概要
tripla株式会社は、宿泊施設向けにクラウド型の予約エンジン「tripla Book」を中心としたSaaS群を提供する情報通信企業である。2025年10月期の営業収益は26億円、従業員数は190名。2022年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。本社は東京都新宿区に置き、台湾・韓国・東南アジア・米国などに子会社を持ち、海外展開を積極的に進めている。
単一セグメントで構成されるホスピタリティソリューション事業
当社グループは、ホスピタリティソリューション事業の単一セグメントで構成される。セグメント区分はなく、すべての収益は宿泊施設向けのデジタルサービスから生じる。主力は公式サイト予約システム「tripla Book」であり、これにAIチャットボット「tripla Bot」、CRM・MAツール「tripla Connect」、決済サービス「tripla Pay」、ホームページ作成サービス「tripla Page」、データ分析ツール「tripla Analytics」、予約管理システム「tripla Link」などが加わる。2025年10月期の営業収益は25億7,354万円で、前年比37.8%増加した。営業利益は5億1,984万円、親会社株主に帰属する当期純利益は5億181万円である。
固定収益と従量収益から成る二層の収益構造
「tripla Book」の収益は、月額基本料金による固定収益と、予約・決済に応じて発生する従量収益に分かれる。2025年10月期の固定収益は4億3,014万円、従量収益は11億7,963万円で、従量収益が全体の約73%を占める。導入施設数は期末時点で3,840施設と前年から887施設増加したが、固定収益単価は12万5千円と低下傾向にある。取扱高・GMVは174,426百万円に達し、前年比38.9%増となった。この成長は、既存施設の予約件数増加と新規導入施設の拡大によるものである。
38の国と地域に接する海外展開と子会社網
当社は日本国内に加え、台湾・韓国・東南アジア・米国・香港に拠点を持つ。2020年に台湾事業所を設立し、2023年には韓国事業所、2024年にはシンガポール子会社(ENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION)とインドネシア子会社(BOOKANDLINK)を買収した。2025年にはフィリピンに孫会社、タイに中間持株会社を設立し、米国子会社も開設した。各地域のチャネルマネージャーとの連携を強化し、コネクティビティハブを通じて海外の予約チャネルと接続する戦略を取る。これにより、日本・台湾・韓国に加え東南アジア全域での販売を可能にしている。
業界の中での役割は宿泊施設向けSaaS・DX支援プロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01宿泊施設主力
ホテル・旅館など宿泊施設向けに、公式サイト予約システム「tripla Book」を中心に、AIチャットボット、CRM・MA、チャネルマネージャーなど、集客から予約、滞在中のサービスまでをカバーするSaaSを提供。OTA依存からの脱却と自社予約の増加を支援する。
- tripla Book
- 宿泊施設の公式サイトにJavaScriptを埋め込むだけで実装できるクラウド型予約エンジン。最低2クリックでの予約完了や多言語・多通貨対応、ベストレート保証機能などを備える。
- tripla Bot
- 宿泊施設向けAIチャットボット。自社開発AIにより95%以上のAI回答率を実現。多言語対応で、問い合わせ対応の負担を軽減する。
- tripla Connect
- 宿泊施設向けCRM・MAツール。PMSやWebサイトのデータを統合し、顧客セグメント分析やマーケティング施策の自動化を可能にする。
- tripla Link
- OTAや公式サイトの料金・在庫を一元管理するチャネルマネージャー。国内外の主要OTAと連携し、販路拡大を支援する。
- tripla Guide
- 宿泊客が滞在中に館内案内やサービス情報を確認できる旅ナカ専用アプリ。多言語対応で外国人宿泊客のサポートも強化する。
- tripla Boost
- 公式サイトへの集客を支援する広告運用サービス。メタサーチ広告やリスティング広告、SNS広告の出稿・運用を代行する。
- tripla Page
- 宿泊施設向けにノーコードで多言語の公式ホームページを制作できるサービス。tripla Bookやtripla Botとの連携で予約導線を最適化する。
- tripla Analytics
- PMSデータを可視化・分析するBIツール。レベニューマネジメントや業務改善のための帳票作成を支援する。
製品と技術
クラウド予約エンジン「tripla Book」の機能と特長
「tripla Book」は、宿泊施設の公式サイトにJavaScriptを埋め込むだけで自社予約を実装できるクラウドサービスである。最短2クリックで予約が完了するUX/UIを備え、離脱率を低減する。料金は部屋数に応じた月額基本料と、宿泊・決済の従量料金の二段階制で、OTAより低い手数料率を実現する。多通貨決済(約34通貨)と7言語に対応し、外国人旅行者の取り込みを支援する。また、外部ポイント(デジコ)との連携や、OTAとの最安値比較によるベストレート機能、航空券付きプランが販売できるダイナミックパッケージ機能も備える。2025年10月期末の導入施設数は3,840施設、取扱高は174,426百万円に成長した。
AIチャットボット「tripla Bot」による顧客対応自動化
