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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

IPSホールディングス

IPS Holdings Co.,Ltd.4335 · Standard · 情報・通信業

SAP ERP導入に特化した専門ベンダー。中堅・準大手企業向けに、導入支援から保守までを一貫提供する。

概要

IPSホールディングスは、SAP SEのERPパッケージソフトウェア「SAP ERP」の導入支援を主業務とするIT企業である。1997年に神戸で創業、2025年7月に持株会社体制へ移行した。大阪市北区に本社を置き、連結従業員157名。2025年6月期の連結売上高は37億円で、営業利益3.6億円。SAPジャパンのプラチナパートナーとして、中堅・準大手企業向けの導入ノウハウを蓄積している。

ERP導入と保守の二本柱で構成される収益構造

当社グループの事業は、ERP導入事業と保守その他事業の二つで構成される。2025年6月期の売上高37億円のうち、ERP導入事業が29億円(構成比78%)、保守その他事業が8億円(22%)を占める。ERP導入事業はSAP ERPの導入コンサルティングやシステム構築が中心で、同期は大型案件の本番稼働により前年比24%増と大きく伸びた。保守その他事業は導入後の保守運用やバージョンアップサービスであり、安定的な収益源となっている。売上高経常利益率は9.6%、自己資本比率は56.5%。同社は収益性指標として売上高経常利益率15~20%、自己資本比率70%を目標に掲げている。

SAP専業ベンダーとしての中堅企業向け特化戦略

同社は年商100億円から2,000億円の中堅・準大手企業を主な顧客ターゲットとする、SAP専業の導入ベンダーである。日本の大手企業向けSAP市場においては競合が20社程度に絞られている中、同社はプラチナパートナーとして最上位クラスの認定を受けている。特に年商100億円~1,000億円の顧客層に対しては、SAP社と協業しながら市場を開拓してきた実績を持つ。この特定セグメントに特化することで、大企業向けとは異なる導入方法論やテンプレートを蓄積し、差別化を図っている。

持株会社体制と国内外のグループ構成

2025年7月、同社は持株会社体制へ移行しIPSホールディングス株式会社に商号変更した。グループは当社のほか、連結子会社として株式会社スマート工場研究所(旧ブルーミング・ネオテック)とIPS Hanoi Co., Ltd.(ベトナム)を有する。また、非連結子会社として株式会社ワン・ハーモニー アドバイザリーがある。スマート工場研究所はAI/IoT技術を活用した工場運営支援サービスを手がけ、IPS Hanoiはベトナムでの開発拠点として機能する。さらに、グローバル約70か国のSAPベンダーが加盟するアライアンス「UnitedVARs」に参画し、海外拠点を持つ顧客のサポート体制を整えている。

売上高は成長傾向、利益率は目標に届かず

財務データを見ると、2013年6月期の売上高11億円から2025年6月期の37億円へと長期的な成長を遂げている。2021年6月期以降は毎期25億円以上を維持し、2024年6月期には28億円、2025年6月期には37億円と過去最高を更新した。しかし、売上高経常利益率は2025年6月期で9.6%と、目標とする15~20%には及ばない。その要因として、SAPのパブリッククラウド対応のためのテンプレート改修など研究開発費の増加や、コンサルティング部門強化のための中途採用費用が利益を圧迫している。自己資本比率は56.5%で、目標の70%に対しても改善の余地がある。

業界の中での役割はERP導入コンサルティング・保守サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
38億円
営業利益
4億円
営業利益率
10.5%
純利益
2億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
ERP導入事業29億円78.4%
保守その他事業8億円21.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01中堅・準大手企業(年商100億円~2,000億円)主力

年商100億円から2,000億円の中堅・準大手企業を主な顧客とし、SAP ERPの導入支援を行っています。SAP社のプラチナパートナーとして、独自のEasyOneテンプレートを活用し、業種や業務に応じた効率的な導入を提供しています。

SAP導入のプラチナパートナー

主な製品・サービス2
SAP ERP導入サービス
SAP ERPの導入を支援するサービス。EasyOneテンプレートを用いて、要件定義から運用開始までを効率的にサポートする。
EasyOneテンプレート
過去20年以上のノウハウを集約したSAP導入の総合ライブラリー。導入方法論やAdd-onプログラムを含む。

02SAP ERP導入済み企業準主力

既にSAP ERPを導入した顧客に対して、保守運用やバージョンアップ、周辺アプリケーションの保守、教育サービスなどを提供しています。顧客のシステム安定稼働と内製化を支援します。

主な製品・サービス2
保守運用サービス
SAP ERPの保守運用やバージョンアップ、周辺システムの保守を提供。
教育サービス
顧客企業が自社でERPを運用するための技術習得を支援するサービス。

製品と技術

SAP ERP導入支援サービス

同社の主力製品は、SAP SE社が開発するERPパッケージ「SAP ERP」(最新版はSAP S/4HANA)の導入支援サービスである。SAPジャパンのプラチナパートナーとして、中堅・準大手企業向けにコンサルティングからシステム構築、導入後の運用まで一貫して提供する。特に年商100億円~1,000億円規模の顧客に対しては、SAP社と協業しながら市場を開拓してきた実績を持つ。パブリッククラウド版「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」の導入も強化しており、2025年6月期のERP導入事業売上高は29億円と前期比24%増加した。

