概要
HEROZ株式会社は、2009年4月に東京都港区で設立されたAI技術を中核とする情報・通信業企業である。将棋AIで培った機械学習・深層学習の技術を基盤に、BtoC向けの将棋アプリ「将棋ウォーズ」とBtoB向けのAIソリューションを展開する。2026年4月期の連結売上高は64億円、従業員数は259名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
AIX事業とAI Security事業の二軸構成
当社グループは、連結会計年度より従前の「AI/DX事業」を「AIX事業」に名称変更し、AIX事業とAI Security事業の二つのセグメントで事業を展開している。AIX事業はBtoCサービスとBtoBサービスに分かれる。BtoCでは将棋ウォーズが主力で、BtoBでは生成AIアシスタント「HEROZ ASK」や各種AIエージェントを提供する。AI Security事業は子会社バリオセキュアが担い、24時間365日のセキュリティ運用サービスを中核とする。2026年4月期のセグメント別売上高は明示されていないが、グループ全体の売上高は64億円に達した。
将棋ウォーズが牽引するBtoC事業
BtoC事業の柱は、日本将棋連盟公認のスマートフォン向け将棋ゲーム「将棋ウォーズ」である。会員数は800万人を超え、通算対局数は11億局を突破した世界最大のスマートフォン将棋アプリとされる。収益は主に、AI「棋神」がユーザに代わって指し手を進める有料機能(5手160円)の課金収入である。将棋ウォーズに加え、プロ棋士向け解析プラットフォーム「棋神アナリティクス」や初段を目指すeラーニング「棋神ラーニング」も提供し、将棋人口の最大化を図る。
グループ連携で拡大するBtoB・AI事業
BtoB事業では、2024年5月に正式リリースしたエンタープライズ向けAIアシスタントSaaS「HEROZ ASK」が成長を牽引する。2026年4月末時点で累計契約顧客数は約430社、年次経常収益(ARR)は2億円を突破した。グループ内の子会社であるエーアイスクエア(QuickSummary2.0)、ティファナ・ドットコム(AIさくらさん)、VOIQ(インサイドセールス支援)のサービスと連携し、AI BPaaS戦略を推進する。2026年5月にはAKMコンサルティングを子会社化し、スタートアップ向けバックオフィスBPO領域にも進出した。
バリオセキュアを中核とするAI Security事業
AI Security事業は、2022年9月に連結子会社化したバリオセキュアが中心である。同社は25年にわたり蓄積した24時間365日のセキュリティ運用実績を持ち、AI技術と組み合わせて中堅・中小企業向けに「侵入を防ぐ/被害を止める/運用を支える」サービスを提供する。2026年6月には株式交換によりバリオセキュアを完全子会社化し、グループとしての一体運営を強化した。HEROZ ASKとの営業連携やAIエージェント開発によるシナジーを期待している。
業界の中での役割はAIソリューション企業(将棋AI開発のリーディングカンパニー)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/4期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| AIX事業 | 36億円 | 56.3% | 7億円 | 19.4% |
| AI Security事業 | 28億円 | 43.8% | 9億円 | 32.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01個人消費者(将棋ファン)主力
将棋AIを活用したオンライン対戦アプリ「将棋ウォーズ」を提供。有料課金や広告収入で収益を得る。棋神などのAI機能がユーザー体験を向上させ、会員数800万人を超える。
- 将棋ウォーズ世界シェア首位
- スマートフォン向け将棋ゲームアプリ。リアルタイム対戦が可能で、AI『棋神』が代わりに指し手を提案する機能も備える。
- 棋神アナリティクス
- ブラウザで動作するプロ仕様の将棋AI解析プラットフォーム。名人戦中継にも活用される。
- 棋神ラーニング
- 将棋初心者向けeラーニングサービス。動画解説とカリキュラムで1年での初段取得を目指す。
02金融・建設・エンターテインメント準主力
金融、建設、エンターテインメント業界を重点領域に、AIを活用した予測・分析・最適化ソリューションを提供。将来性のあるストック型ビジネスとして収益化を図る。
- HEROZ ASK
- エンタープライズ向けAIアシスタントSaaS。ChatGPTを活用し、社内文書の要約や社内ヘルプデスクなどで利用。
03中堅・中小企業(セキュリティ)準主力
子会社のバリオセキュアが提供するセキュリティBPOサービス。自社開発のUTM機器VSRを設置し、24時間365日の監視・運用を代行。リカーリングレベニューが収益の柱。
- VSR
- 自社開発の統合型ネットワークセキュリティ機器。ファイアウォール、IDS、ADSなどの機能を統合し、企業ネットワークを保護する。
- VDaP
- データバックアップサービス。ハードウェアとデータセンターの二重化で耐障害性を高める。
- Vario EDR
- マネージド型EDRサービス。巧妙なサイバー攻撃を検知・ブロックし、運用負担を軽減する。
- VCR
- 中小企業向け統合セキュリティ機器。SOPHOS製品を自社ブランドで販売。
04コンタクトセンター副次
子会社のエーアイスクエアが提供するAI要約サービスや自動応答システムにより、コンタクトセンターの業務効率化を支援。
- QuickSummary2.0
- コンタクトセンター向けAI要約サービス。応対内容をテキスト化し、要約を自動生成する。
05公共・交通・医療副次
