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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

帝国ホテル

Imperial Hotel, Ltd.9708 · Standard · サービス業

帝国ホテルを中核に、ホテル運営と不動産賃貸を展開。国内外の販売子会社を通じ、伝統的な高級ホテルサービスを提供する。

概要

帝国ホテルは、1887年に渋沢栄一と大倉喜八郎らによって設立された日本最古級の高級ホテル運営会社である。東京(本社)と大阪に直営ホテルを持ち、長野県上高地に山岳リゾートホテルを展開する。2026年3月期の連結売上高は562億円、従業員数は1,899人。婚礼・宴会・レストラン事業も手がけ、三井不動産をその他の関係会社に持つ。

ホテル事業が売上の99%以上を占める

帝国ホテルグループの事業は、東京・大阪・上高地の3直営ホテルを中核とするホテル事業が連結売上高の99%以上を占める。2026年3月期には京都ホテルが開業した。東京本社(本館・タワー館)では宿泊・食堂・宴会・外販を展開し、同期の売上高は426億円。大阪は104億円。上高地はスイス式山小屋風の木造4階建てで夏季営業が主体である。ホテル事業全体のセグメント利益は48億円である。

不動産賃貸事業が収益を補完する

不動産賃貸事業は、東京のインペリアルタワーなどのオフィス・テナント賃貸を手がける。2026年3月期の売上高は4億円と小規模だが、ホテル事業の収益変動を補完する役割を担う。入居率改善により前年比45.3%増と成長している。同事業の営業利益は1億円である。この事業は東京本館建て替え計画の期間中も収益源として位置づけられている。

5つの子会社と2つの関連会社で構成

連結子会社5社は、ホテル付帯サービスを担う。帝国ホテルエンタープライズはコミュニティホテル「ザ・クレストホテル柏」の運営など。帝国ホテルサービスは不動産管理。帝国ホテルハイヤーは送迎サービスと駐車場管理。IMPERIAL HOTEL AMERICAとIMPERIAL HOTEL ASIAは北米・アジアでの販売活動を行う。関連会社には調理食品製造の帝国ホテルキッチン、バンケットサービスと清掃のニューサービスシステムがある。

業界の中での役割は高級ホテル運営・不動産賃貸事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
563億円
営業利益
21億円
営業利益率
3.7%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ホテル事業559億円99.3%49億円8.8%
不動産賃貸事業4億円0.7%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ホテル主力

帝国ホテルを中心に、料飲施設や付帯サービスを展開。子会社がコミュニティホテル運営やハイヤーサービス、販売・マーケティングを担い、国内外の顧客に高級ホテル体験を提供する。

主な製品・サービス2
ホテル運営
帝国ホテルとして宿泊・料飲・宴会などのサービスを提供する。
料飲施設運営
ホテル内のレストランやバーなどの運営。

02不動産賃貸準主力

ホテル関連施設や付随する不動産の賃貸を行う。三井不動産をその他の関係会社に持ち、不動産事業との連携も図る。

製品と技術

東京・大阪・上高地・京都の4つの宿泊施設

帝国ホテルの宿泊施設は、東京本社(本館・タワー館)が中核で、2026年3月期の販売可能客室数増加により宿泊売上高は118億円。一室単価は61,897円、稼働率は62.2%。大阪は一室単価33,469円、稼働率60.0%。上高地はスイス式山小屋風の木造建築で夏季限定。京都は弥栄会館の一部を保存・活用した新規ホテルとして2026年3月に開業した。

料飲・宴会・外販のレストラン事業

食堂部門では、東京の「インペリアルバイキング サール」が朝食利用で好調。各店舗でビジネス利用や歓送迎会需要を取り込む。宴会部門では一般宴会の単価上昇と婚礼の少人数化に対応し、売上高122億円。外販ではホテルショップ「ガルガンチュワ」が開業135周年企画で来客数を伸ばす。一方、卸部門は収益性改善のため一部取引を縮小した。

ケータリング・ハイヤー・海外販促

帝国ホテルグループは、東京国際フォーラムのケータリングサービスを運営受託している。子会社の帝国ホテルハイヤーが一般乗用旅客自動車運送と駐車場管理を提供。海外子会社IMPERIAL HOTEL AMERICAとIMPERIAL HOTEL ASIAが北米・アジアでの販売・マーケティング活動を担っている。関連会社の帝国ホテルキッチンは調理食品の製造・売買を行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

老舗高級ホテル、国内需要で安定も収益性改善求む

サービス業界では人材系の他社が多い中、当社は高級ホテル運営という独自のポジションを築く。売上高は563億円で、帝国ホテルはブランド力で際立つが、直近の営業利益率は3.7%と低く、マテリアルグループなど高収益のサービス企業と比べ収益性で劣る。競合は同じホテル業界外のサービスのため直接比較は難しいが、インバウンド需要や国内観光に支えられて増収。ただ、人件費や修繕費などの固定費が重く、利益率改善には効率化が必要。

強み

  • 老舗ホテルとしての歴史と信頼で、高単価顧客を獲得。
  • 国内外からの需要で稼働率が高く、売上高が安定。
  • 主要都市に立地し、集客力が高い。
  • 伝統的なおもてなしで、顧客満足度が高い。

課題

  • 営業利益率3.7%は低く、コスト管理が課題。
  • 外資系高級ホテルや新規参入が増加。
  • サービス業のため人件費が高く、収益性を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が帝国ホテル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12146UTグループ1,395億円19.9倍
29699ニシオホールディングス1,337億円11.3倍
36080M&Aキャピタルパートナーズ1,308億円22.5倍
49166GENDA1,297億円32.5倍
59347日本管財ホールディングス1,183億円14.7倍
69708帝国ホテル1,176億円27.3倍
76027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍
84293セプテーニ・ホールディングス1,114億円19.1倍
92379ディップ1,091億円15.9倍
106197ソラスト1,059億円27.4倍
116183ベルシステム24ホールディングス1,032億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