EasyOneテンプレートによる導入効率化

同社が20年以上のSAP導入実績から蓄積したノウハウを体系化したのが「EasyOneテンプレート」である。これは導入方法論、独自開発のアドオンプログラム、業務プロセス定義などを統合したライブラリー製品であり、新規顧客への導入期間の短縮と品質の均一化を実現する。テンプレートはSAPの新ソリューション(例:SAP S/4HANA、パブリッククラウド)に対応して継続的にアップデートされており、「Fit to Standard」の考え方に基づき、標準機能への適合を前提とした導入を支援する。顧客の業務変更を伴う導入において、同テンプレートが中核的な役割を果たす。

保守運用サービスとバージョンアップ支援

ERP導入後の顧客に対し、SAPシステムの保守運用サービスを提供する。顧客はSAP社と直接保守契約を結び新バージョンの提供を受けるが、既存バージョンからの更新作業は同社が代行するのが一般的となっている。このバージョンアップサービスに加え、導入済みシステムへの機能追加プログラムの開発や、周辺アプリケーションの保守も行う。2025年6月期の保守その他事業売上高は8億円で、全体の22%を占める。同社は顧客が自らシステムを運用できるよう、管理会計やシステム利用技術の教育サービスも提供している。

スマート工場支援サービスとAI/IoTへの取り組み

連結子会社である株式会社スマート工場研究所(旧ブルーミング・ネオテック)を通じて、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)技術を活用した工場運営支援サービスを展開している。具体的には、生産ラインのデータ収集・分析による効率化や、予知保全、品質管理の自動化などを支援する。このサービスはSAP ERPとの連携も視野に入れており、中堅製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする。2025年6月期時点ではまだ売上に占める割合は小さいが、同社は新たな成長分野として位置づけ、セミナー開催などを通じて顧客開拓を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 中堅・準大手企業(年商100億円~2,000億円)SAP導入のプラチナパートナー

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ITサービスで堅調、利益率は高水準維持

IPSホールディングスは情報・通信業に属し、ITサービスやソフトウェア開発を手掛ける。売上高は38億円、営業利益率は10%前後と高い収益性を保つ。同業のソラコムやハッチ・ワークなどがIoTやDX支援で成長する中、当社は特定分野に特化したサービスで差別化を図る。業界構造としては、IT人材不足とデジタル需要の高まりで市場は成長しているが、競争も激しく、価格競争に陥りやすい。当社は高い技術力と顧客との長期関係に強みがあり、安定した受注を獲得している。一方、売上規模は中小で、大手SIerに比べると規模の経済が働きにくく、人材の確保や育成が課題。また、顧客のIT投資動向に業績が左右されるため、新規分野への展開やサブスクリプション型モデルへの移行などで収益の安定化を目指す必要がある。

強み

  • 営業利益率約10%を維持。高付加価値サービスで収益基盤が安定。
  • 特定技術分野に特化し、専門性の高い人材を保有。差別化に成功。
  • リピート受注が多く、安定的な売上を確保。信頼構築に強み。
  • 市場トレンドに合わせてサービスを進化。新規需要を開拓する柔軟性。

課題

  • 売上高38億円は大手と比較し小規模。大型案件受注に制約がある。
  • IT人材不足の中、優秀なエンジニアの確保が困難。育成投資も必要。
  • 特定顧客や業界に依存しすぎると、需要変動に弱い。多角化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がIPSホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14335IPSホールディングス27億円
22351ASJ27億円29.7倍
34167ココペリ27億円
43931バリューゴルフ27億円
55240monoAI technology27億円
65580プロディライト27億円40.3倍
79421エヌジェイホールディングス27億円
83645メディカルネット27億円17.0倍
93913GreenBee26億円9.1倍
105035HOUSEI26億円
113996サインポスト26億円34.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

SAP R/3導入事業で創業した1997年

1997年6月、神戸市中央区栄町通に株式会社アイ・ピー・エスが設立された。創業時からドイツSAP社のERPパッケージ「SAP R/3」の導入事業に特化し、日本市場でのSAP普及の初期から参入した。1999年1月には本社を神戸市中央区東川崎町に移転し、2000年には有限会社アイピーエス・ノートを設立するなど、事業基盤を整えた。しかし、2001年4月には子会社の業務を本体に移管し、同年6月にはアイピーエス・ノートを清算するなど、グループ体制の効率化を早い段階で進めた。

店頭登録からジャスダック上場へ至った2000年代

2001年12月、同社は日本証券業協会に株式を店頭登録した。2002年には営業部を新設し営業体制を強化したが、同年10月には大阪支店を閉鎖するなど、拠点の集約も行った。2004年10月には東京営業所を新設し、同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場。これにより店頭登録を取消し、市場での資金調達力を高めた。2010年4月にはジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大証JASDAQ市場に上場した。この時期、売上高は10億円台で推移し、収益は安定していたものの大きな成長は見られなかった。

東京本社を開設し関東市場へ本格進出した2010年代

2012年5月、神戸市内で本社を移転した後、同年8月には東京営業所を東京本社に昇格させた。これにより首都圏での事業展開を本格化し、顧客基盤の拡大を図った。2013年7月、東証と大証の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年5月には本社を大阪市北区に移転し、現在の本社所在地となった。2017年4月には東京本社を千代田区内幸町の日比谷国際ビルに移転。この間、売上高は2015年6月期に17億円、2016年6月期に20億円と拡大し、2018年6月期には20億円を維持した。

