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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

マネジメントソリューションズ

Management Solutions Co.,Ltd7033 · Prime · サービス業

大企業向けプロジェクトマネジメント支援。PMO人材派遣とDXコンサルで成功に導く。

概要

マネジメントソリューションズは、大企業向けにプロジェクトマネジメント実行支援(PMO)を中核とするコンサルティング事業を手掛ける。東証プライム市場に上場し、2025年12月期の売上高は231億円、従業員数は1,621名。プロジェクトの成功確率を高める専門人材の派遣やソフトウェア「PROEVER」を提供する。

単一事業セグメントで展開するコンサルティング

当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントで構成される。主軸はプロジェクトマネジメント実行支援(PMO)であり、全社・部門・プロジェクトの各階層に対し、進捗管理や課題管理を支援する。2025年12月期のPMOコンサルタント数は849名、稼働率86.3%、平均単価1,760千円と、いずれも前期実績を上回った。加えてデジタル変革支援(DSIer)やマネジメントコンサルティング、ソフトウェア「PROEVER」、研修サービスも提供する。

売上高成長と利益率の推移

売上高は2014年10月期の9億円から2025年12月期の231億円へと急拡大した。2024年12月期は決算期変更により14ヶ月決算で233億円、2025年12月期は12ヶ月で231億円と横ばいだが、営業利益は27億円、当期純利益18億円を計上した。中期経営計画「Beyond1000」では連結売上高1,000億円を目標に掲げ、人材確保と営業強化を推進している。

5社体制のグローバルグループ

グループは当社と連結子会社4社で構成される。日本では株式会社MSOL Digital(デジタル変革支援)と株式会社テトラ・コミュニケーションズが事業を展開。海外では中華人民共和国の麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司と米国のMSOL Inc.が拠点を持つ。過去には台湾や米国に子会社を設立したが清算済み。2024年1月にはMSOL Digitalを新設分割により設立し、デジタル分野を強化した。

人材投資とダイバーシティ推進

2025年12月期の連結従業員数は1,600名を突破、うちPMOコンサルタントは849名。新卒・中途採用が計画通り進捗し、人材確保を継続する。女性管理職比率は約20%で、性別や国籍を問わない人材登用を進める。社内研修やeラーニングを充実させ、PMP資格維持のためのPDU取得支援も行う。人材の定着と育成が成長の基盤と位置付けられている。

業界の中での役割はプロジェクトマネジメント領域の専門サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
231億円
営業利益
27億円
営業利益率
11.7%
純利益
18億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01プロジェクトマネジメント支援サービス主力

大企業を中心に、プロジェクトマネジメント実行支援(PMO)、デジタル変革支援、マネジメントコンサルティング、プロジェクト管理ソフトウェア「PROEVER」の提供など、プロジェクト成功のための総合支援を行う。

主な製品・サービス5
プロジェクトマネジメント実行支援(PMO)
プロジェクトの進捗管理、課題管理、リスク管理などを支援。プロジェクトマネージャーの負担を軽減し成功率を高める。
デジタル変革の支援(DSIer)
AI・IoT等の先端技術を活用したデジタル変革を、専門パートナーと連携しソリューション提案から構築まで支援。
マネジメントコンサルティング
経営層の意思決定やリソース最適化、プロジェクト実行プロセス改善など、全社的なマネジメントフレームワークを提供。
PROEVER(プロジェクト管理ソフトウェア)
課題・タスク管理、ナレッジ共有、プロジェクト可視化を実現するクラウド型ソフトウェア。
プロジェクトマネジメント研修
PMP資格維持のためのPDU取得可能なeラーニングや集合研修。リスクマネジメント、ロジカルシンキング等。

製品と技術

PMO実行支援が収益の柱

プロジェクトマネジメント実行支援(PMO)は、全社・部門・プロジェクトの各階層に対し進捗管理、課題管理、リスク管理を提供するサービス。プロジェクトマネージャーの負担を軽減し、成功率を高める。2025年12月期のPMOコンサルタント数は849名、稼働率86.3%、平均単価1,760千円。主に東証プライム上場企業向けに提供され、リピートオーダーと新規顧客獲得により売上を牽引する。

自社開発ソフト「PROEVER」の展開

PROEVERは、マネジメントソリューションズがPMO支援で培った知見を結集したクラウド型プロジェクト管理ソフトウェア。課題・タスク管理、ナレッジ共有、プロジェクト可視化を実現する。2025年12月期末時点で導入企業数29社、ライセンス数2,000件超。2026年1月に新バージョンを正式リリースし、AIによる意思決定支援機能を追加。労働集約型からAI主導型ビジネスへの変革を目指す。

デジタル変革支援(DSIer)

