概要
ファブリカホールディングスは、情報・通信業に分類される持株会社である。中古車販売管理システム「symphonyシリーズ」、法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」、自動車メディア「CARPRIME」などを展開する。2026年3月期の連結売上高は約106億円、営業利益約12億円。従業員数230名。ビジネスコミュニケーション、オートモーティブプラットフォーム、AI、オートサービスの4セグメントで構成される。
4つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ
持株会社であるファブリカホールディングスの傘下に、4つの連結子会社が存在する。ビジネスコミュニケーション事業は株式会社メディア4uが、オートモーティブプラットフォーム事業とオートサービス事業は株式会社ファブリカコミュニケーションズが、AI事業はSparkle AI株式会社がそれぞれ担う。2026年4月にグループ再編が行われ、Sparkle AIとオートレックス株式会社は吸収合併により消滅。次期以降、AI事業はビジネスコミュニケーション事業に統合される予定である。各セグメントは独立した収益源を持ちつつ、グループ全体でデジタル技術と自動車関連サービスを融合させる戦略をとる。
国内SMS配信で5年連続シェアNo.1
ビジネスコミュニケーション事業の主力は法人向けSMS配信サービス「メディアSMS」である。国内全キャリアへの直接接続により高品質な配信を実現し、本人認証や業務連絡、督促など多様な用途で利用される。2026年3月期の累計契約社数は7,331社に達し、デロイトトーマツの調査によると独立系アグリゲーターとして配信数シェアを5年連続で首位に保つ。収益は従量課金制で、双方向通信やIVR連携などの追加機能が収益を押し上げる。同事業の売上高は66.9億円(前期比16.9%増)、セグメント利益は18.7億円と過去最高を更新した。
中古車販売管理システムsymphonyシリーズ
オートモーティブプラットフォーム事業は、中古車販売業務を一元管理するクラウド型システム「symphony販売管理」を中核とする。2026年3月期の有料アカウント数は4,966社。2025年8月には自動車整備業務に特化した「symphony整備請求」をリリースし、対象顧客を従来の約25,000拠点から約150,000拠点へ拡大。2026年4月には業者間取引プラットフォーム「symphonyワンプラ」を開始し、7万台以上の共有在庫へのアクセスを可能にした。売上高は17.5億円(前期比6.4%増)だが、新製品開発投資によりセグメント利益は2.8億円と減益。
東海地域のリアルサービスとAI先行投資
オートサービス事業は愛知県春日井市を中心に、事故車修理(鈑金塗装)・代車貸出・車検・中古車販売を提供する。損害保険会社からの依頼に応じるBtoBtoCモデルで、独自の工程管理システムと優良工場ネットワークで短納期を実現。2026年3月期の売上高は21.2億円(前期比15.6%増)、セグメント利益は0.4億円。AI事業はSparkle AIが音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化に向け先行投資を実施。売上高は5.8百万円と小規模だが、グループ全体の技術基盤として位置づけられる。
業界の中での役割は企業の顧客コミュニケーションを支えるSMS/IVRサービスと自動車流通業界向けITプラットフォームを提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ビジネスコミュニケーション事業 | 67億円 | 63.8% | 19億円 | 28.4% |
| オートサービス事業 | 21億円 | 20.0% | 0億円 | 0.0% |
| オートモーティブプラットフォーム事業 | 17億円 | 16.2% | 3億円 | 17.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01法人向けコミュニケーション主力
国内全キャリア直接接続のSMS配信サービス「メディアSMS」を主力に、AI搭載IVR「TeleForce」、EC向けCRM「アクションリンク」を提供。契約社数7,331社、配信数シェアは独立系No.1。
- メディアSMS世界シェア首位
- 法人向けSMS配信プラットフォーム。本人認証、業務連絡、予約リマインドなどに利用。
- TeleForce
- AIを搭載したクラウド型IVRプラットフォーム。自動音声案内やオートコールを実現。
