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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ファブリカホールディングス

4193 · Standard · 情報・通信業

法人向けSMS配信で国内シェアNo.1、自動車関連のITとリアルサービスを融合する企業グループ。

概要

ファブリカホールディングスは、情報・通信業に分類される持株会社である。中古車販売管理システム「symphonyシリーズ」、法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」、自動車メディア「CARPRIME」などを展開する。2026年3月期の連結売上高は約106億円、営業利益約12億円。従業員数230名。ビジネスコミュニケーション、オートモーティブプラットフォーム、AI、オートサービスの4セグメントで構成される。

4つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

持株会社であるファブリカホールディングスの傘下に、4つの連結子会社が存在する。ビジネスコミュニケーション事業は株式会社メディア4uが、オートモーティブプラットフォーム事業とオートサービス事業は株式会社ファブリカコミュニケーションズが、AI事業はSparkle AI株式会社がそれぞれ担う。2026年4月にグループ再編が行われ、Sparkle AIとオートレックス株式会社は吸収合併により消滅。次期以降、AI事業はビジネスコミュニケーション事業に統合される予定である。各セグメントは独立した収益源を持ちつつ、グループ全体でデジタル技術と自動車関連サービスを融合させる戦略をとる。

国内SMS配信で5年連続シェアNo.1

ビジネスコミュニケーション事業の主力は法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」である。国内全キャリアへの直接接続により高品質な配信を実現し、本人認証や業務連絡、督促など多様な用途で利用される。2026年3月期の累計契約社数は7,331社に達し、デロイトトーマツの調査によると独立系アグリゲーターとして配信数シェアを5年連続で首位に保つ。収益は従量課金制で、双方向通信やIVR連携などの追加機能が収益を押し上げる。同事業の売上高は66.9億円(前期比16.9%増)、セグメント利益は18.7億円と過去最高を更新した。

中古車販売管理システムsymphonyシリーズ

オートモーティブプラットフォーム事業は、中古車販売業務を一元管理するクラウド型システム「symphony販売管理」を中核とする。2026年3月期の有料アカウント数は4,966社。2025年8月には自動車整備業務に特化した「symphony整備請求」をリリースし、対象顧客を従来の約25,000拠点から約150,000拠点へ拡大。2026年4月には業者間取引プラットフォーム「symphonyワンプラ」を開始し、7万台以上の共有在庫へのアクセスを可能にした。売上高は17.5億円(前期比6.4%増)だが、新製品開発投資によりセグメント利益は2.8億円と減益。

東海地域のリアルサービスとAI先行投資

オートサービス事業は愛知県春日井市を中心に、事故車修理(鈑金塗装)・代車貸出・車検・中古車販売を提供する。損害保険会社からの依頼に応じるBtoBtoCモデルで、独自の工程管理システムと優良工場ネットワークで短納期を実現。2026年3月期の売上高は21.2億円(前期比15.6%増)、セグメント利益は0.4億円。AI事業はSparkle AIが音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化に向け先行投資を実施。売上高は5.8百万円と小規模だが、グループ全体の技術基盤として位置づけられる。

業界の中での役割は企業の顧客コミュニケーションを支えるSMS/IVRサービスと自動車流通業界向けITプラットフォームを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
106億円
営業利益
12億円
営業利益率
11.3%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ビジネスコミュニケーション事業67億円63.8%19億円28.4%
オートサービス事業21億円20.0%0億円0.0%
オートモーティブプラットフォーム事業17億円16.2%3億円17.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01法人向けコミュニケーション主力

国内全キャリア直接接続のSMS配信サービス「メディアSMS」を主力に、AI搭載IVR「TeleForce」、EC向けCRM「アクションリンク」を提供。契約社数7,331社、配信数シェアは独立系No.1。

主な製品・サービス3
メディアSMS世界シェア首位
法人向けSMS配信プラットフォーム。本人認証、業務連絡、予約リマインドなどに利用。
TeleForce
AIを搭載したクラウド型IVRプラットフォーム。自動音声案内やオートコールを実現。
アクションリンク
EC事業者向けCRM・MAプラットフォーム。メール・LINE・SMSを横断したシナリオ配信でリピート購入を促進。

02自動車関連IT主力

中古車販売業務を一元管理するクラウド型システム「symphonyシリーズ」や、自動車メディア「CARPRIME」を運営。有料アカウント数は4,966社に達し、自動車アフターマーケット事業者を支援。

主な製品・サービス3
symphony販売管理
中古車販売の在庫・顧客・請求管理をワンストップで行うクラウドシステム。
symphony整備請求
自動車整備業務に特化した見積書・請求書作成システム。
CARPRIME
自動車情報メディア。YouTube登録者62.2万人。

03AI準主力

AI・ブロックチェーン・Web3.0技術を活用し、音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化を推進。東京大学との産学連携も実施。

主な製品・サービス1
project: On
音声AI構築プラットフォーム。商用化に向け投資中。

04自動車サービス副次

東海地域で事故車修理(BP)、レンタカー、車検・中古車販売などのリアルサービスを展開。損害保険会社からの依頼で事故車修理をワンストップ提供。

製品と技術

独立系最大手の法人向けSMS配信プラットフォーム

「メディアSMS」は国内全キャリアに直接接続し、本人認証・業務連絡・督促など多様な用途に対応する。双方向通信や長文化SMS、IVR連携、他人接続判定機能など多数の追加機能を持つ。2026年5月に新ブランド「Aurora X」へ統合され、SMS・IVR・AIコールを包括した統合プラットフォームとして展開を開始した。累計契約社数7,331社。AI搭載IVRサービス「TeleForce」は自動音声案内とオートコールを提供。EC特化型CRM「アクションリンク」はメール・LINE・SMSを横断した分析とシナリオ配信でリピート売上を支援する。

中古車販売から整備までをカバーするクラウドシステム

「symphony販売管理」は中古車販売に必要な在庫・請求・問合せ管理を一元化し、複数の中古車検索サイトへの広告出稿も可能なクラウド型業務支援システム。2026年3月期の有料アカウント数4,966社。2025年8月にリリースした「symphony整備請求」は自動車整備事業者向けの見積書・請求書管理を提供。2026年4月の「symphonyワンプラ」は業者間取引プラットフォームで、7万台以上の共有在庫へのアクセスを可能にする。これらのサービスは月額利用料で収益を得ており、低水準のレベニューチャーンレートを維持する。

自動車メディアと音声AIの開発

自社メディア「CARPRIME」はWebサイトとYouTube(チャンネル登録者62.2万人)で自動車情報を発信し、買取相場や一括査定サイトも運営する。AI事業では音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化を推進。クラウド通信基盤「onBridge」を「Aurora SIP Trunking」にブランド変更し、ビジネスコミュニケーション事業に統合。これらの技術はグループ内のサービス改善や新規事業創出に活用される。東京大学との産学連携による高度人材育成も行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位メディアSMS独立系アグリゲーターとして国内配信数シェアNo.1(5年連続)法人向けコミュニケーション

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ITサービス中堅、営業利益率12%と高収益

ファブリカホールディングスは、システム開発やITソリューションを提供する情報・通信業の中堅企業。同業のソラコムやハッチ・ワークと比較すると、売上高は100億円前後で中規模。2025年3月期の営業利益率11.96%と高収益であり、2026年3月期も売上高106億円、営業利益率11.32%と安定した成長が見込まれる。特定の顧客や業種への依存度が高い可能性が課題。

強み

  • 営業利益率12%前後と業界平均を上回る収益力を維持.
  • 売上高は82億→92億→106億と拡大傾向、堅調な需要を捕捉.
  • 特定分野に特化したITソリューションで差別化、高い付加価値.
  • 長期契約やリピート受注により安定した収益基盤を構築.