株式会社MSOL Digitalが提供するデジタル変革支援サービス。AIやIoTなどの先端技術を活用し、専門パートナーと連携してソリューション提案から構築までを一貫支援する。長年のPMO支援で培った顧客理解を基に、DX推進やITモダナイゼーションを手掛ける。デジタル人材の育成も重要な役割としており、社会的課題であるデジタル人財不足の解消にも貢献する。

マネジメントコンサルティングと研修

マネジメントコンサルティングは、経営層の意思決定やリソース最適化、プロジェクト実行プロセス改善を支援するフレームワークを提供。プロジェクトマネジメント研修では、PMP資格維持に必要なPDUを取得可能なeラーニングや集合研修を実施。リスクマネジメント、ロジカルシンキングなど実践的なプログラムを用意し、顧客の要望に応じたカスタマイズも行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

中堅人材派遣、再成長へ課題

マネジメントソリューションズは、製造業や物流業向けの人材派遣・アウトソーシングを主力とする中堅企業。同業のジンジブやイシンと競合するが、営業利益率12%と収益性は比較的良好。しかし、FY2026の売上高予想は231億円と前期比減少見込みであり、再成長への道筋が課題。市場全体の人手不足は追い風だが、競争激化で価格競争にさらされる可能性がある。

強み

  • 営業利益率12%と業界内で優位な収益構造を維持している。
  • 製造業、物流業など幅広い分野で人材派遣を展開し、需要を分散。
  • FY2024の233億円からFY2025も231億円と微減ながら高水準を維持。
  • 自社システムによる人材マッチングで稼働率を高めている。

課題

  • FY2025に売上高が減少見込みで、成長鈍化が懸念される。
  • 同業他社との競争激化により、単価低下圧力が強まる。
  • 人手不足の環境下で優秀な人材の確保が難しく、コスト増加要因に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がマネジメントソリューションズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13496アズーム292億円28.2倍
23922PR TIMES286億円12.1倍
39702アイ・エス・ビー272億円16.4倍
44662フォーカスシステムズ270億円10.7倍
52301学情267億円13.3倍
67033マネジメントソリューションズ263億円11.5倍
79644タナベコンサルティンググループ259億円22.5倍
86445ジャノメ255億円42.3倍
93676デジタルハーツホールディングス253億円20.0倍
106539MS-Japan251億円24.2倍
113939カナミックネットワーク243億円19.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

横浜の小さな事務所から始まった2005年

2005年7月、神奈川県横浜市中区山下町に資本金10百万円で株式会社マネジメントソリューションズを設立。プロジェクトマネジメントコンサルティングを事業目的とした。設立翌年の2006年6月には本社を東京都港区六本木に移転し、首都圏での営業基盤を築き始める。同年12月には医療コンサルティング子会社を設立するが、2008年5月に清算。システム開発子会社も2007年に設立するが2016年に清算している。

人材会社との提携とプロダクト開発の2008年~2012年

2008年9月、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)と業務提携。2011年4月には資本提携に発展した。2010年3月にはプロジェクトマネジメントのeラーニング販売を開始し、2012年5月にはプロジェクト管理ツール「ProViz5」を発売。人材業界との連携と自社プロダクトの開発を両輪で進め、事業の拡大基盤を固めた。2013年には米国子会社を設立するが、2017年に清算されている。

上場と市場変更を経た2018年~2022年

2018年7月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。上場直後の2018年11月には中国子会社を設立し、海外展開を加速。2019年10月には東証第一部へ市場変更し、同年にはプロジェクトマネジメント実行支援ツール「PROEVER」の販売を開始。2021年11月には株式会社テトラ・コミュニケーションズを子会社化。2022年2月に再び米国子会社を設立し、同年4月の市場区分見直しによりプライム市場へ移行した。

不祥事対応とデジタル子会社設立の2024年

2024年1月、デジタル変革支援とアジャイルマネジメントを目的とする株式会社MSOL Digitalを新設分割により設立。同年、元経営幹部による外部委託先からの不適切な金員受領が判明し、特別調査委員会を設置。調査費用として88,784千円の特別損失を計上したが、組織的な関与は否定された。同2024年12月期は決算期を10月から12月に変更し、14ヶ月の変則決算となった。

年表24件を開く

2000年代

  • 2005年7月創業神奈川県横浜市中区山下町にプロジェクトマネジメントコンサルティングを事業目的とした株式会社マネジメントソリューションズ(資本金10百万円)を設立
  • 2006年6月本社を東京都港区六本木三丁目に移転
  • 2006年12月東京都港区に医療機関に対するコンサルティングを目的として子会社、株式会社オーシャンメディカルソリューションズを設立(2008年5月清算結了)
  • 2007年6月東京都港区にシステム開発を目的として子会社、株式会社iSakura Technologies Japanを設立(2016年9月清算結了)
  • 2007年8月本社を東京都港区六本木五丁目に移転
  • 2008年9月㈱インテリジェンス(現㈱パーソルキャリア)と業務提携

