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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

デコルテ・ホールディングス

Decollte Holdings Corporation7372 · Growth · サービス業

フォトウエディング専門スタジオを首都圏・関西圏など全国で展開。結婚写真の「前撮り」「別撮り」需要を取り込む。

概要

デコルテ・ホールディングスは、フォトウエディングとアニバーサリーフォトを主力とするスタジオ事業を展開する持株会社である。神戸市中央区に本社を置き、2021年6月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年9月期の連結売上収益は60億円、従業員数469名。首都圏・関西圏を中心に「スタジオAQUA」「スタジオTVB」などのブランドで店舗を運営する。

スタジオ事業の二本柱

主力のスタジオ事業は、フォトウエディングとアニバーサリーフォトの二つで構成される。フォトウエディングは結婚式とは別日に結婚写真を撮影するサービスで、スタジオ撮影とロケーション撮影を提供する。アニバーサリーフォトは子供写真や家族写真を専門とし、「HAPISTA」などの店舗を展開する。2025年9月期のスタジオ事業売上収益は60億円超(グループ全体の99%超)を占める。

事業構造とグループ体制

当社は持株会社として経営管理を担当し、連結子会社1社でグループを構成する。過去にはリラクゼーション事業、ホテル挙式運営、オリジナル挙式プロデュース、チャペルウエディング、神社婚、ドレスレンタルなど多角化していたが、2018年から2020年にかけてこれらから相次ぎ撤退し、フォトウエディングとフィットネスジムに集中した。フィットネスジム「40minutes」は兵庫県で運営するが、売上は小規模である。

市場環境と競争状況

国内の婚姻組数は長期減少傾向にあり、2023年は47.4万組と500千組を切った。一方、挙式を行った組の別撮り実施率は2014年の56.7%から2024年には73.8%に上昇。当社は2023年のフォトウエディング市場規模を約529億円、利用組数約26.7万組と推計する。低価格帯の新規参入も見られるが、市場は成長を続けている。

収益の推移と財務状況

連結売上収益は2019年9月期の47億円から2025年9月期には60億円に成長。営業利益は2024年9月期の2億円から2025年9月期には3億円(調整後営業利益9億円)、親会社帰属当期利益は1億円。資産合計123億円、負債合計73億円、自己資本比率40.4%。リース負債や借入金の減少により財務体質は改善傾向にある。

業界の中での役割は個人消費者向け婚礼・記念撮影サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
60億円
営業利益
3億円
営業利益率
5.0%
純利益
1億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01フォトウエディング主力

挙式を行わないカップルや挙式とは別に結婚写真を撮影する「前撮り」「別撮り」のニーズに応える。都市部のターミナル駅近くに大型スタジオを構え、衣装・メイク・撮影まで一貫提供。独自の和庭園スタジオなどで差別化を図る。

主な製品・サービス2
スタジオ撮影
屋内専用スタジオで行う撮影。130~150坪規模の店舗に設備を集約し、和装・洋装の衣裳を揃え、正社員のスタッフが対応。
ロケーション撮影
屋外の四季折々の風景や寺社等で撮影。自然光を活かした写真を提供する。

02アニバーサリーフォト準主力

子供写真や家族写真など、人生の節目の記念写真を提供する。スタジオ「HAPISTA」や新ブランド「Ashery」を展開。自由なポージングで自然な表情を撮影するのが特徴。

主な製品・サービス2
HAPISTA
子供・家族向け記念写真スタジオ。オリジナル衣裳での撮影やロケーション撮影も提供。
Ashery
アニバーサリー向けの新ブランド。

03その他ライフスタイル副次

成人式・卒業式の振袖・袴レンタル、衣裳レンタル、ペット写真、貸切スタジオなどのサービスを展開。顧客の人生の様々な場面に寄り添う。

主な製品・サービス2
kiruto
振袖・袴レンタルサービス
ATELIER Pureté
衣裳レンタルサービス

04フィットネスジムその他

兵庫県で「40minutes」を展開。パーソナルトレーニング中心のジムで健康増進をサポートする。

主な製品・サービス1
40minutes
パーソナルトレーニング中心のフィットネスジム。

製品と技術

フォトウエディング:スタジオとロケーションの二刀流

フォトウエディングは屋内スタジオと屋外ロケーションの二形態を提供する。主力の「ターミナル店舗」は駅徒歩10分圏内に130~150坪の専用スタジオを構え、接客・衣装選び・メイク・着付け・撮影を一貫して行う。スタジオ内には和庭園を再現した本格的な和室を半数以上の店舗に設置。ロケーション撮影では四季の風景や寺社を活用する。ブランドは首都圏「スタジオAQUA」、関西「スタジオTVB」など地域別に展開し、全国11店舗を運営する。

アニバーサリーフォト:HAPISTAと新ブランドAshery

アニバーサリーフォトサービスは「HAPISTA」ブランドで東京都・大阪府・兵庫県に8店舗を展開。子供写真や家族写真を専門とし、オリジナル衣裳や自由なポージングで自然な表情を撮影する。新ブランド「Ashery」の展開も開始している。また、同サービスではロケーション撮影も行い、お宮参りや七五三などライフイベントに対応する。2025年時点で年間約2万組の撮影を手掛ける。

その他:衣裳レンタルとフィットネスジム

フォトウエディング関連の周辺サービスとして、成人式・卒業式向け振袖・袴レンタル「kiruto」、ドレス・着物レンタル「ATELIER Pureté」を展開。さらにペット写真サービスや貸切スタジオでの日常写真も提供する。フィットネス事業では兵庫県でパーソナルトレーニングジム「40minutes」を運営するが、2023年11月に芦屋店を閉店し、売上はグループ全体の0.5%未満と小規模である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

業務支援で専門性、内需依存強く成長余地

デコルテ・ホールディングスは人材派遣・業務請負を主軸に、サービス業界内で専門領域に特化したポジションを築いています。売上高は60億円規模で、同業他社と比較して中規模ながら、直近では増収と営業利益率の改善(5.0%)が確認できます。競合となるジンジブやダイブグループは人材領域で規模拡大を進めており、差別化が課題です。提供データから海外展開や特定セグメントの情報は限定的で、国内内需中心のビジネスモデルに依存しています。今後は市場環境変化への適応力が問われます。

強み

  • 特定業務に特化した人材・業務支援で、差別化を図っています。
  • 直近で営業利益率が改善し、収益性向上が進んでいます。
  • 売上高は安定推移し、直近では増収を確保しています。
  • 国内需要を中心に、安定した収益基盤を構築しています。

課題

  • 海外展開に関する情報がなく、グローバル成長機会を逸しています。
  • 同業他社との差別化が不十分で、価格競争に陥る可能性。
  • 国内景気や雇用情勢の影響を受けやすい構造です。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がデコルテ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
16085アーキテクツ・スタジオ・ジャパン23億円
27372デコルテ・ホールディングス22億円7.4倍
32479ジェイテック22億円13.9倍
44720城南進学研究社22億円401.6倍
57073ジェイック22億円17.3倍
64657環境管理センター22億円18.4倍
79236ジャパンM&Aソリューション22億円41.1倍
84678秀英予備校22億円51.1倍
99258CS-C21億円
106177AppBank21億円
119253スローガン21億円10.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