「tripla Bot」は、宿泊施設のウェブサイトやメッセージで稼働するAIチャットボットである。2017年1月のリリース以来、宿泊に関する問い合わせ(空室確認、料金照会、予約変更など)を自動で処理し、スタッフの負荷を軽減する。多言語対応(英語・韓国語・中国語・タイ語など)により、インバウンド顧客への対応も可能。2025年10月期の導入施設数は2,136施設で、前年から313施設増加した。「tripla Book」と連携することで、予約までの導線をシームレスにし、顧客体験を向上させる役割を果たす。
宿泊業特化型CRMとデータ活用サービス群
「tripla Connect」は2022年1月にリリースされた宿泊業界特化型のCRM・MAツールである。「tripla Book」で蓄積した顧客データをもとに、セグメント配信やクーポン発行などのマーケティング施策を実行できる。また、2024年5月リリースの「tripla Analytics」は、施設の稼働率・収益・予約チャネル別実績などを可視化するダッシュボードを提供。「tripla Page」は公式ホームページを簡単に作成できるサービスで、予約エンジンと直結する。これらのツール群は、宿泊施設のデジタルマーケティングと業務効率化を一元的に支援するエコシステムを形成している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
人事DXで急成長、高収益を実現
triplaは情報・通信業に属する企業で、タレントマネジメントシステムなどの人事向けクラウドサービスを提供しています。同業他社にはソラコムやハッチ・ワークがありますが、同社は人事領域に特化して高い成長を遂げています。売上高は2023年10月期の12億円から2024年には19億円、2025年には26億円と大幅に拡大し、営業利益率も15.79%から19.23%へと上昇しています。国内の人事DX市場が拡大する中、同社はAIを活用した製品で差別化を図り、中小企業中心に顧客を増やしています。成長性と収益性の両立が強みです。
強み
- 売上高が3期で2倍以上に拡大し、市場での存在感を高めている。
- 営業利益率は19%超で、効率的な事業運営を実現。
- 人事領域に特化し、専門性で競争優位を持つ。
- AIを活用した製品で付加価値を提供している。
課題
- 人事DX市場が注目され、新規参入が増加している。
- 中小企業顧客が多いため、顧客単価が低い傾向がある。
- 急成長に伴う人材確保や体制整備が課題となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がtripla
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4193ファブリカホールディングス | 118億円 | 17.4倍 |
| 2 | 4838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス | 118億円 | 9.4倍 |
| 3 | 7849スターツ出版 | 118億円 | 10.0倍 |
| 4 | 5590ネットスターズ | 117億円 | 20.7倍 |
| 5 | 5137スマートドライブ | 117億円 | 21.7倍 |
| 6 | 5136tripla | 115億円 | 18.8倍 |
| 7 | 4382HEROZ | 115億円 | 30.5倍 |
| 8 | 5572Ridge-i | 113億円 | 84.1倍 |
| 9 | 4169ENECHANGE | 112億円 | 87.9倍 |
| 10 | 4644イマジニア | 112億円 | 13.6倍 |
| 11 | 4412サイエンスアーツ | 111億円 | 59.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
東京都新宿区で創業した2015年
2015年4月、東京都新宿区に「株式会社umami」として設立された。創業から間もない2017年1月には、宿泊施設向けのAIチャットボット「tripla AIチャットボット」(現「tripla Bot」)をリリース。同時に北海道札幌市にオペレーションセンターを開設し、顧客サポート体制を整えた。同年4月、社名を「tripla株式会社」に変更し、本社を東京都中央区に移転した。この初期の動きは、宿泊施設のデジタル化ニーズに応えるための基盤作りであった。
予約エンジンとチャネルマネージャー連携を確立した2019~2020年
2019年7月、クラウド型の宿泊予約エンジン「triplaホテルブッキング」(現「tripla Book」)をリリース。これにより、宿泊施設の公式サイトにJavaScriptを埋め込むだけで自社予約が可能となった。2020年1月には、国内大手チャネルマネージャー4社(手間いらず、TLリンカーン、ねっぱん、らく通with)との連携が完了し、PMSとのデータ連携を実現。同年には台湾台北市に台湾事業所を設立し、初の海外拠点を構えた。また、プライバシーマーク認証を取得し、情報管理体制を強化した。
サービス拡充と東証グロース市場上場を果たした2022年
2022年1月、宿泊業界特化型のCRM・MAツール「tripla Connect」をリリースし、マーケティング領域に進出。同年5月には現地決済サービス「tripla Pay」を開始し、決済機能を自社で提供するようになった。同年11月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。これにより資金調達力を高め、後のM&Aによる海外展開の原資とした。2022年10月期には営業収益8億円(前年比60%増)、当期純利益1億円と黒字化を達成した。