2010年代

  • 2010年3月プロジェクトマネジメントに関するeLearning販売開始
  • 2011年4月㈱インテリジェンス(現㈱パーソルキャリア)と資本提携
  • 2012年5月プロジェクト管理ツール「ProViz5」販売開始
  • 2013年11月米国に子会社、MSOL Inc.を設立(2017年10月清算結了)
  • 2015年2月本社を東京都港区六本木三丁目に移転
  • 2015年11月中華民国にプロジェクトマネジメント実行支援を目的として子会社、元嵩管理顧問股分有限公司(現連結子会社)を設立(2024年4月清算結了)
  • 2015年11月M&A東京都港区にナレッジ&タレントマネジメントシステム「ProEver」の開発を目的として子会社、株式会社ProEver(2017年10月吸収合併)を設立
  • 2016年10月M&A株式会社キタゾエアンドカンパニーの全株式を取得し、完全子会社化(2017年10月全株式譲渡)
  • 2017年2月ナレッジ&タレントマネジメントシステム「ProEver」販売開始
  • 2018年2月本社を東京都港区赤坂九丁目に移転
  • 2018年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2018年11月中華人民共和国にプロジェクトマネジメント実行支援を目的として子会社、麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司を設立
  • 2019年10月プロジェクトマネジメント実行支援ツール「PROEVER」販売開始
  • 2019年10月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場変更

2020年代

  • 2021年11月M&A株式会社テトラ・コミュニケーションズの株式を取得し、子会社化
  • 2022年2月米国に子会社、MSOL Inc.を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年1月創業東京都港区にデジタル変革の支援及びアジャイルマネジメントを目的として株式会社MSOL Digitalを新設分割により設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高1,000億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材の確保と育成の強化

    継続的な業容拡大のために、顧客に提供可能なプロジェクトマネジメントサービスを実行できる人材を確保する。採用コスト低減施策を行いつつ堅実な新規採用を進め、中途退職防止と社内研修充実による人材育成に取り組む。

  2. 02

    新規顧客の開拓と営業体制の強化

    既存顧客からのリピートオーダー対応に加え、新規顧客開拓を積極的に進める。営業体制を強化し、これまで以上に積極的な営業活動を行う。

  3. 03

    海外事業の推進

    グローバルプロジェクト案件増加に伴い、欧米やアジア各国での需要に対応するため、グローバル人材の確保・育成、海外拠点拡充のためのビジネスアライアンス推進など、海外での積極的なビジネス展開を推進する。ただし円安等の情勢を鑑み推進タイミングは慎重に判断する。

  4. 04

    ダイバーシティへの対応

    性別や国籍を問わず豊富な知識・経験・能力を持つ人物を管理職として選任し、現在約20%の女性管理職比率を維持・向上させる。多様性を確保し有能な人材を確保して企業価値向上に努める。

  5. 05

    連結経営とグループシナジーの強化

    中長期的な成長維持のため、国内外グループ会社間の連携強化を図る。ホールディングス化も見据え、経営資源の有効活用や営業面での協力によるグループシナジー発揮と利益最大化、グループガバナンス体制強化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で1,621人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は702万円で、7期前と比べて5.3%平均年齢は37.4歳、平均勤続年数は2.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年10月178
2019年10月74237.02.8254
2020年10月70937.12.8351
2021年10月71837.12.5490
2022年10月70438.82.1867
2023年10月72538.52.31,084
2024年12月69837.72.51,402200
2025年12月70237.42.71,621167

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都港区420百万円
中部支社 — 愛知県名古屋市中区52百万円
関西支社 — 大阪府大阪市北区22百万円
本社 — 東京都港区13百万円
本社 — 中華人民共和国 上海市2百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社MSOL Digital
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社テトラ・コミュニケーションズ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    MSOL Inc.(注)1
    米国デラウェア州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は231億円営業利益27億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.9%、利益が-3.6%。

売上高
-0.9%
231億円
営業利益
-3.6%
27億円
純利益
-14.3%
18億円
営業利益率
11.7%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高260億円231億円
営業利益30億円27億円
純利益20億円18億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は125億円、営業利益は16億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は+45.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q363
2023年1Q3825.32
2023年2Q42614.34
2023年3Q43614.04
2023年4Q466
2024年1Q4536.72
2024年2Q48510.44
2025年2Q112119.87
2025年4Q1191613.411
2026年2Q1251612.811

