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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

勤次郎

KInjiro Co.,Ltd.4013 · Growth · 情報・通信業

中堅・大企業向けの就業・給与管理システムをクラウドとオンプレミスの両形態で提供する人事・労務管理ソフトウェア会社。

概要

勤次郎は、就業管理・人事・給与・健康管理を統合するHRMソリューション「Universal 勤次郎」を中核とする情報サービス企業である。1981年に名古屋で設立、現在は東京都千代田区に登記上の本店を置く。2025年12月期の連結売上高は54億円、営業利益率は27.78%と高収益。クラウドサービスとプレミアムサポートによるリカーリング収益が成長を支える。従業員数321名。

HRM事業と不動産賃貸事業の二本柱

勤次郎の事業は「HRM事業」と「不動産賃貸事業」で構成される。HRM事業は就業管理、人材管理、給与管理、健康管理を一体的に提供するHRMソリューションを中核とし、ソフトウェア製品、ハードウェア端末、クラウドサービス、コンサルサポートなどを含む。主に中堅・大企業向けの「Universal 勤次郎」と100名以下の企業向けクラウド「JOBEE」の2製品で展開する。不動産賃貸事業は自社ビルの空きフロアをオフィス用に賃貸するもので、売上高は275百万円(2025年12月期)と規模は小さい。

クラウドとオンプレミスの収益構造

HRM事業はクラウド事業とオンプレミス事業に区分される。クラウド事業では月額料金制のクラウドライセンス売上を主とし、2025年12月期のクラウドライセンス売上は31億円(前年比35.5%増)。オンプレミス事業ではソフトウェアパッケージ販売と、保守サポート(プレミアムサポート)の年額・月額料金によるリカーリング収益を得る。両事業とも継続的な収益源を持ち、2025年12月期のクラウド事業売上は39億円、オンプレミス事業は12億円。全体の営業利益は15億円と急成長している。

高い顧客定着率と5,000社超の導入実績

勤次郎の就業マネジメントシステムは5,000を超える企業・団体に導入されている。クラウドサービスの解約率は0.21%程度と極めて低く、リカーリング収益の安定性を支える。クラウドサービスの利用者数は2016年末の72,226人から2025年末には803,020人へと約11倍に増加。契約社数も同期間で381社から2,599社に拡大した。この低解約率と利用者増が高い営業利益率の背景にある。

連結子会社を含むグループ構成

勤次郎グループは、当社(勤次郎)と連結子会社の勤次郎ベトナム有限会社の2社で構成される。勤次郎ベトナムはHRM事業の一部を担う。過去には貸会議室事業を目的とした子会社やシステム開発子会社の設立・吸収合併を経て、現在の体制に至る。営業拠点は東京支店、大阪支店、九州支店のほか、名古屋に本店機能を持つ。また、エヌイーシステムサービスから通信機器設置工事事業を譲り受けるなど、事業拡大の過程でM&Aも活用している。

業界の中での役割はHRMソリューションベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
54億円
営業利益
15億円
営業利益率
27.8%
純利益
10億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
HRM事業52億円96.3%15億円28.8%
不動産賃貸事業2億円3.7%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01中堅・大企業(HRM)主力

中堅・大企業向けに、就業・勤怠管理を中心とするHRMソリューション『Universal勤次郎』を提供。クラウドサービスとオンプレミスパッケージの両形態で、労務管理の効率化と健康経営を支援する。導入実績は5,000社超。

主な製品・サービス1
Universal勤次郎
就業・勤怠管理を中核とし、人事・給与・健康管理を統合するHRMプラットフォーム。クラウド版とオンプレミス版がある。

02中小企業(クラウドHRM)準主力

従業員100名以下の企業向けに、クラウド型の勤怠管理サービス『JOBEE』を提供。月額料金制で初期コストを抑え、リカーリングレベニューを得る。解約率は0.21%と低水準。

主な製品・サービス1
JOBEE
従業員100名以下の企業向けのクラウド型就業管理サービス。月額料金制で、勤怠管理や給与管理機能を提供する。

03医療機関副次

200床未満の医療機関向けに、電子カルテシステム『ヘルス×ライフカルテ』を提供。オンライン診療システムと連携し、患者データを一括管理する。

主な製品・サービス1
ヘルス×ライフカルテ
クラウド型電子カルテシステム。受付から会計までの業務フローに対応し、看護支援機能も備える。

04全業種(クラウド基盤サービス)副次

自社のクラウド技術を活かし、プライベートクラウドやシングルサインオンなどのクラウド基盤サービスを提供。HRMソリューションと組み合わせて安全なシステム運用を支援する。

主な製品・サービス2
勤次郎プライベートクラウド
ホスティング型IaaS。ネットワーク構築やシステム冗長化を提供し、サーバー管理の負担を軽減する。
勤次郎AuthLink
シングルサインオンと多要素認証を実現するクラウドサービス。セキュリティ強化と管理工数削減に貢献する。

05不動産賃貸副次

自社所有ビルの空きフロアをオフィス用賃貸物件として賃貸する不動産賃貸事業。安定収益の柱となっている。

製品と技術

主力製品「Universal 勤次郎」シリーズ

「Universal 勤次郎」は勤次郎の中核製品で、就業管理、人材管理、給与管理、健康管理を統合したHRMプラットフォームである。クラウド型とオンプレミス型の両方で提供される。就業・勤怠管理機能を基盤に、多様な雇用形態や働き方に対応。人事・給与データ、健康データを統合管理し、企業の「働き方改革&健康経営」を包括的に支援する。2025年12月期には就業・勤怠管理が安定的に売上に寄与し、新たに人材管理と給与管理モジュールが追加された。

小規模企業向けクラウド「JOBEE」

「JOBEE」は従業員100名以下の企業向けに開発されたクラウド型HRMサービスである。月額料金制で導入しやすく、サーバー初期費用や運用担当者の人件費が不要。中小企業でもHRMソリューションを利用可能にし、勤怠管理や給与計算などの機能を提供する。2025年12月期にリリースされ、製品ラインナップの拡充に貢献した。利用者数はまだ初期段階だが、クラウド事業全体の成長を補完する役割を担う。

就業情報端末とクラウド基盤サービス

勤次郎はソフトウェアに加え、就業情報端末(ハードウェア)も自社開発・販売する。代表的なシリーズはLinux搭載の「NRL」で、非接触ICカード、指紋認証、静脈認証に対応する。また、クラウド基盤サービスとして「勤次郎プライベートクラウド」と「勤次郎AuthLink」を提供。前者はホスティング型IaaS、後者はシングルサインオンと多要素認証を可能にし、他社サービスとの連携を容易にする。これらの端末とクラウド基盤がHRMソリューションを支える。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

特定分野で高収益、成長続く中小IT企業

同社は情報・通信業界に属し、特定のニッチなITサービスを提供している。売上高は2023年12月期の39億円から2024年12月期には44億円、2025年12月期には54億円へ拡大。営業利益率は15.9%から27.8%へ大幅に上昇しており、高い収益性を実現している。同業他社のソラコムやハッチ・ワークと比較しても、利益率の高さが際立つ。これは、専門性の高いサービスによる顧客単価の高さや、効率的な運営によるものと考えられる。ただし、売上規模は小さく、成長の持続性が課題である。

強み

  • 営業利益率は20%を超え、業界内でもトップクラスの収益性。
  • 売上高は毎年増加しており、成長軌道に乗っている。
  • 特定の技術領域で高い専門性を持ち、競争優位を築いている。
  • 高付加価値サービスにより、顧客一人当たりの単価が高い。

課題

  • 売上高が54億円と小規模で、経済規模の拡大が課題。
  • 特定サービスへの依存が高く、市場変動のリスクがある。
  • 高度な専門人材に依存しており、採用・育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が勤次郎