課題

  • 特定の大口顧客に依存する場合、失注時の影響が大きい.
  • ソラコムなど同業他社との競争が激しく、シェア維持が課題.
  • IT人材の奪い合いが激しく、優秀な技術者の確保が成長の鍵.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がファブリカホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14284ソルクシーズ121億円10.0倍
24439東名120億円10.4倍
33675クロス・マーケティンググループ120億円14.6倍
44479マクアケ119億円18.5倍
54446Link-Uグループ119億円
64193ファブリカホールディングス118億円17.4倍
74838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス118億円9.4倍
87849スターツ出版118億円10.0倍
95590ネットスターズ117億円20.7倍
105137スマートドライブ117億円21.7倍
115136tripla115億円18.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

鈑金塗装業からシステム開発会社への変貌

1992年9月、愛知県春日井市で自動車鈑金塗装業を目的に有限会社中部車検センターを設立。同時に中古車販売を開始した。その後、株式会社シーアイシーに改組し、鈑金塗装サービス「ファブリカ」を展開。システム開発会社である有限会社アシクリエイトを合併したことで、IT分野への布石を打つ。2000年代に入り、関連会社として株式会社車選びドットコムを設立し、中古車検索サイト「車選びドットコム」をリリース。この時期に中古車販売管理システムの開発にも着手し、後の主力事業の礎を築いた。

中古車販売管理システムと検索サイトの展開

中古車販売管理システム「トレーディングマネージャー」(現symphony販売管理)を開発し、車選びドットコムと連携させた。商号を株式会社ファブリカコミュニケーションズに変更し、車選びドットコムを吸収合併。株式会社新東通信との共同出資で株式会社メディア4uを設立し、車選びドットコムがYahoo!オークションと業務提携。これにより中古車販売事業者向けのITサービスと一般消費者向けメディアの両輪を整えた。また、この時期に法人向けSMS配信サービスを開始し、新たな収益の柱を育成し始めた。

SMS配信市場での成長と株式上場

株式会社メディア4uが法人向けSMS配信サービスを本格化。株式会社カービュー(現LINEヤフー)と資本・業務提携を結び、自動車WEBマガジン「CarMe」を事業譲受。メディア4uを連結子会社化した。その後、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たし、資本市場からの資金調達が可能になった。SMS配信サービスの契約社数が急増し、国内市場でのシェア拡大が加速。上場後も継続的に新機能を追加し、法人向けコミュニケーション分野での地位を固めた。

M&Aによる事業基盤の拡充とグループ再編

EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」を事業譲受し、ビジネスコミュニケーション事業のラインアップを強化。トラック専門中古車情報サイト「トラックバンク」を取得し、オートモーティブプラットフォーム事業の対象領域を拡大した。symphonyシリーズには整備請求やワンプラを追加。オートレックス株式会社を連結子会社化し、オートサービス事業を拡充。2026年4月にはグループ再編を実施し、Sparkle AIとオートレックスを吸収合併。AI事業の開発機能を持株会社に移管し、経営効率を高めた。

年表1件を開く

1990年代

  • 1992年9月上場自動車鈑金塗装業を愛知県春日井市にて創業 有限会社中部車検センターを設立 中古車販売をスタート 有限会社中部車検センターを株式会社シーアイシーに改組「鈑金塗装ファブリカ」サービスをスタート システム開発会社、有限会社アシクリエイトを合併 関連会社として株式会社車選びドットコムを設立 中古車販売管理システム「トレーディングマネージャー(現symphony販売管理)」及び 中古車検索サイト「車選びドットコム」をリリース 株式会社シーアイシーから株式会社ファブリカコミュニケーションズへ商号変更 株式会社車選びドットコムを合併 株式会社新東通信との共同出資により、株式会社メディア4uを設立「車選びドットコム」が「Yahoo!オークション」と業務提携開始 株式会社メディア4uにて法人向けSMS配信サービス開始 株式会社カービュー(現LINEヤフー株式会社)と資本・業務提携契約を締結 自動車WEBマガジン「CarMe」を事業譲受 株式会社メディア4uを連結子会社化 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)(現スタンダード市場)に上場 EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」を事業譲受

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    SMS配信市場でのシェアトップ維持と優位性確立

    拡大する法人向けSMS市場で、主力サービス「オーロラSMS」の国内シェアトップを維持し、営業機能の拡充による新規開拓と既存顧客へのクロスセルで収益基盤を拡大。SMS、IVR、AIコールを統一ブランド「Aurora X」で展開し、総合ソリューション提供体制を強化する。

  2. 02

    自動車アフターマーケット領域での事業拡大

    自動車販売業務支援システム「symphony販売管理」に加え、新たにリリースした整備請求システム「symphony整備請求」や業者間取引サービス「symphonyワンプラ」の早期収益化を図り、自動車アフターマーケット市場での顧客数を拡大する。

  3. 03

    AI活用と研究開発・M&Aによる新規事業創出

    AI等の先端技術を活用した革新的ソリューションを創出するため、研究開発機能を当社に移管し体制強化を図る。研究開発投資に加えM&Aも視野に入れ、新規事業創出を目指す。また、全社員へのAI活用環境提供と教育により業務効率化を推進する。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    持続的成長のために、国内外から優秀な人材を確保し、競争力ある報酬水準を実現。研修充実やキャリアパス多様化により、事業を牽引する人材の計画的な育成と、社員一人ひとりが能力を発揮できる環境整備に注力する。

  5. 05

    システム安定性とガバナンス・ESGの強化

    システム安定稼働とセキュリティ確保のため、サーバー拡充や多層的なセキュリティ対策を継続。コーポレートガバナンス強化では社外役員登用や内部監査を充実。ESGではペーパーレス化や環境対応車への切り替え、女性活躍推進等に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で230人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、5期前と比べて+61.7%平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は4.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月48236.05.8156
2022年3月50036.56.1163
2023年3月51037.26.2176
2024年3月50536.56.4193
2025年3月78440.45.2212519
2026年3月78036.14.5230522

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
BP事業本部 — 愛知県春日井市505百万円
オートサービス事業
東京本部 — 東京都港区296百万円
オートモーティブプラットフォーム事業
東京本部 — 東京都港区101百万円
全社共通
本社・名古屋支店 — 愛知県名古屋市中区53百万円
オートモーティブプラットフォーム事業、全社共通
本社事務所 — 東京都港区37百万円
ビジネスコミュニケーション事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ファブリカコミュニケーションズ(注)1.2
    愛知県名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディア4u (注)1.2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Sparkle AI株式会社(注)1
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オートレックス株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は106億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.2%、利益が+9.1%。

売上高
+15.2%
106億円
営業利益
+9.1%
12億円
純利益
+133.3%
7億円
営業利益率
11.3%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高116億円106億円
営業利益14億円12億円
純利益9億円7億円
1株あたり配当¥52¥52

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+47.4%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q212
2024年1Q19315.82
2024年2Q20210.01
2024年3Q21314.32
2024年4Q222
2025年2Q44613.64
2025年4Q48510.4−1
2026年2Q50612.04
2026年4Q56610.73
2027年1Q28310.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年10月期からの11期で、売上は18億円から106億円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年10月1800
2017年3月800
2018年3月2000
2019年3月3021
2020年3月3931
2021年3月4875
2022年3月5996
2023年3月76138
2024年3月82117
2025年3月92111112.03
2026年3月106121211.37

