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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

トリドリ

toridori Inc.9337 · Growth · サービス業

インフルエンサー市場に特化したプラットフォーム事業。データベースを核に、PR投稿マッチングから広告代理、ブランド立ち上げ支援までを展開する。

概要

トリドリ(旧コラボテクノロジー)は2016年6月に設立され、インフルエンサーと企業をつなぐSNSマーケティング事業を展開する。創業時からのインフルエンサーデータベースを基盤に、中小事業者向けプラットフォーム「toridori base」から大手企業向け総合広告代理店サービスまでを手掛ける。2022年12月に東証グロース市場に上場。2025年12月期の連結売上高は54億円、営業利益7億円、従業員数136名。

インフルエンス・プラットフォームの単一事業セグメント

当社グループはインフルエンス・プラットフォーム事業の単一セグメントで構成される。創業以来蓄積したインフルエンサーデータベースを価値の源泉とし、データドリブンな手法で企業の認知・集客課題を解決する。提供手段は、中小事業者向けのプロダクト領域と、中堅・大手企業向けのマーケティングパートナー領域の二軸に分かれる。2025年12月期の売上高は53億7,280万円(前期比25.7%増)、営業利益は7億780万円(同55.7%増)と拡大を続けている。

マイクロインフルエンサーに特化したプラットフォーム戦略

主力サービス「toridori base」は、フォロワー数10万人未満のマイクロインフルエンサーを主な対象とするマッチングプラットフォームである。顧客企業が案件を掲載すると、商品を紹介したいインフルエンサーが自ら立候補する仕組み。企業は直接インフルエンサーとやりとりでき、ミドル・メガインフルエンサーを起用する従来の広告手段より低価格でPR投稿を実現する。収益は月額使用料で、インフルエンサーへのサービスは無料。飲食・美容・通販・レジャーなど幅広い業種で利用されている。

プロダクト領域とマーケティングパートナー領域の二軸

プロダクト領域では、SMB向けに「toridori base」を展開し、今後は店舗事業者向けとEC事業者向けに細分化を計画する。また、AIを活用した運用型インフルエンサー広告「Vooster」を新たな収益の柱として育成中である。マーケティングパートナー領域では、中堅・大手企業向けに「toridori ad」(成果報酬型広告)、「toridori promotion」(総合広告代理店)、「toridori made」(ブランド運営支援)を提供。M&Aによるケイパビリティ強化で顧客課題への深い対応を目指す。

グループ会社を通じた事業拡大とM&A戦略

2021年に株式会社GIVINを完全子会社化し、インフルエンサーのブランド運営支援「toridori made」を開始。2023年には株式会社OverFlowを株式取得により子会社化、2024年には株式会社niks、株式会社トリドリISを設立し、株式会社blendsを子会社化。2025年には株式会社Voosterを設立した。これらのM&Aと新設により、ブランド運営、Web制作、システム開発などグループのケイパビリティを拡充し、中堅・大手企業向けサービスの強化を図っている。

売上高54億円に成長した収益構造

当社グループの売上高は過去7年間で急速に拡大した。2018年12月期の約3億円から、2025年12月期には54億円に達した。2023年12月期に黒字転換し、2024年12月期には営業利益5億円、当期純利益3億円を計上。2025年12月期は営業利益7億円、当期純利益4億円と増益を続けている。取扱高は90億5,104万円で、売上総利益率は約91.1%と高い水準にある。資金は約19億6千万円を保有し、積極的な投資を継続している。

業界の中での役割はインフルエンサーマーケティング支援企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
54億円
営業利益
7億円
営業利益率
13.0%
純利益
4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01マーケティング(中小企業)主力

SMB(中小事業者・個人事業主)向けに、インフルエンサーPR投稿のマッチングプラットフォームを提供。系統だったデータベースと機械学習を活用し、低価格でインフルエンサーPRを実現。飲食、美容、通販、レジャー、観光など幅広い業種の顧客に利用されている。

主な製品・サービス2
toridori base
顧客企業がインフルエンサーに直接PR投稿を依頼できるマッチングプラットフォーム。顧客企業向けアプリ「toridori marketing」とインフルエンサー向けアプリ「toridori base」で構成される。採用されたインフルエンサーは商品を無料体験し、SNSでレビューを投稿する。
Vooster
AIを活用し、インフルエンサーの選定から施策運用を自動化する運用型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム。従量課金制で、エンゲージメント予測モデルに基づく効果的なマーケティングを実現する。

02マーケティング(中堅・大手企業)準主力

中堅・大手企業向けに、成果報酬型広告サービス、総合広告代理店サービス、ブランド運営支援を提供。伴走支援型で顧客課題の解決を支援。マーケティング戦略の策定から実行、効果測定まで一気通貫で行う。

主な製品・サービス3
toridori ad
成果報酬型(アフィリエイト)広告サービス。マイクロからミドル層のインフルエンサーに特化し、購入や会員登録などの成果に応じて報酬が発生する。導入リスクが低く、費用対効果を明確に把握できる。
toridori promotion
インフルエンサーマーケティングを中核としつつ、タレントキャスティング、戦略立案、マス広告、SNSマーケティング、デジタル広告運用、クリエイティブ制作を提供する総合広告代理店サービス。
toridori made
インフルエンサーによるD2Cオリジナルブランドの立ち上げ・運営支援。商品企画、仕入、販売、在庫管理、プロモーション、カスタマーサポートまでを一括支援し、販売実績に応じて報酬を支払う。

製品と技術

中小事業者向けセルフサービス「toridori base」

「toridori base」は、企業が直接インフルエンサーにPR投稿を依頼できるマーケティングプラットフォームである。企業用アプリ「toridori marketing」とインフルエンサー用アプリ「toridori base」で構成され、案件掲載から投稿完了までをシステム上で完結する。主なターゲットはマイクロインフルエンサーで、企業は低価格で認知拡大や集客を図れる。収益は主に月額使用料で、インフルエンサーは無料で利用できる。飲食、美容、通販、レジャー、観光など幅広い業種で導入されている。

AI自動運用の「Vooster」で成果連動型広告を実現

「Vooster」は、当社グループのインフルエンサーデータベースと広告成果データを活用し、AIが最適なインフルエンサー選定と施策運用を自動化するプラットフォームである。従来の固定報酬型や月額定額制と異なり、広告主が設定した予算と目的に応じて、エンゲージメント予測モデルに基づいたインフルエンサー選定、オファー送付、投稿実施、成果確認までを自動で行う。従量課金型で初期費用や月額固定費は不要。成果を可視化しながら継続的に施策を最適化できる点が特徴である。

成果報酬型広告「toridori ad」と総合代理店「toridori promotion」

「toridori ad」は、マイクロからミドル層のインフルエンサーに特化した成果報酬型(アフィリエイト)広告サービスである。購買や資料請求などの成果発生時にのみ費用が発生するため、導入リスクが低く、費用対効果を明確に把握できる。美容品や通販分野で特に利用されている。「toridori promotion」は、インフルエンサーマーケティングを中核に、タレントキャスティング、TVCM、SNSマーケティング、デジタル広告運用、クリエイティブ制作などを提供する総合広告代理店サービス。中堅・大手企業のブランディングから販促まで幅広く対応する。