持株会社設立と旧デコルテの買収(2016-2017)

2016年12月、東京都千代田区にCCH6a株式会社(現デコルテ・ホールディングス)を設立。翌2017年1月に旧株式会社デコルテの全株式を取得し子会社化。同年10月にはCCH6aを存続会社として旧デコルテを吸収合併し、商号を株式会社デコルテに変更。本社を兵庫県芦屋市へ移転した。この合併によりフォトウエディング事業の基盤が形成された。

持株会社体制への移行とリラクゼーション事業からの撤退(2018)

2018年10月、新設分割により株式会社Decollte Photography、株式会社Decollte Wedding、株式会社Decollte Wellnessを設立し、持株会社体制へ移行。同時にDecollte Wellnessの全株式をメディロムへ譲渡し、リラクゼーション事業から撤退した。これによりグループはフォトウエディングとウエディング関連に集中することとなった。

ウエディング関連事業からの相次ぐ撤退(2019-2020)

2019年11月、CES DEPARTURESを閉店しホテル挙式運営サービスから撤退。2020年5月にはBEARS TABLEおよびHAPPY VERY MUCHを閉店しオリジナル挙式プロデュースから撤退。同年7月、St. AQUAをメモリード東京へ事業譲渡しチャペルウエディングから撤退。同年11月、「和婚スタイル」と「THE DRESS SHOP」全店舗をベスト―アニバーサリーへ譲渡し神社婚のプロデュースおよびドレス・着物レンタルから撤退した。

フォトウエディングへの集中と新規出店(2021)

2021年4月、関東地区初のアニバーサリーフォト店舗「HAPISTA TOKYO」を東京都台東区に開店。同年7月には大都市圏近郊のリゾートエリア初の常設店舗「STUDIO AQUA軽井沢店」を開店。同年6月には東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達と知名度向上を図った。これによりフォトウエディングとアニバーサリーフォトの両軸で成長基盤を固めた。

グロース市場移行と中期経営計画(2022-)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりグロース市場へ移行。2024年11月に2028年9月期までの中計を策定し、「フォトウエディングサービスのさらなる成長」「ライフフォトカンパニーの礎を創る」の2点をテーマに掲げた。2025年9月期には事業効率改善のため研修施設集約や一部店舗閉店などを行い、減損損失1.35億円を計上したが、売上・利益ともに増加した。

年表14件を開く

2010年代

  • 2016年12月創業東京都千代田区においてCCH6a株式会社(現株式会社デコルテ・ホールディングス)を設立
  • 2017年1月M&A旧株式会社デコルテの全株式を取得し子会社化
  • 2017年10月M&ACCH6a株式会社を存続会社、旧株式会社デコルテを消滅会社とする吸収合併を行い、商号を株式会社デコルテに変更。本社を兵庫県芦屋市へ移転
  • 2018年10月創業新設型の会社分割により、株式会社Decollte Photography(現株式会社デコルテ)、株式会社Decollte Wedding及び株式会社Decollte Wellnessを設立。持株会社体制へ移行
  • 2018年10月株式会社Decollte Wellnessの全株式を株式会社メディロムへ譲渡しリラクゼーション事業から撤退
  • 2019年11月CES DEPARTURESを閉店し、ホテル挙式運営サービスから撤退

2020年代

  • 2020年4月M&A商号を株式会社デコルテ・ホールディングスへ変更 株式会社Decollte Photographyを存続会社、株式会社Decollte Weddingを消滅会社とする吸収合併を実施
  • 2020年5月BEARS TABLE 及び HAPPY VERY MUCH を閉店し、オリジナル挙式のプロデュースから撤退
  • 2020年7月St. AQUAを株式会社メモリード東京へ事業譲渡し、チャペルウエディングのプロデュースから撤退
  • 2020年11月「和婚スタイル」及び「THE DRESS SHOP」の全店舗を株式会社ベスト―アニバーサリーへ事業譲渡し、神社婚のプロデュース及びドレス及び着物のレンタルサービスから撤退
  • 2021年4月アニバーサリーフォトサービスにおける関東地区初の店舗HAPISTA TOKYOを東京都台東区に開店
  • 2021年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年7月大都市圏近郊のリゾートエリアにおける初の常設リゾート型店舗となるSTUDIO AQUA軽井沢店を開店
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    フォトウエディングの成長

    送客提携強化による撮影件数増加、付加価値向上・販売力強化による客単価向上、閑散期の新たなニーズ獲得を進める。未出店地域や高ポテンシャル市場への出店によりシェア拡大を図り、フォトウエディング市場自体の拡大に取り組む。

  2. 02

    ライフフォトカンパニーの基盤構築

    アニバーサリーフォトサービスにおいて、フォトウエディングのノウハウ活用や複数撮影スタイル導入で成長を図る。首都圏での出店、M&A活用による子ども写真の複数ブランド展開、成人式などの新領域進出を検討・準備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で469人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は479万円で、4期前と比べて2.7%平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は5.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年9月49233.03.2357
2022年9月46535.44.0365
2023年9月42236.44.0395
2024年9月51737.14.644445
2025年9月47937.75.146964

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)60.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
スタジオTVB なんばパークス店 — 大阪市浪速区489百万円
スタジオ事業
スタジオAQUA 大宮店 — さいたま市大宮区478百万円
スタジオ事業
スタジオ 8 名古屋店 — 名古屋市中村区408百万円
スタジオ事業
スタジオTVB 広島店 — 広島市中区380百万円
スタジオ事業
スタジオAQUA 横浜駅前店 — 横浜市西区326百万円
スタジオ事業
スタジオAQUA 新宿店 — 東京都新宿区301百万円
スタジオ事業
スタジオAQUA 浅草店 — 東京都台東区290百万円
スタジオ事業
本社 — 神戸市中央区194百万円
全セグメント
スタジオAQUA 立川店 — 東京都立川市185百万円
スタジオ事業
スタジオTVB 梅田店 — 大阪市北区173百万円
スタジオ事業
ほか23件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社デコルテ
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社IBJ
    東京都新宿区
    議決権33.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は60億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+50.0%。

売上高
+7.1%
60億円
営業利益
+50.0%
3億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
5.0%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高65億円60億円
営業利益5億円3億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は18億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+20.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1218.30
2023年3Q15213.32
2023年4Q140
2024年1Q18422.22
2024年2Q10−2−20.0−1
2024年4Q2800.00
2025年2Q3026.71
2025年4Q3013.30
2026年2Q32412.52
2026年3Q18316.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

直近期の営業利益率は5.0%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
旧株式会社デコルテの全株式を取得し子会社化
2017年9月0−1−1
新設型の会社分割により、株式会社Decollte Photography(現株式会社デコルテ)、株式会社Decollte Wedding及び株式会社Decollte Wellnessを設立。持株会社体制へ移行
2018年9月
2019年9月4785
商号を株式会社デコルテ・ホールディングスへ変更 株式会社Decollte Photographyを存続会社、株式会社Decollte Weddingを消滅会社とする吸収合併を実施
2020年9月3732
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年9月4676
2022年9月531310
2023年9月5985
2024年9月56213.61
2025年9月60325.01