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年10月期からの12期で、売上は9億円から231億円へ25.7倍に増えた。直近期の営業利益率は11.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年10月910
東京都港区にナレッジ&タレントマネジメントシステム「ProEver」の開発を目的として子会社、株式会社ProEver(2017年10月吸収合併)を設立
2015年10月90−1
株式会社キタゾエアンドカンパニーの全株式を取得し、完全子会社化(2017年10月全株式譲渡)
2016年10月1511
2017年10月2521
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2018年10月2932
東京証券取引所市場第一部へ上場市場変更
2019年10月3943
2020年10月5220
株式会社テトラ・コミュニケーションズの株式を取得し、子会社化
2021年10月7497
米国に子会社、MSOL Inc.を設立
2022年10月12075
2023年10月1692216
東京都港区にデジタル変革の支援及びアジャイルマネジメントを目的として株式会社MSOL Digitalを新設分割により設立
2024年12月233282812.021
2025年12月231272711.718

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高231億円のうち、営業利益として残るのは27億円11.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の7.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.4%135億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.4%68億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.7%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
41.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.1pt
11.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
7.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.7pt
31.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
33.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年12月期は営業CFが23億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年10月10013
2017年10月1−1205
2018年10月3−18214
2019年10月1−7−1−68
2020年10月3−23112
2021年10月9−1−2818
2022年10月2−68−422
2023年10月23−4−141926
2024年12月13−3−101027
2025年12月23−4−161930

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年12月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は67.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年10月31223.4
2015年10月3031.5
2016年10月61522.0
2017年10月93626.9
2018年10月2014667.5
2019年10月2317671.8
2020年10月28161256.1
2021年10月38231560.0
2022年10月61273442.7
2023年10月70432759.8
2024年12月78562270.4
2025年12月87602767.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
64億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中448位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
31.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,562で、1年前と比べて+5.6%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥1,562-4.5%1ヶ月+12.2%1年+5.6%時価総額263億円
過去52週の値幅
安値¥1,209高値¥1,744

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR3.75倍
配当利回り3.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に1624円と、前日比+6.84%の上昇となりました。直近1か月で+19.41%、年初来では+14.66%と堅調です。25日移動平均線(1414円)を約14.9%上回り、75日線(1368円)も上回っており、上昇トレンドが形成されています。52週高値(1684円)には約3.6%の距離まで接近し、最高値更新が目前です。8月17日の出来高は44.9万株と直近平均の約6倍に急増し、強い買いが入りました。RSIは80.45と過熱感があり、短期的な調整リスクに注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは3.20%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.20%
いまの株価に対して
配当性向
30.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年10月26.2
2023年10月18800.017.6
2024年12月3066.723.6
2025年12月326.730.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ5,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.2%を占め、残る61.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他45.645.238.636.137.041.2
事業法人21.922.322.522.421.722.4
金融機関18.812.322.425.420.415.7
外国法人11.317.115.214.817.411.5
証券会社2.53.11.21.33.28.8
自己株式0.70.61.31.43.16.7
外国人個人0.00.00.00.10.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ユナイテッドトラスト22.27
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.03
03髙橋 信也8.04
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.21
05野村證券株式会社3.20
06SMBC日興証券株式会社3.13
07BBH(LUX)FOR FIDELITY FUNDS-PACIFIC POOL (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.26
08髙橋 美紀1.78
09JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.46
10INTERACTIVE BROKERS LLC0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-04
    スパークス・アセット・マネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    7.49%
    +1.11pt
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.07%
    -0.77pt
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.84%
    -1.07pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+245%、1株純資産は11期で+496%。直近期のROEは31.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年10月326369.0
2015年10月−20
2016年10月912124.5
2017年10月92155.3
2018年10月178426.920.8
2019年10月1810119.239.2
2020年10月−195−0.8
2021年10月4113735.283.2
2022年10月3115621.394.56.2
2023年10月9825447.726.517.6
2024年12月12533842.613.523.6
2025年12月11237631.512.330.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額157百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙橋信也代表取締役会長兼社長531,354,380
玉井邦昌専務取締役6022,500
金子啓取締役48145,500
赤羽具永取締役7569,400
田矢徹司取締役624,000
渡邉徹監査役(常勤)69
木村稔監査役51
稲垣隆一監査役72

