概要
AppBank株式会社は、2012年に神奈川県鎌倉市で創業したインターネットサービス企業である。スマートフォン情報サイト「AppBank.net」の運営を祖業とし、動画配信やIPコラボレーション事業に領域を拡大した。東証グロース市場に上場(2015年10月)し、2025年12月期の連結売上高は12億円、従業員22名。メディア事業とIP&コマース事業の2セグメントで構成される。
メディア事業とIP&コマース事業の二本柱
AppBankの事業は「メディア事業」と「IP&コマース事業」の2セグメントに分かれる。メディア事業は、自社運営メディア「AppBank.net」への広告掲載や、YouTube・ニコニコ・TikTokでの動画配信による広告収入、さらに他社メディアとの共創企画事業からフィー収益を得る。IP&コマース事業は、他社のコンテンツ・IPとのコラボレーションによるスイーツやグッズの販売、イベント運営、サブスクリプション型サービスを展開。2025年12月期のセグメント別売上高はメディア事業が9.8億円、IP&コマース事業が2.5億円である。
戦略的パートナーとの協業とM&Aによる成長
同社は2024年3月に新経営体制へ移行し、資本業務提携先(株式会社PLANA、クオンタムリープ株式会社など)との協業を強化している。2025年9月には、コールセンター事業を手がける株式会社PWANとスポーツグッズ企画製造のmusica lab株式会社を完全子会社化。これにより連結決算を開始し、売上高の拡大を図った。一方、不採算事業の整理も進め、2025年4月にYURINAN事業を譲渡、和カフェ事業から撤退している。
上場維持基準への対応と収益改善への課題
同社は東証グロース市場の上場維持基準(時価総額40億円以上)への適合を課題としている。2025年12月期の連結業績は売上高12.4億円、営業損失1.7億円、親会社株主に帰属する当期純損失5.2億円と赤字が続く。メディア事業はセグメント利益0.36億円と黒字を維持するが、IP&コマース事業の赤字が全体を圧迫する。固定費削減や新規事業の立ち上げにより早期黒字化を目指す方針である。
少数精鋭の組織体制
2025年12月期末時点の従業員数は22名(単体)と極めて少ない。本社は東京都新宿区に置き、創業以来3度の移転を経ている。上場企業としては小規模な組織だが、M&Aによる子会社の獲得やアウトソーシングの活用で事業を拡大してきた。子会社にはPWAN(コールセンター)やmusica lab(スポーツグッズ)があり、グループ全体の人員はさらに増える見込みである。
業界の中での役割はメディア広告事業者であり、IPライセンスを活用したコマース事業も手がけるコンテンツ企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2023/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ストア事業 | 3億円 | 75.0% | — | — |
| メディア 事業 | 1億円 | 25.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01デジタルメディア主力
スマートフォン関連の総合情報サイト「AppBank.net」を運営し、広告収益を得る。ライター記事とAI生成記事を組み合わせ、エンターテインメント性の高い情報を配信。動画サービスではYouTube等でチャンネルを運営し、広告収入を得る。
- AppBank.net
- スマートフォン関連の最新ニュースやアプリ情報を発信する総合情報サイト。
- YouTubeチャンネル
- 動画コンテンツを配信し、広告収益を得るYouTube上のチャンネル。
02IPコラボレーション・コマース主力
他社のコンテンツ・IPとコラボレーションしたグッズやイベントを企画・運営。コラボスイーツやグッズの販売、ロイヤリティ収益を得る。子会社を通じてスポーツ団体向けグッズ企画製造、コールセンターサービスも展開。
- コラボレーションスイーツ・グッズ
- アニメ・ゲームなどのIPとコラボレーションした食品・雑貨を企画販売。
- スポーツ団体向けグッズ
- スポーツチームの応援グッズを企画・製造・販売。少量多品種・短納期に対応。
製品と技術
スマホ情報サイト「AppBank.net」
「AppBank.net」は、スマートフォン関連の総合情報サイトで、同社の中核メディアである。アプリ紹介、ガジェットレビュー、YouTuberニュースなど幅広いテーマを扱う。2023年以降はAIを活用した記事制作体制を導入し、PV数と広告収益の拡大を図る。記事広告や外部メディアへの配信も行い、収益源を多様化している。運営体制の効率化により、メディア事業全体のセグメント黒字を維持している。
IPコラボレーションによる物販・イベント事業
IP&コマース事業の中核は、他社が保有するアニメ・アイドル・ゲーム・キャラクターなどのIPとのコラボレーションである。コラボレーションスイーツやグッズの企画販売、地元商店街と連携したイベント運営を行う。2022年4月の第1号案件以降、年間を通じて複数のIPコラボを実施。収益は商品販売収益とロイヤリティ収益から構成される。サンリオキャラクターとの連続コラボなど、実績を積んでいる。
子会社PWANとmusica labの事業
2025年9月に完全子会社化したPWANは、企業向けコールセンターサービスを提供する。musica labは全国スポーツ団体向けのグッズ企画製造を手がけ、少量多品種・短納期に対応する体制を持つ。両社は連結財務諸表に含まれ、第4四半期から業績に寄与している。これらの子会社はIP&コマース事業に区分され、同セグメントの収益拡大に貢献する見通しである。
動画プラットフォームを活用したコンテンツ配信
同社はYouTube、ニコニコ、TikTokなどの動画プラットフォームにコンテンツを提供している。YouTubeチャンネル「マックスむらいチャンネル」では視聴回数に応じた広告収入を得るほか、ニコニコチャンネルでは有料会員収入を得る。また、動画制作のノウハウを生かして企業向けタイアップ広告やイベント出演のキャスティングも行う。2025年12月期には制作体制の最適化を進め、収益性の向上を図った。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
サービス仲介で急成長だが赤字続く