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高106億円のうち、営業利益として残るのは12億円11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.7%59億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.0%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
44.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.9pt
11.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.6pt
18.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
25.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は25億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月2−1−113
2020年3月4−1137
2021年3月6−1−2510
2022年3月6−18523
2023年3月10−8−2223
2024年3月6−5−2123
2025年3月11−2−5926
2026年3月12−5−9725

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は60.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年10月10−313
2017年3月110113.3
2018年3月111107.8
2019年3月1321115.0
2020年3月1741320.3
2021年3月2381535.6
2022年3月38241463.7
2023年3月47321567.5
2024年3月53361767.5
2025年3月54371767.6
2026年3月58362360.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
29億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
23億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中181位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中337位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,157で、1年前と比べて-4.2%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥2,157-0.9%1ヶ月-9.0%1年-4.2%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥1,873高値¥2,450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.4倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR3.00倍
配当利回り2.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で13.07%下落し2095円まで急落しました。7月初旬には2300円前後で推移し、8月12日には2410円まで上昇する場面も見られましたが、8月13日に132円の急落となり、25日移動平均線(2334円)を約10%下回る水準です。52週高値2450円からは約14.5%下落し、52週安値1873円に対しては約11.9%上回る位置にあります。出来高は8月13日に129,100株と急増しており、売り圧力の強さが示唆されます。RSIは28.96と売られ過ぎ圏にありますが、下落トレンドが続く可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは19.12倍と業界平均30.09倍を下回り、PBR3.43倍はほぼ業界平均並み。ROEは18.6%と高く収益性は良好で、配当利回り1.6%は業界平均3.38%を下回る。売上高は増加基調だが、2025/3期の純利益は前期比で減少しており、業績変動のリスクがある。割安とも割高とも言えず、ほぼ妥当な水準と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.4倍47.9倍
PER (予想)12.3倍
PBR3.00倍2.96倍
ROE18.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、安定成長と収益性の持続性。売上高は堅調に増加しており、2026年3月期も増収増益が見込まれる。強気派は、DX需要の高まりと専門性を評価し、今後も成長が続くとみる。弱気派は、競争激化による単価下落や人件費上昇が利益を圧迫する懸念を指摘する。また、ROEは18.6%と高く、株主価値の創出に期待が持てる。

プラスに働く材料6
  • DX需要の拡大

    企業のデジタル変革需要が高く、ITサービス市場は成長。

  • 安定収益

    売上高が増加し、営業利益率11%程度を維持。

  • 高ROE

    ROE18.6%と高く、効率的に利益を生み出している。

  • 売上高3期連続増収で106億円へ通年影響

    売上高82→92→106億円と拡大、営業利益12億円

  • 営業利益率11%台の高水準を維持通年影響

    営業利益11→12億円、利益率11.32%

  • 純利益が3億円から7億円へ回復決算発表後影響

    純利益7億円は前期3億円の2.3倍

マイナスに働く材料6
  • 競争激化

    IT業界は競争が激しく、価格競争に直面する可能性。

  • 人件費上昇

    エンジニアの確保難や給与上昇が利益を圧迫。

  • 依存度の高さ

    主要顧客への依存が高く、特定業界の景気に左右される。

  • 営業利益率が前期比0.64ポイント低下通年影響

    営業利益率11.96%→11.32%に低下

  • 前期の純利益が3億円へ大幅減益通年影響

    純利益は7億円→3億円と57%減

  • 時価総額130億円の小型株流動性リスク継続影響

    時価総額130億円で売買が細りやすい

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を示す先行指標。
従業員一人当たり売上高
生産性の向上と収益性への影響を測る。
DX案件比率
成長分野へのシフト状況を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり52で、前期から+2.7%いまの株価に対する利回りは2.41%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥52
1株あたり
配当利回り
2.41%
いまの株価に対して
配当性向
23.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月3532.0
2024年3月362.925.9
2025年3月372.857.5
2026年3月382.723.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥52

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.1%を占め、残る64.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他26.238.836.137.641.250.5
事業法人71.443.741.342.339.435.0
外国法人6.215.013.713.613.6
自己株式0.81.96.1
証券会社2.91.81.30.40.7
外国人個人0.00.00.00.00.1
金融機関2.48.35.75.05.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社インディゴベース12.42
02LINEヤフー株式会社11.34
03谷口 政人6.85
04LICHFIELD LP(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀 行)6.42
05奥岡 征彦6.37
06近藤 智司6.26
07TAKUMI CAPITAL MANAGEMENT MASTER FUND LP(常任代理人 香港上海銀行東京支 店)5.17
08株式会社SKコーポレーション5.04
09株式会社新東通信2.43
10ファブリカ従業員持株会1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-25
    奥岡 征彦
    新規の大量保有報告
    5.45%
    -1.72pt
  • 2026-05-25
    谷口 政人
    新規の大量保有報告
    5.03%
    -1.81pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+111%、1株純資産は10期で−82%。直近期のROEは18.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年10月−1,119
2017年3月7423,871
2018年3月132279.1
2019年3月285275.0
2020年3月288541.0
2021年3月11019478.6
2022年3月12248135.821.816.8
2023年3月15959629.121.032.0
2024年3月12666119.914.325.9
2025年3月626779.240.957.5
2026年3月12468718.616.723.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額174百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
谷口政人代表取締役社長CEO56275,300
近藤智司取締役副社長57343,000
岩館徹取締役CFO469,100
渡辺友太取締役CTO384,300
奥岡征彦取締役57298,600
杉山浩一取締役681,100
鬼頭耕平取締役452,100
中山敦彦常勤監査役611,100
杉山賢一監査役612,100
遠山健志監査役511,600
加納卓歩523,100

