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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

市進ホールディングス

ICHISHIN HOLDINGS CO., LTD.4645 · Standard · サービス業

首都圏の進学塾「市進学院」を中核に、学習塾・受験指導・学童保育を展開する教育サービスと、高齢者向け介護福祉サービスを併営するグループ。

概要

市進ホールディングスは、千葉県市川市に本社を置く持株会社である。教育サービス事業と介護福祉サービス事業の2セグメントで構成され、学習塾「市進学院」「個太郎塾」「茨進」などの運営や映像授業「ウイングネット」の提供、訪問介護やデイサービスなどを手掛ける。2026年2月期の連結売上高は187億円、従業員数は924名。

教育と介護の2軸で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは、小学生から高校生を対象とした学習塾や幼児教育、日本語学校などを運営する教育サービス事業と、訪問介護やデイサービス、認知症グループホームなどを提供する介護福祉サービス事業の2つを主要セグメントとする。教育サービス事業が売上の約8割を占め、2026年2月期のセグメント売上高は156億円、介護福祉サービス事業は30億円である。両事業ともM&Aによる拡大を積極的に進めており、グループ会社は20社以上にのぼる。

千葉・茨城・東京を中心としたドミナント戦略

学習塾事業では、千葉県・茨城県・東京都東部地域を中心に教室を展開し、ドミナント戦略を採用している。市進学院や個太郎塾のほか、茨城県で展開する「茨進」もグループに加えたことで、地域密着型の教育サービスを強みとする。また、映像授業「ウイングネット」は全国の塾に販売されており、加盟校数・拠点数は拡大傾向にある。2011年には東京都内で日本語学校(江戸カルチャーセンター)や小学校受験塾(桐杏学園)も取得し、対象年齢と地域を広げている。

少子化とデジタル化に直面する教育業界での対応

教育サービス業界は少子化による市場縮小が続く一方、オンライン教育やAI活用などのデジタル化が急速に進んでいる。当社は映像配信「ウイングネット」を2006年から開始し、2025年には千葉県市川市に収録・配信拠点「Ichishinデジタルベース」を開設した。また、生成AIを活用した小論文添削システムやチュータリングシステムの開発も進めており、デジタル技術による業務効率化とサービス向上を目指している。

業界の中での役割は教育サービスと介護福祉サービスの両分野で、首都圏の消費者に直接サービスを提供する事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
187億円
営業利益
9億円
営業利益率
4.8%
純利益
6億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
教育サービス156億円83.9%6億円3.8%
介護福祉 サービス30億円16.1%3億円10.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01教育サービス主力

小学生から高校生までを対象とした学習塾「市進学院」「個太郎塾」「茨進」等を運営し、進学指導を提供。小学校受験の「桐杏学園」、学童保育の「ナナカラ」、日本語学校「江戸カルチャーセンター」も運営。さらに映像授業コンテンツ「ウイングネット」を他塾に販売するトータルサポート事業も展開。

主な製品・サービス6
市進学院
小学生から高校生までの一貫した学習塾ブランドで、首都圏を中心に進学指導を提供。
個太郎塾
個別指導を中心とした学習塾ブランドで、一人ひとりに合わせた指導を行う。
茨進
茨城県を中心に展開する学習塾ブランドで、中高一貫校受験や大学受験に対応。
桐杏学園
小学校受験を専門とする幼児教育・受験指導ブランド。
ナナカラ
学童保育サービスで、放課後の子どもたちの安全な預かりと学習支援を提供。
ウイングネット
映像授業コンテンツで、塾向けにトータルサポートを提供。他塾の運営支援を行う。

02介護福祉サービス準主力

訪問介護、居宅介護支援、デイサービス、認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護、サービス付高齢者専用住宅、有料老人ホーム、障がい者総合支援、介護研修など、多様な介護サービスを提供し、高齢者や障がい者の生活を支援している。

製品と技術

映像配信「ウイングネット」による塾トータルサポート

「ウイングネット」は、完全個別対応の映像学習システムである。2006年に市進予備校内で開始し、2007年から外部の学習塾向けに販売を開始した。中学校教科書改訂に合わせたコンテンツリニューアルや情報科目の充実、小論文対策講座の拡充などを実施。加盟校数と拠点数は伸長しており、2026年には生成AIを活用したチュータリングシステムのリリースを予定している。このシステムは、塾事業のトータルサポートを目的としており、進捗管理機能や個別最適化された学習計画を提供する。

「個太郎塾」に代表される個別指導サービス

個別指導事業は、1995年の市進チューターバンク設置に始まり、1998年に「個太郎塾」として独立したブランドとなった。小学生から高校生までを対象に、一人ひとりに合わせた指導を提供する。2007年からはフランチャイズ展開も開始し、教室網を拡大している。個太郎塾では、小学生の中学受験指導や公立進学向けの英検対策など、きめ細かいカリキュラムが特徴。グループ会社の株式会社個学舎が運営を担っている。

小学校受験・幼児教育から日本語学校まで広がる教育関連事業

2011年に買収した株式会社桐杏学園は、小学校受験や幼児教育を専門とする。また、株式会社江戸カルチャーセンターは日本語学校を運営し、外国人向けの日本語教育を提供する。さらに、学童保育「ナナカラ」もグループに加わり、小学生の放課後ケアを手掛ける。これらの事業は、従来の学習塾から領域を拡大し、生涯学習に対応するための柱となっている。

介護福祉サービス事業:多様な地域密着型サービス

介護福祉サービス事業は、2011年に楽ちん株式会社(現いちしんウエルフェア)を子会社化したことで本格化した。訪問介護、居宅介護支援、デイサービス、認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護、有料老人ホーム、障害者総合支援など、多岐にわたるサービスを提供する。グループ内の介護事業会社(いちしんウエルフェア、ゆい、ライブコアサポート、トップケアサイエンスなど)がそれぞれの地域で運営しており、合同研修によるノウハウ共有や人材育成に取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が市進ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19259タカヨシホールディングス48億円9.9倍
25870ナルネットコミュニケーションズ47億円9.3倍
37357ジオコード47億円
42341アルバイトタイムス47億円16.5倍
59337トリドリ47億円16.8倍
64645市進ホールディングス46億円5.6倍
77058共栄セキュリティーサービス45億円6.7倍
87351グッドパッチ44億円10.7倍
96545インターネットインフィニティー44億円18.6倍
104750ダイサン43億円13.9倍
117066ピアズ43億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

