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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ワンキャリア

4377 · Growth · 情報・通信業

就職・転職の意思決定を支えるキャリアデータプラットフォーム。学生の体験談や企業の採用情報を集約し、ミスマッチのない採用を支援。

概要

ワンキャリアは2015年8月に東京都渋谷区で設立されたHRテクノロジー企業である。新卒・中途の求人メディア「ワンキャリア」と「ワンキャリア転職」を運営し、就職活動の体験情報や選考データを集積した「キャリアデータプラットフォーム」を構築している。2025年12月期の売上高は76億円、従業員数は295人。2021年10月に東京証券取引所グロース市場に上場した。

キャリアデータプラットフォームの核

ワンキャリアの事業の中核は「キャリアデータプラットフォーム」にある。これは求職者の就職・転職活動における行動履歴(エントリー先、内定取得先など)や企業の選考プロセス・採用実績を匿名化して集約し、求職者と企業の双方に提供する仕組みである。2025年12月期末時点で会員数は232万人を超え、法人取引累計社数は6,290社に達した。従来、個別のチャネルに分散していた情報を一元化し、求職者は過去の体験記や企業の採用データを無料で閲覧できる。企業側は自社の採用活動をデータに基づいて最適化できる点が特徴である。

新卒採用領域でのシェア拡大

主力サービス「ワンキャリア」は新卒学生向け就活支援メディアであり、大学・大学院卒業者全体に対する会員利用率(シェア率)は2025年入社予定の学生で算出すると一定の水準に達している。同サービスは求人広告掲載、スカウト機能、オンライン企業説明会、採用計画機能などを一貫して提供する。特に2020年にリリースした「ワンキャリア企業説明会」(旧ONE CAREER LIVE)は地理的制約を解消し、堅調な需要を獲得している。売上高の規模は2017年12月期の3億円から2025年12月期には76億円へと拡大しており、その大半を新卒領域が占める。

中途採用市場への展開とサービス多角化

2021年6月に中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS」(現ワンキャリア転職)のβ版をリリースし、事業領域を新卒から中途に拡大した。同サービスは転職希望者のキャリアデータを活用し、企業向けに求人掲載やスカウトを提供する。また、新卒エンジニア向け「ワンキャリアforエンジニア」、外資系企業志望者向け「ワンキャリアfor外資」など特定カテゴリに特化したサービスも展開している。2021年10月の上場と同時に複数の新サービスを投入し、収益機会の長期化を図っている。

法人顧客基盤の拡大と収益構造

ワンキャリアの収益は主に企業からの求人掲載料、スカウトサービス利用料、オンライン企業説明会の配信料などで構成される。法人取引累計社数は2025年12月期末で6,290社に達し、大企業からスタートアップまで幅広い顧客層を持つ。売上高は毎年増加を続け、2025年12月期には76億円(前期比約40%増)、営業利益21億円、純利益15億円を見込む。営業キャッシュ・フローは22億円と健全で、現金及び預金は61億円を保有する。2030年12月期に売上高350億円、EBITDA100億円を中期目標として掲げている。

業界の中での役割はHRテック企業(求人メディア・採用ソリューション提供)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
76億円
営業利益
21億円
営業利益率
27.6%
純利益
15億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
採用DX支援サービス66億円86.8%
マーケティング アライアンス6億円7.9%
その他4億円5.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01新卒採用市場主力

学生向けに就活支援サービス「ワンキャリア」を提供し、企業向けに求人広告やスカウトサービス、オンライン説明会、採用計画支援などの採用DXサービスを提供。投稿された体験情報を審査し、信頼性の高いキャリアデータを蓄積している。

主な製品・サービス6
ワンキャリア
新卒学生向けの就活支援メディア。企業の選考体験記や説明会情報を提供し、会員は無料で閲覧可能。
ワンキャリア転職
中途採用向けの転職支援サービス。求人広告の掲載や人材紹介を提供。
採用計画機能
企業が採用ターゲットや競合他社の動向を把握し、採用計画を立案するためのデータ分析機能。
スカウトサービス
生成AIを活用して、採用したい学生に直接アプローチできる機能。プロフィール入力の自動化などで利便性を向上。
オンライン企業説明会
企業の説明会を動画配信するサービス。地理的制約なく参加可能。
ワンキャリア新卒紹介
キャリアアドバイザーによる人材紹介サービス。成功報酬型で、入社辞退時は返金される。

02HRサービス業界準主力

「マーケティングアライアンス」として、ワンキャリアの会員基盤を活かし、他のHRサービス企業などに送客し、成果報酬を得る。

主な製品・サービス1
マーケティングアライアンス
求職者会員を他社HRサービスへ送客し、成果発生に応じて収益を得る成果報酬型サービス。

製品と技術

就活支援メディア「ワンキャリア」

ワンキャリアの基幹サービスは新卒学生向けの就活支援メディア「ワンキャリア」である。会員登録により、過去の就活生が投稿したエントリーシート、面接質問、選考フローなどの体験情報を無料で閲覧できる。審査部門が全件レビューすることで情報の信頼性を担保している。企業向けには求人広告の掲載、企業ページ作成、タイアップ記事広告を提供し、母集団形成を支援する。2020年4月にリリースした「ワンキャリアクラウド」は、採用計画や応募者管理をクラウド上で行う機能を統合している。

スカウトサービスとAI活用

スカウトサービスは、企業が条件に合う学生に直接オファーを送れる機能である。生成AIを活用し会員登録時のプロフィール入力を自動化するなど、学生の負担を軽減している。企業側は蓄積されたキャリアデータをもとにターゲットを絞り込み、効率的なリーチが可能。2021年10月の正式リリース以降、利用企業が増加し、売上成長に貢献している。

オンライン企業説明会サービス

「ワンキャリア企業説明会」(旧ONE CAREER LIVE)は、企業の採用説明会をLIVE動画で配信し、学生がリアルタイムで視聴できるサービスである。2020年3月の提供開始以来、対面での集まりが制限された時期に需要が急増。地理的・時間的制約をなくし、学生は自宅から複数企業の説明会に参加できる。企業側も配信後のアーカイブ視聴データを分析し、効果測定を行える。2025年時点でも堅調なニーズが続いている。

中途採用向け「ワンキャリア転職」

「ワンキャリア転職」は中途採用支援に特化したメディアであり、2021年6月にβ版としてスタートした。転職希望者の職歴や希望条件をもとに、企業からのスカウトや求人情報を提供する。新卒で培ったキャリアデータのノウハウを転職領域に応用し、求職者の転職活動履歴を匿名化して企業側にフィードバックする仕組みを持つ。企業向けには求人掲載やスカウトのほか、採用計画策定支援なども行う。売上高の一部として計上され、新卒領域に次ぐ成長柱として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

新卒採用プラットフォームで存在感、成長途上

ワンキャリアは新卒向け採用プラットフォームを主力とする情報サービス企業。同業のVR AIN SolutionやCocoliveなどと比べ、売上高は54億円(2024/12期)と成長フェーズにあり、2025/12期には76億円、営業利益率27.6%と急拡大が見込まれる。業界内では採用プラットフォーム市場で独自のポジションを築きつつあるが、後発の競合も登場しており、差別化が課題。大手人材紹介企業との競合も存在するが、ターゲットを新卒に絞ることで、効率的な成長を目指している。

強み

  • 2023/12期40億円→2024/12期54億円と年率35%増、2025年も76億円計画
  • 2025/12期予想営業利益率27.6%と、同業他社対比でも高い水準
  • 新卒採用プラットフォームに特化し、ニッチ市場で優位性を構築
  • 学生・企業の両面から利用が拡大し、ネットワーク効果が期待

課題

  • 新卒採用市場は縮小傾向にあり、長期的な成長には新市場開拓が必要
  • VR AIN Solutionなど同業が追随、差別化とシェア維持が課題
  • 急成長によりコスト増加懸念、営業利益率の維持が重要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がワンキャリア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13673ブロードリーフ461億円47.6倍
24743アイティフォー457億円15.7倍
39470学研ホールディングス456億円13.1倍
43040ソリトンシステムズ455億円13.5倍
54377ワンキャリア447億円20.5倍
63836アバントグループ447億円14.2倍
7147Aソラコム444億円69.8倍
85027AnyMind Group441億円35.4倍
93844コムチュア427億円12.8倍
104820イーエムシステムズ423億円27.6倍
119739NSW408億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

トライフ内でサービスを開始した2013年

現代表取締役社長の宮下尚之は、2013年12月に株式会社トライフの事業として新卒採用支援メディア「ONE CAREER」(現ワンキャリア)のサービスを開始した。この時点ではまだ独立した企業ではなく、トライフの一部門として運営されていた。サービスは学生の就職活動体験を共有する仕組みで、口コミで利用者を増やしていった。

