本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

セプテーニ・ホールディングス

SEPTENI HOLDINGS CO.,LTD.4293 · Standard · サービス業

デジタル広告運用を軸に、ダイレクトレスポンスやデータ活用まで含めたマーケティング支援をワンストップで提供する持株会社。

概要

セプテーニ・ホールディングスは、東京都新宿区に本社を置く持株会社である。2025年12月期の連結収益は303億円、従業員数は1674人。デジタル広告販売・運用を中核とするマーケティング・コミュニケーション事業、オフラインとデジタルを統合したダイレクトビジネス事業、データ活用ソリューションを提供するデータ・ソリューション事業の3セグメントで構成される。2022年1月に株式会社電通グループが親会社となり、グループの一員として統合マーケティング支援を展開する。

3つの事業セグメントで構成される収益構造

セプテーニ・ホールディングスの事業は、2025年12月期より3セグメントに再編された。マーケティング・コミュニケーション事業は連結収益215億円(全体の71%)、ダイレクトビジネス事業は64億円(21%)、データ・ソリューション事業は31億円(10%)を占める。Non-GAAP営業利益では、マーケティング・コミュニケーション事業が55億円、ダイレクトビジネス事業が14億円、データ・ソリューション事業が5億円。最大セグメントであるマーケティング・コミュニケーション事業は、子会社の株式会社セプテーニがデジタル広告の販売と運用を担い、企業のDXを総合的に支援する。

電通グループ傘下で進む協業と資本関係

2022年1月、株式会社電通グループへの第三者割当増資により、同社が親会社となった。同時に株式会社電通ダイレクトを子会社化し、株式会社電通デジタルの株式一部を取得して持分法適用関連会社とした。これにより、グループ内でデジタル広告、ダイレクトマーケティング、データソリューションの連携が強化された。2021年4月には資本業務提携契約を締結しており、電通グループとの関係はその後も継続している。2025年12月期のマーケティング・コミュニケーション事業では、電通グループとの協業が増収増益に寄与した。

持株会社体制と主要な連結子会社

2006年10月に持株会社体制へ移行。現在、当社の下に連結子会社35社、持分法適用会社6社が存在する。主要な事業子会社は、マーケティング・コミュニケーション事業の株式会社セプテーニ、ダイレクトビジネス事業の株式会社電通ダイレクト、データ・ソリューション事業の株式会社セプテーニ・データ・ソリューションズである。その他事業としてHRテクノロジー事業なども含むが、収益規模は小さい。各子会社は専門性を生かし、顧客のマーケティング課題に対してオンライン・オフラインを統合したソリューションを提供する。

2025年12月期の業績とNon-GAAP指標

2025年12月期の連結収益は303億円(前期比7.2%増)、営業利益42億円(同35.4%増)、親会社所有者帰属当期利益35億円(同36.8%減)。営業利益の増加はマーケティング・コミュニケーション事業とダイレクトビジネス事業の増益による。一方、当期利益減少は前期に計上された特別利益の剥落が主因。経営陣は恒常的な業績を測るためNon-GAAP営業利益を重視し、2025年12月期は44億円(同38.1%増)。調整項目には買収関連無形資産償却費0.4億円、減損損失等1.4億円が含まれる。

業界の中での役割は企業のDXを総合支援するマーケティングサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
303億円
営業利益
42億円
営業利益率
13.9%
純利益
35億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01マーケティング・コミュニケーション主力

デジタル広告の販売と運用を軸に、統合マーケティングサービスを提供し、企業のDXを総合的に支援しています。主要子会社のセプテーニがこの事業を担い、企業のプロモーション活動を支えています。

主な製品・サービス2
デジタル広告運用サービス
運用型広告を中心に、効果測定・改善まで含めたデジタル広告の販売と運用を提供します。
統合マーケティングサービス
デジタル広告に留まらず、プロモーション戦略の立案から実行までを一気通貫で提供します。

02ダイレクトビジネス準主力

BtoC、BtoB領域において、事業戦略立案からダイレクトレスポンス手法によるプロモーション、CRMまで一気通貫で実行し、オフラインメディアとデジタルを統合した顧客支援を提供しています。主要子会社の電通ダイレクトが担います。

主な製品・サービス2
ダイレクトレスポンスプロモーション
反応を直接得ることを目的としたプロモーション手法で、オフラインとデジタルを統合して実施します。
CRMサービス
顧客関係管理を通じて、顧客の育成やリピート促進を支援します。

03データ・ソリューション副次

デジタルマーケティング領域で長年蓄積された知識・ノウハウを活かし、データの収集・統合・活用や、データやAIを活用したソリューションの開発・提供、顧客の開発支援やエンジニア人材の派遣を行っています。主要子会社のセプテーニ・データ・ソリューションズが担います。

主な製品・サービス3
データ活用ソリューション
データの収集・統合・活用を支援し、マーケティング判断を高度化します。
AIソリューション
AIを活用した分析・予測などのソリューションを提供します。
開発支援・人材派遣
顧客のシステム開発を支援し、エンジニア人材の派遣も行います。

04その他その他

HRテクノロジー事業などを展開しています。

製品と技術

デジタル広告の販売・運用サービス「株式会社セプテーニ」

マーケティング・コミュニケーション事業の中核である株式会社セプテーニは、デジタル広告の販売と運用を軸に、統合マーケティングサービスを提供する。具体的には、検索連動型広告、ソーシャルメディア広告、ディスプレイ広告などの運用代行、広告効果測定、クリエイティブ制作、データ分析に基づく戦略立案までをカバーする。2025年12月期の同事業の収益は215億円で、グループ全体の約7割を占める。電通グループとの協業により、大企業向けの大規模キャンペーンも手掛ける。

オフラインとデジタルを統合した「株式会社電通ダイレクト」

ダイレクトビジネス事業を担う株式会社電通ダイレクトは、ダイレクトレスポンス手法を用いたプロモーション、CRM(顧客関係管理)、オフラインメディアとデジタルを統合したマーケティング支援を提供する。2025年12月期の収益は64億円で前期比24.4%増。特にオフライン広告案件が拡大し、増収に寄与した。同社はBtoC・BtoB双方の領域で、戦略立案から実行、効果検証まで一気通貫のサービスを強みとする。