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51391215130
社外取締役523235

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,545字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社ファブリカホールディングス(当社)を持株会社とし、連結子会社4社(株式会社ファブリカコミュニケーションズ、株式会社メディア4u、Sparkle AI株式会社、オートレックス株式会社)で構成される企業グループです。 当社グループは「デジタルの力で新たな価値を創造し、あらゆる組織と人々に貢献する」をミッションに掲げ、「ビジネスコミュニケーション事業」「オートモーティブプラットフォーム事業」「AI事業」「オートサービス事業」の4つの事業セグメントを展開しております。 なお、本有価証券報告書においては2026年3月31日現在の区分に基づき記載をしておりますが、当社グループは2026年4月1日付けでグループ再編(連結子会社間の吸収合併)を行っており、Sparkle AI株式会社及びオートレックス株式会社は、当社グループ内会社を存続会社とする吸収合併により消滅しております。また、当社は2026年5月14日に「報告セグメントの変更に関するお知らせ」を開示しており、次回以降の開示よりAI事業をビジネスコミュニケーション事業へ統合し、報告セグメントを3セグメントへ変更する予定です。 各事業の内容は以下のとおりです。 なお、当連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 また、オートレックス株式会社の全株式を取得したため、連結の範囲に含めております。 (1) ビジネスコミュニケーション事業 ビジネスコミュニケーション事業は、連結子会社である株式会社メディア4uを中心に展開しております。法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」、AIを活用したIVRサービス「TeleForce」、EC事業者向けCRMシステム「アクションリンク」など、企業とユーザーの接点強化を支援するコミュニケーションプラットフォームを提供しています。なお、2026年5月より法人向けコミュニケーションサービス群を新ブランド「Aurora X(オーロラエックス)」に刷新し、SMS、IVR、AIコールを包括した統合プラットフォームとして展開を開始しております。 本事業の主なサービスは以下のとおりです。 ① SMS配信サービス(メディアSMS) 法人が顧客に対してSMSを送受信できるプラットフォームを提供しております。国内全キャリアへの直接接続により高いサービス品質を実現しており、本人認証、業務連絡、予約リマインド、督促など多様なビジネスシーンで活用されております。収益モデルは、SMS配信数に応じた従量課金での売上を主な収益としつつ、「双方向サービス」「他人接続判定機能」「長文化SMS対応」「キャリア判定機能」「IVR連携」「決済サービス連携」等の多くの追加機能による収益拡大を図っております。 当連結会計年度末におけるSMS関連サービスの累計契約社数は7,331社に達し、国内法人向けSMS市場の配信数シェアは独立系アグリゲーターとして5年連続No.1(参考:デロイトトーマツミック経済研究所株式会社「ミックITリポート2025年12月号」)となっております。 ② IVRサービス(TeleForce) AIを搭載したクラウド型IVRプラットフォームを提供しております。自動音声案内、オートコール、SMS送信などの多彩な機能を直感的なUIで操作でき、非対面コミュニケーションの自動化と効率化を支援しております。 ③ EC特化型CRM(アクションリンク) EC事業者に特化したCRM・MAプラットフォームを提供しております。ワンクリックで業種別ベストプラクティスに基づくシナリオを自動作成・配信する「鉄板シナリオ」機能を有し、メール・LINE・SMSを横断したオムニチャネル対応と、データドリブン分析によって顧客エンゲージメントとリピート売上の最大化を支援します。 (2)オートモーティブプラットフォーム事業 オートモーティブプラットフォーム事業は、連結子会社である株式会社ファブリカコミュニケーションズを中心に展開しております。中古車販売業務を一元管理できるクラウド型の統合プラットフォーム「symphonyシリーズ」を提供するほか、自社メディア「CARPRIME」など自動車メディアの運営も行っております。 本事業の主なサービスは以下のとおりです。 ① カーソリューション(symphonyシリーズ) 中古車販売に必要なあらゆる情報を一元管理できるクラウド型業務支援システム「symphony販売管理」を中心に、自動車整備業務に特化した見積書・請求書の作成・管理が可能な「symphony整備請求」、7万台以上の共有在庫を有する業者間取引プラットフォーム「symphonyワンプラ」(2026年4月リリース)など、自動車アフターマーケット事業者の業務効率化と事業成長を支援するソリューション群を提供しております。主力サービスである「symphony販売管理」は、商品在庫車の仕入れ販売管理はもちろんのこと、請求・見積書発行やユーザーからの問合せ管理機能、複数の中古車検索サイトへの広告出稿プラットフォームの提供など、中古車販売を行う上で必要なサービスをワンストップで提供し、月額で利用料を得ております。 当連結会計年度末におけるカーソリューションサービスの有料アカウント数は4,966社に達しており、低水準のレベニューチャーンレートを維持しながら堅調に増加しております。 ② 自動車メディア(CARPRIME) 自社メディア「CARPRIME」を通じて、クルマの魅力や売買に関する信頼性の高い情報を一般消費者向けに発信しております。WebサイトとYouTubeチャンネルが連携した総合自動車メディアとして展開しており、YouTubeチャンネル総登録者数は62.2万人(2026年4月時点)を有します。また、クルマの買取相場価格や買取事業者ランキングなど、車買取に関する情報を提供する一括査定サイトの運営も行っております。 (3)AI事業 AI事業は、連結子会社であるSparkle AI株式会社を中心に展開しております。AI・ブロックチェーン・Web3.0といった最先端技術を活用し、当社グループの既存サービスの価値向上と次世代を担う新規事業の創出を推進しております。音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化に向けた先行投資を強化するとともに、東京大学との産学連携を通じて高度人材育成への支援も行っております。 なお、AI技術の開発機能と営業・マーケティング機能の一体化を通じてAIサービスの市場投入スピードの加速及び収益機会の拡大を図ることを目的に、2027年3月期第1四半期連結決算より当セグメントをビジネスコミュニケーション事業に統合いたします。音声AIエージェントと電話通信をシームレスに繋ぐクラウド通信基盤「onBridge」は、2026年5月より「Aurora SIP Trunking(オーロラシップトランキング)」にブランド名を変更し、ビジネスコミュニケーション事業にて展開拡大を図ってまいります。 (4)オートサービス事業 オートサービス事業は、連結子会社である株式会社ファブリカコミュニケーションズを中心に展開しております。東海地域において事故車修理や代車貸出、自動車整備、中古車販売事業などリアルサービスを行っております。 本事業の主なサービスは以下のとおりです。 ① BP(鈑金塗装)・レンタカー事業 損害保険会社や保険代理店からの依頼を受け、事故で損害を受けた自動車の修理から、事故車両を引き揚げるレッカーサービス、修理期間中の代車となるレンタカーの貸出までをワンストップで提供するBtoBtoCモデルの事業です。東海地域に複数の営業所を展開し、当社が独自に開発した工程管理システムと検査体制、優良な工場ネットワーク等を駆使して短納期・高品質のサービスを提供しております。 ② 中古車販売・車検整備事業 自動車修理・車検・中古車販売を行う「中部車検センター」(愛知県春日井市)を地域ユーザー向けのBtoCモデルで運営しております。当該拠点は、当社グループのITサービスのパイロットショップとしても機能しており、グループ全体のサービス改善・開発にも貢献しております。 (参考) 2026年4月以降の当社グループの企業構成及び各社と事業セグメントとの関係は以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,571字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「デジタルの力で新たな価値を創造し、あらゆる組織と人々に貢献する」というミッションのもと、世の中にある様々な問題や課題を新しい発想と最新のテクノロジーで解決し、人々の暮らしがより安全に、より豊かになり、未来への希望に満ちた社会を実現することを目指しております。その実現のために、顕在化した社会のニーズはもちろん、これから起こるであろう未来の姿を思い描き、そこで必要となるサービスや解決すべき課題にフォーカスし、今までにない斬新なサービスをいち早く開発し社会に提供してまいります。 (2) 経営環境及び経営戦略 SMS配信市場では、本人認証や企業と個人とのコミュニケーションツール、効果的なマーケティングツールとして幅広い用途が開発され急激にSMSの普及が進んでおりますが、国内ではまだ今後の拡大余地は大きく、デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「ミックITリポート 2025年12月号」によると2025年度から2030年度までの国内アグリゲーターによるSMS配信数推移は年平均成長率24.5%で拡大すると見込まれております。デジタル化の推進が追い風となり需要増加が見込まれるSMS送信サービス市場において、シェアトップを維持し、市場優位性を確立してまいります。 自動車アフターマーケット市場は、株式会社矢野経済研究所「2025年版自動車アフターマーケット総覧」によると2024年の市場規模が22兆1,235億円となっております。現在当社グループではその中で中古車販売事業者を中心に、自動車整備業者やカー用品取扱店など、マーケットプレイヤーに幅広く活用される新たなソリューションを開発し、巨大な自動車アフターマーケット市場において顧客数の拡大を図ります。 また、あらゆる産業において新たなデジタル技術を利用したこれまでにないビジネスモデルが誕生する、いわゆるDX化が加速してきております。加えて、AI技術の進化により、ビジネス環境は大きな変革期を迎えております。当社グループではこれを重要な機会と捉え、既存サービスへのAI機能の導入に加えて、AIを活用した新たなサービス開発を積極的に推進しております。 今後も、当社グループはデジタル化推進やAI活用により、あらゆる事業者の効率化に資するサービスの提供を継続してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長による企業価値の向上を経営目標とし、収益力を高めると共に経営の効率化を図っております。