M&Aで東南アジアと米国に進出した2023~2025年
2023年11月、インドネシアのBOOKANDLINK PTE. LTD.を買収し、東南アジア市場に参入。2024年2月には台湾のSurehigh International Technology Inc.を買収し、台湾での存在感を強めた。さらにシンガポールのENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.を買収し、同年12月には香港子会社、2025年2月には米国子会社を設立。2025年4月にはシンガポール子会社を統合し、新たにフィリピンに孫会社を設立した。これらの動きは、日本市場に依存しない収益基盤の構築を目的としている。
2024年から2025年にかけて新サービスを相次いで投入
2024年5月、宿泊施設向け公式ホームページ作成サービス「tripla Page」、データ可視化ツール「tripla Analytics」、予約管理システム「tripla Link」を同時にリリース。これにより、予約・集客・分析・管理の一気通貫のエコシステムを整えた。同年9月にはBOOKANDLINKの株式を追加取得し完全子会社化。2025年7月にはタイに中間持株会社を設立し、東南アジア統括機能を強化した。これらの拡大により、2025年10月期の営業収益は26億円、営業利益は5億円に達した。
年表27件を開く
2010年代
- 2015年4月創業東京都新宿区に「株式会社umami」を設立
- 2017年1月「tripla AIチャットボット」(現「tripla Bot」)をリリース
- 2017年1月北海道札幌市にオペレーションセンターを開設
- 2017年4月商号変更社名を「tripla株式会社」に変更
- 2017年4月本社を東京都中央区に移転
- 2019年7月宿泊予約エンジン「triplaホテルブッキング」(現「tripla Book」)をリリース
2020年代
- 2020年1月チャネルマネージャー4社「手間いらず」、「TLリンカーン」、「ねっぱん」、「らく通with」との連携が完了
- 2020年1月創業台湾台北市に台湾事業所を設立
- 2020年1月プライバシーマーク認証取得
- 2022年1月宿泊業界特化型のCRM・MAツール「tripla Connect」をリリース
- 2022年5月現地決済サービス「tripla Pay」をリリース
- 2022年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年3月創業ソウル特別市鍾路区に韓国事業所を設立
- 2023年11月M&ABOOKANDLINK PTE. LTD.(現・連結子会社)買収でインドネシア市場進出
- 2023年12月M&A台湾に完全子会社、翠普拉台灣股份有限公司を設立
- 2024年2月M&ASurehigh International Technology Inc.(現・連結子会社)買収で台湾市場拡大
- 2024年2月M&AENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.(現・連結子会社)買収でシンガポール市場進出
- 2024年4月本社を東京都新宿区西新宿に移転
- 2024年5月宿泊施設向け公式ホームページ作成サービス「tripla Page」をリリース
- 2024年5月宿泊施設向けに経営に必要なデータを可視化するサービス「tripla Analytics」をリリース
- 2024年5月宿泊施設向け予約管理システム「tripla Link」をリリース
- 2024年9月M&A連結子会社BOOKANDLINK PTE. LTD.の株式(46.6%)を追加取得し、完全子会社化
- 2024年12月M&A香港に完全子会社、tripla Hong Kong Limitedを設立
- 2025年2月M&A米国に完全子会社、tripla USA, Inc.を設立
- 2025年4月M&Aシンガポール子会社間(ENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.を存続会社、BOOKANDLINK PTE. LTD.を消滅会社)で吸収合併し、存続会社の商号をtripla Singapore Pte. Ltd. に変更
- 2025年4月創業フィリピンに孫会社、tripla Philippines Technologies Inc.を設立
- 2025年7月創業タイに中間持株会社、tripla Thai Holdings Co., Ltd.を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
導入施設数・取扱高の拡大
中核サービス「tripla Book」の導入施設数と取扱高・GMVを増加させ、固定収益と従量収益を拡大する。併せて各サービスのクロスセルにより顧客単価向上を図り、継続的な成長を実現する。
- 02
APAC地域への海外展開
アジア太平洋地域を中心に販路を拡大し、海外子会社の活用やPMIを通じたプロダクト置換により、グループ一体でシナジーを創出する。各地域の市場特性に応じたローカライズも進める。
- 03
サービス・プロダクトの強化
顧客要望や競合動向を踏まえた機能改善を継続し、クラウド型サービスの品質・安定性・セキュリティを確保する。PMIによるプロダクト統合や機能拡充で提供価値を高め、クロスセル促進と契約継続率向上を図る。
- 04
セキュリティ体制の強化
