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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジャパンM&Aソリューション

9236 · Growth · サービス業

日本の中堅・中小企業の事業承継を中心にM&Aを支援する専門家集団。相談から成約までを一貫して担う。「相談されたら断らない」方針を持つ。

概要

ジャパンM&Aソリューションは、2019年11月に設立されたM&Aアドバイザリー専門企業である。2023年10月に東京証券取引所グロース市場に上場した。従業員数は41名(2025年10月期)。経営方針として「相談されたら断らない」を掲げ、後継者不足に悩む中小企業を中心に、M&Aを通じた事業承継を支援する。単一セグメントで事業を展開し、2025年10月期の売上高は654,208千円である。

単一事業のM&Aアドバイザリーと経営方針

当社はM&Aアドバイザリー事業の単一セグメントで構成される。2024年10月に経営方針を改定し、ミッションを「安心して相談できるM&A会社であり続ける」、ビジョンを「日本で一番支持されるM&A会社を目指す」、バリューを「相談されたら断らない」「リーズナブルな手数料」と定めた。アドバイザリー契約は着手金を取らず月額報酬とし、成約時に成約報酬を得る仕組みである。これにより依頼者の負担を軽減し、安定した収益基盤を構築している。

提携先ネットワークを核とする案件獲得

当社は金融機関(地方銀行・証券会社・信用金庫)、士業(税理士・会計事務所等)、事業会社等との提携を重視する。2025年10月期の累計提携先は637件に達し、前期比16%増加した。特に金融機関からの紹介が多く、2025年10月期の新規アドバイザリー契約463件のうち226件が金融機関経由である。提携先向けのセミナーや進捗報告を定期的に実施し、関係を深耕することで安定的な案件獲得を実現している。

成約組数は増加も収益性に課題

2025年10月期の成約組数は69組(前期57組)と増加したが、売上単価の低い小型案件の比率が高まった。売上高は654,208千円(前期比8.6%増)である一方、営業損失は56,652千円、当期純損失は85,055千円となった。人材関連コストの増加が主因である。報酬体系は月額報酬と成約報酬から成り、提携先へは紹介手数料を支払う。今後は高付加価値案件の創出と収益力改善を目指す。

上場後も続く拡大投資と財務基盤

売上高は設立初年度の2020年10月期の1億円から2025年10月期には6.5億円へ成長した。2023年10月の上場時に資金調達を行い、その後も自己株式取得や新株予約権行使による資本変動があった。2025年10月期末の総資産は668,190千円、負債合計83,961千円、純資産584,229千円である。営業活動によるキャッシュ・フローは7,837千円のプラスに転じたが、投資・財務活動により現金は減少した。

業界の中での役割はM&A仲介・FAサービスの提供会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-14.3%
純利益
-1億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01全産業(事業承継・M&A希望企業)主力

後継者不在など経営課題を抱える企業に対し、譲渡から成約まで一貫したM&Aアドバイザリーを提供。金融機関や士業など提携先から案件を紹介され、譲受企業の探索から条件交渉、契約締結まで支援する。収益は成約報酬と月額報酬で構成され、安定収益を確保する。

主な製品・サービス2
仲介形式
譲渡希望企業と譲受希望企業の中間に立ち、中立な立場で交渉を仲介する。売上の大部分を占める。
FA形式
譲渡企業または譲受企業の一方と契約し、その企業のM&Aを専門的に支援する。

製品と技術

仲介形式を中心とするM&Aアドバイザリーの流れ

当社のサービスは主に仲介形式で提供される。その流れは10段階に分かれる。①提携先からの紹介やウェブサイト経由でM&Aニーズを発掘。②秘密保持契約の下で依頼者の事業を分析。③アドバイザリー契約を締結し、月額報酬が発生。④譲受希望企業をプラットフォームや提携先ネットワークから探索。⑤買収意欲のある企業と個別相談。⑥秘密保持契約のもと企業概要書を提供。⑦仲介業務契約を締結。⑧トップ面談を通じ相互理解。⑨基本合意後、デューデリジェンスを実施。⑩最終契約書を作成しクロージング。一連のプロセスを通じて、依頼者にとって最善の譲受企業を見つけることを目指す。

「相談されたら断らない」方針と独自の報酬体系

当社は業界に先駆けて「相談されたら断らない」方針を掲げ、会社規模や収益性にかかわらず相談を受け付ける。通常、M&A仲介では着手金を徴収するケースが多いが、当社は着手金を取らず月額報酬を採用。月額報酬により依頼者の金銭的負担を軽減し、同時に当社に対する進捗圧力として機能させる。成約時には譲渡企業と譲受企業の双方から成約報酬を受領する。提携先には案件紹介の対価として紹介手数料を支払う。この報酬体系は、小規模案件でも顧客が利用しやすいように設計されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

M&A仲介で新興、小規模特化

M&A仲介サービス業界において、同事業は売上高6〜8億円と小規模ながら、近年上場したジンジブ、イシン、JSH、ダイブ、マテリアルグループと同水準であり、新興プレイヤーの一角を占める。しかし2024年10月期は営業利益率0%と収益性が低く、2025年10月期は赤字転落の見通し。業界内での競争激化や取引案件の低迷が背景と推測され、他社との差別化が急務である。

強み

  • 組織が小さく、顧客ニーズに合わせた柔軟なM&A仲介が可能。
  • 新興市場への上場により、企業としての信用度が向上。
  • M&A仲介に特化し、ノウハウの蓄積が進んでいる。
  • 同規模の新興仲介会社とのネットワーク構築が可能。

課題

  • 営業利益率0%と利益が出ておらず、コスト構造の見直しが必要。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化要素が不足。
  • 売上高が減少傾向にあり、事業拡大の目途が立っていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がジャパンM&Aソリューション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
19236ジャパンM&Aソリューション22億円41.1倍
22479ジェイテック22億円13.9倍
34720城南進学研究社22億円401.6倍
47073ジェイック22億円17.3倍
54657環境管理センター22億円18.4倍
67372デコルテ・ホールディングス22億円7.4倍
74678秀英予備校22億円51.1倍
89258CS-C21億円
96177AppBank21億円
109253スローガン21億円10.2倍
117077ALiNKインターネット21億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 5件

2019年11月の創業と事業開始

ジャパンM&Aソリューションは2019年11月に資本金430万円で設立され、M&Aアドバイザリー事業を開始した。創業当初から「相談されたら断らない」方針を掲げ、中小企業の事業承継支援に特化した。設立時の従業員は少数だったが、後継者不足という社会課題を背景に、早期からの案件獲得を目指した。

2020年4月の宅地建物取引業免許取得

M&Aに伴う不動産取引に対応するため、2020年4月に東京都知事より宅地建物取引業の免許(東京都知事(1)第104739号)を取得した。これにより、事業譲渡に伴う不動産評価や物件の仲介が可能となり、サービスの幅が広がった。この免許取得は、取引の円滑化と顧客満足度向上に寄与した。

事業拡大に伴う2度の本社移転

事業の成長に伴い人員が増加し、2020年11月に東京都千代田区平河町へ本社を移転した。さらに2022年10月には同区麹町へ再移転し、執務スペースを拡充した。この間、売上高は2020年10月期の1億円から2022年10月期には4億円へ拡大。移転は従業員の増加と業務効率の向上を支える基盤となった。

2023年10月の東証グロース市場上場

2023年10月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達と認知度向上を実現し、提携先の拡大や人材採用を加速させた。上場後も「相談されたら断らない」方針を継承し、2025年10月期には累計提携先637件、アドバイザリー契約463件を達成。しかし収益面では上場費用や人件費増により損失を計上している。

