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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トレードワークス

TRADE WORKS Co., Ltd3997 · Standard · 情報・通信業

証券フロントシステムを軸に、FX・暗号資産など幅広い金融商品に対応するシステムを提供する金融IT企業。

概要

トレードワークスは1999年に証券システム開発会社として創業し、現在は金融ITソリューションを中核事業とする企業である。証券会社向けインターネット取引システム「Trade Agent」を主力製品とし、国内株式・米国株式・FX・暗号資産など多様な金融商品に対応する。2017年に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2025年12月期の連結売上高は51億円、従業員数は270名。本社は東京都港区赤坂に置く。

金融ITソリューションを核とする事業構造

トレードワークスの主力事業は金融機関向けのシステム開発・保守・運用である。特に証券会社のインターネット取引システムにおいて、パッケージ販売や請負開発といったフロー型ビジネスに加え、SaaS型クラウドサービスによるストック型ビジネスを拡大している。提供する金融商品は国内株式、米国株式、先物オプション、FX、投資信託、債券、暗号資産、デジタル証券、NFT、DeFiと多岐にわたる。2025年12月期の連結売上高は51億円で、前年同期比10.0%増加した。営業利益は2.6億円と前年の赤字から黒字転換した。

ストック型ビジネスへのシフトと収益性改善

従来のフロー型(パッケージ販売・請負開発)から、SaaS型クラウドサービスへの移行が進んでいる。同社は2015年にSaaS型「ディーリング端末サービス」「取引所売買端末サービス」を開始し、その後も「投資家向けWEB投資家情報サービス」などを追加した。ストック型ビジネスは継続的な収益をもたらし、収益構造の安定化に寄与する。2025年12月期の営業利益率は約5.1%と改善傾向にあり、売上総利益率の向上を経営指標の一つと位置付けている。

国内市場を軸に海外展開を模索

売上の大半は国内の証券会社・金融情報システム事業者向けである。2025年3月には東海東京フィナンシャル・ホールディングスと資本業務提携を締結し、大手総合証券グループへの営業基盤を強化した。海外展開については、米Alpaca社との業務提携を足がかりに、2025年夏頃を目途に海外現地法人向けシステム提供の準備を進めている。また、2023年にはペガサス・システムを子会社化するなど、グループ全体の技術力強化を図っている。

グループ企業との連携による事業拡充

連結子会社として株式会社あじょ(2022年取得)とペガサス・システム株式会社(2023年取得)を有する。あじょはソフトウエア受託開発及びITコンシェルジュサービスを手掛け、ペガサス・システムはWeb3分野のウォレット開発・ブロックチェーン技術を持つ。2025年9月にはペガサス・システムを吸収合併し、グループ内の技術リソースを統合した。さらに同年3月にはデジタル金融アドバイザリーサービスを行う会社を新たに子会社化し、事業領域を拡大している。

業界の中での役割は金融機関向けシステム開発・運用サービスを提供する独立系ITベンダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
3億円
営業利益率
5.9%
純利益
1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2021/12
事業売上構成比利益利益率
金融ソリューション24億円92.3%
FXシステム2億円7.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01証券会社主力

証券会社向けにインターネット取引システム「Trade Agent」をはじめ、株式・FX・CFD・暗号資産など多様な金融商品に対応する取引プラットフォームを提供。米国株式システムでは国内証券会社に多数の導入実績がある。

主な製品・サービス3
Trade Agent
証券会社のインターネット顧客向け取引システム。国内株式・米国株式・先物オプション・FXなどマルチアセット対応。
TradePower FX/CFD
シェアリング型ASPプラットフォーム。FX/CFDサービスを低コスト・短期間で展開可能。
TRAdING STUDIO
FX会社向けの取引システム。高機能チャートとシグナルマップを搭載。

02金融情報システムサービス事業者準主力

金融情報システムサービス事業者向けに、システムの開発・保守・運用サービスを提供。SaaS型クラウドサービスとして機能提供が主流。

主な製品・サービス1
システム開発・保守運用
金融情報システムの開発、保守、運用サービス。

03金融機関・事業会社(Web3領域)準主力

ブロックチェーン、Web3技術を活用したサービス・プラットフォームを提供。NFTやウォレット技術を活用した特典配信やデジタル証明等のサービス。

主な製品・サービス1
toku-chain
ブロックチェーン及びNFT技術を活用した特典配信プラットフォーム。

04全業種(セキュリティ)準主力

Web/ネットワーク環境の脆弱性診断から多要素認証まで一気通貫のセキュリティサービスを提供。サイバーリスク低減を支援。

主な製品・サービス2
セキュリティ診断サービス
Webアプリケーションやネットワーク、クラウド環境の脆弱性を診断・評価。
SpotPath
証券会社向け独立認証基盤。FIDO2・電話認証など各種認証を提供。

05非金融セクター副次

非金融セクターの事業会社向けに、IT人材サービスや受託開発サービスを提供。業務改善やシステム運用を支援。

主な製品・サービス2
IT人材サービス
非金融セクター向けにIT技術者を提供し、業務改善やシステム運用を支援。
受託開発サービス
非金融セクター向けに業務系システムの設計・開発・導入を一貫して行う。

06個人投資家副次

金融商品取引法に基づく投資助言・代理業を有し、株式・FX・暗号資産を対象としたオンライン投資助言サービスを提供。

主な製品・サービス1
オンライン投資助言サービス
株式、FX、暗号資産を対象としたオンライン投資助言。

製品と技術

マルチアセット取引システム「Trade Agent」

「Trade Agent」はトレードワークスの主力製品であり、証券会社のインターネット顧客向け取引システムである。国内株式・米国株式・先物オプション・FX・投資信託・債券・暗号資産・デジタル証券・NFT・DeFiなど多様な金融商品に対応するマルチアセット対応が特徴。パソコン・スマートフォン・タブレットのマルチチャネルで利用可能で、インターネット取引黎明期から導入実績がある。さらに次世代向けにサーバレスアーキテクチャの「TradeAgent NanoCask」も提供している。

シェアリング型FXプラットフォーム「TradePower FX/CFD」

「TradePower FX/CFD」は金融機関向けのシェアリング型ASPプラットフォームである。これまで個別に開発・導入されてきた取引システムを共通基盤化し、低コスト・短期間でFX/CFDサービスを展開できる。カスタマイズ可能なフロント機能に加え、業務システムやマーケット情報の提供までを基本サービスとして備えたオールインワン型の統合ソリューションである。金融機関のシステム開発負担を軽減し、迅速なサービス開始を支援する。

高機能チャート搭載のFX取引システム「TRAdING STUDIO」

「TRAdING STUDIO」はFX会社のインターネット顧客向け取引システムであり、2017年に商標権を取得した。高機能チャートとFX為替市場分析システム(シグナルマップ)を搭載し、機能性・操作性を追求したチャート画面が特色である。投資家が市場分析と取引を一元に行える環境を提供する。同製品はトレードワークスの製品ポートフォリオにおいて、FX特化型のソリューションとして位置づけられている。

