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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

秀英予備校

SHUEI YOBIKO Co.,Ltd.4678 · Standard · サービス業

東海圏を地盤とする学習塾大手。小中学部と高校部の2軸で進学指導を手掛け、映像授業や模擬テストも展開する。

概要

秀英予備校は静岡県静岡市に本社を置く学習塾運営企業である。1984年の創業以来、東海地方を中心に小中高生向け集団指導・個別指導の塾を展開し、静岡・愛知などで強いブランド力を持つ。2000年に東京証券取引所市場第二部に上場、2002年に第一部に指定された。2026年3月期の売上高は107億円、従業員596名。少子化が進む中、2025年3月期には営業利益4億円と黒字転換した。

小中学部が売上の87%を占める事業構成

秀英予備校の事業は、小中学部、高校部、その他の教育事業の3セグメントに分かれる。2026年3月期の連結売上高107億円のうち、小中学部が93億円(87%)、高校部が13億円(12%)、その他が0.4億円(1%)を占める。小中学部は小学1年生から高校生までを対象とし、集団授業、個別指導、映像授業、学童保育などを提供する。高校部は高校生と高卒生を対象とし、大学受験指導を中心に、正社員教師による集団授業とプロ講師による個別指導を組み合わせる。

福島県に子会社を持つグループ体制

当社グループは、株式会社秀英予備校(当社)と連結子会社1社(株式会社東日本学院)、その他関係会社1社(有限会社シューエイ)で構成される。東日本学院は福島県郡山市に本拠を置き、同県内で学習塾・予備校を運営する。2007年11月に株式を取得して子会社化した。有限会社シューエイは有価証券の保有・運用が専らであり、事業活動は行っていない。グループ全体の従業員数は596名(2026年3月期)。

10道県に展開する校舎ネットワーク

秀英予備校は静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、山梨県、神奈川県、宮城県、北海道、福岡県、福島県(子会社経由)の10道県に校舎を展開する。創業地の静岡県を最大のマーケットとし、1990年代から愛知県、山梨県、神奈川県へ拡大。2000年代には北海道、宮城県、福岡県へ進出した。校舎の適正配置を図るため、2026年3月期には11校舎を閉鎖する一方、好立地への移転も進めた。

少子化下での経営課題と収益改善

学習塾業界は少子化の進行により厳しい経営環境にある。秀英予備校の売上高は2013年3月期の122億円から減少傾向にあり、2026年3月期は107億円とピーク時より12%減った。利益面では2025年3月期に営業利益4億円と黒字転換し、2026年3月期には5億円まで改善した。同社は売上高営業利益率を最重要指標と位置づけ、アルバイト講師の活用による労務費削減や校舎移転による地代家賃削減に取り組んでいる。

業界の中での役割は教育サービス業界における進学塾・予備校チェーン。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
107億円
営業利益
5億円
営業利益率
4.7%
純利益
0億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
小中学部94億円87.9%11億円11.7%
高校部13億円12.1%1億円7.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小中学部主力

小学1年生から高校3年生を主な対象に、学習指導・進学指導を実施。映像授業の配信、各種講習会、模擬テストの実施、高校入試対策問題集の制作・販売、公開模擬テストの作成・他塾への販売、英語教室、学童保育・幼児教育など、幅広い教育サービスを提供している。

主な製品・サービス2
映像授業
小学生から高校生を対象にした映像による学習指導サービス。自宅や塾で受講でき、個別学習を支援する。
模擬テスト
小学生・中学生向けの公開模擬テスト。他塾への販売も行い、進学指導の参考データを提供する。

02高校部準主力

高校1年生から高卒生を対象に、学習指導・進学指導を実施。オンラインによる学習指導や各種講習会を通じて、大学受験対策を支援している。

主な製品・サービス1
オンライン学習指導
高校生向けのオンラインによる学習指導サービス。自宅などで受講でき、個別最適化された指導を提供する。

03その他の教育事業副次

フランチャイズ事業を展開し、学習塾のFC展開による事業拡大を図っている。

製品と技術

少人数・学力別クラス編成で差別化する集団指導

秀英予備校の集団指導は、定員制の少人数クラスと学力別クラス編成を基本とする。小学部から高校部まで、各学年・目的に応じて「中学受験クラス」「高校別クラス」「志望大学別クラス」などを設置。正社員専任教師が授業を担当し、進路指導や保護者面談も行う。特に静岡県内では高校別クラスを1994年にいち早く開設し、各校のカリキュラムに即した指導を強みとする。2026年3月期の小中学部売上は93億円と、全体の87%を占める。

難関大学学生講師による自習室「ASSIST」と高単価個別指導

高校部では、集団授業に加えて、難関大学の学生講師が常駐する自習室「ASSIST」を提供する。生徒は質問対応を受けながら自学自習できる。また、正社員教師による1対1の個別指導(高単価)も用意し、多様なニーズに対応。これらのサービスにより、通常授業や各種講習会の顧客単価が高単価で推移している。2026年3月期の高校部売上は13億円、セグメント利益は1.2億円と前年比45.6%増加した。

