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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

AppBank

6177 · Growth · サービス業

スマホ情報メディアとIPコラボの複合企業。「AppBank」で培ったプロモーション力を活かす。

概要

AppBank株式会社は、2012年に神奈川県鎌倉市で創業したインターネットサービス企業である。スマートフォン情報サイト「AppBank.net」の運営を祖業とし、動画配信やIPコラボレーション事業に領域を拡大した。東証グロース市場に上場(2015年10月)し、2025年12月期の連結売上高は12億円、従業員22名。メディア事業とIP&コマース事業の2セグメントで構成される。

メディア事業とIP&コマース事業の二本柱

AppBankの事業は「メディア事業」と「IP&コマース事業」の2セグメントに分かれる。メディア事業は、自社運営メディア「AppBank.net」への広告掲載や、YouTube・ニコニコ・TikTokでの動画配信による広告収入、さらに他社メディアとの共創企画事業からフィー収益を得る。IP&コマース事業は、他社のコンテンツ・IPとのコラボレーションによるスイーツやグッズの販売、イベント運営、サブスクリプション型サービスを展開。2025年12月期のセグメント別売上高はメディア事業が9.8億円、IP&コマース事業が2.5億円である。

戦略的パートナーとの協業とM&Aによる成長

同社は2024年3月に新経営体制へ移行し、資本業務提携先(株式会社PLANA、クオンタムリープ株式会社など)との協業を強化している。2025年9月には、コールセンター事業を手がける株式会社PWANとスポーツグッズ企画製造のmusica lab株式会社を完全子会社化。これにより連結決算を開始し、売上高の拡大を図った。一方、不採算事業の整理も進め、2025年4月にYURINAN事業を譲渡、和カフェ事業から撤退している。

上場維持基準への対応と収益改善への課題

同社は東証グロース市場の上場維持基準(時価総額40億円以上)への適合を課題としている。2025年12月期の連結業績は売上高12.4億円、営業損失1.7億円、親会社株主に帰属する当期純損失5.2億円と赤字が続く。メディア事業はセグメント利益0.36億円と黒字を維持するが、IP&コマース事業の赤字が全体を圧迫する。固定費削減や新規事業の立ち上げにより早期黒字化を目指す方針である。

少数精鋭の組織体制

2025年12月期末時点の従業員数は22名(単体)と極めて少ない。本社は東京都新宿区に置き、創業以来3度の移転を経ている。上場企業としては小規模な組織だが、M&Aによる子会社の獲得やアウトソーシングの活用で事業を拡大してきた。子会社にはPWAN(コールセンター)やmusica lab(スポーツグッズ)があり、グループ全体の人員はさらに増える見込みである。

業界の中での役割はメディア広告事業者であり、IPライセンスを活用したコマース事業も手がけるコンテンツ企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
12億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-16.7%
純利益
-5億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2023/12
事業売上構成比利益利益率
ストア事業3億円75.0%
メディア 事業1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01デジタルメディア主力

スマートフォン関連の総合情報サイト「AppBank.net」を運営し、広告収益を得る。ライター記事とAI生成記事を組み合わせ、エンターテインメント性の高い情報を配信。動画サービスではYouTube等でチャンネルを運営し、広告収入を得る。

主な製品・サービス2
AppBank.net
スマートフォン関連の最新ニュースやアプリ情報を発信する総合情報サイト。
YouTubeチャンネル
動画コンテンツを配信し、広告収益を得るYouTube上のチャンネル。

02IPコラボレーション・コマース主力

他社のコンテンツ・IPとコラボレーションしたグッズやイベントを企画・運営。コラボスイーツやグッズの販売、ロイヤリティ収益を得る。子会社を通じてスポーツ団体向けグッズ企画製造、コールセンターサービスも展開。

主な製品・サービス2
コラボレーションスイーツ・グッズ
アニメ・ゲームなどのIPとコラボレーションした食品・雑貨を企画販売。
スポーツ団体向けグッズ
スポーツチームの応援グッズを企画・製造・販売。少量多品種・短納期に対応。

製品と技術

スマホ情報サイト「AppBank.net」

「AppBank.net」は、スマートフォン関連の総合情報サイトで、同社の中核メディアである。アプリ紹介、ガジェットレビュー、YouTuberニュースなど幅広いテーマを扱う。2023年以降はAIを活用した記事制作体制を導入し、PV数と広告収益の拡大を図る。記事広告や外部メディアへの配信も行い、収益源を多様化している。運営体制の効率化により、メディア事業全体のセグメント黒字を維持している。

IPコラボレーションによる物販・イベント事業

IP&コマース事業の中核は、他社が保有するアニメ・アイドル・ゲーム・キャラクターなどのIPとのコラボレーションである。コラボレーションスイーツやグッズの企画販売、地元商店街と連携したイベント運営を行う。2022年4月の第1号案件以降、年間を通じて複数のIPコラボを実施。収益は商品販売収益とロイヤリティ収益から構成される。サンリオキャラクターとの連続コラボなど、実績を積んでいる。

子会社PWANとmusica labの事業

2025年9月に完全子会社化したPWANは、企業向けコールセンターサービスを提供する。musica labは全国スポーツ団体向けのグッズ企画製造を手がけ、少量多品種・短納期に対応する体制を持つ。両社は連結財務諸表に含まれ、第4四半期から業績に寄与している。これらの子会社はIP&コマース事業に区分され、同セグメントの収益拡大に貢献する見通しである。

動画プラットフォームを活用したコンテンツ配信

同社はYouTube、ニコニコ、TikTokなどの動画プラットフォームにコンテンツを提供している。YouTubeチャンネル「マックスむらいチャンネル」では視聴回数に応じた広告収入を得るほか、ニコニコチャンネルでは有料会員収入を得る。また、動画制作のノウハウを生かして企業向けタイアップ広告やイベント出演のキャスティングも行う。2025年12月期には制作体制の最適化を進め、収益性の向上を図った。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス仲介で急成長だが赤字続く

同社は人材や業務支援を中心としたサービス業に属し、急成長を遂げているが、営業赤字が続いている。同業のジンジブやイシンは採用支援や業務代行で事業を展開しており、競争が激しい。売上高は12億円へ増加したが、営業利益率は-16.67%と悪化しており、収益モデルの確立が急務である。成長投資が先行し、規模拡大と収益化の両立が課題となっている。

強み

  • 売上高が5億円から12億円へ2倍以上に拡大し、高い成長性を示す。
  • 特定サービスに特化し、同業他社との差別化を図っている。
  • サービス業に対する需要増加を背景に、事業機会が拡大している。
  • 小規模ながら機動的な意思決定が可能で、変化への適応力がある。

課題

  • 直近期も営業赤字であり、利益創出の仕組みが確立されていない。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化戦略の構築が不可欠。
  • 成長投資が先行し、売上規模に見合う収益構造の構築が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がAppBank

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14657環境管理センター22億円18.4倍
27372デコルテ・ホールディングス22億円7.4倍
39236ジャパンM&Aソリューション22億円41.1倍
44678秀英予備校22億円51.1倍
56177AppBank21億円
69258CS-C21億円
79253スローガン21億円10.2倍
87077ALiNKインターネット21億円
96074ジェイエスエス21億円8.6倍
106186一蔵21億円
117069サイバー・バズ21億円7.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

スマホ情報サイトからスタートした2012年

2012年1月、神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立。同年2月には株式会社ゼペットの全株式を取得し、商号をAppBank Games株式会社に変更。7月に本社を東京都新宿区へ移転した。創業初期はスマートフォン向けの情報サイト運営が中核で、2013年には通販サイト「AppBank Store」を開設し、実店舗「AppBank Store新宿」もオープン。ECと店舗の両輪で収益基盤を築いた。