セキュリティ診断と多要素認証のサービス群

セキュリティサービス事業では、脆弱性診断「SecuAlive」(2018年商標権取得)を中心に、Webアプリケーション・ネットワーク・クラウド環境の脆弱性を発見・可視化し、定期的な自動診断で継続的に点検するサービスを提供する。また、FIDO2(パスキー認証)・電話認証・Authenticatorに対応した独立認証基盤「SpotPath」を証券会社向けに提供している。これらにより、不正アクセス防止からサイバーリスク低減までを一気通貫で支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

アルゴリズム取引の老舗、黒字化目前

金融機関向けシステム開発やアルゴリズム取引事業を手掛ける。同業のVRain Solutionやソラコムは別領域(AI/IoT)で、直接競合は限定的。トレードワークスは独自のトレーディング技術と顧客基盤を持つが、営業損益は改善傾向にあるものの、2024年12月期は赤字。2025年12月期には営業黒字転換見込み。

強み

  • 長期にわたる金融システム開発で蓄積したアルゴリズム技術が強み。
  • 売上高は増加傾向で、2025年12月期に営業黒字化見通し。
  • 証券会社などとの取引実績が豊富で、安定した受注基盤。
  • アルゴリズム取引需要の拡大で、事業機会が増加。

課題

  • 2024年12月期は営業赤字であり、収益の安定化が急務。
  • フィンテックベンチャーとの競争激化によるシェア低下リスク。
  • 金融規制の変更がアルゴリズム取引事業に影響を与える可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がトレードワークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14482ウィルズ155億円15.1倍
25621ヒューマンテクノロジーズ155億円15.2倍
35258トランザクション・メディア・ネットワークス155億円
43793ドリコム154億円70.6倍
54344ソースネクスト154億円
63997トレードワークス152億円102.9倍
74418JDSC151億円20.9倍
83776ブロードバンドタワー151億円29.4倍
99753アイエックス・ナレッジ150億円7.8倍
103937Ubicomホールディングス149億円16.5倍
113656KLab148億円12.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

証券システム開発会社として創業した1999年

1999年1月、東京都新宿区で株式会社トレードワークスが設立された。同年2月には最初の製品となる「自己委託売買取引システム」を開発・販売し、証券システム開発の分野に参入した。創業直後からインターネット取引の黎明期に対応し、2000年6月には「インターネット取引システム基盤」と逆指値発注のトリガーサーバシステムを投入した。2001年4月にはディーリングシステムのOEM提供を開始し、証券IT企業としての地歩を固めた。

取引所認定とFX事業参入の2000年代

2004年、大阪証券取引所(現大阪取引所)のIndependent Software Vendor(ISV)に認定され、同年には東京工業品取引所(現東京商品取引所)のISVにも認定された。これにより取引所と直接連携するシステムの開発が可能となった。2007年9月、ワークステクノロジー株式会社を子会社化し、FXシステム事業へ参入。2010年1月には同社を完全子会社化した。2010年5月にはセキュリティ診断事業に参入し、事業領域を拡大した。

SaaS型サービスへの転換と上場を果たした2010年代

2014年10月、非常時用インターネット取引システムをOEM提供。2015年8月にはSaaS型クラウドサービス用データセンターを構築し、翌9月にSaaS型「ディーリング端末サービス」、10月に「取引所売買端末サービス」を開始した。2016年4月にはワークステクノロジーを解散し、そのFX事業を継承した。同年10月以降、投資家向け情報サービスや先物・オプション取引サービスをSaaS型で展開。2017年11月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。

新領域開拓とグループ拡大の2020年代

2018年10月、個人型確定拠出年金システムを開発。2021年12月には電子商取引システムクラウドECプラットフォーム「Emerald Blue」のサービスを開始した。2022年3月、株式会社あじょを完全子会社化。同年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2023年7月、ペガサス・システム株式会社を子会社化し、Web3技術を獲得。2025年3月には東海東京フィナンシャル・ホールディングスと資本業務提携を結び、さらにデジタル金融アドバイザリー会社を子会社化するなど、事業基盤を強化している。

年表39件を開く

1990年代

  • 1999年1月創業東京都新宿区において、証券システム開発を目的に株式会社トレードワークスを設立
  • 1999年2月「自己委託売買取引システム」を開発・販売

2000年代

  • 2000年6月「インターネット取引システム基盤」及び「逆指値発注」対応のトリガーサーバシステムの開発・販売
  • 2001年4月「ディーリングシステム」を開発・OEM提供
  • 2003年1月東京都千代田区一番町に本店を移転
  • 2003年10月「投資家向け商品先物インターネット取引システム」を開発・販売
  • 2004年5月株式会社大阪証券取引所(現 株式会社大阪取引所)の「Independent Software Vendor」に認定(~2016年12月)
  • 2004年7月東京工業品取引所(現 株式会社東京商品取引所)の「Independent Software Vendor」に認定
  • 2004年10月「投資家向け株式インターネット取引システム」を開発・販売
  • 2006年2月Microsoft認定ゴールドパートナー取得
  • 2007年6月「不公正取引監視システム」を開発・OEM提供
  • 2007年9月M&Aワークステクノロジー株式会社を子会社化、FXシステム事業へ参入
  • 2009年1月株式会社東京証券取引所の「Independent Software Vendor」に認定

2010年代

  • 2010年1月M&Aワークステクノロジー株式会社を完全子会社化
  • 2010年5月セキュリティ診断事業へ参入
  • 2012年12月「投資家向け先物・オプションインターネット取引システム」を開発・販売
  • 2013年5月プライバシーマーク取得
  • 2014年10月「証券会社向け非常時用インターネット取引システム」を開発・OEM提供
  • 2015年8月SaaS型クラウドサービス用データセンターを構築
  • 2015年8月SaaS型「ディーリング端末サービス」を開発・サービス開始
  • 2015年9月SaaS型「取引所売買端末サービス」を開発・サービス開始
  • 2016年4月ワークステクノロジー株式会社解散に伴い、同社のFXシステム事業を継承
  • 2016年9月ワークステクノロジー株式会社清算結了
  • 2016年10月SaaS型「投資家向けWEB投資家情報サービス」を開発・サービス開始
  • 2016年11月SaaS型「投資家向け先物・オプションインターネット取引サービス」を開発・サービス開始
  • 2017年8月「TRADE WORKS」商標権取得
  • 2017年10月投資家向けインターネット外国為替証拠金取引システム「TRAdING STUDIO」の商標権を取得
  • 2017年11月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2018年8月脆弱性自動診断「SecuAlive」の商標権を取得
  • 2018年10月個人型確定拠出年金システムを開発・販売
  • 2019年4月東京都千代田区神田神保町に本店を移転
  • 2019年10月AIチャットボット「スマート法律相談」の特許権取得

2020年代

  • 2021年6月取引所シミュレーションシステム「SIMSTOCK」商標権取得
  • 2021年12月電子商取引システムクラウドECプラットフォーム「Emerald Blue」の開発及びサービス開始
  • 2022年3月M&A株式会社あじょ(所在地:大阪市中央区)の全株式を取得し完全子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行
  • 2023年3月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得
  • 2023年6月オンラインによるソーシャルネットワーキングサービス「Meta Village」及び「メタヴィレ」の商標権取得
  • 2023年7月M&Aペガサス・システム株式会社(所在地:東京都渋谷区)の全株式を取得し完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで5,700百万円
  • 営業利益2026年12月期まで480百万円
  • 営業利益率2026年12月期まで8.4%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年12月期まで300百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    市場競争力強化