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高60億円のうち、営業利益として残るのは3億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.0%39億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.7%16億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.3%2億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.4pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.8pt
3.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年9月期は営業CFが14億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年9月12−1−101110
2020年9月6−11516
2021年9月12−4−12813
2022年9月122−131414
2023年9月12−7−1058
2024年9月7−2−1152
2025年9月14−3−10113

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年9月期の総資産は123億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は40.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年9月73274636.5
2018年9月106258123.4
2019年9月106307627.8
2020年9月108317728.8
2021年9月112387434.3
2022年9月126438333.8
2023年9月137488934.9
2024年9月128487937.8
2025年9月123507340.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
27億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
73億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中273位あたり、逆に低いのはROE534社中470位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥385で、1年前と比べて-16.3%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥385-1.0%1ヶ月+1.0%1年-16.3%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥344高値¥491

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.4倍
PER (会社予想)8.2倍
PBR0.38倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の380円前後からもみ合いが続いたが、8月6日以降に上昇し、8月12日は400円で終えた。25日線(382.56円)を約4.6%上回り、75日線(375.49円)も上回る。ただし、200日線(398.31円)はほぼ同水準で、長期的なトレンドは方向感がない。52週高値491円からは約18.5%安いが、52週安値344円からは約16.3%高く、レンジ内の上昇。RSIは64.29と上昇局面で、やや過熱感が出始めた。出来高は増加傾向にあり、8月12日には36,500株と活況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは7.72倍で業界平均22.9倍を大幅に下回り、PBRも0.3952倍と平均3.26倍を大きく割り込んでおり、割安感が強い。ただしROEは3%と低く、資本効率の改善余地がある。配当利回りは0%で、株主還元が手薄な点が懸念材料。一方で今期予想PERが8.6倍と増益見込みも考慮すると、株価評価は依然として低く、割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.4倍23.4倍
PER (予想)8.2倍
PBR0.38倍3.51倍
ROE3.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益性の低さと成長性の乏しさにある。過去数期の売上高は横ばいで、純利益は1億円前後と低水準。営業利益率は改善傾向にあるものの、まだ5%に満たない。強気派は、利益率の改善が続けば収益力が向上するとみるが、弱気派は、売上高が伸び悩む中で成長戦略の不透明さを指摘する。バリュエーションはPER7.55倍、PBR0.39倍と割安に見えるが、その背景には収益性の低さがある。

プラスに働く材料7
  • 営業利益率の改善

    2025/9期に営業利益率3.57%から5%へ上昇、効率化が進む

  • 割安なバリュエーション

    PER7.55倍、PBR0.39倍と市場平均を下回り、株価に上昇余地

  • 安定した売上

    売上高が50〜60億円で推移し、大きなブレがない

  • 営業利益率3.57%から5%へ改善通年影響

    25年9月期の営業利益3億円、営業利益率5%と前期比1.43ポイント改善。採算性が向上している。

  • 売上高60億円と増収に転換通年影響

    25年9月期売上高60億円は前期56億円から7.1%増。収益規模が再拡大期に入った。

  • PBR0.39倍と解散価値の6割安不定影響

    PBR0.39倍は純資産比で株価が6割割安。自己資本の充実度が株価の下値を支える。

  • 実績PER7.55倍の割安指標通年影響

    開示PERは7.55倍、PBR0.39倍と併せ低バリュエーション。業績安定なら見直し余地がある。

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    最終利益が1億円前後と薄く、業績が悪化しやすい

  • 成長の停滞

    売上高が横ばいで、新規事業の柱が見当たらない

  • 情報開示の不足

    事業内容や戦略が不透明で、投資判断が困難

  • 純利益が1億円で2期連続横ばい通年影響

    24年9月期、25年9月期とも純利益1億円。営業利益は増えても最終利益の成長力が弱い。

  • 純利益1億円では株主還元余力が限定的継続影響

    24年9月期、25年9月期とも純利益1億円で、配当など株主への直接還元に回せる原資が小さい。

  • ROE3%の低さがPBR0.39倍の要因継続影響

    ROE3%は資本コストを大きく下回り、PBR0.39倍の低い評価が続きやすい。

  • 時価総額22億円の小型株で流動性が低い継続影響

    時価総額22億円、外国人持ち株比率2.19%と低流動性。まとまった売りが出ると株価が急落する。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業の拡大・縮小を把握するための基本的指標
営業利益率
収益性の改善トレンドを確認するため
顧客単価
サービス単価の動向が収益に直結するため

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,561人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.7%を占め、残る62.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他73.450.446.155.852.3
事業法人1.133.533.633.834.4
自己株式10.19.99.6
証券会社11.55.18.25.47.8
金融機関5.14.55.13.43.3
外国法人8.96.56.91.62.2
外国人個人0.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社IBJ29.81
02小林 健一郎4.94
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.30
04株式会社MIXI3.14
05楽天証券株式会社2.65
06平松 裕将1.80
07野村證券株式会社1.36
08塚田 崇1.36
09株式会社SBI証券1.34
10前田 朋己1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は8期で+150%、1株純資産は9期で+2%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年9月−57953
2018年9月444
2019年9月8452817.2
2020年9月315585.7
2021年9月10267516.512.4
2022年9月19083525.26.9
2023年9月9793410.97.3
2024年9月219462.214.6
2025年9月289723.016.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額86百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新井賢二代表取締役社長5822,824
新敬史取締役 管理部ゼネラル・マネージャー545,900
中曽根玲子取締役70
松岡洋平取締役45
井上美樹常勤監査役49
太田大三監査役534,550
小林克彦監査役674,550
水間寿也取締役5312,450
土谷健次郎取締役53