渋沢栄一らが発起し1890年に開業

1887年12月、渋沢栄一と大倉喜八郎ら財界有力者が発起人となり、資本金26万円で有限会社帝国ホテルを設立。1890年11月に東京・日比谷に帝国ホテルが落成、開業した。1893年7月には株式会社に改称。1907年1月、株式会社メトロポールホテルを合併し資本金120万円に増資、社名を株式会社帝国ホテルに変更した。

上高地進出と戦時中の接収

1933年5月、長野県上高地にスイス式山小屋風の木造4階建てホテルを起工、10月に完成。1945年9月から1952年3月まで連合軍総司令部に接収され、将官宿舎として使用された。接収解除後、営業を再開。1977年8月には上高地帝国ホテルを改築し、9月に営業再開した。

上場と本館落成、子会社設立

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1970年1月、帝国商事(現・帝国ホテルサービス)に営業の一部を譲渡し連結子会社化。同年3月に本館を落成。1973年2月、帝国ホテルハイヤーを設立。1983年3月、インペリアルタワーを落成。1990年11月、開業100周年を迎えた。

大阪開業と京都進出

1996年3月、帝国ホテル大阪が開業。1997年1月、東京国際フォーラムのケータリングサービス事業を運営受託。2000年11月、ザ・クレストホテル柏を開業。2022年4月、東証市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2026年3月、30年ぶりの新規ホテルとなる帝国ホテル京都が開業した。

年表20件を開く

1880年代

  • 1887年12月創業時の財界有力者渋沢栄一、大倉喜八郎両氏等の発起に依り資本金26万円の有限会社帝国ホテル を設立

1890年代

  • 1890年11月帝国ホテル落成、開業
  • 1893年7月帝国ホテル株式会社と改称

1900年代

  • 1907年1月M&A株式会社メトロポールホテルを合併し社名を株式会社帝国ホテルと変更、資本金120万円

1930年代

  • 1933年5月上高地帝国ホテル起工、スイス式山小屋風の木造4階建で10月完成

1940年代

  • 1945年9月連合軍総司令部直属の将官宿舎として接収される。

1950年代

  • 1952年3月接収を解除される。

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場

1970年代

  • 1970年1月商号変更帝国商事株式会社(商号変更 現 ㈱帝国ホテルサービス)に営業の一部を譲渡(現・連結子会社)
  • 1970年3月本館落成
  • 1973年2月帝国ホテルハイヤー株式会社(現 ㈱帝国ホテルハイヤー)設立(現・連結子会社)
  • 1977年8月上高地帝国ホテル改築落成、9月営業再開

1980年代

  • 1983年3月インペリアルタワー落成

1990年代

  • 1990年3月商号変更株式会社アイ・エイチ・エス(商号変更 現 ㈱帝国ホテルエンタープライズ)設立(現・連結子会社)
  • 1990年11月開業100周年
  • 1996年3月帝国ホテル大阪開業
  • 1997年1月東京国際フォーラムのケータリングサービス事業を運営受託

2000年代

  • 2000年11月ザ・クレストホテル柏を開業し、その運営を㈱帝国ホテルエンタープライズに委託

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2026年3月帝国ホテル京都開業

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • タワー館解体工事着工2030年度末まで2030年度末頃

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グランドホテルの進化

    日比谷本館建て替えによるハードウェア刷新と、人材育成強化によるヒューマンウェアを充実させ、帝国ホテルブランド力を高める。

  2. 02

    企業としての安定的成長

    不動産事業等の拡充により、収益力・財務基盤を強化し、ホテル事業の変動を補い、安定した収益基盤を構築する。

  3. 03

    社会課題の解決への貢献

    企業活動全般においてSDGsへの貢献度を最大限に高め、社会的責任を果たす。

  4. 04

    人的資本の強化

    従業員が活き活きと働ける環境を整え、賃上げや業務効率化、労働環境改善を通じてサービス品質向上と持続的成長を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,899人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて+1.6%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は13.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,976
2018年3月1,983
2019年3月57337.914.31,940
2020年3月56739.215.31,960
2021年3月47038.214.41,986
2022年3月47639.815.51,824
2023年3月50340.116.51,680
2024年3月57539.915.41,758
2025年3月58939.214.81,81388
2026年3月58238.113.61,899111

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
提出会社 帝国ホテル京都 京都府京都市東山区123億円
提出会社 賃貸用不動産 東京都中央区等9,302百万円
不動産賃貸 事業
提出会社 帝国ホテル本社 東京都千代田区7,156百万円
ホテル事業
提出会社 上高地帝国ホテル 長野県松本市1,346百万円
提出会社 帝国ホテル大阪 大阪府大阪市北区563百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱帝国ホテルエンタープライズ
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱帝国ホテルサービス
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱帝国ホテルハイヤー
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱帝国ホテルキッチン
    東京都 千代田区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈱ニューサービスシステム
    東京都 港区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    三井不動産㈱(注)
    東京都 中央区 · その他の関係会社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    「第2回海洋安全保障に関するG7ハイレベル会合」の開催に係る会場等提供業務一式
    外務省 · 2016-10-13
    451万円
  • 調達
    2800420007平成28年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営
    総務省 · 2016-03-03
    245万円
  • 調達
    07-0042-0047 令和7年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営
    総務省 · 2025-02-27
    243万円
  • 調達
    0300420025令和3年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営
    総務省 · 2021-03-12
    218万円
  • 調達
    04-0042-0009令和4年度電波の日・情報通信月間記念中央式典の運営の請負
    総務省 · 2022-02-14
    178万円
  • 補助金
    コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業
    文部科学省 · 2022-08-12
    1,500万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は563億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.0%、利益が+31.3%。