    証券ITの知見にAI等の自動化技術を活用し、開発・運用を高度化。短いリードタイムでも高品質・高安定性を両立する体制を確立し、開発標準化・品質管理・テスト効率化を徹底する。

  2. 02

    顧客基盤の強化

    国内では東海東京フィナンシャル・ホールディングスとの資本業務提携を活用し、大手総合証券や同社グループの顧客基盤に対しDXを推進。海外では米Alpaca社との提携を起点に、今夏頃を目途に海外現地法人向けシステム提供の準備を進める。

  3. 03

    人的資本経営の推進

    働きがいと個の成長を醸成する人事制度の導入、多様なチームワークを機能させる環境整備、個人のキャリア形成と組織力向上を支える教育機会の提供を柱に、人的資本の価値を最大化する。

  4. 04

    グループシナジーの強化

    グループ方針に沿い、グループ間の連携やシナジーを強化し、お客様の期待を超える商品・サービスの継続的な提供を図る。

  5. 05

    企業価値向上とガバナンス強化

    コンプライアンス遵守と内部統制システムの構築・運用により社会的責任を果たし、経営の効率性追求とリスクコントロールを通じて企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で270人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は635万円で、8期前と比べて+6.7%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月71
2018年12月79
2019年12月59539.16.284
2020年12月58138.76.793
2021年12月55338.66.5105
2022年12月55539.56.5145
2023年12月56839.46.8231
2024年12月62339.36.6254−39
2025年12月63540.36.5270111

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区711百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社あじょ
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ペガサス・システム株式会社(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トレードアドバイザリーテクノロジーズ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権67.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は51億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+10.9%。

売上高
+10.9%
51億円
営業利益
3億円
純利益
1億円
営業利益率
5.9%
前期比 +8.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高57億円51億円
営業利益5億円3億円
純利益3億円1億円
1株あたり配当¥2¥2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は26億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+30.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q10110.00
2023年2Q6−1−16.70
2023年3Q1000.0−1
2023年4Q120
2024年1Q11−1−9.1−1
2024年2Q8−1−12.5−1
2024年4Q2713.70
2025年2Q2000.0−1
2025年4Q3139.72
2026年2Q2613.80

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は8億円から51億円へ6.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月810
2014年12月710
2015年12月911
2016年12月1211
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2017年12月1421
2018年12月2054
2019年12月2011
2020年12月2111
2021年12月2632
株式会社あじょ(所在地:大阪市中央区)の全株式を取得し完全子会社化
2022年12月3332
ペガサス・システム株式会社(所在地:東京都渋谷区)の全株式を取得し完全子会社化
2023年12月380−1
2024年12月46−1−1−2.2−2
2025年12月51335.91

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは3億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%39億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.6%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.7pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.4pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は9億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月10015
2016年12月10015
2017年12月114211
2018年12月4−1−1313
2019年12月−5−40−94
2020年12月5−1048
2021年12月1−1008
2022年12月4−3−317
2023年12月−2−45−66
2024年12月3−43−18
2025年12月3−98−69

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年12月期の総資産は40億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月42248.1
2014年12月53248.5
2015年12月73439.8
2017年12月1410474.1
2018年12月1714379.7
2019年12月1715283.9
2020年12月1815384.6
2021年12月2117481.3
2022年12月2215767.2
2023年12月30141645.5
2024年12月29131644.0
2025年12月40192144.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中270位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中575位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥390で、1年前と比べて+20.7%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥390-0.3%1ヶ月-3.7%1年+20.7%時価総額152億円
過去52週の値幅
安値¥242高値¥650

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)102.9倍
PER (会社予想)52.4倍
PBR6.30倍
配当利回り0.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で約10.3%上昇と堅調だが、1年では6.7%高にとどまる。株価374円は25日線(377.8円)をほぼ横ばいで、上値を抑えられている。52週高値650円からは42%下落しており、長期の下降トレンドが継続。8月10日に510,000株の出来高急増を伴い360円まで下落し、ボラティリティの高さを示した。RSIは41.55とやや弱含みで、25日線を回復できるかが焦点。週足では下げ止まりの兆しもあるが、明確なトレンド転換は確認できていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER278.7倍は業界平均30.1倍の約9倍で極端に割高。予想PER56.2倍でも依然高水準。PBR6.24倍も業界平均3.53倍を大きく上回る。ROE3.7%と低く収益性が見劣り。配当利回り0.48%は業界平均3.38%を大幅に下回り、増益見込みを織り込んだ高バリュエーションは割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)102.9倍47.9倍
PER (予想)52.4倍
PBR6.30倍2.96倍
ROE3.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益性の改善が続くかどうか。2025年12月期に営業利益率が黒字転換したが、過去2年間は赤字が続いており、その反転が一時的か構造的かで評価が分かれる。強気派は、クラウドシフトによるストック収益の拡大とコスト削減効果を指摘し、今後の成長に期待する。弱気派は、競争激化による価格低下圧力と、利益率の低さから、改善は限定的とみる。また、株価は過去1年で大きく上昇しており、バリュエーションの高さも懸念される。

プラスに働く材料7
  • クラウドシフト進行

    クラウドサービスが成長を牽引し、ストック収益が拡大しつつある。

  • 黒字転換の持続

    2025年12月期に営業利益率5.88%と黒字を確保し、収益改善基調にある。

  • 市場評価の高まり

    株価が過去1年で約152%上昇し、成長期待が高い。

  • 2025/12期に営業黒字化決算発表後影響

    2024/12期は営業損失1億円だったが、2025/12期は営業利益3億円へ転換した。

  • 売上高が2年で13億円増加通年影響

    2023/12期38億円から2025/12期51億円へ拡大し、成長が継続している。

  • 営業利益率5.9%まで改善通年影響

    2024/12期のマイナスから2025/12期は営業利益率5.9%へ、収益構造が好転した。

  • 株価1年で152%上昇の勢い継続影響

    過去1年で株価が152%上昇しており、短期的な上昇トレンドが続く可能性。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    中小企業向けソフト市場は競合が多く、価格競争にさらされる。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は5%台と低く、コスト増加で圧迫される可能性。

  • バリュエーション懸念

    PERは278倍超と割高で、業績悪化時は株価調整リスク。

  • 実績PER278倍の高評価継続影響

    時価総額163億円に対し純利益1億円と、PER278倍は期待を先取りしすぎ。

  • 純利益1億円と利益規模が小さい通年影響

    最終利益は1億円で、少しの外部要因で赤字転落する可能性がある。

  • 配当利回り0.48%と還元薄い通年影響

    株価418円に対し配当利回り0.48%で、株主への利益還元が不十分。

  • 市場の予想純利益3億円は高ハードル決算発表後影響

    予想PER56.2倍から市場は約3億円の純益を期待、現在の1億円から3倍必要。

次の決算で確かめる点
クラウド売上比率
ストック収益の拡大と収益性改善の度合いを測るため。
営業利益率
黒字転換の持続性とコスト管理の成果を確認するため。
解約率
サポート契約の継続状況を示し、顧客満足度と安定性を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.51%。

