概要
株式会社Arentは、建設業界およびプラントエンジニアリング業界の大手企業向けに、DXによる業務効率化・生産性向上を実現するコンサルティングとシステム開発を主力とする企業である。2012年に静岡県浜松市で設立され、2023年3月に東京証券取引所グロース市場に上場。連結売上高40億円(2025年6月期)、従業員247名を擁し、「暗黙知を民主化する」をミッションに掲げる。
3セグメントで構成される収益構造
Arentグループは、プロダクト共創開発、共創プロダクト販売、自社プロダクトの3つのセグメントで事業を展開する。プロダクト共創開発は売上高の84%を占める主力事業で、建設業界の大手企業向けにコンサルティングからシステム開発、継続開発までを一貫して提供する。2025年6月期のセグメント売上高は33億8689万円、セグメント利益は14億1451万円であった。共創プロダクト販売では、千代田化工建設との折半出資で設立したPlantStreamを通じてプラント設計自動化ソフト「PlantStream®」のライセンス販売を行う。自社プロダクトでは、自社開発やM&Aで獲得したソフトウェアの販売を手掛け、2025年1月に完全子会社化した株式会社構造ソフトの製品群も含む。
クライアントとの共創による事業化モデル
Arentの特徴は、クライアント企業と長期にわたる協同関係を構築し、課題発見からプロダクトの共創開発、事業化までを一気通貫で行う点にある。コンサルティングフェーズでは約3か月でPoCを作成し、その後約24か月でMVPを開発。リリース後は年間5000万円から数億円規模の継続開発収益を見込む。開発したプロダクトは、クライアントとのジョイントベンチャーを通じて外販するケースもあり、PlantStreamがその代表例である。このモデルにより、単なる受託開発に留まらない継続的な収益基盤を構築している。
M&Aで拡充するプロダクト群と海外展開
2025年に入り、Arentは積極的なM&Aで事業基盤を拡大した。2025年1月に構造計算・工程管理ソフトを手掛ける株式会社構造ソフトを、3月にプラント設計自動化のPlantStreamを、7月に株式会社スタッグをそれぞれ完全子会社化。さらに2024年4月にはベトナムにArent Vietnamを設立し、開発拠点を海外に広げた。子会社の株式会社Arent AIは2024年8月に生成AI事業へ転換し、法人向け生成AIツール「Bizgenie」をリリース。グループ全体で建設業界特化型SaaSの多層展開を推進している。
女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画策定企業としての取り組み
2023年3月の上場に伴い、Arentは企業情報の開示を強化している。有価証券報告書では、経営方針として「建設業界のニッチ領域の課題を解決するデジタル事業を創造し続ける企業」を掲げ、国内建設投資規模約75兆円の中でIT投資額約1兆円をターゲット市場と位置付ける。また、法規制対応として2024年4月から建設業に適用された時間外労働の上限規制や、国土交通省によるBIM原則化の流れを追い風と分析。2025年6月期の連結業績は売上高40億円(前期比37%増)、営業利益16億円(同36.8%増)と成長を継続している。
業界の中での役割は建設・プラント業界向けDXパートナー。共創開発から自社プロダクト販売まで手がける専門IT企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01建設業界主力
大手建設企業を中心に、DX推進のためのコンサルティングとシステム開発を提供。クライアントと長期共創し、業務プロセスを革新するプロダクトを共同開発。BIMやSaaS化されたシステムでレガシーを置き換え、業務効率化と生産性向上を支援。
主要顧客高砂熱学工業株式会社
- LightningBIM 自動配筋
- BIMツールRevitのアドイン。鉄筋モデルを自動生成し、構造設計の効率化を実現。
- Lightning BIM ファミリ管理
- Revitのファミリ(部材)を一元管理し、設計業務を効率化するアドインツール。
- 構造計算・工程管理ソフト(構造ソフト社製)
- 構造計算や工程管理に特化したソフトウェア群。建設業界の専門業務を支援。
02プラントエンジニアリング業界準主力
子会社PlantStreamを通じ、プラント設計の配管作業を自動化するソフトウェアを提供。千代田化工建設とのJVを経て完全子会社化し、プラントオーナーやEPCコントラクターへ販売。設計工数を大幅に削減し、業界の生産性向上に貢献。
主要顧客千代田化工建設株式会社
- PlantStream®
- プラント設計における配管作業を自動化するソフトウェア。3Dモデル上で配管を自動作成し、設計期間を短縮。
製品と技術
プラント配管設計を自動化する「PlantStream®」
PlantStream®は、千代田化工建設との共創により開発されたプラントエンジニアリング向けの空間自動設計システムである。プラント設計における膨大な配管作業を、各配管の間隔などの諸条件を満たしながら自動的に行い、1分間に1000本もの配管を生成できる。手作業が一般的だった従来の設計プロセスを大幅に効率化し、設計期間の短縮とヒューマンエラーの削減を実現する。2021年4月の世界リリース以来、国内外のプラントオーナーやEPCコントラクターに販売が進められており、2025年3月の完全子会社化により、Arentの自社プロダクトセグメントの中核製品となった。
Revitアドイン「LightningBIM 自動配筋」と「ファミリ管理」