子会社のティファナ・ドットコムが「AIさくらさん」シリーズを提供。駅や商業施設、官公庁などでアバター案内や業務効率化を実現。
- AIさくらさん
- アバター型接客AI。駅や商業施設、自治体などで案内・接客・受付業務を自動化する。
06企業営業部門副次
子会社のVOIQが、アウトバウンドコールを中心としたインサイドセールス支援事業を展開。AIで営業効率化と商談創出を支援。
- bizReel
- 商談中の成約に直結した瞬間をAIが自動特定し、約30秒のショート動画として標準化する営業プラットフォーム。
製品と技術
将棋ウォーズと棋神シリーズ
「将棋ウォーズ」は、日本将棋連盟公認のスマートフォン向け将棋ゲームで、会員数800万人以上、通算対局数11億局を誇る。課金機能「棋神」は、AIがユーザに代わって指し手を進めるサービスで、5手160円で販売される。終局後にはAIの評価関数に基づく分析結果を提供する。派生サービスとして、ブラウザで将棋AI解析が可能な「棋神アナリティクス」(2022年5月提供開始)と、初段を目指すeラーニング「棋神ラーニング」(2023年10月)がある。棋神アナリティクスは第82期名人戦の中継でも使用された。
エンタープライズ向けAIアシスタント「HEROZ ASK」
「HEROZ ASK」は、2024年5月に正式リリースした生成AIを活用したエンタープライズ向けAIアシスタントSaaSである。LLM(大規模言語モデル)やRAG技術を活用し、企業の業務効率化を支援する。2026年4月末時点で累計契約顧客数は約430社に達し、年次経常収益(ARR)は2億円を突破した。グループ内の子会社であるエーアイスクエアの「QuickSummary2.0」やティファナ・ドットコムの「AIさくらさん」などのAIエージェントと連携し、HEROZ Cowork構想の中核を担う。
グループ子会社のAI・セキュリティ製品群
エーアイスクエアは議事録作成等を支援する「QuickSummary2.0」を、ティファナ・ドットコムはAIコンシェルジュ「AIさくらさん」シリーズを提供する。VOIQはインサイドセールス支援サービスを、AKMコンサルティングはスタートアップ向けバックオフィスBPOを手掛ける。AI Security事業では、バリオセキュアが24時間365日のセキュリティ運用サービスに加え、AIと連携した「AI Security エージェント」を展開する。これらの製品群は、HEROZグループのAI BPaaS戦略を支える要素である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位将棋ウォーズ世界最大のスマートフォン将棋ゲームアプリ個人消費者(将棋ファン)
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
成長企業、収益改善が課題
HEROZは情報・通信業に属し、ゲーム関連やSaaS事業を展開。売上高は2024年4月期48億円から2026年4月期64億円へと堅調に成長。営業利益率は10%超から一時5%に低下したが、7.8%へ回復見込み。同業のCocoliveやソラコムと比較して規模は小さいが、成長性は高い。収益の安定化と新規事業の開拓が今後の焦点。
強み
- 売上高が2期連続で20%以上増加する成長性。
- 営業利益率が一時低下したが、改善の兆し。
- 人気ゲームタイトルを保有し、安定的な収益源。
- ゲーム以外にSaaS事業を育成し、収益の多角化を図る。
課題
- ゲーム事業のヒット依存度が高く、業績変動が大きい。
- ゲーム市場やSaaS市場での競争が激しく、差別化が困難。
- 優秀なクリエイターやエンジニアの獲得競争が激化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がHEROZ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4838スペースシャワーSKIYAKIホールディングス | 118億円 | 9.4倍 |
| 2 | 7849スターツ出版 | 118億円 | 10.0倍 |
| 3 | 5590ネットスターズ | 117億円 | 20.7倍 |
| 4 | 5137スマートドライブ | 117億円 | 21.7倍 |
| 5 | 4382HEROZ | 115億円 | 30.5倍 |
| 6 | 5136tripla | 115億円 | 18.8倍 |
| 7 | 5572Ridge-i | 113億円 | 84.1倍 |
| 8 | 4169ENECHANGE | 112億円 | 87.9倍 |
| 9 | 4644イマジニア | 112億円 | 13.6倍 |
| 10 | 4412サイエンスアーツ | 111億円 | 59.3倍 |
| 11 | 9698クレオ | 111億円 | 12.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
将棋AIの開発と「将棋ウォーズ」のリリース(2009〜2012年)
HEROZは2009年4月、東京都港区に資本金500万円で設立された。創業時のコンセプトは「驚きを心に」。2012年5月、AIを活用したスマートフォン向けネイティブアプリ「日本将棋連盟公認 将棋ウォーズ」をリリースした。このアプリは、同社が開発した将棋AIを搭載し、リアルタイムオンライン対戦を可能にした。2013年には、同社の将棋AIが現役プロ棋士に勝利するなど、AI技術の高さを示した。
大手企業との資本業務提携の時代(2016〜2018年)
2016年12月に株式会社バンダイナムコエンターテインメントと、2017年7月に株式会社コーエーテクモゲームスと、同年8月に株式会社竹中工務店と、2018年4月にはNetmarble Games Corporationと、それぞれAIを活用した事業に向けた資本業務提携を実施した。これらの提携により、ゲーム・建設・グローバル市場への展開を見据えた資金とネットワークを得た。2019年12月には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、上場企業としての基盤を固めた。
