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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スマートドライブ

5137 · Growth · 情報・通信業

モビリティデータを活用した車両管理SaaSのパイオニア。車両をコネクテッド化し、安全運転管理や業務効率化をクラウドで提供する。

概要

スマートドライブは2013年に創業し、車両の位置情報や運転挙動などのモビリティデータを収集・解析するクラウド型車両管理サービスを提供する企業である。2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場し、2025年9月期の売上高は28.8億円、従業員数は111名である。

法人向けクラウド車両管理「SmartDrive Fleet」を中核とする事業構造

スマートドライブの主力サービスは、法人向けクラウド型車両管理サービス「SmartDrive Fleet」である。車載デバイスで車両をコネクテッド化し、GPSデータや加速度センサーを収集、運行管理・安全運転指導・法令遵守(運転日誌の自動作成など)を支援する。SaaS型で提供され、顧客は月額課金(サブスクリプション)を支払う。2025年9月末時点で2,100社超が導入しており、導入企業は中間流通、インフラメンテナンス、不動産、訪問介護など多岐にわたる。

パートナー企業へOEM提供する国内AO事業

国内AO事業では、リース会社や自動車メーカー、保険会社などのパートナー企業に対し、SmartDrive FleetをOEM(ホワイトラベル)で提供する。例えば、住友三井オートサービスやスズキ、本田技研工業などと協業し、各社のブランドでエンドユーザーに車両管理サービスを届ける。OEM提供に加え、POC(概念実証)支援やデータ解析基盤「Mobility Data Platform」の提供も行う。2025年9月期には住友三井オートサービス向け売上が6.1億円(全体の21.2%)を占めた。

売上高は年率30%超で成長し、2025年9月期に営業黒字化

スマートドライブの売上高は、2018年9月期の1億円から2025年9月期には28.8億円へと拡大している。特に2021年9月期以降は前期比で30%以上の成長を続け、2024年9月期には営業利益2.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益3.2億円と黒字転換した。2025年9月期も営業利益4.0億円(前期比122.9%増)、純利益4.5億円と増益を達成している。収益の多くは継続的なサブスクリプション収入であり、契約企業数の増加に支えられている。

マレーシア子会社を拠点に東南アジアへ展開

海外モビリティDX事業として、2020年3月にマレーシアに連結子会社SmartDrive Sdn. Bhd.を設立した。同社は現地企業や日系企業向けにドライバーエンゲージメントサービスやアプリ提供を行っている。また、2024年7月にはマレーシアの57 Code Box Sdn. Bhd.の株式を取得し持分法適用関連会社化、東南アジアでの事業基盤を強化している。売上高全体に占める海外比率はまだ小さいが、現地市場の特性に合わせたサービス展開を進めている。

業界の中での役割はモビリティデータプラットフォーム提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
29億円
営業利益
4億円
営業利益率
13.8%
純利益
5億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
国内FO事業25億円89.3%
国内AO事業3億円10.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フリート事業者(車を使う会社)主力

商用車・法人車両を業務で利用する企業向けに、車載デバイスで収集したモビリティデータを基に、車両位置の可視化、安全運転管理、法令遵守対応、業務効率化を支援するSaaSを提供。

主な製品・サービス4
SmartDrive Fleet
法人向けクラウド型車両管理サービス。車載デバイスで取得したGPSデータや運転挙動を基に、位置情報の把握、安全運転のスコアリング、運転日誌の自動作成などを提供する。
Fleet Option Report
SmartDrive Fleetのデータを詳細に分析し、安全運転管理や労務管理、コスト削減に役立つレポートやダッシュボードを提供するオプションサービス。
Mobility Data Insight
モビリティデータを解析し、業務効率化やコスト削減に資するインサイトを提供するデータ分析サービス。
SmartDrive Fleet Basic
スマートフォンのみで利用可能なエントリー向けサービス。安全管理者の日報作成自動化などコンプライアンス対応に特化する。

02アセットオーナー(自動車産業)準主力

リース会社、自動車メーカー、保険会社などのパートナー企業向けに、SmartDrive FleetのOEM提供や、POC・R&D支援を通じて、既存事業の高付加価値化や新規サービス創出を支援。

主な製品・サービス2
SmartDrive Fleet OEM
パートナー企業のブランドで提供可能なホワイトラベル版の車両管理サービス。データプラットフォームや管理画面を提供し、レベニューシェアで収益を得る。
テレマティクス保険用リスクAI
走行データから事故リスクを予測するAIモデル。保険会社がテレマティクス保険の開発に活用する。

03海外モビリティ市場副次

マレーシアにおいて、現地企業や日系企業向けに日本と同様のフリート管理サービスやOEM提供を展開。東南アジア市場でのDXを支援する。

主な製品・サービス1
SmartDrive Fleet(海外版)
マレーシアで提供されるクラウド型車両管理サービス。現地のニーズに合わせてローカライズされている。

製品と技術

中核製品「SmartDrive Fleet」とマルチデバイス対応

SmartDrive Fleetは、車載デバイスで収集した位置情報や加速度データをクラウド上で管理・分析するSaaSサービスである。導入企業は運行状況の可視化、安全運転スコアリング、運転日誌の自動生成、アルコール検知器との連携による酒気帯びチェックなどが可能となる。特徴は、自社製デバイスに加え、ユピテルやJVCケンウッド製のドライブレコーダー、ETC2.0機器、スマートフォンとも連携できるマルチデバイス対応であり、車両の保有形態を問わず導入できる。

データ分析基盤「Mobility Data Platform」による付加価値創出

Mobility Data Platformは、SmartDrive Fleetで収集したモビリティデータを格納・加工・解析する基盤である。このプラットフォームを活用し、顧客企業向けに詳細なデータ分析レポート「Fleet Option Report」や管理ダッシュボード「Mobility Data Insight」をオプション提供する。また、保険会社向けにはテレマティクス保険用のリスクAIモデルを開発し、走行データに基づく事故確率予測を可能にしている。パートナー企業へのOEM提供時にもこのプラットフォームが核となっている。

パートナー企業へのOEM提供とテレマティクス保険向けAI

国内AO事業では、SmartDrive Fleetの機能をパートナー企業のブランドで提供するOEMモデルが特色である。例えば「スズキフリート」や「HONDA Fleet Management」といったサービスは、同社のプラットフォームを基に構築されている。さらに、テレマティクス保険分野では、アクサ損保との協業を皮切りに、住友三井オートサービスグループと共同で運転挙動に応じたリペア保険を販売。AIモデルは収集データから事故リスクを計算し、保険料の柔軟な設定を支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

車載SaaS特化型、高成長持続

スマートドライブは、車両管理・運行管理SaaSを提供し、法人向けフリート市場で急成長。売上高17億→29億円(23/9→25/9期)と拡大し、営業利益率も9%→14%に改善。同業のCocoliveやソラコムと比べ、車載領域に特化した点が独自。VRain Solutionやハッチ・ワークに比べ収益性は中程度だが、成長率は高い。車両データ活用の需要拡大を追い風に、既存顧客の深耕と新規開拓が課題。

