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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ジェイエスエス

JSS CORPORATION6074 · Standard · サービス業

近畿圏を中心に全国展開するスイミングスクール運営のリーディングカンパニー。独自の指導プログラムで健康づくりを支援。

概要

ジェイエスエスは、スイミングスクール運営を中核とする会員制スポーツクラブ企業である。1976年に設立され、2013年に株式上場。近畿圏を中心に全国で直営64事業所、受託20事業所を展開し、2026年3月期の売上高は85億円、会員数は約7万7000人。日本テレビホールディングスと業務資本提携を結び、子会社の株式会社ワカヤマアスレティックスを含むグループで事業を営む。

スイミングスクール運営に特化した単一セグメント

当社グループはスイミングスクール運営事業の単一セグメントで構成される。事業収入の約8割は会費売上であり、残りはスポーツ用品等の商品販売や施設賃貸が占める。会員の年齢構成は子どもが88.4%、大人が11.6%と子ども中心だが、大人の大半は中高齢者であり、水中健康運動プログラムを通じてシニア会員の拡大を図っている。収益の柱は安定した会費収入であり、新規出店と既存事業所の会員数増加が成長の鍵となる。

直営と受託の二本柱で全国に事業所網を構築

2026年3月末時点で、直営事業所はスイミングスクール61、フィットネスクラブ1、テニススクール2の計64箇所。受託事業所はスイミングスクール20箇所で、施設所有者と指導・監視業務の委託契約を結び運営する。直営は近畿圏に集中するが、北海道から沖縄まで全国展開している。受託事業は公共施設の運営受託も含み、自治体からの水泳授業委託が増加傾向にある。事業所数は前年から微増しており、M&Aによる拡大も進めている。

日本テレビHDとの提携で協業シナジーを追求

2020年3月、日本テレビホールディングスと業務資本提携契約を締結。同社傘下の株式会社ティップネスと共同で、着衣水泳体験会の開催やオンラインフィットネス「トルチャ」の提供、キッズファミリープランによる相互送客などを実施している。協業会議を定期開催し、商材共同購入によるコスト削減や人事採用の情報交換も行う。両社のスケールメリットを活かし、企業価値向上を目指す。

住宅地中心の出店戦略と会員数の増減

当社は住宅地を中心に事業所を展開し、地域密着型の運営を強みとする。2026年3月期の会員数は76,880人で前年比8.9%減と伸び悩んだが、これは原材料価格上昇やライフスタイル多様化の影響と分析される。新規獲得キャンペーンや紹介キャンペーン「つながろうJSS」、1日体験会など集客施策を継続し、会員数の底上げを図る。収益性指標として会員数を重視し、既存施設の会員増と新規出店により成長を目指す。

業界の中での役割は会員制スポーツクラブ運営者(スイミングスクール中心)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
85億円
営業利益
4億円
営業利益率
4.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01会員制スポーツクラブ(個人向け)主力

スイミングスクール61事業所、フィットネスクラブ1事業所、テニススクール2事業所を直営し、スイミングを中心に会員向け指導プログラムを提供している。住宅地中心の出店戦略で事業所を拡大してきた。

主な製品・サービス3
スイミングスクール
幼児から大人までを対象に、水泳指導を行う。独自の指導要項に基づくプログラムを提供。
テニススクール
テニスの指導を行う。
フィットネスクラブ
健康運動のための施設。

02スイミングスクール運営受託(施設所有者向け)準主力

スイミングスクール施設を所有する事業者から指導・監視業務等の業務受託契約を締結し、当社スタッフを常駐させて運営を行う。受託事業所は20箇所にのぼる。

主な製品・サービス1
スイミングスクール運営受託
既存のスイミングスクール施設に対して、指導プログラムの提供や運営業務を代行するサービス。

03スポーツ用品・機器販売副次

直営事業所で会員向けにスポーツ用品を販売するほか、受託事業所やスポーツ施設にも販売。また、省エネ型プール設備(照明、ボイラー、濾過機等)の販売も行う。

主な製品・サービス2
スポーツ用品
水着、ゴーグル、ウェアなど水泳関連用品を中心としたスポーツ用品。
プール設備機器
プール室内照明器具(省エネタイプ)、ボイラー、濾過機など。

04その他(不動産賃貸・課外活動)その他

所有施設の賃貸や、スキースクール・キャンプなどの課外活動を実施している。

製品と技術

創業以来の指導経験を体系化した独自教本と指導プログラム

当社は1976年の創業以来、水泳指導のノウハウを蓄積し、指導教本や水中健康運動教本などの独自マニュアルを開発。年齢・体力・目的に応じたプログラムを配置し、ベビーからシニアまで幅広い層に対応する。特に子どもの指導は教育事業の一環と位置づけ、4泳法の習得と安全指導を徹底。全国の事業所で統一された品質の授業を提供する点が強みである。

水中健康運動プログラムとシニア会員向け施策

大人会員の大半は中高齢者であることから、水の物理的特性を活かした水中マシンの開発とプログラム制作を推進。水中運動を楽しく効果的にする取り組みにより、シニア会員の拡大を図る。また、2025年には日本テレビHD傘下のティップネスと共同で着衣水泳体験会を開催し、安全水泳の普及にも注力。競泳選手の育成実績も持ち、日本選手権入賞者を輩出している。

スポーツ用品販売とプール設備機器の提供

直営事業所では会員向けに水着やゴーグルなどのスポーツ用品を販売。受託事業所や外部のスポーツ施設にも卸売を行う。さらに、省エネタイプのプール室内照明器具やボイラー、濾過機などの機器類販売を開始し、環境配慮型の提案も行う。これらの商品販売は会費以外の収入源として安定した貢献を見込む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業の小規模企業、安定成長