事業拡大と子会社分社化の2014〜2015年

2014年8月、AppBank Store株式会社(後のテーマ株式会社)とスタジオむらい株式会社を新設分割により設立。さらに2015年2月にはapprime株式会社を設立し、同年5月にAppBank Games株式会社を吸収合併。分割と合併を繰り返しながら、メディア・EC・動画制作の各機能を整理した。2015年10月には東京証券取引所マザーズに上場し、資金調達力を高めた。

上場後のグループ再編と事業撤退の2016〜2020年

上場後、2016年1月にスタジオむらいを吸収合併、2018年2月にapprimeを吸収合併しグループを再統合。一方で不採算事業の整理も進め、2020年3月にAppBank Store株式会社の全株式を譲渡し、EC事業から撤退。同年5月には本社を千代田区へ移転し、新たにテーマ株式会社を設立。また3bitter株式会社を取得し、事業ポートフォリオを入れ替えた。

M&Aと経営体制刷新の2021〜2025年

2021年1月にGT-Agencyを取得、同年4月に吸収合併。2022年4月には東証グロース市場へ移行し、上場10年後を見据えた経営が求められた。2023年4月にテーマ株式会社を吸収合併し、2024年1月に3bitter株式を譲渡。2025年4月にはYURINAN事業を譲渡し、9月にPWANとmusica labを取得。M&Aによる事業拡大と不採算事業の切り離しを並行して進めている。

年表26件を開く

2010年代

  • 2012年1月創業神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立
  • 2012年2月商号変更株式会社ゼペットの全株式を取得し、AppBank Games株式会社に社名変更
  • 2012年7月本社を東京都新宿区に移転
  • 2013年6月「AppBank Store」Eコマース(インターネット通販)サイトオープン
  • 2013年8月「AppBank Store新宿」オープン
  • 2013年10月創業東京都新宿区にAppBank Store株式会社を新設分割により設立
  • 2014年8月創業東京都新宿区にスタジオむらい株式会社を新設分割により設立
  • 2014年9月本社移転(東京都新宿区内)
  • 2015年2月創業東京都新宿区にapprime株式会社を新設分割により設立
  • 2015年5月M&Aapprime株式会社にAppBank Games株式会社を吸収合併
  • 2015年10月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2016年1月M&Aスタジオむらい株式会社を吸収合併
  • 2017年10月本社移転(東京都新宿区内)
  • 2018年2月M&A株式会社apprimeを吸収合併

2020年代

  • 2020年3月株式会社AppBank Store全株式を譲渡
  • 2020年5月本社移転(東京都千代田区)
  • 2020年5月創業東京都千代田区にテーマ株式会社を設立
  • 2020年5月3bitter株式会社全株式を取得
  • 2021年1月株式会社GT-Agency全株式を取得
  • 2021年4月M&A株式会社GT-Agencyを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から グロース 市場に移行
  • 2022年5月本社移転(東京都新宿区)
  • 2023年4月M&Aテーマ株式会社を吸収合併
  • 2024年1月3bitter株式会社全株式を譲渡
  • 2025年4月YURINAN事業を譲渡
  • 2025年9月株式会社PWAN、musica lab株式会社全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高年間CAGR2030年12月期まで+40%
  • 営業利益率2030年12月期まで10.0%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    メディア事業の効率化と共創拡大

    「AppBank.net」と動画チャンネルの運営効率化やAI活用による収益性向上、および戦略的パートナーとのメディア共創企画事業の案件拡大により売上高の獲得を進める。

  2. 02

    IP&コマース事業のコラボ強化

    「推し活」市場をターゲットに他社IPとのコラボレーションを積極展開し、グッズ販売やイベント運営を拡大。地域特性を生かした企画や実施地域の拡大も目指す。

  3. 03

    戦略的パートナーとの協業深化

    資本業務提携先などとの連携を強化し、コラボ商品開発やイベントなど提供サービスの幅を広げる。子会社(PWAN社・musica lab社)とのグループシナジーも追求。

  4. 04

    AIソリューション事業の開発

    企業の現場生産性向上にフォーカスしたAIソリューションの開発・販売を新規事業として取り組む。自社メディアでもAI時代に最適化したコンテンツ制作体制を整備。

  5. 05

    人材確保・育成と内部管理体制強化

    優秀な人材確保のため人事制度整備やリモートワーク導入を推進し、内部管理体制・コーポレートガバナンス強化により経営の透明性を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で22人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は564万円で、9期前と比べて+46.4%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は6.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2016年12月97
2017年12月91
2018年12月69
2019年12月38535.23.546
2020年12月42834.82.825
2021年12月42330.42.130
2022年12月42327.91.733
2023年12月42232.03.736
2024年12月52436.14.616
2025年12月56439.26.822

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区0百万円
メディア事業、IP&コマース事業、本社
主な関係会社
  • 国内
    株式会社PWAN
    福岡県 福岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    musica lab株式会社
    大阪府 大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は12億円営業利益-2億円前期と比べると増収で、売上が+20.0%。

売上高
+20.0%
12億円
営業利益
-2億円
純利益
-5億円
営業利益率
-16.7%
前期比 +3.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は8億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1−1−100.0−1
2023年2Q1−1−100.0−1
2023年3Q200.0−1
2023年4Q1−1
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q100.00
2024年4Q8−1
2025年2Q7−1−14.3−1
2025年4Q5−1−20.0−4
2026年2Q8−1−12.5−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は4億円から12億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-16.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立
2012年12月400
東京都新宿区にAppBank Store株式会社を新設分割により設立
2013年12月1400
東京都新宿区にスタジオむらい株式会社を新設分割により設立
2014年12月3053
東京都新宿区にapprime株式会社を新設分割により設立
2015年12月4096
スタジオむらい株式会社を吸収合併
2016年12月23−1−1
2017年12月18−3−5
株式会社apprimeを吸収合併
2018年12月14−2−3
2019年12月13−1−1
東京都千代田区にテーマ株式会社を設立
2020年12月5−1−2
株式会社GT-Agencyを吸収合併
2021年12月3−2−2
2022年12月4−3−3
テーマ株式会社を吸収合併
2023年12月5−4−4
2024年12月10−2−2
2025年12月12−2−2−16.7−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高12億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-41.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.7%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-16.7%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
8.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比24.2pt
-16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比46.7pt
-41.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比69.7pt
-57.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-41.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-28.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2025年12月期は営業CFが−2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は7億円で、売上の7.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年12月0−13−13
2014年12月4−1137
2015年12月706720
2016年12月−4−30−712
2017年12月−21−3−19
2018年12月−212−110
2019年12月00−109
2020年12月−2−1−1−35
2021年12月−200−22
2022年12月−201−21
2023年12月−303−32
2024年12月−202−21
2025年12月−207−27

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は73.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月32171.9
2013年12月81714.1
2014年12月1641223.3
2015年12月27111642.0
2016年12月22111148.2
2017年12月146844.9
2018年12月127556.1
2019年12月117463.8
2020年12月65184.7
2021年12月43178.5
2022年12月31251.1
2023年12月3037.4
2024年12月31222.0
2025年12月129373.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-19億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中92位あたり、逆に低いのはROE534社中530位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-57.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-16.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
20.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥84で、1年前と比べて-67.1%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥84-2.3%1ヶ月+3.7%1年-67.1%時価総額21億円
過去52週の値幅
安値¥72高値¥299

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR2.99倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で横ばいの0%に対し、年初来では70.92%下落。25日線(81円)を約1.2%上回り、75日線(85円)や200日線(116円)は下回る。52週高値522円からは84%下落した厳しい状況。出来高は8月14日に26万株とやや増加したが、全体的に低調。下げ止まりの兆しはあるが、反発力は弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは開示されず、PBRは2.35と業界平均3.2より低いが、ROEが-57.9%と大幅な赤字で収益性が著しく悪い。配当利回りもゼロで投資家への還元がない。売上高は増加傾向にあるものの、営業赤字が継続し、直近は営業利益率-16.67%と悪化。業界平均PER22.49を考慮しても、赤字企業には高PBRは割高感が強い。成長期待を織り込んでも現時点のバリュエーションは過大評価の印象。