強み

  • 車両管理に特化し、運行管理や安全運転支援など独自機能を提供。
  • 売上高が3期連続で30%超の増収を達成し、成長フェーズにある。
  • 営業利益率が9%から14%へ上昇し、ビジネスモデルの熟度が向上。
  • 物流・運輸業界のDX需要が高まり、導入企業が増加傾向。

課題

  • カーナビ・通信各社が類似サービスを投入し、競争が激化。
  • 売上規模はまだ小さく、大手企業への営業力強化が必要。
  • 車両データの収集・分析で、より高度なサービスの開発が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスマートドライブ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14446Link-Uグループ119億円
24193ファブリカホールディングス118億円17.4倍
34838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス118億円9.4倍
47849スターツ出版118億円10.0倍
55137スマートドライブ117億円21.7倍
65590ネットスターズ117億円20.7倍
75136tripla115億円18.8倍
84382HEROZ115億円30.5倍
95572Ridge-i113億円84.1倍
104169ENECHANGE112億円87.9倍
114644イマジニア112億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

東京都世田谷区で創業し、商号変更を経て実証実験を開始

2013年10月、東京都世田谷区に資本金100万円で当社を設立した。2014年1月に株式会社スマートドライブへ商号変更。同年8月には「柏の葉スマートシティ」において、自社製車載端末による車両走行データ収集と専用アプリの実証実験を開始した。2014年9月には総務省の「I-Challenge!」プログラムで第一号案件に採択され、通信と位置情報を活用した事業の芽が育ち始めた。

アクサ損保との提携と「MIRAI DRIVE PROJECT」の開始

2015年4月、アクサ損害保険株式会社とテレマティクス事業で業務提携し、走行データを保険商品に活用する道を拓いた。2016年1月には共同プロジェクト「MIRAI DRIVE PROJECT」を開始。同年9月には法人向けクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」をリリースし、自社サービスの本格提供を始めた。2017年2月にはISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得し、情報セキュリティ体制を整えた。

ドライバーエンゲージメントサービス「SmartDrive Cars」のリリースと補助金採択

2018年4月、ドライバー向けのエンゲージメントサービス「SmartDrive Cars」をリリースした。同年6月には経済産業省の「産業データ共有促進事業費補助金」に採択され、データ共有基盤の整備を進めた。2019年12月にはNEDOの「Connected Industries推進事業」にも採択され、官民の支援を受けながらサービス開発とデータ解析技術を磨いた。

大手企業との協業拡大とマレーシア子会社設立

2020年2月、株式会社ユピテル製のドライブレコーダーとSmartDrive Fleetの連携を開始。同年3月にはマレーシアに連結子会社SmartDrive Sdn. Bhd.を設立した。2020年10月には本田技研工業とホンダの二輪向けフリート管理サービス「HONDA Fleet Management」にMobility Data Platformを提供。2021年1月には住友三井オートサービスと業務・資本提携を結び、大手リース会社との関係を強固にした。

スズキ・出光興産などとの協業とIPO準備

2021年6月、スズキ株式会社と法人向け車両管理サービス「スズキフリート」の構築で協業開始。同年8月には出光興産の超小型EV事業向けにOEM提供を含む協業を発表し、テレマティクス保険分野でも住友三井オートサービスグループと共同でリペア保険販売を始めた。2021年7月にはJETRO「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されるなど、国内外での事業拡大を加速した。

東京証券取引所グロース市場上場と持分法適用関連会社の取得

2022年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と認知度向上を図った。上場後も成長投資を続け、2024年7月にはマレーシアの57 Code Box Sdn. Bhd.を持分法適用関連会社化。2025年8月には株式会社インターゾーンの株式を取得し、同年10月には株式会社モビリティトランスフォーメーションを設立するなど、グループ体制を拡充している。

年表26件を開く

2010年代

  • 2013年10月創業東京都世田谷区に当社設立(資本金100万円)
  • 2014年1月商号変更株式会社スマートドライブに商号変更
  • 2014年8月「柏の葉スマートシティ」において、自社製車載端末による車両の走行データ収集と専用アプリの開発に向けた実証実験開始
  • 2014年9月総務省「I-Challenge!」(ICTイノベーション創出チャレンジプログラム)第一号案件に採択
  • 2015年4月アクサ損害保険株式会社とテレマティクス事業業務提携
  • 2015年12月第3回「CNET Japan Startup Award」にて最優秀賞を受賞
  • 2016年1月アクサ損害保険株式会社との共同プロジェクト「MIRAI DRIVE PROJECT」開始
  • 2016年9月法人向けクラウド車両管理サービス「SmartDrive Fleet」をリリース
  • 2017年2月ISMS認証取得(ISO/IEC 27001:2013)
  • 2018年4月ドライバーエンゲージメントサービス「SmartDrive Cars」をリリース
  • 2018年6月経産省「産業データ共有促進事業費補助金」に採択
  • 2019年12月NEDO「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」に採択

2020年代

  • 2020年2月株式会社ユピテル製の法人向けLTE通信型ドライブレコーダーとSmartDrive Fleetとの連携開始
  • 2020年3月マレーシアに連結子会社 SmartDrive Sdn. Bhd. 設立
  • 2020年10月本田技研工業株式会社及び株式会社ホンダモーターサイクルジャパンがサービス開始する「HONDA Fleet Management」にデータ解析・事業提携基盤「Mobility Data Platform」を提供
  • 2021年1月住友三井オートサービス株式会社と法人向け テレマティクスサービス分野の業務提携並びに資本提携
  • 2021年6月スズキ株式会社による法人向け車両管理サービス「スズキフリート」の構築に向けて協業開始
  • 2021年6月株式会社JVCケンウッド製のAI搭載通信型ドライブレコーダーとSmartDrive Fleet及びMobility Data Platformとのデータ連携開始
  • 2021年6月meitrack社製GPS内蔵デバイス「SmartDrive Wi-Fi Hub」の提供開始
  • 2021年7月JETRO「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択
  • 2021年8月出光興産株式会社による「超小型EV事業」の立上げに向けた法人向けクラウド車両管理サービス・データ解析・事業提携基盤のOEM提供を含む各種協業の開始
  • 2021年8月住友三井オートサービス株式会社のグループ会社であるi-SMAS少額短期保険株式会社と共同で、運転挙動に応じて保険料が設定されるテレマティクス型のリペア保険の販売を開始
  • 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年7月当社子会社である SmartDrive Sdn. Bhd. が57 Code Box Sdn. Bhd.の株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2025年8月株式会社インターゾーンの株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2025年10月創業株式会社モビリティトランスフォーメーション設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内FO事業の拡大

    営業車両・配送車両向けSaaSサービスを提供し、顧客企業の営業効率改善、車両稼働率改善、燃費削減などのコスト削減や収益性向上、安全運転推進、法定文書自動作成などを支援する。中小規模顧客にはマーケティング自動化で商談化率向上を、大規模顧客には個社最適提案とPOCを通じたクロスセル・本格導入を目指す。

  2. 02

    国内AO事業のネットワーク拡大

    アセットオーナー企業などのパートナー企業のDXやモビリティデータを活用した新規事業立ち上げを技術面から支援し、関係強化を図る。自動車メーカー、リース会社、保険会社など大手企業の新規開拓を進め、パートナーネットワークを拡大。エンドユーザーへの共同拡販により高い成長性と継続的収益を確保する。