子会社で発生した不正アクセス事案を踏まえ、親会社基準の厳格なセキュリティをグループ全体に適用。多要素認証の拡大、IDS/IPS導入、外部専門家による定期ペネトレーションテストを実施する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で190人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、3期前と比べて+16.8%。平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は4.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年10月 | 569 | 34.5 | 3.4 | 70 | — |
| 2023年10月 | 538 | 34.4 | 2.7 | 90 | — |
| 2024年10月 | 627 | 35.3 | 3.8 | 158 | 190 |
| 2025年10月 | 665 | 35.7 | 4.2 | 190 | 263 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 0 / 海外 4) を有報から抽出しています。
- 海外tripla Singapore Pte. Ltd.シンガポール共和国議決権100.0%
- 海外tripla Hong Kong Limited香港議決権100.0%
- 海外tripla USA, Inc.米国議決権100.0%
- 海外tripla Philippines Technologies Inc.フィリピン共和国議決権99.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は26億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+36.8%、利益が+66.7%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 35億円 | 26億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 5億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
4期分
直近は2026年上期で、売上は17億円、営業利益は5億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年下期 | 12 | — | — | 1 |
| 2024年下期 | 19 | 2 | 10.5 | 2 |
| 2025年下期 | 26 | 3 | 11.5 | 3 |
| 2026年上期 | 17 | 5 | 29.4 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年10月期からの8期で、売上は1億円から26億円へ26.0倍に増えた。直近期の営業利益率は19.2%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 1 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年10月 | 2 | — | −3 | — | −3 |
| 台湾台北市に台湾事業所を設立 | |||||
| 2020年10月 | 3 | — | −3 | — | −3 |
| 2021年10月 | 5 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年10月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| ソウル特別市鍾路区に韓国事業所を設立 | |||||
| 2023年10月 | 12 | — | 2 | — | 2 |
| Surehigh International Technology Inc.(現・連結子会社)買収で台湾市場拡大 | |||||
| 2024年10月 | 19 | 3 | 2 | 15.8 | 2 |
| フィリピンに孫会社、tripla Philippines Technologies Inc.を設立 | |||||
| 2025年10月 | 26 | 5 | 6 | 19.2 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高26億円のうち、営業利益として残るのは5億円で19.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の19.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金80.8%21億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.2%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年10月期は営業CFが85億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは86億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は179億円で、売上の82.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年10月 | −2 | 0 | 3 | −2 | 6 |