ジェイエスエスはサービス業に属し、売上高84億円(2025/3期)と同業他社(ジンジブやイシンなど)と比較して小規模。営業利益率は3.57%(2025/3期)から4.71%(2026/3期予想)へ改善傾向。サービス業界は人材派遣やアウトソーシングが多く、同社は小規模ながら安定した成長を示す。同業のダイブやJSHも非開示だが、業界内での競争は激しい。内需依存が強く、労働需給の影響を受けやすい。

強み

  • 売上高が81億円から85億円へ緩やかに成長、安定感。
  • 営業利益率が3.57%から4.71%へ上昇、効率化進む。
  • 規模が小さく、顧客ニーズに柔軟に対応可能。
  • サービス業の専門分野に特化、顧客基盤を固める。

課題

  • 同業他社と比べ売上高が小さく、競争力に限界。
  • 国内サービス需要に依存し、景気変動の影響大。
  • サービス業界は人手不足が深刻、人材確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がジェイエスエス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
14678秀英予備校22億円51.1倍
26074ジェイエスエス21億円8.6倍
39258CS-C21億円
46177AppBank21億円
59253スローガン21億円10.2倍
67077ALiNKインターネット21億円
76186一蔵21億円
87069サイバー・バズ21億円7.4倍
97041CRGホールディングス20億円51.3倍
109240デリバリーコンサルティング20億円13.8倍
119225ブリッジコンサルティンググループ20億円21.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

竜奥興業の子会社としてスイミングスクール受託事業を開始した1976年

1976年7月、大阪市北区にジャパンスイミングサービス株式会社を設立。親会社の竜奥興業からスイミングスクールの運営受託を受け、指導ノウハウを蓄積した。この時点では直営事業所を持たず、施設所有者との契約に基づく受託運営が事業の原点である。設立当初から「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念を掲げ、後の事業拡大の基盤を築いた。

直営事業に進出しテニススクールも開始した1979〜1980年

1979年9月、兵庫県宝塚市にJSS宝塚スイミングスクールを開設し、初の直営事業を開始。施設を自社で運営することで、指導内容の品質管理や収益最大化が可能となった。1980年4月には新潟県新潟市でアディダステニススクール(現JSSジャンボインドアテニススクール)を開設し、テニス事業にも参入。直営と受託の両軸で事業領域を拡大した。

商号変更と子会社リプルの設立・清算を経た1991〜2010年

1991年6月、商号を株式会社ジェイエスエスに変更。1990年9月にはトーメン(現双日)との合弁で子会社株式会社リプルを設立し、フィットネスクラブ「ウェイビー喜連」を開設。しかし、リプルは2010年12月に清算された。この時期はフィットネス事業への多角化を試みたが、後にスイミングスクール事業へ集中する方向へ舵を切った。2006年9月には本店を大阪市西区の現在地に移転。

大阪証券取引所JASDAQ上場と市場移行を果たした2013〜2022年

2013年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場。同年7月の東証・大証統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。上場により資金調達力が向上し、事業拡大の基盤を整えた。2015年4月には東京事務所を開設し首都圏での活動を強化。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行した。

日本テレビHDとの資本提携と子会社化によるグループ拡大(2020〜2025年)

2020年3月、日本テレビホールディングスと業務資本提携契約を締結。メディア大手との連携により、集客や協業の機会を得た。2024年5月には株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を取得し100%子会社化。これによりグループの事業拠点が拡大した。2025年2月には名古屋証券取引所メイン市場に上場し、中部エリアでの認知度向上を狙う。

年表14件を開く

1970年代

  • 1976年7月竜奥興業株式会社の子会社として大阪市北区にジャパンスイミングサービス株式会社(現当社)を設立、スイミングスクールの受託運営事業を開始
  • 1979年9月JSS宝塚スイミングスクール(兵庫県宝塚市)において直営事業を開始

1980年代

  • 1980年4月アディダステニススクール(現 JSSジャンボインドアテニススクール(新潟県新潟市))においてテニススクールを開始

1990年代

  • 1990年9月株式会社トーメン(現 双日株式会社)と合弁で子会社株式会社リプルを設立し、フィットネスクラブウェイビー喜連を開設
  • 1991年6月商号変更商号を株式会社ジェイエスエスに変更

2000年代

  • 2006年9月現在地に本店を移転

2010年代

  • 2010年12月子会社株式会社リプルを清算
  • 2013年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年4月東京都八王子市に東京事務所を開設

2020年代

  • 2020年3月日本テレビホールディングス株式会社と業務資本提携契約を締結
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ市場からスタンダード市場に移行
  • 2024年5月M&A株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を譲り受け、100%子会社化
  • 2025年2月上場名古屋証券取引所メイン市場に株式上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE株主資本利益率(ROE)を重要な経営指標とする
  • 配当性向配当性向を重要な経営指標とする
  • 会員数会員数の増大

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    M&A戦略の推進

    M&A戦略を強化し、更なるエリア展開に注力することで事業拡大と収益性を確保する。健康産業全般の中で親和性の高い新たな領域へ進出し、積極的な事業展開を図る。

  2. 02

    水泳指導の原点回帰と安全強化

    公立学校の水泳指導縮小に伴う泳力低下や水難事故リスク増大に対応し、4泳法の指導強化と安全第一の授業を徹底する。オリンピック選手輩出の実績を活かし、トップレベルの選手育成にも尽力する。

  3. 03

    人材の育成と確保

    業界全体の人材不足に対応し、上場企業としての強みを活かした魅力ある労働環境の整備や教育環境の強化により、質の高い人材の確保、指導力強化、ワーク・ライフ・バランスの向上を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で467人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は465万円で、9期前と比べて+3.7%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月519
2018年3月519
2019年3月44839.313.9523
2020年3月45239.013.6523
2021年3月40638.913.8511
2022年3月41839.314.0514
2023年3月42839.714.4496
2024年3月46839.714.6483
2025年3月45340.014.749860
2026年3月46540.915.146786

