティーピー株式会社11.29
02鈴木 浩11.25
03朝日生命保険相互会社5.97
04増田 典久3.54
05青柳 文彦2.82
06MITホールディングス従業員持株会2.02
07TDCソフト株式会社1.69
08ボンズテック株式会社1.60
09菊池 良1.43
10三方 英治1.41

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−96%、1株純資産は10期で−99%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年11月1,07641,9742.6
2017年11月4,00545,9789.1
2018年11月3815228.4
2019年11月3918122.028.5
2020年11月4627718.553.930.7
2021年11月142795.157.8864.2
2022年11月222618.329.930.4
2023年11月242798.928.991.3
2024年11月6333420.511.150.2
2025年11月4836213.722.9125.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/11期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
増田典久代表取締役社長6275,200
鈴木浩取締役会長68479,100
三方英治常務取締役 経営推進センター長5030,000
野山真二取締役5112,400
菅千恵取締役61
沼倉巧和常勤監査役6615,000
大和久雅弘監査役65
ステファン・ボーリュー監査役55

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4626216
社外取締役4882
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,263字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「企業価値向上に貢献する Vitalize Company グループ」を掲げ、「我々企業グループ全社は知的アスリート集団を目指します。当社グループは常にもてる知識を結集し、創造力を発揮し、最高品質のサービスでイノベーションとビタミンを社会に提供し続けます。」を経営理念としております。 持株会社である当社並びに連結子会社4社(株式会社システムイオ、株式会社ビーガル、株式会社エーピーエス、株式会社ネットウィンクス)により構成されており、公共、金融、通信、エネルギー、運輸物流などの社会インフラを支えるシステムの構築、運用を担うシステムインテグレーションサービスを事業の中核に、社会の課題を解決する場となるシステムやデジタル化を推進する独自のDXソリューションサービス(デジタルマーケティング、図面DXソリューション、クラウドシステムソリューション)を通じて、「次の時代を守るモノづくり・次の世代を助けるサービス」の提供を目指しております。 持株会社である当社は、グループ経営戦略の策定、経営全般における指導、採用・教育を含む事務委託及び、コーポレート・ガバナンスの構築等の管理業務を行っております。 当社グループの事業は、情報サービス事業の単一セグメントでありますが、事業領域をシステムインテグレーションサービスとDXソリューションサービスの2つのサービスに区分しております。各サービスの概要は、以下のとおりであります。 (1)システムインテグレーションサービス システムインテグレーションサービスは、当社グループにおける事業の中核となるサービスであり、独立系システムインテグレーター(注1)として、1990年の創業以来、35年を超える実績を積み重ねて、幅広いITサービスを提供してきました。公共、金融、通信、エネルギー、運輸物流などの分野を中心に、システム導入のコンサルティングから、システム設計、開発、環境構築、稼働支援、稼働後の運用・保守までを手掛けており、特に社会インフラ系の基幹システム開発及び、ネットワーク基盤構築を柱として、安定した受注の確保を実現しています。あらゆる産業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速している中、企業の競争力強化のためのIT投資意欲は拡大していくことが見込まれており、大手システムインテグレーターでは対応できない多くの中小規模事業者に向けて、生産性向上につながるシステム化コンサルティングサービスの提供を行っております。 (2)DXソリューションサービス ① デジタルマーケティング 自社プロダクトであるWisebook(注2)によるデジタルブックの制作・配信をはじめ、紙媒体の電子化サービス、電子書籍化サービス、社内文書管理サービスなどを提供しております。また、教育現場における電子教科書への対応や、閲覧データ解析を活用したマーケティングツール、10か国語の多言語対応が可能なWisebook関連サービスを展開しております。 ② 図面DXソリューション 自社プロダクトであるDynaCADシリーズ(注3)によるCADソリューション(高機能で幅広い互換性を持つ2次元汎用CADであるDynaCADシリーズ及び3次元に対応したDynaCAD CUBEの開発・販売や、自治体の電子化に伴うコンサルティング、紙図面の電子化サービス)、ドローンソリューション(ドローン操縦技術者講習サービス)(注4)及び、大規模修繕工事に伴う足場の仮設計画図・外壁下地調査図などのCAD製図サービスを提供しております。 ③ クラウドシステムソリューション クラウドシステムソリューションは、認証ソリューション(生体認証等を活用した各種認証サービス)、GIGAスクール支援サービス(自治体と連携した教育ICT事業)、「The Meal(ザ・ミール)」(学食・社員食堂向け予約管理システム)、「駐輪場管理システム」(自治体向け駐輪場管理及び放置自転車対策)などのクラウドサービスのほか、中小規模事業者向けシステムソリューションを提供しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特別上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (注)1.