ライブオンライン授業と録画映像授業の二本立て

秀英予備校は、録画の映像授業(秀英iD予備校)とライブのオンライン授業の両方を提供する。映像事業は2012年に全国30校舎で開始。現在は小中学部や高校部の通常授業と統合されている。特に学力上位層向けのライブオンライン授業は順調に生徒数と売上を伸ばしている。同社は「録画の映像授業だけではなく、ライブのオンライン授業をビジネスとして確立すること」を経営方針の一つに掲げている。

全国公開実力テストと学童保育での早期囲い込み

小学生低学年からの生徒獲得策として、「全国公開実力テスト」と学童保育「秀英KIDS」を活用する。公開実力テストは小学生低学年から受験可能で、早期から生徒・保護者との関係を構築する。学童保育は2019年に静岡市、浜松市、札幌市で開始。これらにより低学年からの「囲い込み」を進め、中高での継続受講につなげている。また、模擬テストの作成・販売も他塾向けに行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

学習塾中堅、減収続くも利益改善

サービス業の秀英予備校は、東海地方を中心に学習塾・予備校を展開する中堅教育企業。同業他社にはジンジブやイシンなどが挙げられるが、教育サービス専業の比較対象は限定的。売上高は2024/3期の103億円から2025/3期に107億円へ増加後、2026/3期は横ばいの107億円予想。営業利益率は2025/3期の3.74%から2026/3期に4.67%へ改善する見込み。少子化による市場縮小が続く中、地域密着型の運営で一定の売上を維持している。コスト管理が奏功し、利益率は改善傾向。

強み

  • 東海地方を中心に知名度が高く、地域密着型の教育サービスを提供。
  • 営業利益率が2026/3期に4.67%へ上昇し、経営効率が向上。
  • 売上高が100億円超を維持し、少子化の中でも需要を確保。
  • 集団指導や個別指導など多様な学習ニーズに対応。

課題

  • 市場規模縮小が続き、生徒数の確保が年々困難に。
  • オンライン塾や他社との競争が激しく、差別化が必要。
  • 営業利益率が4%台と低く、さらなる効率化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が秀英予備校

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14678秀英予備校22億円51.1倍
24720城南進学研究社22億円401.6倍
37073ジェイック22億円17.3倍
44657環境管理センター22億円18.4倍
57372デコルテ・ホールディングス22億円7.4倍
69236ジャパンM&Aソリューション22億円41.1倍
79258CS-C21億円
86177AppBank21億円
99253スローガン21億円10.2倍
107077ALiNKインターネット21億円
116074ジェイエスエス21億円8.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

静岡で創業し模擬試験事業を開始した1984年

1984年11月、静岡県静岡市千代田に秀英進学塾株式会社を設立。資本金3,000千円。静岡市内6校で学習塾を経営するとともに、中学3年生対象の公開模擬試験「秀英模試」を開始した。この模試は後に「静岡県統一テスト」に名称変更され、同社の教育サービスの重要な柱となる。1988年には問題集の書店販売も開始。

愛知・山梨へ進出し小中高一貫体制を築いた1989〜1991年

1989年3月、愛知県での教室展開を開始し、東海地方での基盤を拡大。1990年3月には現役高校生部門を開始し、小中高一貫教育体制を確立。同年12月、社名を「株式会社秀英予備校」に変更。1991年4月には大学受験部を本格化、同年12月には山梨県へ進出した。この時期に、中学生向けの講習会システムも完成した。

大学受験部に高校別クラスを開設した1994年

1994年3月、静岡県内で初めて大学受験部に高校別クラスを開設。これにより、各高校の進度や特徴に合わせた指導が可能となり、受験指導の差別化を図った。1995年10月には株式の額面変更に伴い、合併を実施。1997年には本社を静岡市葵区鷹匠に移転し、本部機能を統合した。

株式店頭登録と東京市場上場を経た1997〜2002年

1997年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録。同年11月には業界初の講習料金コンビニ収納システムを導入し、収納管理の効率化を実現。2000年12月に東京証券取引所市場第二部に上場、その後2002年3月に市場第一部銘柄に指定された。上場を機に資金調達力を高め、全国展開の原資とした。

全国10道県への展開と子会社化を推進した2004〜2008年

2000年代に入り、岐阜県(2004年)、北海道(2005年)、三重県(2006年)、宮城県(2007年)、福岡県(2008年)と相次いで進出。2007年11月には福島県の株式会社東日本学院の株式を取得し、連結子会社化した。同時に、新規事業としてBBS本部(後の映像事業本部)や個別指導本部を設置し、事業の多角化を進めた。

映像授業とフランチャイズ事業を立ち上げた2012〜2013年

2012年3月、BBS本部を映像事業本部に名称変更し、直営校「秀英iD予備校」を全国30校舎一斉に開校。録画映像による授業配信事業に本格参入した。2013年3月には同校のフランチャイズ事業を開始。しかし、2014年4月には直営校を小中・高校事業本部に統合し、映像事業の位置づけを見直した。