データ活用とAIソリューション「株式会社セプテーニ・データ・ソリューションズ」

データ・ソリューション事業の株式会社セプテーニ・データ・ソリューションズは、デジタルマーケティングで蓄積した知識・ノウハウを基に、データの収集・統合・活用サービス、AIを活用したソリューション開発、顧客の開発支援やエンジニア派遣を行う。2025年12月期の収益は31億円(前期比3.9%減)。一部案件の剥落により減収となったが、Non-GAAP営業利益は5億円とほぼ横ばい。同社はデータ基盤構築や機械学習モデル開発など、高度な技術支援を提供する。

その他事業:HRテクノロジーやスポーツ・エンタメへの展開

上記3事業の他に、HRテクノロジー事業などを内包する「その他事業」が存在する。中期経営計画では、HRテクノロジー、スポーツ、エンターテインメント、コンサルティング、IP(知的財産)分野への投資を進め、将来の収益柱を育成する方針を示している。2025年12月期のその他事業の収益規模は明示されていないが、グループ全体の1割未満と推定される。これらの分野はまだ黎明期であり、今後の成長が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

デジタルマーケティング、収益改善進む

セプテーニ・ホールディングスは、デジタル広告・マーケティングを手掛ける。同業にはジンジブやイシンなどがあるが、同社は中堅規模で、売上高約283億円(2024/12期)。営業利益率は13.86%と高く、改善傾向にある。業界内では競争が激しいが、独自のテクノロジーとクライアント基盤で差別化。

強み

  • 営業利益率13.86%と業界平均を上回る高水準。
  • 独自のデジタルマーケティング技術で効果的な施策を提供。
  • 2024/12期売上減も利益率向上、2025/12期は増収増益予想。
  • 大手から中小まで幅広いクライアントを持ち、リスク分散。

課題

  • 多くの競合が存在し、差別化とシェア維持が課題。
  • 2024/12期に売上減少、景気変動の影響を受けやすい。
  • 専門人材の確保と定着が成長の鍵であり、流動性が高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がセプテーニ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16080M&Aキャピタルパートナーズ1,308億円22.5倍
29166GENDA1,297億円32.5倍
39347日本管財ホールディングス1,183億円14.7倍
49708帝国ホテル1,176億円27.3倍
56027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍
64293セプテーニ・ホールディングス1,114億円19.1倍
72379ディップ1,091億円15.9倍
86197ソラスト1,059億円27.4倍
96183ベルシステム24ホールディングス1,032億円12.6倍
109247TREホールディングス947億円5.9倍
116036KeePer技研943億円9.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

人材コンサルティング会社として1990年に創業

1990年10月、東京都渋谷区代々木に株式会社サブ・アンド・リミナルを設立。当初は人材採用コンサルティングサービスを提供していた。1992年7月には本社を移転し、DM事業(ダイレクトメール発送代行)を開始。以来、本社は何度も移転を繰り返し、1999年3月に新宿区西新宿へ移転。この時期の事業はオフラインのマーケティング支援が中心であった。

社名変更とインターネット広告事業への参入(2000年)

2000年3月、社名を株式会社セプテーニに変更。同年4月にインターネット広告事業を開始した。これはデジタルシフトの第一歩となる。2001年8月には株式を店頭市場(ジャスダック)に登録。同年9月にはアクセルマーク株式会社(当時ハイジ)を子会社化し、事業領域を拡大。2004年6月にはトライコーン株式会社を子会社化し、グループ体制を整えた。

持株会社体制へ移行した2006年

2006年4月に株式会社セプテーニ・ダイレクトマーケティングを設立。同年10月、持株会社体制へ移行し、社名を株式会社セプテーニ・ホールディングスに変更。同時に、インターネット広告事業を新設分割で株式会社セプテーニへ、DM事業を吸収分割でセプテーニ・ダイレクトマーケティングへ承継させた。これにより、純粋持株会社としてグループ全体の戦略立案と資源配分に専念する体制が整った。

マンガコンテンツ事業への進出と電通グループとの提携(2013年)

2013年2月、コミックスマート株式会社(現コミスマ)を設立し、マンガコンテンツ事業を開始。同時期にセプテーニ・ダイレクトマーケティングの全株式を譲渡し、ダイレクトビジネスを縮小。また、Septeni Asia Pacificを通じてLion Digital Globalを子会社化。さらに株式会社電通(現電通グループ)と資本業務提携契約を締結。アクセルマーク株式の一部譲渡も行い、グループのポートフォリオを大きく見直した。

電通グループが親会社となりグループ再編(2021〜2022年)

2021年4月、株式会社Pharmarketの全株式を譲渡し、電通グループとの新たな資本業務提携契約を締結。2022年1月、電通グループへの第三者割当増資により同社が親会社となる。同時に株式会社電通ダイレクトを株式交換で子会社化し、株式会社電通デジタルの株式一部を取得して持分法適用関連会社化。これにより、電通グループのマーケティング事業との一体化が進んだ。2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

コミックスマートの持分法適用関連会社化と事業の選択集中(2024年)

2024年3月、コミックスマート(現コミスマ)の株式を一部譲渡し、持分法適用関連会社とした。これにより、マンガコンテンツ事業は連結対象から外れ、グループのリソースはマーケティング・コミュニケーション、ダイレクトビジネス、データ・ソリューションの3事業に集中されることになった。同社は「フォーカス&シナジー」を中期テーマに掲げ、収益性改善と事業間連携を推進している。

年表24件を開く

1990年代

  • 1990年10月創業東京都渋谷区代々木三丁目31番12号において、人材採用コンサルティングサービスを提供することを目的として、株式会社サブ・アンド・リミナルを設立
  • 1992年7月本社を東京都渋谷区代々木二丁目10番4号に移転 DM事業(ダイレクトメール発送代行)を開始
  • 1995年10月本社を東京都渋谷区代々木二丁目13番4号に移転
  • 1997年4月本社を東京都新宿区新宿四丁目2番18号に移転
  • 1999年3月本社を東京都新宿区西新宿二丁目6番1号に移転

