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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

レイ

Ray Corporation4317 · Standard · サービス業

広告・映像の企画制作と技術基盤を併せ持つプロダクション。企画立案から実制作・映像編集までワンストップで対応。

概要

レイは東京都港区に本社を置く、広告・映像関連の企画制作を主事業とする企業グループである。売上高約134億円、従業員424名(2026年2月期)。セールスプロモーションやテレビコマーシャル等の企画制作を行う広告ソリューション事業と、デジタル映像編集スタジオや映像機材レンタル等のテクニカルソリューション事業の2セグメントを有する。

広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業の二本柱

当社グループは、広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業の2事業で構成される。広告ソリューション事業では、クライアントの販売戦略に応じてキャンペーン、イベント、展示会、テレビコマーシャル等の企画制作を総合的に請け負う。具体的には、子会社の㈱レイと㈱クレイがSP・イベント部門とTVCM部門を担当し、企画立案から実施までを手掛ける。テクニカルソリューション事業は、広告ソリューション事業が提案する企画を実現する部門であり、デジタル映像編集スタジオを保有し、撮影から加工までの一貫制作と、各種催事向けデジタル映像機材のレンタルを提供する。両事業の連携により、企画から技術的実行までを社内で完結できる点が強みである。

収益の大部分を占めるテクニカルソリューション事業

2026年2月期の連結売上高13,419百万円のうち、テクニカルソリューション事業は7,242百万円(構成比約54%)を占め、営業利益1,950百万円を計上した。同事業は映像機器レンタル部門とポストプロダクション部門からなり、コンサートや大型展示会などのイベント需要を背景に好調に推移している。一方、広告ソリューション事業の売上高は6,176百万円、営業利益は478百万円である。同セグメントは大阪・関西万博関連案件やジャパンモビリティショー等の大型案件により大幅増収となったものの、営業利益率は7.7%とテクニカルソリューション事業の26.9%に比べて低く、外注費等のコストコントロールが課題である。

グループ構成と本社所在地

当社グループは、当社(㈱レイ)、子会社2社、関連会社1社により構成される。子会社には㈱クレイが含まれ、映像制作関連の機能を補完する。グループ全体の従業員数は424名(2026年2月期)で、本社は東京都港区六本木六丁目に所在する。子会社も含めて東京に拠点を置き、海外展開は行っていない。グループ内では広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業それぞれに独立した部門が存在し、同一グループ内での連携により一貫したサービスを提供している。

売上高の推移と収益構造の特徴

過去13期の売上高はおおむね100億円から130億円の範囲で推移している。2021年2月期には70億円へ急減し純損失4億円を計上したが、2025年2月期以降は回復基調にあり、2026年2月期は売上高134億円、営業利益18億円、純利益13億円と過去最高水準となった。収益構造の特徴として、テクニカルソリューション事業が高い営業利益率を誇る一方、広告ソリューション事業は利益率が低く、外注費や人件費の上昇が収益を圧迫する要因となっている。また、設備償却負担が大きいテクニカルソリューション事業は機材稼働率が利益の鍵を握る。

業界の中での役割は広告・映像制作プロダクション。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
134億円
営業利益
18億円
営業利益率
13.4%
純利益
13億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
テクニカルソリューション事業72億円53.7%20億円27.8%
広告ソリューション事業62億円46.3%5億円8.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告ソリューション主力

クライアントや広告代理店から総合企画を受注し、セールスプロモーション、展示会、キャンペーン、TVCMなどの企画制作を行う。技術部門を持つことで技術面の提案から本番実施まで対応可能。

主な製品・サービス2
SP・イベント企画制作
セールスプロモーション、展示会、キャンペーン、イベントなどの企画・制作。
TVCM企画制作
テレビコマーシャルやビジネスプロモーション映像の企画・制作。

02テクニカルソリューション準主力

デジタル映像編集スタジオを保有し、撮影から編集までの一貫制作と、イベント用映像機材のレンタル・オペレーションを提供。制作会社からの受注が多い。

主な製品・サービス2
映像機器レンタル
イベント、展示会、コンサート等で使用する映像システムや特殊演出システムをレンタル。
ポストプロダクション
TVCM、番組等の映像編集、DVD・BD・CG制作。