  3. 03

    海外モビリティDX事業の推進

    マレーシアを中心に、顧客企業の業界・ドメインに合わせたソリューションを個別提案し、POCを介した導入支援を進める。現地市場の特徴である安全運転対策や福利厚生サービスの充実ニーズに応え、アカウントベースドマーケティングで事業を展開。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で111人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、3期前と比べて8.7%平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年9月76336.03.274
2023年9月71036.13.383
2024年9月69236.03.494213
2025年9月69736.04.4111360

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
Selangor Malaysia2百万円
主な関係会社
  • 海外
    SmartDrive Sdn. Bhd. (注)1
    Selangor, Malaysia · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    57 Code Box Sdn. Bhd.
    Selangor, Malaysia · 持分法適用会社
    議決権28.0%
  • 国内
    株式会社インターゾーン(注)3
    群馬県高崎市緑町2-1-12 · 持分法適用会社
    議決権20.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は29億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+31.8%、利益が+100.0%。

売上高
+31.8%
29億円
営業利益
+100.0%
4億円
純利益
+66.7%
5億円
営業利益率
13.8%
前期比 +4.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高46億円29億円
営業利益7億円4億円
純利益9億円5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は13億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+160.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q400.0−1
2023年3Q500.01
2023年4Q40
2024年1Q500.00
2024年2Q6116.71
2024年4Q1119.12
2025年2Q14214.31
2025年4Q15213.34
2026年2Q1616.32
2026年3Q13215.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年9月期からの8期で、売上は1億円から29億円へ29.0倍に増えた。直近期の営業利益率は13.8%。売上は7期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年9月1−6−6
2019年9月2−7−7
マレーシアに連結子会社 SmartDrive Sdn. Bhd. 設立
2020年9月4−8−8
2021年9月8−3−3
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年9月13−3−3
2023年9月1700
2024年9月22229.13
株式会社モビリティトランスフォーメーション設立
2025年9月294413.85

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高29億円のうち、営業利益として残るのは4億円13.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の17.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.9%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金48.3%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.8%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
62.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.4pt
13.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.6pt
17.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+34.5pt
47.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
18.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年9月期は営業CFが6億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は9億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年9月−702−75
2021年9月−3011−313
2022年9月−40−48
2023年9月−1−13−210
2024年9月0−20−28
2025年9月6−5019

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年9月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は47.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年9月1815386.9
2019年9月118371.0
2020年9月6065.2
2021年9月156936.8
2022年9月110113.4
2023年9月1551032.0
2024年9月1981141.2
2025年9月24111247.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
12億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中440位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
47.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
31.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥309で、1年前と比べて-39.3%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥309+4.0%1ヶ月+39.8%1年-39.3%時価総額117億円
過去52週の値幅
安値¥175高値¥570

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.7倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR8.61倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に285円と+7.1%高。8月14日に266円へ急伸し、その後も上昇。25日線(227円)を約26%上回り、75日線(227円)も大きく上抜け。ただし52週高値570円からは-50%で、回復途上。出来高は8月14日に158万株と急増し、8月17日も104万株と高水準。RSIは83.2と過熱圏で、短期的な調整に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは18.71倍と業界平均の31.11倍を下回り、予想PERも11.2倍と割安に見えるが、PBRは7.41倍と平均の3.64倍を大きく上回り、成長期待を織り込んでいる。ROEは47.6%と非常に高く、収益性は優れているが、無配当で株主還元は乏しい。情報・通信業界の中ではバリュエーションは割安側だが、PBRの高さを考慮するとほぼ妥当と言える。成長性と収益性の高さを評価しつつ、配当の無さがマイナス要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.7倍47.9倍
PER (予想)13.0倍
PBR8.61倍2.96倍
ROE47.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

車両管理の需要は物流効率化と安全規制強化で拡大が見込まれる。強気派は、契約台数の増加と高付加価値サービスの提供で成長が続くとみる。一方、弱気派は、競争激化による価格低下や、大手通信企業の参入でシェアが脅かされると懸念する。また、景気減速で投資が抑制されるとの見方もある。収益性は改善傾向だが、利益率の持続性が論点。

プラスに働く材料7
  • 成長市場で高成長

    2025/9期は売上高29億で前年比32%増。営業利益率13.79%と向上。

  • 高収益なサブスク

    利益率が高く、契約数が増えれば収益が拡大するビジネスモデル。

  • 社会課題の追い風

    トラック運転手不足や安全規制強化でニーズは増加。

  • 売上高が29億円に拡大、高成長継続通年影響

    売上高は22→29億円と32%増。需要拡大が続く

  • 営業利益率13.79%と高収益を達成通年影響

    営業利益率13.79%(前期9.09%)と4.7ポイント改善。効率的な事業運営

  • フォワードPER9.8倍と成長の割に割安通年影響

    実績PER16.29倍に対し予想PER9.8倍。今期の利益成長を織り込む

  • ROE47.6%と非常に高い資本効率通年影響

    ROE47.6%は売上高に対する利益率の高さを示し、株主資本を効率的に活用

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    参入企業が増え、価格競争になる恐れがある。大手の参入でシェアが低下。

  • 顧客解約リスク

    景気後退時は顧客がコスト削減で契約を減らす可能性。

  • 株価下落の理由

    今1年で株価は47.9%下落。成長期待の剥落が懸念される。

  • PBR6.46倍とバリュエーションが割高継続影響

    PBR6.46倍は資産価値に対して株価が大幅に上回る。成長鈍化に弱い

  • 株価が1年間で47.9%下落し、弱気トレンド継続影響

    前年比▲47.87%。高値圏からの調整が続いており、戻り待ち売りが出やすい

  • 無配当で株主への現金還元がない通年影響

    配当利回り0%。利益成長が止まると投資家の選別が強まる

  • 外国人保有比率14.7%と売りが集中しやすい継続影響

    外国人持ち株比率14.7%と低位。リスク回避時には売りが殺到しやすい

次の決算で確かめる点
契約台数
売上高の基盤となるため、成長の核心指標。
解約率
収益の安定性を示し、高いと成長を食い潰す。
営業利益率
収益性の改善が持続するか確認するため。

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,699人。区分でいちばん多いのは事業法人45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.9%を占め、残る36.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人72.851.150.445.9
金融機関16.017.818.0
外国法人16.816.116.914.4
個人・その他10.414.113.213.9
証券会社2.71.57.5
自己株式0.00.9
外国人個人0.00.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社OMU44.58
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)12.41
03TJ2015.FUND LP7.26
04Monoful Pte. Ltd.4.23
05楽天証券株式会社3.58
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.47
07野村信託銀行株式会社(投信口)2.13
08SMBC日興証券株式会社1.72
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)1.27
10住友三井オートサービス株式会社0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-20
    アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.68%
    -1.24pt
  • 2026-04-22
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    6.07%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+100%、1株純資産は3期で+134%。直近期のROEは47.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年9月−3,595
2019年9月−4,079
2020年9月−140
2021年9月−10
2022年9月−9
2023年9月−113
2024年9月72042.644.9
2025年9月123047.638.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額52百万円。