同社は人材や業務支援を中心としたサービス業に属し、急成長を遂げているが、営業赤字が続いている。同業のジンジブやイシンは採用支援や業務代行で事業を展開しており、競争が激しい。売上高は12億円へ増加したが、営業利益率は-16.67%と悪化しており、収益モデルの確立が急務である。成長投資が先行し、規模拡大と収益化の両立が課題となっている。
強み
- 売上高が5億円から12億円へ2倍以上に拡大し、高い成長性を示す。
- 特定サービスに特化し、同業他社との差別化を図っている。
- サービス業に対する需要増加を背景に、事業機会が拡大している。
- 小規模ながら機動的な意思決定が可能で、変化への適応力がある。
課題
- 直近期も営業赤字であり、利益創出の仕組みが確立されていない。
- 同業他社との競争が激しく、差別化戦略の構築が不可欠。
- 成長投資が先行し、売上規模に見合う収益構造の構築が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がAppBank
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4657環境管理センター | 22億円 | 18.4倍 |
| 2 | 7372デコルテ・ホールディングス | 22億円 | 7.4倍 |
| 3 | 9236ジャパンM&Aソリューション | 22億円 | 41.1倍 |
| 4 | 4678秀英予備校 | 22億円 | 51.1倍 |
| 5 | 6177AppBank | 21億円 | — |
| 6 | 9258CS-C | 21億円 | — |
| 7 | 9253スローガン | 21億円 | 10.2倍 |
| 8 | 7077ALiNKインターネット | 21億円 | — |
| 9 | 6074ジェイエスエス | 21億円 | 8.6倍 |
| 10 | 6186一蔵 | 21億円 | — |
| 11 | 7069サイバー・バズ | 21億円 | 7.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
スマホ情報サイトからスタートした2012年
2012年1月、神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立。同年2月には株式会社ゼペットの全株式を取得し、商号をAppBank Games株式会社に変更。7月に本社を東京都新宿区へ移転した。創業初期はスマートフォン向けの情報サイト運営が中核で、2013年には通販サイト「AppBank Store」を開設し、実店舗「AppBank Store新宿」もオープン。ECと店舗の両輪で収益基盤を築いた。
事業拡大と子会社分社化の2014〜2015年
2014年8月、AppBank Store株式会社(後のテーマ株式会社)とスタジオむらい株式会社を新設分割により設立。さらに2015年2月にはapprime株式会社を設立し、同年5月にAppBank Games株式会社を吸収合併。分割と合併を繰り返しながら、メディア・EC・動画制作の各機能を整理した。2015年10月には東京証券取引所マザーズに上場し、資金調達力を高めた。
上場後のグループ再編と事業撤退の2016〜2020年
上場後、2016年1月にスタジオむらいを吸収合併、2018年2月にapprimeを吸収合併しグループを再統合。一方で不採算事業の整理も進め、2020年3月にAppBank Store株式会社の全株式を譲渡し、EC事業から撤退。同年5月には本社を千代田区へ移転し、新たにテーマ株式会社を設立。また3bitter株式会社を取得し、事業ポートフォリオを入れ替えた。
M&Aと経営体制刷新の2021〜2025年
2021年1月にGT-Agencyを取得、同年4月に吸収合併。2022年4月には東証グロース市場へ移行し、上場10年後を見据えた経営が求められた。2023年4月にテーマ株式会社を吸収合併し、2024年1月に3bitter株式を譲渡。2025年4月にはYURINAN事業を譲渡し、9月にPWANとmusica labを取得。M&Aによる事業拡大と不採算事業の切り離しを並行して進めている。
年表26件を開く
2010年代
- 2012年1月創業神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立
- 2012年2月商号変更株式会社ゼペットの全株式を取得し、AppBank Games株式会社に社名変更
- 2012年7月本社を東京都新宿区に移転
- 2013年6月「AppBank Store」Eコマース(インターネット通販)サイトオープン
- 2013年8月「AppBank Store新宿」オープン
- 2013年10月創業東京都新宿区にAppBank Store株式会社を新設分割により設立
- 2014年8月創業東京都新宿区にスタジオむらい株式会社を新設分割により設立
- 2014年9月本社移転(東京都新宿区内)
- 2015年2月創業東京都新宿区にapprime株式会社を新設分割により設立
- 2015年5月M&Aapprime株式会社にAppBank Games株式会社を吸収合併
- 2015年10月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2016年1月M&Aスタジオむらい株式会社を吸収合併
- 2017年10月本社移転(東京都新宿区内)
- 2018年2月M&A株式会社apprimeを吸収合併
2020年代
- 2020年3月株式会社AppBank Store全株式を譲渡
- 2020年5月本社移転(東京都千代田区)
- 2020年5月創業東京都千代田区にテーマ株式会社を設立
- 2020年5月3bitter株式会社全株式を取得
- 2021年1月株式会社GT-Agency全株式を取得
- 2021年4月M&A株式会社GT-Agencyを吸収合併
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から グロース 市場に移行
- 2022年5月本社移転(東京都新宿区)
- 2023年4月M&Aテーマ株式会社を吸収合併
- 2024年1月3bitter株式会社全株式を譲渡
- 2025年4月YURINAN事業を譲渡
- 2025年9月株式会社PWAN、musica lab株式会社全株式を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高年間CAGR2030年12月期まで+40%
- 営業利益率2030年12月期まで10.0%超
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