- アクションリンク
- EC事業者向けCRM・MAプラットフォーム。メール・LINE・SMSを横断したシナリオ配信でリピート購入を促進。
02自動車関連IT主力
中古車販売業務を一元管理するクラウド型システム「symphonyシリーズ」や、自動車メディア「CARPRIME」を運営。有料アカウント数は4,966社に達し、自動車アフターマーケット事業者を支援。
- symphony販売管理
- 中古車販売の在庫・顧客・請求管理をワンストップで行うクラウドシステム。
- symphony整備請求
- 自動車整備業務に特化した見積書・請求書作成システム。
- CARPRIME
- 自動車情報メディア。YouTube登録者62.2万人。
03AI準主力
AI・ブロックチェーン・Web3.0技術を活用し、音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化を推進。東京大学との産学連携も実施。
- project: On
- 音声AI構築プラットフォーム。商用化に向け投資中。
04自動車サービス副次
東海地域で事故車修理(BP)、レンタカー、車検・中古車販売などのリアルサービスを展開。損害保険会社からの依頼で事故車修理をワンストップ提供。
製品と技術
独立系最大手の法人向けSMS配信プラットフォーム
「メディアSMS」は国内全キャリアに直接接続し、本人認証・業務連絡・督促など多様な用途に対応する。双方向通信や長文化SMS、IVR連携、他人接続判定機能など多数の追加機能を持つ。2026年5月に新ブランド「Aurora X」へ統合され、SMS・IVR・AIコールを包括した統合プラットフォームとして展開を開始した。累計契約社数7,331社。AI搭載IVRサービス「TeleForce」は自動音声案内とオートコールを提供。EC特化型CRM「アクションリンク」はメール・LINE・SMSを横断した分析とシナリオ配信でリピート売上を支援する。
中古車販売から整備までをカバーするクラウドシステム
「symphony販売管理」は中古車販売に必要な在庫・請求・問合せ管理を一元化し、複数の中古車検索サイトへの広告出稿も可能なクラウド型業務支援システム。2026年3月期の有料アカウント数4,966社。2025年8月にリリースした「symphony整備請求」は自動車整備事業者向けの見積書・請求書管理を提供。2026年4月の「symphonyワンプラ」は業者間取引プラットフォームで、7万台以上の共有在庫へのアクセスを可能にする。これらのサービスは月額利用料で収益を得ており、低水準のレベニューチャーンレートを維持する。
自動車メディアと音声AIの開発
自社メディア「CARPRIME」はWebサイトとYouTube(チャンネル登録者62.2万人)で自動車情報を発信し、買取相場や一括査定サイトも運営する。AI事業では音声AI構築プラットフォーム「project: On」の商用化を推進。クラウド通信基盤「onBridge」を「Aurora SIP Trunking」にブランド変更し、ビジネスコミュニケーション事業に統合。これらの技術はグループ内のサービス改善や新規事業創出に活用される。東京大学との産学連携による高度人材育成も行っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位メディアSMS独立系アグリゲーターとして国内配信数シェアNo.1(5年連続)法人向けコミュニケーション
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ITサービス中堅、営業利益率12%と高収益
ファブリカホールディングスは、システム開発やITソリューションを提供する情報・通信業の中堅企業。同業のソラコムやハッチ・ワークと比較すると、売上高は100億円前後で中規模。2025年3月期の営業利益率11.96%と高収益であり、2026年3月期も売上高106億円、営業利益率11.32%と安定した成長が見込まれる。特定の顧客や業種への依存度が高い可能性が課題。
強み
- 営業利益率12%前後と業界平均を上回る収益力を維持.
- 売上高は82億→92億→106億と拡大傾向、堅調な需要を捕捉.
- 特定分野に特化したITソリューションで差別化、高い付加価値.
- 長期契約やリピート受注により安定した収益基盤を構築.
課題
- 特定の大口顧客に依存する場合、失注時の影響が大きい.
- ソラコムなど同業他社との競争が激しく、シェア維持が課題.
- IT人材の奪い合いが激しく、優秀な技術者の確保が成長の鍵.