インフルエンサーのブランド運営を支援する「toridori made」

「toridori made」は、インフルエンサーが自身のブランドを立ち上げ、商品を販売するニーズに応えるサービスである。2021年に買収した株式会社GIVINが運営する。アパレルやコスメなどのD2Cオリジナルブランドをインフルエンサーと共同で立ち上げ、商品企画、仕入、発注、販売、在庫管理、プロモーション、カスタマーサポートまでを一貫して行う。インフルエンサーには販売実績に応じて報酬が支払われる。これにより、インフルエンサーは広告収入に加えて新たな収益機会を得られる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

高成長サービス業、利益率も良好

同社はサービス業界で売上高が54億円と急成長中。過去2年間で約1.7倍に拡大し、営業利益率は12.96%と高水準。同業のジンジブやイシンと比較しても成長率・収益性で優位。これは特定のサービスニッチで強い競争力を持つため。市場では新興企業がひしめく中、同社は明確な差別化に成功。今後は市場拡大に伴う競争激化が予想されるが、現時点でのポジションは強固。

強み

  • 売上高が年率30%超で拡大、勢いがある。
  • 営業利益率13%と高く、効率的な運営。
  • 特定サービスに特化し、競争優位を確保。
  • 収益増加に伴い、財務基盤が強化されている。

課題

  • 新規参入が多く、差別化の維持が課題。
  • 特定市場に依存し、需要変動の影響を受けやすい。
  • 急成長に伴い、人材の採用・育成が追いつかない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がトリドリ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

アフィリエイト広告からスタートした2016年の創業

2016年6月、東京都渋谷区で株式会社アップロントとして創業。インフルエンサーに特化した成果報酬型広告(アフィリエイト)の仲介サービス(現「toridori ad」)を開始した。同年10月には非連結子会社として株式会社OTOZUREを設立。YouTubeの企画や映像制作、SNSに関わる活動支援サービス(現「toridori studio」)と純広告型広告の仲介サービス(現「toridori promotion」)の提供を始めた。当初からインフルエンサー支援に特化した事業モデルを構築した。

社名変更とプラットフォーム事業への転換(2017〜2018年)

2017年7月、株式会社アップロントから株式会社コラボテクノロジーに商号変更。2018年4月には、マイクロインフルエンサー(フォロワー数10万人未満)とSMB(中小事業者・個人事業主)とのマッチングプラットフォームサービス(現「toridori base」)を開始した。このサービスは、企業がアプリで簡単にインフルエンサーをキャスティングできる仕組みであり、後の成長の基盤となった。プラットフォーム型ビジネスへのシフトにより、より多くの顧客へのサービス提供を可能にした。

吸収合併と子会社化でサービス幅を拡大(2019〜2021年)

2019年12月、株式会社コラボテクノロジーが子会社のOTOZUREを吸収合併し、グループ体制を一本化。2020年8月には株式会社トリドリに商号変更した。2021年7月には株式会社GIVINを株式交換により完全子会社化し、インフルエンサーのブランド運営支援サービス「toridori made」を開始。アパレルやコスメなどのD2Cブランドをインフルエンサーと共同で立ち上げ、運営する事業に進出した。インフルエンサーの収益機会を広告収入からブランド運営へ拡大した。

東証グロース上場とEC事業参入(2022年)

2022年9月、海外アパレル商品を取り扱うセレクトブランドECショップ「CRAMMY」の運営を開始。同年12月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の売上高は21億円(2022年12月期)で、前年の11億円から約2倍に成長していた。上場により資金調達力を強化し、その後のM&A戦略を加速させる基盤を得た。CRAMMYは新たな収益源としての位置づけだが、主力はあくまでインフルエンサーマーケティングサービスである。

M&A加速とグループ体制の強化(2023〜2025年)

2023年11月に株式会社OverFlowを株式取得により子会社化。2024年には株式会社niksと株式会社トリドリISを設立し、株式会社blendsを子会社化。2025年7月には株式会社Voosterを設立した。これらのM&Aと新設により、ブランド運営支援、Web制作、システム開発、運用型インフルエンサー広告などグループのサービスラインを拡充。2025年12月期の連結売上高は54億円、営業利益は7億円に達し、グループ全体で持続的な成長を遂げている。

年表14件を開く

2010年代

  • 2016年6月創業株式会社アップロントを設立し、インフルエンサーに特化した成果報酬型広告(アフィリエイト)の仲介サービス(現toridori ad)を開始
  • 2016年10月非連結子会社として株式会社OTOZUREを設立し、YouTubeの企画や映像制作、その他各種SNSに関わる一連の業務を受託し役務提供を行う活動支援サービス(現toridori studio)と純広告型広告の仲介サービス(現toridori promotion)を開始
  • 2017年7月商号変更株式会社アップロントから株式会社コラボテクノロジーに商号変更
  • 2018年4月マイクロインフルエンサー(フォロワー数が100,000人未満のインフルエンサー)とSMB(中小事業者/個人事業主)とのマッチングプラットフォームサービス(現toridori base)を開始
  • 2019年12月M&A株式会社コラボテクノロジーが、株式会社OTOZUREを吸収合併

2020年代

  • 2020年8月商号変更株式会社コラボテクノロジーから株式会社トリドリに商号変更
  • 2021年7月M&A株式会社トリドリと株式会社GIVINの株式交換により、株式会社GIVINを完全子会社化、インフルエンサーのブランド運営支援サービス(現toridori made)を開始
  • 2022年9月海外のアパレル商品を取り扱うセレクトブランドECショップCRAMMYの運営を開始
  • 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年11月M&A株式会社OverFlowを株式取得により子会社化
  • 2024年7月M&A株式会社niksを設立、子会社化
  • 2024年7月M&A株式会社トリドリISを設立、子会社化
  • 2024年10月M&A株式会社blendsを株式取得により子会社化
  • 2025年7月M&A株式会社Voosterを設立、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インフルエンサーデータベースの強化

    データ量の拡充と機械学習の強化により、インフルエンサーデータベースの価値を最大化し、データドリブンな方法で顧客の認知・集客課題を解決する。

  2. 02

    プロダクトの進化と細分化

    SMB(中小事業者・個人事業主)向けに、店舗事業者向けとEC事業者向けにサービスを細分化し、より多くの顧客に利用されるサービスへの進化を目指す。

  3. 03

    マーケティングパートナー領域の強化

    中堅・大手企業向けの伴走支援型サービスを継続しつつ、M&A等によるケイパビリティ強化で顧客課題への深い解決を目指す。

  4. 04

    売上拡大と利益・キャッシュフローの創出

    主力サービス「toridori base」や新プロダクト「Vooster」への継続的な投資と費用対効果を勘案した適切な投資を行い、中長期的な利益・キャッシュフローの最大化を図る。

  5. 05

    人材採用・育成による生産性向上

    事業規模に見合う組織体制と人事評価制度の確立、優秀な人材の確保と早期育成、企業理念の浸透を通じて生産性を向上させ収益性向上に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で136人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は474万円で、3期前と比べて+13.8%平均年齢は32.1歳、平均勤続年数は2.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年12月41627.61.8106
2023年12月45728.31.9111
2024年12月53529.82.6123407
2025年12月47432.12.2136515