M&Aによる事業拡大と新サービス投入(2022〜2024年)
2022年5月、将棋AI研究を支援する「棋神アナリティクス」を提供開始。同年8月に株式会社ストラテジット、9月にバリオセキュア株式会社を連結子会社化した。2023年10月にはeラーニング「棋神ラーニング」をリリース。同年11月に株式会社エーアイスクエア、2024年3月に株式会社ティファナ・ドットコム、同年8月にVOIQ株式会社をグループ化した。2024年5月には生成AIを活用した「HEROZ ASK」を正式リリースし、BtoB事業を本格化させた。
グループ再編と経営資源の集中(2025〜2026年)
2026年4月、子会社であった株式会社ストラテジットの全株式を譲渡し、グループポートフォリオの最適化を図った。同年5月にはAKMコンサルティング株式会社の株式70%を取得し子会社化、スタートアップ向けBPO事業を追加した。同年6月には株式交換によりバリオセキュアを完全子会社化し、AI Security事業への経営資源集中を明確にした。これらの再編により、HEROZは「AI BPaaS」戦略のもと、AIX事業とAI Security事業の二軸で成長を目指す。
年表22件を開く
2000年代
- 2009年4月創業東京都港区において、「驚きを心に」をコンセプトとして、人々の生活が便利に楽しくなるように、インターネットサービスの企画、開発および運営等を目的としてHEROZ株式会社(資本金500万円)を設立
2010年代
- 2012年5月AI(注1)を活用したスマートフォン向けネイティブアプリ(注2)「日本将棋連盟公認 将棋ウォーズ」をリリース
- 2016年12月株式会社バンダイナムコエンターテインメントとAIを活用した事業を行うために資本業務提携を実施
- 2017年7月株式会社コーエーテクモゲームスとAIを活用した事業を行うために資本業務提携を実施
- 2017年8月株式会社竹中工務店とAIを活用した事業を行うために資本業務提携を実施
- 2018年4月Netmarble Games Corporation(現 Netmarble Corporation)とAIを活用した事業を行うために資本業務提携を実施
- 2019年12月東京証券取引所市場第一部に市場変更
2020年代
- 2021年9月バリオセキュア株式会社とAIを活用した事業を行うために資本業務提携を実施
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行
- 2022年5月将棋AIを活用したプロ仕様の将棋AI研究をサポートするプラットフォーム「棋神アナリティクス」の提供を開始
- 2022年8月株式会社ストラテジットの株式を取得し、同社を連結子会社とする
- 2022年9月バリオセキュア株式会社の第三者割当増資を引き受け、実質支配力基準により同社を連結子会社とする
- 2023年10月将棋初段昇段を目指すeラーニングサービス「棋神ラーニング」をリリース 東京証券取引所スタンダード市場に市場区分を変更
- 2023年11月株式会社エーアイスクエアの株式を取得し、同社を連結子会社とする
- 2024年3月株式会社ティファナ・ドットコムの株式を取得し、同社を連結子会社とする
- 2024年5月生成AIを活用したエンタープライズ向けAIアシスタントサービス「HEROZ ASK」を正式リリース
- 2024年7月連結子会社としてVOIQ株式会社を設立
- 2024年8月VOIQ株式会社がbizy株式会社から事業を譲受
- 2025年2月将棋ウォーズ新対局モード「スプリント」をリリース
- 2026年4月株式会社ストラテジットの全株式を譲渡
- 2026年5月AKMコンサルティング株式会社の株式を取得し、同社を連結子会社とする
- 2026年6月M&A株式交換によりバリオセキュア株式会社を完全子会社化 将棋ウォーズ新対局モード「詰めバト」をリリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AI技術の研究開発と新技術への迅速な対応
ChatGPT等の急速な技術革新に対応するため、人工知能学会や日本ディープラーニング協会等での情報収集や、生成AIアシスタント「HEROZ ASK」のリリース・拡大、各種SaaSの機能拡充、新規分野でのAIXを目指した研究開発に継続的に取り組む。
- 02
セキュリティ事業の統合ベンダー化
子会社バリオセキュアが、マネージドセキュリティに加え、端末セキュリティやバックアップ等の領域を拡大し、包括的なセキュリティサービスを提供する統合セキュリティベンダーとして、変化する市場ニーズに対応したサービスを展開する。
- 03
優秀な人材の確保と育成強化
急速な技術革新に対応するため、最先端技術を有する人材の獲得・育成を重点課題とする。技術力によるプレゼンス向上、次世代AIエージェントの採用領域への活用、広報・マーケ強化、社内研修や人事制度の整備、エンゲージメント調査を通じた定着率向上に取り組む。
- 04
SDGs・社会貢献への取り組み
AIXの推進による労働人口不足の解決、省エネAIによる環境負荷軽減、働きがいのある環境づくり、人材育成、最先端技術のリード、知的財産権の確保等を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で259人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は762万円で、8期前と比べて+32.4%。平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は3.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | — | — | — | 39 | — |
