概要
ジェイエスエスは、スイミングスクール運営を中核とする会員制スポーツクラブ企業である。1976年に設立され、2013年に株式上場。近畿圏を中心に全国で直営64事業所、受託20事業所を展開し、2026年3月期の売上高は85億円、会員数は約7万7000人。日本テレビホールディングスと業務資本提携を結び、子会社の株式会社ワカヤマアスレティックスを含むグループで事業を営む。
スイミングスクール運営に特化した単一セグメント
当社グループはスイミングスクール運営事業の単一セグメントで構成される。事業収入の約8割は会費売上であり、残りはスポーツ用品等の商品販売や施設賃貸が占める。会員の年齢構成は子どもが88.4%、大人が11.6%と子ども中心だが、大人の大半は中高齢者であり、水中健康運動プログラムを通じてシニア会員の拡大を図っている。収益の柱は安定した会費収入であり、新規出店と既存事業所の会員数増加が成長の鍵となる。
直営と受託の二本柱で全国に事業所網を構築
2026年3月末時点で、直営事業所はスイミングスクール61、フィットネスクラブ1、テニススクール2の計64箇所。受託事業所はスイミングスクール20箇所で、施設所有者と指導・監視業務の委託契約を結び運営する。直営は近畿圏に集中するが、北海道から沖縄まで全国展開している。受託事業は公共施設の運営受託も含み、自治体からの水泳授業委託が増加傾向にある。事業所数は前年から微増しており、M&Aによる拡大も進めている。
日本テレビHDとの提携で協業シナジーを追求
2020年3月、日本テレビホールディングスと業務資本提携契約を締結。同社傘下の株式会社ティップネスと共同で、着衣水泳体験会の開催やオンラインフィットネス「トルチャ」の提供、キッズファミリープランによる相互送客などを実施している。協業会議を定期開催し、商材共同購入によるコスト削減や人事採用の情報交換も行う。両社のスケールメリットを活かし、企業価値向上を目指す。
住宅地中心の出店戦略と会員数の増減
当社は住宅地を中心に事業所を展開し、地域密着型の運営を強みとする。2026年3月期の会員数は76,880人で前年比8.9%減と伸び悩んだが、これは原材料価格上昇やライフスタイル多様化の影響と分析される。新規獲得キャンペーンや紹介キャンペーン「つながろうJSS」、1日体験会など集客施策を継続し、会員数の底上げを図る。収益性指標として会員数を重視し、既存施設の会員増と新規出店により成長を目指す。
業界の中での役割は会員制スポーツクラブ運営者(スイミングスクール中心)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01会員制スポーツクラブ(個人向け)主力
スイミングスクール61事業所、フィットネスクラブ1事業所、テニススクール2事業所を直営し、スイミングを中心に会員向け指導プログラムを提供している。住宅地中心の出店戦略で事業所を拡大してきた。
- スイミングスクール
- 幼児から大人までを対象に、水泳指導を行う。独自の指導要項に基づくプログラムを提供。
- テニススクール
- テニスの指導を行う。
- フィットネスクラブ
- 健康運動のための施設。
02スイミングスクール運営受託(施設所有者向け)準主力
スイミングスクール施設を所有する事業者から指導・監視業務等の業務受託契約を締結し、当社スタッフを常駐させて運営を行う。受託事業所は20箇所にのぼる。
- スイミングスクール運営受託
- 既存のスイミングスクール施設に対して、指導プログラムの提供や運営業務を代行するサービス。
03スポーツ用品・機器販売副次
直営事業所で会員向けにスポーツ用品を販売するほか、受託事業所やスポーツ施設にも販売。また、省エネ型プール設備(照明、ボイラー、濾過機等)の販売も行う。
- スポーツ用品
- 水着、ゴーグル、ウェアなど水泳関連用品を中心としたスポーツ用品。
- プール設備機器
- プール室内照明器具(省エネタイプ)、ボイラー、濾過機など。
04その他(不動産賃貸・課外活動)その他
所有施設の賃貸や、スキースクール・キャンプなどの課外活動を実施している。
製品と技術
創業以来の指導経験を体系化した独自教本と指導プログラム
当社は1976年の創業以来、水泳指導のノウハウを蓄積し、指導教本や水中健康運動教本などの独自マニュアルを開発。年齢・体力・目的に応じたプログラムを配置し、ベビーからシニアまで幅広い層に対応する。特に子どもの指導は教育事業の一環と位置づけ、4泳法の習得と安全指導を徹底。全国の事業所で統一された品質の授業を提供する点が強みである。
水中健康運動プログラムとシニア会員向け施策
大人会員の大半は中高齢者であることから、水の物理的特性を活かした水中マシンの開発とプログラム制作を推進。水中運動を楽しく効果的にする取り組みにより、シニア会員の拡大を図る。また、2025年には日本テレビHD傘下のティップネスと共同で着衣水泳体験会を開催し、安全水泳の普及にも注力。競泳選手の育成実績も持ち、日本選手権入賞者を輩出している。
スポーツ用品販売とプール設備機器の提供
直営事業所では会員向けに水着やゴーグルなどのスポーツ用品を販売。受託事業所や外部のスポーツ施設にも卸売を行う。さらに、省エネタイプのプール室内照明器具やボイラー、濾過機などの機器類販売を開始し、環境配慮型の提案も行う。これらの商品販売は会費以外の収入源として安定した貢献を見込む。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
サービス業の小規模企業、安定成長
ジェイエスエスはサービス業に属し、売上高84億円(2025/3期)と同業他社(ジンジブやイシンなど)と比較して小規模。営業利益率は3.57%(2025/3期)から4.71%(2026/3期予想)へ改善傾向。サービス業界は人材派遣やアウトソーシングが多く、同社は小規模ながら安定した成長を示す。同業のダイブやJSHも非開示だが、業界内での競争は激しい。内需依存が強く、労働需給の影響を受けやすい。
強み
- 売上高が81億円から85億円へ緩やかに成長、安定感。
- 営業利益率が3.57%から4.71%へ上昇、効率化進む。
- 規模が小さく、顧客ニーズに柔軟に対応可能。
- サービス業の専門分野に特化、顧客基盤を固める。
課題
- 同業他社と比べ売上高が小さく、競争力に限界。
- 国内サービス需要に依存し、景気変動の影響大。
