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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

人・夢・技術グループ

People, Dreams & Technologies Group Co., Ltd.9248 · Standard · サービス業

インフラ分野のコンサルティングを軸に、運営・プロダクツまで手掛ける総合建設コンサルタントグループ。

概要

人・夢・技術グループは2021年10月に株式会社長大の単独株式移転で設立された純粋持株会社である。建設コンサルタントを中核に、橋梁・地盤・交通・環境などの調査・設計・施工管理を手掛けるコンサルタント事業、道路運営やPPP等のサービスプロバイダ事業、エコ商品販売等のプロダクツ事業の3セグメントで構成される。2025年9月期の連結売上高は459億84百万円、従業員数は2150人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

売上高の約96%を占めるコンサルタント事業

コンサルタント事業は当社グループの根幹をなす。2025年9月期の売上高は443億4百万円で、連結全体の96.3%を占める。株式会社長大、基礎地盤コンサルタンツ、ピーシーレールウェイコンサルタント、ニックスなどが主な子会社である。橋梁設計や耐震補強、地質調査、道路計画、ITS、再生可能エネルギーコンサルティングなど、社会インフラの全領域をカバーする。構造、社会基盤、社会創生、地質・土質調査、海外の各分野で受注を拡大し、特に防衛関連事業にも参入している。

地域密着型のサービスプロバイダ事業

サービスプロバイダ事業は道路運営や公共施設運営、PPP/PFI、デマンド交通、バイオマス発電等を手掛ける。2025年9月期の売上高は9億56百万円と小規模だが、前年比24.9%増と成長している。子会社長大順風路や南部町バイオマスエナジー、二色の浜PX等が運営を担う。フィリピンにおける小水力発電や上水供給事業など海外案件も進展しており、地域創生型ビジネスとして今後の拡大が期待される。

エコ商品とリースを柱とするプロダクツ事業

プロダクツ事業は建設型枠リースシステムやコンクリート用夜間反射塗料、バイオグリーンシールドなどのオリジナル商品を販売・レンタルする。2025年9月期の売上高は7億24百万円で前年比5.6%減となった。建設型枠リースは従来のコンクリート型枠から発生する廃材を循環型資材に転換するSDGs対応商品であり、継続的な需要がある。同事業は株式会社長大が担当し、情報システムの販売・ASPも行う。

14社の連結子会社で構成されるグループ体制

当社グループは当社を含め14社の連結子会社、8社の非連結子会社、12社の関連会社からなる。主要な連結子会社には、建設コンサルタントの中核である株式会社長大のほか、地質調査専門の基礎地盤コンサルタンツ、鉄道コンサルタントのピーシーレールウェイコンサルタント、情報システムの長大テック等がある。シンガポールやマレーシアにも現地法人を保有し、東南アジアを中心に海外展開を進める。グループ全体で「人・夢・技術」の理念のもと、多様な技術サービスを提供する。

業界の中での役割は建設コンサルタント業界における総合エンジニアリング企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
460億円
営業利益
27億円
営業利益率
5.9%
純利益
16億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
コンサルタント事業443億円96.3%125億円28.2%
サービスプロバイダ事業10億円2.2%2億円20.0%
プロダクツ事業7億円1.5%1億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公共インフラ(道路・橋梁・河川等)主力

橋梁や道路、河川防災などの調査・計画・設計・施工管理を手掛ける。国土交通省や地方自治体向けの公共事業を中心に、社会資本整備を技術面で支える。

主な製品・サービス3
調査・計画・設計サービス
橋梁や道路、河川などのインフラ整備に必要な調査、計画、設計業務を提供。
施工管理サービス
建設工事の品質・工程・安全を管理する施工管理業務を提供。
各種構造解析・実験
橋梁などの構造物に対して、荷重や地震に対する安全性を解析・実験で検証。

02都市・地域開発準主力

都市計画、地域計画、総合交通計画などの策定支援やデザイン業務を提供。まちづくり全体をコンサルティングする。

主な製品・サービス2
都市・地域計画
土地利用や交通ネットワークなど、都市・地域の将来像を描く計画策定を支援。
交通計画
道路計画や総合交通計画など、モビリティの最適化を図る計画を策定。

03公共施設運営(PPP/PFI)準主力

道路運営や公共施設の運営、PFI事業の調査・アドバイザリ、デマンド交通システムの提供など、インフラの維持管理・運営事業を手掛ける。

主な製品・サービス3
PPP/PFIアドバイザリ
民間資金を活用した公共施設整備・運営事業の事業化調査や助言を提供。
道路運営
有料道路の運営業務を担う。
デマンド交通システム
利用者の予約に応じた柔軟な運行を行う交通システムを提供。

04再生可能エネルギー副次

再生可能エネルギー発電所の調査・計画・設計・施工監理、EPC、マネジメント、O&Mコンサルティングなどのサービスを提供。

主な製品・サービス2
再生可能エネルギー発電所のEPC
太陽光や風力などの発電所の設計・調達・建設を一括で請け負う。
O&Mコンサルティング
発電所の運転・保守管理に関する専門的助言を提供。

05環境・地盤副次

環境調査・計画・設計、土質・地質調査、基礎構造の研究開発など、環境保全と地盤防災に関する技術サービスを提供。

主な製品・サービス2
土質・地質調査
建設予定地の地盤の状態を調査し、基礎設計に必要なデータを提供。
環境コンサルティング
環境影響評価や環境保全計画の策定を支援。

06その他(情報、鉄道、建築)副次

情報処理・システム開発、鉄道関連の調査分析、建築コンサルティングなど、社会インフラに関する幅広い専門サービスを提供。

07プロダクツ副次

エコ商品の販売、レンタル、情報システムの販売・ASPサービスを提供し、グループの事業を多角的に支える。

主な製品・サービス2
エコ商品
環境配慮型の製品を販売。
情報システム販売・ASP
業務用システムの販売や、ソフトウェアをインターネット経由で提供するASPサービス。

製品と技術

橋梁点検ロボットによる次世代メンテナンス

株式会社長大が開発した橋梁点検ロボットは、特許を取得済みの技術である。狭隘部や高所など人間のアクセスが困難な箇所を遠隔操作で点検でき、点検効率と安全性を向上させる。老朽化が進む社会インフラの維持管理需要に対応し、橋梁設計・診断業務と組み合わせたトータルソリューションとして提供されている。

循環型建設資材と環境配慮型商品

建設型枠リースシステムは、従来の使い捨て型枠に代わり繰り返し使用可能な循環型資材を提供する。廃材削減によりSDGsに貢献し、顧客のコスト削減にも寄与する。また、コンクリート用夜間反射塗料やバイオグリーンシールドなどのオリジナル商品も展開し、プロダクツ事業の柱となっている。

再生可能エネルギー分野のコンサルティング

コンサルタント事業の一環として、国内外の再生可能エネルギープロジェクトに関わるコンサルティングを提供する。洋上風力発電の地盤調査、地熱発電の調査、バイオマス発電事業の事業化支援など、多岐にわたる。グループ会社の基礎地盤コンサルタンツや南部町バイオマスエナジーなどが専門性を発揮し、カーボンニュートラル実現に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上高398億円超、サービス業界で中核的規模