指標この会社業種平均
PBR2.99倍3.51倍
ROE-57.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は急成長しているが、営業利益率はマイナスと赤字が続く。強気派は、DX需要の高まりを背景に売上拡大が続けば、やがて規模の利益で黒字化すると見る。一方、弱気派は、受託ビジネスの低採算性と人件費増加で、収益改善のメドが立たないと懸念する。成長の持続性と収益化の道筋が主な争点だ。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急拡大

    直近2期で売上高が5億円から12億円と2倍以上に増加した実績がある。

  • DX需要の追い風

    企業のデジタル化需要は拡大傾向にあり、受託開発市場の成長が期待できる。

  • 赤字幅の縮小

    最終赤字が4億円から2億円と縮小しており、改善傾向が見られる。

  • 売上高が3期連続で増加し12億円へ通年影響

    2025/12期の売上高は12億円、前期比20%増と拡大が続く

  • 売上高12億円で損益改善余地通年影響

    売上高は5億円から12億円へ拡大、営業損失2億円は売上増で吸収可能

  • 外国人保有比率が低く買い増し余地継続影響

    外国人保有比率は4.35%と低位で、資金流入による需給改善が期待

  • 株価81円の低位株で値ごろ感不定影響

    株価は81円と低いため、個人投資家の参加が見込める

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    直近事業年度も最終損失を計上しており、黒字化のメドが立っていない。

  • 受託の低採算性

    営業利益率はマイナスで、人件費や外注費の増加を吸収できていない。

  • 競争の激化

    市場には多数の同業者があり、価格競争に陥りやすい構造。

  • 純損失が5億円と赤字拡大通年影響

    2025/12期の純損失は5億円、時価総額20億円の25%に相当

  • 営業赤字が継続通年影響

    2025/12期の営業損失は2億円、本業での収益改善が課題

  • 売上高の成長率が急減速2026年Q2影響

    2025/12期の売上高増加率は20%と倍増期の100%から鈍化

  • ROE悪化でPBR2.35倍が割高継続影響

    ROEは-57.9%と資本効率が悪化、PBR2.35倍は割高感

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長の持続性を確認するため。
営業利益率
売上拡大が利益改善につながるかを見るため。
既存顧客からの継続受注率
収益の安定性と顧客満足度の指標となるため。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,378人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.4%を占め、残る74.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他88.382.270.468.660.856.4
事業法人0.52.114.416.625.125.2
証券会社7.012.511.211.511.013.8
外国法人2.81.82.51.41.53.4
外国人個人1.01.21.10.81.10.9
金融機関0.30.30.41.20.50.2
自己株式0.20.20.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社PLANA10.44
02musica株式会社7.81
03マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社5.59
04モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社3.37
05楽天証券株式会社2.62
06株式会社SBI証券2.55
07JPモルガン証券株式会社1.57
08渡辺 明男1.51
09村井 智建1.44
10クオンタムリープ株式会社1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-15
    musica株式会社 代表取締役 萩原一禎
    変更報告
    8.56%
    +1.07pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−101%、1株純資産は12期で−100%。直近期のROEは-57.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2012年12月5,165181,2802.8
2013年12月−216−9.6
2014年12月4259116.3
2015年12月8517173.1
2016年12月−12160−7.4
2017年12月−6992−54.8
2018年12月−3689−38.8
2019年12月−988−10.4
2020年12月−2365−29.6
2021年12月−2441−44.5
2022年12月−3617−123.8
2023年12月−41
2024年12月−19−362.2
2025年12月−2936−57.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額31百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
町田央衡代表取締役 会長6150,000
白石充三代表取締役 社長44
萩原一禎取締役55
中村智広取締役60
三好正洋取締役(監査等委員)50
岡崎太輔取締役(監査等委員)55
井尾仁志取締役(監査等委員)65

