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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

KeyHolder

KeyHolder,Inc.4712 · Standard · サービス業

芸能プロダクションから映像制作、広告、物流まで手がけるエンタメ総合企業。

概要

株式会社KeyHolderは、1967年に輸入ゲーム機の設置業として創業した持株会社である。連結子会社17社を擁し、総合エンターテインメント(タレントマネジメント・ゲームアプリ)、映像制作(テレビ番組・映画)、広告代理店(デジタル広告)、物流(運送・倉庫)の4セグメントで事業を展開する。2025年12月期の売上収益は356億円、営業利益16億円。従業員数は1,053人。本社は東京都渋谷区。

総合エンターテインメント、映像、広告、物流の4本柱

当社グループは、総合エンターテインメント事業、映像制作事業、広告代理店事業、物流事業の4セグメントで構成される。総合エンターテインメント事業では、乃木坂46やSKE48などのアイドルグループを含む166名のアーティストをマネジメントし、同時に恋愛シミュレーションゲーム「乃木恋」「ひなこい」「サクコイ」などのゲームアプリを運営する。映像制作事業では、テレビ番組14本のレギュラー制作や映画製作・配給事業「KeyHolder Pictures」を手掛ける。広告代理店事業では、セブンネットショッピングなどのクライアント向けにSNS動画広告やアフィリエイト広告を提供する。物流事業では、全国各地に物流ネットワークを展開し、アミューズメント機器や一般貨物の運送・保管を行う。

売上高356億円に成長した収益構造

当社の売上収益は、2013年3月期の200億円から2025年12月期には356億円へと拡大した。2025年12月期のセグメント別売上は、総合エンターテインメント事業が145億円(前年比1.2%増)、映像制作事業が64億円(同4.3%減)であり、全体の営業利益は16億円(同43.9%減)となった。営業利益減少の主因は、前期に計上した負ののれん発生益25億円の剥落である。一方、総合エンターテインメント事業のセグメント利益は18億円と前期比207%増加し、特にゲームアプリ事業のV字回復が寄与した。広告代理店事業と物流事業の個別数値は非開示だが、グループ全体として安定した収益基盤を形成している。

M&Aによる事業ポートフォリオの変遷

当社は2011年にJトラストの子会社となった後、アドアーズの全株式を売却してアミューズメント事業から撤退し、純粋持株会社へと転換した。その後、積極的なM&Aにより事業領域を拡大し、現在の4セグメント体制を構築した。近年は、芸能プロダクションや映像制作会社、ゲームアプリ開発会社などをグループ化している。2025年12月期には、ステーキハウス運営の株式会社Red Listと、俳優玉木宏らが所属する株式会社アオイコーポレーションを子会社化した。今後は、新たなIPコンテンツの創出や不採算事業の整理を通じて、さらなる収益体質の強化を目指している。

業界の中での役割は芸能プロダクション・映像制作・広告・物流を担うエンターテインメント総合企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
356億円
営業利益
16億円
営業利益率
4.5%
純利益
9億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2018/3
事業売上構成比利益利益率
総合エンターテインメント事業105億円54.1%
不動産事業73億円37.6%
商業施設建築事業14億円7.2%
店舗サブリース事業2億円1.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01総合エンターテインメント主力

タレント・アイドル等の芸能プロダクション運営、イベント企画運営、ゲームアプリ事業などを展開。

主な製品・サービス2
芸能プロダクション
タレントの発掘・育成・マネジメント業務。
ゲームアプリ
モバイル向けゲームアプリの企画・開発・運営。

02映像制作準主力

テレビ番組、映画、CM、Web動画などの映像コンテンツの企画・制作、制作スタッフの養成・派遣。

主な製品・サービス1
映像コンテンツ制作
テレビ・映画・CMなどの映像作品の企画・制作。

03広告代理店準主力

タレント・アーティストのキャスティング、デジタル広告、プロモーション企画、インターネット広告事業を展開。

主な製品・サービス2
キャスティング
CM・イベント出演者としてタレントを起用する際の手配・交渉。
インターネット広告
Web広告の企画・運用、メディア運営。

04物流副次

全国各地に物流ネットワークを展開し、アミューズメント機器や一般貨物の運送、保管・倉庫事業。

主な製品・サービス2
運送サービス
一般貨物やアミューズメント機器の輸送。
倉庫保管
貨物の一時保管・倉庫管理。

製品と技術

アイドルグループと恋愛シミュレーションゲーム

総合エンターテインメント事業の主要な製品は、アイドルグループのマネジメントとスマートフォン向けゲームアプリである。所属アーティストは166名に上り、乃木坂46、SKE48、Novelbrightなどが含まれる。ゲームアプリでは、乃木坂46公式の「乃木恋」、日向坂46公式の「ひなこい」、櫻坂46公式の「サクコイ」を展開しており、これらはアイドルとの恋愛疑似体験を提供するシミュレーションゲームである。これらのアプリはリリースから10年を迎えるものもあり、安定的な収益源となっている。また、新たなオーディションの開催やイベント企画を通じて、IPコンテンツの強化を図っている。

テレビ番組制作から映画配給まで

映像制作事業では、株式会社UNITED PRODUCTIONSやTOKYO ROCK STUDIOなどが中心となり、テレビ番組、ミュージックビデオ、映画の制作を手掛ける。現在14本のレギュラーバラエティ番組を制作しており、その企画力が評価されている。また、映画分野では製作委員会への出資に加え、配給事業「KeyHolder Pictures」を立ち上げ、自社配給にも乗り出している。さらに、映像編集を行うポスプロ事業や、機材レンタル・デジタイズ事業も展開し、制作から配給までの一貫した体制を構築している。海外案件の進捗もあり、事業領域は拡大傾向にある。

デジタル広告とSNSプロモーション

広告代理店事業は、株式会社FA Projectと株式会社allfuzが中核を担う。FA Projectのデジタル広告部門では、男性用脱毛サロンやフィットネスジム、ゴルフレッスンスクールなどのクライアント向けに、YouTube、TikTok、Instagram等のSNSプラットフォーム用動画広告を制作する。また、アフィリエイト広告を戦略的に展開し、店舗運営系やEC商材を扱う企業からの受注を増やしている。allfuzでは、セブンネットショッピングなどの大手クライアント向けに広告代理業務を提供する。当期は営業人員を倍増し、取扱件数を拡大した。

全国物流ネットワークとアミューズメント機器倉庫

物流事業では、全国各地に展開する物流ネットワークを活用し、運送事業と倉庫事業を営む。主な取扱品目はアミューズメント機器と一般貨物であり、ゲーム機の設置・運営で培ったノウハウを物流に応用している。既存取引先に加え、新規取引先の開拓を強化しており、安定した収益を確保している。また、グループ内の事業間連携により、イベント機材の輸送や倉庫管理など、シナジーを発揮している。物流事業はキャッシュフロー安定化に寄与しており、グループ全体の収益基盤の一部を形成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

IT人材サービス拡大中、成長性と収益性のバランスが課題

同社はIT人材サービスを中心に事業展開しており、売上高は約350億円と成長途上にある。近年は売上が約20%増と急成長しているが、直近の営業利益率は4%台と低下している。同業他社と比較すると、ジンジブやJSHは人材派遣中心で、同社はIT分野に強みを持つ。成長性は高いが、収益性改善が課題。特に、売上拡大に伴うコスト増や競争激化が利益率を圧迫している。しかし、IT人材需要は今後も増加が見込まれ、同社は成長市場で存在感を高めている。収益性改善と成長の両立が今後の焦点。

強み

  • 売上高が直近で約20%増と急成長し、市場の拡大を捉えている。
  • IT人材サービスに特化し、デジタル化需要を取り込んでいる。
  • 売上高350億円超で、業界内での存在感が増している。
  • IT人材不足を背景に、サービス需要は今後も増加が見込まれる。

課題

  • 営業利益率が4%台まで低下し、成長に伴うコスト増加が利益を圧迫している。
  • 人材サービス市場での競争が激しく、価格競争に巻き込まれるリスクがある。
  • IT人材の確保競争が激しく、採用コスト増や質の確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がKeyHolder

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16540船場163億円13.4倍
26061ユニバーサル園芸社163億円20.1倍
39553マイクロアド162億円21.5倍
49248人・夢・技術グループ161億円6.2倍
52410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
64712KeyHolder156億円14.2倍
74433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス155億円32.9倍
89701東京會舘149億円14.3倍
94286CLホールディングス148億円14.0倍
109249日本エコシステム146億円31.6倍
119272ブティックス146億円22.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

創業から3社合併によるアドアーズ設立まで(1967-2000)

1967年12月、輸入娯楽機器の設置営業を目的として、株式会社シグマ(資本金50万円、東京都世田谷区)を設立した。1998年11月、日本証券協会に株式を店頭登録し、資本市場へのアクセスを獲得した。2000年2月、アルゼ株式会社(現ユニバーサルエンターテインメント)の資本参加によりアルゼグループの一員となり、同年10月には株式会社テクニカルマネージメント、株式会社環デザインと合併して社名をアドアーズ株式会社に変更した。この合併により、ゲーム機設置に加えて店舗デザインや運営管理の機能を内部化し、総合アミューズメント企業としての基盤を確立した。

ジャスダック上場からJトラストとの提携まで(2004-2010)

2004年12月、アドアーズは日本証券協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。同時にGF投資ファンド投資事業有限責任組合が筆頭株主となり、アルゼグループからの独立を果たした。2009年5月には株式会社ネクストジャパンホールディングス(現Jトラスト)との資本・業務提携を実施し、2010年3月には第三者割当による自己株式の処分により同社が第2位の株主となった。これらの動きは、Jトラストによる経営権取得への布石であり、アドアーズの資本構成は大きく変化した。

Jトラスト傘下での事業整理と持株会社転換(2011)