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都渋谷区261百万円
インフルエンス・プラットフォーム事業
本社 — 東京都渋谷区181百万円
インフルエンス・プラットフォーム事業
新潟支社 — 新潟市中央区18百万円
インフルエンス・プラットフォーム事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社GIVIN (注)2.3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社OverFlow
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    株式会社niks (注)4
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    株式会社トリドリIS (注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社blends
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    株式会社Vooster (注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は54億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.6%、利益が+40.0%。

売上高
+25.6%
54億円
営業利益
+40.0%
7億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
13.0%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高72億円54億円
営業利益10億円7億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は31億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+24.0%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q600.00
2023年2Q800.00
2023年3Q8112.51
2023年4Q100
2024年1Q1000.00
2024年2Q10110.01
2024年4Q23417.42
2025年2Q25312.02
2025年4Q29413.82
2026年2Q31412.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年12月期からの8期で、売上は3億円から54億円へ18.0倍に増えた。直近期の営業利益率は13.0%。売上は7期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年12月300
株式会社コラボテクノロジーが、株式会社OTOZUREを吸収合併
2019年12月40−1
株式会社コラボテクノロジーから株式会社トリドリに商号変更
2020年12月6−2−2
株式会社トリドリと株式会社GIVINの株式交換により、株式会社GIVINを完全子会社化、インフルエンサーのブランド運営支援サービス(現toridori made)を開始
2021年12月11−4−4
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年12月21−4−6
株式会社OverFlowを株式取得により子会社化
2023年12月3211
株式会社niksを設立、子会社化
2024年12月435411.63
株式会社Voosterを設立、子会社化
2025年12月547713.04

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高54億円のうち、営業利益として残るのは7億円13.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金9.3%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.8%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.0%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
90.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.4pt
13.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+15.3pt
27.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年12月期は営業CFが4億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は20億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年12月−206−26
2021年12月−4−11−52
2022年12月−5014−512
2023年12月0−16−117
2024年12月1−97−816
2025年12月4−66−220

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年12月期の総資産は68億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は26.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年12月40412.4
2019年12月606
2020年12月113827.9
2021年12月120122.0
2022年12月22111147.0
2023年12月33122136.1
2024年12月48153429.3
2025年12月68194926.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中54位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中478位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,417で、1年前と比べて-51.9%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥1,417-3.0%1ヶ月-20.2%1年-51.9%時価総額47億円
過去52週の値幅
安値¥1,314高値¥3,590

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR2.43倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月12日に1403円へ急落し、その後は1400円前後で推移しています。25日移動平均線(1567.28円)を約11%下回っており、弱いトレンドにあります。52週高値3590円からは約61%下落し、52週安値1314円に近い水準です。RSIは35と売られすぎ圏にあり、短期的な反発はあるかもしれませんが、中期的には下値リスクが意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが16.48倍と同業界平均22.68倍を下回り、予想PER10.2倍とさらに割安感がある。PBR2.38倍は平均3.3倍を大きく下回り、ROE27.1%と高い収益性を示す。ただし、配当利回りは0%と無配で、株主還元が欠如している点はマイナス。売上高は増加傾向で営業利益率も改善しており、成長性は高いが、配当がないため投資家の選好により評価が分かれる。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍23.4倍
PER (予想)10.4倍
PBR2.43倍3.51倍
ROE27.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

外食産業の人手不足を背景に、業務委託ニーズが高まる中、同社は売上高を急拡大させている。強気派は、この成長が今後も続き、収益性の改善も進むと見る。一方弱気派は、競争激化による単価低下や人件費上昇で利益率が圧迫される懸念を指摘。また、急成長に伴う採用・教育体制の課題や、既存顧客への依存度の高さも論点となる。

プラスに働く材料7
  • 人手不足追い風

    外食産業の人手不足は構造的で、委託ニーズは拡大傾向にある。

  • 成長持続

    売上高は22年21億→25年54億と急拡大しており、今後も高成長が見込まれる。

  • 利益率改善

    営業利益率は24年に11.6%、25年に13.0%と改善傾向にある。

  • 営業利益が前期比40%増の7億円通年影響

    25/12期営業利益7億円、24/12期5億円から+40%増益。

  • 営業利益率12.96%へ改善通年影響

    24/12期11.63%→25/12期12.96%と+1.33pt改善。

  • 予想PER10.2倍と割安決算発表後影響

    予想PER10.2倍は実績PER16.48倍を下回り増益期待。

  • ROE27.1%の高収益体質継続影響

    ROE27.1%と資本効率が高く、株主価値創出力が強い。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    市場参入が容易で、競合増加により価格競争が激化する恐れがある。

  • 人件費上昇

    人材確保のためのコスト増が利益率を圧迫する可能性がある。

  • 顧客依存

    特定の大口顧客に依存している場合、契約失注時の影響が大きい。

  • 株価が1年で55%下落継続影響

    年初来▲55.23%と大幅調整。下落トレンドの反転には時間。

  • 配当利回り0%で無配通年影響

    配当0%と株主への直接還元なし。インカム需要を取り込めず。

  • 時価総額46億円の超小型継続影響

    時価総額46億円で流動性が極めて低く、機関投資家の参入が困難。

  • 売上高54億円と小規模通年影響

    売上高54億円と小さい。拡大ペース鈍化時に収益が不安定化。

次の決算で確かめる点
契約顧客数
売上の拡大基調を確認する上で、顧客数の増加が必須。
既存顧客の継続率
アウトソーシングサービスは継続利用が収益の安定性を示す。
従業員数と離職率
サービス品質と成長の持続可能性を測る指標。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ771人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.3%を占め、残る80.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他82.073.875.263.1
金融機関2.88.710.014.4
外国法人2.57.47.312.8
事業法人10.34.84.84.8
証券会社2.45.32.74.7
外国人個人0.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中山 貴之31.40
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.83
03Global Catalyst Partners Japan 2号投資事業有限責任組合5.45
04雨瀧 浩一郎4.24
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.66
06株式会社セレス3.29
07NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)2.88
08国本 貴志2.73
09GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.72
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-21
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.50%
    -1.12pt
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    5.62%
    -3.43pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+16%、1株純資産は5期で+13%。直近期のROEは27.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年12月11448623.5
2019年12月−585
2020年12月−84
2021年12月−186
2022年12月−203340
2023年12月4338311.960.2
2024年12月8243319.927.3
2025年12月13354827.123.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額90百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中山貴之代表取締役社長 CEO361,036,080
井上智裕取締役 COO3813,880
森田一樹取締役 CFO433,940
高安聡取締役5216,300
長谷部潤取締役607,840
樽見伸二常勤監査役43640
藤岡大祐監査役45
青野瑞穂監査役35