製品と技術

広告ソリューション事業が提供する企画・制作サービス

広告ソリューション事業は、SP(セールスプロモーション)・イベント部門とTVCM部門に分かれる。SP・イベント部門では、展示会、キャンペーン、博覧会、ショールーム、イベント施設等の企画制作を手掛ける。具体的な実績として、ジャパンモビリティショーや大阪・関西万博関連の大型案件がある。TVCM部門では、テレビコマーシャルやビジネスプロモーション映像の企画制作を行う。クライアントのニーズに応じて、企画立案から制作までを一貫して対応し、必要に応じてテクニカルソリューション事業の機材や編集機能を活用する。

テクニカルソリューション事業の中核:映像機器レンタルとポストプロダクション

テクニカルソリューション事業は、映像機器レンタル部門とポストプロダクション部門からなる。映像機器レンタル部門では、イベント、展示会、コンサート、学会、会議等に向けて、映像システム、特殊演出システム、ビジネスプレゼンテーション機器等をレンタルし、オペレーションサービスも提供する。保有する機材は常に最新のものを導入し、クライアントの要望に応える。ポストプロダクション部門では、デジタル映像編集スタジオを活用し、テレビコマーシャルや番組の編集、DVD・ブルーレイディスク制作、CG制作等を行う。両部門の連携により、撮影から編集、納品までの一貫したサービスが可能である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

総合人材サービスで高成長、収益力向上中

サービス業で人材派遣や紹介を展開。売上高は112億円から134億円へと急増し、営業利益率も8.57%から13.43%へと大幅に改善した。同業のヒップやダイブグループと比較し、規模は大きく、成長性も高い。特にDX需要や専門人材の紹介で強みを発揮している。業界内でのポジションは上位グループに属し、企業向けサービスの拡充でさらなる成長が期待される。ただし、市場競争は激しく、価格競争に陥るリスクもある。

強み

  • 売上高が約20%増加し、業界内で傑出。
  • 営業利益率が10%以上に改善し、効率性向上。
  • 同業中規模ながら高いプレゼンス。
  • 専門人材の紹介で差別化に成功。

課題

  • 企業間競争が激しく、価格圧力が強まる。
  • 優秀な人材の採用・育成が課題。
  • 経済悪化時に需要が減少するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がレイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2013年2月期から2016年2月期の安定した収益基盤

財務データが確認できる2013年2月期から2016年2月期まで、売上高は102億円から115億円の範囲で安定していた。各期の純利益は3億円から4億円で推移し、大きな変動は見られない。この期間は広告市場が比較的堅調であったと推測され、当社グループは広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業の両輪で安定した収益を上げていた。特にテクニカルソリューション事業の映像機器レンタル需要はイベント開催数に連動し、大きなアップダウンがなかったことを示している。

2017年2月期から2020年2月期の緩やかな拡大と収益性の向上

2017年2月期から2020年2月期にかけて、売上高は113億円から119億円へと緩やかに拡大し、純利益は2億円から7億円へと増加した。特に2020年2月期には純利益7億円と、この期間のピークを記録した。この背景には、テクニカルソリューション事業におけるコンサートや展示会等の大型案件の獲得、および広告ソリューション事業の効率化が寄与したと考えられる。2020年2月期の営業利益は開示されていないが、純利益の伸びから収益性が改善傾向にあったことがうかがえる。

2021年2月期の大幅減収と赤字転落

2021年2月期、売上高は70億円と前期の119億円から41%減少し、純損失4億円を計上した。これは外部環境の急変による需要の急減が要因である。具体的には、コロナ禍によりイベントや展示会の中止・延期が相次ぎ、広告ソリューション事業の受注が激減した。テクニカルソリューション事業も映像機器レンタルの需要が蒸発し、稼働率が大幅に低下した。この赤字により、当社グループはコスト削減や事業構造の見直しを迫られることとなった。

2022年2月期以降の回復と2026年2月期の過去最高益

2022年2月期には売上高111億円、純利益4億円とV字回復を遂げた。その後、2025年2月期には売上高105億円ながら純利益7億円を計上し、2026年2月期には売上高134億円、営業利益18億円、純利益13億円と過去最高を更新した。この成長の原動力は、大阪・関西万博関連案件やジャパンモビリティショー等の大型イベントの開催、およびコンサート需要の回復である。特にテクニカルソリューション事業の営業利益率が26.9%に達し、グループ全体の収益を牽引した。経営者は、この好機を捉えてさらに最新技術への投資を続ける方針である。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不断のイノベーションによる成長

    優れたデジタル映像演出技術と最先端のデジタル映像制作技術を基盤に、市場機会の発見と俊敏な取り組みを行い、得られたリターンを再び最新技術に投資するイノベーションサイクルを経営戦略とする。

