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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ファインズ

5125 · Growth · 情報・通信業

中小企業向けデジタル化支援の老舗。動画マーケティングを軸に、予約や顧客管理までワンストップで提供する。

概要

ファインズは、中小企業向けにデジタルマーケティング支援を提供する情報・通信業の企業である。東京都港区に本社を置き、従業員数256名(2025年6月末時点)。主力サービス「Videoクラウド」を軸に、動画制作・配信・分析とマーケティングDXを一貫して手掛け、2025年6月期の売上高は約27億円、累計取引社数は24,022社に達する。

動画DXに特化した単一事業セグメント

ファインズは、Videoクラウド事業の単一セグメントで構成される。同事業の売上構成比は2025年6月期で97.2%を占め、ほぼ全ての収益を動画関連サービスから得ている。創業以来、中小企業(SMB)向けにモバイルサイトや予約システムなどのデジタル化支援を提供してきたが、2015年から動画事業に先行投資し、現在は動画制作からデータ分析・改善までをワンストップで提供する体制を持つ。

2つのプラットフォームを軸とするビジネスモデル

同社のビジネスモデルは、動画配信プラットフォーム「Videoクラウド」とマーケティングプラットフォーム「Raise」の2本柱で構成される。Videoクラウドは動画の視聴データや行動データを詳細に計測・分析し、顧客のマーケティング効果を最適化する。Raiseは中小企業のDX推進におけるツール煩雑性やデータ活用力不足を解決するために2024年6月にローンチされ、Videoクラウドと連携してクロスセルを促進する。

全国に広がる営業拠点と累計2万社超の取引実績

東京本社に加え、大阪、名古屋、福岡、仙台に営業所を開設し、全国規模で顧客を獲得している。2025年6月末時点のVideoクラウド導入社数は6,384社、動画制作サービスの取引社数は12,143社。累計取引社数は24,022社に達し、中小企業・個人事業主のデジタル化需要を着実に取り込んでいる。

業界の中での役割は中小企業向けマーケティングDX支援サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
28億円
営業利益
1億円
営業利益率
3.6%
純利益
1億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01中小企業・個人事業主(SMB)主力

創業以来、中小企業・個人事業主向けにモバイルサイトや予約管理システムなどのデジタル化サービスを提供。2015年から動画事業に投資し、動画制作と視聴データ分析を組み合わせたVideoクラウドを主力に、マーケティングDXをワンストップで支援する。

主な製品・サービス7
Videoクラウド
動画制作だけでなく、視聴データや行動データを詳細に計測・分析できる動画配信プラットフォーム。動画の価値を最大化し、マーケティング効果を可視化する。
Raise
中小企業の生産性向上を目的としたマーケティングプラットフォーム。ツールの煩雑さやデータ活用不足など、DXが進まない課題を解決する。
SFAクラウド
営業支援ツール。見込み顧客や案件の進捗を管理し、営業活動の属人化や案件の取りこぼしを防ぐ。
QuickBill
顧客管理のデジタル化を支援するツール。見積書や請求書の発行・管理を効率化する。
F-Learning
研修管理ツールと研修コンテンツを組み合わせたサービス。IT人材不足の解消を支援する。
Finesウェブサイト AIパッケージ
AIを活用してウェブサイトの記事生成を支援するサービス。運用管理の効率化を図る。
MEOナビ
Googleビジネスプロフィールの更新管理をAIでサポートするツール。最新情報の提供を効率化する。

製品と技術

中核サービス「Videoクラウド」による動画マーケティングの可視化

Videoクラウドは、動画の視聴データやユーザー行動を詳細に計測・分析できる動画配信プラットフォームである。2021年4月に本格リリースされ、2025年6月末時点で導入社数6,384社を獲得。動画内のどのシーンが多く視聴されたか、離脱ポイントはどこかといったデータを可視化し、顧客のマーケティング効果を向上させる。同社は動画制作サービスも併せて提供し、制作から分析までを一貫支援する。

マーケティングプラットフォーム「Raise」とAI活用ツール群

Raiseは、中小企業のDX推進を目的に2024年6月にローンチされたマーケティングプラットフォームである。煩雑なツール管理やデータ活用力不足を解決し、Videoクラウドと連携して顧客の課題を可視化する。また、2025年4月にはAIでGoogleビジネスプロフィールの更新を自動化する「MEOナビ」をリリース。さらに、営業支援ツール「SFAクラウド」、請求管理「QuickBill」、研修管理「F-Learning」など、中小企業の多様なDXニーズに対応するソリューションを展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中小ながら収益安定、機能性材料に強み

同社は情報・通信業に分類されるが、機能性材料の開発・販売を手掛ける企業である。売上高は約27億円と小規模だが、2025年6月期の営業利益率は11.1%と高い収益性を誇る。同業他社のVRAIN SolutionやCocoliveは売上規模が大きいが、収益性では同社が優れている。小規模な組織を活かし、ニッチな市場でのシェアを確保している。しかし、売上高は漸減傾向であり、今後の成長戦略が問われる。

強み

  • 営業利益率が10%を超えており、収益力に優れる。
  • 特定分野に特化し、大手が参入しない市場でシェアを確保。
  • 小規模組織で意思決定が速く、顧客ニーズへの対応が迅速。
  • 機能性材料は需要が安定しており、収益が変動しにくい。

課題

  • 売上高が前期比で減少しており、成長が見られない。
  • 小規模なため、大口案件の受注には限界がある。
  • 専門人材の確保が難しく、事業拡大の妨げになる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がファインズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15126ポーターズ23億円17.9倍
23647アスリナ23億円
33042セキュアヴェイル23億円21.8倍
44170Kaizen Platform23億円
55138Rebase23億円31.2倍
65125ファインズ22億円36.4倍
74016MITホールディングス22億円29.0倍
84814ネクストウェア22億円
94370モビルス22億円44.7倍
103985テモナ22億円
113646駅探21億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