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
JSS八王子スイミングスクール(東京都八王子市)他東京都2事業所454百万円
JSS北上スイミングスクール(岩手県北上市)他岩手県2事業所375百万円
JSSジャンボスイミングスクール(新潟市中央区)他新潟県2事業所367百万円
JSSスイミングスクール中川(名古屋市中川区)他愛知県2事業所360百万円
JSS山本スイミングスクール(大阪府八尾市)他大阪府10事業所337百万円
きらくゆ 和歌山334百万円
スイミングスクール運営事業
JSSスイミングスクール富山(富山県富山市)他富山県4事業所294百万円
JSSスイミングスクール清田(札幌市清田区)他北海道3事業所260百万円
JSSスイミングスクール高知 — 高知県高知市217百万円
パルポート太田196百万円
スイミングスクール運営事業
ほか31件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は85億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.2%、利益が+33.3%。

売上高
+1.2%
85億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
4.7%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高87億円85億円
営業利益5億円4億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥21¥21

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q20−1
2024年1Q2015.01
2024年2Q2114.81
2024年3Q2129.50
2024年4Q190
2025年2Q4224.81
2025年4Q4212.41
2026年2Q4324.72
2026年4Q4224.80
2027年1Q2114.80

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は71億円から85億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場
2013年3月7133
2014年3月7332
東京都八王子市に東京事務所を開設
2015年3月7732
2016年3月8043
2017年3月8553
2018年3月8764
2019年3月8753
2020年3月8542
2021年3月651−4
2022年3月7631
2023年3月8142
株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を譲り受け、100%子会社化
2024年3月8142
名古屋証券取引所メイン市場に株式上場
2025年3月84333.62
2026年3月85444.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高85億円のうち、営業利益として残るのは4億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.4%70億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%10億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.2%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−4002
2014年3月6−3−134
2015年3月5−5003
2016年3月5−1−443
2017年3月7−82−14
2018年3月6−5115
2019年3月5−4016
2020年3月6−3−336
2021年3月−4−311−79
2022年3月7−2−1513
2023年3月80−8813
2024年3月2−1−619
2025年3月101111
2026年3月7−1−6611

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は73億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は43.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月49123723.6
2014年3月51163530.5
2015年3月54173731.7
2016年3月53203337.2
2017年3月59233638.2
2018年3月66264039.1
2019年3月67283941.6
2020年3月67293842.8
2021年3月70244633.8
2022年3月73254833.9
2023年3月70264437.9
2024年3月63283544.4
2025年3月75304540.0
2026年3月73324243.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
42億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中148位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中411位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥521で、1年前と比べて-2.2%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥521+1.4%1ヶ月+0.4%1年-2.2%時価総額21億円
過去52週の値幅
安値¥468高値¥597

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.6倍
PER (会社予想)7.2倍
PBR0.66倍
配当利回り4.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+7.9%と上昇。7月17日に518円まで上昇し、現在は517円。週足では25日線(495円)を+4.4%上回る。52週高値597円からは乖離があるが、200日線(522円)に接近。出来高は6月30日に5800株とやや増加し、7月に入り安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PER8.58倍は業界平均22.50倍を大幅に下回り、PBR0.65倍も業界平均3.10倍を大きく下回る。ROE8.0%と収益性は業界平均並みだが、配当利回り3.93%は業界平均1.75%を上回り、配当性向43.83%と安定した還元も魅力。ただし売上成長は緩やか。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.6倍23.4倍
PER (予想)7.2倍
PBR0.66倍3.51倍
ROE8.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は横ばいから微増で、PBR0.65倍と割安感がある一方、成長性に乏しい。強気派は安定需要と配当利回り3.9%を評価し、弱気派は売上高伸び率1%未満の低成長と競争激化による収益性低下を懸念。2026/3期は営業利益率4.7%と改善見通しだが、実現性が論点。

