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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

タカヨシホールディングス

TAKAYOSHI Holdings, INC.9259 · Growth · サービス業

概要

タカヨシホールディングスは、千葉県千葉市に本社を置くシェアショップ事業を展開する企業である。2021年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月よりグロース市場に移行した。従業員数は59名(2025年9月期)。子会社の株式会社わくわく広場を通じて、全国に182店舗の「わくわく広場」を運営し、地域の生産者に販売スペースを提供するプラットフォーム型事業を中核とする。

委託販売型シェアリングサービスの事業モデル

当社グループは、自社で商品を仕入れて在庫を抱える一般的な小売業とは異なり、生産者から委託された商品を店頭で販売するシェアリングサービスを提供する。生産者は「わくわく広場」の売場に自ら商品を納品・陳列し、販売された商品についてのみ、販売価格から50%から80%の範囲で設定された手数料を当社が受領する。在庫リスクは生産者が負い、当社は売場管理とレジ業務を担う。この仕組みにより、当社の棚卸資産は最小限に抑えられ、資金流入が流出に先行するキャッシュフロー特性を持つ。2025年9月期の流通総額は268億7,182万円、営業収益は79億8,245万円に達した。

全国展開と店舗の立地戦略

2025年9月末時点で、当社グループは182店舗を運営する。うち153店舗(84%)はショッピングモール内のテナントとして出店し、残り29店舗はロードサイド型の路面店である。地域別では関東地方が107店舗と最も多く、中部地方33店舗、近畿地方18店舗が続く。北海道、東北、中国・四国、九州の各地方にも3〜10店舗を有し、全国7地方に展開する。路面店は地域の生活インフラとしての役割を担い、生活必需品を自社在庫で販売するが、その割合は店頭販売額の約1.9%にとどまる。

生産者基盤と商品構成の多様化

当社グループのサービスを利用する登録生産者数は2025年9月期に33,906件に達し、前期比2,248件増加した。流通総額における商品分類別の割合は、弁当・惣菜・パン類が約31%、野菜・果実等が約29%、加工品等が約28%、その他が約12%であり、農産物だけでなく多様な食品を扱う。生産者は登録料・保証金不要で、「いつ・何を・いくつ・いくらで」出品するかを自由に決定できる。宅配便や一部地域の物流センターを利用すれば、全国の全店舗を販路として活用可能である。

収益構造と財務の推移

当社グループの営業収益は、流通総額から生産者への支払額を控除した純額で計上される。2025年9月期の営業収益は79億8,245万円(前期比1.8%増)、営業利益は9億1,284万円(同0.7%増)であった。親会社株主に帰属する当期純利益は4億200万円で、前期比25.6%減少した。これは主に固定資産除却損の計上などによる。財務面では、総資産60億6,164万円、負債28億2,509万円、純資産32億3,655万円であり、自己資本比率は53.4%となる。キャッシュフローは営業活動で6億9,886万円の獲得、投資活動で2億6,010万円の支出、財務活動で17億8,692万円の支出(主に借入金返済)となり、現金同等物は16億1,651万円に減少した。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
80億円
営業利益
9億円
営業利益率
11.3%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

「わくわく広場」の店舗フォーマット

「わくわく広場」は、シェアショップ事業の実店舗である。モール店(ショッピングモール内テナント)と路面店(ロードサイド型)の2形式があり、2025年9月期ではモール店が153店舗、路面店が29店舗を占める。店舗内には平台や冷蔵ケースが設置され、生産者自身が直接納品・陳列する。当社はレジ業務と売場管理を担当し、生産者には月次で販売データを提供する。路面店では生活必需品の自社在庫販売も一部行うが、流通総額の1.9%にすぎない。

生産者向けプラットフォームサービス

当社グループは生産者に対して、「場」と「仕組み」を提供する。生産者は登録料・保証金なしで「わくわく広場直売所会」に参加でき、出品の頻度・数量・価格を自由に設定できる。販売された商品の代金は当社が一旦預かり、翌月に手数料を差し引いて生産者に支払われる。さらに、宅配便や一部地域の物流センターを介した出品ルートも用意され、1店舗のみならず全店舗を販路として活用できる。販売情報は専用システムで開示され、生産者の出品意欲を高める仕組みとなっている。

商品分類と「和シュラン」品質評価

店頭に並ぶ商品は、野菜・果実、弁当・惣菜・パン類、加工品等、調味料、花など多岐にわたる。2025年9月期の流通総額構成比は弁当・惣菜・パン類が約31%と最も高く、次いで加工品等約28%、野菜・果実等約29%、その他約12%である。2011年6月に導入された「和シュラン」は、商品の品質や美味しさを評価する独自のシステムで、生産者の商品力向上と消費者への信頼醸成に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣・教育関連、財務情報開示不足

タカヨシホールディングスは、人材派遣や教育事業を展開するサービス企業。直近期の詳細な財務データが開示されておらず、業績の把握が困難。同業のジンジブやイシンなどと比較しても、透明性に課題がある。事業内容からは、人材不足を背景に需要があると推測されるが、競争激化やコスト上昇など課題も多い。詳細な分析にはさらなる情報開示が不可欠。

強み

  • 人手不足を背景に、派遣・紹介事業で安定した需要が見込まれる。
  • 資格取得支援や研修サービスで、キャリア意識の高まりを追い風に。
  • 派遣・教育の連携により、顧客への総合的な人材ソリューションを提供。
  • 複数事業でリスク分散が図られている。

課題

  • 直近の売上高・利益が不明で、投資判断が困難。透明性向上が必要。
  • 人材業界は競合が多く、差別化や価格競争が課題。
  • 労働者派遣法など規制変更への適応が事業に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がタカヨシホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12454オールアバウト50億円
22304CSSホールディングス49億円6.8倍
32449プラップジャパン49億円9.9倍
49259タカヨシホールディングス48億円9.9倍
52179成学社48億円7.8倍
62375ギグワークス48億円25.4倍
75870ナルネットコミュニケーションズ47億円9.3倍
87357ジオコード47億円
92341アルバイトタイムス47億円16.5倍
109337トリドリ47億円16.8倍
114645市進ホールディングス46億円5.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

千葉県木更津市で事務機器販売から創業した1970年

1970年12月、千葉県木更津市において有限会社髙芳商事が資本金100万円で設立された。当初は事務機器の販売を主業務としていた。1979年11月には株式会社に改組し、商号を株式会社タカヨシに変更した。この時期の事業内容は現在のシェアショップとは全く異なるものであったが、後の事業転換の基盤となった。