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)45846216
社外取締役624244

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,744字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は持株会社として当社グループの経営方針策定・経営管理を担当しており、当社グループは、当社及び連結子会社1社で構成され、フォトウエディング等のサービスを提供するスタジオ事業の他、パーソナルトレーニングを中心とするフィットネスジムの運営を行っています。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループは「Happiness」「Beauty」「Wellness」をテーマとして、既成のサービスには無いもの、「こんなサービスがあったらいいな」という考えを形にして店舗展開していくことを意識し、お客様の幸福に寄り添いながら事業を展開しています。 当社がスタジオ事業の中核として提供しているフォトウエディングとは、結婚式や披露宴とは別の日に結婚写真を撮影する、或いは結婚式や披露宴を行わずに結婚写真を撮影するサービスを指し、前者は結婚写真の「前撮り」「別撮り」とも呼ばれています。 国内の人口減少や結婚に対する価値観の変化等に伴い結婚式や披露宴を実施する人々が減少する中においても、挙式を行ったカップルが別撮りを利用する比率は増加しており、新郎新婦がホストとして慌ただしく過ごす結婚式当日を避けしっかりと記念に残る写真を撮影したい、或いは当日とは異なる衣裳や場所で思い出に残る写真を残したいというニーズが高まっているものと当社は考えています。下表のとおり株式会社リクルートマーケティングパートナーズが実施した「ゼクシィ結婚トレンド調査」によれば、挙式を行った組数のうち、別撮りの実施率は2014年の56.7%から2024年には73.8%にまで上昇しています。今後もフォトウエディングの利用者は増加傾向で推移すると当社では考えています。 挙式を行った組数のうち、別撮りを行った組数の割合 (単位:%) 2014年   2015年   2016年   2017年   2018年   2019年   2020年   2021年   2022年   2023年   2024年 56.7   59.4   63.0   63.7   64.3   62.6   67.8   70.8   73.3   72.8   73.8 (出所:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ結婚トレンド調査」2014~2024) 当社は、2023年において全婚姻組数47万4千組(*1)の56%超にあたる約26.7万組(*2)がフォトウエディングを利用していると推計しています。また、当社は、フォトウエディングの国内市場規模は2023年時点で年間約529億円(*3)であると推計しており、上記のような動向を背景に今後も成長していくと見込んでいます。 当社グループの提供するフォトウエディングサービスは、屋内に設営した専用スタジオにて撮影を行う「スタジオ撮影」と屋外で撮影を行う「ロケーション撮影」を提供しています。当社が「ターミナル店舗」と位置付ける主力の大型店舗では、利便性の高い都市部のターミナル駅から徒歩10分程度の立地に130~150坪前後の面積を基準とするフォトウエディング専用のフォトスタジオを出店し、店舗内には接客・衣装選び・メイク・着付け・撮影の各工程に必要な設備を全て備え、同一店舗内でサービスを完結することを可能としています。特にスタジオ撮影の充実に注力し、店舗毎に独自のテーマを持ったハウススタジオに加えて、半数以上の店舗に設置した屋内和庭園には本物の日本家屋と同じ素材を使用して和室と庭園を再現、ビル内のスタジオにいながら和の雰囲気を創り出す取組が多くの顧客の支持を得ていると当社は考えています。ロケーション撮影では、四季の美しい風景や自然、公園・寺社等の撮影スポットでの撮影を行っています。撮影にあたっては当社グループが保有する和装(白無垢、色打掛等)・洋装(ウエディングドレス等)のラインナップからお客様に衣裳を選択いただき、当社グループで教育研修を施した正社員のメイクアップアーティスト、フォトグラファーがメイク・撮影を行うことで、成果物としての写真を提供するだけでなく、撮影体験そのものも含めて顧客の思い出に残るサービスを提供しています。 サービスは以下の流れで提供しています。 ①相談:プランの説明や和装・ドレス見学等の打合せ、撮影日候補を決定 ②衣裳合わせ:衣裳の試着及び撮影当日に使用する衣裳の決定 ③メイクアップ:フォトウエディング専門のメイクアップアーティストが小物選び、ヘアメイクをサポート ④撮影:フォトウエディング専門のフォトグラファーによる撮影、成果物(写真データ、アルバム等)の納品 アニバーサリーフォトサービスは屋内に設営した専用スタジオ(HAPISTA)において、子供写真や家族写真の撮影を提供しています。「HAPISTA」では、オリジナルの衣裳作成や、ロケーション撮影を行います。また、「HAPISTA」では、あらかじめ定められた立ち位置、ポージングで撮影するだけでなく、お客様に自由に動いていただき、ありのままの表情を撮影しています。 フォトウエディングサービスは、首都圏を中心に「スタジオAQUA」、関西圏を中心に「スタジオTVB」を展開しているほか、名古屋に「スタジオ 8」、福岡に「スタジオAN」、沖縄に「スタジオSUNS」、北海道に「スタジオSOLA」を展開しています。またアニバーサリーフォトサービスを提供する店舗として「HAPISTA」、アニバーサリーの新ブランドである「Ashery」の展開を開始すると共に、新たな取組として、成人式、卒業式による振袖、袴レンタルサービスの「kiruto」、衣裳レンタルサービスによる「ATELIER Pureté」、貸切スタジオでの撮影や散歩等の日常を切り取るようなペット写真サービス、誕生日等の人生の記念写真やその他のライフステージにおいて顧客に寄り添ったサービスの展開をしています。その他は兵庫県でフィットネスジムである「40minutes」を展開しています。 当社グループが運営しているスタジオ事業の店舗の状況は以下のとおりです。 ブランド   展開地域   店舗数 スタジオAQUA   東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、静岡県、長野県、栃木県   11 スタジオTVB   大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、広島県   6 スタジオ8   愛知県   1 スタジオAN   福岡県   1 スタジオSUNS   沖縄県   3 スタジオSOLA   北海道   2 HAPISTA   東京都、大阪府、兵庫県   8 ハレイ   東京都   1 当社グループが実施している事業を事業系統図によって示すと以下のとおりです。 [事業系統図] (*1)厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(確定数)の概況」より (*2)フォトウエディングの利用組数は以下の算式により当社で推計しています。 (a)挙式あり組数のうち、フォトウエディングを行う組数 挙式あり組数: 全婚姻組数47.4万組(厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(確定数)の概況」)×挙式実施割合44.9%(結婚総合意識調査2024(リクルートブライダル総研調べ)および当社実施消費者調査)=21.3万組 フォトウエディング実施組数: 挙式あり組数21.3万組×別撮実施率75.6%(結婚総合意識調査2024(リクルートブライダル総研調べ)および当社実施消費者調査)=16.1万組 (b)挙式なし組数のうち、フォトウエディングを行う組数: 挙式なし組数: 全婚姻組数47.4万組(厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(確定数)の概況」)×挙式非実施割合55.1%(結婚総合意識調査2024(リクルートブライダル総研調べ)および当社実施消費者調査)=26.0万組 フォトウエディング実施組数: 挙式なし組数26.0万組×ナシ婚撮影比率40.8%(結婚総合意識調査2024(リクルートブライダル総研調べ)および当社実施消費者調査)=10.6万組 (c)推計フォトウエディング実施組数 (a)16.1万組+(b)10.6万組=26.7万組 (*3)フォトウエディングの国内市場規模は以下の算式により当社で推計しています。 撮影単価 199千円(結婚総合意識調査2024(リクルートブライダル総研調べ)のスタジオ撮影単価196千円とロケーション撮影単価202千円の平均値)×フォトウエディング実施組数26.6万組=529億円 (*4)フォトウエディング実施組数(*2)、市場規模推計(*3)は、一定の前提の下、外部の統計資料や公表資料を基礎として当社グループが推計したものであり、基礎となる統計資料や推計には固有の限界があるため、実際の市場規模は推計値と異なる可能性があります。