当社はサービス業に属し、売上高は約400〜460億円と、同業他社のジンジブやイシンと比較して大きく上回る、業界内で中核的な規模を有する。直近の営業利益率は4.5%程度で、前年から改善傾向にある。売上高はほぼ横ばいから増加に転じており、業界内で一定の存在感を示している。しかし、マテリアルグループやダイブグループのような高成長企業と比較すると、成長率は限定的であり、既存事業の効率化と新規領域への進出が今後の課題となる。

強み

  • 売上高は約400億円超で、同業他社と比較して群を抜く規模を持つ。
  • 直近で営業利益率が改善しており、収益性が向上している。
  • 安定した売上規模に支えられ、経営の安定性が高い。
  • 売上高の増加と利益率の改善により、収益性が向上傾向にある。

課題

  • 売上高の伸びが緩やかで、更なる成長には新規事業開発が必要。
  • 同業他社との競争が激しく、市場シェア維持が課題。
  • 利益率は4%台と依然低く、更なる収益性向上が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が人・夢・技術グループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16562ジーニー165億円12.9倍
22340極楽湯ホールディングス164億円18.2倍
36540船場163億円13.4倍
46061ユニバーサル園芸社163億円20.1倍
59553マイクロアド162億円21.5倍
69248人・夢・技術グループ161億円6.2倍
72410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
84712KeyHolder156億円14.2倍
94433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス155億円32.9倍
109701東京會舘149億円14.3倍
114286CLホールディングス148億円14.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

株式会社長大の持株会社化で誕生した2021年

2021年10月、株式会社長大が単独株式移転により純粋持株会社として人・夢・技術グループを設立した。同日、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場し、長大は2021年9月に上場廃止となった。これにより、グループの経営管理と事業会社の機能を分離し、グループ全体の戦略立案と資源配分を効率化する体制が整えられた。

プライム市場移行と初のグループ化

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。同年10月には株式会社ピーシーレールウェイコンサルタントをグループ化。同社は鉄道構造物の調査・設計・施工監理を得意とし、グループの鉄道分野の強化に貢献した。この時期、中期経営計画「持続成長プラン2025」を策定し、国土基盤整備・環境・地域創生の3軸を打ち出した。

新会社設立とニックスグループ化による事業拡大

2023年3月、子会社として株式会社二色の浜PXを設立した。同社はパークPFI事業(グランピング等)を運営する。同年7月には株式会社ニックスをグループ化。ニックスは橋梁・構造物の設計・施工管理に強みを持ち、グループの技術力を補完した。一方で、2023年12月には韓国子会社CHODAI KOREA CO., LTD.を清算し、海外事業の選択と集中を進めた。

業績回復とスタンダード市場への移行

グループの業績は2025年9月期に回復基調を見せた。売上高は459億84百万円(前期比15.5%増)、営業利益26億83百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は15億64百万円と、前期の損失から黒字転換した。しかし2025年9月、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行した。これは上場維持基準への適合状況等を踏まえた判断である。

年表7件を開く

2020年代

  • 2021年10月創業株式会社長大が単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(株式会社長大は2021年9月に上場廃止)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年10月株式会社ピーシーレールウェイコンサルタントをグループ化
  • 2023年3月子会社株式会社二色の浜PXを設立
  • 2023年7月株式会社ニックスをグループ化
  • 2023年12月子会社CHODAI KOREA CO., LTD.を清算
  • 2025年9月東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(連結)2025年9月期まで43,000百万円
  • 営業利益(連結)2025年9月期まで2,200百万円
  • 従業員数2025年9月期まで約2,400人

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国土基盤整備・保全分野の強化

    構造、道路・交通、地盤、保全などの基幹事業で技術開発を進め、河川事業の受注拡大を目指す。グループ連携により顧客ニーズに応じた技術サービスを提供し、IT化・DXで業務体制を強化する。

  2. 02

    環境・新エネルギー分野への参画

    カーボンニュートラルに関連し、洋上風力発電の地盤調査やバイオマス発電事業の拡大、自治体・民間向けコンサルティングを推進し、同事業を新たな収益源として確立する。

  3. 03

    地域創生分野でのサービスの多様化

    PPP/PFIアドバイザリーやまちづくりコンサルティング、オンデマンド交通の高度化などにより地域創生を支援。北海道更別村の「SUPER VILLAGE構想」でデータ連携による行政サービス提供をモデル化する。

  4. 04

    海外事業展開の体制強化

    シンガポールおよびベトナム・インドネシア・フィリピンの海外拠点体制を強化し、グループ会社間の連携により東南アジアを中心とした受注拡大を図る。

  5. 05

    新たな顧客開拓と災害対応の強化

    地域担当技術者を配置し、グループ間で技術・営業情報を共有して新規顧客を開拓する。災害発生時にはグループ連携による迅速な調査・復興支援体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で2,150人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は784万円で、3期前と比べて11.2%平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は14.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年9月88347.414.51,760
2023年9月69343.910.32,036
2024年9月63041.88.42,10286
2025年9月78446.514.12,150126

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 12 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都中央区1,609百万円
全社統括業務
総合研究所 — 茨城県つくば市965百万円
コンサルタント事業
うみテラス二色の浜 — 大阪府貝塚市348百万円
サービスプロバイダ事業
ジオ・ラボセンター — 千葉市稲毛区335百万円
コンサルタント事業
本社 — 栃木県宇都宮市260百万円
コンサルタント事業
関西試験室 — 大阪府八尾市224百万円
コンサルタント事業
本社 — 東京都江東区222百万円
コンサルタント事業
本社技術センター — 東京都中央区182百万円
コンサルタント事業、サービスプロバイダ事業、プロダクツ事業
中部支社 — 愛知県名古屋市89百万円
コンサルタント事業
名古屋支社 — 名古屋市中村区82百万円
コンサルタント事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱長大(注)2(注)4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    基礎地盤コンサルタンツ㈱(注)2(注)5
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱長大テック
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    順風路㈱
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフェクト
    福岡県 福岡市博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱南部町バイオマスエナジー(注)3(注)7
    山梨県 南巨摩郡 南部町 · 連結子会社
    議決権77.9%
  • 国内
    ㈱長大キャピタル・マネジメント
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ピーシーレールウェイコンサルタント
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニックス
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱岩手建設コンサルタント(注)3
    岩手県盛岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    C.N.バリューマネジメント㈱(注)3(注)7
    東京都中央区
    議決権70.0%
  • 国内
    株式会社二色の浜PX (注)3(注)6(注)7
    東京都中央区
    議決権70.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • KISO-JIBAN SINGAPORE PTE LTD (注)3シンガポール80%
  • KISO-JIBAN (MALAYSIA)SDN.BHD. (注)3マレーシア セランゴール州51%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は460億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.6%、利益が+50.0%。

売上高
+15.6%
460億円
営業利益
+50.0%
27億円
純利益
16億円
営業利益率
5.9%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高448億円460億円
営業利益23億円27億円
純利益12億円16億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は72億円、営業利益は−15億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−4.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1262721.419
2023年3Q75−6−8.0−3
2023年4Q107−5
2024年1Q82−3−3.7−3
2024年2Q1353022.220
2024年4Q181−9−5.0−19
2025年2Q2382410.116
2025年4Q22231.40
2026年2Q2483614.524
2026年3Q72−15−20.8−11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 4期分