千葉の一進学教室からスタートした1975年

1975年6月、千葉県市川市に「株式会社市川進学教室」として設立された。当初は地域の小学生・中学生向けの学習指導が中心だった。1979年2月には現役高校生向けの「市進予備校」を創設するため、株式会社市進教育センターを設立。1981年11月、経営資源の効率化を目的に市川進学教室を市進教育センターに合併し、体制を一本化した。

CI導入と首都圏展開で成長した1980年代

1984年、千葉市に綜合研究所を設置し教材研究と教務能力開発に着手。同年10月にはコーポレートアイデンティティを導入し、社名を「株式会社市進」に、教室名を「市進学院」に変更。シンボルマーク(ウイングマーク)とイメージカラー(マリンブルー)を設定した。1988年には全拠点を結ぶ統合OAシステムを稼働させ、オンライン化を完了。1989年からは東京都など首都圏への教室展開を開始した。

個別指導と株式上場で基盤を固めた1990年代

1995年、市進チューターバンクを設置し個別指導事業に参入。1996年7月には日本証券業協会に株式を店頭登録(後のJASDAQ上場)。1998年10月、個別指導塾「個太郎塾」を開設し、個別指導分野を本格化。1999年には子会社「株式会社個学舎」を設立し、個別指導事業を移管した。これにより集団指導と個別指導の両輪体制が整った。

映像授業とフランチャイズで事業拡大した2000年代

2006年3月、映像配信型授業「ウイングネット」を開始し、映像授業事業に参入。2007年3月には個太郎塾のフランチャイズ第1号教室が開業し、FC事業を開始。同年6月からウイングネットの外部販売も始めた。2008年には株式会社ウィザスと業務提携し、ウイングネットの新商品「ベーシック・ウイング」の配信を開始。この時期、自社教室運営と他塾へのコンテンツ販売の両方を展開するモデルを確立した。

持株会社へ移行しM&Aを加速した2010年代

2010年3月、ホールディングス経営体制に移行し「株式会社市進ホールディングス」に商号変更。同年5月、映像制作会社ジャパンライムを子会社化。2011年には特例子会社「市進アシスト」を設立し、障害者雇用を推進。さらに同年、江戸カルチャーセンターと桐杏学園を買収し、日本語学校運営と小学校受験・幼児教育に進出。同時に楽ちん株式会社(現いちしんウエルフェア)を子会社化し、介護福祉サービス事業に参入した。2012年3月には茨城県の学習塾「茨進」を買収し、グループの教育事業を拡大した。

堅調な業績維持とデジタル投資を続ける現在

2020年代に入り、連結売上高は160億円台後半から187億円(2026年2月期)へと緩やかに増加。営業利益は9億円前後で推移している。2025年3月には「Ichishinデジタルベース」を開設し、オンライン授業の強化を図った。また、生成AIを用いた小論文添削システムの導入や、2026年秋にリリース予定のAIチュータリングシステムの開発など、デジタル技術への投資を積極化している。少子化や競争激化に対応するため、教育と介護の両軸でサービス内容の充実と効率化を進めている。

年表27件を開く

1970年代

  • 1975年6月創業千葉県市川市須和田2丁目20番3号に株式会社市川進学教室を設立。
  • 1979年2月創業千葉県市川市八幡4丁目5番10号に株式会社市進教育センターを設立。現役高校生を対象とした学習指導を目的として「市進予備校」を創設。

1980年代

  • 1981年11月M&A経営資源の効率的な運用を図るため株式会社市進教育センターに合併。
  • 1984年3月千葉県千葉市花園に教材研究と教務能力開発のため綜合研究所(教務室・研修開発室)を設置。
  • 1984年10月商号変更コーポレートアイデンティティを導入。株式会社市進に商号変更し、「市川進学教室」を「市進学院」に名称変更。シンボルマーク(ウイングマーク)、イメージリードカラー(マリンブルー)を設定。
  • 1985年5月社員持株会スタート。
  • 1988年4月M&A統合OAシステム本稼動。コンピュータによる全拠点オンライン完成。
  • 1989年3月市進学院、市進予備校の首都圏展開を開始。

1990年代

  • 1990年6月創業創立25周年記念式典施行。
  • 1995年3月市進チューターバンク設置。個別指導事業を開始。
  • 1996年7月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1998年10月千葉県市川市に個太郎塾行徳駅前教室を開設。個別指導塾分野に参入。
  • 1999年5月東京都新宿区百人町(現在東京都文京区に移転)に個別指導教育を主業務とする子会社株式会社個学舎(現 連結子会社)を設立。
  • 1999年9月市進チューターバンク及び個太郎塾を株式会社個学舎に営業譲渡。

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2006年3月市進予備校において映像配信型授業「ウイングネット」を開始。映像授業事業を開始。
  • 2007年3月個太郎塾FC第1号教室が営業を開始。FC事業を開始。
  • 2007年6月映像配信授業「ウイングネット」の外部販売を開始。
  • 2008年5月株式会社ウィザスと業務提携契約を締結。
  • 2008年12月ウイングネット新商品「ベーシック・ウイング」の配信を開始。

2010年代

  • 2010年3月商号変更ホールディングス経営体制へ移行することにより、株式会社市進ホールディングスに商号変更。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。
  • 2010年5月映像制作会社であるジャパンライム株式会社の株式100%を取得し、子会社とする。
  • 2011年6月特例子会社である株式会社市進アシストを設立。
  • 2011年9月株式会社江戸カルチャーセンター及び株式会社桐杏学園(現 株式会社市進ラボ)の株式100%を取得し、子会社とする。日本語学校運営を開始、小学校受験・幼児教育分野に進出。
  • 2011年11月楽 ちん株式会社(現 株式会社いちしんウエルフェア)の株式100%を取得し、子会社 とし、介護福祉事業サービスに参入。株式会社学研ホールディングスと業務資本提携契約を締結。
  • 2012年3月株式会社茨進(現 株式会社茨進ホールディングス)の株式100%を取得し、子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 介護福祉サービス事業の合計売上高比率20%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    マーケティング・イノベーション・人材育成

