概要
帝国ホテルは、1887年に渋沢栄一と大倉喜八郎らによって設立された日本最古級の高級ホテル運営会社である。東京(本社)と大阪に直営ホテルを持ち、長野県上高地に山岳リゾートホテルを展開する。2026年3月期の連結売上高は562億円、従業員数は1,899人。婚礼・宴会・レストラン事業も手がけ、三井不動産をその他の関係会社に持つ。
ホテル事業が売上の99%以上を占める
帝国ホテルグループの事業は、東京・大阪・上高地の3直営ホテルを中核とするホテル事業が連結売上高の99%以上を占める。2026年3月期には京都ホテルが開業した。東京本社(本館・タワー館)では宿泊・食堂・宴会・外販を展開し、同期の売上高は426億円。大阪は104億円。上高地はスイス式山小屋風の木造4階建てで夏季営業が主体である。ホテル事業全体のセグメント利益は48億円である。
不動産賃貸事業が収益を補完する
不動産賃貸事業は、東京のインペリアルタワーなどのオフィス・テナント賃貸を手がける。2026年3月期の売上高は4億円と小規模だが、ホテル事業の収益変動を補完する役割を担う。入居率改善により前年比45.3%増と成長している。同事業の営業利益は1億円である。この事業は東京本館建て替え計画の期間中も収益源として位置づけられている。
5つの子会社と2つの関連会社で構成
連結子会社5社は、ホテル付帯サービスを担う。帝国ホテルエンタープライズはコミュニティホテル「ザ・クレストホテル柏」の運営など。帝国ホテルサービスは不動産管理。帝国ホテルハイヤーは送迎サービスと駐車場管理。IMPERIAL HOTEL AMERICAとIMPERIAL HOTEL ASIAは北米・アジアでの販売活動を行う。関連会社には調理食品製造の帝国ホテルキッチン、バンケットサービスと清掃のニューサービスシステムがある。
業界の中での役割は高級ホテル運営・不動産賃貸事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ホテル事業 | 559億円 | 99.3% | 49億円 | 8.8% |
| 不動産賃貸事業 | 4億円 | 0.7% | 1億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ホテル主力
帝国ホテルを中心に、料飲施設や付帯サービスを展開。子会社がコミュニティホテル運営やハイヤーサービス、販売・マーケティングを担い、国内外の顧客に高級ホテル体験を提供する。
- ホテル運営
- 帝国ホテルとして宿泊・料飲・宴会などのサービスを提供する。
- 料飲施設運営
- ホテル内のレストランやバーなどの運営。
02不動産賃貸準主力
ホテル関連施設や付随する不動産の賃貸を行う。三井不動産をその他の関係会社に持ち、不動産事業との連携も図る。
製品と技術
東京・大阪・上高地・京都の4つの宿泊施設
帝国ホテルの宿泊施設は、東京本社(本館・タワー館)が中核で、2026年3月期の販売可能客室数増加により宿泊売上高は118億円。一室単価は61,897円、稼働率は62.2%。大阪は一室単価33,469円、稼働率60.0%。上高地はスイス式山小屋風の木造建築で夏季限定。京都は弥栄会館の一部を保存・活用した新規ホテルとして2026年3月に開業した。
料飲・宴会・外販のレストラン事業
食堂部門では、東京の「インペリアルバイキング サール」が朝食利用で好調。各店舗でビジネス利用や歓送迎会需要を取り込む。宴会部門では一般宴会の単価上昇と婚礼の少人数化に対応し、売上高122億円。外販ではホテルショップ「ガルガンチュワ」が開業135周年企画で来客数を伸ばす。一方、卸部門は収益性改善のため一部取引を縮小した。
ケータリング・ハイヤー・海外販促
帝国ホテルグループは、東京国際フォーラムのケータリングサービスを運営受託している。子会社の帝国ホテルハイヤーが一般乗用旅客自動車運送と駐車場管理を提供。海外子会社IMPERIAL HOTEL AMERICAとIMPERIAL HOTEL ASIAが北米・アジアでの販売・マーケティング活動を担っている。関連会社の帝国ホテルキッチンは調理食品の製造・売買を行う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
老舗高級ホテル、国内需要で安定も収益性改善求む
サービス業界では人材系の他社が多い中、当社は高級ホテル運営という独自のポジションを築く。売上高は563億円で、帝国ホテルはブランド力で際立つが、直近の営業利益率は3.7%と低く、マテリアルグループなど高収益のサービス企業と比べ収益性で劣る。競合は同じホテル業界外のサービスのため直接比較は難しいが、インバウンド需要や国内観光に支えられて増収。ただ、人件費や修繕費などの固定費が重く、利益率改善には効率化が必要。
強み
- 老舗ホテルとしての歴史と信頼で、高単価顧客を獲得。
- 国内外からの需要で稼働率が高く、売上高が安定。
- 主要都市に立地し、集客力が高い。
- 伝統的なおもてなしで、顧客満足度が高い。
課題
- 営業利益率3.7%は低く、コスト管理が課題。
- 外資系高級ホテルや新規参入が増加。
- サービス業のため人件費が高く、収益性を圧迫。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字が帝国ホテル
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2146UTグループ | 1,395億円 | 19.9倍 |
| 2 | 9699ニシオホールディングス | 1,337億円 | 11.3倍 |
| 3 | 6080M&Aキャピタルパートナーズ | 1,308億円 | 22.5倍 |
