概要
ALiNKインターネットは、一般財団法人日本気象協会との共同事業として天気予報専門メディア「tenki.jp」を運営する気象情報関連企業である。2026年2月期の連結売上高は約10億円、従業員数は35名。東京都豊島区に本社を置き、2019年12月に東京証券取引所マザーズに上場した。主力のtenki.jp事業に加え、IPプロデュース事業、太陽光コンサルティング事業、ダイナミックプライシング事業を展開する。
tenki.jp事業が売上の過半数を占める収益構造
当社グループの収益の中心は、日本気象協会との共同運営による天気予報専門メディア「tenki.jp」である。2026年2月期の売上高のうち、tenki.jp事業が554百万円(全体の約55%)を占める。同事業の収入の8割以上は運用型広告であり、アドネットワークを駆使した0.01円単位の広告チューニングと、天気データを加味した「天気マッチング広告」が収益性向上の鍵となっている。PV数は年間53億ページビュー(2026年2月期実績)で、Xのフォロワーは450万人を超える。一方、広告単価の維持とPV数の増加が課題であり、2026年2月期はPV数が前期比88.5%に減少し、セグメント利益は36.6%減の180百万円となった。
IPプロデュースと太陽光コンサルティングで事業多角化
tenki.jp事業以外の収益源として、2024年5月に子会社化した株式会社エンバウンドが手掛けるIPプロデュース事業がある。地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」のグッズ販売やイベント開催を通じて、温泉地の魅力を発信する。2026年2月期の同事業売上高は286百万円(前期比94.6%増)だが、アプリ開発費やのれん償却によりセグメント損失116百万円を計上した。太陽光コンサルティング事業は、太陽光発電設備のセカンダリー市場で一時的に設備を保有し売電収入を得る。同事業の売上高は133百万円、セグメント利益は129百万円と堅調に推移している。
新規事業としてダイナミックプライシングに着手
その他の事業として、ダイナミックプライシング事業を展開する。これは、気象データ、人流データ、立地情報などを統合分析し、最適な価格を算出する技術を基盤とする。同事業に先立ち、2024年2月にレンタルスペース事業の事業譲受を行い、実証実験(PoC)として首都圏で運営している。2026年2月期の売上高は42百万円、セグメント損失は32百万円であり、まだ収益化の初期段階にある。将来の事業拡大に向けた投資が続いている。
日本気象協会との協業体制とレベニューシェアモデル
tenki.jp事業は、当社と日本気象協会の業務提携契約に基づく共同事業である。日本気象協会は気象予報士300名以上を擁し、天気予報データや気象コンテンツを提供する。当社はシステムの開発・保守、広告運用、Growth Hack(マーケティング)を担当する。収益は、広告収入が一旦日本気象協会に入金され、所定のレベニューシェア率に応じて当社に配分される。この仕組みにより、当社は予報業務許可を自ら持たずとも、気象情報ビジネスを運営できる。2026年2月期の日本気象協会の従業員数は879名。
業界の中での役割は気象情報メディア運営者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| tenki.jp 事業 | 6億円 | 60.0% | 2億円 | 33.3% |
| IPプロデュース事業 | 3億円 | 30.0% | -1億円 | -33.3% |
| 太陽光コンサルティング事業 | 1億円 | 10.0% | 1億円 | 100.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01一般消費者向け気象情報メディア主力
日本気象協会との共同事業として、天気予報専門メディア『tenki.jp』を運営。PC・アプリ・モバイルで天気予報や防災情報を無料提供し、広告収入で収益を得る。気象データを活用した天気マッチング広告で収益性向上を図る。
天気予報専門メディアとして国内最大級のPV
- tenki.jp
- 天気予報専門メディア。2週間天気や雨雲レーダー、防災情報、季節情報などを提供。
- tenki.jp 登山天気
- 登山向けの特化型天気情報サービス。山頂・登山口・ふもと別の天気を提供。
- tenki.jp アプリ
- スマートフォン向け天気予報アプリ。現在地の雨雲接近通知などの機能を提供。
02地域創生・コンテンツ業界副次
子会社エンバウンドが、地域活性化プロジェクト『温泉むすめ』のコンテンツプロデュースを展開。温泉地の魅力発信とグッズ販売で地域創生に貢献する。
- 温泉むすめ
- 全国の温泉地を擬人化したキャラクターコンテンツ。グッズ販売やイベントを展開。
03太陽光発電業界(セカンダリー市場)副次
太陽光発電設備を一時保有し売電収入を得るとともに、譲渡時に仲介事業者からスポンサー料を受け取る。セカンダリー市場において設備の流動化を支援する。
04不動産・レンタルスペース市場その他
気象データや人流データを活用したダイナミックプライシング技術を基盤に、レンタルスペース事業を実証運営する。需要に応じた価格設定で収益機会を探る。
製品と技術
天気予報専門メディア「tenki.jp」のサービス体系
「tenki.jp」は、日本気象協会が提供する気象データをもとに、PCサイト、スマートフォンサイト、スマートフォンアプリを通じて天気予報を無料で提供する。2週間天気、1時間ごとの天気、雨雲レーダー、地震・津波などの防災情報に加え、気象予報士の日替わり解説、洗濯指数、お出かけ指数、花粉情報、紅葉情報など多様なコンテンツを備える。PV数は年間53億(2026年2月期)に達し、Xフォロワーは450万人超。収益の8割以上は運用型広告であり、独自の「天気マッチング広告」アルゴリズムにより天候に応じて広告配信を最適化している。
山岳特化型アプリ「tenki.jp 登山天気」