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4656516
社外監査役313134
社外取締役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,095字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、『「個の時代」の、担い手に。』というミッションをかかげており、多様なインフルエンサー(InstagramやYouTubeなどSNS上で活動している個人)を支援しております。インフルエンス・プラットフォームとしてインフルエンサーの価値を最大化し、企業・消費者・インフルエンサー、誰もが手軽にSNSの力を享受できる世界を実現したいと考えております。 近年のSNS利用率の向上や副業や兼業の解禁・促進により、マイクロインフルエンサーを含め、インフルエンサーとして活動する人の数は年々増加しております。個人がインフルエンサーとしてコンテンツの発信者になり、そこにまたファン、視聴者等が生まれ、そのファンの中から情報を拡散する力を持ったインフルエンサーが生まれるという、新たなブームや文化を生む原動力となっております。当社グループは、社会を動かすインフルエンサーが価値を最大化できるように支援をすることで、世の中の様々な「ほしい」に応えていきます。 なお、当社グループの事業セグメントにつきましては、インフルエンス・プラットフォーム事業の単一セグメントであります。 当社グループが提供するサービスの価値の源泉は、創業以来蓄積してきたインフルエンサーデータベースであります。引き続きデータ量の拡充と機械学習の強化により、当社の価値の源泉であるインフルエンサーデータベースの価値最大化を目指してまいります。このインフルエンサーデータベースを活用し、データドリブンな方法で、さまざまなお客様の認知・集客の課題を解決してまいりますが、顧客規模に応じて「①プロダクト領域」と「②マーケティングパートナー領域」の大きく二つの提供手段によって、サービス提供してまいります。それぞれの領域に紐づく個別のサービス内容は以下のとおりであります。 ① プロダクト領域 SMB(中小事業者/個人事業主)のお客様向けには、引き続きプロダクトを活用して価値提供してまいりますが、今後は店舗事業者向けとEC事業者向けにサービスを細分化し、これまで以上に多くのSMBのお客様にご利用いただけるサービスへの進化を目指してまいります。 ⅰ 「toridori base」[インフルエンサーマーケティングプラットフォームサービス] 顧客企業がインフルエンサーに直接PR投稿を依頼できるマーケティングプラットフォームです。顧客企業側のアプリは「toridori marketing」、インフルエンサー側のアプリは「toridori base」として運営しております(以下、両者をまとめて「toridori base」と呼ぶ)。顧客企業がプラットフォーム上でPR投稿依頼を掲載すると、商品を紹介したい全国のインフルエンサーが自ら立候補します。 インフルエンサーは顧客企業に採用されると、PR対象となる商品やサービスを無料で体験することができ、体験後に自身のInstagram、TikTokなどのSNSで、体験内容のレビューを投稿します。中には、PR対象となるサービスを無料で体験することに加えて、企業から投稿の報酬として金銭が支払われる案件もあります。 当社グループは、「toridori base」を通じて、マイクロインフルエンサー(フォロワー数が10万人未満のインフルエンサー)をメインとしたインフルエンサーに対してSNS活動の支援及び収益機会を提供しております。また、顧客企業側にとっても、システム上で直接インフルエンサーとPRにまつわるやりとりのすべてを完結できるため、ミドル・メガインフルエンサー(フォロワー数が10万人以上のインフルエンサー)を用いた広告手段と比較して値段を安く抑えられ、低価格帯でのインフルエンサーのPR投稿による認知拡大や集客のためのマーケティング活動を実現することができます。 なお、「toridori base」の主な収益は、顧客に対する月額使用料となっており、インフルエンサーに対してはサービスを無料で提供しております。 「toridori base」はこれまで飲食業界、美容業界、通販業界等を中心に、レジャー、観光業界までSMB事業者をメインとして幅広い業種のお客様にご活用いただいております。また、様々な年齢層から構成されたインフルエンサーに登録いただいており、これらのインフルエンサーは、都市圏を中心に幅広い地域で活動しております。 ⅱ 「Vooster」[運用型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム] 「Vooster」は、当社グループが蓄積してきたインフルエンサーデータベース及び広告成果データを活用し、AIにより最適なインフルエンサーの選定及び施策運用を自動化する、運用型インフルエンサーマーケティングプラットフォームであります。 従来の固定報酬型タイアップ広告や月額定額制サービスとは異なり、広告主が設定した予算及び目的に応じて、エンゲージメント予測モデルを活用したインフルエンサー選定、オファー送付、投稿実施、成果確認までを一気通貫で自動化する仕組みを特徴としております。広告主は初期費用や月額固定費を要さず、従量課金型で予算を柔軟に設定することが可能であり、成果を可視化しながら継続的に施策を最適化することができます。 本サービスでは、累計マッチング実績等のデータを基盤としたエンゲージメント予測に基づき、影響力に応じた報酬水準を設定しております。これにより、広告主にとっては費用対効果の透明性を高めるとともに、インフルエンサーにとっては影響力が適切に評価される公正な報酬機会を提供しております。 当社グループは、本サービスを「toridori base」に続く新たな収益の柱として育成する方針であり、AIモデルの高度化及びデータ量の拡充を通じて、インフルエンサーマーケティングにおける成果可視化と運用型広告の高度化を推進してまいります。 ② マーケティングパートナー領域 中堅・大手企業のお客様向けには、引き続き伴走支援型で価値提供してまいりますが、M&Aをはじめとしたケイパビリティの強化により、これまで以上に顧客課題に対して深く解決できる体制を目指してまいります。 ⅰ 「toridori ad」[成果報酬型広告サービス] マイクロ~ミドルを中心に幅広い層のインフルエンサーに特化した成果報酬型(アフィリエイト)広告サービスであり、顧客企業が登録インフルエンサーに直接案件を掲載・募集できるマーケティングプラットフォーム「toridori ad」を運営しております。アフィリエイトとは、顧客企業のwebサイトにおいて、何らかの成果(購買、資料請求、会員登録等)が発生した場合に、インフルエンサーに対して、その成果に応じた報酬を支払うという広告形態であります。売上発生後に費用が発生するため、導入リスクが少なく、また売上発生に紐づいて費用が発生するため明確に費用対効果を把握できることから、美容品や通販などといった顧客企業にとってメリットが大きいサービスとなっております。 「toridori ad」の掲載案件に応募して採用されたインフルエンサーは、顧客企業のPR対象となるサービスを無料で体験するとともに、自身のInstagram、TikTokやYouTubeなどのSNSアカウントで体験内容のレビューを投稿します。後日、その投稿に掲載されたリンク経由での成果発生件数(購入件数等)に応じた報酬が顧客から当社グループに支払われ、そこから一定の手数料を差し引いた金額をインフルエンサーに支払っております。 ⅱ 「toridori promotion」[総合広告代理店サービス] 「toridori promotion」は、インフルエンサーマーケティングを中核としつつ、タレントキャスティング、マーケティング戦略立案支援、TVCMを含むマス広告施策、SNSマーケティング、デジタル広告運用、クリエイティブ制作等を提供する総合広告代理店サービスであります。主に中堅・大手企業を対象に、顧客の事業戦略及びブランド戦略に基づいたマーケティング戦略の策定から、広告企画、制作、メディアバイイング、施策実行、効果測定及びレポーティングまでを一気通貫で支援しております。 インフルエンサー施策にとどまらず、テレビ、デジタル、SNS等の複数チャネルを横断した統合的なコミュニケーション設計を行うことで、認知拡大を目的としたブランディング施策から売上拡大を目的とした販促施策まで、幅広いマーケティングニーズに対応しております。本サービスの主な収益は、広告代理業務に係る手数料収入及び制作関連収入等であります。 ⅲ 「toridori made」[ブランド運営支援] 様々なジャンルでファンを魅了する世界観を持ったインフルエンサーの、自身のブランドを立ち上げ、商品を販売したいというニーズにお応えするサービスです。当該サービスは主に、2021年7月に買収した株式会社GIVINにおいて運営しております。 当社グループはインフルエンサーからの依頼に基づき、アパレルやコスメなどの商品を中心にD2Cオリジナルブランドを立ち上げ、インフルエンサーと共同でブランドの育成・運営を行います。インフルエンサーとの商品企画、仕入、発注、販売、在庫管理、プロモーション、カスタマーサポートに至る一連のブランド運営業務を当社グループにて行っております。 インフルエンサーに対しては販売実績に応じて、報酬が支払われる仕組みとなっております。 これまで、インフルエンサーはPR投稿による広告収入が主な収入源となっていましたが、「toridori made」によるブランドの確立を通してインフルエンサー自身が培ってきた影響力を自分の好きなように活かすことができ、インフルエンサーの新たな収益機会、活躍及びキャリア形成の場を提供しております。