  2. 02

    高度な技術力とプロデュース力の強化

    日進月歩する新技術から独自価値を創造する技術力、市場で正しく価値を表現するプロデュース力、新技術やアイデアを見極める目利き能力、人材育成と労働環境整備の4点を重点的に高める。

  3. 03

    案件単価向上と利益確保

    リアルイベント需要回復に伴う案件増加と単価伸び悩みのギャップに対応し、限られた予算内でクライアント期待に応えつつ自社利益を確保する。

  4. 04

    リアル×デジタルの融合による付加価値創出

    リアルイベントにSNS等デジタルツールを組み合わせたプロモーションを強化し、体験価値に加えてデータ活用等の波及効果を提案できる総合プランニング力を高める。

  5. 05

    コスト増への対応と業務効率化

    物価高や外注費高騰による利益圧迫に対し、精緻な原価管理と社内リソース(制作部門と機材レンタル部門のシナジー)活用による業務効率化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で424人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は628万円で、9期前と比べて+9.6%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月401
2018年2月420
2019年2月405
2020年2月57337.011.0393
2021年2月52537.012.0386
2022年2月53637.012.0386
2023年2月58337.012.0399
2024年2月59837.012.0407
2025年2月63037.012.0403223
2026年2月62837.012.0424425

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
西麻布1事業所 西麻布2事業所 西麻布3事業所(東京都港区)東京事業所(東京都大田区)大阪事業所(大阪府大阪市)京都営業所 — 京都市左京区2,493百万円
テクニカルソリューション事業
本社 — 東京都港区1,464百万円
共通
本社(東京都港区)関西事業所 — 大阪府大阪市21百万円
広告ソリューション事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱クレイ(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱マックレイ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プラスゼロ
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
  • 国内
    ㈱テレビ朝日
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権21.8%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度国家戦略特区の推進に係る業務委託
    内閣府 · 2018-10-24
    1,200万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は134億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+27.6%、利益が+100.0%。

売上高
+27.6%
134億円
営業利益
+100.0%
18億円
純利益
+85.7%
13億円
営業利益率
13.4%
前期比 +4.9%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高130億円134億円
営業利益10億円18億円
純利益8億円13億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は4億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+65.2%、営業利益は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2314.31
2024年2Q2114.80
2024年3Q37718.95
2024年4Q312
2025年1Q2314.31
2025年2Q2214.51
2025年4Q60711.75
2026年2Q58712.15
2026年4Q761114.58
2027年1Q38410.53

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は102億円から134億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は13.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月10264
2014年2月10463
2015年2月11543
2016年2月11554
2017年2月11342
2018年2月12054
2019年2月11596
2020年2月119107
2021年2月70−5−4
2022年2月111104
2023年2月125147
2024年2月112138
2025年2月1059118.67
2026年2月134181913.413

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高134億円のうち、営業利益として残るのは18億円13.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.4%85億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.9%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.4%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.9pt
13.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.7pt
9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
17.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが23億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は31億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月0−7−2−77
2014年2月6−3−1310
2015年2月7−1−6610
2016年2月8−2−769
2017年2月12−2−81012
2018年2月6−2−4411
2019年2月20−3−121717
2020年2月14−5−6921
2021年2月8−13730
2022年2月100−41036
2023年2月7−2−10531
2024年2月10−7−7328
2025年2月17−8−8929
2026年2月23−15−6831

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は109億円。このうち返さなくてよい自己資本が78億円で、自己資本比率は71.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月71274437.6
2014年2月79304937.6
2015年2月88345438.7
2016年2月84364842.2
2017年2月85374843.9
2018年2月88454351.0
2019年2月89503956.2
2020年2月93563759.7
2021年2月86513559.3
2022年2月98554355.9
2023年2月96603663.1
2024年2月94662869.7
2025年2月91682374.5
2026年2月109783171.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
71億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率27 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中47位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中312位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥558で、1年前と比べて-6.6%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥558-2.4%1ヶ月+11.2%1年-6.6%時価総額80億円
過去52週の値幅
安値¥445高値¥756