2011年6月、アドアーズは第三者割当増資によりJトラストに新株式を割り当て、同社が筆頭株主となった。同時に、株式交換によりJトラストの子会社であったキーノート株式会社及び株式会社ブレイクを100%子会社化した。さらに株式会社日本介護福祉グループの全株式を取得したが、その後これらを売却した。同年中には、不動産事業と管理部門以外の全事業を吸収分割により新会社に承継し、その株式を売却。商号を株式会社KeyHolderに変更し、純粋持株会社へと転換した。この再編により、アミューズメント事業から撤退し、グループ経営に特化する現在の姿となった。

持株会社化後のM&Aと4セグメント体制の確立

持株会社化後、KeyHolderはM&Aを積極的に活用して事業領域を拡大した。総合エンターテインメント分野では、芸能プロダクションやゲームアプリ開発会社をグループ化し、映像制作分野では制作会社やポスプロ企業を傘下に収めた。広告代理店分野ではデジタル広告会社を、物流分野では運送・倉庫会社をそれぞれ取得し、現在の4セグメント体制を構築した。特に近年は、ステーキハウス運営会社や新たな芸能プロダクションの子会社化により、事業ポートフォリオを拡充している。この成長戦略により、売上高は持株会社化当初から大幅に増加した。

年表8件を開く

1960年代

  • 1967年12月創業輸入娯楽機器を中心としたゲーム機設置営業を目的として、株式会社シグマ(資本金50万円、東京都世田谷区)を設立

1990年代

  • 1998年11月日本証券業協会に株式を店頭登録

2000年代

  • 2000年2月アルゼ株式会社(現株式会社ユニバーサルエンターテインメント)の資本参加によりアルゼグループの一員となる。
  • 2000年10月M&A当社及び株式会社テクニカルマネージメント、株式会社環デザインの3社が合併し、社名をアドアーズ株式会社に変更
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 GF投資ファンド投資事業有限責任組合が当社の筆頭株主となる。
  • 2009年5月株式会社ネクストジャパンホールディングス(現Jトラスト株式会社)との資本・業務提携を実施

2010年代

  • 2010年3月第三者割当による株式会社ネクストジャパンホールディングス(現Jトラスト株式会社)への自己株式の処分を実施、同社が当社第2位の株主となる。
  • 2011年6月商号変更第三者割当増資により15,000千株の新規株式を発行し、割当先の株式会社ネクストジャパンホールディングス(現Jトラスト株式会社)が筆頭株主となる。Jトラスト株式会社が「緊密な者」であるGF投資ファンド投資事業有限責任組合が所有している議決権と併せると当社の議決権の過半数を所有すること、また支配力基準により当社の親会社に該当となる。株式交換によりJトラスト株式会社の子会社であったキーノート株式会社及び株式会社ブレイクが100%子会社となる。株式会社日本介護福祉グループの全株式を取得し、100%子会社とする。株式会社日本介護福祉グループの全株式を売却 株式会社ブレイクの全株式を売却 当社の不動産事業(不動産アセット部門)、店舗サブリース事業及び管理部門以外のすべての事業を吸収分割の方式により承継させるため、当社100%子会社としてアドアーズ分割準備株式会社を設立 吸収分割に伴い、承継会社である「アドアーズ分割準備株式会社」の商号を「アドアーズ株式会社」に変更、併せて分割会社である当社の商号を「アドアーズ株式会社」から「株式会社KeyHolder」へ変更 アドアーズ株式会社の全株式を売却 ラ

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益次期(2026年12月期)まで36,000百万円
  • 営業利益次期(2026年12月期)まで1,600百万円
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益次期(2026年12月期)まで1,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新たなIPコンテンツの創出

    ライブ・エンターテインメント部門ではアーティストの増強やオーディション開催、映像制作事業では映画の配給・制作強化、デジタルコンテンツではゲームアプリの運営強化により、新たなIPコンテンツを継続的に創出する。

  2. 02

    キャッシュポジションの有効活用

    積極的なM&Aや成長投資にキャッシュを有効活用し、事業領域と規模の拡大を図る。

  3. 03

    不採算事業の整理による収益体質強化

    不採算事業を整理し、収益体質を強化することで持続的な成長を目指す。

  4. 04

    資本コストと株価を意識した経営の実現

    PBR1倍割れの解消、高ROEの維持、継続的成長投資を推進し、東京証券取引所の要請に応える。

  5. 05

    コンテンツの国際化・海外進出

    映像制作事業で海外企業との資本業務提携を通じ、日本のIPを海外へ展開し、国際共同制作やキャスティングでのシナジー創出を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,053人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、9期前と比べて+0.2%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は8.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月281
2018年3月87
2019年12月60241.010.0512
2019年3月55341.012.0145
2020年12月62240.09.0579
2021年12月54040.09.0571
2022年12月55042.011.0535
2023年12月56841.012.0528
2024年12月59840.09.01,010277
2025年12月60440.08.01,053152

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社他 — 千葉市美浜区他203億円
物流事業
本社他 — 渋谷区他2,618百万円
その他事業
店舗他 — 茨城県高萩市大字安良川他768百万円
その他事業
SKE48劇場他 — 名古屋市 中区他459百万円
総合エンターテインメント事業
本社他 — 渋谷区他376百万円
映像制作事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は356億円営業利益16億円前期と比べると増収減益で、売上が+14.5%、利益が-42.9%。

売上高
+14.5%
356億円
営業利益
-42.9%
16億円
純利益
-64.0%
9億円
営業利益率
4.5%
前期比 -4.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高360億円356億円
営業利益16億円16億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥11¥11

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は176億円、営業利益は10億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.8%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q701217.110
2023年2Q7245.62
2023年3Q7345.54
2023年4Q605
2024年1Q6945.83
2024年2Q7322.72
2024年4Q1692213.020
2025年2Q16863.63
2025年4Q188105.36
2026年2Q176105.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は200億円から356億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.5%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月20042
2014年3月230129
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年3月23465
2016年3月2245−12
2017年3月22472
2018年3月84012
2019年3月106−2−2
2019年12月50−5−8
2020年12月1071013
2021年12月16875
2022年12月2212219
2023年12月2751921
2024年12月31128269.025
2025年12月35616114.59

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高356億円のうち、営業利益として残るのは16億円4.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.3%293億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%57億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.5%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
4.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.9pt
3.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが32億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは35億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は51億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−10−271118
2014年3月24−10−31428
2015年3月31−319038
2016年3月14−3−61143
2017年3月15−116453
2018年3月202034097
2019年3月−17−4122−5861
2019年12月1−184−1748
2020年12月17−300−1334
2021年12月71−5836
2022年12月1615−223145
2023年12月117−121851
2024年12月23−396−1641
2025年12月323−243551

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は548億円。このうち返さなくてよい自己資本が226億円で、自己資本比率は41.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月20710210549.1
2014年3月2061109653.2
2015年3月24011412647.7
2016年3月2129611645.3
2017年3月2189712144.3
2018年3月1651085765.2
2019年3月1941058953.9
2019年12月25611114543.6
2020年12月28914014948.4
2021年12月27716810960.5
2022年12月2641848069.6
2023年12月2722007273.3
2024年12月54321932340.4
2025年12月54822632141.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
84億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
321億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中148位あたり、逆に低いのはROE534社中455位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥825で、1年前と比べて+12.8%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥825+0.2%1ヶ月+11.6%1年+12.8%時価総額156億円
過去52週の値幅
安値¥700高値¥849

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)15.5倍
PBR11.39倍
配当利回り1.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月2日の730円から8月14日には788円へと、1ヶ月で7.21%上昇した。25日移動平均線(744.48円)を5.8%上回り、52週高値849円に約7%と接近。出来高は8月10日に25700株と増加し、その後も高水準で推移しており、買い意欲が持続している。RSIは81.82と買われすぎの水準に達しており、短期的な過熱感は否めないが、上昇トレンドは強く、押し目買いが入りやすい展開となっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは17.3倍と業界平均の23.09倍を下回るものの、PBRは10.88倍と同平均3.31倍を大幅に上回り、バリュエーションは割高。ROEは3.9%と低く、収益性が資本コストを下回る。配当利回りは1.4%と業界平均の2.31%を下回り、株主還元も見劣り。直近の2025/12期は利益が減少しており、業績の悪化傾向が懸念。予想PERは14.8倍と改善見込みだが、現状の評価は高すぎる。割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍23.4倍
PER (予想)15.5倍
PBR11.39倍3.51倍
ROE3.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は堅調に増加するが、2025年12月期の営業利益率が4.49%と前年の9%から大幅に低下し、純利益も9億円と半減した。強気派は増収基調を評価し、将来の利益率回復を期待する。一方、弱気派は利益率悪化の原因を懸念し、コスト増や低採算案件の影響が続く可能性を指摘する。市場はPBR10.71倍と高く評価しているが、ROE3.9%と収益性が伴っていない点も論点。

プラスに働く材料7
  • 増収基調継続

    売上高は221億→356億円と3年で約6割増加。

  • 利益率回復期待

    2025年の利益率低下は一時的要因とみる向きもある。

  • 高PBR評価

    市場は成長期待を織り込みPBR10.71倍。

  • 2025/12期売上高356億円と14.5%増収決算発表後影響

    売上高は前期311億円から356億円へ45億円増加。大幅増収が続く。

  • 予想PER14.6倍と実績17.0倍から改善決算発表後影響

    株価776円、実績PER17.02倍に対し予想14.6倍。利益回復が織り込まれ始めた。

  • 売上高の伸び率が13.1%から14.5%へ加速通年影響

    2024/12期は前年比13.1%増、2025/12期は同14.5%増。成長トレンドが継続。

  • 外国人持ち株比率0.51%は買い増し余地不定影響

    外国人保有は0.51%と極めて低く、海外資金の流入が起これば需給が引き締まる。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の急低下

