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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

日本BS放送

Nippon BS Broadcasting Corporation9414 · Standard · 情報・通信業

BSデジタル放送局。無料放送で報道・教養・娯楽番組を提供し、広告収入を主収入とする。

概要

日本BS放送株式会社は、BSデジタル放送のチャンネル「BS11」(リモコンID:11)を運営する認定基幹放送事業者である。東京都千代田区に本社を置き、2025年8月期の連結売上高は118億円、営業利益19億円、従業員128名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、親会社は株式会社ビックカメラ。報道・教養・娯楽・ショッピング番組を全国無料で放送し、タイム収入とスポット収入を主な収益源とする。

BSデジタル放送を中核とする単一セグメント

当社グループは、日本BS放送と子会社2社(株式会社理論社、株式会社国土社)で構成される。親会社はビックカメラである。主力事業はBSデジタルハイビジョン放送(211ch)であり、全国無料の総合編成局として運営する。放送事業収入はタイム収入(番組枠販売)、スポット収入(CM枠販売)、その他収入(番組販売・制作・配信・出資配当など)に区分される。2025年8月期の放送事業収入は102億円、その他事業収入(子会社の出版事業など)は16億円であった。

収益の7割をタイム収入が占める広告モデル

2025年8月期の売上高118億円のうち、タイム収入は82億円(構成比69%)、スポット収入は20億円(17%)、その他収入は16億円(14%)である。タイム収入は、広告主が番組の提供枠を購入する形式で、競馬中継などの公営競技や持込番組が好調だったが、大型スポーツ特番の反動減により前期比減収となった。スポット収入は市況低迷が続く中、日中帯のドラマ編成強化で復調の兆しがある。その他収入は配信事業やイベントが伸びた一方、子会社の出版売上が前期の課題図書効果の反動で減収した。

子会社を通じた児童書出版への多角化

当社グループは2018年1月に株式会社理論社および株式会社国土社の発行済株式100%を取得し、連結子会社化した。両社は絵本、読み物、学習物などの児童書出版を手掛ける。理論社と国土社はそれぞれ独立したブランドで活動しており、2025年8月期には子会社の売上が前期比で減少したものの、グループ全体の事業ポートフォリオの多様化に貢献している。出版事業以外では、番組のインターネット配信(BS11+)、製作委員会への出資、イベント開催、関連グッズ販売など放送周辺事業を展開している。

業界の中での役割はBS放送事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
118億円
営業利益
19億円
営業利益率
16.1%
純利益
13億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
放送事業102億円86.4%
その他16億円13.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主(一般企業)主力

放送番組の時間枠やCM枠を広告主に販売し、タイム収入・スポット収入を得る。

主な製品・サービス2
タイム枠販売
番組の時間枠を広告主に販売し、スポンサー番組やCMを放送する。
スポット枠販売
番組と番組の間の時間枠を秒単位で販売し、CMを放送する。

02一般視聴者主力

全国無料放送の総合編成局として、報道・教養・娯楽番組を提供し、視聴者に情報と感動を届ける。

主な製品・サービス1
BSデジタル放送
ハイビジョン画質の放送で、211chのチャンネルを運営。

03地上波ローカル局等準主力

番組販売や制作受託、アニメ製作委員会への出資、インターネット配信などを行う。

主な製品・サービス3
番組販売
制作した番組を他局や配信事業者に販売する。
番組制作
自社制作番組を制作し、放送や販売に供する。
インターネット配信
番組や関連コンテンツをインターネットで配信する。

04児童書市場副次

子会社を通じて絵本・読み物・学習物などの児童書を出版する。

主な製品・サービス1
児童書
絵本、読み物、学習物など、子ども向けの書籍を出版。

製品と技術

BS11の番組編成と自社制作コンテンツ

BS11(211ch)は総合編成局として、報道、教養、娯楽、ショッピング番組を全国無料で放送する。自社制作番組として、歌謡&トーク番組『鶴瓶のええ歌やなぁ』、園芸番組『黒谷友香、お庭つくります』、アニメソング番組『Anison Days』、エンタメ情報番組『アニゲー☆イレブン!』などを手掛ける。特別番組では『ダム湖で遊ぼーぜ!』や一人称視点のグルメドラマ『やきとり食べたい』など、ニッチなニーズを追求した企画も制作している。

アニメ枠「ANIME+」と海外ドラマの積極編成

BS11はアニメ放送に注力しており、毎クール約40タイトルのアニメ関連番組を放送する「ANIME+」枠を設けている。製作委員会に参画する作品も多く、放送だけでなく出資配当収入も得ている。また、日中帯を中心に中国時代劇や韓国ドラマ、ヨーロッパミステリーなど海外ドラマの編成を強化。2025年4月期には中国ドラマ『テレサ・テン 歌姫を愛した人々』を日本初放送するなど、話題性の高い大型コンテンツを投入している。

独自配信プラットフォームBS11+とマルチユース戦略

当社は放送に加え、インターネット配信事業にも積極的に取り組む。独自のオリジナル動画配信サイト「BS11+」を運営し、見逃し配信や会員限定コンテンツを提供する。2025年8月期には配信事業収入が好調に推移した。また、放送番組のアフタートークを配信限定で公開する『ちょっと話したりない』や、声優による配信オリジナルコンテンツ『ふたりば』の限定イベントなど、放送・配信・イベントを横断したマルチユース施策を展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

衛星放送大手、縮小市場で収益減少

日本BS放送はBSデジタル放送のチャンネル運営を行う。同業のVRain Solution(VR/AR)やソラコム(IoT)とは事業内容が異なり、衛星放送という成熟市場に特化。売上高は2023年8月期124億円→2025年8月期118億円予想と減少傾向。営業利益率は17%超と高いが、視聴者減少や広告収入減で長期的な縮小が避けられない。新たな収益源の開拓が急務。