システムイングレーター(SIer)は、メーカー系SIer、ユーザー系SIer、独立系SIerの3つに分類され、独立系SIerは、ハードメーカーや大手企業の出資に依ることなく独自で設立された企業です。そのため、特定のハードウエアやミドルウエアに縛られることなく、最新の技術を柔軟に取り入れ、お客様に最適な提案ができる点が特徴です。 2.Wisebookとは、電子出版やデジタルでの教材制作や配信システム、電子カタログソリューションを展開するサービスであり、株式会社ビーガルの登録商標であります。 3.CADとは、Computer Aided Designの略称で、コンピュータを用いて設計をすること又はコンピュータによる設計支援ツールのことであり、DynaCADシリーズは、高機能で幅広い互換性を持ち、2次元・3次元にも対応できる汎用CADであります。 4.国土交通省の定める所要の要件を満たした「管理団体」として、操縦技術講習等を実施しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,737字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下を経営理念として、全てのステークホルダーの更なる発展に貢献して参ります。 経営理念 企業価値向上に貢献する Vitalize Company グループ 我々企業グループ全社は知的アスリート集団を目指します。 当社グループは常にもてる知識を結集し、創造力を発揮し、 最高品質のサービスでイノベーションとビタミンを社会に提供し続けます。 共通施策・コンセプト 当社グループの共通施策として、①ビジネスモデルの変革への対応、②提案力の強化、③人材育成に努めてまいります。また、当連結会計年度では、グループ共通コンセプト「Pro’s TeQ(プロズテック)」を掲げ、収益力(Profit)、営業力(Sales)、技術力(Technology)、品質力(Quality)を高めるために取り組んで参ります。 (2)経営戦略等 当社グループは、独立系システムインテグレーターとして、1990年の創業以来、35年を超える実績を積み重ねて、幅広いITサービスを提供してきました。 システムインテグレーションサービスにおいては、大手メーカー、大手システムインテグレーターから各種の社会インフラ系基幹システム開発及び、ネットワーク基盤構築の受注を柱にしております。特に、公共(中央省庁、自治体)、通信(携帯キャリア)、金融(銀行、クレジット、保険)、エネルギー(電力、ガス)、運輸・物流の分野における開発実績とノウハウの蓄積を強みに、顧客との長期的な継続取引により安定した受注を確保しており、今後も安定的な成長を見込むことが可能であります。また、新規顧客開拓による受注案件の拡大及び、それに伴う要員の確保を進めるとともに、受注単価の向上や高利益率案件へのシフトに取り組んでおります。加えて、エンドユーザとの直接取引となるプライム案件の受注拡大を目的に、エンジニア社員のスキル底上げ、新技術分野の拡充、並びに顧客満足度の向上に向けた施策を継続的に実施しております。 DXソリューションサービスにおいては、当社グループの自社プロダクトであるWisebook及びDynaCADの高収益ビジネスへの選択と集中により、新たなサービス、価値の創出を目指してまいります。Wisebookでは、紙からデジタルへのシフトを加速させるため、基本料0円から始められるデジタルブック配信サービス「Trend Tap」によるデジタルブックの普及とユーザ数の拡大を図り、教育に特化したクラウドサービス「Wisebook EdTech」の資格学校、企業研修等のリスキリングマーケットへの展開と、自治体と連携したGIGAスクール支援事業で教育環境DX化事業の拡大、さらには印刷や配送コストを減らし環境保全への貢献を目指してまいります。また、建設現場における足場図面のCAD製図サービスにおいて、新たに「DynaCAD CUBE」を活用した3D CADデータ提供サービスを開始し、国土交通省が推奨する3次元モデルの活用を積極的に推進するとともに、首都圏中心であったサービス提供を関西・九州地方でも展開することで、更なる収益拡大を目指してまいります。 加えて、Wisebookでは、紙の消費量を削減できるというデジタルブックの特性を活かしたサービスを提供することで、ビジネスから日常までのデジタルシフトを支援し、カーボンニュートラル社会の実現に取り組んでいます。 (3)経営環境 当社グループが属する情報サービス業界におきましては、労働人口の減少に伴い、企業活動における生産性の向上、コスト削減だけでなく、労働環境の変化への対応、ビジネスモデルの変革、顧客への新しい価値の創出など、企業競争力の強化にIT投資は必要条件になりつつあります。このような背景から、高度なIT人材と技術力を有する企業に対する期待は一層高まっております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、利益の株主の皆様への還元と社員への還元を図るために収益力の向上を目標としており、当期の目標達成状況を判断するため、システムインテグレーションサービスにおいて、売上高と人月工数を重要な経営指標としております。 上記指標を重視する理由としては、期首に月次での売上目標を社員に提示しており、進捗状況の把握が容易であり未達の場合の度合いがわかりやすい点であります。また、工数については月次工数が増加することにより業務の拡大が明確になるためであります。 当社は、2024年11月30日時点において、スタンダード市場の上場維持基準のうち、「流通株式時価総額」について基準を充たしておりませんでした。その後、「上場維持基準の適合に向けた計画」に基づく取り組みを進めた結果、2025年11月30日基準日時点において、スタンダード市場の上場維持基準のすべてに適合いたしました。