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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

クレスコ

CRESCO LTD.4674 · Prime · 情報・通信業

ITサービスとデジタルソリューションを提供する独立系企業。金融・エンタープライズ領域など幅広い顧客にシステム開発・保守等を展開。

概要

クレスコは、1988年4月にテクトロンとメディアリサーチの合併により設立されたITサービス企業である。エンタープライズシステム、金融システム、組込みシステム、AIシステム、モバイルシステムなど幅広いシステム開発・保守を提供し、近年はクラウドやRPA、AI&Data、セキュリティなどのデジタルソリューション事業にも注力している。東京証券取引所プライム市場に上場し、2026年3月期の連結従業員数は3,188名、連結売上高は588億円に達する。グループは13社の連結子会社で構成され、国内5拠点とベトナムに開発拠点を持つ。

ITサービスとデジタルソリューションの二本柱

クレスコの事業は、ITサービス事業とデジタルソリューション事業の二つのセグメントで構成される。ITサービス事業では、エンタープライズシステム(企業基幹系)、金融システム(銀行・証券・保険)、組込みシステム(家電・車載・産業機器)、AIシステム(機械学習・深層学習)、モバイルシステム(スマートフォンアプリ)、プラットフォーム(クラウド基盤・ミドルウェア)の開発・保守を総合的に提供する。デジタルソリューション事業では、クラウドソリューション、Robotics(RPA導入支援)、AI&Data(データ分析基盤・AIモデル開発)、セキュリティ(サイバーセキュリティ対策)、UX/UI(ユーザーエクスペリエンス設計)の各領域で顧客のDX実現を支援する。両セグメントは密接に連携し、特にデジタルソリューションの需要が拡大している。グループ全体では、クレスコ本体と13社の連結子会社がそれぞれの専門性を活かして事業を展開している。

売上高は13年間で3倍、ROE16%超に

クレスコの連結売上高は、2013年3月期の190億円から2025年3月期には588億円へと3倍以上に成長した。当期純利益も同期間で8億円から44億円へ拡大している。2025年度の営業利益は60億円、営業利益率10.2%、ROEは16.4%に達した。中期経営計画「中期経営計画2026」では、2026年度に売上高700億円、営業利益率11.5%、ROE15%以上を目標に掲げる。2025年度実績はこの計画に対して順調な進捗を見せている。また、株主還元として連結配当性向50%を目標に掲げ、2025年度から自己株式の取得も実施した。財務体質は健全で、安定した収益基盤を築いている。

M&Aによる子会社展開とグループ再編

クレスコは創業以来、戦略的なM&Aによって事業領域と顧客基盤を拡大してきた。2010年にアイオスとインフィニードを取得し、九州エリアへ進出。2012年には北陸のソラン北陸、制御系のシースリーを買収。2013年にはクリエイティブジャパンを完全子会社化した。2015年にはワイヤレステクノロジーとクレスコ・アイディーを合併しクレスコワイヤレスを設立する一方、エス・アイ・サービスを取得。2016年には旅行業向けシステムのエヌシステムを取得した。2018年にはアイオスがアプリケーションズを取得後合併、さらにアルスやイーテクノを買収。2021年には組込みのOECを取得。2022年にはアルス・エヌシステム・ネクサスを合併しクレスコ・ジェイキューブを設立。2023年には日本ソフトウェアデザインを取得。2024年にはジェット・テクノロジーズを取得する一方、クレスコワイヤレスを譲渡するなど、ポートフォリオの選択と集中を進めている。グループ各社は、クレスコ本体と連携しながら専門性を発揮している。

全国拠点とベトナム拠点による開発体制

クレスコの開発拠点は、東京本社のほか、札幌事業所(旧北海道開発センター、2001年設置)、福岡事業所(旧クレスコ九州、2019年合併)、大阪・名古屋など全国に広がる。また、2017年にはベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設し、2019年には現地法人CRESCO VIETNAM CO., LTD.を設立してオフショア開発体制を強化した。2025年7月には東京の開発拠点を「Teq-C」に集約し、社員の働きやすさとコミュニケーション活性化を図った。ニアショア開発も積極的に推進しており、地方拠点での開発を活用することで、コスト競争力と開発リソースの確保を実現している。このように、国内と海外のリソースを組み合わせた柔軟な開発体制が同社の競争力の源泉である。

業界の中での役割はITサービス企業(システム開発・保守、DX支援)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
647億円
営業利益
66億円
営業利益率
10.2%
純利益
53億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ITサービス事業主力

エンタープライズシステム、金融システム、組込みシステム、AIシステム、モバイルシステム等のコンサルティング、企画・開発・保守を総合的に提供。アジャイル開発・ニアショア開発・オフショア開発、RPA導入支援、データアナリティクス、UXデザイン等も含む。

主な製品・サービス6
エンタープライズシステム
企業向け基幹系システムの企画・開発・保守。
金融システム
銀行・証券・保険等の金融機関向けシステム開発・保守。
組込みシステム
家電・車載・産業機器等の組込みソフトウェア開発。
AIシステム
機械学習・深層学習を活用したシステムの企画・開発。
モバイルシステム
スマートフォンアプリ等のモバイル向けシステム開発。
プラットフォーム
クラウド基盤やミドルウェア等のプラットフォーム構築・運用。

02デジタルソリューション事業準主力

クラウド、Robotics、AI&Data、セキュリティ、UX/UIといった顧客のDX実現を支援する製品・サービス群を提供。

主な製品・サービス5
クラウドソリューション
クラウド移行・構築・運用サービスの提供。
Robotics
RPA等の業務自動化ソリューションの導入支援。
AI&Data
データ分析基盤構築、AIモデル開発等のデータ活用支援。
セキュリティ
サイバーセキュリティ対策のコンサルティング・導入支援。
UX/UI
ユーザーエクスペリエンス・ユーザーインターフェースの設計・改善。

製品と技術

エンタープライズ・金融向け基幹システム

クレスコの主力は、企業向け基幹系システム(エンタープライズシステム)と銀行・証券・保険等の金融システムの開発・保守である。これらのシステムは、高い信頼性とセキュリティが要求されるため、同社は長年の実績とノウハウを蓄積している。開発プロセスではアジャイル開発を取り入れ、ニアショア開発やオフショア開発も活用して効率化を図る。また、プラットフォーム分野ではクラウド基盤やミドルウェアの構築・運用も手がけ、システム全体のライフサイクルを支援する。2025年にはコード品質分析サービス「Trust Code Hub」を提供開始し、品質リーダーシップの発揮を目指している。

組込みシステムとモバイルシステム

組込みシステム分野では、家電、車載、産業機器などに組み込まれるソフトウェアを開発している。2021年に買収したOEC(現クレスコ・ネクシオ)の技術力を活かし、ファームウェア開発からアプリケーション開発まで対応する。モバイルシステムではスマートフォンアプリの開発を行い、UX/UIデザインにも強みを持つ。2025年にはモビリティDXビジネス本部を新設し、自動車・輸送機器分野での開発力を強化。また、産学連携プロジェクト「Open SDV Initiative」に参画し、SDV(Software Defined Vehicle)のデモを出展するなど、次世代技術の開拓にも積極的である。

クラウド、RPA、AI、セキュリティのデジタルソリューション

デジタルソリューション事業は、クラウド、Robotics、AI&Data、セキュリティ、UX/UIの5領域で構成される。クラウドソリューションでは、クラウド移行・構築・運用を提供し、2025年には「Creage SIEM+」でMicrosoft Sentinelの取り扱いを開始した。RPAではUiPathの最上位パートナー「Diamond」に認定され、導入支援から運用までをワンストップで提供する。AI&Dataでは、データ分析基盤の構築やAIモデル開発を支援し、生成AIの活用事例も増えている。セキュリティでは脆弱性診断サービスのメニューを拡充し、ASM診断やAWS設定診断を追加した。これらのソリューションは、顧客のDXをトータルで支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

中堅SIer、安定成長・高収益維持

クレスコは情報・通信業に属し、システム開発・保守を主力とする。同社の売上高は2024年3月期528億円から2026年3月期647億円へ拡大、営業利益率は10.2%と高水準を維持している。これは、ERP導入や業務システム開発の需要を捉え、提案型営業で顧客単価を引き上げているため。同業のVRaiN Solutionやソラコムのような成長企業と比較すると、売上規模は大きいが成長率は安定的。競合のハッチ・ワークなどがDX領域で急成長するなか、クレスコは堅実な受注拡大で差を保つ。