強み

  • 営業利益率17%超で、コスト構造が安定している。
  • BS放送のチャンネルとして知名度が高く、安定した視聴者基盤。
  • 全国に配信可能な放送設備を持ち、コンテンツ配信力がある。
  • 自社制作番組などで差別化を図っている。

課題

  • NET配信の普及でBS視聴者数が減少、広告収入が減少傾向。
  • 売上高が減少基調で、中長期的な成長が見込みにくい。
  • 放送依存からの脱却が必要だが、投資余力が限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本BS放送

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14813ACCESS170億円
24420イーソル166億円21.8倍
33640電算165億円3.6倍
44761さくらケーシーエス162億円13.2倍
5414Aオーバーラップホールディングス162億円7.7倍
69414日本BS放送161億円14.1倍
74425Kudan160億円
84441トビラシステムズ159億円25.0倍
94175coly159億円218.4倍
109450ファイバーゲート159億円14.4倍
119799旭情報サービス159億円11.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

データ放送事業者として1999年に創業

1999年8月、衛星放送の調査研究を目的に日本ビーエス放送企画株式会社として設立された。同年12月に日本ビーエス放送株式会社へ商号変更し、郵政省からBSデジタルデータ放送の委託放送業務の認定を受けた。当初はデータ放送に特化した事業者であり、2000年12月にBSデジタルデータ放送を開始、続けて2002年4月には110度CSデジタルデータ放送を開始した。設立時の資本金は1億円で、本社は東京都豊島区に置いた。

メガポート放送を吸収しテレビ放送へ参入

2004年5月、総務省から110度CSデジタル放送(標準テレビジョン放送)の委託放送業務の認定を受け、テレビ放送事業に参入する準備を進めた。2005年10月には株式会社メガポート放送を吸収合併し、同年12月にはBSデジタルハイビジョン放送の委託放送業務の認定を取得。2006年11月に110度CSデジタル放送を終了し、関連する権利義務の一部をマルチチャンネルエンターテイメント株式会社に承継(吸収分割)した。この間、本社は渋谷区や豊島区を経て、2006年6月に千代田区一ツ橋へ移転した。

BSハイビジョン放送開始とBS11ブランドの確立

2007年2月、商号を日本BS放送株式会社に変更し、同年9月にBSデジタルデータ放送を終了。同年12月、BSデジタルハイビジョン放送(211ch)を開始した。これにより現在のBS11としての放送事業が本格化する。2008年3月には本店を現在の千代田区神田駿河台へ移転。2010年4月には日本民間放送連盟に入会し、2011年10月からはビデオリサーチの接触率調査に参加するなど、地上波並みの視聴率測定体制を整えた。

東京証券取引所上場と市場区分の変遷

2014年3月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。わずか1年後の2015年3月には市場第一部銘柄に指定された。2022年4月の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場に移行した。上場後もBS11の放送事業を中核に成長を続け、2018年には出版子会社2社を連結化。2025年8月期の時点で、総資産約269億円、純資産約244億円と堅調な財務基盤を維持している。

年表22件を開く

1990年代

  • 1999年8月創業衛星放送の番組及び普及に関する調査研究を目的として、東京都豊島区高田に日本ビーエス放送企画株式会社を設立(資本金1億円)
  • 1999年12月日本ビーエス放送株式会社に商号を変更 郵政省(現 総務省)よりBSデジタルデータ放送(放送衛星を利用したデジタルデータ放送)の委託放送業務の認定を受ける

2000年代

  • 2000年12月BSデジタルデータ放送開始 郵政省(現 総務省)より110度CSデジタルデータ放送(通信衛星を利用したデジタルデータ放送)の委託放送業務の認定を受ける
  • 2001年6月東京都渋谷区渋谷に本店を移転
  • 2002年4月110度CSデジタルデータ放送開始
  • 2004年5月総務省より110度CSデジタル放送(標準テレビジョン放送)の委託放送業務の認定を受ける
  • 2004年6月東京都豊島区高田に本店を移転
  • 2005年10月M&A株式会社メガポート放送を吸収合併
  • 2005年12月総務省よりBSデジタル高精細度テレビジョン放送(ハイビジョン放送)の委託放送業務の認定を受ける
  • 2006年6月東京都千代田区一ツ橋に本店を移転
  • 2006年11月110度CSデジタル放送委託放送業務終了
  • 2006年12月110度CSデジタル放送事業に関して有する権利義務の一部をマルチチャンネルエンターテイメント株式会社に承継(吸収分割)
  • 2007年2月日本BS放送株式会社に商号を変更
  • 2007年9月BSデジタルデータ放送委託放送業務終了
  • 2007年12月BSデジタルハイビジョン放送開始
  • 2008年3月東京都千代田区神田駿河台に本店を移転

2010年代

  • 2010年4月社団法人日本民間放送連盟(現 一般社団法人日本民間放送連盟)に入会
  • 2011年10月株式会社ビデオリサーチが実施する接触率調査(2020年4月から「テレビ視聴率全国32地区」調査に移行)に参加
  • 2014年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2015年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2018年1月M&A株式会社理論社及び株式会社国土社の発行済株式の100%をそれぞれ取得し、連結子会社化