    営業利益率が9%から4.49%へ半減。

  • ROE低水準

    ROE3.9%は資本効率の悪さを示す。

  • 株価割高懸念

    PBR10倍超は利益成長が伴わないと割高。

  • 営業利益は28億円から16億円へ43%減益決算発表後影響

    営業利益は前期28億円、今期16億円。売上高は増加するが、収益性が急低下している。

  • 純利益は25億円から9億円へ64%減益通年影響

    純利益は前期25億円から今期9億円に減少。一株利益の大幅減でPERは17.02倍まで上昇。

  • 営業利益率は9.0%から4.49%へ半減2025年下期影響

    営業利益率は前期9%から今期4.49%へ4.51pt低下。原価や販管費の増加が収益を圧迫。

  • PBR10.71倍と高評価、配当利回り1.42%継続影響

    株価純資産倍率10.71倍は割高水準。配当利回り1.42%と魅力が乏しく、評価修正のリスク。

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益率が急変動しており、事業の採算性を測る重要指標。
売上高成長率
増収が続くかど税、成長性の持続を確認。
受注残高
将来の売上高を占う先行指標。
ROE
資本効率の改善が株主価値に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり11で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.33%。

年間配当
¥11
1株あたり
配当利回り
1.33%
いまの株価に対して
配当性向
29.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1084.7
2018年3月100.012.8
2019年12月100.0
2019年3月100.0
2020年12月100.0362.3
2021年12月100.014.8
2022年12月100.0
2023年12月20100.0131.8
2024年12月10−50.0
2025年12月100.029.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥11

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,905人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.5%を占め、残る54.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他53.254.652.348.150.151.8
事業法人42.041.641.746.846.945.5
証券会社3.32.83.72.41.82.2
自己株式0.10.10.72.60.80.8
外国法人1.00.52.21.60.40.4
外国人個人0.10.10.10.00.10.1
金融機関0.40.30.01.00.80.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Jトラスト株式会社29.82
02秋元 康7.59
03株式会社表参道キャピタル7.23
04株式会社SMEJ Plus2.59
05森田 篤1.99
06株式会社フォースリー1.58
07赤塚 善洋1.57
08株式会社第一興商1.55
09髙澤 真1.38
10野村證券株式会社1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-21
    Jトラスト株式会社
    新規の大量保有報告
    37.77%
  • 2026-08-04
    Jトラスト株式会社
    新規の大量保有報告
    37.77%
  • 2026-06-17
    Jトラスト株式会社
    変更報告
    29.78%
  • 2026-06-16
    Jトラスト株式会社
    新規の大量保有報告
    29.78%
  • 2026-05-12
    Jトラスト株式会社
    新規の大量保有報告
    29.78%
    -0.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3250%、1株純資産は14期で+1546%。直近期のROEは3.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1731.660.386.2
2014年3月7798.921.736.5
2015年3月3824.139.380.3
2016年3月−969−11.8
2017年3月2692.283.484.7
2018年3月97712.213.312.8
2019年3月−175−1.5
2019年12月−55722−7.8
2020年12月7983010.311.2362.3
2021年12月278863.025.314.8
2022年12月10097610.77.2
2023年12月1131,08011.07.2131.8
2024年12月1331,16511.95.3
2025年12月461,2013.915.529.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額104百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大出悠史代表取締役社長44
森田篤取締役副社長48378,000
北川謙二取締役副社長47
藤澤信義取締役会長56120,000
金谷晃取締役562,000
鷲尾誠取締役6616,000
飯森義英常勤監査役69
栗岡利明監査役756,000
杉野光信監査役704,000
黒田一紀71
平岡英雄監査役70

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3777726
社外取締役316165
監査役211116

