概要
プロディライトは2008年創業、2023年東証グロースに上場したクラウドPBX「INNOVERA」を中核とする音声ソリューション企業である。音声ソリューション・移動通信設備・取次販売の3事業を展開し、2025年8月期の連結売上高は28億円、従業員140名。大阪市中央区に本社を置く。
3セグメントで構成される事業ポートフォリオ
当社グループは音声ソリューション事業、移動通信設備事業、取次販売事業の3つで構成される。音声ソリューション事業が売上の84%(23.8億円)を占め、クラウドPBX「INNOVERA」とクラウド直接収容型回線「IP-Line」、Yealink社製端末などをワンストップで提供する。移動通信設備事業は大手キャリア向け基地局設計・施工で3.4億円、取次販売事業は電力・光回線の代理店販売で1.0億円の売上を計上する。
ストック型ビジネスが生む安定収益
売上の約8割はリカーリング(継続)収入である。2025年8月期のリカーリング売上高比率は80.2%。「INNOVERA」の総アカウント数は49,536、月平均解約率は0.76%と低く、アカウントの蓄積が安定的な収益基盤を形成する。同様に「IP-Line」の総チャネル数は76,228、月平均解約率0.79%である。このストック型モデルにより、期ごとの売上変動が小さく、累積契約数が収益拡大の直接的なドライバーとなる。
M&Aとパートナーシップで拡大するグループ
2024年11月、ブロードバンド代理店・通信設備事業を手掛ける株式会社NNコミュニケーションズを子会社化。これにより取次販売事業と移動通信設備事業の強化を図った。さらに2025年7月、同子会社が株式会社OmniGridから電話自動音声応答システム事業とクラウド電話サービス事業を譲り受け、小規模事業者向けサービスを拡充した。販売面では2022年9月に開始した代理店制度「パートナープログラム」を通じて販路を拡大している。
業界の中での役割は企業向け通信インフラ・電話ソリューションのワンストッププロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 音声ソリューション事業 | 24億円 | 85.7% | 7億円 | 29.2% |
| 移動通信設備事業 | 3億円 | 10.7% | 0億円 | 0.0% |
| 取次販売事業 | 1億円 | 3.6% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01法人企業・自治体(電話システム)主力
クラウドPBX「INNOVERA」、直収型IP回線「IP-Line」、SIP電話機などの端末を組み合わせ、電話システム・回線・端末の3要素をワンパッケージで提供。場所を選ばない固定電話機能でテレワークやDXを支援する。
- クラウドPBX「INNOVERA」
- PBXをクラウド上に構築し、スマホ・PC・専用電話機で固定電話機能を場所を選ばず利用可能にするサービス。通話録音や自動応答などの標準機能を備え、導入規模を問わず2,000社・50,000アカウント超の実績を持つ。
- クラウド直接収容型回線「IP-Line」
- 物理回線を不要とし、インターネット経由でクラウドPBXに直接収容できるIP電話回線。BCP対策や通話料削減、既存番号の維持が可能。
- SIP電話機(Yealink)
- Yealink社製SIP電話機の日本総代理店として販売・サポートを提供。日本語ファームウェアを開発し、他社クラウドPBXにも対応する汎用性を持つ。
- Web会議用大型ディスプレイ「MAXHUB」
- 4K表示・高画質カメラ・高機能スピーカーを搭載し、プレゼンやホワイトボード機能で会議効率を向上。教育現場の電子黒板としても導入される。
02移動体通信事業者(キャリア)準主力
大手通信キャリアからの委託で、移動体通信基地局の置局折衝・設計・施工や関連コンサルティングを提供。モバイルネットワークの構築・維持を通じて通信環境の安定運用に貢献する。
03一般消費者・法人(電力・光回線)副次
関西電力が提供するガス・光回線サービスの代理店として販売・取次を実施。各種キャンペーン提案や光回線提供を通じて、顧客のライフラインと通信環境の最適化を支援する。
製品と技術
クラウドPBX「INNOVERA」の基本機能と進化
「INNOVERA」は自社開発のクラウドPBXで、PBX機器をクラウド上に構築する。スマートフォン、PC、IP電話機から固定電話機能をロケーションフリーで利用可能。全通話録音(6カ月保存)、自動応答ガイダンス、通話履歴検索、着信拒否を標準搭載。キューイングやコールセンター向けオプションも用意する。2020年にはメジャーアップデート版「INNOVERA PBX2.0」をリリース。2022年以降、音声テキスト化・感情分析・SMS送信などのAIオプションを段階的に追加し、プラットフォームを進化させている。
直接収容型回線「IP-Line」と光回線「INNOVERA光」
「IP-Line」はアルテリア・ネットワークスと連携したクラウド直接収容型回線。物理的な電話配線を不要にし、インターネット経由での通話を実現。災害時もインターネット環境があれば利用可能なBCP対策として機能する。90秒課金による通話料削減、既存番号維持、全国主要都市の市外局番利用が特徴。加えて、NTT東日本・西日本との光コラボレーションによる「INNOVERA光」を提供。クラウドPBXと端末間の安定した通信基盤を構築する。
端末販売:Yealink SIP電話機とMAXHUB大型ディスプレイ
当社は中国Yealink社と日本総代理店契約を締結し、SIP電話機を販売する。日本語ファームウェアの開発も手掛け、自社の「INNOVERA」だけでなく他社クラウドPBXにも対応可能な汎用性を持つ。また、Web会議用大型ディスプレイ「MAXHUB」を取り扱い、4K表示・1,200万画素カメラ・高機能スピーカーを搭載。プレゼンテーションや電子黒板機能により、会議効率化や教育現場のIT化に貢献する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