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    6つの力の強化・実践

    マーケティング力、企画力、戦略構築力、実行力、変化対応力、改革推進力の強化を基本戦略とし、データ分析による需要喚起や環境変化に対応した資源配分等を実践する。

  2. 02

    Value4の強力な推進

    独自性のあるコンテンツ制作・調達、セールスメニュー開発の強化、放送周辺事業の多角化、新領域への戦略的投資の4本柱を重点施策として推進する。

  3. 03

    放送収益力の維持・拡大と非放送事業の拡充

    コスト削減と番組制作費の有効活用によりコンテンツの質を高め、視聴率向上と番組販売・ネット配信・イベント等の非放送収益拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で128人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は778万円で、9期前と比べて+3.9%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は10.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月82
2017年8月86
2018年8月117
2019年8月74943.47.4119
2020年8月73943.98.0119
2021年8月73244.58.6121
2022年8月73244.39.2122
2023年8月70144.89.4133
2024年8月70845.110.11321,591
2025年8月77846.610.71281,484

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区6,703百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱国土社(注)2.
    東京都千代田区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は118億円営業利益19億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.3%、利益が-9.5%。

売上高
-3.3%
118億円
営業利益
-9.5%
19億円
純利益
-13.3%
13億円
営業利益率
16.1%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高126億円118億円
営業利益18億円19億円
純利益13億円13億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は31億円、営業利益は5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−3.1%、営業利益は−28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q31516.13
2023年4Q333
2024年1Q30413.32
2024年2Q29517.24
2024年3Q32721.95
2024年4Q31516.14
2025年2Q591220.38
2025年4Q59711.95
2026年2Q58813.86
2026年3Q31516.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は62億円から118億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は16.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月62910
2013年8月701413
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2014年8月791712
2015年8月891912
2016年8月1022115
2017年8月1162215
株式会社理論社及び株式会社国土社の発行済株式の100%をそれぞれ取得し、連結子会社化
2018年8月1252417
2019年8月1261712
2020年8月1142215
2021年8月1202719
2022年8月1232416
2023年8月1242014
2024年8月122212117.215
2025年8月118192016.113

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高118億円のうち、営業利益として残るのは19億円16.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の11.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.5%62億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.4%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.1%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.7pt
16.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.4pt
11.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.5pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが18億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは−27億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月11−101016
2013年8月13101429
2014年8月16−2628−1048
2015年8月18−2−21661
2016年8月16−6−31069
2017年8月15−1−31480
2018年8月20−1−31996
2019年8月13−2−311103
2020年8月23−8−415114
2021年8月22−2−420130
2022年8月18−1−417145
2023年8月13−14−8−1136
2024年8月25−94−6−6962
2025年8月18−45−5−2730

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は269億円。このうち返さなくてよい自己資本が244億円で、自己資本比率は90.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月7567888.9
2013年8月8980989.9
2014年8月1321211191.6
2015年8月1491311887.6
2016年8月1601431789.4
2017年8月1731551889.8
2018年8月1921682487.6
2019年8月2001772388.3
2020年8月2141882687.7
2021年8月2302032788.4
2022年8月2422162688.9
2023年8月2482262291.2
2024年8月2592362391.1
2025年8月2692442590.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
140億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
167億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中511位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥902で、1年前と比べて-1.0%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥902-0.3%1ヶ月+2.1%1年-1.0%時価総額161億円
過去52週の値幅
安値¥886高値¥1,169

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR0.65倍
配当利回り3.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬の904円から8月7日に929円まで上昇しましたが、その後はもみ合いが続いています。25日移動平均線(917円)をほぼ横ばいで推移しており、方向感は明確ではありません。52週高値1169円からは約21%下落し、52週安値886円からは約4%上昇した位置にあります。RSIは51と中立圏にあり、大きなトレンドは出ていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは14.39倍(予想12.5倍)で同業界平均30.2倍を大きく下回る。PBR0.66倍は平均3.55倍に対し大幅に割安で、ROE5.6%を考慮しても低水準。配当利回り3.26%は平均2.7%を上回り、配当性向37.8%と安定。売上は減少傾向だが、利益は高水準を維持。割安だが、成長性には懸念があり、株価には割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍47.9倍
PER (予想)12.3倍
PBR0.65倍2.96倍
ROE5.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

BS放送市場は縮小傾向にあり、広告収入も伸び悩む中、同社は減収ながら高い営業利益率を維持している。強気派は、コスト管理の徹底による収益性の高さを評価し、安定的な配当を魅力と見る。弱気派は、中長期的な視聴者減少や広告離れによる収益減を懸念し、成長性の欠如を指摘。

プラスに働く材料7
  • 収益性の高さ

    営業利益率は2024年17.2%、2025年16.1%と高水準を維持している。

  • 安定配当

    配当利回り3.26%で、株主還元姿勢は堅調。

  • コスト削減

    減収下でも利益率を維持しており、コスト管理の巧拙がうかがえる。

  • 営業利益率16.1%の高水準通年影響

    25/8期営業利益率16.1%と高い収益性を維持。

  • 配当利回り3.26%を確保通年影響

    配当利回り3.26%。減益下でも安定配当を継続。

  • 予想PER12.5倍と改善見通し決算発表後影響

    予想PER12.5倍は実績14.39倍を下回り、業績下げ止まり期待。

  • PBR0.66倍と純資産割れ継続影響

    PBR0.66倍と1倍未満。解散価値対比で割安感がある。

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    BS放送市場は縮小傾向で、広告収入も減少傾向にある。