| 2019年4月 | 576 | 33.9 | 3.3 | 45 | — |
| 2020年4月 | 640 | 34.2 | 3.5 | 46 | — |
| 2021年4月 | 668 | 34.2 | 3.2 | 55 | — |
| 2022年4月 | 663 | 34.5 | 3.4 | 61 | — |
| 2023年4月 | 672 | 36.6 | 3.4 | 160 | — |
| 2024年4月 | 741 | 37.6 | 3.6 | 256 | 195 |
| 2025年4月 | 776 | 37.1 | 3.2 | 294 | 102 |
| 2026年4月 | 762 | 37.7 | 3.6 | 259 | 193 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内バリオセキュア㈱(注)1、2、3、5東京都 千代田区 · 連結子会社議決権42.8%
- 国内㈱エーアイスクエア(注)2東京都 港区 · 連結子会社議決権53.9%
- 国内㈱ティファナ・ドットコム(注)2東京都 目黒区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内VOIQ㈱東京都 港区 · 連結子会社議決権80.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は64億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.5%、利益が+66.7%。
会社が出している今期の予想2027年4月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 68億円 | 64億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 5億円 |
| 純利益 | 3億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は33億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.5%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 11 | 2 | 18.2 | 0 |
| 2023年4Q | 11 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年2Q | 12 | 2 | 16.7 | 0 |
| 2024年3Q | 13 | 1 | 7.7 | −9 |
| 2024年4Q | 12 | 1 | 8.3 | −2 |
| 2025年2Q | 28 | 1 | 3.6 | −1 |
| 2025年4Q | 31 | 2 | 6.5 | −1 |
| 2026年2Q | 31 | 3 | 9.7 | 0 |
| 2026年4Q | 33 | 2 | 6.1 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年4月期からの13期で、売上は13億円から64億円へ4.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.8%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年4月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年4月 | 12 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年4月 | 12 | — | 0 | — | −1 |
| 2017年4月 | 9 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年4月 | 12 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年4月 | 14 | — | 4 | — | 3 |
| 2020年4月 | 15 | — | 4 | — | 3 |
| 2021年4月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年4月 | 15 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年4月 | 30 | — | 2 | — | −6 |
| 連結子会社としてVOIQ株式会社を設立 | |||||
| 2024年4月 | 48 | 5 | 4 | 10.4 | −11 |
| 2025年4月 | 59 | 3 | 2 | 5.1 | −2 |
| 株式交換によりバリオセキュア株式会社を完全子会社化 将棋ウォーズ新対局モード「詰めバト」をリリース | |||||
| 2026年4月 | 64 | 5 | 4 | 7.8 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高64億円のうち、営業利益として残るのは5億円で7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.7%35億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.5%24億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年4月期は営業CFが6億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は34億円で、売上の6.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年4月 | −1 | 0 | 2 | −1 | 3 |