2000年代

  • 2000年3月株式会社セプテーニに社名を変更
  • 2000年4月インターネット広告事業を開始
  • 2001年8月株式を店頭市場(ジャスダック)に登録
  • 2001年9月M&Aアクセルマーク株式会社(当時の社名:株式会社ハイジ)を子会社化
  • 2002年3月本社を東京都新宿区西新宿一丁目6番1号に移転
  • 2003年9月本社を東京都新宿区西新宿六丁目8番1号に移転
  • 2004年6月M&Aトライコーン株式会社を子会社化
  • 2006年4月創業株式会社セプテーニ・ダイレクトマーケティング設立
  • 2006年10月商号変更持株会社体制へ移行し、社名を株式会社セプテーニ・ホールディングスに変更するとともに、インターネット広告事業を新設分割によって「株式会社セプテーニ」に、DM事業を吸収分割によって「株式会社セプテーニ・ダイレクトマーケティング」にそれぞれ承継させる
  • 2007年4月本社を東京都新宿区大京町24番地に移転

2010年代

  • 2011年10月M&Aアクセルマーク株式会社とエフルート株式会社の2社が合併
  • 2011年12月本社を東京都新宿区西新宿八丁目17番1号に移転
  • 2013年2月M&Aコミックスマート株式会社(現商号 コミスマ株式会社)を設立し、マンガコンテンツ事業を開始 株式会社セプテーニ・ダイレクトマーケティングの全株式を譲渡 Septeni Asia Pacific Pte. Ltd.を通じて、Lion Digital Global LTDの株式を取得し子会社化 アクセルマーク株式会社の株式を一部譲渡し、持分法適用関連会社化 株式会社電通(現商号 株式会社電通グループ)との間で資本業務提携契約を締結 アクセルマーク株式会社を持分法適用関連会社から除外

2020年代

  • 2021年4月株式会社Pharmarketの全株式を譲渡 株式会社電通グループとの間で新たな資本業務提携契約を締結
  • 2022年1月株式会社電通グループに対して第三者割当増資を行い、同社は当社の親会社となる
  • 2022年1月M&A株式会社電通ダイレクトを株式交換により子会社化
  • 2022年1月株式会社電通デジタルの株式を一部取得し、持分法適用関連会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2024年3月コミックスマート株式会社(現商号 コミスマ株式会社)の株式を一部譲渡し、持分法適用関連会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 収益2028年12月期まで366億円
  • Non-GAAP営業利益2028年12月期まで64億円
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益2028年12月期まで58億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業の深化:シナジー&コラボレーション

    会社・事業の垣根を越えた共創を促進し、クロスセルや共同提案の拡大により既存事業の成長を加速する。

  2. 02

    事業の探索:新たな収益柱への投資

    HRテクノロジー、スポーツ、エンタメ、コンサルティング、IP等领域で将来の収益柱を探索し、投資を加速する。

  3. 03

    経営基盤強化:人材・ガバナンス・AI

    起業家精神あふれる人材が活躍できる環境を整備し、攻めと守りのガバナンス強化、AI活用基盤の整備を進める。

  4. 04

    キャピタルアロケーションの最適化

    事業ポートフォリオマネジメントの徹底により、成長投資と株主還元のバランスを図り、高成長・高還元を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,674人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は655万円で、9期前と比べて+6.7%平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は7.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月930
2017年9月1,083
2018年9月1,189
2019年9月61431.05.21,147
2020年9月59731.45.51,224
2021年9月62731.95.51,251
2022年9月57932.25.21,602
2023年12月63332.65.81,735
2024年12月66532.66.01,800172
2025年12月65534.97.31,674251

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区1,609百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱電通グループ(注)2
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権52.5%
  • 国内
    ㈱セプテーニ(注)3、4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱電通ダイレクト(注)5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱セプテーニ・データ・ソリューションズ
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プライムクロス
    東京都新宿区 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
  • 国内
    ㈱電通デジタル
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    コミスマ㈱
    東京都新宿区 · 持分法適用会社
    議決権25.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は303億円営業利益42億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+35.5%。

売上高
+7.1%
303億円
営業利益
+35.5%
42億円
純利益
-36.4%
35億円
営業利益率
13.9%
前期比 +2.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高333億円303億円
営業利益42億円
純利益60億円35億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は167億円、営業利益は32億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.9%、営業利益は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q70811.46
2023年2Q751317.316
2023年3Q14696.26
2023年4Q5215
2024年1Q731317.835
2024年2Q6746.05
2024年4Q143149.815
2025年2Q1522013.219
2025年4Q1512214.616
2026年2Q1673219.241

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は414億円から303億円へ73%に減った。直近期の営業利益率は13.9%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月414167
コミックスマート株式会社(現商号 コミスマ株式会社)を設立し、マンガコンテンツ事業を開始 株式会社セプテーニ・ダイレクトマーケティングの全株式を譲渡 Septeni Asia Pacific Pte. Ltd.を通じて、Lion Digital Global LTDの株式を取得し子会社化 アクセルマーク株式会社の株式を一部譲渡し、持分法適用関連会社化 株式会社電通(現商号 株式会社電通グループ)との間で資本業務提携契約を締結 アクセルマーク株式会社を持分法適用関連会社から除外
2013年9月4601812
2014年9月5432415
2015年9月1433024
2016年9月1394325
2017年9月1472422
2018年9月153148
2019年9月168−1−5
2020年9月1792315
2021年9月2143926
株式会社電通ダイレクトを株式交換により子会社化
2022年9月2769057
2023年12月3436743
2024年12月283314911.055
2025年12月303424713.935

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高303億円のうち、営業利益として残るのは42億円13.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は35億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.4%71億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.0%188億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.7%2億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.9%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
76.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.3pt
13.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.5pt
11.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.7pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが34億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は179億円で、売上の7.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月12−4−2851
2013年9月114−11566
2014年9月28−921987
2015年9月1913−132117
2016年9月32−1831155
2017年9月−8−1725−25155
2018年9月−4−31−7149
2019年9月13−2−1411145
2020年9月23−8−1915141
2021年9月461−1947169
2022年9月36−306312−270213
2023年12月38−20−1818209
2024年12月373−1640237
2025年12月34−31−603179