経営方針・対処すべき課題7,425字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「Happiness」「Beauty」「Wellness」をテーマに掲げています。当社グループの目的は、店舗を通して、当社グループの価値観をお客様に明確に提示し、幸福を感じていただける方を一人でも多く増やしていくことです。このテーマの下、当社グループでは年間約2万組(2025年9月期時点の当社のフォトウエディング撮影組数とHAPISTAの撮影組数の合計)のお客様にサービスを提供しており、お客様の「想い」に寄り添い、株主の皆様に信頼され、社会貢献できる経営を確立してまいります。 当社グループでは中期経営計画を策定しており、2024年11月5日に適時開示しました「2024年9月期決算及び中期経営計画説明資料」に記載している2028年9月期までの中期経営計画につきましてはローリングすることなく今後4年間で達成すべき目標として設定しています。今後は置かれている事業環境を踏まえ、必要なタイミングで新たな中期経営計画を策定してまいります。2028年9月期までのテーマとして「フォトウエディングサービスのさらなる成長」、「ライフフォトカンパニーの礎を創る」の2点を掲げています。フォトウエディングサービスの成長と、アニバーサリーフォトサービスの成長、その他のライフイベント領域への事業拡大について、具体的な戦略を策定し、これらスタジオ事業のより一層の成長に注力してまいります。 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は少子高齢化が一段と進み、厚生労働省が公表している「人口動態統計調査(2024年)」によれば平均婚姻年齢は2005年で男性29.8歳、女性28.0歳から2023年で男性31.1歳、女性29.8歳と上昇しています。また同調査によると年間の婚姻組数は長期に渡り減少傾向が続き、近年では2012年に一時的に増加した後は減少が続き、2019年には599千組に増加したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた2020年においては525千組、2021年においては501千組と大きく減少し、2023年は500千組を割り込む474千組まで落ち込みました。2024年には485千組と微増に転じたものの、長期視点での減少トレンドを覆す大きな変化ではなく、先行き不透明な状況が続いています。近年では家族を中心とした少人数での挙式や披露宴を行わない結婚スタイル、SNSを利用した体験の共有等、従来の結婚式の様式にとらわれない、新たな価値観が醸成されていると当社では考えています。このような環境下において、結婚写真についても従来は挙式会場で当日に撮影を行うスタイルが主流でしたが、当日の式場とは異なるスタジオ、ロケーションの中で、参列者に気兼ねすることなく、挙式当日には撮影できないような写真を残せるフォトウエディングサービスの需要が増加し、今後もその傾向は続いていくものと当社では考えています。また、披露宴を行わない結婚スタイルにおいてもフォトウエディングで花嫁衣裳に袖を通し、結婚の報告等を行うことで花嫁体験をするケースが認知されつつあると考えています。 2020年~2023年にかけて、ブライダル業界においては新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響を受け、従来型の挙式・披露宴業態では参列者への感染防止の観点から挙式・披露宴の延期や中止による実施組数が減少しました。フォトウエディング業態は、新郎新婦だけで撮影が可能であることから挙式・披露宴の延期・中止が増える中で思い出を残したいカップルの写真へのニーズが高まったと当社では考えています。2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことにより行動制限が大きく緩和されたものの、コロナ禍において加速した結婚式に対する新たな価値観の浸透は今後も続き、フォトウエディングに対するニーズと存在感は今後さらに高まっていくものと当社は考えています。 (3) 経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営の基本方針及び経営環境を踏まえた中長期的な経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりです。 スタジオ事業では「フレームを超える感動を」を行動指針として、「新しい感動体験をつくり、文化として浸透させる」を使命としています。 2028年9月期までの中期経営計画においては「フォトウエディングサービスのさらなる成長」、「ライフフォトカンパニーの礎を創る」をテーマとして、事業を成長させ使命を果たすために、以下の成長戦略を進めてまいります。 フォトウエディングサービスのさらなる成長 ・2026年9月期は、送客提携強化による撮影件数増加、付加価値向上・販売力強化による客単価向上、閑散期の新たなニーズ獲得による売上創出に取り組むことで、既存店のさらなる成長を図る ・未出店地域、高ポテンシャル市場への出店を通して既存市場におけるシェアを拡大すると同時に、フォトウエディング検討層への撮影体験提供、フォト未実施層のニーズを開拓する商品開発及びプロモーションなど、フォトウエディング市場自体の拡大に向けたアプローチを行う ・事業規模を拡大と併せて商圏規模に合わせた投資額の最適化、人員の育成、充足による人員配置の最適化を進め、収益性を改善する ライフフォトカンパニーの礎を創る ・アニバーサリーフォトサービスにおいて、フォトウエディングのノウハウ活用、複数の撮影スタイルを取り入れることにより、既存店のさらなる成長を図る ・顧客層の厚い首都圏における出店に加え、M&Aも活用した子ども写真の複数ブランド展開、成人式など未着手の事業領域進出に向けた検討、準備を進める ・オペレーション効率化による稼働率改善、店舗当たり人員配置の最適化により収益性を改善する これらの成長戦略を実現するため、以下の具体的な取組を実行しています。 ①フォトグラファー、メイクアップアーティストの人材確保及び育成 当社グループはフォトグラファー及びメイクアップアーティストについて、外注依存することなく自社で正社員として雇用しています。専門学校の卒業生や未経験者を積極的に正社員として採用し、当社グループの研修を行う専門部署が技術研修・指導を継続的に行うことにより、写真撮影に関わる職種ごとの専門技術・ノウハウを習得したプロフェッショナル人材として育成しています。 研修は当社で設定した技術等級に応じて実施され、等級別に以下の目標を設定しています。 第1等級(入社1年後):一般的・標準的な要求に対し、上位者の指示やマニュアル、研修で教わった内容のもとに対応できる、もしくは習得中の段階であり必要とされる基本的なスキルを知るレベル 第2等級(入社2年後):行動を振り返り習熟することで、一般的・標準的な要求に、独力で対応できるレベル 第3等級(入社5年超):難しさ・複雑さのある要求に、独力で対応できるような、プロとして完成するレベル 整備された教育システムにより、フォトグラファー及びメイクアップアーティストの技術力を高めつつ高水準で均質化し個人差を極小化することで、当社グループが提供するフォトウエディングサービスは安定した品質でのサービス提供が担保されていると当社では考えています。 また、撮影・メイクの専門技術を保有する人員を正社員として確保(2025年9月30日時点において、フォトグラファー:172名、メイクアップアーティスト:189名)していることで、フォトウエディングサービスの平均単価が上昇する春秋の繁忙期の需要を確実に取り込むことを可能としています。また、少人数で日程調整が容易かつ短時間で撮影可能なフォトウエディングの特性を活かし平日に顧客を取り込むことで人員と設備の稼働を平準化し、稼働が土日に集中する結婚式や披露宴と比較してより多くの撮影を可能としています。 なお、当社グループの成長にはこのような高い専門技術を持つプロフェッショナル人材を継続的に確保することが重要ですが、出店の加速とエリアの広がりに合わせてスキルの高い人材を配置することが重要であるため、新卒採用で十分な人員数を確保すると同時に、特に地方においては安定した人員確保のため中途採用を含めた現地採用を強化しています。 