概要
JRCは1961年に大阪で創業した機械メーカーである。屋外用ベルトコンベヤの部品製造・販売を祖業とし、現在はコンベヤ装置、環境プラント、ロボットシステムインテグレーションの3事業を展開する。2026年2月期の連結売上高は137億円、従業員数は470名。大阪市西区に本社を置く。
コンベヤ・環境・ロボットの三本柱で構成される事業
当社グループは、2026年3月からカンパニー制へ移行し、コンベヤカンパニー・環境エネルギーカンパニー・ロボットSIカンパニーの3セグメントで事業を運営する。連結売上高の約74%をコンベヤ事業が占め、環境プラント事業が約16%、ロボットSI事業が約10%と続く。子会社には㈱JRC E&E、向井化工機㈱、吉艾希商事(瀋陽)貿易有限公司などがあり、持分法適用関連会社としてJRC IFM Co., Ltd.を有する。
屋外用ベルトコンベヤ部品で築いた安定的な収益基盤
コンベヤカンパニーは、製鉄所・鉱山・発電所などで使用される屋外用ベルトコンベヤの部品(アイドラ、ローラ、プーリ、ベルトクリーナー)を設計・製造・販売する。過酷な環境で使用されるため損耗が早く、数カ月で交換が必要な部品もあるが、全体コストに占める割合は僅少なためコストカット対象になりにくく、リカーリング収益が安定して見込める。国内の更新需要を中心に、ソリューション提案とメンテナンスサービスを組み合わせた三位一体の体制で収益機会の多様化を進めている。
設計からメンテナンスまで一貫対応する環境エネルギー事業
環境エネルギーカンパニーは、ごみ処理施設・水処理施設・バイオマス発電施設・火力発電所・原子力発電所関連施設向けに、コンベヤおよび付帯設備の設計・製作・据付・メンテナンスをワンストップで提供する。官公庁案件を中心に高い信頼を獲得しており、今後も当社グループの成長ドライバーとして注力する。2025年10月に子会社化した㈱セイコーテックの業績も寄与している。
少子高齢化に対応するロボットSI事業
ロボットSIカンパニーは、自社工場の自動化で培ったノウハウとコンベヤ事業で得たメーカー目線の提案力を活かし、産業用ロボットや協働ロボットの導入・利活用を支援する。食品・医薬品業界を中心に複合ライン提案を推進し、ティーチングから製造ライン全体の再デザイン、人材教育までを担う。2026年2月期のセグメント利益は78百万円と前年比206.7%増加し、収益性の改善が進んでいる。
業界の中での役割は産業用搬送機器メーカー。屋外ベルトコンベヤ部品を担うとともに、環境・エネルギー分野のプラントエンジニアリングを手がける。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| コンベヤ 事業 | 102億円 | 74.5% | 26億円 | 25.5% |
| 環境プラント 事業 | 21億円 | 15.3% | 2億円 | 9.5% |
| ロボットSI 事業 | 14億円 | 10.2% | 1億円 | 7.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01コンベヤ(産業用搬送)主力
製鉄所、建設・工事現場、セメント工場、鉱山、発電所など、屋外で長距離・重量物を搬送する現場向けに、ベルトコンベヤの部品を供給。過酷な環境で使用され、交換頻度が高い一方、コスト割合が低いため安定需要がある。
屋外用ベルトコンベヤ部品で世界最大級のサプライヤー
- アイドラ
- ベルトを支えながら回転し、搬送をスムーズにする部品。
- ローラ
- ベルトを支える円筒状の部品。
- プーリ
- ベルトを駆動・方向転換させるための車輪。
- ベルトクリーナー
- ベルトに付着した残渣を除去する装置。
02環境エネルギー主力
官公庁のごみ処理施設・水処理施設、バイオマス発電、火力発電、原子力発電所など公共性の高い案件向けに、コンベヤおよび付帯設備を設計・製作。据付・メンテナンスまでワンストップで対応する。
- コンベヤおよび付帯設備
- ごみ・燃料・灰などを運搬するためのコンベヤシステムと周辺機器。
03ロボットSI副次
製造業の労働力不足に対し、産業用ロボットや協働ロボットの導入・システム構築を支援。自社工場の自動化で培ったノウハウを活かし、ロボット導入の設計から教育までを手がける。
- ロボットシステムインテグレーション
- 現場課題を分析し、最適なロボットシステムを設計・構築・導入するサービス。
製品と技術
過酷環境で使われる屋外用ベルトコンベヤ部品
コンベヤカンパニーの中核製品は、アイドラ、ローラ、プーリ、ベルトクリーナーなどの屋外用ベルトコンベヤ部品である。これらの部品は、製鉄所の高温環境や鉱山の粉塵、セメント工場の摩耗性原料といった過酷な条件下で使用される。損耗が早いため数カ月単位での交換が必要な部品もあり、定期的なリプレイス需要が見込める。当社は設計から製造、ソリューション提案、メンテナンスまでを一貫して提供し、コンベヤ全体の最適化を図っている。
官公庁向けプラント設備のワンストップ提供
環境エネルギーカンパニーは、ごみ処理施設・水処理施設・バイオマス発電施設・火力発電所・原子力発電所向けに、コンベヤおよび付帯設備を設計・製作・据付・メンテナンスする。官公庁案件が中心で、高い信頼性が求められる。当社の強みは、設計からアフターサービスまでを自社一貫で対応できる体制にある。2025年に子会社化したセイコーテックの技術も取り込み、環境・エネルギー分野での案件対応力を強化している。
食品・医薬品業界を中心としたロボットシステムインテグレーション