個別指導事業の本格化と学童保育への参入(2016〜2019年)

2016年4月、個別指導本部を小中事業本部に統合し、個別指導事業を本格稼働。2019年4月には静岡市、浜松市、札幌市に「秀英KIDS」を設置し、学童保育事業を開始した。これにより、幼児教育から学童保育、小中高一貫の学習指導まで、幅広い年齢層をカバーする体制を整えた。

年表31件を開く

1980年代

  • 1984年11月創業静岡県静岡市(現・静岡市葵区)千代田に秀英進学塾株式会社(資本金3,000千円)を設立 静岡市内6校で学習塾を経営するとともに、中学3年生対象の公開模擬試験「秀英模試」を開始
  • 1985年7月静岡県静岡市(現・静岡市駿河区)泉町に本社を移転
  • 1987年3月「秀英模試」を「静岡県統一テスト」に名称変更し、社内担当部署として「静岡県入試センター」を設置 春期・夏期・冬期・日曜講習等の中学3年生の講習会システムが完成 中学受験をめざす小学生対象の「中学受験クラス」を設置
  • 1987年12月静岡県静岡市(現・静岡市葵区)栄町に本社を移転
  • 1988年2月静岡県入試センターで問題集を作成し、静岡県下で書店販売を開始
  • 1989年3月愛知県での教室展開を開始

1990年代

  • 1990年3月現役高校生対象の部門を開始し、小中高一貫教育体制を確立
  • 1990年12月商号変更社名を「株式会社秀英予備校」に変更
  • 1991年4月現役高校生と卒生を対象とする大学受験部を本格的に開始
  • 1991年12月山梨県での教室展開を開始
  • 1994年3月大学受験部に静岡県内初の高校別クラスを開設
  • 1995年10月M&A株式の額面金額を1株50,000円から1株500円に変更するため、株式会社秀英予備校(本店:静岡県清水市(現・静岡市清水区)本郷町)と合併
  • 1997年6月M&A静岡県静岡市(現・静岡市葵区)鷹匠に本社を移転し、小中学部中部本部、業務本部、大学受験部静岡校、管理本部を統合
  • 1997年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1997年11月業界初の講習料金コンビニ収納システムを導入し、自動入金チェックシステムとともに収納管理システムが完成
  • 1999年3月神奈川県での教室展開を開始

2000年代

  • 2000年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2002年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2004年6月岐阜県での教室展開を開始
  • 2005年5月北海道での教室展開を開始
  • 2006年6月三重県での教室展開を開始
  • 2007年3月新規事業としてBBS本部を設置
  • 2007年5月宮城県での教室展開を開始
  • 2007年11月M&A株式会社東日本学院(福島県郡山市)の株式を取得し、子会社化(現・連結子会社)
  • 2008年3月新規事業として個別指導本部を設置
  • 2008年12月福岡県での教室展開を開始

2010年代

  • 2012年3月BBS本部を映像事業本部に名称変更し、直営校「秀英iD予備校」を全国30校舎一斉に開校
  • 2013年3月「秀英iD予備校」のフランチャイズ事業を開始
  • 2014年4月M&A映像事業本部内の直営校「秀英iD予備校」を小中事業本部・高校事業本部に統合
  • 2016年4月M&A新規事業本部内の個別指導本部を小中事業本部に統合し、個別指導事業を本格稼働
  • 2019年4月M&A静岡県静岡市、静岡県浜松市、北海道札幌市に「秀英KIDS」を設置し、学童保育事業を開始 高校事業本部内の直営校「秀英iD予備校」を小中事業本部に統合

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    快適な学習環境の提供

    自習室や面談室を備えた、学習効果が最大限期待できる快適な学習環境を提供する。

  2. 02

    優秀な人材確保と研修強化

    全国で積極的な採用活動を行い、優秀な正社員専任教師を確保し、効果的な研修で高いレベルの学習・進学指導を実現する。

  3. 03

    多層的なニーズに対応する教育サービス

    地方の中規模都市を中心に、学力上位層から中下位層までのニーズに応じた教育サービスとメソッドを提供する。

  4. 04

    オンライン授業ビジネスの確立

    録画映像だけでなく、ライブのオンライン授業をビジネスとして確立し、特に学力上位層向けに拡充する。

  5. 05

    低学年からの囲い込み強化

    幼児から小学校低学年向け教育サービスを提供し、早期から生徒の囲い込みを進め、多校舎展開を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で596人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は495万円で、9期前と比べて+11.6%平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は12.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月727
2018年3月744
2019年3月44334.49.8729
2020年3月44434.810.3710
2021年3月44835.510.9684
2022年3月45135.811.7677
2023年3月46336.412.2664
2024年3月46536.512.2656
2025年3月48237.112.062864
2026年3月49537.812.559684

