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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

共栄セキュリティーサービス

Kyoei Security Service Co., Ltd.7058 · Standard · サービス業

北海道を地盤に全国展開する警備会社。施設警備と交通誘導警備を柱に、空港消防やボディーガードまで手掛ける。

概要

共栄セキュリティーサービスは、1985年に東京都豊島区で創業した警備会社である。施設警備、交通誘導警備、イベント警備、ボディーガードなど多様な警備サービスを提供し、M&Aによる規模拡大とグループ経営を成長戦略の中核に据える。2025年3月期の連結売上高は101億円、従業員750名。東京証券取引所スタンダード市場に上場(証券コード7058)。2019年に上場、2020年にセコムと業務・資本提携を結んだ。

警備事業の多様なラインアップ

当社グループの警備事業は、施設警備、交通誘導警備、イベント警備、ボディーガード、空港消防業務、ハイウェイ・セキュリティーなど幅広い領域をカバーする。施設警備ではオフィスビルや商業施設の常駐警備、出入管理、火災監視を実施。交通誘導警備では道路工事や建築現場での車両・歩行者誘導を行う。イベント警備では金属探知機検査や所持品検査も手がける。さらに、レセプション・コンシェルジュや駐車場警備、駐車場運営管理、マンション代行管理、建物設備管理といった周辺サービスも展開する。これらはすべて「人の力」に依存するサービスであり、グループ全体で品質向上に取り組む。

M&Aによるグループ拡大と地域ネットワーク

当社は成長戦略として積極的なM&Aを推進する。2015年以降、北海道の道都警備グループ、2022年にはダイトーセキュリティー(現KSS管財)、2023年に合建警備保障、東神産業(現KSS神奈川)、東邦警備保障、2024年にはネオ・アメニティーサービス、バンガード、中国警備保障、常総警備保障を次々と子会社化した。これにより、2025年6月時点で連結子会社9社、非連結子会社3社を擁し、19都道府県に拠点、28都道府県で事業を展開する。グループ全体での人員確保とエリア補完体制の強化を目指し、将来的な47都道府県プラットフォーム構築を目標に掲げる。

収益構造と契約形態

売上高は常駐契約と臨時契約に大別される。2025年3月期の連結売上高101億円のうち、常駐契約売上高が89億8700万円(約88.9%)を占め、臨時契約売上高が11億2600万円(約11.1%)である。常駐契約は1年以上の継続契約であり、安定収益の基盤となる。売上総利益率は23.2%、営業利益率は4.8%と改善傾向にある。ただし、2025年3月期はのれん減損損失の計上により親会社株主に帰属する当期純損失3800万円を計上した。グループ経営の再編に伴う一時的な損失であり、長期的な収益性改善を見込む。

グループ経営と再編の取り組み

当社グループは、買収した子会社の統合と再編を積極的に進める。2024年10月には日本セキュリティーサービスをKSS大阪に社名変更、親会社の一部事業を移管。同年11月にはダイトーセキュリティーをKSS管財に変更し、警備事業を親会社に、マンション管理事業をKSS管財に移管。2025年2月には東神産業をKSS神奈川に変更し、三治警備保障の事業を移管するなど、地域ごとの再編を実施した。グループ横断的な最適化により、スケールメリットの創出と営業基盤の強化を図る。また、重要防護施設や中央省庁、データセンターといった高難度案件の警備実績を活かし、品質戦略の共通化も進める。

業界の中での役割は警備サービスプロバイダー(施設・交通誘導警備を主力とする総合警備会社)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
101億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.0%
純利益
0億円
2025/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01施設警備主力

商業施設、オフィスビル、工場などに警備員を常駐させ、火災・盗難などの事故を未然に防ぐ。出入管理、巡回、受付業務、駐車場警備なども含む。空港では航空機事故に備えた消防業務も担う。

主な製品・サービス4
施設警備
契約先施設に警備員が常駐し、警戒、出入管理、巡回、火災受信盤の監視などを行い、火災・盗難などの予防にあたる。
レセプション・コンシェルジュ
オフィスビルや商業施設で、主に女性スタッフが受付や案内業務を担当。来訪者に快適なサービスを提供する。
駐車場警備
商業施設などの駐車場で、車両誘導や料金収受、場内の安全確保を行う。
空港消防業務
空港にスタッフが常駐し、航空機の離発着時に備える。事故発生時には化学消防車で消火活動や救難活動を行う。

02交通誘導警備主力

道路工事や建築現場、イベント会場などで、車両や歩行者の安全を確保するための誘導・規制を行う。スポーツ大会やコンサートでは雑踏整理や手荷物検査も実施。高速道路では走行中のトラブルに対応する。

主な製品・サービス3
交通誘導警備
道路工事や建築現場で、車両誘導や歩行者誘導を行い、安全を確保する。
イベント警備
スポーツ大会やコンサートなどで、会場内外の規制・誘導、金属探知機検査などを実施する。
ハイウェイ・セキュリティー
高速道路上でトラブルが発生した際に、後方警戒などで安全を確保する。

03その他副次

要人警護、駐車場運営管理、マンション代行管理、建物・設備管理など、警備の枠を超えた周辺サービスも提供。地域の安全・安心を支える多角的な事業を展開する。

主な製品・サービス4
ボディーガード
国内外の要人の身辺警護を行う。
駐車場運営管理
コインパーキングの障害対応や、施設駐車場の管理業務(売上金回収、案内など)を行う。
マンション代行管理
マンション管理会社の専任管理員の休日などを代行する。
建物・設備管理
オフィスビルや商業施設で設備管理を常駐または巡回で行う。

製品と技術

常駐型施設警備と付帯サービス

施設警備は当社グループの主力サービスである。オフィスビル、商業施設、中央省庁、重要防護施設、データセンターなどに警備員を常駐させ、出入管理、巡回、火災受信盤監視、盗難予防を実施。レセプション・コンシェルジュサービスでは主に女性スタッフが受付・案内を行う。駐車場警備では場内誘導や料金収受を担当。空港消防業務では航空機事故に備え化学消防車を使用した消火・救難活動を行う。これらの常駐契約は売上高の約9割を占め、安定的な収益源となっている。