親会社の子会社として設立された2009年

2009年5月、ブランディングテクノロジー株式会社(当時は株式会社フリーセル)の100%子会社として、東京都渋谷区南平台町にファインズが設立された。同年7月にモバイルFlashサイト制作、2010年2月にMEO(ローカルSEO)・SEOサービスの提供を開始。創業当初から中小企業向けのデジタルマーケティングに特化し、スマートフォンサイト制作にもいち早く対応した。

サービス多角化と営業所拡充の2013~2016年

2013年7月に大阪営業所を開設し、関西エリアへの販路を拡大。同年8月には予約システム「TSUNAGU」「いつあき」の提供を開始し、サービスラインを広げた。2014年8月に名古屋営業所、2015年8月に福岡営業所、2016年9月に仙台営業所を相次いで開設し、全国4拠点体制を構築。2015年10月には株式会社EPARKと業務提携し、予約システム「PeakManager」の販売を開始した。

動画事業への本格参入と自社プラットフォーム開発

2015年1月に動画サービスの提供を開始し、先行投資を実施。2016年2月にはデジタルマーケティング支援サービスを開始した。2017年8月に広告配信レポーティングシステム「Raise」をリリースし、データ活用基盤を整備。同年12月には自社メディア「manga factory」を公開。動画制作だけでなく、視聴データ分析・改善が可能なVideoクラウドの原型がこの時期に形成された。

吸収合併を経て新たな成長段階へ(2019年)

2019年6月、株式会社エスピーシーが旧株式会社ファインズを吸収合併。これにより法人格は一旦消滅したが、その後も「ファインズ」の名称と事業は継続され、現在のファインズ(本社・東京都港区)につながっている。合併後の2020年6月期には売上高19億円、純利益1億円を計上し、以降も増収増益を継続。2025年6月期の売上高は27億円、純利益2億円に達している。

年表18件を開く

2000年代

  • 2009年5月株式会社フリーセル(現 ブランディングテクノロジー株式会社)の100%子会社として東京都渋谷区南平台町に株式会社ファインズを設立
  • 2009年7月モバイルFlashサイト制作の提供開始

2010年代

  • 2010年2月MEO・SEOサービスの提供開始
  • 2010年9月スマートフォンサイト制作の提供開始
  • 2012年10月事業拡大に伴い、本社所在地を渋谷区道玄坂1丁目へ移転
  • 2013年7月大阪営業所を開設
  • 2013年8月予約システム「TSUNAGU」「いつあき」の提供開始
  • 2014年8月名古屋営業所を開設
  • 2014年9月事業拡大に伴い、本社所在地を渋谷区道玄坂2丁目へ移転
  • 2015年1月動画サービスの提供開始
  • 2015年8月福岡営業所を開設
  • 2015年10月株式会社EPARKと業務提携契約を締結し、予約システム「PeakManager」の販売を開始
  • 2016年2月デジタルマーケティング支援サービスの提供開始
  • 2016年9月仙台営業所を開設
  • 2016年11月事業拡大に伴い、本社所在地を渋谷区渋谷2丁目へ移転
  • 2017年8月広告配信レポーティングシステム「Raise」の提供開始
  • 2017年12月自社メディア「manga factory」を公開
  • 2019年6月M&A株式会社エスピーシーが旧株式会社ファインズを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    教育体制の強化

    採用プログラムの基準とプロセスの見直し、研修制度の導入により従業員の生産性とエンゲージメントを高め、自己成長を促進するサイクルを構築する。

  2. 02

    ソリューションの拡大

    動画市場やDX市場のトレンドを迅速に把握し、顧客ニーズに即した新サービスを展開することで、提供価値や課題解決領域を拡大する。

  3. 03

    収益基盤の強化

    技術革新の激しい事業領域において、時代と顧客ニーズに即したサービスを迅速に提供するため、ストック収益の拡大に注力し安定した収益ポートフォリオを構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で256人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は456万円で、3期前と比べて6.8%平均年齢は28.8歳、平均勤続年数は2.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年6月49028.22.5259
2023年6月44828.42.5293
2024年6月48128.42.6284106
2025年6月45628.82.9256117

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都港区313百万円
大阪営業所 — 大阪府大阪市北区17百万円
金沢営業所 — 石川県金沢市5百万円
名古屋営業所 — 愛知県名古屋市中区4百万円
福岡営業所 — 福岡県福岡市中央区4百万円
仙台営業所 — 宮城県仙台市青葉区2百万円
札幌営業所 — 北海道札幌市中央区1百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    「これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A」動画作成業務
    厚生労働省 · 2024-07-24
    15万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は28億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.7%、利益が-66.7%。

売上高
+3.7%
28億円
営業利益
-66.7%
1億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
3.6%
前期比 -7.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高42億円28億円
営業利益3億円1億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は10億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−28.6%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71
2024年1Q7114.31
2024年2Q7114.30
2024年3Q600.01
2024年4Q8112.50
2025年2Q1317.71
2025年4Q14214.31
2026年2Q13215.41
2026年3Q5−1−20.0−1
2026年4Q1000.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

直近期の営業利益率は3.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社エスピーシーが旧株式会社ファインズを吸収合併
2019年6月00
2020年6月1921
2021年6月2243
2022年6月2664
2023年6月2975
2024年6月283310.72
2025年6月273311.12
2026年6月28113.61

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高28億円のうち、営業利益として残るのは1億円3.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金96.4%27億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.6%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比4.8pt
3.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.1pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年6月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は20億円で、売上の8.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年6月20−126
2021年6月40−149
2022年6月60−5610
2023年6月5−14417
2024年6月2−10118
2025年6月30−1320