| 2017年4月 | 1 | 0 | −2 | 1 | 2 |
| 2018年4月 | 4 | 0 | 10 | 4 | 16 |
| 2019年4月 | 2 | −5 | 2 | −3 | 15 |
| 2020年4月 | 2 | −1 | 39 | 1 | 56 |
| 2021年4月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 56 |
| 2022年4月 | 2 | −21 | 0 | −19 | 37 |
| 2023年4月 | 5 | −1 | −2 | 4 | 38 |
| 2024年4月 | 5 | −12 | −3 | −7 | 27 |
| 2025年4月 | 2 | −5 | 7 | −3 | 31 |
| 2026年4月 | 6 | 0 | −4 | 6 | 34 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年4月期の総資産は85億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は58.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年4月 | 3 | 2 | 1 | 61.8 |
| 2015年4月 | 5 | 2 | 3 | 40.5 |
| 2016年4月 | 5 | 1 | 4 | 23.0 |
| 2017年4月 | 4 | 1 | 3 | 20.6 |
| 2018年4月 | 17 | 15 | 2 | 86.1 |
| 2019年4月 | 22 | 20 | 2 | 91.7 |
| 2020年4月 | 64 | 62 | 2 | 96.5 |
| 2021年4月 | 65 | 64 | 1 | 97.8 |
| 2022年4月 | 66 | 64 | 2 | 97.1 |
| 2023年4月 | 87 | 61 | 26 | 67.4 |
| 2024年4月 | 77 | 51 | 25 | 61.5 |
| 2025年4月 | 81 | 52 | 29 | 56.1 |
| 2026年4月 | 85 | 59 | 26 | 58.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中321位あたり、逆に低いのはROEで605社中426位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥755で、1年前と比べて-31.7%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 30.5倍 |
| PER (会社予想) | 38.3倍 |
| PBR | 2.27倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で-6.1%と下落。6/9に807円の高値をつけたが、その後は下落基調。25日線(730円)を-0.9%下回り、75日線(778円)を割り込んでいる。52週安値(690円)に接近し、下値支持が試される。出来高は増加傾向で、売りが優勢。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは31.9倍で業界平均30.2倍とほぼ同水準、予想PER36.7倍はやや高い。PBRは2.18倍で業界平均3.51倍より低いが、ROEは-3.8%と赤字で収益力が低い。無配当。売上高は増加傾向だが、直近赤字が続き、バリュエーションはやや割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 30.5倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 38.3倍 | — |
| PBR | 2.27倍 | 2.96倍 |
| ROE | 7.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
過去に大型赤字を計上し業績不安が残るが、主力タイトルの収益安定化と新作期待が交錯。強気派は2026年4月期に営業利益7.81%、純利益4億円への黒字転換予想に注目。回復基調にある既存タイトルの粘り強さと、新作リリースによる成長余地を評価。弱気派は赤字からの回復途上で、営業利益率が予想より低い5.08%(2025年期)に留まる可能性、ゲーム業界のヒット創出の不確実性、累積損失の重しを指摘。PER約32倍は回復期待の織り込み度合いが高い。
- 赤字からの回復
2026年営業利益4億円予想で黒字化見通し。
- ヒットIPの安定収益
既存タイトルの長期稼働実績。
- 株価の下落余地限定
時価総額110億円、現金等を考慮。
- 黒字転換によるバリュエーション修正2026年4月期影響強
純利益▲2億円→+4億円、赤字脱却でPER低下期待
- AI需要拡大による受注増継続影響中
売上高59→64億円、年8.5%成長継続
- 高マージンビジネスへのシフト不定影響中
AIエンジンライセンス供与で粗利率向上の可能性
- M&Aによる成長加速不定影響弱
時価総額110億円、AI関連企業買収の可能性
- 不確実な利益水準
営業利益率5%前後の低水準。
- ヒット創出の難しさ
ゲーム業界は新作の成否が業績を左右。
- 累積損失の存在
過去の赤字が財務の重荷に。
- 黒字化の持続性不透明2026年4月期影響中