強み

  • 営業利益率10.2%と業界平均を上回り、安定した収益基盤を構築。
  • 売上高が3期連続増収。大手企業との長期取引で受注が安定。
  • 顧客の業務課題に合わせたソリューション提供で、高単価案件を獲得。
  • 長年のノウハウで品質・納期管理に強み、リピート受注につながっている。

課題

  • 市場競争激化で成長率が低下する可能性。新分野開拓が必要。
  • IT人材不足が深刻化し、優秀なエンジニアの採用・定着が課題。
  • 大口顧客への依存度が高く、取引先の予算削減が業績に直結するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がクレスコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16287サトー943億円17.9倍
24071プラスアルファ・コンサルティング883億円22.0倍
39692シーイーシー852億円14.6倍
44480メドレー848億円43.2倍
54828ビジネスエンジニアリング842億円17.2倍
64674クレスコ821億円15.1倍
73636三菱総合研究所817億円8.0倍
84326インテージホールディングス814億円45.1倍
98157都築電気788億円11.7倍
105036日本ビジネスシステムズ782億円11.2倍
113632グリーホールディングス750億円17.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

テクトロンとメディアリサーチの合併で創業

クレスコは1988年4月、テクトロンとメディアリサーチの合併により東京都港区西新橋に設立された。1990年2月には通商産業省のシステムインテグレータ登録企業となり、公的な信用を獲得。1992年4月には株式額面変更のため旧サガミ工業と合併し、形式上存続会社となった。1993年と1995年に本社を移転し、1997年7月には日本証券業協会の店頭登録企業となった。この時期、システム開発の受託を中心に事業基盤を固めた。

2000年東京証券取引所上場とその後の拡大

2000年9月、クレスコは東京証券取引所市場第二部に株式上場し、翌2001年9月には市場第一部に指定された。2001年3月には北海道開発センター(現札幌事業所)を設置し、開発拠点の分散化を開始。2004年5月には本社を現在の東京都港区港南へ移転した。同時期、子会社の設立も進み、1998年に芝ソフトウェア(現クレスコ・イー・ソリューション)を設立し、2005年にはワイヤレステクノロジーを設立して近距離無線通信分野に進出した。株式公開により資金調達力を高め、事業拡大の基盤を整えた。

2010年代M&Aによる事業領域の拡充

2010年4月、クレスコはアイオスとインフィニード(旧クレスコ九州)の全株式を取得し、九州の顧客基盤と開発リソースを取り込んだ。2012年には北陸のソラン北陸(現クレスコ北陸)と制御系のシースリーを取得。2013年にはクリエイティブジャパン(現クレスコ・デジタルテクノロジーズ)を完全子会社化し、開発力を強化した。2015年にはワイヤレステクノロジーとクレスコ・アイディーを合併しクレスコワイヤレスを設立、同年にはエス・アイ・サービスも取得。2016年には旅行業向けシステムのエヌシステムを取得した。このように、毎年のように子会社化を実行し、グループ規模を拡大した。

2017年ベトナム進出とグループ内統合の加速

2017年4月、クレスコはベトナム・ハノイに駐在員事務所を開設し、オフショア開発に本格参入。2019年9月には現地法人CRESCO VIETNAM CO., LTD.を設立した。国内では、2018年にアイオスがアプリケーションズを取得後合併、同年にはネクサス、アルス、イーテクノを買収。2019年4月にはクレスコ九州を吸収合併し福岡事業所とした。2019年10月にはアイオスとイーテクノを合併するなど、グループ内の再編を推進。ベトナム拠点の設立により、コスト競争力と開発リソースの多様化を図った。

2020年代のプライム移行と事業ポートフォリオの最適化

2020年4月、クレスコはクラウド・ネットワーク分野のエニシアスを取得。2021年7月には組込みソフトウェアのOEC(現クレスコ・ネクシオ)を完全子会社化した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2022年7月にはアルス、エヌシステム、ネクサスを合併し、クレスコ・ジェイキューブを設立した。2023年2月には三大都市圏に拠点を持つ日本ソフトウェアデザインを取得。2024年4月にはITインフラのジェット・テクノロジーズを取得する一方、同年6月にはクレスコワイヤレスを譲渡。2024年7月にはメクゼスが日本ソフトウェアデザインを吸収合併し、2024年10月にはクレスコ・ジェイキューブが高木システムの株式を取得した。このように、不採算事業の切り離しと成長分野への集中を進めている。

年表42件を開く

1980年代

  • 1988年4月M&Aソフトウェア開発、システム機器の開発及び販売を目的として、テクトロン㈱と㈱メディアリサーチが合併し、東京都港区西新橋に㈱クレスコを設立

1990年代

  • 1990年2月通商産業省によるシステムインテグレータ登録企業となる
  • 1992年4月M&A株式の額面金額を変更するため、㈱クレスコ(形式上の存続会社、旧サガミ工業㈱)と合併
  • 1993年3月本社を東京都港区高輪へ移転
  • 1995年4月本社を東京都港区三田へ移転
  • 1997年7月日本証券業協会の店頭登録企業となる
  • 1998年9月コンピュータのハードウェア及びソフトウェアの商品販売、SI事業のシステム機器及びパッケージソフトウェアの販売等、当社グループ業容の拡大のため、芝ソフトウェア㈱(現商号 クレスコ・イー・ソリューション㈱)を設立

2000年代

  • 2000年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2001年3月ソフトウェア開発事業の拡大のため、北海道札幌市に北海道開発センター(現 札幌事業所)を設置
  • 2001年9月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場
  • 2004年5月本社を東京都港区港南へ移転
  • 2005年10月近距離無線通信ソリューションに特化したワイヤレステクノロジー㈱を設立

2010年代

  • 2010年4月ソフトウェア開発事業の拡大のため、㈱アイオス及び㈱インフィニード(旧クレスコ九州㈱)の全株式を取得
  • 2011年4月近距離無線通信技術を用いた情報通信設備機器に関する設計・開発、製造・販売等を目的としたクレスコ・アイディー㈱を設立
  • 2012年4月北陸を営業拠点とし、ネットワークソリューションに特化したソラン北陸㈱(現商号 クレスコ北陸㈱)の全株式を取得
  • 2012年12月関東エリアの営業拠点の拡大を図るため制御系システムを手がける㈱シースリーの株式を取得
  • 2013年4月開発力強化と顧客層の拡大を図るため㈱クリエイティブジャパン(現商号 ㈱クレスコ・デジタルテクノロジーズ)の全株式を取得
  • 2015年4月M&Aワイヤレステクノロジー㈱とクレスコ・アイディー㈱を合併し、クレスコワイヤレス㈱に商号変更
  • ERP事業の更なる成長に寄与するため㈱エス・アイ・サービスの全株式を取得
  • 2015年10月関西エリアの営業拠点の拡大を図るためメディア・マジック㈱(現商号 ㈱メクゼス)の株式を取得
  • 2016年4月M&Aクレスコ・イー・ソリューション㈱と㈱エス・アイ・サービスを合併
  • 2016年9月旅行業向けシステムを強みとする㈱エヌシステムの全株式を取得
  • 2017年4月オフショア開発体制及びコスト競争力の更なる強化のため、ベトナム・ハノイ市に駐在員事務所を開設
  • 2017年10月受注力の向上等を目的として㈱アイオスが㈱アプリケーションズの全株式を取得
  • 2018年1月システム開発の需要拡大に対応するため㈱ネクサスの株式を取得
  • 2018年4月M&A㈱アイオスと㈱アプリケーションズを合併
  • M&A㈱アイオスの関西営業所を㈱メクゼスに統合
  • 2018年10月人事・給与・ワークフロー関連のパッケージソフトウェアの設計・開発を得意とするアルス㈱の全株式を取得
  • 2018年11月㈱アイオスがWeb技術や組込み技術を中心としたソフトウェアの設計・開発を得意とするイーテクノ㈱の全株式を取得
  • 2019年4月M&A事業の拡大・成長、人材の活用及び企業グループ運営の効率化を目的として、クレスコ九州㈱を吸収合併(現 福岡事業所)
  • 2019年9月創業オフショア開発体制の更なる強化を実現するため、ベトナム・ハノイ市にCRESCO VIETNAM CO., LTD.を設立
  • 2019年10月M&A㈱アイオスとイーテクノ㈱を合併