具体的には、「売上高」及び「EBITDA」を重要な経営指標として位置づけ、各経営課題の改善に取組んでおります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① ビジネスコミュニケーション事業における市場優位性の確立 ビジネスコミュニケーション事業の主力である法人向けSMS配信サービス「オーロラSMS」において、拡大を続ける市場での優位性を確保することが、重要な課題となっております。現在、「オーロラSMS」は国内法人市場で5年連続配信数シェアNo.1を誇り、その実績と信頼性が広く認められております。引き続き、営業機能の拡充により新規顧客開拓力の向上を図るとともに、既存顧客に対するコンサルティングやクロスセルの推進を強化することで、収益基盤を拡大し、SMS配信サービスのリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものとしてまいります。また、SMS、IVR、AIコール等の各サービスを統一ブランド「Aurora X」のもとで展開することにより、顧客接点の強化及びサービス横断での提案力向上を図り、ビジネスコミュニケーション領域における総合的なソリューション提供体制を強化してまいります。 ② オートモーティブプラットフォーム事業における事業領域の拡大 オートモーティブプラットフォーム事業の更なる成長を実現するために、自動車アフターマーケット領域での事業展開を推進してまいります。現在の主力サービスである、自動車販売業務支援システム「symphony販売管理」に加え、2025年8月にリリースした自動車整備業務支援システム「symphony整備請求」や、2026年4月にリリースした中古車の業者間取引サービス「symphonyワンプラ」などの各サービスの早期収益化を実現し、事業規模の拡大を加速してまいります。 ③ 新規事業創出に向けた開発力の強化及びM&Aの活用 当社グループでは、内製化された高い技術力が競争力の源泉となっております。AI等の先端技術を活用した革新的なソリューションを継続的に創出し、事業拡大を実現していくためには、開発力のさらなる強化が不可欠であると認識しております。2027年3月期からは、研究開発機能を子会社から当社に移管し、グループ全体の技術基盤の強化を図るとともに、迅速な研究開発と実装を実現する体制を整備いたします。また、研究開発投資に加え、M&Aの活用も視野に入れ、新規事業の創出を目指します。 ④ 優秀な人材の確保と教育 当社グループの持続的な成長を実現していくためには、国内外から優秀な人材を確保するとともに、既存社員の能力向上を図り、組織全体の能力を高めていくことが不可欠であると認識しております。そのため、新卒・中途を問わず、優秀な人材を採用するための競争力ある報酬水準の実現を図ります。併せて、事業を牽引する人材の計画的な育成にも重点を置いてまいります。研修の充実や、個々の適性と志向に応じた成長機会の提供、異動を含む キャリアパスの多様化など、社員一人ひとりが最大限の能力を発揮できる環境整備に注力してまいります。 ⑤ AIの活用による業務効率化の推進 当社グループの競争優位性を確立するために、AI等の新技術を活用した業務の効率化を推進してまいります。当社グループでは、全社員に対してAI活用環境を提供するとともに、継続的な教育を実施しております。また、新技術の評価と現場適用を牽引できる人材の育成や、社内業務の効率化・高度化に資する独自AIソリューションの開発運用にも取り組んでおり、AIと協働する組織体制の構築を図っております。 ⑥ システムの安定性の確保 当社グループでは、インターネットを活用した多様なサービス・ソリューションの提供を事業の軸としており、システムの安定稼働とセキュリティ確保が経営の重要課題となっております。このような環境下において、当社グループはシステム処理能力の絶えざる底上げを図るべく、サーバー設備の計画的な拡充や負荷分散システムの導入等を継続的に実施してまいります。併せて、不正アクセス対策や情報漏洩防止策等を多層的に講じ、高度なセキュリティ水準の維持に努めてまいります。さらに、将来の事業成長を見据えたシステム需要を的確に捉え、適時適切な設備投資を行うことで、システム基盤の強靭化を推進してまいります。 ⑦ コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化 当社グループは、健全な企業活動と持続的な成長を実現していくため、コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の継続的な強化が重要であると認識しております。経営の客観性と透明性を一層高めるべく、社外役員の登用や、監査役と内部監査部門との緊密な連携によるガバナンス体制の一層の充実を図ってまいります。併せて、持株会社と事業会社で経営と業務執行を分割し、コンプライアンス経営の徹底と業務プロセスの適正化に向けて、定期的な内部監査の実施や、役職員に対する継続的な研修を通じた内部統制の強化にも注力してまいります。さらに、事業環境の変化に機動的に対応し得るよう、経営リスクを的確に捉えた上で、リスク管理体制の強化を推進してまいります。 ⑧ ESGの推進 当社グループは、ESG(環境・社会・ガバナンス)への配慮がサステナブルな企業経営の根幹をなすとの認識のもと、様々な施策を通じてESG経営の一層の深化を図ってまいります。環境負荷の低減に向けては、オフィス運営におけるペーパーレス化や社用車の環境対応車への切り替え等の取り組みを推進してまいります。また、ダイバーシティの観点から、女性の活躍推進をはじめとする多様な人材が能力を発揮できる機会の創出にも注力してまいります。このようなESG経営の実践を通じて、社会課題の解決に貢献するとともに、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現を目指してまいります。
事業等のリスク8,199字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1) 事業環境に関わるリスクについて ① 国内法人向けSMS配信市場の拡大について 当社グループの主力事業である国内法人向けSMS配信の市場は、SMS利用用途の広がりにより急速に拡大しており、この流れは今後も継続すると見込まれています。 しかしながら、今後、新たな法的規制の導入、SMSに代わる新たな技術革新、携帯電話事業者の方針変更等により、当社グループの想定どおり国内法人向けSMS配信市場が拡大しない場合、また、市場環境の変化や競合他社との競争が激化した場合に、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 検索エンジンへの対応について 当社グループの開発する各種Webサイトでは、検索エンジンから多くのユーザーを集客しております。そのため、当社グループでは、SEO(検索エンジンの最適化)等の必要な施策を講じて集客力を強化しております。 しかしながら、検索エンジンにおける表示順位はその運営者のロジックや判断によるものであり、方針やアルゴリズム変更等により、これまでのSEOが有効に機能しなくなった場合、集客効果が低下する可能性があります。また、近年、生成AIを活用した情報検索サービスの普及により、ユーザーの情報収集行動が変化し、従来の検索エンジン経由の流入が減少する可能性があります。これらの変化に適切に対応できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 現在、当社グループが運営展開する各サービスと類似するビジネスモデルの競合企業は複数存在いたします。今後も、当社グループでは各サービスの規模拡大と質的な充実を図ることにより、一層の事業強化を推進していく方針でありますが、新規参入や既存他社サービスの規模拡大等の影響によりユーザーの獲得競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害、事故について 当社グループでは、自然災害や大規模な事故に備え、定期的なデータバックアップや稼働状況の監視により、システムトラブルの事前防止又は回避に努めております。 しかし、当社及び子会社の本社が所在する地域における地震、津波等の大規模災害の発生や事故等により各本社及びデータセンター等が被害を受け、事業を円滑に運営できなくなった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関わるリスクについて ① 株式会社メディア4uについて 当社グループの2026年3月期連結売上高における株式会社メディア4uの売上高の割合は61.7%と高い水準にあり、また、当社グループの連結利益への寄与度も高くなっております。 株式会社メディア4uは、これまで主力サービスである「メディアSMS」等により、クライアントに対して高い付加価値を安定的に提供することで信頼関係を構築し、継続的な取引関係を維持してまいりましたが、将来において何らかの予期せぬ要因により、クライアントの事業戦略等に変化が生じ、契約の変更や取引の縮小等が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② オートサービス事業について 当社グループの祖業でもあるオートサービス事業のメンテナンス事業は、運輸局指定工場として、車検、一般整備、鈑金塗装修理、そして新車・中古車販売等を30年以上にわたって提供し続けております。また、BP・レンタカー事業においては、提携する損害保険代理店や保険会社に対して、保険契約者の自動車事故対応と実修理サービスやレンタカーサービスを提供しております。 従って、法規改定等による車検・点検の実施期間や点検整備項目の改変又は減少、顧客の車の修理や整備に対する支出意識の上昇、自動車の品質向上や技術革新等による故障や自動車事故の著しい減少等により、オートサービスグループの売上高が減少した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業について 当社グループは、今後も引き続き積極的に新サービスないしは新規事業の開発や推進に取り組んでまいりますが、これによりシステムへの先行投資や広告宣伝費等に追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、展開した新領域での新サービスないしは新規事業の拡大・成長が当初の予測通りに進まない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ M&Aについて 当社グループでは、事業領域の拡大並びに商品・サービスの拡充等を目的として、必要に応じてM&Aを活用する方針であります。M&A実施前には、対象企業の財務内容や契約関係等に関するデューデリジェンスにて把握したリスクの回避策や投資回収可能性等を充分に検討することでリスク低減を図ってまいります。 しかしながら、M&A実施後の事業環境の変化、偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前の調査で把握できなかった問題の発生等により、当初期待していた投資効果が得られない場合、のれん等の固定資産の減損損失が発生する可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ SMS配信事業における仕入先について 当社子会社の株式会社メディア4uでは、SMS配信事業を運営するにあたり、主要な携帯電話事業者(株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社)と直接接続契約を締結しており、株式会社メディア4uでは顧客である事業者から依頼された配信コンテンツを携帯電話事業者のSMS配信ルートを利用して、一般ユーザーに配信しております。 