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がファブリカホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4284ソルクシーズ | 121億円 | 10.0倍 |
| 2 | 4439東名 | 120億円 | 10.4倍 |
| 3 | 3675クロス・マーケティンググループ | 120億円 | 14.6倍 |
| 4 | 4479マクアケ | 119億円 | 18.5倍 |
| 5 | 4446Link-Uグループ | 119億円 | — |
| 6 | 4193ファブリカホールディングス | 118億円 | 17.4倍 |
| 7 | 4838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス | 118億円 | 9.4倍 |
| 8 | 7849スターツ出版 | 118億円 | 10.0倍 |
| 9 | 5590ネットスターズ | 117億円 | 20.7倍 |
| 10 | 5137スマートドライブ | 117億円 | 21.7倍 |
| 11 | 5136tripla | 115億円 | 18.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
鈑金塗装業からシステム開発会社への変貌
1992年9月、愛知県春日井市で自動車鈑金塗装業を目的に有限会社中部車検センターを設立。同時に中古車販売を開始した。その後、株式会社シーアイシーに改組し、鈑金塗装サービス「ファブリカ」を展開。システム開発会社である有限会社アシクリエイトを合併したことで、IT分野への布石を打つ。2000年代に入り、関連会社として株式会社車選びドットコムを設立し、中古車検索サイト「車選びドットコム」をリリース。この時期に中古車販売管理システムの開発にも着手し、後の主力事業の礎を築いた。
中古車販売管理システムと検索サイトの展開
中古車販売管理システム「トレーディングマネージャー」(現symphony販売管理)を開発し、車選びドットコムと連携させた。商号を株式会社ファブリカコミュニケーションズに変更し、車選びドットコムを吸収合併。株式会社新東通信との共同出資で株式会社メディア4uを設立し、車選びドットコムがYahoo!オークションと業務提携。これにより中古車販売事業者向けのITサービスと一般消費者向けメディアの両輪を整えた。また、この時期に法人向けSMS配信サービスを開始し、新たな収益の柱を育成し始めた。
SMS配信市場での成長と株式上場
株式会社メディア4uが法人向けSMS配信サービスを本格化。株式会社カービュー(現LINEヤフー)と資本・業務提携を結び、自動車WEBマガジン「CarMe」を事業譲受。メディア4uを連結子会社化した。その後、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たし、資本市場からの資金調達が可能になった。SMS配信サービスの契約社数が急増し、国内市場でのシェア拡大が加速。上場後も継続的に新機能を追加し、法人向けコミュニケーション分野での地位を固めた。
M&Aによる事業基盤の拡充とグループ再編
EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」を事業譲受し、ビジネスコミュニケーション事業のラインアップを強化。トラック専門中古車情報サイト「トラックバンク」を取得し、オートモーティブプラットフォーム事業の対象領域を拡大した。symphonyシリーズには整備請求やワンプラを追加。オートレックス株式会社を連結子会社化し、オートサービス事業を拡充。2026年4月にはグループ再編を実施し、Sparkle AIとオートレックスを吸収合併。AI事業の開発機能を持株会社に移管し、経営効率を高めた。
年表1件を開く
1990年代
- 1992年9月上場自動車鈑金塗装業を愛知県春日井市にて創業 有限会社中部車検センターを設立 中古車販売をスタート 有限会社中部車検センターを株式会社シーアイシーに改組「鈑金塗装ファブリカ」サービスをスタート システム開発会社、有限会社アシクリエイトを合併 関連会社として株式会社車選びドットコムを設立 中古車販売管理システム「トレーディングマネージャー(現symphony販売管理)」及び 中古車検索サイト「車選びドットコム」をリリース 株式会社シーアイシーから株式会社ファブリカコミュニケーションズへ商号変更 株式会社車選びドットコムを合併 株式会社新東通信との共同出資により、株式会社メディア4uを設立「車選びドットコム」が「Yahoo!オークション」と業務提携開始 株式会社メディア4uにて法人向けSMS配信サービス開始 株式会社カービュー(現LINEヤフー株式会社)と資本・業務提携契約を締結 自動車WEBマガジン「CarMe」を事業譲受 株式会社メディア4uを連結子会社化 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)(現スタンダード市場)に上場 EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」を事業譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
SMS配信市場でのシェアトップ維持と優位性確立
拡大する法人向けSMS市場で、主力サービス「オーロラSMS」の国内シェアトップを維持し、営業機能の拡充による新規開拓と既存顧客へのクロスセルで収益基盤を拡大。SMS、IVR、AIコールを統一ブランド「Aurora X」で展開し、総合ソリューション提供体制を強化する。
- 02
自動車アフターマーケット領域での事業拡大
自動車販売業務支援システム「symphony販売管理」に加え、新たにリリースした整備請求システム「symphony整備請求」や業者間取引サービス「symphonyワンプラ」の早期収益化を図り、自動車アフターマーケット市場での顧客数を拡大する。
- 03
AI活用と研究開発・M&Aによる新規事業創出
AI等の先端技術を活用した革新的ソリューションを創出するため、研究開発機能を当社に移管し体制強化を図る。研究開発投資に加えM&Aも視野に入れ、新規事業創出を目指す。また、全社員へのAI活用環境提供と教育により業務効率化を推進する。
- 04
優秀な人材の確保と育成