子会社設立とクラウド・DXへの対応を加速した2018年以降

2018年10月、東京都千代田区に株式会社ブルーミング・ネオテック(現スマート工場研究所)を設立し、AI/IoTを活用したスマート工場支援サービスに参入した。2019年12月にはベトナム・ハノイにIPS Hanoi Co., Ltd.を設立し、オフショア開発拠点を確保。2021年5月にはブルーミング・ネオテックをスマート工場研究所に商号変更し、同事業を明確化した。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行。2024年9月には持株会社移行のための分割準備会社を設立し、2025年7月にIPSホールディングス株式会社へ商号変更した。同期の売上高は37億円に達し、ERP導入事業が牽引した。

年表26件を開く

1990年代

  • 1997年6月創業神戸市中央区栄町通に株式会社アイ・ピー・エスを設立、SAP社R/3導入事業を開始。
  • 1999年1月神戸市中央区東川崎町に本社移転。

2000年代

  • 2000年3月創業神戸市中央区東川崎町に有限会社アイピーエス・ノートを設立。
  • 2000年8月有限会社アイピーエス・ノートを株式会社アイピーエス・ノートに組織変更。
  • 2001年4月株式会社アイピーエス・ノートの業務を当社に移管。
  • 2001年4月大阪市北区に大阪支店を新設。
  • 2001年4月保守開発部を新設。
  • 2001年6月株式会社アイピーエス・ノートを清算。
  • 2001年12月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2002年9月営業部を新設。
  • 2002年10月大阪支店を閉鎖。
  • 2004年10月東京営業所を新設。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
  • 2012年5月本社を神戸市中央区東川崎町の別ビルに移転。
  • 2012年8月商号変更東京営業所を東京本社に変更。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年5月本社を大阪市北区に移転。
  • 2016年9月創業株式会社ワン・ハーモニー アドバイザリーを東京都港区に設立。
  • 2017年4月東京本社を千代田区内幸町の日比谷国際ビルに移転。
  • 2018年10月創業株式会社ブルーミング・ネオテックを東京都千代田区に設立。
  • 2019年12月創業IPS Hanoi Co.,Ltd.をベトナムハノイに設立。

2020年代

  • 2021年5月商号変更株式会社ブルーミング・ネオテックを株式会社スマート工場研究所に商号変更。
  • 2022年4月上場東京証券取引所の新市場区分への移行に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場。
  • 2024年9月創業持株会社へ移行のために、株式会社アイ・ピー・エス分割準備会社設立。
  • 2025年7月商号変更持株会社体制移行に伴いIPSホールディングス株式会社に商号変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率15~20%
  • 自己資本比率70%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    SAPクラウド導入支援の強化

    SAP S/4HANA Cloud Public Edition向けに、標準機能に合わせた業務設計を支援する導入方法論とサービスを開発し、顧客のIT人材育成にも取り組む。

  2. 02

    生成AIを含むDX推進

    企業全体の業務変革を実現するDXサービスを開発し、生成AIを基幹業務に適用して本格的な業務自動化を先行確立する。

  3. 03

    人材開発・育成の強化

    新卒採用を中心に人材育成を進め、海外人材も活用し、従業員満足度向上により強固な体制を構築する。

  4. 04

    デリバリー体制と製品開発の強化

    2024年度から150人体制へ増強し組織改革を推進、QCD向上と新技術対応のためサービス・製品開発体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で157人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は685万円で、9期前と比べて+4.0%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は7.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月72
2017年6月74
2018年6月93
2019年6月65935.05.0118
2020年6月67837.05.9120
2021年6月70736.06.4124
2022年6月68936.66.3135
2023年6月69037.06.9140
2024年6月69337.77.4147204
2025年6月68538.67.7157255

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率27.3%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 大阪市北区73百万円
東京本社 — 東京都千代田区3百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アイ・ピー・エス分割準備会社(注)1
    大阪市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ワン・ハーモニー アドバイザリー
    大阪市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社ファウンテン
    大阪市北区
    議決権42.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は38億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.7%、利益が+0.0%。

売上高
+2.7%
38億円
営業利益
+0.0%
4億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
10.5%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高38億円38億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は20億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+5.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q9333.32
2023年4Q80
2024年1Q600.00
2024年2Q8112.51
2024年3Q7114.30
2024年4Q10110.01
2025年2Q18211.11
2025年4Q19210.52
2026年2Q18211.11
2026年4Q20210.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は12億円から38億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は10.5%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京営業所を東京本社に変更。
2012年6月1200
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年6月1111
2014年6月1200
2015年6月17−1−1
株式会社ワン・ハーモニー アドバイザリーを東京都港区に設立。
2016年6月2010
2017年6月1611
株式会社ブルーミング・ネオテックを東京都千代田区に設立。
2018年6月2010
IPS Hanoi Co.,Ltd.をベトナムハノイに設立。
2019年6月2611
2020年6月2700
株式会社ブルーミング・ネオテックを株式会社スマート工場研究所に商号変更。
2021年6月2532
東京証券取引所の新市場区分への移行に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場。
2022年6月2722
2023年6月2832
持株会社へ移行のために、株式会社アイ・ピー・エス分割準備会社設立。
2024年6月31339.72
持株会社体制移行に伴いIPSホールディングス株式会社に商号変更。
2025年6月374410.83
2026年6月384410.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高38億円のうち、営業利益として残るのは4億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金89.5%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+2.1pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが5億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は12億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月10014
2013年6月11025
2014年6月−1−10−23
2015年6月−201−22
2016年6月50−155
2017年6月2−1016
2018年6月00006
2019年6月−1−10−24
2020年6月00003
2021年6月900912
2022年6月−30−1−38
2023年6月50−1512
2024年6月−10−1−110
2025年6月5−3−1212