ホームセンター業界に進出し直売所を始めた1980〜2000年

1980年9月、ホームセンター業界に進出し、千葉県夷隅郡大原に初出店した。2000年9月には、ホームセンター清見台店(現わくわく広場清見台店)の一角で農産物直売所を開始した。これが現在の「わくわく広場」の原型となる。直売所は地域の農家が野菜を直接販売する場としてスタートし、後のシェアショップ事業への転換点となった。

「わくわく広場」1号店開店と事業モデルの確立(2001〜2010年)

2001年7月、直売所のコンセプトを発展させた「わくわく広場」の1号店を開店した。2002年11月には本部事務所を千葉市緑区古市場町へ移転し、運営体制を強化した。2009年4月には初のモール店を複合商業施設内に出店し、ショッピングモールへの出店戦略を開始した。この時期に、農産物直売所から委託販売型のシェアリングサービスへとビジネスモデルが固まった。

全国展開の加速と100店舗達成(2011〜2017年)

2011年5月に近畿地方へ初出店、同年10月には中部地方、2012年4月に九州地方、2014年6月に中国・四国地方と、全国への出店を急速に進めた。2011年6月には「和シュラン」と呼ばれる商品品質評価システムを導入し、商品力の向上を図った。2014年4月に50店舗目、2017年6月には100店舗目を達成した。この間、本部事務所を幕張テクノガーデンへ移転(2011年10月)し、経営の効率化を進めた。

上場と持株会社体制への移行(2019〜2024年)

2019年4月に東北地方へ初出店、2021年4月には北海道地方へ進出し、全都道府県への展開を視野に入れた。2021年12月に東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、2022年4月の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。2024年4月には持株会社体制へ移行し、株式会社タカヨシホールディングスへ商号変更。新設分割により子会社の株式会社わくわく広場を設立し、事業運営とグループ管理を分離した。

年表21件を開く

1970年代

  • 1970年12月創業千葉県木更津市において事務機器販売を行うため、有限会社髙芳商事(現当社)を設立 資本金100万円
  • 1979年11月商号変更株式会社に改組し、株式会社タカヨシへ商号変更

1980年代

  • 1980年9月ホームセンター業界に進出。千葉県夷隅郡大原に初出店
  • 1984年12月本社事務所を千葉県木更津市から千葉県千葉市稲毛区小中台町へ移転

2000年代

  • 2000年9月ホームセンター清見台店(現わくわく広場清見台店 千葉県木更津市)の一角で 農産物直売所を開始
  • 2001年7月「わくわく広場」の1号店を開店
  • 2002年11月本部事務所を千葉県千葉市稲毛区小中台町から千葉県千葉市緑区古市場町へ移転
  • 2009年4月初のモール店の出店として、複合商業施設に開店

2010年代

  • 2011年5月近畿地方初出店
  • 2011年6月わくわく広場に和シュラン(注1)を初めて導入
  • 2011年10月中部地方初出店
  • 2011年10月本部事務所を幕張テクノガーデン(千葉県千葉市美浜区)へ移転
  • 2012年4月九州地方初出店
  • 2014年4月わくわく広場の50店舗目(注2)開店
  • 2014年6月中国・四国地方初出店
  • 2017年6月わくわく広場の100店舗目(注2)開店
  • 2019年4月東北地方初出店

2020年代

  • 2021年4月北海道地方初出店
  • 2021年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2024年4月創業持株会社体制移行に伴い、株式会社タカヨシホールディングスへ商号変更 新設分割会社として株式会社わくわく広場を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 流通総額流通総額の拡大
  • 店舗数店舗数の拡大
  • 登録生産者数登録生産者数の拡大

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    店舗数の拡大とドミナント化

    新規出店を積極的に行い、地域ドミナントを深化させて店舗運営の効率化を図る。未出店エリアにも出店し全国展開を進める。

  2. 02

    登録生産者の拡大

    生産者の収入機会を高め、販売情報の開示や物流システムの提案により出品意欲を促進。新規獲得と既存生産者の出品拡大を継続的に行う。

  3. 03

    魅力的な店舗運営の追求

    お客様の動向を把握し、売場レイアウト変更や改装、商品開拓(高原野菜、産直果実、肉魚強化)、物流改革による鮮度向上等により「また来たくなる店舗」を目指す。

  4. 04

    安全性・遵法性の確保

    食品表示法、景品表示法、薬機法等の関連法令を遵守し、商品表示・店頭表示を徹底。お客様が安心して買い物できる売り場を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で59人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は479万円で、4期前と比べて+5.0%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は10.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年9月45637.810.991
2022年9月47643.010.587
2023年9月48343.410.780
2024年9月55340.910.1711,268
2025年9月47940.810.3591,525

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
関東地方 清見台店(千葉県木更津市)他946百万円
本社 — 千葉市美浜区335百万円
中部地方 イオンタウン 千種 店(愛知県名古屋市)他244百万円
長浦物流センター(千葉県袖ケ浦市)他147百万円
近畿地方 アピタ四日市店(三重県四日市市)他130百万円
四国・中国地方 イオン高松店(香川県高松市)他68百万円
九州地方 イオンモール 福津店(福岡県福津市)他54百万円
東北地方 ザ・モール 仙台長町店(宮城県仙台市)他30百万円
北海道地方 アリオ札幌店(北海道札幌市東区)他22百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は80億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.6%、利益が+0.0%。

売上高
+2.6%
80億円
営業利益
+0.0%
9億円
純利益
-20.0%
4億円
営業利益率
11.3%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高78億円80億円
営業利益10億円9億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

5期分

直近は2026年3Qで、売上は60億円、営業利益は2億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q641
2023年4Q721
2024年4Q7845.12
2025年4Q8045.02
2026年3Q6023.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年9月期からの9期で、売上は140億円から80億円へ57%に減った。直近期の営業利益率は11.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年9月14011
2018年9月1492−1
2019年9月5811
2020年9月5243
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2021年9月5576
2022年9月6495
2023年9月72105
持株会社体制移行に伴い、株式会社タカヨシホールディングスへ商号変更 新設分割会社として株式会社わくわく広場を設立
2024年9月789911.55
2025年9月809911.34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高80億円のうち、営業利益として残るのは9億円11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金8.8%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金82.5%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
91.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.7pt
11.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
13.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年9月期は営業CFが7億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年9月45−998
2021年9月11−4−4712
2022年9月12−39930
2023年9月7−91−230
2024年9月10−6−4430
2025年9月7−3−18416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年9月期の総資産は61億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は53.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年9月53−962
2018年9月52−1062
2019年9月42−850
2020年9月43−649
2021年9月480480.7
2022年9月67184926.7
2023年9月77235429.8
2024年9月77284936.7
2025年9月61322853.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
19億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中157位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中382位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥852で、1年前と比べて+21.6%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥852+0.0%1ヶ月-2.6%1年+21.6%時価総額48億円
過去52週の値幅
安値¥687高値¥1,164