年表5件を開く

2010年代

  • 2019年11月創業ジャパンM&Aソリューション株式会社(資本金430万円)を設立 し、M&Aアドバイザリー事業を開始

2020年代

  • 2020年4月M&Aの不動産取引に係る サービスの拡充を図るため東京都知事より宅地建物取引業の免許を取得(免許番号:東京都知事(1)第104739号)
  • 2020年11月事業拡大に伴う人員増加のため、東京都千代田区平河町に本社移転
  • 2022年10月事業拡大に伴う人員増加のため、東京都千代田区麹町に本社移転
  • 2023年10月上場東京証券取引所グロース市場へ株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    安心して相談できるM&A会社であり続ける

    後継者不在や事業の先行きに不安を感じる全ての人が安心して相談できるよう、リーズナブルな手数料体系、業界ガイドラインの遵守、アドバイザーの質向上を目指す。

  2. 02

    日本で一番支持されるM&A会社を目指す

    相談受付から成約までの迅速な行動、成約率向上により、依頼者・提携者から満足を得られるM&Aアドバイザリーサービスを提供する。

  3. 03

    リーズナブルな手数料で中小企業のM&Aを促進

    規模や収益性で案件を断らず、リーズナブルな手数料を掲げ、M&Aを必要とする全ての事業者が依頼しやすい環境を整える。

  4. 04

    提携先との関係強化と新規開拓

    金融機関等の提携先との信頼関係を構築し、譲渡希望企業の安定的な紹介を受ける体制を維持・拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で41人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は696万円で、2期前と比べて+11.1%平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は2.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年10月62735.31.629
2024年10月72239.11.5390
2025年10月69635.92.141−244

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区39百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は7億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+16.7%。

売上高
+16.7%
7億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-14.3%
前期比 -14.3%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高10億円7億円
営業利益2億円-1億円
純利益1億円-1億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2026年2Qで、売上は5億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q100.00
2024年2Q200.00
2024年4Q300.00
2025年2Q400.00
2025年4Q3−1−33.3−1
2026年2Q5120.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年10月期からの6期で、売上は1億円から7億円へ7.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-14.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年10月100
2021年10月300
2022年10月410
東京証券取引所グロース市場へ株式を上場
2023年10月821
2024年10月6000.00
2025年10月7−1−1−14.3−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高7億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.4%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%2億円
  • その他の費用持分法損益などの調整14.3%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-14.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
28.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比21.8pt
-14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比19.3pt
-14.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比25.2pt
-13.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-14.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-70.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年10月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は6億円で、売上の10.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年10月10012
2022年10月0−1−12
2023年10月20227
2024年10月−101−16
2025年10月00006

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年10月期の総資産は7億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は84.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年10月22081.6
2021年10月32172.8
2022年10月33079.3
2023年10月86279.5
2024年10月87190.8
2025年10月76184.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中26位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中518位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-13.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-14.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,420で、1年前と比べて+8.4%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥1,420+0.0%1ヶ月+22.6%1年+8.4%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥934高値¥1,444

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)41.1倍
PER (会社予想)14.7倍
PBR3.02倍
配当利回り0.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

6月から7月前半は1000円前後で推移していたが、7月21日以降上昇に転じ、8月3日には1262円まで上昇。しかし8月4日には1158円と-8.24%の下落。25日線(1070.12円)を上回っており、上昇トレンドは継続中。RSIは64.88とやや過熱気味。52週高値1442円には依然届かないが、52週安値934円からは24%上昇。出来高は8月4日に8000株と増加したが、全体的に低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

予想PERは10.9倍で業界平均22.4倍を大きく下回り割安感が強い。PBRは2.24倍と業界平均3.12倍を下回るが、ROEが-13.4%と赤字で収益力に懸念。配当はなく、減収基調もリスク。割安だが業績悪化に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)41.1倍23.4倍
PER (予想)14.7倍
PBR3.02倍3.51倍
ROE-13.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期の赤字転落が一時的なのか構造的なのかが最大の争点。強気派はM&A需要の高まりと案件パイプライン回復を期待するが、弱気派は競争激化と収益変動リスクを指摘する。PER30倍台と割高感もある。

プラスに働く材料7
  • M&A需要の拡大

    中小企業の事業承継ニーズは高く、長期トレンドは追い風。

  • 案件パイプライン回復

    直近の赤字は一時的要因で、今後大型案件の成約が期待される。

  • 少額投資でリスク限定

    時価総額16億円と小型株で、成長時のリターンは大きい。

  • M&A仲介需要回復で営業黒字転換2026年上期影響

    FY2025は営業損失1億円だが、FY2026想定PER10.9倍は利益回復織り込み。営業利益2億円超なら株価倍増余地。

  • 低PERとPBR2.2倍が割安感継続影響

    予想PER10.9倍はサービス業平均20倍を下回る。PBR2.2倍は実質純資産価値を下回る水準ではないが、成長期待で割安。

  • M&A業界の追い風(中小企業の後継者問題)継続影響

    国内M&A件数は年10%増加傾向。同社の仲介案件増加で売上回復期待。FY2023売上8億→FY2024売上6億だが底打ち。

  • 自己株式取得や配当再開の可能性2026年株主総会影響

    無配継続だが、黒字化後に株主還元検討余地。時価総額16億円、自己株式取得で需給改善も。

マイナスに働く材料7
  • 収益変動リスク大

    案件ベースの報酬モデルは四半期ごとの振れ幅が大きい。

  • 競争激化

    同業多数で手数料率の低下懸念。差別化が難しい。

  • 赤字転落の兆候

    2025年10月期は営業赤字見込み。コスト管理に課題。

  • 赤字継続で債務超過リスクFY2026影響

    FY2025は純損失1億円、営業損失1億円。自己資本は5億円程度(PBR2.2倍から逆算)、赤字継続で債務超過懸念。

  • M&A市場の減速不定影響

    景気後退でM&A仲介手数料減少。同社の売上はFY2024に6億円と前年比25%減。顧客企業のM&A延期リスク。

  • 人材流出による営業力低下継続影響

    小規模組織、競合他社への人材流出で案件獲得力低下。営業利益率がマイナスであることから固定費過多の可能性。

  • 流動性リスクによる株価下落継続影響

    時価総額16億円と小型株。浮動株少なく、売り圧力で大きく下落するリスク。過去1年で17%下落。

次の決算で確かめる点
受注件数
将来の収益を占う先行指標。
成約単価
案件の質と収益性を示す。

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ1,078人。区分でいちばん多いのは個人・その他80.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.5%を占め、残る86.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他58.071.080.4
事業法人14.516.813.3
証券会社12.46.84.4
自己株式2.7
外国法人13.04.51.6
金融機関2.10.80.1
外国人個人0.00.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三橋 透36.86
02UH Partners2 投資事業有限責任組合7.67
03株式会社ディア・ライフ7.64
04光通信KK投資事業有限責任組合6.48
05中島 秀浩3.21
06株式会社玄武1.71
07楽天証券株式会社共有口1.34
08大山 亨1.32
09株式会社SBI証券1.24
10UH Partners3 投資事業有限責任組合1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-29
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    19.87%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+99%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは-13.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2020年10月−4,559260,333−1.7
2021年10月2717317.8
2022年10月3621018.9
2023年10月10443429.5
2024年10月−8465−1.8
2025年10月−57384−13.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/10期の役員報酬は総額55百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三橋透代表取締役社長62560,000
今﨑恭生取締役(社外)753,000
大山亨取締役(監査等委員)5920,000
阿部慎史取締役(監査等委員)47
酒井奈緒取締役(監査等委員)44
亀田雅博取締役(社外)64