IoT・Webサービス中小ベンダー、成長途上
プロディライトはIoTソリューションとWebサービスを提供する中堅IT企業。同業のソラコムやハッチ・ワークと比べ規模は小さいが、2025年8月期に営業利益率7.14%と黒字化を達成。売上高は3期で40%増と成長中。クラウド・モバイル技術を強みに差別化を図るが、競合も多く市場シェアは限定的。
強み
- IoT・クラウド技術に強み、顧客ニーズに合わせたカスタマイズが可能
- IoT市場の拡大に伴い、需要増が見込まれ事業拡大の余地が大きい
- 2025年8月期に営業利益率7.14%と収益改善、財務基盤が強化されつつある
- 小規模組織を活かした迅速な開発・納品が強み、顧客満足度に寄与
課題
- 売上高28億円と小規模で、大規模案件獲得にはリソース不足が課題
- 同業他社も多く、独自性を打ち出しにくいため価格競争に陥るリスク
- IT人材不足の中、優秀なエンジニアの採用と定着が成長のカギ
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がプロディライト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5587インバウンドプラットフォーム | 28億円 | 10.2倍 |
| 2 | 5580プロディライト | 27億円 | 40.3倍 |
| 3 | 2351ASJ | 27億円 | 29.7倍 |
| 4 | 4167ココペリ | 27億円 | — |
| 5 | 3931バリューゴルフ | 27億円 | — |
| 6 | 5240monoAI technology | 27億円 | — |
| 7 | 4335IPSホールディングス | 27億円 | — |
| 8 | 9421エヌジェイホールディングス | 27億円 | — |
| 9 | 3645メディカルネット | 27億円 | 17.0倍 |
| 10 | 3913GreenBee | 26億円 | 9.1倍 |
| 11 | 5035HOUSEI | 26億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
コールセンター人材紹介からスタートした2008年
2008年6月、大阪府吹田市江坂に株式会社プロディライトを設立。当初はコールセンター向け人材紹介・派遣事業が主軸であった。2009年10月には西日本電信電話株式会社などの代理店としてコールセンター事業を開始し、通信業界との接点を築いた。2010年10月に本社を大阪市淀川区へ移転。
クラウドPBXへ進出した2011年から2014年
2011年4月、クラウドコールシステムとビジネス電話システムの販売を開始し、音声ソリューション事業に参入。2013年5月に本社を大阪市中央区に移し、2014年5月には東京支店を開設して営業拠点を拡大した。同年3月にプライバシーマークを取得、8月には電気通信事業者の届出を行い、通信事業者としての体制を整えた。
「INNOVERA」ブランド統一と回線サービスの充実
2015年3月、クラウドコールシステムのブランドを「INNOVERA」に統一。同年9月にクラウドPBX「INNOVERA PBX」の販売を開始し、10月にはアルテリア・ネットワークスと提携してクラウド直接収容型回線「IP-Line」を提供開始した。同年11月に本社を現在の大阪市中央区高麗橋に移転し、福岡支店も新設。2016年には名古屋営業所を設け、三大都市圏のカバレッジを強化した。
端末事業とAI機能の拡充に踏み出した2018年以降
2018年3月、株式会社クルーグからシステムサービス事業と端末販売事業を譲り受け、中国Yealink社とディストリビューター契約を締結してSIP端末販売を開始した。2020年12月には「INNOVERA PBX2.0」をリリース。2022年からはAIオプションサービスを投入し、音声のテキスト化(INNOVERA Text)や感情分析(INNOVERA Emotion)など高度な機能を追加した。
上場とグループ経営への転換点となった2023年
2023年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。同年10月にはSMS送信オプション「INNOVERA SMS」を開始。2024年3月、株式会社エーアイの音声合成技術を活用した「Telful(テルフル)」の提供を始め、8月には音声感情分析技術で特許を取得した。2024年11月の子会社化を皮切りに、2025年7月の事業譲受と、グループ化とM&Aによる成長戦略を加速させている。
年表28件を開く
2000年代
- 2008年6月創業コールセンター向け人材紹介・派遣事業として大阪府吹田市江坂に株式会社プロディライトを設立
- 2009年10月西日本電信電話株式会社などの代理店としてコールセンター事業を開始
2010年代
- 2010年10月本社を大阪市淀川区西中島に移転
- 2011年4月クラウドコールシステム、ビジネス電話システムの販売を開始
- 2013年5月本社を大阪市中央区伏見町に移転
- 2014年3月プライバシーマークを取得
- 2014年5月東京都中央区に東京支店を新設
- 2014年8月電気通信事業者の届出
- 2015年3月クラウドコールシステムのブランドを「INNOVERA」に統一
- 2015年9月クラウドPBX(*2)「INNOVERA PBX」の販売を開始
- 2015年10月アルテリア・ネットワークス株式会社と提携し、クラウド直接収容型回線(*3)「IP-Line」の販売を開始
- 2015年11月本社を現在地である大阪市中央区高麗橋に移転 福岡県福岡市博多区に福岡支店を新設
- 2016年4月愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を新設
- 2018年3月株式会社クルーグのシステムサービス事業・端末販売事業を譲受。中国Yealink社とディストリビューター契約を締結し、SIP端末(*4)の販売を開始