年間配当
¥2
1株あたり
配当利回り
0.51%
いまの株価に対して
配当性向
66.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月14.3
2019年12月10.018.3
2020年12月10.022.6
2021年12月2200.026.6
2022年12月20.022.4
2023年12月233.3
2024年12月20.0
2025年12月20.066.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,256人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.1%を占め、残る81.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他74.773.772.976.576.066.8
事業法人5.39.713.611.513.816.5
証券会社19.214.312.110.59.814.1
金融機関0.11.30.20.31.6
外国法人0.40.81.11.10.30.9
外国人個人0.30.30.10.10.10.0
自己株式0.00.04.94.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01浅見 勝弘28.75
02SBIホールディングス株式会社5.12
03松井証券株式会社4.74
04スペース・ソルバ株式会社4.00
05三菱UFJeスマート証券株式会社3.84
06株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド3.66
07SCSK株式会社3.28
08岩井コスモ証券株式会社1.95
09日本証券金融株式会社1.61
10大野 真一1.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-01
    浅見 勝弘
    新規の大量保有報告
    27.00%
    -1.79pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は12期で−100%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年12月8,569145,9206.1
2014年12月29,062175,14218.1
2015年12月3111830.2
2016年12月53
2017年12月5332119.165.8
2018年12月11543530.414.24.3
2019年12月274446.349.218.3
2020年12月224554.937.622.6
2021年12月65011.716.926.6
2022年12月64513.718.522.4
2023年12月−242−3.7
2024年12月−537−11.4
2025年12月1463.7310.166.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2025/12期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
浅見勝弘代表取締役 会長6911,225,982
齋藤正勝代表取締役 社長60120,685
徳島直哉取締役48325,322
加藤雅也取締役47162,000
水上公晴取締役682,269
森田宗男取締役644,460
森田賢司常勤監査役68500
松島秀也監査役725,531
志賀こず江監査役771,562
高橋雅之7215,000
土田健太執行役員
川島孝典執行役員
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
中林卓也執行役員
中原和幸執行役員
室安重治執行役員
井上陽太執行役員
古中慎太郎執行役員
荻須郁代執行役員
高波裕二執行役員
梅田和秀執行役員
眞部則広執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)59549920
社外取締役825253