- サービス業界は人手不足が深刻、人材確保が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がジェイエスエス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4678秀英予備校 | 22億円 | 51.1倍 |
| 2 | 6074ジェイエスエス | 21億円 | 8.6倍 |
| 3 | 9258CS-C | 21億円 | — |
| 4 | 6177AppBank | 21億円 | — |
| 5 | 9253スローガン | 21億円 | 10.2倍 |
| 6 | 7077ALiNKインターネット | 21億円 | — |
| 7 | 6186一蔵 | 21億円 | — |
| 8 | 7069サイバー・バズ | 21億円 | 7.4倍 |
| 9 | 7041CRGホールディングス | 20億円 | 51.3倍 |
| 10 | 9240デリバリーコンサルティング | 20億円 | 13.8倍 |
| 11 | 9225ブリッジコンサルティンググループ | 20億円 | 21.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
竜奥興業の子会社としてスイミングスクール受託事業を開始した1976年
1976年7月、大阪市北区にジャパンスイミングサービス株式会社を設立。親会社の竜奥興業からスイミングスクールの運営受託を受け、指導ノウハウを蓄積した。この時点では直営事業所を持たず、施設所有者との契約に基づく受託運営が事業の原点である。設立当初から「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念を掲げ、後の事業拡大の基盤を築いた。
直営事業に進出しテニススクールも開始した1979〜1980年
1979年9月、兵庫県宝塚市にJSS宝塚スイミングスクールを開設し、初の直営事業を開始。施設を自社で運営することで、指導内容の品質管理や収益最大化が可能となった。1980年4月には新潟県新潟市でアディダステニススクール(現JSSジャンボインドアテニススクール)を開設し、テニス事業にも参入。直営と受託の両軸で事業領域を拡大した。
商号変更と子会社リプルの設立・清算を経た1991〜2010年
1991年6月、商号を株式会社ジェイエスエスに変更。1990年9月にはトーメン(現双日)との合弁で子会社株式会社リプルを設立し、フィットネスクラブ「ウェイビー喜連」を開設。しかし、リプルは2010年12月に清算された。この時期はフィットネス事業への多角化を試みたが、後にスイミングスクール事業へ集中する方向へ舵を切った。2006年9月には本店を大阪市西区の現在地に移転。
大阪証券取引所JASDAQ上場と市場移行を果たした2013〜2022年
2013年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場。同年7月の東証・大証統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。上場により資金調達力が向上し、事業拡大の基盤を整えた。2015年4月には東京事務所を開設し首都圏での活動を強化。2022年4月の市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行した。
日本テレビHDとの資本提携と子会社化によるグループ拡大(2020〜2025年)
2020年3月、日本テレビホールディングスと業務資本提携契約を締結。メディア大手との連携により、集客や協業の機会を得た。2024年5月には株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を取得し100%子会社化。これによりグループの事業拠点が拡大した。2025年2月には名古屋証券取引所メイン市場に上場し、中部エリアでの認知度向上を狙う。
年表14件を開く
1970年代
- 1976年7月竜奥興業株式会社の子会社として大阪市北区にジャパンスイミングサービス株式会社(現当社)を設立、スイミングスクールの受託運営事業を開始
- 1979年9月JSS宝塚スイミングスクール(兵庫県宝塚市)において直営事業を開始
1980年代
- 1980年4月アディダステニススクール(現 JSSジャンボインドアテニススクール(新潟県新潟市))においてテニススクールを開始
1990年代
- 1990年9月株式会社トーメン(現 双日株式会社)と合弁で子会社株式会社リプルを設立し、フィットネスクラブウェイビー喜連を開設
- 1991年6月商号変更商号を株式会社ジェイエスエスに変更
2000年代
- 2006年9月現在地に本店を移転
2010年代
- 2010年12月子会社株式会社リプルを清算
- 2013年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
- 2015年4月東京都八王子市に東京事務所を開設
2020年代
- 2020年3月日本テレビホールディングス株式会社と業務資本提携契約を締結
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ市場からスタンダード市場に移行
- 2024年5月M&A株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を譲り受け、100%子会社化
- 2025年2月上場名古屋証券取引所メイン市場に株式上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE株主資本利益率(ROE)を重要な経営指標とする
- 配当性向配当性向を重要な経営指標とする
- 会員数会員数の増大
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
M&A戦略の推進
M&A戦略を強化し、更なるエリア展開に注力することで事業拡大と収益性を確保する。健康産業全般の中で親和性の高い新たな領域へ進出し、積極的な事業展開を図る。
- 02
水泳指導の原点回帰と安全強化
公立学校の水泳指導縮小に伴う泳力低下や水難事故リスク増大に対応し、4泳法の指導強化と安全第一の授業を徹底する。オリンピック選手輩出の実績を活かし、トップレベルの選手育成にも尽力する。
- 03