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容671字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社17社(株式会社allfuz、株式会社ノース・リバー、株式会社FA Project、株式会社ゼスト、株式会社UNITED PRODUCTIONS、株式会社トポスエンタープライズ、株式会社Red List、株式会社アオイコーポレーション、その他連結子会社9社)、持分法適用会社4社により構成され、各部門における主な事業の内容と当社及び関係会社の当該事業における位置付けは以下のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称   当社及び連結子会社の当該事業における位置付け 総合エンターテインメント事業   タレント及びアイドル等の芸能プロダクション運営・管理 イベントの企画・運営及びイベントスペース等の運営・管理 ゲームアプリ事業など 映像制作事業   各種映像コンテンツの企画・制作 映像制作スタッフの養成及び派遣など 広告代理店事業   タレント・アーティスト等のキャスティング デジタル広告及びプロモーションの企画・開発 インターネット広告事業及びインターネットメディア事業など 物流事業   全国各地に物流ネットワークを展開する運送事業 アミューズメント機器・一般貨物の保管・倉庫事業 当社の企業集団につきまして図示しますと、次のとおりであります。 (注)なお、関係各社との取引条件につきましては、一般取引先と同様の条件にて取引を行っております。
経営方針・対処すべき課題5,091字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、総合エンターテインメント事業、映像制作事業、広告代理店事業、物流事業を展開するKeyHolderグループを形成し、「世の中の常識にとらわれない独創性と誠実さを通じて幸せで豊かな未来をつくります」というグループ企業理念のもと、グループ間の連携とシナジーを発揮し、グループ全体として発展していくことを通じて社会への貢献を目指してまいります。 また、当社は上場企業として、コンプライアンス(法令遵守)・内部統制の徹底は当然のこと、地域に密着した事業グループとして地域社会への貢献活動などの社会的責任も重視し、継続的な企業価値の向上を図ってまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの次期連結業績の見通しとして、売上収益36,000百万円、営業利益1,600百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益1,000百万円と計画しており、目標の達成に向けた経営を行っております。 (3) 経営戦略及び対処すべき課題 当社グループでは、積極的なM&Aの実施により現在の総合エンターテインメント系企業グループとして成長してまいりましたが、今後を見据えた課題といたしましては、“新たなIPコンテンツの創出”“キャッシュポジションの有効活用”“不採算事業の整理による収益体質の強化”などを掲げており、それぞれへの注力により、持続的な事業領域及び規模の拡大を図ってまいります。 また、東京証券取引所による“資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた体制への取り組み”につきましても、当社における課題として認識しており、“PBR1倍割れの解消”や“高ROEの水準維持”並びに“継続的成長投資”を推進することにより、国内外の動向に対しては最大限の配慮をしつつ、企業としての社会的責任を全うするべく、機動的に必要かつ十分な対策を行いながら積極的な事業活動を展開してまいります。 〔総合エンターテインメント事業〕 ライブ・エンターテインメント部門につきましては、2026年1月1日時点の所属アーティストは総勢166名(所属或いは関連するアーティストの人数)、グループでは13組(グループ数は音楽活動をメインとしているアーティストを1組としてカウント)が在籍していることに加え、bijouxが計画しているオーディションの開催などを通じて、引き続き俳優、アーティストなどのコンテンツを順次強化してまいります。 2026年12月期第1四半期における大型イベント等につきましては、乃木坂46が、1月14日に5thアルバムの「My respect」をリリースいたしました。17日、18日には6期生として初めてのアリーナ公演となる「乃木坂スター誕生!SIX LIVE」を成功させましたほか、2月20日、21日には直近にリリースされたシングル表題曲のカップリング曲をセットリストにした「Coupling Collection 2022-2025」を、続く22日、23日には5thアルバム「My respect」の発売を記念した「5th ALBUM MEMORIAL LIVE『My respect』」を開催いたしました。SKE48につきましては、年明け早々の1月2日から12日までの期間でSKE48初となる衣装展「SKE48 衣装展 17年変わらぬ熱衣」を開催し、同衣装展を記念した東海道新幹線とのコラボイベント「SKE48 新幹線 全力走行 -いこーぜ!!!衣装展-」も開催いたしました。この企画では、運行中の新幹線車両の一部を貸し切り、その通路をランウェイに見立てて、メンバーがファッションショーを実施いたしました。また、3月3日には「SKE48 ミミフィーユ 2nd ライブ『君を見ていたい』」を開催したほか、3月18日には36thシングル「サンダルだぜ」をリリースいたしました。さらに現在、SKE48の第14期生オーディションを実施中であり、年明けから精力的な活動を展開しております。Novelbrightにつきましては、ヴォーカル竹中雄大のソロ活動プロジェクトである、カバーアルバム「DIVA」を1月14日に発売し、リリースを記念した「『DIVA』Release Tour2026」は5都市5公演全てがSOLD OUTし、2月4日の福岡公演を皮切りにスタートしております。4月以降では、22都市30公演を開催予定の「Novelbright HALL & ARENA TOUR 2026」を実施いたします。そのほか、各地方都市の音楽フェスやNHK「うたコン」などの番組出演を通して、各種メディアとの取り組みも引き続き強化してまいります。 俳優やタレント等につきましては、玉木宏が主演を務めるフジテレビドラマ「プロフェッショナル 保険調査員 天音蓮」が1月8日から放送を開始しているほか、渡辺邦斗はTBS赤坂ACTシアターで公演されている舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」で2025年7月からの4年目新キャストとしてドラコ・マルフォイを演じています。このほかにも、若月佑美、生駒里奈、小栗有以、鈴木絢音、古畑奈和、江籠裕奈、高畑結希、秋好美桜、山本かりん、土井レミイ杏利などそれぞれ活動の充実が図られており、引き続き活躍する場の拡大に努め、オーディションなどを含む新規コンテンツの発掘と開発にも注力してまいります。 デジタル・コンテンツ部門につきましては、運営する既存ゲームアプリにおける運営強化や選択と集中による収益力の改善に努めることにより、引き続き実績の積み上げに努めてまいります。 〔映像制作事業〕 現在の主流であるバラエティ番組では、自社の企画・制作力を活かして獲得したレギュラー番組14件の制作に携わっており、その実績が放送各局でも評価されていることから、一部レギュラー番組の放送枠が拡大したほか、映画製作でも様々な案件に携わることで、着実に実績を積み上げております。 このような中、配給事業が順調なスタートを切っており、配給案件の第1弾として、八ヶ岳を舞台に山小屋を営む人々の姿を記録したヒューマンドキュメンタリー映画「小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版」を1月9日から全国公開しておりますが、好評につき上映館数を拡大し興行収入は当初の目標を大幅に上回る成績を収めております。また、卒業ソングの金字塔とも言われている、いきものがかりの楽曲「YELL」から着想を得て誕生した映画「キリコのタクト~YELL~」が2026年内の全国公開を予定するなど、今後も発表を控えている案件がありますので、引き続き案件の取得に努めてまいります。 さらに、株式会社UNITED PRODUCTIONS(以下「UP」という。)では海外進出を視野に様々なロビー活動を積極的に行っており、昨年公表いたしました、世界中のクライアント向けに実写撮影に関するロケーション情報ネットワークサービスを提供するコミュニティ“PSN”への参画に続き、400以上の日本国内のエンタメIPを取り扱うライセンスエージェントとして、ロサンゼルスを中心に現地チーム・クリエイティブ・リーガルを備え、“日本のIPを海外へつなぐプレイヤー”として活動しているAIM Entertainment Inc.(本社:米国ロサンゼルス、代表:三橋紘之氏、以下「AIM」(※)という。)との間で、資本業務提携を締結しております。本提携は、UPが長期的な成長戦略として掲げる「コンテンツの国際化・海外進出」の実現に向けた、初のグローバルパートナーシップであり、同社の持つハリウッドとのダイレクトなコネクションを武器に、キャスティングや国際共同制作などの領域で多角的なシナジーを創出し、世界を熱狂させる日本発のコンテンツ発信と、映像制作における海外展開を強力に推進するものであります。 ※AIM Entertainment Inc. AIMは、日本が世界に誇るIPコンテンツであるアニメ、映画、音楽、アート、ライブイベントなどが世界中のエンタメファンから支持を集め続けているのにもかかわらず、複雑な権利処理、購入者側の情報ギャップ、現地市場での交渉における実際的な課題などにより、国際展開が制約されることの問題解決を目的に設立されており、日本の400件を超える知的財産のライセンス及び権利管理会社として、日本の知的財産保有者と国際的なパートナーとの架け橋として機能しています。 〔広告代理店事業〕 デジタル広告部門につきましては、YouTubeをはじめ、TikTokやInstagramなどのSNSプラットフォームに対して、インターネット広告事業及びインターネットメディア事業を引き続き展開してまいります。今後の新たな分野にも裾野を拡げることを目的とした人員体制の増強は完了し、さらなる売上・販路拡大を図っております。直近におきましても、既存の広告案件のほか、店舗運営型の美容系企業やスクール事業を展開されている企業などの新分野での案件を取得しており、足もとでもクライアント数は5社増加しており、順調に推移しております。 広告代理店部門につきましては、セブン‐イレブン・ジャパンを中心に優良案件を獲得していくことに加え、所属或いは関係するアーティストなどの広告案件を含めた各種活動を引き続きサポートしてまいります。また、既存のグループ内コンテンツを活用した各種イベントの企画・提案・運営を行っており、商業施設におけるライブ開催や、SNSとの連動企画等を通して、様々な企業との取り組みを展開してまいります。 今後につきましても、SNSプラットフォーム向けの広告に強い若い世代を中心とした制作チームを有するデジタル広告部門と、クライアントと芸能事務所との強いパイプを有する広告代理店部門とのグループ間の強みを生かした積極的な営業戦略に努めてまいります。 〔物流事業〕 株式会社トポスエンタープライズにおいて商品・商材を全国に運搬する運送事業、全国のパチンコホールが保有するアミューズメント機器や一般貨物を預かる保管・倉庫事業を展開しております。 運送事業では、千葉、埼玉、大阪の主要3拠点を中心に展開しておりますが、国内各地の配送会社との強固なパートナーシップにより、全国への配送を可能とする流通ルートを有しております。倉庫事業では、精密機器として1台あたりの価格もさることながら、不正防止・防犯の観点からも厳格な取り扱いが求められるパチンコホール向けのアミューズメント機器を中心に15万台以上の保管能力を有し、“24時間365日監視”“運送車両へのGPS搭載”“専用パレットによる入出庫管理”などの独自の最先端管理システムによって、「利便性」「品質管理」「安全性」の3つの価値を提供することで、安定的な事業展開を図ってまいります。 〔その他事業〕 不動産賃貸事業につきましては、引き続き安定した運用を行ってまいります。また、卸売事業や人工温泉施設としてのホテル事業に加え、コンビニエンスストアの運営を行っております。 さらに、東京六本木に店舗を構えるステーキハウス「Empire Steak House Roppongi」の飲食事業につきましては、仕入れ食材の価格変動はあるものの、新メニューの開発及びグループシナジーを活かしたSNS向け販促の積極的な推進などにより、集客力の強化に努めてまいります。 なお、当社グループは、多様なIP・コンテンツの保持並びに各種企画の制作及び興行などを展開し、メディアを通じて情報発信を行う事業組織として、昨今のコンプライアンスや内部統制体制に関する問題等を踏まえ、情報を発信する立場としての責任を改めて認識するとともに、必要に応じて適宜適切な行動・対応に努めてまいります。 また、足元の経済動向につきましては、物価高に伴う賃上げ率の上昇が継続的な負担となるような国内市況と、国際的な問題として米国による通商政策によって、様々な国や地域、業界を通じて個人消費に影響を及ぼす可能性があることから、当社グループにおける各事業セグメントにおきましては、それぞれの業界動向に注視しつつ、市況を見据えた事業運営に努めてまいります。