| 4 | 9166GENDA | 1,297億円 | 32.5倍 |
| 5 | 9347日本管財ホールディングス | 1,183億円 | 14.7倍 |
| 6 | 9708帝国ホテル | 1,176億円 | 27.3倍 |
| 7 | 6027弁護士ドットコム | 1,164億円 | 77.3倍 |
| 8 | 4293セプテーニ・ホールディングス | 1,114億円 | 19.1倍 |
| 9 | 2379ディップ | 1,091億円 | 15.9倍 |
| 10 | 6197ソラスト | 1,059億円 | 27.4倍 |
| 11 | 6183ベルシステム24ホールディングス | 1,032億円 | 12.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
渋沢栄一らが発起し1890年に開業
1887年12月、渋沢栄一と大倉喜八郎ら財界有力者が発起人となり、資本金26万円で有限会社帝国ホテルを設立。1890年11月に東京・日比谷に帝国ホテルが落成、開業した。1893年7月には株式会社に改称。1907年1月、株式会社メトロポールホテルを合併し資本金120万円に増資、社名を株式会社帝国ホテルに変更した。
上高地進出と戦時中の接収
1933年5月、長野県上高地にスイス式山小屋風の木造4階建てホテルを起工、10月に完成。1945年9月から1952年3月まで連合軍総司令部に接収され、将官宿舎として使用された。接収解除後、営業を再開。1977年8月には上高地帝国ホテルを改築し、9月に営業再開した。
上場と本館落成、子会社設立
1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1970年1月、帝国商事(現・帝国ホテルサービス)に営業の一部を譲渡し連結子会社化。同年3月に本館を落成。1973年2月、帝国ホテルハイヤーを設立。1983年3月、インペリアルタワーを落成。1990年11月、開業100周年を迎えた。
大阪開業と京都進出
1996年3月、帝国ホテル大阪が開業。1997年1月、東京国際フォーラムのケータリングサービス事業を運営受託。2000年11月、ザ・クレストホテル柏を開業。2022年4月、東証市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2026年3月、30年ぶりの新規ホテルとなる帝国ホテル京都が開業した。
年表20件を開く
1880年代
- 1887年12月創業時の財界有力者渋沢栄一、大倉喜八郎両氏等の発起に依り資本金26万円の有限会社帝国ホテル を設立
1890年代
- 1890年11月帝国ホテル落成、開業
- 1893年7月帝国ホテル株式会社と改称
1900年代
- 1907年1月M&A株式会社メトロポールホテルを合併し社名を株式会社帝国ホテルと変更、資本金120万円
1930年代
- 1933年5月上高地帝国ホテル起工、スイス式山小屋風の木造4階建で10月完成
1940年代
- 1945年9月連合軍総司令部直属の将官宿舎として接収される。
1950年代
- 1952年3月接収を解除される。
1960年代
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場
1970年代
- 1970年1月商号変更帝国商事株式会社(商号変更 現 ㈱帝国ホテルサービス)に営業の一部を譲渡(現・連結子会社)
- 1970年3月本館落成
- 1973年2月帝国ホテルハイヤー株式会社(現 ㈱帝国ホテルハイヤー)設立(現・連結子会社)
- 1977年8月上高地帝国ホテル改築落成、9月営業再開
1980年代
- 1983年3月インペリアルタワー落成
1990年代
- 1990年3月商号変更株式会社アイ・エイチ・エス(商号変更 現 ㈱帝国ホテルエンタープライズ)設立(現・連結子会社)
- 1990年11月開業100周年
- 1996年3月帝国ホテル大阪開業
- 1997年1月東京国際フォーラムのケータリングサービス事業を運営受託
2000年代
- 2000年11月ザ・クレストホテル柏を開業し、その運営を㈱帝国ホテルエンタープライズに委託
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
- 2026年3月帝国ホテル京都開業
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- タワー館解体工事着工2030年度末まで2030年度末頃
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グランドホテルの進化
日比谷本館建て替えによるハードウェア刷新と、人材育成強化によるヒューマンウェアを充実させ、帝国ホテルブランド力を高める。
- 02
企業としての安定的成長
不動産事業等の拡充により、収益力・財務基盤を強化し、ホテル事業の変動を補い、安定した収益基盤を構築する。
- 03
社会課題の解決への貢献
企業活動全般においてSDGsへの貢献度を最大限に高め、社会的責任を果たす。
- 04
人的資本の強化
従業員が活き活きと働ける環境を整え、賃上げや業務効率化、労働環境改善を通じてサービス品質向上と持続的成長を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,899人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて+1.6%。平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は13.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,976 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,983 | — |