人材の育成と確保
業界全体の人材不足に対応し、上場企業としての強みを活かした魅力ある労働環境の整備や教育環境の強化により、質の高い人材の確保、指導力強化、ワーク・ライフ・バランスの向上を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で467人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は465万円で、9期前と比べて+3.7%。平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は15.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 519 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 519 | — |
| 2019年3月 | 448 | 39.3 | 13.9 | 523 | — |
| 2020年3月 | 452 | 39.0 | 13.6 | 523 | — |
| 2021年3月 | 406 | 38.9 | 13.8 | 511 | — |
| 2022年3月 | 418 | 39.3 | 14.0 | 514 | — |
| 2023年3月 | 428 | 39.7 | 14.4 | 496 | — |
| 2024年3月 | 468 | 39.7 | 14.6 | 483 | — |
| 2025年3月 | 453 | 40.0 | 14.7 | 498 | 60 |
| 2026年3月 | 465 | 40.9 | 15.1 | 467 | 86 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は85億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.2%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 87億円 | 85億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 4億円 |
| 純利益 | 3億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥21 | ¥21 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 20 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 20 | 1 | 5.0 | 1 |
| 2024年2Q | 21 | 1 | 4.8 | 1 |
| 2024年3Q | 21 | 2 | 9.5 | 0 |
| 2024年4Q | 19 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 42 | 2 | 4.8 | 1 |
| 2025年4Q | 42 | 1 | 2.4 | 1 |
| 2026年2Q | 43 | 2 | 4.7 | 2 |
| 2026年4Q | 42 | 2 | 4.8 | 0 |
| 2027年1Q | 21 | 1 | 4.8 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は71億円から85億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式上場 | |||||
| 2013年3月 | 71 | — | 3 | — | 3 |
| 2014年3月 | 73 | — | 3 | — | 2 |
| 東京都八王子市に東京事務所を開設 | |||||
| 2015年3月 | 77 | — | 3 | — | 2 |
| 2016年3月 | 80 | — | 4 | — | 3 |
| 2017年3月 | 85 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年3月 | 87 | — | 6 | — | 4 |
| 2019年3月 | 87 | — | 5 | — | 3 |
| 2020年3月 | 85 | — | 4 | — | 2 |
| 2021年3月 | 65 | — | 1 | — | −4 |
| 2022年3月 | 76 | — | 3 | — | 1 |
| 2023年3月 | 81 | — | 4 | — | 2 |
| 株式会社ワカヤマアスレティックスの全株式を譲り受け、100%子会社化 | |||||
| 2024年3月 | 81 | — | 4 | — | 2 |
| 名古屋証券取引所メイン市場に株式上場 | |||||
| 2025年3月 | 84 | 3 | 3 | 3.6 | 2 |
| 2026年3月 | 85 | 4 | 4 | 4.7 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高85億円のうち、営業利益として残るのは4億円で4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.4%70億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%10億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.2%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は11億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 2 |
| 2014年3月 | 6 | −3 | −1 | 3 | 4 |
| 2015年3月 | 5 | −5 | 0 | 0 | 3 |
| 2016年3月 | 5 | −1 | −4 | 4 | 3 |
| 2017年3月 | 7 | −8 | 2 | −1 | 4 |
| 2018年3月 | 6 | −5 | 1 | 1 | 5 |
| 2019年3月 | 5 | −4 | 0 | 1 | 6 |
| 2020年3月 | 6 | −3 | −3 | 3 | 6 |