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3173207
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,380字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「IPとAXで、まちの魅力を世界へ」というTeam Visionのもと、当社のメディアサイト等を訪れるユーザーやサービスを購入いただく顧客との関係を最も大切に考え、事業を運営しております。当社は日本一のIPコンテンツ・コラボレーション企業を目指して、自分たち自身が、新しい物事を知り、又は体験する中で、心から楽しんだり、感動したりした事象をコンテンツ化し、オンライン・オフラインを通じて提供しております。そのコンテンツに触れたユーザーの共感を獲得し、また、一緒に楽しんでもらうこと、そのつながりを広め、深耕する中で、当社も成長していくという考えを大切にしております。 スマートフォンの登場により、インターネット産業やコンテンツ産業はこれまで以上に変化のスピードを速めていますが、非連続的な変化や、はやりすたりが激しい世界だからこそ、当社とユーザー並びに顧客との強い関係性を軸に事業を運営していくことが重要であると考えております。 そのような環境下において、当社の成長と企業価値向上を実現していくために、資本業務提携先(戦略的パートナー)の協力を得て、2024年3月から新経営体制に移行いたしました。戦略的パートナーとの協業によって既存事業の強化と新規事業の創出を行っております。 当社の事業は、「メディア事業」「IP&コマース事業」の2つのセグメントに分かれております。 「メディア事業」ではサイト運営、インターネット動画配信及びこれらと連動する広告枠販売等のビジネス、メディア共創企画事業を行っております。 IP&コマース事業においては、主に他社が保有するコンテンツ・IPとのコラボレーション(以下、「IPコラボレーション」)を行っております。 このように、メディア事業として培ってきたプロモーション力、コンテンツ・IPに関する事業化ノウハウを強みとして、戦略的パートナーの強みを掛け合わせることで、全体におけるシナジー効果を促進していくビジネスモデルが、当社の特徴です。 各々の主な内容は以下のとおりです。 (1) メディア事業 メディア事業は、主に「BtoB事業」「メディア共創企画事業」「動画サービス事業」の3つの分野に分かれており、その主な内容は以下のとおりです。 ① BtoB事業 BtoB事業は、スマートフォン関連の総合情報サイトである「AppBank.net」の運営を中核とし、「AppBank.net」等の自社運営メディア内に広告を掲載することで、広告収益を獲得しております。 「AppBank.net」では、主にスマートフォン関連情情報を中心として、最先端のITテクノロジーやガジェット、YouTuberに関する情報まで、スマートフォンを使う皆さまのライフスタイルを充実させる様々な情報を配信しております。ライターによる記事執筆に加えてAIを活用した記事制作体制を構築し、各種ニュース情報もいち早くご紹介しております。情報を端的に伝える記事だけでなく、読者の共感性を意識したエンターテインメント性のある記事を中心に配信しております。 ② メディア共創企画事業 メディア共創企画事業では、戦略的パートナーとの協業により、地方放送局等の他社メディアと事業開発を行っております。事業開発やそれに付随する営業活動を通じて、アレンジメント等によるフィー収益を獲得し、また、他社メディア媒体枠の販売による広告収益を獲得しております。 ③ 動画サービス事業 動画サービス事業では、Google LLCが運営する「YouTube」及び株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコ」、TIKTOK PTE LTD.が運営する「TikTok」等の動画プラットフォームにおいて、動画コンテンツの提供を行っております。YouTubeで運営する動画チャンネルからは主に動画の視聴回数や時間を増加させることにより広告収入を獲得し、また、ニコニコからはチャンネルの有料会員収入に係る収益を獲得しております。 また、動画サービス事業で培ったノウハウを活用し、タイアップ動画広告やイベント出演のキャスティング等の商品販売を企業向けに展開しております。 (2) IP&コマース事業 IP&コマース事業におきましては、主に「小売・イベント事業」「商品企画開発事業」「販売支援事業」の3つの分野に分かれており、その主な内容は以下のとおりです。 ① 小売・イベント事業 小売・イベント事業は、コンテンツ・IPとのコラボレーションによる物販及びイベント開催を行っております。コラボレーション物販では、コラボレーションスイーツやグッズの企画販売による商品販売収益並びにロイヤリティ収益を獲得しております。地元商店街などの特定地域と連携したコラボレーションイベントの企画運営では、イベントにおけるコラボグッズ等の商品販売収益やイベント売上高のレベニューシェア収益等を獲得しております。 ② 商品企画開発事業 商品企画開発事業では、子会社musica lab社を通じて、主に全国スポーツ団体向けのグッズ企画製造も行っております。丁寧な営業活動に加え、独自の商品企画能力と国内外の製造工場ネットワークを活かした、少量多品種・短納期に対応可能な開発体制を強みとしております。発注元に対するグッズの卸売やEコマースサイト及び会場物販の運営等による商品販売収益を獲得しております。 ③ 販売支援事業 販売支援事業では、子会社PWAN社を通じて、企業の営業活動及び事業運営支援を目的として、コールセンターサービス等を提供しております。コールセンターの利用状況に応じた収益等を獲得しております。 [事業系統図] 当社の系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,365字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針等 ①経営方針 インターネット、IP関連及び物販小売にかかわる事業領域は、製品やサービスの新陳代謝が著しい分野であり、特に現在は、AIの本格的な普及等により、変化のスピードはかつてないほどの水準となっております。このような環境下で、当社は「IPとAXで、まちの魅力を世界へ」というTeam Visionを掲げ、非連続的な変化や、はやりすたりが激しい世界において、既存事業の成長及び強化を図るだけでなく、様々な新規事業の創出やサービスの立ち上げに取り組み続けることで、継続的な成長の実現を目指してまいります。 ②事業アプローチ 当社グループは、中核事業であるメディア事業とIP&コマース事業を軸に、業績拡大に努めております。当社グループが得意とするIPを利用した企画・制作・発信力を軸に、戦略的パートナーとの協業を深めることで、既存事業の強化と新規事業の創出を進めております。当連結会計年度におきましては、戦略的パートナーとの連携により、メディア事業においてメディア共創企画事業の拡大に努めたほか、IP&コマース事業において、社外のパートナーとの連携による営業体制の構築にも取り組んでまいりました。また、既存事業の強化及び成長領域への進出を目的として、PWAN社及びmusica lab社の2社を完全子会社化いたしました。 このように、戦略的パートナーとの連携の強化やM&Aも含めた様々な拡大施策を通じて、当社グループの収益拡大を目指してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、営業利益の早期黒字化のために、メディア事業及びIP&コマース事業において売上高の拡大を図っております。まずメディア事業においては、メディアサイト「AppBank.net」をはじめとする既存事業の強化とメディア共創企画事業のさらなる拡大を軸に、売上高の獲得を進めてまいります。動画チャンネルにおいては、プラットフォームからの広告収益や有料会員収益に留まらず、プロモーション動画案件の獲得を進めてまいります。次にIP&コマース事業においては、IPコラボレーションの積極展開を軸に、売上高の拡大を目指しております。同時に、当社の資本業務提携先との連携を深耕することで、これらの取組の最大化を図ると同時に、取組から発展する形での新たな収益源の確立を目指しております。 これらの施策によって売上高と営業利益の両面での成長実現を達成していく方針です。 ①メディア事業 メディア事業は主に、「AppBank.net」や自社動画チャンネルの運営及びメディア共創企画事業を中核とし、自社メディアへの広告の掲載並びに他社メディアの媒体枠の販売を行うことで、広告収益を獲得しております。メディア運営における具体的な経営戦略については、以下のとおりです。 (a)「AppBank.net」及び動画チャンネルの運営効率化と収益性の向上 「AppBank.net」及び動画チャンネルにおいて、継続的に運営体制の合理化を行い、収益性の向上を図っております。「AppBank.net」では、新運営体制のもと、PV数及び広告収益の拡大を目的として、AIを活用した記事制作体制の構築をはじめとする各種AI対応を進めたほか、引き続き、外部ニュースメディアへの記事配信にも注力しております。 (b)メディア共創企画事業における売上高拡大 2024年12月期から、戦略的パートナーとの協業による地方放送局等の他社メディアと事業開発を開始し、売上高及び収益面に大きく寄与しております。事業開発やそれに付随する営業活動を通じて、アレンジメント等によるフィー収益を獲得し、また、他社メディアにおける媒体枠の販売による広告収益を獲得しており、案件数や領域を広げる等の営業活動を強化しております。 このように、日々の運営効率化と同時により魅力的なコンテンツの制作を行い、また、戦略的パートナーとの連携による営業活動の強化や新規事業立ち上げを図ることで、収益拡大を目指してまいります。 ②IP&コマース事業 IP&コマース事業は、IPとのコラボレーションを軸とした物販事業を行っており、主に他社が保有するコンテンツ・IPとのコラボレーションを行っております。他社との協業によるコラボレーションスイーツやグッズの販売や地元商店街などの特定地域と連携したコラボレーションイベントの企画運営、musica lab社におけるグッズ企画製造販売を行うことで、商品販売収益を獲得しております。また、PWAN社ではコールセンターの利用状況に応じた収益を獲得しております。IP&コマース事業における具体的な経営戦略については、以下のとおりです。 (a)積極的なコラボレーションの実施 近年非常に盛り上がりを見せる「推し活」市場での収益拡大を目指し、他社が保有するコンテンツ・IPとのコラボレーション事業の拡大に注力してまいりました。