メディア事業の効率化と共創拡大
「AppBank.net」と動画チャンネルの運営効率化やAI活用による収益性向上、および戦略的パートナーとのメディア共創企画事業の案件拡大により売上高の獲得を進める。
- 02
IP&コマース事業のコラボ強化
「推し活」市場をターゲットに他社IPとのコラボレーションを積極展開し、グッズ販売やイベント運営を拡大。地域特性を生かした企画や実施地域の拡大も目指す。
- 03
戦略的パートナーとの協業深化
資本業務提携先などとの連携を強化し、コラボ商品開発やイベントなど提供サービスの幅を広げる。子会社(PWAN社・musica lab社)とのグループシナジーも追求。
- 04
AIソリューション事業の開発
企業の現場生産性向上にフォーカスしたAIソリューションの開発・販売を新規事業として取り組む。自社メディアでもAI時代に最適化したコンテンツ制作体制を整備。
- 05
人材確保・育成と内部管理体制強化
優秀な人材確保のため人事制度整備やリモートワーク導入を推進し、内部管理体制・コーポレートガバナンス強化により経営の透明性を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で22人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は564万円で、9期前と比べて+46.4%。平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は6.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 97 |
| 2017年12月 | — | — | — | 91 |
| 2018年12月 | — | — | — | 69 |
| 2019年12月 | 385 | 35.2 | 3.5 | 46 |
| 2020年12月 | 428 | 34.8 | 2.8 | 25 |
| 2021年12月 | 423 | 30.4 | 2.1 | 30 |
| 2022年12月 | 423 | 27.9 | 1.7 | 33 |
| 2023年12月 | 422 | 32.0 | 3.7 | 36 |
| 2024年12月 | 524 | 36.1 | 4.6 | 16 |
| 2025年12月 | 564 | 39.2 | 6.8 | 22 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社PWAN福岡県 福岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内musica lab株式会社大阪府 大阪市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は12億円、営業利益は-2億円。前期と比べると増収で、売上が+20.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は8億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2023年2Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2023年3Q | 2 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2023年4Q | 1 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2024年2Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 8 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2025年4Q | 5 | −1 | −20.0 | −4 |
| 2026年2Q | 8 | −1 | −12.5 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は4億円から12億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-16.7%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 神奈川県鎌倉市にAppBank株式会社を設立 | |||||
| 2012年12月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都新宿区にAppBank Store株式会社を新設分割により設立 | |||||
| 2013年12月 | 14 | — | 0 | — | 0 |
| 東京都新宿区にスタジオむらい株式会社を新設分割により設立 | |||||
| 2014年12月 | 30 | — | 5 | — | 3 |
| 東京都新宿区にapprime株式会社を新設分割により設立 | |||||
| 2015年12月 | 40 | — | 9 | — | 6 |
| スタジオむらい株式会社を吸収合併 | |||||
| 2016年12月 | 23 | — | −1 | — | −1 |
| 2017年12月 | 18 | — | −3 | — | −5 |
| 株式会社apprimeを吸収合併 | |||||
| 2018年12月 | 14 | — | −2 | — | −3 |
| 2019年12月 | 13 | — | −1 | — | −1 |
| 東京都千代田区にテーマ株式会社を設立 | |||||
| 2020年12月 | 5 | — | −1 | — | −2 |
| 株式会社GT-Agencyを吸収合併 | |||||
| 2021年12月 | 3 | — | −2 | — | −2 |
| 2022年12月 | 4 | — | −3 | — | −3 |
| テーマ株式会社を吸収合併 | |||||
| 2023年12月 | 5 | — | −4 | — | −4 |
| 2024年12月 | 10 | — | −2 | — | −2 |