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.9倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.43倍
配当利回り3.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/10には -5.8% と下落し、828円で終えました。1ヶ月で -1.55% と軟調で、25日線861円を下回り、75日線842円もやや割り込んでいます。200日線854円も下回る展開です。RSIは41とやや売られ過ぎ圏に近づいていますが、まだ中立です。出来高は8/10に3.86万株と増加し、売りが優勢でした。週足では上値が重く、もみ合いから下放れの様相です。52週高値1164円からは約29%下落しており、戻り待ちの売り圧力が強い状況です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが9.7倍と業界平均26.6倍を大幅に下回り、PBRも1.41倍と同2.27倍を下回る。ROEは13.3%と高く、配当利回り3.61%は業界平均1.61%を上回る。ただし配当性向105.9%で持続可能性に懸念。業績は横ばいだが、現状の低PERは過小評価感があり、割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.9倍23.4倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.43倍3.51倍
ROE13.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、ROE13.3%と高い収益性、安定した利益水準、配当利回り3.61%を評価する。時価総額47億円と小型株で株価上昇余地がある。弱気派は、事業内容の不透明さや成長性の欠如を懸念する。過去の業績が横ばいで、将来の成長が見えにくい。

プラスに働く材料7
  • 高いROE

    ROE13.3%と、資本効率が良好

  • 安定した配当

    配当利回り3.61%と、インカムゲインを狙える

  • 小型株の成長余地

    時価総額47億円と小さく、成長時のリターンが大きい

  • 営業利益率改善による増益余地通年影響

    営業利益9億円、コスト削減で10%増益可能

  • 小規模M&Aによる成長加速不定影響

    時価総額47億円、同規模企業買収で売上倍増

  • 配当利回り3.6%と自社株買いの実施次期決算以降影響

    還元策強化でPER向上

  • 業界再編で市場シェア拡大2027年〜2028年影響

    特定サービス分野でシェア1%向上で数億円増収

マイナスに働く材料7
  • 事業内容の不透明さ

    詳細なビジネスモデルが開示されず、分析が困難

  • 成長性の欠如

    純利益が横ばいで、売上高も非開示で成長兆候なし

  • 情報開示の少なさ

    売上高や事業セグメントのデータが不足し、リスク評価が難しい

  • 売上非開示で成長性に不透明感継続影響

    投資家の評価が難しく、割安感が埋まらない

  • 純利益減少トレンドからの反転なし2025年9月期影響

    純利益5億→4億と減少、業績悪化懸念

  • 小規模企業ゆえの脆い経営基盤継続影響

    主要顧客離脱で大幅減収リスク

  • 流動性低下による株価ボラティリティ継続影響

    出来高少なく、大口売買で値動き大

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模と成長性を把握するため、開示が望まれる
営業利益率
収益性の変化を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30いまの株価に対する利回りは3.52%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.52%
いまの株価に対して
配当性向
105.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,411人。区分でいちばん多いのは事業法人40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.9%を占め、残る55.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人62.241.440.844.140.3
個人・その他34.130.735.536.437.4
証券会社9.79.39.012.3
外国法人14.49.65.55.5
金融機関3.73.84.85.04.5
外国人個人0.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社スプリング40.03
02株式会社SBI証券10.33
03髙品 政明10.30
04BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.50
05髙品 謙一3.14
06株式会社千葉銀行1.96
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.67
08曽根田 博1.12
09大森 広美1.10
10剱持 健0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+512%、1株純資産は5期で+6901%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年9月12
2018年9月−16
2019年9月34
2020年9月66
2021年9月1388
2022年9月9333051.417.6
2023年9月8841223.714.7
2024年9月9750419.17.2
2025年9月7257713.39.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙品政明代表取締役 会長80578,000
黒田智也代表取締役 社長4626,000
中村忠輝取締役執行役員 開発本部長575,000
飯久保明取締役執行役員 管理本部長 兼経営戦略室長604,502
佐久間好治取締役執行役員 営業本部長524,000
稲村幸仁取締役62
恩田友紀子取締役50
木賣一彦取締役(常勤監査等委員)659,500
棚橋泰友取締役(監査等委員)61
宮原弘樹取締役(監査等委員)42