- 2019年5月創業一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)設立時に加入
2020年代
- 2020年2月名古屋営業所を名古屋支店に名称変更
- 2020年12月「INNOVERA」初のメジャーアップデート、「INNOVERA PBX2.0」の販売を開始
- 2022年1月「INNOVERA」初のAIオプションサービス、音声メッセージをテキストで届ける「Speech Posting」の販売を開始「INNOVERA」専用スマートフォンアプリ「INNOVERA Call」の販売を開始
- 2022年2月通話内容をテキスト化するAIオプションサービス「INNOVERA Text」の販売を開始
- 2022年9月販売代理店制度「パートナープログラム」開始
- 2023年2月音声通話からユーザーの感情を分析できるAIオプションサービス「INNOVERA Emotion」の販売を開始
- 2023年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年10月電話の自動応答後にSMS(*5)を送信する「INNOVERA」のオプションサービス「INNOVERA SMS」の販売を開始
- 2024年3月株式会社エーアイの音声合成(*6)技術を「INNOVERA」に活用することにより顧客応対品質の向上と電話業務の効率化を両立させたサービス「Telful(テルフル)powered by INNOVERA」の提供を開始
- 2024年7月管理画面上での文字入力により自然な音声ガイダンスの作成と設定がシームレスにできるAIによる音声合成機能を「INNOVERA」に追加
- 2024年8月「音声から人の感情を分析できる技術」に関連する特許を取得
- 2024年11月M&Aブロードバンド代理店事業及び通信設備事業を行う株式会社NNコミュニケーションズの全株式を取得し、子会社化
- 2025年7月連結子会社である株式会社NNコミュニケーションズが、株式会社OmniGridから電話自動音声応答システム事業及びクラウド電話サービス事業を譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
INNOVERA音声プラットフォーム進化
電話の基本機能を軸に、AI音声認識やCRM連携、多言語対応など付加価値機能を強化し、企業コミュニケーション基盤を統合するワンフラットフォームへ進化させる。
- 02
営業体制強化とパートナー連携
広域営業部とカスタマーサクセス推進部を新設し、大手パートナーとの連携強化やパートナープログラム拡充により販売網を拡大。アップセル支援で長期関係構築と継続率向上を図る。
- 03
ブランド力の向上
「INNOVERA=クラウドPBX」と想起されるブランドを目指し、コンテンツSEO、Web広告、IR活動、動画コンテンツなどの施策で企業価値の可視化と認知度向上に取り組む。
- 04
M&Aによる成長加速
クラウドPBXと親和性の高い企業や技術力・資金力に課題を持つ企業とのM&Aや業務提携を推進し、販売網拡大やコア技術獲得、グループシナジーによる競争力強化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で140人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は530万円で、2期前と比べて+5.1%。平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は5.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年8月 | 505 | 38.6 | 4.4 | 97 |
| 2024年8月 | 529 | 39.5 | 5.2 | 97 |
| 2025年8月 | 530 | 40.2 | 5.7 | 140 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社NNコミュニケーションズ(注)2、3東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は28億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+27.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34億円 | 28億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 2億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は9億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2023年4Q | 5 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 6 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 13 | 1 | 7.7 | 0 |
| 2025年4Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2026年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年3Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年8月期からの7期で、売上は12億円から28億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)設立時に加入 | |||||