| 2021年10月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 8 |
| 2022年10月 | 9 | 0 | 0 | 9 | 17 |
| 2023年10月 | 32 | 0 | 6 | 32 | 55 |
| 2024年10月 | 40 | −10 | 11 | 30 | 96 |
| 2025年10月 | 85 | 1 | −2 | 86 | 179 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年10月期の総資産は197億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は8.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 3 | 3 | 0 | 92.0 |
| 2019年10月 | 6 | 6 | 0 | 91.8 |
| 2020年10月 | 7 | 3 | 4 | 40.8 |
| 2021年10月 | 9 | 1 | 8 | 16.4 |
| 2022年10月 | 19 | 2 | 17 | 12.0 |
| 2023年10月 | 58 | 10 | 48 | 17.8 |
| 2024年10月 | 110 | 11 | 99 | 9.7 |
| 2025年10月 | 197 | 17 | 180 | 8.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中31位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中597位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,937で、1年前と比べて-8.5%。過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 |
| PER (会社予想) | 19.1倍 |
| PBR | 5.55倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月20日に前日比+7.74%の1990円となり、1カ月で13.58%上昇しました。25日線1789.6円を11.2%上回り、75日線1667.39円からも大きく乖離しています。52週高値2334円にはまだ14.7%の距離がありますが、RSIは78.31と過熱気味です。8月17日に66,400株と急増した出来高は、8月20日も51,700株と高水準を維持しており、買い意欲の強さを示しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)。
PERは17.51倍で業界平均30.21倍を大きく下回る一方、PBRは5.19倍と平均3.56倍を上回る。ROEは37.2%と高く収益性は良好だが、配当利回りは0%で無配。売上高は増加傾向で営業利益率も改善しているものの、PBRの高さと無配当が懸念材料。割安感はあるが、成長性を考慮してもPBRの高さが割高感につながる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 19.1倍 | — |
| PBR | 5.55倍 | 2.96倍 |
| ROE | 37.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、急速な売上成長と高い収益性を評価する強気派に対し、競争激化と利益率の持続性を疑問視する弱気派の対立。強気派は、2022年10月期から2025年10月期予想まで売上高が8億円から26億円へ3倍以上増加し、営業利益率も16%から19%へ改善している点を挙げる。また、ROE37%超と非常に高い資本効率も魅力。弱気派は、売上成長は市場全体の拡大に支えられており、競合が増える中で価格競争や解約率上昇のリスクがあると指摘。さらに、時価総額107億円に対して純利益が5億円とPER17倍は割高感もある。
- 売上高の急成長
売上高が3期で8億円から26億円へ約3倍増
- 高い収益性
営業利益率19%超、ROE37%超と資本効率が高い
- 市場の成長
人材採用のデジタル化でSaaS需要が拡大傾向
- 売上高26億円と前年比36.8%増決算発表後影響中
売上高は19億円から26億円へ約7億円増加、増収率は36.8%と高成長
- 営業利益5億円と営業利益率19.23%に改善決算発表後影響中
営業利益は3億円から5億円へ約2億円増加、利益率は15.79%から19.23%へ改善
- ROE37.2%と資本効率の高さ継続影響弱
ROE37.2%は非常に高く、少ない資本で効率的に利益を生んでいる
- 売上高12億円→26億円と2年で2.2倍決算発表後影響中
2023年10月期売上高12億円から2025年10月期26億円へ約2.2倍に拡大
- 競争の激化
採用管理SaaS市場に新規参入が相次ぎ価格競争の可能性
- 利益率の持続性
成長投資で販管費増、利益率低下の懸念
- バリュエーション
PER17倍と成長率ほどの割安感はない
- PBR5.19倍とバリュエーションが高い継続影響弱
時価総額107億円に対し純資産は約20.6億円、PBR5.19倍と割高
- 配当利回り0%と無配通年影響弱
配当利回りは0%で、株主への直接的な還元がなく、売られやすい
- 株価1年で19.85%下落継続影響弱
株価は過去1年で-19.85%と下落し、下方向のトレンドが続いている