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年6月期の総資産は27億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は79.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年6月100100.3
2020年6月1111012.2
2021年6月1441027.9
2022年6月158755.3
2023年6月2417773.2
2024年6月2620677.6
2025年6月2722579.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中429位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中461位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥472で、1年前と比べて-25.2%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥472+0.4%1ヶ月-0.6%1年-25.2%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥450高値¥1,319

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)36.4倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR0.97倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に485円まで上昇する場面があったが、8月5日は469円と反落。25日移動平均線は471.48円で、株価はほぼ横ばい。年初来高値の1319円から大きく下落し、52週安値の450円に接近している。出来高は7月上旬の8000株台から減少傾向で、商いが細っている。週足では下げ基調が継続しており、反発の兆しは限定的。テクニカル指標ではRSI44と中立圏で、売買双方の勢いが鈍い。株価は25日線を下回って推移しており、上値抵抗が強い状況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

: PERが7.97倍と同業界平均30.11倍を大幅に下回り、PBR0.97倍と1倍を下回る。ROEは11.2%と良好で、収益性が高い。ただし、配当利回りは0%と無配であり、配当性向もデータがない。業績は売上高が減少傾向で、純利益も2023年の5億円から2024年2億円、2025年2億円と低水準が続く。PERの低さは今後の業績悪化を織り込んでいる可能性があり、単純に割安と判断するのは危険。しかし、同業界平均と比べて明らかに指標は割安であり、ROEも高い点を評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)36.4倍47.9倍
PER (予想)11.2倍
PBR0.97倍2.96倍
ROE11.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、事業の内容と成長見通しの不透明さ。強気派は、安定的な営業利益率(約10%)とPBRが1倍未満であることから、割安感を指摘する。また、PERが7.97倍と低く、相対的な割安性を評価する。一方、弱気派は、売上高が横ばいから微減傾向にあり(2024年6月期29億円→2025年6月期27億円)、成長性に欠けると見る。また、配当がなく、株主還元が乏しいことも懸念。事業の詳細が不明で、投資判断が難しい。

プラスに働く材料7
  • 安定的な利益率

    営業利益率が10%台を維持している

  • PBRの割安感

    PBR0.97倍と純資産を下回る水準

  • 低PER

    PER7.97倍と割安な水準

  • 営業利益率が10.71%から11.11%へ改善2025年6月期影響

    売上高27億円、営業利益3億円で利益率は前期比0.4ポイント上昇

  • 実績PER7.97倍と割安感通年影響

    株価469円、実績PER7.97倍と収益に対して低い評価

  • PBR0.97倍と純資産接近不定影響

    時価総額22億円、純資産約23億円、PBR0.9658倍と1倍割れ近傍

  • ROE11.2%と高い資本効率通年影響

    自己資本利益率11.2%、PBR1倍割れを考慮すれば割安

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    直近の売上高は減少傾向にある

  • 無配当

    配当がなく、株主への利益還元がない

  • 事業の不透明さ

    事業内容が明確でなく、評価が困難

  • 来期予想PER25.6倍と収益悪化予想2026年6月期影響

    実績PER7.97倍に対し予想PER25.6倍、1株利益の大幅減が想定される

  • 最終利益が5億円から2億円へ減少2025年6月期影響

    純利益は2億円、2023年6月期の5億円から6割減少した

  • 売上高が3期連続の減収2025年6月期影響

    売上高29→28→27億円と縮小、成長性に乏しい

  • 無配に加え株価が1年で24.35%下落継続影響

    配当利回り0%で、株価469円は前年比▲24.35%と需要が弱い

次の決算で確かめる点
売上高の伸び率
成長性を確認するため
営業利益率
収益性の維持を確認するため
契約数
事業内容がサービス業なら契約数の動向が重要

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,363人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.5%を占め、残る86.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他82.182.778.576.8
事業法人17.90.96.913.5
証券会社12.511.68.6
自己株式2.8
外国法人2.73.01.0
外国人個人0.00.00.0
金融機関1.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三輪 幸将46.02
02光通信株式会社7.35
03株式会社SBI証券5.33
04株式会社UH Partners 24.36
05白木 政宏4.30
06JPモルガン証券株式会社2.08
07高木 眞之介1.91
08木下 圭一郎1.63
09株式会社EPARK0.90
10堀田 清0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.36%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+100%、1株純資産は7期で−85%。直近期のROEは11.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2019年6月−6,7273,273
2020年6月3233190.4
2021年6月649898.2
2022年6月10119369.6
2023年6月11538539.89.2
2024年6月5243312.711.5
2025年6月5148111.210.2
2026年6月13

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三輪幸将代表取締役社長422,141,500
赤池直樹取締役 執行役員3813,700
佐藤翔太取締役 執行役員379,000
土屋政紀取締役 執行役員57
市野澤剛士取締役44
白木政宏取締役63200,000
中村研一常勤監査役64
野地博久監査役59
片岡浩一監査役64
塩田広大執行役員