2022年9月期からの4期で、売上は376億円から460億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2022年9月3763923
子会社株式会社二色の浜PXを設立
2023年9月3983212
2024年9月39818184.5−2
2025年9月46027275.916

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高460億円のうち、営業利益として残るのは27億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は16億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.2%332億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.0%101億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.7pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.2pt
7.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年9月期は営業CFが−11億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−17億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は75億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年9月−12−9−8−2174
2023年9月14−3012−1670
2024年9月10−88282
2025年9月−11−610−1775

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 4期分

2025年9月期の総資産は411億円。このうち返さなくてよい自己資本が209億円で、自己資本比率は50.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年9月33519813759.0
2023年9月36220715556.9
2024年9月37320217253.9
2025年9月41120920250.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
78億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
129億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
202億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中140位あたり、逆に低いのはROE534社中365位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,715で、1年前と比べて-1.5%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥1,715-1.9%1ヶ月+10.1%1年-1.5%時価総額161億円
過去52週の値幅
安値¥1,455高値¥1,900

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.2倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR0.69倍
配当利回り3.50%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月7日終値は1564円で、25日線(1559円)と75日線(1548円)を上回る。1カ月では+1.56%と小幅高で、7月22日以降は1550円〜1595円のレンジで推移。52週高値1900円からは17.7%下値圏、安値1455円からは7.5%上昇。出来高は平均1万株前後で安定。RSIは54.8と中立で、週足では緩やかな上昇基調にある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは5.65倍と業界平均22.43倍の約4分の1、PBRは0.60倍で同3.17倍を大きく下回る。配当利回り3.99%は平均2.72%を上回るが、配当性向122.4%と利益を超える還元で持続性に懸念。ROE7.64%は平均(不明)より低いが、直近業績は黒字転換し売上高も増加。割安感は強いが、配当の過大還元と収益の不安定さがリスク要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.2倍23.4倍
PER (予想)12.3倍
PBR0.69倍3.51倍
ROE7.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社の投資論点は、人手不足を背景に売上高が拡大する一方で、利益が不安定な点にある。強気派は、製造業や物流業界の人材需要の高まりを受けた成長を評価し、今後の収益改善を期待する。弱気派は、派遣単価の競争激化や人材確保コストの上昇により、利益率の向上が難しいと見る。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    日本の労働力不足により、派遣需要は高い水準で推移している。

  • 売上高の拡大

    2026年9月期の売上高は460億円と前期比で増加している。

  • 低PBRの割安感

    PBR 0.60倍と解散価値近辺で推移しており、株主還元の余地がある。

  • 2025/9期は純利益16億円、黒字転換で収益改善通年影響

    純利益は▲2億円→16億円、営業利益27億円と前期比50%増。

  • PER5.69倍とPBR0.60倍は低評価不定影響

    PER5.69倍、PBR0.60倍、配当利回り3.96%。ROE7.64%と比べ割安。

  • 2025/9期は売上高460億円と15.6%増通年影響

    売上高は398億円から460億円へ拡大。事業拡大が続く。

  • 配当利回り3.96%は株主還元が厚い継続影響

    配当利回り3.96%。PBR0.60倍と合わせて下値リスクが限定的。

マイナスに働く材料7
  • 利益の不安定さ

    2024年9月期は純損失を計上しており、収益変動が大きい。

  • 人材確保コスト

    良い人材を確保するための採用費や教育費が増加している。

  • 競争激化

    同業他社との差別化が難しく、派遣単価の低下圧力が続く。

  • 2024/9期は純損失2億円を記録通年影響

    純利益は2023/9期12億円→2024/9期▲2億円と赤字。業績変動が大きい。

  • ROE7.64%は資本効率が高いとは言えない不定影響

    ROE7.64%でPBR0.60倍。資本効率の改善がない限り低評価が続く。

  • 売上高は2023/9期と2024/9期が横ばい継続影響

    売上高は398億円、398億円、460億円。直近までの成長は限定的だった。

  • 株価は前年比10.3%下落と軟調通年影響

    1年間で10.31%下落。業績改善を市場が評価していない。

次の決算で確かめる点
稼働率
派遣スタッフがどれだけ稼働しているかで収益が左右される。
派遣単価
売上単価の動向が直接収益に影響する。
離職率
人材の定着がコスト削減と品質向上に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+3.3%いまの株価に対する利回りは3.50%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.50%
いまの株価に対して
配当性向
122.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年9月6675.8
2023年9月706.147.1
2024年9月60−14.3114.2
2025年9月623.3122.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,195人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.1%を占め、残る63.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他51.058.959.057.6
金融機関29.524.427.227.5
事業法人4.42.44.38.6
自己株式6.55.84.67.2
外国法人14.012.27.34.8
証券会社1.12.02.31.6
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.26
02人・夢・技術グループ社員持株会10.48
03有限会社ピーシー6.51
04野村信託銀行株式会社(人・夢・技術グループ社員持株会専用信託口)4.08
05黒木 枢児2.35
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.25
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.24
08THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED - HONG KONG PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT A/C 8028-394841(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.89
09株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.81
10THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION A/C CLIENTS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 4期分

1株利益は4期で−33%、1株純資産は4期で+6%。直近期のROEは7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2022年9月2622,24211.89.775.8
2023年9月1352,3256.012.247.1
2024年9月−212,237−0.9114.2
2025年9月1772,3877.69.8122.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/9期の役員報酬は総額175百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
永冶泰司代表取締役社長74124,000
野本昌弘代表取締役副社長6642,000
野村英雄取締役副社長587,000
塩釜浩之常務取締役 経営企画担当6325,000
加藤聡上席取締役 社長室担当 兼 健康支援室担当 兼 コーポレート・ガバナンス担当5214,000
柴田尚規取締役(監査等委員)6531,000
二宮麻里子取締役(監査等委員)58
酒井之子取締役(監査等委員)63
岡田直子取締役(監査等委員)48
井熊芽久美47
冨田克彦取締役 技術連携担当6315,000
梶原忍取締役(監査等委員)62
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
岡田信一郎55