独立法人化と事業譲受による基盤構築(2015~2017年)

2015年8月、東京都渋谷区松濤に株式会社ワンキャリアを設立。同年12月にトライフから同事業を譲り受け、法人としての事業を本格化させた。2016年4月に本社を渋谷区道玄坂へ移転。2017年9月には有料職業紹介事業の許可を取得し、同年10月にはトライフの全事業を譲り受けて、HR領域に特化した独立企業としての体勢を整えた。この期間に売上高は3億円(2017年12月期)に達した。

資本参加とプロダクト開発の加速(2019~2020年)

2019年7月にUB Venturesが、同年8月にはPKSHA SPARXアルゴリズム1号が資本参加し、外部資金を獲得。2020年3月にはLIVE動画による会社説明会サービス「ワンキャリア企業説明会」を提供開始し、オンライン化に対応。同年4月にはクラウド型採用管理サービス「ワンキャリアクラウド」(現ワンキャリア)をリリースし、企業向けDX支援を強化した。2020年6月には「採用計画」β版をリリースし、日本の人事部HRアワード2020で最優秀賞を受賞した。本社も2020年5月に渋谷区桜丘町へ移転している。

上場とサービス拡充の2021年

2021年10月、東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式を上場。同時に中途採用メディア「ONE CAREER PLUS」(現ワンキャリア転職)の正式リリース、スカウトサービスの開始、採用管理機能の提供、新卒エンジニア向け・外資系向け特化サイトの開設、新卒エージェントサービス「ワンキャリア新卒紹介」など、多数の新サービスを投入した。また、厚生労働省の「優良募集情報等提供事業者」認定とISMS認証を取得し、サービスの信頼性を高めた。理系学生が選ぶ「最も活用している就活サイト」で1位を獲得するなど、ブランド認知も向上した。

連結化と成長持続の2025年

2025年12月期より連結財務諸表を作成。株式会社ライトローズの株式を追加取得し完全子会社化するなど、グループ体制を強化した。売上高は76億円、営業利益21億円、純利益15億円と過去最高を更新。会員数は232万人、法人取引累計社数は6,290社に拡大した。中期目標として2030年に売上高350億円、EBITDA100億円を掲げ、さらなる成長を目指している。

年表18件を開く

2010年代

  • 2013年12月現代表取締役社長の宮下尚之が株式会社トライフで新卒採用支援メディア「ONE CAREER(現・ワンキャリア)」のサービスを開始
  • 2015年8月創業東京都渋谷区松濤に株式会社ワンキャリア設立
  • 2015年12月株式会社トライフより新卒採用支援メディア「ONE CAREER(現・ワンキャリア)」の事業譲受
  • 2016年4月東京都渋谷区道玄坂へ本社オフィス移転
  • 2017年9月有料職業紹介事業の許可を取得
  • 2017年10月株式会社トライフより全事業譲受
  • 2019年1月創業株式会社レントヘッドを設立(2019年12月解散、2020年5月清算結了。)
  • 2019年7月M&AUB Venturesが当社株式取得により資本参加
  • 2019年8月M&APKSHA SPARXアルゴリズム1号が当社株式取得により資本参加

2020年代

  • 2020年3月LIVE動画サービス「会社説明会 ONE CAREER LIVE(現・ワンキャリア企業説明会)」提供開始
  • 2020年3月プライバシーマーク認定を取得
  • 2020年4月サービスシリーズ「ワンキャリアクラウド(現・ワンキャリア)」をリリース
  • 2020年5月東京都渋谷区桜丘町へ本社オフィス移転
  • 2020年6月「ワンキャリアクラウド(現・ワンキャリア)採用計画」β版をリリース
  • 2020年11月「ワンキャリアクラウド(現・ワンキャリア)採用計画」β版が日本の人事部HRアワード2020で最優秀賞を受賞
  • 2021年3月ワンキャリアクラウドシリーズ(現・ワンキャリア)の採用計画機能をリリース
  • 2021年6月中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS(現・ワンキャリア転職)」β版をリリース
  • 2021年10月上場東京証券取引所マザーズ(現・グロース市場)に株式を上場 中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS(現・ワンキャリア転職)」をリリース ワンキャリアクラウドシリーズ(現・ワンキャリア)のスカウトサービスをリリース 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場へ移行 ワンキャリアクラウドシリーズ(現・ワンキャリア)の採用管理機能をリリース 新卒エンジニア向けサービス「ONE CAREER for Engineer(現・ワンキャリアforエンジニア)」をリリース 新卒エージェントサービス「ワンキャリア新卒紹介」をリリース 外資系企業への就職を目指す学生を支援する特化型サイト「ONE CAREER for 外資(現・ワンキャリアfor外資)」をリリース 厚生労働省の定める「優良募集情報等提供事業者」の認定を取得 サービス共通ID「ワンキャリアID」を導入 ISMS認証(注1)を取得 理系学生が選ぶ「最も活用している就活サイト」で1位(注2)を獲得 人事向け大型カンファレンス「採用ウルトラキャンプ」を主催 株式会社ライトローズの株式を追加取得し、完全

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(対前期増加率)増加
  • 法人取引累計社数増加
  • 売上高2030年12月期まで350億円
  • EBITDA2030年12月期まで100億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    キャリアデータプラットフォームの拡充

    求職者の声や行動履歴などのキャリアデータを蓄積し、国内最大級の質と量を持つプラットフォームを目指す。データを公開することで仕事選びの不透明さを解消し、求職者が最適な仕事と巡り合える機会を創出する。

  2. 02

    採用活動・人事業務のDX推進

    企業向けにキャリアデータを活用した採用DXサービスを提供。オンライン説明会、採用計画ツール、適性検査などの商品ラインナップを拡充し、データに基づく意思決定と業務効率化を支援する。

  3. 03

    顧客基盤の拡大と新領域への展開

    新卒採用領域を軸足に、対象となる採用マーケットを拡大し収益機会の長期化を図る。また、キャリアデータを教育や金融、販促など採用以外の領域でも利活用し事業領域を拡大する。

  4. 04

    キャリア教育への活用

    若年層に向けたキャリア教育が不十分である課題に対し、プラットフォーム上の多様なロールモデルやHR統計情報をキャリア教育に活用する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で295人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は674万円で、4期前と比べて+9.7%平均年齢は30.9歳、平均勤続年数は2.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2021年12月61529.22.077
2022年12月64129.21.9120
2023年12月63130.02.2155
2024年12月62330.32.0245
2025年12月67430.92.3295

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率35.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区584百万円
本社 — 東京都 渋谷区0百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    人事院の人材確保のための魅力発信事業等に関する委託業務
    人事院 · 2026-03-24
    1,190万円
  • 調達
    国家公務員採用試験志望者層に対するWEBを用いたセミナーの実施業務
    人事院 · 2025-06-13
    544万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は76億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+40.7%、利益が+61.5%。

売上高
+40.7%
76億円
営業利益
+61.5%
21億円
純利益
+66.7%
15億円
営業利益率
27.6%
前期比 +3.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高110億円76億円
営業利益31億円21億円
純利益22億円15億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は58億円、営業利益は24億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+45.0%、営業利益は+71.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8112.51
2023年2Q14642.94
2023年3Q700.00
2023年4Q112
2024年1Q10220.02
2024年2Q18738.94
2024年4Q263
2025年2Q401435.010
2025年4Q36719.45
2026年2Q582441.417

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は3億円から76億円へ25.3倍に増えた。直近期の営業利益率は27.6%。売上は8期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年3月311
2017年12月30−1
2018年12月60
株式会社レントヘッドを設立(2019年12月解散、2020年5月清算結了。)
2019年12月100
2020年12月1311
東京証券取引所マザーズ(現・グロース市場)に株式を上場 中途採用支援メディア「ONE CAREER PLUS(現・ワンキャリア転職)」をリリース ワンキャリアクラウドシリーズ(現・ワンキャリア)のスカウトサービスをリリース 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場へ移行 ワンキャリアクラウドシリーズ(現・ワンキャリア)の採用管理機能をリリース 新卒エンジニア向けサービス「ONE CAREER for Engineer(現・ワンキャリアforエンジニア)」をリリース 新卒エージェントサービス「ワンキャリア新卒紹介」をリリース 外資系企業への就職を目指す学生を支援する特化型サイト「ONE CAREER for 外資(現・ワンキャリアfor外資)」をリリース 厚生労働省の定める「優良募集情報等提供事業者」の認定を取得 サービス共通ID「ワンキャリアID」を導入 ISMS認証(注1)を取得 理系学生が選ぶ「最も活用している就活サイト」で1位(注2)を獲得 人事向け大型カンファレンス「採用ウルトラキャンプ」を主催 株式会社ライトローズの株式を追加取得し、完全
2021年12月2043
2022年12月2864
2023年12月40107
2024年12月54139
2025年12月76212127.615