氏名役職年齢保有株数
北川烈代表取締役 社長3717,115,000
元垣内広毅取締役 事業部門担当4469,600
高橋幹太取締役 管理部門担当47100,080
中島友啓取締役(常勤監査等委員)513,960
石井絵梨子取締役(監査等委員)45
竹川隆司取締役(監査等委員)4935,940
志賀俊之取締役(監査等委員)72
長島聡取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
監査等委員519194
取締役(社内)317176
取締役(社内)416164

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,142字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(SmartDrive Sdn. Bhd.)、持分法適用関連会社(株式会社インターゾーン、57 Code Box Sdn. Bhd.)の計4社で構成されており、「移動の進化を後押しする」というビジョンのもと、国内外において、モビリティデータ(GPSデータ(緯度経度、GPS速度、GPS精度)、加速度センサーデータ等)を利活用した顧客企業の業務効率化による生産性向上や既存サービスの高付加価値化、新規サービスの創出等に貢献するべく、事業を展開しております。 当社グループの主要事業は、「国内フリートオペレーター(*10)事業(以下、「国内FO事業」)」、「国内アセットオーナー(*11)事業(以下、「国内AO事業」)、及び「海外モビリティDX事業」の3つのサービス・事業を運営しており、具体的な内容は以下のとおりです。 なお、当社グループは、「モビリティDX事業」の単一セグメントとなります。 (1)  国内FO事業(車を使う会社のDX) 国内に約2,000万台(注1)ある商用車・法人需要車両を業務目的で利用する企業向けに、クラウド(*1)車両管理や法令遵守、安全運転管理、車両に係る各種業務のDX(*2)化、モビリティデータ(*3)の分析・解析など各種サービスを、SaaS型(*4)で提供しております。 (2)  国内AO事業(自動車産業のDX) 国内FO事業における各種サービスをパッケージ化し、リース会社や自動車メーカー、保険会社等のパートナー企業向けにOEM(*5)提供することで、パートナー企業の既存顧客に向けて各種サービスを共同販売・展開すること、及びパートナー企業内の新規事業立ち上げ支援やPOC(*6)の実施支援、パートナー企業内でのDX推進や業務効率化に向けた支援など、パートナー企業が行う事業の高付加価値化や新規サービス創出を支援しております。 (3)  海外モビリティDX事業 マレーシアにおいて現地企業や海外展開する日系企業向けに上記(1)(2)事業を提供しております。 各事業における主なサービスは以下のとおりです。 事業   サービス 国内FO事業(車を使う会社のDX)   SmartDrive Fleet (法人向けクラウド型車両管理サービス) その他オプションサービス 国内AO事業(自動車産業のDX)   パートナー企業向けSmartDrive FleetのOEM提供、POC及びR&D支援 海外モビリティDX事業   国内における各サービスの東南アジア市場向け展開 ① SmartDrive Fleet 車載デバイスで車両をコネクテッド化し、業務目的で車両を利用する企業の各種課題を解決するクラウド型車両管理サービスです。当サービスの主な用途・特徴は、業務目的で車両を利用する企業に共通した用途・課題であり、中間流通・インフラメンテナンス・不動産・訪問介護など幅広い業界の顧客企業にご利用いただいており、2025年9月末時点において2,100社超(注2)の導入実績があります。 (注) 1.一般財団法人 自動車検査登録情報協会「車種別(詳細)保有台数表」2022年5月、及び 一般社団法人 日本自動車リース協会連合会「自動車総保有台数とリース車保有台数の年別比」 から当社集計 2. 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (契約企業社数(エンドユー ザー社数)の推移)参照 (SmartDrive Fleetの主な用途と特徴) a. DX推進 車載デバイスを介して車両の移動データや位置情報、運転挙動、車両稼働状況など各種モビリティデータを収集できます。顧客企業は収集されたデータから、自社で利用する各営業車両や各配送車両の位置情報・訪問エリア・訪問ルート等をリアルタイムに把握し、業務を可視化することができ、訪問効率や営業効率の最適化、生産性向上を推進することができます。その他、共用車両の事前予約機能による車両管理業務の簡易化や、各車両の使用頻度や稼働状況の自動記録機能によって保有台数の最適化等を検討することができます。 b. 安全運転管理や法令遵守等のコンプライアンス対応 各ドライバーの運転挙動・運転性向の自動記録機能や独自のスコアリング機能によって、急操作等が多いドライバーを適時把握でき、顧客は自社における安全運転指導や交通事故未然予防を推進することができます。その他、運転日誌など道路交通法施行規則に基づく法定必要書類の自動作成機能や、アルコール検知器と連携した酒気帯び点検結果の自動記録機能など、顧客は車両に関する法令遵守・コンプライアンス対応を推進できます。 c. マルチデバイス対応 また、サービス利用及び各種モビリティデータの収集に際して、SmartDrive Fleetでは、車種を問わずに取り付け可能な自社製デバイスのみならず、他社製のドライブレコーダーや車載Wi-Fiルーター、ETC2.0機器とも連携し利用可能であること、また、SmartDrive Fleetの一部機能についてはスマートフォンのみでも使用可能な設計となっており、顧客はデバイスの種類並びに車両の保有形態の制約を受けずにサービス利用することができます。 ② その他オプションサービス a. Fleet Option Report、Mobility Data Insight(データ分析サポート) 当社サービス利用時に自動記録される各種モビリティデータを基に、SmartDrive Fleetの通常利用時よりも詳細に安全運転管理、労務管理、業務効率化、コスト削減、動産管理等を実施する顧客企業向けに、データ分析結果のレポートや管理用ダッシュボードを提供するオプションサービスです。サービス提供に際しては、当社サービス利用時に自動記録されたモビリティデータのみならず、顧客企業が保有する各種データ(リース料、保険料、燃料費、車種等の車両関連情報や地図情報等)も組み合わせた形での分析・管理も可能です。 b. SmartDrive Fleet Basic 車載デバイス不要でスマートフォンで使用可能な、安全管理者の日報作成自動化などコンプライアンス対応に特化した、エントリー向けサービスです。 ③ パートナー企業向けSmartDrive FleetのOEM提供、POC及びR&D支援 モビリティデータを活用して自社の既存事業の高付加価値化や新規事業創出を目指すパートナー企業に向けて、SmartDrive Fleet をホワイトラベルとしてOEM提供することで、パートナー企業における新規事業のスムーズな立上げ支援を行います。例えば、自動車メーカーやリース会社などのパートナー企業が、エンドユーザー(自動車購入企業やカーリース契約者等の既存顧客)向けに、クラウド型車両管理サービスを新規事業として、かつ自社ブランドとしてサービス提供開始するにあたって、データ管理のためのデータプラットフォームや既存のサービス管理画面など、エンドユーザーへのサービス提供に向けた導入支援やサービス立上げ支援を当社が行い、サービス提供開始後はエンドユーザー数に応じて、パートナー企業との間でレベニューシェアを行います。 当該取組みは、パートナー企業にとっては新規事業の早期立ち上げや既存顧客との接点強化、顧客生涯価値の拡大を可能にするものであり、当社グループにとってはパートナー企業自体が大口顧客となり、エンドユーザーへのディストリビューターとして当社サービスの拡販に繋がるものといえます。 (SaaS基盤提供(サービスOEM提供)における協業事例) その他POCやR&D支援として、当社が車両走行データやカーシェア利用データ、電気自動車の充電データ等各種モビリティデータを収集し、パートナー企業が保有するその他データを掛け合わせ、それらの解析支援を行うことで、パートナー企業と共同で新規商材やサービスの開発を行っております。例えば、保険会社をパートナー企業として、当社はデータプラットフォームに収集された車両の走行データに基づき、該当車両が将来事故を起こす確率と予測された事故率に基づいて保険料を柔軟に設定・算定できるAI(テレマティクス保険用リスクAI)モデルを保険会社に提供し、保険会社では当該モデルを活用した新たな保険商品(テレマティクス型保険)の開発と販売を行っております。 (テレマティクス保険における協業事例) [事業の特徴] a. SaaS型の容易なサービス導入 クラウド経由・インターネット経由でのサービス提供を前提とし、ユーザー側でのサーバーやソフトウェア等の設備投資は不要で、低コストでの導入が可能です。また、ソフトウェアの保守や機能追加等は当社グループにて一括実施するため、運用コストも安価で、中小企業での導入も容易です。 b.マルチデバイス対応 当社グループのサービスは、車種を問わずに脱着が容易なシガーソケット型デバイスを用いることで、車両保有形態(リース車両、保有車両、カーシェア、レンタカー、借上車両)を問わずに利用可能です。