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)790451214821
取締役(社内)11301414
社外取締役3130134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,123字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結子会社14社、非連結子会社8社並びに関連会社12社により構成されており、コンサルタント事業、サービスプロバイダ事業及びプロダクツ事業を主要事業としております。 事業内容と連結子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分   主要業務   主要な会社 コンサルタント事業   橋梁・特殊構造物等に関わる調査・計画・設計・施工管理、各種構造解析・実験、CM業務、土木構造物・施設に関わるデザイン、道路・総合交通計画・道路整備計画・路線計画・都市・地域計画に関わる調査・計画・設計・運用管理、各種公共施設のデータ管理等情報サービス全般、ITSに関わる調査・計画・設計・運用管理、港湾、河川防災に関わる調査・計画・設計・運用管理、情報処理に関わるコンサルティング・システム化計画・設計・ソフトウェア開発・コンテンツ開発・運営・配信サービス、PFIに関わる事業化調査・アドバイザリ、環境に関わる調査・計画・設計・運用管理、建築に関わるコンサルティング・計画・設計、土質・地質調査、基礎構造及び施工法に関する研究・開発、地盤災害に関する防災工事並びに土木工事の設計施工、鉄道に関わる調査・分析・企画・計画・設計・施工監理、再生可能エネルギーに関する調査・計画・設計・施工監理・EPC・マネジメント・資金調達コンサルティング・O&Mコンサルティング・アセットマネジメント   ㈱長大 基礎地盤コンサルタンツ㈱ ㈱長大テック ㈱エフェクト ㈱ピーシーレールウェイコンサルタント ㈱ニックス ㈱岩手建設コンサルタント KISO-JIBAN SINGAPORE PTE LTDKISO-JIBAN(MALAYSIA)SDN.BHD. サービスプロバイダ事業   道路運営、公共施設の運営、PPP、デマンド交通システム、健康サポート、再生可能エネルギー事業、ファイナンス事業   ㈱長大順風路㈱ ㈱南部町バイオマスエナジー ㈱長大キャピタル・マネジメント C.N.バリューマネジメント㈱㈱二色の浜PX プロダクツ事業   エコ商品販売、レンタル、情報システムの販売・ASP   ㈱長大 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,980字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループにおける経営方針、経営環境および対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものです。 当連結会計年度におけるわが国の景気は、堅調な企業収益を背景とした雇用・所得環境の改善や政府による各種政策による効果もあり、全体としては緩やかに回復しております。一方で、米国の通商政策への懸念などによる景気の下振れリスク、地政学的リスクや原材料・エネルギー価格の高止まり等、世界経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 建設コンサルタント業界では、自然災害リスクに備えた国土強靱化の推進や、老朽化が進む社会資本の維持管理・長寿命化・更新への対応が、引き続き重要な課題となっております。特に足元では、橋梁やトンネルなど構造物の健全度調査・診断業務の増加、気候変動を踏まえた治水・河川整備事業の拡充、さらには地域防災力強化に向けた都市インフラ再構築の取り組みが加速しております。加えて、情報通信技術(以下「ICT」という。)やAI等を活用したインフラサービスの高度化への対応、少子高齢化を見据えた地域創生支援、エネルギー政策に関連した再生可能エネルギーの需要など、当業界に求められる機能と役割は一層多様化・高度化しております。このような状況の中、政府による防災・減災・国土強靭化対策に向けた公共事業予算が確保され、現在のところ国内の公共事業を取り巻く環境はおおむね堅調に推移しております。 (1) 経営の基本方針 当社グループでは、経営理念である「人が夢を持って暮らせる社会の創造に技術で貢献する。」を踏まえ、「人」「夢」「技術」をモットーに、国内外において人権を尊重し、関係法令、国際的ルールおよびその精神を遵守しつつ、持続可能な社会の創造に貢献することを目指しております。 (2) 経営戦略 当社グループは、長期経営計画である「長期経営ビジョン2030」(2019年10月~2031年9月)を公表しております。さらに、この「長期経営ビジョン2030」の実現に向けての第2フェーズとして、2022年11月に公表しました中期経営計画「持続成長プラン2025」(2022年10月~2025年9月)を策定し、当社グループのさらなる成長に向けた基盤づくりを行う重要なステージと位置づけ、より具体的な目標及び施策をとりまとめました。 「持続成長プラン2025」 数値目標 売上高(百万円)   営業利益(百万円)   従業員数(人) 連結※   43,000   2,200   約2,400 ※2024年11月26日に目標値を変更いたしました。 目標達成に向けた施策 「持続成長プラン2025」では、『国土基盤整備・保全分野のさらなる強化と環境・新エネルギー分野及び地域創生分野の新たな事業分野としての確立。事業を支える多様な人材が働きがいを持てる環境づくりを推進。』を基本方針としております。引き続き要請の多い国土強靭化やインフラ維持管理等のニーズに対応した基幹事業の強化・拡大を図るとともに、新領域における事業開発や海外事業の強化、人材の確保及び育成への投資を重点的に行ってまいりました。計画期間中は以下の5つの施策と3つの横断的な取組みに基づき事業を推進してまいりました。 (事業軸Ⅰ 国土基盤整備・保全分野) 主要施策 1.人・夢・技術グループの基幹を担う国土基盤整備・保全分野のさらなる強化 事業軸Ⅰ国土基盤整備・保全分野において、構造、道路・交通、地盤、保全などの基幹事業における受注の拡大に向けて、基幹事業におけるさらなる技術開発を推進するとともに、グループ会社間の連携により顧客ニーズに応じた技術サービスを提供する。また、近年事業を拡大している河川事業について、さらなる受注拡大を目指す。さらに、技術人材の確保と育成、IT化やDXの推進等による業務実施体制の強化を図る。 (事業軸Ⅱ 環境・新エネルギー分野) 主要施策 2.カーボンニュートラルに関するあらゆる側面からの事業参画 事業軸Ⅱ環境・新エネルギー分野において、カーボンニュートラルに関するあらゆる側面からの事業参画を図ることで、新たな事業分野としての確立を図る。これまで推進してきた洋上風力発電事業関連の地盤調査のさらなる受注拡大を図るとともに、バイオマス発電事業の事業拡大、自治体や民間へのコンサルティングサービスの拡大を図る。 (事業軸Ⅲ 地域創生分野) 主要施策 3.「人・夢・技術グループが目指す地域創生」の実現に向けた多様なまちづくりのサービスの提供 事業軸Ⅲ地域創生分野において、地域創生の基盤となる「人・夢・技術グループが目指す地域創生」の実現に向けて、まちづくりの多様なサービスを提供する。具体的には、PPP/PFIアドバイザリーや建築・健康・まちづくりのコンサルティングサービスのほか、サービス購入型や独立採算型の PPP/PFI事業の運営、オンデマンド交通のサービスの高度化等を推進する。また、「人・夢・技術グループが目指す地域創生」のモデルとして、株式会社長大が支援・共同展開する「北海道更別村SUPER VILLAGE構想」において、データ基盤連携に基づくシームレスな行政サービスの提供を実現する。 (海外連携展開領域) 主要施策 4.新たな海外事業展開のための海外拠点及び営業・技術部門の体制強化 海外連携展開において、シンガポール及び VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)の海外拠点の体制強化、また、グループ会社間の海外営業・技術部門の連携を図ることで、東南アジアを中心とする海外業務の受注拡大を図る。 (国内事業推進) 主要施策 5. 新たな地域や顧客の開拓と災害時の対応強化 地域担当技術者の配置による地域ニーズの把握やグループ会社間の技術・営業情報の共有により、新たな顧客の開拓を推進する。また、地域ネットワークの形成やグループ会社間の連携により、災害発生時の調査や復興支援に迅速に対応できる体制を構築する。 (横断的な取組み) 横断的な取組み 1.多様な働き方の提示と採用・育成の強化 人・夢・技術グループの持続的な成長に向けて、多様な人材が”働きがい”を持てる環境をつくるため、長時間労働の改善や多様な働き方を可能にする環境整備を進める。また、グループ会社間の連携による採用の強化を図るとともに、研修プログラムやジョブローテーション制度など、人材育成のための制度を拡充する。 横断的な取組み 2.