売上高
+7.0%
563億円
営業利益
+31.3%
21億円
純利益
+65.4%
43億円
営業利益率
3.7%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高614億円563億円
営業利益24億円21億円
純利益19億円43億円
1株あたり配当¥6¥6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は148億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.4%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1212
2024年1Q12575.68
2024年2Q11710.91
2024年3Q1562214.124
2024年4Q1351
2025年2Q24710.43
2025年4Q279155.423
2026年2Q25431.25
2026年4Q309185.838
2027年1Q14874.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は516億円から563億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5163623
2014年3月5323923
2015年3月5384124
2016年3月5584332
2017年3月5605237
2018年3月5725034
2019年3月5845337
2020年3月5463524
2021年3月221−79−144
2022年3月286−78−79
2023年3月4381720
2024年3月5333334
2025年3月52616213.026
2026年3月56321273.743

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高563億円のうち、営業利益として残るのは21億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金19.5%110億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金76.7%432億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比3.8pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
7.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
9.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−97億円で、差し引きのフリーCFは−56億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は223億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月56−72−7−16222
2014年3月42−32−710225
2015年3月61−20−741259
2016年3月72−64−88259
2017年3月50−36−914263
2018年3月80−49−931284
2019年3月61−8−953328
2020年3月477−1054372
2021年3月−832−5−81287
2022年3月−17−14−3−31252
2023年3月39−16−223273
2024年3月42−31−711277
2025年3月71−141−7−70199
2026年3月41−9779−56223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は819億円。このうち返さなくてよい自己資本が491億円で、自己資本比率は59.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月65146119070.8
2014年3月66747119670.6
2015年3月70248521769.1
2016年3月73550822769.1
2017年3月74753721072.0
2018年3月79256622671.4
2019年3月81159321873.2
2020年3月79660619076.2
2021年3月65446119370.4
2022年3月59138021164.2
2023年3月61740021764.8
2024年3月65743022765.5
2025年3月69045323765.7
2026年3月81949132859.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
123億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
445億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
328億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中205位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中502位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥990で、1年前と比べて-0.3%過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。

¥990-0.3%1ヶ月+0.8%1年-0.3%時価総額1,176億円
過去52週の値幅
安値¥973高値¥1,671

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.3倍
PER (会社予想)63.4倍
PBR2.39倍
配当利回り0.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月は-1.6%と微減。8月3日に974円まで下げた後、8月17日は982円と25日線(992.52円)を下回る。52週高値1671円からは約41%安、52週安値973円にはほぼ並ぶ水準。出来高は7月30日に395,800株と急増後、8月17日は69,100株と減少。RSIは42.31と売られ過ぎ圏に近く、下値は限定的かもしれない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERが27.09倍、PBRが2.38倍で、業界平均(PER23.03倍、PBR3.31倍)と比較するとPERは高いが、PBRは低い。配当利回り0.61%と低く、平均(2.31%)を下回る。ROEは9.1%で、当期は減益となったが、翌期に回復が見込まれる。今期予想PER62.9倍と大幅に上がる点を考慮すると、現在の株価はやや割高感がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.3倍23.4倍
PER (予想)63.4倍
PBR2.39倍3.51倍
ROE9.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、インバウンド需要回復と高単価戦略による収益改善の持続性と、老朽化する施設への投資効果である。強気派は、ブランド力による高単価の維持と、訪日外国人需要の拡大を評価する。弱気派は、競争激化や設備投資負担、経済変動による需要減を懸念する。