| 2021年3月 | −4 | −3 | 11 | −7 | 9 |
| 2022年3月 | 7 | −2 | −1 | 5 | 13 |
| 2023年3月 | 8 | 0 | −8 | 8 | 13 |
| 2024年3月 | 2 | −1 | −6 | 1 | 9 |
| 2025年3月 | 1 | 0 | 1 | 1 | 11 |
| 2026年3月 | 7 | −1 | −6 | 6 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は73億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は43.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 49 | 12 | 37 | 23.6 |
| 2014年3月 | 51 | 16 | 35 | 30.5 |
| 2015年3月 | 54 | 17 | 37 | 31.7 |
| 2016年3月 | 53 | 20 | 33 | 37.2 |
| 2017年3月 | 59 | 23 | 36 | 38.2 |
| 2018年3月 | 66 | 26 | 40 | 39.1 |
| 2019年3月 | 67 | 28 | 39 | 41.6 |
| 2020年3月 | 67 | 29 | 38 | 42.8 |
| 2021年3月 | 70 | 24 | 46 | 33.8 |
| 2022年3月 | 73 | 25 | 48 | 33.9 |
| 2023年3月 | 70 | 26 | 44 | 37.9 |
| 2024年3月 | 63 | 28 | 35 | 44.4 |
| 2025年3月 | 75 | 30 | 45 | 40.0 |
| 2026年3月 | 73 | 32 | 42 | 43.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中148位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中411位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥521で、1年前と比べて-2.2%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 |
| PER (会社予想) | 7.2倍 |
| PBR | 0.66倍 |
| 配当利回り | 4.03% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+7.9%と上昇。7月17日に518円まで上昇し、現在は517円。週足では25日線(495円)を+4.4%上回る。52週高値597円からは乖離があるが、200日線(522円)に接近。出来高は6月30日に5800株とやや増加し、7月に入り安定。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)。
PER8.58倍は業界平均22.50倍を大幅に下回り、PBR0.65倍も業界平均3.10倍を大きく下回る。ROE8.0%と収益性は業界平均並みだが、配当利回り3.93%は業界平均1.75%を上回り、配当性向43.83%と安定した還元も魅力。ただし売上成長は緩やか。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 7.2倍 | — |
| PBR | 0.66倍 | 3.51倍 |
| ROE | 8.0% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は横ばいから微増で、PBR0.65倍と割安感がある一方、成長性に乏しい。強気派は安定需要と配当利回り3.9%を評価し、弱気派は売上高伸び率1%未満の低成長と競争激化による収益性低下を懸念。2026/3期は営業利益率4.7%と改善見通しだが、実現性が論点。
- 安定需要基盤
高齢化で医療介護需要は継続的拡大が見込まれる。
- 高い配当利回り
予想配当利回り約3.9%と安定分配。
- 割安な株価評価
PBR0.65倍と解散価値割れで下値不安が少ない。
- 2026年3月期営業利益4億円で増益継続2026年3月期影響中
営業利益4億円、前期3億円から33%増。利益率4.71%に改善
- 配当利回り3.93%と高水準継続影響中
年間配当20.3円(想定)で利回り3.93%。安定的な株主還元
- PBR0.65倍と割安水準継続影響弱
PBR0.65倍、解散価値対比割安。自己資本32億円に対し時価21億円
- 売上高堅調、3期連続増収2026年3月期影響弱
売上高85億円、前期84億円から微増。安定した収益基盤
- 低成長の継続
売上高は近年ほぼ横ばいで、成長ストーリーに欠ける。
- 競争激化
人材サービス業界は競合多く、単価上昇は限定的。
- 利益率の不透明感
2026/3期営業利益率4.7%達成にはコスト抑制が必要。
- 売上高成長鈍化、前期比1.2%増2026年3月期影響強
売上高85億円、前期84億円からほぼ横ばい。成長鈍化で株価伸び悩み
- 営業利益率4.71%と低水準2026年3月期影響中
営業利益率4.71%、業界平均比低い。コスト競争力に課題
- 純利益2億円で横ばい、成長性乏しい2026年3月期影響中
純利益2億円、前期比横ばい。EPS約49円、PER8.6倍と割安だが成長期待薄
- 外国人保有0.46%と極めて低い継続影響弱
外国人保有0.46%、ほぼ国内投資家のみ。海外需要取り込み不足
- 派遣稼働率
- 稼働率低下は収益悪化に直結する主要指標。
- 売上高前年比
- 成長の有無を確認する基本指標。
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を示す。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり21円で、前期から+14.3%。いまの株価に対する利回りは4.03%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 11.8 |
| 2018年3月 | 13 | 25.0 | 13.9 |
| 2019年3月 | 15 | 20.0 | 19.0 |