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 情報サービス産業においては、企業のDX投資需要が引き続き堅調である一方、生成AI、クラウド、セキュリティ分野を中心とした技術革新のスピードが一層加速しております。顧客ニーズも高度化・多様化しており、単なる開発力にとどまらず、業務理解力や付加価値提案力が企業競争力を左右する重要な要素となっております。 このような環境下において、当社グループは、既存顧客との信頼関係を基盤とした安定的な受注の確保に加え、上流工程を担うプライム案件の拡大や先端技術を活用した高付加価値サービスの提供を通じて、持続的な競争力の強化に取り組んでまいります。 ① 人材育成を中心とした人的資本投資の推進 情報サービス産業においては、労働人口の減少やDXの進展を背景に、IT人材の重要性が一層高まっております。当社グループにおいても、事業競争力の源泉は人材であるとの認識のもと、教育・育成を軸とした人的資本への投資を継続的に実施してまいります。 当社グループでは、スキルアップ研修や資格取得支援など教育体制の充実を図るとともに、次世代を担う高度技術者やプロジェクトマネジメント人材の育成に注力しております。また、継続的な処遇改善の取り組みを通じて、従業員のエンゲージメント向上と人材定着を図り、組織全体の生産性向上と競争力強化を目指してまいります。 ② 収益性向上と事業ポートフォリオの最適化 AI技術の普及やDXの進展により、企業における業務効率化や生産性向上を目的としたIT投資需要は、今後も底堅く推移するものと見込まれております。一方で、人件費や開発原価の上昇を背景に、収益性の持続的な向上は重要な経営課題となっております。当社グループでは、生成AIを含む新技術の活用を視野に入れた開発プロセスの効率化や業務プロセスの高度化を進めるとともに、上流工程を担うプライム案件の拡大や技術者のスキル向上・最適配置を通じた技術者単価の向上により、生産性向上を通じた利益率改善に取り組んでまいります。 今後は、高利益率案件への選別強化に加え、ストック型ビジネスおよび自社プロダクトを中心とした事業への「選択と集中」を進めることで、安定性と成長性を兼ね備えた事業構造の構築を目指してまいります。 ③ DXソリューションサービスの成長戦略 DXソリューションサービスは、当社グループの中長期的な成長を担う重要な事業領域であり、自社プロダクトを軸としたストック型ビジネスの拡充を進めてまいります。デジタルマーケティング事業においては、Wisebookを中心としたデジタルブック配信や教育分野向けクラウドサービスを基盤に、データ活用やAI技術の応用可能性を踏まえたサービス価値の向上を検討してまいります。 また、図面DX事業においては、DynaCADシリーズを中心に、設計・製図業務の効率化や高度化に資するAIを含む新技術の活用を視野に入れ、既存機能の強化や付加価値の創出に取り組んでまいります。これらの施策を通じて、安定収益の積み上げとDXソリューションサービス全体の成長性向上を図ってまいります。 ④ グループ経営基盤の強化とM&Aの積極的な活用 当社グループは、公共、金融、エネルギー、運輸・物流分野を中心とした安定的な受注基盤を有しており、長年にわたる実績と顧客との信頼関係を背景に、継続的な事業運営を行っております。今後は、グループ横断での営業連携、人材・技術の相互活用、業務プロセスの標準化を推進し、グループ一体となった経営基盤の強化を進めてまいります。 加えて、成長戦略の一環として、既存事業とのシナジーが見込まれる分野を中心に、M&Aによる事業領域の拡大や人材・技術基盤の強化についても機動的に検討を進め、持続的な成長に資する新たな成長機会の獲得を図ってまいります。
事業等のリスク5,890字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関してのリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのような事業上のリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社グループは、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、可能な限り発生の回避に努めるとともに、発生した場合の的確な対応に努めてまいります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため将来発生する可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1)事業環境について 当社グループの事業は、顧客企業によるIT投資動向の影響を受ける傾向にあります。国内外の経済情勢の変化、景気後退、金融政策の影響等により顧客企業のIT投資が抑制された場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 一方で、DX推進、業務効率化、老朽化した基幹システムの刷新等を背景としたIT需要は中長期的に底堅いものと認識しておりますが、投資時期の後ろ倒しや案件規模の縮小が生じた場合には、短期的に業績へ影響を及ぼす可能性があります。 (2)人材の確保について 当社グループでは、継続的な新卒採用、即戦力である中途採用及び未経験者採用を行っており、優秀な人材の確保に努めております。優秀な技術者やシステムエンジニア、管理者等、必要とする人材を採用、育成することは当社グループにとって重要であり、これに対して新卒採用や中途採用の促進及び研修制度の各施策を実施しておりますが、このような人材を採用又は育成することができない場合、また、人材の流出があった場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、多様な人材が活躍できる風土、人事制度、従業員が働きやすい環境の整備等を通じて優秀な人材の確保に努めるとともに、教育研修費予算を十分に確保し、階層別研修、ITスキル研修、資格取得支援など、教育・研修体制の充実化に努めてまいります。 (3)特定顧客への依存について 当社グループのシステムインテグレーションサービスにおいては、長期にわたり、顧客との安定的な取引関係を築いています。