| 2019年3月 | 573 | 37.9 | 14.3 | 1,940 | — |
| 2020年3月 | 567 | 39.2 | 15.3 | 1,960 | — |
| 2021年3月 | 470 | 38.2 | 14.4 | 1,986 | — |
| 2022年3月 | 476 | 39.8 | 15.5 | 1,824 | — |
| 2023年3月 | 503 | 40.1 | 16.5 | 1,680 | — |
| 2024年3月 | 575 | 39.9 | 15.4 | 1,758 | — |
| 2025年3月 | 589 | 39.2 | 14.8 | 1,813 | 88 |
| 2026年3月 | 582 | 38.1 | 13.6 | 1,899 | 111 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱帝国ホテルエンタープライズ東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱帝国ホテルサービス東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱帝国ホテルハイヤー東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱帝国ホテルキッチン東京都 千代田区 · 持分法適用会社議決権50.0%
- 国内㈱ニューサービスシステム東京都 港区 · 持分法適用会社議決権50.0%
- 国内三井不動産㈱(注)東京都 中央区 · その他の関係会社
- 調達451万円「第2回海洋安全保障に関するG7ハイレベル会合」の開催に係る会場等提供業務一式外務省 · 2016-10-13
- 調達245万円2800420007平成28年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営総務省 · 2016-03-03
- 調達243万円07-0042-0047 令和7年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営総務省 · 2025-02-27
- 調達218万円0300420025令和3年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営総務省 · 2021-03-12
- 調達178万円04-0042-0009令和4年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営の請負総務省 · 2022-02-14
- 補助金1,500万円コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業文部科学省 · 2022-08-12
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は563億円、営業利益は21億円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.0%、利益が+31.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 614億円 | 563億円 |
| 営業利益 | 24億円 | 21億円 |
| 純利益 | 19億円 | 43億円 |
| 1株あたり配当 | ¥6 | ¥6 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は148億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.4%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 121 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 125 | 7 | 5.6 | 8 |
| 2024年2Q | 117 | 1 | 0.9 | 1 |
| 2024年3Q | 156 | 22 | 14.1 | 24 |
| 2024年4Q | 135 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 247 | 1 | 0.4 | 3 |
| 2025年4Q | 279 | 15 | 5.4 | 23 |
| 2026年2Q | 254 | 3 | 1.2 | 5 |
| 2026年4Q | 309 | 18 | 5.8 | 38 |
| 2027年1Q | 148 | 7 | 4.7 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は516億円から563億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 516 | — | 36 | — | 23 |
| 2014年3月 | 532 | — | 39 | — | 23 |
| 2015年3月 | 538 | — | 41 | — | 24 |
| 2016年3月 | 558 | — | 43 | — | 32 |
| 2017年3月 | 560 | — | 52 | — | 37 |
| 2018年3月 | 572 | — | 50 | — | 34 |
| 2019年3月 | 584 | — | 53 | — | 37 |