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)36116221
監査役1888
社外取締役2884
社外監査役2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,432字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、変化し続ける社会情勢や当社事業領域での技術変革等、当社を取り巻く環境と顧客をはじめとしたステークホルダーのみなさまからのニーズに応えるべく、2026年6月期を境にこれまでの経営理念である「誰からも必要とされる会社になる」を、新たに社会の存在意義であるパーパスに統合し「企業と地域社会の未来に、テクノロジーの追い風を。」を定めました。当社は全社員でパーパス経営に長期的に取り組み、引き続き事業を通じてすべてのステークホルダーのみなさまからより必要とされる会社を目指してまいります。顧客、従業員、株主、取引先企業、地域社会に対して1人でも多くの人に喜びや感動、幸せを分かち合い、みなさまのニーズに応じた価値ある商品やサービスを提供し続けることを目指しております。 事業内容としましては、創業以来、中小企業事業者や個人事業主などのSMBの領域向けに、モバイルサイトや予約管理システムなどのデジタル化を推進していくサービスを提供しておりました。また、2015年から動画事業に先行投資を行い、動画を制作するだけでなく、視聴データの分析・改善ができるVideoクラウドを提供してまいりました。 当社の累計取引社数は、24,022社(2025年6月末現在)となっております。事業セグメントは、動画を起点に企業のマーケティングDXを支援するVideoクラウド事業の単一セグメントであり、Videoクラウド事業の売上構成比は2025年6月期で97.2%となります。また、当社は、「すべての中小企業のDXをサポートする」を新しいミッションとする中期経営計画(2024年6月期~2026年6月期)を策定いたしました。これまでの「動画を起点としたマーケティングDX」を多くの中小企業・個人事業主のみなさまにご提供し、活動の支援を行っていくとともに、DXを実現するための時代に即したソリューションを拡大させてまいります。 (注)DX:デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称。データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること 当社のビジネスモデルとして、①動画配信プラットフォーム(Videoクラウド)、②マーケティングプラットフォーム(Raise)の2つのプラットフォームを軸にデータを活用し、顧客の課題に応じた最適なソリューションを提供しております。 当社の事業基盤である「Videoクラウド」は動画を活用したマーケティング支援を行うサービスです。Videoクラウドを利用することで動画内の視聴データや行動データを詳細に計測、分析することが可能になります。特に、動画の価値を最大限に発揮することができるVideoクラウドは、2021年4月に本格リリースしてからサービス導入社数は6,384社(2025年6月末現在)となっております。また、動画制作サービス取引社数は、12,143社(2025年6月末現在)となっており、多くのお客様にご支持をいただいております。 2024年6月頃には、マーケティングプラットフォーム「Raise」を「中小企業でDXが進まず、生産性が向上しない要因(ツールの煩雑さ・データの知識不足・データの活用方法)」に対する解決策としてローンチいたしました。Raiseは、当社が提供するDXソリューションサービスと連携することができ、今後更なる機能の拡充を予定しており、課題解決領域を絞ることなく幅広いソリューションの提供を目指してまいります。 当社は、VideoクラウドとRaiseから抽出できる動画の視聴データ及び顧客のマーケティングデータを活用したDXコンサルティングサービスの提供を行っており、集積されたデータをもとに顧客の課題を可視化し、クロスセルを行う他、デジタルマーケティングだけでなく、顧客ニーズに応じたソリューションを柔軟に提案できることが当社の優位性であると認識しております。 当社の提供する営業支援ツール「SFAクラウド」では、見込み顧客や案件の進捗管理を行い、中小企業において営業活動の属人化や案件の取りこぼしを防ぐことが可能になっております。また、顧客管理のデジタル化を通して、見積書や請求書発行、管理を支援するツールとして「QuickBill」の提供を行っております。その他にも、少子高齢化に伴い生産年齢人口が減少していることから、研修管理ツールと研修コンテンツを両軸で提供するサービスとして「F-Learning」を企業におけるIT人材不足を解決する手段として顧客への提案を行っています。 また、AIを活用したサービスの提供を開始しており、「Finesウェブサイト AIパッケージ」では、ウェブサイトの運用管理を効率化するために、AIを用いて記事生成を支援することができます。2025年4月には、Googleビジネスプロフィールの更新管理をAIによるサポートで効率的に行うことができるツール「MEOナビ」をローンチし、引き続きIT人材不足に悩まされる企業の課題解決の後押しができるようなサービスの提供を進めてまいります。 当社は、これまでも時代と顧客ニーズに即したサービスの開発・提供を行ってまいりましたが、今後も多様なソリューションで複合的なDXを実現していくことを目標としています。特に、SMBの領域では事業規模が限られているという性質上、一つの課題を解決していく過程において、周辺領域の課題解決需要まで発展するケースもあります。そのため、カスタマーサクセス部門を構え、顧客と継続的な関係性を構築することで顧客のDX化を推進することに努めております。 [事業系統図] 当社の事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,285字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「企業と地域社会の未来に、テクノロジーの追い風を。」をパーパスに掲げ、「地域社会との共創」という想いの実現を目標としており、テクノロジーを活用した支援によって、企業や地域社会の挑戦を後押し、笑顔あふれる地域社会の実現に貢献していくことを目指しています。まずは、顧客の生産性改善のために、「付加価値の向上」と「業務の効率化」の両輪をサポートすることで、企業のDXを推進する事業活動を行っております。 (2)経営環境及び中長期的な経営戦略 我が国の経済は、少子高齢化に伴う労働人口の減少により、働き手の不足と長期的な賃金の上昇とのトレードオフな課題に対して向き合わなければなりません。さらに、世界規模でデジタル化とAI領域の技術革新が急速に促進する中で企業が生き残っていくためには、より一層DXを推進することで「デジタルによる生産性の向上」を行う必要性があるものと考えております。 このような環境下で、当社は次の3つの戦略を柱に注力してまいります。 ①教育体制の強化 組織や人事制度の刷新を目標として掲げ、採用プログラムにおける基準とプロセスの見直しや、従業員の個々の生産性を向上させるための研修制度を導入し、従業員のエンゲージメントを高めることで自己成長を促進させるサイクルを構築します。 ②ソリューションの拡大 当社が提供する中小企業に向けたソリューションの幅を拡大させていくことが重要であると認識しております。動画市場だけでなくDX市場においても、そのトレンドや需要をいち早く把握し、顧客ニーズに即した新サービスをローンチすることで、提供価値や課題解決領域のさらなる拡大に取り組んでまいります。 ③収益基盤の強化 当社は日々の顧客ニーズに応えるべく、今後も様々なソリューションを展開する予定でありますが、昨今の当社事業領域は技術革新が盛んなこともあり、その時代と顧客ニーズに即した迅速なサービスの開発・提供が重要であると認識しております。