- フォワードPER17.8倍と利益期待の低下決算発表後影響弱
現行PER17.51倍に対して予想PER17.8倍とやや悪化、将来の利益見通しが弱い
- 売上高成長率
- 市場シェア拡大が続くかを見るため
- 解約率
- 顧客定着度が収益の安定性を左右する
- 営業利益率
- 成長投資と収益性のバランスを確認
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ3,452人。区分でいちばん多いのは個人・その他で62.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.6%を占め、残る87.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 44.9 | 66.4 | 76.3 | 62.4 |
| 外国法人 | — | 8.7 | 5.4 | 18.0 |
| 事業法人 | 55.1 | 9.5 | 11.9 | 8.1 |
| 証券会社 | — | 6.8 | 4.2 | 6.1 |
| 金融機関 | — | 6.6 | 0.4 | 4.5 |
| 外国人個人 | — | 2.0 | 1.8 | 0.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 鳥生 格 | 19.20 |
| 02 | 高橋 和久 | 13.29 |
| 03 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 5.38 |
| 04 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.39 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.90 |
| 06 | 山田 裕一 | 2.60 |
| 07 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.32 |
| 08 | SCBHK AC SINGAPORE CLIENT(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.25 |
| 09 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 2.04 |
| 10 | CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.95 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+100%、1株純資産は6期で+358%。直近期のROEは37.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | −18,728 | — | — | — |
| 2019年10月 | −19,792 | — | — | — |
| 2020年10月 | −66 | 60 | — | — |
| 2021年10月 | −28 | 32 | — | — |
| 2022年10月 | 16 | 49 | 40.0 | — |
| 2023年10月 | 31 | 186 | 26.3 | 73.1 |
| 2024年10月 | 36 | 182 | 19.6 | 34.9 |
| 2025年10月 | 85 | 276 | 37.2 | 19.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/10期の役員報酬は総額93百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 高橋和久 | 代表取締役CEO | 49 | 786,000 |
| 鳥生格 | 代表取締役CPO | 52 | 1,135,000 |
| 岡義人 | 取締役CFO | 41 | 5,800 |
| 山本雅輝 | 取締役 | 56 | — |
| 市橋景子 | 取締役 | 34 | — |
| 山添千加美 | 常勤監査役 | 45 | — |
| 阿曾友淳 | 監査役 | 57 | 7,000 |
| 田端聡朗 | 監査役 | 52 | — |
| 塙晋 | 監査役 | 46 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 73 | 73 | 24 |
| 社外取締役 | 5 | 20 | 20 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容14,418字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,319字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,812字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,033字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-26
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-18
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-30
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