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は56.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月107373.7
2013年6月108272.9
2014年6月118369.6
2015年6月127558.2
2016年6月127562.1
2017年6月128463.5
2018年6月148657.6
2019年6月159658.8
2020年6月169756.7
2021年6月1911857.3
2022年6月1912761.2
2023年6月23131056.8
2024年6月26151156.1
2025年6月29171256.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中160位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中447位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,092で、1年前と比べて-1.5%過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。

¥1,092-0.2%1ヶ月-0.7%1年-1.5%時価総額27億円
過去52週の値幅
安値¥1,088高値¥1,288

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)9.4倍
PBR1.38倍
配当利回り3.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で0.9955%下落し、8月14日に1094円と前日比0.27%安。25日移動平均線1101円をわずかに下回り、75日線・200日線も下回っており、中期の弱い展開が続く。52週高値1288円から約15%下落し、52週安値1088円に接近。出来高は8月10日に6400株と増加したが、その後は低調。RSIは35.71と中立圏下で、売り圧力が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは8.79倍で業界平均31.17倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRも1.38倍で業界平均3.64倍より低い。ROEは17.5%と高く、収益性が良好。配当利回りは3.47%で業界平均2.65%を上回り、株主還元も充実。配当性向は32.2%で安定した配当政策。業績も売上高、利益ともに増加傾向で、成長性も確認できる。総合的に見て、収益性と配当の両面で魅力的であり、割安と判断する。ただし、今期の利益がやや減少する点には留意。

指標この会社業種平均
PER (予想)9.4倍
PBR1.38倍2.96倍
ROE17.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は売上・利益とも安定しており、配当利回り3.47%と株主還元を強化。強気派は、安定した収益と高い配当利回りを評価し、業績の堅調さを訴える。弱気派は、売上規模が小さく、成長性が限定的で、IT業界の競争激化により利益率の維持が難しいと指摘。また時価総額27億円と小型株であり、流動性の低さも懸念。

プラスに働く材料7
  • 高配当利回り

    配当利回り3.47%は投資家に魅力的。

  • 安定収益

    売上高が過去3期連続で増加し、営業利益率10%前後を維持。

  • 低バリュエーション

    PER8.79倍、PBR1.38倍と割安感がある。

  • 実績PER8.79倍とPBR1.38倍の割安感不定影響

    実績PER8.79倍、予想PER9.4倍、PBR1.38倍。低バリュエーションで見直し余地。

  • 配当利回り3.47%で下支え継続影響

    配当利回り3.47%。少額ながら安定的な株主還元が投資家の支え。

  • 営業利益3期連続で3億→4億円と安定通年影響

    営業利益は2024年6月期3億円、2025年6月期4億円、2026年6月期4億円と安定推移。

  • ROE17.5%と高い資本収益率継続影響

    ROE17.5%に対しPBR1.38倍。資本効率の高さが割安修正を促す。

マイナスに働く材料7
  • 成長の限界

    売上高38億円と小規模で、大幅な成長が見込みにくい。

  • 競争激化

    IT業界は競争が激しく、価格競争で利益率が圧迫される可能性。

  • 流動性リスク

    時価総額27億円と小型で、売買高が低く売買に困難。

  • 営業利益率が10.81%から10.53%へ低下通年影響

    2026年6月期の営業利益率10.53%は前期10.81%から0.28ポイント低下。

  • 純利益が3億円から2億円へ減益通年影響

    純利益は2025年6月期3億円、2026年6月期2億円。最終損益は悪化。

  • 売上高増収率が+19.4%から+2.7%へ通年影響

    2026年6月期売上高38億円、増収率は2.7%。前期の19.4%から急減速。

  • 外国人保有比率0.9%と極めて低い継続影響

    外国人持ち株比率0.9%。浮動株が少なく、需給の厚みに欠ける。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を占う指標。受注減は業績悪化の先行指標。
営業利益率
案件採算の改善・悪化を確認。
配当性向
株主還元の持続性を診る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+8.6%いまの株価に対する利回りは3.48%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
3.48%
いまの株価に対して
配当性向
32.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月516.0
2018年6月50.026.7
2019年6月10100.027.3
2020年6月5−50.045.4
2021年6月20300.026.1
2022年6月200.027.1
2023年6月3050.032.8
2024年6月3516.735.8
2025年6月388.632.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,667人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.0%を占め、残る60.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他65.758.864.758.257.957.5
事業法人29.529.930.739.639.540.0
自己株式3.12.95.77.67.67.2
証券会社3.37.83.01.31.61.6
外国法人1.32.41.40.71.00.9
金融機関0.11.20.10.10.00.0
外国人個人0.10.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社ファウンテン39.13
02小池 博幸2.80
03高田 智士2.40
04田中 晴美2.18
05山下 博1.95
06久下 直彦1.55
07河野 俊二0.81
08長沢 光浩0.81
09株式会社SBIネオトレード証券0.77
10北山 晋輔0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1377%、1株純資産は14期で+144%。直近期のROEは17.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月72952.336.037.4
2013年6月233167.711.410.7
2014年6月73202.053.938.4
2015年6月−21296
2016年6月113053.638.145.9
2017年6月313319.826.116.0
2018年6月193475.633.226.7
2019年6月3838010.421.527.3
2020年6月133833.483.145.4
2021年6月7845718.512.926.1
2022年6月7650015.78.627.1
2023年6月9256817.313.432.8
2024年6月9963816.511.535.8
2025年6月11972017.510.232.2
2026年6月99