ロボットSIカンパニーは、産業用ロボットや協働ロボットを用いた自動化システムを構築する。特に食品製造業の人手不足、低生産性、労災リスクといった課題に対応し、工程自動化を提案する。ロボット導入にはティーチングや周辺設備の選定、ライン全体の再設計が必要であり、当社はメーカー目線のソリューション提案が強み。複合ライン提案による受注単価の上昇とコストコントロールにより、収益性を改善している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
機械のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- コンベヤ(産業用搬送)屋外用ベルトコンベヤ部品で世界最大級のサプライヤー
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
産業機械で急成長、中堅ベンダー
JRCは機械業界に属し、産業機械・装置を手掛ける中堅企業。売上高は100億円強で、同業の三浦工業(売上高約1,500億円)や日本製鋼所(同約4,000億円)と比べ小規模だが、急成長中。2026年2月期には売上高137億円、営業利益率14.6%を見込む。三浦工業のような大手と異なり、特定の機械分野に特化し、成長市場を捉えている。ただし業界内での知名度は低く、競合との差別化が急務。
強み
- 売上高が3期で約1.4倍に拡大し、利益率も改善傾向。
- 営業利益率14%超と機械業界平均を上回る高水準。
- 特定産業機械分野で深い知見を持ち、顧客密着型の提案力。
- 利益成長に伴い自己資本が充実し、財務基盤が安定。
課題
- 三浦工業など大手に対抗するため、規模拡大と認知度向上が必要。
- 同業他社と技術面で差別化し、価格競争に巻き込まれない工夫。
- 産業機械は設備投資に左右されやすく、需要変動の影響を受ける。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機械の時価総額近傍。太字がJRC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6356日本ギア工業 | 185億円 | 10.6倍 |
| 2 | 6484KVK | 185億円 | 8.2倍 |
| 3 | 6317北川鉄工所 | 173億円 | 5.3倍 |
| 4 | 6294オカダアイヨン | 164億円 | 10.6倍 |
| 5 | 6390加藤製作所 | 157億円 | 3.4倍 |
| 6 | 6224JRC | 156億円 | 11.4倍 |
| 7 | 6405鈴茂器工 | 155億円 | 23.5倍 |
| 8 | 6316丸山製作所 | 152億円 | 10.2倍 |
| 9 | 6336石井表記 | 150億円 | 16.6倍 |
| 10 | 6165パンチ工業 | 150億円 | 17.6倍 |
| 11 | 6149小田原エンジニアリング | 144億円 | 6.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
1961年に浜口商店として創業、コンベヤ部品の製造販売を開始
1961年4月、初代社長浜口匠が大阪市天王寺区に浜口商店を創業し、コンベヤ製品の製造販売を始めた。1963年3月には兵庫県三原郡(現南あわじ市)に工場を建設し本格的な生産に乗り出す。1965年4月には法人改組し、浜口鉄工株式会社を設立。資本金2,000千円で発足した。創業時の製品は現在のコンベヤカンパニーの源流であり、屋外用ベルトコンベヤ部品という事業の核をこの時期に形成した。
工場増設と買収で生産能力を拡大した1960~80年代
1967年12月に大阪府交野市に交野工場を建設。1981年1月には㈱日精・鹿児島工場を買収し、増産体制を強化した。1982年10月には北海道浜口鉄工㈱を吸収合併。1985年7月に東大阪市へ本社を移転し、1987年11月には兵庫県三原郡緑町(現南あわじ市)に淡路工場を新設した。1989年10月には淡路工場にローラ自動組立ラインを導入し、製品の均一化と増産体制を整えた。
社名をジェイアールシーに変更し事業基盤を再編した1990年代
1991年3月、業績伸展に伴い㈱ジェイアールシー(現㈱JRC)を設立し、浜口鉄工から事業を引き継いだ。資本金40,000千円。1992年9月には鹿児島県姶良郡吉松町(現湧水町)に吉松工場(後の九州工場)を建設。1993年5月には㈱ジェイアールシー九州を吸収合併した。1996年4月に資本金80,000千円に増資。1997年3月に新本社工場を建設し旧工場を統合、同年10月には大阪市西区へ本社を移転した。
中国進出と撤退を経験した2000年代
2001年5月、中国遼寧省瀋陽に合弁会社「瀋陽皆愛喜輸送設備有限責任公司」を設立、出資金645万ドル。2006年5月には江蘇省蘇州に独資会社「蘇州皆愛喜輸送設備有限公司」(出資金300万ドル)を設立し、中国での生産体制を拡大した。しかし2012年8月に蘇州公司を清算、2016年12月には瀋陽公司の清算にも着手し、中国での製造から撤退した。2017年7月には瀋陽に貿易会社「吉艾希商事(瀋陽)貿易有限公司」を設立し、販売拠点は維持している。
国内生産拠点の拡充と品質認証の取得
2006年4月に㈱ジェイアールシー東京を吸収合併。2007年1月に九州工場、同年12月に北海道工場がISO9001認証を取得。2009年3月には埼玉県児玉郡に北関東工場を新設し、2010年9月に同工場もISO9001認証を取得した。国内に北海道・北関東・本社(淡路)・九州の4工場体制を構築し、品質管理体制を強化した。
M&Aによる事業多角化と成長分野への進出