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高76億円のうち、営業利益として残るのは21億円27.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の19.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金15.8%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金56.6%43億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益27.6%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
84.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+19.2pt
27.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+13.1pt
19.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+18.3pt
31.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
77.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年12月期は営業CFが23億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は61億円で、売上の9.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年12月2−1317
2020年12月1−23−18
2021年12月6−19522
2022年12月7−1−1627
2023年12月9−40532
2024年12月15−401143
2025年12月23−4−11961

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年12月期の総資産は80億円。このうち返さなくてよい自己資本が55億円で、自己資本比率は69.1%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月21158.9
2017年12月5057.0
2018年12月5149.6
2019年12月9185.7
2020年12月131129.2
2021年12月2718967.3
2022年12月33231069.2
2023年12月42311172.9
2024年12月57401770.5
2025年12月80552569.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
61億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
38億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中261位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
27.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
40.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,438で、1年前と比べて-9.2%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥2,438-2.3%1ヶ月+19.3%1年-9.2%時価総額447億円
過去52週の値幅
安値¥1,667高値¥2,875

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.5倍
PER (会社予想)20.8倍
PBR6.59倍
配当利回り1.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で18.05%上昇し、終値は2557円となりました。25日移動平均線(2107.8円)を約21%上回っており、短期トレンドは強い上昇基調にあります。52週高値は2948円で、そこまで約13%の位置にあり、戻りが進んでいます。出来高は直近で52万3300株と膨らみ、上昇に伴う買いが入っていると見られます。ただしRSIは82.84と買われすぎの水準で、短期的な過熱感には注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER27.14倍は業界平均30.53倍より低いが、PBR7.31倍は業界平均3.59倍を大幅に上回り、ROE31.39%と高収益ながらも株価が先行。配当利回り1.14%は業界平均3.22%を大きく下回り、配当性向29.72%と低い。売上高は増加傾向で営業利益率も高いが、バリュエーションは割高で、配当は伸び悩み。成長性を織り込んでも割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.5倍47.9倍
PER (予想)20.8倍
PBR6.59倍2.96倍
ROE31.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長の持続性と収益性のバランスが焦点。強気派は、売上高が急成長しており、営業利益率も27.63%と高いことから、採用市場のデジタル化でさらなるシェア拡大が期待できるとみる。また、ROEも高く資本効率が良い。弱気派は、市場が成熟化し、競合が増える中で成長が鈍化するリスクを指摘。加えて、学生人口の減少が長期的な市場縮小をもたらす可能性がある。バリュエーションも高く、期待が先行している面がある。

プラスに働く材料7
  • 高い成長性

    売上高が28億から76億円に急拡大し、成長が続く。

  • 高収益構造

    営業利益率27.63%と利益率が高く、ビジネスの効率性が良い。

  • 資本効率の高さ

    ROE31.39%で自己資本を効率的に活用している。

  • 売上高が54億円から76億円へ40%増通年影響

    2024/12期54億円→2025/12期76億円、前年比40%増

  • 営業利益率27.63%の高収益通年影響

    売上高76億円に対し営業利益21億円

  • 最終利益が3期連続増益通年影響

    純利益は7億円→9億円→15億円と増益

  • 株価が1年で13%下落し調整済み継続影響

    前年比-13.38%の下落でバリュエーション調整が進む

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟懸念

    新卒採用市場は既にデジタル化が進み、成長余地が限定的。

  • 競争激化

    同業他社との競争が激しく、広告費や人件費が増加する。

  • バリュエーション懸念

    PER約26倍、PBR約7倍と高く、期待が先行している。

  • PER25.91倍と高バリュエーション不定影響

    時価総額386億円に対し純利益15億円、PER25.91倍

  • PBR6.98倍はROE依存度が大継続影響

    ROE31.39%が維持されないとPBR6.98倍に修正圧力

  • 配当利回り1.19%と低い継続影響

    配当利回り1.19%と低く株価下落局面の支えが弱い

  • 外国株主比率7.94%と海外資金依存継続影響

    外国持株比率7.94%は海外市場変動の影響を受けやすい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長市場でのシェア拡大が続くか確認する。
掲載企業数
需要側の拡大を示し、収益の源泉を確認する。
学生登録者数
供給側の規模がマッチングの質を左右する。
営業利益率
成長とともに収益性が維持されるか見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+150.0%いまの株価に対する利回りは1.44%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.44%
いまの株価に対して
配当性向
29.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月1019.2
2025年12月25150.029.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,046人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.9%を占め、残る70.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他60.058.358.860.459.5
事業法人21.418.017.417.217.0
金融機関11.915.013.212.512.9
外国法人3.45.28.56.57.9
証券会社3.33.42.13.42.6
外国人個人0.00.00.00.00.0
自己株式0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01宮下 尚之56.06
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.34
03長澤 有紘4.59
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.46
05倉田 将志3.62
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.73
07NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.67
08野村證券株式会社1.29
09北野 唯我1.02
10UBV FUND-I投資事業有限責任組合0.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.94%
    -1.65pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは31.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月902,756973,077173.0
2017年12月−6533
2018年12月195144.5
2019年12月−010
2020年12月5881.1
2021年12月1710727.356.3
2022年12月2613321.547.4
2023年12月4017326.033.9
2024年12月5222726.030.719.2
2025年12月8330131.430.129.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮下尚之代表取締役社長 執行役員CEO4110,287,300
長澤有紘取締役副社長 執行役員COO40859,800
北野唯我取締役 執行役員CSO39188,500
高木新平取締役3837,500
野村有季子取締役(常勤監査等委員)56
美澤臣一取締役(監査等委員)6675,000
高橋治取締役(監査等委員)49
木村智明取締役 執行役員CFO379,600
西浦由希子取締役(常勤監査等委員)44