| 2019年8月 | 12 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年8月 | 13 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年8月 | 16 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年8月 | 18 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年8月 | 20 | — | 1 | — | 1 |
| ブロードバンド代理店事業及び通信設備事業を行う株式会社NNコミュニケーションズの全株式を取得し、子会社化 | |||||
| 2024年8月 | 22 | — | 2 | — | 1 |
| 2025年8月 | 28 | 2 | 2 | 7.1 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高28億円のうち、営業利益として残るのは2億円で7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%14億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.9%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年8月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は6億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 3 |
| 2022年8月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 2 |
| 2023年8月 | 1 | −1 | 2 | 0 | 5 |
| 2024年8月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 5 |
| 2025年8月 | −1 | 0 | 2 | −1 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年8月期の総資産は17億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は55.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 7 | 1 | 6 | 11.8 |
| 2020年8月 | 8 | 1 | 7 | 14.7 |
| 2021年8月 | 9 | 2 | 7 | 21.3 |
| 2022年8月 | 9 | 3 | 6 | 31.1 |
| 2023年8月 | 12 | 7 | 5 | 56.2 |
| 2024年8月 | 12 | 8 | 4 | 66.4 |
| 2025年8月 | 17 | 10 | 8 | 55.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中380位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,618で、1年前と比べて-4.2%。過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 40.3倍 |
| PER (会社予想) | 16.7倍 |
| PBR | 2.82倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1628円で、1カ月で4.12%下落。25日移動平均線(1650.16円)を下回るが、75日線(1525.92円)は上回っており、もみ合い状況。52週高値1977円からは約18%下落。出来高は直近1000株前後と低調で、方向感に乏しい。RSIは44.89と中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERは40.51倍と同業界平均の30.34倍を上回り、PBRは2.84倍と平均の3.5倍を下回るものの、無配当で配当利回りは0%です。ROEは12.45%と平均水準程度ですが、予想PERは16.8倍と改善が見込まれるものの、現状の利益水準では株価が先行しており、バリュエーションは割高と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 40.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 16.7倍 | — |
| PBR | 2.82倍 | 2.96倍 |
| ROE | 12.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
デジタル化の追い風で市場は成長するが、競争が激しく、価格競争に陥りやすい。強気派は、企業のWeb需要は底堅く、継続案件の積み上げで成長するとみる。弱気派は、競合他社との差別化が難しく、受注単価や利益率の低下を懸念する。業績は増収だが、利益率の動向が焦点。
- デジタル需要拡大
企業のWeb活用ニーズは高く、市場規模は拡大傾向にある
- 継続収入の蓄積
運用保守などのリカーリング収入が増え、安定成長が期待できる
- 増収基調
直近の売上高は20億円から28億円と堅調に推移
- 売上高が20→22→28億円と増加通年影響中
売上高は20億円→22億円→28億円と拡大。需要が続けば増収が増益につながる。
- 最新年度に営業利益2億円を達成通年影響中
直近FY2025/8の営業利益は2億円、営業利益率7.14%。黒字化と利益率向上が評価材料。
- 予想PER16.8倍と実績の40.51倍から改善決算発表後影響中
時価総額27億円を予想PER16.8倍で割ると予想純利益約1.6億円。前期1億円から増益。
- ROE12.45%と資本効率の高さ継続影響弱
ROE12.45%と一定の利益創出力。自己資本を効率的に活用できれば株主価値向上が期待される。