2016年6月に商栄機材㈱を完全子会社化。2018年1月には㈱大成を完全子会社化した。これらのM&Aにより、従来のコンベヤ部品事業に加え、環境プラント事業やロボットSI事業への進出を加速。2025年10月には㈱セイコーテックを子会社化し、環境エネルギーカンパニーの体制を強化した。2026年3月のカンパニー制移行により、3事業の自立した成長戦略を推進している。
年表30件を開く
1960年代
- 1961年4月創業大阪市天王寺区において初代取締役社長浜口 匠が浜口商店を創業。コンベヤ(※1)製品の製造販売を開始。
- 1963年3月兵庫県三原郡三原町(現 南あわじ市)に工場を建設、本格的生産を開始。
- 1965年4月創業法人改組。浜口鉄工株式会社設立。資本金2,000千円。
- 1967年12月大阪府交野市に交野工場建設。
1980年代
- 1981年1月M&A株式会社日精・鹿児島工場を買収。当社の鹿児島工場として製品の増産を図る。
- 1982年10月M&A北海道浜口鉄工株式会社(※2)を吸収合併。
- 1985年7月東大阪市に本社移転。
- 1987年11月兵庫県三原郡緑町(現 南あわじ市)に淡路工場を建設。
- 1989年10月品質並びに生産性の向上を図る為、淡路工場にローラ自動組立ラインを導入。製品の均一化及び増産体制が整う。
1990年代
- 1991年3月創業業績伸展に伴い、株式会社 ジェイアールシー(現 株式会社JRC)を設立し、浜口鉄工株式会社の事業を引き継ぐ。資本金40,000千円。
- 1992年9月吉松工場(現在の九州工場)を鹿児島県姶良郡吉松町(現 湧水町)に建設。
- 1993年5月M&A株式会社ジェイアールシー九州(※3)を吸収合併。
- 1996年4月資本金80,000千円に増資。
- 1997年3月創業兵庫県三原郡緑町(現 南あわじ市)に新工場を設立(本社工場)。旧工場を統合。
- 1997年10月大阪市西区へ本社移転。
2000年代
- 2001年5月中国遼寧省瀋陽に合弁会社「瀋陽皆愛喜輸送設備有限責任公司」を設立。出資金645万ドル。
- 2004年12月本社工場が「ISO9001:2000」の認証を取得。
- 2006年4月M&A株式会社ジェイアールシー東京(※4)を吸収合併。
- 2006年5月創業中国江蘇省蘇州に独資会社「蘇州皆愛喜輸送設備有限公司」を設立。出資金300万ドル。
- 2007年1月九州工場が「ISO9001:2000」の認証を取得。
- 2007年12月北海道工場が「ISO9001:2000」の認証を取得。
- 2009年3月埼玉県児玉郡に北関東工場を建設。
2010年代
- 2010年9月北関東工場が「ISO9001:2000」の認証を取得。
- 2012年8月事業撤退に伴い「蘇州皆愛喜輸送設備有限公司」を清算。
- 2013年4月中国遼寧省瀋陽に瀋陽工場を建設。
- 2014年8月大阪本社を現住所に移転。
- 2016年6月M&A商栄機材株式会社を完全子会社化。
- 2016年12月中国での製造から撤退。「瀋陽皆愛喜輸送設備有限責任公司」の清算に着手。
- 2017年7月創業中国遼寧省瀋陽に独資会社「吉艾希商事(瀋陽)貿易有限公司」を設立。出資金100万元。
- 2018年1月M&A株式会社大成を完全子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
コンベヤ事業の総合力強化
部品・ソリューション・メンテナンスの3本柱を軸に、技術者不足や省力化ニーズに応え、遠隔監視やコンベヤ全体設計など新領域にも取り組む。
- 02
東南アジアへの海外展開加速
年平均約4.7%で成長する世界のコンベヤ市場に対し、タイ・インドネシア・ベトナムを拠点に営業基盤拡充や現地生産体制構築を進める。
- 03
環境エネルギー事業の拡大
ごみ処理・水処理・バイオマス発電の3領域で、設計・製作から据付・メンテナンスまでの一貫体制を強みに、官公庁案件で信頼を高め市場シェア拡大を目指す。
- 04
ロボットSI事業の市場獲得
食品・医薬品領域を中心に「使いやすく導入しやすい」ロボットソリューションを提供し、人手不足解消と工程自動化の需要を取り込む。
- 05
M&Aによる非連続的成長
各カンパニーで既存領域強化と隣接領域拡張を目的に、コンベヤは搬送周辺技術・工事、環境はバリューチェーン全体、ロボットSIはコンソーシアム形成を意図したM&Aを推進。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で470人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は559万円で、2期前と比べて−2.0%。平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は10.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年2月 | 570 | 42.2 | 11.0 | 368 | — |
| 2025年2月 | 579 | 41.1 | 9.9 | 459 | 305 |