LightningBIMシリーズは、米国Autodesk社のBIMツール「Revit」に機能を追加するアドイン形式のソフトウェア群である。第1弾として2022年4月にリリースされた「LightningBIM 自動配筋」は、建築物の配筋検討プロセスの各工程を自動化・高速化する。設計者が手作業で行っていた鉄筋の配置計算を自動処理し、BIMモデルへの反映を効率化する。第2弾として2024年1月にリリースされた「LightningBIM ファミリ管理」は、Revitで使用するファミリデータ(ドアや窓などの部材情報)をクラウドで一元管理するツールである。いずれも建設現場のBIM活用を促進し、設計から施工までのデータ連携を支援する。
生成AIツール「Bizgenie」とArent AIの取り組み
2024年8月、子会社の株式会社VestOneは社名を株式会社Arent AIに変更し、生成AIに特化した事業へ転換した。同年7月30日には法人向け生成AIツール「Bizgenie」をリリース。Bizgenieは、建設業界の業務文書作成や設計資料の生成などに特化した機能を提供し、現場の生産性向上を狙う。Arent AIは、親会社の建設DXと親和性の高いAI技術の開発を担い、既存の業務システムにAIを組み込む「AIブースト戦略」の一翼を担う。2024年6月期の自社プロダクトセグメント売上高は3億3566万円と、前年比約13.8倍に急成長しており、今後の拡大が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIソリューション特化、高成長・高収益
ArentはAIソリューションに特化し、高成長(売上高FY24/6 29億円→FY25/6 40億円、前期比38%増)と高営業利益率(40%超)を実現。業界内では同業他社と比べ収益性で突出。VRain SolutionやCocoliveなどもAI関連だが、Arentは効率性と成長性で優位。ただ寡占的な競争優位ではなく、技術進歩への追随と顧客基盤拡大が課題。
強み
- 売上高前期比38%増、営業利益率40%超。同業他社を上回る収益性。
- AIソリューションに特化し、高度な技術力とノウハウを蓄積。
- AI需要拡大を背景に、市場成長の追い風を受ける。
- 軽量ビジネスモデルで、高い利益率を維持。
課題
- AI分野は新規参入が多く、競争激化による収益率低下リスク。
- 優秀なAI人材の確保・定着が成長の鍵。
- 特定大口顧客への依存度が高い可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がArent
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4499Speee | 265億円 | — |
| 2 | 3696セレス | 262億円 | 12.1倍 |
| 3 | 3676デジタルハーツホールディングス | 253億円 | 20.0倍 |
| 4 | 4371コアコンセプト・テクノロジー | 248億円 | 19.0倍 |
| 5 | 9709NCS&A | 247億円 | 10.4倍 |
| 6 | 5254Arent | 245億円 | 17.6倍 |
| 7 | 2354YE DIGITAL | 245億円 | 19.8倍 |
| 8 | 3939カナミックネットワーク | 243億円 | 19.0倍 |
| 9 | 3694オプティム | 239億円 | 21.6倍 |
| 10 | 3984ユーザーローカル | 237億円 | 14.3倍 |
| 11 | 5246ELEMENTS | 235億円 | 765.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
静岡県浜松市での創業とソフトウェア受託開発の開始
2012年7月、現代表取締役副社長の佐海文隆を中心に、静岡県浜松市中区(現中央区)で株式会社CFlat(現Arent)が設立された。設立時の目的は、各種ソフトウェアの受託開発およびスマートフォンアプリケーションの開発であった。初期は小規模な受託開発からスタートし、その後、建設業界向けのシステム開発へと軸足を移していく。この時期に培ったソフトウェア開発の技術力が、後のDX支援事業の基盤となった。
2018年からの複数代表体制とASTROTECHの吸収合併
2018年8月、現代表取締役社長の鴨林広軌が経営に本格参画し、佐海文隆との複数代表体制がスタート。翌2019年4月には、鴨林が代表を務めていたシステム開発会社・株式会社ASTROTECH SOFTWARE DESIGN STUDIOSを吸収合併した。これにより、開発リソースと顧客基盤を拡大。2020年6月には商号を株式会社Arentに変更し、ブランドを刷新。同年、千代田化工建設と産業プラントの空間自動設計システムに関する合弁契約を締結し、新たな事業領域へ踏み出した。
千代田化工との合弁設立と「PlantStream®」のリリース
2020年7月、千代田化工建設との折半出資によりVTP株式会社(現株式会社PlantStream)を設立。プラント設計における配管作業を自動化するソフトウェアの開発・販売を目的とした。2021年4月、その成果物である空間自動設計システム「PlantStream®」を正式リリース。同製品は1分間に1000本の配管を自動生成する性能を持ち、手作業が主流だったプラント設計の工数を大幅に削減するものとして注目を集めた。この合弁事業は、Arentの共創モデルの象徴的な成功事例となる。
日清紡との共同出資でWeb3.0事業に参入した2021年