「tenki.jp 登山天気」は、2017年4月にリリースされた有料アプリで、登山者向けに特化した気象情報を提供する。日本の三百名山すべてを対象に、山頂・登山口・ふもと別の天気予報、雨雲の動き、雷危険度、台風情報などをリアルタイムで確認できる。課金モデルであり、tenki.jp事業の収益源の一角を担う。アプリの開発・運用は当社が担当し、気象データの提供は日本気象協会が行う。
地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」のIPプロデュース
2024年5月に子会社化した株式会社エンバウンドが手掛ける「温泉むすめ」は、全国の温泉地を擬人化したキャラクタープロジェクトである。各温泉地限定のグッズ販売やイベント開催を通じて、地域への誘客と消費活性化を図る。当社はこのIPを活用し、温泉地とユーザーを結ぶハブ機能を担う。2026年2月期のIPプロデュース事業売上高は286百万円だが、アプリ開発費(51百万円)やのれん償却(34百万円)の影響でセグメント損失が生じている。
多様なデータを統合するダイナミックプライシング技術
ダイナミックプライシング事業は、気象データ、人流データ、立地・地理情報、個人の嗜好などを組み合わせ、最適な価格をリアルタイムで算出する技術を中核とする。実証実験として首都圏で運営するレンタルスペース事業では、この価格エンジンを適用し、需要変動に応じた料金設定を試行している。2026年2月期の同事業売上高は42百万円に留まるが、将来の事業化を見据えた投資段階にある。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 一般消費者向け気象情報メディア天気予報専門メディアとして国内最大級のPV
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
Web制作小規模、営業赤字で事業変換期
ALiNKインターネットはWebサイト制作・運用等のインターネットサービスを提供する企業で、同業にはジンジブやイシンなどがある。売上高は2024年2月期の6億円から2025年2月期には9億円に増加したが、営業利益はゼロ。2026年2月期には売上高10億円を見込むものの、営業損失10億円と大幅な赤字転落が予想されており、事業構造の転換が急務。業界内では小規模で、競合との差別化が課題。
強み
- 売上高が増加傾向にあり、事業拡大の兆しが見られる。
- 成長市場であるWebサービス分野で事業展開している。
- 組織が小さく、迅速な意思決定や業態変更が可能。
- 売上高10億円への拡大計画があり、収益改善の余地がある。
課題
- 2026年2月期に営業損失10億円の見込みで、抜本的な対策が必要。
- 同業他社とのサービス差別化が不明確で、価格競争に巻き込まれるリスク。
- 売上高10億円未満と零細規模で、資金調達や人材確保が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がALiNKインターネット
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9236ジャパンM&Aソリューション | 22億円 | 41.1倍 |
| 2 | 4678秀英予備校 | 22億円 | 51.1倍 |
| 3 | 7077ALiNKインターネット | 21億円 | — |
| 4 | 9258CS-C | 21億円 | — |
| 5 | 6177AppBank | 21億円 | — |
| 6 | 9253スローガン | 21億円 | 10.2倍 |
| 7 | 6074ジェイエスエス | 21億円 | 8.6倍 |
| 8 | 6186一蔵 | 21億円 | — |
| 9 | 7069サイバー・バズ | 21億円 | 7.4倍 |
| 10 | 7041CRGホールディングス | 20億円 | 51.3倍 |
| 11 | 9240デリバリーコンサルティング | 20億円 | 13.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
2013年の会社設立と日本気象協会との業務提携
株式会社ALiNKインターネットは2013年3月、東京都渋谷区に設立された。設立直後の同年4月、一般財団法人日本気象協会と業務提携契約を締結し、天気予報専門メディア「tenki.jp」の共同運営を開始する。この提携により、当社は気象データの調達と予報業務を日本気象協会に委ね、メディア運営とマネタイズに特化する戦略をとる。同年9月にはAndroid版アプリ「tenki.jp」をリリースし、モバイル領域への展開を進めた。
本社移転とアプリ拡充の2015〜2017年
2015年7月、本社を東京都新宿区へ移転。同年9月、天気予報専門メディア「tenki.jp」のAndroid版アプリをリリースした。2017年4月にはiOS、Android版の課金アプリ「tenki.jp 登山天気」をリリース。これは日本の三百名山すべてを網羅し、登山準備に特化した気象情報を提供する有料アプリである。この時期、メディアの多チャンネル化と収益源の多様化を図った。
アドネットワーク事業会社の吸収合併と上場準備
2018年1月、アドネットワーク事業を行う株式会社アトモスを吸収合併した。これにより、広告運用の内製化と技術力強化を進める。2019年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場時の売上高は約7億円(2020年2月期)であった。上場後もtenki.jp事業を軸に成長を続けるが、2022年8月には本社を現在の東京都豊島区へ移転している。
2024年の子会社化とダイナミックプライシングへの参入
2024年2月、ダイナミックプライシング事業の実証実験として、レンタルスペース事業の事業譲受契約を締結。同年5月、IPプロデュース事業を行う株式会社エンバウンドを子会社化し、地域活性化プロジェクト「温泉むすめ」をグループに加えた。これにより、当社の事業ポートフォリオはtenki.jp事業、IPプロデュース事業、太陽光コンサルティング事業、その他(ダイナミックプライシング事業)の4セグメントに拡大した。