2025年11月期において、当社グループの売上全体の10%以上を占める顧客は、株式会社日立社会情報サービス(15.3%)となっており、特定顧客の経営状況の変化や事業方針の変更が、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、既存顧客との関係を強化して継続的に受注を獲得するとともに、新規顧客の獲得にも注力してまいります。 (4)ビジネスパートナーの確保について 当社グループは、システムインテグレーションサービスにおいて、顧客要請への迅速で適切な対応を実現し、機会損失を防ぐために、必要に応じてパートナー企業に外注しております。今後も事業を拡大するにあたり、万が一適切な技術者、外注先が確保できない場合及び外注コストが高騰した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、パートナー企業との安定的な取引関係を保つとともに、パートナー企業の新規開拓を行ってまいります。 (5)価格競争について システムインテグレーションサービス業界においては、システムエンジニア等の人材不足や人件費の高騰等の原因により、海外でシステム開発や運用管理を海外事業者に委託する「オフショア開発」によるコスト低減を図る傾向にあります。顧客からの要望も相まって競争価格は激化の傾向が当面続くと考えられます。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、付加価値の高いサービスを提供することに努め更に、「ニアショア開発」等による低価格競争への対応も図ってまいります。しかしながら更なる価格の競争の激化が続く場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)労務管理について システムインテグレーションサービスのプロジェクトにおいては、納期厳守と高い品質の確保が要求されるため、予想外のトラブルや開発環境等の変化が生じた場合、品質や納期を遵守するため一時的に長時間労働が発生することがあります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、長時間労働の発生を未然に防ぎ、従業員の健康を損なうことがないよう、労務管理体制を整備しておりますが、やむを得ない事情により長時間労働が発生した場合には、システム開発の生産性の低下や従業員の士気の低下等により、社会的・法的な労務問題につながり、当社グループの業績や財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (7)不採算案件の発生及び売上計上に関するリスクについて 当社グループの事業活動においては、対価や納期を定めた各種契約に基づき業務を遂行しておりますが、納期遅延や業務工数の増加等による追加コストの発生、又は納品後に不具合等が発生した場合の対応・修正に伴う追加コストの発生により、案件の採算性が悪化し、不採算案件が発生する可能性があります。 不採算案件が発生した場合には、追加コストの発生に加え、履行義務の充足に応じた収益認識に基づく売上計上内容の見直しが必要となる可能性があります。この過程において、業務の進捗状況や成果の把握が十分でない場合には、売上が実態と乖離して過大(又は過小)に計上されるリスクが生じる可能性があります。また、案件の採算性を踏まえ、受注損失引当金の計上等が必要となる場合があり、これらが当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、案件受注時におけるリスク評価及びプロジェクト判定会議の実施、業務進捗管理及び品質管理の徹底、売上計上ルールの明確化、並びに関係部門によるチェック体制の整備等を通じて、売上計上の適正性及び案件採算性の確保に努めております。しかしながら、予測が困難な要因により、採算性が大幅に悪化する案件が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)知的財産権の対応について 当社グループは、第三者の知的財産権を侵害することがないよう常に留意しております。当連結会計年度末現在において、過去に第三者から知的財産権の侵害に関して訴訟を提起されたことはありません。しかしながら、当社グループの認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害する可能性があります。そのような事態が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、サービス等の提供前に開発又は提供予定の技術や製品が他社の特許に抵触していないかを確認する調査を行う他、弁理士などの専門家に調査を依頼することにより、その防止に努めております。 (9)情報セキュリティ管理について 近年、標的型攻撃やランサムウェア等の高度化・巧妙化が進んでおり、従来の対策では防止できない事態が発生する可能性があります。重大な情報漏洩やシステム停止が発生した場合には、社会的信用の失墜や多額の対応コストが生じる可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、情報セキュリティ方針に基づき、情報セキュリティ管理規程及びセキュリティガイドラインを定め、情報の適切な管理を行うとともに、社員への教育・研修を通じて意識向上に努めています。また、外敵からの脅威に対する施策としては、ファイヤーウォール、ウイルス対策ソフト等を導入し、安全性の高い情報システム体系の構築に努めております。 (10)ストック・オプションの権利行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社グループの役員及び従業員に対するストック・オプションを発行しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、新株式が発行されることによって株式価値及び議決権割合が希薄化される可能性があります。当連結会計年度末現在、これらの新株予約権による潜在株式数は43,800株であり、発行済株式総数の2.1%に相当しております。 (11)自然災害・パンデミック等について 地震、風水害等の自然災害や、感染症によるパンデミックの発生、戦争、テロ等により当社グループにおいて人的又は物理的被害が発生した場合、又はコンピュータネットワーク等に障害が発生した場合は、正常な事業運営が行えなくなる可能性があり、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、事業継続計画(BCP)を策定し、自然災害の発生等を想定したリスク管理体制の整備を実施しております。 (12)配当政策について 当社の利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、連結配当性向30%以上を目安に安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。しかしながら、業績の低迷等により安定的な配当を維持できなくなる可能性があります。 (13)コンプライアンスについて 当社グループは、システムの受託開発などにおいてクライアント内にプロジェクトチームを編成して開発業務を行なう場合等において、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(労働者派遣法)」「職業安定法」「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(取適法)」、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」、「著作権法」、「不正競争防止法」などの関係法規の適用を受けます。当社グループでは関係法規の遵守につとめておりますが、法的規制の変更があった場合又は法令に違反した場合等、当社が的確に対応できなかった場合には、当社グループの事業活動が制限されるとともに、当社グループの信用失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後事業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えており、「コンプライアンス規程」、「リスク管理規程」を策定し、全役員及び全従業員に対しコンプライアンス重視の経営を徹底しておりますが、コンプライアンスリスクを完全に排除することは困難であるため、今後の当社グループの事業運営に関して他の法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの企業価値が毀損し、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、グループ全従業員に対し、法令や社内規程を遵守するよう、教育・研修などを通じた啓発活動を行うことにより従業員のコンプライアンス意識を高めるとともに、社内外通報窓口の設置によりコンプライアンス違反の把握と未然防止に努めております。 (14)許認可について 当社グループは、顧客先に従業員を派遣してシステム開発等を行う場合があるため、労働者派遣事業者として厚生労働大臣の許可等を受け事業を行っております。当社グループの許可・届出状況については以下のとおりであります。 取得・登録者名   許可名称及び所管官庁   許可番号   取得年月   有効期限 株式会社システムイオ   労働者派遣事業許可 厚生労働省   派 12-300921   2018年7月1日   2026年6月30日 株式会社エーピーエス   労働者派遣事業許可 厚生労働省   派 13-316661   2023年6月1日   2026年5月31日 当社グループは、労働者派遣法に基づく労働者派遣事業の許可を厚生労働大臣から取得して事業を行っております。労働者派遣法では、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣事業者として欠格事由(派遣法第6条)に該当した場合や当該許可の取消事由(派遣法第14条)に該当した場合には、許可の取り消しや事業の全部又は一部を停止できる旨を定めております。 当社グループではこれらのリスクに対応するため、労働者派遣契約及び業務請負契約の締結時、プロジェクト運営時のチェック体制を整備いたしました。また、定期的にコンプライアンス研修をグループ全従業員向けに実施しております。これらにより再発防止の徹底に努めておりますが、万一、当社グループ各社にて、重大な法令違反が発生し、許可の取り消し、又は事業の停止を命じられた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。ただし、現在そのような事由は発生しておりません。 (15)M&Aについて 当社は、事業規模の拡大と収益源の多様化を目的として、M&Aを効率的な手法の一つとして考えております。M&Aにおいては、対象会社の事業環境や競合状況の変化等により当初の事業計画の遂行に支障が生じる可能性、対象企業の顧客基盤や主要な従業員の流出等により当初見込んだシナジーが期待できない可能性があり、これらによる対象企業の業績悪化によりのれん等の減損等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、M&A検討段階において、法務・会計等の有識者による第三者評価及びデューデリジェンスを実施し、事前にリスクの把握とその対応策を踏まえて意思決定することに加え、M&A後においては、適切なPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション:合併・買収後の統合プロセス)を実施することにより、当該リスクの回避又は低減に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,228字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループは、情報サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の総資産は2,106,939千円となり、前連結会計年度末と比べて335,735千円の減少となりました。