経営方針・対処すべき課題5,057字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、『「個の時代」の、担い手に。』というミッションをかかげており、InstagramやYouTubeなどSNS上で活動されている多様なインフルエンサーを支援しております。インフルエンサーを基軸としたプラットフォームを作ることで、様々な企業がSNSをうまく活用でき、インフルエンサーがより活躍できる世界になり、現代の細分化された消費者のニーズにサービスがマッチするより良い世界を実現できると考えております。 (2) 経営戦略等 当社グループは2025年に策定した中期経営計画(2025年度~2027年度)に基づき、目標達成に向けた取り組みを進めております。なお、中期経営計画の基本方針は次のとおりです。 価値の源泉の強化 ① インフルエンサーデータベース データ量の拡充と機械学習の強化により、当社の価値の源泉であるインフルエンサーデータベースの価値最大化を目指してまいります。このデータベースを活用し、データドリブンな方法で、さまざまなお客様の認知・集客の課題を解決してまいります。 価値の提供手段の強化 ② プロダクト領域 SMB(中小事業者/個人事業主)のお客様向けには、引き続きプロダクトを活用して価値提供してまいりますが、今後は店舗事業者向けとEC事業者向けにサービスを細分化し、これまで以上に多くのSMBのお客様にご利用いただけるサービスへの進化を目指して参ります。 ③ マーケティングパートナー領域 中堅・大手企業のお客様向けには、引き続き伴走支援型で価値提供してまいりますが、M&Aをはじめとしたケイパビリティの強化により、これまで以上に顧客課題に対して深く解決できる体制を目指してまいります。 中期経営計画の詳細につきましては、2025年2月13日に公表しております「中期経営計画(事業計画及び成長可能性に関する事項)」をご参照ください。 (3) 経営環境 2025年のインターネット広告費は、SNS上の縦型動画広告やコネクテッドTVなどの動画広告需要の高まりなどを背景に、前年比110.8%の4兆459億円(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」)と引き続き成長を見せており、この好調に支えられて、日本の総広告費は4年連続で過去最高を更新しております。 そのような環境下において、近年では消費者の認知・検索という行動においてSNSが果たす役割はますます拡大しております。2010年代までは、消費者はテレビを見て認知を行い、Googleなどの検索エンジンで検索する、という流れが主流でした。しかし近年では、Instagram、TikTokやYouTubeといったSNSで新しい情報を認知し、検索するという流れが主流になりつつあります。15-24歳に対する意識調査では、ブランドの認知を「Instagram(51.0%)」、「Twitter(48.5%)」、「動画配信サービス(45.0%)」 にて行うという結果や、ブランドや商品の情報収集についても「Instagram(31.5%)」、「Twitter(29.3%)」「動画配信サービス(29.0%)」にて行うという結果がでております(出典:SHIBUYA109 lab.調べ 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント 「Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査」)。 これまでの、テレビ・検索エンジンが認知・検索に影響を与えていた時代において、企業はテレビを見る消費者に対してマス広告を行い、検索エンジンでの検索に対応するためSEO対策(Search Engine Optimization,検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整すること)を行ってきました。そのため、認知領域では大手の広告代理店や芸能事務所が、検索領域ではネット広告代理店やポータルサイトが大きな影響力を持っていました。しかし、2020年代より、SNSが消費者の認知と検索の主たる媒体になりつつあり、当社グループの提供するインフルエンサーと企業をつなげるプラットフォームの認知・検索領域における影響力はますます高まっていくと考えております。 また、SNSで広告を行う場合には、広告代理店の担当者がついて、企画・インフルエンサーとの調整をすべてアナログで行っており、広告予算に余裕がある大手企業が高い手数料を代理店に支払い、メガインフルエンサーをキャスティングすることが一般的でした。 しかし当社グループが提供するサービスでは、企業の方が直接アプリで簡単にインフルエンサーをキャスティングできるので、値段を安く抑えることができ、幅広いお客様に利用していただくことができます。今までインフルエンサーマーケティングを行うことが困難だった中小企業及び個人事業主の方々に新しい手段を提供することで、当社グループ自身がインフルエンサーマーケティングの市場そのものを広げていきたいと考えております。そうした中、当社の注力サービスである「toridori base」は通販事業者・店舗事業者など事業形態を問わず、また、事業者の規模の大小を問わずご利用いただくことができるため、グルメ・ビューティー・トラベルジャンルを中心とした多種多様な事業者にご利用いただいております。当該事業者の広告費の規模は広大であると考えており、また、日本国内にインフルエンサーの数も豊富に存在しているため、上記市場規模を支えられるほどのSNSの利用環境へと変化してきております。Web上での集客、代理店活用、展示会への出店など様々な顧客獲得施策を取ることで上述の様々な事業者に対してアプローチしております。 このような環境の中で、当社グループは市場全体の拡大とともに、注力サービスである「toridori base」への積極的な投資と、インフルエンサーに対する支援領域の拡大及び支援する対象インフルエンサーの裾野の拡大を経営戦略の柱としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の主な課題は以下のとおりであります。 ① 売上の拡大並びに利益及びキャッシュ・フローの定常的な創出 当社グループのインフルエンス・プラットフォーム事業においては、各サービスの機能性・利便性向上及び市場シェアの獲得が重要と考えており、特に主力サービスの「toridori base」及び新規プロダクト「Vooster」において、システム開発人員やサービスの拡販に係る人件費、及び顧客獲得にかかるマーケティング活動の広告宣伝費などを継続的に投下しております。当社グループとしては引き続き費用対効果を勘案しながら適切に投資を行ってまいります。 中長期的な利益及びキャッシュ・フローの最大化に当たっては、これらの必要コストを上回る売上高の成長が重要であり、今後とも成長戦略を進めてまいります。 今後財務上の課題の発生が想定される場面及び発生確度につきましては、「3 事業等のリスク (2) 当社グループのビジネスモデルに関するリスクについて」をご参照ください。 資金繰りが悪化した場合の対策につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析」をご参照ください。 ② 人材採用、育成による生産性向上 当社グループのさらなる発展を目指すため、事業規模に見合う組織体制及び人事評価体制の確立、優秀な人材の確保、並びに確保した人材の早期育成の仕組みが不可欠であると考えております。企業理念の社内浸透や評価・教育研修制度の整備を進め、人材育成を通じて会社全体の生産性を向上させることで、さらなる収益性向上に努めてまいります。 ③ 広告審査体制の整備 当社グループが受ける広告案件及び当社広告マッチングの各サービスにおいては、広告関連法令やインターネット広告業界の自主規制に則った厳格な広告審査基準を顧問弁護士と連携して制定し、当社法務部による審査を実施しております。また、一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)や一般社団法人クチコミマーケティング協会(WOMJ)の会員として、定期的に法改正や広告審査に関する情報を収集し、当社の広告審査体制の改善及び当社内外に向けた法令遵守意識の啓蒙に努めております。今後、事業拡大による広告案件の増加や、新たなマーケティング手法を開発した際においても、引き続きこれらの対応を実施し、法令遵守の徹底に努めてまいります。 ④ 開発体制の強化 当社グループが属するインターネット広告事業においては、技術革新のスピードが非常に早く、また、新たなサービスや競合他社が次々と現れます。当社グループでは、このような市場環境の変化に対応し、競合優位性の確保及び事業の拡充を図るため、顧客やインフルエンサーの利便性をより高めるための既存サービスの機能改善や、新規広告商品やサービスの開発を行っております。これらを迅速に実施するため、開発環境の整備や優秀な人材の確保に引き続き取り組んでまいります。 ⑤ 当社グループ及びサービスブランドの知名度向上 当社グループが今後も成長を続けていくためには、自社サービスの知名度向上により、インフルエンサーの拡充及び顧客企業からの認知の拡大が必要不可欠と考えております。今後も費用対効果を勘案しながらも、プロモーション活動を強化してまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化 当社グループは、各種サービスを通じて、インフルエンサー、広告主及び個人消費者等の個人情報を多数取り扱っており、これらの情報を適切に管理・保護していくことが重要な経営課題であると認識しております。現在、個人情報保護管理規程に基づき情報管理を徹底しておりますが、今後も社内教育・研修の継続的な実施やシステム面での対策強化に加え、外部専門業者による脆弱性診断等を通じて、情報管理体制の継続的な整備・強化に努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループは成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が今後も重要な課題であると考えております。このため、当社グループといたしましては、コーポレート部門の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。 ⑧ 法規制等の変動に対応する社内体制 当社グループの事業は、広告関連法令、広告業界の自主規制、各種SNSプラットフォーム規約等の制約を受けますが、それら規制の改正、変更等の事業環境の変化に迅速に対応するため、事業部門とコーポレート部門が連携して情報の収集、分析、管理を行っております。また、規制等の変更に伴い対応が必要である際は、社内への周知、教育等によりその徹底を図っており、これらの対応を継続的に行ってまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 前述の経営方針に基づき、インフルエンサーの支援を通じて世の中に提供する価値の最大化を目指します。 当社グループは、この価値提供から生み出された結果である売上総利益(企業と消費者に対する請求総額である取扱高から、インフルエンサーに対する金銭報酬の支払額と商品原価を差し引いたもの)を重要な指標として考えております。 当社グループは、今後の成長可能性と社会に与えるインパクトを勘案し、「toridori base」を注力サービスとしており、「toridori base」の売上総利益の成長が当社グループ全体の中長期的な企業価値向上に影響を与えると認識しております。また、「toridori base」の成長に直結する重要指標として、「toridori base」の顧客数及び顧客当たりの四半期売上総利益を注視しております。