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3117812642
社外取締役421215

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,424字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」をミッションに掲げ、個人・企業が仕事選びに関するあらゆるデータを利用できるプラットフォームとして、主に以下2つのサービスを展開しております。 - 就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」 - 転職支援/中途採用サービス「ワンキャリア転職」 多くの人にとって仕事は人生で最も時間を投資する対象であるにも関わらず、仕事選びに関しては意思決定の基準となるようなデータが少なく、いまだに就職してから後悔する人が後を絶たない状況です。私たちは、すべての個人のキャリアに向き合い、キャリアデータ(注1)を集め、多様化する世の中において仕事選びと採用活動をアップデートしていきます。 (注1)キャリアデータ:個人の就職・転職活動における活動履歴(どの企業にエントリーしたのか、どの企業から内定を獲得したのかなど)やキャリアパス(どの企業からどの企業へ転職したのか、その過程でどの企業を就職先の候補として検討したのかなど)の情報。または企業の採用活動(包括的な採用のプロセス、詳細な面接内容、内定者や入社者の属性の傾向など)の情報。仕事選びに関する個人と企業が必要とするあらゆるデータの総称。 ・キャリアデータプラットフォーム 日本ではインターネットの普及に伴い、WEB上での求人広告が一般的となっています。しかし、求職者は就職の意思決定に必要な情報を手に入れるために、オンラインの求人サイトや企業の採用ページ、オフラインの在職者との面談(OB・OG訪問)や企業の会社説明会など、異なる複数のチャネルにアクセスしなければなりませんでした。 当社グループが構築する「キャリアデータプラットフォーム」は、これまで求職者が複数のチャネルを横断して手に入れる必要があった就職の意思決定に必要な情報を、まとめて1箇所で得ることができるプラットフォームであり、求職者からの就職活動の体験情報を中心とする、これまで公開されていなかったキャリアデータを蓄積し、就職・採用の意思決定に必要な情報として、求職者と企業の双方に提供するものです。当社グループはキャリアデータプラットフォームにキャリアデータを求めて集まる求職者と企業の多様な雇用機会を創出するとともに、それぞれの意思決定に必要な情報を合わせて提供することで、「知っていれば避けられた」採用のミスマッチを防ぎ、仕事選びにおける意思決定を支援しております。 このキャリアデータプラットフォームにおいて、就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」と転職支援/中途採用サービス「ワンキャリア転職」によって、求職者・企業双方へ求人メディアや採用ソリューションを提供しております。 「キャリアデータプラットフォームのイメージ」 当社グループが収集・保有するキャリアデータは、どのような求職者がどのような企業に興味を持ち、選考を受け、評価されているのかを浮き彫りにする「求職者に関するキャリアデータ」と、企業が開示している求人情報や、求職者による就職活動の体験情報から、どのような企業がどのような選考方法や採用基準で採用活動を行っているのか、その結果どのような求職者を採用しているのかを浮き彫りにする「企業に関するキャリアデータ」に大別されます。当社グループが収集・保有するキャリアデータの具体的な内容は以下のとおりであります。 求職者に関するキャリアデータ   ·求職者がどのような企業について、閲覧/お気に入り登録/エントリー/内定したかなどの個人が特定できない形で処理した匿名の行動情報 ·求職者がどの企業からどの企業にどういった動機で転職したかという転職履歴情報(中途採用領域) 企業に関するキャリアデータ   ·エントリーシートや面接の質問事項や実施時期、インターンシップの内容や実施概要など、企業の採用活動・選考の内容に関する情報 ·企業の説明会や選考活動に対する感想や評判などの、求職者からの評価 ・業界を取り巻く環境変化と課題 当社グループの属するHR(Human Resource:人的資材)マーケットでは、日本国内においては、少子高齢化により労働人口の減少は今後避けられず、更に労働生産性は主要先進7カ国において最下位を記録するなど、国全体で限られた労働資源を有効活用し生産性を高めていくことが急務となっていると考えております(出所:公益財団法人日本生産性本部「労働生産性の国際比較2025」)。 同時に企業においても、人々の働き方が多様化し人材の流動化が加速する中で、「労働生産性の向上」と「働く人々の満足度の向上」を両立させることが強く求められています。そのような中、近年あらゆる領域においてデジタル化の波が急激に訪れており、これらの社会課題がDXにより解決されることが期待されています。しかし、人材採用領域においては、労働集約型の旧態依然としたビジネスモデルが主流であり、必ずしもDXが積極的に推進されているという状況ではありません。また、これまでの日本のHRマーケットにおいては、終身雇用が前提となっていたため、一企業に個人のキャリアデータが蓄積されてきたほか、仲介業者においても情報を囲い込むことで価値を生み出すような、閉鎖的なビジネスモデルが主流となっており、キャリアデータを有効に活用した就職・採用活動を行うことは困難な環境でした。近年、HRマーケットにおいては、HR Techといったテクノロジーやデータを活用した新しいサービス分野が拡大しつつありますが、マーケット全体を見渡すとまだまだキャリアデータの活用は十分とは言えません。 仕事を選ぶ個人にとっても、新卒一括採用、終身雇用、年功序列型賃金などが特徴的である日本の雇用制度は転換期を迎えているため、一人ひとりが自らの責任においてキャリアプランを考え、能動的に就職の意思決定に必要な情報(キャリアデータ)を収集し、ミスマッチを減らすための効率的な就職活動を進めていくことが強く求められます。 当社グループは、これらの国、企業、個人それぞれが抱える課題を、キャリアデータプラットフォームを活用して、解決してまいります。企業は当社のサービス(新卒採用サービス「ワンキャリア」及び中途採用サービス「ワンキャリア転職」)を活用することで、キャリアデータに基づいた定量的な採用活動を行うことができます。その結果、今や国家施策となっているDX推進の取り組みを、人材採用領域において推進することに繋がり、これまでアナログな人海戦術で対応していた企業の採用業務に掛かる大幅な手間の削減と、これまでの採用活動では難しかったデジタルを活用した新たな採用手法の選択肢を拡大することが可能となります。更に当社グループが提供するキャリアデータに基づく仕事選びの意思決定は、国全体の最適な人材配置や多様な雇用機会の創出を促し、国家や企業の課題であった労働生産性の向上と働く人々の満足度の向上につながると考えており、今後その実現に向けて取り組んでまいります。 また、求職者は当社のサービス(就活支援サービス「ワンキャリア」及び転職支援サービス「ワンキャリア転職」)を活用することで、就職の意思決定に必要な情報に容易にアクセスすることができるため、求職者自身にとって最適な「仕事(職)」と巡り合える機会が拡大し、ミスマッチを減らす効率的な就職活動を行うことができます。 今後、企業の経営環境や雇用市場はより流動的になることが予想され、HRマーケットを取り巻く課題への対応が急務となるため、キャリアデータの価値が益々高まっていくものと当社グループは考えております。 ・ビジネスモデル 当社グループは「キャリアデータプラットフォーム」事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主たるサービスの特徴を分類すると、(1)採用DX支援サービス、(2)その他のサービスになります。 (1)採用DX支援サービス ・求人メディア 当社は学生向け就活支援サービス「ワンキャリア」を運営しております。「ワンキャリア」は新卒入社までの最初のキャリア選択をサポートするサービスで、求職者の声を中心とした就職活動の体験情報を集めたコンテンツと、プロの編集チームが作成したコンテンツを融合したハイブリッドメディアです。就職活動の体験情報などのコンテンツをパソコンやスマートフォンで簡単に閲覧できる仕組みを作ることで、就職活動をおこなう求職者が企業に関するキャリアデータにいつでもどこでもアクセスすることができるサービスを展開しております。 「ワンキャリア」は、スマートフォンを中心としたインターネットを通じて、求職者には就職活動に必要なあらゆる情報を、企業には求人情報を発信することで母集団形成を行うことができる採用支援サービスをそれぞれ提供しております。 求職者から投稿される就職活動の体験情報はキャリアデータとして「ワンキャリア」上で公開され、求職者は「ワンキャリア」の会員となることで、企業に関するキャリアデータを無料で閲覧することができます。求職者は、企業が過去に行った会社説明会や選考の内容、採用スケジュール、面接の際の雰囲気や質問内容などといった、就職活動において本当に知りたい情報を得ることが可能です。 また、当社は独自の審査部門を持ち、投稿された就職活動の体験情報の信頼性を審査(注2)することで品質を担保しております。そのため、就職活動において必要かつ信頼できる情報を得られる手段としてニーズが高まっています。「ワンキャリア」を利用する求職者は、2025年12月期末時点には、232万人を突破し、年々増加しております。 (注2)審査:投稿された就職活動の体験情報の内容を全件審査しております。 これまでの新卒サービス会員数(注3)の推移と新卒サービス会員利用率(注4)は下図のとおりであります。 (注3)新卒サービス会員数:各期間末日時点で就活支援サービス「ワンキャリア」に会員登録をしていた人数(退会者を除く)の累計で、全ての卒業年度の会員を含みます。 (注4)新卒サービス会員利用率:各年に大学もしくは大学院を卒業するユーザーの、卒業年度別学生の総数に対するシェア率です。但し、2026年入社予定のユーザーのシェアは、2025年12月期末までに当社サービスを利用したユーザー数により算出しています。また、2025年入社者までは文部科学省発表「令和7年度学校基本調査(確定値)の公表について」における各年度の就職者数の合計値からシェア率を算出しています。 他方、企業に対しては、「キャリアデータプラットフォーム」を活用して採用活動を支援するワンキャリア(企業向け)を提供しております。 求人メディアサービスとしては、新卒採用サービス「ワンキャリア」に会社情報や求人広告を掲載することができる求人掲載機能を利用することで、企業は自社の企業イメージや魅力を求職者に伝えることが可能です。掲載できる情報は、テキストや画像データによる企業説明情報に加えて、インターンシップや会社説明会などの募集情報、タイアップ記事広告など多岐にわたり、これらの掲載情報を通じて多くの求職者にアプローチすることができるほか、自社の採用イメージを向上させるためのブランディングが可能となります。 また、当社は採用したい学生に直接アプローチできるスカウトサービスを提供しております。スカウトサービスでは、生成AIを活用し、会員登録時のプロフィール情報入力を自動化するなど、プロダクト機能の向上を図ることで、学生・企業双方の利便性を向上させています。 また、当社は企業の採用説明会を動画で配信する、オンライン企業説明会サービスを提供しております。地理的な制限や会場の収容人数の制限を受けることなく、求職者と企業双方にとって効率的な就職活動を行うことができるため、オンライン企業説明会サービスへのニーズは堅調に推移しています。 当社は、「ワンキャリア」を利用する求職者会員数の拡大とともに、大企業からスタートアップまで法人の顧客基盤を拡大し続け、2025年12月期末時点には、法人取引累計社数(注5)は6,290社となっております。 「ワンキャリア」は、求人広告や採用説明会をオンラインで提供するプラットフォームとして、企業の採用活動のDXを推進いたします。 これまでの法人取引累計社数の推移と、年間取引社数(注6)は、それぞれ以下のとおりであります。 (注5)法人取引累計社数:各期間末日時点で当社と有償取引を行ったことのある法人顧客数(注7)の累計です。 (注6)年間取引社数:各事業年度において当社と有償取引を行った法人顧客数です。 (注7)法人顧客数:2021年度まで契約社数で集計しておりましたが、取引実態をより明確に示すことを目的として、2022年度よりサービス提供社数で集計しております。 ・採用ソリューション 採用ソリューションは、当社に蓄積された膨大なキャリアデータを活用し、企業の人事担当者が行う新卒採用業務の支援を行うソリューションサービスです。企業向けの採用コンサルティングや、2020年6月より開始した採用計画機能によって、採用ターゲットとなる求職者がいつどの程度活動しているのか、採用競合となる他社がいつどのような採用活動を行っているのかといった、採用活動計画を立案する際に必要なマーケティングデータを提供し、採用業務に役立つソリューションの提供を行っております(なお、2025年12月期末時点では、ワンキャリアの採用計画機能は全ての法人顧客に無償で利用いただけるサービスとなっております。今後は機能の拡張により一部有償化することを予定しております。)。 これまでの採用サービスでは、求職者は企業の募集情報を探し応募するときだけにサービスを利用することが一般的でした。これに対して「ワンキャリア」では、求職者は募集情報を探し応募するときだけでなく、就職活動期間を通じて「ワンキャリア」に蓄積した膨大なキャリアデータを閲覧することで、就職活動開始時の基礎知識の学習や、求人応募後の企業研究や採用選考の対策を行っており、数か月から長ければ1年以上とサービス利用期間が長いことが特徴的です。そのため当社には、求職者の就職活動期間を通じた行動履歴データが蓄積されております。行動履歴データとは、求職者がWEBサイトを訪問し、いつどの企業の求人へ応募をしたのか、どのページを閲覧したのかなどの履歴情報であり、それらを蓄積することによって求職者の興味・関心を分析することが可能です(全ての行動履歴データは特定の個人を識別できないよう加工を施して利用しております。)。求職者から投稿される就職活動の体験情報とあわせて、当社独自のデータベースを構築しております。 企業は、本サービスを通じて企業と求職者に関するキャリアデータを得て、競合他社の採用活動の実態や、自社の採用活動の評判などを知ることができるため、自社の採用手法を改善し、求職者を獲得するための取り組みを進めることや、自社の採用計画をワンキャリア上で作成し、履歴を保存することが可能です。企業の人事担当者が変更になった際にも、本サービスを情報の引継ぎなどに活用することで、採用活動の負担を削減することにも役立ちます。 本サービスについては今後、採用計画の立案から求職者の募集、応募者の管理(注8)に至るまで、企業の採用活動を一気通貫して支えるデジタルツールとして提供することで、企業の採用活動のDXを推進することを目指します。 (注8)応募者管理システムとして採用管理機能を一部顧客にβ版として提供を開始しております。顧客ごとに、求職者の評価に関するデータを収集し、より顧客ニーズにあわせた採用戦略を提案することが可能になります。 また、実際に働いている社員や会社の雰囲気を知りたい学生のニーズに応える商品として、オフラインイベントを定期的に開催しております。 また、2024年2月よりキャリアアドバイザーによる人材紹介サービスである「ワンキャリア新卒紹介」(注9)の提供を開始しております。 (注9)入社合意に至った時点で費用が発生する成功報酬型のサービスです。導入費用なしで利用を開始でき、入社までに学生が内定を辞退した場合は成功報酬費用を返金する契約とすることで、企業側の負担を軽減しております。 (2)その他のサービス その他のサービスとして、「マーケティングアライアンス」、「中途採用事業」のサービスを提供しております。なお「中途採用事業」は2021年6月より開始し、現時点では業績に与える影響は小さいものの、新卒採用サービスで獲得した会員基盤、顧客基盤を中途採用事業に繋げ、今後の事業拡大を目指します。 当社グループの「キャリアデータプラットフォーム」事業で提供している各サービスの概要は以下のとおりであります。 採用DX支援サービス ・求人メディア   企業の魅力を伝え、母集団形成を行うことが可能なサービス。就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」への求人広告を掲載する求人掲載と企業の採用に関する会社説明を動画で配信するサービスの他、採用したい学生に直接アプローチできるスカウトサービスなどのオプションサービスを提供。 ・採用ソリューション   当社保有のデータを活用したサービス。学生や競合他社の動向を企業の採用活動に反映させることが可能。加えて、学生及び企業のニーズに合わせたオフラインイベントや、キャリアアドバイザーによる人材紹介サービスを実施。 その他のサービス ・マーケティングアライアンス   「ワンキャリア」の求職者会員を他のHRサービスなどのアライアンスパートナーに送客し、成果発生件数に応じて収益を得る成果報酬制サービス。 ・中途採用事業   転職支援/中途採用サービス「ワンキャリア転職」へ求人広告の掲載や、企業への人材紹介を提供するサービス。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,759字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「人の数だけ、キャリアをつくる。」というミッションの下、キャリアに関するデータを公開することで誰もが自由に働き方を選択できる社会を目指す「キャリアデータプラットフォーム」事業を運営しております。これまでHRマーケットにおいて、仕事選びに関するデータ(キャリアデータ)が集積していなかった課題に対し、当社は就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」を運用することで、求職者の声を中心とした就職活動の体験情報や求職者の行動履歴等のキャリアデータの蓄積に注力してまいりました。国内最大級の質と量を持つ「キャリアデータプラットフォーム」を通じて、最適な「仕事(職)」と巡り合える機会を創出することで、求職者の人生をより豊かなものにしていきたいと考えております。また、企業に対しては、企業が発展する上で必要不可欠な採用活動・人事業務のDXを推進するサービスを提供しております。企業の採用活動においてもキャリアデータを有効活用することで、効率よく自社にあった人材を獲得する採用活動を支援しております。 (2)経営戦略等 当社グループは「キャリアデータプラットフォーム」を、キャリアに関するデータを公開し、仕事選びにおける不透明さを解消するプラットフォームであると定義し、これまで事業を推進してまいりました。その上で、企業に対して、会社情報や求人広告を掲載できるメディアや、採用計画をクラウド上で簡単に作成できるツール、場所や時間にとらわれず候補者に自社の魅力を伝えることができるオンライン企業説明会サービスなどを展開してまいりました。企業は、当社サービスを活用することで採用活動や人事業務において、キャリアデータを用いた採用活動のDXを推進し、データに基づく意思決定と大幅な業務効率化、そして新たな採用活動手法の選択肢を増やすことが可能になります。 今後もキャリアデータの更なる拡充を目指すとともに、蓄積したキャリアデータを活用して、求職者の採用支援、企業の採用活動・人事業務のDXを推進するサービスの開発を行ってまいります。幅広い企業に利用されるために、適性検査や研修などの商品ラインナップの拡充、営業戦略を通じた顧客基盤の拡大に経営資源を投下することにより事業拡大を目指します。これら既存事業の強化と新領域拡大を図り、収益基盤を強化していく方針であります。 また、現在当社グループの強みとなっている、新卒採用を中心とする若年層採用マーケットを軸足として、今後更に対象となる採用マーケットを拡大することで、求職者の仕事選びの機会により長く寄り添うことを目指し、収益機会の長期化を図る方針であります。 更に、キャリアデータを拡充することで、人々のライフスタイルに関わる情報へのアクセスが可能になるため、教育や金融、販促などの採用マーケット以外の領域でキャリアデータの利活用を見据えて、事業領域の拡大を目指します。 特に日本では学生がキャリアに向き合う機会が乏しく、若年層に向けたキャリア教育が不十分であることも課題となっており、当社グループのキャリアデータプラットフォームを通じて多様なキャリアのロールモデルや、HRマーケットに関する統計情報などをキャリア教育に活用することも考えております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、継続的な売上高増加を実現するために、顧客基盤の拡大を図る経営に努めてまいります。その上で主要な経営指標として、売上高の対前期増加率と法人取引累計社数を重要指標としております。新卒採用領域においては企業の採用活動が季節性や年度ごとの採用方針により流動的であり、取引窓口を有している企業については常に営業活動を行うことで売上拡大の機会があるため、法人取引社数についてはその累計数を重要指標としております。 なお、当社グループは、次期中期目標として、2030年12月期に売上高350億円、EBITDA100億円を設定いたしました。資本効率を意識し、売上高と利益のバランスの取れた成長の継続を目指します。 (4)経営環境 当社グループが属する人材ビジネス業界は、およそ10兆円の市場規模があると想定しております。しかし、その大半は労働集約型の旧態依然としたビジネスモデルによって成り立っています。近年、少子高齢化による「労働力人口の減少」、働き方改革の影響による「働き方の多様化」、終身雇用崩壊による「雇用の流動化」といった急速に変化する社会の流れを受けて、顧客のニーズや課題感にも変化が生まれつつあります。また、人的資本開示が義務化される等、企業の「人への投資」に注目が集まっています。「労働生産性の向上」や「働く人々の満足度の向上」といった新しい課題に順応するため、HR(Human Resource:人的資材)マーケットにおいてもDX推進が求められ、特にHRTech領域に注目が集まっています。労働生産性の向上が求められることにより、今後の企業の採用戦略が大きく変容していくと認識しております。 当社グループの「キャリアデータプラットフォーム」で実現しているキャリアデータの透明化に加え、ワンキャリアの各サービスは採用DXを促進し、企業の採用活動・人事業務の負担削減に役立つため、企業側の限られた採用予算で効率的に求職者の採用を行うことが可能なサービスであると考えております。 また、地理的な制限や会場の収容人数の制限を受けることなく、求職者と企業双方にとって効率的な就職活動を行うことができるため、オンライン企業説明会サービスへのニーズも堅調に推移しております。実際に働いている社員や会社の雰囲気を知りたい学生のニーズに応える商品として、オフラインイベントへのニーズも堅調に推移しております。 このように当社グループは、市場の拡大・変化及び競合企業の増加等の経営環境の変化に対応すべく、様々なサービスを創出し、社会的需要に合致した事業戦略で持続的な成長の実現に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが優先的に対処すべき課題は以下のとおりです。 ①新規ビジネスの創出と顧客基盤の拡大 当社は、創業以来、HRマーケットにおいて様々な新規サービスを開発し、新たな収益機会を創造してまいりました。当社グループが今後も競争優位性を確保し長期的に成長し続ける組織であるためには、既存サービスの新規機能追加やUI/UXの改善に加え、企業のニーズを的確に捉え、新たなビジネスやサービスを創出することが極めて重要であると考えております。具体的には、「キャリアデータプラットフォーム」におけるキャリアデータの拡充と、保有するキャリアデータを活用することで採用活動を効率化できる「採用DX支援サービス」の新規機能開発に注力していくことで、新規顧客基盤の拡大を目指す方針であります。 ②優秀な人材の確保と育成 当社グループは、今後の更なる事業拡大を目指すうえで、システムの開発部門及び営業部門等における優秀な人材の確保並びにその人材の育成が重要な課題であると認識しております。 人材の確保については、新卒・中途の両方において、積極的な採用活動を実施し、当社グループのミッションに共感を持つ人材の採用を行ってまいります。人材の育成に関しては、採用した人材のオンボーディング施策(入社後の定着施策)を強化し、定着率を向上させるとともに、一人ひとりが強みを活かして活躍ができるように、研修・教育の強化、組織体制の強化及び最適な人員配置を実施してまいります。 ③認知度の向上 当社グループは、これまで求職者会員の獲得及び法人顧客の獲得を目的としてWEBマーケティング等を活用した広告宣伝活動を行ってきました。求職者会員の認知は得られている一方で、新聞、テレビ等の大規模なマスメディア向け広告を打ち出しておらず、法人顧客からの当社グループの認知度は大手の同業他社と比較してまだ高くありません。既存事業の更なる拡大及び競合企業との差別化を図るに当たり、当社グループブランドのより一層の認知度向上とブランド力強化が重要であると認識しております。こうした背景から、広告宣伝への投資や積極的なPR活動を実施し、キャリアデータのプラットフォーマーとして確立した当社グループブランドの、認知度の向上を図ってまいります。 ④内部管理体制の強化 当社グループが今後更なる業容拡大、持続的な成長をするためには、リスク管理体制の強化と、確固たる内部管理体制構築を通じた業務の標準化及び効率化の徹底が重要であると考えております。当社グループは、更なる内部管理体制の強化によって、より一層のコーポレート・ガバナンス機能の充実を図り、経営の公正性・透明性の確保及び企業価値の最大化に努めてまいります。