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額67百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡邉寛取締役社長(代表取締役)63
赤松洋代表取締役専務4110,000
中川朋子取締役 管理部長5511,400
榎卓生取締役6310,300
木村久常勤監査役70
安樂國廣監査役771,500
秀平徹晃監査役54

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)55315311
監査役1777
社外取締役3772

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,866字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社並びに連結子会社2社、非連結子会社1社、関連会社1社で構成されており、販売、物流、購買、会計等の基幹業務機能をコンピュータソフトウェアの機能上に統合するERP(Enterprise Resource Planning)用パッケージソフトウェアの導入及び保守を主たる業務としております。なお、その他の関係会社である有限会社ファウンテンは持株会社であり、当社グループと営業上の取引はありません。また、当社グループはERP導入関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。 当社グループの事業内容は、次のとおりです。 (1)ERP導入事業 SAP ERPはドイツに本社をもつソフトウェア開発販売会社であるSAP SE社の代表的製品であり、ERPのためのパッケージソフトウェアです。日本の大手・準大手・中堅企業(年商100億円以上の企業)以上のERP市場においてSAPのシェアは圧倒的なものとなりました。その要因としては、顧客のビジネスがグローバルに広がったため、グローバルビジネスに対応できるパッケージが求められることが背景にありますが、新たな顧客ニーズに対応する為の製品やサービスの圧倒的な変革・成長がその本質であります。 当社グループはSAP SE社の日本法人であるSAPジャパン株式会社(以下、「SAP社」という)のパートナーとして、ERPの導入支援サービスを行っております。 SAP社の成長と共に、過去20年に渡ってSAP導入元請け企業は厳しい競争環境にさらされ、且つ峻別されて、現在は20社程度の代表的な企業が生き残っている状況です。当社もその代表的な一社であり、パートナーとして最上位クラスのプラチナパートナーに認定されています。 当社グループの特徴は以下のとおりです。 ・当社は年商100億円~2,000億円の中堅及び準大手企業向けのSAP導入ビジネスをターゲットとして、その顧客規模の専業ベンダーとしてのノウハウを蓄積しています。特に年商100億円~1,000億円規模の顧客向けにはSAP社と共に市場を開発してきた実績があります。 ・EasyOneテンプレートを確立・維持・成長 過去20年以上に渡るSAPのノウハウ、お客様の業務に対する知見、導入方法論、独自開発のAddonプログラムのSAPサービスの総合的なライブラリー製品として確立しており、今なおSAPの新たなソリューションを組み込み、成長を続けています。 ・SAP専業ベンダーとして、先進的なSAPソリューションに積極的に取り組み独自の製品やサービスを開発し、現状もパブリッククラウドに注力して取り組んでいます。 ・顧客のグローバルなビジネス活動を支えるべくUnitedVARsに参画し、グローバル約70か国のSAPベンダーとアライアンスして顧客サポートを可能とする体制を築いています。 (2)保守その他事業 当社グループは、すでにSAP ERPを導入した当社のお客様に対し、SAP ERPの保守運用、当社グループが開発した周辺アプリケーションソフトウェアとインターフェイスの保守運用、導入済みのSAP ERPに一部改善機能を付与するプログラム開発等を目的として、総合的な保守業務を行っております。 SAP ERPを既に導入した事業会社はSAP社と直接保守契約を結ぶことにより、SAP社が常時行っている追加機能開発によるSAP ERPの新バージョンを得る権利を取得しておりますが、事業会社は既存バージョンからの更新を保守業者に委託するのが一般的となっており、当社グループはこのようなSAP ERPのバージョンアップサービスも保守業務の一環として提供しております。 当社グループは、お客様のシステム投資が成功するために、様々な業務改革を狙って構成された新しい業務運用やシステム操作の定着から始まり、より高度な管理会計やシステム利用技術を、段階的に学び・習得いただくサービスメニューを揃えております。お客様自らERPを運用する技術を学び、習得することで、より自律的なIT活用組織が築かれます。なお、当社開発グループは、このような保守運用サービスとともに上記のSAP ERP新バージョンの機能検証や、ERP導入事業の項目で示しましたSAP ERPにはない個々の企業に適した業務機能について調査研究することや当社独自の開発商品の研究開発も行っております。 事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,312字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの経営方針は、 ① SAP ERPの導入支援を通じてお客様の経営革新、ビジネス革新を支援すること。 ② 導入品質、コスト、納期(以下QCDと呼ぶ)及び顧客に対する付加価値の醸成を顧客満足の4大要素と考えて、それらをより高次元に引き上げて提供すること。 ③ 陳腐化した技術、付加価値の低いサービスを廉価に提供するのではなく、先進的な技術を背景に、当社にしか出来ないサービスを追求し提供することにより、高い収益性を得ること。 ④ ビジネスにおいてお客様に上記のサービスを提供することと共に、新しい技術の習得や開発、従来の技術の研鑚、製品開発や標準化、教育等の研究開発が極めて重要であり、全社を挙げてこれらに取り組むこと。 以上を基本方針としております。 当社グループの経営理念は、 “お客様の驚きと満足、当社社員並びに株主の皆様の喜びを実現すること”であります。 当社グループが提供する新しい技術やサービスによってお客様がビジネスにおいて新たな成果を得ることで、お客様に驚きや満足を感じて頂き、また、同時にそれらを達成することを通して、全社員が目標達成や自己の成長の喜びを感じ、結果として社員並びに株主の皆様と利益配分の喜びを共有することであります。 これらを念頭に、創業以来SAP ERPを導入販売することを通して、お客様が市場環境において迫られている経営革新、ビジネス革新を情報システムの面から支援すること、その為に技術、品質、納期、コスト、利益を徹底して追求し、最大のサービスを顧客に提供することに邁進しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、着実な健全経営を主眼としており、経営指標としては売上高経常利益率、自己資本比率を重視しております。