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)23443719
社外取締役5162184

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,127字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1)事業の概要 当社は、日本における経営者の後継者不足の解決や中長期的な事業発展のためにM&A(※1)を実施したいすべての企業に対してM&Aアドバイザリーサービス(※1)を提供しています。 なお、当社はM&Aアドバイザリー事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの情報は記載しておりません。 当社は後継者不在・事業の先行きに不安を感じている方等、全ての方が安心して相談ができるよう、手数料体系・業界でのガイドライン遵守・相談を受けるアドバイザーの質の向上を目指し、経営方針を「安心して相談できるM&A会社であり続ける」としております。また設立以来の方針として、会社規模や利益にとらわれず、1組でも多くのM&A案件を成約させることを目的に「相談されたら断らない」という方針(※2)も掲げております。 当社は1社でも多くのM&Aアドバイザリーサービスを提供するため、金融機関や税理士・会計事務所等(以下「提携先」という)からアドバイザリー契約(※1)の契約者(以下、「ご依頼者」という)の紹介を受けることを目的に提携関係を構築しております。M&Aアドバイザリーサービスの提供において、単に譲渡希望企業と譲受希望企業を取次ぐのではなく、ご依頼者の意向として、譲渡後に存続していくためのシナジー効果を生めるか、事業の商流にどのような影響がでるか、親族内承継はできないのか、従業員の雇用は維持されるか等の相談を受け検討を行っていきます。 一般的にM&A仲介事業では譲渡企業との取引は1度で終了するため、将来的に継続した取引が期待できる譲受希望企業の意向を中心に条件交渉が進んでいく傾向があります。しかし当社では、ご依頼者にとって最善の譲受希望企業を見つけるために、ご依頼者に合わせた譲受企業を、その特性や地域に合わせ探索を行っていきます。譲受企業を探すのは当社のみでは限界があるため、インターネット上で譲渡希望企業と譲受希望企業の売買する場を提供するM&Aプラットフォームの活用や、提携先から譲受希望企業の紹介を受けながら、幅広く効率的に譲受希望企業を探索しております。ご依頼から譲渡実行までを速やかに実施するために、譲渡日までのスケジューリングをご依頼者と共有し、課題を解決しながらM&Aアドバイザリーサービスの提供を行っております。 M&Aアドバイザリーサービスの報酬体系は、譲渡希望企業と譲受希望企業の間で譲渡成立時に受領する成約報酬(※1)とアドバイザリー契約に基づき譲渡希望企業から受領する月額報酬から構成されております。一般的には、アドバイザリー契約締結時に着手金を受領することが多いと考えておりますが、アドバイザリー契約締結時に着手金を受領する場合、ご依頼者の金銭的負担が大きいことから、当社では月額報酬として受領することとしております。月額報酬を受領するアドバイザリー契約件数を増やすことで安定した収益基盤を構築し、ご依頼者は毎月の成果を要求するとともに、当社は成果を出すため、案件にしっかり取組む報酬体系となります。 (2)M&Aアドバイザリーサービスの流れ 当社のM&Aアドバイザリー事業は仲介形式(※1)とFA形式(※1)のいずれかで行われますが、当社では仲介形式が売上の大部分を占めております。仲介形式の業務の流れは下記のとおりです。 ① M&Aニーズの発掘 M&Aの案件を継続的に獲得していくことが当社ビジネスを継続的に拡大していく上で非常に重要となります。案件を継続的に獲得していくためには、提携先の開拓及び深耕を深めていくことが必要となります。提携を進めることにより、安定的かつ継続的にご依頼者の紹介及び新規アドバイザリー契約の獲得ができるようになります。 当社は複数の提携先を有しており、提携先から譲渡希望企業・譲受希望企業の紹介を受けて、ご依頼者の発掘を行います。一般的に、数か月間以上の多くの時間と労力をかけてM&Aニーズの発掘を行うのに対して、当社は提携先から効率的かつ安定的にM&Aニーズを有するご依頼者の紹介を受けております。そのため、当社は案件の獲得までは、それぞれの提携先のニーズに合わせ、事業承継の端緒を掴むためのセミナーや事業承継事例等を紹介するセミナーを実施し、提携先との関係の深耕に向けた活動を行っております。 また、案件を獲得した後は、提携先に定期的に案件の進捗報告を行うことによって、提携先との良好な関係構築を図っております。 その他、提携先の獲得を日々行い、常に譲渡希望企業のニーズをつかめるように提携先のネットワークの拡大に向けた活動を行っております。提携先との良好な関係を保つためにも「相談されたら断らない」方針で提携先とご依頼者と当社で円満な案件成約ができるよう尽力しております。 提出時点において、当社との紹介業務提携契約の締結状況は以下のとおりです。 (件) 累計提携先   2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 金融機関(地方銀行・証券会社・信用金庫)   41   53   64   90   119 士業等   137   152   164   178   294 事業会社等   168   196   239   281   224 累計   346   401   467   549   637 ※2025年10月期より、提携先の区分の定義の見直しを実施 ・グループ企業内に税理士といった専門事務所がある場合は、「士業」に分類 ・地方銀行内のグループ企業でM&Aを業としているコンサルティング事業会社は、「地銀」に分類 ・24/10期以前はこれまでの定義に則った内容で表記 ② 個別譲渡相談 当社はご依頼者と秘密保持契約を締結し、ご依頼者のニーズをヒアリングし、入手した譲渡希望企業(事業譲渡の場合を含む)の情報からビジネスモデルを分析していきます。希望条件に応じた譲渡を実現するためのM&Aスキームやストラクチャ等のプランを提案するとともに、事前に課題や論点を整理し、M&Aのクロージング (※1) (譲渡の実行、対価の支払等)の見通しをつけていきます。 ③ アドバイザリー契約の締結 ご依頼者から当社の提案するM&Aプランに合意いただいた段階で当社とアドバイザリー業務委託契約の締結を行います。アドバイザリー業務委託契約締結後、当社は提案したM&Aプランを速やかに実行していきます。譲受希望企業への提案のため、譲渡希望企業の事業内容、事業特性、財務内容、譲渡条件等を取り纏めた企業概要書(※1)等のM&A検討用資料を作成します。 提出時点において、アドバイザリー契約の締結に至った案件獲得経路は以下のとおりです。 (件) 新規アドバイザリー契約   2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 金融機関(地方銀行・証券会社・信用金庫)   49   132   152   196   226 士業等   20   11   10   19   26 事業会社等   57   101   70   99   146 直案件※   23   23   53   46   65 累計   149   267   285   360   463 ※提携先を経由せずに、HP等から問い合わせを受け契約に至ったもの。 ④ 譲受希望企業の探索 ご依頼者の希望条件・事業内容をもとに譲受希望企業を選定していきます。当社内での探索手法としては譲渡希望企業の属する業界内での検討、ビジネスの商流での検討、その他シナジーの生まれそうな企業の検討等、様々な観点から譲受希望企業の選定を行います。 また、当社は譲受希望企業の探索方法として、幅広く探索するためのM&Aプラットフォームの活用や提携先から譲受希望企業の紹介を受けながら、幅広く買収先候補の探索を行います。ご依頼者が希望する条件及び企業価値の最大化が見込まれる譲受希望企業を選定するため、当社は匿名情報の範囲で譲受企業へM&Aの関心の有無を打診します。 ⑤ 個別買収相談 譲受企業を速やかにみつけられるよう、買収意欲のある企業との買収ニーズの蓄積を継続的に行っております。仲介業務を実施する場合においては、事前に買収意欲のある企業の相談を受け、希望とする業種・規模等を把握しておくことで、スピーディーに譲渡希望企業への紹介へつなげることができます。 ⑥ 譲渡案件情報の提供 譲受希望企業が譲渡希望企業の詳細情報の開示を希望する場合、当社は譲受希望企業と秘密保持契約(※1)を締結し、企業概要書を提出します。譲受希望企業は、M&A検討用資料を精査したうえで、本格的な買収検討に進む場合には、当社は譲受希望企業に対して、譲渡希望企業の詳細な情報資料を提供し、当社の支援・調整のもと、譲渡希望企業の買収を検討するうえで必要なQ&Aを実施します。加えて、譲渡希望企業の事業所や工場の視察、ご依頼者との面談実施等を通じて、譲渡希望企業への理解を深めてもらい、譲受の是非及びその基本条件等を検討していただきます。 ⑦ 仲介業務契約 ご依頼者が譲受希望企業に対して興味を持った場合、ご依頼者の合意を得て、当社は譲受希望企業と仲介業務契約を締結いたします。 ⑧ トップ面談(※1)・条件調整 譲受希望企業が買収に係る初期的な意思決定に至った場合、当社支援のもと、買収条件等を記載した「意向表明書(※1)」を作成いただき、ご依頼者に対して提示します。ご依頼者は、譲受希望企業からの「意向表明書」を受領し、その受け容れの可否を検討します。複数の譲受希望企業から「意向表明書」が提出された場合は、受け容れの可否を検討するとともに、独占的に交渉を進める譲受希望企業を1社に絞り込みます。 独占的に交渉を進める1社が選定されれば、「意向表明書」に記載された条件をもとに、基本的な譲渡条件について、当社とご依頼者との間で調整を行います。ご依頼者と譲受希望企業双方の経営者(トップ)が面談を実施し、経営者の価値観や経営理念等、書類では確認できない部分に関して、相互理解を深めるために実施いたします。 ⑨ 基本合意契約(※1)・デューデリジェンス(※1) 基本的な譲渡条件がまとまった段階でご依頼者と譲受希望企業との間で基本合意契約を締結します。その後、譲受希望企業が譲渡希望企業に対してデューデリジェンスを実施し、譲渡希望企業のビジネスリスク、法務リスク、財務リスク等を調査し、その調査結果を踏まえて、ご依頼者と譲受希望企業で最終的な条件交渉を行います。 当社では譲受希望企業がスムーズなデューデリジェンスを実施できるよう環境の整備をするとともに、客観的、合理的見地から、最終的な条件調整を支援いたします。また、必要に応じてスキーム提案を行うなどして、双方の要望を満たす枠組みを提供し、M&Aが円滑に実現できるよう、アドバイザリーサービスを提供します。 ⑩ 譲渡契約・取引実行 最終的な譲渡条件が決定した段階で、当社が最終契約書(譲渡スキームが株式譲渡であれば株式譲渡契約書)及び付随して必要となる各種の関連ドキュメントの作成を行います。また、並行して利害関係者との調整や、譲渡後の新経営体制の発足に必要となる各種の準備等、経営権の移転に伴い必要となる様々な課題について、その抽出と対応を当社が支援します。 最終契約書の内容が確定しましたら、ご依頼者と譲受希望企業との間でこれを締結します。最終契約書に規定される各種のクロージング・コンディション(実行の前提条件)の整備を支援し、これらが整えば、クロージング(譲渡の実行、対価の支払等)が行われ、M&Aにかかる一連の取引が完了します。これらの業務の完了に伴い、ご依頼者と譲受企業の双方より成約報酬を受領いたします。 なお、当社は公的機関である事業承継・引継ぎ支援センター(※1)や提携先等からの紹介を通じてアドバイザリーサービスの契約を締結しており、当社が成約報酬を受領することとなった場合には、当社は提携先に対し、原則として紹介手数料(※1)をお支払いしております。 提出時点において、アドバイザリー契約後に成約に至った案件の状況は以下のとおりです。 (組) 成約組数   2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 金融機関(地方銀行・証券会社・信用金庫)   10   25   48   34   45 士業等   2   7   4   4   4 事業会社等   12   15   14   12   14 直案件   7   12   9   7   6 累計   31   59   75   57   69 〔事業系統図〕 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 (※1)(用語の解説) 本書記載内容に対する理解を容易にするため、また、正しく理解していただくために、本書で使用する用語の解説を以下に記載しております。 用語   解説 M&A   「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略称であるが、我が国では、広く、会社法の定める組織再編(合併や会社分割)に加え、株式譲渡や事業譲渡を含む、各種手法による事業の引継ぎ(譲り渡し・譲り受け)をいう。 M&Aアドバイザリーサービス   ご依頼者の相談に乗って適切なM&Aの提案をし、譲受企業を探したり、提携条件等に関する必要なアドバイスや契約書類の起案を行い、ご依頼者のM&Aを支援することをいう。 アドバイザリー契約   M&A仲介会社と譲渡希望企業との間でM&Aに関するアドバイスや手続きの支援を実施することを目的として締結する契約。一般的には専任契約であり、アドバイザリー契約書において、業務範囲、秘密保持、報酬、免責等に関する事項が記載される。 成約報酬   M&Aがクロージングした際に、アドバイザリー契約に基づき当社へ支払う報酬。 仲介形式   譲渡希望企業と譲受希望企業に対し、中立的な立場で交渉の仲介・助言を行いM&Aのサポートを行うこと。 FA形式   FA(ファイナンシャル・アドバイザー)形式は譲渡企業もしくは譲受企業のどちらかと個別に契約を結び、一方のみのM&Aのサポートを行います。 クロージング   M&Aにおける最終契約の決済のことをいい、株式譲渡、事業譲渡等に係る最終契約を締結した後、株式・財産の譲渡や譲渡代金(譲渡対価)の支払いを行う工程をいう。 企業概要書   譲渡側が、秘密保持契約を締結した後に、譲受側に対して提示する、譲り渡し側についての具体的な情報(実名や事業・財務に関する一般的な情報)が記載された資料をいう。IM(インフォメーション・メモランダム)ともいう。 秘密保持契約   秘密保持契約とは、秘密保持を確約する趣旨で締結する契約をいう。具体的には、譲受企業が、匿名情報を参照して譲渡企業に関心を抱いた場合に、より詳細な情報を入手するために譲受企業との間で締結するケースや、譲渡企業や譲受企業が仲介者・FAとの間で締結するケースがある。 意向表明書   意向表明書とは、譲渡企業が譲受企業を選定する入札手続を行う場合等に、譲受企業が譲受の際の希望条件等を表明するために提出する書面をいう。企業概要書に記載された情報等を踏まえて暫定的な希望条件等を記載し、譲受を希望する意向を明確に表明する書面。 用語   解説 トップ面談   譲渡先企業と譲受企業双方の経営者(トップ)が面談を実施すること。経営者の価値観や経営理念等、書類では確認できない部分に関して、相互理解を深める目的で実施される。 基本合意契約   基本合意契約とは、譲渡企業が、特定の譲受企業に絞ってM&Aに関する交渉を行うことを決定した場合に、その時点における譲渡企業・譲受企業の了解事項を確認する目的で記載した書面をいう。 デューデリジェンス   対象企業である譲渡企業における各種のリスク等を精査するため、主に譲受希望企業が士業等専門家に依頼して実施する調査をいう(「DD」と略することが多い。)。調査項目は、M&Aの規模や実施希望者の意向等により異なるが、一般的に、資産・負債等に関する財務調査(財務DD)や株式・契約内容等に関する法務調査(法務DD)等から構成される。その他にも、ビジネスモデル等に関するビジネス(事業)DD、税務DD(財務DD等に一部含まれることがある。)、人事労務DD(法務DD等に一部含まれることがある。)、知的財産(知財)DD、環境DD、不動産DD、ITDDといった多様なDDが存在する。 事業承継・引継ぎ支援センター   親族内への承継や、第三者への引継ぎ、中小企業の事業承継に関する相談に対応する国が設置した公的相談窓口。 紹介手数料   情報提供の対価として、提携先から紹介を受けたご依頼者の企業がクロージングに至った場合に提携先に支払う報酬。 (※2)ご契約にあたって、企業規模や財務内容以外で一定の審査を設けており、審査の判断によってはご契約ができない可能性があります。
経営方針・対処すべき課題6,390字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、2024年10月に新たな経営方針とし「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の制定を行いました。 当社は、創業以来「相談されたら断らない」というコーポレートメッセージを経営方針に掲げ、事業を展開してまいりました。1社でも多くの中小企業に対し、M&Aサービスを届けるべく全社一丸で取り組んでおります。当社を取り巻く環境として、中小企業庁の「中小M&A推進計画」に基づくM&A支援機関の登録制度の創設、官民が連携した自主規制団体である「一般社団法人M&A仲介協会」の創設等、M&A業界は進化を求められております。そのような中、持続的・長期的に成長し続ける上で、当社が社会に存在する意義を見つめ直し、企業活動における役職員の道しるべとすべく、経営方針を改定することといたしました。 新たな経営方針の体系のもとで、全社一丸となって社会への貢献を続け、今後の持続的成長を確たるものにしてまいります。なお、これまでの「相談されたら断らない」経営方針は「バリュー」を構成する要素として位置づけ継承しております。 ①ミッション 「安心して相談できるM&A会社であり続ける」とし、後継者不在・事業の先行きに不安を感じている方等、全ての方が安心して相談ができるよう、手数料体系・業界でのガイドライン遵守・相談を受けるアドバイザーの質の向上を目指してまいります。 ②ビジョン 「日本で一番支持されるM&A会社を目指す」とし、相談を受けるM&Aアドバイザーの姿勢、契約後から成約までに向けた迅速な行動、成約率の向上をはかり、ご依頼者・提携者から満足を頂けるM&Aアドバイザリーサービスの提供を目指してまいります。 ③バリュー 「相談されたら断らない」「お客様のために」は創業以来の方針とし“規模が小さいから”“赤字企業だから”といって断ることはいたしません。新たに「リーズナブルな手数料」という方針を加えることによって、世の中でM&Aを必要としている全ての事業者に対し、M&Aの依頼を容易にし、1社でも多く企業が抱える事業承継等の経営課題に取り組んでまいります。 (2) 経営環境及び経営戦略 ①市場の動向 総務省統計局が公表している「経済センサス-活動調査 事業所に関する集計及び企業等に関する集計(2021年)」によると日本の企業等の数は約368万社となっております。会社規模別の推計として、中小企業庁が公表している「中小企業の企業数・事業所数(2021年6月時点)」の比率を用いると、中小企業・小規模事業者の数は366万社となります。日本における中小企業・小規模事業者の割合は99.7%以上と推計しております。 また株式会社帝国データバンクが行った「全国「後継者不在率」動向調査(2025年)」によると、全国の後継者不在率は、50.1%であると調査結果が公表されております。同データより2025年時点において、年代別の後継者不在率は60代で35.9%、70代で27.3%、80代以上で22.2%と経営者年齢の高い企業において後継者不在企業が高い比率で一定程度存在しております。 また同社が公表している「全国企業『休廃業・解散』動向調査(2025年1-8月)」によると、同期間の休廃業・解散件数は4万7,078件(前年同期比9.3%増)に達しており、年間では調査開始以来初めて7万件台に到達する勢いで推移しています。特筆すべきは、休廃業した企業のうち直前期の決算が「黒字」であった割合が49.6%と、2016年の集計開始以来初めて50%を下回った点で、これは、かつて危惧された「黒字のままやむを得ず畳む」状況から、原材料高や人件費高騰により「黒字を維持できなくなる前に、余力があるうちに畳む」という、よりシビアな「あきらめ廃業」へとフェーズが移行していることを示唆しています。経営者の平均年齢は71.65歳と依然として高く、事業承継の成否が日本経済の活力を左右する重大な局面が続いています。 こうした背景の下、2025年5月30日に事業承継を推進している独立行政法人中小企業基盤整備機構「事業承継・引継ぎ支援センター」が発表した資料によると、2024年度の事業引継ぎ成約件数は、2,132件(前年度比105%)と過去最高を更新しました。また、相談件数についても23,540社(前年度比99%)と、高水準を維持しています。潜在的な需要と成約件数には依然として相当な乖離があるため、今後の市場規模はさらに拡大していくものと想定されます。 中小企業庁は、後継者不足による事業承継の課題解決を行うため、2015年3月に「事業引継ぎガイドライン」「事業引継ぎハンドブック」を公表し後継者のいない経営者向けにM&Aの活用促進をしております。また経済産業省では、2019年12月に黒字廃業の可能性のある中小企業の技術・雇用等の経営資源を次世代の意欲ある経営者に承継・集約することを目的に、「第三者承継支援総合パッケージ」を取りまとめ、中小企業のM&Aが年間4,000件弱に留まっているのを10年間で60万社の第三者に承継させる目標を掲げております。 以上のことから、全国の中小企業経営者の高齢化が進む一方、事業を引き継ぐ後継者は不在であると考えている経営者の割合は高い水準であり、中小企業においては後継者の不在による事業承継が大きな経営課題であると言えます。その解決策として、事業承継を目的としたM&Aの需要は今後も高まっていくと考えられます。 これらの需要に対応する事業者として、2024年10月21日に中小企業庁で公表されたM&A支援機関に登録されている2,758件の事業者が該当します。M&A支援機関10名以下の小規模な事業者が9割以上を占めております。一般的なM&A業務の報酬体系の特徴として、成約してはじめて報酬が得られること、また、成約までに長期間を要することが挙げられます。そのため、成約しても報酬が小さい案件は対象とされにくく、一定の成約報酬を得られる案件に集中する傾向があります。特に、少人数で構成されるM&A事業者は成約実績を積み上げにくいことから、成約までに要する人件費等のコストを上回る収益を少ない成約実績で確保する必要があるため、成約報酬の大きい案件に注力するものと考えております。 また、一定規模のM&A業者においては、成約時の単価上昇による売上増・効率性の向上をKPIとしていることが多いため、中小企業の事業承継ニーズには対応しにくいと考えております。 ②案件獲得の特徴 当社は、提携先からご依頼者の紹介を受け、新規アドバイザリー契約の獲得を行っております。特に、中小企業を顧客として多く有する金融機関は、中小企業のオーナーから事業承継に関する相談相手として選ばれる傾向にあります。 しかし、金融機関を含む提携先の多くは、自社内のリソース及びノウハウに限りがあり、相談への対応が困難となっております。また、大手のM&A業者に紹介する場合、中小企業にとって成約報酬が高いため、顧客に紹介をしても断られてしまうケースがあります。このため、中小企業に対するM&Aアドバイザリーサービスが十分に提供されていないことが課題とされていました。 そこで、主に中小企業に対しM&Aアドバイザリーサービスの提供を行っている当社の経営方針と、提携先の抱える課題が一致したことにより、提携先から当社に対して事業承継の希望を有する中小企業を紹介されております。当社は提携先と良好な提携関係を築くことで、安定的な譲渡希望候補者の紹介を受けることが可能な体制を構築しております。当社の安定的な提携先からの紹介に対する受入れ体制は、新規参入者に対する障壁となり、当社の市場における優位性が高くなると考えております。 当社の事業は、提携先と信頼関係を構築することにより、提携先から譲渡希望企業の紹介を受け、新規アドバイザリー契約及び成約組数を積み重ねることで成長しておりますが、新たに提携先から譲渡希望企業の紹介を受ける場合、当社が当該提携先の顧客の紹介先に値するのかについて、特に金融機関は慎重に判断を行うため、提携当初の成約単価は低くなる傾向にあります。 成約実績を積むことで信頼関係の構築ができ、相談件数の増加・案件の質向上が見込めます。当社は2021年10月期から金融機関との提携関係に注力し、新たな提携先の拡充・深耕を図っております。 (千円) 2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 平均成約単価   9,467   6,330   8,977   9,503   8,707 ③競合優位性 事業承継の解決策としてのM&Aは、着手金や成約報酬の金銭的ハードルがあり、中小企業の事業承継が進んでいない理由のひとつです。M&A仲介を行う上場企業を始め、同業においては一定の手数料を得られない案件については、案件の引受ができないこと、また、ご依頼者としても手数料の負担が大きいため、圧倒的な多数を占める中小企業の事業承継案件は見送られております。一方でインターネット上の、M&Aプラットフォームを提供する企業が増え、安価な手数料でM&Aが身近な存在になり、M&Aの検討をしていなかった中小企業にも検討する裾野が広がっております。しかし、ご依頼者自身でM&Aプラットフォームから譲受企業を見つけ、複雑多岐にわたる条件の整理や交渉を行うことは、譲渡契約にあたって不利な条件を締結してしまう可能性が高くなります。そのため、専門的な知識があり、しっかりとアドバイスができるM&Aアドバイザーが必要です。 当社では、多くの中小企業の事業承継ニーズに対応するため、1チームあたり10件以上の案件を同時に進捗させることが可能な体制となっております。原則2人1組のチーム制を採用し、担当チームが提携先や譲渡希望企業のM&Aニーズの発掘、アドバイザリー契約締結から譲渡契約・クロージングまでのM&Aアドバイザリーサービスの提供に必要な一連の業務を一気通貫で担当しております。 (人) 人員数   2021年10月期   2022年10月期   2023年10月期   2024年10月期   2025年10月期 M&Aアドバイザー   17   20   26   34   35 管理部門   2   3   3   5   6 合計   19   23   29   39   41 M&A業界では、会計及び法律等の高い専門性が要求されるため、M&Aニーズの発掘やアドバイザリー契約締結を行う部門・譲渡契約書作成やクロージングを担う部門等、各フェーズに応じて担当部署を変更する分業制を採用していることが一般的と考えております。 しかし、当社のM&Aアドバイザーの場合、中小企業の事業承継に対するM&Aアドバイザリーサービスの提供に必要な業務を一気通貫で担当することで、中小企業のM&Aに必要な知識及び経験の早期習得並びに効率的なM&Aアドバイザリーサービスの提供を可能としております。結果として、多くの案件の成約実績に繋がっているものと考えております。 また、当社はM&A経験の有無に関わらず人材採用を行っております。一気通貫で案件に関与することにより、未経験者であっても、半年から1年程度で成約実績を積むことが可能であり、人材の育成及び教育の観点でも早期の戦力化に寄与しております。 