事業等のリスク9,380字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に由来するリスクについて ①インターネット関連市場について 当社グループは、インターネットメディア事業を主たる事業対象としているため、インターネットの活用シーンの多様化、利用可能な端末の増加等のインターネットの更なる普及が成長のための基本的な条件と考えております。インターネットの利用は日常生活の中でごく当たり前のことにはなってきましたが、今後どのように進展していくかについては不透明な部分もあります。 インターネットに関する何らかの弊害の発生や利用等に関する新たな規制の導入、その他予想しなかった要因によって、今後の普及に大きな変化が生じた場合、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②技術革新について 当社グループが事業を展開するインターネット業界においては、事業に関連する技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに基づく新サービスの導入を行ってまいりました。当社グループはこれらの変化に対応するため、技術者の確保や必要な研修活動を行っておりますが、これらが想定通りに進まない場合等、変化に対する適切な対応に支障が生じた場合、当社グループの業界における競争力が低下し、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、インターネットユーザーの多くは、検索エンジンを利用して必要な情報を入手しております。当社グループのサービスにおきましても、集客の一定割合は検索エンジンを経由しております。検索エンジンからの集客は、表示結果に左右される側面があり、その表示順位に関しては各検索エンジンの運営者側の仕様によって異なります。当社グループにおきましても、検索エンジンに適切な順位で表示されるように必要な対策を講じておりますが、各検索エンジンの運営者側の仕様変更などにより、集客に大きな影響を与える場合、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、近年では生成AIの台頭を背景に、ユーザー体験の向上や業務効率の改善を目的としたAI技術の活用が広がっております。しかし、生成AIを含むAI技術には、誤情報の生成や不適切な出力、著作権・プライバシーの侵害、機密情報・個人情報の入力による情報漏洩の懸念等、利用方法を誤ると当社グループの信頼性を毀損する可能性があります。当社グループは「AIサービス利用ガイドライン」を定め、これに基づくAIの効果的な利用を推進しております。また、最新のAIの普及状況や技術の進展を注視し、競争優位性の確保に努めております。 ③四半期毎の業績変動について 当社グループのキャリアデータプラットフォーム事業は、登録会員・募集企業等のトラフィックの変動に連動して当社グループの収益も大きく増減します。具体的には、インターンの募集や新卒学生の就職活動が本格化し本選考の集客が行われる第2四半期連結会計期間及び第4四半期連結会計期間の時期において当社グループの収益が大きく増加する傾向にあります。一方で企業の集客需要が少ない第1四半期連結会計期間及び第3四半期連結会計期間は収益が上がりにくい傾向にあります。そのため、当社グループの売上高の成長は、年間を通じて標準化されずに、四半期連結決算の業績が著しく変動する可能性があります。 なお、当連結会計年度における売上高は以下のとおりであります。 (当連結会計年度) (単位:千円) 第1四半期連結会計期間 (自 2025年1月1日  至 2025年3月31日)   第2四半期連結会計期間 (自 2025年4月1日  至 2025年6月30日)   第3四半期連結会計期間 (自 2025年7月1日  至 2025年9月30日)   第4四半期連結会計期間 (自 2025年10月1日  至 2025年12月31日) 売上高   1,498,355   2,514,115   1,577,863   1,986,496 ④少子化の影響について 我が国においては少子化が進展しておりますが、当社グループが提供するサービスの利用が想定される学生等の若年層の数は安定的に推移しており、今後5年~10年程度の中期的なスパンでの少子化の進行による影響は少ないものと考えております。しかし、少子化が更に進行し、当社グループの認識とは相違して対象ユーザーである学生等の人口が急激に減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤景気変動と雇用情勢について 当社グループが運営する採用DX支援サービスは、景気変動や雇用情勢等の動向に影響を受けやすい特性があります。当社グループは、幅広い採用領域においてサービスを提供することや顧客基盤の拡大によって環境変化に影響を受けにくい収益構造を目指しておりますが、何らかの要因により、企業の人材採用需要が減退した場合や経済情勢の変化等が当社サービスの需要低下や収益性の低下等を招いた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、昨今の生成AIの普及等の技術革新により、ホワイトカラー職種の業務代替が進み、人材採用需要に影響を及ぼすとの懸念があります。しかしながら、国内の生産年齢人口の減少に伴う構造的な労働需給の逼迫に加え、日本企業における新卒採用は「将来の経営幹部候補の育成」や「組織の活性化・文化継承」を目的とした戦略的投資という側面が強く、短期的な業務効率化の影響は限定的であると考えております。したがって、新卒採用市場全体への影響は軽微であり、中長期的な需要は引き続き堅調に推移するものと認識しております。 ⑥その他法的規制について 当社グループが運営する就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」や転職支援/中途採用サービス「ワンキャリア転職」等の採用に関するプラットフォームは、「職業安定法」が定める募集情報等提供事業および職業紹介事業として個人情報の適切な管理等の義務が課され、関連法令を順守し、継続的な健全な運営を確保できる仕組みが求められております。 また、職業紹介事業は「職業安定法」が定める有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受け事業を行っております。有料職業紹介事業の許可について、取得後の初回については3年、それ以後は5年ごとの更新が義務付けられており、本書提出日現在の許可の有効期限は2030年8月31日であります。 当社グループは、規制に準拠したサービス運営を実施しており、今後も法令順守体制の強化や社内教育の実施等を行ってまいりますが、新たな法規制の制定や改正が行われた場合、又は既存法令等の解釈変更等がなされ当社グループが運営するサービスが新たな法規制の対象となり事業構造や業務オペレーションの変更が求められる場合、許可の追加取得が必要となる場合、許可の取消し、業務停止命令若しくは業務改善命令の対象となる場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容に由来するリスクについて ①他社との競合について 当社グループは「ワンキャリア」の管理運営を通じたキャリアデータプラットフォーム事業を主たる事業領域としておりますが、当事業領域においては大手企業を始めとして多くの事業者が事業の展開をしております。当社グループは、キャリアデータの質と量を有したメディアの構築と当該データを活用した企業の採用活動・人事業務のDX推進等に取り組み、これら多くの事業者が提供するサービスとの差別化を図っております。 しかしながら、当社グループと同様のサービスを展開する事業者との競合激化や、競合事業者が提供するサービスに対し十分な差別化が図れなかった場合、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②機能の充実について 当社グループは利用者のニーズに対応するため、就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」及び転職支援/中途採用サービス「ワンキャリア転職」における機能の拡充を進めております。当社グループは機能の拡充や有料機能の導入については利用者のニーズの分析により的確な把握を行った上で実行をしてまいりますが、今後において、利用者のニーズの的確な把握が困難となり、十分な機能の拡充に支障が生じた場合、利用者への訴求力の低下等により、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③継続的なシステムコストについて 当社グループは、今後の利用者数及びアクセス数の拡大に備え、継続的かつ柔軟にシステム上の対応措置を講じる方針を取っておりますが、当社グループの計画を上回る急激な利用者数及びアクセス数の増加等があった場合、クラウドサーバーの処理量に一定の負荷をかける機能開発の実装を行う場合もあります。このような事態が生じた場合には、サーバー利用料が大幅に変動することにより、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④知的財産権について 当社グループは、運営サイト及びサービス名称等について積極的に商標権を取得しています。独自に開発したシステムまたはビジネスモデルに関しても、特許権等の対象となる可能性があるものについては積極的に出願に努めてまいります。また、第三者の特許権、商標権等の知的財産権を侵害しないよう十分な注意を払っております。また、当社グループが提供するサービスにおいて、当社グループが所有する知的財産権を第三者に使用許諾する場合や、第三者の所有する知的財産権の使用許諾を受ける場合があり、その場合は使用許諾契約の締結等により適切な管理を行っております。 しかしながら、知的財産権の範囲や契約条件の解釈の齟齬等により、認識外で第三者の知的財産権を侵害した場合、当社グループは第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受ける可能性があります。その結果、解決に多額の費用と時間がかかり、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤特定のサービスへの依存について 当社グループのキャリアデータプラットフォーム事業は、現在、就活支援/新卒採用サービス「ワンキャリア」から派生する特定のサービスに大きく依存した事業となっております。