交通誘導警備とイベント警備

交通誘導警備は道路工事や建築現場における車両・歩行者誘導が中心。臨時契約が多く、工事スケジュールに応じて柔軟に人員を配置する。イベント警備ではスポーツ大会、コンサート、花火大会などの雑踏整理を行う。入場ゲートでの金属探知機検査や所持品検査も実施。ハイウェイ・セキュリティーでは高速道路上のトラブル発生時に後方警戒で安全を確保する。これらのサービスは需要変動が大きいものの、常駐契約に付随する形で安定化を図っている。

ボディーガードと特殊警備

2002年8月に開始したボディーガード(身辺警護)は、国内外の要人を対象とする専門性の高いサービスである。当社はこの分野で実績を積み、現在も提供を継続する。また、空港消防業務は、航空機事故に備えた常駐体制と消火活動が特徴。ハイウェイ・セキュリティーでは燃料切れやパンク対応のための出動警備を実施。これらの特殊警備は高度な訓練と資格を持つ人員が必要であり、差別化要因となっている。

周辺領域:駐車場運営・マンション代行・建物管理

警備事業に加え、周辺領域として駐車場運営管理、マンション代行管理、建物設備管理を手がける。駐車場運営管理ではコインパーキングの機器トラブル対応や商業施設駐車場の売上金回収・精算補助を行う。マンション代行管理は、管理会社の専任管理員の休日に代行員を派遣する。建物設備管理ではオフィスビル等に設備員を常駐させ、法定点検や巡回管理を実施。これらのサービスは警備と連動してワンストップで提供可能である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

警備業で堅実成長、利益率低く効率化が急務

サービス業に分類され、警備・セキュリティサービスを提供する。売上高は80億円、94億円、101億円と増加傾向にあるが、営業利益率は3.19%から4.95%と低水準にとどまる。同業のジンジブやイシンは人材サービスで異なるが、警備業界でも競合が存在。人員配置の効率化や高付加価値サービスが成長の鍵。同業他社に差をつけるには、技術活用やコスト削減が必要。収益性改善が必須。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、事業が拡大している。
  • 警備サービスは社会に必要とされ、需要が安定している。
  • 既存の契約顧客が多く、リピート収入が見込める。
  • 地域に密着したサービスで、信頼関係を構築している。

課題

  • 営業利益率が5%未満で、収益性が低い水準にある。
  • 警備は人材依存が高く、人件費上昇が利益を圧迫。
  • 同業他社との差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が共栄セキュリティーサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15870ナルネットコミュニケーションズ47億円9.3倍
27357ジオコード47億円
32341アルバイトタイムス47億円16.5倍
49337トリドリ47億円16.8倍
54645市進ホールディングス46億円5.6倍
67058共栄セキュリティーサービス45億円6.7倍
77351グッドパッチ44億円10.7倍
86545インターネットインフィニティー44億円18.6倍
94750ダイサン43億円13.9倍
107066ピアズ43億円9.5倍
117361ヒューマンクリエイションホールディングス43億円15.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

創業から警備業務の多角化へ(1985年〜2002年)

1985年5月、東京都豊島区西池袋に資本金300万円で共栄セキュリティーサービスを設立。交通誘導警備業務を目的とした。1995年7月に本社を同じく西池袋五丁目に移転。2000年4月には大型商業施設の施設警備業務を開始し、事業領域を拡大した。2002年6月には日韓共催のサッカー世界選手権大会の4会場(宮城、埼玉、新潟、静岡)の会場警備を実施。同年8月にはボディーガード(身辺警護)業務を開始し、12月には一般労働者派遣事業許可を取得した。

本社移転と品質管理の強化(2003年〜2011年)

2003年1月に本社を練馬区豊玉北へ移転。2004年6月には千代田区九段南の現在地に移転した。同年10月、本社および新宿支社(現東京支社)でISO9001の認証を取得し、品質マネジメント体制を構築。2011年10月にはプライバシーマークの認証を取得し、個人情報保護にも注力した。この期間は内部管理体制の整備とともに、警備サービスの標準化を進めた。

M&Aによるグループ化の本格化(2015年〜2016年)

2015年7月、北海道で警備事業を行う道都機動警備を完全子会社化。同年9月には駐車場運営管理事業のティー・エフ・ケイを吸収合併。12月には道都警備を完全子会社化し、2016年3月に道都警備と道都機動警備を合併させた。同年11月にはCSPパーキングサポートに出資(33%)するが、2022年4月に持分をセントラル警備保障に売却した。この一連のM&Aにより、北海道地域での拠点を確立し、駐車場管理事業にも進出した。

上場とセコムとの提携(2019年〜2022年)

2019年3月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2020年5月には警備業界最大手のセコムと業務・資本提携を締結。この提携により、セコムのブランド力やノウハウを活用しつつ、独立した経営を維持する。2022年4月には東証の市場区分見直しに伴い、JASDAQからスタンダード市場に移行。同年8月には東京都などで警備事業を行うダイトーセキュリティー(現KSS管財)を完全子会社化し、首都圏でのプレゼンスを強化した。

積極買収とグループ再編の加速(2023年〜2025年)

2023年2月に徳島県などの合建警備保障、同年10月に神奈川県の東神産業、12月に千葉県の東邦警備保障を完全子会社化。2024年3月には埼玉県で警備事業を行う東邦警備保障を子会社化。2025年1月にネオ・アメニティーサービス、6月に常総警備保障を子会社化。同時にグループ内再編として、KSS大阪、KSS管財、KSS神奈川への社名変更と事業移管を実施。2025年3月期には買収に伴うのれん減損損失を計上したが、長期的な収益基盤構築を進める。

年表25件を開く

1980年代

  • 1985年5月交通誘導警備業務を目的とし、東京都豊島区西池袋三丁目に資本金300万円をもって 共栄セキュリティーサービス㈱を設立。

1990年代

  • 1995年7月本社を東京都豊島区西池袋五丁目に移転。

2000年代

  • 2000年4月大型商業施設の施設警備業務を開始。
  • 2002年6月サッカーの世界選手権大会(日韓共催)の宮城会場、埼玉会場、新潟会場、静岡会場の会場警備を実施。
  • 2002年8月ボディーガード(身辺警護)を開始。
  • 2002年12月一般労働者派遣事業許可を取得。
  • 2003年1月本社を東京都練馬区豊玉北に移転。
  • 2004年6月本社を東京都千代田区九段南に移転。
  • 2004年10月本社及び新宿支社(現:東京支社)において、ISO9001の認証を取得。