プラスに働く材料7
  • ブランド力

    帝国ホテルの名声で高単価設定が可能。

  • インバウンド回復

    訪日客需要の戻りで稼働率と客単価が上昇。

  • 利益回復

    2026年3月期の純利益は43億円と増益予想。

  • 2026年3月期純利益が前期比65%増の43億円通年影響

    純利益43億円は前期26億円から17億円増。最終利益が大幅に拡大。

  • 2026年3月期売上高が563億円と前期比7%増収通年影響

    売上高563億円は前期526億円から37億円増。増収により固定費を吸収しやすい状況。

  • 営業利益率が3.04%から3.73%へ改善通年影響

    営業利益率3.73%は前期3.04%から0.69ポイント改善。弱含みだった収益性が戻る。

  • ROE9.1%と高くPBR2.38倍の評価を支える継続影響

    ROE9.1%と高い収益力がPBR2.38倍の評価を正当化している。

マイナスに働く材料7
  • 設備投資負担

    老朽化対策で大規模投資が必要となり、収益を圧迫。

  • 競争激化

    外資系高級ホテルの進出で競争が激化。

  • 需要変動リスク

    景気や感染症などで宿泊・宴会需要が大きく変動。

  • 予想PER62.9倍は実績27.09倍の約2.3倍決算発表後影響

    予想PER62.9倍は実績PER27.09倍の2.3倍。来期減益予想が織り込み済み。

  • 2025年3月期の純利益が前期比24%減の26億円通年影響

    純利益26億円は前期34億円から8億円減。収益不安定さが再度顕在化するリスク。

  • 売上高の増加に対して営業利益の伸びが小さい通年影響

    売上高563億円は前期比37億円増だが、営業利益21億円は前期比5億円増にとどまる。

  • 外国人株主比率8.07%と低く株主構成が国内偏重継続影響

    外国人保有比率8.07%と低位。海外投資家の買いが入りにくい。

次の決算で確かめる点
客室稼働率
需要動向と収益性の基盤。
客室単価
高単価戦略の進捗を測る。
宴会・レストラン売上
法人需要の回復度合い。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは0.61%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
0.61%
いまの株価に対して
配当性向
19.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月824.7
2018年3月80.027.2
2019年3月86.726.5
2020年3月80.040.6
2021年3月2−75.0
2022年3月20.0
2023年3月4100.025.9
2024年3月8100.021.5
2025年3月6−25.028.3
2026年3月716.719.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,258人。区分でいちばん多いのは事業法人65.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が79.7%を占め、残る20.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人66.872.071.966.465.965.7
金融機関18.918.818.816.015.514.0
個人・その他5.96.16.115.515.211.9
外国法人3.12.92.91.73.48.1
証券会社5.30.20.30.30.00.3
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井不動産株式会社33.16
02アサヒビール株式会社5.74
03株式会社大和証券グループ本社5.13
04日本生命保険相互会社4.67
05富国生命保険相互会社4.42
06株式会社みずほ銀行3.48
07清水建設株式会社2.95
08鹿島建設株式会社2.71
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5050102.61
10三機工業株式会社1.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で−47%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月387775.046.732.8
2014年3月397944.956.031.9
2015年3月418175.162.632.3
2016年3月538566.445.728.6
2017年3月629067.133.524.7
2018年3月579546.237.627.2
2019年3月621,0006.432.526.5
2020年3月205114.037.640.6
2021年3月−121388−26.9
2022年3月−66320−18.8
2023年3月163375.058.325.9
2024年3月283638.134.521.5
2025年3月223825.941.028.3
2026年3月364159.143.119.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額388百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
定保英弥取締役 会長執行役員65
風間淳代表取締役 社長執行役員 内部監査部担当63
徳丸淳代表取締役 副社長執行役員 企画部、技術ソリューション部、人事部 担当、兼SDGs推進担当63
古谷厚史取締役 専務執行役員 事業開発部、総務部 担当62
大和田寛取締役 常務執行役員 プロジェクト推進部、不動産事業部担当55
今井徹取締役 常務執行役員 経理部担当64
八島和彦取締役 執行役員 帝国ホテル東京 総支配人兼 マーケティング部担当55
小路明善取締役74
米山好映取締役76
寺本秀雄取締役66
野瀬裕之取締役63
徳田誠取締役62
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
中田誠司取締役66
藤本宣人取締役63
田村麻理子常勤監査役61
金澤睦生監査役71
中山こずゑ監査役68
仲浩史監査役65
広川義浩監査役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7240213229342
社外取締役957576
監査役2383819