    グループ全体の重点テーマとしてマーケティング、イノベーション、人材育成を設定し、KPIを用いた業績評価と職員間共有による日々の活動を推進する。グループ会社間の連携強化にも注力する。

  2. 02

    教育事業:1対1対応とBX推進

    生徒・保護者への丁寧な1対1対応、小学校低学年専門教室、難関大現役合格予備校の運営に加え、AI活用等のBXによるサービス向上と業務効率化を進める。生成AIシステム開発や2026年秋リリース予定のチュータリングシステムに取り組む。

  3. 03

    教育事業:人材の採用と育成

    採用手法・ツール見直しや内部リクルート強化、奨学金返還支援制度の導入、年代別セルフ・キャリアドックやキャリアコンサルティング面談を実施し、従業員への「1対1対応」を重要テーマとする。

  4. 04

    介護事業:1対1対応と人材育成

    利用者・家族への丁寧な1対1対応による顧客満足度向上、地域ニーズに応じたサービス提供、介護保険制度改革への対応、M&Aによる拡大と有資格者獲得に加え、グループ内合同研修や資格取得支援制度充実により人材育成を推進する。

  5. 05

    介護事業:グループ全体売上構成の目標

    介護福祉サービス事業の合計売上高をグループ全体の20%とすることを当面の目標に掲げ、事業拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で924人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は553万円で、9期前と比べて+31.3%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は18.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月722
2018年2月734
2019年2月764
2020年2月42141.815.2827
2021年2月49843.515.6891
2022年2月51242.216.1899
2023年2月51142.416.1928
2024年2月53843.016.7949
2025年2月56344.017.894296
2026年2月55345.018.792497

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社25(国内 22 / 海外 3、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
市進 本八幡教室ほか 111教室908百万円
教育サービス事業
茨進 土浦駅前校ほか 90教室351百万円
教育サービス事業
個太郎塾 市川教室ほか 238教室293百万円
教育サービス事業
本社ほか — 市川市八幡279百万円
教育サービス事業
桐杏学園 西日暮里教室ほか 13教室54百万円
教育サービス事業
介護事業 大森事業所ほか 28事業所18百万円
介護福祉サービス事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社学研ホールディングス(注)4
    東京都品川区 · その他の関係会社
    議決権49.7%
  • 国内
    株式会社市進(注)3、5
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社市進東京
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社NPS成田予備校(注)2
    千葉県市川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社龍馬進学研究会(注)2
    千葉県船橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社個学舎
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社茨進ホールディングス
    茨城県土浦市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社茨進(注)2、3、5
    茨城県 つくば市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社敬愛(注)2
    茨城県水戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ライブコアサポート(注)2
    茨城県 ひたちなか市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社市進ラボ
    千葉県市川市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウイングネット
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社13社を開く
  • ジャパンライム株式会社東京都文京区100%
  • 株式会社アイウイングトラベル東京都文京区100%
  • 株式会社江戸カルチャーセンター東京都港区100%
  • 株式会社いちしんウエルフェア東京都文京区100%
  • 株式会社ゆい(注)3神奈川県 横浜市100%
  • トップケアサイエンス有限会社千葉県千葉市100%
  • 株式会社いちしんウエルフェアちば(注)6千葉県千葉市100%
  • 株式会社市進アシスト千葉県市川市100%
  • 株式会社IGH(注)2神奈川県 横浜市51%
  • 株式会社市進コンサルティング東京都文京区51%
  • ICHISHIN INDIA CONSULTANT PRIVATE LIMITED(注)2Gujarat, INDIA100%
  • 香港市進有限公司香港九龍100%
  • 新譽有限公司(注)2香港九龍100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    2025年度新卒採用予定者に対する研修業務
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-03-26
    385万円
  • 調達
    2021年度新規入構職員研修及び若手職員プレゼンテーション研修
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-12-22
    193万円
  • 調達
    2022年度新規入構職員研修に係る運営業務
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-01-17
    193万円
  • 調達
    令和6年度環境省職員研修(課長補佐級)分散開催・運営業務
    環境省 · 2024-07-10
    162万円
  • 調達
    令和5年度環境省職員研修(課長補佐級)分散開催・運営業務
    環境省 · 2023-06-15
    128万円
  • 調達
    令和5年度土地改良技術 技術力向上対策講習会(OJT指導者)業務
    農林水産省 · 2023-04-12
    8万円
  • 調達
    令和4年度コーチング研修実施業務請負
    国土交通省 · 2023-01-19
    4万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は187億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.1%、利益が+0.0%。

売上高
+1.1%
187億円
営業利益
+0.0%
9億円
純利益
+100.0%
6億円
営業利益率
4.8%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高187億円187億円
営業利益9億円9億円
純利益4億円6億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は42億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+5.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q38−2−5.3−2
2024年2Q51713.75
2024年3Q41−1−2.4−2
2024年4Q493
2025年1Q40−2−5.0−2
2025年2Q51713.74
2025年4Q9444.31
2026年2Q9255.48
2026年4Q9544.2−2
2027年1Q42−1−2.4−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は191億円から187億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は4.8%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月191−8−16
2014年2月1791−7
2015年2月1683−11
2016年2月16362
2017年2月16052
2018年2月15733
2019年2月16423
2020年2月16500
2021年2月1603−4
2022年2月17374
2023年2月17374
2024年2月17984
2025年2月185974.93
2026年2月187984.86

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高187億円のうち、営業利益として残るのは9億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.4%156億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+15.4pt
27.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが14億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は41億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月−7−35−108
2014年2月3−2−118
2015年2月11−4−679
2016年2月9−2−977
2017年2月10−7−239
2018年2月8481230
2019年2月7−11−3−423
2020年2月7−52228
2021年2月5−138−828
2022年2月16−5−31136
2023年2月9−7−6232
2024年2月7−3−2433
2025年2月12−8−4434
2026年2月143−91741