イノベーションによる新事業・新技術の創出とIT化・DX推進による圧倒的な生産性の向上 新たな事業領域の創出に向けて、スマートシティ、空飛ぶクルマ、量子コンピュータなどの技術開発と事業化を推進する。また、IT化やDXの推進により、業務遂行における圧倒的な生産性向上を図る。 横断的な取組み 3.グループのガバナンス強化とM&A・新事業投資の推進 プライム市場上場グループ(2025年9月24日よりスタンダード市場へ区分変更)として、グループ企業のガバナンスの強化を図るとともに、ステークホルダーへの適切な情報開示を行う。また、「長期経営ビジョン 2030」の実現に向けて、多様な機関との連携やM&Aによるグループ体制の強化を図る。さらに、新事業に対する積極的な投資を行うとともに、事業のモニタリングやリスク管理を徹底する。 以上の方針に基づき事業を着実に推進することで、当社の持つ経営資源を有効に活用するとともに、様々なステークホルダーとの良好な関係を維持・発展させ、当社および当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の向上に資することができると考えております。 (3) 当面の対処すべき課題の内容等 建設コンサルタントを取り巻く経営や事業の環境変化は大きく、早期の対応が課題となっております。主な課題として、①ICTの進展とインフラ技術への活用の推進、②頻発する大規模災害へのグループとしての対応、③再生可能エネルギー分野の拡大、④地域創生と増大する民間の役割、⑤多様化する海外事業とそのリスク管理、⑥より一層の働き方改革の推進、⑦持続可能なグローバル社会形成への貢献、⑧ガバナンスの強化、であります。今後、当社グループは、他社に先んじて上記環境変化に対処してまいるとともに、2025年11月に公表した中期経営計画「持続成長プラン2028」を着実に遂行し、持続的な成長と中長期的な企業価値の更なる向上に努めてまいります。 ①ICTの進展とインフラ技術への活用の推進 質の高いインフラの整備とサービスを実現するために最先端のICTの活用が課題となっております。当社グループも、建設コンサルタントとして様々な関連技術の開発・導入に注力しており、オンデマンド交通支援システムによる過疎地へのモビリティ支援事業(コンビニクルの全国自治体展開)や橋梁点検ロボットの開発、特許取得、導入等を実現してまいりました。今後は、i-Constructionの実現に向けた産官学連携、オンデマンド交通支援技術を応用した自動運転の実現に向けた各種実証実験、これらのモビリティも含めた将来のまちづくり事業や市場展開などを積極的に進めてまいります。 また、それらの実現に向けては、ICT技術の高度化やイノベーションの強力な推進などが求められますが、新事業開発、技術開発への投資強化、M&Aによる体制強化などの取り組みをさらに強化してまいります。 ②頻発する大規模災害へのグループとしての対応 2024年1月に発生した能登半島地震をはじめ、地震や台風、豪雨等による自然災害が頻発しております。当社グループは、地域で発生する災害に対応するため、災害対応マニュアルを作成し、迅速な災害対応が可能な体制づくりに努めております。今後も自然災害発生に対して、当社グループ企業間の連携のもと、社会貢献の一環として対応を行い、行政支援や被災地支援を実施してまいります。 ③再生可能エネルギー分野の拡大 地球規模での再生可能エネルギーの導入が求められる中、国内では第7次エネルギー基本計画が策定され、2040年までに温室効果ガスの2013年比73%の削減目標が示されております。当社グループは、これまで以上に国内外における再生可能エネルギー事業に積極的に参画し、再生可能エネルギー政策の実現に貢献してまいります。既に、海外では、フィリピン国ミンダナオ島における小水力発電事業の供用開始、国内では地熱エネルギー開発事業や洋上風力発電における地質調査に積極的に取り組んでおります。今後は、より一層再生可能エネルギー事業の取り組みを拡大してまいります。 ④地域創生と増大する民間の役割 インフラの整備・維持管理・運営に民間が大きく関与するPPP/PFI事業は、我が国のインフラ整備・運営手法として期待されており、新たなインフラビジネスとして成長を続けております。その中で、当社グループは、各種公共施設等におけるPFI手法のアドバイザリ業務並びに運営業務について業界でもトップクラスの経験と実績を有しています。さらに、前述の再生可能エネルギー事業との複合展開や、地域創生に向けたPPP/PFI事業への取り組みを推進しております。 ⑤多様化する海外事業とそのリスク管理 現在、アジア地域を主な市場とする海外事業は、これまでの橋梁設計、監理事業に鉄道関連事業を加えた二本を基幹事業とし、港湾などの埋立て、地盤改良事業、また小水力発電事業や関連する地域開発事業など、多様な展開を進めております。その一方で、感染症リスク、及びロシア・ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学的リスクなどにもさらされております。これに対し当社グループにおきましては、安全管理面として、関連情報を迅速に入手し共有するなどグループ子会社等に対する安全対策の強化を図っております。また、事業執行面では、情報の共有や人材の有効活用など、組織を超えてとるべきアクションを迅速に実践する仕組みを構築し、今後の更なるグループガバナンスの強化を図り、着実な海外展開を進めてまいります。 ⑥より一層の働き方改革の推進 近年、我が国の産業界全体において、長時間労働の解消やダイバーシティへの対応が課題となっております。当社グループでは、「持続成長プラン2028」の一つに「サステナビリティ推進のための人的投資やDXの推進」を掲げております。グループ各社のダイバーシティ推進担当者で構成したダイバーシティ推進委員会が中心となって、取り組み事例の共有やダイバーシティセミナーの開催など、「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I) 方針」に基づき、持続的な成長に向けて多様性を尊重し協働できる組織風土の醸成や多様な働き方を選択できる制度を整えてまいりました。 具体的な施策として、フレックス制度の導入や育児休暇制度の利用促進を行っております。また、シニア技術者がそれまでに培った経験と技術を長く活かせる仕組みをつくり、実践しております。このように当社グループは、働き方改革を通じ、当社グループの課題解決だけではなく、社会全体への貢献を目指してまいります。 ⑦持続可能なグローバル社会形成への貢献 昨今、SDGsに代表される持続可能な社会形成の重要性が増しており、企業にも貢献が求められております。当社グループは、国内事業はもとより海外事業においても、より社会性の高い事業、例えばフィリピン国ミンダナオ島における地域経済開発プロジェクトの経験と実績を活かしながら、多様なフィールドで展開してまいります。 これらを通じ、SDGsの先駆者として、国内外の自然環境と調和した社会基盤整備のための様々なサービス、当社グループ内におけるダイバーシティや脱炭素型経営の推進など、インフラサービスと企業活動の両面で、持続可能なグローバル社会形成への取り組みに貢献してまいります。 ⑧ガバナンスの強化 2024年9月期に当社において発覚した不適切会計に対して、2025年9月期は、監視体制の強化、原価管理等に関するチェック機能の強化やコンプライアンス教育の徹底などの再発防止策の徹底を図ってまいりました。グループガバナンスを強化し、再発防止策を引き続き確実に実施してまいります。 引き続き、上記の取り組みを継続・推進することで、事業活動や収益性の維持を図ってまいります。
事業等のリスク4,221字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項及びそのリスクへの当社グループの対応方針は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 官公庁への依存 当社グループの当連結会計年度の売上高のうち、本邦の官公庁(国及び地方公共団体)に対する割合は国土交通省33.1%、その他官公庁30.0%、合計で63.1%を占めております。このため、公共事業投資額縮減や、受注単価の下落等が継続した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ただし、公共事業投資額については、安定的に推移しているほか、政府による防災・減災、国土強靭化対策の推進もあり、今後においても堅調に推移すると見込んでおります。 また、当社グループにおきましては、当該リスクへの対応策として、「持続成長プラン2025(2022年10月~2025年9月)」から引き続き「持続成長プラン2028(2025年10月~2028年9月)」において民間市場の開拓、海外事業の拡大を方針として事業展開を行っており、国内公共事業に限らない多様な市場からの収益力の強化に取組んでおります。 (2) 法的規制 当社グループは独占禁止法、下請法、建築基準法、建設業法等、様々な法規制の適用を受けており、仮にこれらの法に抵触するような行為が発生した場合、社会的信用を失墜し、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 当社におきましては、当該リスクへの対応策として、これらの国内外の法的・制度的リスクを管理するために、法の要請に止まらず、内部統制システムを整備し、担当部門である内部統制センターは、取締役会(当連結会計年度21回開催)と、グループ連携推進会議(同12回開催)に陪席し、情報収集を行い、内部監査を行っております。