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容565字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社5社及び関連会社2社で構成されており、ホテル及び料飲施設の運営・不動産賃貸事業並びにそれらに付帯するサービス事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、セグメントと同一の区分であります。 ホテル事業 ……当社、子会社5社及び関連会社2社で事業を営んでおります。 不動産賃貸事業……当社が営んでおります。 子会社、関連会社及びその他の関係会社の主な事業内容 子会社 ㈱帝国ホテルエンタープライズ    コミュニティホテル並びにレストラン等の運営及び ホテル付帯サービス ㈱帝国ホテルサービス   ホテル付帯サービス及び不動産の管理 ㈱帝国ホテルハイヤー 一般乗用旅客自動車運送及び駐車場管理 IMPERIAL HOTEL AMERICA, LTD.   北米地区における販売及びマーケティング活動 IMPERIAL HOTEL ASIA PTE. LTD.   アジア地区における販売及びマーケティング活動 関連会社 ㈱帝国ホテルキッチン   調理食品の製造及び売買 ㈱ニューサービスシステム   バンケットサービス及び不動産の管理・清掃 その他の関係会社 三井不動産㈱   不動産業 事業の系統図
経営方針・対処すべき課題2,036字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念 帝国ホテルは、創業の精神を継ぐ日本の代表ホテルであり国際的ベストホテルを目指す企業として、最も優れたサービスと商品を提供することにより、国際社会の発展と人々の豊かでゆとりのある生活と文化の向上に貢献する。 (2)経営方針・経営戦略 当社グループは、東京事業所建て替え後を見据えた『中長期経営計画』を策定しております。 私たちは私たちの誇る誠実で人間味あふれる従業員の存在が企業価値を高める上で何よりも大切な、企業としての原点だと考えています。 ホテル業として従業員の満足度を高めながらサービスレベルを向上させれば、お客様の満足度が上がり、その結果として収益が向上し、その収益をハードウェアの改善や人材投資につなげることで従業員満足度とサービスレベルが更に高まるという理想的なサイクルが出来上がります。そのサイクルを発展的に循環させることであらゆるステークホルダーの期待に応えていくことが我々の使命であると考えています。 しかし、昨今、競合する新規ホテルの相次ぐ開業によりハードウェアにおける差は拡大し、従業員の努力だけではお客様に十分にご満足いただくことが難しくなってきました。 当社は地域一帯の再開発により新たなハードを手に入れ、当社の誇る従業員がその力を最大限に生かせる環境を整えるとともに、ボラティリティの高いホテル事業を補うために不動産事業を拡充し収益を安定させます。 また、視野が広く、語学、ICTなどに長けた顧客対応力の高い従業員を育成することでお客様の満足度を更に高めると共に、新たなハードや新規事業を通じて更に幅広い顧客を獲得し、日本の迎賓館としての役割を継続して担っていきます。 目指すべき姿 創業の精神を継ぐ「日本を代表するホテル」として、人を原点とする帝国ホテルブランドをより進化させる。また、いかなる経営環境下においても企業継続できる体制を構築し、来る2040年の開業150周年を目指す。 基本戦略 ①グランドホテルの進化 日比谷本館建て替えによるハードウェア刷新と人材育成強化によるヒューマンウェアの充実をもって当社ブランド力を高める。 ②企業としての安定的成長 今後のホテル事業を盤石の体制とするため、不動産事業等の拡充により、収益力・財務基盤の強化を図る。 ③社会課題の解決 当社企業活動の全てについてSDGs貢献度を最大限向上させる。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、世界情勢の変化に伴う原材料やエネルギー価格の上昇に加え、各国の金融政策の 変化などの景気下押しリスクを注視する必要があります。一方、国内においては、雇用・所得環境の改善や各種政 策の効果により、個人消費を中心に緩やかな回復が継続することが期待されます。 当社グループにおきましては、30年ぶりの新規ホテルとなる「帝国ホテル京都」を開業いたしました。祇園町の シンボルとして親しまれてきた弥栄会館の一部を保存・活用することで、紡がれてきた歴史を継承するとともに、 国内外のお客様を最高のサービスでお迎えし、未来へつないでまいります。そして、東京、上高地、大阪に続く帝 国ホテルブランドのホテルとして、当社グループの企業価値を一層向上させる存在へと育ててまいります。 帝国ホテル東京の建て替え計画は、内幸町一丁目街区の再開発計画の進捗状況や近時の社会環境などに鑑み検討 を行ってまいりましたが、より質の高い事業計画の検討に要する期間が必要と判断し、2030年度末頃のタワー館解 体工事着工を目指すことといたしました。 当社は「日本の代表ホテルであり、国際的ベストホテルを目指す」という企業理念のもと、昨年11月に開業135周 年を迎えました。今後、150周年、200周年もこの日比谷の土地で日本を代表するグランドホテルとしての存在意義 を引き継いでいくため、持続的成長が可能な新本館、新タワー館となるよう、最善を尽くしてまいります。 この検討期間中も、現タワー館の客室と宴会場に加え、オフィス、テナントなどの不動産事業も営業を再開する ことで収益を最大化してまいります。また、東京の本館、上高地、大阪、京都も需給変動に合わせた機動的な価格 政策や付加価値の高い商品企画などを行うことで、安定的な収益確保を図ってまいります。 そして、当社の価値創造の原点である従業員が活き活きと働き、お客様へのサービスが向上し満足度が高まるこ とが持続的な企業価値の向上につながるという考えのもと、賃上げや業務の効率化、労働環境の一層の改善を行う など、引き続き人的資本の強化を推進してまいります。 今後も当社の企業理念である「国際的ベストホテル」を目指し、全力で取り組んでまいります。
事業等のリスク5,356字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは事業等のリスクに関し、諸規程を整備し、各種リスクに対する予防および発生時の対処等について研修、訓練を実施し、リスク管理の実効性を向上させております。また定期的に「リスク管理委員会」を開催し、事業運営に伴う各種リスクの適正な分析・評価、リスクの予防措置、発生時の対応等を検討し、総合的なリスク管理体制を整備しております。 これらの体制を踏まえ、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 (1)自然災害及び火災等の事故の発生 大規模な地震や台風等の自然災害や火災等の事故の発生は、当社グループの所有する建物、施設等に損害を及ぼし、一時的な営業停止による売上減や修復のための費用負担が発生する可能性があります。 また、特に近年頻発する台風・集中豪雨の規模・範囲によっては、当社グループに直接的な損害が無い場合でも、消費マインドの減退や、国内交通機関への影響による来客数の減少等が予想され、当社グループの収益確保に影響する可能性があります。 これらのリスクに対し、事業継続計画(BCP)、各種災害対策マニュアルに基づき、備蓄資材・食料等の管理、全事業所での年間約80回の総合・部分訓練等により、対応力を強化するとともに、定期的なマニュアル見直しによりその実効性を高め、災害時のお客様・従業員の安全を守り、速やかに事業再開に向けた活動に移行できるよう、体制を整備しております。 (2)感染症の発生、まん延 新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症の発生やまん延は、海外からの入国規制や渡航自粛による訪日外国人利用客の減少、国内での不要不急の外出自粛要請や消費マインドの減退などによる経済活動の減速、停滞が引続き予想されます。 当社グループにおいては、全事業所の宿泊需要の低下に伴う売上げの減少に加え、会食や宴会利用が低調となり、当社グループの収益確保に大きく影響する可能性があります。 これらのリスクに対し、マスク、消毒液の備蓄やサーマルカメラの常備、在宅勤務体制の整備などを推進し、お客様・従業員の安全・安心を守るべく防疫体制を整備しております。 (3)テロ、戦争の勃発 テロ行為や戦争、紛争等の勃発による世界情勢の変化により、海外渡航制限や自粛による外国人利用客の減少、観光、レジャーや慶事に対する消費マインドの減退、加えて原材料・建築資材等の調達コスト上昇の長期化が予想されます。 当社グループにおいては、平常時の宿泊客外国人比率が約6割の東京本社、大阪事業所の売上げ回復の遅れに加え、自粛要請等による宿泊、各種会議・宴会の取り消しなどにより当社グループの収益確保に影響するとともに、調達コスト上昇により利益確保に影響する可能性があります。 これらのリスクに対し、テロ対策マニュアルを整備し、行政の指導に基づく訓練等による対応力と実効性を高め、お客様・従業員の安全を確保する取り組みを推進しております。 