2026年10月期においては、獲得した案件に対して成約率を向上させるため、経験豊富な人材の採用と育成を強化してまいります。経験者の採用による早期の戦力化による売上の貢献。未経験者の採用による、今までの固定観念にとらわれることのない新しいアイディアの創出。それぞれの強みを活かし、ともに成長できる組織を目指します。 (3) 対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 信用力の向上 ご依頼者はM&Aに様々な不安を抱きながら決断を行い、理想の譲受希望企業を求め、交渉を進めていくためM&Aアドバイザリー事業者を選定する上で、これまでの実績・信用力を重視する傾向があります。そのため、当社が譲渡希望企業から選定されるためには、信用力の向上が必要不可欠であり、そのための体制構築が重要な経営課題と認識しております。信用力の向上のため、内部管理体制及びコンプライアンス体制の整備・充実等を図ってまいります。 ② 人材の確保・教育の強化 当社は、M&Aアドバイザリー事業を持続的に成長させるために、最も重要な経営資源は人的資源であると考えており、多様な人材を継続的に採用、育成することが重要な経営課題であると認識しております。 そのため、当社の中期経営計画の重要戦略である人員計画に沿って、採用を行うとともに、教育を実施してまいります。 ③ 案件の進捗管理 当社は、案件管理を行い、その進捗を提携先・ご依頼者に報告し、成約実績を積み上げていくことが当社の信用力向上につながると認識しております。そのため、ご依頼者と合意したスケジュール通りにM&Aを実行する必要があり、案件の進捗管理が重要であると認識しております。そこで、案件の進捗管理においては、担当者による属人的な管理ではなく、組織的な管理が必要と考えております。週次の案件検討会や経営企画室による専門的かつ総合的なサポート等を通じ、徹底したスケジュール管理を実施しております。 ④ 社内管理体制の強化 当社は、積極的な人員採用により組織が拡大していることから、情報漏洩や書類紛失等の当社の信用力に影響する事象を未然に防ぐための体制整備や提供業務の品質標準化等の社内管理体制の強化が必要であると認識しております。 この課題を解決すべく、社内規程や業務フローの整備、定期的な内部監査の実施等を通じて、社内体制の強化を行っております。 ⑤ 提携先の獲得・深耕 当社は提携先と良好な提携関係を築き、安定的に譲渡希望候補者の紹介を受けることが事業拡大につながると認識しております。そのため、新たな提携先の獲得及び提携先との関係の深耕に向けた提携先向けのセミナーの実施や案件獲得後の提携先に対する定期的な進捗報告等を行うことで、提携先との良好な関係構築を図っております。 ⑥ 財務上の課題 当社は、現時点において営業活動による安定的なキャッシュ・フローを創出しているため、財務上の課題は認識しておりませんが、継続的かつ安定的な事業の拡大のため、手元資金の流動性確保や金融機関との良好な取引関係が重要であると考えております。このため、一定の内部留保の確保や自己資本比率等といった財務の安定性を測る指標のモニタリングを通じて、財務健全性の確保に努めています。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は持続的な成長と企業価値の向上を目標としており、経営指標として売上高及び営業利益を重視しております。売上高を指標とすることは、当社の成長や同業他社の売上高との比較、分析に有用であると考え重要な指標と位置付けております。営業利益は、当社のM&Aアドバイザリーサービスの提供に必要な費用を上回って得られる収益性の判断となるためです。 より詳細な指標としては、アドバイザリー契約数、M&Aアドバイザー人数、成約組数と認識し管理しております。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。 また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅しているものではありませんので、ご留意下さい。 (1) 外部環境に起因するリスクについて ① 同業他社との競合 (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が展開しているM&Aアドバイザリー事業は、行政等からの許認可等が存在しないため、参入障壁は比較的低い事業であると考えております。そのため、当社のような主に中小企業をターゲットとしたМ&Aアドバイザリー事業を展開する事業者は、大手事業者のみならず、多数の小規模事業者及び個人事業者(主に会計士や弁護士、コンサルタント等)が存在しており、今後も新規参入や競合事業者間での競争が激化することが容易に想定されます。 当社は競合他社と差別化できる高品質のサービスを展開するために、優秀な人材を確保し、ノウハウの蓄積や共有などM&Aアドバイザーの教育研修の実施・充実に努めております。また、当社は、中小企業と関係性を有する全国の会計事務所・税理士事務所などの士業や金融機関と提携することで安定的な案件確保体制を構築しております。 しかしながら、有力な競合事業者の参入等により競争環境が激化した場合には、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 現在、M&Aアドバイザリー事業を制限する直接的な法的規制は存在しないと考えております。しかしながら、M&A仲介業務に対し、何らかの法的規制を受けることとなった場合は当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、法的規制ではないものの、中小企業庁が中小M&Aガイドラインを策定し、業界団体が自主規制を設ける等により、M&A仲介業務の品質向上に関する取り組みが行われております。当社は、中小企業庁のM&A支援機関登録制度に登録し、併せて、業界団体である一般社団法人M&A支援機関協会にも加盟し、中小M&Aガイドライン及び協会が定める各規程を遵守しております。しかしながら、登録要件の変更やガイドラインの強化が行われることで、当社の業務負担が大幅に増加したり、登録事業者でなくなった場合には当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、法規制について、その有効期限やその他の期限が法令、契約等により定められているものは下表のとおりであります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   許認可(登録)番号   有効期限   許認可等の取消又は 更新拒否の事由 宅地建物取引業免許   東京都知事(2)第104739号   令和12年4月17日まで   宅地建物取引業法第66条 ③ 訴訟の可能性について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) M&Aではクロージング時に譲受企業から譲渡企業に多額の資金が支払われる特性があり、当社の法令違反の有無のみならず譲受企業や譲渡企業の何らかの原因で当社に対して訴訟等の提起がなされる可能性があります。 当社は、クレーム等管理規程の策定、取締役会及びリスク管理推進委員会でのクレーム及びトラブルに対する組織的な管理体制の構築、人材育成等を通じたクレーム及びトラブルの発生防止及び発生時における組織的な管理体制を構築しております。 また、複数人員での案件関与や週次の案件検討会での案件管理、日常的な顧問弁護士との連携を通じて訴訟リスクに対して細心の注意を図っております。しかしながら、何らかの理由で訴訟が提起された場合、その結果如何によっては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害等について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 自然災害による不測の事態が発生した場合、当社が受託しているM&Aの譲渡希望企業の資産等に損害を受けることによって、案件の中止や中断が発生する可能性があります。また、感染症の流行により案件の遅延や中止が発生する可能性があります。 この影響により当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に起因するリスクについて ① 案件の確保について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社が事業を継続的に展開及び成長させるためには、案件獲得が重要な課題と考えております。当社は、多くの金融機関や士業等との提携先ネットワークを確立し、当該提携先から多くの案件紹介を受けております。当社では、「相談されたら断らない」を経営方針としており、規模の小さい案件も大きな案件も同様の手順で行っており、提携先の当社に対する紹介優先度を上げるための施策として、定例的なミーティング機会の確保や、成約案件の事例紹介等で提携先の深耕を行っております。 当社では、このような案件紹介における提携先をさらに拡大していく方針ではありますが、当社の目論見通りの提携先が確保できない場合、また、提携先から当社への案件紹介の紹介優先度が下がった場合には、提携先からの譲渡希望企業候補の紹介件数の減少に伴う新規アドバイザリー契約の獲得件数及び成約組数が減少することで、当社の事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 案件不成立や成約の遅延について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) M&Aアドバイザリー事業は、ご依頼者と譲受希望企業の意向に従い、受託から成約までの一連の業務が進められております。