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は963億円。このうち返さなくてよい自己資本が665億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月144727245.0
2013年9月160847647.3
2014年9月2189112742.0
2015年9月25611314344.1
2016年9月30014215847.2
2017年9月32915217746.1
2018年9月33415717747.0
2019年9月30414815648.7
2020年9月34415818645.9
2021年9月42018423643.9
2022年9月88762726070.7
2023年12月93665628070.1
2024年12月97669927771.6
2025年12月96366529869.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
179億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
247億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
298億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中117位あたり、逆に低いのはROE534社中428位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥527で、1年前と比べて+33.8%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥527-0.6%1ヶ月+5.4%1年+33.8%時価総額1,114億円
過去52週の値幅
安値¥379高値¥582

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.1倍
PER (会社予想)18.0倍
PBR1.65倍
配当利回り3.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+10.0%と上昇基調。7/2に468円、7/3に477円と急伸し、7/14には一時519円。その後調整するも、7/29には532円と高値を更新。25日線(493円)を上回り、75日線(471.8円)も上抜け。RSIは54.5と中立。52週高値582円に接近し、年初来高値圏。出来高は7/29に1,010,400株と活発。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER 30.58倍は業界平均の22.50倍を上回り、割高感がある。PBR 1.63倍は平均3.17倍を下回るが、ROE 5.1%と低い。配当利回り3.5%は平均2.73%を上回るが、配当性向120.8%と過剰で、持続可能性に懸念。売上高は前年比で減少しており、利益も変動が大きい。PERの高さとROEの低さから、やや割高と判断。ただし、資産効率や株主還元に改善の余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.1倍23.4倍
PER (予想)18.0倍
PBR1.65倍3.51倍
ROE5.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

収益性の高さとデジタル広告市場の成長が評価される一方、業績の変動性と市場競争の激化が懸念される。強気派は、高いオペレーションマージンと安定した売上成長を評価し、今後もデジタル広告需要の拡大が続くと主張する。弱気派は、広告市況の変動やクライアント企業の予算削減により業績が不安定になるリスクを指摘する。また、競合他社との競争激化による単価下落やシェア低下を懸念する。業績の推移とPR値の水準が論点となる。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    オペレーションマージンは13.86%(2025年12月期)と高水準を維持。

  • 成長市場

    デジタル広告市場は今後も成長が見込まれ、追い風となる。

  • 堅実な財務

    有利子負債が少なく、財務体質は健全と言える。

  • 営業利益率13.86%に大幅改善通年影響

    2024/12期10.95%→2025/12期13.86%、営業利益は31→42億円と増加

  • 配当利回り3.5%の高水準還元継続影響

    株価515円で配当利回り3.5%、継続的な株主還元が株価を下支え

  • 売上高300億円台を回復2026年上期影響

    2024/12期283億円から2025/12期303億円へ回復、増収効果で利益も拡大へ

  • 営業利益は過去最高42億円通年影響

    2025/12期の営業利益は前期比11億円増の42億円、増収増益で最高益を更新

マイナスに働く材料7
  • 業績変動リスク

    2023年12月期に売上高343億円から2024年12月期に283億円へ減少。

  • 競争激化

    広告業界は競合が多く、価格競争による収益悪化の可能性。

  • 市場依存

    景気後退時には広告予算が削減され、業績に直結する。

  • 純利益55→35億円と大幅減益通年影響

    2024/12期55億円→2025/12期35億円へ36%減益、株主還元の原資が縮小

  • 売上高は2023年比で40億円減通年影響

    2023/12期343億円→2025/12期303億円、主力事業の縮小は懸念

  • PER30.6倍と割高感決算発表後影響

    PER30.58倍は市場平均を上回り、業績下振れ時に急落リスク

  • ROE5.1%と資本効率が低位通年影響

    ROE5.1%はPBR1.63倍に対して低く、収益性改善が見られない

次の決算で確かめる点
既存顧客売上維持率
広告代理店は継続取引が重要であり、維持率が安定性を示す。
広告売上高成長率
市場成長を取り込めているか評価できる。
オペレーションマージン
収益性の維持・向上を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から42.6%いまの株価に対する利回りは3.42%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
3.42%
いまの株価に対して
配当性向
120.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月342.8
2017年9月30.036.6
2018年9月2−37.512.2
2019年9月20.037.6
2020年9月20.0
2021年9月370.041.8
2022年9月535.323.5
2023年12月513.022.4
2024年12月31502.9198.7
2025年12月18−42.6120.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ14,664人。区分でいちばん多いのは事業法人58.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.4%を占め、残る38.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人30.330.359.158.058.758.8
個人・その他40.335.615.916.322.420.3
外国法人16.115.48.518.316.015.7
証券会社2.13.61.70.40.92.7
金融機関11.215.114.77.02.02.6
自己株式7.77.71.01.01.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社電通グループ51.93
02株式会社ビレッジセブン6.05
03七村 守4.49
04BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.92
05UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.47
06BNYMSANV RE GCLB REJP RD LMGC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.34
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.20
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.15
09NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.99
10清水 洋0.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-01
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    6.84%
    -3.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−37%、1株純資産は14期で+25%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月2725710.912.351.1
2013年9月4830017.218.5128.9
2014年9月617218.520.818.0
2015年9月188723.023.618.5
2016年9月1910919.823.242.8
2017年9月1712015.117.836.6
2018年9月71245.526.612.2
2019年9月−4117−3.637.6
2020年9月121259.627.1
2021年9月2114615.223.141.8
2022年9月3130014.114.723.5
2023年12月213176.725.422.4
2024年12月273378.214.9198.7
2025年12月173215.129.1120.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/12期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
神埜雄一代表取締役43130,900
清水雄介取締役4452,700
石川善樹取締役45
入山章栄取締役53
髙岡美緒取締役47
塩野誠取締役50
中村光孝取締役60
毛利任宏常勤監査役69
古島守監査役56
奥山健志監査役46
波多野日出夫監査役54