特に官公庁からの受注に多くを依存している株式会社長大では独占禁止法遵守を強化するため、独占禁止法遵守マニュアルを策定し、談合行為が発生しない管理体制を整えております。また、下請法の遵守のため適正な発注プロセスの管理に注力しております。 さらに、従業員に対しては、新入社員研修、キャリア採用研修、階層別研修、拠点別研修等においてコンプライアンス教育を実施、啓蒙活動を行っております。 (3) 成果品に関する契約不適合責任 当社グループの成果品のミスが原因で重大な不具合が生じるなど契約不適合責任が発生した場合や指名停止措置などの行政処分を受けるような事態が生じた場合には、業績に影響する可能性があります。 主要子会社である株式会社長大、基礎地盤コンサルタンツ株式会社におきましては、当該リスクへの対応策として、品質保証システムISO9001を導入し、マネジメントシステムに基づく業務レビューを行っております。また、行政経験者による理事レビューを開催しております。さらに、内部監査の一環として、当連結会計年度は、国内においては全国の36拠点・165部門、海外においては8ヶ国13拠点(オンライン実施含む)を対象に行った実地監査にてチェックすることで、徹底した成果品の品質確保及び向上に力を注いでおります。また、万一、成果品に契約不適合が発生した場合に備えて損害賠償責任保険に加入しております。 (4) 為替変動に関するリスク 当社グループは、海外マーケットへの積極的な進出に伴い、外貨建取引が経常的に発生しております。今後、為替相場の変動によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおきましては、現段階では日本円建の契約が多いため影響は限定的と考えておりますが、今後海外業務の増加によりリスクが増加する場合には、為替予約によるヘッジ等の対応を検討してまいります。 他方、当連結会計年度における当社グループの連結売上高に占める海外比率は4.3%(19.9億円)に留まります。また、かかる海外売上高のうち、外貨建の契約額は一部であるため、現段階で為替変動に関するリスクが当社グループの業績に与える影響は極めて限定的であると判断しております。 (5) 業績の季節的変動 当社グループの売上高は、主要顧客である中央省庁及び地方自治体への納期が年度末に集中することなどから、第2および第4四半期連結会計期間に偏重しております。 当社グループにおきましては、当該リスクへの対応策として、「持続成長プラン2025(2022年10月~2025年9月)」から引き続き「持続成長プラン2028(2025年10月~2028年9月)」において民間市場の開拓、海外事業の拡大を方針として事業展開を行うとともに、発注者である官公庁に協力を仰ぐ等、業績の平準化に向けた対応を行っております。 (6) 災害による事業活動への影響 自然災害等が発生した場合、その規模によっては事業活動が低下あるいは制約される等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおきましては、事業継続体制の構築、BCP(事業継続計画)を策定するなど防災管理体制を強化しております。また、当社グループは全国に広く拠点を有しており、災害時にも他の拠点が業務遂行を補完し、事業の継続性を確保できる体制を構築しております。 (7) 海外での事業活動 当社グループが海外事業を行う国や拠点事業所を置く国で、経済情勢の変化や、国際紛争・テロ行為等が発生した場合は、事業の停止・中止や事業所の閉鎖・廃止など当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおきましては、当該リスクへの対応策として、外務省ホームページ等からの情報収集、グループ連携推進会議等において月次での情報収集・共有を行い、現地駐在員への情報提供を行うことにより、社員の安全維持と事業継続を行えるよう努めております。また、感染症への対策においては、適切な情報収集と共有から、迅速な初動対応につなげて、事業の継続と社員の安全確保を図っております。 (8) 情報セキュリティ サイバー攻撃によるコンピュータウイルス感染や悪意のある第三者からの不正侵入等によって、情報システムの停止が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおきましては、「情報セキュリティ管理規程」に基づくセキュリティ管理をグループ各社へ展開しており、当該リスクへの対応策として、ウイルス対策やハッキング対策等のセキュリティ強化を計画的に図っております。また、社員への教育として、グループ間でのセキュリティに関する情報共有のほか、情報セキュリティハンドブックを作成し、グループ各社の社員一人ひとりへの配布、年6回の情報セキュリティ研修やウイルスメール模擬訓練の実施等を継続的に行い、セキュリティ意識の向上に努めております。 さらに、グループ各社の委員で構成したIT戦略推進委員会を年7回開催し、委員会の中で情報セキュリティの課題対応について検討しております。 この一連の情報セキュリティ対策や対応は、IT戦略推進センターが担当し、PDCAサイクルにより継続的な取組みを実施しております。 (9) 業務提携・企業買収等のリスク 当社グループは、今後他社との業務提携及び企業買収等を行う可能性があります。何らかの理由により提携・買収が想定した効果を生まない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。当社グループにおきましては、当該リスクへの対応策として、業務提携及び企業買収等の実行判断に際しては、取締役会、グループ連携推進会議等において効果及びリスクについての評価を行い、意思決定を行っております。 また、企業買収等の場合、買収が完了した後も、「関係会社管理規程」に基づき四半期ごとに取締役会で報告を行い、モニタリングを徹底して状況の変化に応じて迅速な経営判断を行うことのできる体制を構築しています。今後も、グループ連携推進会議や取締役会等を通じたリスクの評価や管理を行うことでリスクの最小化に努めてまいります。 (10) 新規事業の取組みに伴うリスク 当社グループでは経営基盤の安定化を目指して、事業エリア・分野・顧客の拡大を推進しておりますが、新領域事業が既存事業のような安定した収益を創造するまでには一定の時間を要することが予想されます。また、新たな事業への投資に対する回収の遅れが発生、海外事業の場合には当地の政情や為替差損など様々なリスクが存在しており、これらのリスクが表面化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、「事業評価会議規程」に基づき、グループ連携推進会議の諮問を受けて、事業評価会議を開催し、新規事業の実施可否について評価を行い、これに基づき、取締役会で最終的な機関決定を行っております。さらに、新規事業が開始した後も、所管部門は四半期ごとに進捗状況を報告することになっており、状況・環境変化への迅速な対応を可能とする体制を構築しています。 なお、当連結会計年度において新たに実施した新規事業はございませんが、過去に開始し、事業が継続しているものを含めると16件になります。いずれも上記のプロセスに基づき、適切に事業の進捗確認を行うことでリスクの最小化に努めております。 (11) 感染症拡大に伴うリスク 感染症の拡大による当社グループ従業員、協業者への感染等による事業の中断及び遅延等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、特に海外での感染拡大によるロックダウン等の影響が発生した場合には、業務の中断による業務完了の遅延が発生する可能性があります。 当社グループにおきましては、当該リスクへの対応策として、テレワーク、短時間勤務、サテライトオフィスの活用等の感染対策を推進し感染拡大の防止、社員の安全確保及び事業活動の継続に努めております。 引き続き、上記の取組みを継続・推進することで、事業活動や収益性の維持を図ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,486字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループにおきましては、2022年11月に公表しました中期経営計画「持続成長プラン2025」に基づき、新たな取り組みを実施してまいりました。 その3年目となる当連結会計年度は、連結売上高は前連結会計年度比15.5%増加となる459億84百万円となりました。また、連結営業利益におきましては、前連結会計年度比49.9%増加となる26億83百万円となりました。 業務としては、基幹事業である構造、道路、交通・ITS、環境などに加え、災害対応事業、インフラ維持管理や老朽化対策事業、PPP/PFIに代表される地域創生事業、またエネルギー関連事業などに積極的に取り組んでまいりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [コンサルタント事業]当連結会計年度の受注高は443億77百万円(前連結会計年度比4.3%増)、売上高は443億4百万円(前連結会計年度比15.7%増)となりました。 