事業等のリスク13,668字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開、経営成績などに関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。また、当社グループとしては必ずしも事業上のリスクと考えていない事項についても、投資家の投資判断、あるいは当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家への積極的な情報開示の観点から記載しております。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力を行なう所存であります。 当該リスクが顕在化する可能性の程度につきましては、以下に記載した対応を行うことにより、合理的に予見している限りにおいて、低いものと考えられることから、顕在化の時期等も含めて具体的な言及は行っておりません。 なお、文中における将来に関する事項は、当有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 A.総合エンターテインメント事業について (ライブ・エンターテインメント部門) ア 興行場法などの規制に関する影響について 当社グループの運営する劇場等の施設運営は「興行場法」及び関連法令による規制を受けております。その内容は、興行場の営業者は、施設を各都道府県などの条例で定める構造設備基準及び衛生管理基準に適合させることが義務付けられており、施設の構造・換気、照明、防湿及び清潔その他入場者の衛生に必要な措置を講ずる必要があるほか、同法に基づく所轄保健所長などの許可が必要となっております。当社グループは、同法及び関連法令の規制を遵守しつつ運営を行っておりますが、新たな法令の制定、同法及び関連法令の規制内容の変更などがなされた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ ライブ・イベントの企画、制作業務に関する業界の慣行について ライブやイベントの制作は、企画、制作、運営及び管理など各工程によって構成されております。企画を立案し関係者との打合せを経て、制作から本番となる運営工程に進みますが、制作及び運営工程(開催期間中含む)において、ライブ・イベントの主催者からの追加発注や仕様変更の要請があるなど、直前に実施内容の変更などが行われることがあります。このように当初の基本計画からの内容変更などにより、予算金額からの変動が生じる場合があります。 また、イベント主催者側の広告費の削減や広告代理店の変更などにより、ライブ・イベント自体の受注がなくなることもあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (タレント・アイドル等) ア アーティスト及びタレントについて 当社グループは、コンテンツホルダーとして保有するアーティストやタレントなどの権利を様々な事業へ活用しているほか、他社が保有するアーティストやタレントなどをクライアントへ紹介、仲介するキャスティング業務を行っておりますが、当社グループ所属のアーティストやタレントは勿論のこと、他の芸能事務所に所属するアーティストやタレントに関しても、当社グループがマネージメント業務を行う場合は基本的に「専属契約」を締結しております。 当社グループでは、長期的なマネージメントを行うことを前提としておりますが、アーティストやタレントとの専属契約が更新に至らなかった場合や取引先との契約違反等によるトラブルが発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ アーティスト及びタレントビジネスについて 当社グループで行うプロダクション事業は、基本的に人気の上昇や低迷のほか、ヒット商品の有無により、その影響を受け易いビジネスモデルです。消費者の趣味、嗜好、流行などのニーズの多様化が進む中で、市場環境の変化も相まって、必ずしもヒットコンテンツが生み出される訳ではないため、消費者ニーズの変化などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、継続的にコンテンツを創出するべく様々な企画・提案を行うなど、新人アーティストやタレントの発掘、育成、マネージメントの体制を構築しておりますが、長期あるいは多額の投資をしても、当該本人の怪我や不祥事等による引退・活動休止等が発生する可能性や、当社及びコンテンツホルダーの事業戦略上の都合により、出演や活動を抑制した場合のほか、取引先との間で既に締結した契約を解除される可能性もあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 著作権等の知的財産について 当社グループで行うプロダクション事業は、アーティストの楽曲などに紐づく著作権や当該本人等の肖像権のほか、契約等によって取り決めのある各種知的財産権の権利物を扱っております。こうした権利物を扱う場合には、権利関係の事前調査や顧問弁護士等への相談を徹底し、第三者の知的財産権等の権利侵害が発生しないように努めておりますが、第三者の権利を侵害してしまう可能性や、第三者から意図せずに著作権を侵害される可能性があります。 このような場合、損害賠償等に係る訴訟に発展する可能性もあり、当社グループの業績及び社会的信頼に影響を及ぼす可能性があります。 エ コンサートなどのイベント及び出演作品による業績について 当社グループで行うプロダクション事業の主な収入源は、所属アーティストによるライブ・コンサートや各種イベントの実施によるチケット収入、楽曲CD及びDVDや公式グッズの販売による収入のほか、テレビ番組、ドラマ、映画、ラジオ、CMなどへの出演料によって構成されております。 コンサート等の実施は、会場の空き状況や実施時期、規模や出演者などによって観客動員数が変動するため、チケット収入等については、その影響を受け易くなります。また、販売されたCDやDVD、グッズなどは、発売直後の短期間には収入が集中する傾向にありますが、引き続き同様の売上が続くとは限りません。そのほか、各種メディアへの出演に関しても、当社グループの意思に反して、各種メディアの都合によって出演契約の取り止めがあった場合や放送などの延期、中止などがあった場合など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 オ ソーシャルメディアポリシーについて 当社グループは、「X(旧Twitter)」「Facebook」「Instagram」等の、所謂ソーシャルネットワーキングサービス(以下「SNS」という。)を通じて、当社グループと関わり合うあらゆるステークホルダーと適切に情報共有を行い、マーケティングコミュニケーションを促進し、事業活動の活性化を目的として、SNSを活用しております。また、所属するアーティストやタレントについても、SNSのほか、「YouTube」や「TikTok」などの所謂動画共有プラットフォームを活用して、その活動及び各個人の私的活動においても、ファンとの交流やコミュニケーション等の一環として、SNSの利用を推進しております。 このような中、当社グループでは、ファンやお客さまを始めとする社会からの信頼を、事業基盤としていることを踏まえ、職務上はもちろん、会社を離れた私的活動においても、この信頼を傷つけないよう、SNSに情報発信をすることによる、当社グループならびに個々人の責任と影響を十分に認識したうえで、情報発信や対応を行うために、SNSの取り扱いに関するガイドラインを作成し、所属するアーティストやタレント、従業員への社内啓蒙を行っております。 しかしながらSNS上では、発信した情報や当社の情報等が、本来の趣旨とは異なる形や受け取り方次第でネガティブな情報として拡散する可能性があり、その場合当社グループの業績及び社会的信頼に影響を及ぼす可能性があります。 (デジタルコンテンツ) ア インターネット・モバイルコンテンツ関連市場の動向 当社グループでは、多種多様な分野でのインターネットサービスが日々生み出されている中、スマートフォンやモバイル端末等の高性能端末の定着に伴って、今後も関連市場においては持続的な成長を続けていくものと予想しております。しかしながらこれらに伴って、当社グループが提供するサービスに関連した市場に大手企業などによる新規参入が相次いだ場合、シェアの急変や新たなビジネスモデルの登場等による市場の構造変化が起こることで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ インターネット関連の技術革新について 当社グループでは、インターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、インターネット関連分野は新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われており、非常に変化の激しい業界となっております。そのため、当社グループではエンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備のほか、特にスマートフォンなどのモバイルコンテンツに関する技術・知見・ノウハウの取得に注力しておりますが、エンジニアの人材確保ができない、または人材育成が図れない等により新技術に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。また、新技術に対応するためのシステム開発費、人件費などの多大な支出が必要となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 他社との競合について 当社グループでは、IPコンテンツを利用したモバイルコンテンツゲームアプリを展開し、特色あるサービスの提供や最適なユーザビリティを追求したサービスの構築のほか、カスタマーサポートの充実等に取り組み、競争力の向上を図っております。しかしながら、当社グループと類似のサービスを提供している企業や新規参入による競争が激化することにより、ユーザーの嗜好の移り変わりが激しく、何らかの要因によりユーザーニーズの的確な把握ができない場合や、ニーズに対応するコンテンツの提供ができない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 エ システムに関するリスクについて 当社グループの事業は、スマートフォン等のモバイル端末やPC等のコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに全面的に依存しており、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)等によって通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業及び業績に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 また、トラフィックの急激な過負担等によって当社グループ又は通信ネットワークのコンピュータシステムが動作不能な状態に陥った場合、あるいは、ハードウエアやプログラム、ソフトウエア等に不良箇所があった場合、正常にコンテンツ提供が行われない可能性があります。 さらに、当社グループのコンピュータシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータウイルスの感染やハッカーの侵入等によるシステム障害、不正アクセス等による情報漏洩等が生じた場合、当社グループの業績及び社会的信頼に影響を及ぼす可能性があります。 オ モバイル端末のOS提供者及びプラットフォーム提供者に関して 当社グループは、AndroidやiOSといったOS(オペレーティングシステム)を搭載したスマートフォンなどのモバイル端末向けのデジタルコンテンツを、Google Inc.及びApple Inc.が提供しているプラットフォームを用いて展開しております。当該OS及びプラットフォームに関する事故等によってサービスが提供できなくなった場合、当該OS及びプラットフォーム上でサービスを提供する際に提供事業者より課される条件・ルール等の大幅な変更により従来どおりのサービスが提供できなくなった場合又は当該条件・ルール等の変更に対応するために多大な支出が必要となった場合には、当社グループの事業運営及び業績に影響を与える可能性があります。 B.映像制作事業について (映像制作) ア テレビ広告収入への依存による影響について 当社グループが運営する映像制作事業の収入源は、主に地上波放送事業及びBS放送事業を展開する在京キー局の番組制作費から支出されるもので構成されております。在京キー局の売上高の大半は、広告収入で構成されておりますが、広告の出稿金額及びサイクルは、広告主である企業の業績やその背景となる国内景気の影響を受け易く、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ メディアの多様化による影響について 放送事業においては近年、情報技術革新とデジタル化の波を受け、多くの家庭で高速通信回線の普及が進み、ケーブルテレビやインターネットを通じた映像視聴環境が整ってきたほか、高機能のスマートフォンなどのモバイル端末が定着し、通信機能を通じた動画配信など、映像コンテンツへの接触機会は、ますます拡大しております。こうしたメディアの多様化により、若年層を中心にテレビ放送の視聴時間が減少傾向にあるなど、テレビ放送の媒体価値が低下することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、この点、当社グループにおいては、昨今若年層を中心に拡大が顕著であるインターネットを通じたメディアプラットフォームへの映像コンテンツの供給を確立すべく、事業体制の構築を図っておりますが、当該プラットフォームを提供している企業の約半数は外資系企業が担っていることから、当該国の政治・経済状況の変化又は法律の改正などの様々な国内外の情勢の変化によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 放送法などの規制に関する影響について 当社グループが運営する映像制作事業は、在京キー局複数社と取引を行っておりますが、取引先である在京キー局においては、放送事業を行うにあたって放送法・電波法などの法令による規制を受けております。また、在京キー局は認定放送持株会社制を採用されておりますが、認定放送持株会社は、総務大臣の認定を受けることが必要であります。当該認定を受けるためには、認定放送持株会社の資産に関する基準など、放送法で定める要件に適合する必要があり、これらの要件を満たさない場合、総務大臣から免許や認定の取り消しを受けるリスクがあり、また、新たな法令の制定、同法及び関連法令の規制内容の変更などがなされた場合、在京キー局の業績や動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (人材派遣) ア 労働者派遣法 当社グループで展開している人材派遣事業は、国内においては「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)に基づき、労働者派遣事業として厚生労働大臣の許可を受けて行っている事業であります。