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役8878711
取締役(社内)215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容797字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、2025年12月31日現在、持株会社である株式会社セプテーニ・ホールディングス(当社)及び連結子会社35社、持分法適用会社6社、親会社1社により構成されており、マーケティング・コミュニケーション事業、ダイレクトビジネス事業及びデータ・ソリューション事業を展開しております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントを変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表に関する注記 4.セグメント情報 (2)報告セグメントの変更」をご参照ください。 事業名   事業内容   主要な連結子会社 マーケティング・コミュニケーション事業   デジタル広告の販売と運用を軸とした、統合マーケティングサービスの提供による、企業のDXの総 合的な支援   ㈱セプテーニ ダイレクトビジネス事業   BtoC、BtoB領域において、事業戦略立案からダイレクトレスポンス手法によるプロモーション、 CRMまで一気通貫で実行することによるオフラインメディアとデジタルを統合した顧客支援   ㈱電通ダイレクト データ・ソリューション事業   デジタルマーケティング領域で長年蓄積された知識・ノウハウを生かし、データの収集・統合・活用や、データやAIを活用したソリューションの開発・提供、顧客の開発支援やエンジニア人材の派遣を提供   ㈱セプテーニ・データ・ソリューションズ その他事業   HRテクノロジー事業 等   - (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題1,211字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 ①経営方針 当社グループのミッションは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」であり、その実現の過程として「VISION 2030」を掲げております。これまでの事業運営においては、当社の各事業がその専門性・優位性を発揮し、顧客課題の解決を支援してまいりました。 2030年に向けては、社会と時代が変化する中でも、顧客の企業価値最大化につながるあらゆる事業成果にグループ全体で向き合い、さらに「世界を元気に」する企業体になるべく、「VALUE MAXIMIZER」を標榜しております。 ②中期経営計画(FY2026-2028) 2030年に向けた最初の3年間においては、4つの基本方針とそれに紐づく重要施策を策定しております。 基本方針   重要施策 1.事業の深化   シナジー&コラボレーション 2.事業の探索   未来の収益柱への投資加速 3.経営基盤強化   人的資本強化、ガバナンス強化、AI戦略推進 4.キャピタルアロケーション   成長投資と高還元の両立 1.事業の深化 2024年12月期より掲げた中期テーマ「フォーカス&シナジー」において一定の成果が確認できたことから、より会社・事業の垣根を越えた共創を促進するべく、「シナジー&コラボレーション」に発展させ、さらなる事業の深化を目指します。 2.事業の探索 顧客課題の解決を担う事業ポートフォリオの構築を目指し、HRテクノロジー、スポーツ、エンタメ、コンサルティング、IP等から提供価値拡大余地の探索を推進します。 3.経営基盤強化 当社のコアバリューである「当事者意識が高く起業家精神あふれる人材」がそれぞれのアントレプレナーシップを最大限発揮できる環境を整備するべく、人的資本の強化に取り組んでおります。また、企業価値創造の加速と、企業価値の毀損を防ぐために、「攻め」と「守り」のガバナンスを強化してまいります。AI戦略においては、人とAIの価値共創を基本とし、顧客への価値創出、社内業務の変革、AI活用基盤の整備を進めてまいります。 4.キャピタルアロケーション 事業ポートフォリオマネジメントを徹底しながら、高成長・高還元を両立するために、適切な投資と株主還元を行ってまいります。 2028年12月期までの定量目標として、収益366億円(3カ年CAGR 6.5%増)、Non-GAAP営業利益64億円(3カ年CAGR 13.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益58億円(3カ年CAGR 18.4%増)を目標とし、それを実現するための事業運営や成長投資を行ってまいります。
事業等のリスク7,653字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループとしては必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に記載しております。当社グループは、これらリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の事業等のリスクを慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載のない限り、本有価証券報告書の提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 なお、当社グループは、当社グループの事業経営に影響を与える重要な事象を認識し、事業の発展成長を阻害するリスクを識別・分析・評価し、リスクの回避、低減、移転等の対応を実施するため、「グループリスクマネジメント規程」を整備しております。また、当社グループとして共通の方針の下に、統合的、効果的に統括、管理する機関として、「グループリスクマネジメント委員会」を設置しており、リスクマネジメント活動のPDCAサイクルを構築している他、持続的な成長を実現するため、当社グループ全体でのリスクマネジメントの推進に取り組んでいます。その他、当社グループ全体のリスクマネジメント方針並びに経営戦略及びM&A等の戦略的な意思決定に係るリスクの評価、対応については、当社取締役会の専決事項とし、これらの経営判断を行う際に適切なリスク評価を行っております。 ①インターネット広告市場の動向及び競争環境について 当社グループが主たる事業を展開するインターネット広告業界は、市場規模が過去十数年で急速に拡大いたしました。しかしながら、インターネットに限らず広告事業は一般的に景気動向の影響を受けやすい傾向があります。今後景気が悪化し、広告主が広告費用を削減する等、市場規模が想定したほど拡大しなければ、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、依然として激しい競争環境の中で、当社グループは競争優位性を確立し、競争力を高めるべく様々な施策を講じております。しかしながら、必ずしもこのような施策が奏功し競争優位性の確立につながるとは限らず、その場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ②人材の確保・育成について 当社グループの成長を支えている最大の資産は人材であり、優秀な人材を採用し育成することや、業容拡大及びグローバル展開に応じて人材を継続的に確保することは、当社にとって重要な課題であると認識しております。したがって、より良い労働環境の整備、充実したサポート体制の構築、働き方改革の推進等を通じて、優秀な人材の確保と育成については最大限の努力を払っておりますが、人材獲得競争の激化や人材マーケットの需給バランスその他何らかの要因により、必要な人材の確保や育成ができなかった場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ③新規事業について 当社グループは、今後も持続的な成長と収益源の多様化を進めるために、新規事業の創出や育成、新たな事業領域への参入に積極的に取り組んでいきたいと考えております。しかしながら、新規事業を開始した際には、その事業固有のリスク要因が加わると共に、新規事業を遂行していく過程では、急激な事業環境の変化をはじめとして様々な予測困難なリスクが発生する可能性があります。