2010年代

  • 2011年10月プライバシーマークの認証を取得。
  • 2015年7月M&A北海道で警備事業を行う㈱道都機動警備を完全子会社化。
  • 2015年9月M&A駐車場運営管理事業を行う㈱ティー・エフ・ケイを吸収合併。
  • 2015年12月M&A北海道で警備事業を行う㈱道都警備を完全子会社化。
  • 2016年3月M&A㈱道都警備を存続会社として、㈱道都警備と㈱道都機動警備が合併。
  • 2016年11月駐車場運営管理事業を行う㈱CSPパーキングサポート(現 ㈱CSPクリエイティブサービス)に出資(当社33%出資)。(2022年4月 当社が保有する持分全てをセントラル警備保障㈱に売却)
  • 2019年3月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場。

2020年代

  • 2020年5月セコム㈱と業務・資本提携。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
  • 2022年8月M&A東京都などで警備事業を行う㈱ダイトーセキュリティー(現 KSS管財㈱)を完全子会社化。
  • 2023年2月M&A徳島県などで警備事業を行う合建警備保障㈱を完全子会社化。
  • 2023年10月M&A神奈川県などで警備事業等を行う東神産業㈱(現 KSS神奈川㈱)を完全子会社化。
  • 2023年12月M&A千葉県などで警備事業を行う東邦警備保障㈱を完全子会社化。
  • 2024年3月M&A㈱セキュリティが埼玉県で警備事業を行う東邦警備保障㈱を完全子会社化。
  • 2025年1月M&A千葉県などで警備事業等を行う㈱ネオ・アメニティーサービスを完全子会社化。
  • 2025年6月M&A茨城県などで警備事業を行う常総警備保障㈱を完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    積極的なM&Aによる規模拡大

    警備業界の人手不足と事業承継問題を背景に、警備会社や周辺領域(ビルメンテナンス等)のM&Aを継続的に実施し、47都道府県のプラットフォーム構築を目指す。規模の強さによる料金改定やスケールメリットで利益を創出する。

  2. 02

    グループ経営の加速

    グループ横断的かつ地域的な再編を推進し、子会社の統合・事業移管により効率的な経営体制を構築する。グループ全体の企業価値向上を目指す。

  3. 03

    警備品質の向上

    重要防護施設や中央省庁などの高品質な警備サービスの継続提供に加え、グループ共通の品質戦略を定義・実行する。資格取得促進やM&Aによる新たな知見の取り入れで付加価値を高める。

  4. 04

    価格競争への対応

    M&Aとグループ経営で動員力を強化し、セコムとの資本業務提携を活かした営業力・サービス品質の向上により、競争優位性を維持する。

  5. 05

    人手不足への対応

    採用活動に注力するとともに、積極的なM&Aにより人員数とエリア補完体制を拡大・強化し、深刻な人手不足に対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で750人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は362万円で、6期前と比べて+6.8%平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は7.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月33944.07.9423
2020年3月34544.38.7399
2021年3月34338.46.5565
2022年3月33633.85.3642
2023年3月33632.95.3832
2024年3月34234.56.180237
2025年3月36235.97.575067

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.8%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)91.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
五反田賃貸 マンション — 東京都品川区429百万円
軽井沢研修所 — 長野県北佐久郡軽井沢町225百万円
大府賃貸 マンション — 愛知県大府市79百万円
本社 — 徳島県徳島市40百万円
倶知安営業所 — 北海道虻田郡倶知安町35百万円
本社 — 東京都千代田区1百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱道都警備(注)1
    北海道札幌市白石区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KSS大阪㈱(注)1
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KSS管財㈱(注)1
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合建警備保障㈱(注)1,3
    徳島県徳島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KSS神奈川㈱(注)1,4
    神奈川県横浜市神奈川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱セキュリティ(注)1
    埼玉県所沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東邦警備保障㈱(注)4
    千葉県千葉市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ネオ・アメニティーサービス(注)1,4
    千葉県千葉市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱バンガード
    埼玉県朝霞市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    防衛省市ヶ谷地区施設管理業務(警備・受付業務)
    防衛省 · 2021-04-01
    15.5億円
  • 調達
    防衛省市ヶ谷地区施設管理業務(警備・受付業務)
    防衛省 · 2023-12-22
    13.6億円
  • 調達
    検疫所宿泊施設の運営に関わる支援業務(生活支援業務・電話応対業務・検体回収業務・警備業務等)(単価契約)
    厚生労働省 · 2022-03-11
    2.3億円
  • 調達
    令和6・7・8年度高松サンポート合同庁舎警備業務委託契約
    財務省 · 2024-03-11
    2.2億円
  • 調達
    最高裁判所庁舎警備及び防災センター等業務
    最高裁判所 · 2023-01-24
    8,694万円
  • 調達
    最高裁判所庁舎警備及び防災センター等業務
    最高裁判所 · 2022-02-21
    7,928万円
  • 調達
    東京拘置所警備業務委託契約
    法務省 · 2021-03-17
    4,656万円
  • 調達
    守衛業務役務
    防衛省 · 2024-03-28
    3,773万円
  • 調達
    守衛業務役務
    防衛省 · 2025-03-14
    3,082万円
  • 調達
    令和3年度仙台法務総合庁舎警備業務委託
    検察庁 · 2021-03-10
    1,660万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年3月期の売上高は101億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+66.7%。

売上高
+7.4%
101億円
営業利益
+66.7%
5億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
5.0%
前期比 +1.8%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は57億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.8%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q2015.01
2023年3Q2129.51
2023年4Q201
2024年1Q2214.51
2024年2Q2114.80
2024年3Q2613.81
2024年4Q2500.00
2025年2Q5135.91
2025年4Q5024.0−1
2026年2Q57610.54