2020年代

  • 2020年4月クラウドやサーバー・ネットワーク分野を得意とする㈱エニシアスの全株式を取得
  • 2021年7月組込型ソフトウェア、ファームウェア開発及び業務アプリケーションの受託開発を得意とする㈱OEC(現商号 ㈱クレスコ・ネクシオ)の全株式を取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年7月M&Aアルス㈱、㈱エヌシステム、㈱ネクサスを合併し、㈱クレスコ・ジェイキューブとして統合
  • 2023年2月大阪・東京・名古屋の三大都市圏に拠点を持つ日本ソフトウェアデザイン㈱の全株式を取得
  • 2024年4月ITインフラ分野におけるインフラ設計構築・運用を得意とするジェット・テクノロジーズ㈱の全株式を取得
  • 2024年6月クレスコワイヤレス㈱の全株式を譲渡
  • 2024年6月日本ソフトウェアデザイン㈱の事業の一部を譲受
  • 2024年7月M&A㈱メクゼスを存続会社、日本ソフトウェアデザイン㈱を消滅会社とする吸収合併
  • 2024年10月販路の拡大等を目的として㈱クレスコ・ジェイキューブが㈱高木システムの株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで700億円
  • 連結営業利益率2026年度まで11.5%
  • 連結ROE2026年度まで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    共創型モデルの確立

    受託型からプロダクト型・課題解決型・未来創造型へ提案スタイルを拡大し、顧客の「戦略パートナー」として提供価値を高める。

  2. 02

    品質リーダーシップの発揮

    社員のITプロフェッショナル育成と全社的な品質管理強化により、安全・安心・感動の品質を顧客に提供する。

  3. 03

    人的資本経営の推進

    必要な人材ポートフォリオを策定し、採用・育成施策や多様な人材が躍動できる風土を醸成することで、個人と組織の力を最大化する。

  4. 04

    技術・デジタルソリューションの拡張

    AI・セキュリティ・データアナリティクス分野の技術強化と独自ソリューション開発・外部調達により、顧客課題解決に貢献する。

  5. 05

    グループ一体経営の促進

    グループ各社間の事業シナジー強化による顧客価値最大化と、業務集約による経営効率化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,188人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は671万円で、9期前と比べて+9.2%平均年齢は37.2歳、平均勤続年数は11.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,807
2018年3月1,959
2019年3月61537.210.52,061
2020年3月62137.610.52,111
2021年3月62237.610.62,301
2022年3月65438.011.02,450
2023年3月64437.911.12,657
2024年3月63938.311.32,742
2025年3月66237.611.12,999200
2026年3月67137.211.93,188207

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率131.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 13 / 海外 1、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都港区1,238百万円
ITサービス事業 デジタルソリューション事業
札幌事業所 — 札幌市中央区269百万円
ITサービス事業 デジタルソリューション事業
その他207百万円
ITサービス事業 デジタルソリューション事業
本社 — 東京都港区169百万円
ITサービス事業 デジタルソリューション事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    クレスコ・イー・ソリューション㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイオス(注)1、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クレスコ北陸㈱(注)7
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シースリー
    茨城県日立市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クレスコ・デジタルテクノロジーズ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱メクゼス
    大阪府大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クレスコ・ジェイキューブ(注)6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CRESCO VIETNAM CO., LTD.
    ベトナム社会主義共和国 ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エニシアス
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クレスコ・ネクシオ(注)5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェット・テクノロジーズ㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイエステクノポート(注)6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • ㈱エイプス(注)7、8東京都板橋区100%
  • ビュルガーコンサルティング㈱東京都中央区33%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    2025年農林業センサス審査集計プログラム作成業務
    農林水産省 · 2023-09-13
    8,240万円
  • 調達
    2025年農林業センサス名簿作成プログラム作成業務
    農林水産省 · 2023-10-17
    3,500万円
  • 調達
    令和6年度防災情報ネットワーク事業 防災情報ネットワークシステム設定業務
    農林水産省 · 2024-05-08
    3,238万円
  • 調達
    わがマチ・わがムラ情報提供システムの次期システムへの移行及び移行後の運用・保守業務
    農林水産省 · 2023-10-10
    1,424万円
  • 調達
    令和4年度森林吸収源インベントリ情報整備事業 国家森林資源データベースクラウド移行検討調査
    林野庁 · 2022-10-13
    540万円
  • 調達
    RPAソフトウェア(UiPath)ライセンス 19ライセンスの購入
    特許庁 · 2026-03-06
    489万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は647億円営業利益66億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+10.0%。

売上高
+10.0%
647億円
営業利益
+10.0%
66億円
純利益
+20.5%
53億円
営業利益率
10.2%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高715億円647億円
営業利益80億円66億円
純利益55億円53億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は167億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.3%、営業利益は+120.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q13011
2024年1Q11954.26
2024年2Q1371510.911
2024年3Q1291310.17
2024年4Q14313
2025年2Q285269.119
2025年4Q3033411.225
2026年2Q310278.721
2026年4Q3373911.632
2027年1Q167116.69

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は190億円から647億円へ3.4倍に増えた。直近期の営業利益率は10.2%。売上は13期、純利益は13期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月190148
2014年3月220179
ワイヤレステクノロジー㈱とクレスコ・アイディー㈱を合併し、クレスコワイヤレス㈱に商号変更
2015年3月2512214
クレスコ・イー・ソリューション㈱と㈱エス・アイ・サービスを合併
2016年3月2882917
オフショア開発体制及びコスト競争力の更なる強化のため、ベトナム・ハノイ市に駐在員事務所を開設
2017年3月3093120
㈱アイオスと㈱アプリケーションズを合併
2018年3月3333522
オフショア開発体制の更なる強化を実現するため、ベトナム・ハノイ市にCRESCO VIETNAM CO., LTD.を設立
2019年3月3523723
2020年3月3933724
2021年3月3974126
アルス㈱、㈱エヌシステム、㈱ネクサスを合併し、㈱クレスコ・ジェイキューブとして統合
2022年3月4454832
2023年3月4845133
㈱メクゼスを存続会社、日本ソフトウェアデザイン㈱を消滅会社とする吸収合併
2024年3月5285737
2025年3月588606310.244
2026年3月647667010.253

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高647億円のうち、営業利益として残るのは66億円10.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は53億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.8%516億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.0%65億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.2%66億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.8pt
10.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
8.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
16.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが53億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは40億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は153億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月55−11039
2014年3月10−5−8536
2015年3月17201955
2016年3月15−13−3255
2017年3月11−5−6655
2018年3月22−2−62069
2019年3月18−12−13662
2020年3月370−53794
2021年3月320−1532110
2022年3月32−12−1420117
2023年3月17−9−168109
2024年3月3215−747149
2025年3月48−23−2125152
2026年3月53−13−4040153

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は479億円。このうち返さなくてよい自己資本が335億円で、自己資本比率は69.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月143865759.6
2014年3月152916159.5
2015年3月1791097060.8
2016年3月1921227063.3
2017年3月2081396966.9
2018年3月2411519062.5
2019年3月2541619363.6
2020年3月26816210660.4
2021年3月30319510864.2
2022年3月33122111066.8
2023年3月3362449272.7
2024年3月39727712069.7
2025年3月43330812571.1
2026年3月47933514469.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
155億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
259億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
144億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中142位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中282位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,955で、1年前と比べて+23.1%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥1,955-3.1%1ヶ月+18.8%1年+23.1%時価総額821億円
過去52週の値幅
安値¥1,347高値¥2,108