その結果、当初の事業計画を達成できない場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ④M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する手段の一つとして、M&Aを有効に活用してまいる方針です。M&Aにあたっては、対象企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前調査を行い、十分にリスクを検討した上で決定しておりますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前調査で把握できなかった問題が生じた場合や、事業の展開等が計画どおりに進まず、のれんの減損処理を行う必要が生じた場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。また、企業買収等により、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わります。 ⑤海外事業について 当社グループは、米国、アジア諸国等の多くの海外の国・地域で積極的に事業展開しており、海外事業の存在感は徐々に高まってきております。しかしながら、海外事業においては、グローバル経済や為替等の動向、投資や競争等に関する法令・各種規制の制定や改正、商習慣の相違、労使関係、紛争・テロ、国際政治等、様々なリスク要因があり、対策について最大限の努力を払っておりますが、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑥個人情報管理について 当社グループでは、いくつかの会社がその事業を通じて個人情報を取り扱っております。それらの会社では、「個人情報の保護に関する法律」等に則った個人情報保護方針を策定し管理体制を整備している他、「プライバシーマーク」や「ISMS」といった情報セキュリティに関する認証を積極的に取得する等、個人情報の適切な管理と流出防止については細心の注意を払っております。加えて、EU一般データ保護規則(GDPR)やカリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)をはじめとする、各国の個人情報保護の枠組みについても各種検討及び取り組みを進めております。しかしながら、システム上の不具合、社内外の関係者による過失や故意、犯罪行為等によって個人情報が流出する可能性は皆無ではありません。そうした事態が発生した場合、当社グループに対する損害賠償請求や信用の失墜につながる恐れがあり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑦システムリスクについて 当社グループは、一部のサービスにおいて、サーバを中心とするコンピュータシステムからインターネットを介して顧客にサービス提供しております。これらのサービスにおいては、システムの増強やバックアップ体制の強化等、安定稼動のために常に対策を講じておりますが、機器の不具合、自然災害、想定を超える急激なアクセス増、コンピュータウィルス等により、コンピュータシステムや通信ネットワークに障害が発生した場合や不正なアクセスによりプログラム等の内容が改ざんされた場合、サービスの停止を余儀なくされる他、状況によっては顧客からの信用が低下し、損害賠償を請求される等、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑧生成AIの利用等に関するリスクについて 当社グループは、サービスや業務において生成AIの利用を推進することにより、事業競争力の向上及び業務効率の改善を図っております。生成AIの利用においては、個人情報漏洩、データ改ざん、知的財産権侵害、誤情報の流布、意図せぬバイアスの助長等のリスクがありますが、これらのリスクを回避又は軽減するために、生成AIの利用に関するガイドラインの作成、運用、常時見直し、啓発活動及び技術的な対策の導入等に取り組んでおります。しかしながら、かかるリスクが顕在化した場合、当社グループに対する社会的信用が毀損され、顧客及びユーザーの離反を招くのみならず、損害賠償請求等がなされる可能性があり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、生成AIをはじめとするAI技術の開発や提供、利用に関する規制枠組みは急速に変化しており、新たな法律や規制が制定される可能性がある他、AIに関する単一のグローバルな規制枠組みは存在しないため、当面の間は不透明な状態が続く可能性があり、将来の法律や規制が当社グループの事業活動に及ぼす影響を現時点では判断できません。これらの法律や規制に対応する方法を常に予測できるとは限らないため、追加のリソースを費やす必要が生じた場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑨知的財産権について 当社グループは、知的財産権の保護や管理についてその重要性を認識しており、各事業の運営にあたっては、第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っております。しかしながら、手続き上の何らかの不備や役職員の過失等により第三者の知的財産権を侵害した場合、損害賠償や使用差し止めの請求を受け、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 一方で、当社グループが提供するサービスやコンテンツに関する知的財産権が第三者から侵害されないよう、その適切な保護に努めておりますが、何らか事情により当社グループの知的財産権が侵害された場合、競争優位性の低下等により当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑩内部管理体制について 当社グループは、グループ企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置付け、多様な施策を講じております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じた場合、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑪特定顧客への依存について 当社グループの主な事業領域においては、広告予算の増加やインターネット広告の費用対効果の向上等を背景に、特定の顧客との取引が大きく拡大し、売上構成比率が高まる可能性があります。このような場合、将来的に当該顧客企業の事業方針の変更や業績動向等、何らかの理由により当社グループとの取引が大きく縮小した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑫法的規制について 当社グループの主な事業領域においては、「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「不正競争防止法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「消費者契約法」、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」等の各種法令や、監督官庁の指針、ガイドライン等による規制を受けております。今後、当社グループの事業に関連する法令等が新たに制定された場合、既存の法令等の改正や解釈の変化が生じた場合、あるいは法令等に準ずる位置付けで業界内の自主規制が制定されその遵守を求められるといった状況が生じた場合、その内容によっては当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑬事務リスクについて 当社グループは、業務の遂行において担当者以外の第三者による二重確認の実施や各種情報システムの活用等、業務の正確性、効率性及びセキュリティレベルを高めるための様々な施策を講じております。しかしながら、人的な対応に委ねられている業務もあり、役職員の誤認識、誤操作等により事務処理のミスが発生する可能性があります。