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

日通システムとして創業、通信とコンピュータのソリューション提供へ

1981年4月、名古屋市熱田区金山に日通システム株式会社(資本金600万円)を設立。創業時の目的は顧客企業の立場に立った通信とコンピュータの最適ソリューションサービスの提供だった。翌1982年4月に本店を名古屋市中区金山に移転し、1990年には中区伊勢山に流通センターを開設、同年6月に本店も同地へ移転した。この時期は事業基盤を固める段階であった。

就業管理・給与計算ソフトの開発と全国展開の開始

1992年4月に就業管理・給与計算パッケージシステムの開発を開始。1994年にはビルセキュリティ管理システムの販売に乗り出した。1995年4月には東京営業所(現・東京支店)と大阪営業所(現・大阪支店)を同時に開設し、首都圏と関西への販路を拡大。1998年3月に就業管理ソフト「勤次郎M」を発売し、これが後の主力シリーズの礎となった。

製品ライン拡充とエンタープライズ向けERPへの進化

2001年には給与システム「Q太郎」、2002年には非接触ICカード/指紋認証の就業情報端末「NRX-1」を発売。2004年には統合ERPパッケージ「勤次郎Enterprise」を投入し、中堅・大企業向けのトータルソリューションへと発展した。2005年にはLinuxベースの就業情報端末シリーズ「NRL」を発表し、磁気カード・ICカード・指紋照合に対応するなど技術の幅を広げた。

クラウドシフトとM&Aによる事業拡大期

2008年、エヌイーシステムサービスから通信機器設置工事事業を譲受。2010年にはクラウドサービス「勤次郎Enterprise for SaaS」の販売を開始し、サブスクリプションモデルへ参入。2011年には株式会社テックユーからシステム開発事業を譲り受け子会社化、2012年には株式会社ケーエスビーを子会社化し、その製品をクラウドで提供するKSB for SaaS株式会社を設立。2013年にはこれらの子会社を吸収合併し、グループを再編した。

「Universal 勤次郎」への刷新と健康管理サービスへの拡張

旧「勤次郎Enterprise」から次世代製品「Universal 勤次郎」へと移行。就業・勤怠管理に加え、健康管理機能を強化し、ストレスチェックや健康経営支援を組み込んだ。2024年12月期には「Universal 勤次郎 人材管理」「同 給与管理」の一次リリースを行い、HRM領域を拡大。また、小規模企業向け「JOBEE」も投入した。2025年12月期の売上高は54億円に達し、営業利益率27.78%と過去最高の収益性を達成した。

年表27件を開く

1980年代

  • 1981年4月創業顧客企業の立場に立った、通信とコンピューターの最適ソリューションサービスを提供することを目的として、名古屋市熱田区金山に日通システム株式会社(資本金6百万円)を設立
  • 1982年4月本店を名古屋市中区金山に移転

1990年代

  • 1990年4月名古屋市中区伊勢山に流通センター開設
  • 1990年6月事業拡大につき本店を名古屋市中区伊勢山に移転
  • 1992年4月就業管理・給与計算パッケージシステムの開発を開始
  • 1994年4月ビルセキュリティ管理システムの販売を開始
  • 1995年4月東京都千代田区外神田に東京営業所(現:東京支店)、大阪市淀川区宮原に大阪営業所(現:大阪支店)を開設
  • 1998年3月就業管理ソフト「勤次郎M」の販売を開始

2000年代

  • 2001年9月らくらく給与システム「Q太郎」の販売を開始
  • 2002年1月非接触型ICカード/指紋照合タイプの就業情報端末「NRX-1」の販売を開始
  • 2003年1月非接触型ICカード/指紋照合タイプの就業情報端末「NRX-m」の販売を開始
  • 2004年1月M&A統合ERP (注)1 パッケージ「勤次郎Enterprise」の販売を開始
  • 2005年4月Linux就業情報端末「NRL-1」「NRL-m」(磁気カード/非接触型ICカード/指紋照合対応)の販売を開始
  • 2008年3月エヌイーシステムサービス株式会社より通信機器の設置工事事業(現:営業本部コンサルティング部)を譲受
  • 2008年5月電波時計受信装置「勤次郎JustTime」の販売を開始
  • 2009年4月本店を名古屋市中区栄に移転
  • 2009年6月貸会議室事業を目的として、名古屋市中区栄に子会社ネット・カンファレンス株式会社を設立

2010年代

  • 2010年2月Linux就業情報端末「NRL」シリーズにて静脈認証対応タイプの追加販売を開始
  • 2010年7月クラウドサービス「勤次郎Enterprise for SaaS」の販売を開始
  • 2011年2月GPS同期型NTP (注)2 タイムサーバー「勤次郎JustTime Server」の販売を開始
  • 2011年4月株式会社テックユーよりシステム開発事業を譲り受け、名古屋市中区栄に子会社日通システムソリューション株式会社を設立
  • 2012年3月M&A子会社であったネット・カンファレンス株式会社(貸会議室事業)を吸収合併
  • 2012年6月M&Aソフトウエアパッケージの開発及び販売業を営む株式会社ケーエスビーを子会社化
  • 2012年9月M&A買収した株式会社ケーエスビーの製品をクラウドサービスで提供することを目的として、東京都千代田区外神田に子会社KSB for SaaS株式会社を設立
  • 2013年2月GPS時刻補正装置「勤次郎JustTime-GPS」の販売を開始
  • 2013年3月M&A子会社であった株式会社ケーエスビーと日通システムソリューション株式会社を吸収合併
  • 2013年7月福岡市博多区博多駅前に九州支店を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率(数値目標は明記されていません)
  • クラウドサービスの利用者数(契約ライセンス数)(数値目標は明記されていません)
  • クラウドサービスの解約率(数値目標は明記されていません)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    クラウド事業を核としたリカーリングレベニュー拡大

    クラウドサービスを成長ドライバーと位置付け、オンプレミスからの移行促進やプレミアムサポート提供により継続的な収益基盤(リカーリングレベニュー)を拡大する。また顧客満足度向上により低解約率を維持する。

  2. 02

    「Universal 勤次郎」の機能強化と新顧客獲得

    「Universal 勤次郎 健康管理」の機能強化を図り、働き方改革と健康管理のデータ統合・AI活用による新製品・サービスの開発・拡販で新規顧客を獲得し、ARPUを向上させる。

  3. 03

    コンシューマビジネス(BtoC)の収益拡大

    個人向け健康管理支援サービスなどの開発・展開により、BtoC領域での収益機会を拡大する。

  4. 04

    人材の確保と育成による労働生産性向上

    優秀な人材の採用と教育研修を通じて従業員の能力開発を進め、「勤次郎元気プロジェクト」や「勤次郎チャレンジ制度」によりワーク・エンゲイジメントを高め、労働生産性の向上を図る。

  5. 05

    戦略的投資による成長基盤の強化

    HRMソリューションの継続的開発・改良、クラウド基盤の進化、広告宣伝への戦略的投資を実施し、早期の収益回収と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で321人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、5期前と比べて+15.5%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は7.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月58137.45.9268
2021年12月56236.05.8277
2022年12月55036.26.3318
2023年12月57536.67.0312
2024年12月60636.57.5308227
2025年12月67137.07.9321467

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
名古屋本部 — 名古屋市 中村区6,238百万円
本社・東京支店 — 東京都 千代田区193百万円
研修所 — 神奈川県 足柄下郡 箱根町186百万円
流通 センター — 名古屋市 中区165百万円
九州支店 — 福岡市 博多区5百万円
札幌支店 — 札幌市 中央区2百万円
東北支店 — 仙台市 若林区2百万円
保養所 — 長野県 木曽郡 木曽町1百万円
大阪支店 — 大阪市 淀川区0百万円
主な関係会社
  • 海外
    勤次郎ベトナム 有限会社
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和3年度外務省ストレスチェック業務
    外務省 · 2021-10-25
    104万円
  • 調達
    令和4年度岩手労働局におけるストレスチェック業務
    厚生労働省 · 2022-09-02
    52万円
  • 調達
    令和4年度参議院職員ストレスチェック等業務
    参議院 · 2022-09-26
    49万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は54億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.7%、利益が+114.3%。