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR2.35倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+9.9%と上昇。7/2に1471円、7/3に1502円と上昇し、7/8には1554円。その後も1570円前後で推移し、7/30には1647円と高値。25日線(1535.52円)を上回り、75日線(1498.39円)も上回る。RSIは63.9と強気圏。52週高値1817円には及ばないが、上昇トレンド。出来高は7/30に183,100株と増加。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERは12.45倍と業界平均30.01倍を大きく下回り、PBRも1.95倍と平均3.45倍を下回る。ROEは16.4%と高く、売上・利益とも増加基調で業績は堅調。配当利回り3.96%は業界平均3.51%を上回り、配当性向62%と株主還元も積極的。割安指標が揃っているが、情報・通信業界の成長性を考慮すると妥当とも言え、両面を踏まえると割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍47.9倍
PER (予想)14.2倍
PBR2.35倍2.96倍
ROE16.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT需要の拡大を背景に、売上高は堅調に伸びており、2026年3月期も増収増益予想。強気派は、DX投資の継続と企業のシステム更改需要を追い風に、今後も安定成長が続くとみる。また、ROE16%超と資本効率が高く、株主還元も厚い。一方、弱気派は、IT人材不足によるコスト増や案件の採算悪化、競争激化による受注単価の低下を懸念する。利益率が10%程度で横ばいであり、成長の割に収益性が伸びていない点も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 堅調なIT需要

    DX投資や老朽化システムの更改需要が継続し、受注が拡大している。

  • 高収益体質

    ROE16%超と高く、効率的な資本活用で株主価値を高めている。

  • 増配・自社株買い

    3.96%の配当利回りと自己株取得で株主還元を積極化。

  • 純利益53億円、2期連続の2桁増益予想2026年3月期影響

    純利益は37億→44億(前期比+18.9%)、44億→53億(+20.5%)と連続増益。EPS成長が続く。

  • 売上高647億円予想、過去最高を更新2026年3月期影響

    売上高は588億円(前期比+11.4%)に続き、647億円(+10.0%)と過去最高。IT投資需要が堅調。

  • PER12.5倍とROE16.4%で割安・高効率通年影響

    実績PER12.5倍、ROE16.4%は高い収益性を示す。成長率に対してバリュエーションが割安な水準。

  • 配当利回り3.96%と高く、株主還元の魅力継続影響

    配当利回り3.96%は高水準。ROE16.4%から増配余地もあり、インカム需要が見込まれる。

マイナスに働く材料7
  • 人材不足とコスト増

    ITエンジニア不足で人件費が高騰し、利益率を圧迫する。

  • 競争激化

    同業他社との競争で受注単価が低下し、収益性が低下する恐れ。

  • 成長鈍化懸念

    2026年3月期の売上成長率は前期から減速。市場の成熟化が示唆される。

  • 営業利益率10.2%が横ばい、改善の遅れ2026年3月期影響

    営業利益は60億→66億でも利益率は10.2%のまま。売上高の伸びに対して収益性が向上せず。

  • 売上高成長率が+11.4%→+10.0%に小幅減速2026年3月期影響

    成長率は前年から1.4ポイント低下。IT需要の頭打ちが始まる可能性がある。

  • 外国人保有22.5%が売り圧力に転じる懸念継続影響

    外国人保有比率22.52%と高い。海外投資家のリスク回避で売りが優勢となり得る。

  • 株価は1年で-3.2%、ネガティブモメンタム不定影響

    業績が拡大する一方、株価は1年で3.15%下落。需給面の弱さが継続する可能性。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
IT需要の取り込みと市場での競争力を測る基本指標。
営業利益率
人件費や競争環境が収益性に与える影響を確認するため。
従業員数/一人当たり売上高
人材投資の成果と生産性改善の度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+52.4%いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
62.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1436.8
2018年3月1830.944.9
2019年3月17−8.338.9
2020年3月189.142.0
2021年3月180.037.2
2022年3月2222.237.5
2023年3月2513.647.6
2024年3月264.038.7
2025年3月4261.552.3
2026年3月6452.462.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.4%を占め、残る63.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.240.140.138.435.639.6
外国法人20.823.623.522.923.622.5
事業法人21.020.819.520.419.119.5
金融機関15.014.916.216.918.117.0
自己株式8.68.58.46.41.83.8
証券会社1.00.60.61.33.61.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社イワサキコーポレーション17.28
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.49
03浦崎雅博5.98
04クレスコ従業員持株会3.25
05岩﨑俊雄2.91
06BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)2.90
07STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.76
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.38
09佐藤和弘2.32
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近16
  • 2026-09-01
    有限会社イワサキコーポレーション
    変更報告
    17.28%
  • 2026-09-01
    有限会社イワサキコーポレーション
    新規の大量保有報告
    17.28%
  • 2026-08-31
    有限会社イワサキコーポレーション
    新規の大量保有報告
    17.28%
  • 2026-06-25
    有限会社イワサキコーポレーション
    新規の大量保有報告
    17.28%
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    10.00%
    +1.08pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.27%
    +1.07pt
  • 2026-06-11
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.89%
    +1.13pt
  • 2026-06-11
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.92%
    +1.03pt
  • 2026-06-11
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.76%
    +1.22pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.84%
    +0.69pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.54%
    +0.70pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.20%
    +0.66pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    5.54%
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.15%
  • 2026-05-25
    浦崎 雅博
    新規の大量保有報告
    5.46%
    -0.30pt
  • 2026-05-25
    浦崎 雅博
    新規の大量保有報告
    2.88%
    -2.58pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+83%、1株純資産は14期で+5%。直近期のROEは16.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月717879.59.940.6
2014年3月8785010.711.540.4
2015年3月13399014.114.436.4
2016年3月7653914.811.940.3
2017年3月9061215.715.436.8
2018年3月10069015.217.844.9
2019年3月10473814.615.938.9
2020年3月11477115.012.542.0
2021年3月6346314.812.937.2
2022年3月7752615.612.837.5
2023年3月7958014.310.747.6
2024年3月9067214.311.838.7
2025年3月10774715.111.152.3
2026年3月13082916.411.062.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
根元浩幸代表取締役会長662,311
冨永宏代表取締役社長 社長執行役員59524
寺村孝幸取締役 常務執行役員55102
福井順一取締役72
佐藤幸恵取締役61
佐野みゆき取締役64
髙石哲取締役(常勤監査等委員)64242
佐藤治夫取締役(監査等委員)69
前川昌之取締役(監査等委員)61
舘充保52
宮本大地取締役59194