また、他社製ドライブレコーダーや車載用Wi-Fiルーターとの連携、及び一部機能の制限はあるもののETC2.0やスマートフォンとも連携しており、マルチデバイスでのサービス提供や、モビリティデータの分析・解析が可能です。 c.リカーリングレベニュー(*7)による安定性と成長性の実現 サービス料金は、主に顧客企業の利用期間やユーザー数等に応じてサブスクリプションとして課金します。継続的なサービス提供を前提とし、収益も継続的に積み上がるストック型ビジネスとしての安定性、かつ新規契約数の増加に伴い高い成長性も見込めるビジネスモデルとなっております。また、複数年間契約が主体で、契約金額を一括前払いにて回収するケースが多いためキャッシュ・フローの観点でも安定性が見込めます。 d.国内AO事業におけるパートナー企業との連携 パートナー企業の既存顧客との接点、及び販売チャネルが効果的に機能することで、導入企業数(エンドユーザー数)の増加が見込めます。 e.データを活用したクロスセルの実現 各サービスを通じて収集したモビリティデータを活用することで既存サービスに加え、提供サービスの高付加価値化に資する分析データや予測データの提供など、クロスセルや更なるマネタイズが可能となります。 なお、*の用語については後記「用語の定義」をご参照ください。 [モビリティデータプラットフォームとしてのポジショニング] 上記各種サービスの提供を可能とするデータ解析基盤として、国内FO事業や国内AO事業を通じて収集されるモビリティデータを格納し、当該データの利活用が可能となるよう加工・解析を行っております。当データプラットフォームの構築によって、新規サービスの創出やクロスセルの実現、テレマティクス保険用リスクAI(*8,*9)の開発などパートナー企業の新規事業立上げ支援の実現が可能となり、当社グループのビジネスモデルを支える重要な役割を果たします。 以上を踏まえた、当社グループの事業領域とサービスの流れ、事業系統図は以下のとおりです。 [事業領域とサービスの流れ] マルチデバイス対応による車両のコネクテッド化と各種モビリティデータの収集、データの利用価値を高めるデータプラットフォームを介したサービス作りと顧客への各種サービス提供、OEMパートナー企業に向けたデータ活用支援や事業化支援など、これら一連の事業・サービスを一気通貫で提供しております。 [事業系統図] [用語の定義] 本書記載内容に対する理解を容易にするために、また、正しい理解をしていただくために、本書で使用する用語の定義と解説を以下に記載します。なお、番号は本項「3 事業の内容」の文中において*で示した用語と対応します。 番号   用語   用語の定義 *1   クラウド   クラウドコンピューティングの略称。ユーザー側がサーバーやソフトウェア等を保有するのではなく、インターネットを介してユーザーがサービスを利用する形態。 *2   DX   デジタルトランスフォーメーションの略称。企業がビジネス環境の変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争優位性を確立すること。 *3   モビリティデータ   車両をはじめとする移動体関連データ、関連分野データ、派生データ等 *4   SaaS   Software as a Serviceの略称。クラウドで提供されるソフトウェアサービスのこと。ユーザー側でソフトウェアを保有するのではなく、サービス提供側がソフトウェアの機能をクラウド上で提供し、インターネットを介してユーザーがサービスを利用する形態。 *5   OEM   Original Equipment Manufacturingの略称。委託者や発注元の名称・ブランドで製品やサービスを生産・提供すること。 *6   POC   Proof of Conceptの略称。新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした、試作開発の前段階における検証やデモンストレーション、概念実証を指す。 *7   リカーリングレベニュー   継続型収益。リカーリングは「繰り返される」という意味であり、リカーリングビジネスとは一度の取引で完了するのではなく継続して取引を行い、安定した収益を得ることができるビジネスモデルのこと。リカーリングビジネスで得られる収益をリカーリングレベニューと呼ぶ。 *8   AI   Artifical Intelligenceの略称。学習・推論・認識・判断などの人間の知能的な振る舞いを行うコンピューターシステム。 *9   テレマティクス保険   テレマティクスとは、通信を意味するテレコミュニケーションと情報科学を意味するインフォマティクスを組み合わせた造語で、移動体に通信を組み合わせて、リアルタイムに情報サービスを提供することの総称。そして、テレマティクス保険とは、テレマティクスを利用して、走行距離や運転特性といった運転者ごとの運転情報を取得・分析し、その情報を基に保険料を算定する自動車保険を指す。 *10   フリートオペレーター   ここでは、車両を介して、「3 事業の内容」に記載された各種サービスを利用するエンドユーザーを指す。 *11   アセットオーナー   ここでは、完成車メーカーやリース会社、レンタカー会社、保険会社、自動車整備工場、駐車場事業者等、車両を利用する企業に対して、主に保有する社内資産を介してサービス提供を行う事業会社を指す。
経営方針・対処すべき課題4,779字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「移動の進化を後押しする」というビジョンのもと、国内外の顧客企業に向けて、業務効率化による生産性向上やモビリティデータなどを活用した既存サービスの高付加価値化、新規サービスの創出、DX推進を後押しするべく、事業を展開しております。 (2) 経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標として売上高を特に重視するとともに、適正な人員規模・人材配置による事業運営に努めております。 当社グループは、各種サービスを国内FO事業並びに国内AO事業を通じて提供しておりますが、いずれの売上についても顧客企業(国内AO事業におけるパートナー企業含む)との間の契約期間、ユーザー数及びデータ利用量に応じて定期定額契約(サブスクリプション)としてマネタイズすることで、継続的な収益(リカーリングレベニュー)を得ることができるビジネスモデルであるため、契約企業社数(エンドユーザー社数)を重視しております。 (SmartDrive Fleetのエンドユーザー社数の推移) 国内FO事業におけるエンドユーザーへの直接営業、及びパートナー企業を介したエンドユーザーへの拡販・共同営業、双方の商流における新規顧客開拓によって、SmartDrive Fleetのエンドユーザー社数は継続的に増加傾向にあり、2025年9月末における契約社数は2,100社超となっております。 (3)経営戦略等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を達成するために、以下の計画を策定しております。 ①国内FO事業 営業車両や配送車両を用いて事業を行う様々な業種業態の顧客企業に対して、各種SaaSサービスや収集データの分析・解析支援等を提供し、顧客企業における営業効率改善、車両稼働率改善、燃費削減などコスト削減施策や収益性の向上をはじめ、安全運転推進や運転日誌等法定作成書類の自動作成などコンプライアンス推進に資するサービスを展開しております。 具体的な販売戦略としましては、顧客リード(見込み客)を会社規模ごとに属性分けし、中小規模の顧客リードについては、リード獲得から育成、営業担当がアプローチ・商談するべきリードの特定・抽出といったマーケティング活動を自動化・効率化することによって、商談化率の向上や成約までの期間短縮、顧客の検討意向を上げる情報提供等を積極的に行い、新規顧客のさらなる獲得を目指します。 また、大規模の顧客については、特定の顧客のみを対象に個社に最適なアプローチ・提案を行うべく、顧客企業が属する業界・ドメインに合ったソリューションを提案し、POCなどを介しながら導入支援を進めます。ENT顧客の場合、契約締結当初は部分導入に留まり、その後のPOCや導入後の継続的な商談を通じて徐々に本格導入されるケースが多いため、追加POCの実施などクロスセルの実現や本格導入に向けた取引ボリュームのさらなる拡大を目指します。 ②国内AO事業 アセットオーナー企業を主としたパートナー企業が行うDX推進、並びにモビリティデータ等を用いた新規事業の立上げを技術的側面から後押しし、関係強化をすることで、同企業が有するエンドユーザー(法人顧客)への拡販を共同で推進します。 また、自動車メーカーやリース会社、レンタカー会社、保険会社、自動車整備工場、駐車場事業者など、パートナーになり得る大手企業の新規開拓を進めることで、国内AO事業のネットワーク拡大と、それに伴う高い成長性の確保と継続的な収益の確保を実現していきます。 ③海外モビリティDX事業 マレーシアでの事業展開を主としておりますが、市場特徴として社員の安全運転対策や社内向けの福利厚生サービスの充実を推進する企業が多いため、アカウントベースドマーケティングを前提に、顧客企業が属する業界・ドメインに合ったソリューションを個別提案し、POCなどを介しながら導入支援を進めます。 (4) 経営環境 日本国内の経済環境は、生産年齢人口減少に伴う労働力不足が問題視され、政府主導による時間外労働時間の上限引き下げをはじめとした労働法規の改正等、働き方改革が推進される中、労働生産性の向上に向けたソリューションへの期待が高まっております。 また、自社の競争優位性維持やビジネス変革、並びに新ビジネス創出の必要性を認識する企業は多く、その解決策として、データやデジタル技術を活用し、顧客や社会のニーズを適時に反映し、製品やサービス・ビジネスモデルの変革と業務そのものを変革し競争優位性を確立するデジタルトランスフォーメーション(DX)への関心、取組みへの必然性が高まっています。 特に自動車産業においては、近年、CASE(注1)と称される技術変化の波に直面しており、元々変革を迫られていた自動車関連産業の産業構造変化を加速させ、あるいは後退させる両面のドライバーとなる可能性があるため、自動車会社のみならずサプライヤも含め、将来の競争力獲得に向けた投資や研究開発、新規事業の立上げの必然性とニーズが高まっているといえます。 当社グループが現時点で対象とする主要なマーケットとして、国内FO事業においては国内業務用/MaaS(注2)車両向けコネクテッドサービス市場がありますが、2020年の同市場の規模は130億円と推計されております(株式会社矢野経済研究所「2021年度版 業務車両/MaaS車両向けコネクテッドサービス市場予測」)。 将来的にはカーシェアリングなどのMaaSサービス事業者が保有するMaaS端末車両や次世代モビリティの普及が見込まれ、仮に国内に約2,000万台ある商用車・法人需要車両に導入されたと仮定した場合の、国内FO事業における潜在的な市場規模は6,000億円程度(注3)と推計しております。 同様に、国内AO事業においてはCASEの中でも特に国内コネクテッドカー関連市場も主要マーケットに位置付けられますが、国内コネクテッドカー関連市場は2033年までに248億USドルに拡大することと予測されております(Report Ocean社「コネクテッドカー市場」)。 さらに、当社グループが事業展開する東南アジア市場においても、テレマティクス保険、フリート/車両管理、テレマティクスメンテナンス、位置情報サービス、インフォテイメント、車載マーケティング、スマートコントラクトなど、自動車のテレマティクスに対する需要は高まっており、東南アジアの自動車テレマティクス市場の規模は2025年において57.8億USドル、2027年までに年平均成長率19.3%と予測されております(Report Ocean社「自動車OEMテレマティクス市場:ソリューション別、チャネル別、車両タイプ別。Southeast Asia Opportunity Analysis and Industry Forecast, 2021-2025」)。 そのような環境下で、当社グループは、モビリティ分野に特化しながらもデータの利活用や分析に関する知見を有し、また、業務効率化や生産性向上に寄与する各種SaaSサービスを自社開発し、それらをパートナー企業向けにOEM提供・実装支援することや、パートナー企業におけるCASE関連の投資や研究開発、新規事業の立上げ支援を行い得るだけの技術的専門性を有すると自負しており、多種多様な顧客企業のニーズ、並びに上記外部環境における各種課題の解決に対応できるものと考えております。 (注)1. 下記を総称した造語で、自動車の技術的進化を指します。 C(Connected):自動車のIoT A(Autonomous):自動運転 S(Shared & Services):所有から共有 E(Electric):電気自動車 2.Mobility as a Serviceの略。公共交通機関等を利用して、出発地から目的地への移動を最適な交通手段による一つのサービスとして捉え、シームレスな交通を目ざす新たな移動の概念です。交通機関による移動とITサービスが融合し、移動手段がサービスとして最適化されることを意味します。 3. 金額換算は、当社サービスの年間平均利用料(車両1台あたり30,000円)×2,000万台(国内商用車数)にて試算。なお、当該金額はあくまでも上記の前提に基づく当社の試算値であり、高い不確実性を伴うものであって、実際の市場規模と大きく異なる可能性があります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループが対処すべき課題は以下のとおりです。 ① 既存サービスの強化による顧客満足度の向上と販売の拡大 当社グループの各種サービスが今後も継続的に成長するためには、より幅広い業種・業態の顧客企業に選ばれると共に、継続的に利用・支持される必要があります。そのためには当該サービスのユーザビリティの維持向上や顧客企業の事業の高付加価値化や新規事業創出に資する機能の充実が不可欠であると考えております。 そのため今後も、カスタマーサポートの品質向上により、顧客ニーズや各種業界の課題を適時適切に把握し、継続的なユーザーインターフェースの改善や各種機能強化に加えることで、顧客満足度の向上やそれに伴う販売の拡大や保持に努めます。 ② OEMパートナー企業との関係強化 当社グループは、複数のOEMパートナー企業との連携並びに拡販を進めており、これらOEMパートナー企業との関係強化は当社グループの市場優位性を創出する源泉となっております。 今後も市場拡大が見込まれる中で、当社グループが更なる成長を実現していくためには、販売体制の強化及び知名度の向上が重要であり、そのためにはOEMパートナー企業の新規開拓及び既存パートナー企業との関係強化・深化により、販売体制の強化を図ってまいります。 ③ 開発体制の強化及び優秀な人材の確保 オープンなデータプラットフォームの開発や、テレマティクス保険用リスクAIの開発などの技術は当社グループの競争力の源泉の1つであり、継続的な強化が重要であると認識しております。そのためにも、今後も卓越した能力を持つエンジニアの採用並びに育成に注力し、重点的に投資していきます。 ④ 新規事業の創造 当社グループのサービスは、特定の業種業態に限らず、事業で車両を利用する企業や、モビリティデータや営業データ等各種データを活用して事業を行う企業に向けて提供可能なものでありますが、今後更に当社グループの技術活用の場を広げていく上で、既存事業を介して培ったノウハウに加え、データプラットフォームやデータ解析・AI開発等の技術力を最大限に活かした新規事業を創造し、早期の事業化・収益化を図ってまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、一層の事業拡大を見込む成長段階にあり、事業の拡大・成長に応じた内部管理体制の強化が重要な課題であるものと認識しております。経営の公正性・透明性確保のためにコーポレート・ガバナンスを強化し、適切な内部統制システムの構築を図ってまいります。 ⑥ 海外での事業展開 当社グループは東南アジアを主とした海外での事業展開を進めております。今後も、特に東南アジア各国の規制や現地ニーズ等に合わせ、効率的かつ効果的な進出方法を検討し、推進していきたいと考えております。
事業等のリスク4,795字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を以下記載しております。あわせて、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても、投資家の判断にとって重要であると当社が考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、本項記載の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境の変化に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社グループが事業を展開するモビリティDX市場は、コネクテッドカーによる業務の効率化や新規事業の開発に対する企業の期待や社会全体の注目度の高まりに伴って急速に成長しております。当社グループはこの傾向が今後も持続すると予測しており、新規製品及びサービスの研究開発を積極的に展開していく計画であります。しかしながら、経済情勢や景気動向の悪化により、企業の情報化投資が低迷し、モビリティDX市場の成長が鈍化するような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合に関するリスク(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社グループが提供するIoTデバイスによる自動車などの移動体にまつわるデータの収集・解析については、大手・中小問わず競合企業が存在しております。当社グループのサービスは、これらのデータを単に収集・解析するだけでなく、それらのデータをリアルタイムに可視化するとともに、ビッグデータを自由に活用可能なプラットフォームを提供することにより差別化を図っております。しかしながら、競合企業の技術力の向上や予期しないサービスの登場などにより競争が激化する場合には、当社グループの新規契約数が鈍化する可能性や既存契約先の解約数が増加する可能性など、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 情報管理体制に関するリスク(顕在化可能性:中/影響度:大) 当社グループでは、事業を通じて個人情報及び顧客企業の情報資産を取り扱っており、個人情報の保護に関する法律が定める個人情報取扱事業者に該当いたします。