そのためには、安定した収益ポートフォリオの構築が必要であると考え、今後はより一層ストック収益の拡大に注力していく考えであります。 (3)目標とする重要な経営指標 当社は、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、Videoクラウド及びRaise関連サービスの「アクティブな契約件数」「フロー契約件数」「フロー契約単価」「ストック契約単価」「解約率」を重要な経営指標としております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①安定収益基盤の確立 現在も安定収益基盤の構築を推進しておりますが、今後はVideoクラウドのアカウント数を伸張させる他、RaiseをはじめとしたDXコンサルティング事業の拡充を図ることで、ストック型収益の拡大にも注力を行ってまいります。それにより収益ポートフォリオを充実させることで、更なる安定収益基盤の強化を図ってまいります。 ②優秀な人材確保と育成 当社は、今後も事業拡大を行うため、各分野での専門性の高い人材獲得のための中途採用のほか、積極的な新卒採用を継続的に行い、当社の経営理念に共感できる優秀な人材の採用を行ってまいります。特に、DXコンサルティングができる人材の確保、育成については重要であると認識しております。そのため、組織や人事制度の刷新を目標として掲げ、採用プログラムにおける基準とプロセスの見直しや、従業員の個々の生産性を向上させるための研修制度を導入し、従業員のエンゲージメントを高めることで自己成長を促進させるサイクルを構築します。また、これまでの事業基盤を作り上げた営業ナレッジを活用し、売り方を仕組化することで引き続き営業力の強化を図ってまいります。同時に、社内の体制を見直し、人的資本を最適化することで、営業生産性を向上させてまいります。 ③新規事業の拡充 当社は、今後更なる顧客ニーズに対応するため、新規事業の拡充に注力してまいります。業務提携などによる他社とのアライアンスや自社における新規商材の立ち上げを推進することにより、中小企業のDX化を実現するためのソリューションの拡充を行ってまいります。 ④内部管理体制の強化 当社では、今後更なる事業拡大を図るため、当社の成長段階に沿った内部管理体制の強化が求められていくものと認識しております。このため当社では、各分野に専門性を有した人員を配置し、社内管理体制の強化を図るとともに、業務プロセスなど内部統制の整備を行い、業務効率化及びリスク管理を図ってまいります。 ⑤コンプライアンスと情報セキュリティの強化 当社では、コンプライアンスの徹底並びに情報セキュリティ体制の確立と維持・強化が課題と捉えております。このため、当社は、コンプライアンス管理規程に基づく各種ルールの徹底と機密データを安全に処理、保管するためのインフラ・システムの構築による対策を継続的に行っております。また、顧客企業に対しての説明責任の徹底を図るために営業管理規程を定め、各種社内研修を実施し、社員の理解を促しております。 ⑥財務上の課題について 内部留保が十分確保されており、借入等による機動的な資金調達も可能であることから、現時点において財務上の課題は認識しておりません。
事業等のリスク5,838字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。当社のリスク管理体制に関しましては、「「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載のとおりであります。 また、以下の記載のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ①景況感について 当社では、原材料価格の高騰によるインフレや金利上昇等による景気下振れにより、当社がターゲットとする中小企業のコスト増加懸念が拡大した場合、集客や求人広告への投資意欲に影響が懸念されるため、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②市場について 当社は、DXの遅れが深刻であると考えられるSMB領域にて、動画や店舗のデータを活用し、DXを推進していく事業を展開しております。そして、「サービス価値の向上」と「課題解決領域の拡大」の2つを柱とした成長戦略を策定しており、引き続き事業の拡大を行ってまいります。しかしながら、今後も国内におけるDXの重要性は増していくものと考えられるものの、当社の属する動画制作サービス市場、動画配信プラットフォームサービス市場、ビジネスコンサルティング市場、XR市場において、万が一DX市場の伸張の恩恵を受けられなくなった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③競合他社の動向について 当社の事業全体に直接的に競合する企業はないと認識しているものの、当社のビジネスモデルは、動画配信プラットフォーム(Videoクラウド)、マーケティングプラットフォーム(Raise)の2つを軸としたデータ活用と最適なソリューションを提供することです。競合他社は、それぞれの分野において、複数存在しており、今後の市場規模拡大に伴い新規参入が相次ぐと考えております。そのため、市場シェアの獲得競争や、上記3つのそれぞれの分野において部分的に模倣されるリスクが一定数存在すると考えております。しかしながら、当社はマーケットイン志向により顧客ニーズに合わせてサービスの拡充を進め、マーケティングから直販体制により安定的に案件を獲得できる体制を構築し、ディレクションから制作、カスタマーサクセスまで、一気通貫したサービス提供を行える体制を構築することで、競争優位性の向上に努めてまいりました。今後も顧客目線に立ってサービスをより充実させていくと同時に、知名度を向上させ、ユニークなポジショニングの構築を積極的に行ってまいりますが、競合の新規参入により競争優位性が低下した場合等には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④特定の事業への依存について 当社の売上高は、主力事業であるVideoクラウド事業が2024年6月期で96.9%、2025年6月期で97.2%を占めており、依存が大きくなっております。Videoクラウド事業を展開している市場が拡大していることに加え、顧客数の増加やサービスの拡充等により、今後もVideoクラウド事業は拡大していくものと考えておりますが、顧客数の減少や市場規模の縮小等の要因によりVideoクラウド事業の売上高が減少した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤技術革新への対応について 当社は、各サービスの価値向上のために有効であると思われる新たな技術やノウハウを積極的に取り入れ、急速な技術変化や顧客のニーズの変化に応じたサービスの機能拡充及び強化を進めていく方針ですが、これらの技術革新への対応やサービスが遅れた場合や予想外に開発等の費用が発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥自然災害・感染症等について 当社は、台風、地震等の自然災害や感染症等が発生した場合には、速やかに危機対策、復旧対応を行うよう努めておりますが、当該事象による営業活動への影響等、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業体制に関するリスク ①特定の人物への依存について 当社の代表取締役社長である三輪幸将は、当社の最高経営責任者であり、経営方針や事業戦略の決定、開発、サービスラインナップ、商品コンセプト等に関してリーダーシップを発揮しており、当人の属人的な能力に依存しております。そのため、各事業部門のリーダーへ権限委譲を進めることで、当人に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、万が一、当人に不測の事態が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材の採用・確保について 当社では、今後の事業展開のため、当社の経営理念に共感できる優秀な人材の採用を行ってまいります。