事業等のリスク7,313字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該記載事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。 当社では、事業上のリスクについて、「リスクマネジメント・コンプライアンス規程」を制定し、当該規程に基づき代表取締役社長を委員長とするリスクマネジメント・コンプライアンス委員会を開催しております。リスクマネジメント・コンプライアンス委員会は、あらゆるリスクを想定し、それに対する管理体制を整備、構築することにより、適切なリスク対応を図ります。 なお、詳細については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① 業界動向について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:長期、影響度:大) 株式会社電通の「2025年 日本の広告費」によれば、2025年の日本の総広告費は4年連続で過去最高を更新しており、その中でインターネット広告市場は前年比110.8%の4兆459億円と市場全体の成長を支える存在となりました。 今後も同市場は堅調に推移すると予想しておりますが、市場成長が阻害されるような状況が生じた場合、また、インターネット広告市場を含む広告業界においては、景気変動により顧客の広告支出が増減する傾向があるため、国内マクロ経済の動向及び国内主要産業部門における事業環境が変化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② サービスの陳腐化について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) インターネット広告市場は、日々新たな技術革新やサービスの提供が行われる市場であり、競合他社より有益な価値を顧客企業に対し提供する必要があります。当社グループでは、顧客企業のニーズに対応するために常に新たな技術の導入やサービス機能の強化及び拡充、技術者の確保に努めております。しかしながら、保有するサービス及び技術等が陳腐化し、変化に対する十分な対応が困難となった場合、あるいは変化する顧客企業のニーズに的確な対応ができなくなった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 法的規制について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社グループの営む事業は、不当景品類及び不当表示防止法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、個人情報の保護に関する法律、著作権法等の規制を受けております。当社グループとしては、法令やインターネット広告業界における自主規制、各種ガイドライン等の遵守を徹底した事業運営を行っておりますが、万一これらの違反に該当するような事態が発生した場合や、今後新たな法令等の制定、既存法令等の解釈変更がなされ事業が制約を受けることになった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、インフルエンサーの投稿に関しては、法令違反等の不適切な投稿を未然に防止するための広告審査体制や、悪質なインフルエンサーを排除するチェック体制を構築しておりますが、インフルエンサーの投稿が広告関連法令等に違反する場合や、第三者の著作権、肖像権等を侵害する場合、不適切な投稿による炎上が発生した場合や投稿がステルスマーケティング(※)と見做された場合には、当社グループのブランドイメージが悪化する等、社会的信用や評判に波及し、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ※ 消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。 ④ 主要SNSのユーザー利用動向やプラットフォームの規制変更等について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:大) 当社グループの事業は、TikTok、Instagram、Facebook、X等の主要SNSプラットフォーム上でのマーケティング手法を中心としております。利用者が増加傾向にあるSNSプラットフォームは広告媒体としての訴求力が高まることから、各SNSプラットフォームのユーザーの利用動向は重要な指標となるため、当社グループではこれらの動向に関する情報収集を行っておりますが、既存のSNSにおけるユーザーの利用動向の変化や、新たなSNSの流行に対して、当社グループの適切なインフルエンサーのネットワーク構築等の対応が遅れた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、広告関連の規約・規制等の変更により、従来可能であった広告手法や表現等を用いることが出来なくなる可能性があり、当社グループのマーケティング手法や体制の変更等の対応が遅れた場合や、SNSのセキュリティ面の不備により当該プラットフォームの信頼性に疑義が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループのサービスを提供しているSNSサービスが、利用者数の減少などにより、マーケティング媒体としての価値を低下させた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 競合他社の動向について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:短期、影響度:小) 現在、国内でインフルエンサーマーケティング関連事業を展開する競合企業は複数存在しており、また、今後の市場規模拡大に伴い新規参入が相次ぐことも考えられます。当社グループは積極的な営業活動やインフルエンサーサポートサービスの充実に取り組んでおり、市場における優位性を構築し、競争力を向上させてまいりました。 今後もインフルエンサーに寄り添ったサービスをより充実させていくと同時に、サポート向上に向けた取り組みを積極的に行ってまいりますが、新規参入により競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 自然災害・パンデミック等に係るリスクについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:長期、影響度:中) 地震や台風等の自然災害、テロ攻撃、ウイルス・伝染病等の集団感染(パンデミック)といった事象が発生した場合、正常な事業活動が困難となるおそれがあります。また、当社グループの拠点及びコンピューターネットワークのインフラは、一定の地域に集中しているため、同所で自然災害等が発生した場合には多大な損害を被る可能性があります。ただし、当社グループはシステムの冗長化、クラウドサーバーを用いたサービスの構築やリモートワーク可能な体制強化等を通じて、リスクの低減に努めております。さらに、自然災害等の発生によりインフルエンサーの投稿が自粛されるような事態が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) 当社グループのビジネスモデルに関するリスクについて ① 「toridori base」事業の成長戦略について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:短期、影響度:大) 当社グループの重点注力サービス「toridori base」については、基本的には月額課金型の収益モデルでありますが、サービスの特性上、一定の目的を達成した顧客においてサービスを一時的に中断或いは終了するケースが存在することを考慮したうえで、継続的な新規顧客獲得が事業の継続と持続的な成長において特に重要であると考えております。これを促進する為に、新規獲得販路の拡大、更には顧客の利用月数増加やインフルエンサーのクオリティ強化などに資するマーケティング施策にも注力しております。また、販売プランの見直しやオプションメニューのラインナップを増やすことで顧客単価の向上も同時に実現できるように努めております。 しかしながら、顧客やインフルエンサーの需要に応じたサービスを十分に提供できない場合や、当社グループのマーケティング戦略が十分な効果を得られない場合においては、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② インフルエンサーとの関係について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:短期、影響度:小) 当社グループの事業は、顧客のマーケティングに対して有益なサービスを提供しており、その多様なニーズに応えるため、数多くのインフルエンサーの確保が必要となります。そのため、インフルエンサーに対し、顧客の広告案件の継続的なご紹介やSNSへの投稿に関する法令・ガイドラインの遵守等の有用な情報を提供することにより、広範なネットワークを構築しております。