このため、「個人情報の保護に関する法律」等に則った個人情報保護方針及び情報セキュリティ基本方針を策定するとともに、2017年2月にISO/IEC27001:2013(情報セキュリティマネジメント)の認証を取得しております。しかしながら、何らかの理由により重要な個人情報又は情報資産が外部に漏洩するような場合には、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 製品・サービスの不具合の発生に関するリスク(顕在化可能性:中/影響度:大) 当社グループでは、製品・サービスの設計・開発の段階から社内の品質確認作業に加えて外部専門機関による信頼性試験・品質評価を実施しております。また、製品の製造委託にあたっては、ISO9001(品質マネジメント)認証企業を委託先選定の要件として委託開始後も認証取得状況を定期的に確認するとともに、完成品に対してJIS9015に基づく検査を実施しております。さらに、これらの品質マネジメントに対する取組み全体を社内に設置したリスクマネジメント委員会においてモニタリングを行うことで不具合等の発生防止に最大限の注意を払っております。しかしながら、当社グループ製品・サービスの不具合により顧客が損害を被った場合、損害賠償の被請求や当社グループに対する信頼性の喪失により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システムトラブルに関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社グループのサービスは、その特性上、移動体通信事業者のネットワークを経由して提供しております。このため、移動体通信事業者の提供する電気通信サービスに障害が生じ、サービスが長時間にわたり中断する等の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 技術革新に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:大) 当社グループの属するモビリティDX関連産業においては、技術革新のスピードが早く、先端のニーズに合致させたシステムソリューションの構築を行うためには、常に先進の技術ノウハウを把握し、当社グループの技術に取り入れていく必要があります。 このため、エンジニアの採用や創造的な職場環境の整備等を通じて、最新の技術ノウハウの獲得に注力するとともに、開発環境の整備等を進めております。しかしながら、これらの対応に困難が生じ、技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。このような場合には、当社グループの技術力低下、それに伴う製品・サービスの質の低下、そして競争力の低下を招き、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります (7) 知的財産に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社グループは、提供する製品及びサービスにつき、商標登録を行うなど知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないように顧問弁護士等と連携し必要な措置を講じてまいります。しかしながら、万が一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者が損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こすことにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:大) 本書提出日現在では、当社グループが行う事業の継続に直接的に著しい影響を及ぼす法規制はないものと認識しております。しかしながら、今後、当社グループが行う事業を規制する法令等が制定され、当社グループがそれに抵触するような事態が発生した場合には、当社グループの社会的信用が低下し事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 内部管理体制に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社グループは、今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制をさらに強化する必要があると認識しており、人材採用及び育成等により内部管理体制の強化を図っていく方針であります。しかしながら、事業の拡大ペースに応じた内部管理体制に遅れが生じた場合、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 小規模組織であることに関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社グループの組織規模は小規模であり、業務執行体制及び内部管理体制もそれに準じたものとなっております。当社グループは今後の事業展開に応じて、採用・能力開発等によって業務執行体制及び内部管理体制の充実を図っていく方針であります。しかしながら、当社グループの事業領域の環境や競合状況が急変する場合、対応に要する経営資源が不十分となることにより、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材の採用・育成に関するリスク(顕在化可能性:中/影響度:中) 当社グループは、今後急速な成長が見込まれる事業の展開や企業規模の拡大に伴い、継続的に幅広く優秀な人材を採用し続けることが必須であると認識しております。質の高いサービスの安定的な提供や競争力の向上にあたっては、開発部門を中心に高度な技術力・企画力を有する人材が要求されていることから、一定以上の水準を満たす優秀な人材を継続的に採用するとともに、成長ポテンシャルの高い人材の採用及び既存の人材の更なる育成・維持に積極的に努めていく方針です。しかしながら、当社グループにおいて優秀な人材の確保や人材の育成が計画通り進まなかった場合には、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 社歴が浅いことに関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社グループは、2013年10月に設立された社歴の浅い会社であります。さらに、当社グループが事業を行うモビリティDX関連の市場自体も近年急速に拡大した流動的な状況であるため、当社グループにおける経営計画の策定には不確定事象が含まれざるを得ない状況にあります。 (13) 特定の経営者等への依存に関するリスク(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社代表取締役社長北川烈は、当社グループの創業者であり、経営方針・経営戦略の策定や、業界における人脈の活用等、重要な役割を果たしております。当社グループは、経営管理体制の強化、経営幹部の育成等を図ることにより、同人への過度な依存の脱却に努めておりますが、現時点においては、未だ同人に対する依存度は高いと考えております。今後、何らかの理由により同人の当社グループの業務遂行が困難になる場合には、当社グループの事業展開等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 配当政策について(顕在化可能性:低/影響度:小) 当社グループは現在成長過程にあり、財務体質の強化及び積極的な事業展開に備えるための内部留保の充実を優先させるため、当事業年度までの過去において配当を行っておりません。また、将来的には、毎期の経営成績並びに財政状態を勘案しつつ、配当による株主への利益還元を継続的に実施する方針ではありますが、現時点における当社グループの配当実施可能性及びその時期につきましては未定であります。 (15) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社グループは役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。また、今後も優秀な人材確保のため新株予約権を活用したインセンティブプランを活用していく方針であります。これらの新株予約権が行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日時点でこれらの新株予約権による潜在株式数は2,947,740株であり、発行済株式総数37,816,740株の7.8%に相当しております。 (16) 過年度の経営成績及び税務上の繰越欠損金について(顕在化可能性:低/影響度:中) 当社グループは、過年度において、親会社株主に帰属する当期純損失を計上していたため、当連結会計年度において税務上の繰越欠損金が3,043,145千円存在しております。現時点において、税務上の繰越欠損金は、将来の課税所得から控除することにより将来の税額を減額することができるものの、今後の税制改正の内容によっては、納税額を減額できない可能性があり、その場合は当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。