売上高
+22.7%
54億円
営業利益
+114.3%
15億円
純利益
+100.0%
10億円
営業利益率
27.8%
前期比 +11.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高60億円54億円
営業利益16億円15億円
純利益11億円10億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は28億円、営業利益は7億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q10110.01
2023年2Q10220.01
2023年3Q9111.11
2023年4Q101
2024年1Q10110.01
2024年2Q11218.21
2024年4Q23417.43
2025年2Q26726.95
2025年4Q28828.65
2026年2Q28725.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は20億円から54億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は27.8%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月2032
2017年3月2122
2017年12月1610
2018年12月2732
2019年12月3253
2020年12月3453
2021年12月3322
2022年12月3643
2023年12月3964
2024年12月447715.95
2025年12月54151527.810

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高54億円のうち、営業利益として残るのは15億円27.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の18.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.5%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.9%21億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.9%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益27.8%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
68.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+19.4pt
27.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.9pt
18.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが22億円、投資CFが−30億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月4−3115
2019年12月5−3−126
2020年12月7−179692
2021年12月2−6−12−475
2022年12月4−5723−5345
2023年12月15−10−4545
2024年12月12−10−4242
2025年12月22−30−4−830

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は137億円。このうち返さなくてよい自己資本が102億円で、自己資本比率は74.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月189952.5
2017年3月1711661.8
2017年12月1911858.7
2018年12月23131056.0
2019年12月2516962.5
2020年12月110991190.1
2021年12月9889990.5
2022年12月127883969.2
2023年12月128903870.4
2024年12月128943473.1
2025年12月1371023574.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
50億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
31億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
35億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中52位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中454位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
27.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
22.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥658で、1年前と比べて-44.8%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥658-2.4%1ヶ月-6.8%1年-44.8%時価総額137億円
過去52週の値幅
安値¥555高値¥1,530

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.1倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR1.23倍
配当利回り1.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日の株価は677円で、前日比+1.2%と反発しました。直近1カ月では-3.4%と下落基調にあり、25日移動平均線(702.64円)を約4%下回っています。75日線(659.76円)は上回っており、一進一退ながら中期的には下値を支えられています。ただし200日線(875.12円)を大きく下回っており、長期トレンドは弱気です。RSIは49.74と中立圏です。52週高値1530円からは約56%下落、52週安値555円からは約22%上昇しており、レンジ内にあります。出来高は8月12日に83,400株、8月13日に122,800株と急増し、投機的な動きが見られました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER13.14倍は業界平均31.17倍を大幅に下回り、PBR1.27倍も平均3.64倍の約3分の1で、ROE10.3%と収益性も平均的である。配当利回り1.48%は平均2.65%を下回るものの、配当性向19.7%と安定した還元が期待できる。売上高・利益とも増加傾向で、今期も増益見込みであり、成長性を考慮すると割安感が強い。ただし、配当利回りの低さはやや気になる点だ。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.1倍47.9倍
PER (予想)12.4倍
PBR1.23倍2.96倍
ROE10.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、介護業界のDX需要が続く中で、主力製品の成長余地と収益性の持続性をどう評価するか。強気派は、介護報酬改定による事務負担増や人手不足を背景に、業務効率化ニーズが高まり、同社のソフトウェア需要が拡大すると主張する。一方、弱気派は、市場が成熟しつつあり、競争激化による価格低下懸念や、売上高の伸びに対する営業利益率の変動を警戒する。過去1年で株価が大幅に下落しており、市場は成長鈍化を織り込んでいる可能性がある。

プラスに働く材料7
  • 介護DX需要の拡大

    介護報酬改定や人手不足で業務効率化ニーズが高まり、システム需要が増加する

  • 高収益体質の維持

    2025年12月期の営業利益率は27.78%と高く、利益率が改善傾向

  • 時価総額の小ささ

    時価総額141億円と小型で、成長余地があれば株価上昇の弾みになりやすい

  • 営業利益が7→15億円へ倍増2025年12月期影響

    営業利益率は15.91%→27.78%に上昇。収益力の大幅改善が鮮明

  • 売上高が44→54億円と22.7%増2025年12月期影響

    増収率22.7%と高い伸び。増収が営業増益を牽引した

  • 純利益が5→10億円へ倍増2025年12月期影響

    最終利益は前期比2倍の10億円。EPS増加で株主価値が向上

  • PBR1.27倍とROE10.3%で適正評価通年影響

    ROE10.3%はPBR1.27倍を裏付ける。割高感はなく、下値は堅い

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟化

    介護施設向けシステムの普及が進み、新規需要の伸びが鈍化する可能性

  • 競争激化

    同業他社との価格競争や機能競争が激しく、シェア維持が難しい

  • 株価の下落基調

    1年間で株価が約38%下落しており、市場の失望が示唆される

  • 株価が1年で37.72%下落継続影響

    下落率37.72%と大きい。好業績にもかかわらず需給悪化が継続

  • 営業利益率27.78%の高水準が維持困難通年影響

    前期から11.87ポイント上昇した高利益率。競争激化で反落リスク

  • 配当利回り1.48%と低い還元継続影響

    配当利回り1.48%は株主への還元が手薄。成長だけで評価されにくい

  • 外国持株比率7.53%と低い継続影響

    外国人保有は7.53%と限定的。海外資金の流入が期待しにくい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
DX需要の取り込み状況を確認するため
営業利益率
高収益体質が維持できるかを見るため
顧客数・契約数
顧客基盤の拡大が成長の鍵となるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+17.6%いまの株価に対する利回りは1.52%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
1.52%
いまの株価に対して
配当性向
19.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月9118.7
2022年12月90.051.8
2023年12月90.041.3
2024年12月90.035.8
2025年12月1017.619.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,022人。区分でいちばん多いのは個人・その他43.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.2%を占め、残る52.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他43.549.850.048.150.443.1
事業法人43.042.842.942.945.842.1
外国法人6.23.23.02.41.47.5
金融機関2.61.22.35.51.15.1
自己株式5.04.94.84.84.7
証券会社4.83.01.81.11.32.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01エヌイーシステムサービス株式会社34.40
02加村 稔9.23
03勤次郎持株会7.57
04MK株式会社5.28
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.65
06三菱UFJキャピタル株式会社2.16
07良原 一行1.97
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.85
09加村 光子1.54
10松浦 幹治0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−97%、1株純資産は11期で−92%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月1,4976,48826.06.7
2017年3月11175015.99.0
2017年12月277763.537.0
2018年12月3317920.310.0
2019年12月4622223.27.0
2020年12月204755.766.948.7
2021年12月84471.763.7118.7
2022年12月154503.538.751.8
2023年12月194614.225.141.3
2024年12月244775.017.335.8
2025年12月5252110.323.819.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額177百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加村稔代表取締役会長 CEO7910,192,637
加村光造代表取締役 執行役員社長COO53107,939
平田英之取締役 常務執行役員CTO 兼 CIO 兼 クラウド戦略本部長 兼 品質保証室長6822,260
加村建史取締役 執行役員 マーケティング戦略本部長5272,522
木下隆之取締役 執行役員674,615
前畑岳史取締役 執行役員CFO 兼 管理本部長561,591
藤岡旭取締役 監査等委員(常勤)7920,000
加藤厚取締役 監査等委員7510,000
岡野英生取締役 監査等委員66
熊本宣晴取締役67