プラスに働く材料7
  • 安定需要基盤

    高齢化で医療介護需要は継続的拡大が見込まれる。

  • 高い配当利回り

    予想配当利回り約3.9%と安定分配。

  • 割安な株価評価

    PBR0.65倍と解散価値割れで下値不安が少ない。

  • 2026年3月期営業利益4億円で増益継続2026年3月期影響

    営業利益4億円、前期3億円から33%増。利益率4.71%に改善

  • 配当利回り3.93%と高水準継続影響

    年間配当20.3円(想定)で利回り3.93%。安定的な株主還元

  • PBR0.65倍と割安水準継続影響

    PBR0.65倍、解散価値対比割安。自己資本32億円に対し時価21億円

  • 売上高堅調、3期連続増収2026年3月期影響

    売上高85億円、前期84億円から微増。安定した収益基盤

マイナスに働く材料7
  • 低成長の継続

    売上高は近年ほぼ横ばいで、成長ストーリーに欠ける。

  • 競争激化

    人材サービス業界は競合多く、単価上昇は限定的。

  • 利益率の不透明感

    2026/3期営業利益率4.7%達成にはコスト抑制が必要。

  • 売上高成長鈍化、前期比1.2%増2026年3月期影響

    売上高85億円、前期84億円からほぼ横ばい。成長鈍化で株価伸び悩み

  • 営業利益率4.71%と低水準2026年3月期影響

    営業利益率4.71%、業界平均比低い。コスト競争力に課題

  • 純利益2億円で横ばい、成長性乏しい2026年3月期影響

    純利益2億円、前期比横ばい。EPS約49円、PER8.6倍と割安だが成長期待薄

  • 外国人保有0.46%と極めて低い継続影響

    外国人保有0.46%、ほぼ国内投資家のみ。海外需要取り込み不足

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
稼働率低下は収益悪化に直結する主要指標。
売上高前年比
成長の有無を確認する基本指標。
営業利益率
収益性改善の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは4.03%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
4.03%
いまの株価に対して
配当性向
43.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1011.8
2018年3月1325.013.9
2019年3月1520.019.0
2020年3月14−8.328.7
2021年3月159.1
2022年3月11−26.737.8
2023年3月129.119.8
2024年3月1520.825.7
2025年3月1820.759.7
2026年3月2014.343.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.7%を占め、残る60.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.851.947.649.755.457.4
事業法人43.543.843.943.740.639.7
証券会社1.82.65.02.42.52.4
外国法人0.20.21.62.41.20.4
外国人個人0.10.10.00.00.10.1
金融機関2.51.31.81.70.20.0
自己株式3.93.93.93.90.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本テレビホールディングス 株式会社24.84
02江崎グリコ株式会社9.21
03関 健二4.25
04内藤 征吾2.98
05柿沼 佑一2.73
06水元 公仁2.53
07奥村 征照2.48
08藤木 孝夫2.33
09浜本 憲至2.16
10上田八木短資株式会社2.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−64%、1株純資産は14期で+17%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月16867528.44.2
2014年3月8077611.48.38.8
2015年3月8184410.09.412.4
2016年3月7148715.67.210.6
2017年3月8556316.28.811.8
2018年3月9064215.010.113.9
2019年3月7970811.88.119.0
2020年3月487426.68.828.7
2021年3月−114615−16.8
2022年3月296364.614.437.8
2023年3月616859.29.119.8
2024年3月577288.09.025.7
2025年3月507486.48.559.7
2026年3月607918.08.443.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤木孝夫代表取締役 社長7394,000
奥村征照取締役会長85100,000
濱治雅弘常務取締役 管理本部長641,300
藤木航常務取締役 事業本部・営業推進本部 管掌466,900
宮本倍幸取締役 営業推進本部長63
山脇幹雄取締役(監査等委員)77
安達徹取締役(監査等委員)64
奥田智子取締役(監査等委員)44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)611711720
社外取締役4662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,193字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社の株式会社ワカヤマアスレティックス、その他の関係会社1社から構成されております。 日本テレビホールディングス株式会社とは業務資本提携契約を締結しております。 当社はスイミングスクール運営事業の単一セグメントであるため、売上種類別に事業の内容を記載いたしますと以下のとおりです。 (スイミングスクール運営収入関連) 当社は、スイミングスクール、テニススクール、フィットネスクラブ等からなる会員制スポーツクラブを経営しておりますが、「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念に基づき近年、スイミングのみならず健康運動への取り組みも進めております。 当社の強みである指導教本及び水中健康運動教本等の創業以来の指導経験を織り込んだ各種マニュアルや教本に基づく指導プログラムと住宅地中心の事業所展開を図ることで、事業所数を増やしてまいりました。 2026年3月31日現在で近畿圏を中心として、北は北海道から南は沖縄まで直営事業所64箇所、受託事業所20箇所を運営しております。 直営事業所については、スイミングスクール61事業所、フィットネスクラブ1事業所、テニススクール2事業所であり、地域マーケットの状況を捉え、年齢、体力、目的にあわせ、当社独自の指導要項に沿ったプログラムとコースを配置しスクールの運営を行っております。 受託事業につきましては、スイミングスクール20事業であり、施設を所有しスイミングスクールを経営する事業者との間で、指導及び監視業務等の業務受託契約を締結しております。業務受託事業所(以下「受託事業所」という。)は、当該業務受託契約に基づき、当社スタッフを各施設に常駐させ、当社独自の指導要項に沿ったプログラムとコースを配置しスクールの運営を行っております。 業務委託企業は、当社に対して委託料(各企業との契約によって多少異なりますが、売上に対して一定料率の金額または一定金額)を支払います。 なお、公共施設の運営の一部を請け負っている事業所があり、当該事業所につきましては、各施設の運営方針により依頼された範囲内の契約に基づき業務を受託しております。 また、当社はスイミングスクール会員に対する課外活動としてスキースクール、キャンプ等の企画課外活動を行っております。 (商品売上関連) 当社は、直営事業所において直接会員等にスポーツ用品等の販売を行うとともに、受託事業所やスポーツ施設に対してもスポーツ用品等の販売を行っております。また、環境面に配慮した省エネタイプのプール室内照明器具やボイラー、濾過機等、機器類の販売も始めております。 (その他の営業収入関連) その他事業として、当社所有施設の賃貸等を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,042字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念に基づき、スイミングスクールの運営を中心とした経営を行っております。スクール会員の構成は子供会員が88.4%、大人会員が11.6%となっております。中でも大人の殆どが中高齢者となっております。 そこで、これらのことを見据え、子供に関してはスクールの全ての活動を教育事業の一環と捉え、装置産業化したフィットネスクラブとは異なる成長を目指しております。また、大人に関しましては水の物理的特性を生かした水中マシンの開発と水中マシンプログラムの制作を進め、水中運動をより楽しく、効果の高いものにすることにより、シニア会員の拡大を図りたいと考えております。 (2)経営戦略等 当社は、日本の経済成長戦略の一環として示されたいわゆる「コーポレートガバナンス・コード」の趣旨を踏まえ、同コードの基本原則で示された事項について、ひとつひとつ真摯に取締役会を中心に議論を行い、企業の持続的成長と株主価値の向上を図ってまいる所存です。 業界最大にして唯一の上場企業である当社が会員集客の強化およびM&A戦略を軸とした積極的な成長投資(人的投資を含む)を推し進めることによる収益拡大を図ります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、企業価値向上のためには、財務の健全性を維持しながら資本の効率性を高めていくことが重要だと考えております。中長期的には、内部留保を新規事業所の設備投資に充当し、利益の最大化を目指してまいりますが、同時に資本効率を高め、企業価値の向上を図ることを基本方針としております。 したがって、株主資本利益率いわゆるROEと配当性向を経営上目標とする重要な経営指標としてまいります。 また、上記重要な経営指標を実現するため、当社グループの売上高の約8割が会費売上高であり、収益性指標として会員数を具体的な経営指標とし、既存事業所の会員数の底上げと新規出店により会員数の増大を図ってまいります。 (4)経営環境 スイミングスクール業界の経営環境は、財務体質の弱い企業の施設の閉鎖は今後も続いて行くと思われます。 しかし、現在の様な不確実な社会においては子供の育成に対する意識の高まりによって、少子化による影響があったにせよ、潜在会員の大きな落ち込みはないと思われます。 このようなことから、スイミングスクール施設の減少は業界規模において多少の縮小を招きますが、この10年余りは明らかにオーバーストア状態であり、需要と供給の面から見れば正常な状態に戻っていると見ることができると思われます。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の中長期的な成長および企業価値・株主価値の最大化に向けて対処すべき課題は、以下のとおりです。 ① M&A戦略の推進 当社の成長戦略としてM&A戦略を強化し、更なるエリア展開に注力する事で、地域に根差した青少年の健全育成やスポーツ振興を加速するとともに、事業拡大と収益性の確保を実現してまいります。 また、当社事業を含めた健康産業全般の中で、当社事業との親和性の高い新たな領域へ進出する等、積極的な事業展開を図る事で、更なる成長を図ります。 ② 水泳の原点回帰と安全強化、競技力の向上 近年、公立学校における水泳指導の縮小に伴い、国民の泳力低下や水難事故のリスク増大が社会課題となっており、このような状況下において、スイミングスクール事業が果たすべき社会的使命がより一層高まっていると強く認識しています。 当社は水泳の原点に立ち返り、4泳法の指導強化と安全第一の授業展開を徹底いたします。創業以来培ってきた水泳指導および水中健康運動のノウハウを活かし、昨今の水難事故の状況を踏まえ、安全指導を今一度強化してまいります。 また、毎大会オリンピック選手を輩出している実績をもとに、引き続きトップレベルの選手育成にも尽力いたします。 これらを通し、水泳業界の持続的な成長と価値向上に貢献するとともに、その成果をブランディングの強化および収益力の向上を通じた企業価値の向上へとつなげてまいります。 ③ 人材の育成および確保 スイミングスクール業界の人材については業界全体として不足しており、今後の事業拡大に対して人員の育成および確保が課題となっております。 これらの課題について当社は求職者および従業員に対し、スイミングスクール運営企業で唯一の上場企業としての強みを活かした魅力ある労働環境の整備や教育環境の強化を図る事で質の高い人材の確保、指導力強化による競争優位性の確立、ワーク・ライフ・バランスの向上などを実現してまいります。
事業等のリスク5,234字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性がある主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項であっても、投資家の投資判断上又は当社の事業をより理解していただく上で重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において入手した情報を基に当社が判断したものであります。 (1)当社の事業について ① 経済状況等の影響について 当社グループは、スイミングスクールの運営を主たる業務としております。 売上高の多くは直営事業所のスイミングスクール会員の会費、民間・公共施設からの運営受託に伴う受託料及びスキースクール等の企画課外売上収入であり、その合計金額は2026年3月期で7,918百万円と、売上高の92.7%を占めております。 スイミングスクールの対象顧客は一般個人であることから、経済状況、雇用情勢、嗜好の変化や、消費税増税による買い控え、あるいはゆとり教育の見直しによる授業時間の増加による習い事時間(余暇時間)の減少などが生じた場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 会員数の動向と会員の構成について 当社グループは子供会員に対する指導教本及び水中健康運動教本等の創業以来の指導経験を織り込んだ各種マニュアルや教本に基づく専門的な指導が強みであるため、子供会員の構成比が88.4%と高いことが特徴となっています。一方、総務省の発表による人口推計(2026年4月1日現在の概算値)によると、子供(0歳から14歳)の数は1,330万人であり、総人口に占める割合は10.8%と最低を更新しております。このような状況の中、当社の子供会員数は近年増加傾向ではありますが、大人会員数については水泳指導のないフリー会員からより単価の高いスクール会員へのシフトを進めたこともあり減少しております。 今後、会員の獲得及び収益力の向上のために様々な施策を実施していきますが、子供人口の減少及び予測しない事態の発生による信用の失墜等により、当初想定していた会員数の獲得ができなかった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合等の影響について 高齢化社会と医療費削減の流れの中で、生活習慣病などに対する国民の健康意識の高まりとともに、フィットネス業界における施設数は現在コロナ禍で一時的な店舗数の減少は生じているものの、近年の傾向としては増加しており、異業種からの参入や多店舗展開などその競争はより厳しいものになってきております。当社は、他のスポーツクラブと差別化を図るため、スイミングスクールに特化した事業戦略と地域密着型・教育重視の経営を行っておりますが、当社施設の地域内に競合施設が進出した場合や顧客ターゲットの重複など競争の激化によっては、売上高の低下又は販売活動・広告宣伝費の増加によるコストアップが収益の悪化を招き、当該施設の撤退など当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業所の出店について 当社グループは、2026年3月31日現在、直営事業所64事業所、受託事業所20事業所、子会社3事業所を開設しております。今後も地域に密着した、低コストでコンパクトタイプのスイミングスクール施設等を基本として開設を行う方針でありますが、当社の希望する開設予定地が確保できない場合や、事業所の地代家賃、建物等の建設費用の上昇により出店コストが上昇した場合、開業後の新規事業所の収支が計画通りに進まない場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新規事業所の開設が特定の時期に集中するような場合には、開業経費等の計上が先行して発生するため業績へ影響を及ぼす可能性があります。 (3)施設の補修修繕や広告宣伝について 事業所については集客力の向上と会員サービスの更なる充実を図るために、施設のリニューアルや広告宣伝等を随時実施する方針であります。しかしながら、当社の資金的制約や、受託事業所はオーナーの意向や経営状況により、集客に必要な施設の補修修繕や広告宣伝等の施策が進まない場合や、受託料等の債権の回収が進まない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、施設のリニューアル工事が特定の時期に集中するような場合にも、修繕維持費等の費用が増加し業績へ影響を及ぼす可能性があります。 (4)電力料金や燃料価格について スイミングスクールの施設の空調や、プール水温等の管理、会員の送迎バスの運行に係る費用等は、電力料金や燃料価格の影響を受けるため、これらの料金や価格が上昇した場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)課外活動について スイミングスクールの会員に対して行っているスキースクール等の課外活動は学校の長期休暇のある夏季、冬季に集中して実施しているため、これらの時期に天候不順や災害等発生した場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)特定地域への依存について 当社グループは全国を営業エリアとしておりますが、関西地区での売上高が全体の約四分の一を占めているため、特に関西地区で大規模災害、流行性疾患等の感染症が発生した場合や、大規模な震災等の発生により事業所の業務を停止せざるを得ない状況や、建物や設備が損傷し、その修復に多大な費用が必要となった場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (7)法的規制について ① 事業に関する法的規制について 当社はスイミングスクールを開設、営業するに際して、消防法、浄化槽法、下水道法、建築基準法、道路交通法等の法令並びに地方自治体の条例、各種行政指導による規制を受けております。また、事業所などにおける水着等の商品販売は、不当景品類及び不当表示防止法の規制を受けております。 当社においては、これらの法令等の遵守を徹底しており、厳格な業務マニュアルに基づいて運営を行っており、現在までに重大な事故、訴訟、行政等の指導を受けた事実はありません。しかしながら、法令違反が起きた場合は営業停止等の行政処分によって、当社の業績に大きな影響が出ることが予想されます。 また、これらの規制が強化された場合、自主的な規制を促す風潮が強まったりした場合等においては、当社が負担すべきコストが上昇し、業績へ影響が及ぶ可能性もあります。 ② スイミングスクールの開設に際しての規制等について スイミングスクールの開設に関しましては、行政当局からの許認可が必要であるほか、各種の公的許認可書、申請書が必要であります。 開設に際しては当局に対して十分に事前の打合せ、問い合わせを行い、開設準備を進めておりますが、万が一、営業許可が下りなかった場合、もしくは承認が長引いた場合は、当初の出店計画の修正を余儀なくされる可能性があります。 また、これらの規制は都道府県、市町村などの条例に基づく行政指導として行われることが多いため指導内容は地域ごとに異なり、統一した基準、指導が必ずしも見られません。したがって、その内容については物件ごとに対応せざるを得ない場合が多く、その対応によって営業開始時期がずれ込んだり、事業所施設の内容に制限が加えられる可能性があります。 ③ プールの安全衛生に関する規制について プールは、利用者が遊泳等を楽しみながら、心身の健康の増進を期待して利用する施設であり、そのようなプールが安全であることは、利用者にとって当然の前提となっております。プールの安全確保は当社グループの責任で行われるものでありますが、プールの排(環)水口に関する安全確保の不備による事故をはじめとしたプール事故を防止するため、プールの施設面、管理・運営面で配慮すべき基本的事項等について、2007年3月に文部科学省及び国土交通省が「プールの安全標準指針」として統一的に指針を示しております。また、本指針を受け2007年5月に厚生労働省より通達された「遊泳用プールの衛生基準について」で衛生面を中心に統一的指針がなされております。当社グループでは、これらの規制のもと水質基準・施設基準・維持管理基準を遵守する必要があります。 当社グループはコンプライアンスの重要性を十分認識し、従業員への法令遵守の教育を徹底するとともに、リスク管理規程に基づき取締役会の直属機関として当社代表取締役が委員長を勤めるリスク管理委員会を設置し、リスク管理の推進及びコンプライアンスの徹底を図っておりますが、当社グループの事業を規制するその他関係法令等を根拠として損害賠償請求等の訴訟を提起され、これらの規制の違反により施設の営業停止などの処分を受けた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④ 旅行業登録について 当社グループは、スイミングスクール会員に対する課外活動としてスキースクール、キャンプ等を行っているため、旅行業登録を行っております。当社では、当該登録の諸条件や各法令の遵守に努めており、現時点において、登録の取消事由に該当する事実はないと認識しております。 しかしながら、万一法令違反等によって登録が取り消された場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (8)人材の確保について 当社グループは、今後も積極的に事業を拡大していく方針であり、これに伴いスイミングを指導する人材の確保が必要であると認識しております。新卒採用はもとより即戦力となる中途採用についても積極的に行うとともに、今後は教育研修等による人材の育成についても注力していく方針であります。しかしながら、計画通りに優秀な人材の確保や育成ができなかった場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (9)有利子負債への依存について 当社グループは、出店のための設備投資の一部を主に金融機関からの借入により調達しております。2026年3月期末の総資産7,340百万円に対し有利子負債の合計は2,075百万円、総資産に対する有利子負債の割合は28.3%となっております。 今後の事業展開によってはさらに借入金残高が増加することも予想され、金利の上昇等の金融情勢や取引金融機関の方針等に変化が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10)固定資産の減損処理について 当社グループは、事業所の建物等の固定資産を保有しておりますが、会員数の減少など事業所の収益性の低下により投資額の回収が見込まれず、固定資産の減損を認識する必要があると判断した場合や、一部保有している遊休資産の時価が下落した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (11)敷金・保証金について 2026年3月期末の敷金及び保証金の金額は709百万円となっております。今後の新規出店にあたっては、極力土地・建物の所有を行わず、賃貸借契約に基づく出店を考えておりますが、賃貸人の経営状況により敷金・保証金の回収に疑義が生じた場合、貸倒引当金の計上や貸倒損失が発生する可能性があります。 また、当社グループ側の理由により土地建物賃貸借契約を中途解約した場合に全額返還されない敷金及び保証金は2026年3月31日現在、22物件で232百万円あり、これらの契約を契約期間満了前に解約した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)個人情報管理について 当社グループは業務上の必要により、会員の氏名、住所、電話番号等の個人情報を保有し管理しております。これらの個人情報の取扱いについては、個人情報の保護に関する法律に基づき「個人情報保護規程」を定め、アクセス管理をするなど管理体制の充実に細心の注意を払っております。 