持続的成長のために、国内外から優秀な人材を確保し、競争力ある報酬水準を実現。研修充実やキャリアパス多様化により、事業を牽引する人材の計画的な育成と、社員一人ひとりが能力を発揮できる環境整備に注力する。
- 05
システム安定性とガバナンス・ESGの強化
システム安定稼働とセキュリティ確保のため、サーバー拡充や多層的なセキュリティ対策を継続。コーポレートガバナンス強化では社外役員登用や内部監査を充実。ESGではペーパーレス化や環境対応車への切り替え、女性活躍推進等に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で230人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は780万円で、5期前と比べて+61.7%。平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は4.5年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 482 | 36.0 | 5.8 | 156 | — |
| 2022年3月 | 500 | 36.5 | 6.1 | 163 | — |
| 2023年3月 | 510 | 37.2 | 6.2 | 176 | — |
| 2024年3月 | 505 | 36.5 | 6.4 | 193 | — |
| 2025年3月 | 784 | 40.4 | 5.2 | 212 | 519 |
| 2026年3月 | 780 | 36.1 | 4.5 | 230 | 522 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ファブリカコミュニケーションズ(注)1.2愛知県名古屋市中区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社メディア4u (注)1.2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内Sparkle AI株式会社(注)1東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内オートレックス株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は106億円、営業利益は12億円。前期と比べると増収増益で、売上が+15.2%、利益が+9.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 116億円 | 106億円 |
| 営業利益 | 14億円 | 12億円 |
| 純利益 | 9億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥52 | ¥52 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は28億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+47.4%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 21 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 19 | 3 | 15.8 | 2 |
| 2024年2Q | 20 | 2 | 10.0 | 1 |
| 2024年3Q | 21 | 3 | 14.3 | 2 |
| 2024年4Q | 22 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 44 | 6 | 13.6 | 4 |
| 2025年4Q | 48 | 5 | 10.4 | −1 |
| 2026年2Q | 50 | 6 | 12.0 | 4 |
| 2026年4Q | 56 | 6 | 10.7 | 3 |
| 2027年1Q | 28 | 3 | 10.7 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年10月期からの11期で、売上は18億円から106億円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は9期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 18 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年3月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年3月 | 20 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年3月 | 30 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 39 | — | 3 | — | 1 |
| 2021年3月 | 48 | — | 7 | — | 5 |
| 2022年3月 | 59 | — | 9 | — | 6 |
| 2023年3月 | 76 | — | 13 | — | 8 |
| 2024年3月 | 82 | — | 11 | — | 7 |
| 2025年3月 | 92 | 11 | 11 | 12.0 | 3 |
| 2026年3月 | 106 | 12 | 12 | 11.3 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高106億円のうち、営業利益として残るのは12億円で11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.7%59億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.0%35億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%12億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は25億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 3 |