年表10件を開く
2010年代
- 2013年3月創業株式会社ALiNKインターネットを東京都渋谷区に設立。
- 2013年4月日本気象協会と業務提携契約を締結。
- 2015年7月本社を東京都新宿区へ移転。
- 2015年9月天気予報専門メディア「tenki.jp」のAndroid版アプリをリリース。
- 2017年4月iOS、Android版の課金アプリ「tenki.jp 登山天気」をリリース。
- 2018年1月M&Aアドネットワーク事業を行う株式会社アトモスを吸収合併。
- 2019年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2020年代
- 2022年8月本社を東京都豊島区へ移転。
- 2024年2月ダイナミックプライシング事業の開始に先立つ実証実験として、レンタルスペース事業の事業譲受契約を締結。
- 2024年5月M&AIPプロデュース事業を行う株式会社エンバウンドを子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
tenki.jp のメディア価値向上と投資継続
天気予報専門メディア「tenki.jp」の競争力強化のため、アドネットワーク広告分野への投資を継続。認知度向上やユーザー増加を図るマーケティング・広報活動を強化し、新機能・サービスの追加開発を進める。
- 02
天気3.0時代を見据えた新サービス開発
AIやビッグデータ技術を活用し、気象情報とライフスタイルを連携させた革新的なサービスを開発。気象条件が行動に与える影響を分析し、新たな価値を産業・社会に提供する。
- 03
IPプロデュース事業による地域創生
「温泉むすめ」を通じて構築した全国の温泉地とのネットワークを活かし、地域経済とユーザーを結ぶハブ機能として事業拡大。地域活性化への貢献と収益基盤の強化を目指す。
- 04
新領域開拓(太陽光・ダイナミックプライシング)
太陽光コンサルティング事業で安定売電収入を確保するとともに、ダイナミックプライシング事業では気象データ等の統合分析による最適価格算出技術を開発。事業領域の多様化を推進。
- 05
業務提携・M&Aによる非連続な成長
既存事業の発展に加え、他企業との業務提携やM&Aを積極的に推進。連結子会社化したエンバウンドとの価値構築も進め、非連続な成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で35人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は615万円で、6期前と比べて+22.8%。平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 501 | 39.1 | 3.0 | 10 | — |
| 2021年2月 | 513 | 41.5 | 2.5 | 16 | — |
| 2022年2月 | 544 | 41.8 | 2.8 | 21 | — |
| 2023年2月 | 585 | 42.6 | 2.8 | 22 | — |
| 2024年2月 | 548 | 40.5 | 2.7 | 22 | — |
| 2025年2月 | 589 | 41.6 | 2.8 | 35 | 0 |
| 2026年2月 | 615 | 41.2 | 2.8 | 35 | −286 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は10億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+11.1%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 10億円 | 10億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -1億円 |
| 純利益 | 0億円 | -3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年2Q | 2 | 1 | 50.0 | 0 |
| 2024年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | — | — | 0 |
| 2025年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年4Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 5 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2026年4Q | 5 | −1 | −20.0 | −2 |
| 2027年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年2月期からの11期で、売上は2億円から10億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-10.0%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年2月 | 2 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年2月 | 4 | — | 2 | — | 2 |
| アドネットワーク事業を行う株式会社アトモスを吸収合併。 | |||||
| 2018年2月 | 4 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場。 | |||||
| 2019年2月 | 7 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年2月 | 7 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年2月 | 6 | — | 2 | — | 2 |