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5989820
社外取締役417174
取締役(社内)2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,742字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは社是として「わが社は常に、お客様に支持され愛される企業でありたい」「わが社は常に、従業員、取引先、株主が共に繁栄できる企業でありたい」「わが社は常に、時代のニーズに対応できる企業でありたい」を掲げ、変化に挑み続けるDNAを活かし、社会から必要とされる企業を目指します。 (事業モデル) 当社グループは「安心と笑顔が広がる世界をつくる」をビジョンに掲げ、地域の生産者・食品メーカー等(以下、生産者)に対して、自社での設備投資を必要としない新たな販路として、当社グループの売場を販売場所として共有するシェアリングサービスを提供する「シェアショップ事業」を全国180以上の「わくわく広場」の店舗を通じて展開しており、生産者は、野菜・果実、弁当・惣菜・パン、加工食品、和洋菓子、調味料、花といった商品を「わくわく広場」に出品しております。 そのうち8割以上の店舗はショッピングモール内にテナント(モール店)として出店し、残りはロードサイド型の路面店として出店しております。 なお、当社グループの事業は「シェアショップ事業」の単一セグメントであります。 店舗数の内訳(2025年9月30日時点) 7地方区分   直営店   計 モール店   路面店 北海道地方   3   0   3 東北地方   3   0   3 関東地方   78   29   107 中部地方   33   0   33 近畿地方   18   0   18 中国・四国地方   8   0   8 九州地方   10   0   10 計   153   29   182 当社グループは、ショッピングモールや物件オーナーから賃借した売場または自社物件にて、シェアショップ事業を体現する場としての「わくわく広場」を展開しております。 「わくわく広場」では、店舗周辺地域の農家や飲食店、惣菜店、パン屋、和洋菓子屋等といった生産者から登録を募り、登録した生産者に対して当社グループの売り場を販売場所として共有するシェアリングサービスを提供しております。当社グループは生産者のためのプラットフォーマーとしての役割に徹することを原則としており、生産者は、自らの商品を「わくわく広場」の店頭に直接納品・陳列し、当社グループは売り場管理やレジ業務をはじめとした店舗運営を行うため、当社グループは店舗に出品された商品についての在庫リスクを負わない仕組みとなっております。 当社グループでは店頭に陳列された商品のうち、お客様にお買い上げいただいた商品の販売価格を「流通総額」として集計し、当社事業の伸長を図る重要な経営指標として注視しております。 また、当社グループは生産者が出品した商品の販売方式を、委託販売としております。委託販売方式による取引については、生産者から商品の販売委託を受けた場合、当社グループの定める手続きにより、指定する物流センター又は店舗に当該商品を納入するものとし、この時、当社グループと生産者との間に商品の委託販売契約が成立したものとなります。当該履行義務は、通常、商品が店舗で販売された時点で充足されると判断しており、商品の引渡時点において、当社グループが商品を店舗で販売する際に受け取る額から生産者に支払う額を控除した純額で収益を認識することとしております。なお、取引の対価については、現金取引の場合は商品と引き換えに、クレジット決済や電子マネー決済は、履行義務を充足してから、2か月以内に受領しており、重要な金融要素は含まれておりません。 レジの管理及び売上金の管理は当社グループが行い、生産者に対し、売上金のうち別に定める生産者と取り決めをした「商品品目別手数料表」より算出した販売手数料を支払っております。 「商品品目別手数料表」については、当社グループの営業収益や利益に重要な影響を及ぼすものでありますので、社内で慎重な議論を重ね、生産者の利益、商品が納品される頻度や市場動向等を勘案して、野菜・果実、弁当・惣菜・パン類、加工品といった商品分類毎に50%から80%の範囲で当社グループが決定しております。 商品販売に関する資金の流れとしては、当社グループがお客様のお買い上げ代金(販売代金)を一度預かり、販売された商品についてのみ、販売代金から販売手数料を控除した金額を販売の翌月に生産者へ支払っております。 また、ロードサイド型の路面店は地域の生活インフラとしての役割も担っておりますので、上記に加え生活必需品を中心とした商品(定番商品等)を、メーカー等から仕入れ、当社グループの在庫とした上で販売を行っております。なお、当該形態での販売額は、2025年9月期において店頭でお客様に販売される金額のうち約1.9%です。 上記の事業モデルを図示すると以下のとおりとなります。 [事業系統図] (事業の特徴) 当社グループは「シェアショップ事業」を通じて、地域の中小規模の生産者に販売機会を提供するシェアリングサービスのプラットフォーム運営者として、生産者とお客様をつなぎ、①生産者の収入の極大化、②お客様にとって地元の新鮮な生鮮品及び加工品の購入、③当社グループの収益の極大化、という3要素の鼎立を可能とする事業モデルを確立しております。 A 単なる小売業ではなく、プラットフォーム型の店舗スペースのシェアリングサービス 「わくわく広場」は、一見通常の小売店の外観を有しているものの、店頭に並ぶ商品は当社が発注・仕入を行った商品ではなく、原則として多数の生産者が自らの意思で出品している商品により構成されており、委託販売スタイルの食のプラットフォームとなっております。 店舗を構えた小売業の場合、商品を仕入れて販売者が在庫として抱えた上で販売を行う形式が一般的ですが、当社グループのビジネスモデルは、インターネット上のフリーマーケットのようなプラットフォーム型のシェアリングサービスでありながら、実店舗でのリアルな販売スペース(平台やテーブルの一部)を地域の生産者と共有しているという特徴を有しております。生産者にとっては、在庫リスクは負うものの、販売力のある当社グループの売り場を自らの売り場として利用することができる仕組みとなっています。 こうした特徴から、店頭商品の大部分は生産者が所有権を有したままの商品であり、当社グループの棚卸資産としては計上されないため在庫回転日数が短くなっている上、お客様のお買い上げ代金を一旦当社が預かり、翌月に生産者にお支払いしていることから、当社グループでは資金流入が資金流出よりも先行するビジネスモデルとなっております。 B 生産者にとっての使い勝手が良い「第2の販路」 「わくわく広場」へ出品を希望する生産者は、「わくわく広場直売所会」への登録を条件としておりますが、登録に際しては、各種営業許可や免許等の審査はあるものの、登録料・保証金を徴収しておりません。また、出品にあたっては特段の設備投資や人材投資は必要なく、生産者自身で新たに店舗を構える場合と比較して低いコストで新店舗をオープンさせたり、新たな販路を開拓したりするのと同様の効果を得ることが可能となります。 また、生産者は、自身の商品を「わくわく広場」の店頭に直接納品・陳列する以外にも、宅配便や一部地域では当社グループが運営している物流センターを通しての出品ルートも活用することで、1店舗だけではなく、当社グループが運営する全ての店舗を自らの売り場として利用することができる仕組みとなっています。 さらに、契約制ではなく登録制であることから、「いつ・何を・いくつ・いくらで」出品するかを生産者が自由に決定することができるため、出品の頻度や時間帯、出品商品の種類や量・値段を自らの都合でコントロールすることが可能であり、出品に伴うメリット・デメリットを検証しやすく、出品を継続するにあたっての負担も少なくなります。そのため、生産者自身の資本力、人員及び信用力だけでは出店・出品が難しいようなショッピングモールを中心とした集客力のある売り場での販売機会を得るための障壁が、生産者にとって低いものとなっております。 C 「農産物直売所」ではなく、シェアショップ事業を通じた「地域を結ぶ直売広場」 2000年に当社グループが直売事業を開始した当初、「わくわく広場」は、農産物を中心とした農産物直売所としてスタートしました。現在も農産物は依然として主力商品の一つではありますが、野菜・果実以外に店舗周辺地域の弁当・惣菜店、パン屋、和洋菓子屋、飲食店などの商品や、日本各地の中小規模の食品メーカー等が作る各種加工食品や調味料といった、農産物以外の商品を取り扱う生産者の出品もあり、2025年9月期の流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)における販売商品の分類別の割合は、弁当・惣菜・パン類が約31%、野菜・果実等が約29%、加工品等が約28%、その他が約12%となっており、農産物にとどまらず、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現しております。 