業務の性質によっては、事務処理のミスが、安定的なサービスの供給の妨げ、経済的な損失、個人情報等の流出等に繋がる可能性があり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、社内規程や事務処理プロセスの標準化及び文書化に取り組んでおりますが、当社グループの業容拡大に伴う組織の改編、社員の増加等により、業務遂行に必要な知識の共有、継承が不十分になる可能性があり、その結果生じ得る事務処理のミスの増加や生産性の低下が、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑭企業の社会的責任について 当社グループは、社会の持続可能な発展のために、地球環境への配慮、労働環境の整備、人権の尊重等、企業の社会的責任を重要な経営課題と認識し、その実現に向けた行動を、サプライチェーンも含むあらゆる事業活動の中で取り組んでおります。しかしながら、当社グループの努力にもかかわらず、事業活動において、環境汚染、労働災害の発生等の労働安全衛生に係る問題、又は外国人労働者への差別等の人権に係る問題等が生じた場合、当社グループの社会的な信用が低下し、顧客からの取引停止又は一部事業からの撤退等により、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑮保有有価証券の急激な資産価値変動について 当社グループは、業務提携先や投資先等の株式、余剰資金の有効活用のための各種金融商品等、個別企業の業績や金融市場の動向によって価格が大きく変動(下落)する可能性がある有価証券を保有することがあります。経済環境の急激な変化等によりこれらの資産価値が大きく下落した場合、評価損や売却損の計上を余儀なくされ利益が減少する等、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑯災害等による影響について 当社グループが事業展開する国・地域において、自然災害や火災、気候変動に起因する異常気象(集中豪雨、洪水、水不足等)、致死率の高い強毒性の感染症等の世界的な蔓延(パンデミック)、戦争、テロリストによる攻撃等が発生した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループでは事前の減災対策を行なうとともに緊急時の復旧手順や行動要領等をまとめた事業継続計画(BCP)を策定し、社員安否確認システムの整備等を通じた対策や訓練・教育を実施しておりますが、大規模な災害の発生等により追加の対策コストが必要となった場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 加えて、地政学的リスクや、これによる経済への影響等については、継続的に注視し適切に対応してまいります。当社グループは、直接的な影響は少ないものと認識していますが、軍事的対立が激化・長期化した場合、原燃料価格の高止まりや、世界的なインフレの加速といった間接的なリスクが顕在化し、不確実性が高まることにより、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、ESGの浸透を背景として、気候変動対策等の環境意識の高まりや社会意識の急速な変化、それらに伴う世界的な環境規制の強化や災害対策等の政府が推進する各種政策の変更が生じる可能性があります。外部環境の動向や変化を逐次見極めながら、迅速な対応に努めてまいりますが、事業戦略や体制の見直しが必要となった場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑰風評リスクについて SNS等各種メディアを通じ、当社グループの事業及び役職員に関する様々な内容の情報が流布されることがあります。これらの情報の流布は、正確な情報に基づいていないもの及び憶測に基づいたものが含まれている場合があり、内容の正確性や当社グループへの該当の有無に関わらず、顧客及びユーザー、投資者等の認識又は行動に影響を及ぼす可能性があります。当社の株価に重大な影響を与えかねない内容に関する不明確な情報が発生した場合、これらの不明確な情報に対する当社グループの見解を直ちに開示する等、投資者が正しい情報に則って当社株式の評価ができるよう資本市場に適切な情報を開示します。また同時に、当社グループのコーポレートサイトを通じて適切な情報発信に努めています。しかしながら、かかる情報の流布により結果的に当社グループの社会的信用が毀損され、顧客及びユーザーの離反を招く可能性があり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ⑱株式会社電通グループとの資本業務提携について 当社は、2018年10月30日付で株式会社電通(現株式会社電通グループ)との間で資本業務提携契約を締結し、また、2021年10月28日付で株式会社電通グループとの間で新たな資本業務提携契約を締結しております。当事業年度末日において、株式会社電通グループは当社発行済株式総数の52.48%(議決権比率52.49%)を保有する当社の筆頭株主で、取締役1名及び監査役1名を当社に派遣しております。2021年10月28日付資本業務提携契約及び2025年11月25日付覚書に基づき、株式会社電通グループは、当社の取締役候補者1名及び監査役(非常勤監査役)候補者1名を当社に提案することができますが、当社は、当該提案内容を含め、取締役候補者を検討するため、当社の指名・報酬諮問委員会で審議し、また、監査役候補者については、当社の監査役会の同意を得るものとし、当社の取締役会で株主総会議案に関する決議をした上で、当社の株主総会に取締役選任議案及び監査役選任議案を上程します。現在、当該資本業務提携契約に基づき、上場会社としての当社の独立性・自主性を維持のうえ、株式会社電通グループとの間で密接な事業上の協働関係を構築し、事業シナジーを最大化させるべく様々な施策に取り組んでおりますが、事後的に発生した想定外の事象や環境の変化等によって、当初期待した効果が得られない可能性がある他、将来、何らかの事由により資本業務提携が終了する可能性があります。これらの要因により、株式会社電通グループとの資本業務提携は、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,810字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績に関する分析 (当期の経営成績) 生成AIの飛躍的進化をはじめとしたテクノロジーの高度化によって、あらゆる産業界におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)は効率化と付加価値創出の両面で加速度的に進んでいくことが予測されます。デジタル領域が社会・経済活動に不可欠な社会基盤としての機能を発揮する中で、ソーシャルメディアの活用方法もコミュニケーションのみに留まらず、決済・購買などの領域にも広がるなど、その影響力をより一層強めております。また、インターネットに接続できるテレビでの通信コンテンツの視聴が増加するなど、従来のデバイスの利用方法にも変化が起きており、消費者行動やメディア環境はさらに多様化・複雑化が進んでおります。 こうした環境変化を受け、広告業界においても、それぞれのメディア特性を活かしたオンライン・オフラインを統合したマーケティングサービスやデータ、AIを活用したマーケティング支援の需要が一段と高まっております。2024年の日本の広告市場におけるインターネット広告費は3兆6,517億円(前年比109.6%)に達し、総広告費に占める構成比は47.6%となり(株式会社電通「2024年 日本の広告費」)、企業のマーケティング活動におけるデジタルシフトはより一層顕著となっております。 このような環境のもと、主力のマーケティング・コミュニケーション事業では、既存案件の拡大や新規案件の獲得を進めるとともに、電通グループとの協業を推進しました。これらに加え、短期課題である収益性の改善に向けた施策による増収効果で販管費の増加を吸収した結果、前期比で増収増益となりました。ダイレクトビジネス事業では、オフライン広告案件を中心に収益が大きく拡大したことで、増収増益となりました。データ・ソリューション事業では、前期に納品した一部案件の剥落等により、減収減益となりました。 これらの結果、収益は30,309百万円(前期比7.2%増)、営業利益は4,239百万円(前期比35.4%増)、Non-GAAP営業利益は4,414百万円(前期比38.1%増)、税引前当期利益は4,718百万円(前期比3.1%減)、当期利益は3,490百万円(前期比36.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は3,491百万円(前期比36.8%減)となりました。 当社グループは、経営者が意思決定する際に使用する社内指標(以下、Non-GAAP指標)及びIFRS会計基準に基づく指標の双方によって、連結経営成績を開示しております。