| 2026年2月 | 559 | 43.6 | 10.5 | 470 | 426 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内JRC C&M 株式会社(注)4兵庫県小野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内向井化工機株式会社(注)4神奈川県横浜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社高橋汽罐工業(注)4,5神奈川県横浜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社セイコーテック神奈川県横浜市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外JRC IFM Co.,Ltd.タイ王国サムット プラカーン県 · 持分法適用会社議決権49.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は137億円、営業利益は20億円。前期と比べると増収増益で、売上が+23.4%、利益が+42.9%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 151億円 | 137億円 |
| 営業利益 | 20億円 | 20億円 |
| 純利益 | 13億円 | 14億円 |
| 1株あたり配当 | ¥34 | ¥34 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は4億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+45.8%、営業利益は+33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年2Q | 44 | 5 | 11.4 | 3 |
| 2024年3Q | 26 | 4 | 15.4 | 3 |
| 2024年4Q | 25 | — | — | 2 |
| 2025年1Q | 24 | 3 | 12.5 | 2 |
| 2025年2Q | 25 | 4 | 16.0 | 3 |
| 2025年4Q | 62 | 7 | 11.3 | 6 |
| 2026年2Q | 63 | 9 | 14.3 | 6 |
| 2026年4Q | 74 | 11 | 14.9 | 8 |
| 2027年1Q | 35 | 4 | 11.4 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年2月期からの7期で、売上は66億円から137億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は14.6%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 66 | — | 5 | — | 1 |
| 2021年2月 | 63 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年2月 | 81 | — | 8 | — | 5 |
| 2023年2月 | 90 | — | 13 | — | 8 |
| 2024年2月 | 95 | — | 13 | — | 8 |
| 2025年2月 | 111 | 14 | 14 | 12.6 | 11 |
| 2026年2月 | 137 | 20 | 19 | 14.6 | 14 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高137億円のうち、営業利益として残るのは20億円で14.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の10.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.2%88億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.2%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.6%20億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年2月期は営業CFが8億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は26億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 10 | −3 | −5 | 7 | 12 |
| 2023年2月 | 10 | −1 | −5 | 9 | 16 |
| 2024年2月 | 6 | 2 | −10 | 8 | 14 |
| 2025年2月 | 17 | −12 | 5 | 5 | 24 |
| 2026年2月 | 8 | −1 | −6 | 7 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年2月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は43.9%(業種中央値65.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 88 | 20 | 68 | 23.0 |
| 2021年2月 | 84 | 21 | 63 | 25.1 |
| 2022年2月 | 89 | 27 | 62 | 30.5 |
| 2023年2月 | 100 | 35 | 65 | 34.6 |
| 2024年2月 | 101 | 38 | 63 | 37.8 |
| 2025年2月 | 131 | 46 | 85 | 35.2 |
| 2026年2月 | 133 | 58 | 75 | 43.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