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6145815326
監査等委員314145
社外監査役3552
社外取締役3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,552字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1)事業の概要 当社グループは、当社と勤次郎ベトナム有限会社(連結子会社)の2社で構成されており、「想像から創造へ」のもと「CSR&イノベーション」を企業理念として、コアコンピタンス(競争優位の源泉)を強化しております。徹底して他社との差別化を図り、Human Resource Management事業(以下、「HRM事業」という。)においてステークホルダーの期待を重視し、顧客企業の人的資本投資による労働生産性向上をサポートすること、さらに国民のヘルスアップを目指し、社会の持続的発展に貢献することを経営方針としております。 当社グループの事業セグメントは、「HRM事業」「不動産賃貸事業」により構成されております。 HRM事業は、多業種の事業者向けに、就業管理、人材管理、給与管理及び健康管理を一体的に提供するHRMソリューションとして、ソフトウエア製品及びハードウエア製品(就業情報端末)の開発及び販売、並びにこれらの製品を活用するクラウドサービス、コンサルサポート(注)1、プレミアムサポート(注)2等の提供を主に行っております。当社グループのHRMソリューションは、主に中堅・大企業向けの「Universal 勤次郎」と、主に従業員100名以下の企業向けクラウドサービス「JOBEE」の2製品により提供しております。また、HRM事業は、当社グループの事業戦略上、クラウド事業(注)3及びオンプレミス事業(注)4の2つに区分して推進しておりますので、以下に記載いたします。 セグメントの名称   事業区分(会社名)   製品とサービス HRM事業   クラウド事業 (当社)(勤次郎ベトナム有限会社)   HRMクラウドサービス   Universal 勤次郎 JOBEE クラウドフロントサービス   勤次郎プライベートクラウド 勤次郎AuthLink コンサルサポート   クラウドコンサルサポート NRLコンサルサポート 就業情報端末   NRL-ms、NRL-1、NRL-2 電子カルテシステム   ヘルス×ライフカルテ オンプレミス事業 (当社)(勤次郎ベトナム有限会社)   HRMパッケージ   (就業ソリューション) Universal 勤次郎 就業・勤怠管理 コンサルサポート   ソフトウエアコンサルサポート NRLコンサルサポート 就業情報端末   NRL-ms、NRL-1、NRL-2 プレミアムサポート   ソフトウエアプレミアムサポート NRLプレミアムサポート 不動産賃貸事業   不動産賃貸事業(当社)   オフィス用賃貸物件の賃貸 (注)1.コンサルサポートは、顧客企業への当社グループ製品・サービスの導入に際し、顧客企業のシステム環境の設定、ソフトウエアのインストール、就業情報端末の設置及び利用のための講習等を行います。 2.プレミアムサポートは、オンプレミス事業において顧客企業で利用されているソフトウエア及び就業情報端末に障害が生じた場合の修理並びに法令の改正変更に対応した最新プログラムの提供を行います。 3.「クラウド」とは、クラウドコンピューティングの略称であり、提供者が情報システムの設備(ハードウエア)を保有又は利用し、その設備において運用することをいいます。 「クラウド事業」では、従来は手元のコンピューターにインストールして利用していたようなソフトウエアやデータ、あるいはそれらを提供するための技術基盤(サーバーなど)を、インターネットなどのネットワークを通じて提供して(クラウドサービス)、当該ソフトウエアの利用権を販売する(クラウドライセンス売上)ほか、それに付随するサービスを提供しております。 4.「オンプレミス」とは、利用者が情報システムの設備(ハードウエア)を保有し、利用者の設備において運用することをいいます。 「オンプレミス事業」では、利用者の設備にインストールするソフトウエアを販売するほか、それに付随するサービスを提供しております。 当社グループは、重要な経営資源である人材面に関し、「働き方改革&健康経営®」による企業経営と従業員の最適な関係構築を提案し、顧客企業の労働関係法の遵守とともに従業員が健康で働きがいを感じながら活き活きと働くことのできる職場づくりやワーク・ライフ・バランスへの対応、女性活躍の推進などが、ワーク・エンゲイジメントと労働生産性を高め、豊かで活力ある企業・社会を実現するものと考えております。 (注)健康経営®は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。 ①HRM事業 当社グループのHRM事業の基本方針は、顧客企業の「働き方改革&健康経営」の実現のため、従業員の適正な労働時間管理、健康維持・増進により労働生産性を向上させることを通じて、業績向上、企業価値向上に貢献することであります。その事業領域は、HRMソリューションを中核とし、主に中堅・中大規模企業向けの「Universal 勤次郎」を中心に、クラウド及びオンプレミスで製品・サービスを提供しております。 当社グループの販売チャネルには、当社が製品及びサービスを企業に直接販売する「直販」と、当社からシステムやIT機器を取り扱う販売パートナーに卸し、販売パートナー経由で企業が当社グループの製品及びサービスを利用する「パートナー販売」があります。 なお、勤次郎シリーズの就業マネジメントシステムは5,000を超す企業・団体への導入実績があります。これは当該ソフトウエアが使いやすく満足度が高いことによるものであると自負しており、実際に多くの企業・団体で広く利用されております。 (クラウド事業) 当社グループは、自社のクラウド設備を利用したサービス提供を行っており、クラウド基盤の刷新により、高速・高性能で柔軟なシステム構成を実現しています。また、「勤次郎プライベートクラウド」と「勤次郎AuthLink」の提供により、当社サービスと他社サービス間における、安全で快適な「シングルサインオン」と「多要素認証」を容易に構築することができるようになりました。今後さらに、働き方に応じた従業員情報をベースにした、様々な情報システムに対するアクセス制御の容易性を追求して参ります。 これらのクラウドサービスは企業の様々なニーズに応えるべく、ソフトウエアの売り切り型ではなく、利用しやすい月額料金方式で提供するため、企業はサーバーの初期コストや保有コスト、システム運用担当者の人件費、そしてパッケージの維持コストが不要となり、中堅中小企業でもHRMソリューションを利用することができます。 当社グループでは、このクラウドサービスを通じ、顧客企業の満足度向上を図ることで、将来にわたるリカーリングレベニュー(継続的な収益)を得ることが可能であると考えております。 当社グループのクラウドサービスにおける利用者数及び契約社数の推移は次のとおりです。 利用者数(人)   契約社数(社) 2016年12月末   72,226   381 2017年12月末   105,360   532 2018年12月末   178,529   766 2019年12月末   246,358   1,036 2020年12月末   320,868   1,342 2021年12月末   368,692   1,578 2022年12月末   442,516   1,816 2023年12月末   507,331   2,031 2024年12月末   633,248   2,355 2025年12月末   803,020   2,599 (注)「利用者数」は契約ライセンス数を集計しております。なお、契約ライセンス数は、顧客企業の1従業員に複数サービス(就業、人事、給与、健康管理ソリューション等)の利用がある場合でも1人として集計しています。また、「契約社数」は複数サービスを契約している顧客企業も1社として集計しております。 また、顧客企業の満足度向上に取り組んだ結果、解約に至るケースも少なく、クラウドサービスの解約率は0.21%程度の水準で推移しております。 (注)クラウドサービスの解約率は、「対象月を含む過去12か月のクラウドライセンス解約金額合計÷同期間のクラウドライセンス前月売上金額合計」にて算出しております。クラウドライセンス解約金額とは、ライセンス契約の解除により減少するクラウドライセンス売上(月額)をいいます。 (オンプレミス事業) オンプレミス事業においても、クラウド事業と同じく、顧客企業の「働き方改革&健康経営」に資するHRMソリューション「Universal 勤次郎」を中心に、製品・サービスを広く提供しております。 これらのソフトウエアのパッケージを購入した顧客企業・団体においては、当社グループが継続的なプレミアムサポートを提供することで、安心して利用することができ、当社グループにとっては、プレミアムサポートの年額料金又は月額料金によりリカーリングレベニュー(継続的な収益)を得ることが可能であり、安定した収益確保につながっております。 当社グループでは、クラウドサービス及びプレミアムサポートの2つのリカーリングレベニュー(継続的な収益)並びにこれらのソフトウエアのオンプレミスでの拡販により、高い成長力と安定した収益計上を確保しております。 ②不動産賃貸事業 当社グループの不動産賃貸事業の基本方針は、スペースの有効活用としております。当社所有のビルのうち、空きフロアをオフィス用賃貸物件として賃貸しております。 (2)当社グループの主要製品及びサービスについて 当社グループの主要製品及びサービスは、企業の人的資本投資を支援するHRMソリューションを中核とし、これを補完・拡張するヘルスケア関連サービス及びクラウド基盤サービスにより構成されております。 ①HRMソリューション(中核事業) 当社グループは、就業管理、人事管理、給与管理及び健康管理を一体的に提供するHRMソリューション(HRMサービス)として、「Universal 勤次郎」を中核とする勤次郎シリーズを展開しております。 