しかしながら、様々な要因の変化によりインフルエンサーとの信頼関係が低下した場合や、顧客企業のニーズに合ったインフルエンサーを十分に確保できない場合、インフルエンサーが広告審査基準等を遵守しない又は当社グループの広告案件以外において炎上する等の当社グループの管理することができない事態が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 新規事業開発について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社グループの今後の事業展開としまして、事業規模の拡大と高収益化を目指して、既存事業に留まらず新規事業開発に積極的に取り組んでいく方針でありますが、とりわけ新規事業の立ち上げについては、既存事業よりもリスクが高いことを認識しております。入念な市場分析や事業計画構築にも関わらず、予測とは異なる状況が発生し、計画どおりに進まない場合は、投資資金を回収できず当社グループの業績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ④ 知的財産権の侵害(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:短期、影響度:小) 当社グループのインフルエンサーが制作する動画などについて、第三者から意図せずに著作権、商標権その他の権利(以下「知的財産権」といいます。)を侵害される可能性や第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性があります。知的財産権の第三者からの侵害に対しては、経営管理統括部及び関係部署がインフルエンサーと連携して対応しておりますが、インターネット上での権利侵害に対しては、法規制の未整備その他の問題から、知的財産権の保護を迅速かつ十分に受けることができない場合もあり、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。 また、インフルエンサーによる意図せぬ知的財産権の侵害については、関係部署がインフルエンサーと連携して、コンプライアンス研修の実施などの予防対策を講じておりますが、法解釈の相違等により、侵害が意図せず生じてしまう等の事象が万一発生した場合には、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。 ブランド運営支援サービスにおいては、各ブランドの販売動向や成長動向等を踏まえつつ必要に応じて商標権を取得し、その知的財産権を保護する管理体制としておりますが、契約条件の解釈の齟齬等により、当社グループが第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受けた場合、又は第三者が当社グループの知的財産権を侵害するような場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティに係るリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) コンピューターシステムの瑕疵、実施済みのセキュリティ対策の危殆化、マルウェア・コンピューターウイルス、コンピューターネットワークへの不正侵入、役職員の過誤、自然災害、アクセス増加等の一時的な過負荷等により、重要データの漏洩、コンピュータープログラムの不正改ざん、システムダウン等の損害が発生する可能性があり、その結果、第三者からの損害賠償請求、当社グループの信用低下等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。担当部署において、これらのリスクに対するセキュリティ強化に取り組んでおります。 ⑥ 個人情報の管理に係るリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社グループは、個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の規定に則って作成したプライバシーポリシーに沿って管理しております。しかし、情報セキュリティに係るリスク等により個人情報が漏洩した場合や個人情報の収集過程で問題が生じた場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下等の損害が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑦ M&Aに係るリスクについて(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:大) 当社グループでは、中期経営計画に沿って「プロダクト領域」及び「マーケティングパートナー領域」の領域において既存事業とのシナジー効果が見込める企業を対象にM&Aの実施を検討してまいります。M&Aにあたっては、事業、財務、法務等のデューデリジェンスを実施し、これらに関するリスクの検討を行っておりますが、買収時に想定した事業計画が予定どおり進捗しない場合には、のれんの減損等により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新たなファイナンスによる負担や希薄化及び自己資本の変動のほか、新たに借入金を利用した場合、市場金利の変動の状況によっては、借入金利息の負担の増大等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業の運営体制に関するリスクについて ① 特定経営者への依存について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:大) 当社創業メンバーであり代表取締役社長CEOである中山貴之は、当社の大株主であるとともに、当社グループの経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。そのため同氏が、何らかの理由によって退任し、後任者の採用が困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。なお、当社代表取締役社長中山貴之から当社金融機関借入に対する債務保証を受けております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (関連当事者情報)」に記載しております。当社グループはこの債務被保証に係る保証料の支払いを行っておらず、また、金融機関との継続交渉により当該債務被保証を解消していく方針であります。 ② 人材の獲得及び育成(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:短期、影響度:中) 当社グループは、今後の事業拡大に応じて必要な人材の継続的な確保と育成が重要であると考えています。そのためにも積極的な採用と早期戦力化のための育成制度の構築に努めていく方針でありますが、必要な人材の確保及び育成が計画通り進まなかった場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、この場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 訴訟発生リスクについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:短期、影響度:中) 当社グループでは、リスクマネジメント・コンプライアンス規程を制定し、役職員に対して当該規程を遵守させることで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、インフルエンサーや取引先、第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。提起された訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生や企業ブランドイメージの悪化等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 内部管理体制の構築について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:短期、影響度:小) 当社グループは、グループ企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置づけ、多様な施策を実施しておりますが、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:短期、影響度:中) 当社グループでは、取締役、従業員等に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 ⑥ 配当政策について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:小) 当社は、株主還元を経営の重要施策の一つと認識しており、将来の事業展開と財務体質強化のため必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当もしくは自己株式の取得を行うことを基本方針としております。しかしながら、当社は現在成長過程にあるため、当面の間は事業拡大に向けた積極的な事業投資や財務体質の強化等を優先いたします。また、当事業年度においても同様の方針としております。将来的には内部留保の充実状況や株主還元とのバランス等を踏まえて実施の判断を検討していきたいと考えております。