Non-GAAP営業利益は、IFRS会計基準に基づく営業利益から、買収行為に関連する損益及び一時的要因を排除した、恒常的な事業の業績を測る利益指標であります。経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来の見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しております。なお、買収行為に関連する損益とは、買収に伴う無形資産の償却費、M&Aに伴う費用等であり、一時的要因とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する減損損失、固定資産の売却損益等の一過性の利益や損失のことであります。 営業利益からNon-GAAP営業利益への調整は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)   増減額   増減率 営業利益   3,129   4,239   1,110   35.4% 調整額(買収により生じた無形資産の償却費)   41   41   - 調整額(減損損失等)   27   135   108 Non-GAAP営業利益   3,197   4,414   1,217   38.1% 報告セグメント別の業績は、次のとおりであります。 なお、当期より、報告セグメントを変更しております。当期の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表に関する注記 4.セグメント情報 (2)報告セグメントの変更」をご参照ください。 ①マーケティング・コミュニケーション事業 デジタル広告の販売と運用を軸とした、統合マーケティングサービスの提供により、企業のDXの総合的な支援を行う事業セグメントから構成されています。 当期においては、既存案件の拡大や新規案件の獲得を進めるとともに、電通グループとの協業を推進しました。これらに加え、短期課題である収益性の改善に向けた施策による増収効果で販管費の増加を吸収した結果、収益は21,550百万円(前期比6.3%増)、Non-GAAP営業利益は5,497百万円(前期比14.1%増)の増収増益となりました。 ②ダイレクトビジネス事業 BtoC、BtoB領域において、事業戦略立案からダイレクトレスポンス手法によるプロモーション、CRMまで一気通貫で実行することでオフラインメディアとデジタルを統合した顧客支援を行う事業セグメントから構成されています。 当期においては、オフライン広告案件を中心に収益が大きく拡大したことで、収益は6,439百万円(前期比24.4%増)、Non-GAAP営業利益は1,374百万円(前期比30.3%増)の増収増益となりました。 ③データ・ソリューション事業 デジタルマーケティング領域で長年蓄積された知識・ノウハウを生かし、データの収集・統合・活用や、データやAIを活用したソリューションの開発・提供、顧客の開発支援やエンジニア人材の派遣を提供する事業セグメントから構成されています。 当期においては、前期に納品した一部案件の剥落等により、収益は3,069百万円(前期比3.9%減)、Non-GAAP営業利益は492百万円(前期比0.4%減)の減収減益となりました。 (2)財政状態に関する分析 当期末の資産は、前連結会計年度に比べて、1,293百万円減少し、96,345百万円となりました。これは主に、営業債権が2,980百万円増加した一方で、現金及び現金同等物が5,786百万円減少したことによるものであります。 当期末の負債は、前連結会計年度に比べて、2,078百万円増加し、29,761百万円となりました。これは主に、営業債務が1,866百万円増加したことによるものであります。 当期末の資本は、前連結会計年度に比べて、3,371百万円減少し、66,584百万円となりました。これは主に当期利益3,490百万円の計上があった一方で、配当金の支払い6,503百万円があったことによるものであります。 (3)キャッシュ・フローの状況 当期における「現金及び現金同等物」は前連結会計年度に比べて5,786百万円減少し、17,945百万円となりました。当期における各キャッシュ・フローの状況と主な内容は、次のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 当期における営業活動の結果、3,374百万円の資金流入(前連結会計年度は3,677百万円の資金流入)となりました。これは主に、持分法による投資利益1,599百万円の計上、営業債権の増加額2,997百万円及び法人所得税の支払額1,907百万円の発生があった一方で、継続事業からの税引前当期利益4,718百万円及び持分法で会計処理されている投資に係る減損損失958百万円の計上、営業債務の増加額1,874百万円及び配当金の受取額1,759百万円が発生したことによるものであります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 当期における投資活動の結果、3,099百万円の資金流出(前連結会計年度は336百万円の資金流入)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出3,981百万円が発生したことによるものであります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 当期における財務活動の結果、6,044百万円の資金流出(前連結会計年度は1,632百万円の資金流出)となりました。これは主に、配当金の支払額6,503百万円が発生したことによるものであります。 (4)仕入及び販売の実績 ①仕入実績 仕入は販売と概ね連動しているため、記載は省略しております。 ②販売実績 当連結会計年度におけるセグメントの販売実績(売上高)は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前連結会計年度比増減率(%) マーケティング・コミュニケーション事業   126,008   2.2 ダイレクトビジネス事業   22,252   9.1 データ・ソリューション事業   3,069   △3.9 その他事業   490   △41.0 調整額   △3,037 計   148,783   1.9 (注)1 セグメント間取引については相殺消去しております。 2 売上高は当社グループが顧客に対して行った請求額及び顧客に対する請求可能額の総額(割引を除く)であり、IFRS会計基準に準拠した開示ではありません。 3 調整額は、持株会社運営に係る収益及び報告セグメント間の損益取引消去であります。 4 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社電通   19,747   13.5   28,395   19.1 (5)経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に、経営成績に重要な影響を与える要因に相当する内容を記載しております。 (6)経営者の課題認識と今後の方針について 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に、経営者の課題認識と今後の方針に相当する内容を記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (7)資金の財源及び資金の流動性について 当社グループは、事業の競争力を維持・強化することによる持続的な成長を実現するため、また、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるために、新サービスないし新規事業に取り組んでいく考えであります。これらの資金需要は、手元資金で賄うことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施いたします。 流動性リスクとその管理方法については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表に関する注記 28. 金融商品」に記載しております。 (8)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表に関する注記 2.作成の基礎」及び「3.重要性がある会計方針」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。