人事制度の見直しや社内教育等を行うことによって体制の強化に努めるものの、DXコンサルティングや顧客の課題に応じたソリューションを提案できる人材の争奪により、優秀な人材の採用や教育が困難な場合や、人材が外部に流出してしまう場合には、事業拡大の計画遅れやサービスレベルの低下を招くおそれもあり、結果として当社の安定的な事業成長および業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③システム障害について 当社は、安定的に商品・サービスを提供できる環境と社内インフラを構築するために、社内リソースだけに頼らず積極的に外部の商品・サービスも取り入れシステム環境を構築しております。また、ウイルスやハッカー対策を中心としたセキュリティ対策も積極的に行っております。しかしながら、想定を超えたシステム障害、自然災害、テロ等によりコンピューターシステムが停止し、又はインターネット回線の接続が不能となった場合、当社の業務遂行に支障をきたすリスクがあり、当該リスクが顕在化すると、機会損失の発生、代金の返還、損害賠償の支払、社会的信用の失墜等を通じて当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④顧客へ提供するクラウドサービスについて 当社は顧客に対してクラウドサービスを提供しております。クラウドサービスは、通信ネットワークやサーバー等のネットワーク機器の環境に依存しております。そのため、当社では障害への適切な保護・対応手段を講じておりますが、災害や事故等の発生により通信ネットワークやネットワーク機器に不具合が発生した場合には、安定したサービス提供を行うことができなくなる可能性があります。この場合、信用低下や企業イメージの悪化等により当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤訴訟及びトラブル等に関するリスクについて 当社は、継続的にコンプライアンス研修を行い、健全かつ透明なビジネス活動の実践に努めておりますが、当社の商品・サービスに対する信頼性の低下やクレーム等が発生する可能性があります。また、弁護士等をはじめとする外部専門家に事前相談すること等により、適切かつ適法な対応に努めておりますが、すべての訴訟等の可能性を排除することは困難であり、法令違反等の有無に関わらず訴訟を提起される可能性があります。万が一、当社に対して訴訟や法的手続きが行われた場合、訴訟の内容及び金額によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥専門事業者の活用について 当社では、実写やアニメーションの映像だけではなく、マンガを使った動画制作や、イラストを動かすLive2Dでの作画、3Dグラフィックでの制作も可能であり、様々な動画制作専門業務分野ごとに特定のパートナー企業を選定し、相互協力してサービスを提供しております。各パートナー企業に不測の事態が生じ又は市場の逼迫等によりパートナー企業への発注費用が上昇すると、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社はパートナー企業の選定を、その業績、業界での評判、従前の当社との取引関係等を勘案して慎重に行っており、これに加えて、パートナー企業選定後も、パートナー企業の業務運営の監督及びその提供する成果物の検収、品質レベル評価を厳正に行っております。しかし、パートナー企業の提供する成果物に隠れた瑕疵が存在する可能性がないとはいえず、当該瑕疵によって当社の顧客が損害を被った場合、当社に対する損害賠償請求その他の責任追及又は当社の社会的信用の失墜等によって当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦システムの保守運用を特定のパートナー企業へ依存するリスクについて 当社は、Videoクラウド事業の運営にあたり、保守運用等を外部パートナー企業に委託し利用しております。現在はパートナー企業との取引関係は安定しているものの、サービスの提供元においてシステム障害が発生する場合や、パートナー企業の事業撤退等により、サービス供給が停止し、代替先を確保できなかった場合等には、Videoクラウドのサービス提供に支障が生じ、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)経営管理に関するリスク ①法的規制について 当社は、「著作権法」「不当景品類及び不当表示防止法」「商標法」「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」「下請代金支払遅延等防止法」といった法的規制の対象となっております。当社は、コンテンツ制作過程においてコンテンツ審査専門業者による審査を実施するなど、法的規制を遵守する体制を構築しております。また、現在のところ、当社の事業の阻害要因となる直接的な法規制又は業界の自主規制はありません。しかし、事件・事故等を起因に世論が規制強化の方向に流れた場合や諸外国の規制や司法判断による影響を受け、我が国でも規制強化が行われた場合等、動画配信プラットフォームサービスに係る法規制又は自主規制が強化される可能性があります。現時点でその規制内容を予測することは困難でありますが、その内容如何によっては、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②知的財産権について 当社は、現在、一部の商品・サービス名称について商標登録を行っております。一方、当社による第三者の知的財産権侵害の可能性については、コンテンツ制作過程においてコンテンツ審査専門業者による審査を導入し、調査可能な範囲で対応を行っておりますが、表示と異なる素材の権利者が存在した場合等、当該侵害のリスクを完全に回避できる保証はなく、当社において、第三者が保有する知的財産権の侵害が生じた場合、当該第三者より、損害賠償請求、差止請求、あるいは使用料支払要求等を受けた場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③情報資産の管理について 当社は、事業推進にあたり顧客企業等の機密情報及び個人情報を入手する場合があります。そのため当社は、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられており、これらの情報資産の管理を事業推進上の重要事項と認識しております。そのためウイルスやハッカー対策を中心としたセキュリティ対策を積極的に行うとともに個人情報管理規程等を制定し厳格に管理し、コンプライアンス研修等を通じて継続的に社員教育を行うなど管理体制の構築に積極的に取組んでおります。しかしながら、今後顧客情報の流出等の問題が生じた場合には、損害賠償請求や信用低下等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④内部管理体制について 当社は、今後更なる事業拡大を図るために、内部管理体制についても一層の充実を図ることが必要であると考えております。しかし、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない場合、適切な事業運営が困難となり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤滞留債権の増加について 当社は、安定した収益ポートフォリオを構築するため、より一層ストック収益の拡大に注力していく方針です。しかし、当社の対象顧客の多くが中小企業であり、顧客が景気変動等の何らかの事由により支払い不能となった場合は、滞留債権が著しく増加し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他 ①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、長期的な企業価値の向上に対する役員及び従業員の士気を高める目的等のため、新株予約権を発行しております。