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年3月期からの11期で、売上は42億円から101億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
北海道で警備事業を行う㈱道都機動警備を完全子会社化。
2015年3月4221
㈱道都警備を存続会社として、㈱道都警備と㈱道都機動警備が合併。
2016年3月4421
2017年3月5342
2018年3月5343
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場。
2019年3月5743
2020年3月6453
2021年3月6243
東京都などで警備事業を行う㈱ダイトーセキュリティー(現 KSS管財㈱)を完全子会社化。
2022年3月80117
徳島県などで警備事業を行う合建警備保障㈱を完全子会社化。
2023年3月8055
㈱セキュリティが埼玉県で警備事業を行う東邦警備保障㈱を完全子会社化。
2024年3月94343.22
千葉県などで警備事業等を行う㈱ネオ・アメニティーサービスを完全子会社化。
2025年3月101555.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年3月期

売上高101億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.2%77億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比12.6pt
-0.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は12億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月4−1−135
2018年3月20026
2019年3月419520
2020年3月20−1221
2021年3月211325
2022年3月90−2931
2023年3月−1−12−5−1314
2024年3月21−2315
2025年3月4−1−6312

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年3月期の総資産は64億円。このうち返さなくてよい自己資本が45億円で、自己資本比率は71.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月2417772.3
2016年3月2519676.1
2017年3月2921873.3
2018年3月3124777.8
2019年3月4436881.7
2020年3月4638882.1
2021年3月49371276.4
2022年3月59441574.2
2023年3月58461278.4
2024年3月68472169.1
2025年3月64451871.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
37億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中119位あたり、逆に低いのはROE534社中501位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,971で、1年前と比べて+6.0%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥2,971-0.4%1ヶ月+0.3%1年+6.0%時価総額45億円
過去52週の値幅
安値¥2,658高値¥3,300

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.7倍
PBR0.86倍
配当利回り3.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日の3130円をピークに下落、8月13日には2866円まで下げたが、8月14日は2908円と小幅反発。25日移動平均線(3015.96円)を下回り、75日線(2955.92円)も割り込む。1年では+9.6%と堅調だったが、直近は調整局面。52週高値3300円から約12%下。RSIは34.13と売られすぎ圏に接近。出来高は低調で、売買が細り、上値が重い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PER(実績)が6.57倍と非常に低く、PBRも0.839倍と1倍を下回っている。同業界平均(PER23.09倍、PBR3.31倍、配当利回り2.31%)と比較して、いずれの指標も大幅に割安。配当利回りは3.09%と平均を上回る。ただしROEが-0.8%とマイナスであり、直近の売上高は増加傾向にあるものの、利益が減少しており、直近年度の純利益は0億円と低調。低PERは業績悪化を織り込んだ可能性が高く、割安だが収益性の回復がなければ割安の罠に陥るリスクもある。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.7倍23.4倍
PBR0.86倍3.51倍
ROE-0.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

警備業界は人材不足や最低賃金上昇によりコスト増圧力が強く、収益性の維持が課題。強気派は、首都圏を中心とした需要の安定性や、イベント開催増加による需要拡大を評価する。一方、弱気派は、人件費高騰による利益率の低下や、競争激化による受注単価の下落を懸念する。近年は売上高が増加しているものの、純利益は減少傾向にあり、収益性の改善が投資判断の焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 需要の安定性

    首都圏の施設や交通、イベント警備は、景気に左右されにくい安定的な需要がある。

  • 売上高の拡大

    2025年3月期の売上高は101億円と引き続き増加している。

  • イベント需要の回復

    コロナ禍後、イベント開催が増加し、警備需要が拡大している。

  • 営業利益5億円と前期比66.7%増益決算発表後影響

    営業利益は3億円→5億円と2億円増加、売上高も101億円と過去最高。

  • 売上高101億円で過去最高を更新通年影響

    売上高は94億円→101億円と7%増、増収が利益拡大に寄与。

  • 営業利益率4.95%と改善、収益性向上通年影響

    営業利益率は3.19%から4.95%へ1.76pt改善。

  • PER6.57倍・PBR0.84倍の割安株価不定影響

    PER6.57倍、PBR0.84倍、配当利回り3.09%。

マイナスに働く材料7
  • 人件費高騰

    警備員の賃金上昇や採用コスト増が、利益率を圧迫する。

  • 収益性の悪化

    売上高は増加する一方、純利益は2022年3月期から減少傾向にある。

  • 競争激化

    警備業界は参入障壁が低く、価格競争が激しくなっている。

  • 純利益0億円と最終利益が消滅決算発表後影響

    営業利益5億円に対し純利益0億円、特別損益や税金でほぼ全額消滅。

  • 売上高伸び率が17.5%→7.4%に減速通年影響

    FY24は+17.5%増収だったがFY25は+7.4%に減速。

  • ROEが-0.8%と資本効率が悪化通年影響

    純利益0億円でROEは-0.8%、PBRは0.84倍。

  • 時価総額44億円と流動性が低い継続影響

    時価総額44億円で売買高が薄く、需給で株価が変動。

次の決算で確かめる点
警備員一人当たり売上高
人件費効率の変化を測り、収益性への影響を確認するため。
契約件数
需要動向と営業活動の成果を把握するため。
営業利益率
人件費や価格競争の影響を直接反映するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.03%。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
3.03%
いまの株価に対して
配当性向
56.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月7538.4
2021年3月806.754.1
2022年3月15087.530.8
2023年3月90−40.027.0
2024年3月900.056.8
2025年3月900.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2025年3月期末の株主数は延べ900人。区分でいちばん多いのは事業法人66.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.5%を占め、残る32.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年3月%2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%
事業法人58.858.158.757.761.866.4
個人・その他23.831.934.734.129.929.5
自己株式0.04.23.83.83.73.9
証券会社2.31.80.61.62.52.4
金融機関3.84.14.24.04.01.1
外国法人11.34.21.82.51.90.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社あっとプラニング42.55
02株式会社ケイ・エス・エス8.03
03マックスコーポレーション株式会社7.30
04共栄セキュリティーサービス社員持株会3.19
05セコム株式会社2.99
06光通信株式会社2.66
07合同会社K-mac2.26
08阿部 克巳2.19
09森 樹雄2.12
10櫻井 律子1.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-28
    株式会社あっとプラニング
    変更報告
    42.91%
    +0.31pt
  • 2026-08-18
    株式会社あっとプラニング
    新規の大量保有報告
    42.91%
    -1.43pt
  • 2026-06-03
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.13%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−129%、1株純資産は11期で+81%。直近期のROEは-0.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月911,7325.416.5
2016年3月1021,8305.714.7
2017年3月2312,03811.3
2018年3月2502,28911.5
2019年3月2622,3649.310.429.2
2020年3月2162,5028.912.438.4
2021年3月1842,5787.316.554.1
2022年3月5093,00418.25.930.8
2023年3月3113,16510.19.127.0
2024年3月1713,2455.317.256.8
2025年3月−273,132−0.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/3期の役員報酬は総額173百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
我妻文男代表取締役 社長67
我妻和文専務取締役646,700
松林篤樹常務取締役56
小崎教仁取締役 監査等委員63
渡辺真一取締役 監査等委員63
三宅伸幸取締役 監査等委員56