  • 成長性欠如

    売上高は122億→118億と減少しており、成長が見込めない。

  • 視聴離れ

    若年層のテレビ離れが進み、中長期的な視聴者減少が懸念される。

  • 売上高が3期連続減収通年影響

    売上高124→122→118億円と減少。視聴環境変化が影響。

  • 営業利益2期連続減益通年影響

    25/8期営業利益19億円、前期比▲9.5%と減益。

  • 純利益13億円と減益通年影響

    25/8期純利益13億円、前期15億円から▲13%。

  • ROE5.6%と資本効率低い継続影響

    ROE5.6%は低く、PBR1倍割れの一因。

次の決算で確かめる点
広告収入
収入の大部分を占める広告費の動向は業績に直結する。
視聴率
視聴率は広告単価に大きく影響するため、注目が必要。
番組販売収入
放送以外の収入の伸びが将来の収益多様化を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.33%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.33%
いまの株価に対して
配当性向
37.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月1720.7
2017年8月185.921.1
2018年8月195.620.3
2019年8月205.332.6
2020年8月200.024.4
2021年8月200.019.4
2022年8月200.021.9
2023年8月2630.034.0
2024年8月3015.437.3
2025年8月300.037.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ18,695人。区分でいちばん多いのは事業法人68.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.0%を占め、残る31.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
事業法人68.868.468.369.268.968.7
個人・その他20.522.626.122.624.824.3
外国法人4.23.21.82.83.65.0
証券会社0.20.40.41.91.01.5
金融機関6.25.33.43.41.60.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ビックカメラ61.35
02株式会社テレビ東京ホールディングス1.18
03INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.75
04川上 英之0.69
05株式会社毎日映画社0.62
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.62
07株式会社アームフィールド0.57
08株式会社毎日新聞社0.55
09丸田 稔0.54
10富士フイルムホールディングス株式会社0.45

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+5%、1株純資産は14期で+196%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月7246316.8
2013年8月9255518.1
2014年8月7867912.411.916.1
2015年8月687359.713.921.9
2016年8月8280210.711.820.7
2017年8月8587010.214.321.1
2018年8月939469.914.320.3
2019年8月659926.716.332.6
2020年8月841,0558.212.824.4
2021年8月1051,1409.510.719.4
2022年8月901,2107.610.521.9
2023年8月781,2686.311.534.0
2024年8月821,3246.310.937.3
2025年8月761,3695.612.237.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2025/8期の役員報酬は総額221百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齋藤知久代表取締役会長7710,900
近藤和行代表取締役社長 社長執行役員648,300
田﨑勝也取締役 副社長執行役員645,600
松友大輔取締役 執行役員522,200
阿久井香織取締役 執行役員507,500
羽川寛取締役 執行役員543,000
山口香取締役61
村田博文取締役79
樋口眞人取締役69
中川景樹取締役51
小椋英正監査役(常勤)72500
川村仁志監査役715,600
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢保有株数
伊藤秀行監査役8212,600
横山浩司監査役713,500
遠藤寛上席執行役員 技術フェロー
小島孝浩執行役員 営業局 グループ営業担当局長
堀内大緑執行役員 技術局長
米澤宇隆執行役員 総務人事局長 兼 人事部長
宮坂奈緒美執行役員 編成局長
橋本広人執行役員 営業局長
長島勝美執行役員 総合企画本部 経営企画局長 兼 経営企画部長
磯村元執行役員 総務人事局 担当局長 兼 法務室長 兼 総務部長
玉井忠幸代表取締役社長 社長執行役員65
鈴木博喜取締役 執行役員601,000
安部徹監査役65100