| 2020年3月 | 546 | — | 35 | — | 24 |
| 2021年3月 | 221 | — | −79 | — | −144 |
| 2022年3月 | 286 | — | −78 | — | −79 |
| 2023年3月 | 438 | — | 17 | — | 20 |
| 2024年3月 | 533 | — | 33 | — | 34 |
| 2025年3月 | 526 | 16 | 21 | 3.0 | 26 |
| 2026年3月 | 563 | 21 | 27 | 3.7 | 43 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高563億円のうち、営業利益として残るのは21億円で3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金19.5%110億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金76.7%432億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%21億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−97億円で、差し引きのフリーCFは−56億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は223億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 56 | −72 | −7 | −16 | 222 |
| 2014年3月 | 42 | −32 | −7 | 10 | 225 |
| 2015年3月 | 61 | −20 | −7 | 41 | 259 |
| 2016年3月 | 72 | −64 | −8 | 8 | 259 |
| 2017年3月 | 50 | −36 | −9 | 14 | 263 |
| 2018年3月 | 80 | −49 | −9 | 31 | 284 |
| 2019年3月 | 61 | −8 | −9 | 53 | 328 |
| 2020年3月 | 47 | 7 | −10 | 54 | 372 |
| 2021年3月 | −83 | 2 | −5 | −81 | 287 |
| 2022年3月 | −17 | −14 | −3 | −31 | 252 |
| 2023年3月 | 39 | −16 | −2 | 23 | 273 |
| 2024年3月 | 42 | −31 | −7 | 11 | 277 |
| 2025年3月 | 71 | −141 | −7 | −70 | 199 |
| 2026年3月 | 41 | −97 | 79 | −56 | 223 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は819億円。このうち返さなくてよい自己資本が491億円で、自己資本比率は59.9%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 651 | 461 | 190 | 70.8 |
| 2014年3月 | 667 | 471 | 196 | 70.6 |
| 2015年3月 | 702 | 485 | 217 | 69.1 |
| 2016年3月 | 735 | 508 | 227 | 69.1 |
| 2017年3月 | 747 | 537 | 210 | 72.0 |
| 2018年3月 | 792 | 566 | 226 | 71.4 |
| 2019年3月 | 811 | 593 | 218 | 73.2 |
| 2020年3月 | 796 | 606 | 190 | 76.2 |
| 2021年3月 | 654 | 461 | 193 | 70.4 |
| 2022年3月 | 591 | 380 | 211 | 64.2 |
| 2023年3月 | 617 | 400 | 217 | 64.8 |
| 2024年3月 | 657 | 430 | 227 | 65.5 |
| 2025年3月 | 690 | 453 | 237 | 65.7 |
| 2026年3月 | 819 | 491 | 328 | 59.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中205位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中502位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥990で、1年前と比べて-0.3%。過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 27.3倍 |
| PER (会社予想) | 63.4倍 |
| PBR | 2.39倍 |