当社グループのフォトグラファー及びメイクアップアーティストの人員数の推移 (単位:人) 2021年9月   2022年9月   2023年9月   2024年9月   2025年9月 280   283   309   340   361 ②Web集客力の強化 当社ではWebサイト制作について制作チームを内製化しており、適時適切なWebサイトの更新、SEO対策(*)、Web集客状況のモニタリング等を行っています。また、社員であるフォトグラファーやメイクアップアーティストからのSNSを通じた情報発信にも積極的に取り組んでいます。 「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)によれば、首都圏における顧客によるフォトウエディング事業者の選定媒体として、SNSが54.6%、その他インターネット上のWebサイトが28.5%と多く利用されています。 別撮りのスタジオ・ロケーション撮影の依頼先を検討する際に利用した情報源 (単位:%、複数回答可) 媒体   2021年   2022年   2023年   2024年 SNS   47.4   48.7   52.8   54.6 その他Webサイト   30.6   31.0   30.6   28.5 結婚情報サイト   25.5   24.1   20.6   18.6 結婚式場の紹介   15.4   18.2   15.0   11.7 友人・知人の紹介   10.1   8.6   10.0   9.3 結婚情報誌   13.0   9.6   8.3   8.6 挙式会場などのHP   5.6   7.8   6.7   8.9 (株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシイ結婚トレンド調査2021~2024」) 当社グループの接客は、自社Webサイトからの予約によるものが大半であり、その入口となるWeb検索においては、SEO対策(*)と、競合他社に先行してWebサイトからの集客に注力してきたことによる過去の検索数の蓄積等により、「フォトウエディング」「前撮り」等のキーワード検索で各地域において上位を占める結果を導いています。SNSを通じた情報発信にも積極的に取り組み、当社グループの提供するサービスの認知度を向上させる活動を進めています。スタジオ事業においては、各店舗の公式アカウントに加えて、技術水準等の社内認定基準を満たしたフォトグラファーやメイクアップアーティストについては個人アカウントを開設し、フォロワー数を増やし情報発信力を強化することによる認知度の向上に取り組んでいます。さらに、SNSにおいては当社グループのサービスに満足いただけた顧客自身により情報発信されることで、当社グループ・顧客の双方向からの情報発信が当社グループのサービスの認知度を高める仕組み作りを推進しています。 (*)「Search Engine Optimization」の略であり、インターネット検索結果でWebサイトを上位表示させたり、より多く露出するための一連の取組のことを「SEO」といいます。 ③他社との送客提携の強化 当社グループにおいては、前項記載の通り、自社のWeb集客力を強みとして新規顧客の獲得を拡大してきましたが、Webで獲得できる顧客はフォトウエディングに対するニーズが顕在化した層であり、獲得できる数は婚姻組数の動向に大きく影響されるという点を鑑み、他社からの送客提携の強化に努めております。例えば株式会社IBJとは2025年4月25日付で事業シナジーを通じた両社の企業価値の向上を図ることを目的として資本業務提携契約を締結し、IBJグループの成婚者の当社グループへの送客を強化する取り組みを進めておりますが、他にも結婚式場を運営する企業やジュエリー販売の企業など、結婚に関連する事業者から当社に送客を行ってもらう事業提携を強化することにより、顧客獲得の安定化および拡大に努めております。 ④営業力の強化 婚姻組数の減少傾向が続く中、当社或いは外部の調査結果を見ましてもフォトウエディングの実施率は上昇しており、これを受けた大小さまざまな事業者の新規参入によってプレイヤーが増えています。そのため、当社を含む数社の説明を聞いた上で事業者を選ぶ顧客も増えており、上記のWeb集客の強化だけではなく、より多くの顧客に当社を選んでいただけるよう、今まで以上に店舗やオンラインでの接客の重要性が増しています。そのため、当社グループでは自社で育成した高い技術と対応力を持ったフォトグラファーやメイクアップアーティストなどのプロフェッショナル人材によるハイクオリティな写真、高いサービスレベル、撮影体験の楽しさなど、当社の強みを丁寧にお伝えするための営業フローの刷新やマニュアルの整備、相談会での撮影やメイク体験による魅力の伝達機会の増加など、営業力の底上げを進めています。 ⑤衣裳 当社グループではグループ全体の衣裳を管理する部門を設置し、定期的な衣裳の購入と廃棄、店頭在庫の入替等を行い衣裳デザインの陳腐化や使用過多・経年による劣化品の使用を防止することで品質を確保しています。衣裳の買付けにあたっては仕入先と直接交渉し、和装の品揃えの充実と、洋装ドレスはデザインを内製化して国内外の仕入先に直接発注することで最新のデザインのトレンドを取り入れた衣裳をいち早く提供することを可能としています。さらに今後は、当社がデザインするオリジナル衣装をさらに充実させていくことによって品質とコストを自社でコントロールしつつ、顧客に「多くの衣裳の中からお気に入りを選ぶ楽しさ」を提供し満足度を高める取組を進めています。 ⑥地域に根差した店舗展開 当社グループは首都圏で「スタジオAQUA」、関西圏で「スタジオTVB」、名古屋で「スタジオ 8」、福岡で「スタジオAN」、沖縄で「スタジオSUNS」、北海道で「スタジオSOLA」を展開しており、それぞれの地域に応じたブランディング・店舗づくりを行っています。大都市圏の店舗はターミナル駅近辺を中心に出店することにより、地域のお客様にとって利便性の高い店舗展開を行っています。 今後は、未進出エリアへの店舗出店を進めることにより顧客獲得を目指すことに加え、接客専用の「ウエディングフォト相談カウンター」を大型店舗とは少し距離を置いたアクセスの良い場所に設けるなど、様々な手法で集客の強化を推進します。これらの施策と併せて、郊外や地方都市における中規模商圏に対応した省スペース・少人数で運営可能な地方都市型店舗の展開、リゾート地におけるフォトウエディングサービスを提供するリゾート型店舗の展開を推進してまいります。 ⑦フォトウエディング市場を拡げる集客強化 当社グループでは、結婚式や披露宴とは別の日に結婚写真を撮影したい、或いは結婚式や披露宴を行わずに結婚の記念として写真を残したい、という顕在化したニーズを持つ顧客を主なターゲットとしてまいりました。国内における婚姻組数全体の減少トレンドが続く中、フォトウエディングの実施率は上昇傾向にあり、まだまだ上昇余地はありますので、撮影を検討していないお客様に対するプロモーションや、結婚を意識、あるいは予定している段階の顧客と接点を持つサービスの拡大など、さらにフォトウエディングの市場を拡げるような集客を強化しています。 ⑧アニバーサリーフォトにおける撮影シーンの拡大 アニバーサリーフォトは当社グループが将来にわたって写真を軸に成長を目指すためには非常に重要な分野と位置付けています。事業展開済みの「ウエディング」からリピート利用につなげやすい「マタニティ」「結婚記念日」や、「七五三」「バースデー」「ファミリー」といったライフイベントからリピート利用につなげ、その後「ウエディング」につなげていく「成人式」関連事業への参入など、お客様のライフステージにおいて当社が撮影させていただくシーンを拡げることにより、生涯顧客化に向けた顧客あたり撮影回数の増加に取り組んでいます。 ⑨インバウンド向けサービスの拡大 国内の婚姻組数について減少トレンドが続く一方で、アジアには写真を大切にする文化を持つ国が多く、コロナ禍明け以降急激に訪日観光客数が回復し、拡大が続いているインバウンド市場は、当社にとって非常に魅力的なマーケットとなっています。コロナ禍前から実施していた香港でのマーケティング活動だけでなく、シンガポール、インドネシアなどほかのアジア諸国へのマーケティング活動を開始しています。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社では、経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益による評価を行っています。調整後営業利益は「営業利益±その他の収益・費用+本社費(※)」で算定しています。調整後営業利益の金額・内容は「4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容d.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について」をご参照ください。 (※)本社費:管理部門等で発生する全社的な管理費用等