機械 209社との比較
同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで209社中5位あたり、逆に低いのは自己資本比率で209社中179位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,190で、1年前と比べて-27.8%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 |
| PER (会社予想) | 12.3倍 |
| PBR | 2.61倍 |
| 配当利回り | 2.86% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1146円(7/31)。7/16に1214円へ急落後、下落トレンド。1ヶ月で-14.0%下落し、52週安値1096円に接近。25日線(1261円)や75日線(1273円)を大きく下回る。RSI 23.6と売られ過ぎ圏。出来高は増加傾向で、売り圧力が強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 10.94倍、PBR 2.51倍、配当利回り2.97%、ROE 27.2%。PERは業界平均(23.63倍)を大幅に下回り、PBRは業界平均(1.55倍)を上回るが、ROEが高いため正当化され得る。配当利回りは業界平均(2.75%)を上回る。売上・利益とも増加傾向で、営業利益率も向上。割安と判断できるが、PBRはやや高めで注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 | 22.7倍 |
| PER (予想) | 12.3倍 | — |
| PBR | 2.61倍 | 1.50倍 |
| ROE | 27.2% | 7.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高が過去4年間で90億円から137億円へと約50%増加し、営業利益率も10%台後半まで改善。ROEは高く、株価は過去1年で約20%下落したが、PERは11倍と割安感がある。強気派は、成長性と収益性の高さを評価し、機械・半導体分野の需要拡大に期待。弱気派は、業績の伸びが市場予想に織り込み済みであることや、景気変動の影響を受けやすい産業機械依存を指摘。
- 高い利益成長
売上高が2桁成長を続け、営業利益率も改善傾向。
- 株主還元
配当利回り2.97%と高く、株主還元に積極的。
- 割安なバリュエーション
PER 10.9倍は同業他社と比較して割安。
- 2026/2期は営業利益20億円、大幅増益決算発表後影響強
売上高137億円(+23%)、営業利益20億円(+43%)。好決算で上昇
- 営業利益率14.6%に改善、高収益通年影響中
営業利益率12.61%→14.6%に上昇。生産性向上が続けば15%超
- PER10.94倍、成長率に対し割安2027年2月期影響中
PER10.94倍、ROE27.2%。売上高2桁増収で見直し余地
- ROE27.2%と高く、株主資本効率が良い継続影響弱
ROE27.2%は高水準。資本コスト超過分が株主価値に
- 依存先の需要変動
主要顧客の設備投資動向で業績が左右される。
- 業績予想の達成リスク
2026年2月期の売上高予想は過去実績から見て楽観的。
- 粗利益率の低下懸念
競争激化で価格競争にさらされる可能性。
- 予想PER11.8倍、減益予想を暗示2027年2月期影響強
予想PER11.8倍は現行10.94倍より高く、EPS減益が市場予想
- 営業利益率14.6%がピークの可能性継続影響中
売上高137億円、営業利益20億円。原材料高で利益率低下リスク
- 株価は1年で20%下落、弱い需給継続影響中
過去1年-20.2%。上値が重く、戻り売りに押される
- 外国人保有3.02%と低く、需給細い不定影響弱
外人保有3%弱。新規資金流入がなければ株価膠着
- 売上高成長率
- 高い成長が持続するか、市場シェアの変化を見る。
- 営業利益率
- 収益性のトレンドを確認する。
- 受注残高
- 今後の売上高を予測できる指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり34円で、前期から+26.9%。いまの株価に対する利回りは2.86%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 26 | — | 42.8 |
| 2026年2月 | 33 | 26.9 | 41.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥34
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ6,123人。区分でいちばん多いのは事業法人で42.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.9%を占め、残る46.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|
| 事業法人 | 40.0 | 44.5 | 42.2 |
| 個人・その他 | 48.4 | 42.8 | 40.9 |
| 金融機関 | 2.2 | 3.6 | 11.8 |
| 外国法人 | 4.6 | 4.8 | 2.9 |
| 証券会社 | 4.7 | 4.2 | 2.1 |
| 自己株式 | 5.4 | 2.8 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | YSホールディングス株式会社 | 20.29 |