| 配当利回り | 0.61% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月は-1.6%と微減。8月3日に974円まで下げた後、8月17日は982円と25日線(992.52円)を下回る。52週高値1671円からは約41%安、52週安値973円にはほぼ並ぶ水準。出来高は7月30日に395,800株と急増後、8月17日は69,100株と減少。RSIは42.31と売られ過ぎ圏に近く、下値は限定的かもしれない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PERが27.09倍、PBRが2.38倍で、業界平均(PER23.03倍、PBR3.31倍)と比較するとPERは高いが、PBRは低い。配当利回り0.61%と低く、平均(2.31%)を下回る。ROEは9.1%で、当期は減益となったが、翌期に回復が見込まれる。今期予想PER62.9倍と大幅に上がる点を考慮すると、現在の株価はやや割高感がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 27.3倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 63.4倍 | — |
| PBR | 2.39倍 | 3.51倍 |
| ROE | 9.1% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、インバウンド需要回復と高単価戦略による収益改善の持続性と、老朽化する施設への投資効果である。強気派は、ブランド力による高単価の維持と、訪日外国人需要の拡大を評価する。弱気派は、競争激化や設備投資負担、経済変動による需要減を懸念する。
- ブランド力
帝国ホテルの名声で高単価設定が可能。
- インバウンド回復
訪日客需要の戻りで稼働率と客単価が上昇。
- 利益回復
2026年3月期の純利益は43億円と増益予想。
- 2026年3月期純利益が前期比65%増の43億円通年影響中
純利益43億円は前期26億円から17億円増。最終利益が大幅に拡大。
- 2026年3月期売上高が563億円と前期比7%増収通年影響弱
売上高563億円は前期526億円から37億円増。増収により固定費を吸収しやすい状況。
- 営業利益率が3.04%から3.73%へ改善通年影響弱
営業利益率3.73%は前期3.04%から0.69ポイント改善。弱含みだった収益性が戻る。
- ROE9.1%と高くPBR2.38倍の評価を支える継続影響弱
ROE9.1%と高い収益力がPBR2.38倍の評価を正当化している。
- 設備投資負担
老朽化対策で大規模投資が必要となり、収益を圧迫。
- 競争激化
外資系高級ホテルの進出で競争が激化。
- 需要変動リスク
景気や感染症などで宿泊・宴会需要が大きく変動。
- 予想PER62.9倍は実績27.09倍の約2.3倍決算発表後影響中
予想PER62.9倍は実績PER27.09倍の2.3倍。来期減益予想が織り込み済み。
- 2025年3月期の純利益が前期比24%減の26億円通年影響中
純利益26億円は前期34億円から8億円減。収益不安定さが再度顕在化するリスク。
- 売上高の増加に対して営業利益の伸びが小さい通年影響弱
売上高563億円は前期比37億円増だが、営業利益21億円は前期比5億円増にとどまる。
- 外国人株主比率8.07%と低く株主構成が国内偏重継続影響弱
外国人保有比率8.07%と低位。海外投資家の買いが入りにくい。
- 客室稼働率
- 需要動向と収益性の基盤。
- 客室単価
- 高単価戦略の進捗を測る。
- 宴会・レストラン売上
- 法人需要の回復度合い。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり6円で、前期から+16.7%。いまの株価に対する利回りは0.61%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 8 | — | 24.7 |
| 2018年3月 | 8 | 0.0 | 27.2 |
| 2019年3月 | 8 | 6.7 | 26.5 |
| 2020年3月 | 8 | 0.0 | 40.6 |
| 2021年3月 | 2 | −75.0 | — |
| 2022年3月 | 2 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 4 | 100.0 | 25.9 |
| 2024年3月 | 8 | 100.0 | 21.5 |
| 2025年3月 | 6 | −25.0 | 28.3 |
| 2026年3月 | 7 | 16.7 | 19.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥6
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,258人。区分でいちばん多いのは事業法人で65.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が79.7%を占め、残る20.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 66.8 | 72.0 | 71.9 | 66.4 | 65.9 | 65.7 |
| 金融機関 | 18.9 | 18.8 | 18.8 | 16.0 | 15.5 | 14.0 |
| 個人・その他 | 5.9 | 6.1 | 6.1 | 15.5 | 15.2 | 11.9 |
| 外国法人 | 3.1 | 2.9 | 2.9 | 1.7 | 3.4 | 8.1 |
| 証券会社 | 5.3 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.0 | 0.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 三井不動産株式会社 | 33.16 |
| 02 | アサヒビール株式会社 | 5.74 |
| 03 | 株式会社大和証券グループ本社 | 5.13 |
| 04 | 日本生命保険相互会社 | 4.67 |