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.7倍
PER (会社予想)9.0倍
PBR0.94倍
配当利回り2.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は534円で、25日線496.6円を7.5%上回り、強い上昇トレンドにあります。52週高値756円からは29%下回るものの、直近1ヶ月で8.5%上昇し、8月6日には3.7%の大幅高となりました。RSIは75.8と過熱感がありますが、上昇モメンタムは継続中です。75日線(491.67円)も明確に上回っており、追加の上昇余地が注目されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが5.42倍と業界平均の22.44倍を大幅に下回り、PBRも0.90倍と1倍を割り込んでいる。ROEは17.9%と高水準で、収益性は業界平均を大きく上回る。配当利回りは2.81%と平均並みだが、配当性向は22.4%と低く、増配余地がある。2026年2月期は営業利益率が13.43%と上昇し、収益改善が顕著。財務内容も良好で、明確な割安銘柄と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.7倍23.4倍
PER (予想)9.0倍
PBR0.94倍3.51倍
ROE17.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人材派遣・業務請負業界は人手不足を背景に需要が堅調だが、競争が激しく価格競争に陥りやすい。強気派は、売上高の回復や高水準の営業利益率から、収益性の改善が続くとみる。弱気派は、売上高の変動が大きく、需要の先行き不透明感を指摘する。また、働き手の確保や待遇改善のコスト増が利益を圧迫するリスクも論点。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    少子高齢化で人材派遣需要が高まると期待される。

  • 収益性の改善

    直近の営業利益率が13%超と高く、収益力が向上している。

  • 売上高の反転

    減少していた売上が増加に転じ、業績回復の兆しが見える。

  • 営業利益18億円で2倍増、収益力が急拡大継続影響

    営業利益9→18億円と倍増、営業利益率も13.4%へ改善

  • 実績PER5.4倍は市場平均と比べ極めて割安決算発表後影響

    純利益13億円に対し時価総額77億円、PER5.4倍は低い

  • PBR0.90倍で純資産水準、ROE17.9%が魅力継続影響

    PBR0.90倍は解散価値近辺、高いROEが資本を増やす

  • 売上高27.6%増の勢いが継続2027年〜2028年影響

    売上高は前期比27.6%増、来期も高成長が期待

マイナスに働く材料7
  • 売上高の不安定さ

    過去の売上高が減少傾向で、需要の先行きに不透明感がある。

  • 競争の激化

    同業他社が多く、価格競争が激しい。

  • 人材確保のコスト

    働き手の確保や待遇改善でコストが増加し、利益を圧迫する可能性。

  • 予想PER8.6倍は来期減益を示唆決算発表後影響

    現在の予想PERは8.6倍と実績5.4倍から大幅上昇、減益予想が背景

  • 前期は減収、業績にボラティリティ通年影響

    2025/2期は売上高が減収、一時的要因ではない場合は成長鈍化

  • 株価は1年で53%上昇、過熱警戒不定影響

    株価は1年で53.4%上昇、短期の利益確定売り

  • 時価総額77億円の小型株、流動性リスク継続影響

    時価総額77億円と小さく、売買高の少なさで価格変動リスク

次の決算で確かめる点
売上高
需要動向と業績のトレンドを確認する。
営業利益率
価格競争やコスト増の影響を収益性で把握。
稼働率
人材派遣の稼働状況が収益に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは2.69%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
2.69%
いまの株価に対して
配当性向
22.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月651.5
2018年2月60.046.4
2019年2月833.323.6
2020年2月5−37.57.8
2021年2月50.0
2022年2月10100.042.1
2023年2月1550.031.0
2024年2月150.030.5
2025年2月150.021.8
2026年2月2033.322.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ2,742人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.5%を占め、残る60.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他52.853.554.255.857.653.4
事業法人38.939.339.138.137.038.6
自己株式1.76.38.2
外国法人2.21.22.32.21.54.9
証券会社5.04.63.02.43.52.2
金融機関1.01.11.21.40.50.8
外国人個人0.00.40.20.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱テレビ朝日20.00
02㈲エス・ダブリュ・プロジェクト14.75
03分部 日出男7.66
04レイ従業員持株会3.00
05小沼 滋紀2.95
06分部 至郎2.92
07上田八木短資㈱1.91
08天野 純1.54
09石井 良平1.45
10THE CHASE MANHATTANBANK, N.A. LONDON(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+181%、1株純資産は14期で+181%。直近期のROEは17.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月3521018.06.49.2
2014年2月2723212.07.555.9
2015年2月242669.610.77.7
2016年2月2827610.218.434.9
2017年2月172896.018.751.5
2018年2月283139.125.446.4
2019年2月4334812.97.423.6
2020年2月5038913.78.07.8
2021年2月−26358−6.9
2022年2月293827.911.642.1
2023年2月5042212.49.131.0
2024年2月5746513.07.930.5
2025年2月5450611.27.621.8
2026年2月9959117.97.022.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
磯部陽一代表取締役 社長19,673
分部至郎取締役418,040
天野純取締役220,845
紺井隆宏取締役27,528
藤本幸子取締役
椙浦政彦監査役(常勤)3,800
神崎直樹監査役
小林直治監査役