2021年3月、Arentは日清紡ホールディングスとの共同出資により、株式会社VestOne(現株式会社Arent AI)を設立。当初はWeb3.0に関するDX事業を推進する子会社として位置づけられた。同年6月期の連結売上高は10億円に達し、成長軌道に乗る。2022年4月には建設BIM向けアドイン「LightningBIM 自動配筋」をリリースし、自社プロダクトのラインアップを拡充。2023年3月には東京証券取引所グロース市場に上場し、資金調達と知名度向上を実現した。
高砂熱学との共同開発とPLANETS群の誕生
2024年3月、Arentは高砂熱学工業と、BIMを中核とした9つのSaaS群「PLANETS -開発コードネーム-」の共同開発契約を締結。高砂熱学は空調設備工事の大手であり、この協業により、建設現場の設計・施工・維持管理を連携するプラットフォームの構築を目指した。同年1月には自社プロダクト「LightningBIM ファミリ管理」もリリース。2024年4月にはArent Vietnamを設立し、海外開発拠点を確保。同年8月にはVestOneをArent AIに社名変更し、生成AI特化事業へと転換した。
2025年のM&A攻勢:構造ソフト・PlantStream・スタッグの完全子会社化
2025年1月、Arentは株式会社構造ソフトの全株式を取得し完全子会社化。構造ソフトは構造計算ソフトや工程管理ソフトを手掛け、Arentの自社プロダクト群に加わった。同年3月には、従来持分法適用関連会社であったPlantStreamの株式を追加取得し完全子会社化。これにより、プラント設計自動化ソフトが連結業績に直接寄与する体制となった。同年7月にはさらに株式会社スタッグの全株式を取得。これらのM&Aにより、Arentは建設業界向けSaaSのラインアップを一気に拡大し、グループ全体の売上高40億円(2025年6月期)達成に寄与した。
年表16件を開く
2010年代
- 2012年7月創業現代表取締役副社長の佐海文隆を中心として、静岡県浜松市中区(現:中央区)に、各種ソフトウエアの受託開発及びスマートフォンアプリケーションの開発を目的として、株式会社CFlat(現 株式会社Arent)を設立
- 2018年8月現代表取締役社長の鴨林広軌が本格的に経営に参画することで佐海文隆との複数代表体制となる
- 2019年4月M&A現代表取締役社長の鴨林広軌が代表を務めていた、システム開発会社である株式会社ASTROTECH SOFTWARE DESIGN STUDIOSを吸収合併
2020年代
- 2020年6月商号変更商号を株式会社Arentに変更 千代田化工建設株式会社と産業プラントの空間自動設計システムの開発、アップデート及び販売等に関する合弁会社の設立及び運営にかかる契約を締結
- 2020年7月上記合弁契約に基づき、千代田化工建設株式会社と折半出資でプラントの空間自動設計システムを提案するVTP株式会社(現 株式会社PlantStream)を設立(2025年3月まで持分法適用関連会社)当社(株式会社Arent)と株式会社PlantStreamの間で、産業プラントの空間自動設計システムの開発、アップデート及び販売等を助成することを目的とした技術支援契約を締結
- 2021年3月日清紡ホールディングス株式会社との共同出資により、Web3.0に関するDX事業を推進する株式会社VestOne(現 株式会社Arent AI)を設立(連結子会社)
- 2021年4月株式会社PlantStreamより空間自動設計システム「PlantStream®」をリリース
- 2022年4月当社(株式会社Arent)より建築物の配筋検討プロセスの各工程を自動化・高速化するAutodesk Revitアドイン(※1)「LightningBIM 自動配筋」をリリース
- 2023年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年1月当社(株式会社Arent)よりAutodesk Revitアドイン(※1)として、ファミリデータをクラウドで管理する「LightningBIM ファミリ管理」をリリース
- 2024年3月高砂熱学工業株式会社とBIMを中核とした9つのSaaS群『PLANETS -開発コードネーム-』を共同開発
- 2024年4月創業Arent Vietnam, Co., Ltd.を設立
- 2024年8月商号変更株式会社VestOneを株式会社Arent AIへ社名変更し、生成AIに特化した事業へ事業転換
- 2025年1月M&A株式会社構造ソフトの全株式を取得し、完全子会社化
- 2025年3月M&A株式会社PlantStreamの株式を追加取得し、完全子会社化
- 2025年7月M&A株式会社スタッグの全株式を取得し、完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 市場シェア10%
- 売上高約550億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
プロダクト共創開発の堅実な遂行
建設業界の複数社から受注した大型案件の確実な事業化と高品質なプロダクト作成に注力し、収益拡大につなげる。
- 02
PR・ブランディングによる案件獲得
クライアントとの取り組みを広報し、建設業界でのDXポジショニングを確立。認知度拡大により新規案件獲得を目指す。
- 03
開発体制の強化
フルリモート環境や海外子会社を活用し、優秀なエンジニアを国内・海外問わず積極採用し事業規模拡大に対応する。
- 04
3つの戦略によるプロダクト事業成長