労働者派遣法は、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣事業を行う者が、派遣元事業主としての欠格事由に該当し法令に違反した場合には、事業許可の取り消し又は事業停止等を命ぜられる可能性があります。 当社グループでは、法令はもとより、社内諸規程の制定やガバナンス体制の構築、内部統制やグループ監査による体制を整備し、徹底した社内啓蒙に努めることで、法令違反等の防止に努めております。しかしながら、今後何らかの理由により当社グループ及び役職員による法令違反が発覚した場合等、事業許可の取り消し又は事業停止等の処分により、当該事業活動ができなくなる可能性があり、その場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ 取引先との関係 人材派遣事業は取引先の要望に応じて、最適な人材を派遣する必要がありますが、当社グループでは主に、民放各局で放送されている番組やドラマ、映画の製作等、所謂映像制作スタッフ(アシスタントディレクター、ディレクター、プロデューサー、監督等)の人材を有しており、取引先との労働者派遣契約に基づいて人材派遣を行っております。現時点におきましては、各取引先とは良好な関係を構築し、継続的な取引関係を有しておりますが、放送局(派遣先)や番組制作会社(派遣先)においては、映像制作のクライアントからの追加発注や仕様変更の要請があるなど、直前に実施内容の変更などが行われることがあります。このように、当初の制作計画からの内容変更などにより、予算金額の変動が生じる場合や、クライアント側の広告費の削減や制作会社の変更などにより、派遣自体が不要になるなどの影響を受ける可能性があり、労働者派遣契約の内容の見直しや派遣の停止等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 この点、当社グループでは映像制作会社自体を有する企業グループとして、リソースの有効活用ができる体制を整備しており、且つ、映像制作スタッフの教育・育成を行うなど競合他社との差別化を図っており、取引先や放送局の情勢に左右されない組織体制により、収益体質の最適化を図っております。 C.広告代理店事業について ア 景気動向・市場環境の変動によるリスクについて 当社グループが運営する広告代理店事業の収入源は、主に広告主である国内企業からの支出によるもので構成されております。国内企業の広告費の支出は、広告主である企業の業績やその背景となる国内景気の影響を受け易く、広告支出を増減させる広告主があった場合などには、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ 広告媒体の構造変化によるリスクについて 当社グループは、様々なメディアを活用した広告事業を展開しており、いわゆるマス4媒体広告と言われる新聞・雑誌・ラジオ・テレビのほか、近年ではインターネット広告が、このマス4媒体を超える規模になってきておりますが、インターネットを活用した広告媒体は、新たな広告手法として、様々な媒体との親和性、相乗効果が高まるものと考えられ、当社グループとして、YouTube等のSNSを媒体としたインターネットを活用した広告事業を展開しております。しかしながら、当社グループを取り巻く環境は常に変化しており、急速な技術革新による様々な構造変化が起きております。このような状況のもと、当社グループで適切な対応ができない場合や新技術に対応するための新たな支出などが発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 広告主との取引慣行について 当社グループは、国内企業における広告主との間で、広告主からの要望にブランディングから、広告制作、メディアプランニング(バイイング)、マーケティング、イベントなどの各専門分野において様々な価値を見出すことで、継続的な取引関係を有しております。しかしながら、広告主の業績や市場動向などによって、広告計画の変更やそれに伴う広告費の削減に加え、取引関係の合理化など、取引関係による合意内容にかかわらず、広告主の都合によって変更が生じる可能性があります。当然、広告主との契約においては、最大限のリスク回避のための措置を講じておりますが、その水準が今後も保証されているものではなく、また、不測の事態が発生した場合など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 エ 広告会社との競合について 当社グループが運営している広告代理店事業においては、様々なメディアに対するノウハウを有する広告会社が様々な手法によって広告展開を行っております。大手広告代理店を中心とした競争に加え、海外広告代理店の日本市場への参入など、市場環境は常に変化しております。 当社グループでは、当社グループ独自のノウハウや各取引先の協力によって、専門的な広告手法を得意としており、市場内における他社との差別化を図っておりますが、同様の広告手法を行う新規参入企業の台頭や、市場のさらなる競争の激化などに晒された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 オ インターネット広告について 当社グループでは、「イ」で触れたとおり、マス4媒体への広告展開のほか、インターネット広告といわれる「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「アフィリエイト広告」「動画広告」「SNS広告」などを駆使したインターネット広告事業及びインターネットメディア事業を展開しております。マス広告と異なり、表示回数やクリック数でカウントされる成果報酬型の広告出稿が多く、広告効果を最適化することで、リーチ率が高いことがインターネット広告の魅力とされています。 しかしながら、近年、広告の表示回数やクリック数を不正に水増しする「アドフラウド(広告詐欺)」をはじめとして、違法サイト等に広告が掲載、配信されてしまうことで、違法な業者へ広告費が流出する事例や、広告主のブランド価値が毀損されたりすることで発生する「ブランドセーフティ」に関する懸念、また、配信された広告が、「ユーザーが見られる状態にあるかどうか」を示す「ビューアビリティ」といった課題意識が注目を集めております。当社グループでは、このような問題、課題に対して、特に上記のような懸念のあるサイト等への広告が掲載されることのないように、広告主、広告関連事業者と課題意識を持って取り組んでおりますが、急速な技術革新による様々な構造変化等によって、当社グループで適切な対応ができない場合や新技術に対応するための新たな支出などが発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 カ 広告メディア(媒体)との関係について 当社グループの広告代理店事業は、マスメディア各社が運営するメディア(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ及びインターネット)や各種SNS媒体、インターネット広告掲載事業者等の広告協力によって、支えられております。当社グループが利用するメディア各社とは強い協力関係を構築しておりますが、メディア各社の広告ニーズなどの変化や業績及び市場動向によっては、継続的な取引が保証されているものではないため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 D.物流事業 ア 2024年問題による人材不足 2024年4月以降、トラックドライバーの時間外労働時間に関する上限が設けられる新たな働き方改革関連法案の施行により、運営会社は今まで以上に従業員の労働時間を厳密に管理し、上限を超えないように配慮しなければならなくなりました。物流業界においては、所謂「2024年問題」と言われ、少子高齢化などによる労働力不足が全産業でも深刻化している中、現状と同程度の物流需要に応えるには、追加でドライバーを確保するか、あるいは輸送効率を上げるなどの新たな取り組みが必要な事業環境となっております。 当社グループにおける物流事業では、「9休制」「各種手当の拡充」「5Sの徹底による作業のルール化及び簡略化」などの施策により、魅力的な労働環境を実現することで、不足した分の労働時間を担う新たな人員の獲得や、トラック1台あたりの輸送効率を向上させるなど、この課題への取り組みを強化しております。 しかしながら、労働力不足がさらに深刻化するなどの事業環境の著しい変化への対応の遅れや、人材の流出により事業環境が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 イ 価格転嫁に関するリスク 近年、物流業界においては、例えば原油や天然ガスなどのエネルギー価格の上昇を要因とした燃料費高騰などが、経営環境に直接的に影響しております。それに加え、「2024年問題」などによる労働環境の改善のための人件費増や、その他市場動向による物価高騰によるコスト増によって経営状況を圧迫しており、増加したコストを商品やサービスの価格に転嫁せざるを得ない状況となっております。 当社グループでは、企業の価格設定力や商圏内の競争環境、供給と需要のバランス、価格転嫁の適切なタイミングなどの多くの要素を慎重に検討し、取引先への事前の了承などの丁寧な対応を行うことで、コスト増加を転嫁できる体制を構築し実践しております。 しかしながら、価格競争が激しい物流業界全体にあって、価格転嫁が消費者の離脱を招き、売り上げ減少に繋がる可能性もあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 運搬等における事故の発生リスク 国交省がまとめている事業用自動車(バス、タクシー、トラック)における交通事故発生件数は近年では減少傾向にあり、令和5年(令和7年3月報告分)における全国の交通事故認知件数の7.7%(警察庁:交通統計より)となっております。他方、この7.7%のうち、実に60%(昨年統計より2%減少)を占めるのがトラックによる事故です。原因とされているのが、長距離移動を伴う長時間の運転行為のほか、人手不足によるドライバーの高齢化、一般的に運転が難しくなると言われている夜間走行が多くなることに加え、そもそも車体サイズによるものなど、事故が発生し易い状態であると言われております。事故の発生は、単なる車両の物損だけに留まらず、人命に係る問題の発生や、運搬中商品の破損を伴う場合もあり、損害賠償の発生や信頼の失墜などによって、二次的、三次的な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは「輸送計画の点検」「ドライバーの健康状況(点呼)のチェック」「休憩・睡眠確保を徹底させる」「ドライバー間の連携」「全車の車内外にドライブレコーダ―を装備することによる危険運転の抑止」などの体制強化を図り、定期的な「安全教育」も実践し、事故が発生しないように体制を整えているほか、事故が発生してしまった際のマニュアルなども作成し、被害を極力低減できるように努めております。 しかしながら、交通事故につきましては、当事者が注意していても相手方があることが多く、完全に防ぐことができない事象であるため、事故の発生の内容如何によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 エ セキュリティリスク 当社グループにおける物流事業においては、顧客から資産を預かる倉庫事業も展開しており、物理的な倉庫に対するセキュリティの導入のほか、倉庫管理のためのITシステムも導入しております。 (物理的なセキュリティ) 倉庫事業における課題には、外部からの侵入などによる物品の盗難の発生、過剰積載や管理環境の不徹底による損傷、在庫情報などへの不正アクセスが考えられます。また、自然災害や火災といった不測の事態も、倉庫にとって大きなリスクとなり得ます。当社グループでは、倉庫への入退室管理システムの整備、24時間365日の監視体制が可能な防犯カメラの設置、適切な防火設備の配備のほか、定期的な監査や教育を通して、管理体制のチェックや見直しを徹底し、リスクの低減に努めております。 (情報管理セキュリティ) 物流情報の管理においては、顧客情報、輸送ルートやスケジュール、倉庫の在庫情報などの機密データを有しており、これらの情報が外部に漏れることは、企業の信頼を大きく損ない、顧客からの信頼を失うことになります。情報管理には、外部からの不正アクセスに対するセキュリティに加え、従業員による故意または過失による情報漏洩も、企業の競争力低下や顧客満足度の低下を招く危険性があり、物流情報システムのセキュリティ強化と従業員の教育が必要です。当社グループでは、情報管理セキュリティ対策の一環としてPマークの取得や独自の倉庫管理システムを導入することによって、外部・内部を含めた管理体制を強化し、「利便性」「品質管理」「安全性」の3つの視点から対策を行い、価値提供を行っております。 しかしながら、物理的なセキュリティ及び情報管理セキュリティにおいても、急速な技術革新や高度化が進んでいることを背景に、悪意のあるアクセス(侵入)が発生してしまった場合や、新たな脅威に対する対応の遅れがあった場合などには、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 E.新規事業について ア 特定の取引先・協力先との関係 当社グループの新規事業においては、その事業安定の早期化や確実性の向上、協業によるシナジー創出による独自性の確立のため、特定の取引先とのリレーションを軸にして、その事業を推進するものがあります。こうした関係においては、単純な収益メリットのみならず、双方の事業メリットを図るWin-Winとなることを前提としたスキームを構築するよう努めるほか、相手方の経営方針の変更などのリスクを保全した契約を締結するよう努めております。 F.その他のリスク ア のれんの減損リスクについて 当社グループは、連結財政状態計算書について国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)を適用しております。