営業利益3→5億円と小幅改善だが、過去の業績変動大
- 競合との価格競争継続影響中
営業利益率10.4%→5.1%と低下、2026年も7.8%と低い
- 研究開発費の先行負担通年影響強
AI開発投資で利益率が圧迫され、ROEはマイナス圏
- 流動性リスク継続影響弱
外国人保有0.76%、浮動株少なく売買低迷
- 売上高成長率
- 既存タイトルと新作の寄与を測る。
- 営業利益率
- 収益性改善のトレンド確認。
- DAU/MAU
- ユーザー活性度の指標として重要。
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ8,183人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.6%を占め、残る89.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年4月% | 2022年4月% | 2023年4月% | 2024年4月% | 2025年4月% | 2026年4月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 79.0 | 81.3 | 82.5 | 88.5 | 87.2 | 87.2 |
| 事業法人 | 8.2 | 8.2 | 7.7 | 6.1 | 6.2 | 6.2 |
| 金融機関 | 6.9 | 4.7 | 4.3 | 4.3 | 5.3 | 4.5 |
| 証券会社 | 2.0 | 2.2 | 1.4 | 0.2 | 0.5 | 1.1 |
| 外国法人 | 3.8 | 3.5 | 4.0 | 0.6 | 0.5 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 林 隆弘 | 28.55 |
| 02 | 高橋 知裕 | 28.55 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 3.92 |
| 04 | ビッグローブ株式会社 | 2.63 |
| 05 | 株式会社竹中工務店 | 1.07 |
| 06 | 株式会社コーエーテクモコーポレートファイナンス | 1.06 |
| 07 | 山下 雅之 | 0.62 |
| 08 | 池田 立野 | 0.52 |
| 09 | JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.44 |
| 10 | 大和証券株式会社 | 0.35 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で+11%、1株純資産は13期で+416%。直近期のROEは7.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年4月 | 22 | 64 | 43.2 | — |
| 2015年4月 | −2 | 30 | — | — |
| 2016年4月 | −7 | 8 | — | — |
| 2017年4月 | 7 | 6 | 103.6 | — |
| 2018年4月 | 21 | 113 | 31.3 | 324.1 |
| 2019年4月 | 22 | 142 | 17.0 | 289.8 |
| 2020年4月 | 18 | 414 | 6.3 | 194.2 |
| 2021年4月 | 14 | 426 | 3.3 | 197.3 |
| 2022年4月 | 3 | 429 | 0.8 | 284.2 |
| 2023年4月 | −38 | 389 | −9.8 | — |
| 2024年4月 | −75 | 314 | −21.5 | — |
| 2025年4月 | −12 | 301 | −3.8 | — |
| 2026年4月 | 25 | 328 | 7.9 | 32.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/4期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 林隆弘 | 代表取締役CEO | 49 | 4,341,994 |
| 高橋知裕 | 代表取締役CRO | 49 | 4,341,994 |
| 井口圭一 | 取締役CTO | 48 | 20,694 |
| 森博也 | 取締役CFO | 52 | 8,694 |
| 井上智宏 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 上山亨 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
| 金丸祐子 | 取締役(監査等委員) | 47 | — |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 82 | 5 | 18 | 105 | 26 |
| 社外取締役 | 3 | 12 | — | — | 12 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容18,689字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,619字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク22,363字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)15,706字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-12
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