当社グループは今後も「ワンキャリア」のコンテンツ価値向上に努めるとともに、ワンキャリア転職やワンキャリア for エンジニアなどの他サービス・派生サービスを積極的に展開し、競合企業のサービスとの差別化を図ってまいりますが、競合企業との競争激化等が、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥新規事業等について 当社グループは、業容拡大に向けて、ワンキャリアの各サービスに続く新たなサービスの創出を目指しております。新規サービスにつきましては、予め回収可能性を十分に調査・検討し実行してまいりますが、安定収益を創出するにはある程度の期間を要する場合があり、その期間において人件費等の先行投資により一時的に利益率が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、想定していた成果を上げることができない場合、撤退コストが発生することがあり、結果として当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦グループイン(M&A)、資本業務提携について 当社グループは事業基盤の拡大のため、グループイン(M&A)及び資本業務提携を推進事項としております。グループイン(M&A)及び資本業務提携により想定した収益性やシナジー効果が得られない場合、また当初想定し得ない債務等が発生した場合は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクに対処するために、社内で収益性やシナジー効果の分析を十分に検討し、社外の税務・財務・法務等の専門家と十分協議し、リスクの低減に努めます。 ⑧広告宣伝の効果について 当社グループは、既存事業の更なる拡大及び競合企業との差別化を図るために、広告宣伝活動を効率的に実施し、会員数及び法人顧客数の増加を図っております。 広告宣伝活動に関しては、当社グループが想定する会員及び顧客の属性に可能な限りアプローチできるよう最適な施策を実施しておりますが、会員数及び法人顧客数の増加が、必ずしも当社グループの想定通りに進捗しない可能性があります。この場合、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨風評について 当社グループ及び当社グループが提供するサービスに対する否定的な書き込みがインターネット上等で発生し、その書き込みを要因としたSNS等での拡散やマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散された場合には、それが事実に基づくものであるかどうかに関わらず、当社グループの社会的信用、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、定期的にインターネット上の風評を調査し、これらの風評の早期発見及び影響の極小化に努めておりますが、外的要因・予測不可能な要因により発生するものも多く、本リスクの顕在化する可能性、程度及び時期を具体的に予測することは困難であります。 (3)当社グループの事業体制について ①人材の確保・育成について 当社グループの事業が継続的に成長していくためには、優秀な人材の確保、育成及び定着は経営上の重要な課題であります。当社グループは、必要な人材を確保するため十分な採用予算を確保し、また入社社員に対する研修の実施を通じ、当社グループの将来を担う優秀な人材の確保・育成に努め、社内研修やレクリエーション等を通じて役職員間のコミュニケーションを図ることで、定着率の向上を図っております。 しかしながら、必要な人材の採用が想定通り進捗しない場合、採用し育成した役職員が当社グループの事業に寄与しなかった場合、あるいは育成した役職員が退職した場合には、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②内部管理体制について 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応すべく、内部管理体制について一層の充実を図る方針であります。しかしながら、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅延が生じた場合、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③個人情報保護について 当社グループは、利用者の登録情報等の個人情報を取得し、利用しているため、個人情報の保護に関する法律が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。当社グループは、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、保護管理体制の確立に努めており、個人情報保護規程を制定し、個人情報の取り扱いに関する業務フローを定めて厳格に管理するとともに、全従業員を対象として社内教育を徹底する等、同法及び関連法令並びに当社グループに適用される関連ガイドラインの遵守に努めるとともに、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。しかしながら、悪意のある第三者による外部から当社システムへの不正アクセスや、内部における情報の不適切な取扱い等によって、当社グループが保有する個人情報等につき漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性が完全に排除されているとはいえません。従って、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社グループへの損害賠償請求、当社グループの信用の低下等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④サイトの健全性及び適切性について 「ワンキャリア」及び「ワンキャリア転職」では信頼性の低い情報の投稿や、人を傷つける投稿、採用とは関係のない内容を理由とした評価・感想の投稿によって、求職者に誤解を招く情報を与える危険性が存在しております。このため、禁止事項を利用規約に明記するとともに、利用規約に基づいた利用がされていることを確認するためにユーザーサポート体制を整備しております。投稿されたクチコミ情報に関しては全件審査を実施しており、明らかに不適切な投稿を発見した場合には、当該情報を公開中止した上で、利用規約に違反した利用者に対してはユーザーサポートから改善要請を行っているため、一定の健全性は維持されているものと認識しております。 しかしながら、急速な利用者の増加による規模拡大に対して、サービス内における不適切行為の有無等を完全に把握することは困難であり、サービス内においてトラブルが発生した場合には、規約の内容に関わらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。一方、当社グループの法的責任が問われない場合においても、トラブルの発生自体がサイトのイメージ悪化を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、就職活動に役立つ記事を「ワンキャリア」上に掲載しております。記事制作にあたっては、マニュアルを整備し、当該マニュアルに沿って適切に運用することにより記事の正確性を担保しておりますが、万一事実と異なる記事が掲載されることや、誤解を招く表現が掲載された場合、社会的信用が毀損され、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループは、今後想定される業容拡大への対応も含めて、監視機能強化のためのユーザーサポートにかかる人員増強等、サービスの健全性や適切性の維持のために必要な対策を講じていく方針でありますが、これに伴うシステム対応や体制強化の遅延等が生じた場合や、対応のために想定以上に費用が増加した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤システム障害について 当社グループのサービスは、インターネットを介して提供されておりますが、大規模なプログラム不良や自然災害、事故の発生、不正アクセス、その他システム障害やネットワークの切断等が発生する可能性があります。当社グループは、定期的なバックアップや稼働状況の監視、システム運用・更改手続きの整備により事前防止及び回避に努めておりますが、こうした対応にも関わらず、システム障害が発生し、サービス提供に障害が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥情報セキュリティについて 当社グループは、利用者の個人情報をはじめとする各種情報の管理・保管等に関して、規程の策定、業務従事者に対する教育、役職員からの誓約書の提出、業務委託先企業に対する管理監督、その他情報セキュリティの確保に関して可能な限りの取り組みを継続的に行っております。また、当社は2020年3月にプライバシーマークの認証を、2025年3月にはISMSの認証を受けております。しかし、このような情報セキュリティ対策の実施にも関わらず、悪意のある第三者による外部から当社システムへの不正アクセスや、内部における情報の不適切な取扱い等によって情報漏洩等が発生した場合、当社グループの信用毀損につながり、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦コンダクトリスクについて 当社グループあるいは当社グループ役職員が、法令違反ではないものの社会規範や商習慣に反する、またはユーザー視点の欠如した行為を行うことにより財務的・社会的影響を被るリスクがあります。当社グループは、こうしたミスコンダクトを防ぐため、リーガルチェック体制の整備、各種研修を通じた従業員教育の徹底、内部通報制度の整備などに取り組んでおります。しかしながら、ミスコンダクトが生じる可能性が完全に排除されているとはいえません。従って、これらの事態が起こった場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担、当社グループへの損害賠償請求、当社グループの信用の低下等によって、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスクについて ①大株主について 当社の代表取締役社長である宮下尚之は、当社の大株主であり、同氏の資産管理会社である株式会社MTMの所有株式数を含めると当連結会計年度末日現在で発行済株式総数の56.1%を所有しております。 同氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同氏の株式の多くが減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ②株式価値の希薄化について 当社は、役職員に対するインセンティブを目的とした譲渡制限付株式制度及びストック・オプション制度を採用しております。また、今後においても譲渡制限付株式制度及びストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、譲渡制限付株式の付与又は現在付与している新株予約権等及び今後付与される新株予約権等についての行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 また、当社は、中長期的な当社の業績拡大及び企業価値の増大を目指すにあたり、当社の役職員の意欲及び士気をより一層向上させ、当社の結束力をさらに高めることを目的として、当社の取締役及び従業員に対して、2026年2月24日開催の取締役会において、新株予約権(有償ストック・オプション)の発行を決議しております。これらの新株予約権の行使がなされた場合は、当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。しかしながら、本新株予約権は、あらかじめ定める業績目標の達成が行使条件とされており、その目標が達成されることは、当社の企業価値・株主価値の向上に資するものと認識しております。 