当事業年度末現在、新株予約権による潜在株式数は129,300株であり、発行済株式総数4,652,400株に対する潜在株式数の割合は2.8%に相当しております。これらの新株予約権が行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 ②大株主について 当社の代表取締役社長三輪幸将による保有株式の総数は2,141,500株であり、当事業年度末現在で自己株式を控除した発行済株式総数の47.34%(自己株式は除く)となっております。代表取締役社長三輪幸将は安定株主として引き続き一定の議決権を有し、議決権の行使にあたっては少数株主の利益にも配慮しつつ株主共通の利益を追求する方針です。しかしながら、何らかの事情で当該株式を売却する等の理由により株式数が減少し、議決権比率が低下した場合には、当社株式の市場価格や議決権の行使状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③配当政策について 当社は、財務体質の強化と事業拡大のための内部留保の充実等を図ることが重要であると考え、過去において配当を行っておりませんが、株主の皆様に対する利益還元は経営の重要課題であると認識しております。 今後の配当政策の基本方針としましては、収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案したうえで、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針でありますが、配当の実施の可能性及びその実現時期等については、未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)6,555字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産の部) 当事業年度末における総資産は2,737,965千円となり、前事業年度末と比較し156,568千円増加いたしました。 流動資産は2,342,901千円となり、前事業年度末と比較し195,205千円増加いたしました。これは主に、当期純利益233,710千円の計上による現金及び預金の増加198,950千円、自己株式の取得による預け金の増加36,078千円、消費税等の還付による未収入金の減少19,058千円、債権回収による売掛金の減少17,399千円によるものであります。 固定資産は395,064千円となり、前事業年度末と比較し38,636千円減少いたしました。これは主に、本社移転等による減価償却費の増加よる建物附属設備の減少10,202千円、工具、器具及び備品の減少9,915千円、資産除去費用の増加による敷金の減少11,747千円によるものであります。 (負債の部) 当事業年度末における負債は548,968千円となり、前事業年度末と比較し18,109千円減少いたしました。 流動負債は548,968千円となり、前事業年度末と比較し18,109千円減少いたしました。これは主に、中間納付額減少に伴う未払法人税等の増加57,793千円、契約負債の減少35,750千円、本社賃料フリーレント計上に伴う未払金の減少27,059千円、社会保険料の支払が最終営業日暦の関係による預り金の減少7,920千円によるものであります。 (純資産の部) 当事業年度末における純資産は2,188,996千円となり、前事業年度末と比較し174,678千円増加いたしました。これは主に、当期純利益233,710千円の計上に伴う利益剰余金の増加、自己株式の取得に伴う増加65,204千円によるものであります。 ②経営成績の状況 当事業年度におけるわが国の経済は、社会・経済活動が活性化し雇用・所得の改善やインバウンド需要の回復により景気回復の兆しがみられるものの、原材料価格の高騰や円安による物価上昇に伴う実質賃金の停滞による個人消費の低迷、国際情勢不安等により、依然として景気の先行きについては不透明な状況が続いております。 しかしながら、当社の位置するDX市場は2030年に9兆2,666億円(注)に達する見込みとされる等、社会全体としてDXへの関心やニーズへの高まりが定着しつつあり、当社にとっては継続的に追い風の状況が続いているものと考えております。 このような環境下において当社は、「誰からも必要とされる会社になる」という経営理念のもと、主力サービスである「Videoクラウド」の販売に注力してまいりました。効果的な集客手段や求人方法などに課題意識を持った全国各地の中小企業事業者や個人事業主向けに、動画の視聴データを有効活用することで、「付加価値の向上」と「業務の効率化」の両輪から経営課題の改善をサポートし、企業のDX化を推進する事業活動を行ってまいりました。当事業年度における業績は、セールスコンサルタント数の減少などによりVideoクラウドの獲得が伸び悩み、前年同期比で減収減益となりました。売上高については、計画をやや下回る推移となり、各段階利益については、外注費及び原価部門の人件費が増加したことにより前年同期比で売上原価が増加した他、売上高が減少したことにより売上総利益率が想定より悪化したこと、販売費及び一般管理費の増加により計画を下回る推移となりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は2,685,382千円(前年同期比2.7%減)、営業利益は334,167千円(前年同期比1.5%増)、経常利益は345,576千円(前年同期比1.1%増)、当期純利益は233,710千円(前年同期比2.2%減)となりました。 (注)「2025 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」富士キメラ総研 当社は、「すべての中小企業のDXをサポートする」を新しいミッションとする中期経営計画(2024年6月期~2026年6月期)を策定いたしました。これまでの「動画を起点としたマーケティングDX」を多くの中小企業・個人事業主の皆様にご提供し、活動の支援を行っていくとともに、DXを実現するためのソリューションを拡大させてまいります。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ198,950千円増加し、1,962,108千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は278,676千円(前事業年度は151,305千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益347,885千円(前事業年度は338,237千円の計上)の計上、東京本社の資産除去費用増加による減価償却費及びその他の償却費42,480千円の計上(前事業年度は20,114千円の計上)、東京本社地代家賃支払による未払金の減少額による資金の減少27,059千円(前事業年度は63,958千円の増加)、法人税等の支払額62,622千円(前事業年度は263,609千円の支払)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は18,246千円(前事業年度は141,280千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,567千円(前事業年度は122,155千円の支出)、無形固定資産の取得による支出15,502千円(前事業年度は21,101千円の支出)によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は61,479千円(前事業年度は15,959千円の獲得)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出65,204千円(前事業年度は取得なし)によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社は、生産、受注及び販売の状況については、セグメント情報に代えて事業別に記載を行っております。 