IFRSについては、日本において一般に公正妥当と認められる会計基準とは異なり、のれんの定額償却は不要となりますが、一方、のれんの対象会社における経営成績悪化等により減損の兆候が生じ、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理が必要となる可能性があります。また、日本基準ではのれんの償却が規則的に行われるため、時の経過に伴いのれんの残高は減少し減損リスクも小さくなりますが、IFRSではのれんの償却が行われないため、減損リスクは将来にわたり残り続けることになることから、減損処理を行った際の損益に与える影響は大きなものとなる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 イ 金利変動リスク 当社グループの銀行などからの借入金につきましては、変動金利の借入金も含まれております。今後の金融情勢次第ではありますが、金利の上昇変動によって支払利息の負担が上昇した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ウ 人材の育成及び確保について 当社グループが強みとしているエンターテインメント運営ノウハウを活かすためには、全社員が当社グループ理念を共有するだけでなく、顧客満足度の追求や効率的な運営手法に対する深い理解を身につける必要があります。そのため、新入社員及び中途採用社員への教育・研修制度の充実、従来の年功序列型賃金体系の見直しや昇給昇格などの制度の見直しを図るほか、女性に向けた勤務体系やキャリアパスなど、優秀な人材の確保・育成に尽力しております。 しかしながらサービス業界全体を通して見ても、企業間の人材獲得競争は激しさを増しており、当社グループにとって重要な人材を十分に確保できない場合、当社グループの業務運営に支障が生じる可能性があります。 エ 感染症等に関するリスク 季節性を含めた感染症による影響については、国民生活及び国内外経済においては市場環境の規制や制限等にあって、収束時期や感染拡大の懸念については不透明感の強い状況に陥ることがあるため、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、このような状況下においても企業としての社会的責任を全うするべく、従業員及び顧客企業の安心・安全と働き方の多様性を認めた上での心身における健康確保及び感染拡大防止の観点を重視しながら、事業を継続させるべく様々な対策を講じることとしております。一例として、所謂テレワークを推奨するべく「在宅勤務規程」を定めて、自主勤務管理によるスーパーフレックス制度の推進を始め、オフピーク通勤やリモートによるWeb会議、Web営業の実施など、考え得る対策に取り組みながら、職場環境の体制を構築しております。 しかしながら、感染症を取り巻く状況は常に変化しており、それに併せて国内外の社会経済活動への影響が世界経済を下振れさせるリスクがあり、また、金融資本市場の変動等の影響によって、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 オ 社会情勢による影響について 当社グループは、一般消費者を対象とした事業運営を展開しておりますが、顧客層の広がりから国内の景況感や消費者心理と、市場の活況との間には相応の相関を有する状況にあります。消費税の増税はもとより、所得税率の引上げや社会保険料の負担増による個人消費への抑制心理が働いた場合、また、国内市場における景気後退に伴う需要の縮小は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 カ 大規模災害等の発生について 大規模な災害の発生により、当社グループの保有する店舗や施設等への物理的な損害、役職員への人的被害又は顧客への被害があった場合や、災害に起因する社会的要請等があった場合には、事業所等の一時閉鎖又は営業継続が難しい状況に陥る可能性があります。 当社グループではBCP(事業継続計画:Business Continuity Plan)に基づく災害対策本部の設置や緊急連絡体制の訓練を実施するなど、社員啓蒙を含めて迅速かつ円滑に対処ができる体制を強化しておりますが、想定を大きく超える災害等が発生した場合、当社グループの業務運営に支障が生じる可能性があります。 また、直接的な被災地でなかった場合においても、想定を大幅に超える派生的な影響を地域或いは国内全体が受ける場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,339字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以 下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策等による影響が一部にみられるものの、各種政策の効果が雇用・所得環境の緩やかな改善を支えることが期待されております。しかしながら、引き続き全世界的な情勢への不安感や不透明感に加え、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れによる個人消費に及ぼす影響リスクがみられる中で、金融資本市場の変動、供給面での制約等にも十分注意する必要があり、先行きは予断を許さない状況であります。 当社グループにおける、各事業を取り巻く環境も日々変化しており、一般消費動向の影響を受け易い事業も一部あるものの、状況に応じて機動的に必要かつ十分な対策を行うこととしております。 総合エンターテインメント事業では、アイドルグループやバンドなどの所属アーティストによる大型イベントやライブの開催に加え、そのほかのタレントにつきましても、ドラマや各種番組への出演等、積極的な活動を展開いたしました。 映像制作事業につきましては、既存のテレビ番組の安定的な制作のほか、海外案件の進捗並びに配給事業の開始などの事業活動を展開いたしました。 広告代理店事業につきましては、既存の広告代理案件の進捗のほか、SNSプラットフォーム向けのデジタル広告案件を着実に積み上げることで、売上強化に努めました。 物流事業につきましては、運送及びアミューズメント機器を中心とした一般貨物の保管・倉庫事業を展開し、既存取引先のほか、新規取引先との取り組みを強化いたしました。 このほか、5月1日に東京六本木にてステーキハウス「Empire Steak House Roppongi」を運営する株式会社Red List(以下「RL」という。)の全株式を取得したほか、8月1日には俳優の玉木宏や渡辺邦斗らが所属する芸能プロダクション事業を営む株式会社アオイコーポレーション(以下「AOI」という。)の全株式を取得して子会社化しております。 以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上収益35,630百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益1,573百万円(同43.9%減)、税引前利益1,058百万円(同59.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益857百万円(同65.7%減)となりました。なお、営業利益以降の対前期比につきましては、前期に株式会社トポスエンタープライズ(以下「TPO」という。)のグループインに伴う会計処理により、負ののれん発生益2,551百万円を計上していたことが主要因となります。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 <セグメント別概況> 〔総合エンターテインメント事業〕 (ライブ・エンターテインメント部門) 同部門につきましては、AOI、株式会社ゼスト、株式会社ノース・リバー、株式会社A.M.Entertainment、bijoux株式会社(同社は、2026年1月1日付けで株式会社FA Project(以下「FAP」という。)と合併し、マネジメントレーベル「bijoux」として、事業継続しております。)がアーティストや俳優、タレント、スポーツ選手などのマネジメントを行っております。そのほかのアーティストやタレントの活動においては、玉木宏、渡辺邦斗、糸瀬七葉、若月佑美、生駒里奈、小栗有以、鈴木絢音、古畑奈和、江籠裕奈、高畑結希、秋好美桜、山本かりん、土井レミイ杏利などが、ドラマや映画、テレビ番組への出演のほか、各種イベント、企業とのタイアップ企画、写真集の出版など、様々な方面で活躍しております。 このほか、ハイヤーなどを中心とした一般乗用旅客自動車運送事業などを展開する株式会社エーカンパニーにおいて、従来の国内外アーティストや著名人向けの送迎サービスに加え、新たに公立小中学校や自治体向けの送迎サービスを開始しており、車両の増車やドライバーの拡充など、事業規模の拡大と強化に努めております。 (デジタル・コンテンツ部門) 同部門につきましては、主に株式会社10ANTZ(以下「TA」という。)が、アイドルとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションゲームアプリの企画・開発・運営を行っております。2026年4月にはリリースから10周年を迎える乃木坂46公式の「乃木恋」や、日向坂46公式の「ひなこい」、櫻坂46公式の「サクコイ」など、所謂坂道グループの公式ゲームアプリ等を展開しております。なお、ユーザー満足度を追求したイベント施策の多様化に応える一方で費用の見直しなども積極的に遂行したことで、同部門の営業利益では、対前期比並びに対計画比でも大幅なプラスとなりました。 以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益14,550百万円(同1.2%増)、セグメント利益1,808百万円(同207.1%増)となりました。なお、セグメント利益につきましては、前期におけるTAの大幅な損失計上からのV字回復が大きく貢献しております。 〔映像制作事業〕 同事業につきましては、株式会社UNITED PRODUCTIONS、TOKYO ROCK STUDIO株式会社、株式会社macaroniが、人気バラエティ番組やグループ内所属アーティストのMVの制作、ドラマ制作などを行う映像制作事業や映像編集作業を行うポスプロ事業に加え、映画製作及び製作委員会への出資のほか、配給事業を行う「KeyHolder Pictures」を立ち上げるなど、映画分野における取り組みを強化しております。また、株式会社TechCarryでは、機材レンタル事業やデジタイズ事業を展開しており、着実に実績を積み上げております。制作スタッフの派遣事業につきましては、派遣先である映像制作会社の状況を踏まえた人材の安定雇用を創出しており、引き続き堅実に実績を積み上げております。 以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益6,445百万円(同4.3%減)、セグメント利益94百万円(同38.5%減)となりました。なお、セグメント利益につきましては、現在進行しております海外案件のほか、新たに立ち上げた配給事業などにおける先行費用等の計上が利益の押し下げ要因となっております。 〔広告代理店事業〕 FAPが展開するデジタル広告部門では、男性用脱毛サロンやフィットネスジム、ゴルフレッスンスクール等のクライアント向けにYouTubeやTikTok、Instagram等のSNSプラットフォーム用動画広告を制作するほか、アフィリエイト広告等の戦略的な広告展開を図っております。当期は、営業力強化を目的に人員数を従来の倍に増員した体制強化に努めたことで、店舗運営系やEC商材を取扱う企業など取扱い件数が増加いたしました。 株式会社allfuzにて展開する広告代理店部門につきましては、特に株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが展開しているセブンネットショッピングにおいて様々な取り組みを実施しております。 以上の結果、広告代理店事業の業績は、売上収益6,547百万円(同17.3%減)、セグメント損失25百万円(前期はセグメント利益174百万円)となりました。なお、セグメント利益につきましては、デジタル広告部門においてクライアントの広告出稿のボリュームが縮小している影響を引き続き受けているほか、体制強化に伴う管理費の増加に加え、既存の広告代理店部門においても、取り扱う各種広告案件における費用が見直しされていることに加え、利益率が悪化していることに起因しております。 〔物流事業〕 同事業につきましては、TPOが、千葉、埼玉、大阪の3拠点を中心に全国への配送を行う運送事業及びアミューズメント機器を中心とした一般貨物の保管・倉庫事業を展開しており、既存の取引先を筆頭に、安定的な稼働により実績を積み上げております。 以上の結果、物流事業の業績は、売上収益5,605百万円(前期は売上収益1,290百万円)、セグメント利益421百万円(前期はセグメント利益2,689百万円)となりました。なお、セグメント利益につきましては、前期に負ののれん発生益2,551百万円を計上していたことが影響しております。 〔その他事業〕 同事業につきましては、当社の不動産賃貸事業並びに、TPOがアミューズメント向け景品や食料品関連を取り扱う卸売事業、宿泊施設の運営(1店舗:人工温泉施設)及びコンビニエンスストアの運営(2店舗:ミニストップ)を含んでおります。また、当期にグループインしたRLの飲食事業も含んでおります。 以上の結果、その他事業の業績は、売上収益2,480百万円(前期は売上収益758百万円)、セグメント利益114百万円(前期はセグメント利益90百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ986百万円増加し5,096百万円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、3,178百万円の資金の増加(同35.3%増)となりました。これは主として税引前利益、減価償却費及び償却費の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、251百万円の資金の増加(前期は3,904百万円の資金の減少)となりました。これは主として定期預金の預入、有形固定資産の取得及び連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出により資金が減少した一方で、利息及び配当金の受取、被担保債権の回収による収入により資金が増加したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,444百万円の資金の減少(前期は582百万円の資金の増加)となりました。