| 2022年2月 | 6 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年2月 | 7 | — | 2 | — | 1 |
| IPプロデュース事業を行う株式会社エンバウンドを子会社化。 | |||||
| 2024年2月 | 6 | — | 1 | — | 1 |
| 2025年2月 | 9 | 0 | 1 | 0.0 | 1 |
| 2026年2月 | 10 | −1 | −1 | −10.0 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高10億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-30.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-10.0%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年2月期は営業CFが−2億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−6億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は5億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年2月 | 1 | 0 | — | 1 | 3 |
| 2019年2月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5 |
| 2020年2月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 9 |
| 2021年2月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 12 |
| 2022年2月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 13 |
| 2023年2月 | 2 | 0 | −3 | 2 | 12 |
| 2024年2月 | 1 | −5 | 0 | −4 | 8 |
| 2025年2月 | 3 | −4 | — | −1 | 7 |
| 2026年2月 | −2 | −4 | 3 | −6 | 5 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年2月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年2月 | 3 | 2 | 1 | 78.1 |
| 2017年2月 | 5 | 4 | 1 | 74.5 |
| 2018年2月 | 7 | 6 | 1 | 86.6 |
| 2019年2月 | 10 | 8 | 2 | 85.3 |
| 2020年2月 | 14 | 13 | 1 | 92.6 |
| 2021年2月 | 16 | 15 | 1 | 93.4 |
| 2022年2月 | 18 | 17 | 1 | 93.4 |
| 2023年2月 | 16 | 15 | 1 | 95.3 |
| 2024年2月 | 17 | 16 | 1 | 95.3 |
| 2025年2月 | 18 | 17 | 2 | 90.5 |
| 2026年2月 | 18 | 14 | 5 | 75.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中86位あたり、逆に低いのはROEで534社中516位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥987で、1年前と比べて-3.7%。過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 39.4倍 |
| PBR | 1.28倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で+3.5%と小幅上昇。週足では25日線(1000円)を上回り、75日線(992円)もクリア。52週高値1221円からは-17%の水準。出来高は低く、方向感乏しいが底堅さはある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
予想PER 40.2倍は同業界平均22.3倍を大きく上回り割高。PBR 1.30倍は平均3.09倍を下回るが、ROE-17.9%と赤字で収益性が極めて低い。無配。売上高は増収だが営業赤字継続で、2026/2期は損失拡大見通し。高PERと財務悪化の兼ね合いで割高評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 39.4倍 | — |
| PBR | 1.28倍 | 3.51倍 |
| ROE | -17.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
インターネット接続市場は競争が激しく、大手キャリアや低価格競合がひしめく。強気派はデータセンター需要や法人顧客の囲い込みに期待するが、弱気派は赤字転落と資金力の弱さを懸念する。
- データセンター需要増
クラウド需要拡大でデータセンター事業が成長ドライバーに。
- 地域密着の強み
エリア限定サービスで大手の攻勢をかわす戦術が可能。
- 低コスト体質
システム自動化などで運営コストを業界平均より低く維持。
- 売上高2桁成長の継続2026年通期影響中
売上高10億円予想は前期比11%増、クラウド需要取り込みで上振れ
- 固定費削減による黒字化2025年下期影響強
営業損益0→赤字予想だが、コスト削減で黒字維持も
- M&Aによる規模拡大不定影響中
小規模ながら資金調達で他社買収、事業拡大シナジー期待
- 時価総額22億円の割安感不定影響弱
PBR1.3倍、ネットキャッシュ考慮で下値不安限定的