役員報酬の内訳2025/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)415015038
社外取締役523235

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,343字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社9社(㈱道都警備、KSS大阪㈱、KSS管財㈱、合建警備保障㈱、KSS神奈川㈱、㈱セキュリティ、東邦警備保障㈱、㈱ネオ・アメニティーサービス、㈱バンガード)、非連結子会社3社(東邦警備保障㈱、三治警備保障㈱、中国警備保障㈱)、非持分法適用会社1社の計14社で構成されており、施設警備業務、交通誘導警備業務等で構成された警備事業を展開しております。 なお、当社グループは警備事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関連会社の位置付けは、次のとおりであります。 業務区分   関係会社 施設警備関連 施設警備   ご契約先施設に警備員が常駐し、警戒、出入管理、巡回、火災受信盤の監視等を行い、火災・盗難などの予防にあたります。   当社及びすべてのグループ会社(KSS管財㈱を除く) レセプション・コンシェルジュ   オフィスビルや商業施設等に主に女性スタッフが常駐し、受付業務や案内業務を行います。   当社合建警備保障㈱ 駐車場警備   商業施設等の駐車場に警備員が常駐し、場内や出入口の車両誘導、料金収受等を行います。   当社及びすべてのグループ会社(KSS管財㈱を除く) 空港消防業務   空港にスタッフが常駐し、航空機事故に備えて、飛行機の離発着時には常時出動態勢をとります。航空機事故が発生した場合には、化学消防車を使用した消火活動や救難活動を行います。   当社 交通誘導警備関連 交通誘導警備   道路工事及び建築現場等に警備員を配置し、車両誘導や歩行者誘導を行います。   当社及びすべてのグループ会社(KSS管財㈱を除く) イベント警備   スポーツ大会やコンサート、花火大会等のイベント会場内外に警備員を配置し、規制や誘導等の雑踏整理を行います。また、入場ゲートなどに警備員を配置し、金属探知機検査や所持品検査等を実施します(施設警備に該当)。   当社及びすべてのグループ会社(KSS管財㈱を除く) ハイウェイ・セキュリティー   高速道路や自動車専用道路において走行中車両に燃料切れやパンク等のトラブルが発生した場合に、警備員が出動して後方警戒による安全確保を行います。   当社 その他 ボディーガード   国内外の要人のボディーガード(身辺警護)を行います。   当社 駐車場運営管理   駐車場障害対応業務は、コインパーキングにおいて精算機等の機器トラブルが発生した場合に、専門スタッフが出動して対処を行います。駐車場管理業務は、商業施設や病院等の駐車場にスタッフが常駐し、売上金回収や駐車案内、精算補助等の管理業務を行います。   当社 マンション代行管理   マンション管理会社の専任管理員の休日等に、代行員を派遣してマンション管理業務を代行します。   KSS管財㈱ 建物・設備管理   オフィスビルや商業施設等に設備員を派遣し、常駐体制で設備管理を行う常駐管理、または法定点検・巡回点検等の巡回管理を行っております。   当社㈱ネオ・アメニティーサービス 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,110字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当連結会計年度における日本経済は、設備投資も33年ぶりに過去最高を更新するなど、近年にはない明るい兆しがみられました。特に、物価と賃金が共に動き出した中で、33年ぶりとなる高水準の賃上げが実現し、賃金と物価の好循環が実現しつつあります。一方で、海外景気の下振れや通商政策の動向とその影響が日本経済に及ぼしうるリスクなど、不確実性は一層高まっております。 警備業界は、業界市場は拡大している一方で、人手不足は事業活動の制約となるほど深刻化しております。また、人材獲得競争の激化から賃金上昇が続くものの、警備業界の労働分配率はすでに高く、物価高の中での持続的な賃上げには限界もあるなど、警備業界をとりまく環境は大きく変化しております。 このような経営環境の下、当社グループは、収益強化に取り組むとともに、グループ全体の企業価値向上のための取り組みを続けてまいりました。 経営方針、経営戦略 (1) 長期視点での経営方針 当社グループは、施設警備、交通誘導警備、イベント警備、ボディーガードなどの人的警備、また、人材派遣、マンション管理人派遣などの周辺領域にわたり、幅広く人的サービスの事業を展開しております。当社グループは、これらの事業が人の力に依存したものである一方で、人の力でのみ創出することができるバリューがあると考えており、引き続き人的サービスに注力してまいります。一方で、競合他社との価格競争による料金低下圧力や深刻な人手不足など、当社グループを取り巻く環境の変化に迅速に対応するべく、長期視点での経営方針として、規模拡大による交渉力強化や人員確保のため、積極的なM&Aとグループ経営を推進しております。 (2) 事業戦略 ① 積極的なM&A 国内警備業界は、「令和5年における警備業の概況(2024年7月18日警察庁発表)」によると、2019年末から2024年末の5年間で、警備業者数は9,908業者から10,674業者と8%増である一方、警備員数は57万人から58万4千人の2%増にとどまっており、市場規模は拡大しているものの、前述のとおり人手不足は深刻で、競争激化に苦しむ中小の警備業者は淘汰される可能性が高いと考えられます。 また、小・零細事業者が圧倒的に多く、事業承継問題が顕在化していることから業界再編が活発化している傾向がみられるなど、警備業界のM&A市場環境は活性化しております。 このような環境下、当社グループは、M&Aを成長戦略の中核と位置付けております。 ・ 引き続き、警備会社や周辺領域(ビルメンテナンス等)に対するM&Aを継続的に実施してまいります。 ・ 当社グループは、現在19都道府県に拠点を設け、28都道府県でビジネスを展開しております。当社グループは、47都道府県のプラットフォームを構築することを目指しており、人員数とエリア補完体制を拡大・強化してまいります。 ・ 規模の強さによる料金改定、スケールメリットによる利益創出を実現し、ステークホルダーである従業員と株主の皆様への利益還元につなげてまいります。 なお、当連結会計年度に実施したM&Aは次のとおりであります。 ・ 2024年8月26日、東神産業㈱(神奈川県)により三治警備保障㈱を完全子会社化 三治警備保障㈱は、神奈川県に本社を構え、交通誘導警備の事業を展開しております。 ・ 2025年1月9日、㈱ネオ・アメニティーサービスを完全子会社化 ㈱ネオ・アメニティーサービスは、千葉県に本社を構え、施設警備やビルメンテナンス業などの事業を展開しております。 ・ 2025年1月10日、㈱バンガードを完全子会社化 ㈱バンガードは、埼玉県に本社を構え、交通誘導警備の事業を展開しております。 ・ 2025年1月31日、中国警備保障㈱を完全子会社化 中国警備保障㈱は、山口県に本社を構え、施設警備や交通誘導警備の事業を展開しております。 ② グループ経営の加速 当連結会計年度のグループ連結売上高のうち、単体を除く売上高は約34%とほぼ3分の1を占めており、グループ経営の重要性は増してきました。