「Universal 勤次郎」は、企業における労務管理の効率化とコンプライアンス対応に加え、従業員の健康維持・増進を通じた労働生産性の向上を支援するHRMプラットフォームであり、クラウド及びオンプレミスの両形態で提供しております。本HRMソリューションは、多様な雇用形態や働き方に対応した就業管理機能を基盤に、人事・給与データ及び健康データを統合的に管理・活用することにより、企業の「働き方改革&健康経営」の推進を包括的に支援することを特徴としております。また、HRMソリューションから得られるデータを活用し、労務コストの可視化、人員配置の最適化、健康リスクの把握及び改善支援など、企業経営に資する各種分析・支援サービスも提供しております。 ②HRMソリューションを補完する関連サービス 当社グループは、HRMソリューションで培った就業・健康データ活用の知見を活かし、ヘルスケア分野及びクラウド基盤分野において、以下の関連サービスを提供しております。 ■クラウドフロントサービス 2010年以来の当社のクラウド技術ノウハウを活かし、システム構築に必要なサーバーやネットワーク、ストレージなどのインフラを安全・スピーディーにインターネット経由で提供しています。お客様に、安心・安全・低予算にてクラウドサービスのメリットをご提供することが可能です。 ①「勤次郎プライベートクラウド」は、ネットワーク構築・システムの冗長化に関して、ホスティング型IaaSを、専門部門を持たない企業・部門におけるサーバー選定・購入手続きやシステム維持といった煩雑で日々の負担の大きな課題を解決いたします。また企業がWebアプリケーションを「勤次郎プライベートクラウド」内で動作させることで、安全に当社の「HRMプラットフォーム」データを活用することができます。 ②「勤次郎AuthLink」は、クラウド上の様々なアプリケーションの効率的な管理と運用を「シングルサインオン」によって可能にします。また、生体認証と組み合わせられる「多要素認証」によるセキュリティ強化と、ユーザーごとのアクセス制御などにより、管理業務の工数削減を実現します。 ■ママケリー 妊活支援・母子健康手帳・育児手帳の機能を有するアプリケーションとして、お子様の誕生前から、母子の身長・体重、病院での受診内容、保健指導内容を写真や動画とともに記録できます。専門家の育児情報も掲載されており、出産・育児でのママの悩みや不安を少しでも和らげ、安心して楽しく子育てができるよう支援しております。ママケリーを通して、パパ・ママそしておじいちゃん・おばあちゃんがお子さん・お孫さんの成長をともに感じて、ご家族の思い出をいつまでも大切にできます。 ■ヘルス×ライフカルテ(電子カルテシステム) クラウドサービスによる電子カルテシステムで、「Universal 勤次郎」とオンライン診療システムとの連携で、患者のデータを一括管理します。患者の受付から会計までの業務フローへの対応に加え、入院に必要な移動情報、看護支援機能等を有し、200床未満の医療機関に対応しています。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,630字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。本項目を含む、本書における当社グループに関連する見通し、計画、目標等の将来に関する記述は、当社グループが現在入手している情報に基づき当連結会計年度末時点における予測等を基礎としてなされたものであり、実際の内容は、記載内容と大きく異なる可能性があります。 (1) 経営の基本方針 当社グループの経営は、企業理念である「CSR&イノベーション」のもと、「人と時間とテクノロジーのより良い関係を求め、HRMプラットフォームによるクラウドサービス事業を通じ、働き方改革&健康経営と国民のヘルスアップの支援をCSRとして、イノベーションをもって社会の持続的発展に貢献します」を基本方針としております。HRM(Human Resource Management)プラットフォーム分野において、顧客満足度向上を最優先に、ソフトウエアパッケージの製造・販売とそのパッケージ機能をインターネット経由でサービス提供する(クラウドサービス)ことで、顧客企業のニーズに応え、業績向上に貢献し、「顧客・従業員・株主・取引先・地域社会」の全てのステークホルダーに信頼される企業を目指しております。 また、イノベーション(技術革新)を常に行い、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上を図っていくことを経営の基本方針としております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上・利益の成長、顧客満足度の向上に取組みながら企業価値の最大化を目指すため、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高営業利益率、クラウドサービスの利用者数(契約ライセンス数)及び当該クラウドサービスの解約率を掲げております。売上増加の重要な要素となるクラウドサービスの利用者数を増加させ、また顧客満足度を向上させることで当該契約に対する解約率の低減を図り、結果として売上高営業利益率の高い成長を目指して参ります。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループは、継続して成長し続けるために、クラウド事業を成長ドライバーにリカーリングレベニューを拡大することを基本戦略とし、以下のとおり、HRMプラットフォームを通じた新たな価値創造を行って参ります。 ①「Universal 勤次郎 健康管理」機能強化による勤次郎シリーズのターゲットに向けた新製品・サービスでの新規顧客獲得 働き方改革ソリューションと健康管理ソリューションから得られるビッグデータの分析とAI(人工知能)活用による新製品・サービスの開発・拡販(統合データサービス・クラウドフロントサービス)、ARPUの増加 ②リカーリングレベニューの継続強化 オンプレミス契約顧客のクラウド移管とプレミアムサポートによるリカーリングレベニューの拡大 顧客満足度の向上による低解約率の維持継続 ③コンシューマビジネス(BtoC)での収益拡大 (4) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の労働市場を展望すると、少子高齢化時代による労働人口の減少が続く中で、各業界とも女性労働者の増加、パートタイマー・派遣社員等の活用、外国人労働者の活用等、労働力確保のための手段は多様化する傾向にあります。2024年4月には「働き方改革関連法」の適用猶予事業に対しても時間外上限規制が適用され、企業は、労災認定基準に勤務間インターバルが追加されるなどの過重労働に対する指導強化への対応や、長時間労働者への健康指導など、より一層きめ細かな労務管理が求められております。 また、ヘルスケア分野においては、改正労働安全衛生法によるストレスチェックの義務化以降、多くの企業で「健康経営」が推進されております。この「健康経営」は、従業員の健康増進及び「ワーク・エンゲイジメント」向上による生産性の向上と組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上にもつながる新しい企業価値の向上策の一つとして取り上げられております。また、人的資本経営を重視する考え方が注目されており、従業員が心身ともに充実した状態にあるように努めることが、企業の経営努力として極めて重要なテーマとなってきました。 このような動向を鑑み、当社グループは以下の点を優先的に対処すべき課題と認識し、それらの改善に努めながら、今後の事業運営を行っていく方針であります。CSR(企業の社会的責任)の実行と顧客満足度向上は当社グループの繁栄につながり、ひいては従業員の満足度向上にもつながることから必要不可欠であり、イノベーション(技術革新)力を磨くことにより、コアコンピタンス(競争優位の源泉)の追求と顧客企業の満足度向上につながるよう、課題解決を図って参ります。 ①新製品の開発 当社グループは、HRMサービスベンダーのトップランナーを目指し「Universal 勤次郎」を中核とするクラウドサービス販売により顧客企業の拡大を進めております。「Universal 勤次郎」は、企業経営を支援し、「労働生産性」と「ワーク・エンゲイジメント」の向上に繋がる従業員の健康増進と、活力をもって働ける職場づくりに貢献するため、働き方改革ソリューションと健康管理ソリューションのデータを統合的に活用できるシステムとして、進化させて参ります。 ②ヘルスケアシステムの開発 当社グループは、HRMソリューションの一領域として、ヘルスケア分野における機能及びサービスの提供を行っております。当該ヘルスケア領域においては、システム提供にとどまらず、専門家による支援を含む付加価値の高い人的サービスを組み合わせることで、顧客企業の健康経営の推進及び労働生産性の向上に貢献しております。今後は、HRMソリューションから得られる就業データ及び健康データ、並びに日常の活動情報を総合的に分析・活用することにより、顧客企業の健康経営の高度化に資するサービスの拡充を図るとともに、個人の健康管理を支援するサービスの開発やBtoCビジネスへの展開も視野に入れ、ヘルスケア領域における新たな価値創出に取り組んで参ります。 ③クラウドサービスのさらなる品質向上 当社グループのクラウドサービスは、自社設備によって提供しております。顧客企業に安心して利用してもらうために高いセキュリティによって顧客企業の個人情報を保護し、かつ設備を安定的に稼働させる必要があります。そのため、セキュリティ対策と設備強化が重要と認識しております。 ④人材の確保と育成 当社グループにおいては、顧客企業の「働き方改革&健康経営」の実現を支援する社会的価値のあるクラウドサービスの提供をしており、従業員一人ひとりが高いモチベーションを維持し、労働生産性を向上させることで、営業・サポート・開発に取組んでおります。一方で、大きく成長する「働き方改革&健康経営」市場において、当社グループが事業を拡大していくためには、人的資本の考え方から人材が最も重要な資本であると認識し、顧客企業のニーズに裏打ちされたサービスと製品を永続的に提供していくための優秀な人材の確保と育成が最重要課題と考えております。その取組の一環として発足した若手従業員を中心とする「勤次郎元気プロジェクト」は、従業員が自ら考え、率先して健康増進を行うイベントを企画、運営することによって、能動的な働き方と健康経営への取組をボトムアップで実現しております。また、新規事業、特許、職場改善などの提案を募集し、報償を与えることで、経営に対する関心を高め、課題の発見と対策の立案に繋げることを目的とした「勤次郎チャレンジ制度」を、2023年より開始、継続して行っております。これらの施策によって従業員のワーク・エンゲイジメントを向上させることが、労働生産性の向上に繋がると考えております。引続き優秀な人材の積極的な採用活動と、全従業員への集合教育研修及び役員・幹部人材への高度な外部研修を行い、従業員が自己研鑽に努め、能力を最大限に発揮できる環境と職場づくりを目指して参ります。 ⑤開発投資・広告宣伝投資等 当社グループの事業のさらなる発展のためには、HRMソリューションを中核とした製品・サービスの継続的な開発・改良に加え、クラウド事業基盤の進化による機能・品質の向上及びサービス強化が不可欠であると認識しております。また、顧客創出効果を期待した広告宣伝による販売力強化を進めるため、新サービス・製品の開発投資及び広告宣伝投資が必要であると考えております。今後の収益向上に向けた投資として、早期に回収し収益に貢献できるよう、戦略的かつ実効性のある開発投資及び広告宣伝投資を継続して進めて参ります。