| 2025年12月 | 12 | −2 | −2 | −16.7 | −5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高12億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-41.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.7%11億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%3億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-16.7%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2025年12月期は営業CFが−2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は7億円で、売上の7.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年12月 | 0 | −1 | 3 | −1 | 3 |
| 2014年12月 | 4 | −1 | 1 | 3 | 7 |
| 2015年12月 | 7 | 0 | 6 | 7 | 20 |
| 2016年12月 | −4 | −3 | 0 | −7 | 12 |
| 2017年12月 | −2 | 1 | −3 | −1 | 9 |
| 2018年12月 | −2 | 1 | 2 | −1 | 10 |
| 2019年12月 | 0 | 0 | −1 | 0 | 9 |
| 2020年12月 | −2 | −1 | −1 | −3 | 5 |
| 2021年12月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 2 |
| 2022年12月 | −2 | 0 | 1 | −2 | 1 |
| 2023年12月 | −3 | 0 | 3 | −3 | 2 |
| 2024年12月 | −2 | 0 | 2 | −2 | 1 |
| 2025年12月 | −2 | 0 | 7 | −2 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が9億円で、自己資本比率は73.1%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 3 | 2 | 1 | 71.9 |
| 2013年12月 | 8 | 1 | 7 | 14.1 |
| 2014年12月 | 16 | 4 | 12 | 23.3 |
| 2015年12月 | 27 | 11 | 16 | 42.0 |
| 2016年12月 | 22 | 11 | 11 | 48.2 |
| 2017年12月 | 14 | 6 | 8 | 44.9 |
| 2018年12月 | 12 | 7 | 5 | 56.1 |
| 2019年12月 | 11 | 7 | 4 | 63.8 |
| 2020年12月 | 6 | 5 | 1 | 84.7 |
| 2021年12月 | 4 | 3 | 1 | 78.5 |
| 2022年12月 | 3 | 1 | 2 | 51.1 |
| 2023年12月 | 3 | 0 | 3 | 7.4 |
| 2024年12月 | 3 | 1 | 2 | 22.0 |
| 2025年12月 | 12 | 9 | 3 | 73.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中92位あたり、逆に低いのはROEで534社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥84で、1年前と比べて-67.1%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.99倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で横ばいの0%に対し、年初来では70.92%下落。25日線(81円)を約1.2%上回り、75日線(85円)や200日線(116円)は下回る。52週高値522円からは84%下落した厳しい状況。出来高は8月14日に26万株とやや増加したが、全体的に低調。下げ止まりの兆しはあるが、反発力は弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)。
PERは開示されず、PBRは2.35と業界平均3.2より低いが、ROEが-57.9%と大幅な赤字で収益性が著しく悪い。配当利回りもゼロで投資家への還元がない。売上高は増加傾向にあるものの、営業赤字が継続し、直近は営業利益率-16.67%と悪化。業界平均PER22.49を考慮しても、赤字企業には高PBRは割高感が強い。成長期待を織り込んでも現時点のバリュエーションは過大評価の印象。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.99倍 | 3.51倍 |
| ROE | -57.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は急成長しているが、営業利益率はマイナスと赤字が続く。強気派は、DX需要の高まりを背景に売上拡大が続けば、やがて規模の利益で黒字化すると見る。一方、弱気派は、受託ビジネスの低採算性と人件費増加で、収益改善のメドが立たないと懸念する。成長の持続性と収益化の道筋が主な争点だ。
- 売上高の急拡大
直近2期で売上高が5億円から12億円と2倍以上に増加した実績がある。
- DX需要の追い風
企業のデジタル化需要は拡大傾向にあり、受託開発市場の成長が期待できる。
- 赤字幅の縮小
最終赤字が4億円から2億円と縮小しており、改善傾向が見られる。
- 売上高が3期連続で増加し12億円へ通年影響中
2025/12期の売上高は12億円、前期比20%増と拡大が続く
- 売上高12億円で損益改善余地通年影響中
売上高は5億円から12億円へ拡大、営業損失2億円は売上増で吸収可能
- 外国人保有比率が低く買い増し余地継続影響弱
外国人保有比率は4.35%と低位で、資金流入による需給改善が期待
- 株価81円の低位株で値ごろ感不定影響弱
株価は81円と低いため、個人投資家の参加が見込める
- 赤字の継続
直近事業年度も最終損失を計上しており、黒字化のメドが立っていない。
- 受託の低採算性
営業利益率はマイナスで、人件費や外注費の増加を吸収できていない。
- 競争の激化
市場には多数の同業者があり、価格競争に陥りやすい構造。
- 純損失が5億円と赤字拡大通年影響強