当社グループは、グループ横断的かつ地域的な再編などのグループ経営を加速していきます。 ・ 2024年10月、日本セキュリティーサービス㈱をKSS大阪㈱に社名変更。親会社の一部事業を移管するなど、関西エリアにおける再編を実施。 ・ 2024年11月、㈱ダイトーセキュリティーをKSS管財㈱に社名変更。警備事業を親会社に移管、マンション管理事業をKSS管財㈱に移管、またグループ横断的な資産管理の役割を持たせるなどの事業再編を実施。 ・ 2025年2月、東神産業㈱をKSS神奈川㈱に社名変更。親会社の一部事業を移管、また三治警備保障㈱(神奈川県川崎市)の事業を移管するなど、神奈川県における再編を実施。 ③ 警備品質の向上 当社グループは、重要防護施設、中央省庁、データセンターなどの施設警備を行っております。これらの警備実績は、従業員にとっての体験価値を高める一方、高品質なサービスの提供を継続することが重要であります。当社グループは、前述のとおりのグループ横断的な最適化を推進するため、グループ共通の品質戦略を定義し、グループ全体としての成長を目指します。 ・ 重要防護施設、中央省庁、データセンターなどの施設警備に引き続き取り組む。 ・ グループ共通の品質戦略の定義と実行。 ・ 資格取得の推進によるサービス付加価値向上。 ・ M&Aを通じて、新たな考え方や知見を取り入れる。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、長期視点での経営方針として、規模拡大による交渉力強化や人員確保のため、積極的なM&Aとグループ経営を推進しており、規模拡大のモニタリングのための経営指標として「売上高」及び「警備員等の人員数」、利益成長のモニタリングのための経営指標として「営業利益」をKPIといたしました。 経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループの事業を取り巻く環境は、前述のとおり、競合他社との価格競争による料金低下圧力や深刻な人手不足など、警備業界の見通しは不透明性が増しております。 <競合他社との価格競争にともなう料金低下圧力の高まり> 前述のとおり、国内の警備業者は小・零細事業者を中心に約1万社あり、競合他社との価格競争にともなう料金低下圧力の高まりに直面しております。当社グループは、競争優位性を失わないための取り組みにチャレンジしてまいります。 ・ 積極的なM&A、グループ経営の加速に取り組み、あらゆる規模の警備も実施可能とする動員力の実現 ・ グループ共通の品質戦略の定義と実行、及び資格取得の推進によるサービス付加価値向上 ・ セコム株式会社との資本業務提携を背景とした営業力強化、及びサービス品質強化 <深刻な人手不足> 2025年3月現在の保安職業従事者の有効求人倍率は6.74倍(2025年5月2日厚生労働省発表)と採用環境は大変厳しく、人手不足は事業活動の制約となるほど深刻化しております。当社グループは、採用活動に注力するとともに、積極的なM&Aにより、人員数とエリア補完体制を拡大・強化してまいります。
事業等のリスク3,744字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 人材確保について 当社グループは、警備員、マンション管理人または人材派遣スタッフなどがサービスを提供する労働集約型セクターのひとつであり、人的リソースに大きく依存しております。また、臨時契約は、日々変動する需要に応じた人的リソースを確保・配置しなければならないため、稼働管理を行う必要があります。そのため、労働基準法など法規制の遵守を前提に、必要な人員を戦略的に採用することにより対処しております。 しかしながら、2025年5月2日に厚生労働省が発表した2025年3月の保安職業従事者の有効求人倍率は6.74倍という厳しい採用環境のなか、採用の計画未達、求人媒体等の料金変動又は取引条件の変更、また多数の人的リソースが意図せず喪失又は流出してしまった場合には、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 人材確保に対する取り組みは、「2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 (2) 価格競争について 国内の警備業者は1万社超あり、多くの企業と競争しております。これらの競合他社は、当社グループより高度な経営資源を有する可能性があり、当社グループは、競合他社に効率的に対抗する必要があります。 当社グループは、料金・品質を含む様々な要素で競争しております。競合他社との価格競争によって料金が下落した場合、比例して費用が下落しない場合には利益率の低下につながります。なお、費用の多くは労務費で構成されており、費用の下落は現実的ではありません。また、足元では、物価高等を背景に賃金増加傾向にあり、賃上げにともなう料金改定がなされない場合には利益率の低下につながります。当社グループは、これらの状況に対処するために、規模による動員力を高め、また社員の資格取得によってサービス付加価値を高め、受注力を強化する必要がありますが、一層激化する競合他社との価格競争にともなう価格低下圧力の高まりに直面しております。 当社グループが、価格下落又は事業に影響を及ぼすコスト圧力について効果的に予測し対応できない場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 価格競争に対する取り組みは、「2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 (3) 法規制の適用について 当社グループの事業は、警備業法や労働基準法の法規制や監督の対象となっております。これらの法規制を遵守することは事業活動における負担をともない、また、遵守にともない費用が発生する可能性があります。また、将来における法規制などの改正・変更は、当該法規制の遵守に対応するための費用の増加や事業活動に対する制約にもつながる可能性があります。例えば、資格者たる警備員の配置基準が強化された場合、資格取得費用の増加、又は既存及び将来的なサービスの顧客への提供の制限又は中止につながり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループ、ならびに当社グループの従業員が法規制に違反すると、当社グループが罰金、刑罰、法的制裁の対象となり、また、当社グループの事業遂行への制約や評判への悪影響につながる可能性があります。 (4) 買収、第三者との合弁について 当社は、市場シェアを拡大するため、買収、第三者との合弁を実施しております。当社が買収を行う場合、多額の買収コスト又は統合費用の発生、シナジーが実現できないこと、期待された収益の創出とコスト改善の失敗、主要人員の喪失や債務の引き受けによって、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。 当社が第三者と合弁会社を設立したり戦略的パートナーシップを構築する場合、当社グループの財政状態及び業績は、パートナーとの戦略の相違又は文化的相違、利害の対立、シナジーが実現できないこと、合弁会社及びパートナーシップ維持のために必要となる追加出資や債務保証、合弁パートナーからの持分買取、当社が保有する合弁持分の売却、もしくはパートナーシップの解消、不十分な経営管理、減損損失又は事業活動から受ける風評被害により、悪影響を受ける可能性があります。 (5) のれんについて 当社グループは、のれんを保有しております。のれんについては、業績の悪化や時価総額の減少、経済情勢の変化、減損の判定に用いられる高度な判断を必要とする見積り・前提の変更により、減損損失を計上する可能性があります。減損の可能性を示す事象又は状況の変化には、設定された事業計画の下方修正や実績見込みの大幅な変更、あるいは外的な市場の変動などが含まれます。なお、当社グループがさらされている競争環境の激化により、減損の判定に用いられる見積り、前提及び判断が変動し、減損損失の計上の可能性が増加することがあります。このような減損損失の計上は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度は、地域的な再編を踏まえた将来の収益計画を見直ししたことにより、2024年3月期に買収した複数の連結子会社について、買収時に発生したのれんの回収可能性について慎重に検討した結果、325百万円の減損損失を計上いたしました。また、非連結子会社についても、同様の見直しを行った結果、関係会社株式評価損失を計上いたしました。 (6) 特定人物への依存について 当社グループは、当社の創業者であり代表取締役社長の我妻文男を中心とする経営陣の下で経営を行っております。当社グループは、我妻氏に過度に依存しない経営体制の構築を目指し、2025年6月に監査等委員会設置会社へ移行し、監査等委員を含む取締役6名のうち3名を社外役員とするなどガバナンスの強化を図っております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループにおいて職務を執行することが困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。 (7) 大規模な災害や感染症のパンデミックなどについて 大規模な地震や風水害などの自然災害、テロ行為、大規模火災、感染症のパンデミックなどの予期できない大惨事により、当社グループのサービスの提供が一時的に停止したり、混乱に陥ったりする可能性があります。当社グループは、これら大規模な災害の発生による事業活動の停止に備え、警備員は日々の訓練に取り組むほか、24時間体制のコントロールセンターが事業継続計画の指揮命令系統を担います。コントロールセンターは、北海道に所在しており、東京都にバックアップ機能を備えております。しかしながら、当社グループが、重大な損害を受けた場合、事業活動の停止、オフィスや設備の修繕・置換えにかかる多額の費用計上などが生じる可能性があります。例えば、感染症のパンデミックによって経済活動が停滞した場合、施設の閉鎖や休業、イベントの中止・延期又は規模縮小により、受託役務の見直しやキャンセルなどの悪影響を受ける可能性があります。 (8) 特定の契約先への依存について 当社グループの主要取引先との関係は安定的に推移しております。当社グループは、これらの取引先と良好で安定した取引関係の維持及び発展に努めておりますが、取引先の動向により価格下落または契約解除が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 新たな技術について 警備業で使用される技術、例えば、人工知能(AI)やロボット、IoT機器等の技術は進化を続けております。このような技術の進歩は、当社グループが事業とする人的警備に置き換わる可能性があり、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。 (10) 顧客情報の管理について 当社グループは、サービスの提供にあたり、契約先の機密情報及び個人情報を取り扱っております。これらの情報は、悪意を持った第三者、犯罪組織、当社グループの従業員の故意又は過失により侵害を受ける可能性があります。当社グループは、プライバシーマークを認証取得しており、機密情報及び個人情報に対する侵害の防止に取り組んでおります。しかしながら、こうした情報に対する事象によって、売上の喪失、第三者との関係の悪化、機密情報及び個人情報の不正漏洩あるいは悪用、ならびに顧客の維持や勧誘の失敗などが生じ、その結果、当社グループの事業や活動が重大な打撃を受ける可能性があります。また、当社グループは、訴訟や、規制当局による調査や法的措置を含む法的手続きの対象となる可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,515字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績 連結業績 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比758百万円増加し、10,113百万円となりました。この増収は、主に前連結会計年度に買収した連結子会社の売上高が前連結会計年度比で寄与したこと、また常駐契約の料金改定、常駐契約の新規開始によるものであります。売上高の契約別の内訳については、後述の「販売実績」をご参照ください。 売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度比264百万円増加して2,350百万円となり、売上高に対する比率は22.3%から23.2%となりました。 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度比175百万円増加して484百万円となり、売上高に対する比率は3.3%から4.8%となりました。この増益は、主に買収にともなうのれん償却費や、採用活動強化にともなう募集費など販管費の増加があったものの、前述の料金改定により原価率が下がったことによるものであります。 経常利益 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比154百万円増加し、542百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益は、前連結会計年度の248百万円の利益に対し、38百万円の損失となりました。この減益は、連結子会社においてのれんの一部減損損失を計上したことによるものであります。当社グループは、M&A及びグループ経営を成長戦略として推進しており、地域的な再編を踏まえた収益計画を見直しました。その中で、2024年3月期に買収した複数の連結子会社について、買収時に発生したのれんの回収可能性について慎重に検討した結果、のれんの一部減損損失を計上いたしました。また、非連結子会社についても、同様の見直しを行った結果、関係会社株式評価損を計上いたしました。 現在進めているM&A及びグループ経営は、収益性改善に向けた施策や事業の更なる拡大により、将来の利益成長を見込んでおり、引き続き当社グループにとって重要な成長戦略と位置付けております。 財政状態 資産 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ458百万円(6.7%)減少し、6,352百万円となりました。 流動資産 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,091百万円(23.9%)減少し、3,468百万円となりました。この減少は、主に長期借入金の返済及び金地金の増加により現金及び預金が減少したことによるものであります。 