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は134億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は18.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1403610425.7
2014年2月125289722.1
2015年2月116179914.1
2016年2月106178916.3
2017年2月109218819.3
2018年2月116179914.9
2019年2月116209616.8
2020年2月119229718.7
2021年2月1241610813.0
2022年2月1272110616.2
2023年2月1242310118.3
2024年2月1302710320.7
2025年2月1362211515.7
2026年2月1342510918.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
109億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中62位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中510位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
18.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥432で、1年前と比べて+0.9%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥432-0.9%1ヶ月-0.2%1年+0.9%時価総額46億円
過去52週の値幅
安値¥414高値¥475

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.6倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR1.52倍
配当利回り2.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価433円で、25日線(427.96円)を上回り推移。直近1ヶ月で+1.9%と小幅上昇。52週高値475円に対して約8.8%下値。出来高は概ね低調で、方向感に欠ける展開。25日線と75日線(426.29円)が接近し、節目を探る動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER5.6倍(予想9.8倍)は業界平均22.2倍を大幅に下回り極めて割安。PBR1.53倍は業界平均2.35倍を下回る。ROE27.2%は非常に高く収益性良好。ただし配当利回り0%と無配で、株主還元が課題。業績は低成長だが、利益率改善が見られればバリュエーション修正の余地あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.6倍23.4倍
PER (予想)9.8倍
PBR1.52倍3.51倍
ROE27.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.31%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
2.31%
いまの株価に対して
配当性向
34.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月10425.0
2018年2月100.030.9
2019年2月100.032.7
2020年2月8−20.0106.9
2021年2月80.0
2022年2月1025.077.9
2023年2月100.0159.1
2024年2月100.082.8
2025年2月100.026.5
2026年2月100.034.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ2,817人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.4%を占め、残る55.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他33.234.634.835.452.955.5
事業法人63.362.362.462.145.042.8
自己株式5.14.56.06.123.224.2
金融機関3.12.62.61.81.81.5
外国人個人0.00.00.00.00.10.1
証券会社0.30.40.10.00.10.0
外国法人0.10.10.00.60.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社学研ホールディングス37.65
02梅田 威男3.39
03市進グループ社員持株会2.21
04株式会社ブルースカイ1.89
05株式会社千葉銀行1.38
06田代 英壽0.94
07下屋 俊裕0.79
08横田 浩二0.53
09朝賀 万紀0.52
10東方地所株式会社0.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+144%、1株純資産は14期で−23%。直近期のROEは27.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月−175398
2014年2月−82307
2015年2月−106159104.8
2016年2月2416714.112.249.2
2017年2月2220011.220.6425.0
2018年2月2717514.114.830.9
2019年2月3119716.817.732.7
2020年2月12110.5359.5106.9
2021年2月−38160
2022年2月4220323.010.777.9
2023年2月3622816.912.8159.1
2024年2月3727114.613.882.8
2025年2月3626413.111.926.5
2026年2月7730727.25.634.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/2期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
下屋俊裕代表取締役 会長7384,000
福住一彦代表取締役 社長6930,000
荻原俊平取締役副社長619,000
土坂恭司専務取締役6635,300
原園明宏常務取締役6116,800
尾和保弘取締役 統括本部 本部長568,000
小野有紀子取締役556,000
小幡績取締役584,000
大谷木進常勤監査役6623,800
松田勉監査役714,000
佐々木伸悟監査役682,000
三木健二取締役585,700

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61061211920
社外取締役3111124
監査役19099