また、宿泊者構成の多様性にも留意し、国内外の均衡のとれた営業活動を展開し、業績への影響を最小限に留めるよう努めております。 (4)食の安全に関わる問題 当社グループは、食に関わる全社横断的な組織として「食の安全と信頼委員会」を設置し、食中毒対策、食品衛生、食品表示、アレルギー対策、防除等に取り組むなど、食の安全管理には細心の注意を払っておりますが、ノロウイルス等による食中毒やアレルギー事故の発生等食品衛生や食の安全、安心に関する問題が発生した場合、当社グループ全体への信用の失墜とブランドの低下ならびに損害賠償等の費用負担に加え、各種宴会の取消しならびに受注減、レストランの来客数減等により、当社グループの収益確保に影響する可能性があります。 これらのリスクに対し、食品安全管理運用書を整備し、全事業所の飲食関連施設・従業者に対する定期的な衛生管理点検、腸内検査、アレルギー対応シミュレーション、メニュー表示チェック等を実施し、定期的な運用書の見直しによりその実効性を高め、食に対するお客様の安心・安全の確保に努めております。 (5)個人情報や営業上の機密情報の漏洩、システムの停止 顧客の個人情報や営業上の機密情報の管理は、社内の情報管理、監視部門が中心になり、外部への流出防止を行っておりますが、万が一サイバー攻撃等による情報漏洩やシステム停止が発生した場合、当社グループ全体の信用の失墜とブランドの低下ならびに損害賠償等の費用負担により、当社グループの収益に影響する可能性があります。 これらのリスクに対し、各種規程に基づき、サイバー攻撃対策としてインシデント発生時の対応体制の整備、定期的な個人情報保護状況の確認、SNSモニタリング等の人的対策、サイバー保険への加入など、多層的な対策を講じております。 (6)法令等遵守に関するリスク 当社グループは、事業活動を継続する上で、関連する各種法令、規則、行政当局の指導、社会規範及び社内規程等を遵守することが不可欠であります。これらの遵守を怠り、又は意図しないコンプライアンス違反が発生した場合、事業停止命令等の行政処分、多額の課徴金や罰金、損害賠償請求等の訴訟リスクが発生する可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与えるとともに、社会的信用の失墜、ブランドイメージの低下を招くおそれがあります。 当社グループでは、コンプライアンスを経営の重要課題の一つとして位置づけ、法令遵守及び倫理的な行動の実践を徹底するため、コンプライアンスに関する規程を整備し、役員及び従業員に対する継続的なコンプライアンス教育・研修を実施しております。また、各部門に法令管理の責任者を配置し、法令改正情報の収集及び周知の徹底、並びに内部監査等を通じた遵守状況の定期的なモニタリング等を実施することで、コンプライアンス体制の強化に努めております。 (7)労務関連(労働契約・労働力不足等) 当社グループは、接客業を主としており、人材育成の強化を通じてさらなるサービスの向上に努めるとともに、人材の確保ならびに従業員満足の向上にも努めております。 今後、関係法令・社会保険や労働条件・処遇等の労務環境の変化に対応する場合、人件費や業務委託費の増加となり、また人手不足の深刻化により商品提供が滞る場合、当社グループの収益確保に影響を与える可能性があります。 これらのリスクに対し、ハラスメント対策、メンタル疾患防止、時間外就労の管理の徹底および多様な働き方に対応する制度の整備等、従業員のケアに重点を置いた取り組みを進め、また雇用においては、正社員の計画的な採用、中途採用の通年実施に加え、非正規雇用市場の動向も注視し、適正な要員確保に努めております。 (8)固定資産の減損 当社グループは、ホテル建物等の固定資産を保有しておりますが、今後一定規模を上回る不動産価額の下落や事業収支が悪化した場合、固定資産の一部について減損損失が発生する可能性があります。 これらのリスクに対し、設備投資計画時に当該事業用固定資産から生成される将来キャッシュ・フローが十分に見込まれるか、投資回収可能性を慎重に精査した上で意思決定を行うと共に、定期的に進捗及び達成度評価を実施しております。 (9)繰延税金資産に関するリスク 当社グループは、将来の課税所得の見積りに基づき、将来減算一時差異に対して繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産は、将来の課税所得の十分性や将来減算一時差異の解消見込年度のスケジューリング等に基づき、回収可能性を検討しております。しかしながら、今後の事業環境の変化に伴う「中長期経営計画」の見直しや、地政学的リスクの高まり、感染症の発生やまん延等により、実際の利益が当初の見積りを下回った場合、繰延税金資産の取崩しが必要となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)賃借した不動産の継続利用又は中途解約 ホテル事業においては、ホテル設備や土地を長期に賃借しているものがあり、当該不動産の継続利用が困難となった場合や契約期限が到来した際に更新されない場合は業績に影響が生じる可能性があります。また、長期賃貸借契約の途中で、何らかの事情に基づき契約が中途解約されることがあった場合、残存期間分の未経過賃料のうちの一部について、賃料の支払又は補填の義務が生じる可能性があります。 これらのリスクに対し、不動産の所有者の信用度等を勘案した上で、継続利用の蓋然性が高いと判断されるホテル不動産に対してのみ契約を締結するよう努めるとともに、新規の契約にあたっては賃借期間を可能な限り長期とできるよう交渉を行うように努めております。 (11)帝国ホテル東京建て替え計画に関するリスク 当社は帝国ホテル東京の本館、タワー館及び駐車場ビルの建て替え計画の実施方針を決定しております。建て替え期間中も帝国ホテル東京としてのホテルの営業は継続することを計画しておりますが、建て替えに伴う一部事業規模の縮小による一時的な収益力低下などにより当社グループの経営成績に影響が生じる可能性があります。 また、建て替えに伴う総事業規模は約2,000 億円から約2,500 億円程度を見込んでおりますが、物価上昇による資材の高騰や労務費の上昇などが生じた場合、想定していた費用を上回る負担が発生する可能性があります。加えて、本建て替え計画の実施資金に係る財務計画は、今後の関係諸機関との協議等を経た上で策定する予定ですが、その内容によっては、今後、本建て替え計画の実施資金の調達コスト(金利変動等)が当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、タワー館の建て替えについては、三井不動産株式会社(以下「三井不動産」といいます。)との共同事業として行うことを目指しており、現タワー館を解体後、当社が敷地を分筆したうえで、その土地の共有持分の一部を三井不動産に有償譲渡することとしております。当社と三井不動産は、協議の上、本譲渡にかかる売買契約の締結を行う予定ですが、その締結時期及び譲渡の実行時期については未定であり、当該売買契約の締結が予定通り実施されない場合には、本譲渡が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 なお、本計画の最終的な実施にあたっては、都市計画法、建築基準法その他の関連諸法令に従った許認可等が得られること、及び近隣の権利者等の関係諸機関との合意が成立することが前提となります。そのため、必要な許認可等が得られない場合や、関係諸機関との合意が成立しない場合等には、当社は最終的に本計画を実施しない又は建築工事の遅れ等で本計画が計画通りに進捗しない可能性があります。 (12)関係会社等に関する重要事項 その他の関係会社である三井不動産は、当連結会計年度末現在、当社の発行済株式総数の33.2%を保有しております。2007年に同社の資本参加を受けた際に基本協定書を締結し、以降、当社経営の自主性等を最大限尊重する友好的なパートナーとして将来的な再開発計画、ホテル・リゾート分野等での協力・提携等をともに検討しており、三井不動産の意向は当社グループの事業展開、経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。また、業務・資本提携の強化を図る人的交流の一環として、当社は三井不動産より役員を兼務する人材を受け入れておりますが、三井不動産との取引条件については、第三者と比較検討を実施した上で公正な取引条件で実施しており、当社の独立性に影響を及ぼすリスクはないと考えております。ただし、何らかの要因により三井不動産との関係に変化があった場合や、三井不動産の出資方針や取引方針等の変更が生じた場合には、出資関係、人的関係及び取引関係が見直される可能性があり、その結果当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (13)スタンダード市場上場維持基準 当社は、株式会社東京証券取引所の定めるスタンダード市場の上場維持基準のうち、流通株式比率について、2026年3月31日時点において26.11%となっており、同社が上場維持基準として定める流通株式比率25%以上に近接していることから、何らかの事情により流動性が低下した場合には、上場維持基準に抵触する可能性があります。 