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)681831618130
社外取締役640407

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,206字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と、子会社である㈱理論社及び㈱国土社の2社並びに親会社である㈱ビックカメラ(東京証券取引所プライム市場上場)で構成され、主としてBSデジタル放送事業を営んでおります。 当社は、放送法に基づく放送衛星を利用した認定基幹放送事業を営むことを主たる事業目的として設立され、BSデジタルハイビジョン放送(チャンネル:211ch、リモコンID:11)を行っており、全国無料放送による総合編成を行う放送局として、報道番組、教養番組、娯楽番組、広告、ショッピング番組、その他の番組を広く扱うことにより、広告主よりタイム収入、スポット収入及びその他収入を得ております。 また、「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」との経営理念に基づき、これを更に具体化した、「豊かで癒される教養・娯楽番組と中立公正な報道・情報番組を発信し『価値ある時間』を約束します」を経営ビジョンと定めております。 子会社である㈱理論社及び㈱国土社の両社は、絵本、読み物、学習物といった児童書出版事業を行っております。 親会社は、主として家電製品等の販売事業を行っており、当社は親会社よりタイム収入、スポット収入及びその他収入を得ております。 なお、事業の系統図は、次のとおりであります。 当社の収入区分は、次のとおりであります。 タイム収入・・・・広告主に番組の放送時間枠を販売し、広告主の提供する番組及び広告主のCM(コマーシャルメッセージ)を放送いたします。 スポット収入・・・広告主に番組と番組の間の時間枠等を秒単位で販売し、広告主のCM(コマーシャルメッセージ)を放送いたします。 その他収入・・・・地上波ローカル局等への番組販売、番組制作による収入、製作委員会方式により製作されたアニメ作品等に係る出資配当金、番組及び関連コンテンツのインターネット配信事業、書籍の販売等であります。 収入区分別の売上高の推移は、次のとおりであります。 (単位:千円) 第23期   第24期   第25期   第26期   第27期 タイム収入   8,008,993   7,990,721   8,288,518   8,262,519   8,155,157 スポット収入   2,759,605   2,991,710   2,563,029   2,269,734   2,038,121 その他収入   1,235,812   1,267,998   1,565,752   1,709,252   1,619,424 合計   12,004,411   12,250,430   12,417,299   12,241,507   11,812,703 (注) 当社は第24期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用しております。
経営方針・対処すべき課題1,474字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、放送法に基づく衛星基幹放送事業者として、国民共有の希少資源である電波を預かる放送事業の公共的使命と社会的重要性を深く認識するとともに、「質の高い情報を提供する事で 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念としております。 より良い番組作りと効果的な番組宣伝によりコンテンツを磨き、媒体価値を向上させることによって、持続的な成長を可能とする強固な経営基盤を作り、業績の拡大に努め、株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいる所存であります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、視聴者の皆様に喜んでいただける番組編成と自社制作番組をはじめとしたコンテンツの充実を図り、媒体価値を向上させることで、その成果である「売上高」と「営業利益」を重要な経営指標と位置づけて各経営課題に取り組んでおります。 具体的には、期初予算で設定した売上高並びに営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として取締役会等で監視を行っております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、衛星基幹放送事業者として、BSデジタル放送事業の収益力の維持・拡大を礎としております。当社においてはこれまでと同様、絶えずコスト削減意識を持ち、番組制作費の有効活用・経営資源の積極的な配分により、視聴者の皆様の幸せな社会づくりに貢献できるコンテンツを放送することが、結果として番組視聴率の向上に寄与するとともに、番組販売、番組及び関連コンテンツのネット配信、イベント、関連グッズの販売等の放送以外の事業の収益にも資するものと考えております。今後も魅力あるコンテンツを制作・獲得・放送し、新たな視聴者層、広告主獲得に努めることにより、収益力向上への寄与を目指してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 ① 「6つの力」の強化・実践 当社は前期に引き続き「マーケティング力」、「企画力」、「戦略構築力」、「実行力」、「変化対応力」、「改革推進力」の強化・実践を基本戦略と位置付けております。 急激な変化を続ける経営環境を敏感に感じ取り、過去にとらわれず常に新たな挑戦を続け、充実したデータベースの分析と活用により潜在的な需要を喚起し、皆様のニーズを的確に捉えた企画を立案、環境変化に応じた資源に対する効率的かつ効果的な戦略構築と、知恵と知識を結集して戦略を強力に実行、これら6つの「力」を強化・実践してまいります。 ② 「Value4」の強力な推進 「6つの力」を具現化する重点施策を2024年9月より従前の「Value3」から新たに「Value4」として策定し、推進しております。 1.「コンテンツ価値の向上」・・・独自性のあるコンテンツの制作と調達・編成 2.「稼ぐ力の再構築」・・・セールスメニュー開発の継続強化 3.「放送周辺事業の強化・発展」・・・成長分野への資源集中、多角的事業の推進 4.「企業価値向上のための戦略的投資」・・・新たな領域への投資機会の追求、コラボレーション施策の推進 また、次期(2026年8月期)に向けては、放送事業の堅持・拡大を軸としつつ、非放送分野の収益基盤拡充、新たな領域への戦略的投資を掲げた施策を新たな全体戦略「Value4」として策定し、強力に推進してまいります。
事業等のリスク6,348字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済・広告市場の動向による収入減 当社グループの売上高の大部分を占めるBSデジタル放送事業は、主に広告主への放送時間枠の販売による収入で構成されております。一般に、国内の総広告費と景気の変動には密接な関係があるため、経済が低迷した場合には、その結果として国内の総広告費が減少する可能性があります。BSデジタル放送事業(タイム収入、スポット収入)においても広告主企業の業績によって大きな影響を受けるため、国内外の経済環境の急変や生産活動の停滞等が発生した場合、広告市場も影響を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。また、景気動向に加え、広告主企業のマーケティング等の広告施策における構造的な変化が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このため、当社は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 会社の対処すべき課題」に記載しております「Value4」の強力な推進を行い、媒体価値を向上させることによって広告主企業の期待に応えていくとともに、国内景気の動向を慎重に見極めコストコントロールを徹底することで、これらのリスクの低減を図ってまいります。 (2) 放送業界及び競合メディア普及によるシェア低下 BSデジタル放送は、受信機器の普及台数が順調な伸びを示しており、広告媒体としての価値が向上しております。