構造事業については、株式会社長大、株式会社ピーシーレールウェイコンサルタントが主に手掛けており、主軸である橋梁設計の他、維持管理や老朽化対策、耐震補強業務等を実施してまいりました。橋梁点検ロボット(特許取得済)の実用化など、次世代の橋梁管理の技術開発に積極的に取り組んでまいりました。 社会基盤事業については、株式会社長大、株式会社長大テックが主に手掛けており、災害復旧、防災対応としての道路計画保全、道路構造物の維持管理、更新に向けた各種点検業務や道路管理データベース構築業務、交通需要評価業務などに加え、自動車の移動や挙動情報に関するビッグデータ処理による渋滞や事故の評価業務などに取り組んでまいりました。また、多様なモビリティの導入、新たな都市機能の強化事業についても積極的に取り組んでまいりました。さらに、ITS・情報/電気通信事業では、新たな自動運転の社会実装に関わる業務に参画するなど、自社技術の展開による次世代移動支援の実現に向け、グループをあげて取り組んでまいりました。 社会創生事業については、株式会社長大が主に手掛けており、基幹である環境事業の他、PPP/PFIや建築計画・設計等のまちづくり事業に積極的に取り組み、安定的に売上を伸ばしております。 環境・新エネルギー事業では、国内外における再生可能エネルギー事業でのコンサルティングに取り組んでまいりました。また、水力、風力、地熱、バイオマスなど再生可能エネルギーとしての発電事業に多く取り組んでまいりました。さらに、デジタル田園都市国家構想に関連し、データ連携基盤を活用したシームレスな行政サービスによる地域のデジタル化の推進や、Well-Being指標を活用した自治体の総合計画の策定支援などに貢献してまいりました。その他、数年前から本格スタートした防衛関連事業においても、地質・土質調査、構造物設計、交通、環境分野から建築分野まで幅広く積極的な展開を図ってまいりました。 地質・土質調査事業については、基礎地盤コンサルタンツ株式会社が主に手掛けており、基幹事業である地質・土質調査関連事業を基軸に売上高は堅調に推移しております。既存の土木インフラに対する地質・土質調査や地盤解析、災害からの復興に伴う地質・土質調査・対策工設計、そして、再生可能エネルギー分野においては複数の洋上風力発電事業や地熱発電事業に係る調査業務など、幅広い事業に取り組んでまいりました。 海外事業については、株式会社長大、基礎地盤コンサルタンツ株式会社が主に手掛けており、橋梁設計、鉄道設計、施工監理業務、また地質調査などに積極的に取り組んでまいりました。 [サービスプロバイダ事業]当連結会計年度の受注高は8億11百万円(前連結会計年度比24.7%増)、売上高は9億56百万円(前連結会計年度比24.9%増)となりました。 国内では、地元企業と連携した公用地活用事業の運営(パークPFIとしてのグランピング事業)や自治体と連携したバイオマス発電事業の事業化など、地域創生に資する事業の推進に取り組んでまいりました。また、海外では、フィリピン国ミンダナオ島における「カラガ地域総合地域経済開発プロジェクト」が着実に進展しており、供用を開始しているアシガ川小水力発電所やタギボ川上水供給コンセッション事業等が順調に稼動しております。今後は、フィリピン国内でのインフラ整備事業や、インドネシア国のエネルギーマネジメント事業など、アジア諸国への展開を進めてまいります。 [プロダクツ事業]当連結会計年度の受注高は10億32百万円(前連結会計年度比4.5%減)、売上高7億24百万円(前連結会計年度比5.6%減)となりました。 建設型枠リースシステムは、従来のコンクリート型枠を使用した際に発生する廃材を循環型資材に転換することで廃棄物を削減する商品であり、SDGsに対応し、継続的に顧客にご使用いただいております。また、コンクリート用夜間反射塗料、バイオグリーンシールドなどオリジナル商品を拡充し、商材・商品としての充実を図っております。 上記の各事業を支える業務執行体制面では、効率化施策を着実に実行してまいりました。今後はグループをあげて、更なる効率化やAIを駆使したIT化施策を積極的に実行してまいります。 また当社では「コーポレート・ガバナンス基本方針」を公表しておりますが、この基本方針の下、今後もより一層、透明、公正な意思決定を行い、持続的成長に向けた取組みを着実に実施してまいります。 この結果、当連結会計年度における当社グループ全体の業績といたしましては、受注高は462億22百万円(前連結会計年度比4.4%増)、売上高は459億84百万円(前連結会計年度比15.5%増)となりました。 利益面では、営業利益は26億83百万円(前連結会計年度比49.9%増)、経常利益は27億8百万円(前連結会計年度比54.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15億64百万円(前連結会計年度1億90百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 当連結会計年度末における財政状態は以下のとおりであります。 〔資産〕 当連結会計年度末の資産合計は411億45百万円(前連結会計年度末373億17百万円)となり、38億28百万円の増加となりました。流動資産は289億15百万円(前連結会計年度末255億15百万円)となり、34億円の増加、固定資産は122億30百万円(前連結会計年度末118億2百万円)となり、4億28百万円の増加となりました。 流動資産が増加となった主な要因は、現金及び預金が7億29百万円減少したものの、受取手形、完成業務未収入金及び契約資産が38億31百万円増加したことによるものです。 固定資産が増加となった主な要因は、建物及び構築物が2億89百万円、投資有価証券が3億22百万円それぞれ増加したことによるものです。 〔負債〕 当連結会計年度末の負債合計は202億33百万円(前連結会計年度末171億64百万円)となり、30億68百万円の増加となりました。流動負債は134億64百万円(前連結会計年度末115億52百万円)となり、19億12百万円の増加、固定負債は67億68百万円(前連結会計年度末56億12百万円)となり、11億56百万円の増加となりました。 流動負債が増加となった主な要因は、業務未払金が5億6百万円、短期借入金が11億円、賞与引当金が5億33百万円それぞれ増加したことによるものです。 固定負債が増加となった主な要因は、社債が10億円増加したことによるものです。 〔純資産〕 当連結会計年度末の純資産合計は209億12百万円(前連結会計年度末201億52百万円)となり、7億59百万円の増加となりました。 増加となった主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を15億64百万円計上及び配当金の支払い5億55百万円を行ったことにより、利益剰余金が10億88百万円、信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship)による当社株式の取得等により自己株式が5億2百万円それぞれ増加したことによるものです。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.9%から50.7%となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は75億32百万円(前連結会計年度末の資金残高は81億92百万円で、前連結会計年度末と比べ6億59百万円の減少)となりました。また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は11億42百万円(前連結会計年度は9億83百万円の取得で、前連結会計年度と比べ21億25百万円の収入の減少)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益の計上25億88百万円、賞与引当金の増加額5億34百万円、業務未払金の増加額5億6百万円があったものの、売上債権の増加額38億25百万円、法人税等の支払い8億70百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6億35百万円(前連結会計年度は8億16百万円の使用で、前連結会計年度と比べ1億80百万円の支出の減少)となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出6億75百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果取得した資金は10億36百万円(前連結会計年度は8億45百万円の取得で、前連結会計年度と比べ1億91百万円の収入の増加)となりました。 