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容971字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、教育サービス事業、介護福祉サービス事業の2つを主要なビジネスセグメントとして事業展開を行っております。教育サービス事業におきましては、小学生から高校生までを対象とした「市進学院」「個太郎塾」「茨進」等の学習塾の他、小学校受験の「桐杏学園」、学童保育の「ナナカラ」の運営、また映像授業コンテンツ「ウイングネット」による塾事業のトータルサポート等の教育事業を行っております。介護福祉サービス事業におきましては、訪問介護、居宅支援介護、デイサービス、認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護、障がい者総合支援、有料老人ホーム、介護研修等の様々な介護サービスを運営しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 事業区分   事業内容   主要会社 教育サービス事業   小学生から高校生までを対象とした「市進学院」「個太郎塾」「茨進」等の学習塾の運営、小学校受験の「桐杏学園」、学童保育の「ナナカラ」、日本語学校「江戸カルチャーセンター」の運営、映像授業コンテンツ「ウイングネット」による塾事業のトータルサポート等   [連結子会社]㈱市進 ㈱市進東京 ㈱NPS成田予備校㈲龍馬進学研究会 ㈱個学舎㈱茨進ホールディングス㈱茨進㈱市進ラボ ㈱ウイングネット ジャパンライム㈱ ㈱アイウイングトラベル ㈱江戸カルチャーセンター ㈱市進コンサルティング 介護福祉サービス事業   訪問介護、居宅介護支援、デイサービス、認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護、サービス付高齢者専用住宅、有料老人ホーム、障がい者総合支援、介護研修等、様々な介護サービスの運営   [連結子会社]㈲敬愛㈱ライブコアサポート ㈱いちしんウエルフェア ㈱ゆい トップケアサイエンス㈲ ㈱いちしんウエルフェアちば 当社の企業集団の業務の関連を図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,381字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは「人を創る、ともに創る」をビジョンに掲げ、学びの場、生活支援の場を通じて豊かな人生、笑顔あふれる社会の実現をめざし、教育サービス事業と介護福祉サービス事業を主要なビジネスセグメントとしております。教育サービス事業においては、受験のみに特化した従来型の「学習塾」から領域を拡大し、幼児部門など対象年齢層の拡大、映像授業販売の全国展開など対象地域の拡大、日本語学校の運営、海外事業の展開、教育関係者や受験生を主な対象とした旅行業への参入などによりサービス内容の拡充を図っております。介護福祉サービス事業においては、小規模デイサービスやグループホームの運営、小規模多機能型居宅介護事業、介護職初任者研修等の研修事業も実施するなど、それぞれの事業会社が地域に根差した質の高い介護サービスを提供すべく取り組んでおります。また、教育サービス事業、介護福祉サービス事業ともにM&Aによる事業拡大も積極的に進めております。 幅広い世代かつ広範囲の地域のお客様に対しそれぞれのニーズへの丁寧かつ柔軟な対応、新商品開発によるサービスの拡充などにより企業価値の向上を図ってまいります。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき課題 教育サービス業界を取り巻く環境は、少子化による学齢人口の減少や教育費の抑制傾向等により依然として厳しい状況が続き、オンライン教育、Webやデジタルを活用した教育サービスや学習支援ツールを利用した新たなサービスの需要が高まり、異業種の新規参入も顕著となってきております。また、介護福祉サービス業界を取り巻く環境としましては、高齢者の人口増加に伴い、介護サービスの需要がますます高まることが予想される一方で、人材確保や介護報酬改定の動きへの適切な対応が重要な課題となっております。いずれの業界でも社会的ニーズや経営環境の変化に対し迅速かつ柔軟な対応力が求められていると考えております。 このような環境のもと、当社グループは「マーケティング」、「イノベーション」、「人材育成」の3つをグループ全体の重点テーマとして設定し、全事業会社の目標達成度合いの指標としては、より具体的な業績評価につながる重要な指標(KPI)を用い、これを職員間で共有しつつ日々の活動を推進しております。さらには、グループ全体の企業価値向上を図るためにも、引き続き、グループ会社間の連携を深めることにも注力してまいります。 <教育サービス事業> 教育サービス事業におきましては、引き続き、以下を主要なテーマとして取り組んでまいります。 ① 生徒、保護者の皆さまへの丁寧な「1対1対応」 ② 小学校低学年専門教室 ③ 難関大学・国公立大学現役合格を目指す高校生のための予備校 ④ BX(ビジネストランスフォーメーション)によるサービス向上及び業務効率化 ⑤ 人材の採用と育成 生徒、保護者の皆さまへの丁寧な「1対1対応」においては、各教室、各地域で、小学校別、中学校別、高校別に、授業担当者からの定期的な連絡、保護者面談、保護者会を実施し、各人に最適な学びを提供できるよう、取り組んでまいります。 小学校低学年専門教室においては、基礎学力を重視することはもちろんのこと、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった「非認知能力」を育む工夫をこらしたコース設計としております。 難関大学・国公立大学現役合格を目指す高校生のための予備校につきましては、志望校合格から逆算した「現役合格ロードマップ」を作成、運用し、進路指導、スケジュール管理、モチベーションアップ、志望校合格への徹底した学習のめんどうみを行います。高校生の在籍生徒数増加と大学合格率及び大学合格者数の向上を重要課題として引き続き注力してまいります。 BX(ビジネストランスフォーメーション)によるサービス向上及び業務効率化につきましては、特にAI活用はこれまでにない画期的な学習法・指導法を生む可能性があるため、当社グループもその下地形成や基礎研究を視野に、当社内にグループ事業変革推進本部を設置し、対応してまいります。完全個別対応映像学習システム「ウイングネット」では、小論文講座について、添削の精度を向上すべく、専用に学習させた生成AIシステムを開発し、AIによる対応を開始いたしました。また、生成AIによるチュータリングシステムの開発も進めており、2026年秋にリリース予定です。 人材の採用と育成におきまして、採用面では、採用手法・ツールの見直し、内部リクルートの強化などを引き続き実施してまいります。株式会社市進では、企業が貸与機関に直接送金することで従業員の返済を支援する日本学生支援機構の奨学金返還支援制度を導入いたしました。育成面では、年代別セルフ・キャリアドックを実施し、キャリア研修に加え、キャリアコンサルティング面談を実施するなど、従業員に対する「1対1対応」も重要テーマとして取り組んでまいります。 株式会社市進につきまして、授業、家庭学習、フォロータイムを循環させ、確実な学力定着を目指す指導理念を「真・学習の輪」と定義し、第一志望合格を目指すとともに、受験指導を通して自ら考え、自ら取り組む、すなわち「自立」を身につける進学塾として運営してまいります。2026年度は市進創立61年目として、地域の皆さまに感謝をこめて様々な学習イベントを実施いたします。 株式会社個学舎が運営する個別指導の個太郎塾につきまして、小学生の指導充実として、中学受験を目指す生徒には地元の人気私立校に確実に合格する指導を、公立中に進学する生徒には小学校卒業時に英検5級に全員合格する指導を、丁寧に進めてまいります。 株式会社茨進につきまして、本部を土浦市からつくば市に移転いたしました。エリア別の人口動態に合わせ、集団型、自立型、個別型、オンライン型を組み合わせ、サービスの水準を保ち、地域特性に応じたサービスを展開してまいります。 株式会社ウイングネットにつきまして、「ウイングネット」がスタートして20周年を迎えました。加盟校様での生徒の主体的な学びと新たな提供価値の実現に向けて、コンテンツ、システム、サービスの一層の向上を図り、民間教育の次の10年を共に創ってまいります。 <介護福祉サービス事業> 介護福祉サービス事業におきましては、引き続き、以下を主要なテーマとして取り組んでまいります。 ① ご利用者、ご入居者、ご家族への丁寧な「1対1対応」による顧客満足度の向上 ② 地域のニーズに応じたサービス内容の検討と対応 ③ 介護保険制度改正への迅速かつ適正な対応 ④ M&Aの推進によるサービス対象地域の拡大と有資格者集団の獲得 ⑤ 人材の採用と育成 介護福祉サービス事業においては、人材の採用と育成が最重要課題となっております。この点につきまして、「グループ介護事業推進本部」を設置し、当社グループ介護事業の中核となる人材の育成を進めております。グループ内の介護事業会社による合同研修も定期的に実施し、専門知識や介護ノウハウの共有及びグループ内の人材交流を推進し、人材の活性化と定着を図ります。また、グループ内の研修部門の積極活用や資格取得支援制度の充実にも注力し、地域のニーズに応じたきめ細かなサービスの提供、高い顧客満足度を実現し、さらなる業績向上に努めてまいります。当面の目標としましては、介護福祉サービス事業の合計売上高がグループ全体の20%となることを目指しております。 株式会社いちしんウエルフェアにつきまして、東京都において、デイサービス事業から訪問介護事業へのシフトを進めており、地域包括ケアの一環として在宅介護ニーズに対応してまいります。 株式会社ゆいにつきまして、2026年1月に3施設目となる障がい者グループホームを開所いたしました。ご利用者様の状態の変化やご家族のご要望などに合わせた丁寧な運営をし、障がい福祉サービスの分野をより拡大させてまいります。