現在、携帯電話事業者と株式会社メディア4u間の契約継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、携帯電話事業者の経営方針が変更となった場合、SMS送信単価の引き上げ等が実施された場合、その他何かしらの事情により株式会社メディア4uといずれかの携帯電話事業者との契約が継続できなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ SMS送信システムについて 当社子会社の株式会社メディア4uが顧客に提供する各種SMS送信システムは、提携する複数の開発会社に開発委託しております。また、システムの運用保守につきましても一部外部委託しております。 現在、株式会社メディア4uと提携開発会社間の契約継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、提携開発会社の経営方針が変更となった場合、その他何らかの事情により契約が継続できなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 資産の減損損失について 当社グループが保有する固定資産において将来キャッシュ・フローにより資産の帳簿価額を回収できないと判断される場合は、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する必要があります。当社グループが保有する固定資産において減損損失を計上する必要が生じた場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業運営体制について ① 特定人物への依存について 当社の代表取締役社長CEOである谷口政人は、当社設立より代表を務めております。同氏は、自動車アフターマーケット事業を起点とする創業来の事業基盤の構築から、ビジネスコミュニケーション領域への展開、AI・DX技術を活用した新規事業の推進に至るまで、当社グループの事業全般に関する豊富な経験と深い知見を有しており、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。 当社グループは、取締役会や事業運営のための定例会議等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図るとともに、権限の委譲も適宜行っていくことで、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、現状では何らかの理由により同氏が当社グループの業務を行うことが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の獲得及び育成について 当社グループは、今後想定される事業拡大や新規事業の展開に伴い、継続した人材の確保が必要であると考えております。特に、新規事業を立ち上げ、拡大・成長させていくための事業開発力・マネジメント能力を有する人材や、システム技術分野のスキルを有する人材の確保に努めるとともに、教育体制の整備を進め人材の定着と能力の底上げに努めております。 しかしながら、当社グループの求める人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材の流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び新規事業の拡大等に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 小規模組織であることについて 当社グループは、現在230名(2026年3月末時点)と小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。 当社は今後の急速な事業拡大に応じて従業員の育成、人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 内部管理体制の強化について 当社グループは、企業価値の継続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。 業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底してまいりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) システム等に関するリスクについて ① システム障害について 当社グループは、当社グループが運営管理するWEBサイト等におけるシステムトラブルの発生可能性を低減するために、安定的運用を実現するためのシステム強化を徹底しており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できるような体制を整えております。 しかしながら、大規模なプログラム不良や当社グループが拠点を置く地域での大規模な自然災害の発生、想定を大幅に上回るアクセスの集中等により開発業務やシステム設備等に重大な被害が発生した場合、及びその他何らかの理由によりシステム障害等が発生した場合には、当社グループの事業活動に支障が生じることにより、顧客やユーザーとの信頼関係に悪影響を及ぼし、賠償責任の発生等によって、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について 当社グループが事業展開しているインターネット関連市場では、活発な技術革新が行われております。特に生成AIの分野は、発展のスピードが極めて速いことから、技術革新に応じたシステムの拡充、及び事業戦略の見直し等も迅速に行う必要があると考えております。そのため、当社グループでは最新の技術動向を注視しつつ、迅速に既存サービス及び新規サービスへ新たな技術を導入できる開発体制を敷いております。 しかしながら、予期しない技術革新等があった場合、それに伴いシステム開発費用が発生する可能性があります。また、新たな技術の出現を含む市場環境の変化に適時適切な対応ができない場合、当社グループが提供するサービスの競争力が相対的に低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業拡大に伴うシステム投資について 当社グループでは、サービスの安定稼動やユーザーの満足度向上を図るためには、サービスの成長に伴い先行的にシステムやインフラに投資を行っていくことが必要であると認識しております。 今後、予測されるユーザー数及びアクセス数の拡大に応じて、継続的な設備投資を計画しておりますが、実際のユーザー数及びアクセス数が当初の予測から大幅に乖離する場合、設備投資の前倒しや当初の計画よりも重い投資負担を行わなければならず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ AIの利活用について 当社グループは、AI技術を活用したサービスの開発・提供を積極的に推進しております。AI技術はその出力の正確性・信頼性が完全に保証されるものではなく、誤った出力や予期しない動作によるサービス品質の低下や顧客への悪影響が生じる可能性があります。 また、AI技術に関連する法律・規制(EU AI法など)の整備・強化が進む中、当社グループのサービスが規制の対象となった場合、対応コストの増大や事業の制約が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ サイバーセキュリティについて 当社グループは、法人向けSMS配信サービス等の通信インフラに関わるサービスや、クラウド型業務支援プラットフォーム等のSaaSサービスを提供しており、多数の法人顧客及び一般ユーザーの情報を取り扱っております。これらのサービスはサイバー攻撃の標的となり得ることを認識しており、外部からの不正アクセス・マルウェア感染・DDoS攻撃・フィッシング等に対する防御策として、ファイアウォールの設置、アクセス権限の厳格な管理、脆弱性診断の定期実施、インシデント対応体制の整備等を行っております。 しかしながら、サイバー攻撃の手口は年々高度化・複雑化しており、当社グループが講じるセキュリティ対策を上回る攻撃が発生した場合、サービスの停止・情報漏洩・データの改ざん等が生じる可能性があります。かかる事態が発生した場合には、顧客への損害賠償責任の発生、当局による行政処分、当社グループ及び運営サービスに対する信頼・ブランドの毀損等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 法的規制について ① 一般的なインターネットにおける法的規制について 当社グループの事業を規制する主な法規則として「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(IT基本法)」、「サイバーセキュリティ基本法」、「書面の交付等に関する情報通信の技術の利用のための関係法律の整備に関する法律(IT書面一括法)」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)」、「電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律(電子契約法)」、「著作権法」、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」等があります。 近年、インターネット上のトラブルへの対応として、インターネット関連事業を規制する法規則は徐々に整備されてきており、今後、インターネットの利用や関連するサービス及びインターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法規則等の規制や既存法規則等の解釈変更がなされた場合には、当社グループ事業が制約を受ける可能性があります。その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 一般的な自動車整備及びレンタカーサービス、レッカーサービスにおける法的規制について 当社オートサービスグループの事業を規制する法規則として「道路運送車両法」があります。 今後自動車の修理や整備、登録、そしてレンタカーサービス等を営む事業者を規制対象とする新たな法規則等の規制や既存法規則等の解釈変更がなされた場合には、当社オートサービスグループが制約を受ける可能性があり、その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 電気通信事業者について 当社及び子会社である株式会社メディア4uは、電気通信事業者として総務省に届出を行い登録されており、「電気通信事業法」及び関連省令を遵守しながら役務を行う必要があります。同法又は同法に基づく命令若しくは処分に違反した場合において、公共の利益を阻害すると認められた場合、事業者登録の取消しを受ける可能性があります。