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47788622
監査役1101010
社外取締役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,537字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社2社、関連会社1社により構成されており、広告・映像関連の企画制作を主な事業としております。 セグメントの事業区分といたしましては、セールスプロモーションやテレビコマーシャル等の企画制作をおこなう広告ソリューション事業と、保有する各種映像インフラを活用し実制作をおこなうテクニカルソリューション事業となっております。 当社グループの主要な事業内容および主な関係会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。 (1) 広告ソリューション事業 お客様の販売戦略に対し、キャンペーンやイベント、展示会、テレビコマーシャル等の企画制作をもって、総合的にご要望にお応えする事業です。主にクライアントや広告代理店より総合企画を受注しています。請負業務であるため、外注等コストコントロールが重視されます。担当する主な関係会社は、以下のとおりであります。 ㈱レイ   ●SP・イベント部門SP(セールスプロモーション)、展示会、キャンペーン、博覧会等各種イベント、ショールーム、展示施設等の企画制作をおこなっております。 ●TVCM部門TVCM(テレビコマーシャル)、ビジネスプロモーション映像等の企画制作をおこなっております。 ㈱クレイ   ●SP・イベント部門SP(セールスプロモーション)、展示会、キャンペーン、博覧会等各種イベント、ショールーム、展示施設等の企画制作をおこなっております。 ●TVCM部門TVCM(テレビコマーシャル)、ビジネスプロモーション映像等の企画制作をおこなっております。 <広告ソリューション事業における仕事の流れと当社グループの役割> クライアント及び広告代理店は、方向性や戦略を決定し、企画・制作会社は、戦略に基づいて詳細な実施計画を立案し、実制作作業を各種業者に発注します。 当社グループは、制作実施を担当するテクニカルソリューション事業を持つことにより、技術的な側面のご提案や本番実施日での細心なケアをできることが、広告ソリューション事業のセールスポイントです。 (2) テクニカルソリューション事業 広告ソリューション事業が提案する企画制作を実現する事業であり、デジタル映像編集スタジオを保有し、撮影から加工までの一貫した制作基盤と、各種催事に使用するデジタル映像機材のレンタルをおこなう映像関連インフラを持つ事業体です。広告ソリューション事業と同じく請負ですが、設備の償却負担がコストに占める割合が大きく、各種機材の稼働率が利益面での課題となります。主に制作会社から受注しており、担当する関係会社は、以下のとおりであります。 ㈱レイ   ●映像機器レンタル部門イベント、展示会、コンサート、学会、会議等において映像 システム、特殊演出システム、ビジネスプレゼンテーション機器等のレンタル・オペレーションサービスをおこなっております。 ●ポストプロダクション部門デジタル映像を中心に各種映像(テレビコマーシャル・番組等)の編集及びDVD・ブルーレイディスク・CG制作等をおこなっております。 <テクニカルソリューション事業における仕事の流れと当社グループの役割> 企業、テレビ局、映画会社及び広告代理店は、方向性や戦略を決定し、企画・制作会社へ発注します。企画・制作会社は戦略に基づいて詳細な実施計画を立案し、実制作作業を各種業者に発注します。 当社グループには、テレビコマーシャル等の企画を立案する広告ソリューション事業があり、実際に映像編集を行う当社クリエイターは、お客様のご要望に細心のケアをもって対応できることを特徴としております。 事業系統図は、以下の通りです。
経営方針・対処すべき課題2,354字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 会社はステージ、社員はアクター、経営者は演出家、そしてお客様と株主の皆様は観客と置き換えることができると考えております。 最先端のステージ(会社)で、アクター(社員)、演出家(経営者)全員がそれぞれプロ意識に徹し、十分にその実力を発揮し、多くの観客(お客様と株主の皆様)から拍手をいただくことは大変素晴らしく、当社グループの理想とするところです。 当社グループはその理想の下、常に会社組織や投資機材の一層の拡充、最先端化と、全社員の絶え間ない質的向上を経営の基本方針としております。 (2) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復が続くことが期待されるものの、中東情勢の影響や米国の通商政策をめぐる動向、金融資本市場の変動等の影響に対する懸念もあり、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループの主要な市場である広告業界におきましては、2025年の国内総広告費は、8兆623億円、前年比105.1%(株式会社電通発表による)となり、大阪・関西万博などの大型イベントの開催や、動画広告需要の高まりなどが市場全体の拡大に寄与いたしました。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、2事業4部門に経営資源を集中し、収益の伴う安定的な成長を図るべく、その指標として売上高と売上高営業利益率を重視し、諸施策を実施しております。売上高、売上高営業利益率の具体的な数値目標は設定しておりませんが、売上高、売上高営業利益率の数値を基に諸施策を実施し、収益の伴う安定的な成長を図ってまいります。 当連結会計年度の各指標の前年比較は以下のとおりであります。 経営指標   前連結会計年度   当連結会計年度 売上高   10,456百万円   13,419百万円 売上高営業利益率   8.9%   13.1% (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループの戦略は、優れたデジタル映像演出技術および最先端のデジタル映像制作技術をもとに、それが活かせる市場機会の発見と俊敏な取り組みを行い、市場から得られたリターンを再び高度な目利きをもって最新技術に投資する。