しかしながら、外部からの不正アクセスや社内管理体制の不手際等から個人情報が外部に漏洩し、会員等に何らかの損害が発生した場合や従業員等により個人情報の不正利用が行われた場合、個人情報の保護に関する法律に基づく勧告、命令、罰則等を受けるような事態が生じた場合には、当社への損害賠償請求や社会的信用の低下により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)事業所内や課外活動中の安全性及び健全性について 事業所内や課外活動中に事故及び学童保育時の食中毒や食品アレルギーが発生した場合、賠償請求を受ける可能性があります。当社は賠償責任保険に加入しておりますが、賠償額が保険金額を上回るような重大な事故や従業員、業務委託先等による不適切な行為、もしくは企業倫理に反する行為等が発生した場合には直接業績に影響を及ぼすとともに、信用毀損やネガティブな風評の発生により二次的に業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,704字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 当連結会計年度におけるわが国経済環境は、雇用・所得環境改善の動きが続き、緩やかな回復基調を維持している一方で、ウクライナ情勢など地政学的リスクや米国の通商政策の動向、資源・エネルギー価格の高騰から、依然として経済環境は先行き不透明な状況です。 このような中、当社グループは「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念のもと、より多くの人に心と体の元気を届けるべく、ベビーからシニアまで幅広い層の健康促進に取り組んでまいりました。 会員集客の施策では、新規獲得を目的とした、季節の入会キャンペーンの他、事業所内のみならず全国の会員を対象とした紹介キャンペーン「つながろうJSS」や1日体験会を含む間口を広げた集客の施策を実施する事により、当社グループ独自の子供向け教育ノウハウを強く訴求し、会員の獲得に努めてまいりました。 水泳授業受託では、全国的な学校プール施設の老朽化や指導者不足により水泳授業の民間委託が増加するなか、当社の培ってきた専門的な水泳指導のノウハウを活かした小中学校への水泳授業受託を実施しました。今後も自治体からの入札要請やインストラクター派遣依頼に積極的に対応してまいります。 選手強化面では、2026年3月の第101回日本選手権水泳競技大会において、難波実夢選手(JSS東京)が200m自由形で4位、800m自由形で5位、由良柾貴選手(JSS東京)が50m背泳ぎで4位、大蔵礼生選手(JSS)が50m平泳ぎで5位、100m平泳ぎで2位、木村瞬弥選手(JSS)が400m個人メドレーで7位、諏訪遥希選手 (JSS東京)が200m背泳ぎで6位となりました。 日本テレビホールディングス株式会社との業務提携の状況につきましては、同社100%子会社である株式会社ティップネス(以下「ティップネス」)との協業について、両社のノウハウ・経営資源を持ち寄ることで、両社の企業価値向上に資する効果的なシナジーをさらに強力に推進するため、以下の施策を進めてまいりました。 <ティップネスとの主な協業内容> 〇「地域から水難事故を0(ゼロ)に!着衣水泳体験会」の開催 2005年より安全水泳に取り組んでおります当社のノウハウを活かし当社とティップネス社2社共同開催の形で、不慮の事故から命を守る対処法を身につける「着衣水泳体験会」を2025年5月25日にJSSスイミングスクール立石(東京都葛飾区)で開催、2025年6月15日にはJSSスイミングスクールおゆみ野(千葉市緑区)で開催しました。 〇オンラインフィットネス配信サービス「トルチャ」の提供 ティップネスが持つオンラインフィットネス配信サービス「トルチャ」を当社会員およびその家族向けに提供し、顧客満足度向上とコロナ禍における施設に頼らない収益確保策の一つとしました。 〇JSSキッズファミリープラン 両社が近隣に商圏を持つ事業所において当社子供会員の家族が割引価格でティップネスの事業所を利用出来る「JSSキッズファミリープラン」を設定し、顧客満足度向上につながるものとしました。 〇協業会議および分科会の定期開催 当社とティップネスとの情報交換の機会として、協業会議および各業務、テーマに沿ったより細分的な会議体としての分科会を実施しております。 〇その他 商材や備品の共同購入によるコスト削減や人事採用の情報交換等、両社の強みとスケールメリットを活かした様々な分野におけるシナジー効果を生み出す取り組みを協議し、実施するとともに、更なる施策の準備を進めてまいりました。 このような営業施策の結果、会員動向につきましては、原材料価格の上昇やライフスタイルの多様化など、消費環境の変化を受けて、新たなニーズへの対応が求められる状況となっております。 こうした背景もあり、会員数は当初の想定よりもやや伸び悩んでおりますが、ニーズの変化を的確に捉えた施策を講じることで、さらなる改善を図ってまいります。 なお、当連結会計年度末における当社グループの会員数は76,880人(前年同期比8.9%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の売上高は8,541百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は433百万円(前年同期比72.0%増)、経常利益は427百万円(前年同期比68.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は242百万円(前年同期比25.9%増)となりました。 なお、当社グループはスイミングスクール運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し、7,340百万円となりました。これは主に、現金及び預金が65百万円増加、有形固定資産が204百万円、投資その他の資産が48百万円減少したことによるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ352百万円減少し、4,157百万円となりました。これは主に、短期借入金が330百万円増加、長期借入金が827百万円減少したことによるものであります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ171百万円増加し、3,182百万円となりました。これは主に、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により162百万円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、65百万円増加し、当連結会計年度末は1,127百万円となりました。当連結会計年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は686百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益348百万円、減価償却費241百万円によるものであります。また、前連結会計年度に比べ得られた資金は562百万円増加しておりますが、主に減損損失が105百万円増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は67百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出100百万円によるものであります。また、前連結会計年度に比べて使用した資金は84百万円増加しておりますが、主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入が131百万円減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は553百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出989百万円によるものであります。また、前連結会計年度に比べて使用した資金は611百万円増加しておりますが、主に長期借入れによる収入が692百万円減少したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、スイミングスクールの運営を主たる事業としているため、生産及び受注の実績については記載しておりません。 a. 販売実績 当社グループは、スイミングスクール運営事業の単一セグメントのため、当連結会計年度の販売実績を売上種類別に示すと、次のとおりであります。 