事業等のリスク5,309字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済状況について 当社グループが事業活動を行う市場は日本国内であります。しかしながら、アジア、北米、欧州の国及び地域の経済状況の動向は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。経済状況の動向によっては、当社グループの主な販売先である大手・中堅企業は、同社の売上に直結しない当社グループ製品(統合ERP 勤次郎シリーズ等)の業務・設備への投資を大幅に削減又は延期するおそれが大きいためであります。そのため、日本政府の掲げる「働き方改革」は、当社グループを含む業界にとって追い風となっておりますが、国内外の景気の悪化・低迷等の外部環境要因によっては、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 技術革新や競合会社について 当社グループの事業分野であるソフトウエア・ハードウエアの研究開発では、技術革新の進展・技術環境の変化の速度は顕著であり、日々、激しい開発競争及び販売競争が行われております。このような状況下、当社グループは常に市場動向、技術動向を分析し新技術や製品の研究開発に努めております。しかしながら、事業を取り巻く市場環境や技術環境が当社グループの予測を超える速度で変化していくことも想定されます。さらに、新規参入者を含めた競争激化による製品価格の下落、競合会社の優位的な新製品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことが発生した場合、当社グループの技術や製品の陳腐化が発生する可能性があります。そのため、何らかの要因で技術変化への対応が困難となった場合、若しくは競合会社の動向により、当社グループが市場優位性を確保できない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 特定の製品に依存していることに起因するリスク 当社グループの「勤次郎Enterprise」は、2004年1月の発売以来オンプレミスでの販売が順調に推移し、近年はクラウドでの販売も大きく伸長しており、また2021年12月には「Universal 勤次郎 就業・勤怠管理」もリリースし、HRM事業売上高の大半が勤次郎シリーズに依存するものとなっております。その中でも特に就業管理システムに関連する売上依存の割合が高く8割を超えていることから、就業管理分野において技術革新や低価格製品・サービス等の強力な競合先の出現があった場合、売上が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品の不具合(バグ)発生について 当社グループのソフトウエア・ハードウエア製品において、不具合をなくすことは重要な課題であります。当社グループでは製品の開発工程においてソフトウエア・ハードウエアの厳格な試験とその自動化により品質向上に取り組んでおりますが、一般的に今日のような高度で複雑なソフトウエア・ハードウエア上で不具合を全てなくすことは不可能といわれております。そのため、顧客企業が当社グループ製品を導入後に不具合を発見する可能性があります。その場合には、該当製品のその後の売上が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 販売パートナーとの協業について 当社グループの売上高の概ね6割が主に、株式会社大塚商会等の販売パートナーとの協業によるものであり、特に大塚商会グループで約4割を占めております。当社グループの顧客企業は、製造業、サービス業、流通・小売業、運送・倉庫業、病院・福祉業等、業種・業態を問わず多岐にわたっており、規模的にも大企業から中小規模事業者まで広範囲となっております。当社グループでは、これらの幅広い顧客ニーズにきめ細かく応えるため、販売パートナーを経由した間接販売に注力しており、ソフトウエア・ハードウエア製品におけるパートナーによる間接販売での売上高は、当連結会計年度においても概ね6割を占めることから、販売パートナーとの継続的信頼関係の維持は、当社グループの将来にとって重大な意義を持ちます。そのため、販売パートナーとの関係が悪化した場合、競合会社が当社グループの販売パートナーと戦略的提携を行った場合、あるいは販売パートナーの財政状態が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新製品等の研究開発への投下資金が期待どおりの成果をあげられないことに起因するリスク 当社グループでは現在、次世代版勤次郎シリーズの開発のほか、電子カルテの「ヘルス×ライフカルテ」の開発のための研究開発プロジェクトが進行しております。先行投資的な研究開発を拡大させる場合やリリース後に想定どおりの販売収益が得られない場合、開発が予定どおり進捗せず遅延する場合、又は不測の事態によりリリースに至らない場合には、追加の費用計上や損失などが生じ、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) クラウドサービスのシステム障害に起因するリスク 当社グループでは、クラウドサービスに関して、システム障害等により長時間にわたるサービス停止が発生しないようにセキュリティ専門会社による脆弱性診断とその対策の実施のほか、ネットワーク回線・機器及びサーバーの冗長化並びにシステムの稼働監視システムの導入等を行っております。また、BCP(事業継続計画)に基づき早期復旧の手順の策定と復旧の演習を実施する等の未然防止策を実施しリスクの低減に努めております。 しかしながら、ソフトウエアや関連設備に障害が発生し大幅な復旧遅延が生じた場合、クラウドサービスの停止が長時間にわたることで、顧客企業からの信頼を失い、取引の解消によるクラウドサービスの売上の大幅な減少や損害賠償請求などが発生し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報システム障害に起因するリスク 当社グループの事業活動において、製品・サービスの研究開発・製造・販売等のビジネス活動のための情報システムの利用とその重要性は増大しております。ウイルス対策の強化やネットワーク及びファイルサーバーの二重化、さらにはデータセンターの活用による耐災害性向上などの各種対策を実施し、業務を継続的に運営できる体制を整備しておりますが、テロ、自然災害、ハッキング、コンピューターウイルスの混入のほか、自然災害や事故によるインターネット通信網の損傷、予期せぬアクセス急増に伴うサーバーダウン、その他の要因によって情報システムの障害が発生した場合、当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 知的財産権に起因するリスク 当社グループが開発する製品であるソフトウエア及びハードウエアにかかる知的財産権について、これまで、第三者から侵害訴訟等を提起されたことはありませんが、当社グループが認識していない特許等が成立している場合、当社グループの製品が第三者の知的財産権に抵触する可能性を完全に排除できない可能性があります。当該第三者による損害賠償及び特許等の使用差し止めの訴え等により、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティについて 当社は事業遂行に関連して、顧客の機密情報や顧客企業の従業員及び個人利用者の個人情報を取得又は預かることがあります。そのため、当社はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得し、全部門において、国際規格である「ISO27001」に適合した情報の安全な管理体制を構築し、社内規程・マニュアルの制定、従業員への教育等を通じて管理を徹底しております。 2025年5月、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格「ISO/IEC 27001」の最新版への移行を完了いたしました。あわせて、クラウドサービスの適切な管理を証明する国際規格「ISO/IEC 27017」の認証(ISMSクラウドサービス認証)も取得し、情報セキュリティ体制のさらなる強化を実現いたしました。 しかしながら、不測の事態により機密情報や個人情報が流出する可能性を完全になくすことはできず、万が一、情報流出が生じた場合、当社グループの社会的信用が失墜するとともに損害賠償等の費用負担が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 また、コンピューターウイルスによる攻撃等の発生に対し、当社グループは事業継続計画の策定やアンチウイルスソフトの利用等の予防策を採用しておりますが、こうした問題の影響を完全に回避することができない場合、当社グループの開発活動をはじめとする事業活動全般に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材の確保について 当社グループの人員体制は現時点での業務規模に応じたものになっております。