事業等のリスク4,971字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合の当社グループの業績に与える影響については、合理的に予見することが困難なため記載しておりません。 なお、以下は当社グループの事業活動等に係る全てのリスクを網羅したものではなく、記載した以外のリスクも存在しております。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 ① 法的規則等に関する影響について 当社グループは、教育サービス事業や介護福祉サービス事業において各種法令・諸規則等の適用を受けております。 教育サービス事業におきましては、制度変更に対応する入試対策、学習指導を実施し地域に根ざした質の高い教育サービスの提供を目指しておりますが、行政による教育制度の変更や入試制度の変更、学習指導要領の改訂等が度々行われており、万一、これらの制度変更に早期に対応できなかった場合や、予期せぬ大きな制度変更が生じ対応に時間を要した場合は、生徒数の減少を招き、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 介護福祉サービス事業におきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしができるようグループホームやデイサービス等の運営を行っておりますが、社会保障制度、特にその中でも介護保険制度の公的制度の利用に基づく収入であるため、今後の制度や法令の改正によって、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害や感染症による影響について 想定外の大規模地震・津波・洪水等の自然災害や火災等の事故災害、感染症の流行、その他の要因による社会的混乱等の発生により、当社グループや主要取引先の事業活動の停止または事業継続に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人材の確保、育成について 当社グループは、質の高いサービスを提供し、継続的に成長していくために、人材の採用・育成を重要な課題としてとらえております。 教育サービス事業におきましては、新卒・中途・非常勤職員の人材募集から採用・研修・現場での育成まで、多くの人的・物的経営資源を投入しております。しかし、今後、経済情勢や雇用情勢などの急激な変化により、必要な要員が十分に確保できない場合、あるいは、人材育成が計画通りに進捗しなかった場合には質の高いサービスが提供できないこと等により生徒数の減少を招き、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 介護福祉サービス事業におきましては、介護業界の成長に伴う需要の増大による労働力不足が懸念されており、必要な要員が十分に確保できない場合、拠点の展開や当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報について 当社グループは、多数の顧客、従業員、取引先、株主等に関わる個人情報を有しております。個人情報の適切な取り扱いは事業活動における基本であり、社会的責務であるとの認識のもと、その管理については重要課題であることをグループ内で共有し、社内規程の整備、eラーニングなどの活用も含めた従業員への教育指導の徹底などに努めております。しかしながら、万一、個人情報が外部に漏洩した場合は、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償請求等により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システムの障害に関する影響について 当社グループは、顧客情報の管理、請求管理、オンラインサービスによる授業映像の配信等、情報システム・通信ネットワークに依存している業務が存在します。しかしながら、予期せぬ大規模なシステム障害が発生し、復旧にとりわけ長い時間を要した場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 顧客の安全管理に関する影響について 当社グループは、教育サービス事業や介護福祉サービス事業の拠点において、安心・安全な環境でのサービスの提供に努めております。 教育サービス事業におきましては、定期的な施設点検や防災グッズの配備はもちろんのこと、学習塾では通塾メールの導入等を実施しております。しかし、万一、何らかの事情により管理責任を問われる事態が発生した場合は、当社グループの社会的信用の低下につながり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 介護福祉サービス事業におきましては、食事や入浴等のサービスを提供するうえで、安全性等に十分留意しておりますが、事故、食中毒、集団感染等が発生する可能性があり、訴訟や風評被害など当社グループの社会的信用の低下につながり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 四半期ごとの収益変動について 当社グループの主要事業である教育サービス事業における学習塾事業では、通常の授業に加え春期、夏期、冬期の講習会を実施しております。そのため通常の授業のみ実施する月と比較して、講習会を実施する月の売上高は増大します。また講習会を実施する時期に重点的に生徒募集を継続していくため、新年度がスタートしてから受験期を迎えるまで生徒数は増大し、1月にピークを迎えます。一方で、人件費、家賃等の教室運営費用は通期で継続して発生するため、第1四半期、第3四半期の収益性が低くなる傾向にあります。 ⑧ 少子化と教育サービス事業の動向及び業界再編について 教育サービス事業におきましては、少子化、受験制度や教育ニーズの多様化などにより、同業他社間の競争も一段と激しくなり、経営環境はますます厳しいものになっております。少子化の影響は、首都圏を中心とした当社グループの事業展開エリアでも他のエリアと比較して、緩やかではありますが進行しております。また、入学試験の平易化が起こることによる入塾動機の希薄化、通塾率の低下が進展した場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、同業他社間の競争が激化する中、近年、業界再編の動きは活発化しております。当社を取り巻く経営環境の変化や業界再編の動きを迅速に察知できずにその対応が遅れた場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 競合に関する影響について 教育サービス事業におきましては、参入障壁が低いこともあり多数の競合先があります。当社グループでは千葉県、茨城県、東京都東部地域を重点地域と定め、教育サービスの質を向上させるとともに合格実績を追求すること等により競合他社との差別化を図り、生徒数の確保に努めております。しかし、競合先の教育サービスの内容が相対的に向上した場合及び競合先の合格実績が相対的に上昇した場合は、生徒数の減少を招き、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 「市進学院」「個太郎塾」のフランチャイズ展開について 教育サービス事業におきましては、「市進学院」「個太郎塾」のフランチャイズ展開をしております。