2022年4月下旬の第1号案件を皮切りに、アニメ、アイドル、ゲーム、キャラクター等、様々なIPとのコラボレーションを実施いたしました。案件の実施に伴い、グッズ製造、集客、運営等、多くの面で社内にノウハウを蓄積しております。 営業活動は順調であり、今後も多くのファンに愛されるIPとのコラボレーションを多数実施することに加え、コラボレーション実施地域の特性を生かした魅力的なイベントや商品の企画や、コラボレーション実施地域の拡大等も目指してまいります。 (b)戦略的パートナーとの協業 当連結会計年度において、資本業務提携先をはじめとする戦略的パートナーの拡充を行いました。戦略的パートナーの充実によって、コラボレーション商品開発やイベント開催等の各案件において、当社グループが提供可能なサービスが増え、取り組みの幅が広がっております。今後も、戦略的パートナーとの協業を軸に、事業モデルの拡大に取り組んでまいります。 (c)子会社における業績拡大とグループシナジー効果の追求 当連結会計年度において完全子会社化いたしましたPWAN社とmusica lab社については、新たなサービスの開発や営業活動の強化を通じて、業績の拡大に努めてまいります。また、当社の既存事業であるIPコラボレーションにおいて実施するグッズ制作をmusica lab社に委託する等、グループシナジー効果の追求を通じて、グループ全体での売上高の拡大及び収益性の向上を図ってまいります。 このように、戦略的パートナーとの連携の強化やグループシナジー効果の追求を通じて、多くのユーザーに魅力的な体験や商品を提供して売上高の拡大を図ると同時にグループ全体での収益性を高めることで、収益拡大を目指してまいります。 ③企業価値向上に関する当社の考え 当社グループは、企業価値向上のためには売上高の増加並びに営業利益の早期黒字化が最重要であると考えております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「(2)経営戦略等」に記載のとおり、売上高の増加と営業利益の早期黒字化を最重視しております。適切なコストコントロールの継続を前提に、メディア事業及びIP&コマース事業を中心とした売上高拡大による売上総利益の成長を図ると同時に、事業運営の最適化による営業利益率の改善を図り、早期黒字化を目指してまいります。その上で、各事業の状況や事業環境を鑑み、創出された利益の再投資による売上総利益の拡大を行い、企業価値の拡大を図る方針です。 当社グループが経営管理上、重要視している中長期財務目標は、2025年12月期の業績をもとに、売上高においては2030年12月期までに年間CAGR+40%の達成と、2030年12月期における営業利益率の10.0%超の達成です。 (4)経営環境 当社グループは、メディア事業、IP&コマース事業が対面する事業環境を以下のように認識しております。 ① 市場規模 当社グループの対面する市場は、主にメディア広告市場とキャラクタービジネス市場及びライブエンターテイメント市場と位置づけております。メディア広告市場は、6兆1,594億円(2020年)から7兆6,730億円(2024年)に拡大し、3年連続で過去最高を更新する等、当社の事業領域でもある国内インターネット広告市場の成長が牽引する形で、日本全体の広告市場は拡大を続けております。(注1)。 国内キャラクタービジネス市場は、版権市場・商品化権市場を合わせて2.5兆円まで拡大しており、また、ライブエンターテイメント市場も2030年までに7,600億円までの拡大が予想される等、今後の成長も期待されております(注2、注3)。 (注1)出所:総務省「令和7年度版 情報通信白書」、(注2)出所:矢野経済研究所「キャラクタービジネスに関する調査(2023年)」、(注3)出所:ぴあ総研「2024ライブ・エンタテインメント白書」 ② 事業への対応 当社グループは、主に他社が保有するコンテンツ・IPの活用及びコラボレーションを軸に、売上高及び営業利益の獲得と市場創出に取り組む方針です。そのためにも、人気IPとの接点及び取組実績の拡充が重要と認識しております。当社が得意とするIPを利用した企画・制作・発信力を軸に、戦略的パートナーとの協業を深めることで、業界における当社のポジションを確立してまいります。 また、世界中で機能進化に伴うAIの活用が爆発的に進む中で、当社もAIを活用した事業開発に取り組んでまいります。「AppBank.net」をはじめとする自社メディア運営においては、コンテンツ作成や検索エンジンのAI化が加速する中で、当社もAI時代に最適化されたコンテンツ制作体制の整備、AI普及下におけるメディア運営の最適化を行っております。新規事業として、企業の現場生産性の向上にフォーカスしたAIソリューションの開発と販売にも取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後、事業を展開するにあたり、当社グループが対処すべき課題として認識している点は、以下のとおりであります。 ① 事業の売上拡大 当社グループは、早期黒字化達成のために売上高と売上総利益額の増加が必要となっています。そのためには、前連結会計年度以降にセグメント黒字を継続しているメディア事業の成長加速と、IP&コマース事業における売上高と収益性の拡大を目指すことが重要な課題であると認識しております。当連結会計年度中において、メディア事業においては、株式会社PLANAとの連携により、メディア共創企画事業の立ち上げがスムーズに進んでおり、セグメント黒字の継続に寄与いたしました。また、IP&コマース事業の本格立ち上げにあたり、案件実績を積みながらPDCAサイクルを回すことで、より魅力的なサービスを提供するための企画力の強化とIPコラボレーション運営体制の改善を進めました。IPコラボレーションにおいては、自社での営業を行うと同時に、社外のパートナーとの連携による営業体制の構築にも努めました。今後は、パートナー企業との連携による営業と運営体制の強化、並びにコスト構造の見直しによる収益性の向上を進めることで、IP&コマース事業における売上高と売上総利益額を拡大させていく方針であります。 ② 人材の確保及び育成 当社グループが主に事業を営んでいるインターネットサービスやIP関連及び物販小売市場は、事業開発が目覚ましいスピードで進み、多種多様なサービスが生まれております。このような中、当社グループの成長の源泉は、成長をけん引する人材であり、優秀な人材の確保は、競合他社に対する優位性を左右する大きな要因となると考えています。このため、人事制度の整備とリモートワークの導入等、働き甲斐のある仕事環境の整備によって、優秀な人材の確保と在籍中の人材の継続的な育成を図ってまいります。 ③ 「AppBank行動規範」の共有 当社グループは、2016年7月に継続的な企業価値向上に向け「AppBank行動規範」を制定いたしました。当社グループが長期にわたり持続的に競争力や影響力を持ち続け、発展していくため、「AppBank行動規範」を基に、Team Visionである「IPとAXで、まちの魅力を世界へ」を全体で共有し、更に高い倫理観と社会的良識の定着に向け一層の理解と浸透に努めてまいります。 ④ 継続的な新規事業の創出 インターネット、IP関連及び物販小売にかかわる事業領域は、製品やサービスの新陳代謝が著しい分野であり、このような環境の中で、継続的な成長を実現するためには、既存事業の成長及び強化を図るだけでなく、様々な新規事業の創出やサービスの立ち上げに取り組み続けることが重要であると認識しております。当社グループにおいては、中長期の競争力確保につながる事業開発を継続的かつ積極的に行い、様々な市場でインターネットとコンテンツを軸とした事業開発に取り組むことで、将来にわたる持続的な成長に繋げてまいります。 ⑤ 内部管理体制、コーポレート・ガバナンス機能の強化 当社グループは、事業の継続的な発展を実現させるためには、内部管理体制とコーポレート・ガバナンス機能の強化を通じた経営の透明性の向上と経営監視機能の強化が不可欠であると認識しております。 まず、内部管理体制に関しては、当社グループの業務における不具合や不正行為等を未然に防止する観点から、相互チェック機能を強化し、内部監査室による定期的なモニタリングも実施しております。また、法令違反や各種ハラスメント等に対する牽制機能と未然防止の観点から、内部通報窓口を社内と社外にそれぞれ設置するとともに、より一層の倫理観と社会的良識の浸透を目的に社員教育に努めてまいります。 次に、コーポレート・ガバナンスに関しては、監査等委員会による取締役の業務執行に対する監視機能の充実を図るとともに、内部監査室、監査法人との連携を定期的に実施し、意見・情報交換を基に透明性と公正性を確保しております。 当社グループは、ステークホルダーとも良好な関係を築き、長期安定的な成長を遂げていくよう、迅速な経営の意思決定ができる効率化された組織体制の構築に向けて更に体制の強化に取り組んでまいります。 ⑥ コーポレートブランド価値の向上 当社グループは、事業の継続的な発展のためには、ユーザーからの信頼を基盤に、ユーザーから支持される事業を展開していくことが不可欠と認識しております。当社グループは、ステークホルダーに対して経営の透明性の向上や健全性の確保を図り、併せて適切な情報開示と、積極的な広報活動等を行うことにより、コーポレートブランド価値の向上を図ってまいります。 ⑦ 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況の存在を解消 当社グループは「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (4)継続企業の前提に関する重要事象について」に記載のとおり、当該事象を解消するための対応策を実施しているため、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認めらないものと認識しております。