AIブースト戦略(AI機能の組み込み)、プロダクト群戦略(中小SaaSの育成)、コンサルティング直営業戦略(課題起点の営業)により事業成長を加速する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で247人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は765万円で、2期前と比べて+13.5%。平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は1.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年6月 | 674 | 38.0 | 1.8 | 61 | — |
| 2024年6月 | 731 | 38.5 | 1.8 | 153 | 784 |
| 2025年6月 | 765 | 39.2 | 1.9 | 247 | 688 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社Arent AI (注)3東京都港区 · 連結子会社議決権90.0%
- 海外Arent Vietnam,Co.,Ltd. (注)2ベトナム · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社PlantStream (注)2,4東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社構造ソフト(注)2,5東京都北区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は58億円、営業利益は9億円。前期と比べると増収減益で、売上が+45.0%、利益が-47.1%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 85億円 | 58億円 |
| 営業利益 | 17億円 | 9億円 |
| 純利益 | 10億円 | 15億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は37億円、営業利益は7億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+60.9%、営業利益は−30.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 14 | 5 | 35.7 | 2 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 7 | 3 | 42.9 | 1 |
| 2024年2Q | 7 | 2 | 28.6 | 1 |
| 2024年3Q | 8 | 4 | 50.0 | 2 |
| 2024年4Q | 7 | 3 | 42.9 | 3 |
| 2025年2Q | 17 | 7 | 41.2 | 4 |
| 2025年4Q | 23 | 10 | 43.5 | 2 |
| 2026年2Q | 21 | 2 | 9.5 | 11 |
| 2026年4Q | 37 | 7 | 18.9 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年6月期からの8期で、売上は2億円から58億円へ29.0倍に増えた。直近期の営業利益率は15.5%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現代表取締役社長の鴨林広軌が代表を務めていた、システム開発会社である株式会社ASTROTECH SOFTWARE DESIGN STUDIOSを吸収合併 | |||||
| 2019年6月 | 2 | — | 1 | — | 1 |
| 商号を株式会社Arentに変更 千代田化工建設株式会社と産業プラントの空間自動設計システムの開発、アップデート及び販売等に関する合弁会社の設立及び運営にかかる契約を締結 | |||||
| 2020年6月 | 8 | — | 4 | — | 3 |
| 日清紡ホールディングス株式会社との共同出資により、Web3.0に関するDX事業を推進する株式会社VestOne(現 株式会社Arent AI)を設立(連結子会社) | |||||
| 2021年6月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年6月 | 10 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年6月 | 20 | — | 4 | — | 3 |
| Arent Vietnam, Co., Ltd.を設立 | |||||
| 2024年6月 | 29 | 12 | 10 | 41.4 | 7 |
| 株式会社構造ソフトの全株式を取得し、完全子会社化 | |||||
| 2025年6月 | 40 | 17 | 9 | 42.5 | 6 |
| 2026年6月 | 58 | 9 | 9 | 15.5 | 15 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高58億円のうち、営業利益として残るのは9億円で15.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の25.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金84.5%49億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.5%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年6月期は営業CFが8億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は38億円で、売上の11.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 2 | −10 | 10 | −8 | 12 |