フランチャイズ展開は、加盟者と当社グループが対等なパートナーシップと信頼関係に基づき、それぞれの役割を担う共同事業であるため、加盟者もしくは当社グループのいずれかがその役割を果たせないことにより、多くの加盟者との契約が維持できなくなった場合や重大な事故もしくは不祥事等が発生した場合、ブランド全体の信頼性の低下等に繋がり、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 海外事業に関する影響について 教育サービス事業におきましては、海外での学習塾事業、語学関連事業の拠点運営、海外からの留学生を対象とした日本語学校の運営、国外を含む旅行サービス事業の運営をしております。当社グループでは拠点のある各国、地域の動向など情報収集を行い、適切な事業運営が継続できるよう努めております。しかし、海外に関連する事業では、各国の法律や規制、税制などの変化、自然災害の発生、政治情勢及び経済情勢の変化、商習慣や文化の相違、戦争や紛争、テロの発生等により事業継続に支障をきたした場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 敷金及び保証金の保全、回収について 当社グループが展開する校舎及び介護施設の多くは、賃借物件を利用しております。新規で賃貸借契約を締結する際には、可能な限り賃貸人の経営状況等の確認を行うとともに、契約条件に関しても近隣相場や採算性を十分考慮して決定しております。また、契約締結後も、主管部署が中心となり賃貸人の状況変化の把握に努めております。しかしながら、賃貸人の調査確認は必ずしも常に完璧に行えるとは言い切れない面もあり、賃貸人の状況によっては、敷金及び保証金の保全、回収ができない可能性があります。 ⑬ 固定資産の減損損失及び除却損について 当社グループは、土地・建物、設備等の有形固定資産、映像コンテンツ等の無形固定資産や事業譲受に伴うのれんを計上しております。これらにつきましては、事業の収益性が大きく低下した場合や不動産の市場価格が著しく下落した場合、減損損失が発生する可能性があり、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、老朽化等の理由により一部の既存拠点について移転や改修工事が発生する可能性があり、それらが一定期間に集中した場合、それに伴う固定資産除却損などの特別損失の発生により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 投資有価証券について 当社グループが保有する投資有価証券について、投資先の財政状況が変動することにより、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 有利子負債について 当社グループは、運転資金及び新規拠点開設の設備投資資金、M&Aのための資金などを主に金融機関からの借入金で調達しております。そのため、現行の金利水準が変動した場合や計画通りの資金調達ができなかった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ M&Aにおける偶発債務等について 当社グループは、業容拡大、企業価値の最大化を目指し、M&A及び事業譲受を進めております。M&Aや事業譲受においては、対象企業、対象事業の財務、税務、法務及びビジネス等について、極力リスクを回避するために、詳細なデューデリジェンスを実施し、経営会議、取締役会での審議を経て意思決定をしております。しかしながらM&Aや事業譲受の契約締結後において、当社グループが認識していない事項が明らかになった場合や、市場規模の著しい変化、偶発債務や未認識債務の発生など、何らかの要因により事業展開が計画どおりに進まない場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、万一、被買収企業に対し当社グループの内部統制を適切かつ有効に適用できないことによる不正行為やコンプライアンス上の問題等が発生した場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 労務関連の影響について 当社グループでは、労務関連について、法令に基づく適正な労務管理などによりリスクの低減に取り組んでいますが、各種コンプライアンス違反(雇用問題、ハラスメント、人権侵害等)が発生した場合、当社グループの社会的信用の低下につながり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱ 法令遵守について 当社グループの事業に関連する主な法令は、特定商取引に関する法律、著作権法、不当景品類及び不当表示防止法、消費者契約法、労働基準法等があります。当社グループでは、経営者及び従業員に法令等の遵守の重要性及び必要性について周知徹底に努め、法令遵守のための体制強化に努めております。しかし、万一、関連する法令等に基づいて損害賠償請求等に係る訴訟等が提起された場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,414字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度(2025年3月1日から2026年2月28日まで)におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、不安定な国際情勢に起因する原材料価格・エネルギー価格の高騰、継続する物価上昇により個人消費の減速が懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループにおきましては、教育サービス事業と介護福祉サービス事業の2つを主要なビジネスセグメントとして事業展開を行っております。教育サービス業界におきましては、少子化による市場縮小が続く中、大学入試制度改革や高等学校等就学支援金の拡充など、様々な教育制度改革が進んでおり、経営環境は引き続き大きな変革の時期にあります。映像授業やオンライン教育など教育のデジタル化も急速に進行し、多様化するニーズに適したサービス、より質の高い教育サービスに対する顧客の期待はますます高まっております。また、介護福祉サービス業界におきましては、今後も高齢者人口の増加が進む中、介護福祉サービスの需要は益々高まることが見込まれる一方で、人材確保と介護保険制度改正への適切かつ迅速な対応が重要な課題となっております。 このような経営環境のもと、当社グループでは、「一生涯を通じた幅広い『学び』の機会を提供することで、ともに人間力を高め、笑顔あふれる社会を実現する」をグループの基本理念としております。学びの場、生活支援の場を通じて、より良いサービスの提供に努めることで、豊かな人生、笑顔あふれる社会の実現を目指し、ステークホルダーの皆さまへ貢献できるよう、継続企業(Going Concern)として永続的な発展を目指しております。 当連結会計年度におけるグループ全体の売上高は前連結会計年度に比べ増収となりました。経費面におきましては、人材の適正配置、業務効率化などを引き続き実践する一方、必要な投資も積極的に実行しております。 当連結会計年度の連結業績は、売上高18,653百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益899百万円(前年同期比2.1%減)、経常利益752百万円(前年同期比4.6%増)、特別利益として投資有価証券売却益692百万円を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は628百万円(前年同期比98.1%増)となっております。 セグメント別の概況は以下のとおりです。 <教育サービス事業> 学習塾事業においては、丁寧な「1対1対応」として、授業前後のコミュニケーションを徹底し、生徒一人一人の状況に深く寄り添う個別のめんどうみを実践しております。また、保護者の皆さまには、入会時の期待やご要望に対し、面談や個人別カルテを通じて情報を共有し、ご家庭と一緒に子供の成長を見守る体制を強化しております。小学校低学年においては、「ウイングキッズコース」や「パンセフロンティエル」など専門コースの運営を通じて、在籍生徒数増加を実現できております。また、難関大学・国公立大学現役合格を目指す高校生のための予備校におきましては、学習塾を運営するグループ各社が連携し、志望校合格から逆算した「現役合格ロードマップ」の策定や生徒のモチベーションアップのためのイベント企画を実践するなど、大学入試改革に対応した合格者数及び合格率の向上を重要課題として注力してまいりました。結果、高校生の在籍生徒数は増加しております。BX(ビジネストランスフォーメーション)につきましては、完全個別対応映像学習システム「ウイングネット」による「効率的学習」「最適化された進度」「中学受験・高校受験・大学受験までの一貫指導」を実現する新たな学習モデルを推進しております。