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,850字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、創業以来『情報通信技術で社会に貢献及びお客様の繁栄に寄与し、最も信頼されるパートナー』であることを経営の基本方針として事業に取り組んでおり、証券フロントシステムを中心とした金融ITソリューションの提供を通じて、金融市場の高度化・デジタル化を支援してまいりました。 当社グループの主力製品には、金融機関向けインターネット取引システムの企画・開発及びASP(Application Service Provider)サービスとして提供する各種取引プラットフォームがあり、株式、FX、CFD、暗号資産、デジタル証券、NFT、DeFi等の幅広い領域を対象としております。 特に、米国株式システムでは、国内証券会社において多数の導入実績を有し、24時間取引対応の高信頼基盤とリアルタイム処理により、安定した米国株取引システムを提供しております。加えて、金融情報システムサービス事業者向けには、システムの開発、保守、運用サービスを提供し、安定的な業務運営を支援するとともに、次世代技術領域では、ブロックチェーン、Web3等を活用したサービス・プラットフォームを展開しております。さらに、セキュリティ領域においては、脆弱性診断、多要素認証システムの提供、サイバーセキュリティに関するコンサルティング等を通じて、お客様の安全な事業運営に貢献しております。また、投資助言事業として、株式、FX及び暗号資産を対象としたオンライン投資助言サービスを提供しております。 なお、当社グループは単一セグメントですが、提供する製品やサービス等の内容は次のとおりです。 1.金融ITソリューション 主に証券会社や金融情報システムサービス事業者向けのシステムの開発・保守・運用を行っております。従来までのフロー型ビジネス(パッケージ製品販売や請負開発)、また製品導入後の製品保守・運用サービスに加えて、顧客ニーズに対応したストック型ビジネス(SaaS(注1)型クラウドサービス)として、顧客に対し機能の提供のみを行うサービスが主流となっております。現在当社は以下の主な製品及びサービスに記載している「Trade Agent」を主力製品と位置づけ、積極的に事業展開しております。 [主な製品及びサービス] (1) 金融取引ソリューション ① インターネット証券取引システム「Trade Agent」 「Trade Agent」は、証券会社のインターネット顧客向けの取引システム。国内株式・米国株式・先物オプション・FX・投資信託・債券・暗号資産・デジタル証券・NFT・DeFiなど、様々な金融商品に対応するマルチアセット対応と、パソコン・スマートフォン・タブレットで利用可能なマルチチャネル対応が特徴です。インターネット取引黎明期からシステム導入実績のある当社の主力ソリューションです。また、Web3.0に代表される次世代金融向けにコネクティビティと拡張性を備えたサーバレスアーキテクチャの「TradeAgent NanoCask」を提供しております。 ② FX/CFD 取引システム ASP サービス「TradePower FX/CFD」 「TradePower FX/CFD」は、金融機関がこれまで個別に開発・導入してきた取引システムを共通基盤化し、低コスト・短期間で FX/CFD サービスを展開できるシェアリング型 ASP プラットフォームです。カスタマイズ可能なフロント機能に加え、業務システム、マーケット情報の提供までを基本サービスとして備えたオールインワンの統合型ソリューションです。 ③ 投資家向けインターネット外国為替証拠金取引システム「TRAdING STUDIO」 「TRAdING STUDIO」は、FX会社のインターネット顧客向けの取引システムです。高機能チャート及びFX為替市場分析システム(シグナルマップ)を搭載した機能付きフロントシステムとして、機能性や操作性を追求したチャート画面が特色のソリューションです。 (2) 金融DXソリューション ① 投資家向け付帯サービス 金融機関の個人投資家顧客向けに、ロイヤルティ向上を目的とした付帯サービスを企画・開発・提供しております。高付加価値なEコマースサービス、特典配信、資産管理等をデジタル基盤上で統合し、金融資産と実物資産を一体的に管理可能とする点が特徴です。金融機関の差別化及び非金利収益の創出に寄与するソリューションとして展開しております。 ② 生成AI関連 生成AIを活用した金融機関向け業務支援ソリューションとして、証券業務、コンプライアンス、バックオフィス業務等における効率化・高度化を目的としたAIエージェントの実証・検討を進めております。金融分野の業務知見を活かし、実用性と拡張性を備えたサービス提供を目指しております。 (3) Web3関連ソリューション 企業及び金融機関向けに、NFT(注2)やウォレット技術を活用した特典配信やデジタル証明等のサービスを提供しております。デジタル証券やステーブルコイン等の新たな金融技術動向を踏まえ、既存の金融システムと連携可能な設計とし、実用性と拡張性を重視したWeb3基盤を構築しております。当社が展開するサービスの一つである「toku-chain」は、ブロックチェーン及びNFT技術を活用した特典配信プラットフォームを提供しております。金融機関や事業会社向けに、顧客属性に応じた特典やクーポンを配信する仕組みを提供しており、既存のWebサービスや業務システムと連携可能な実用性と拡張性を備えたソリューションです。 (4) システムコンサルティング・システム保守運用 顧客の業務課題に応じたシステムコンサルティングを提供し、要件定義から設計・導入までを支援するとともに、導入後のシステム保守運用を通じて、安定稼働と継続的な業務効率化を実現しております。顧客企業の成長をITの側面から支援するため、豊富な実績と高度な専門性を有する人材により、高品質なサービスを提供しております。 2.セキュリティサービス セキュリティサービス事業は、顧客のWeb/ネットワーク環境に対する脆弱性の「発見・可視化」から、定期的な自動診断による「継続的な点検」、さらに多要素認証基盤による「不正アクセス防止」までを一気通貫で提供し、サイバーリスクの低減と安全なサービス運用を支援する事業です。 [主な製品及びサービス] (1)セキュリティ診断サービス Webアプリケーションやネットワーク、クラウド環境等を対象に、専門的な手法により脆弱性の有無を診断・評価するサービスを提供しております。潜在的なセキュリティリスクを可視化し、情報漏えいや不正アクセスの防止、システムの安全性向上に寄与しております。 (2)セキュリティコンサルティング 顧客企業の事業特性やIT環境を踏まえ、セキュリティ方針の策定、対策立案、運用体制の構築を支援するサービスです。継続的なリスク管理とガバナンス強化を通じ、安定した事業運営を支えております。 また、証券会社向けに、FIDO2(パスキー認証(注3))・電話認証・Authenticatorなど各種認証を搭載した独立認証基盤「SpotPath」を提供しております。当サービスを導入することで、シンプルな開発で複数のユーザーの環境やリテラシーに応じた多要素認証を提供することが可能です。 3.システム開発・ITコンサルティング (1)IT人材サービス IT人材サービスは、非金融セクターの事業会社を対象に、IT業務推進やシステム運用を支援する技術者を提供する事業です。業務改善やIT活用支援、システム運用支援等を通じ、顧客の業務効率化及びIT活用力の向上に貢献しております。 (2)受託開発サービス 受託開発サービスは、非金融セクターの事業会社を対象に、業務系システムを中心とした各種システムの設計・開発・導入を行う事業です。要件定義から開発、保守まで一貫して対応し、顧客の業務高度化を支援しております。 4.投資助言サービス 金融商品取引法に基づく投資助言・代理業及び金融商品仲介業の登録を有し、株式、FX及び暗号資産を対象とした最先端の技術を活用したオンライン投資助言サービス及び金融コンサルティングを提供しております。 [用語解説] (注1) SaaSとは、Software as a Serviceの略称で、クラウドを利用した「顧客に対し機能の提供」のみを行うサービス形態です。 (注2) NFTとは(Non-Fungible Token)の略称。NFTとは、ブロックチェーンを基盤にして作成された非代替性のデジタルデータのことです。日本語では「非代替性トークン」と訳されています。「トークン(Token)」とは、一般的に、仮想通貨や暗号資産を指しますが、認証デバイス、データ、資産など、その言葉が使用されている業界や文脈によって、その都度の意味は異なります。「非代替性」とは、替えが利かない唯一無二という意味です。 (注3) パスキー認証とは、パスワードを使わずにログインできる認証方式です。FIDO2規格に基づき、端末(スマートフォンやPC)に保存された秘密鍵と、生体認証(指紋・顔)やPINを組み合わせて本人確認を行います。
経営方針・対処すべき課題2,755字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、1999年の創業以来、『情報通信技術で社会に貢献及びお客様の繁栄に寄与し、最も信頼されるパートナー』であることを経営の基本方針として、事業に取り組んでおります。 (2)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、デジタル技術の飛躍的な進展とDX推進の本格化を背景に、金融領域を取り巻く環境が質・量の両面で大きく変容しております。 また、金融のデジタル化が加速度的に進むことで、企業の業務プロセスは単なる効率化にとどまらず、データ活用を前提とした高度化・再設計を迫られています。同時に、規制対応は国際的な潮流や新たなリスク類型への目配りを求められ、その複雑性は一段と増しています。さらに、金融サービスのグローバル化は競争の地平を広げる一方で、求められる品質水準やセキュリティ、ガバナンスの要件を引き上げ、サービス提供は24時間365日へと常時稼働を前提とする局面に移行しつつあります。こうした複合的な変化が同時並行で進むなか、外部環境は従来にない速度で変化し続けております。 また、機械学習、とりわけ生成AIの進展は著しく、企業活動の広範な領域において競争環境の再編を促しております。従来のAI活用が「予測」「分類」「最適化」といった限定的な用途に留まりがちだったのに対し、生成AIは文章・画像・音声・プログラムなど多様なアウトプットを高い水準で生成できるようになったことにより、知的労働の一部がソフトウェアによって代替・拡張され、業務設計や価値提供の前提が変化しつつあります。 (3)経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ネット証券はじめ証券業界向けITソリューションを主軸に、「品質と安定性」及び「変化への適応力」の両立を重視した経営を進めてまいりました。 近年、証券業界を取り巻く環境は、デジタル化の進展、業務の高度化、規制対応の複雑化、金融サービスのグローバル化、ならびに24時間365日化の加速により、システムインフラに求められる役割そのものが大きく変化しています。当社はこれらを一過性の変化ではなく、中長期的な構造変化として捉え、継続的に対応していく必要があると考えています。 このような環境下、当社は本年度において、収益性の改善を伴う成長を重視し、事業の質を高めながら安定的な利益創出力の強化に取り組んでまいります。 特に、売上総利益率および営業利益率の改善を重要な経営指標として位置付け、付加価値の高い案件運営と生産性向上を通じた収益力の強化を推進いたします。 現行中期経営計画の最終年度となる本年度は、これまで培ってきた証券IT分野での知見を基盤としつつ、AI等自動化技術の活用による開発・運用の高度化を通じて、付加価値生産性の向上と収益力の強化を推進いたします。 ① 市場競争力強化 証券ITで培った知見を基盤に、AI等の自動化技術を活用して開発・運用を高度化し、短いリードタイムでも高品質・高安定性を両立できる体制を確立します。開発標準化、品質管理・テスト効率化を徹底し、継続的な提供価値の向上を図ります。 ② 顧客基盤の強化 当社は売上高のさらなる拡大に向けて、国内展開において、新たに東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社と資本業務提携を締結しました。大手総合証券ならびに同社グループの顧客基盤に対し、業務効率化・サービス高度化を支えるDXを推進してまいります。本資本業務提携は、当社の証券IT基盤および運用ノウハウが、国内証券業界における中核インフラとして評価されたものと認識しており、今後の事業展開における信頼性向上にも寄与するものと考えております。本提携を通じて、同社グループにおける具体的な案件創出と展開を推進してまいります。 また、海外展開においては、段階的に実績を積み上げる方針のもと推進しております。本年度は米Alpaca社との業務提携を起点に、今夏頃を目途として海外現地法人向けシステム提供に向けた準備を進めてまいります。あわせて、当社が培った証券ITの知見を、グローバルに通用するAPI・プラットフォームと接続し、国際市場でも再現性ある展開を可能とする基盤の構築を図ります。 ③ 人的資本経営の推進 従業員一人ひとりが働きがいを持って成長できるよう、経営理念・ビジョン・行動指針を基軸とし、多様な個性や能力を持つグループ全従業員が活躍できる人事制度や人材育成体系へと進化させるための人材投資を推進しています。事業戦略との連動を重視し、「働きがいと個の成長を醸成する人事制度の導入」「多様なチームワークを機能させる環境整備」「個人のキャリア形成と組織力向上を支える教育機会の提供」を柱とした施策を進め、個人の成長とチームでの協働を掛け合わせ、人的資本の価値を最大限に引き出してまいります。 ④ グループシナジーの強化 トレードワークスグループとしてさらに成長すべく、グループ方針である「お客様の期待を超える商品・サービスの継続的な提供を通じてあらゆるお客様のさらなる満足の確保、維持、向上」に沿った形で、グループ間の更なる連携やシナジーの強化を推進してまいります。 ⑤ 企業価値向上とコーポレート・ガバナンスの強化 当社はコンプライアンスを遵守し、外部報告の信頼性を確保する内部統制システムを構築・運用することが、ステークホルダーに対する社会的責任を果たしていくことだと考えております。 また、当社の企業価値を向上していくためには、経営の効率性を追求し、事業活動より生じるリスクをコントロールすることが必要であると考えております。当社はこれらの考えを実現させるために必要不可欠なコーポレート・ガバナンスの強化を今後も図ってまいります。 本年度は、次期中期経営計画に繋げ「将来にわたり信頼され続ける企業であるための準備期間」と位置付けています。本年度業績予想の達成に向け、利益率改善を軸に着実な実行を積み重ねてまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、営業利益率、親会社株主に帰属する当期純利益であります。 2026年12月期の目標値は、売上高5,700百万円、営業利益480百万円、営業利益率8.4%、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円であります。
事業等のリスク7,192字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記述しております。 記載したリスクはいずれも事業及び業績に影響を与えうる「重要なリスク」ですが、中でも中長期的な会社の経営戦略と関連性の高いリスクを「特に重要なリスク」として定義しております。当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期につきましては、合理的に予見することが困難であるため具体的には記載しておりません。 なお、文中における将来に関する事項は、別段の記載のない限り当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社株式への投資に関連するリスク及び将来において発生する可能性のあるリスク等、すべてのリスクを網羅するものではありません。 (特に重要なリスク) (1)戦略投資に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、従来の「開発・フロー型」から「利用型・ストック型」へとビジネスモデルの転換を推進していくにあたって、データセンター増強などの積極的な戦略的投資を継続して実施しております。早期のモデル転換と高収益体制の構築に取り組んでいるものの、利用者を十分に獲得できず、期待した収益が見込めない可能性や、標準化が進展しないために想定以上のコストを費やす可能性があるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 利用者の獲得にあたっては、営業活動においてはお客様のニーズを汲み取り、多様化する顧客ニーズに対応できるシステム利用サービスに取り組んでおります。また、利用型・ストック型のビジネスモデルに向けた業務の標準化をさらに推し進めてまいります。 (2)システム及びサービスの不具合等に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの事業においては、サービス提供にあたりシステム基盤が重要な役割を果たしております。事業拡大による取り扱いデータ量の増大に対処し、安定的なシステム基盤の運用管理に対処していくため、当社グループでは、十分な安全対策が施されたクラウド基盤の活用を推進しており、機動的な拡張や運用管理の効率化に取り組むとともに、重要な情報システムやネットワーク設備については、これらの機器設備を二重化するなど障害対策に取り組んでおります。また、ファイアウォールによる外部からの不正アクセスの防止等によるセキュリティ対策に努めておりますが、このような取り組みにもかかわらず、アクセスの急激な増加やインターネット回線のトラブル、未知のコンピュータウイルスの発生、停電、自然災害等の予測困難な様々な要因によって、当社グループの提供したシステム及びサービスに不具合が発生した場合、顧客に機会損失又は利益の逸失を生じさせる可能性があります。さらに、それらが当社グループの責による重大な過失の場合、高額な損害賠償請求や著しい信用力の低下等を引き起こす可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社グループはシステム開発やサービスの提供にあたっては、システムリスク管理委員会において品質管理基準を設定するとともに、それを遵守することによって、製品及びサービスの信頼性及び安全性を確保・維持することに努めております。 (3)証券業界の動向と法的規制に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは証券業界を中心とした事業展開を行っておりますが、証券業界は景気や株式市況の影響を大きく受ける業界であります。そのため、景気減退や急激な市況変動などの事態が発生し、証券会社の業績が著しく悪化した場合には、IT設備投資方針が大きく減退する可能性があります。その場合には、受注の減少など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、証券業界を取り巻く諸法令や規制の改正、慣行及び法令解釈等の変更があった場合、将来的に金融機関のシステムを制限する法令や規制が実施された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 証券業界の動向を注視しながら受注予測を行い、また、その対策を検討しております。また、当社グループのシステム及びサービスを提供する範囲を証券業界以外にも広げることによって、証券会社の業績悪化に備えることにも努めております。 (4)技術革新への対応におけるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、業界の高い専門的な知識とシステム構築ノウハウにより、安定した事業基盤を築いておりますが、当社グループが属する情報サービス業界においては、技術革新が非常に激しく、また、それに伴う顧客のニーズも常に変化をしております。今後、当社グループの想定外の急激な技術革新が起こり、その対応に遅れが生じた場合、当社グループの有する技術・サービスの陳腐化、業界における他社との競争力の低下などにつながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社グループは、技術革新の変化に迅速に対応すべく、積極的に最新の技術に対応したシステム及びサービスの開発を進めております。 (5)開発遅延によるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの提供する製品やサービスは、顧客から他社差別化や社内業務都合などの理由で独自仕様を求められる事があり、その要求は詳細化・複雑化する傾向にあります。また、システム開発過程においても諸要件の増加・変更が発生する場合があります。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたことで、開発プロジェクトのスピードが鈍化するという形で、当該リスクが一部顕在化したものもあります。その結果、当初の見積り以上の想定外の作業工数の増加が発生した場合、プロジェクトの採算が悪化し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、何らかの当社グループ都合の理由による納期遅延が発生した場合には、多額の損害賠償請求等を受ける可能性もあり、当社グループの信頼性が損なわれ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] プロジェクト管理の徹底を図ることによって柔軟に人員を配置するとともに、大型プロジェクトにも対応できるエンジニアを増加させるために人材育成にも注力してまいります。 (6)四半期毎の業績の変動について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの売上は、システムの開発と、保守・運用・クラウドサービス利用料で構成されております。保守・運用・クラウドサービス利用料におきましては、契約に基づいて月次で売上高を計上しているため、四半期毎の業績に大きな変動はありませんが、開発案件におきましては、開発規模の大きな製品の納入及び多くの製品の納入が同時期となる場合があります。一方で、開発規模の小さな製品しか納入されない時期もあり、四半期毎の売上高は平準化されないことがあります。そのため、四半期決算の業績はその影響を受け著しく変動することがあり、場合によっては営業損失を計上する可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社グループは、ストック型ビジネスモデルへの転換を推進し、クラウドサービス等のストック型収入の拡大により売上の平準化に努めてまいります。 なお、当社グループの最近3連結会計年度の四半期別売上高は下記のとおりであります。 