この不断のイノベーションが経営戦略です。 そのために必要不可欠な事項は、次の四点です。 ① 日進月歩する新技術から、新たな独自価値を創造できる高度な技術力 ② 急変する市場において、正しく価値を表現できる高度なプロデュース力 ③ 魅力的な新技術、手法、アイデアを的確に捉える高度な目利きの能力 ④ 高度な人材の育成と、魅力ある労働環境の整備 これら能力を常に高める様不断の努力を続け、観客であるお客様と株主の皆様に、より大きな喜びと感動をご提供していきたいと考えております。 (5) 優先的に対処すべき課題 1.「案件数の回復」と「単価・予算の伸び悩み」のギャップ コンサート、展示会、企業のプライベートショーなど、リアルイベントに対するニーズは確実に増加し、開催数は回復しています。しかし、クライアント企業側には「以前ほどの予算感が戻っていない」のが現状です。プロモーションなどの数は増えても1件あたりの単価(金額)が伸び悩んでおり、限られた予算内でいかにクライアントの期待に応えつつ、自社の利益を確保していくかが大きな課題と考えています。 2.「リアル×デジタル(SNS等)」の高度な融合とアイデアの創出 クライアントからは、単なるリアルイベントの実施にとどまらず、SNSなどのデジタルツールを併用したプロモーションが強く求められるようになっています。リアルな場での体験価値を提供するだけでなく、「リアルだけでないアイデアや効果(波及効果やデータ活用など)」を提示できる総合的なプランニング力と、デジタル施策と連動した新たな付加価値の創出が必要です。 3.物価高や外注費高騰による利益圧迫への対応 インフレの進行に伴い、人件費や外注単価の上昇、各種経費の増加が自社の収益を圧迫する要因となっています。売上高が順調に推移しても、これらのコスト増が営業利益を押し下げる傾向にあるため、より精緻な原価管理の徹底や、社内リソース(制作部門と機材レンタル部門のシナジーなど)を活用した業務の効率化も追及して参ります。 4.マクロ経済・世界情勢の変動リスクへの備え 当社グループのビジネスは、顧客である企業側の広告・販促予算に大きく依存しています。海外における紛争などの地政学的なリスクや、各国の関税問題などを発端とする金融・為替の変動がクライアント企業の業績に影響を及ぼし、結果として広告・イベント予算が急激に削減されるリスクを常に抱えています。不透明な世界情勢下でも安定した収益を上げるため、特定の業種に偏らない顧客基盤の開拓も継続して参ります。 5.新技術のキャッチアップと「プロデュース力」の強化 激変するエンターテインメントやプロモーション市場において、次々と登場する新しい映像技術や演出手法を的確に捉える「目利きの能力」がますます重要になっています。単に最新機材を揃えるだけでなく、そこから「新たな独自価値」を創造する技術力と、それをクライアントの課題解決に結びつける「高度なプロデュース力」の育成・強化が、当社の今後の差別化の源泉となります。 企画から機材レンタル、映像制作までを一貫して行える強みを活かし、リアルとデジタルを横断した質の高いプロデュース体制をより一層強化することが、今後の成長の鍵と考えております。
事業等のリスク2,009字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 企業の広告宣伝費の支出状況が当社グループの経営成績に与える影響について 当社グループの営業対象が主に企業の広告宣伝活動であるために、景気の停滞による広告宣伝費削減の影響を受ける可能性があります。景気停滞期には、まず広告ソリューション事業の主要対象である販売促進及び展示会の規模縮小やテレビコマーシャル制作費の削減が行われることがあり、受注額が減少し、価格競争が激しくなります。そのため、当社グループはテクニカルソリューション事業の映像機器レンタル部門において各種学会、総会、コンサート、ホテル等に進出し、ポストプロダクション部門でも番組系やアニメ関連、通販系に積極進出するなど広告宣伝費の支出状況の影響を受けにくいビジネス分野に積極的に取り組んでおります。 (2) 広告宣伝業界の取引慣行による当社グループの経営成績への影響について 広告宣伝業界では契約書の取り交わしや注文書の発行が、受注段階で行われないことが少なくありません。また、当業界における販促事業や展示会や催事におきましては、企画を立案後、制作の段階に入りましても主催者からの追加発注や仕様変更の要請があり、当初の基本計画の内容変更や予算金額の変動が生じることがあり、受注金額が納品時まで確定しないケースがあります。このため当社グループにおきましては各部門の制作受注管理システムで受注案件毎の管理を行い、受注が決まった段階でその時点の受注金額を登録し、その後の受注金額の変動も迅速に把握をするように努めております。しかしながら、受注金額が予定を大きく下回って確定する場合には、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 大型展示会案件等が当社グループの経営成績に与える影響について 広告ソリューション事業の主業務が、イベントや展示会におけるプレゼンテーション映像の企画制作や映像演出であるために、特定の時期に開催される大型展示会等の案件は、その時点での売上拡大に寄与する反面、以後の反動減を生み、当社グループの安定した経営成績に影響を与えます。当社グループでは、経営の安定を図るため、販売促進業務等の季節的変動が少ない案件の受注拡大にも力をいれております。 (4) 保有設備の陳腐化のリスクについて 当社グループは営業上の競争優位、制作生産性の向上、ノウハウの蓄積のため、最新鋭の映像演出機材及び映像編集設備への投資が欠かせません。当社グループでは機材・設備のライフサイクルを基に比較的短いリース期間を設定することにより予想外の早期陳腐化に備えております。また機材の稼動状況及び各期のリース料を考慮した上で設備投資を決定し過大な投資になるのを防いでおります。しかしながら、映像編集設備等の技術革新が著しく進んだ場合、当社グループの保有する設備が陳腐化し、営業の競争力や制作の生産性が低下する可能性があります。 (5) 今後の人材確保が成長のボトルネックになる可能性について 当社グループが属する映像の企画演出及び映像編集の業種は、もともと職人気質やある種の才能が要求され、人材の流動性が激しい業界であります。また最先端の映像コンテンツ制作技術においては熟達した人材の供給が不足しており、その育成にも時間がかかります。従って、人材確保の不足が成長のボトルネックになる可能性があります。そのため当社グループでは、制作については技術チーフのもとに指導、育成を行い、チーム体制のもとに常時最新機材運営のノウハウを習得させております。また企画営業面では、営業、企画、制作に対して横連携を密とする総合的な取り組みを行い、組織的にビジネスノウハウを蓄積しております。人事制度につきましては、個人の業績貢献に報いる体系と安定して仕事に打ち込める継続的雇用の体系をとっており、役員及び従業員に対するインセンティブ手段としてストック・オプション制度や報奨金制度、同期会、海外研修、サークル活動、また従業員には確定拠出年金制度の導入など、従業員の定着率の改善に努めております。 (6) 災害・感染症等による当社グループの経営成績への影響について 地震等の天災や感染症の発生等の影響による不可避的な要因により、予定していた販促イベント、展示会、コンサート等をクライアントが中止或いは延期とする可能性があります。規模の大小によりますが、その影響により経営成績に多大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,681字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績 当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高は13,419百万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は1,756百万円(同89.4%増)、経常利益は持分法による投資利益の計上等により、1,909百万円(同81.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,303百万円(同74.9%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (広告ソリューション事業) SP(セールスプロモーション)・イベント部門におきましては、大阪・関西万博関連案件の制作のほか、ジャパンモビリティショー等の大型展示会の開催もあり、業績は堅調に推移いたしました。また、TVCM(テレビコマーシャル)部門の業績も堅調に推移いたしました。 この結果、広告ソリューション事業の売上高は、6,176百万円(同42.1%増)、営業利益は478百万円(同309.1%増)となりました。 (テクニカルソリューション事業) 映像機器レンタル部門におきましては、引き続きコンサート等のエンターテイメント関連の案件を継続的に実施できました。加えて、今期はジャパンモビリティショー等の大型展示会の開催もあり、業績は好調に推移いたしました。また、ポストプロダクション部門におきましても、業績は堅調に推移いたしました。 この結果、テクニカルソリューション事業の売上高は、7,242百万円(同18.5%増)、営業利益は1,950百万円(同32.4%増)となりました。 ② 財政状態 当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末に比べて1,785百万円増加し、10,906百万円となりました。 流動資産は前連結会計年度に比べて681百万円増加し6,038百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加193百万円、棚卸資産の増加542百万円によるものであります。 固定資産は前連結会計年度に比べて1,103百万円増加して4,868百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の増加827百万円、投資有価証券の増加126百万円、敷金及び保証金の増加102百万円、繰延税金資産の増加53百万円によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて807百万円増加し、3,133百万円となりました。 流動負債は前連結会計年度に比べて693百万円増加して2,846百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加92百万円、短期借入金の減少200百万円、未払金の増加126百万円、未払費用の増加89百万円、未払法人税等の増加448百万円、賞与引当金の増加111百万円によるものであります。 固定負債は前連結会計年度に比べて114百万円増加して287百万円となりました。主な要因は、資産除去債務の増加107百万円によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて977百万円増加し、7,772百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加1,102百万円、自己株式の増加132百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は71.3%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ193百万円増加し、当連結会計年度末には3,060百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は2,341百万円(前年同期比38.9%増)となりました。 主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上1,908百万円、減価償却費の計上677百万円、賞与引当金の増加111百万円、売上債権の減少59百万円、仕入債務の増加92百万円、主な減少要因は、持分法による投資利益の計上117百万円、棚卸資産の増加542百万円、法人税等の支払額223百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は1,511百万円(同80.7%増)となりました。 