流動資産は1,547,519千円となり、前連結会計年度末と比べて293,538千円の減少となりました。これは主に現金及び預金の減少171,081千円及び、受取手形、売掛金及び契約資産の減少116,587千円によるものであります。固定資産は554,136千円となり、前連結会計年度末と比べて38,905千円の減少となりました。これは主にソフトウエアの減少38,754千円によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は1,383,648千円となり、前連結会計年度と比べて395,121千円の減少となりました。流動負債は979,711千円となり、前連結会計年度末と比べて58,152千円の減少となりました。これは主に買掛金の減少22,723千円及び、1年内償還予定の社債の減少40,000千円によるものであります。固定負債は403,937千円となり、前連結会計年度末と比べて336,969千円の減少となりました。これは主に社債の減少220,000千円の減少及び、長期借入金の減少114,612千円によるものであります。 (純資産) 純資産は723,290千円となり、前連結会計年度末と比べて59,386千円の増加となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益94,862千円の計上及び、配当金の支払いによる利益剰余金の減少37,744千円によるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度(2024年12月1日から2025年11月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢の長期化に伴い、原材料価格やエネルギーコストが高止まりするなか、欧州や中国を中心に需要回復の停滞が見られました。加えて、各国における政策金利の引き上げや為替相場の変動、米国の新政権の動向など、景気減速リスクには引き続き十分な注意が必要であり、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する情報サービス産業におきましては、労働人口の減少に伴い、企業活動における生産性の向上、コスト削減だけでなく、労働環境の変化への対応、ビジネスモデルの変革、顧客への新しい価値の創出など、企業競争力の強化にIT投資は必要条件になりつつあります。このような背景から、高度なIT人材と技術力を有する企業に対する期待は一層高まっております。 このような環境の下、当社グループは、2024年12月1日付で、完全子会社である株式会社システムイオを存続会社、同じく完全子会社である株式会社NetValueを消滅会社とする吸収合併を実施いたしました。東京を中心に関東甲信越へ事業展開する株式会社システムイオと、大阪を中心に福岡・名古屋へ事業展開する株式会社NetValueの両社の事業活動を統合することで、経営資源の集中と有効活用を図り、当社グループの主力事業であるシステムインテグレーションサービスの成長加速及び、収益性の向上を目指してまいります。 また、当社グループが強みとする公共、金融、エネルギー、運輸・物流分野においては、引き続き堅調なIT投資が見込まれております。こうした環境の下、既存顧客との信頼関係を基盤に、上流工程を担うプライム企業からの受注拡大を進めるとともに、技術者単価の上昇による利益率の改善を図り、更なる収益性の向上を実現しております。 加えて、人材の確保及び、キャリア採用の強化、高度技術者の育成、パートナー企業との連携強化を通じて、高付加価値ビジネスへの変革を積極的に推進してまいります。さらに、当年4月には、3期連続で前年を上回る賃上げ(グループ平均賃上げ率5.9%)を実施いたしました。従業員への還元に加え、スキルアップ研修や資格取得支援など教育体制の充実を図り、人的資本への投資を継続して実施しております。 DXソリューションサービスにおいては、当社グループの自社プロダクトであるWisebook及びDynaCADを中心に、高収益ビジネスへの選択と集中を進め、事業基盤の強化に取り組んでまいりました。 Wisebookでは、紙媒体からデジタルへの移行ニーズの高まりを背景に、基本料0円から利用可能なデジタルブック配信サービス「TrendTap」を展開し、デジタルブックの普及及びユーザ数の拡大を図りました。また、教育分野に特化したクラウドサービス「Wisebook-EdTech」においては、資格学校や企業研修を中心としたリスキリング市場への展開を進め、導入件数の拡大に取り組みました。これらの取り組みにより、印刷や配送に伴う紙資源の使用削減を通じて、環境負荷の低減にも寄与しております。 一方、GIGAスクール支援事業においては、自治体と連携した端末活用支援やデジタル教材の導入支援等を通じて、教育現場におけるDX推進を支援しました。 また、建設分野においては、足場図面のCAD製図サービスに加え、「DynaCAD CUBE」を活用した3D CADデータ提供サービスを展開し、国土交通省が推奨する3次元モデルの活用ニーズを捉えた受注の拡大を図りました。併せて、首都圏中心であったサービス提供エリアを関西・九州地方へ拡大し、事業規模の拡大に取り組みました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、システムインテグレーションサービス及びDXソリューションサービスにおいて、前期受注の反動減が生じたことから、営業収益は前期比で減収となり、売上高は5,117,826千円(前期比2.3%減)となりました。また、高い利益率を有するデジタルマーケティング事業において収益が減少したことも影響し、売上総利益は1,098,002千円(同6.6%減)となりました。一方で、販売費及び一般管理費の圧縮効果により営業利益は169,243千円(同14.2%減)、経常利益は162,301千円(同13.6%減)となりました。