2023年12月期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   998,068   608,778   968,409   1,178,586   3,753,841 構成比(%)   26.6   16.2   25.8   31.4   100.0 2024年12月期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   1,066,655   872,954   1,232,200   1,419,713   4,591,524 構成比(%)   23.2   19.0   26.8   30.9   100.0 2025年12月期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   893,289   1,156,563   1,493,400   1,509,205   5,052,458 構成比(%)   17.7   22.9   29.6   29.9   100.0 (7)収益認識に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、受託開発の請負契約について、履行義務の充足に係る進捗度に応じて一定期間にわたり収益を認識しております。進捗度は見積総原価に対する発生原価の割合により算定しており、見積総原価には開発工数等に関する一定の仮定及び見積りが含まれております。開発内容の変更や想定外の作業の発生等により見積総原価が変動した場合には、収益認識額が変動し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社グループは内部統制の充実に努めるとともに、内部監査部門や財務経理部部門によるチェックを実施しております。 (重要なリスク) (1)特定の販売先の依存について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの主要取引先への売上が50%以上を占める場合があり、主要取引先の経営方針等の変更により取引が打ち切りになった場合や取引金額が引き下げられた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社グループは、新規顧客開拓に注力し取引先の分散化を図り、売上の平準化を図ってまいります。 (2)人材の確保・育成に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの事業はシステム開発を行う技術者の人員数や能力に大きく依存するため、優秀な人材の確保、育成が想定どおりに進まない場合や、十分かつ適切な人員が確保されない場合に、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 継続的に事業を展開し成長していくために、今後も積極的な採用活動を行うとともに、人材の育成を推進してまいります。また、プロジェクトマネジメント力の更なる強化や金融知識や技術教育の充実・強化を通じて、顧客のニーズに応えるための提案力や技術力を育成することで自社開発力を高めてまいります。 (3)外注先に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループのシステム開発は、基本的には当社グループ従業員にて対応しており、常に自社の人材の確保・育成に注力しておりますが、大規模案件や複数案件などの発生により開発の規模が当社グループの想定を上回った場合や当社グループの従業員で対応するより原価の低減を期待できる場合には、外注先からの技術者による対応を行っております。しかしながら、当社グループの必要に応じた技術者が確保できなかった場合や技術者の技術レベルが当社グループの要求を維持できなかった場合、若しくは、何らかの理由で外注先が当社グループとの取引を継続できなかった場合など、受注が想定どおり遂行できなかったときには、当社グループの信頼は失墜し、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、業界全体で技術者不足などの理由により外注単価が高騰し、外注費用が当社グループの想定を大幅に上回った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 外注先との安定的な取引関係を保ち、新規外注先の開拓に努め、技術者の不足に対応してまいります。また、積極的な採用活動や教育研修を通じ、優秀な人材の確保・育成に努め、外注先に依存しない体制を整備してまいります。 (4)知的財産権の侵害等に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが開発・設計するソフトウエアやプログラムについて、当社グループの認識していない範囲で知的財産権が成立していた場合、当社グループは第三者の知的財産権を侵害する可能性があります。また、これが訴訟等に発展した場合には、損害賠償、使用差し止め請求、ロイヤリティの支払い要求等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 第三者の知的財産権を侵害しないよう当社グループが運営する事業の製品の機能、デザイン、呼称に関する知的財産権の獲得に努めるとともに、第三者の知的財産権の侵害の可能性については、顧問弁護士及び特許事務所との連携により可能な範囲で対応は行っております。なお、当連結会計年度末現在において、過去に第三者から知的財産権の侵害に関して訴訟を提起されたことはありません。 (5)個人情報及び機密情報等の管理に関するリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループでは、業務執行上、個人情報及び機密情報等を保持しています。万が一、外部からの悪意による不正アクセス行為、従業員の故意又は過失による不正利用、製品の重大な不具合等による重要情報の漏洩、紛失、消失、改ざんなど、想定外の事象が発生した場合、当社グループの信用は著しく失墜し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 当社では、個人情報保護規程及び情報セキュリティ管理基本規程を定め、全従業員に対し周知・教育を行うなど、これら重要情報の厳格な管理を行っております。また、当社は2013年にプライバシーマークを取得しており、有価証券報告書提出日現在まで継続しております。 (6)自然災害、電力供給によるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社の本社事業所及びデータセンターは、東京都内に拠点を有しております。また、当社の顧客も主に首都圏を中心に営業拠点を構えており、万が一、地震・津波等の大規模な自然災害やそれに起因する大規模停電、電力不足等予期せぬ事態が発生した場合、当社の業績や事業活動に大きな影響を及ぼす恐れがあります。 [リスクへの対応策] 当社は、南海トラフ巨大地震や首都圏直下地震などの大規模な地震をはじめとする災害が発生した場合、当事務所では電力停止及び電力不足に対する自家発電設備の導入が施されており、災害などに備え、必要とされる安全対策や事業継続・早期復旧のための対策を進めております。 (7)小規模組織によるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 2025年12月末現在、当社(提出会社)の従業員数は154名(臨時雇用者を除く)と小規模で事業展開しており、業務遂行体制や内部管理体制も現在の組織に応じたものになっております。役職員の業務遂行上支障が生じた場合、あるいは役職員が社外流出した場合には、当社の業務に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、採用を通じて業容の拡大に伴い、社内で適切な情報が生成されない場合や適時に伝達されない場合には、事業活動が円滑に遂行されない結果として業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 今後も事業規模に応じて業務遂行体制及び内部管理体制の一層の充実に努める方針であります。また、金融知識や技術を有する人材の採用と教育に継続して努めていくことで、業務遂行に影響が及ぶリスクの低減に努めております。さらに、内部統制の適切な整備と運用及び適時の更新によって、業務を属人化させず仕組み化することに努めてまいります。 (8)関係会社株式及びのれんの減損によるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社の保有する関係会社株式の実質価額が取得原価よりも著しく下落し、かつ、回復する見込みがないと判断した場合、減損損失が計上され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、企業買収に伴って取得した子会社の将来の超過収益力として連結財務諸表にのれんを計上し、その効果の及ぶ期間にわたり償却を行っております。のれんの回収可能性については、子会社の業績や将来の事業計画を基に判断を行っておりますが、市場環境の悪化等により当初想定していた超過収益力が見込めなくなった場合には、のれんの減損損失が計上され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 関係会社の業績や財政状態をモニタリングし、減損の兆候の早期把握に努めております。 (9)投資有価証券の減損によるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社は事業上の関係構築や取引関係の維持強化等を目的とした投資有価証券を保有しております。市場価格の変動や発行会社の財政状態の悪化により、投資有価証券の時価又は実質価額が取得原価よりも著しく下落し、かつ、回復する見込みがないと判断した場合、減損損失が計上され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクへの対応策] 定期的に時価や発行会社の財政状態を把握し、減損の兆候の早期把握に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,326字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、デジタル技術の飛躍的な進展とDX推進の本格化を背景に、金融領域を取り巻く環境が質・量の両面で大きく変容しています。金融のデジタル化が加速度的に進むことで、企業の業務プロセスは単なる効率化にとどまらず、データ活用を前提とした高度化・再設計を迫られています。同時に、規制対応は国際的な潮流や新たなリスクの類型への目配りを求められ、その複雑性は一段と増しています。さらに、金融サービスのグローバル化は競争の地平を広げる一方で、求められる品質水準やセキュリティ、ガバナンスの要件を引き上げ、サービス提供は24時間365日へと常時稼働を前提とする局面に移行しつつあります。こうした複合的な変化が同時並行で進むなか、外部環境は従来にない速度で変容しております。また、機械学習、とりわけ生成AIの進展は著しく、企業活動の広範な領域において競争環境の再編を促しております。従来のAI活用が「予測」「分類」「最適化」といった限定的な用途にとどまりがちだったのに対し、生成AIは文章・画像・音声・プログラムなど多様なアウトプットを高い水準で生成できるようになったことにより、知的労働の一部がソフトウェアによって代替・拡張され、業務設計や価値提供の前提が変化しつつあります。 当社はこの変化に迅速かつ柔軟に対応しながら、ネット証券はじめ証券業界向けITソリューションを主軸に、「品質と安定性」及び「変化への適応力」の両立を重視した経営を進めてまいりました。 当社グループは、証券・金融業界向けのパッケージソフトを核とした付加価値の高いソリューションを顧客に提供しており、その対象とする市場に向けて、請負開発などの新規及び追加のシステム提案によるスポットビジネスを広げるとともに、保守及びシステム提供による安定的なストックビジネスを展開しており、DX推進の流れを受け、業務効率と生産性向上等を達成するために必要不可欠である仮想化やクラウド化などシステムインフラ構築分野、それらクラウド環境へのサイバーセキュリティ対策の整備、老朽化や事業基盤強化に対応する基幹システムの再構築に注力してまいりました。 