具体的な達成目標値は定めておりませんが、売上高経常利益率で15~20%、自己資本比率で70%を基準として運営しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの基幹ビジネスであるSAPビジネスは現在堅調であります。お客様である企業においては、厳しさを増す市場環境や技術革新、働き方改革を背景に、今後より一層の生産性向上が求められます。従って、企業にとってERPは益々重要・不可欠な存在となり、SAP市場も中長期にわたり堅調に推移すると思われます。しかしながら、企業の競争環境の変化やIT技術の変化に応じて、企業のニーズはより高度かつ多様に変化していくことが想定されます。 そこで当社グループは以下の二つの取り組みを推進しております。 ① デリバリー体制及び製品開発体制の強化 2024年度から150人体制へと体制増強を進めると共に組織改革を推進し、デリバリー体制の強化を図ると同時にサービスや製品の開発・改善を行う体制の強化を図ることで、QCDの一層の向上に努め、新たな技術への対応を進めます。 ② 新しい技術の研究開発の推進 RPAやAI、IoTは新たなビジネスチャンスを生み、今後10年が普及期となり、より大きな市場になると想定しています。そこでこれらの分野の研究開発に取り組み、利用技術やソリューションを開発し、実ビジネスを確立すると共に、上記SAPビジネスと連携することで相乗効果を狙ってまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(3)に記載の経営の基本方針及び中長期的な会社の経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 数年前よりERPシステムのパブリッククラウド化とデジタル・トランスフォーメーション(以下DX)が市場トレンドになると述べて参りました。そして、それぞれに求められる課題について取り組んで参りました。このトレンドは大きくは変化しておりませんが、それぞれの領域において、フェーズの変化や新たな技術の台頭が起こっております。SAP市場においては、パブリッククラウドの販売が主軸に変化し普及期に入って参りました。また、DXにおいても、そのツールとして生成AIが台頭してきており、スタッフ業務の自動化に向けて、先行する数社が試行を開始しております。このような変化に応じて、当社が対処すべき課題も目標や内容を最適化しております。 ① SAPパブリッククラウドへの対応の強化 現在、SAP市場においてはほとんどの新規顧客はパブリッククラウドであるAP S/4HANA Cloud Public Editionの採用を開始しております。この領域において対処すべき課題は以下の三点です。 (ア)Fit To Standardの為の導入方法論とサービスの開発 パブリック・クラウドサービスにおいては、従来のSAPと一線を画して、完全にSAPの標準機能に合わせた業務手順の変更が求められます。SAPに合わせて業務設計を行い業務手順を変更する、あるいはSAPに合わせる為に補完する業務手順の設計と実現が必要になります。よって、より顧客業務側に踏み込んだコンサルティングサービスの提供やソリューションが必要になり、その開発に取り組んで参ります。 (イ)開発環境の変化への追随 パブリッククラウドでは従来のSAPと全く異なる開発環境が提供され、そこでしか拡張開発と呼ばれる顧客業務に合わせ得た業務機能を実現するプログラムの開発が出来ません。その開発環境における開発技術の習得とそれに合わせた拡張開発プログラムの製品化に取り組んで参ります。 (ウ)顧客のIT活用技術の育成 パブリッククラウドの有効活用は“導入”の一時点だけでなく、継続して顧客に求められる課題です。従って、顧客の中にIT活用力を育成して確立する必要があります。しかしながら国内中堅・準大手企業では内部にIT人材をほとんど抱えていません。顧客企業内部におけるIT人材の育成と確立、これに向けてのサービスの開発と提供に取り組んで参ります。 以上の課題はこれまでと変化はありません。当社は競合他社に先んじて取り組みを開始しておりましたので、既に優位なポジショニングを獲得しております。今後は“圧倒的な競争力の獲得”を目標に、引き続き取り組んで参ります。 ② DXによる真の効率化の実現と生成AIの実践活用 DX流行りの昨今ですが、新しい技術を適用した効率化やコストダウンの取り組みは良く見られますが、個別業務に対する取り組みがほとんどです。DXと呼ばれるに相応しい企業全体、経営そのものにインパクトがあるような取り組みは極わずかです。企業内部にはITを活用して企業変革・改革を実現することを推進する人材も方法論も無く、同様にそのようなサポートを行えるITコンサルティングファームもほとんどいないことが実態です。DXのみでなくERP導入効果を創出していく為にも、企業内部でITを活用した変革を推進することが不可欠です。そのような本質的な顧客価値の創出に向けて、サービスの開発に取り組んでいく所存です。 その一つとして、生成AIを活用した業務の自動化の試行と実践に取り組んで参ります。生成AIを基幹業務に適用し、本格的な業務の自動化を図る取り組みはまだ始まったばかりです。その技術を確立している企業は未だなく、当社も先行優位を確立すべく取り組みを開始します。 ③ 人材開発育成 IT市場は恒常的に人材難に喘いでいます。今や市場に人材を求めてもそこで需要を満たすことは困難であることがここ何年もの実態です。そこで、海外の人材を活用すると共に、改めて、新卒採用を中心に人材の育成に努め、企業に対する十分なロイヤリティーを獲得すべく従業員満足度を高めていくことで充実した体制を構築していくことを本筋として取り組んで参ります。
事業等のリスク1,071字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)SAP社との契約について 当社グループの主要な事業であるERP導入事業において、SAP社と「SAP Japan PartnerEdgeチャネル契約VAR」を締結しております。 今後、SAP社との契約において、何らかの理由で条項の変更または契約の解消がなされるなどの事情が発生した場合は、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 なお、SAP社との契約は非独占的契約となっており、当社グループと同様の契約を締結している企業は他にも国内に存在しております。また、SAP ERPが国内市場に浸透していくにつれ、パートナー間の競争が厳しくなる可能性があります。 (2)SAP社製品への依存度について 当社グループの主要事業であるERP導入事業の2025年6月期の売上高に占める割合は78.3%となっており、同社製品に対する依存度が高くなっております。また、保守その他事業につきましてもSAP ERPに関連するものであり、同社への依存度は高くなっております。そのため、同社製品の市場競争力の動向や、同社の新製品開発に対する当社グループの対応力によっては、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。 (3)業績の変動要因について 一般企業にERPソフトの導入支援を請け負う場合、カットオーバー(完成納入)を納期どおり安定的に行う必要があります。当社グループの責任によりカットオーバーの時期が延びる場合は、業績に影響を与えます。 また、請負業としてカットオーバー後の当社グループ独自開発部分については瑕疵担保責任を負っていることから、瑕疵が重大な場合は当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)人材の確保について 当社は、現在当社グループの主力事業であるERP導入事業を推進するうえでサービスの品質、開発力の双方から、優秀な技術者の養成、確保並びに当社への定着が重要であると認識しております。今後当社の事業を拡大する上では、人材の質・量を確保することが不可欠であり、当社が必要とする優秀な技術者が確保できない場合には、当社の事業展開が制約される可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,604字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 (1)経営成績 当連結会計年度における連結経営成績は以下のとおりであります。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の拡大により、内需を中心に景気が緩やかな回復基調で推移しました。一方で、グローバルな地政学リスクやインフレによる景気減速リスクが依然として高く、中国経済の減速やアメリカ新政権の政策による影響が懸念されています。国内においても人件費や物流コストの増加による物価上昇が個人消費に影響を与えるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く環境におきましては、サステナビリティ経営の実現に向けたIT環境整備や競争力強化を目的とするクラウドサービスをはじめとした新しいテクノロジーに対するIT投資は底堅く推移しております。 かかる状況の下、当社グループは顧客企業のイノベーションの実現とビジネス変革、成長を支援することを目的として、新しいコーポレートアイデンティティ「Innovation Partner with SAP」を制定しました。IPSがSAPとの強力なパートナーシップを通じて、付加価値の高いソリューションを開発・提供し、顧客企業のビジネスを支援する姿勢を表現しています。当社グループは製造業における業務効率化やデジタル変化に対応する低コストで迅速に導入が可能な「クラウドERP」が課題解決の鍵として、中堅・成長企業へクラウドERPの導入に注力してまいりました。中堅・成長企業のビジネス変革を多面的に支援できるように、コンサルティングパートナーへとビジネスを深化させていきます。 ITエンジニアリング事業においては、AI/IoT技術を活用して工場全体の運営・管理の仕組みを見直し、生産高の増大やコストダウンを目指すスマート工場支援サービスにも取り組んでおり、積極的にセミナーを開催して、すそ野を広げる活動に邁進してきました。 以上のような活動を推進した結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、本番稼働を迎えた大型案件の売上への寄与もあり、売上高37億32百万円(前期比19.3%増)となりました。損益面ではSAPが推進するパブリッククラウドに対応するテンプレートの改修などの研究開発費や、コンサルティング部門の強化に向けた中途採用の費用を吸収し、営業利益3億63百万円(前期比10.5%増)、経常利益3億58百万円(前期比9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億71百万円(前期比20.1%増)となりました。 なお、当社グループはERP導入関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。製品及びサービス毎の情報は以下のとおりであります。 (ERP導入事業) 売上高29億21百万円(前期比24.0%増)となりました。 (保守その他事業) 売上高8億10百万円(前期比5.0%増)となりました。 (2)経営上の目標の達成状況 当社グループは収益力の指標である売上高経常利益率を重視しており同指標15~20%、また、自己資本比率70%を経営上の指針としております。 なお、当連結会計年度の売上高経常利益率は9.6%、自己資本比率は56.5%となりました。 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。 (1)生産実績 当連結会計年度における生産実績を事業部門別に示すと、次のとおりです。 事業部門   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日)   前年同期比(%) ERP導入事業(千円)   2,941,750   129.7 保守その他事業(千円)   810,992   105.0 合計(千円)   3,752,742   123.4 (注)金額は、販売価格によっております。 (2)外注実績 当連結会計年度における外注実績を事業部門別に示すと、次のとおりです。 事業部門   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日)   前年同期比(%) ERP導入事業(千円)   777,057   152.6 保守その他事業(千円)   703,390   125.4 合計(千円)   1,480,448   138.3 (3)受注実績 当連結会計年度における受注実績を事業部門別に示すと、次のとおりです。 事業部門   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ERP導入事業   2,944,060   156.8   369,266   106.4 保守その他事業   776,524   88.4   280,081   89.0 合計   3,720,584   130.3   649,347   98.2 (4)販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりです。 事業部門   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日)   前年同期比(%) ERP導入事業(千円)   2,921,802   124.0 保守その他事業(千円)   810,992   105.0 合計(千円)   3,732,794   119.3 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2023年7月1日 至  2024年6月30日)   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日本電波工業株式会社   623,481   19.9   592,199   15.9 株式会社ジェイテクトコラムシステム   357,180   11.4   -   - 株式会社なとり   313,585   10.0   -   - 2.