固定資産 当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末に比べ633百万円(28.1%)増加し、2,884百万円となりました。この増加は、主に金地金の増加によるものであります。 負債 当連結会計年度末の流動負債及び固定負債合計は、前連結会計年度末に比べ285百万円(13.5%)減少し、1,820百万円となりました。 流動負債 当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ8百万円(0.6%)増加し、1,422百万円となりました。 固定負債 当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末に比べ293百万円(42.5%)減少し、398百万円となりました。この減少は、主に長期借入金の返済によるものであります。 純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ173百万円(3.7%)減少し、4,532百万円となりました。なお、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.3ポイント増加し、71.3%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において営業活動から得られた資金は、前期比150百万円増加し、398百万円の収入となりました。この増加は主に、法人税等の支払による支出等があったものの、税金等調整前当期純利益の計上、減損損失やのれん償却費による内部留保が生じたためであります。 投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において投資活動に使用した資金は、149百万円の支出となりました(前連結会計年度は115百万円の収入)。この支出は主に、定期預金の払戻による収入があったものの、金地金購入による支出や子会社株式の取得による支出によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において財務活動に使用した資金は、前期比355百万円増加し、592百万円の支出となりました。この減少は主に、長期借入金の返済による支出によるものであります。 現金及び現金同等物 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ342百万円減少し、1,157百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b. 販売実績 当社グループは警備事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりませんが、契約ごとの売上高については、以下の表をご参照ください。 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円) 常駐契約売上高   8,338   8,987 臨時契約売上高   1,016   1,126 顧客との契約から生じる収益   9,354   10,113 (注) 契約期間が1年以上を常駐契約、1年未満を臨時契約として分類しております。 但し、常駐契約に付随した臨時契約は常駐契約に含むなど、実態に即した分類としております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における日本経済は、コロナ禍による落ち込みから回復し、33年ぶりの高水準の賃上げ、史上最高水準の企業の設備投資などの一方で、足元では、物価上昇が賃金上昇を上回る中で、年金生活世帯や中小企業にとっては厳しい状況が続いているなど、先行きは不透明な状況が続いております。 国内警備業界は、「令和5年における警備業の概況(2024年7月18日警察庁発表)」によると、警備業者数は10,674業者(前年比1.4%増)、警備員数は58万4千人(同0.5%増)であり、需要は堅調であります。一方で、2025年3月現在の保安職業従事者の有効求人倍率は6.74倍(2025年5月2日厚生労働省発表)と採用環境は大変厳しく、人手不足は事業活動の制約となるほど深刻化しております。また、人材獲得競争の激化から賃金上昇が続くものの、警備業界の労働分配率はすでに高く、物価高の中での持続的な賃上げには限界もあるなど、警備業界をとりまく環境は大きく変化しております。 このような経営環境の下、当社グループは、収益強化に取り組むとともに、グループ全体の企業価値向上のための取り組みを続けてまいりました。 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、賃上げなどの影響があったものの、長期的な経営方針に向けて、買収や料金改定などの取り組みを反映したものとなりました。 当連結会計年度の売上高の増収は、前期以降で新たに連結子会社となった4社が大きく貢献しております。2023年10月から連結となった東神産業㈱、㈱セキュリティ、及び㈲セキュリティ・ライセンス・KOBは6ヶ月分、2024年1月から連結となった東邦警備保障㈱は9ヶ月分が前期比で増収となりました。2026年7月期においては、2025年1月から連結となる㈱ネオ・アメニティーサービス及び㈱バンガードが増収要因となる見通しであります。 当連結会計年度の常駐契約の売上高は、前連結会計年度比649百万円増加し、8,987百万円となりました。この増収は、前述の買収にともなう増収のほか、料金改定、また公営競技上や合同庁舎、半導体製造工場等の新規開始によるものであります。常駐契約は、安定的な収益基盤となるため、中長期の成長を見据えて受注を積み上げていく方針であります。また、常駐契約は警備員の稼働が安定することで離職率低下につながり、結果的に採用コスト抑制の実現が期待できます。 当連結会計年度の臨時契約の売上高は、前連結会計年度比109百万円増加し、1,126百万円となりました。この増収は、前述の買収にともなう増収によるものであります。 営業利益 当連結会計年度の営業利益の増収は、買収や料金改定などの取り組みを反映したものとなりました。しかしながら、賃上げや採用コストの増加は引き続き懸念材料であり、販売価格への適正な価格転嫁が課題であると認識しております。 当社グループは、人手不足が深刻化している警備業界において、上場会社であること(警備を主力事業とする上場会社は7社のみ)、他社が選択していない採用方法を取ることなどによって、採用を優位に進めてまいりました。なお、新卒社員等の若手人材は将来の幹部候補生として育成していく方針ですが、現在は警備員として収益に貢献しており、そのキャリアを積み上げております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループの資金需要は人件費を主とする事業運営資金に加え、M&Aを中心とした成長投資資金であります。これらの資金需要に対しては営業キャッシュ・フローを源泉とした自己資金によっておりますが、必要に応じて金融機関や資本市場から調達する方針であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。当社グループの連結財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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