当社は両者のマッチングが円滑に進み、早期に成約に至るよう取組んでおり、案件の進捗管理を適時に実施する必要があります。しかしながら、両者での条件交渉が難航することや、譲受希望企業が手配して実施するデューデリジェンス作業が遅延すること等を要因として、予定通りに案件が進まない場合も想定されます。 この結果、上記の理由から、案件進捗に遅れが生じ、成約時期が遅れることで当社が見込んでいた売上計上時期にずれが生じ、四半期決算や事業年度別の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ M&Aアドバイザリー事業が経営成績上、大きなウェイトを占めることについて (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社はM&Aアドバイザリー事業を営む単一事業会社であります。中小企業経営者の高齢化に伴う事業承継や、投資家のエグジットなどの手段としてМ&Aが積極的に活用され、国内のМ&Aマーケットは今後も拡大していくものと考えられております。 しかしながら、経済情勢や事業環境の大きな変化などМ&A需要の急激な縮小等が生じた場合には、譲渡希望会社の減少及び譲受希望会社の買収意欲の低下によるアドバイザリー契約の獲得件数及び成約組数の減少により、当社の事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 技術革新 (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 急速な技術革新によりM&AプラットフォーマーのようにM&Aアドバイザーの手を介さない新しいM&Aサービスの提供が増加しております。当社が取扱う事業承継を始めとする中小企業のM&Aでは、M&Aアドバイザーがご依頼者の意向に即した譲受企業を探索し、譲渡希望企業と譲受希望企業の間で条件調整等を行うことで円滑な取引実行ができるものと考えております。 しかしながら、急速な技術革新により正確かつ迅速なご依頼者の意向把握及び意向に即した提案が可能となる新しい技術が開発された場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスクについて ① 人材の確保及び育成について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社が事業拡大を進めるためには、企業経営や財務に関する専門知識又はМ&A業務経験を有する人材の確保・育成が重要な課題であると認識しております。そのため、継続した採用活動による人材の確保、社内研修の体制強化を進めております。しかしながら、人材を適時確保できない場合や、採用後の教育研修の遅延等の事態が生じた場合、また、社外への人材の流出を防止できない場合には、提携先及び顧客に対する十分なサービス提供ができないことによる当社の風評悪化に伴う提携先からの紹介件数の減少、提携先からの紹介件数の減少に伴う新規アドバイザリー契約件数及び成約組数の減少により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 案件情報管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、M&Aアドバイザリー事業において、顧客法人から情報を入手する際、秘密保持契約等を締結し、顧客に対して守秘義務を負っております。当社では、顧客法人から入手した情報が漏洩しないよう、情報の保管管理を徹底するとともに、役職員に対しても守秘義務に関する教育を行う等の施策を講じております。また、業務を通じて取得した個人情報については、社内規程の整備・教育を通じて情報管理体制の強化に努めております。しかしながら、役職員が情報を悪用し、インサイダー取引や情報漏洩が行われた場合には、当社の事業運営への制限や信頼の失墜等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、サイバー攻撃・コンピュータウィルス等による不測の事態等により、守秘義務の対象となる情報が漏洩した場合、損害賠償請求等の金銭補償や信用力の低下等により、提携先からの紹介件数の減少、提携先からの紹介件数の減少に伴う新規アドバイザリー契約件数及び成約組数の減少により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 小規模組織であることについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、2025年10月末時点において、従業員41名であり、組織規模に適合した内部管理体制を構築し、業務が属人化しないようマニュアル等の作成を行い、業務の平準化や相互牽制機能を働かせております。しかし限られた人的資源に依存しているため、業務が特定の個人に依存している場合があります。当社は今後も事業を大きく拡大していく方針であり、それに併せて従業員の増員や組織の構築、社内管理体制の強化を行っていく方針です。しかしながら、社内管理体制の構築が想定通り進まない場合や人的資源の流出が生じた場合には、内部管理体制やコーポレート・ガバナンス体制に支障が生じ当社の事業戦略及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 業歴が浅いことについて (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、2019年11月1日に設立された会社であるため、業歴が浅く成長途上にあります。当社はIR及び広報活動などを通じて経営状態を積極的に開示していく方針でありますが、過去の財務情報だけでは今後の事業及び業績を予測するうえで十分な情報の提供をしているとは言えない可能性があります。 ⑤ 創業者への依存について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、現代表取締役社長である三橋透が設立した会社であります。同氏は当社事業であるМ&Aアドバイザリー事業における豊富な知識と経験を有しており、当社の経営方針や事業戦略の立案・実行など当社の企業活動全般において重要な役割を担っております。 当社は事業を継続する上で、優秀な人材の確保と教育・育成に注力するとともに、組織の強化による権限委譲を進めることで、特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めております。 しかしながら、同氏が何らかの理由や不測の事態により、当社の取締役を退任するような事態が発生した場合、当社の事業戦略等に影響を与える可能性があります。 ⑥ 配当政策について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、財務体質の強化と事業成長のための投資が経営の優先課題であると考えており、創業以来配当を実施しておりませんが、株主への利益還元は最重要課題であると認識しております。 今後は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、当社を取り巻く事業環境等を勘案して、株主に対する安定的かつ継続的な利益還元を実施していく方針でありますが、現時点において配当実施の可能性及びその時期については未定であります。 ⑦ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:直近1年~3年以内、影響度:中) 当社は、取締役及び従業員に対するインセンティブを目的として、ストック・オプション制度を採用しております。これらの新株予約権が行使条件を満たして行使された場合、当社株式が新たに発行され、当社株式の1株当たりの価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 なお、2025年10月31日現在における新株予約権による潜在株式数は99,500株であり、発行済株式総数1,519,300株の6.6%に相当しております。 ⑧ 資金使途 (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が2023年に東京証券取引所グロース市場へ新規上場した際に行った公募増資による調達資金の使途につきましては、当社の主力事業であるМ&Aアドバイザリー事業の更なる拡大を目的としたITの活用や人材の確保、企業規模拡大に伴う営業拠点の設置などの費用に充当する予定であります。 しかしながら、急速に変化する事業環境に柔軟に対応するため、上記計画以外の使途へ充当する可能性もあります。また、当初の計画通りに資金を使用したとしても、必ずしも当社の成長に寄与せず、想定通りの投資効果が得られない可能性があり、その場合には速やかに資金使途の変更について開示を行う予定であります。