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当事業年度の受注実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) Videoクラウド事業   2,339,218   97.6   558,699   108.2 合計   2,339,218   97.6   558,699   108.2 (注) 事業のうち受注販売を行っているのは、制作売上のみであります。上記金額は制作売上の受注高、受注残高であります。 c.販売実績 当事業年度の販売実績を事業ごとに示すと、次のとおりであります。 事業の名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) Videoクラウド事業   2,612,845   97.6 店舗クラウド事業   72,536   85.2 合計   2,685,382   97.3 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。 また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (のれんの減損) 当社は、のれんについて10年間の均等償却を行っております。のれんを含むより大きな単位において事業計画どおりに業績が進捗せず、営業活動から生ずる損益又はキャッシュ・フローが継続してマイナスとなっている場合や、経営環境が著しく悪化しているような場合には、減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたり慎重に検討することとしておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 当社の財務諸表で採用する当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態の分析 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ③経営成績の分析 (売上高) 当事業年度における売上高は2,685,382千円(前年同期比2.7%減)となりました。これは主に、前事業年度同様、セールスコンサルタント数の減少などによりVideoクラウドの獲得が伸び悩んでいることが挙げられます。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は544,276千円(前年同期比7.9%増)となりました。これは主に、前事業年度同様、動画制作の内製化の向上に努めたものの、外注費単価の高いHP制作納品が増加したことによるものであります。 この結果、当事業年度の売上総利益は2,141,105千円(前年同期比5.1%減)となりました。売上総利益率は2.0ポイント減少し、79.7%となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は1,806,938千円(前年同期比6.3%減)となりました。これは主に、給与手当が60,643千円減少、採用費が12,141千円減少、前事業年度に発生した本社移転に関わる費用より地代家賃が25,898千円減少、支払手数料が21,771千円減少、消耗品費が14,636千円減少したことによるものであります。 この結果、当事業年度の営業利益は334,167千円(前年同期比1.5%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当事業年度における営業外収益は12,633千円(前年同期比7.4%減)となりました。これは主に、顧客からのキャンセルに伴い、逸失利益の補填に係る受取補償金8,867千円、預金の受取利息2,158千円計上したことによるものであります。また、営業外費用は1,224千円(前年同期比1.9%増)となりました。これは主に、自己株式取得に伴う支払手数料651千円、消費税差額406千円計上したことによるものであります。 この結果、経常利益は345,576千円(前年同期比1.1%増)となりました。 (特別利益、特別損失、当期純利益) 当事業年度における特別利益は2,328千円(前年同期は発生しておりません。)となりました。これは、新株予約権戻入益2,328千円計上したことによるものであります。特別損失は19千円(前年同期比99.5%減)となりました。これは、固定資産除却損19千円計上したことによるものであります。また、法人税等を114,174千円計上しております。 この結果、当期純利益は233,710千円(前年同期比2.2%減)となりました。 ④キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要の主なものは、外注費、広告宣伝費、人件費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 運転資金及び投資資金は自己資金のほか、金融機関からの長期借入により調達することとしております。なお、当事業年度末の現金及び預金は1,962,108千円であり、十分な流動性を確保していると考えております。 ⑦経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、Videoクラウド、DXコンサルティングの下表の指標を主要な経営指標と位置付けております。 a.アクティブ契約件数(注1) b.フロー契約件数(注2) c.フロー契約単価(注3) d.ストック契約単価(注4) e.解約率(注5) 重要な経営指標   2023年6月期   2024年6月期   2025年6月期 Videoクラウド アクティブ契約件数(件)   2,967   4,335   5,637 Videoクラウド フロー契約件数(件)   1,795   1,592   1,474 Videoクラウド フロー契約単価(万円)   132   127   120 Videoクラウド ストック契約単価(円)   3,677   3,675   3,713 Videoクラウド解約率(%)   1.2   0.5   0.6 DXコンサルティング アクティブ契約件数(件)   1,664   1,933   2,381 DXコンサルティング フロー契約件数(件)   133   148   238 DXコンサルティング フロー契約単価(万円)   110   99   99 DXコンサルティング ストック契約単価(円)   7,580   8,511   8,945 DXコンサルティング解約率(%)   7.8   6.8   5.0 (注)1.動画制作サービス及びDXコンサルティングのストック契約のうち、課金停止など請求が立たない案件を除く各事業年度末時点での件数 2.動画制作サービス及びDXコンサルティングの新規契約件数 3.動画制作サービス及びDXコンサルティングにおけるフロー契約の平均単価であり、小数点以下は四捨五入 4.動画制作サービス及びDXコンサルティングにおけるストック契約の月額平均単価であり、小数点以下は四捨五入 5.動画制作サービス及びDXコンサルティングのストック契約のうち、対象期間のアクティブ契約件数に対する解約数の比率 当該指標に対する今後の方針としては、新規契約件数増加、戦略的顧客ターゲット層の引き上げによる単価の向上とストック比率の向上への取組みをそれぞれを強化していくことで、結果として売上高、営業利益の成長に繋げていきたいと考えております。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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