主な要因は、有形固定資産の取得による支出1,386百万円、敷金及び保証金の差入による支出107百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は637百万円(同21.6%減)となりました。 主な要因は、短期借入金の純減少額200百万円、リース債務の返済による支出83百万円、自己株式の取得による支出153百万円、配当金の支払額200百万円によるものであります。 ④ 制作、受注及び販売の実績 a.制作実績 当連結会計年度における制作実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   制作高(千円)   前年同期比(%) 広告ソリューション事業   3,831,537   53.0 テクニカルソリューション事業   5,186,046   13.7 合計   9,017,583   27.6 (注)  1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  金額は、総製造費用によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 広告ソリューション事業   6,940,886   32.8   2,420,427   46.1 テクニカルソリューション事業   7,629,517   16.2   1,743,344   28.6 合計   14,570,404   23.6   4,163,772   38.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 広告ソリューション事業   6,176,972   42.1 テクニカルソリューション事業   7,242,063   18.5 合計   13,419,035   28.3 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております 2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 令和6年3月1日至 令和7年2月28日)   当連結会計年度(自 令和7年3月1日至 令和8年2月28日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社電通ライブ   808,729   7.7   1,643,464   12.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高は13,419百万円(前年同期比28.3%増)となりました。大阪・関西万博関連案件の制作のほか、ジャパンモビリティショー等の大型展示会の開催があったことや、コンサート等のエンターテイメント関連の案件を継続的に受注できたこと等によるものです。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は4,942百万円(同39.1%増)となりました。これは主に売上高の増加及び売上総利益率の上昇によるものであります。売上総利益率は前連結会計年度の34.0%から当連結会計年度は36.8%に上昇しております。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、3,185百万円(同21.3%増)となりました。これは主に人件費の増加等によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は1,756百万円(同89.4%増)となりました。これは販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上総利益の増加によるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は1,909百万円(同81.8%増)となりました。営業外収益として161百万円を計上しております。これは主に持分法による投資利益117百万円、貸倒引当金戻入額30百万円等によるものであります。営業外費用として9百万円計上しております。これは主に支払利息7百万円等によるものであります。 (特別損益) 当連結会計年度において特別利益として2百万円計上しております。これは主に固定資産売却益1百万円等によるものであります。特別損失として3百万円計上しております。これは主に固定資産除却損2百万円等によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 税金等調整前当期純利益は1,908百万円(同83.7%増)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は604百万円(同106.0%増)となりました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,303百万円(同74.9%増)となりました。 (経営成績に重要な影響を与える要因について) 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローにつきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの主要な資金需要は、設備投資資金と運転資金であります。設備投資資金は、営業上の競争優位のため最新鋭の機材への設備投資は欠かすことが出来ないものであります。運転資金は、制作費並びに販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いに要するものであります。 現状、これらの資金需要につきましては自己資金、短期借入金で賄っておりますが、必要に応じて長期借入金により資金調達を行う等、柔軟に対応することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益・費用の一部について合理的な見積り等により計上しており、実際の結果は、これらの見積り等と異なる結果となる場合があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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