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
他25校舎626,292億円
小中学部
他28校舎414,523億円
小中学部
他13校舎390,503億円
小中学部 高校部
富士本部校 — 静岡県富士市389,811億円
小中学部 高校部
他13校舎209,792億円
小中学部
札幌本部校 — 北海道札幌市北 区180,252億円
小中学部 高校部
他13校舎122,428億円
小中学部 高校部
他5校舎59,516億円
小中学部
清水本部校 — 静岡県静岡市清 水区57,815億円
小中学部 高校部
他3校舎45,185億円
小中学部
ほか26件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東日本学院
    福島県郡山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲シューエイ
    静岡県静岡市葵区
    議決権33.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は107億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+25.0%。

売上高
+0.0%
107億円
営業利益
+25.0%
5億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
4.7%
前期比 +0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高111億円107億円
営業利益5億円5億円
純利益5億円0億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q281
2024年1Q20−5−25.0−5
2024年2Q2727.4−3
2024年3Q2827.12
2024年4Q282
2025年2Q49−3−6.1−3
2025年4Q58712.16
2026年2Q49−2−4.1−4
2026年4Q58712.14
2027年1Q21−4−19.0−4

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は122億円から107億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は4.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1221−17
映像事業本部内の直営校「秀英iD予備校」を小中事業本部・高校事業本部に統合
2014年3月1181−15
2015年3月1130−33
新規事業本部内の個別指導本部を小中事業本部に統合し、個別指導事業を本格稼働
2016年3月1112−10
2017年3月10924
2018年3月11000
静岡県静岡市、静岡県浜松市、北海道札幌市に「秀英KIDS」を設置し、学童保育事業を開始 高校事業本部内の直営校「秀英iD予備校」を小中事業本部に統合
2019年3月1120−4
2020年3月11565
2021年3月10841
2022年3月10940
2023年3月10742
2024年3月1032−4
2025年3月107443.73
2026年3月107554.70

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高107億円のうち、営業利益として残るのは5億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%88億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.0%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.9pt
0.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は15億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月43−1717
2014年3月34−12712
2015年3月−26−4412
2016年3月21−639
2017年3月24−5611
2018年3月44−6813
2019年3月−41−6−35
2020年3月78−101510
2021年3月31−1414
2022年3月94−81318
2023年3月62−7819
2024年3月−3−1−4−411
2025年3月5−73−213
2026年3月7−2−2515

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は97億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は49.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月22410012444.4
2014年3月1988711143.7
2015年3月1755611931.7
2016年3月142449831.2
2017年3月139469333.4
2018年3月135468933.8
2019年3月119407933.8
2020年3月112456739.7
2021年3月111466541.9
2022年3月107466143.2
2023年3月102475546.4
2024年3月89434648.4
2025年3月94454948.1
2026年3月97484949.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中275位あたり、逆に低いのはROE534社中489位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥330で、1年前と比べて+15.6%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥330-0.9%1ヶ月+3.1%1年+15.6%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥273高値¥355

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)51.1倍
PER (会社予想)4.9倍
PBR0.52倍
配当利回り3.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月19日の305円から緩やかな上昇傾向にあり、7月9日には325円まで上昇しましたが、その後もみ合い、7月31日には324円と小幅高となりました。1ヶ月で+3.8%と堅調で、25日線(318.68円)を上回り、75日線(314.6円)や200日線(307.5円)も上回っています。52週高値(355円)にはまだ約8.7%届きませんが、52週安値(273円)からは約18.7%高い位置です。出来高は7月6日に7,400株と増加しましたが、その後は1,000〜5,000株で低調に推移しています。RSIは45.8と中立圏にあり、方向感は定まっていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは50.23倍と同業平均22.50倍を大幅に上回るが、PBRは0.46倍と同業平均3.17倍を大きく下回り、解散価値に対して割安。配当利回りは3.09%と同業平均2.73%を上回る。しかしROEは0.9%と低く、収益性が課題。直近の純利益は減少傾向で、株主還元の持続性には注意が必要。総合的にPBRの低さと配当利回りの高さが割安感を支持するが、業績の不安定さが割安の理由かもしれない。

指標この会社業種平均
PER (実績)51.1倍23.4倍
PER (予想)4.9倍
PBR0.52倍3.51倍
ROE0.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化による市場縮小が長期的な課題で、競争も激しい。2025年3月期は黒字転換したものの、収益は低水準。強気派は地域でのブランド力と黒字化を評価し、今後の生徒数増加に期待する。弱気派は少子化の進行と収益力の弱さを指摘し、持続的な成長には疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 地域ブランド力