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)21001811859
社外取締役5363398

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,416字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社と連結子会社(株式会社MSOL Digital・株式会社テトラ・コミュニケーションズ・麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司・MSOL Inc.)の5社で構成されております。 当社グループの事業内容は企業のプロジェクトに対し、プロジェクトマネジメント支援サービスを提供することです。当社、株式会社MSOL Digital及び株式会社テトラ・コミュニケーションズは日本でその事業を展開しており、麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司は中華人民共和国で、MSOL Inc.は米国でその事業を展開しております。 当社グループの事業領域であるプロジェクトマネジメントの分野におきましては、プロジェクトマネジメントの成否が重要な経営課題として認識されており、全社的なプロジェクトマネジメントの導入、また、導入を検討する企業が増加するなど、プロジェクトマネジメント支援に対する需要は年々高まっております。 当社グループは「人とTechnologyを融合したManagementにおける社会のPlatformとなり、組織の変革・価値創造、および自律的な個人の成長を促す」をビジョンとして掲げ、東証プライム市場上場企業を中心とした顧客企業の有する様々な種類・規模のプロジェクトにおいて、中立独立の立場から、プロジェクトマネジメントを支援し、顧客企業を成功に導くための事業を展開しております。 当社グループはコンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主たるサービス内容の特徴を整理すると以下のとおりであります。 1 プロフェッショナルサービス (1)プロジェクトマネジメント実行支援 全社/部門/プロジェクトといった企業における全ての企業内の階層に対し、主にPMO(注1)の役割で、プロジェクトマネジメントの実行支援サービスを提供しております。例えば企業が新たなシステムを導入するプロジェクトに取り組む場合、当該企業に対してシステム要件定義工程やシステム開発工程といったプロジェクトの各工程における進捗予実や課題状況を可視化して管理するなどのプロジェクトマネジメントの実行支援をするサービスを提供しております。 企業においては、プロジェクトの企画者や実行者は存在しても、プロジェクトをマネージングする専門者たるプロジェクトマネージャは中々育成することが困難であり、不足している状況です。このような人材不足の状況に対し、プロジェクト進捗/課題管理プロセスの導入や管理プロセスの実行支援によりプロジェクトマネージャの負担を軽減し、プロジェクト成功率を高めるサービスを提供しております。 注1 Project Management Officeの略。プロジェクトが円滑に運営されることを目的とし、プロジェクトマネージャやプロジェクトオーナの意思決定支援を行う専門組織または役割 (2)デジタル変革の支援(株式会社MSOL Digital) 長年のプロジェクトマネジメント実行支援のなかで、多岐にわたるインダストリーの様々なビジネス環境において、MSOLは顧客企業の「デジタル変革」(DX - Digital Transformation)を支援して参りました。AIやIoTなどの分野で革新的な技術が次々登場してくる現在において、デジタル変革やITモダナイゼーションなど多様なビジネス課題解決を顧客企業のチャンスに転換すべく、MSOL Digitalは、専門パートナーと連携し、ソリューション提案、デジタルサービス構築を提供するDSIer(デジタルソリューションインテグレータ)としてデジタル変革の推進と社会的な課題でもあるデジタル人財育成と成長の場を提供しております。 (3)マネジメントコンサルティング プロジェクトマネジメントの支援で培った経験を通じ、企業全体の「マネジメントメカニズム」に踏み込んで、経営層による変革の価値判断とリソースの最適化プロセス、プロジェクトを正しく実行しつつ経営層が早期に気づきと判断を行うプロセス、社内外の参画メンバーのチャレンジや創造性を維持向上させる仕組みや制度などの、複合的なマネジメントフレームワークを用いて、顧客企業それぞれの現状や目指すゴールを可視化して段階的に実現できるよう支援しております。 (4)PROEVER PROEVERは、大企業を中心に多くのプロジェクトマネジメントを実行支援してきたマネジメントソリューションズの知見を結集したソフトウェアです。プロジェクトを円滑に進めるための課題やタスクの管理・ナレッジの共有・プロジェクトの可視化が、手軽にできるようになるソフトウェア「PROEVER」を提供しております。 2 その他 マネジメントコンサルティング及びプロジェクトマネジメント実行支援で培ったノウハウを元に、プロジェクトマネジメントの理論・方法論をベースとしながらも実践に活かすことのできる研修プログラムを提供しております。 PMP(注1)などのPMI(注2)の発行する資格の維持に必要なPDU(注3)を発行できるリスクマネジメント、ロジカルシンキング等のeラーニング、及びプロジェクトマネジメントに関する顧客の要望に応じた集合研修を提供しております。 注1 PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格 注2 Project Management Institute(米国プロジェクトマネジメント協会) 注3 PMPを維持するための継続研修を行った結果を定量的に認定するための単位 当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。 ※1 エンドユーザーのシステム開発を請負うエンドユーザーの子会社 ※2 システムインテグレータの略称。顧客要望に応じてシステム企画、開発、調達、運用等を行う会社