2025年3月には千葉県市川市に「Ichishinデジタルベース」を開設し、収録用及び配信用の機材と設備の充実を図り、オンライン授業による小学校低学年の生徒数のさらなる増加につながっております。人材の採用と育成におきましては、グループの人材育成部署であるHRD本部による社員研修の充実の他、評価と課題提示など、従業員に対する「1対1対応」も重要テーマとして取り組んでおります。地域展開としましては、引き続き、千葉県・茨城県・東京都東部地域を中心としたドミナント強化、また神奈川県・埼玉県においても各地域のニーズに応じた教育サービスの提供、地域ごとの合格実績の確立に取り組んでおります。その結果、当連結会計年度の学習塾在籍生徒数につきましては、グループ各社とも堅調に推移いたしました。 コンテンツ事業をはじめとする教育関連事業では、完全個別対応映像学習システム「ウイングネット」において、新しい学びへの対応、多様性に寄り添うサービス提供、自立型学習を促すコンテンツシステムの拡張等について引き続き重点課題として取り組んでまいりました。具体的には、中学校教科書改訂に伴うコンテンツリニューアルや情報科目の充実、小論文対策講座の拡充など、タイムリーでフレキシブルな講座設定を実現しております。また、システム面では、生徒の学びに寄り添う進捗管理機能を増強いたしました。これらの取り組みもあり、ウイングネットの加盟校数、拠点数は引き続き伸長し、堅調な業績を維持しております。 経費面におきましては、学習塾部門において、防犯カメラの入れ替え、追加導入など安心・安全のための必要な投資を進めております。経費面全体としては物価高が長期化している中、引き続き経費節減に努めております。 以上の結果、当連結会計年度のセグメントの経営成績は売上高15,614百万円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益(営業利益)643百万円(前年同期比5.8%減)となりました。 <介護福祉サービス事業> 現在、当社グループは、訪問介護、居宅介護支援、デイサービス、有料老人ホーム、認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護、障がい者総合支援、介護研修など、それぞれの地域のニーズに応じた介護サービスを提供できるよう努めております。介護福祉サービス事業における最重要課題である人材の採用と育成につきましては、将来、当社のグループ介護福祉事業の中核となる人材の採用・育成のため、「グループ介護事業推進本部」を設置し、取り組んでおります。また、グループ内の介護事業会社による合同研修を定期的に実施し、専門知識や介護ノウハウの共有、グループ内の人材交流を推進しております。当連結会計年度も感染症対応の問題や、人件費の高騰、物価高による売上原価の増加など、厳しい経営環境が続く中、引き続き良質なサービスの提供継続に努め、いずれの施設、事業においても多くのご利用者様にご活用いただき、順調に稼働できております。今後も、信頼獲得を第一義とした質の高い介護サービスを心掛け、高い稼働率、入居率を継続できるよう取り組んでまいります。 当連結会計年度のセグメントの経営成績は売上高3,039百万円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益(営業利益)255百万円(前年同期比8.7%増)となりました。 (2)財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較し244百万円減少し、13,402百万円となりました。前連結会計年度末と比較して、流動資産は584百万円増加し7,008百万円となり、固定資産は829百万円減少し6,394百万円となっております。 流動資産の増加要因は、現金及び預金の増加などによるものであります。 固定資産の減少要因は、投資有価証券の減少などによるものであります。 また、当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し569百万円減少し、10,881百万円となりました。前連結会計年度末と比較して、流動負債は308百万円増加し4,484百万円となり、固定負債は877百万円減少し6,396百万円となっております。 流動負債の増加要因は、未払金及び未払費用の増加などによるものであります。 固定負債の減少要因は、長期借入金の減少などによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較し324百万円増加し、2,521百万円となりました。 主な要因としましては利益剰余金の増加によるものであります。 この結果、当連結会計年度における自己資本比率は18.4%(前連結会計年度15.7%)となり、当連結会計年度における1株当たり純資産額は306円53銭(前連結会計年度263円83銭)となっております。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、4,127百万円(前年同期比21.2%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益945百万円、減価償却費541百万円、減損損失247百万円等が収入要因となり、投資有価証券売却益692百万円、法人税等の支払額又は還付額213百万円等が支出要因となりました。 この結果、営業活動によるキャッシュ・フローは1,365百万円の収入となり、前連結会計年度末に比べ175百万円収入が増加いたしました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入776百万円等が収入要因となり、有形固定資産の取得による支出261百万円、映像授業コンテンツの制作による支出111百万円等が支出要因となりました。 この結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、280百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,043百万円収入が増加いたしました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入による収入750百万円が収入要因となり、長期借入金の返済による支出1,309百万円、リース債務の返済による支出195百万円等が支出要因となりました。 この結果、財務活動によるキャッシュ・フローは926百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ569百万円支出が増加いたしました。 (4)生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当社グループは、主に生徒に対して授業を行うことを業務としておりますので、生産能力として表示すべき適当な指標はありません。 ロ.受注実績 該当事項はありません。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 教育サービス事業   15,614   0.7 介護福祉サービス事業   3,039   3.1 合計   18,653   1.1 (注)セグメント間取引については相殺消去しております。 (5)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主要な資金需要は、運転資金と戦略的投資資金であります。運転資金需要の主なものは、季節講習など売上の季節変動に伴うものであり、戦略的投資資金としては、拠点展開等の設備投資、映像コンテンツ関連の投資、企業買収などであります。運転資金及び戦略的投資資金は、主に内部留保資金及び金融機関からの借入により、資金調達することとしております。 (6)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、教育サービス事業、介護福祉サービス事業を運営しており、その活動を通じて地域の皆様に貢献し、サービスの継続的な提供と品質向上に努めております。当社グループは、連結売上高、連結営業利益の達成度を経営上の目標の達成状況を判断するための指標としております。 また、収益性の判断指標としては、売上高営業利益率を重視しております。 これらを前提として、継続的な教育サービス、介護福祉サービスの提供とサービス向上を図るため、中期的には新規の投資と既存事業の成長を両立させながら、売上高営業利益率5%以上を維持することを目標としております。 (7)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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