しかしながら、目標とする番組視聴率が獲得できず、無料BSデジタル放送業界内でのシェア拡大が図れなかった場合、当社の媒体価値が低下及び広告主による出稿減少が生じることとなり、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 また、スマートフォン等のタブレット端末の普及やブロードバンド等を通じたデジタルメディアが一般家庭に広く普及したことにより、視聴者の視聴習慣が変化し、テレビ放送自体の視聴時間の減少や、視聴者数の低下傾向が続いた場合、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このため、当社は、地上波キー局の系列に属さない独立系の無料BSデジタル放送事業者としての強みを発揮して差別化を図り、番組視聴率の向上並びにシェア拡大を目指してまいります。 (3) 放送業界における法的規制等の影響 当社のBSデジタル放送事業は、「放送法」及び「電波法」等の関係法令による規制を受けており、また一般社団法人日本民間放送連盟の定める放送基準に沿った放送を行っております。 「放送法」は、放送の健全な発展を図ることを目的とし、放送番組審議機関を設置すること等を定めており、当社は、同法に基づき委託放送事業者(衛星基幹放送事業者)の認定を2005年12月に受けております。 「電波法」は、電波の公平且つ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的として、無線局の免許の取得・更新に関わる規則、免許の有効期間等を定めており、当社は、同法に基づき無線局免許を2008年11月に取得しております。 一般社団法人日本民間放送連盟の定める放送基準は、放送事業者が、社会の一員として、放送番組が一定のレベルを確保するために考えておかなければならない当然のことを確認するための自主基準であります。 しかしながら、仮に放送法の規定により認定の取消等を受けた場合、電波法の規定により免許の取消等を受けた場合、又は一般社団法人日本民間放送連盟及び関係省庁等による新たな規制等が施行された場合、若しくは業界慣行等により当社の事業政策に影響が生じることとなった場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 当社は、これらの法令等に現時点で抵触している事実はなく、将来に亘り法令等を遵守し、事業を行っていく所存であります。 (4) 外国人等が取得した株式の取り扱いについて 外国人等が直接保有する議決権の合計が、当社議決権の5分の1以上を占めることとなる場合は、放送法の規定により、BSデジタル放送事業者としての認定が取り消される場合があります。この場合、当社は放送法の規定に基づき当該外国人等が取得した当社株式について、株主名簿への記載を拒否することができるとされております。なお、外国人等の有する当社議決権の割合が、100分の15に達した場合は、放送法の規定に基づき、その割合を6ヶ月ごとに公告いたしますが、当連結会計年度末において、当社は公告をすべき状況ではありません。 (5) コンプライアンス違反 ① 不祥事・放送事故等 当社グループの社員及び派遣・請負スタッフによる不祥事、放送事故、不適切な内容の放送、番組制作過程でのトラブルや事故等、当社の責任の下に防止策を講ずべき分野は多岐に亘っておりますが、こうしたリスクが顕在化した場合には、当社グループの社会的信用が著しく失墜し、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では、リスク管理委員会が洗い出した様々なリスクについて回避・転嫁・軽減・許容のための検討を行い、日々対策を講じております。 ② 個人情報保護法 当社グループは、番組の出演者、番組プレゼントの応募等のサービスにおいて、個人情報を保有する個人情報取扱事業者に該当することから、当該個人情報の取扱いについては、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」を遵守する義務を課されておりますが、これらの個人情報の漏洩や不正アクセス、不正利用等の事態が発生した場合は、当社の社会的信用が著しく失墜し、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では、「個人情報保護方針」を定めて公表し、また別途「個人情報保護基本規程」を定めて管理責任者等を明確にする等、個人情報を適切に管理する体制を確立するとともに、全従業員に周知し、その遵守と徹底に努めております。 ③ 下請法等 当社番組の制作会社への番組制作委託の発注にあたっては、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)」及び「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」の規制を受けており、下請事業者等との公正な取引が要請されておりますが、これらの法令に抵触する事態が発生した場合、当社の社会的信用が著しく失墜し、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では、下請法等を遵守するとともに、コンプライアンス委員会において定期的に役員及び社員に対する研修・教育を行っております。 (6) 放送権料の高騰 当社で放送される番組のうち、配給会社や権利元から放送権を購入している海外ドラマ等の購入番組については、視聴者の皆様のご支持が確立し、視聴者層が拡大する反面、放送権料は上昇傾向にあり、今後、当該購入番組の放送権料が著しく高騰した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、良質な購入番組を獲得するために、常に情報収集を行い、幅広いジャンルの番組コンテンツの選別を検討していくとともに、当該購入番組の調達先の多様化を図っております。 (7) 収益の偏重による収入減 当社の収益は、ショッピング、ドラマ、アニメ、競馬の番組に、より比重が高いものとなっており、今後、これら収益の柱となる番組が何らかの事由により終了した場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、これらの収益番組をより盤石なものとする一方、動画配信サイトや通販サイトの運営、アニメ製作委員会への出資、様々なイベントを主催・実施する等、非放送分野の拡大に向けた取り組みを強化し、収益基盤の多角化を図ってまいります。 (8) 投資有価証券に関するリスク 当社は、投資先企業との関係維持・強化等で取得した非上場株式や情報収集等を目的に保有する上場株式の他に、資金運用の一環として満期保有目的の債券を保有しております。これらの有価証券及び投資有価証券について、発行体の業績悪化や経営破綻等の事由により、減損処理が必要となった場合や、投資額が回収不能となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、定期的にこれらの時価や発行体の財務状況等を把握するとともに、満期保有目的の債券については格付の高い債券のみを対象とすることによってリスクの低減を図っております。 (9) 大規模災害等による損害 当社グループの主要な収入である広告収入は、景気動向と密接に連動しており、大規模な災害が発生し、経済に重大な影響が生じる場合には、広告収入が直接影響を受けることとなります。また、放送事業者は放送法の規定により、災害が発生した場合又はそのおそれがある場合にその予防並びに被害軽減のための放送を義務付けられており、災害が発生した場合には、予定されていたCMや番組の放送を休止し、緊急に特別番組を編成する等の措置を講ずることとなります。このような事態に至った場合、当該放送休止に伴い、広告収入が減少するため、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、広告収入が一定期間大幅に減少した場合でも放送事業を継続できるように財務基盤の強化に努めております。 (10) 感染症流行による事業活動の停滞 感染症の流行に伴い、当社グループの社員及び派遣・請負スタッフ等やその家族が感染し、就業不能となった場合には、事業継続が困難となるリスクが生じます。 このリスクに対応するため、フレックスタイム制度を活用した時差出勤やテレワーク(在宅勤務)の実施可能な体制及びWEB会議の開催等が可能な環境を整備しており、その影響を最小限にとどめる対策を講じております。 (11) 放送設備等の障害 当社が番組を放送するために使用している放送用機材、放送設備及び放送衛星は、地震等の天災、あるいは人為的な原因の事故等により障害が発生する可能性があります。これら放送設備等の障害の発生により、番組の放送が不可能となり、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社ではバックアップ用放送設備等を保有しており、万が一、障害が発生しても、即時に代替システムへ切り替えることで障害を最小限にとどめる対策を講じております。 (12) 設備投資が収益に結びつかないリスク 一般に放送事業は放送設備の更新を始めとして資金需要が旺盛であります。