| 2020年3月 | 4 | −1 | 1 | 3 | 7 |
| 2021年3月 | 6 | −1 | −2 | 5 | 10 |
| 2022年3月 | 6 | −1 | 8 | 5 | 23 |
| 2023年3月 | 10 | −8 | −2 | 2 | 23 |
| 2024年3月 | 6 | −5 | −2 | 1 | 23 |
| 2025年3月 | 11 | −2 | −5 | 9 | 26 |
| 2026年3月 | 12 | −5 | −9 | 7 | 25 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は60.6%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 10 | −3 | 13 | — |
| 2017年3月 | 11 | 0 | 11 | 3.3 |
| 2018年3月 | 11 | 1 | 10 | 7.8 |
| 2019年3月 | 13 | 2 | 11 | 15.0 |
| 2020年3月 | 17 | 4 | 13 | 20.3 |
| 2021年3月 | 23 | 8 | 15 | 35.6 |
| 2022年3月 | 38 | 24 | 14 | 63.7 |
| 2023年3月 | 47 | 32 | 15 | 67.5 |
| 2024年3月 | 53 | 36 | 17 | 67.5 |
| 2025年3月 | 54 | 37 | 17 | 67.6 |
| 2026年3月 | 58 | 36 | 23 | 60.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中181位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中337位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,157で、1年前と比べて-4.2%。過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.4倍 |
| PER (会社予想) | 12.3倍 |
| PBR | 3.00倍 |
| 配当利回り | 2.41% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で13.07%下落し2095円まで急落しました。7月初旬には2300円前後で推移し、8月12日には2410円まで上昇する場面も見られましたが、8月13日に132円の急落となり、25日移動平均線(2334円)を約10%下回る水準です。52週高値2450円からは約14.5%下落し、52週安値1873円に対しては約11.9%上回る位置にあります。出来高は8月13日に129,100株と急増しており、売り圧力の強さが示唆されます。RSIは28.96と売られ過ぎ圏にありますが、下落トレンドが続く可能性があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは19.12倍と業界平均30.09倍を下回り、PBR3.43倍はほぼ業界平均並み。ROEは18.6%と高く収益性は良好で、配当利回り1.6%は業界平均3.38%を下回る。売上高は増加基調だが、2025/3期の純利益は前期比で減少しており、業績変動のリスクがある。割安とも割高とも言えず、ほぼ妥当な水準と評価する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 12.3倍 | — |
| PBR | 3.00倍 | 2.96倍 |
| ROE | 18.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、安定成長と収益性の持続性。売上高は堅調に増加しており、2026年3月期も増収増益が見込まれる。強気派は、DX需要の高まりと専門性を評価し、今後も成長が続くとみる。弱気派は、競争激化による単価下落や人件費上昇が利益を圧迫する懸念を指摘する。また、ROEは18.6%と高く、株主価値の創出に期待が持てる。
- DX需要の拡大
企業のデジタル変革需要が高く、ITサービス市場は成長。
- 安定収益
売上高が増加し、営業利益率11%程度を維持。
- 高ROE
ROE18.6%と高く、効率的に利益を生み出している。
- 売上高3期連続増収で106億円へ通年影響弱
売上高82→92→106億円と拡大、営業利益12億円
- 営業利益率11%台の高水準を維持通年影響弱
営業利益11→12億円、利益率11.32%
- 純利益が3億円から7億円へ回復決算発表後影響弱
純利益7億円は前期3億円の2.3倍
- 競争激化
IT業界は競争が激しく、価格競争に直面する可能性。
- 人件費上昇
エンジニアの確保難や給与上昇が利益を圧迫。
- 依存度の高さ
主要顧客への依存が高く、特定業界の景気に左右される。
- 営業利益率が前期比0.64ポイント低下通年影響弱
営業利益率11.96%→11.32%に低下
- 前期の純利益が3億円へ大幅減益通年影響弱
純利益は7億円→3億円と57%減
- 時価総額130億円の小型株流動性リスク継続影響弱
時価総額130億円で売買が細りやすい
- 受注高
- 将来の売上高を示す先行指標。
- 従業員一人当たり売上高
- 生産性の向上と収益性への影響を測る。
- DX案件比率
- 成長分野へのシフト状況を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり52円で、前期から+2.7%。いまの株価に対する利回りは2.41%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 35 | — | 32.0 |
| 2024年3月 | 36 | 2.9 | 25.9 |
| 2025年3月 | 37 | 2.8 | 57.5 |
| 2026年3月 | 38 | 2.7 | 23.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥52
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.1%を占め、残る64.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 26.2 | 38.8 | 36.1 | 37.6 | 41.2 | 50.5 |