2025/12期の純損失は5億円、時価総額20億円の25%に相当
- 営業赤字が継続通年影響中
2025/12期の営業損失は2億円、本業での収益改善が課題
- 売上高の成長率が急減速2026年Q2影響弱
2025/12期の売上高増加率は20%と倍増期の100%から鈍化
- ROE悪化でPBR2.35倍が割高継続影響中
ROEは-57.9%と資本効率が悪化、PBR2.35倍は割高感
- 売上高成長率
- 成長の持続性を確認するため。
- 営業利益率
- 売上拡大が利益改善につながるかを見るため。
- 既存顧客からの継続受注率
- 収益の安定性と顧客満足度の指標となるため。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ10,378人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.4%を占め、残る74.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 88.3 | 82.2 | 70.4 | 68.6 | 60.8 | 56.4 |
| 事業法人 | 0.5 | 2.1 | 14.4 | 16.6 | 25.1 | 25.2 |
| 証券会社 | 7.0 | 12.5 | 11.2 | 11.5 | 11.0 | 13.8 |
| 外国法人 | 2.8 | 1.8 | 2.5 | 1.4 | 1.5 | 3.4 |
| 外国人個人 | 1.0 | 1.2 | 1.1 | 0.8 | 1.1 | 0.9 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | 1.2 | 0.5 | 0.2 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社PLANA | 10.44 |
| 02 | musica株式会社 | 7.81 |
| 03 | マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社 | 5.59 |
| 04 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 3.37 |
| 05 | 楽天証券株式会社 | 2.62 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 2.55 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 1.57 |
| 08 | 渡辺 明男 | 1.51 |
| 09 | 村井 智建 | 1.44 |
| 10 | クオンタムリープ株式会社 | 1.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-15musica株式会社 代表取締役 萩原一禎変更報告8.56%+1.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−101%、1株純資産は12期で−100%。直近期のROEは-57.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 5,165 | 181,280 | 2.8 |
| 2013年12月 | −2 | 16 | −9.6 |
| 2014年12月 | 42 | 59 | 116.3 |
| 2015年12月 | 85 | 171 | 73.1 |
| 2016年12月 | −12 | 160 | −7.4 |
| 2017年12月 | −69 | 92 | −54.8 |
| 2018年12月 | −36 | 89 | −38.8 |
| 2019年12月 | −9 | 88 | −10.4 |
| 2020年12月 | −23 | 65 | −29.6 |
| 2021年12月 | −24 | 41 | −44.5 |
| 2022年12月 | −36 | 17 | −123.8 |
| 2023年12月 | −41 | — | — |
| 2024年12月 | −19 | — | −362.2 |
| 2025年12月 | −29 | 36 | −57.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額31百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 町田央衡 | 代表取締役 会長 | 61 | 50,000 |
| 白石充三 | 代表取締役 社長 | 44 | — |
| 萩原一禎 | 取締役 | 55 | — |
| 中村智広 | 取締役 | 60 | — |
| 三好正洋 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
| 岡崎太輔 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
| 井尾仁志 | 取締役(監査等委員) | 65 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 17 | 3 | 20 | 7 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | — | 11 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,380字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,365字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,950字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,296字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/01/01-2024/06/30)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-30
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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