当社グループでは、計画的な採用活動による新卒採用に加え、一定水準以上の専門技術・知識を有する技術者の中途採用により業務拡大を想定した人員の強化、拡充を図っておりますが、人材の確保が円滑に進まなかった場合や現在当社グループで働いている技術者が当社グループ外に流出した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 財政状態及び経営成績の状況の異常な変動に係るリスク 当社グループの事業形態の特徴として、人件費や減価償却費等の固定費水準が高く、変動費比率が低いことが挙げられます。そのため、売上高が増加した場合の増益額が他の事業形態に比べ大きい一方、売上高が減少した場合の減益額も他の事業形態に比べて大きく、利益の変動額が大きくなる傾向にあります。その結果、土地・建物等の固定資産の減損や繰延税金資産の回収可能性にかかるリスクが顕在化し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害、感染症等について 当社グループの主要な営業拠点は、東京、大阪、名古屋にあります。また、主要な開発拠点は、名古屋及びベトナムにあります。過去においては、地震、火災、洪水、津波等の災害によって当社グループの事業活動が影響を受けたことはありませんが、これらの地域において大規模な自然災害、ストライキ、テロ等が発生した場合や、新型ウイルス等の感染症が想定を大きく上回る規模で発生あるいは流行した場合、営業活動や製品開発をはじめとする事業活動全般に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (14)法令改正等について 当社グループが開発しているソフトウエアは、主に企業の基幹業務向けビジネスソフトウエアであります。従って、労働基準法、労働安全衛生法改正等に伴い、改正変更に対応した最新プログラムを顧客企業(プレミアムサポート契約企業)に送付しなければなりません。プログラム更新が複雑かつ煩雑であった場合には、対応に遅れが生じるケースや当社グループの開発リソースのみでは対応ができない可能性があり、このような場合には開発費用負担が増加するなど、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 また、医療関係法規(監督官庁が公表する諸ガイドラインを含む。)に則った対応が必要になることもあります。そのため、こういった法令等の改正に対応していない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (15)大株主について 当社の代表取締役である加村稔並びに同人の資産管理会社であるエヌイーシステムサービス株式会社及びMK株式会社の所有株式数は、当連結会計年度末現在で総議決権数の51.3%となっており、引き続き大株主となる見込みです。 加村稔及び同人の資産管理会社(エヌイーシステムサービス株式会社及びMK株式会社)は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 加村稔は、当社の創業者であるとともに代表取締役であるため、当社といたしましてもこれらは安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情によりこれらの当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,623字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当社を取り巻く事業環境においては、時間外労働の上限規制の定着や勤務間インターバル制度の普及などを背景に、過重労働防止及び労働安全衛生に関する法令遵守への対応の重要性が引き続き高まっております。また、多様な働き方の定着や「人的資本経営」の浸透により、就業・勤怠情報を基盤としたデータの活用や、HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)サービスに対する需要は堅調に推移しております。 さらに、少子高齢化や労働人口の減少を背景に、企業においては人材の確保・定着及び育成の重要性が高まっており、経営戦略と連動した人的資本への投資を通じて、労働生産性の向上や組織の持続的成長を図る動きが広がっております。 このような状況のもと、当社は「働き方改革&健康経営®」を軸に、就業・勤怠管理及び健康管理を中心としたHRMソリューションの提供を進めて参りました。当連結会計年度においては、主力製品である「Universal 勤次郎 就業・勤怠管理」が、「勤次郎Enterprise」の次世代製品として安定的に売上に寄与するとともに、「Universal 勤次郎 健康管理」との連携により、働きやすい職場環境づくりや従業員の健康保持・増進を支援しております。 また、「Universal 勤次郎 人材管理」「Universal 勤次郎 給与管理」の一次リリースを行い、人事・給与領域までを含むHRMサービスの提供基盤を整備いたしました。加えて、新製品「JOBEE」をリリースし、従業員数100名以下の企業に対してもHRMサポートの提供を開始するなど、製品ラインアップの拡充を図っております。 セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。 クラウド事業の販売は、市場ニーズが一段と高まっていることから、リカーリングレベニューであるクラウドライセンス売上は3,118,675千円(前年同期比35.5%増)を計上しており、引き続き安定した収益確保に貢献した結果、事業全体としては3,943,675千円(前年同期比31.0%増)となりました。 また、オンプレミス事業の販売については、大型契約があったこと等により、事業全体としては1,272,364千円(前年同期比5.5%増)となりました。リカーリングレベニューであるプレミアムサポート売上については、クラウド契約に変更となった契約があったものの、引き続き安定した収益確保に貢献しており、531,837千円(前年同期比7.1%減)となりました。 これらの結果、HRM事業の売上高は5,216,039千円(前年同期比23.7%増)、セグメント利益は1,451,503千円(前年同期比117.3%増)となりました。 また、不動産賃貸事業については、テナントからの賃料収入等により、売上高は275,565千円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は69,874千円(前年同期比12.7%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は5,370,470千円(前年同期比22.7%増)、営業利益は1,521,377千円(前年同期比108.4%増)、経常利益は1,525,113千円(前年同期比108.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,013,085千円(前年同期比119.4%増)となりました。 b.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ919,107千円増加し、13,733,419千円となりました。 そのうち、流動資産は前連結会計年度末に比べ803,895千円増加し、6,030,355千円となりました。これは主に、現金及び預金763,390千円の増加、棚卸資産40,649千円の増加等によるものであります。 また、固定資産は前連結会計年度末に比べ115,211千円増加し、7,703,063千円となりました。これは主に、ソフトウエア67,311千円の増加、ソフトウエア仮勘定260,868千円の増加、繰延税金資産30,568千円の増加があったほか、建物及び構築物138,599千円の減少、工具、器具及び備品101,486千円の減少があったこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ40,206千円増加し、3,484,222千円となりました。 そのうち、流動負債は前連結会計年度末に比べ325,233千円増加し、1,525,349千円となりました。これは主に、未払法人税等249,281千円の増加、その他の流動負債69,383千円の増加があったこと等によるものであります。 また、固定負債は前連結会計年度末に比べ285,026千円減少し、1,958,872千円となりました。これは主に、長期借入金291,736千円の減少等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ878,900千円増加し、10,249,196千円となりました。これは主に、当期純利益の計上1,013,085千円、自己株式の処分32,960千円があったほか、剰余金の配当168,716千円等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,236,609千円減少し、2,994,739千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、前連結会計年度に比べ1,045,584千円増加し、2,201,400千円となりました。これは主な資金獲得要因として、前連結会計年度と比較して税金等調整前当期純利益822,228千円の増加、売上債権の増減額110,611千円の減少、未払金及び未払費用の増減額69,345千円の増加、未払消費税等の増減額186,300千円の増加があったほか主な資金支出要因として、前受収益の増減額62,123千円の減少、未払法人税等の支払額87,232千円の増加があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ2,047,142千円増加し、3,004,755千円となりました。