| 05 | 富国生命保険相互会社 | 4.42 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行 | 3.48 |
| 07 | 清水建設株式会社 | 2.95 |
| 08 | 鹿島建設株式会社 | 2.71 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505010 | 2.61 |
| 10 | 三機工業株式会社 | 1.82 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | 777 | 5.0 | 46.7 | 32.8 |
| 2014年3月 | 39 | 794 | 4.9 | 56.0 | 31.9 |
| 2015年3月 | 41 | 817 | 5.1 | 62.6 | 32.3 |
| 2016年3月 | 53 | 856 | 6.4 | 45.7 | 28.6 |
| 2017年3月 | 62 | 906 | 7.1 | 33.5 | 24.7 |
| 2018年3月 | 57 | 954 | 6.2 | 37.6 | 27.2 |
| 2019年3月 | 62 | 1,000 | 6.4 | 32.5 | 26.5 |
| 2020年3月 | 20 | 511 | 4.0 | 37.6 | 40.6 |
| 2021年3月 | −121 | 388 | −26.9 | — | — |
| 2022年3月 | −66 | 320 | −18.8 | — | — |
| 2023年3月 | 16 | 337 | 5.0 | 58.3 | 25.9 |
| 2024年3月 | 28 | 363 | 8.1 | 34.5 | 21.5 |
| 2025年3月 | 22 | 382 | 5.9 | 41.0 | 28.3 |
| 2026年3月 | 36 | 415 | 9.1 | 43.1 | 19.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
19名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額388百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 定保英弥 | 取締役 会長執行役員 | 65 |
| 風間淳 | 代表取締役 社長執行役員 内部監査部担当 | 63 |
| 徳丸淳 | 代表取締役 副社長執行役員 企画部、技術ソリューション部、人事部 担当、兼SDGs推進担当 | 63 |
| 古谷厚史 | 取締役 専務執行役員 事業開発部、総務部 担当 | 62 |
| 大和田寛 | 取締役 常務執行役員 プロジェクト推進部、不動産事業部担当 | 55 |
| 今井徹 | 取締役 常務執行役員 経理部担当 | 64 |
| 八島和彦 | 取締役 執行役員 帝国ホテル東京 総支配人兼 マーケティング部担当 | 55 |
| 小路明善 | 取締役 | 74 |
| 米山好映 | 取締役 | 76 |
| 寺本秀雄 | 取締役 | 66 |
| 野瀬裕之 | 取締役 | 63 |
| 徳田誠 | 取締役 | 62 |
残りの役員7名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 中田誠司 | 取締役 | 66 |
| 藤本宣人 | 取締役 | 63 |
| 田村麻理子 | 常勤監査役 | 61 |
| 金澤睦生 | 監査役 | 71 |
| 中山こずゑ | 監査役 | 68 |
| 仲浩史 | 監査役 | 65 |
| 広川義浩 | 監査役 | 64 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 240 | 21 | 32 | 293 | 42 |
| 社外取締役 | 9 | 57 | — | — | 57 | 6 |
| 監査役 | 2 | 38 | — | — | 38 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容565字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,036字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,356字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,201字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第185期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第185期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第184期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-20
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第182期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-03
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第182期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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