当社では、今後も機に応じて必要と判断される設備投資を実施してまいりますが、当該設備投資が十分な利益の確保に繋がらない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、設備投資計画時に想定されるリスクとその回避策を検討した上で、必要性を分析し投資判断を行っております。また、工事進捗のモニタリング、財務基盤の強化に努めております。 (13) 当社保有コンテンツの違法コピー等 BSデジタル放送事業において放送される番組は、その特性から、番組をコピーしても画質が劣化しないことから、違法な複製利用が横行した場合、放送事業者や権利者に著しい不利益をもたらします。このような違法行為が現状以上に横行した場合、視聴者数の低下を招き、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、番組が違法な複製及びインターネット上の動画投稿サイト等へアップロードされた場合には、当該サイト運営会社等に対し都度措置を講じております。 (14) アニメーションへの出資について 当社は、BSデジタル放送事業以外の収益源を確保するため、積極的に国内アニメーション作品等への出資を行っております。これらの出資に対する収入は主にDVD、BD(ブルーレイディスク)の販売、作品放送権の販売が出資の成否を決める重要な要素となっており、当初計画した収益が得られない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、これらの出資を行う場合には、効果や収支パターンの分析を慎重に行った上で投資判断を行っております。更に作品ごとの収支管理を行い、次回の出資の投資判断の材料にする等の対策を講じております。 (15) 出版事業の制度に関するリスク ① 著作物再販制度 当社グループの製作、販売する児童書を中心とした書籍等の著作物は、独占禁止法第23条の規定により再販売価格維持契約制度(以下「再販制度」という)が認められておりますが、この再販制度が廃止された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 しかし、公正取引委員会の2001年3月23日公表「著作物再販制度の取扱いについて」において、「競争政策の観点からは同制度を廃止し、著作物の流通において競争が促進されるべき」としながらも、「同制度の廃止について国民的合意が形成されるに至っていない」として、当面はこの再販制度が維持される事となっております。 ② 委託販売制度 出版業界における特殊な慣行として、取次販売会社及び書店に委託販売した書籍等出版物について、同条件で返品を受け入れる事を条件とした制度があり、当社グループも採用しております。 当該返品に備えるため、過去の返品実績等に基づく将来返品見込額を返金負債として計上しておりますが、返品見込額と実際の返品受入額に乖離が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、返品率そのものの低減を目指し、市場需要の予測精度向上や、出版物の計画的な刊行等の推進に努めております。 (16) 親会社が支配権を有することに伴うリスク 当社の親会社である㈱ビックカメラは、当連結会計年度末時点において、当社発行済普通株式の61.35%を所有しており、当社取締役及び監査役の選解任、合併その他の組織再編の承認、重要な事業の譲渡、当社定款の変更及び剰余金の配当等の当社の基本的事項についての決定権又は拒否権を引き続き有することとなります。 また、当社は、㈱ビックカメラ及びその子会社との間で広告の出稿を中心とした様々な取引を行っており、かかる取引関係が終了又は変動した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 なお、親会社に対する事前承認事項はなく、親会社との取引については、法定の会議体である取締役会においてチェックをする体制を採っており、当社が独自に経営の意思決定を行っております。 また、当連結会計年度におけるビックカメラグループに属する会社との重要な取引は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 関連当事者情報」に記載しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかに景気回復しております。先行きについては、円安による物価上昇を背景とした個人消費の伸び悩みや米国の通商政策、金融資本市場の変動等の影響による景気の下振れリスク等に引き続き、十分注視する必要があります。 当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、動画配信サービス市場の拡大等で、ビジネスの機会が拡大する等、環境が大きく変化している中、テレビメディア広告費は、1兆7,605億円(前年比101.5%)となり、そのうち当社を含む衛星放送メディア関連の広告費は、1,254億円(前年比100.2%)となっております。(「2024年 日本の広告費」㈱電通調べ) このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念として中長期的な成長を実現するため、重点施策「Value(バリュー)4」を掲げ、引き続き、「コンテンツ価値の向上」、「『稼ぐ力』の再構築」、「放送周辺事業の強化・発展」、「企業価値向上のための戦略的投資」をテーマに、放送事業に加え、その他の様々な施策に取り組みました。 [放送事業収入] 当連結会計年度の放送事業収入は、10,193,279千円(前期比3.2%減少)となりました。 タイム収入は、競馬中継等の公営競技が引き続き好調に推移したほか、下期にかけて持込番組のセールスが好調となりましたが、前年に放送した、野球やサッカー等の大型スポーツ特番の反動減が大きく、前期比減収となりました。スポット収入は、市況低迷が続く中、日中帯を中心としたドラマコンテンツの編成戦略の強化に努めたことにより、復調の気配はあるものの、前期比減収となりました。 番組施策では、2024年10月より歌謡&トーク番組『鶴瓶のええ歌やなぁ』、2025年4月より本格園芸番組『黒谷友香、お庭つくります』の放送をそれぞれ開始いたしました。両番組ともBS視聴者層のニーズにマッチした番組として、放送終了後の見逃し配信と合わせて多くの視聴者の方に好評をいただいております。また、特別番組では、タレントのじゅんいちダビッドソンさんがダム湖の魅力を味わい尽くす『ダム湖で遊ぼーぜ!』や、一人称視点の映像で展開される新感覚グルメドラマ『やきとり食べたい』等、BSらしいニッチなニーズを追求した番組の企画・制作にも積極的に取り組んでまいりました。 ドラマコンテンツでは、日中帯を中心に、コンセプトの見直しを行い、中国時代劇『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』や韓国ドラマ『三番目の結婚』等、BS視聴者層により人気のあるコンテンツの編成に取り組んだほか、ヨーロッパミステリー『名探偵ポワロ』や日本初放送の中国ドラマ『テレサ・テン 歌姫を愛した人々』等、話題性の高い大型ドラマコンテンツの編成も実施いたしました。 更に、「ANIME+」枠では、引き続き今期も製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組約40タイトルの放送を毎クール行い、アニメソング番組『Anison Days』や、2025年10月で番組放送10周年となるエンターテインメント情報番組『アニゲー☆イレブン!』等、話題のアニメ作品の放送に加え、幅広いファンのニーズにお応えできるよう様々な切り口によるアニメ関連番組の放送も行いました。 [その他事業収入] その他事業収入は、1,619,424千円(前期比5.3%減少)となりました。子会社において、出版書籍が課題図書に選出されたことを受けて売上が好調に推移した前期からの反動減が見られたことにより、前期比減収となりました。他方、配信コンテンツのラインアップ強化や、当社独自のオリジナル動画配信サイトBS11+の会員プランの拡充等により配信事業収入が好調に推移したほか、『WEEKLYワールドサッカー Supported by U-NEXT ~プレミア/ラ・リーガ ダイジェスト~』のアフタートークコンテンツ「ちょっと話したりない」の公開収録や、声優の石見舞菜香さんと長谷川育美さんによる配信オリジナルコンテンツ「ふたりば」の限定イベント、「貴公子たちの音楽会vol.5」や「若手人気スター歌謡ショー」等、放送や配信、イベントを起点としてコンテンツを多面的に展開する、マルチユースの取組みを推進する等、新たな収益機会の創出や拡大にも努めてまいりました。 [費用] 原価部門では、新規レギュラー番組をはじめとしたコンテンツの拡充や日中帯を中心としたドラマコンテンツの強化を積極的に行いましたが、番組制作費の反動減や、2023年4月に実施した当社スタジオ設備更新にかかる減価償却負担の軽減等の影響が大きく、費用減となりました。