今後もIRの充実や株主との対話など、引き続き各種取組を継続、基準への適合維持に努めてまいります。 (14)その他の包括的なリスク 当社グループの売上高の約8割が東京本社であり、特に上記事項が東京本社にて発生した場合、その他予期し得ない問題等が発生した場合、当社グループ全体の収益確保に大きく影響する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,201字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 業績 当期におけるわが国経済は、世界的な地政学リスクの高まりが懸念される中、継続的な賃上げなどを背景に個人消費に持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかに回復してまいりました。 ホテル・観光業界におきましては、円安に加え大阪・関西万博の開催により上期を中心にインバウンド需要が大きく伸長し、下期には日中関係の悪化に伴う渡航制限や中東情勢の緊迫化などの影響はあったものの、全体として堅調に推移いたしました。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、2025年11月に開業135周年、2026年3月に帝国ホテル大阪が開業30周年を迎えるとともに、2026年3月5日には30年ぶりの新規ホテルとなる帝国ホテル京都が開業いたしました。 営業面におきましては、開業を記念したコラボレーション企画の実施や各種記念商品の販売を行うなど、積極的な販売促進とブランド力のさらなる向上に努めてまいりました。また、一部営業を休止していた帝国ホテル東京のタワー館客室について、段階的に稼働を再開いたしました。帝国ホテル大阪におきましては、大阪・関西万博の開催に伴う国内外の賓客や個人需要を確実に取り込むなど、グループをあげて売上の伸長に取り組んでまいりました。 経費面におきましては、人材の採用を強化し、積極的な人的投資を行う一方で、デジタル化の推進などを通じて経費の抑制にも努め、利益の確保に注力いたしました。 また、さらなるサステナビリティの推進に向けて、廃食用油を原料として持続可能な航空燃料(SAF)を製造するプロジェクトに参画したほか、環境省などが推奨する食品ロス削減の取り組みである食べ残しの持ち帰り「mоttECO(モッテコ)」を導入いたしました。さらに、健康経営への様々な取り組みが評価され「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」における上位法人「ホワイト500」に2年連続で認定されました。 以上の結果、当期における当社グループの売上高は前期比7.0%増の562億67百万円、EBITDAは前期比14.9%増の46億49百万円、営業利益は前期比33.7%増の21億26百万円、経常利益は前期比29.2%増の26億64百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比65.9%増の42億90百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 ①ホテル事業 イ 帝国ホテル本社 宿泊につきましては、タワー館の稼働再開に伴う販売可能客室数の増加の影響を受け、稼働率は前期比5.6ポイント減の62.2%、一室単価は前期並みの61,897円となったものの、増加したインバウンド需要の取込みなどが奏功し、販売室数は前期比24.1%増加し、売上高は前期比9.3%増で過去最高の118億62百万円となりました。 食堂につきましては、宿泊者数の増加に伴い『インペリアルバイキング サール』の朝食利用が好調だったことに加え、各店舗におけるビジネス利用や歓送迎会需要も増加したことから、売上高は前期比2.0%増の62億50百万円となりました。 宴会につきましては、一般宴会は総利用人数が減少いたしましたが、単価の上昇により、一案件当たりの収益性が向上し、売上増となりました。婚礼も、少人数婚礼を中心とした件数の獲得に努めました。その結果、売上高は前期比5.1%増の122億56百万円となりました。 外販につきましては、開業135周年に伴う各種企画により、ホテルショップ『ガルガンチュワ』の来客数が増加し売上高は前期を上回る実績となりましたが、卸部門は、収益性改善を目的に一部取引を縮小したことや、フォーマルギフト需要が低調だったことから、売上高は前期比13.2%減の23億41百万円となりました。 ロ 帝国ホテル大阪 宿泊につきましては、上期は大阪・関西万博に関連する需要を背景に利用が伸長した一方、下期は海外情勢の影響で個人・団体ともに需要が減少したため、稼働率は前期並みの60.0%となりました。しかし、高単価客室の販売室数の増加に伴い、一室単価は前期比12.9%増の33,469円となり、売上高は前期比14.5%増の27億72百万円となりました。 食堂につきましては、宿泊者の増加を背景に売上が堅調に推移いたしました。さらに高単価なディナーイベントの実施や30周年記念コース等の販売促進に努めた結果、売上高は前期比5.4%増の13億97百万円となりました。 宴会につきましては、婚礼は件数の減少により売上高が前期を下回ったものの、一般宴会においては大阪・関西万博に伴う利用増に加え、飲食を伴う大型案件を多数受注いたしました。その結果、売上高は前期比7.9%増の40億54百万円となりました。 以上のことなどから、ホテル事業の売上高は前期比6.7%増の55,865百万円となり、セグメント利益は前期比4.8%増の4,880百万円となりました。 ②不動産賃貸事業 入居率の改善に伴い、売上高は前期比45.3%増の401百万円、営業利益は107百万円となりました。 財政状態の概要は、次のとおりであります。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて12,834百万円増加し81,869百万円となりました。負債は、前連結会計年度末に比べて9,106百万円増加し32,793百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末と比べて3,728百万円増加し49,076百万円となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、22,328百万円となり、前期と比べ2,389百万円増加いたしました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益を計上していることなどから、4,115百万円の収入(前期は税金等調整前当期純利益の計上などにより7,063百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、9,666百万円の支出(前期は14,137百万円の支出)となりました。有形固定資産の取得による支出などにより、使用した資金は4,471百万円減少いたしました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、7,940百万円の収入(前期は724百万円の支出)となりました。短期借入金の増加により、前期と比べ8,664百万円増加いたしました。 (生産、受注及び販売の実績) (1) セグメント売上高 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   金額(百万円) ホテル事業   52,337   55,865 帝国ホテル本社   40,334   42,688 帝国ホテル大阪   9,559   10,380 その他   2,443   2,796 不動産賃貸事業   273   401 合計   52,610   56,267 (注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の金額であります。 (2) 主要な事業所の収容能力及び収容実績 ① 帝国ホテル本社 項目   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 収容能力   収容実績   利用率   一日平均   収容能力   収容実績   利用率   一日平均 客室 ホテル   227,878室   154,481室   67.8%   423室   308,307室   191,652室   62.2%   525室 サービス アパートメント   31,759室   20,378室   64.2%   224室   0室   0室   0.0%   0室 食堂   405,279名   810,257名   2.0回転   2,220名   405,279名   819,738名   2.0回転   2,246名 宴会   1,387,000名   389,275名   0.3回転   1,067名   1,387,000名   379,205名   0.3回転   1,039名 委託食堂   92,345名   65,874名   0.7回転   180名   92,345名   67,476名   0.7回転   185名 (注) 1 客室の収容能力は客室数により算出しております。 