事業等のリスク7,950字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには下記のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境等のリスク ① 市場環境について 現在、当社グループはキャラクタービジネス市場及びインターネット関連市場を対面市場としております。当該領域は技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が極めて速く、それらに基づく新機能や新サービスの導入が相次いで行われる変化の激しい市場です。このような環境の中で、当社グループは、データ解析やユーザートレンドの動向調査等、最新技術や最新のマーケティング手法の導入を率先して行うとともに、優秀な人材の確保に取り組んでおります。 しかしながら、今後何らかの革新的な技術が開発され、当社グループの対応が遅れた場合や、そのような革新的な技術に対応するために多額のシステム開発費用が追加的に発生する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 他社との競合について 当社グループの事業領域においては、現時点で競合他社が多数存在しているほか、参入障壁も高くないことから新規事業者の参入が相次いでおります。新規事業者の参入は、IPコラボレーションや「YouTube」を中心に多くの競合が確認されております。これにより、競合他社との競争が激化し、他社との比較で優位性を保てなくなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応として、メディア事業の主幹サービスである「AppBank.net」や動画チャンネルにおいて培ってきたコンテンツ制作能力をさらに向上させ、またAI普及化における制作・運営体制の最適化を進め、ユーザー基盤を盤石にすることが、新規事業者に対する競争優位になると考えております。 IP&コマース事業においては、当社グループ独自のIPコラボレーション企画力、運営ノウハウ等により、競争力のあるサービスを提供できていると考えております。一方で、類似のサービスを提供する競合他社は存在し、今後の競合他社との動向並びに競争の激化により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 対応として、営業体制の強化によるコラボレーションIPの安定的な獲得、コラボレーションの企画・運営能力の向上によるサービスのブラッシュアップ、あわせて当社グループ独自の発信力の向上を図ることで、競合他社に対する競争優位を確立してまいります。 ③ 感染症等の影響について 感染症の流行等を原因とする国内経済の景気悪化やそれに伴う広告市場の停滞、人流の減少、消費の落ち込みが長期化する場合には、当社グループの業績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、従業員や取引先に感染が広がり事業活動を縮小する事態の発生を避けるため、リモートワークの導入を進める等、感染症等が与える事業運営リスクを可能な限り低減しております。 ④ 法的規制及び法的リスクやレピュテーションリスクについて 当社グループの事業に関連する法令として、「個人情報の保護に関する法律」、「電気通信事業法」「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「著作権法」、「商標法」、「意匠法」、「不正競争防止法」、「食品衛生法」等が存在しております。 近年インターネット関連事業を規制する法令及び知的財産権に関する法令が整備されてきておりますが、今後、新たな法令等の規制や既存法令等の解釈変更がなされた場合には、当社グループの事業が制約を受け、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 a. 著作権の侵害 当社グループのクリエイターが制作する動画や、著作権を保有する動画について、弁護士等の専門家からの助言を得ながらリスクの最小化を図っておりますが、第三者から意図せずに著作権を侵害される可能性や第三者の権利を侵害してしまう可能性があります。このような場合には、当社グループの事業が影響を受ける可能性があります。 b. 動画内容に不適切な内容が入ることによるレピュテーションリスク 当社グループでは、公序良俗違反や他者の権利侵害につながるような動画は公開しないとの方針の徹底に努めておりますが、当社グループの想定外で、事後的に社会的に不適切な評価を受け得る動画等を公開してしまう可能性があります。その結果、当社グループのレピュテーション低下につながることで、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 風評被害について ソーシャルメディアの普及と情報を半永久的に記録されるというウェブサイトの特性とが相まって、インターネット上の書き込みや、それを要因とするマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散した場合には、当社グループのブランド訴求力、業績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業運営に関するリスク ① 新規事業・新規サービスについて 当社グループは、今後も事業規模の拡大と競合他社との差別化、収益源の多様化を実現するために、積極的に新規事業・新規サービスの立ち上げに取り組んでいく方針であります。これにより体制の整備、人材確保、システム投資・広告宣伝費等に係る追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。 また、新規事業・新規サービスの立ち上げについては、新規市場の創出や新規参入の分野であることから不確定要素が多く存在する可能性があり、新規事業等の展開が予想どおりに進まない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 動画チャンネル運営事業における依存について 当社グループにおけるメディア事業においては、「YouTube」及び「ニコニコ」等の動画プラットフォームサービスに依存して独自のチャンネルを運営しております。動画プラットフォームサービス運営者において、市場動向の急激な変化や法的規制・緩和等の影響による経営方針の変更、ビジネスモデルの変更が発生した場合、当社グループが想定する収益の見通しに相違が生じる可能性もあることから、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ プラットフォームサービス事業運営者への依存について 当社グループにおけるメディア事業では、Apple Inc.が運営する「App Store」、及びGoogle LLCが運営する「Google Play」といった大手プラットフォームサービス事業運営者のアプリストア上において各社のサービス規約に従いサービスを提供しております。当社グループは、当該プラットフォームサービス事業運営者に対して、回収代行手数料、システム利用料等の支払を行っておりますが、これらの料率の変更が生じた場合や、また、新たな法令等の規制や既存法令等の解釈が変更された場合、事業戦略の転換並びに今後のプラットフォームサービス事業運営者の動向によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 動画コンテンツ等の出演者への依存及びユーザーの嗜好の変化について 当社グループにおけるメディア事業においては、メディアサイト「AppBank.net」及び動画サービス事業における動画コンテンツは当社グループ内で企画制作しております。現在、動画コンテンツや各演者のパフォーマンスに依拠して事業を運営しておりますが、各演者が病気、事故、不祥事等の理由により当社グループの動画コンテンツ等に出演できなくなった場合、また、市場環境の変化や嗜好の変化等でユーザー数が減少することによる売上の減少、販売不振等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システムトラブルについて 当社グループは、スマートフォン関連におけるサイト運営事業を行っており、事業の安定的な運用のためにシステム強化及びセキュリティ対策を行うにあたり、2017年1月にISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得いたしました。その後、現状の組織規模や費用対効果を考慮し、2020年11月より、ISMSと同水準の運用を担保できることを確認の上で、自社で定めたISMSに準じる規定に則る形で、サーバーの安定稼働を目的とした分散化・定期的バックアップ・稼働状況の監視等を行い、システムトラブルの事前防止又は回避に努めております。 しかしながら、予期せぬ自然災害や不慮の事故により当社グループが管理するコンピューターシステムで障害が発生した場合や、想定を超える急激なアクセス増等の一時的な過負荷やシステム障害によってコンピューターシステムが動作不能に陥った場合、サービスが停止する可能性があります。また、外部からの不正な手段によるコンピューター内への侵入等の犯罪やスタッフの過誤等によって、当社グループが提供するコンテンツ等の書き換え等の発生や、重要なデータが消失又は流失した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 知的財産権について 当社グループは、運営するサイトの名称及び当社グループに関連するサービス、ブランドについて商標登録を行っており、今後、新たな事業を展開する際にも、関連する名称については商標登録を行っていく方針です。 また、「マックスむらい」の商標権は、創業以来の事業推進者である村井智建氏が個人名義で取得しており、村井智建氏より本商標権及び肖像等に係る権利一切の使用許諾等を得て契約が締結され、当社グループにて管理しておりますが、何らかの理由により「マックスむらい」の商標使用について許諾が得られなくなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 更に、他社の著作権、肖像権、特許権、実用新案権等を侵害しないよう運営サイト上に掲載する画像やグッズ制作にあたり版権元から提供された画像等については監視・管理を行うなど、当社グループにより第三者への知的財産権を侵害しないよう努めておりますが、知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが発生し、提訴された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 配当政策について 当社グループは経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を目指すため、内部留保の充実が重要であると考え、会社設立以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は、内部留保の充実を図る方針であります。 しかしながら、株主利益の最大化を重要な経営目標の一つとして認識しており、今後の株主への利益配当につきましては、業績の推移・財務状況、今後の事業・投資計画等を総合的に勘案し、内部留保とのバランスをとりながら検討していく方針でありますが、現時点において、配当実施の可能性及び実施時期等については、未定であります。 (3) 組織体制に関するリスク ① 特定人物への依存について 当社グループの代表取締役社長である白石充三は、当社グループの事業活動及び管理活動の両面において、極めて重要な役割を果たしております。 当社グループでは過度に当該個人に依存しないよう、経営体制の強化、経営幹部役職員の拡充、育成及び権限委譲による分業体制の構築等により、経営組織の強化に取り組んでおりますが、何らかの理由により当該個人による業務遂行が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保・育成について 当社グループが、今後更なる事業拡大を図るためには、優秀な人材の確保及び社内人材の育成に加え、人材の社外流出を防止することが重要な課題と認識しています。そのため、採用による人材の獲得を積極的に行うとともに、モチベーションを向上させるストックオプション制度によるインセンティブプランの導入や、職場環境の安全性を確保するためにリモートワークを基本とした事業運営体制の移行等により、魅力ある職場とするための施策を行っております。 しかしながら、当社グループが必要な人材を十分に確保できなかった場合、又は社内の重要な人材が社外に流出した場合、社員の充足及び育成が計画どおりに進まなかった場合には、事業規模に応じた適正な人材配置が困難になることから、事業拡大の制約要因となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報のセキュリティによる保護・管理について 当社グループの会員等の個人情報につきましては、当社グループのISMSに準じた規定に基づき、個人情報に関する社内でのアクセス権限の設定や個人情報保護に関する社内規程の整備、外部データセンターでの厳重な情報管理等、管理面及び物理的側面からもその取扱いには注意を払って管理に努めております。また、外部からの不正アクセスができないように、ファイアウォール等のセキュリティ対策を講じております。更に、社内での個人情報保護に関する教育啓蒙を行っており、個人情報保護の重要性の認識について周知徹底を図っております。しかしながら、これらの個人情報を含むデータの漏洩等があった場合には、当社グループの信用低下を招きかねず、損害賠償の請求を受けるおそれもあり、その結果、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは、前事業年度までに、9期連続して営業損失を計上しており、また、当連結会計年度においても、170,888千円の営業損失を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 しかしながら、これらを解消し、業績回復を実現するため、以下の対応策を進めております。 ・事業収益の改善 2026年12月期連結会計年度においては、資本業務提携先であるクオンタムリープ株式会社、株式会社PLANA等からの協力を受け2024年3月に発足した新経営体制の下、引き続き、当社グループの中核事業であるメディア事業及びIP&コマース事業の成長とコストの見直しにより、売上高及び粗利益の増加を図り、早期の黒字化を目指してまいります。 具体的には、メディアサイト「AppBank.net」においては、合理化された運営体制を維持し、また、AI最適化を前提とした業務効率の改善や記事制作体制の強化を図ることで、PV数とPV数あたり広告売上高の向上を図り、売上高の獲得を目指します。 動画チャンネルにおいては、当社グループが培ってきた動画制作ノウハウ及び最新トレンドの研究を反映した魅力的な動画を作成することで、動画視聴回数並びに広告収益の向上を図ります。また、「AppBank.net」及び動画チャンネルの集客力を活用して、他事業とのシナジー効果の獲得を進めてまいります。 あわせて、外部パートナーと連携して、新たな収益の獲得を目的としたサービスの立ち上げも進める方針であります。既に前事業年度において、メディア共創企画事業を開始し、業績に寄与しております。また、メディア共創企画事業やK-POPグループ等の海外アーティスト向けの日本国内における活動支援を契機に、エンターテインメントIPやAIソリューションを活用した地方経済の活性化事業も開始いたしました。今後、メディア共創企画事業やAIソリューション事業等の営業強化を行うことで、当該事業からの収益拡大を図ると同時に、「IP」と「AX」を軸とした新規事業の創出にも取り組んでまいります。 IP&コマース事業では、主にIPコラボレーション並びにインバウンド需要の取り込みを軸に売上高の拡大を目指しております。商店街等の特定地域や企業と協力してIPとのコラボレーションを企画運営することで、当社グループが掲げる「IP×地方創生」を軸とした戦略の中で、売上高の拡大を目指しております。加えて、これまでに多くのIPとの取組を実施する中で獲得したノウハウや企業ネットワークを活用し、パートナー企業との新たな商品開発や販路開拓を実現しております。今後は、原宿における地域コラボレーションの取り組みをモデルケースとして浅草等の他地域への横展開を進める他、当社グループが子会社化したmusica lab社や資本業務提携先を始めとするパートナー企業との連携による新たな商品開発及びIPコラボレーションの拡大に取り組むことで、売上高の向上を図ってまいります。 また、今後は、M&A等の実施を通じた当社グループ事業と業績基盤の拡充も図っていく方針です。 これまでに公表いたしました株式会社CANDY・A・GO・GO、SUPER STATE HOLDINGS株式会社、クオンタムリープ株式会社、株式会社PLANAとの提携関係は、これらの施策の実効性を高めるものと考えております。また、2025年10月30日付で開示いたしました資本業務提携の拡充を通じて、上記施策の実効性をより高めていく方針です。上述の既存事業の選択と集中及び新事業への取組により、新たな事業の方向性が定まり、再成長軌道に入ったと考えております。これらの施策を着実に実行していくことで、売上高の拡大と早期黒字化を目指してまいります。 ・営業費用の適正化 当連結会計年度において、前事業年度までに削減した販売費及び一般管理費について、引き続き、現在の事業規模に見合う適正な水準でのコストコントロールを進めてまいりました。 あわせて、セグメント赤字となっているIP&コマース事業について、2025年4月1日付で「YURINAN」事業の譲渡を実施しております。同事業からの赤字が減少することで、当社グループ全体の収益性の向上を見込んでおります。 その他の事業部門につきましても、継続的に費用の見直しとコントロールを図ってまいります。 ・運転資金の確保 当社グループは、2024年2月16日の取締役会にて総額738,227千円(2025年4月14日付及び同11月17日付の行使価額修正を考慮後)となる第13回新株予約権及び新株式の発行決議を行っており、第13回新株予約権の一部行使及び新株式の発行により、当連結会計年度末までに721,622千円を調達しております。(現時点で未行使の第13回新株予約権が全部行使された場合の調達金額は16,605千円であります。)また、2025年10月30日の取締役会にて総額1,876,920千円となる第15回新株予約権及び新株式の発行決議を行っており、新株式の発行により、当連結会計年度末までに186,000千円を調達しております。(現時点で未行使の第15回新株予約権が全部行使された場合の調達金額は1,690,920千円であります。) 当連結会計年度末において、735,756千円の現金及び現金同等物を有し、上記の資金調達とあわせて当面の事業資金を確保できている状況であることから、資金繰りの懸念はありません。 以上により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,296字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、株式交換により株式会社PWAN及びmusica lab株式会社の全株式を2025年9月1日付で取得いたしました。 当連結会計年度における当社グループを取りまく経営環境としまして、足元では雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くことが期待されております。しかしながら、不安定な世界情勢等により物価上昇が継続するほか、米国の関税引き上げ等の通商政策や金融資本市場の変動も先行きが見通しにくい等の要因から、引き続き不透明な状況が継続しております。 このような環境下において、当社グループは、2024年3月29日の第12回定時株主総会での承認を得て発足した新経営体制の元、業績及び株主価値の向上に務めております。特に、上場後10年経過後から適用される東証グロース市場の上場維持基準の1つである時価総額40億円以上の維持と、2030年3月の同基準見直し後の新基準である上場5年経過後の時価総額100億円以上の適合に向けた企業価値向上を強く意識しております。当連結会計年度においては、2025年4月1日付でIP&コマース事業におけるYURINAN事業の事業譲渡を行い、赤字事業の整理を進めることで、同セグメント及び全社的な収益性の向上を図りました。売上高及び粗利益の獲得においては、引き続き、資本業務提携先である株式会社PLANA(以下、「PLANA社」)、クオンタムリープ株式会社(以下、「クオンタムリープ社」)との協業をベースに、IP関連事業やメディア共創企画事業を中心に事業を展開してまいりました。同時に、事業パートナーの拡充を目的として2025年10月に資本業務提携先の拡大を行ったほか、PLANA社及び東京大学・松尾研発スタートアップである株式会社2WINSとの協業でAIソリューション事業を開始する等、新規事業の立ち上げも鋭意進めております。また、当社グループは、株式会社PWAN(以下、「PWAN社」)及びmusica lab株式会社(以下、「musica lab社」)の子会社化に伴い、第3四半期連結会計期間末より当社グループは連結決算を開始し、第4四半期から2社の業績の取り込みを開始いたしました。今後も、資本業務提携先との協力関係や当社グループ事業間のシナジー効果による売上高及び収益性の向上を図ること等で、早期黒字化の実現に努めてまいります。 メディア事業においては、サイト運営、インターネット動画配信及びこれらと連動する広告枠販売等のビジネス、メディア共創企画事業を行っております。サイト運営では、メディアサイト「AppBank.net」を運営しております。動画配信の分野では、「YouTube」、「ニコニコ」を通じて動画コンテンツの提供・公開を行っております。