事業等のリスク7,389字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業遂行には様々なリスクを伴います。本書提出日現在において、投資家の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスクは、以下のとおりです。なお、これらは、当社グループが事業を遂行する上で発生しうるすべてのリスクを網羅しているものではありません。また、将来に関する事項につきましては別段の記載がない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 事業環境について ①当社グループの事業について 当社グループはスタジオ事業を成長領域と捉え、フォトウエディング需要の増加に対応するため継続的に新規出店を行っていますが、予期せぬ事態によりフォトウエディング需要が大きく減少した場合には当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 中長期的な経営戦略を策定する中で、当社グループは、婚姻組数、撮影組数、撮影単価、コスト変動等の様々な前提を置いています。このような前提は必ずしも正しいという保証はなく、当社グループは前提が誤っていたことによる影響に対応して経営戦略又は事業運営を適時に変更することができない可能性があります。 ②他社との競合について 当社グループの競合他社は、その資本力、サービス・商品、店舗開発力、価格競争力などにおいて、当社グループより優れている場合があります。競合他社がその優位性を現状以上に活用してサービスや商品の販売に取り組んだ場合には、当社グループが販売競争で劣勢に立たされ、当社グループの期待通りにサービス・商品を提供できない、又は現在の受注水準を維持できないことも考えられ、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、競合他社が当社グループと同等又はより優れたサービスを導入した場合や、競合他社が当社グループよりも低い価格でこれらを提供した場合には、当社グループの施策が期待した効果を上げることができないことも考えられ、当社グループの優位性が低下し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③売上収益の季節的変動の影響について 当社グループのスタジオ事業において提供するフォトウエディングのサービスは、紅葉や桜を背景としたロケ地での撮影の需要が高まる秋と春に繁忙期を迎えます。一方コスト面については、当社はフォトグラファー及びメイクアップアーティストを直接雇用しており、店舗の賃料等も固定して発生することから固定費比率が高くなっています。そのため、当社グループの利益は第1四半期及び第3四半期に偏重する傾向があります。したがって当該期間中に台風等の天候不順や異常気象等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法規制について ①法規制について 当社グループのスタジオ事業は、「美容師法」の適用を受けています。 当社グループは、内部管理体制の充実を図り、社内教育を推進することで法令の遵守に努めていますが、今後新たな法的規制の導入や現行の法的規制の強化もしくは変更等が行われた場合には、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、広告宣伝を行う際の各種制作物の表現について、「不当景品類及び不当表示防止法」の適用を受けています。当社グループは法令を遵守するために、グループで一元的な広告審査体制を構築していますが、万一、これらの法令に違反する行為が行われた場合には、当社グループが社会的信用を失う可能性があり、当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②個人情報等の漏洩リスクについて 当社グループは、個人情報取扱事業者として個人情報にかかる義務等の遵守を法令上求められています。 当社グループでは顧客情報管理規程を制定し、個人情報が記載された書類やデータについては保管庫における施錠管理やパスワード管理により管理を徹底する等、安全性及び信頼性に万全の対策を講じていますが、人為的過誤、自然災害、第三者によるセキュリティ侵害や予測しない不正アクセス等により、個人情報その他の顧客情報や当社グループの機密情報が漏洩し、また、その漏洩した情報が悪用された場合には、顧客の経済的・精神的損害に対する損害賠償等が発生する可能性があります。さらに顧客情報の漏洩等が当社グループの信用低下や企業イメージの悪化につながることで、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③労務管理について 当社グループは、労働基準法などの関係法令を遵守し、労働時間や有給休暇の取得状況を管理するなど、適正な労働環境の整備に努めています。 しかし、万一当社グループにおいて、これらの法令に抵触するなど労務管理が不十分な事態が生じた場合には、社会的な信用の低下を招き必要な人材の確保に支障をきたすなど、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業に関するリスク ①特定のサービスへの依存について 当社グループは、売上収益・利益共にフォトウエディングサービスへの依存率が高くなっています。今後もフォトウエディング市場は拡大するものと見込んでいますが、当該市場の成長が鈍化するような場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材の確保・育成について 当社グループは、今後の事業拡大を進めていくにあたり、優秀な人材を確保するとともに人材育成が重要な課題であると認識しています。このため、採用活動、教育研修等の充実、賃金の引上げ等の従業員満足度の向上に努めていますが、必要とする人材の確保ができなかった場合や中核となる優秀な人材の流出等が生じた場合、人材の育成が図れなかった場合には、出店計画の遅延や既存店舗での運営に支障をきたし、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③当社グループのWebサイトにおける外部検索エンジンによる集客について 当社グループのサービスの利用者の多くは、特定の検索エンジン(「Google」「Yahoo!JAPAN」等)を経由して当社グループのWebサイトを認知しており、今後も検索エンジンからの集客を強化すべくSEO(※)やインターネット広告によるマーケティング活動を実施していく予定です。 しかしながら、検索エンジンが検索結果を決定するロジック(アルゴリズム)を大幅に変更する等、何等かの要因により、これまでの手法が有効に機能しなかった場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (※)「Search Engine Optimization」の略であり、インターネット検索結果でWebサイトを上位表示させたり、より多く露出するための一連の取組のことを「SEO」といいます。 ④システム障害について 当社グループのサービスの利用者の多くは、インターネット上の当社グループのWebサイトを通じて当社グループのサービスを認知しており、また、自社サイトを通じて予約を受け付けているため、事業の安定的な運用のためにシステム強化及びセキュリティ対策を行っています。 しかしながら、予期せぬ自然災害や不慮の事故等により当社グループが運営する媒体のコンピューターシステムに障害が発生した場合や、想定を超える急激なアクセス増等の一時的な過負荷によってコンピューターシステムが動作不能に陥った場合には、サービス停止により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤出店について 当社グループは、売上収益拡大のために出店を積極的に進めてまいります。出店にあたっては店舗の立地が業績を左右する重要な要素となるため、出店にあたり緻密なマーケティングを行い、需要予測や採算性の評価を十分に行った上で出店の意思決定をしています。複数の展開地域で並行して店舗開発を進めているものの、出店立地として適切な候補物件が確保できない場合、出店に必要な人材が確保できない等の理由により出店予定時期までに出店ができない場合、又は出店実績が計画と乖離する場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥当社グループが提供するサービス及び商品に関するクレームについて 当社グループは、利用者からの品質に対する期待に応えつづけることが重要だと認識しており、日頃から従業員に対して高品質なサービス提供をするよう指導や教育を行っています。また、スタジオ事業における写真データ保存上の不備やアルバム等の納品漏れ等を事前に回避するための管理体制を確保しています。