| 2020年3月 | 14 | −8.3 | 28.7 |
| 2021年3月 | 15 | 9.1 | — |
| 2022年3月 | 11 | −26.7 | 37.8 |
| 2023年3月 | 12 | 9.1 | 19.8 |
| 2024年3月 | 15 | 20.8 | 25.7 |
| 2025年3月 | 18 | 20.7 | 59.7 |
| 2026年3月 | 20 | 14.3 | 43.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥21
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,404人。区分でいちばん多いのは個人・その他で57.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.7%を占め、残る60.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 51.8 | 51.9 | 47.6 | 49.7 | 55.4 | 57.4 |
| 事業法人 | 43.5 | 43.8 | 43.9 | 43.7 | 40.6 | 39.7 |
| 証券会社 | 1.8 | 2.6 | 5.0 | 2.4 | 2.5 | 2.4 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.2 | 1.6 | 2.4 | 1.2 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 2.5 | 1.3 | 1.8 | 1.7 | 0.2 | 0.0 |
| 自己株式 | 3.9 | 3.9 | 3.9 | 3.9 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本テレビホールディングス 株式会社 | 24.84 |
| 02 | 江崎グリコ株式会社 | 9.21 |
| 03 | 関 健二 | 4.25 |
| 04 | 内藤 征吾 | 2.98 |
| 05 | 柿沼 佑一 | 2.73 |
| 06 | 水元 公仁 | 2.53 |
| 07 | 奥村 征照 | 2.48 |
| 08 | 藤木 孝夫 | 2.33 |
| 09 | 浜本 憲至 | 2.16 |
| 10 | 上田八木短資株式会社 | 2.01 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−64%、1株純資産は14期で+17%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 168 | 675 | 28.4 | — | 4.2 |
| 2014年3月 | 80 | 776 | 11.4 | 8.3 | 8.8 |
| 2015年3月 | 81 | 844 | 10.0 | 9.4 | 12.4 |
| 2016年3月 | 71 | 487 | 15.6 | 7.2 | 10.6 |
| 2017年3月 | 85 | 563 | 16.2 | 8.8 | 11.8 |
| 2018年3月 | 90 | 642 | 15.0 | 10.1 | 13.9 |
| 2019年3月 | 79 | 708 | 11.8 | 8.1 | 19.0 |
| 2020年3月 | 48 | 742 | 6.6 | 8.8 | 28.7 |
| 2021年3月 | −114 | 615 | −16.8 | — | — |
| 2022年3月 | 29 | 636 | 4.6 | 14.4 | 37.8 |
| 2023年3月 | 61 | 685 | 9.2 | 9.1 | 19.8 |
| 2024年3月 | 57 | 728 | 8.0 | 9.0 | 25.7 |
| 2025年3月 | 50 | 748 | 6.4 | 8.5 | 59.7 |
| 2026年3月 | 60 | 791 | 8.0 | 8.4 | 43.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤木孝夫 | 代表取締役 社長 | 73 | 94,000 |
| 奥村征照 | 取締役会長 | 85 | 100,000 |
| 濱治雅弘 | 常務取締役 管理本部長 | 64 | 1,300 |
| 藤木航 | 常務取締役 事業本部・営業推進本部 管掌 | 46 | 6,900 |
| 宮本倍幸 | 取締役 営業推進本部長 | 63 | — |
| 山脇幹雄 | 取締役(監査等委員) | 77 | — |
| 安達徹 | 取締役(監査等委員) | 64 | — |
| 奥田智子 | 取締役(監査等委員) | 44 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 117 | 117 | 20 |
| 社外取締役 | 4 | 6 | 6 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,193字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,042字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,234字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,704字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第51期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第50期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第50期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第48期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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