    静岡・愛知で知名度が高く、根強い需要がある。

  • 黒字転換

    2025年3月期に営業黒字化を達成し、収益改善の兆し。

  • 低PBR

    PBR0.46倍と割安感がある。

  • 営業利益が前期比25%増の5億円通年影響

    営業利益は4億円→5億円に増加。収益改善基調が続く。

  • PBR0.46倍と純資産対比で割安継続影響

    PBRは0.46倍。解散価値を下回り、下値リスクが限定的。

  • 売上高107億円と安定推移通年影響

    売上高は前期比ほぼ横ばいの107億円。需要は底堅い。

  • 配当利回り3.09%を確保通年影響

    配当利回り3.09%。株主還元姿勢は継続。

マイナスに働く材料7
  • 少子化の影響

    少子化で市場規模が縮小し、生徒数の確保が困難。

  • 収益力の弱さ

    営業利益率は4%程度と低く、利益の伸びが限定的。

  • 競争の激化

    オンライン塾など新たな競合が出現している。

  • 最終利益が0億円とほぼゼロ通年影響

    当期純利益0億円。黒字維持がやっとで、赤字転落のリスク。

  • PER50.23倍と極端に割高継続影響

    PERは50.23倍。収益力に対して株価が著しく割高。

  • 時価総額22億円と極小規模継続影響

    時価総額22億円。流動性が乏しく、売買に注意。

  • 営業利益率4.67%と低採算通年影響

    売上高営業利益率は4.67%。高付加価値化が課題。

次の決算で確かめる点
生徒数
売上高の直接的な原動力であり、経営の最重要指標。
教室数
事業拡大の状況と固定費の増加を把握するため。
営業利益率
収益性の改善や悪化を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.03%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
3.03%
いまの株価に対して
配当性向
111.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1226.9
2018年3月120.0177.3
2021年3月2066.735.9
2022年3月6−70.0
2023年3月1066.742.6
2025年3月100.022.5
2026年3月100.0111.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ22,170人。区分でいちばん多いのは個人・その他61.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.4%を占め、残る62.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.254.452.856.759.761.6
事業法人36.534.034.034.034.034.0
金融機関9.69.17.95.53.43.3
証券会社1.11.84.72.32.10.7
外国法人1.60.60.71.40.80.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社シューエイ33.43
02秀英予備校従業員持株会4.86
03渡辺 武2.38
04渡辺 喜代子2.21
05株式会社静岡銀行1.55
06株式会社三菱UFJ銀行1.49
07植杉 泰久0.49
08渡辺 悟0.41
09鈴木 陽介0.39
10ML INTL EQUITY DERIVATIVES(常任代理人 BofA証券株式会社)0.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+103%、1株純資産は14期で−52%。直近期のROEは0.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2521,484−15.6
2014年3月−2261,290−16.3
2015年3月−485828−45.8
2016年3月−145660−19.4
2017年3月536927.89.126.9
2018年3月66820.978.3177.3
2019年3月−59599−9.2
2020年3月8066512.75.0
2021年3月226923.319.035.9
2022年3月66880.968.6
2023年3月257033.616.842.6
2024年3月−63641−9.4
2025年3月446766.76.322.5
2026年3月67090.951.3111.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額187百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡辺武代表取締役社長781,595
渡辺喜代子専務取締役 管理本部長 ITシステム部長 人事総務部長 業務本部長761,483
鈴木高宏取締役 第7事業本部長 営業支援事業本部長55100
加藤和也取締役55176
清水崇仁取締役(常勤監査等委員)58
佐竹利文取締役(監査等委員)70
村松夏夫取締役(監査等委員)77