なお、当連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は256,590株であり、発行済株式総数18,351,510株の1.4%に相当しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,570字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。 ①財政状態の状況 (総資産) 当連結会計年度末における総資産は7,986,188千円となりました。その内訳は、流動資産6,565,463千円、固定資産1,420,725千円であります。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は6,565,463千円となりました。その主な内訳は、現金及び預金6,124,446千円、売掛金309,237千円等であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は1,420,725千円となりました。その内訳は、有形固定資産270,603千円、無形固定資産410,291千円、投資その他の資産739,830千円であります。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債合計は2,469,295千円となりました。その内訳は、流動負債2,446,146千円、固定負債23,149千円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,446,146千円となりました。その主な内訳は、契約負債957,359千円、未払法人税等517,572千円、未払金401,606千円等であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は23,149千円となり、その内訳は、リース債務23,149千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は5,516,892千円となりました。その主な内訳は、資本剰余金1,691,100千円、利益剰余金3,772,094千円等であります。 ②経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進む中、好調な企業収益を背景に景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、長期化する物価上昇に加え、米国における通商政策の動向や金融資本市場の変動が国内景気に与える影響など、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 人材採用領域においては、労働人口の減少に伴う構造的な人手不足を背景に、企業の採用意欲は引き続き高水準を維持しており、有効求人倍率(季節調整値)は2025年12月には1.19倍となり、人材需要は継続して堅調に推移しております。また、新卒採用においては優秀な若手人材の獲得に向けた選考の早期化の動きが一層強まっております。 このような環境の中、当社は積極的な法人向けのマーケティング活動等で新規取引先との接点を増やし、求人掲載サービスやスカウトサービスの販売に繋げました。さらに、地域・業界・職種等の特定カテゴリの学生・企業の抱えるニーズに合致したサービスを強化し、会員数及び法人顧客数拡大に注力しております。 当連結会計年度において会員数は2,326千人、法人取引累計社数は6,290社となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は7,576,830千円、営業利益2,128,207千円、経常利益2,139,624千円、親会社株主に帰属する当期純利益1,500,577千円となりました。 なお、当社グループはキャリアデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、6,124,446千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,281,810千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,117,889千円、契約負債の増加額161,368千円、未払金の増加額147,521千円、減価償却費138,038千円の増加要因と、法人税等の支払額466,111千円の減少要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は396,872千円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出164,963千円、敷金及び保証金の差入による支出92,411千円、有形固定資産の取得による支出79,119千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出31,698千円の減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は70,152千円となりました。これは主に、配当金の支払額178,245千円の減少要因とストックオプションの行使による収入114,929千円の増加要因によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスには生産に該当する事項がないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当社グループの販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは、キャリアデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 事業の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前期比(%) キャリアデータプラットフォーム 事業   7,576,830   - (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 新規取引社数が大きく成長し、既存の顧客との取引も継続し、取引単価のアップを実現したことで、ほとんどの商品の売上高が堅調に推移し、売上高は7,576,830千円となりました。 (売上原価、売上総利益) 売上高の増加に伴う労務費及び外注費等の増加があった一方で、規律ある投資と継続的な費用の見直し等、筋肉質な事業運営を行ったことにより、売上原価は1,133,674千円、売上原価率は15.0%となりました。この結果、売上高の増加と合わせて売上総利益は6,443,155千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 中途採用を積極的に行ったことによる給料及び手当の増加、法人向けの営業活動への投資による販売手数料の増加などにより、販売費及び一般管理費は4,314,948千円となりましたが、売上高の増加に伴い、営業利益は2,128,207千円となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 営業外収益は受取利息11,582千円、雑収入7,826千円の計上等により20,374千円となり、営業外費用は固定資産除却損5,470千円の計上等により8,957千円となりました。この結果、経常利益は2,139,624千円となりました。 (特別損益及び当期純利益) 段階取得に係る差損21,735千円の計上により、特別損失は21,735千円となりました。また、法人税等合計が617,311千円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,500,577千円となりました。 なお、当社グループの財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおいては、顧客獲得、受注拡大のための人件費や広告宣伝費、人員獲得のための採用費への資金投下は継続的に実施する方針です。必要な資金については、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としています。 資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考慮して実施してまいります。また、内部留保については、将来の成長のための事業展開と経営体質の強化に優先的に充当してまいります。既存事業の成長に加え、今後の事業展開の過程において、出資、アライアンス、グループイン(M&A)等の投融資の可能性も積極的に追求してまいります。 ④経営上の目標及び達成状況の分析 当社は、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するため、売上高の対前期増加率と法人取引累計社数を重要な経営指標と位置付けております。売上高の対前期増加率については、細分化して売上高対前年同四半期増加率の達成状況の分析をおこなっております。 当該指標については、下表のとおり売上高対前年同四半期増加率は四半期毎での変動はあるものの堅調に推移しており、法人取引累計社数も継続的に増加しております。今後も営業活動及び広告宣伝活動の強化により新規法人取引社数の拡大に努め、安定的な前期比売上高の増加を目指してまいります。 (前事業年度) 第1四半期会計期間 (自 2024年1月1日  至 2024年3月31日)   第2四半期会計期間 (自 2024年4月1日  至 2024年6月30日)   第3四半期会計期間 (自 2024年7月1日  至 2024年9月30日)   第4四半期会計期間 (自 2024年10月1日  至 2024年12月31日) 売上高対前年 同四半期増加率(%)   22.6   29.5   61.9   37.5 法人取引累計社数(社)(注)   3,186   3,632   3,964   4,294 (注)法人取引累計社数:各四半期会計期間末時点の数値となります。 (当事業年度) 第1四半期会計期間 (自 2025年1月1日  至 2025年3月31日)   第2四半期会計期間 (自 2025年4月1日  至 2025年6月30日)   第3四半期会計期間 (自 2025年7月1日  至 2025年9月30日)   第4四半期会計期間 (自 2025年10月1日  至 2025年12月31日) 売上高対前年 同四半期増加率(%)   48.4   42.8   36.1   35.0 法人取引累計社数(社)(注)   4,667   5,204   5,583   6,290 (注)法人取引累計社数:各四半期会計期間末時点の数値となります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 経営上の重要指標としている売上高の対前期増加率及び法人取引累計社数は、今後も成長させていく必要があると認識しており、マーケティング強化による知名度の向上、サービス機能の強化、安定的なサービス提供の施策を引き続き行っていきます。 また、その他で当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおり様々な要因があると認識しています。そのため、市場動向に留意しつつ、求職者や企業に求められる機能やサービスを開発していくとともに、優秀な人材の採用、新規サービスの開拓、内部管理体制強化をしていくことにより、当社グループの経営成績に重要な影響を与えるリスクに適切に対応していく所存であります。 ⑥経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが継続的に成長していくためには、経営者は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「3 事業等のリスク」に記載の様々な課題に対応していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最善の解決策を実施していく方針であります。

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出典

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