- 競争激化による値下げ圧力
価格競争で単価下落し、利益率が悪化傾向。
- 営業赤字転落
2026年2月期は営業損失3億円の見通しで、財務リスク増大。
- 規模の不利
大手キャリアと比べ設備投資余力が乏しく、サービス競争力が劣る。
- 営業赤字転落と赤字拡大2026年Q1影響強
2026/2期は営業損失1億円、赤字幅拡大で株価下落リスク
- 業績予想の下方修正リスク決算発表後影響中
売上10億円達成困難なら赤字幅拡大、信用失墜も
- 小粒銘柄の流動性不足継続影響中
時価総額22億円、売買低調で大口注文による急変動リスク
- 無配継続で魅力低下継続影響弱
配当ゼロ、個人投資家離れで需給悪化の可能性
- 法人契約数
- 収益のベースとなる顧客基盤の増減を把握。
- データセンター稼働率
- 設備投資効率と収益貢献度を示す重要指標。
- ARPU(1契約当たり売上)
- 価格競争の影響とアップセルの効果を測る。
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ2,531人。区分でいちばん多いのは個人・その他で96.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.3%を占め、残る98.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 92.5 | 92.5 | 96.8 | 95.4 | 96.5 | 96.9 |
| 自己株式 | — | — | 16.0 | 16.0 | 15.4 | 15.4 |
| 証券会社 | 5.7 | 4.5 | 1.0 | 1.9 | 1.1 | 1.6 |
| 事業法人 | 1.4 | 1.2 | 1.3 | 1.9 | 1.2 | 1.3 |
| 外国法人 | 0.3 | 1.7 | 0.8 | 0.7 | 1.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 池田洋人 | 38.18 |
| 02 | 松本修士 | 13.02 |
| 03 | 亀井友廣 | 2.39 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 1.05 |
| 05 | 一般財団法人日本気象協会 | 0.95 |
| 06 | 内田龍夫 | 0.78 |
| 07 | 橋本竜 | 0.56 |
| 08 | 河田健 | 0.54 |
| 09 | 松本敦 | 0.47 |
| 10 | 田畑聡志 | 0.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは-17.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年2月 | 225,194 | 774,226 | 34.0 | — |
| 2017年2月 | 538,197 | 1,312,423 | 51.6 | — |
| 2018年2月 | 72 | 292 | 27.5 | — |
| 2019年2月 | 120 | 423 | 33.4 | — |
| 2020年2月 | 114 | 612 | 21.4 | 20.4 |
| 2021年2月 | 90 | 702 | 13.7 | 25.8 |
| 2022年2月 | 96 | 789 | 13.0 | 10.0 |
| 2023年2月 | 66 | 829 | 8.8 | 14.5 |
| 2024年2月 | 57 | 887 | 6.7 | 22.1 |
| 2025年2月 | 32 | 919 | 3.5 | 31.8 |
| 2026年2月 | −151 | 769 | −17.9 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 池田洋人 | 代表取締役CEO | 51 | 815,900 |
| 富田知尚 | 取締役 | 41 | — |
| 松本修士 | 取締役 | 51 | 278,200 |
| 柴田幸夫 | 取締役 | 58 | 1,000 |
| 横小路喜代隆 | 常勤監査役 | 68 | — |
| 木村貴弘 | 監査役 | 51 | — |
| 田嶋清孝 | 監査役 | 51 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 65 | 65 | 16 |
| 社外監査役 | 3 | 15 | 15 | 5 |
| 社外取締役 | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,995字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,918字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,762字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,689字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-27
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-30
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-31
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-25
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2022/03/01-2022/11/30)2023-01-16
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-14
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