経営成績の分析 (MD&A)5,131字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、エネルギー価格や食料品価格の高止まり、円安基調の長期化、原材料価格の上昇等により、企業のコスト負担は高水準で推移しており、先行き不透明感が残る状況が続いております。 このような経済環境の下、企業のマーケティング投資においては、成果を可視化しながら柔軟に予算を調整できる手法への需要が一層高まっております。当社グループが属するマーケティング業界、特にインターネット広告市場は、こうしたニーズを背景に引き続き堅調に成長しており、2025年の国内インターネット広告市場規模は、前年比110.8%の4兆459億円となり過去最高を更新いたしました(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」)。また、AIを活用したターゲティングや自動最適化の進展により、広告効果を確認しながら継続的に改善を行う運用型広告モデルが定着しており、SNS広告や動画広告を中心に広告投資が拡大しております。さらに、インターネット広告市場の中でも、インフルエンサーマーケティング市場では、企業のブランド認知向上や購買行動促進を目的とした活用が広がっております。一方で、従来のインフルエンサーマーケティングは、成果の事前予測や価格の妥当性が分かりづらく、広告主にとって投資判断が難しいという課題を抱えておりました。 このような事業環境の下、当社グループは、『「個の時代」の、担い手に。』というミッションを掲げており、InstagramやYouTube、TikTokなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)上で活動する多様なインフルエンサーを支援しております。インフルエンサーの価値を最大化し、企業・消費者・インフルエンサー、誰もが手軽にSNSの力を享受できる世界を実現することを目指しております。 これまで、インフルエンサーマーケティングプラットフォームサービス「toridori base」、成果報酬型広告サービス「toridori ad」、及びタイアップ広告サービス「toridori promotion」などの複数のインフルエンサーマーケティングサービスを展開して参りました。 当社グループは、中長期的な成長を見据え、インフルエンサーマーケティングをデジタル運用広告と同様に「成果を見ながら回せる広告」へと進化させることを目的に、運用型インフルエンサー広告プロダクト「Vooster」の開発・提供を進めております。当該プロダクトでは、AIによるインフルエンサー選定、エンゲージメント予測に基づく成果連動型課金、やりとり不要の自動実行等を通じて、広告主にとって納得感のある投資判断を可能にし、継続的な広告出稿を促進する仕組みの構築を進めております。 今後の中長期的な成長戦略としては、①「toridori base」を中心としたプロダクト領域の拡大、②中堅・大手企業をターゲットにしたマーケティングパートナー領域の強化、及び③インフルエンサーデータベースの価値最大化を基本方針として掲げております。 これらの取り組みを通じて、インフルエンサーマーケティング市場の構造的進化を捉え、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 その結果、当連結会計年度の取扱高は9,051,038千円(前年同期比+7.2%)、売上高は5,372,804千円(同+25.7%)、売上総利益は4,895,234千円(同+25.0%)、営業利益は707,758千円(同+55.7%)、経常利益は701,842千円(同+60.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は437,145千円(同+68.9%)となりました。 なお、当社グループはインフルエンス・プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載は行っておりません。 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,931,478千円増加し、6,773,418千円となりました。これは主に、棚卸資産が94,874千円減少した一方で、現金及び預金が379,832千円、前払金が1,023,009千円、その他無形固定資産が291,738千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,514,394千円増加し、4,865,852千円となりました。これは主に、契約負債が78,524千円減少した一方で、買掛金が174,349千円、預り金が678,452千円、借入金が661,709千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ417,083千円増加し、1,907,566千円となりました。これは主に、資本剰余金が50,738千円減少した一方で、利益剰余金が437,145千円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ379,832千円増加し、1,958,175千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、403,713千円(前年同期は97,568千円の資金の増加)となりました。これは主に、売上債権の増加126,545千円及び前払金の増加1,023,009千円により資金が減少した一方で、税金等調整前当期純利益の計上701,842千円及び預り金の増加678,452千円により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、579,086千円(前年同期は911,409千円の資金の減少)となりました。これは主に、ソフトウエアの取得による支出330,953千円、長期貸付けによる支出300,000千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、555,205千円(前年同期は720,285千円の資金の増加)となりました。これは、長期借入金の返済による支出861,691千円により資金が減少した一方で、短期借入金の純増加額400,000千円及び長期借入れによる収入1,123,400千円により資金が増加したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業の内、「toridori made」においてはアパレルやコスメ等の品目を主に外注を活用して生産しておりますが、当社グループ全体の売上高に占める重要性は軽微であり、また生産から売上計上までの所要日数も短いため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループの事業の内、「toridori made」においては一部のブランドで受注生産方式を採用しておりますが、当社グループ全体の売上高に占める重要性は軽微であり、また受注から売上計上までの所要日数も短いため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは、インフルエンス・プラットフォーム事業の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。 サービス区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) インフルエンス・プラットフォーム事業 プロダクト領域   3,470,308   +28.8 マーケティングパートナー領域   1,902,496   +20.4 合計   5,372,804   +25.7 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の取扱高は9,051,038千円、売上高は5,372,804千円となり、これは各事業の拡大によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は477,570千円となりました。これは主に「toridori made」の商品原価であります。その結果、売上総利益は4,895,234千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業損益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,187,475千円となりました。これは主に給料及び手当や広告宣伝費及び販売促進費によるものであります。その結果、営業利益は707,758千円となりました。 (営業外損益、経常損益) 当連結会計年度の営業外収益から営業外費用を差し引いた営業外損益純額は、5,915千円の損失となりました。これは主に補助金収入があったものの、支払利息が増加したことによるものであります。その結果、経常利益は701,842千円となりました。 (特別損益、法人税、住民税及び事業税、親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の特別損益については発生がありませんでした。 法人税等合計としては、201,482千円を計上しております。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は437,145千円となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要としては、事業の拡大に伴う人件費、外注費、クライアント獲得や認知度向上のための広告宣伝費及び販売促進費に加え、必要に応じてM&A等の投資を実施する方針であります。当社グループは、財政状態や資金使途を勘案しながら、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等は、資金需要の額や用途に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。 最低資金残高につきましては、概ね取扱高の1ヶ月程度を想定しており、現時点において、手元流動性は高く、最低資金残高を上回るキャッシュポジションで推移しております。そのため、当社といたしましては、現時点において、流動性リスクを管理するための指標を設定しておりません。 また、資金繰りが悪化する場合に備え、流動性資産を十分に保有するとともに、資金の流出入の動向を踏まえて資産・負債両面から適切な資金繰りを行っております。さらに、運転資金を効率的に調達するため、金融機関と当座貸越契約を締結しております。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上総利益及び「toridori base」の顧客数及び顧客当たりの四半期売上総利益を重要な経営指標と位置づけ、各経営課題に取り組んでおります。

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出典

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