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)48415910827
社外取締役524245
取締役(社内)11742121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容749字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、親会社である㈱クレスコと連結子会社13社及び持分法適用関連会社1社により構成されており、ITサービス事業及びデジタルソリューション事業を営んでおります。 事業の内容と各社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 ITサービス事業 主にエンタープライズシステム、金融システム、組込みシステム、AIシステム、モバイルシステム、プラットフォーム、アジャイル開発・ニアショア開発・オフショア開発、RPA導入支援、データアナリティクス、UXデザインといったコンサルティング並びにIT企画・開発・保守の総合サービスを行っております。 デジタルソリューション事業 主にクラウド、Robotics、AI&Data、セキュリティ、UX/UIといった顧客のDX実現を支援する製品・サービスからなるソリューション群の提供を行っております。 (注)1.当社の連結子会社であった㈱高木システムは、2025年4月1日付で当社の連結子会社である株式会社クレスコ・ジェイキューブを存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。 2.当社の連結子会社である㈱クレスコ・ジェイキューブが、2025年10月1日付で㈱アイエステクノポートの株式を取得したため、同社を連結の範囲に含めております。 3.当社の連結子会社であるクレスコ北陸㈱が、2025年10月1日付で㈱エイプスの株式を取得したため、同社を連結の範囲に含めております。 4.当社の持分法適用関連会社であった㈱ジザイめっけは、2025年10月21日付で解散を決議し、2026年1月26日付で清算結了したため、持分法適用の範囲から除外しております。
経営方針・対処すべき課題6,330字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 グループビジョン:「CRESCO Group Ambition 2030」 人が想い描く未来、その先へ クレスコグループは最高のテクノロジーと絆で”わくわくする未来”を創造します 当社グループは、2021年度より10年間の長期グループビジョン「CRESCO Group Ambition 2030」をスタートしております。当該ビジョンの具現化に向け、中期経営計画として、中期経営計画2023(変革:2021年度~2023年度)、中期経営計画2026(挑戦:2024年度~2026年度)、中期経営計画2030(飛躍:2027年度~2030年度)の3ステップを設定し、2番目のステップとなる中期経営計画2026では、2026年度における「連結売上高700億円」、「連結営業利益率11.5%」、「連結ROE15%以上」を財務目標としております。 中期経営計画2026 中期経営計画2026では、7つの戦略から構成される成長戦略を策定いたしました。当社グループとしてこれらの戦略群を実践することで、『顧客とともに持続的に成長し、社会を前進させる』というミッションを果たし、同時に上記の財務目標を達成することを基本方針としております。 各戦略の方針は以下のとおりです。 ① 共創型モデルの確立 従来の受託型からプロダクト型・課題解決型・未来創造型へと提案スタイルを広げていくことで、顧客の成長を支える「戦略パートナー」としての地位を確立し、顧客へ提供可能なサービス・プロダクトの価値の拡大を目指してまいります。 ② 品質リーダーシップ発揮 グループ社員個人に対するITプロフェッショナルとしての育成を強化し、また、組織としても全方位型の品質管理強化を実現することで、安全・安心・感動の品質を担保し、「戦略パートナー」にふさわしいサービス・プロダクトを顧客に提供することを目指してまいります。 ③ 人的資本経営推進 これらの戦略を遂行するに当たって必要な人財ポートフォリオを策定・運用し、必要な人財を採用・育成するための諸施策を実施するとともに、多様な人財が協働・躍動できる風土を醸成することで、個人と組織の力を最大化し、顧客への提供価値を創出することを目指してまいります。 ④ 技術・デジタルソリューションの拡張 顧客が抱える経営課題の解消に向けて当社グループの有する技術・デジタルソリューションが貢献できるように、AI、セキュリティ、データアナリティクスを中心とした技術領域の強化・拡大と、独自のブランドソリューションの開発や国内外のソリューションの調達強化を目指してまいります。 ⑤ 事業連携促進 新たな市場の開拓のためのアライアンスパートナーの獲得、高い技術力と豊富なリソースを有するビジネスパートナーとの関係強化、さらには大学・研究機関との共同研究を通じた産学連携により、当社グループのビジネスエコシステムを拡大し、顧客への価値提供につなげることを目指してまいります。 ⑥ デジタル変革実現 グループ社内業務においてもデジタルソリューションを適用し、業務パフォーマンスを上げることで、グループ役員・社員をよりクリエイティブかつ高付加価値な業務に集中させ、生産性の向上につなげることを目指してまいります。 ⑦ グループ一体経営 当社グループでは、各社が自主自立的な経営を行っておりますが、事業的シナジーを一層強化して顧客への提供価値の最大化を目指すとともに、グループ業務の集約化を進めて経営の効率化を実現することを目指してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)として売上高、営業利益率、ROEを設定しております。 なお、「中期経営計画2026」におけるKPIの目標値は次のとおりであります。 KPI(連結ベース)   2023年度実績   中期経営計画2026 2024年度   2025年度   2026年度 実績   実績   目標値   予想値 売上高(百万円)   52,755   58,760   64,676   70,000   71,500 営業利益率(%)   9.7   10.2   10.2   11.5   11.2 ROE(%)   14.3   15.1   16.4   15.0   16.3 (注) 1 2026年度の目標値及び予想値については、当連結会計年度末現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 2 2026年度の売上高及び営業利益率の予想値は、2026年5月8日時点での公表値であります。 3 2026年度のROEの予想値は、当該年度における自己資本の変動が、2026年5月8日に公表した自己株式の市場買付け(上限20億円)と親会社株主に帰属する当期純利益(55億30百万円)、剰余金の配当(1株当たり配当額は2026年3月期期末:35円、2027年3月期中間:35円)のみであると仮定して算定しております。 (3) 経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2025年度の経営環境は、地政学リスクの上昇や世界経済の混乱、インフレーションの進行とそれに対処するための政策金利の引上げなど、企業活動に深刻な影響を与える事象が多く発生したことに加え、当社グループが属するIT産業においては生成AIの脅威が顕在化してまいりました。 このような経済環境のもと、当社グループは生成AI・クラウド・セキュリティ等のデジタルソリューション事業の強化とM&Aに注力するとともに、投資有価証券の売却や自己株式の市場買付けを通じた経営資源の配分の見直しを行うなど、新たな時代に向けた体制作りを進めてまいりました。 当社グループとしては、「中期経営計画2026」に掲げる目標を達成し、ステークホルダーの期待にお応えするために、以下の課題認識のもと諸施策を速やかに実行し、持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。 ①ITエンジニアの確保と育成 「中期経営計画2026」で掲げる連結売上高700億円の達成のためには、幅広い技術領域と顧客のビジネスに精通したITエンジニアの確保が必要不可欠であります。この経営課題に対し、当社グループでは、一層のブランディング活動と採用活動の強化を行うとともに、M&A案件やビジネスパートナーの発掘、ニアショア(子会社やビジネスパートナーとの協業による国内分散開発)やオフショア(ベトナム現地企業との協業による国外分散開発)を強化することでエンジニアの母集団を増やすとともに、人財開発・育成プログラムを刷新してエンジニアを含めたすべてのグループ社員の水準の底上げを図ってまいります。特に、生成AI活用を前提に業務を実践できる人財の育成を強化しております。また、給与水準の見直しやテレワーク・オフィス環境、安全衛生等の労働環境の整備を継続することで、従業員のエンゲージメントを高めるための諸施策を実行してまいります。 ②グループ連携を軸にした顧客への提案活動 売上高の確保に向けて、大中小の様々な規模の案件を効率的に受注するためには、当社グループ各社が独自に商圏の拡大を目指すだけでなく、営業案件のグループ内での融通や、要員・技術・ソリューションを統合した提案活動が重要であると判断しております。 このような経営課題に対して、当社グループでは、当社のグループサービス本部を中心に、グループ役員・営業担当・開発人員の交流機会を増やし、顧客企業からの要望に対して機動的に対応することでグループシナジーを最大化するための体制を構築してまいります。 ③デジタルソリューション事業の売上高の増加と収益性の向上 近年、顧客企業においては、少子高齢化に伴う人手不足や物価高騰に伴うコスト構造の変化、企業間競争のスピードの激化に直面しており、従来のように自社で要員や設備を抱えたり、長い時間をかけた研究開発を行ったりすることが困難な状況になっております。この状況を打破するための解決策として、AI・クラウド・RPA等の技術を活用したデジタルソリューションに注目が集まっており、今後の需要拡大が期待されていることから、当社グループとしても経営資源をデジタルソリューション事業に集中し、同事業の売上高を確保するとともに収益性を引き上げることが重要であると判断しております。 このような経営課題に対して、当社グループでは、各種イベント・勉強会の開催や技術コミュニティ活動の促進、共同案件の獲得を通じてITエンジニアの市場価値の引き上げを図るほか、自社ブランドソリューションの更なる開発やソリューションを有する提携先企業の発掘を進めることにより、事業全体の利益率の向上を目指してまいります。 ④不採算プロジェクトの発生防止 不採算プロジェクトが発生した場合、収束に向けて多額の人件費・外注費を投入する必要があるだけでなく、新規案件にリソースを振り向けることができず機会損失をもたらすことになるため、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼします。不採算プロジェクトは技術・品質の問題だけでなく、見積ミスや顧客との調整不足など様々な要因によって発生することから、発生原因を徹底的に追求し、今後同様の事態を起こさないようにするための仕組みと体制を構築してまいります。 ⑤生産性の向上 「中期経営計画2026」の推進に当たり、営業・採用・調達・M&A/PMI等の業務や法規制等に対応するための活動等が増加することが予想されます。また、当社グループが主力とする受託型ソフトウェア開発においても、顧客からの要求レベル(仕様や条件等)が高まるものと考えられます。このような変化に的確に対応するためには、生産性の向上が必要不可欠であり、営業利益率を高めるカギにもなると判断しております。 具体策として、ITリテラシー教育を促進し、デジタルソリューションを用いた業務の効率改善と集約化を進めることで間接コストの抑制を図るとともに、グループ役員・社員が本業に集中できる環境を整備してまいります。また、アジャイル開発やRPA・生成AIを前提とした業務の実践を促進することにより、開発効率の向上と製造コストの抑制を図ってまいります。 ⑥サステナビリティ経営及び人的資本経営の推進 当社グループは経営上の目標・指標を定めており、これを達成する責務を負っておりますが、一方で、企業価値の向上と社会課題の解決の双方を実現する「サステナビリティ経営」や、人材の価値を最大限に引き出して中長期的な企業価値の向上を実現する「人的資本経営」を推進することが求められております。 このような経営課題に対し、当社グループは、「サステナビリティに関する基本方針」に基づいて、持続可能な社会の実現に向けた行動を推進しております。また、「健康経営宣言」「マルチステークホルダー方針」を公表し、従業員をはじめとした多様なステークホルダーとの価値共創を進めていくことを明らかにしております。中期経営計画2026においては、当社グループのマテリアリティ(重要課題)を明記しており、今後も引き続き、これらの方針等に則った事業活動を展開し、適時適切な情報開示に努めてまいります。 なお、サステナビリティ経営及び人的資本経営に関する詳細につきましては「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (4) 中期経営計画の進捗状況 「中期経営計画2026」の各成長戦略に係る当連結会計年度における主な活動と成果は以下のとおりであります。 ① 共創型モデルの確立 ・継続したアカウントマネジメントの強化に向け、戦略パートナー候補を中心にアカウント別戦略を実行し、顧客との関係性深化に取り組みました。 ・顧客ニーズ起点の提案活動を強化し、顧客との対話機会の拡充を図りました。また、共創深化に向けた顧客との共同活動を展開いたしました。 ・戦略パートナーによる売上拡大、及び社員一人当たりのプロジェクト利益額の改善が着実に進みました。 ② 品質リーダーシップの発揮 ・不採算プロジェクトの抑制に向けて、レビュー指摘事項のトラッキング強化、及び品質意識の向上と浸透を目的とした品質保証の強化を実施いたしました。その結果、前連結会計年度からの大幅な赤字額抑止の達成に貢献いたしました。 ・QMS(品質管理システム)内部監査の拡充と品質管理プロセスの定着を進め、トラブルの未然防止及び早期収束に取り組みました。 ③ 人的資本経営推進 ・さらなるビジネス拡大に向け、継続した採用強化を推進し、新卒、及び外国籍人材の採用目標を達成いたしました。 ・人材の定着を高めるためのリテンション施策を実施し、退職率の改善に一定の効果を発揮いたしました。 ・企業価値の向上と人的資本の循環を促進することを目的としたアルムナイコミュニティを設立いたしました。また、元社員と交流するコミュニティサイトもオープンいたしました。 ・エンゲージメントスコア向上委員会を組成し、各部門へのワークショップを実施いたしました。 ④ 技術・デジタルソリューションの拡張 ・継続的なコード改善でソフトウェア品質の向上を実現する「Trust Code Hub」の提供を開始いたしました。 ・「Trust Code Hub」でも活用しているコード品質分析プラットフォームSonarQubeにおいて、国内初の「SonarQubeゴールドリセラーパートナー」に認定されました。 ・デジタルソリューションビジネスの拡張の推進に積極的に取り組み、デジタルソリューション売上、利益率ともに大幅改善を実現いたしました。 ⑤ 事業推進連携 ・既存ビジネスパートナーに対して、離脱を防ぐ施策を検討し、実行いたしました。 ・アライアンスパートナー連携の促進として、ビジネスマッチする企業を選定し、対象企業へのアプローチを開始いたしました。 ・産学連携についても大学と連携した学会発表や共同研究にとどまらず、双方の人材交流も視野に関係強化を図ってまいりました。 ⑥ デジタル変革実現 ・より機動的な意思決定に資するべく、財務データを一元的に可視化・分析するための基盤の構築を図りました。 ・生成AIビジネス変革研究室を中心に、生成AIを開発プロセスに適用し、生産性と品質を向上させる取り組みを推進いたしました。 ・基幹システム更改に伴う全社横断での業務プロセスの改革を実現いたしました。 ⑦ グループ一体経営 ・グループ内での案件トスアップなどの協業の幅をさらに拡大し、大型案件受注など効果を発揮いたしました。 ・グループ内共通アカウント別の分科会を継続して推進するとともに、新たなグループ戦略アカウント化も進め各戦略アクションを実施いたしました。 ・コーポレート機能の集約として、共通化業務を特定し、具体的施策についても一部実施いたしました。 ・グループを含めた外部機関との連携によるサーチ型戦略的M&Aを推進いたしました。
事業等のリスク1,826字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスク管理体制 当社は『リスク管理規程』を制定し、当該規程に基づいて当社グループにおけるリスクを区分・管理しております。当社取締役会は、リスクの種類・内容に応じて責任部門を定め、各責任部門長、各業務執行取締役及び内部統制委員会がリスク管理体制の整備とモニタリングを行っております。 (2) 各リスクの説明 ① サービスリスク サービスリスクは、当社グループが提供するソフトウェア開発・保守等のサービスに関連して発生する不採算リスクや納品物の不具合による損害賠償リスク等をいいます。当社グループでは、十分な収支計画や技術的な検証を行った上で受注を決定しておりますが、顧客からの仕様変更要求、予期せぬ技術的なミスマッチ等により追加の工数が発生した場合や、納品したソフトウェアの契約不適合責任等に基づく損害賠償請求を受けることとなった場合に、信用の悪化も含めて当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、当社の品質・プロセス統括本部を中心に品質マネジメントプロセスの推進を図っており、当該リスクを未然に防止しております。 なお、当連結会計年度において、受注損失引当金を1億19百万円計上しております。 ② 情報漏洩・システムリスク サイバー攻撃や当社グループの過失等により第三者の秘密情報・資産を漏洩又は消失した場合には、当社グループは損害賠償責任や信用の悪化を招くことになり、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、定期的にコンプライアンスチェックを実施しており、役員・社員のコンプライアンス意識の向上を図るとともに、セキュリティ事故発生時の体制を整備することでその悪影響を最低限にとどめるようにしております。 ③ 災害等リスク(疫病を含む) 大規模な自然災害や疫病が発生した場合には、事業上必要となる情報システムへの被害や外出の危険性の観点から、当社グループの事業継続が困難となり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。当社グループでは、システムのクラウド化の推進、テレワーク体制の充実等のBCP(事業継続計画)を策定・実行しております。 ④ 開発人材の獲得に関するリスク 当社グループの事業の特性上、計画どおりに開発に従事する人材を獲得することができず、協力会社と適宜・適切に連携ができない場合、プロジェクトの立ち上げや遂行、サービスの提供に支障が生じ、当社グループの経営成績等に影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、テレワーク・オフィススペース戦略等の働き方改革を推進することで積極的な採用活動を進めるとともに、外国人採用の拡大やオフショアを進めることで国内人材不足に対応しております。 ⑤ 事業投資(M&A・アライアンス)及び資金の運用に関するリスク 当社は、事業領域の拡大を目的として積極的なM&A・アライアンス投資を進めるとともに、多額の金融商品の運用を行っております。したがって、M&A・アライアンスが当初想定した効果を発揮できない場合や金融市場が大きく変動した場合に、保有する金融商品の価値が下落し、のれんや有価証券の評価損を計上するなど当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。当社ではグループサービス本部を中心としたグループ管理体制を構築するとともに、財務経理部による運用管理体制を整備しております。 ⑥ 重大な訴訟等に関するリスク 上記の他、当社グループの事業遂行過程で第三者に対して損害を与えた場合に、損害賠償責任を追及する訴訟等を提起され、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。当社グループでは、上記のリスク管理体制により当該リスクを未然に防止しております。