- 競争激化
参入障壁が低く、多数の競合が存在し価格競争になりがち
- 利益率の変動
新規案件の獲得コストや人件費増で利益が圧迫される懸念
- 規模の小ささ
売上高が28億円と小規模で、営業黒字幅も限定的
- PBR2.84倍で資産価値対比の割高不定影響中
PBR2.84倍と高く、ROE12.45%の維持が難しければPBRの切り下げで株価に圧力がかかる。
- 純利益1億円で伸び悩み通年影響中
売上高28億円まで増えても純利益は1億円。販管費や税金の負担が重くEPS成長が限定的。
- 無配当で株主還元が不在通年影響中
配当利回り0%。成長投資優先とみられるが、株主還元がなく投資家の支持を得にくい。
- 時価総額27億円・外国人保有1.69%の需給脆弱継続影響弱
外国人保有率1.69%と低く流動性が乏しい。売りがかさんだ場合に下げ幅が拡大しやすい。
- 継続売上比率
- 定期受注が増えるほど業績安定性が高まるため
- 一社当たり単価
- 価格競争の影響や高付加価値化の進展を確認するため
- 営業利益率
- 収益性の変動リスクを監視するため
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ1,355人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.6%を占め、残る82.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 75.5 | 78.3 | 79.7 |
| 事業法人 | 8.7 | 13.2 | 17.5 |
| 外国法人 | 1.2 | 2.0 | 1.6 |
| 証券会社 | 13.2 | 6.0 | 1.0 |
| 金融機関 | 1.3 | 0.3 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 小南秀光 | 35.65 |
| 02 | 川田友也 | 11.88 |
| 03 | 株式会社Wiz | 9.80 |
| 04 | 日本ビジネスシステムズ株式会社 | 5.94 |
| 05 | プロディライト従業員持株会 | 1.18 |
| 06 | 株式会社C・S・R | 1.18 |
| 07 | J.P.MORGAN SECURITIES PLC(常任代理人JPモルガン証券株式会社) | 0.62 |
| 08 | 河井裕也 | 0.59 |
| 09 | 渡辺武人 | 0.59 |
| 10 | 福田賢一 | 0.59 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-28川田 友也変更報告5.94%-5.94pt
- 2026-07-22トビラシステムズ株式会社新規の大量保有報告5.94%
- 2026-07-21川田 友也新規の大量保有報告5.94%-5.94pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−94%、1株純資産は7期で−81%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 1,254 | 3,014 | 52.5 | — |
| 2020年8月 | 1,385 | 4,399 | 37.4 | — |
| 2021年8月 | 45 | 133 | 40.5 | — |
| 2022年8月 | 58 | 191 | 35.9 | — |
| 2023年8月 | 63 | 400 | 19.6 | 24.7 |
| 2024年8月 | 91 | 491 | 20.4 | 10.2 |
| 2025年8月 | 71 | 567 | 12.4 | 23.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額80百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小南秀光 | 代表取締役 社長 | 52 | 600,000 |
| 山口延弥 | 取締役 事業管理本部長 | 50 | — |
| 吉田圭子 | 取締役 管理本部長 | 52 | 400 |
| 田中健作 | 取締役 | 62 | — |
| 田坂哲史 | 取締役 常勤監査等委員 | 59 | — |
| 大井理 | 取締役 監査等委員 | 59 | — |
| 桂真理子 | 取締役 監査等委員 | 49 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 57 | 57 | 14 |
| 社外取締役 | 5 | 15 | 15 | 3 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | 5 | 5 |
| 監査役 | 1 | 3 | 3 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,759字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,733字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,152字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,259字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-27
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
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- 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-14
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