当連結会計年度の株式会社ジェイテクトコラムシステム、株式会社なとりについては当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 ①財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は1億27百万円増加し23億52百万円となりました。 主な内訳は、現金及び預金が1億99百万円増加し12億26百万円、売掛金が69百万円減少し7億77百万円、仕掛品が19百万円増加し1億23百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は1億96百万円増加し5億60百万円となりました。 主な内訳は、有形固定資産が27百万円減少し81百万円、無形固定資産が1億39百万円増加し1億40百万円、繰延税金資産が21百万円増加し1億56百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は54百万円増加し7億87百万円となりました。 主な内訳は、買掛金が56百万円増加し1億75百万円、前受金が34百万円減少し2億80百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は75百万円増加し4億47百万円となりました。 主な内訳は、退職給付に係る負債が37百万円増加し4億9百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は1億93百万円増加し16億77百万円となりました。 主な内訳は、利益剰余金が1億92百万円増加し14億7百万円であります。 ②経営成績 (売上高) 売上高は6億3百万円増加し37億32百万円となりました。 ERP導入事業においては、5億65百万円増加し売上高29億21百万円となりました。 保守その他事業においては、38百万円増加し売上高8億10百万円となりました。 (売上原価) 売上原価は、4億49百万円増加し26億26百万円となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、1億19百万円増加し7億43百万円となりました。 主な内訳は、給料及び手当1億80百万円、支払手数料1億7百万円、役員報酬68百万円であります。 (営業利益) 売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は34百万円増加し3億63百万円となり、売上高営業利益率は9.7%となりました。 (営業外損益) 営業外損益は、営業外収益0百万円から営業外費用5百万円を差し引いた純額4百万円の損失となりました。 (経常利益) 営業利益に営業外損益を加減算した経常利益は31百万円増加し3億58百万円となり、売上高経常利益率は9.6%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額が90百万円となった結果、親会社株主に帰属する当期純利 益は45百万円増加し2億71百万円となり、売上高当期純利益率は7.3%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1億99百万円増加し12億26百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益3億62百万円(前期は3億3百万円)、減価償却費15百万円(前期は10百万円)、売上債権の減少による収入69百万円(前期は3億29百万円の支出)、棚卸資産の増加による支出19百万円(前期は8百万円の収入)、仕入債務の増加による収入56百万円(前期は3百万円の支出)、前受金の減少による支出34百万円(前期は1億5百万円の収入)などにより、全体として5億38百万円の収入(前期は76百万円の支出)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出1億39百万円、有形固定資産の取得による支出71百万円などにより、全体として2億50百万円の支出(前期は12百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払による支出79百万円(前期は68百万円の支出)などにより、全体として88百万円の支出(前期は73百万円の支出)となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 働き方改革関連法が2019年4月に施行され、さらに新型コロナウイルス感染症の予防のための在宅勤務が通常の勤務体制として定着化してきており、業務の効率化は急務の課題であります。課題解決に不可欠なのが、IT活用であり、さらにERPを導入することにより働き方改革と経営への貢献を同時にすすめることが可能となります。当社グループは、パブリッククラウドを活用しながら、ERPを効率よく導入していただくことにより顧客層を拡げ、経営基盤の強化・確立を図ってまいります。 (2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要は、営業活動においてはERP導入等に要する外注費や、広告宣伝費等販売費及び一般管理費における営業費用等です。投資活動においては、設備投資が主な内容です。当社グループは、これらの事業運営上必要な資金の調達を、銀行借入及び自己資金にて賄っております。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。なお、重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積りを必要としております。当社グループ経営陣は、過去の実績値や現状を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを実施しております。 しかしながら、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。また、当社グループでは、特に以下の重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成において使用される見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 (受注損失引当金) ソフトウエアの請負契約に基づく開発案件のうち、将来の損失が見込まれ、かつ当該損失額を合理的に見積ることができるものについては、翌連結会計年度以降の損失見込額を計上します。当連結会計年度においては計上しておりませんが、開発工程における不具合や遅延等の発生により見積り費用を超過した場合、損失又は追加的な引当金の計上が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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