| 2022年6月 | 2 | −4 | 9 | −2 | 19 |
| 2023年6月 | 8 | −5 | 9 | 3 | 32 |
| 2024年6月 | 9 | 0 | −2 | 9 | 39 |
| 2025年6月 | 8 | −8 | 0 | 0 | 38 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年6月期の総資産は61億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は78.9%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | 2 | 1 | 1 | 58.4 |
| 2020年6月 | 11 | 4 | 7 | 34.0 |
| 2021年6月 | 22 | 8 | 14 | 38.1 |
| 2022年6月 | 31 | 20 | 11 | 64.7 |
| 2023年6月 | 45 | 35 | 10 | 76.5 |
| 2024年6月 | 51 | 41 | 9 | 81.4 |
| 2025年6月 | 61 | 48 | 13 | 78.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中28位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中159位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,800で、1年前と比べて-24.5%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.6倍 |
| PER (会社予想) | 25.6倍 |
| PBR | 3.57倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は4265円と、8月10日に5.31%上昇したが、1ヶ月では0.12%下落とほぼ横ばい。25日移動平均線(4268.2円)とほぼ同水準で、方向感が鈍い。52週高値5270円からは約19%低い。出来高は41500株と前日から増加しており、下値では買いが入る展開。RSIは53.87で中立圏。変動が大きく、持ち高調整が続いている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
PERは21.9倍で業界平均29.6倍を下回り割安。PBRは4.07倍で業界平均3.44倍を上回るが、ROEが14.21%と高く、PBRが高めでも成長性を勘案すれば妥当。配当利回りは0%だが、成長フェーズで内部留保を優先している可能性。業績は増収・増益基調で、利益率も高く質の高い成長を示している。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 25.6倍 | — |
| PBR | 3.57倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
時価総額273億円・PER21.9倍と成長期待が価格に織り込まれているAI銘柄。2025年6月期の売上高は40億円と前期比38%増、営業利益率42.5%と高い水準が予想される。強気派は、AI市場の拡大と自社の高付加価値サービスにより、高い成長と利益率が持続可能とみる。弱気派は、競合の台頭による収益率低下リスク、時価総額に対して絶対的な売上規模が小さく、一つの案件の成否で業績が大きく変動する不安定性を指摘する。
- 高成長持続
売上高前年比38%増、営業利益率40%超維持
- AI追い風
生成AI・画像認識需要拡大で受注増加
- ストック収益積上
クラウド型で解約率低く、収益安定性向上
- 営業利益17億円と過去最高更新2025年6月期実績影響強
FY2025営業利益17億円(前期比42%増)、売上40億円。過去最高益を更新中。
- 高い営業利益率42.5%が持続継続影響中
営業利益率42.5%は業界トップ級。収益性の高さが持続的な評価材料に。
- 時価総額273億円と小型株割安感不定影響弱
PER22倍、小型成長株として割安感。同業比でバリュエーションに余地。
- 配当導入や自社株買いの可能性次回株主総会影響中
無配継続だが、内部留保増加により株主還元策の検討余地が高まっている。
- 競合ひしめく
多数のAIベンチャー・大手が参入、競争激化
- 売上規模小
絶対額40億円、案件変動の影響大
- バリュエーション
PER21.9倍は成長鈍化で割高となるリスク
- 純利益7億→6億と減益転換2025年6月期影響強
売上40%増ながら純利益は7億→6億と減少。特別損失や増税の影響か。
- PER22倍と成長鈍化リスク継続影響中
PER22倍は成長株としては割高感。売上高成長率が鈍化すれば修正リスク。
- 従業員や人材依存のビジネスモデル不定影響中
情報サービス業は人材依存度高く、採用難や離職率上昇が業績リスク。
- 流動性低く大型売りに脆弱不定期影響弱
時価総額273億円と小型で出来高少なく、大口売りで株価急落リスク。