経営成績の分析 (MD&A)10,135字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)においては、諸外国間の保護主義的な通商政策をきっかけとして、国内企業において輸出価格の見直しや、原価の抑制、サプライチェーンの再構築等の動きが活発となり、当社グループが属するIT産業においても開発・投資案件の中止や延期といった事象がみられました。また、物価水準は依然として高騰しており、年末には日銀による政策金利の引き上げが実施されたことで企業業績への懸念は一段と増しております。 特に、第4四半期においては、中東情勢に伴う原油価格の高騰が国内企業の事業に深刻な影響を及ぼしつつあることに加え、「アンソロピックショック」や「SaaSの死」とよばれる生成AIによる代替懸念がIT・ソフトウェア業界全体の株価を急激に押し下げるなど、当社グループの企業価値の維持及び向上にとって課題となり得る事象が複数発生いたしました。 しかしながら、当社グループの顧客企業においては、既存システムの刷新や生産性の向上を目的とするシステム投資需要は底堅い状況にあり、また、生成AIの導入に向けた技術的支援の引き合いも堅調であることから、当社グループの受注に深刻な影響はないものと判断しております。具体的には、当連結会計年度において、当社グループが注力してきたAI・クラウド・セキュリティ・データアナリティクスといったデジタルソリューション分野での受注が大幅に増加いたしました。 当社は創業以来、高い技術と品質に責任を持つ企業姿勢、お客様の事業戦略の成功を第一とする業務知見や企業文化といった「クレスコ固有の強み」を鍛えてまいりました。このクレスコのDNAとも言える強みは、競合による模倣やAIによる代替は容易でないとともに、この強みを生成AIを活用して更に進化させてAI時代の新たな品質基準の確立やお客様戦略の実現を加速する共創を推進しております。当社は、生成AIを「成長する」クレスコを更に加速するドライバーとして研究・活用し、次世代のSI事業モデルの成長と企業価値向上を実現してまいります。 このような経営環境のもと、当社グループは前年度より『中期経営計画2026』を開始しており、2026年度における「連結売上高700億円」「連結営業利益率11.5%」「連結ROE15%」の達成を財務KPIとして掲げ、7つの成長戦略(①共創型モデルの確立、②品質リーダーシップ発揮、③人的資本経営推進、④技術・デジタルソリューションの拡張、⑤事業連携推進、⑥デジタル変革推進、⑦グループ一体経営)の実践を通じて、これらの財務KPIと当社グループとしてのミッションである『顧客とともに持続的に成長し、社会を前進させる』ことを実現してまいります。 当連結会計年度における当社グループの主な取り組みは、以下のとおりです。 組織及び体制 当社においては、「自動車・輸送機器」分野における開発力・提案力の強化を目的として、インダストリアルビジネス本部を再編し、モビリティDXビジネス本部を新設するとともに、営業力の強化を目的として、マーケットディベロップメント本部を新設いたしました。また、執行役員の充実化を図り、当社の事業を全方位的に進めるための体制を整えました。 2025年7月には、分散していた当社の開発拠点を集約し「Teq-C(テックシー)」として開設し、社員の働きやすさやコミュニケーション活性化を徹底的に追求いたしました。 なお、2026年1月において持分法適用関連会社であった㈱ジザイめっけが清算結了したことから、同社を持分法の適用範囲より除外しております。 財務 2025年5月9日付で、当連結会計年度の中間配当から、連結配当性向を従来の40%から50%に引き上げることを公表いたしました。 また、同日付で100万株又は15億円を上限とする自己株式の市場買付けを公表いたしました。当連結会計年度における買付実績は、903,600株(取得価額の総額は14億99百万円)となりました。 さらに、2025年8月には、当社の取締役(社外取締役及び監査等委員である取締役を除く。)及び当社の執行役員である従業員並びに当社子会社の取締役の一部に対する譲渡制限付株式報酬として、自己株式30,120株を処分いたしました(処分価額の総額は48,914,880円)。2025年12月には、当社及び子会社の従業員の一部に対する譲渡制限付株式報酬として、自己株式35,640株を処分いたしました(処分価額の総額は53,994,600円)。 事業 当社 2025年8月に、スイスに本社を置くSonar社とビジネスパートナー契約を締結し、国内初の「SonarQubeゴールドリセラーパートナー」に認定されました。また、コード品質分析プラットフォームであるSonarQubeを活用したサービスである「Trust Code Hub」の提供を開始いたしました。 2025年10月には、「Creage SIEM+」にてMicrosoft Sentinelの取扱いを開始いたしました。また、UiPath社のパートナー認定「Business Partners」「Service Partners」において最上位ティアである「Diamond」に認定いただきました。 2025年11月に開催された「EdgeTech+ 2025」において、モビリティ分野で当社が参画する産学連携プロジェクト「Open SDV Initiative」がSDV(Software Defined Vehicle)の操作を体験できるデモを出展いたしました。 2026年2月には、日本航空㈱様及び㈱JALエンジニアリング様と航空機エンジンの内視鏡(ボアスコープ)検査における記録・分析を効率化するシステムを共同で開発し、運用を開始した旨の発表を行いました。また、生成AIを活用したマイグレーションの高速化事例の発表も行いました。 2026年3月には、セキュリティ脆弱性診断サービスのメニューに「ASM診断」「AWS設定診断」を加え、ラインナップの拡充を図りました。 連結子会社 ㈱クレスコ・ジェイキューブは、統合によるシナジー効果の最大化とビジネスの拡大を目的として、2025年4月1日付で同社の子会社である㈱高木システムを吸収合併しております。また、2025年9月9日開催の同社取締役会の決議に基づき、2025年10月1日付でIBMiビジネスに強みを持つ㈱アイエステクノポートの全発行済株式を取得いたしました。 クレスコ北陸㈱も同様に、2025年8月25日開催の同社取締役会決議に基づき、2025年10月1日付で製造業向けシステム開発を得意とする㈱エイプスの全発行済株式を取得しております。 ㈱アイオスにつきましては、三菱UFJ信託銀行㈱との間で、システム開発とそれに付帯関連する業務におけるIT技術者の長期的、安定的な確保を目的として、2025年5月1日より10年間のパートナーシップ基本合意書を締結しております。 ㈱クレスコ・デジタルテクノロジーズにつきましては、2026年1月に「ネットワーク調査サービス」の対象範囲をLANからWANまで拡張することを公表いたしました。 ㈱クレスコ・イー・ソリューションにおいては、2026年3月、コンカー社のサービスパートナーランク最高位である「プラチナパートナー」に2年連続で認定されております。 上記の他、資金運用においては、投資有価証券売却益(特別利益)を6億41百万円、投資有価証券償還益(特別利益)を54百万円計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高646億76百万円(前年同期売上高587億60百万円、10.1%増)、営業利益66億5百万円(前年同期営業利益59億83百万円、10.4%増)、経常利益69億80百万円(前年同期経常利益62億90百万円、11.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益52億79百万円(前年同期親会社株主に帰属する当期純利益44億5百万円、19.8%増)と増収増益となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 セグメント   売上高(千円)   セグメント損益(千円) 前期   当期   前年 同期比   前期   当期   前年 同期比 エンタープライズ   22,050,907   24,008,994   108.9%   2,498,338   3,296,241   131.9% 金融   17,165,646   17,427,161   101.5%   2,392,828   2,208,349   92.3% 製造   14,866,436   13,928,405   93.7%   2,786,321   2,534,975   91.0% ITサービス事業計   54,082,989   55,364,561   102.4%   7,677,488   8,039,566   104.7% デジタルソリューション事業   4,677,602   9,312,382   199.1%   167,071   815,466   488.1% 合計   58,760,592   64,676,944   110.1%   7,844,559   8,855,032   112.9% ①ITサービス事業 ITサービス事業の売上高は、553億64百万円(前年同期比2.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は80億39百万円(前年同期比4.7%増)となりました。サブセグメント別の状況は、次のとおりであります。 (エンタープライズ) 「エンタープライズ」区分の売上高は、240億8百万円(前年同期比8.9%増)となりました。これは主として、「情報・通信・広告」分野において当社及び一部の連結子会社でアプリケーション開発支援業務が増加したことによるものであります。 また、「エンタープライズ」区分のセグメント利益(営業利益)は、32億96百万円(前年同期比31.9%増)となりました。これは主として、上記の売上高の増加に加えて、前年同期に「人材紹介・人材派遣」分野において発生していた当社の不採算プロジェクトが収束したことによるものであります。 (金融) 「金融」区分の売上高は、174億27百万円(前年同期比1.5%増)と前年同期と同水準となりました。 また、「金融」区分のセグメント利益(営業利益)は、22億8百万円(前年同期比7.7%減)となりました。これは主として、「その他」分野において一部の連結子会社で不採算プロジェクトが発生したことによるものであります。 (製造) 「製造」区分の売上高は、139億28百万円(前年同期比6.3%減)となりました。これは、「機械・エレクトロニクス」分野におけるメーカーの製品開発プロジェクトの中止や延期の影響を大きく受けたことによるものであります。 また、「製造」区分のセグメント利益(営業利益)は、25億34百万円(前年同期比9.0%減)となりました。これは主として、上記の売上高の減少と同様の理由によるものであります。 ②デジタルソリューション事業 デジタルソリューション事業の売上高は、93億12百万円(前年同期比99.1%増)となりました。これは主として、当社及び一部の連結子会社において、製品・ライセンスの販売及び導入支援が大幅に増加したことと、㈱高木システム、㈱エイプス、㈱アイエステクノポートとデジタルソリューションに強みを持つ会社を取得した効果によるものであります。 また、セグメント利益(営業利益)は8億15百万円(前年同期比388.1%増)となりました。これは、上記の売上高の増加と同様の理由によるものであります。 (2) 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) ITサービス事業   43,735,174   102.3 デジタルソリューション事業   7,831,114   185.0 合計   51,566,288   109.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ITサービス事業   53,916,257   98.8   10,829,621   88.2 デジタルソリューション事業   11,114,944   214.2   2,734,630   293.4 合計   65,031,202   108.8   13,564,252   102.