経営方針・対処すべき課題1,787字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、昨今の企業が抱える重要な経営課題としてのプロジェクトマネジメントの成否に対し、プロジェクトマネジメント実行支援サービス提供により寄与し、企業ひいては社会に貢献したいと考えており、「Managementを通じ、社会のHappinessに貢献する」をミッションに、「人とTechnologyを融合したManagement における社会のPlatformとなり、組織の変革・ 価値創造、および自律的な個人の成長を促す」をビジョンとして掲げております。 (2)経営環境及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの主たる事業領域であるプロジェクトマネジメント(PMO)の潜在市場につきましては、大手機関の最新調査によると、今後も拡大を続け2030年には1.6兆円に達するものと見込まれており、中長期的にも堅調に推移するものと予測しております。 そのような状況において、事業の成長を表す売上高の前事業年度からの成長率である売上高成長率を最も重要な経営指標と考えております。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 上記経営環境の下、当社グループは、連結売上高1,000億円を目指す、中期経営計画「Beyond1000」を策定し、2026年2月16日に公表いたしました。 プロジェクト支援に対する昨今の需要の高まりを受け、国内PMO市場1.6兆円の顕在化を加速させ、まずは売上高1,000億円を目指してまいります。目標を達成するため、以下の事項を課題として認識し対応いたします。 a)人材の確保と育成の強化 継続的な業容拡大を続けていくために、顧客に提供可能なプロジェクトマネジメントサービスを実行できる人材の確保が必要であります。採用コストの低減施策を行いつつ堅実な新規採用を進めるとともに、中途退職の防止、社内研修の充実を図り人材育成に積極的に取り組みます。 b)新規顧客の充実と営業体制の強化 事業領域の更なる拡大を鑑み、既存顧客からのリピートオーダーに対応するだけでなく、新規顧客の開拓を積極的に進めてまいります。そのために営業体制を強化し、これまで以上に積極的な営業活動を行ってまいります。 c)海外事業の推進 当社顧客のグローバルプロジェクト案件の増加に伴い、欧米などの先進諸国に限らずアジア各国においてもプロジェクトマネジメント実行支援サービスに対する需要の高まりが顕在化してきました。このような状況に対し、グローバル人材の確保・育成、海外拠点の拡充などを目的としたビジネスアライアンスの推進など、海外での積極的なビジネス展開を推進します。ただし、円安等世界の情勢を鑑みて、推進タイミングについては慎重に進めてまいります。 d)ダイバーシティへの対応 当社グループは、性別や国籍を問わず、豊富な知識・経験・能力を持つ人物を管理職として選任する方針であり、現在女性管理職の割合は約20%となっております。今後も様々な価値観や働き方を認め、多様性を確保することで有能な人材を確保し、企業価値の向上に努めてまいります。 e)連結経営の強化 今後も中長期的に成長を維持するために、国内外のグループ会社間での更なる連携強化が必要であります。また、ホールディングス化も見据え、経営資源の有効活用、営業面での協力など、グループシナジーを発揮し、利益の最大化を図るとともに、グループガバナンス体制を強化し攻守バランスの良い成長を心がけます。 f)外部ビジネスパートナー管理体制の強化 今後も中長期的に成長を維持するために、外部ビジネスパートナーの存在は不可欠となります。ただし、ビジネスパートナーにおけるコンプライアンス体制や情報セキュリティ管理の欠如により、当社グループの不正や情報漏洩リスクに繋がる可能性があると認識しております。そのため選定段階でのセキュリティチェックの徹底、定期的なモニタリング、委託先の見直しを行い、サプライチェーン全体の信頼性向上を図ってまいります。
事業等のリスク2,458字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)競合リスク 当社グループが展開するプロジェクトマネジメント実行支援サービスについては、多くのコンサルティング企業がサービスの一つとして当該サービスを掲げております。当社創業時はプロジェクトマネジメント実行支援サービスがコンサルティング企業にてそれ程多くはサービス提供されておらず、創業以来、プロジェクトマネジメント支援を専門に事業を行ってきた当社では、他社に先行してプロジェクトマネジメント実行サービスを推進していると考えております。しかしながら、プロジェクトマネジメント支援を専門に事業を行うコンサルティング会社が現れた場合には、競合他社との競争激化により、価格の下落、又は価格競争以外の要因でも案件獲得を失うおそれがあり、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、顧客の幅広いニーズに対応することで差別化を図り、リスクの低減を図っております。 (2)品質リスク 当社グループは、顧客のマネジメントを支援するコンサルティングサービスを展開し、顧客の価値創造、課題解決を支援するサービスを提供しております。しかしながら、顧客が期待する品質のサービスが提供できない場合には、契約の継続性に支障を来し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、提供サービスの品質の向上・維持のため、顧客満足度調査の実施、社員については外部講師による社内研修の充実など、外部委託先については定期的な審査・改善指導などの実施により、リスク低減を図っております。 (3)人材の採用・確保及び育成に関するリスク 当社グループにおいて、今後の事業展開のため、専門性の高い人材を継続的に確保し、より専門性の高い人材へと育成することが必要不可欠であります。これらの人材採用・育成が計画通りに進まない場合や、人材の社外流出が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、計画的な新卒及び中途採用の継続、外部委託先との緊密な関係を築くことにより、専門性の高い人材の確保に努めております。また、人材育成については、社内研修の充実、離職率については福利厚生の充実や業務環境の改善等により対策を行っております。 (4)投資リスク 当社グループは、将来の成長に向けて事業シナジーのある企業の買収やビジネスパートナーに対しての出資を行うことがあります。買収企業や出資先の業績が計画通り伸長せず、減損処理が必要となった場合、当社グループの業績や財政状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、投資の実行に際しては、事業計画の実現性、相乗効果や投資リターン等を慎重に判断することなどにより、リスクの低減を図っております。 (5)訴訟リスク 当社グループは、業務遂行にあたり、様々な法規制の適用下にあって、それらによる訴訟等のリスクにさらされており、それらが顕在化した場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、各プロジェクトのリスク情報を定期的にモニタリングすることにより適切な対策を講じる他、顧問弁護士や外部専門家との連携などにより訴訟等のリスクの低減を図っております。 (6)コンプライアンスリスク 当社グループは、業務遂行にあたり、取適法、労働者派遣法をはじめとした労働関係法令などの適用を受けており、これらに違反した場合には、行政処分や罰則を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、法令その他諸規則等を遵守すべく行動規範の策定、定期的な社内教育、遵守状況の定期的なモニタリングなどにより、リスクの低減を図っております。 (7)情報セキュリティリスク 当社グループは、業務遂行にあたり、顧客の機密性の高い情報や個人情報などを取り扱うことがあります。不測の事態により、これらの情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、対応費用を含め当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、プライバシーマークや情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)などの第三者認証の取得・更新や、情報セキュリティに関する規程の策定、役職員に対する教育・研修等を行うことなどにより、リスクの低減を図っております。 (8)自然災害、疫病に関するリスク 当社グループの事業拠点において、大規模な台風や地震等の天変地異による災害、火災及び疫病の流行等が発生した場合には、その程度によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、有事の際に損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧が可能となるよう事業継続計画(BCP)の策定などにより、リスク低減を図っております。 (9)地政学リスク 当社グループは、米国、中華人民共和国に子会社を設置しており、海外市場においても積極的な事業展開を推進しております。これらの海外市場において、予期しえない法律・規則、租税制度の不利益な変更、政治的または経済的なリスクの発生、テロ・戦争・自然災害・疫病などにより社会的混乱が起きた場合、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしては、現地での動向について海外拠点における情報網に加え、日本国内からの支援及び外部コンサルタントを活用した情報収集などにより、リスク低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,340字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループは前期となる2024年12月期に決算期変更を行っており、2023年11月1日から2024年12月31日までの14ヶ月決算となっております。これに伴い、当連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローに関する前年同期との比較は行っておりません。 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善などにより緩やかな回復基調を維持しました。しかし、円安の影響や物価上昇、アメリカの通商政策や金融資本市場の変動など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの主たる事業領域であるプロジェクトマネジメント(PMO)の潜在市場につきましては、大手機関の最新調査によると、今後も拡大を続け2030年には1.6兆円に達するものと見込まれております。 このような環境下、当社グループは「人とTechnologyを融合したManagementにおける社会のPlatformとなり、組織の変革・価値創造、及び自律的な個人の成長を促す」というビジョンのもと、MSOL経営システム(「戦略」「プロセス」「組織」「IT」の相互機能)の実践を通じて、継続的な企業価値の向上に邁進してまいりました。 主軸であるPM事業におきましては、PMOコンサルタント数・稼働率・平均単価を最重要指標(KPI)として管理しております。当連結会計年度における実績は、新卒・中途採用が計画通り進捗したことにより、PMOコンサルタント数は849名(連結従業員数は1,600名を突破)となりました。また、前期に新設した営業組織による既存顧客への深耕営業及び新規顧客の戦略的獲得が奏功し、稼働率は86.3%、平均単価は1,760千円と、いずれも前連結会計年度を上回る水準で推移いたしました。 次世代の成長戦略として位置付けているソフトウェア「PROEVER」につきましては、大幅な機能拡張を経て、新バージョンを2026年1月に正式リリースいたしました。本製品は、当社がPM事業で培ったナレッジを体系化し、プロジェクトデータの可視化及びAIによる意思決定支援を実現するものです。当連結会計年度末時点において、導入企業数は29社、ライセンス数は2,000件を超えております。今後、本製品の普及を通じて労働集約型ビジネスからAI主導型ビジネスへの変革を図り、継続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 また、元経営幹部職員1名及び当社連結子会社の元経営幹部職員1名による外部委託先からの不適切な金員受領が判明し、特別調査委員会による調査を実施し、当該調査費用に対する引当金として88,784千円の特別損失を計上いたしました。本件は当該元経営幹部職員個人の判断によるもので、当社の組織的な関与及び他の役員・従業員の関与は一切認められませんでした。なお、当社への直接的な金銭被害は発生していないため、上記以外の業績への重大な影響はございません。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は、23,066,816千円、営業利益は、2,742,683千円、経常利益は、2,741,781千円、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,798,654千円となりました。 当社グループは、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の業績の記載を省略しております。 ② 財政状態 当連結会計年度末における流動資産は、6,946,338千円となり、前連結会計年度末と比較して970,872千円増加しております。主な要因は、現金及び預金が296,594千円、売掛金が630,811千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は、1,796,617千円となり、前連結会計年度末と比較して45,441千円減少しております。主な要因は、のれんが20,141千円、顧客関連無形資産が90,596千円増加したものの、建物が68,243千円、ソフトウエアが34,402千円、敷金及び保証金が51,911千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末における流動負債は、2,509,991千円となり、前連結会計年度末と比較して434,716千円増加しております。主な要因は、短期借入金が200,000千円減少したものの、未払法人税等が532,097千円、特別調査費用等引当金が88,784千円、その他が49,823千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定負債は、185,457千円となり、前連結会計年度末と比較して56,038千円増加しております。