これは主な資金支出要因として、前連結会計年度と比較して無形固定資産の取得による支出201,159千円の増加、定期預金の預入による支出4,000,000千円の増加があったほか、資金獲得要因として、有形固定資産の取得による支出151,620千円の減少、定期預金の払戻による収入2,000,000千円の増加があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ10,067千円減少し、429,591千円となりました。これは主な資金支出要因として、前連結会計年度と比較して長期借入金の返済による支出6,605千円の減少、自己株式の売却による収入3,605千円の増加があったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループで行う事業は、提供する製品・サービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) HRM事業   5,246,824   119.4   834,230   97.6 不動産賃貸事業   154,431   95.7   -   - 合計   5,401,256   118.6   834,230   97.6 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) HRM事業   5,216,039   123.7 不動産賃貸事業   154,431   95.7 合計   5,370,470   122.7 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.HRM事業における事業区分・売上区分別の販売実績は、次のとおりであります。 事業区分   売上区分   前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売高 (千円)   前年 同期比(%)   販売高 (千円)   前年 同期比(%) クラウド 事業   クラウドライセンス売上   2,301,703   119.3   3,118,675   135.5 クラウドコンサルサポート売上   540,405   123.6   596,503   110.4 就業情報端末売上   144,128   173.1   205,423   142.5 その他売上   23,454   95.1   23,072   98.4 小計   3,009,691   121.6   3,943,675   131.0 オンプレミス 事業   ソフトウエア製品売上   389,556   106.6   507,191   130.2 ソフトウエアコンサルサポート売上   149,226   67.7   140,168   93.9 就業情報端末売上   94,507   91.8   93,166   98.6 プレミアムサポート売上   572,325   101.0   531,837   92.9 小計   1,205,616   96.0   1,272,364   105.5 合計   4,215,307   113.0   5,216,039   123.7 3.HRM事業におけるリカーリングレベニューの内訳及びHRM事業の総販売実績に対するリカーリングレベニューの割合は、次のとおりであります。 売上区分   前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売高 (千円)   割合 (%)   販売高 (千円)   割合 (%) リカーリングレベニュー   クラウドライセンス売上   2,301,703   54.6   3,118,675   59.8 プレミアムサポート売上   572,325   13.6   531,837   10.2 その他売上   23,454   0.6   23,072   0.4 合計   2,897,483   68.7   3,673,585   70.4 4.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する当該販売実績の割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日    至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日    至 2025年12月31日) 販売高 (千円)   割合 (%)   販売高 (千円)   割合 (%) 株式会社大塚商会   1,615,143   36.9   2,057,297   38.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ合理的と考えられる見積りが行われている部分があり、資産・負債、収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当連結会計年度の財政状態の状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.財政状態の状況」をご参照ください。 b. 経営成績 (売上高、売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上高は5,370,470千円(前年同期比22.7%増)となりました。前連結会計年度から引き続き好調であるクラウド事業を中心に営業活動を行った結果として、クラウドサービスの利用者数(契約ライセンス数)が前連結会計年度末から169,772人増加し803,020人となり、クラウドライセンス売上が3,118,675千円(前年同期比35.5%増)と大きく増加し、クラウド事業売上は3,943,675千円(前年同期比31.0%増)となりました。また、オンプレミス事業においては、大型契約があったこと等を要因として、オンプレミス事業売上が1,272,364千円(前年同期比5.5%増)となりました。さらには、不動産賃貸事業が安定した収益を獲得しておりますが、テナントの退出等があったことにより、不動産賃貸事業売上は154,431千円(前年同期比4.3%減)となりました。売上原価はクラウドサーバーの増強や、Universal勤次郎に係るソフトウエア償却費の増加等を主な要因として1,715,105千円(前年同期比0.6%減)となり、その結果、売上総利益は3,655,365千円(前年同期比37.9%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度と同水準の2,133,987千円(前年同期比11.1%増)となりました。結果として、営業利益は1,521,377千円(前年同期比108.4%増)と大きく増加いたしました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は主に受取利息が増加した一方で、前連結会計年度には受取補償金の計上があったため18,973千円(前年同期比0.2%減)となり、また営業外費用は支払利息の減少を主な要因として15,237千円(前年同期比2.5%減)となりました。経常利益は営業利益が大きく増加したことを主な要因として1,525,113千円(前年同期比108.0%増)となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度に特別利益及び特別損益の計上はなく、経常利益が大きく増加したことを要因として税金等調整前当期純利益は1,525,113千円(前年同期比117.0%増)となりました。また、法人税等は512,027千円(前年同期比112.4%増)となり、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益1,013,085千円(前年同期比119.4%増)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループは、事業上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。営業活動によるキャッシュ・フローにより、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,994,739千円となっており、これを主としてクラウドサービス用サーバー設備等の設備資金や当社製品であるソフトウエアの開発資金及び人件費等の運転資金に充当する予定であります。 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は売上高営業利益率、クラウドサービスの利用者数(契約ライセンス数)及び当該クラウドサービスの解約率を重要な経営指標として位置付けております。最近2連結会計年度の推移は以下のとおりであります。 今後も引き続き販売力の強化や製品・サービスの品質向上に取り組むことによって、売上高営業利益率の上昇、クラウドサービスの利用者数(契約ライセンス数)の増加、及びクラウドサービスの解約率の低下を目指して参ります。 経営指標   前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 売上高営業利益率(%)   16.7   28.3 クラウドサービスの利用者数(人)(注)1   633,248   803,020 クラウドサービスの解約率(%)(注)1、2   0.24   0.22 (注)1.各連結会計年度末の利用者数及び解約率を記載しております。 2.クラウドサービスの解約率は、「対象月を含む過去12か月のクラウドライセンス解約金額合計÷同期間のクラウドライセンス前月売上金額合計」にて算出しております。クラウドライセンス解約金額とは、ライセンス契約の解除により減少するクラウドライセンス売上(月額)をいいます。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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出典

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