| 02 | 株式会社エムワイエフ | 14.87 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.37 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.61 |
| 05 | 光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員光通信株式会社 | 4.36 |
| 06 | 浜口佳宏 | 2.21 |
| 07 | インテグラル株式会社 | 1.52 |
| 08 | 上田八木短資株式会社 | 1.48 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.41 |
| 10 | 常川陽介 | 1.40 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-24光通信株式会社新規の大量保有報告7.35%-0.01pt
- 2026-06-29濱口 稔新規の大量保有報告0.84%-0.01pt
- 2026-05-27光通信株式会社新規の大量保有報告7.36%+0.89pt
- 2026-05-01光通信株式会社新規の大量保有報告6.47%+1.10pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−13%、1株純資産は7期で−86%。直近期のROEは27.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 129 | 3,192 | 3.3 | — | 1073.0 |
| 2021年2月 | 277 | 3,320 | 8.5 | — | 57.3 |
| 2022年2月 | 43 | 216 | 21.8 | — | 27.2 |
| 2023年2月 | 66 | 273 | 26.9 | — | 16.1 |
| 2024年2月 | 67 | 313 | 23.4 | 12.5 | 42.4 |
| 2025年2月 | 88 | 370 | 25.7 | 11.4 | 42.8 |
| 2026年2月 | 112 | 452 | 27.2 | 13.1 | 41.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額178百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 浜口稔 | 代表取締役社長 | 61 | 1,954,060 |
| 増崎信也 | 取締役 | 56 | 97,840 |
| 佐藤嘉宰 | 取締役 | 54 | 100,960 |
| 江副義昭 | 取締役 | 54 | 100,420 |
| 常川陽介 | 取締役 | 40 | 183,500 |
| 沖野公秀 | 取締役 | 58 | — |
| 林田信弘 | 取締役(常勤監査等委員) | 68 | 150,000 |
| 引地健児 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
| 本田千尋戸籍上の氏名:上原千尋 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 山口尚之 | 執行役員 経営管理本部経営企画室長 | — | — |
| 奥村大郎 | 執行役員 国内営業本部長 | — | — |
| 築山英明 | 取締役 | 57 | 16,500 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 123 | 21 | 15 | 159 | 27 |
| その他役員 | 4 | 19 | — | — | 19 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,984字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,096字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,126字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,590字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-27
- 半期報告書半期報告書-第35期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-27
- 半期報告書半期報告書-第34期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第33期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-28
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
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- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期 決算説明資料2026-07-15
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