なお、従来金融ソリューション事業、FXシステム事業、デジタルコマース事業と3つの事業区分で運営をしておりましたが、部門横断的にリソースを柔軟に配分できるように当連結会計年度は組織変更により事業本部へ一本化いたしました。また、2025年3月31日に国内外の多様なアセットに対し、適切な取引機会をリアルタイムで提供するデジタル金融アドバイザリーサービスを主な事業とする会社を新たなグループ子会社として取得するとともに、同年6月にWeb3の分野において独自のウォレット開発やセキュアなブロックチェーン技術を有する会社をグループ子会社として取得後、同年9月には予定通り吸収合併しました。このようなグループ全体の開発技術力の強化と金融関連周辺事業の拡充を図り、更なる企業成長への基盤強化に努めてまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高5,052,458千円(前年同期比10.0%増)、営業利益259,797千円(前年同期は営業損失55,267千円)、経常利益258,433千円(前年同期は経常損失53,210千円)、親会社株主に帰属する当期純利益56,888千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失151,690千円)となりました。 (株式会社トレードワークス) 主力である証券システム事業の拡大に加え、コール取引システム等、金融分野における新たな事業領域の獲得が順調に進展いたしました。また、プロジェクト管理精度の向上および原価構造の改善により、収益性の高い事業構造への転換が進行いたしました。以上の結果、売上高は3,994,173千円(前年同期比12.2%増)となりました。 (その他グループ会社) ソフトウエア受託開発及びITコンシェルジュサービス事業におきましては、新規顧客及び既存顧客へのSalesforceによる開発業務のサービス提供や生産管理システムパッケージソフト会社へのシステムサービスの提供が順調に推移し、SES事業におきましても受注が堅調に推移いたしました。また、投資助言サービス事業に関しては契約者数が堅調に増加いたしました。一方、事業展開の初期段階にあることから、収益化に向けたプロダクト改善を継続して進めております。以上の結果、売上高は1,058,284千円(同2.6%増)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は前連結会計年度末と比べ320,509千円増加し、2,050,833千円となりました。これは主に、売掛金及び契約資産が増加したことによるものです。固定資産は前連結会計年度末と比べ790,739千円増加し、1,964,691千円となりました。これは主に、投資有価証券、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定が増加したことによるものです。この結果、総資産は前連結会計年度末と比べ1,111,248千円増加し、4,015,525千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は前連結会計年度末と比べ273,267千円増加し、1,391,084千円となりました。これは主に、運転資金の調達による短期借入金の増加及び未払法人税等が増加したことによるものです。固定負債は前連結会計年度末と比べ243,343千円増加し、751,158千円となりました。これは主に、固定負債のその他が増加したことによるものです。この結果、総負債は前連結会計年度末と比べ516,610千円増加し、2,142,242千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は前連結会計年度末と比べ594,637千円増加し、1,873,283千円となりました。これは主に、第三者割当増資による資本金及び資本剰余金の増加によるものです。この結果、自己資本比率は44.4%となりました。 ③当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末と比べ168,922千円増加し、949,063千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は312,098千円(前年同期は278,455千円の収入)となりました。これは主に、売上債権及び契約資産の増加額236,960千円があった一方で、税金等調整前当期純利益163,930千円の計上、減価償却費132,740千円及び棚卸資産の減少額118,126千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は906,100千円(前年同期は397,299千円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出451,619千円、投資有価証券の取得による支出272,000千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は762,924千円(前年同期は307,939千円の収入)となりました。これは主に、株式の発行による収入539,755千円及び長期借入れによる収入300,000千円があったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループは、生産実績を定義することが困難であるため、生産に関する事項は記載しておりません。また、当社グループはシステム開発事業及びこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、受注実績及び販売実績につきましては、従来セグメント別の記載に代えて事業の区分別に記載しておりました。しかし、当連結会計年度に行った組織変更により事業本部へ一本化したことに伴い、当連結会計年度より受注実績及び販売実績の記載についてはグループ全社合計値としております。 a.生産実績 当社グループは、生産実績を定義することが困難であるため、生産に関する事項は記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度のグループ全体の受注実績は、次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) グループ合計   5,071,575   11.1   939,848   2.1 c.販売実績 当連結会計年度のグループ全体の販売実績は、次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) グループ合計   5,052,458   10.0 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 三菱UFJeスマート証券株式会社   786,844   17.1   568,645   11.3 株式会社DMM FinTech   457,241   10.0   653,652   12.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」をご参照下さい。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、5,052,458千円となりました。主な要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は3,806,754千円となりました。主な内訳は、労務費1,396,911千円、外注加工費2,278,982千円であります。 以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は1,245,704千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は985,906千円となりました。主な内訳は、役員報酬147,769千円、給料手当247,484千円、支払手数料72,312千円であります。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は259,797千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は16,550千円となりました。主な内訳は、受取保険料10,915千円であります。 当連結会計年度の営業外費用は17,914千円となりました。主な内訳は、支払利息11,043千円であります。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は258,433千円となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別損失は94,503千円となりました。主な内訳は、投資有価証券評価損70,039千円であります。 以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は163,930千円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は56,888千円となっております。 ②経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは常に市場動向及び業界動向を注視しつつ、技術革新への迅速な対応を行うために、優秀な人材の確保及び適切な教育を実施するとともに、事業体制及び内部管理体制を強化し、社会ニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に対し適切な対応を行ってまいります。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③当期のキャッシュ・フローの概況」をご参照下さい。 当社グループの資金需要のうち主なものは、当社グループの主たる事業であるシステム開発・保守・運用に係る人件費、外注加工費等の運転資金及びM&Aのための投資であり、これら資金は自己資金及び銀行からの借入金で充当することを基本方針としています。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、現金及び現金同等物に加え、取引銀行と当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しており、営業活動上必要な流動性を確保しているものと考えております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は949,063千円となっております。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、営業利益及び営業利益率を中長期的な経営の重要指標としております。 当連結会計年度におきましては、営業利益が259,797千円となりました。中長期的な企業価値向上のため、利益の向上に向け経営施策の実施に取り組んでまいります。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たりましては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績、又は現在の状況下で最も合理的と判断しておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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