一方、販管部門では、下期にかけて、更なる番組認知・局認知の拡大を目的として、BS視聴者メインターゲット層に親和性の高い新聞広告を中心とした広告出稿を積極的に実施した結果、広告宣伝費を中心に費用増となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は 11,812,703千円(前期比 3.5%減少)となりました。営業利益は 1,932,011千円(前期比 7.3%減少)、経常利益は 1,985,394千円(前期比 5.3%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,345,307千円(前期比 7.6%減少)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,003,927千円増加し、26,898,356千円(前連結会計年度末比 3.9%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 163,690千円、固定資産の減価償却が進み、有形固定資産が 414,650千円 とそれぞれ減少したものの、有価証券が 299,918千円、棚卸資産が 87,747千円、投資有価証券が 1,200,840千円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ 176,648千円増加し、2,472,170千円(前連結会計年度末比 7.7%増加)となりました。主な要因は、流動負債のその他に含めて表示している未払消費税が 122,287千円減少したものの、買掛金が 130,446千円、短期借入金が 80,000千円、未払金が 36,042千円、賞与引当金が 47,540千円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ 827,279千円増加し、24,426,185千円(前連結会計年度末比 3.5%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 534,500千円により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益 1,345,307千円の計上に伴い 810,806千円増加したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 3,163,690千円減少し、当連結会計年度末には 2,988,777千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、1,828,966千円(前期は 2,468,837千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額 681,344千円があったものの、税金等調整前当期純利益 1,985,394千円の計上等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、4,536,755千円(前期は 9,351,860千円の使用)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出 3,000,000千円 、投資有価証券の取得による支出 1,498,073千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、455,900千円(前期は 564,426千円の使用)となりました。これは主に、短期借入れによる収入 140,000千円があったものの、短期借入金の返済による支出 60,000千円、配当金の支払額 534,310千円等によるものであります。 なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。 2024年8月期   2025年8月期 自己資本比率   (%)   91.1   90.7 時価ベースの自己資本比率   (%)   61.2   61.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   (%)   0.2   4.5 インタレスト・カバレッジ・レシオ   (倍)   4,459.1   7,387.4 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算定しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。 3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」を利用しております。 4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 5.利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績及び受注実績 当社グループは一部において受注生産を行っておりますが、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 b.販売実績 当社グループは、セグメント情報を記載していないため、当連結会計年度における販売実績を収入区分別に示すと、次のとおりであります。 収入区分別   当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 売上高(千円)   前期比(%) タイム収入   8,155,157   98.7 スポット収入   2,038,121   89.8 その他収入   1,619,424   94.7 合計   11,812,703   96.5 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2023年9月1日至 2024年8月31日)   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 売上高(千円)   割合(%)   売上高(千円)   割合(%) ㈱電通   2,459,663   20.1   2,334,157    19.8 ジュピターショップチャンネル㈱   2,101,644   17.2   2,109,222    17.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 なお、連結損益計算書の主要項目ごとの主な状況は、次のとおりであります。 a.売上高・売上総利益 当連結会計年度における売上高は、タイム収入及びスポット収入等の減少により 11,812,703千円(前期比 3.5%減少)となりました。また、売上原価は、前年放送のレギュラー番組等にかかる費用の反動減等があった結果、6,184,024千円(前期比 4.4%減少)となり、売上総利益は 5,628,679千円(前期比 2.5%減少)となりました。 b.販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益・税金等調整前当期純利益 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、局認知・番組認知拡大に向けた宣伝施策の強化等による広告宣伝費の増加等に伴い、 3,696,667千円(前期比 0.2%増加)となった結果、営業利益は 1,932,011千円(前期比 7.3%減少)となりました。 営業外収益は、受取利息及び配当金が大幅に増加した結果、53,668千円(前期比 267.9%増加)、営業外費用は、285千円(前期比 54.7%減少)となり、この結果、経常利益は 1,985,394千円(前期比 5.3%減少)、税金等調整前当期純利益は 1,985,394千円(前期比 5.3%減少)となりました。 c.法人税等合計・親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税は 682,871千円、法人税等調整額△42,784千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,345,307千円(前期比 7.6%減少)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金調達の状況 当社グループは、運転資金及び投資等の必要資金に対しては、通常の営業活動で獲得した資金から充当することを基本方針としており、借入については資金需要が発生する都度、検討することとしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債の数値並びに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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