また、上記繰越欠損金が解消された後は、通常の税率に基づく法人税等が発生するため、現時点よりも税額負担が増加するという観点で、当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,469字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済は、物価上昇の影響などがみられるものの雇用改善や名目賃金が増加する中で緩やかな持ち直しの傾向が見られ、企業部門においても、業績改善を反映して景況感は回復傾向にあり、価格高によるマイナスの影響や人手不足による供給制約がある中でも企業の設備投資意欲は底堅く推移しております。 これに伴い、人手不足の深刻化を背景に省力化などに向けたデジタル投資の活発化、生産拠点の国内回帰、事業の付加価値向上等のためのIT・IOT・AI等への投資ニーズの増加、安定的な業務継続のための社内のDX推進は、今後も加速していくものとみられます。 そのような状況下で、当社グループは、引き続き国内FO事業として様々な事業規模・事業セクターの顧客企業向けにSaaS型車両管理サービスの提供や走行データ等の分析解析サービスの提供、顧客企業が保有するデータの利活用提案・DX推進を行うとともに、国内AO事業としてデータを活用した新たなビジネス機会創出を図るリース会社や自動車メーカーとの間で、エンドユーザー(リース会社や自動車メーカーが持つ法人顧客)に対するテレマティクスサービスの提供・導入支援、並びに当社データプラットフォームやデータ分析解析サービスの提供を行うなど、当社既存サービスのOEM提供と共同での顧客開拓や拡販を進めてまいりました。 また、海外においては、連結子会社SmartDrive Sdn. Bhd.がマレーシアの現地企業に向けてドライバーエンゲージメントサービス等の提供や現地保険会社に向けたアプリ提供などを進めてまいりました。 その結果、当社グループの当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は2,878,647千円(前年同期比32.5%増)、営業利益は390,202千円(前年同期比122.9%増加)、経常利益は352,704千円(前年同期比105.5%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は453,638千円(前年同期比70.4%増加)となりました。 なお、当社グループは「国内FO事業」、「国内AO事業」及び「海外モビリティDX事業」を有機的に結合させたサービスを展開しているため、モビリティDX事業の単一セグメントとしております。 b. 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ531,825千円増加し、2,394,153千円となりました。流動資産は、前連結会計年度末より38,335千円増加し、1,518,296千円となりました。これは主に売掛金が85,325千円増加したことによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末より493,489千円増加し、875,857千円となりました。これは、主にソフトウエアを95,093千円計上したこと、及び投資有価証券を253,930千円計上したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ161,975千円増加し、1,247,716千円となりました。流動負債は、前連結会計年度末より131,435千円増加し、687,176千円となりました。これは主に、契約負債が58,337千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ369,850千円増加し、1,146,437千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。なお、自己資本比率は47.5%となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ50,844千円増加し、858,015千円となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益の計上及び売上債権の増加により、638,300千円の収入(前年同期は46,024千円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に無形固定資産の取得、及び投資有価証券の取得により、548,845千円の支出(前年同期は231,481千円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得による支出により、39,127千円の支出(前年同期は23,588千円の収入)となりました。 (2) 生産実績 当社の事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため当該記載を省略しております。 (3) 受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) モビリティDX事業   2,924,976   111.2   3,217,398   101.5 合計   2,924,976   111.2   3,217,398   101.5 (4) 販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社はモビリティDX事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) モビリティDX事業   2,878,647   132.5 合計   2,878,647   132.5 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第11期連結会計年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   第12期連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 住友三井オートサービス㈱   415,978   19.1   609,360   21.2 スズキ㈱   227,821   10.5   194,299   6.7 (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a.当連結会計年度の経営成績の分析 経営成績等の状況に関する分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」にも記載しておりますが、売上高は2,878,647千円(前年同期比32.5%増)となりました。 これは主に、契約企業社数(エンドユーザー社数)の増加によるもの、及び住友三井オートサービス株式会社などパートナー企業との協業進展によるものであります。 売上原価は主に、契約企業社数の増加等に伴い販売対象となったデバイス売上原価が増加したこと、並びにサービス提供に伴うSIM通信コストやサーバーコスト等の通信費が増加したこと等から、1,111,662千円(前年同期比37.9%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、1,376,782千円(前年同期比15.5%増)となりました。これは主に、事業拡大に伴う人員数の増加と人件費や採用教育費の増加、Web広告や展示会への積極的出展に伴う広告宣伝費の増加などによるものであります。 その結果、営業利益は390,202千円(前年同期比122.9%増)となりました。 営業外収益は1,321千円(前年同期比66.7%増)となりました。これは主に受取利息の増加などによるものであります。営業外費用は38,819千円(前年同期比821.8%増)となりました。これは主に持分法による投資損失の計上によるものであります。 その結果、経常利益は352,704千円(前年同期比105.5%増)となりました。 法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は453,638千円(前年同期比70.4%増)となりました。 また、経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの主な資金需要は、人件費、通信費、車載端末仕入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらにつきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当し、投資が必要な状況に応じて金融機関からの借入や資本政策に基づく資金調達で対応していくこととしております。 c.目標とする経営指標 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 d.経営者の問題認識と今後の方針 今後におきましては、国内FO事業において既存サービスのクロスセルや提供サービスの拡充によって、新規顧客の獲得、及び顧客単価増加を目指します。 また、国内AO事業においては既存パートナーとの協調によるエンドユーザーに向けた拡販の実現、及び新規パートナー企業の新規開拓によって、今後の売上高の更なる拡大と、着実な売上総利益の確保を目指してまいります。

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