売上種類別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 直営事業収入 (千円)   6,711,850   102.7 受託事業収入 (千円)   759,147   99.4 企画課外売上収入 (千円)   447,479   96.1 スイミングスクール運営収入(千円)   7,918,477   101.9 直営商品売上 (千円)   273,292   95.7 その他商品売上 (千円)   322,417   107.4 商品売上 (千円)   595,710   101.7 その他の営業収入 (千円)   27,063   95.7 合計(千円)   8,541,251   101.9 (2)経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、当連結会計年度末における財政状態、報告期間における経営成績及び開示に影響を与える見積り・予測を必要としております。当社グループはこれらの見積り・予測について、過去の実績や現在の状況を考慮し、合理的と考えられる基準に基づき判断しております。しかしながら、見積り・予測は不確実性が伴うため、実際の結果と大きく異なる可能性があります。 (固定資産の減損損失) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産グループについて、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ② 財政状態の分析 a. 流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は、1,535百万円となり、前連結会計年度末と比べて85百万円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が65百万円増加したことによるものであります。 b. 固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は、5,804百万円となり、前連結会計年度末と比べて265百万円の減少となりました。これは主に、有形固定資産が204百万円、投資その他の資産が48百万円減少したことによるものであります。 c. 流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は、2,504百万円となり、前連結会計年度末と比べて504百万円の増加となりました。これは主に、短期借入金が330百万円、未払法人税等が119百万円増加したことによるものであります。 d. 固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は、1,653百万円となり、前連結会計年度末と比べて856百万円の減少となりました。これは主に、長期借入金が827百万円減少したことによるものであります。 e. 純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は、3,182百万円となり、前連結会計年度末と比べて171百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により162百万円増加したことによるものであります。 ③ 経営成績の分析 a. 売上高 当連結会計年度における売上高は、8,541百万円となり、前連結会計年度末と比べて159百万円の増加となりました。これは主に、スイミングスクール運営収入が150百万円、商品売上高が10百万円増加したことによるものであります。 b. 売上原価 当連結会計年度における売上原価は、7,083百万円となり、前連結会計年度末と比べて58百万円の減少となりました。これは主にスイミングスクール運営原価が54百万円減少したことによるものであります。 c. 売上総利益 上記の結果、当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度と比べて217百万円増加し、1,458百万円となり、売上高総利益率は17.1%となりました。 d. 販売費及び一般管理費 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,024百万円となり、前連結会計年度と比べて35百万円の増加となりました。これは主に、福利厚生費が20百万円増加したことによるものであります。 e. 営業利益 上記の結果、当連結会計年度における営業利益は433百万円となり、前連結会計年度と比べて181百万円の増加となりました。 f. 営業外収益 当連結会計年度における営業外収益は18百万円となり、前連結会計年度と比べて8百万円の減少となりました。これは主に、受取保険金が4百万円減少したことによるものであります。 g. 営業外費用 当連結会計年度における営業外費用は24百万円となり、前連結会計年度と比べて1百万円の減少となりました。これは主に、支払利息が3百万円増加、関係会社負担金が7百万円減少したことによるものであります。 h. 経常利益 上記の結果、当連結会計年度における経常利益は427百万円となり、前連結会計年度と比べて174百万円の増加となりました。 i. 親会社株主に帰属する当期純利益 企業結合に係る特定勘定取崩益45百万円等を計上した結果、特別利益が80百万円、減損損失105百万円等を計上した結果、特別損失が159百万円となり、税金等調整前当期純利益は348百万円となりました。また、法人税、住民税及び事業税133百万円、法人税等調整額△27百万円を計上しております。 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は242百万円となり、前連結会計年度と比べて49百万円の増加となりました。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの主力であるスイミングスクール事業については、医療制度改革の中で2008年4月から健診・保健指導の義務化が実施されるなど、国民の健康意識の高まりとともにスイミングに対するニーズも拡大する方向にありますが、国内経済動向、個人消費、流行、原油価格等の外的要因が変動することにより大きく影響を受けます。 また、同業他社による多店舗展開、異業種からの参入など競争はより激しくなってきており、出店地域における当社グループの優位性の確保状況により影響を受けます。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、総合フィットネスを展開する同業他社と差別化を図るため、スイミングスクール事業を「教育」として指導教本及び水中健康運動教本等の創業以来の指導経験を織り込んだ各種マニュアルや教本に基づく専門性の高い指導を実施し、当社ブランド力の強化と各事業所の収益力向上を進めております。今後の見通しについては、直営事業所として低コスト運営が可能なコンパクトタイプ施設(会員数1,000名程度)の展開を進め、買収、合併等を利用した事業譲受や既存施設の新築移転も含め、年間2事業所程度の出店を計画しております。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要の主なものは、スイミングスクール事業の指導者の人件費、水道光熱費等の販売費及び一般管理費であり、また、設備資金需要としては新規事業所の開設費用及びプール施設の維持管理に関する設備投資資金であります。 そのような資金需要を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入により資金調達を行っております。 また、資金の流動性に関しては、現在の複数の金融機関からの借入は円滑に行われており、十分な借入余力があり、流動性の補完にも対応が可能となっております。 当連結会計年度における資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは686百万円の現金及び現金同等物を取得しております。投資活動によるキャッシュ・フローにおいては、主に有形固定資産の取得による支出100百万円がありました。財務活動によるキャッシュ・フローにおいては、主に長期借入金の返済による支出989百万円がありました。その結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,127百万円となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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