2 食堂及び宴会の収容能力は着席数により算出しております(宴会についてはディナー形式の着席数としております)。 3 サービスアパートメントの営業を2024年6月末に終了し、一部を2024年7月よりホテルの客室としての営業に切り替えました。さらに、2025年7月よりホテル客室としての営業を段階的に拡大いたしました。これらの変更により、ホテル及びサービスアパートメントの収容能力が変動しております。 当連結会計年度及び前連結会計年度の宿泊客、食事客及び宴会客の利用割合は次のとおりであります。 項目   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   比率(%)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比率(%) 利用客数(名)   宿泊   計   利用客数(名)   宿泊   計 宿泊客 外国人客   160,738   55.8 193,250   60.8 邦人客   127,192   44.2 124,668   39.2 小計   287,930   100.0   19.4   317,918   100.0   21.0 食事客   810,257       54.5   819,738       54.0 宴会客   389,275       26.2   379,205       25.0 合計   1,487,462       100.0   1,516,861       100.0 ② 帝国ホテル大阪 項目   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 収容能力   収容実績   利用率   一日平均   収容能力   収容実績   利用率   一日平均 客室   137,970室   81,660室   59.2%   224室   137,970室   82,837室   60.0%   227室 食堂   190,165名   215,543名   1.1回転   591名   190,165名   228,050名   1.2回転   625名 宴会   963,600名   154,515名   0.2回転   423名   963,600名   183,690名   0.2回転   503名 委託食堂   38,325名   37,601名   1.0回転   103名   38,325名   36,458名   1.0回転   100名 (注) 1 客室の収容能力は客室数により算出しております。 2 食堂及び宴会の収容能力は着席数により算出しております(宴会についてはディナー形式の着席数としております)。 当連結会計年度及び前連結会計年度の宿泊客、食事客及び宴会客の利用割合は次のとおりであります。 項目   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   比率(%)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   比率(%) 利用客数(名)   宿泊   計   利用客数(名)   宿泊   計 宿泊客 外国人客   81,836   58.9       64,471   48.3 邦人客   57,191   41.1       69,008   51.7 小計   139,027   100.0   27.3   133,479   100.0   24.5 食事客   215,543       42.3   228,050       41.8 宴会客   154,515       30.4   183,690       33.7 合計   509,085       100.0   545,219       100.0 (経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は以下のとおりであります。 (1) 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産の合計は81,869百万円(前連結会計年度末69,034百万円)となり、12,834百万円増加いたしました。うち流動資産は34,339百万円(同27,785百万円)と、6,554百万円増加いたしました。これは有価証券が増加したことなどによるものであります。固定資産は47,529百万円(同41,249百万円)と、6,280百万円増加いたしました。これは有形固定資産が増加したことなどによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の合計は32,793百万円(同23,686百万円)となり、9,106百万円増加いたしました。うち流動負債は17,618百万円(同7,545百万円)と、10,073百万円増加いたしました。これは短期借入金の増加などによるものであります。固定負債は15,174百万円(同16,141百万円)と、967百万円減少いたしました。これは繰延税金負債が減少したことなどによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の合計は49,076百万円(同45,347百万円)と、3,728百万円増加いたしました。これは親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによるものであります。この結果、自己資本比率は59.9%となりました。 (2) 経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は56,267百万円(前年同期比7.0%増)、材料費・販売費及び一般管理費の合計額は54,140百万円(同6.1%増)、営業利益は2,126百万円(同33.7%増)、経常利益は2,664百万円(同29.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は4,290百万円(同65.9%増)となりました。 売上高の主な増加要因は、円安に加え、一部営業を休止していた帝国ホテル東京のタワー館客室の稼働を段階的に再開したことや、大阪・関西万博の開催により上期を中心にインバウンド需要が大きく伸長したことなどによるものであります。 帝国ホテル京都を万全の体制で開業するために人材の採用を強化し、積極的な人的投資を行う一方で、デジタル化の推進などを通じて経費の抑制にも努め、利益の確保に注力したことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を計上することができました。 なお、当期純利益については、最近の業績動向と今後の見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、法人税等調整額(△は益)△1,826百万円を当期末に計上したことにより、前期と比較して大幅に増加しております。 (3) キャッシュ・フローの分析 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は、前期と比べ2,947百万円減少し、4,115百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,664百万円、減価償却費1,972百万円の計上などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、9,666百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出7,262百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は7,940百万円となりました。これは短期借入金の増加などによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は22,328百万円となり、前連結会計年度末より2,389百万円増加いたしました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要のうち主なものは、材料費、販売費及び一般管理費などの運転資金及び設備投資資金であり、これらの資金需要に対する資金調達については、自己資金及び金融機関からの借入金を充当しております。 資金調達の方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(金融商品関係)1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針」に記載しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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