| 事業法人 | 71.4 | 43.7 | 41.3 | 42.3 | 39.4 | 35.0 |
| 外国法人 | — | 6.2 | 15.0 | 13.7 | 13.6 | 13.6 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.8 | 1.9 | 6.1 |
| 証券会社 | — | 2.9 | 1.8 | 1.3 | 0.4 | 0.7 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 金融機関 | 2.4 | 8.3 | 5.7 | 5.0 | 5.3 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社インディゴベース | 12.42 |
| 02 | LINEヤフー株式会社 | 11.34 |
| 03 | 谷口 政人 | 6.85 |
| 04 | LICHFIELD LP(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀 行) | 6.42 |
| 05 | 奥岡 征彦 | 6.37 |
| 06 | 近藤 智司 | 6.26 |
| 07 | TAKUMI CAPITAL MANAGEMENT MASTER FUND LP(常任代理人 香港上海銀行東京支 店) | 5.17 |
| 08 | 株式会社SKコーポレーション | 5.04 |
| 09 | 株式会社新東通信 | 2.43 |
| 10 | ファブリカ従業員持株会 | 1.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-25奥岡 征彦新規の大量保有報告5.45%-1.72pt
- 2026-05-25谷口 政人新規の大量保有報告5.03%-1.81pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+111%、1株純資産は10期で−82%。直近期のROEは18.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | −1,119 | — | — | — | — |
| 2017年3月 | 742 | 3,871 | — | — | — |
| 2018年3月 | 13 | 22 | 79.1 | — | — |
| 2019年3月 | 28 | 52 | 75.0 | — | — |
| 2020年3月 | 28 | 85 | 41.0 | — | — |
| 2021年3月 | 110 | 194 | 78.6 | — | — |
| 2022年3月 | 122 | 481 | 35.8 | 21.8 | 16.8 |
| 2023年3月 | 159 | 596 | 29.1 | 21.0 | 32.0 |
| 2024年3月 | 126 | 661 | 19.9 | 14.3 | 25.9 |
| 2025年3月 | 62 | 677 | 9.2 | 40.9 | 57.5 |
| 2026年3月 | 124 | 687 | 18.6 | 16.7 | 23.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額174百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 谷口政人 | 代表取締役社長CEO | 56 | 275,300 |
| 近藤智司 | 取締役副社長 | 57 | 343,000 |
| 岩館徹 | 取締役CFO | 46 | 9,100 |
| 渡辺友太 | 取締役CTO | 38 | 4,300 |
| 奥岡征彦 | 取締役 | 57 | 298,600 |
| 杉山浩一 | 取締役 | 68 | 1,100 |
| 鬼頭耕平 | 取締役 | 45 | 2,100 |
| 中山敦彦 | 常勤監査役 | 61 | 1,100 |
| 杉山賢一 | 監査役 | 61 | 2,100 |
| 遠山健志 | 監査役 | 51 | 1,600 |
| 加納卓歩 | — | 52 | 3,100 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 139 | 12 | 151 | 30 |
| 社外取締役 | 5 | 23 | — | 23 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,545字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,571字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,199字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,181字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第32期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第32期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第31期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第31期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第30期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第30期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第29期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第29期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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