これは主に短期借入金の返済による支出100億40百万円、長期借入金の返済による支出4億83百万円、配当金の支払額5億55百万円、自己株式の取得による支出6億54百万円があったものの、短期借入れによる収入111億40百万円、長期借入れによる収入6億72百万円、社債の発行による収入9億86百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) コンサルタント事業(百万円)   31,913   119.4 サービスプロバイダ事業(百万円)   745   113.7 プロダクツ事業(百万円)   918   90.8 合計(百万円)   33,577   118.3 (注) セグメント間の内部振替後の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) コンサルタント事業   44,377   104.3   24,640   100.3 サービスプロバイダ事業   811   124.7   1,607   91.5 プロダクツ事業   1,032   95.5   2,183   116.4 合計   46,222   104.4   28,430   100.8 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) コンサルタント事業(百万円)   44,304   115.7 サービスプロバイダ事業(百万円)   956   124.9 プロダクツ事業(百万円)   724   94.4 合計(百万円)   45,984   115.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 国土交通省   11,190   28.1   15,204   33.1 防衛省   -   -   5,124   11.1 (注)前連結会計年度における防衛省の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表を作成するために、会計方針の選択、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを行っております。経営者は、これらの見積もりについて過去の経験・実績や現在及び見込まれる経済状況など勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りの不確実性があるため、これらの見積りと異なる結果になる場合があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、将来の課税所得に関するものを含めた様々な予測・仮定に基づいて繰延税金資産を計上しており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。また、将来の課税所得に関する予測・課税に基づいて、当社又は子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、当社グループの繰延税金資産は減額され、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。繰延税金資産の詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(税効果会計関係)」をご覧ください。 (受注損失引当金の算定) 当社グループでは、受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末時点で将来の損失が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積もることが可能なものについては、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を計上しております。 詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご覧ください。 (一定の期間にわたり履行義務を充足し認識する収益) 当社グループは、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、一定の期間にわたり収益を認識しております。 詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご覧ください。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産について、当該資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、将来の利益計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標について、当社グループは2024年11月に公表いたしました2024年9月期決算短信において、当連結会計年度の業績予想として、売上高430億円、営業利益22億円としておりました。 当連結会計年度の売上高は459億84百万円となり、経営成績目標と比べて29億84百万円の増収、前連結会計年度と比べて61億69百万円の増収となりました。これは主に国内コンサルタント事業の受注が堅調に推移したこと及び大型業務の増額変更契約が行われた影響によるものです。 売上原価は、331億62百万円と前連結会計年度比116.1%となりました。 この結果、売上総利益は128億21百万円となり、前連結会計年度と比べて15億77百万円の増益、また、売上総利益率は27.9%となりました。 販売費及び一般管理費は、101億38百万円となりました。前連結会計年度と比べて6億84百万円の増加となりましたが、売上高に対する比率では22.0%となり、前連結会計年度と比べて1.7ポイントの減少となりました。 これにより、営業利益は26億83百万円となり、前連結会計年度と比べて8億93百万円の増益、また、売上高営業利益率は5.8%となりました。 営業外損益は24百万円の利益(営業外収益1億76百万円、営業外費用1億51百万円)となり、前連結会計年度と比べて59百万円の増益となりました。これは主に補助金収入が23百万円、為替差損益が48百万円、支払利息が25百万円それぞれ増加したことによるものです。 この結果、経常利益は27億8百万円となり、前連結会計年度と比べて9億52百万円の増益、また売上高経常利益率は5.9%となりました。 特別損益は、1億19百万円の損失(特別利益の発生はなく、特別損失1億19百万円)となり、前連結会計年度と比べて10億25百万円の増益となりました。これは主に固定資産の減損損失が4億56百万円、投資有価証券評価損が1億69百万円、貸倒引当金繰入額が2億8百万円及び特別調査費用が2億52百万円がそれぞれ減少したことによるものです。 これにより、税金等調整前当期純利益は25億88百万円となり、前連結会計年度と比べて19億78百万円の増益となりました。 法人税等合計は、10億26百万円となり、前連結会計年度と比べて2億6百万円の増加となりました。 これにより、当期純利益は15億62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は15億64百万円となり、前連結会計年度と比べて17億55百万円の増益となりました。 以上より、当連結会計年度は前連結会計年度と比べて増収、増益となりました。 2)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金の主な需要は、業務に関わる原価(固定費,変動費)、販売費、一般管理費等であります。事業の発展に向けての投資資金需要は、設備投資や研究開発投資に加え、事業案件等への事業投資によるものであります。 短期的運転資金は自己資金並びに金融機関からの短期借入金を、また事業投資等に関しては主に長期借入金、自己資金を基本としております。 当社グループは、上記のように資金の流動性を高めると共に、それら資本財源の安定的確保をより一層高めるよう努めてまいります。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、71億80百万円となっております。 3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度は、中期経営計画「持続成長プラン2025」の3年目となります。目標とする経営指標として連結における売上高並びに営業利益を掲げました。これらの目標に対する当連結会計年度の実績は下表のとおりの結果となりました。 (単位:百万円) 連結 経営目標   実績 売上高   43,000   45,984 営業利益   2,200   2,683 ※2024年11月26日に目標値を変更いたしました。 連結売上高は目標に対し106.9%の達成となりました。また、連結営業利益におきましては、目標に対し122.0%の達成となりました。 2022年11月に公表いたしました中期経営計画「持続成長プラン2025」におきましては、目標とする経営指標として連結における売上高、営業利益に加え、それらを実現するために必要不可欠となる従業員数を掲げております。

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開示資料

出典

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