メディア共創企画事業においては主に地方メディアとの各種協業を行っております。 IP&コマース事業においては、主に他社が保有するコンテンツ・IPとのコラボレーション(以下、「IPコラボレーション」)を行っております。IPコラボレーションでは、コラボレーションスイーツやグッズの企画販売や地元商店街などの特定地域と連携したコラボレーションイベントの企画運営を行っております。また、PWAN社を通じて、企業向けコールセンター事業等を行うほか、musica lab社を通じて、主に全国スポーツ団体向けのグッズ企画製造も行っております。なお上述のとおり、当連結会計年度において、事業整理を通じた収益性向上を目的に、YURINAN事業の事業譲渡及び自社店舗「原宿friend」の閉店を行い、和カフェ事業から撤退いたしました。 当社グループでは、継続的に成長事業の選択と集中を実施し、より収益性や成長性が高い事業分野に注力しております。当連結会計年度においては、IP&コマース事業でYURINAN事業の事業譲渡による売上高の減少がありましたが、メディア事業におけるメディア共創企画事業の成長とPWAN社及びmusica lab社の子会社化による連結決算の開始に伴い、全体として売上高は増加いたしました。営業赤字も継続しておりますが、メディア事業のセグメント黒字が継続し、IP&コマース事業の赤字減少に加え、販売費及び一般管理費のうち固定費部分の削減等の効果もあり、赤字幅は前年度比で縮小いたしました。今後、既存事業の成長と新規事業の立ち上がりによる売上高及び売上総利益の増加とコスト削減効果の持続により、損失は縮小するものと考えております。 当連結会計年度における業績は、売上高1,242,240千円、営業損失170,888千円、経常損失185,601千円、親会社株主に帰属する当期純損失519,247千円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 各セグメントの経営成績数値にはセグメント間の内部取引高を含んでおります。 (メディア事業) メディア事業においては、主に前事業年度より開始したメディア共創企画事業の拡大に取り組んでおります。また、「AppBank.net」においては、前事業年度末までに運営体制の最適化は一巡しており、今後は、PV数の増加やPV数あたり広告単価の高い記事ジャンルへの注力、記事広告案件の獲得を通じて、売上高の向上を図っております。一方で、「マックスむらいチャンネル」等の動画メディアにおいては、制作体制の変更を行い、運営体制の最適化に伴う収益性の向上に取り組んでおります。 営業面では、主にメディア共創企画事業の成長により、売上高が増加いたしました。 利益面では、メディア共創企画事業の成長による売上高の増加により、前事業年度に引き続き、セグメント黒字化を継続しております。 以上の結果、当連結会計年度におけるセグメント合計では、売上高は983,723千円、セグメント利益は36,214千円となりました。 (IP&コマース事業) IP&コマース事業においては、主に他社が保有するコンテンツ・IPとのコラボレーションを行っております。他社との協業によるコラボレーションスイーツやグッズの販売や地元商店街などの特定地域と連携したコラボレーションイベントの企画運営、また、子会社PWAN社が有するクライアント企業の販売支援機能並びにmusica lab社が有するグッズ企画製造機能の活用を通じた売上高の拡大と、運営体制等の見直しによる収益性の向上に取り組んでおります。 営業面では、主に第1四半期会計期間から第2四半期会計期間にかけてYURINAN事業の事業譲渡及び「原宿friend」の閉店による売上高の減少がありましたが、IPコラボレーションにおいて、主に株式会社サンリオの人気キャラクターとの年間を通じた連続コラボレーション及び人気アニメ作品のライブにおける催事販売等を行ったこと、また、第4四半期連結会計期間からPWAN社及びmusica lab社の業績連結を開始したことにより、当連結会計年度における売上高は増加いたしました。 利益面では、主にYURINAN事業の事業譲渡や「原宿friend」の閉店による赤字事業の整理を進めたことで、赤字が大幅に減少いたしました。 以上の結果、当連結会計年度におけるセグメント合計では、売上高は249,567千円、セグメント損失は24,702千円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、735,756千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は179,408千円となりました。主な要因は、「税金等調整前当期純損失(△)」が△515,660千円、「減損損失」332,109千円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果増加した資金は34,440千円となりました。主な要因は「事業譲渡による収入」35,299千円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果増加した資金は724,412千円となりました。主な要因は、「株式の発行による収入」707,492千円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 ⅰ 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ⅱ 受注実績 当社グループで行う事業は、受注生産形態をとらない事業であることから、当該記載を省略しております。 ⅲ 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) メディア事業   879,184   - IP&コマース事業   111,901   - 合 計   991,085   - (注)1.当連結会計年度より連結決算に移行したことから、前年同期比は記載しておりません。 2.主な相手先別の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%) 株式会社サンテレビジョン   476,424   48.1 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社   378,526   38.2 (注)当連結会計年度より連結決算に移行したことから、前連結会計年度は記載しておりません。 ⅳ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) メディア事業   983,723   - IP&コマース事業   249,517   - その他   9,000   - 合 計   1,242,240   - (注)1.当連結会計年度より連結決算に移行したことから、前年同期比は記載しておりません。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 (自  2025年1月1日 至  2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%) 株式会社プラナコーポレーション東京   420,182   33.8 株式会社プラナコーポレーション大阪   506,200   40.7 (注)当連結会計年度より連結決算に移行したことから、前連結会計年度は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたり、重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 」に記載のとおりであります。 その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績は以下のとおりであります。 売上高は1,242,240千円となりました。これは主に、メディア共創企画事業におけるTV広告枠販売によるものであります。売上原価は1,121,794千円となりました。これは主に、メディア共創企画事業におけるTV広告枠の仕入れによるものであります。販売費及び一般管理費は291,335千円となりました。これは主に、人件費や業務委託費等によるものであります。特別利益は2,173千円となりました。これは主に、事業譲渡益によるものであります。 上記の結果、営業損失は170,888千円となり、経常損失は185,601千円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は519,247千円(前事業年度は501,813千円)となりました。 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご覧ください。 当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご覧ください。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 当社の資本の財源及び資本の流動性 当社グループの資本の財源については、金融機関からの借入や株式の発行等によって資金調達を行っております。また、当連結会計年度末において、735,756千円の現金及び現金同等物を有しており、当面の資本の流動性を確保しております。 ⑤ 事業環境と戦略的見通し 当社グループの事業を取りまくインターネット広告市場及び推し活市場は、各種テクノロジーやデバイス、それらを利用するサービスの利便性が向上し、また、個人のライフスタイルや趣味嗜好の多様化に伴い、今後も拡大を続けるものと思われます。 このような事業環境に対応するための具体的な課題及び戦略にかかる見通しにつきましては「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に、また、事業展開上のリスクにつきましては「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」にそれぞれ記載しております。 ⑥ 継続企業の前提に関する重要事象等を改善するための対応策等 当社グループは「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (4)継続企業の前提に関する重要事象等について」に記載のとおり、当該事象を解消するための対応策を実施しているため、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認めらないものと認識しております。

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