さらに、賃上げ促進税制の適用により法人税等の負担が軽減された結果、親会社株主に帰属する当期純利益は94,862千円(同23.9%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、813,804千円となり、前連結会計年度末と比べて171,682千円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は308,156千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上額162,301千円、減価償却費の計上額65,997千円、売上債権の減少額116,587千円の資金増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は56,381千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出62,320千円の資金減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は423,457千円となりました。これは主に、社債の償還による支出260,000千円、長期借入金の返済による支出127,652千円の資金減少によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注状況 当社グループの事業は、受注から売上計上までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。 サービス区分   当連結会計年度 (自 2024年12月1日 至 2025年11月30日) 販売高(千円)   前期比(%) システムインテグレーションサービス   4,378,494   99.3 DXソリューションサービス   739,331   88.8 合計   5,117,826   97.7 (注)1.当社グループは、情報サービス事業の単一セグメントであるため、サービス区分別の実績を記載しております。 2.サービス間の取引については、相殺消去しております。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年12月1日 至 2024年11月30日)   当連結会計年度 (自 2024年12月1日 至 2025年11月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社日立社会情報サービス   786,477   15.0   785,527   15.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に際し、資産・負債及び収益・費用の決算数値に影響を与える見積り項目について、過去の実績や状況について連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、会計上の見積りにおいて、新型コロナウイルスによる影響は軽微であると判断し見積りを行っております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高、売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上高は5,117,826千円(前期比2.3%減)となり、売上総利益は1,098,002千円(同6.6%減)となりました。 主力のシステムインテグレーションサービスは、当社グループにおいて、創業以来の主要事業会社である株式会社システムイオ及び、2022年1月にグループへ加入した株式会社エーピーエスが提供しております。公共、通信、金融、エネルギー、運輸・物流等の分野を中心に、システム導入に関するコンサルティングから、システム設計、開発、環境構築、稼働支援、並びに稼働後の運用・保守までを一貫して手掛けております。特に、社会インフラ系の基幹システム開発及び、ネットワーク基盤構築を中核とし、安定的な受注の確保を実現しております。 当期においては、株式会社システムイオでは、主要顧客からの受注が引き続き堅調に推移し、エネルギー分野における開発案件が拡大しました。一方で、前期に受注した運輸・物流分野の大型案件の終了による反動減に加え、機会損失の発生及び、それに伴うエンジニアの稼働工数減少などの影響により、売上高の伸び率は鈍化し、前期比では微増となりました。また、株式会社エーピーエスにおいては、エンジニア不足による機会損失が大きく影響した結果、前期比減収となりました。 このような状況を踏まえ、当社グループでは、新規顧客開拓による受注案件の拡大及び、それに伴う要員の確保を進めるとともに、受注単価の向上や高利益率案件へのシフトに取り組んでまいりました。加えて、エンドユーザとの直接取引となるプライム案件の受注拡大を目的に、エンジニア社員のスキル底上げ、新技術分野の拡充、並びに顧客満足度の向上に向けた施策を継続的に実施しております。それらの結果、システムインテグレーションサービスの売上高は、4,378,494千円(前期比0.7%減)となりました。 また、DXソリューションサービスは、デジタルマーケティング、図面DXソリューション、クラウドシステムソリューションの各種サービスを提供しております。自社プロダクトを軸とした成長分野として位置付けており、中長期的な事業拡大に向けた基盤構築を進めております。当期の売上高は739,331千円(前期比11.2%減)となりました。一方で、収益構造の見直しや固定費のコントロールを進めており、収益性改善に向けた取り組みは着実に進展しております。 各ソリューション別の状況は以下のとおりであります。 a.デジタルマーケティング デジタルマーケティング事業は、当社グループの株式会社ビーガルが手掛けており、デジタルブックの制作・配信をはじめ、紙媒体の電子化サービス、電子書籍化サービス、社内文書管理サービスなどを提供しております。また、教育現場における電子教科書への対応や、閲覧データ解析を活用したマーケティングツール、10か国語の多言語対応が可能なWisebook関連サービスを展開しております。 当期においては、Wisebook-Cloud、Wisebook-ONEといったクラウドサービス及び、Wisebookプライベートサーバの運用・保守サービスなど、ストック型ビジネスによる売上は安定的に推移しました。