当初グループは農産物直売所からスタートしたシェアショップ事業ですが、現在では「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトに掲げ、地域にあるおいしい商品を集め、地域の生産者とお客様をマッチングさせ結びつけることにより、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を果たしております。 D ローカルサプライチェーンの漸次形成とローコストな店舗オペレーション 「わくわく広場」では、商品供給網は地元の生産者を中心に形成しており、出品する生産者の増減を繰り返しながら、地元の生産者による地元の供給網(ローカルサプライチェーン)が徐々に形成されるという特徴があります。そのため、生産者の増加、お客様への認知、集客の向上というスパイラルを繰り返すことで、店舗の売上が逓増していく傾向があります。 また、ローカルサプライチェーンを前提とすることで、流通コストの発生が抑えられるとともに、値付けや陳列などの通常の店舗業務の一部は生産者自らが行うほか、チラシを中心とした販促は商品の特性上難しく、店舗設備も平台、冷蔵ケース及びレジなどとなっており、特別な販売設備が必要ではないため、店舗運営はシンプルかつローコストになっております。 (主要な経営指標) 当社グループの主な経営指標は以下の通りです。 第52期   第53期   第54期   第55期   第56期 2021年9月期   2022年9月期   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 流通総額(百万円)   19,109   22,036   24,966   26,655   26,871 期末店舗数(合計、店)   117   136   166   188   182 うち モール店   93   112   141   165   153 うち 路面店   22   22   23   23   29 登録生産者数   23,516   25,953   28,615   31,658   33,906 (注)1.流通総額:店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高です。 2.登録生産者数:当社に登録されている生産者の各期末時点の件数 3.記載値は表示単位未満を切り捨てております。
経営方針・対処すべき課題5,471字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「わくわく広場」の運営を通じて、ビジョンとして掲げる「安心と笑顔が広がる世界をつくる」ことを実現してまいります。そのために、プラットフォーム型でありながらリアルな店舗を有しているという特徴的なビジネスモデルに磨きをかけるとともに、他のお店では買う事の出来ない商品を取りそろえることで、お客様が当社グループの店舗を目指して来店して下さるデスティネーションストアの構築を生産者と共に目指してまいります。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループでは、プラットフォーム成長の鍵は「場」と「ユーザー」の拡大であると認識しております。 そのため、シェアショップ事業における「場」である店舗数を積極的な出店戦略により伸ばすとともに、「ユーザー」である登録生産者数を伸ばすことにより、全体的な流通総額の拡大を図る方針であります。当社グループでは、お客様から受領した販売代金を流通総額とし、生産者へ支払う仕入仕金(予め登録時に生産者に同意いただいている当社グループで決定した一定の料率で算出した金額)を流通総額より控除した金額を営業収益として財務諸表に表示しておりますので、流通総額の拡大が営業収益及び利益の増加に重要な影響を持つ指標と認識しております。以上のことから、当社グループの重要な経営指標として、流通総額、店舗数及び登録生産者数を注視し、成長に向けた経営資源の投資を継続してまいります。 ① 「場」の拡大に向けて 店舗数の拡大に当たっては、以下の戦略を織り交ぜることにより、全国的な展開エリアを拡大させつつ、バランスよくドミナント化を進めてまいります。 (a)地域ドミナントの深化 他の小売店と同様、当社グループのビジネスモデルにおいても、ドミナント化を進めることにより店舗運営の効率化を図ることが可能となります。 シェアショップ事業においては、地域ドミナントが深まることにより、既存の生産者にとっては、近隣の出品可能な店舗が増え販路拡大になるとともに、新規の生産者の商品が既存の店舗にも増えやすくなる傾向があり、既存のローカルサプライチェーンを新規出店に活用することができるため、出店効率を高めることが可能となります。 (b)未出店エリアへの拡大 シェアショップ事業においては、ローカルサプライチェーンを各店舗周辺で形成することが前提となっており、大規模なサプライチェーンの構築を必要としておりません。既存の店舗やサプライチェーンが無い未出店のエリアであったとしても、新規出店を通常の出店投資と同様の範囲で行う事が可能であるため、将来的なドミナント化を見込むことができる地域であれば出店し、出店エリアの拡大を進めてまいります。 ② 「ユーザー」の拡大に向けて 当社グループでは、生産者が「いつ・何を・いくつ・いくらで」出品するかを自由に決定できることから、商品力の強化のためには各店へ出品する生産者の数を増やしていくことが不可欠となります。そのため、生産者にとっての収入機会の場としての魅力を高めつつ、日本各地の生産者へのアプローチを担当部署のスタッフや各店舗従業員が継続することにより、登録生産者数を増やしていくことが商品力の強化につながると考えております。この点については、既存の店舗であったとしても、店舗周辺の登録生産者数を拡大していく余地があるため、継続的なアプローチを行っております。 また、新規の生産者を増やしていくことに加え、既存の生産者に対しては、自らの商品が「いつ・何が・いくつ・いくらで」売れたのかといった販売情報を見やすく使いやすい状態で積極的に開示し、出品を促す情報システムを提供しており、こうした情報発信の強化継続や、宅配便を利用した店舗への納品、当社グループが一部の地域で運営している物流センターの利用といった、生産者が出品しやすい・出品したくなる物流システムの提案により、生産者の出品意欲を高め、魅力的な商品がたくさん集まるプラットフォームとしての価値を向上させてまいります。 (3)経営環境 当社グループが推進するシェアショップ事業と類似する販売スタイルである農産物直売所関連の経営環境としては、農産物直売所経由での農業生産関連事業の販売金額は成長してきている(参考資料:農林水産省統計部「6次産業化総合調査報告」)一方で、スーパーマーケットでも野菜の産直コーナーの展開を進めている店舗も増加しており、競争環境は厳しさを増していると考えております。また、一般的な農産物直売所において中心的な商材である青果は、気候変動や天災といった要因により、価格変動の影響を受けやすい商材となっております。こうした環境の中、当社グループでは単なる青果の直売所ではなく、「地域を結ぶ直売広場」としての機能を発揮して青果以外の産直商材の登録生産者数を増やし、品種の拡大を図ることで激化する競争環境において大きな優位性を発揮しております。 外部競争環境としては、上記の様な厳しい環境が継続していく見込みですが、一方で、シェアショップとしての機能を必要とする生産者は今後さらに増えていくと考えており、こうした生産者に新たな販路を提供することが、地域の活性化に貢献するという当社グループの社会的意義につながるものと考えております。 農業生産関連事業の年間総販売金額の推移(全国) 出典:農林水産省大臣官房統計部 令和5年度6次産業化総合調査 令和7年7月4日公表 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、流通総額、店舗数及び登録生産者数を重要な経営指標と考えております。 当社グループの成長に対して重要な上記の指標を伸長させていくためには、プラットフォームを利用する生産者を増やすとともに、より多くの商品を出品いただく環境づくりを行い、店頭に集まる商品を増やしていくことが、お客様にとって魅力のあるプラットフォーム、すなわち、売り場・店舗につながり、結果として営業収益・利益の拡大につながっていくと考えております。 