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)716816824
社外取締役319196

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容587字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社秀英予備校)、連結子会社1社(株式会社東日本学院)及び、その他の関係会社1社(有限会社シューエイ)により構成されております。 その他の関係会社は、有価証券の保有及び運用以外の事業活動を行っておりませんので、以下は、当社及び連結子会社の事業の内容について記載いたします。 当社は、学習指導を行うことを主たる業務とし、小学1年生から高校3年生を主な対象とする小中学部と、高校1年生から高卒生を対象とする高校部、フランチャイズ開発事業等を行う営業支援事業本部を運営しております。 連結子会社は、福島県において学習塾・予備校の運営を行っております。 当社のセグメントごとの事業内容は以下のとおりであります。 セグメントの名称   主要事業内容 小中学部   小学生~高校生の学習指導・進学指導小学生~高校生対象の映像授業の配信事業各種講習会の実施 模擬テストの実施 高校入試対策問題集の制作及び書店への委託販売 小学生、中学生の公開模擬テストの作成及び他塾への販売児童対象の英語教室の実施小学生の学童保育及び幼児教育の実施 高校部   高校生、高卒生の学習指導・進学指導高校生のオンラインによる学習指導各種講習会の実施 その他の教育事業   フランチャイズ事業 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,581字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの経営の基本方針は以下のとおりであります。 ① 自習室、面談室等を備えた学習効果が最大限期待できる快適な学習環境を提供すること ② 優秀な人材を採用し、効果的な研修によって高いレベルの学習・進学指導を中心とした教育サービスを提供すること ③ 当社の校舎展開は主に地方の中規模都市である。学力上位層から中下位層までの、それぞれのニーズに対応した教育サービス、教育メソッドを提供すること ④ 録画の映像授業だけではなく、ライブのオンライン授業をビジネスとして確立すること ⑤ 小学校入学前の幼児、小学校低学年を対象とした教育サービスを提供し、低学年からの生徒の“囲い込み”を進めていくこと これらの基本方針に基づき、当社グループは積極的な採用活動を全国で行い、優秀な正社員専任教師の確保に努めております。 小中学部におきましては、十分な研修を受けた専門性の高い教師体制で運営しております。 高校部におきましては、正社員教師に加え、全国各地で年間契約のプロ講師を採用し、両者を適切に配置して運営しております。 当業界は少子化が進行し、厳しい経営環境に置かれています。こうした状況のなか、当社グループは教育サービスの質を徹底的にアップさせ、生徒・保護者のニーズに十分に応えていくことによって、生徒・保護者の満足度、当社の売上高・利益額の増加、株主への利益還元、この3点をバランスよく共に充足させることが必要だと考えております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、市場の変化に対応した教育サービスを提供することにより、1校舎あたりの生徒数を維持しつつ、全国への事業展開を目標としております。 売上高営業利益率を最重要指標と認識し、売上・利益の最大化に取り組んでおります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当業界における経営環境は、厳しい状況であります。規模の大小に関わらず、それぞれのマーケットにおいて、厳しい経営環境を跳ね返すクオリティの高い教育サービスを提供できる拠点のみが勝ち残れる時代になっていくと思われます。 クオリティの高い教育サービスを提供できるかどうかは、優秀な人材を採用し、人材が成長できる仕組・組織作り、より一層客観的な評価制度の確立、内部体制の充実にかかっていると思われます。当社におきましては、全国10道県に校舎展開をしており、全国から優秀な人材を採用できる条件が整っております。 (4) 会社の対処すべき課題 ①  小中学部 ⅰ 集団型授業 定員制の少人数、学力別クラス編成体制により、細分化された最適の教育サービスを提供すること ⅱ 講師による個別指導 定期テスト、入試に対応するために映像授業を併用し、複数教科の教育サービスを提供すること ⅲ 映像を使った個別授業 映像授業の受講には集中力の継続が不可欠。アシスタント講師の導入をクラス運営の標準とすること ⅳ 幼児教育・学童保育 多校舎展開を加速させ、低学年から生徒の“囲い込み”を行うこと ⅴ 公開実力テスト 小学生の低学年からを対象とし、早期からの生徒・保護者との関係性を強化すること ②  高校部 ⅰ 小中学部からの進級体制を一層強化し、高1生の段階から生徒を確保すること ⅱ 少人数、志望大学別、高校別クラスを拡充すること ⅲ 「総合型選抜」、「学校推薦型選抜」に対応した教育サービスの提供、拡充を図ること ③ ライブのオンライン授業 小中学部、高校部ともに、特に学力上位層を対象としたライブのオンライン授業を拡充し、 各地区のトップ高校、難関大学への合格実績を伸長させること
事業等のリスク2,055字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) 少子化と当社の今後の方針について 当社グループの属する学習塾業界は、児童・生徒の絶対数の減少という少子化の問題に直面しております。少子化の影響は、学習塾における在籍生徒数の減少という直接的なもののみにとどまらず、難関ブランド校、有名校を除いて入学試験の平易化が起こり、入塾動機の希薄化・通塾率の低下につながる可能性があります。 一方、保護者の学習塾に対する選別の意識は高まっております。当社は、従来からの正社員による質の高い授業や、塾専用の独自設計による良質な学習環境の提供に加えて、保護者や生徒の求める高いレベルのニーズに応えることを心がけております。 (2)人材の確保に関するリスク 当社グループは、高品質な教育サービスを安定・継続的に提供していくためには人材の確保が極めて重要であると考えております。そのため、計画どおりに人材を確保・育成できない場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 地域別の校舎展開について 2026年3月31日現在、当社グループの直営校舎は静岡県に72校舎、愛知県に32校舎、山梨県に2校舎、神奈川県に3校舎、岐阜県に4校舎、北海道に28校舎、三重県に15校舎、宮城県に6校舎、福岡県に15校舎、福島県に16校舎、FC校26校舎、合計219校舎を展開しております。 全国10道県に及ぶ直営校舎展開を支える組織体制の再構築、具体的には優秀な人材の採用・研修体制のより一層の充実、また管理職層の育成が不可欠であります。 (4) 校舎の開設方針について 当社グループの校舎は、従来独立校舎による新設を中心に進めてまいりましたが、より機動的な開設や統廃合を実現するため、近年は独立校舎ではない賃貸物件への新設を中心に進めております。これにより、同一地域内に従来よりも多数の校舎展開が可能となり、統廃合も早期の判断が可能になると考えております。但し、現状の展開地域の多くは本部校舎を含めて独立校舎であり、機動的な校舎の開設・統廃合の妨げとなる可能性があります。また、貸借物件については、貸主の状況によっては、敷金及び保証金が返還されない可能性があります。 (5) 固定資産の減損に関するリスク 当社グループでは、校舎の移転・新設に伴い設備投資を行っており、教室設備等の有形固定資産を有しております。そのため、当該資産への投資が将来的に回収できるかどうかを定期的に検討しております。これら校舎につき、生徒数の確保が当初の計画を下回り収益性が低下した場合、土地の市場価格が著しく下落した場合には減損損失が発生し、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 その対策として、減損の兆候ありと判断した校舎については毎月の入退学者数、在籍者数推移を把握するとともにその活動状況を確認しております。また、営業損益がマイナスとなった校舎についてもその原因分析と今後の運営方針の検討を行っております。特に、固定資産簿価が大きく影響度の高い校舎については、内部監査室による監査、ヒアリングを実施することにより状況確認を行っております。 (6) 災害等によるリスクについて 当社グループが事業活動を行うに際し、地震や台風等の大規模な自然災害、火災、疫病の発生・蔓延、コンピュータウイルス等による障害が起こった場合、校舎、事業所、設備等に損害を受け、校舎運営・事業活動に支障が生じる可能性があります。このような事態が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (7) 業績の四半期毎の変動について 当社グループの生徒数は小中学部・高校部ともに、第1四半期に比べ第2四半期以降において増加いたします。こうした状況は、7月末~8月の夏期講習、12月末~1月の冬期講習に参加した一般生がそれぞれ9月、1月に本科生として入学するからであります。したがって、第1四半期に比べ第2四半期以降の売上高の割合が大きくなる傾向があります。 一方、営業費用につきましては、主要な費用である人件費、賃借料等が毎月固定的に発生いたします。また、広告宣伝費につきましては、夏期講習の募集時期である6月及び7月、冬期講習の募集時期である11月、次年度の新入学の募集時期である1月、2月に集中的に発生いたします。 このため、第1四半期は第2四半期以降に比べ収益性が低くなる傾向があります。 (8) 情報管理について 当社グループは多数の生徒に関わる個人情報を有しております。これらの情報については、社内規程の制定、従業員への教育等、対策を徹底しておりますが、情報漏洩が全く起きない保証はありません。万が一、情報漏洩が起きた場合、社会的信用に影響を与え、その対応のための多額の費用負担が発生する恐れがあります。 なお、本項には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。
経営成績の分析 (MD&A)4,587字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度においては、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃の長期化、さらにはアメリカ・イスラエルのイランへの攻撃により、世界的な石油不足・物価高となっております。また、国内におきましても消費者物価の著しい上昇により実質賃金が減少するところとなっており、国内消費は低迷しております。 当業界におきましては、少子化が一層進行しております。対象学年の拡大、サービスの多様化、受講単価の上昇により市場規模は横ばいを保っておりますが、市場の寡占化、企業の統廃合が進んでおります。 このような情勢のもと当社グループにおきましては、 ① 自習室、面談室等も備えた学習効果が最大限期待できる快適な学習環境を提供すること ② 優秀な人材を採用し、効果的な研修によって高いレベルの学習・進学指導を中心とした教育サービスを提供すること ③ 当社の校舎展開は主に地方の中規模都市である。学力上位層から中下位層までの、それぞれのニーズに対応した教育サービス、教育メソッドを提供すること ④ 録画の映像授業だけではなく、ライブのオンライン授業をビジネスとして確立すること ⑤ 小学校入学前の幼児、小学校低学年を対象とした教育サービスを提供し、低学年からの生徒の“囲い込み”を進めていくこと を経営の柱として取り組んでまいりました。 当連結会計年度の売上高におきましては、小中学部では「全国公開実力テスト」をテコとした小学生低学年からの“囲い込み”を継続的に取り組み、高校部では多様なニーズを満たす教育サービスを提供してまいりました。その結果、前期末にて校舎の適正配置を図るため11校舎を閉鎖したものの、全体の売上は前年を上回るところとなりました。 営業費用におきましては、「全国公開実力テスト」の受験者数増加による成績処理手数料の増加、校舎設備の大型修繕、空調機入替等による保守修繕費用の増加があったものの、アルバイト講師の活用を推進したことによる労務費の削減、校舎移転・閉鎖に伴う地代家賃の減少及び発注数見直し・教材作成の内製化による教材費の削減により全体として減少するところとなりました。以上の結果、当連結会計年度の売上高営業利益率は4.2%(対前年同期比0.6%増)となりました。 営業外損益におきましては、大きな変動はありません。 特別損益におきましては、校舎の適正配置を図るためのスクラップ&ビルドを推進したことによる費用が多額に生じております。当連結会計年度におきましては、北海道、山梨県、宮城県の3つの拠点校について、賃貸借契約満了の機会を捉えて、賃借料負担を軽減しながら現校舎近辺の好立地な物件に移転の意思決定を行いました。これに伴い、現校舎における退去から契約満了までの非営業期間における賃借料を校舎移転・閉鎖損失引当金繰入額として計上しております。 その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は10,715百万円(対前年同期比0.2%増)、営業利益は453百万円(対前年同期比17.3%増)、経常利益は461百万円(対前年同期比15.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は43百万円(対前年同期比85.5%減)となりました。 セグメントの業績を示すと次のとおりであります。 (小中学部) 小中学部におきましては、「全国公開実力テスト」の受験を通して小学生低学年からの入学を進めてまいりました。また、学童保育の展開も低学年からの生徒募集に寄与しております。