これは主として長期借入れによる収入により資金が増加した一方で、利息及び配当金の支払、長期借入金の返済、リース負債の返済による支出により資金が減少したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.商品等仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 総合エンターテインメント事業   1,117,106   71.5 その他事業   1,614,501   342.1 合計   2,731,607   134.2 (注)金額は仕入価格によっております。 c.受注実績 該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 総合エンターテインメント事業   14,550,401   101.2 映像制作事業   6,445,439   95.7 広告代理店事業   6,547,948   82.7 物流事業   5,605,568   434.5 その他事業   2,480,992   326.9 合計   35,630,349   114.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりで あります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日   至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日   至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社クリア   5,727,603   18.4   5,054,201   14.2 株式会社プロスパーグラフ   3,949,278   12.7   3,837,159   10.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第 28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により国際財 務報告基準(以下「IFRS会計基準」という。)に準拠して作成しております。 当社グループでは、連結財務諸表の作成にあたって、決算日における様々な事項に関し、見積り及び仮定の設定を 行い判断しなければなりません。そのため、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、 見積りや判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能 性があります。 以下の事項について、連結財務諸表に与える重要性が高いと判断しております。 のれん及び無形資産の減損 のれん及び無形資産については、事業環境や将来の業績見通しの悪化、事業戦略の変化、リスク調整後割引率の変 動等、減損の判定が必要となる兆候が発生した場合に減損の判定を行っております。のれんについては、減損の兆候 の有無にかかわらず回収可能額を毎年同じ時期に見積っております。のれん及び無形資産を含む報告単位の将来キャ ッシュ・フローや使用価値等を評価し、その価値等が報告単位の帳簿価額を下回っていると判断される場合には、そ の下回る額について減損損失として計上することになります。 減損兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化に より、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。 当連結会計年度における減損の検討を行った結果、のれん及び無形資産の減損損失を認識することはありませんで した。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 当連結会計年度における売上収益は、前期10月にグループインした株式会社トポスエンタープライズ(以下「TPO」という。)が当期は通期で寄与したことにより増収となりました。 各事業セグメントにおける売上収益は次のとおりであります。 総合エンターテインメント事業につきましては、14,550百万円(前期の売上収益は14,383百万円)となりました。乃木坂関連のグッズ販売等が好調であったことや、アイドルグループやバンドなどの所属アーティストによる大型イベントやライブの開催に加え、そのほかのタレントについても、ドラマや各種番組への出演等、積極的な活動を展開したことにより増収となりました。 映像制作事業につきましては、売上収益6,445百万円(前期の売上収益は6,738百万円)となりました。既存のテレビ番組制作の安定的な稼働があったものの、放送局による大型番組編成による影響があり、減収となりました。 広告代理店事業につきましては、売上収益6,547百万円(前期の売上収益は7,919百万円)となりました。インターネット広告事業及びインターネットメディア事業のデジタル広告部門の売上において、クライアントの広告費用の見直しなどの影響が想定以上に大きく、減収となりました。 物流事業につきましては、売上収益5,605百万円(前期の売上収益は1,290百万円)となりました。前期にグループインしたTPOが、当期は通期で売上収益に寄与したことにより増収となりました。 売上原価につきましては、29,299百万円(前期の売上原価は25,962百万円)となりました。総合エンターテインメント事業におきまして、売上収益が増加したことに伴い、売上原価も増加したものの、株式会社10ANTZ(以下「TA」という。)においてコスト削減を徹底したことにより、売上総利益が増益となりました。映像制作事業におきましては、売上収益は減少したものの、業務委託等の減少により売上原価も減少し、売上総利益は堅調に推移いたしました。広告代理店事業におきましては、売上収益の減少に伴い、売上原価も減少したものの、広告案件の契約金額の減少等に伴う利益率の悪化により売上総利益は減少いたしました。物流事業につきましては、通期でTPOの売上収益が計上されたことが大きく、売上総利益は増益となりました。 以上の結果、売上総利益につきましては、6,330百万円(前期の売上総利益は5,128百万円)となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、前期にグループインしたTPOの影響により大幅に増加したことに加え、その他の収益において、前期にTPO取得に伴う負ののれん発生益2,551百万円を計上したことにより、営業利益の減少に大きく影響いたしました。 また、その他の費用において、前期にTA及び他のグループ会社で減損損失847百万円を計上していたため減少となったものの、当期に再生債権関連の費用を計上したことにより、その他の費用が232百万円となりました。 以上の結果、営業利益につきましては、1,573百万円(前期は営業利益2,805百万円)となりました。 金融収益につきましては、前期と同様の受取利息等が計上され、43百万円(前期の金融収益は21百万円)となりました。 金融費用につきましては、TPOのIFRS第16号に伴う支払利息が409百万円計上されたことにより、558百万円(前期の金融費用は197百万円)となりました。 以上の結果、税引前利益につきましては、1,058百万円(前期は税引前利益2,629百万円)となりました。 法人所得税費用につきましては、グループ通算制度対象の子会社の影響により、税務上の繰越欠損金等に対する税効果会計に基づく繰延税金資産の取崩しがあった一方で、当期において繰延税金資産を追加で計上するグループ会社があったことにより、法人所得税費用は59百万円となりました。 以上の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、857百万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期利益2,500百万円)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」をご参照ください。 ④ 当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べて556百万円増の54,830百万円となりました。これは主として有形固定資産が減少した一方で、現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、持分法で会計処理している投資が増加したことによるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて255百万円減の32,079百万円となりました。これは主として営業債務及びその他の債務、契約負債が増加した一方で、その他の金融負債が減少したことによるものであります。 資本につきましては、前連結会計年度末に比べて811百万円増の22,750百万円となりました。これは主として利益剰余金が配当金の支払いにより減少した一方で、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により増加したことによるものであります。その結果、親会社所有者帰属持分比率は41.2%(前連結会計年度末は40.4%)となりました。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要のうち主なものは、M&Aに伴う株式取得や事業譲受に係る支出であります。 また、営業費用の主なものは、総合エンターテインメント事業及び映像制作事業の制作費及び人件費の支出であります。 当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローの他に別途必要に応じて財務活動による資金調達を基本としております。 なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は期初に連結業績の計画を作成し、目標達成に向けた経営を行っております。 当連結会計年度の達成状況は、売上収益につきましては、計画比630百万円増加の35,630百万円(計画比+1.8%)となりました。これは主に広告代理店事業のデジタル広告部門において、クライアントの広告出稿のボリュームが縮小している影響を引き続き受けており計画比574百万円の減少、物流事業では、新規開設した倉庫の安定稼働に時間を要したことやパチンコホール向けのアミューズメント機器の保管台数の減少などにより計画比339百万円の減少、映像制作事業では、制作スタッフの派遣事業が好調であったことや既存のレギュラー番組制作が安定稼働しておりますが、機材レンタル事業及びデジタイズ事業が計画を下回り、また、期初計画に見込んでいた海外案件が当期実施に至らず計画比154百万円の減少となった一方で、総合エンターテインメント事業では、主に乃木坂46関連事業において期初計画には含まれていなかった主要メンバーの卒業公演などに伴うグッズ販売が好調であったことや期初計画には含まれていなかった2025年8月にグループインした芸能プロダクション事業を営む株式会社アオイコーポレーションの売上が加わったことにより計画比1,475百万円の増加、その他事業においては、期初計画には含まれていなかった2025年5月にグループインした東京六本木に店舗を構えるステーキハウスを運営する株式会社Red List(以下「RL」という。)の売上が加わったことにより計画比223百万円の増加となりました。 営業利益につきましては、計画比73百万円増加の1,573百万円(計画比+4.9%)となりました。これは主に映像制作事業において、売上の計画比減少に加え、海外案件及び新規事業における先行費用の計上による影響があり計画比128百万円の減少、広告代理店事業のデジタル広告部門において、売上の計画比減少に加え、営業力強化を目的に人材の確保に努め、体制強化によるコストが増加したことにより計画比87百万円の減少となった一方で、物流事業においては、取引先との取引価格の交渉や効率化を目的とした車両配置や台数の見直し、また、人員配置の見直しによる人件費の削減など徹底したコストの削減に努めたことに加え、政府補助金収入や再生債権の回収などによる保証債務の戻入などの特殊要因もあり計画比225百万円の増加、総合エンターテインメント事業においては、株式会社ノース・リバー(以下「NR」という。)及び乃木坂46合同会社が関わる事業では、持分法投資利益が計画比減少したもののNRのグッズ販売の売上増加で補い、また、ゲームアプリの企画・運営・開発を行う株式会社10ANTZ(以下「TA」という。)において、ユーザー満足度を追求したイベント施策の実施に加え、徹底したコスト削減に努めたことにより計画比139百万円の増加、その他事業において、株式会社トポスエンタープライズ(以下「TPO」という。)が運営している人工温泉施設の宿泊者数が増加したことや投資不動産の安定した運用に加え、期初計画には含まれていなかったRLの利益も加わったことにより計画比39百万円の増加となりました。ホールディングスにおける販売費及び一般管理費につきましては、主に前期においてスポンサー支援の一環として貸付けた債権に対し全額貸倒引当金を計上し、当該債権の回収を見込んでおりましたが回収には至らず貸倒引当金の戻入を実現できなかったことなどにより計画比122百万円の増加となりました。 金融収益及び金融費用につきましては、TPOのリース負債に係る支払利息を409百万円計上し期初計画との差異が大きく、法人所得税費用につきましては、計画比91百万円の減少となりました。非支配持分につきましては、主にTAの当期利益が計画比289百万円増加したことにより計画比148百万円の増加となりました。 親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、TPOのリース負債に係る支払利息の計上が大きく影響し計画比442百万円減少の857百万円(計画比△34.0%)となりました。

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開示資料

出典

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