また、生産者とお客様を結ぶプラットフォームである店舗数そのものを拡大させていくことで、より多くの生産者に販売機会を提供するとともに、お客様に魅力的な商品をお届けしていきたいと考えております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(2)に記載の、経営方針及び経営戦略を実行していく上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下の通りであります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 新規出店の継続 店舗数を拡大させるためには、収益力のある店舗の新規出店を継続して実行する社内体制の整備等を進めることが課題と認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは、出店候補物件の評価プロセスの整備や出店意思決定後の出店プロセスの整備に取り組んでおります。また、当社グループでは、ロードサイド型の路面店と、ショッピングモール内にテナントとして出店するモール型の2つの店舗形態があり、そのうち8割以上がモール型となっております。今後は、小商圏における小規模の店舗展開も促進し、出店コストが低く、日常使いとしてご利用いただける新たな店舗形態での出店も目指します。 ② 新規出店エリアの拡大 店舗数の拡大にあたっては、新たな地域への出店を行っていくことも重要な課題になっていくと認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは、これまでの経験を踏まえて事業が成立しやすいエリア・地域への新規出店を継続していくとともに、既存の商品構成にこだわらない店舗づくりと生産者の開拓を実施し、これまで出店の難しかった地域への出店も進めていきたいと考えております。 ③ 「お客様がまた来たくなる店舗」の運営 当社グループではお客様の動向を常に把握し、現場スタッフによる機動的な判断により豊富な商品数とその魅力をお客様に訴求し続けることを、店舗運営にあたっての判断指針の第一に掲げ、従業員への浸透を図っております。また、お客様にとって魅力のある店舗が生産者にとっても商品を多く出品したいと感じるプラットフォームであるとの考えに基づき、店舗作りを継続的な課題として認識しております。この課題に対し、地域やお客様の動向を捉えた売場のレイアウト変更や店舗の改装等を実施する一方で、改善が見られない店舗に対しては、スクラップ&ビルドを実施し、更なる店舗への投資を実施してまいります。また、野菜・果実においては高原野菜や産直果実の開拓や、肉・魚の取扱いの強化、新たな商品群の開拓、物流改革等による野菜・果実等の鮮度向上を図ってまいります。 ④ 店舗で取り扱う商品及び売り場の安全性・遵法性の確保 「わくわく広場」に出品される商品に関しては、生産者及び店舗スタッフが「食品表示法」、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」等の各種法令に基づく商品表示・店頭表示を理解し、遵守することが課題であると認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは日頃からこれらの関連法令等に関する情報発信を社内外に行っておりますが、引き続き関連法令に基づく表示に努め、お客様に安心してお買い物をしていただけるよう、売り場の安全性の確保を図ってまいります。 ⑤ 人財の確保 継続的な成長の源泉である人財は、当社グループにとって重要な経営資源であると認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは、中途採用も含め、優秀な社員を継続的に雇用してその成長機会の提供及び教育・育成を実施し、更に人事評価制度の充実等の各種施策を進めてまいります。 ⑥ 新規登録生産者の獲得 当社グループの事業を成長させていくためには、プラットフォームとしての「わくわく広場」を利用する新たな生産者を、いかに効率的かつ効果的に獲得していくことができるかが課題と認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは生産者開拓を行う担当部署を設けており、スキル向上と人財の確保に注力しております。また、「わくわく広場」を利用することによって、販路の拡大により収入が増加するメリットを継続的に訴求して、生産者の登録拡大に向けた活動を続けてまいります。 ⑦ 生産者の販売増加に向けたサポートの充実 当社グループの事業成長には、プラットフォーマーである当社グループの商品販売に対する努力だけではなく、魅力的な商品を生産者に多く出品してもらうことが課題であると認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは、生産者の出品を促すため、リアルタイムで詳細な販売データをスマートフォンやパソコンを通して確認できる情報システムを自社で構築・改善する体制を持つことにより、生産者が状況に応じたタイムリーな出品判断ができる仕組みを提供する等、生産者向けの情報発信体制の強化に引き続き取り組んでまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 食品ロスへの対応 当社グループでは新鮮な野菜を提供することが他の店舗との差別化につながる点の一つであると考えており、青果の陳列期間を当社グループ独自で定め、陳列期間を超える青果は店頭から撤去しております。これらの、まだ十分に食べられるにもかかわらず、「わくわく広場」の付加価値を維持するために廃棄せざるを得ない食品ロスは当社グループにとっての課題であると認識しております。この課題に対処するために、当社グループでは、地方自治体とも連携し、店舗近隣のこども食堂をはじめとしたNPO法人等に対して、陳列から外れた食品を生産者の同意を得た上で無償提供しており、今後こうした連携をさらに増やすことで、食品ロスを少しでも削減してまいります。 ② 自然災害への対応 「わくわく広場」に出品される主力商品の一つが、生産者が直接出品する青果ですが、台風や洪水、強風などの自然災害により生産者に被害が発生した場合、出品量が減るなどの影響が生じるといった課題があると認識しております。当社グループでは、出店エリアの拡大に伴い、日本各地で登録生産者が増えており、自然災害の影響が軽微にとどまったエリアの生産者が宅配便などを活用して出品するスタイルを提供することにより、自然災害による物量の変動への対応を進めております。 ③ コンプライアンス体制の強化 当社グループは社会的責任を果たすべく、また、食の安全・安心志向がより高まる中、全社的にコンプライアンス体制を整備強化していくことが、注力すべき課題と考えております。コンプライアンス統括責任者を任命し、法令等の遵守、懸念事象発生時の報告及び対応を行うとともに、取締役会において定期的に重要事項の審議及び報告を行うなどの対応をしております。法令遵守は企業存続の基本として全社的に更なる徹底が必要であると考えており、全従業員を対象にコンプライアンス意識の更なる醸成を進めてまいります。
事業等のリスク3,851字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業、経営の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)食の安全性について 当社グループのシェアショップ事業ではお客様にお買い上げいただいた商品について、生産者が所有権を有したままであるため、出品商品の安全性についての責任は最終的に生産者が担うこととなっておりますが、店舗における温度管理、納品後の商品管理は当社グループの従業員が行っております。 生産者に対する指導や、当社グループの従業員による商品チェック及び売場の温度管理等、食の安全性には十分な配慮を行っておりますが、万が一、店舗に出品している生産者の商品が原因となり食中毒や健康被害が発生した場合、当社グループの信用の低下等を招き、店舗売上が減少する可能性があります。当社グループでは生産者へは食品の生産・製造に関する各種法令及び衛生管理等を徹底する様に指導しており、また売場管理マニュアルの作成や従業員への教育等により売場管理の徹底を図っておりますが、健康被害等が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)農産物の市況変動について 店舗で販売している主力商品の一つである野菜については、産直野菜という付加価値を持ちますが、気候変動や天災といった要因により、一般的な野菜市況の価格変動の影響を受けます。当社グループでは委託販売方式を採用しておりますので、野菜市況の変動による野菜単価の変動は、販売数量が変わらなければ、営業収益及び利益に直接影響を及ぼすことになります。こうしたリスクに対応するため、農産物以外の商品の流通構成比を高めるべく当該商品の生産者開拓に力を入れておりますが、当社グループの施策が十分に効果を発揮せず、かつ、野菜市況が低迷した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)天災による影響について 台風や風水害、地震等といった重大な天災が生じた場合、当社グループが保有する店舗設備や出店するショッピングセンター等に被害が生じ、施設の運営が行えなくなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、こうした天災によって生産者に被害が生じる可能性があります。