当該法令の遵守に努めており、本書提出時点において取消し事由に該当する事項は生じておりませんが、事業者登録の取消しを受けた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の適用について 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」は、一時に多数の者に対してされる特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることに鑑み、特定電子メールの送信の適正化のための措置等を定めることにより、電子メールの利用についての良好な環境の整備を図り、もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的としており、当社が配信している企業から個人向けのSMSも対象となっております。 当社では、SMS配信審査の中で法令違反が発生しないよう利用目的を事前に確認する等の対応を行っておりますが、万が一当社顧客が法令違反をし、業務改善命令や罰則等を受けた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 個人情報の保護について 当社グループでは、インターネット関連サービスの提供を通じ、利用者本人を識別することができる個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱業者としての義務が課されております。 当社グループでは個人情報を取り扱う際の業務フローや権限体制を明確化し、「個人情報保護規程」を制定しております。併せて、役員及び従業員を対象とした社内教育を通じて、関連ルールについて周知徹底し、意識の向上を図ることで、同法及び関連法令等の法的規制の遵守に努めております。 しかしながら、個人情報が当社グループの関係者や業務提携先等の故意又は過失により外部に流出したり、悪用される事態が発生した場合には、当社グループが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社グループ並びに運営サイトの信頼性やブランドが毀損し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 知的財産権について 当社グループは、当社が運営する事業に関する知的財産権の獲得に努めるとともに、第三者の知的財産権侵害の可能性については可能な範囲で対応を行っておりますが、当社の事業分野で当社の認識していない知的財産権が既に成立している可能性、又は新たに当社の事業分野で第三者により著作権等が成立する可能性があります。 このような場合においては、当社グループが第三者の知的財産権を侵害したことによる損害賠償請求や差止請求、又は当社に対するロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他のリスクについて 配当政策について 当社は、株主還元を重要施策の一つと位置付け、成長投資に必要な内部留保を確保しつつ、剰余金の配当につきましては、2027年3月期より原則として減配を行わない累進配当を基本方針とし、連結配当性向30%を目安として、業績の成長に応じた増配を目指します。 しかしながら、当社グループが多額の損失を計上した場合や、重大な経営環境の変化・不測の事態等により財務健全性の維持が優先されると判断した場合には、例外的に配当を減ずる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,181字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 連結経営成績の概況 当連結会計年度においては、全セグメントで増収を達成し、過去最高売上高を更新するとともに、成長投資を継続しながらも営業利益2桁成長を実現するなど、収益拡大と将来成長に向けた投資を両立した1年となりました。 当連結会計年度における連結経営成績は以下のとおりです。 (百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減率 連結経営成績 売上高   9,206   10,567   +14.8% 営業利益   1,106   1,219   +10.3% 経常利益   1,116   1,225   +9.8% 親会社株主に帰属する当期純利益   331   665   +100.7% 経営指標 EBITDA   1,263   1,469   +16.4% EBITDAマージン   13.7%   13.9%   - ※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額 当連結会計年度の売上高は10,567百万円(前期比14.8%増)、営業利益は1,219百万円(同10.3%増)、経常利益は1,225百万円(同9.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に出資先の投資有価証券評価損および連結子会社保有のソフトウェア減損損失といった一時的な特別損失を計上した反動により、665百万円(同100.7%増)と大きく伸長いたしました。 また、当連結会計年度におけるEBITDAは1,469百万円(同16.4%増)と高い伸びを示しており、成長投資を継続する中でも基礎的な収益力は力強く拡大しております。 ② セグメント業績の概況 セグメント別の経営成績につきましては以下のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 (百万円) セグメント   2025年3月期   2026年3月期   増減率 売上高 ビジネスコミュニケーション事業   5,722   6,688   +16.9% オートモーティブプラットフォーム事業   1,642   1,748   +6.4% AI事業   4.2   5.8   +36.8% オートサービス事業   1,837   2,124   +15.6% セグメント利益(損失) ビジネスコミュニケーション事業   1,556   1,869   +20.1% オートモーティブプラットフォーム事業   346   277   △19.8% AI事業   △47   △95   - オートサービス事業   18   39   +109.0% ビジネスコミュニケーション事業 法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」、AIを活用したIVRサービス「TeleForce」、EC事業者向けCRMシステム「アクションリンク」など、企業とユーザーの接点強化を支援するコミュニケーションプラットフォームを提供しています。なお、2026年5月より法人向けコミュニケーションサービス群を新ブランド「Aurora X(オーロラエックス)」に刷新し、SMS、IVR、AIコールを包括した統合プラットフォームとして展開を開始しております。 金融機関を中心とした本人認証需要の拡大を背景に、SMS配信通数およびIVR認証件数が年間を通じて力強く伸長しました。SMS関連サービスの累計契約社数は7,331社に達し、国内SMS法人市場の配信数シェアは独立系アグリゲーターとして5年連続No.1(参考:デロイトトーマツミック経済研究所株式会社「ミックITリポート2025年12月号」)となっております。 当連結会計年度のビジネスコミュニケーション事業の売上高は6,688百万円(前期比16.9%増)、セグメント利益は1,869百万円(同20.1%増)となり、売上高、セグメント利益ともに過去最高を更新しました。 (社) 2025年3月期   2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 SMS関連サービス 累計契約社数   5,610   5,827   6,071   6,326   6,582   6,818   7,084   7,331 前四半期比増加数   +258   +217   +244   +255   +256   +236   +266   +247 年間増加数   +974   +1,005 オートモーティブプラットフォーム事業 中古車販売業務を一元管理できるクラウド型の統合プラットフォーム「symphonyシリーズ」を中心に、自動車アフターマーケット事業者の業務効率化と事業成長を支援するソリューション群を提供するほか、自社メディア「CARPRIME」など自動車メディアの運営も行っております。 国内最大のトラック専門中古車情報サイト「トラックバンク」を取得し、カーソリューションサービスの有料アカウント数は4,966件に達しました。2025年8月には自動車整備業務支援システム「symphony整備請求」をリリースし、サービスの対象顧客の母数を従来の中古車販売事業者約25,000〜30,000拠点から、自動車整備事業者・ガソリンスタンド等を含む約150,000拠点へと約5倍に拡大しました。また、2026年4月には全国7万台超の共有在庫へのアクセスを可能にする業者間取引プラットフォーム「symphonyワンプラ」をリリースしました。 当連結会計年度のオートモーティブプラットフォーム事業の売上高は1,748百万円(前期比6.4%増)、セグメント利益は277百万円(同19.8%減)となり、売上高は過去最高を更新しつつ、新規プロダクト開発に伴う将来の収益拡大に向けた成長投資により減益となりました。 (件) 2025年3月期   2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 カーソリューションサービス 有料アカウント数   4,145   4,228   4,325   4,377   4,719   4,764   4,839   4,966 前四半期比増加数   +109   +83   +97   +52   +342   +45   +75   +127 年間増加数   +341   +589 AI事業 AI、ブロックチェーン、web3.0といった最先端技術を活用し、当社グループの既存サービスの価値向上と、次世代を担う新規事業の創出を推進しております。 音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化に向けた先行投資を強化した結果、セグメント損失は拡大しましたが、今後の収益貢献に向けた基盤整備が着実に進展されました。 当連結会計年度のAI事業の売上高は5.8百万円(前期比36.8%増)となり、セグメント損失は95百万円(前連結会計年度は47百万円の損失)となりました。 なお、AI技術の開発機能と営業・マーケティング機能の一体化を通じて、AIサービスの市場投入スピードの加速および収益機会の拡大を図ることを目的に、2027年3月期第1四半期連結決算より当セグメントをビジネスコミュニケーション事業に統合いたします。音声AIエージェントと電話通信をシームレスに繋ぐクラウド通信基盤「onBridge」は、2026年5月より「Aurora SIP Trunking(オーロラシップトランキング)」にブランド名を変更し、ビジネスコミュニケーション事業にて展開拡大を図ってまいります。 オートサービス事業 自動車事故で損害を受けた自動車の修理から、レッカー、代車貸出までワンストップでカバーするサービスの提供と、自動車整備・中古車販売事業を行っております。 2025年5月に新設した岡崎営業所の稼働と事故車修理単価の上昇により、売上高は過去最高を更新しました。