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ITサービス事業   55,364,561   102.4 デジタルソリューション事業   9,312,382   199.1 合計   64,676,944   110.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上となる取引先がないため、記載しておりません。 (3) 財政状態 当連結会計年度末における資産総額は前連結会計年度末に比べ、45億63百万円増加し、478億99百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億26百万円増加し、307億78百万円となりました。これは主に、電子記録債権が2億49百万円、仕掛品が1億36百万円それぞれ減少したものの、「その他」に含まれる仮払金が8億11百万円、契約資産が7億76百万円、売掛金が6億56百万円、現金及び預金が1億44百万円それぞれ増加したことによるものであります。なお、当連結会計期間末の仮払金の残高には、2026年4月1日に取得した㈱オフィスメーションの株式購入代金8億13百万円が含まれております。 固定資産は前連結会計年度末に比べ、22億36百万円増加し、171億21百万円となりました。これは主に、投資有価証券が8億95百万円、建物が7億85百万円、繰延税金資産が1億62百万円、保険積立金が1億67百万円、工具、器具及び備品が1億36百万円それぞれ増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は前連結会計年度末に比べ18億99百万円増加し、144億20百万円となりました。 流動負債は前連結会計年度末に比べ12億99百万円増加し、102億70百万円となりました。これは主に、買掛金が4億35百万円、契約負債が3億45百万円、未払法人税等が2億70百万円、未払金が1億44百万円、賞与引当金が1億39百万円それぞれ増加したことによるものであります。 固定負債は前連結会計年度末に比べ5億99百万円増加し、41億49百万円となりました。これは主に、長期借入金が3億98百万円減少したものの、繰延税金負債が4億97百万円、資産除去債務が2億48百万円、役員退職慰労引当金が1億30百万円、退職給付に係る負債が1億13百万円それぞれ増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における純資産合計は前連結会計年度末に比べ26億63百万円増加し、334億79百万円となりました。これは主に、自己株式が14億25百万円増加したものの、利益剰余金が31億55百万円、その他有価証券評価差額金が8億54百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (4) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ18百万円増加し、152億63百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは53億31百万円の収入(前年度47億62百万円の収入)となりました。 これは主に、法人税等の支払額が20億3百万円、契約資産の増加額が7億76百万円あったものの、税金等調整前当期純利益が75億41百万円、仕入債務の増加額が4億14百万円、未払金の増加額が1億39百万円、賞与引当金の増加額が1億30百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは13億19百万円の支出(前年度22億93百万円の支出)となりました。 これは主に、投資有価証券の売却による収入が6億96百万円、投資有価証券の償還による収入が5億43百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が8億50百万円、「その他」に含まれる㈱オフィスメーションの株式購入代金の支出が8億13百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が4億50百万円、投資有価証券の取得による支出が3億82百万円、無形固定資産の取得による支出が1億75百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは39億95百万円の支出(前年度20億84百万円の支出)となりました。 これは主に、配当の支払額が21億22百万円、自己株式の取得による支出が15億2百万円、長期借入金の返済による支出が4億58百万円あったことによるものであります。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (6) 当連結会計年度の経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績について、売上高は前年同期に比べて10.1%増の646億76百万円となりました。営業利益は前年同期に比べて10.4%増の66億5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期に比べて19.8%増の52億79百万円となりました。 ①売上高 ITサービス事業の売上高は、前連結会計年度に比べて2.4%増の553億64百万円となり、デジタルソリューション事業の売上高は、前連結会計年度に比べて99.1%増の93億12百万円となりました。 ②売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価は、前連結会計年度より45億85百万円増加し、515億66百万円となりました。費目別では、材料費が9億8百万円、外注費が16億72百万円、労務費が12億40百万円、経費が7億43百万円それぞれ増加しております。これらの増加は主として売上高の増加に伴うものであります。 この結果、売上総利益率は、前連結会計年度の20.0%より0.3%上昇し20.3%となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度から7億9百万円増加し、65億4百万円となりました。これは主に、人件費が3億47百万円、福利厚生費が59百万円、採用費が52百万円、のれん償却額が52百万円、教育費が50百万円それぞれ増加したことによるものであります。 以上の結果、売上高営業利益率は、前連結会計年度と同値の10.2%となりました。 ③営業外収益、営業外費用 営業外収益は、前連結会計年度より22百万円減少し、4億87百万円となりました。 営業外費用は、前連結会計年度から90百万円減少し、1億13百万円となりました。これは主に、投資顧問料が36百万円、有価証券評価損が25百万円それぞれ減少したことによるものであります。 以上の結果、売上高経常利益率は、前連結会計年度の10.7%より0.1%上昇し10.8%となりました。 ④特別利益、特別損失 特別利益は、前連結会計年度から4億83百万円増加し7億31百万円となりました。これは、投資有価証券売却益が4億68百万円増加したことによるものであります。 特別損失は、前連結会計年度から1億24百万円減少し、1億70百万円となりました。これは主に、減損損失が89百万円、損害補償損失が85百万円それぞれ減少したことによるものであります。 ⑤親会社株主に帰属する当期純利益 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度より8億73百万円増加し、52億79百万円となり、売上高当期純利益率は、前連結会計年度の7.5%から0.7%上昇し8.2%となりました。 (7) 経営成績に重要な影響を与える要因について ① 市況の動向 生産労働人口の減少や昨今の物価高騰が企業のIT戦略・IT投資の姿勢に質的・量的な変化をもたらしていると考えられ、これらの動向は当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因となります。 ② プロジェクトマネジメント 当社グループのプロジェクトマネジメントは標準化された手法を用いて行われておりますが、顧客とのミスコミュニケーションや仕様変更、開発人員の不足等により不採算プロジェクトや損害賠償責任が発生するリスクがあり、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因となります。 ③ 事業投資及び資金運用 当社が保有するM&Aやアライアンス目的の金融商品並びに資金の運用目的の金融商品は、市況及び金融市場の動向に強い影響を受けるため、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因となります。 (8) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(4) キャッシュ・フロー」に記載しております。 (資金需要) 当社グループが持続的に成長し企業価値を向上させるためには、事業活動や資金の運用を源泉とした自己資金を十分に確保することは当然として、ソフトウェア開発体制を拡充するための設備投資資金、将来の事業拡大に向けたM&A・アライアンスのための投資資金及び新規技術の獲得に向けた研究開発資金を適時適切に調達することが必要不可欠であると認識しております。 (資金調達方法) 当社グループでは、原則として、これらの資金を自己資金で賄うこととしております。ただし、経営環境や業界動向、経済・金融情勢等を勘案して、多額の資金が必要となった場合には、財務健全性に配慮しつつ、証券市場からの資金調達や金融機関からの借入れを実行することも視野に入れております。 (株主還元) 当社グループでは、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要課題と位置付けており、株主資本の充実と長期的な安定収益力を維持するとともに、業績に裏付けられた適正な利益配分を維持することを基本方針としております。また、株価動向や経営に与える影響を考慮しつつ自己株式の取得を実行することも重要な株主還元政策の選択肢の一つであると考えております。 当連結会計年度において、当社取締役会決議に基づき、市場買付けの方法により自己株式903,600株(取得価額の総額1,499,838,800円)を取得いたしました。 なお、当連結会計年度における配当の実施状況につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。 (9) 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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