当社グループでは店舗展開のエリアを特定地域に限定することなく全国展開をすることでこうしたリスクを分散してまいりますが、天災が生じた場合、該当地域においては店舗への納品が減り、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)類似業種との競争について 農産物をはじめとする直売ビジネスは、当社グループ以外にも事業展開を行っている運営団体が各種あり、生産者は当社グループ以外にもこれらの他の直売拠点への出品を自由に行うことが可能です。また、農産物以外でも飲食店にとってのフードデリバリーサービスや加工品生産者にとっての登録型ECサイトなど、出品に際しての選択肢は増えてきております。そのため、常に新たな生産者を新規に開拓し続け、店頭の商品の健全な入れ替えを進めております。当社グループは単店しか持たない直売所ビジネスと比較して直売所をネットワーク化することにより、本来供給が不安定になりがちな直売所ビジネスを安定させてきた点において競争優位性を有していると考えており、また、消費者に対しては、当社グループの店舗に実際に足を運ばないと買うことができない商品を揃えるデスティネーションストアを目指すことで、ナショナルブランドを中心とした品ぞろえの食品スーパーやネットスーパー、さらにはフードデリバリーサービスとの差別化を図っておりますが、当社グループの店舗が販売力や採算性の面で他の類似業種との差別化が十分に出来ない場合、生産者の流出や店舗売上の減少等を招き、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)出店立地の選定について リアルな店舗を持つプラットフォーム型のビジネスモデルの展開にあたっては、通常のリアル店舗型のビジネスモデル同様、出店立地の選定はその後の営業収益及び利益に大きな影響を持ちます。当社グループでは、周辺の農地面積、農作物以外の食品生産者の分布状況、商圏人口、賃料等を総合的に分析・勘案した上で新規出店しておりますが、条件に合う物件が限られた場合や事前の分析と実際の状況に大きな乖離がある場合には当初の計画を達成できなくなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)生産者の獲得、出品量、品目の偏り、価格決定権について 当社グループは販売機会を生産者に提供するプラットフォーム型のビジネスモデルを展開していることから、生産者が「いつ・何を・いくつ・いくらで」出品するかを決定しており、商品の調達及び価格決定を当社グループが自らの責任と権限で全て行っているわけではありません。そのため、商品を出品したいと考える生産者を継続的に開拓しておりますが、登録生産者数が順調に伸びない場合や、生産者に十分な量の商品を出品して頂けない場合、適切な値付けがなされない場合、または、出品できる品目に偏りが発生する場合には、店頭に魅力的な商品を揃えることが難しくなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)出店スピードと人財確保について 当社グループでは、直売ビジネスへのニーズは高いものと判断しており、引き続き継続的な出店を計画しておりますが、出店計画のスピードに、出店に必要な人財の確保が十分に追いつかない場合、当初の計画を達成できなくなる可能性があります。当社グループでは、「地元の人の商品を、地元の人が、地元の人に売る」ことを目指し、地元のパートタイム従業員から契約社員・地域限定正社員への登用を推進することで優秀な人財確保を図っておりますが、十分な人財の確保が行えない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)情報システムの障害について 当社グループの情報システムが、不正侵入やコンピュータウィルスへの感染、または、自然災害・事故等による設備の損壊や通信回線のトラブル等による停止もしくは大規模なデータ破壊などの被害を受ける可能性があります。社内の各端末に最新のアンチウィルスソフトウェアを適用させるとともに、設備の堅牢性及びセキュリティレベルの高い外部ベンダーのデータセンターを利用するなど、各種対策を講じておりますが、情報システムに予期し難い不具合や障害が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)個人情報の取り扱いについて 当社グループでは、生産者、取引先及び従業員の個人情報を保有しております。特定個人情報管理規程及び個人情報管理規程を定め、個人情報漏洩防止に関して個人情報保護に関する法令を遵守すると共に、個人情報の管理に十分留意しております。しかしながら、個人情報の流出等の問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)会計処理に関するリスク ① 減損会計の適用について 当社グループが所有する固定資産について、店舗利益の継続的な低迷、急激な経済情勢の変化や金融情勢の悪化等により事業の恒常的なキャッシュ・フローの将来にわたる低下や保有資産の時価の著しい下落が認識された場合、減損損失を計上することがあり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 繰延税金資産の回収可能性について 当社グループでは、将来の課税所得に関する予測・仮定に基づき、繰延税金資産の回収可能性の判断を行っておりますが、当社グループの業績が事業計画に比して低調に推移した場合には、繰延税金資産の回収可能性を見直すことになり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)消費動向の変化について 当社グループへ登録している生産者が出品する商品の多くに弁当、惣菜、和菓子等があり、お客様の中食需要に応える形で出品数が増加傾向にあり、これに伴い流通総額も増加傾向にあります。このような環境の中、当社は生産者の獲得拡大に努め、商品毎に生産者の特徴をお客様に訴求し、豊富な商品数を揃えて他社との差別化を図っておりますが、今後お客様の嗜好の変化や社会情勢の変動に伴い中食に対する需要が低下した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)「わくわく広場」の信用及びブランド価値について 当社グループへ登録している生産者が出品する商品は生産者が所有権を有したまま消費者へ販売される仕組みであるため、商品の味・価格については生産者が決定権を有しており、消費者の嗜好と異なる商品が店頭に出品される可能性があります。この様な状態が続いた場合、当社グループの運営する店舗を利用するお客様からの信頼を失い、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,904字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善によって景気は緩やかな回復基調であるものの、一方で、物価上昇が継続していることに加え、米国の通商政策を巡る世界経済への先行き不安等もあり、依然として不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトとした運営店舗「わくわく広場」は、「地域の食のセレクトショップ」として、地域還流型の店舗運営を通じて「安心と笑顔が広がる世界をつくる」のビジョン実現に向け、取り組んでまいりました。 当連結会計年度は、原点回帰の年として、不採算店舗のスクラップ&ビルドや既存店の改装などを実施し、収益性の向上を図る計画に取り組みました。新たな成長の柱として、新フォーマット店舗の挑戦を進め、7月には東京都に「新宿若松町店」・「日本橋浜町店」・「四谷三丁目駅前店」の3店舗を出店するなど、当連結会計年度は同フォーマットにおいて計7店舗を出店しました。これにより、今後の出店戦略における方向性が見えてきた一年となりました。また、高原野菜や果実などの開拓強化や自社物流の効率化や見直しを推進するなど、さまざまな取り組みを行い、全体として事業の効率化が進み、収益構造の改善につながりました。 これらの取り組みにより、当連結会計年度において、当社グループの重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は26,871,818千円となりました。店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約31%、加工品等が約28%、野菜・果実等が約29%、その他が約12%となっており、中でも、野菜や果実の生産者開拓の取り組みを強化したことで、野菜・果実部門の売上は前年同期比4%増と大きく増加いたしました。また、当連結会計年度において、16店舗の新規出店と22店舗の閉鎖により、当連結会計年度末の店舗数は182店舗となりました。