- 売上高成長率
- 高成長持続の確認に必須
- 営業利益率
- 収益率が維持できるかが焦点
- 顧客数・解約率
- ストック収益基盤の強さを示す
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ1,717人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.8%を占め、残る85.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 84.1 | 77.8 | 73.9 |
| 金融機関 | 1.5 | 10.8 | 13.2 |
| 外国法人 | 8.5 | 5.6 | 8.5 |
| 証券会社 | 2.8 | 3.6 | 2.7 |
| 事業法人 | 3.1 | 2.1 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 鴨林広軌 | 35.79 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 8.68 |
| 03 | 佐海文隆 | 5.44 |
| 04 | SBI4&5投資事業有限責任組合 | 4.72 |
| 05 | 中川高志 | 4.20 |
| 06 | 丸山篤史 | 4.08 |
| 07 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 3.47 |
| 08 | 大北尚永(常任代理人 みずほ証券株式会社) | 3.43 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 3.32 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 1.88 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21光通信株式会社新規の大量保有報告12.36%+1.02pt
- 2026-08-06SBIインベストメント株式会社新規の大量保有報告5.89%-1.00pt
- 2026-07-08光通信株式会社新規の大量保有報告9.23%+0.22pt
- 2026-06-15光通信株式会社新規の大量保有報告9.01%+0.55pt
- 2026-05-18光通信株式会社新規の大量保有報告8.46%+0.61pt
- 2026-04-22光通信株式会社新規の大量保有報告7.85%+0.97pt
- 2026-04-09光通信株式会社新規の大量保有報告6.88%+1.03pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−81%、1株純資産は7期で−36%。直近期のROEは14.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年6月 | 1,200 | 1,162 | 109.8 | — |
| 2020年6月 | 2,281 | 3,446 | 98.9 | — |
| 2021年6月 | −4 | 97 | — | — |
| 2022年6月 | −9 | 75 | — | — |
| 2023年6月 | 57 | 558 | 11.7 | 111.1 |
| 2024年6月 | 106 | 664 | 17.4 | 45.8 |
| 2025年6月 | 101 | 745 | 14.2 | 49.0 |
| 2026年6月 | 225 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額53百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鴨林広軌 | 代表取締役社長 兼経営戦略本部長 | 44 | 2,304,880 |
| 佐海文隆 | 代表取締役副社長 兼事業本部長 | 43 | 350,000 |
| 織田岳志 | 常務取締役 | 47 | 48,060 |
| 中嶋翼 | 取締役管理本部長 | 40 | 11,800 |
| 幸田博人 | 社外取締役 | 67 | — |
| 水鳥敬広 | 社外監査役(常勤) | 47 | 3,760 |
| 松田健二 | 社外監査役 | 41 | — |
| 菅沼匠 | 社外監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 38 | 38 | 10 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,131字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,984字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,439字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,715字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-26
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-28
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
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