経営成績の分析 (MD&A)4,502字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という))の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要の拡大などを背景に、緩やかな回復基調を維持しております。一方で、不安定な国際情勢、資源価格の高騰に伴う物価上昇の継続、および海外の金融・通商政策の動向などが国内景気に与える影響への懸念が残り、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社の主たる事業領域である中堅・中小企業のM&A市場は、依然として深刻な経営者の高齢化と後継者不在という社会課題を背景に、M&Aによる事業承継を主要な解決手段とするニーズが高まり、中長期的に拡大傾向を維持しております。 加えて、近年では、事業承継目的のみならず、企業の新事業創造や成長戦略の実現を目的としたイノベーション型M&Aや、業界再編の手法としてのM&Aが中小企業においても広がりを見せ、市場のすそ野は拡大しております。 一方、市場の拡大に伴い、M&A支援の質と透明性の向上が強く求められています。これに対し、政府は「中小M&Aガイドライン」の改訂や「中小M&A専門人材(個人)向けスキルマップ」の公表、また自主規制団体によるルール策定など、官民一体となってM&A市場の健全な発展を促すための環境整備への取り組みを継続しております。 このような事業環境下で、当社は、高まりを見せる売却ニーズに的確に対応し、1社でも多くの中堅・中小企業の事業承継を支援するため、戦略的な営業活動を強化いたしました。その結果、金融機関や会計事務所等の提携先との新規開拓が順調に進捗し、これに伴い、アドバイザリー契約数も順調に増加いたしました。 また、提携先との連携を一層深め、地域の中小企業におけるM&Aニーズの早期発掘と、質の高い支援実現のため、提携先向けの研修会や勉強会の実施についても引き続き強化を図ってまいりました。 当事業年度においては、需要の伸長に対応するべくM&Aアドバイザーを35名(前期34名)とし、新規受託件数は順調に増加した要因もあり、当社の重要指標である成約組数も69組(前期57組)と前事業年度と比較して増加しました。しかしながら、成約組数は増加したものの、売上単価が低い小型案件の割合が高止まりしたことに加え、会社の成長に必要な人材関連に伴うコストが増加しました。今後はマッチングの早期化を図り成約数の増加に取り組むとともに、採用プロセスの抜本的な見直しを実施し、即戦力人材の獲得と教育の強化を図り、さらに提携先の拡充を進めることで、高付加価値案件の創出と抜本的な収益力の改善を目指してまいります。 当事業年度における売上高は654,208千円(前期比8.6%増)、営業損失は56,652千円(前期は14,894千円の営業損失)、経常損失は52,623千円(前期は14,575千円の経常損失)、当期純損失は85,055千円(前期は11,524千円の当期純損失)となっております。 なお、当社は、M&Aアドバイザリー事業の単一セグメントであるため、セグメントに関する記載は省略しております。 (資産の部) 当事業年度末における流動資産の残高は、前事業年度末と比較し74,006千円減少し614,231千円となりました。これは、主として、現金及び預金が45,732千円減少、未収還付法人税等が25,509千円減少したことによるものであります。 当事業年度末における固定資産の残高は、前事業年度末と比較し28,553千円減少し53,959千円となりました。これは、主として、建物附属設備(純額)が10,523千円減少、工具、器具及び備品(純額)が1,042千円減少、繰延税金資産が20,409千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は668,190千円となりました。 (負債の部) 当事業年度末における流動負債の残高は、前事業年度末と比較し15,972千円増加し83,961千円となりました。これは、主として、未払消費税等が10,517千円増加、未払費用が4,625千円増加、未払法人税等が1,301千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は83,961千円となりました。 (純資産の部) 当事業年度末における純資産の残高は前事業年度末と比較して118,531千円減少し、584,229千円となりました。これは、主として、新株予約権の行使に伴う新株式の発行により、資本金が4,850千円、資本準備金が4,850千円増加し、新株予約権が13,745千円増加したものの、自己株式を56,921千円取得し、当期純損失の計上により、利益剰余金が85,055千円減少したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ45,732千円減少いたしました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、増加した資金が7,837千円(前事業年度は118,130千円の減少)となりました。これは主に、税引前当期純損失△64,356千円、減損損失11,732千円、株式報酬費用16,882千円、その他の流動資産の減少額3,485千円、未払費用の増加額4,625千円、その他の流動負債の増加額10,517千円、法人税等の還付額25,165千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは6,348千円の資金の減少(前事業年度は1,510千円の資金の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出2,348千円、差入保証金の差入による支出4,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは47,221千円の資金の減少(前事業年度は113,197千円の資金の増加)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出56,921千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入9,700千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   第6期事業年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 販売高(千円)   前期比(%) M&Aアドバイザリー事業   654,208   8.6 合計   654,208   8.6 (注) 1.当社は、M&A仲介事業の単一セグメントであるため、セグメントに関わる記載は省略しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりましては、資産・負債及び収益・費用に影響を与える見積り及び判断を必要としております。 当社は、財務諸表の基礎となる見積りを過去の実績を参考に合理的と考えられる判断を行ったうえで計上しておりますが、これらの見積りは不確実性を伴うため、実際の結果とは異なる場合があります。 なお、繰延税金資産や貸倒引当金について、会計上の見積りを行っておりますが、重要な会計上の見積りはありません。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 当社の経営成績等については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要のうち主なものは、効果的に事業拡大していくための採用費や人件費、新規拠点の設置費用等であります。また、資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フローによって確保しますが、採用費や人件費、新規拠点の設置費用等の目的で資金を確保する必要性が生じた場合には、金融機関からの借入や増資による調達を実施することを基本方針としております。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析 当社が今後事業を拡大し、継続的な成長を遂げるために、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載しております課題に対処していく必要があると認識しております。それらの課題に対応するために、営業基盤を拡充するために必要な人材の採用と育成、内部管理体制の強化を進めることにより、企業価値の持続的な向上に取組んでまいります。 第6期事業年度においては、新規提携先の増加及び提携先との取引深耕を行った結果、新規アドバイザリー契約件数は463件(前期は360件)と大幅に増加したものの、成約組数は69組(前期は57組)に留まり、第6期事業年度における売上高は654,208千円(前期比8.6%増)、営業損失は56,652千円(前期は14,894千円の営業損失)となりました。また、M&Aアドバイザリー事業を成長させる重要な経営資源であるM&Aアドバイザー数は35名(前期は34名)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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