また、生産者に対しては継続した登録件数拡大に取り組み、登録生産者数は前連結会計年度末より2,248件増加し、33,906件となりました。 以上の結果、営業収益は7,982,449千円(前年同期比1.8%増)、営業利益は912,835千円(前年同期比0.7%増)、経常利益は906,231千円(前年同期比0.6%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は401,999千円(前年同期比25.6%減)となりました。 なお、当社グループは単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 a.資産 当連結会計年度における総資産は、前事業年度末と比べ1,652,143千円減少し、6,061,644千円となりました。これは主に、現金及び預金が1,348,159千円、建物が143,153千円減少したことなどによるものです。 b.負債 当連結会計年度における負債総額は、前事業年度末と比べ2,059,355千円減少し、2,825,090千円となりました。これは主に、短期借入金が600,000千円、長期借入金が928,588千円減少したことなどによるものです。 c.純資産 当連結会計年度における純資産は、前事業年度末と比べ407,211千円増加し3,236,554千円となりました。これは主に、利益剰余金が401,999千円増加したことなどによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べ1,348,159千円減少し、1,616,508千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は前事業年度末と比べ317,343千円減少し、698,858千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上703,919千円、減価償却費の計上265,709千円、売上債権の減少98,366千円、固定資産除却損の計上160,939千円の増加要因があった一方、法人税等の支払額334,771千円、仕入債務の減少180,442千円の資金の減少要因があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は前事業年度末と比べ369,650千円増加し、260,101千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出176,763千円、資産除去債務の履行による支出73,538千円、敷金及び保証金の差入による支出51,347千円の資金の減少要因があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は前事業年度末と比べ1,355,268千円減少し、1,786,916千円となりました。これは主に、短期借入金の純増減額による支出600,000千円、長期借入金の返済による支出1,185,724千円の資金の減少要因があったことによるものです。 ④ 仕入、受注及び販売の実績 当社グループは、シェアショップ事業の単一セグメントであるため、以下の事項は商品の分類別に記載しております。 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績を商品の分類ごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) 流通総額 (仕入額)   前連結会計年度比 (%)   当期商品仕入高   前連結会計年度比 (%) 生産者商品   18,889,368   97.9   ―   ― その他   450,688   138.2   450,688   138.2 合計   19,340,057   98.6   450,688   138.2 (注) 1.「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①重要な会計方針及び見積り」に記載のとおり、生産者へ支払う仕入代金を流通総額から控除して連結財務諸表に表示しているため、生産者商品に係る当期商品仕入高は「-」となっております。 2.「その他」には、当社グループが直接仕入れを行い店頭で販売している商品の仕入高、生産者へ販売している値札シールの仕入代金等が含まれております。 b.受注実績 当社グループは、シェアショップ事業を主体としており、受注生産を行っておりませんので、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を商品の分類ごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) 流通総額 (販売額)   前連結会計年度比 (%)   営業収益   前連結会計年度比 (%) 生産者商品   25,813,260   98.4   6,923,891   99.7 その他   1,058,557   118.0   1,058,557   118.0 合計   26,871,818   99.0   7,982,449   101.8 (注) 1.「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①重要な会計方針及び見積り」に記載のとおり、生産者商品については、お客様から受領した販売代金を流通総額とし、生産者へ支払う仕入代金を流通総額から控除した純額を営業収益として連結財務諸表に表示しております。 2.「その他」には、当社グループが直接仕入れを行い店頭で販売している商品の販売額、生産者へ販売している値札シールの販売代金や不動産収入等が含まれております。 3.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上に該当する相手がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況  「連結財務諸表」「1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 シェアショップ事業における生産者商品に係る売上高の表示について 生産者が出品した商品(生産者商品)については、当社グループが所有権及び在庫リスクを有さずに販売する商品であるため、生産者商品に係る売上高は、お客様から受領した販売代金から生産者へ支払う仕入代金を控除した純額で財務諸表に表示しております。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ③ 経営戦略の現状と見通し 当社の経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後プラットフォームとしてさらなる成長と発展を遂げるためには、当社グループのプラットフォームにおける「場」である店舗数及び「ユーザー」である登録生産者数を拡大させていくことが重要であると認識しております。 ④ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが今後も持続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の様々な課題に対応していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に外部環境の構造や変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。 ⑤ 財政状態に関する認識及び分析・検討内容 「(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 ② 財政状態の状況」に記載の通りであります。 ⑥ キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容 「(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループにおける主な資金需要は、継続的な生産者獲得及び継続的なサービス提供のための人件費や、知名度向上及び潜在顧客獲得のための広告宣伝費、サービスの拡充のための店舗の家賃等の維持費や設備投資資金であります。これらの資金需要に対しては、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。 ⑧ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、当社グループは、継続的に事業を拡大していくために成長性を重視しており、成長性を示す指標として流通総額、店舗数及び登録生産者数を重視しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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