また、前連結会計年度に貸倒引当処理による営業損失を計上した影響により、セグメント利益は対前年で大きく増加しました。 当連結会計年度のオートサービス事業の売上高は2,124百万円(前期比15.6%増)、セグメント利益は39百万円(同109.0%増)となりました。 (2)当期の財政状態の概況 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減金額   増減率 流動資産   3,765   3,827   +62   +1.6% 固定資産   1,614   1,999   +385   +23.8% 資産合計   5,379   5,827   +448   +8.3% 流動負債   1,477   2,019   +541   +36.6% 固定負債   237   245   +8   +3.4% 負債合計   1,715   2,265   +549   +32.0% 純資産合計   3,663   3,561   △101   △2.7% (資産) 流動資産は、売掛金が278百万円増加した一方、現金及び預金が166百万円減少しました。固定資産は、リース車両の自社保有への切替えを進め、機械装置及び運搬具が125百万円増加し、リース資産は20百万円減少しました。また、オートレックス株式会社の株式取得等に伴い、のれんが70百万円、顧客関連資産が206百万円増加しました。資産合計は前連結会計年度に比べ448百万円増加し、5,827百万円となりました。 (負債) 負債合計は、支払手形及び買掛金が277百万円、未払金が76百万円、未払法人税等が94百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ549百万円増加し、2,265百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、利益剰余金が364百万円増加した一方で、自己株式が472百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ101百万円減少し、3,561百万円となり、自己資本比率は60.6%となりました。これは、資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元の充実を図ることを目的とした自己株式の取得を行ったことによるものであります。 (3)当期のキャッシュ・フローの概況 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減金額 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,057   1,247   +189 投資活動によるキャッシュ・フロー   △196   △539   △343 財務活動によるキャッシュ・フロー   △495   △878   △382 現金及び現金同等物の増減額   365   △170   △536 現金及び現金同等物の期末残高   2,625   2,454   △170 営業活動によるキャッシュ・フローは1,247百万円の収入(前連結会計年度は1,057百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,252百万円、減価償却費が230百万円、法人税等の支払額が487百万円発生したことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、539百万円の支出(前連結会計年度は196百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入252百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出が214百万円、無形固定資産の取得による支出が180百万円、投資有価証券の取得による支出が172百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が227百万円あったことによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、878百万円の支出(前連結会計年度は495百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が54百万円、自己株式の取得による支出が499百万円、配当金の支払額が301百万円あったことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ170百万円減少し、2,454百万円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループで行う事業は、インターネットを利用したサービスや自動車修理サービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので生産実績に関する記載はありません。 b. 受注実績 当社グループで行う事業は、インターネットを利用したサービスや自動車修理サービスの提供であり、概ね受注から役務提供までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) ビジネスコミュニケーション事業   6,688,834   +16.9 オートモーティブプラットフォーム事業   1,748,141   +6.4 AI事業   5,850   +36.8 オートサービス事業   2,124,679   +15.6 合計   10,567,504   +14.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度において販売実績の100分の10を超える主要な販売先はないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりでありますが、見積りは過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づいて、現時点において合理的であると判断したものであり、見積りの前提となる条件や事業環境が変化した場合等、見積りと将来の実績が異なることがあります。 なお、重要な会計方針のうち、見積りや仮定等により連結財務諸表に重要な影響を与えると考えている項目は次のとおりであります。 a. 繰延税金資産 繰延税金資産の回収可能性の判断に際しては、過去の実績等に基づき将来の課税所得を合理的に見積もっておりますが、将来において当社グループを取り巻く環境に大きな変化があったり、税制改正によって法定実効税率等が変化した場合には、繰延税金資産の回収可能性が変動する可能性があります。 b. 減損損失 当社グループは、独立採算管理が可能である事業(管理会計上の区分)ごとに資産をグループ化しております。営業損益において減損の兆候がみられた事業については将来の回収可能性を勘案した上で固定資産の帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として、特別損失に計上しております。 c. 貸倒引当金 債権の貸倒による損失に備えるため、貸倒引当金を計上しております。この貸倒引当金は、連結会計年度末の一般債権については貸倒実績率にて、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。得意先の財政状況が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 ② 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)当期の財政状態の概況」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 売上高は10,567,504千円(前年同期比14.8%増)となりました。主な要因は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①連結経営成績の概況」に記載のとおりであります。今後も、市場の成長を含む経営環境の変化に対応するため、広告宣伝活動、新卒及び中途採用、顧客基盤の積み上げ等を行うことで、売上高増加に努めてまいります。 (売上原価及び売上総利益) 売上原価は5,842,590千円(同17.7%増)となりました。主な要因は、売上高の増加に比例した増加であります。 この結果、売上総利益は4,724,914千円(同11.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 販売費及び一般管理費は3,504,997千円(同11.7%増)となりました。主な要因は、事業拡大に伴う人件費の増加があったことによるものであります。 この結果、営業利益は1,219,917千円(同10.3%増)となり、営業利益率は、前連結会計年度の12.0%に対して、当連結会計年度は11.5%となりました。売上高とあわせて営業利益率の推移を重要な経営指標としてモニタリングし、経営環境の変化に対応することで収益性の改善に努めてまいります。 (経常利益) 営業外収益は26,367千円(同35.4%増)となりました。主な要因は、受取保険金の増加であります。営業外費用は20,692千円(同112.2%増)となりました。主な要因は、投資事業組合運用損を計上したことによるものであります。 この結果、経常利益は1,225,592千円(同9.8%増)となりました。 (税金等調整前当期純利益) 特別利益は投資有価証券売却益を27,458千円計上いたしました。特別損失は減損損失260千円を計上いたしました。 この結果、税金等調整前当期純利益は1,252,790千円(同55.0%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等合計は587,100千円となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は665,690千円(同100.7%増)となりました。 ④ キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)当期のキャッシュ・フローの概況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営成績等に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、売上原価に係るもののほか、人件費や広告宣伝費等の販売費及び一般管理費に係る運転資金並び車両取得や既存システムの改修等に係る設備資金であります。営業資金と設備資金の源泉につきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当しております。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,454,312千円となっており、当面事業を継続していくうえで、十分な流動性を確保しております。

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出典

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