主な要因は、長期借入金が21,608千円、繰延税金負債が34,430千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産は、6,047,506千円となり、前連結会計年度末と比較して434,676千円増加しております。主な要因は、資本金が24,399千円、資本剰余金が24,399千円、利益剰余金が1,309,761千円、自己株式が947,489千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動による増加2,257,033千円、投資活動による減少395,012千円、財務活動による減少1,613,619千円により、2,983,077千円となりました。前連結会計年度末との比較においては、253,408千円の増加となっております。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、2,257,033千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,652,996千円、減価償却費273,221千円、のれん償却額89,855千円、特別調査費用等引当金の増加額88,784千円、売上債権の増加額630,213千円、法人税等の支払額365,583千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、395,012千円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出86,947千円、有形固定資産の取得による支出128,063千円、営業譲受による支出181,818千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,613,619千円となりました。これは主に、短期借入金の純減少額200,000千円、自己株式の取得による支出947,489千円、配当金の支払額488,892千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 サービスの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) コンサルティング等 その他サービス   20,337,382 2,729,434   - - 顧客との契約から生じる収益   23,066,816   - その他の収益   -   - 合計   23,066,816   - (注)1.当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しており、顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 3.前連結会計年度は、決算期変更により2023年11月1日から2024年12月31日までの14ヶ月間となっております。そのため、前年同期比は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 経営成績の分析 当社グループは決算期変更に伴い、前連結会計年度は14ヶ月の変則決算となっております。このため、前年同期との比較は行っておりません。 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、23,066,816千円となりました。主な内訳は、プロジェクトマネジメント実行支援サービス案件に係る売上高であります。 (売上原価) 当連結会計年度の売上原価は、13,484,904千円となりました。主な内訳は、コンサルタントの人件費及び外注費であります。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、6,839,228千円となりました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、管理部門の人件費、採用教育費、支払手数料、業務委託費、地代家賃であります。 (営業外損益) 当連結会計年度の営業外収益は、27,079千円となりました。主な内訳は、助成金収入、受取利息であります。営業外費用は、27,981千円となりました。主な内訳は、支払利息、固定資産除却損であります。 (特別損益) 当連結会計年度の特別損失は、88,784千円となりました。内訳は、特別調査費用等引当金繰入額であります。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は、23,066,816千円、営業利益は、2,742,683千円、経常利益は、2,741,781千円、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,798,654千円となりました。 ② 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「人とTechnologyを融合したManagementにおける社会のPlatformとなり、組織の変革・価値創造、及び自律的な個人の成長を促す」をビジョンとして掲げ、優秀な人材を集め、高い収益性をもって成長し続けることを目標としており、成長性と収益性、効率性のバランスをとりながら経営を行ってまいります。 当社グループでは主な経営指標として、売上高成長率、売上高営業利益率、自己資本比率を適切な水準で維持していくことを目標としております。 前連結会計年度は決算期変更に伴い、14ヶ月間の変則決算となっており、売上高成長率は算出しておりません。売上高営業利益率は11.9%(前連結会計年度は12.1%)、自己資本比率は67.7%(前連結会計年度は70.4%)となりました。引き続きこれらの指標を適切に管理してまいります。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析 ① キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社の資金需要は、人件費、採用教育費、外注費等であり、その財源として安定的な営業キャッシュ・フローの創出を重視しております。 当連結会計年度末の資金の流動性は十分に確保されていると認識しており、また、金融機関との間にコミットメントラインを設定することで、急な資金需要や不測の事態にも備えております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この作成にあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表作成において、経営者は会計方針の選択・適用、また、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを行う必要があります。これらの見積り及び判断については、過去の実績や当該取引の状況に照らして合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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