結果として、小中学生の生徒数は前年を上回るところとなっており、年間を通して実施している小4から中3生対象の模擬テストを今期から6月の1回分を減らしましたが、売上は前年並みを維持しております。また、ライブのオンライン授業も順調に生徒数、売上高が増加しております。営業費用につきましては、「全国公開実力テスト」の受験者数増加による問題作成費、成績処理手数料の増加があるものの、校舎移転・閉鎖に伴う地代家賃・水道光熱費の減少、労務費の削減及び教材作成費用の削減により、全体として前年を下回るところとなっております。 その結果、小中学部の売上高は9,349百万円(対前年同期比0.0%減)、セグメント利益は1,107百万円(対前年同期比6.0%増)となりました。 (高校部) 高校部におきましては、正社員教師による集団の学力別授業、高校別クラスの授業を提供してまいりました。また、難関大学の学生講師による質問対応を兼ねた自習室「ASSIST」、正社員教師による高単価の「1:1個別指導」も提供し、多様なニーズに対応してまいりました。結果として、通常授業、各種講習会の顧客単価が高単価で推移できました。営業費用につきましては、校舎移転に伴う地代家賃・水道光熱費の減少により前年を下回るところとなっております。 その結果、高校部の売上高は1,322百万円(対前年同期比2.0%増)、セグメント利益は120百万円(対前年同期比45.6%増)となりました。 (その他の教育事業) その他の教育事業におきましては、FC部門の総生徒数が第3四半期まで前年を下回っていたことを要因として、売上高は前年を下回るところとなっております。 その結果、その他の教育事業の売上高は43百万円(対前年同期比6.2%減)、セグメント利益は25百万円(対前年同期比13.2%減)となりました。 (生産、受注及び販売の状況) ① 生産及び受注の実績 当社グループは、生徒に対しての授業を行うことを主たる業務としておりますので、生産、受注の実績は、該当事項はありません。 ② 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)(千円)   前年同期比増減(%) 小中学部   9,349,605   △0.0 高校部   1,322,056   2.0 その他の教育事業   43,493   △6.2 合計   10,715,155   0.2 (注)  セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)財政状態 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて162百万円増加し、2,022百万円となりました。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて110百万円増加し、7,672百万円となりました。これは主として、校舎移転に伴う敷金回収及び建設協力金回収による「敷金及び保証金」の減少があったものの、前払年金費用の増加に伴い「退職給付に係る資産」が増加したためであります。 この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて271百万円増加し、9,698百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて27百万円増加し、1,813百万円となりました。これは主として、「短期借入金」の減少があったものの、拠点校舎のより好立地な物件への移転を決定したことにより「校舎移転・閉鎖損失引当金」が増加したためであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて22百万円増加し、3,126百万円となりました。これは主として、「長期借入金」等、有利子負債の減少があるものの、上記理由により1年超の「校舎移転・閉鎖損失引当金」の発生があったためであります。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて49百万円増加し、4,940百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて221百万円増加し、4,758百万円となりました。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の48.1%から49.1%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ211百万円増加し、1,463百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは658百万円の収入(前年同期471百万円の収入)となりました。税金等調整前当期純利益は減少していますが、北海道、山梨県、宮城県の拠点校3校舎の移転による校舎移転・閉鎖損失引当金繰入額の計上を主な要因として増加しております。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは204百万円の支出(前年同期674百万円の支出)となりました。これは主として、空調機入替に伴う固定資産の取得による支出が発生したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは242百万円の支出(前年同期346百万円の収入)となりました。これは主として、短期借入金、長期借入金の返済および配当金の支払いが発生したためであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループでは、小中学部において新しい差別化戦略を現場で徹底するとともに、高校部において新しい差別化戦略を確立することを目指しております。これを実現するために、ノウハウ等の獲得やオンライン環境の整備を目的とした投資を行っております。また、利益増加のため、重点エリアへの人材の選択と集中については引き続き検討するとともに、契約期間を経過した校舎の移転及び閉鎖を決定した場合には、一定の資金が必要となる場合があります。これらの資金につきましては、主として営業活動によるキャッシュ・フローである自己資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入を実施することを基本方針としております。 一方、運転資金におきましては、毎月の授業料及び講習費用の入金による収入で賄っておりますが、年間を通して生徒数が少なく収益性の低い第1四半期は資金不足となるため、金融機関と当座貸越契約を締結しており、必要に応じて借入を実施しております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表]の[注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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