一方で、教育分野向けWisebook-EdTech案件については受注までのリードタイムが長期化したことに加え、Wisebookプライベートサーバ案件においては前期に計上したバージョンアップ案件の反動により新規受注が減少しました。これらの影響により、売上高は142,673千円(前期比34.4%減)となりました。なお、ストック型ビジネスは、次期以降の安定的な収益基盤の構築に向けた取り組みが進んでおります。 b.図面DXソリューション 図面DXソリューション事業は、当社グループの株式会社ビーガル及び、2023年2月にグループへ加入した株式会社ネットウィンクスが手掛けており、CADソリューション(高機能で幅広い互換性を持つ2次元汎用CADであるDynaCADシリーズ及び3次元に対応したDynaCAD CUBEの開発・販売や、自治体の電子化に伴うコンサルティング、紙図面の電子化サービス)、ドローンソリューション(ドローン操縦技術者講習サービス)、大規模修繕工事に伴う足場の仮設計画図・外壁下地調査図などのCAD製図サービスを提供しております。当期においては、DynaCAD製品の保守契約などのストック型ビジネスによる売上及び施設管理システム等の付帯サービスによる売上が安定的に拡大しました。加えて、足場図面等のCAD製図サービスにおいて、商圏拡大による新規顧客獲得が進展したほか、新たに足場図面の3D CADデータ提供サービスを開始するなど、建設現場におけるDX推進支援を積極的に進めた結果、売上高は386,414千円(前期比1.5%増)となりました。 c.クラウドシステムソリューション クラウドシステムソリューション事業は、当社グループの株式会社ビーガル及び、株式会社エーピーエスが手掛けており、認証ソリューション(生体認証等を活用した各種認証サービス)、GIGAスクール支援サービス(自治体と連携した教育ICT事業)、「The Meal(ザ・ミール)」(学食・社員食堂向け予約管理システム)、「駐輪場管理システム」(自治体向け駐輪場管理及び放置自転車対策)などのクラウドサービスのほか、中小規模事業者向けシステムソリューションを提供しております。 当期においては、駐輪場管理システムの受注が堅調に推移したものの、GIGAスクール支援サービスについては、入札案件における新規受注の減少の影響を受け、前期比では減収となりました。一方で、山梨学院大学において食事予約クラウドシステム「The Meal」を導入するなど、新規ユーザの獲得は引き続き進展しております。 これらの結果、売上高は210,243千円(前期比10.2%減)となりました。 売上原価及び売上総利益につきましては、長引く物価高騰を受けて3期連続となるベースアップに伴う賃上げ(グループ平均賃上げ率は5.9%)を実施、賞与などの従業員還元及び、スキルアップ研修、資格取得支援など、教育体制の充実化による人的資本への投資を継続して実施した一方、新規顧客開拓による受注案件の拡大と、それに伴う要員の確保、受注単価アップや高利益率案件等へのシフトに注力したことで、売上原価は4,019,824千円(前期比1.1%減)となり、売上総利益は1,098,002千円(前期比6.6%減)となりました。 (販売費及び一般管理費並びに営業利益) 当社グループの販売費及び一般管理費は、人件費、賃借料、支払手数料が7割以上を占めております。当期は、役員辞任に伴う人件費の減少、子会社統合による経費圧縮などにより、販売費及び一般管理費は928,759千円(前期比5.1%減)となり、営業利益は169,243千円(前期比14.2%減)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 営業外収益は、受取利息、受取配当金、子会社清算益が6割以上を占めております。当期は助成金収入の減少により、6,259千円(前期比36.5%減)となりました。営業外費用は、金融機関からの借入金等に係る支払利息、社債利息が7割以上を占めております。当期はコミットメントラインに係る支払手数料の減少により13,202千円(前期比31.7%減)となりました。この結果、経常利益は162,301千円(前期比13.6%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、賃上げ促進税制の適用により法人税等の負担が軽減された結果、親会社株主に帰属する当期純利益は94,862千円(同23.9%減)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの主な資金需要は、労務費、外注費、経費並びに販売費及び一般管理費等の支払いを目的とした運転資金となります。これらにつきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当しておりますが、資金調達が必要な場合には、案件の都度、金融機関からの借入又は新株発行による資金調達の検討を行っております。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析 当社グループの売上高の8割以上はシステムインテグレーションサービスとなっております。システムインテグレーションにおいては、基準生産性を基にした工数管理が一般的な指標であることから、人月工数と売上高を重要な指標として位置付けております。当連結会計年度における上記指標は、人月工数の年間合計は6,534工数(前期比3.6%減)であり、その結果、売上高は4,378,494千円(前期比0.7%減)となりました。 これらの指標につきましては、引き続き改善できるよう努めてまいります。

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開示資料

出典

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年11月期第2四半期(中間期)決算補足説明資料2026-07-15

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。