しかしながら、万一不具合などの問題を回避できずお客様に損害を与えた場合には、クレームや損害賠償請求等が発生する可能性があり、当社グループの信用や財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦風評等の影響について 当社グループが運営しているサービスは、それぞれ個人を対象としたサービスであるため、利用者の口コミやインターネット上の書き込み、マスコミ報道等により影響を受けるものと認識しています。これに対して当社グループでは、顧客満足度を高めるための意識や、コンプライアンスを遵守する意識を高く保つように従業員への教育を行っています。しかしながら、当社グループに不利益な情報や風評が流れた場合には、当社グループが提供するサービスの利用者が減少する等、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧内部管理体制について 当社グループは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しています。今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化させていく方針ですが、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨自然災害について 万一、大規模地震や台風等の自然災害により、当社グループの本社や店舗又は顧客に甚大な被害が発生した場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑩新規事業について 当社グループは、現在までの事業活動を通して培ったスタジオ事業のノウハウを生かし、更なる成長を目指して写真撮影関連・周辺事業へ投資していく予定です。新規事業展開にあたっては慎重な検討を重ねた上で取り組んでまいりますが、当該事業を取り巻く環境の変化等により、当初の計画通りの成果が得られない場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他業績に影響を及ぼす可能性のある事項について ①有利子負債について 当社グループは、旧株式会社デコルテの株式取得資金等を金融機関からの借入れにより調達しています。また、当連結会計年度末時点で5,884,003千円の有利子負債(注1)を計上しており有利子負債比率(注2)は118.1%となっています。このうち三井住友銀行他計7行との相対取引による借入金残高1,747,998千円の金利については市場金利と連動して3ヵ月毎に見直される契約となっており、今後、市場金利が上昇した場合には当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注1)有利子負債:借入金及びリース負債(主として店舗の物件賃借契約より生じたもの) (注2)有利子負債比率:有利子負債÷資本×100 有利子負債比率が高水準であることから、下記の取組について今後も継続的に実施してまいります。 ・収益性を重視した戦略立案と経営管理 当社グループは、収益性を重視した戦略立案と経営管理を行っています。具体的には、新規出店にあたり緻密なマーケティングを行い、需要予測や採算性の評価を十分に行った上で取締役会において新規出店の意思決定をしています。また、当社グループでは、各店舗を経営上の重要な単位として管理しています。 ・財務バランスを意識した投資計画、資金計画の立案と実行 当社グループにおける主な資金需要は、新規出店の建設資金及びこれに関連した保証金の差入です。財務バランスを悪化させるような不必要な追加借入を発生させないため、営業活動によるキャッシュ・フローの実績等を参考にした設備投資計画及び出店計画を立案し、これに従って投資を実行しています。 ②総資産に占めるのれんの割合が高いことについて 当社グループはIFRSに基づき連結財務諸表を作成しているため現行基準下では当該のれんの償却は不要となりますが、非流動資産にのれんとして当連結会計年度末時点で5,635,785千円を計上しており、総資産に占める割合が45.7%となっており、減損が発生した場合は当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ただし、当連結会計年度末における回収可能価額は、のれんが含まれる資金生成単位又はそのグループの資産の帳簿価額を大幅に上回っていることから、減損テストに用いた主要な仮定が合理的な範囲内で変更されたとしても、当該資金生成単位又はそのグループの回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと考えています。仮に税引前割引率が160.4%上昇した場合又は将来キャッシュ・フローの見積額が57.1%減少した場合に減損損失が発生する可能性がありますが、今後5年間の成長率がゼロであった場合でも回収可能価額はのれんが含まれる資金生成単位又はそのグループの資産の帳簿価額を十分に上回るため、減損の可能性は低いと考えています。 当社グループでは、のれんの減損に係るリスクを逓減するため、事業の収益力強化に努めており、主に以下の取組を実施しています。 ・緻密な出店戦略による収益構造の最適化 前述の「(4)①有利子負債について ・収益性を重視した戦略立案と経営管理」にて説明しましたとおり、当社グループの新規出店は緻密なマーケティング、十分な需要予測や採算性の評価を特徴としています。これにより、人件費の最適化、稼働率の向上等、費用構造の最適化を目指しています。今後も、緻密なマーケティング、十分な需要予測や採算性の評価を出店戦略の根本に据え、引き続き、売上収益の拡大及び利益率の向上に努める方針です。 ・集客手法の工夫による受注組数の増加 スタジオ事業は、インターネット利用の増加とともに、顧客によるウェブ検索が増加傾向にあり、SNSを中心とした新たな情報発信手段の台頭等、当社グループを取り巻く事業環境は変化してきています。こうした変化を捉え、当社グループでは、紙面広告、ウェブ広告やその他メディアを利用した集客から店舗における接客、サービスの提供まで各部門を一気通貫したPDCAサイクルを運用し、受注組数の増加に努めています。 ただし、これらの取組が十分ではなく、のれんの対象となる事業の収益力が低下し減損損失を計上するに至った場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 14.非金融資産の減損」をご参照ください。 ③投資に伴う減損リスクについて 当社グループの所有する固定資産は将来の収益を生み出すことを前提に資産として計上しています。しかしながら、事業環境や競争状況の変化等により期待する成果が得られない場合には、減損損失が発生し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④賃貸借による店舗展開について 当社グループは、当連結会計年度末現在の建物賃貸借契約により賃貸人に差し入れている敷金及び保証金を567,208千円計上しています。この資産は、賃貸人の財政状態が悪化し、返還不能になったときは、賃料及び解体費用との相殺ができない範囲において貸倒損失が発生し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤株式会社IBJとの関係について 当社は、株式会社IBJが主要株主である筆頭株主であり、当連結会計年度末現在において、当社発行済株式(自己株式を除く。)総数の32.96%を保有しています。株式会社IBJの今後の当社株式の保有方針によっては、当社株式の流動性や市場価格等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記32.後発事象」に記載のとおり、株式会社IBJ(以下「公開買付者」)により、当社を公開買付者の連結子会社とすることを主たる目的として、当社の普通株式(以下「当社株式」)に対する公開買付けが行われております。 ⑥配当について 当社グループは、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして認識していますが、当面は内部留保の充実を図るため、当社は設立以来、配当を実施していません。将来的には、業績を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針です。現時点において配当実施の可能性及びその実施時期につきましては、未定です。 ⑦M&Aについて 当社グループでは、新規事業やサービスの拡大のため、M&Aを有効な手段のひとつに位置付けており、今後も必要に応じてM&Aを実施する方針です。 M&Aに際しては、対象企業のビジネス、財務内容及び法務等について詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針です。しかしながら、これらの調査段階で想定されなかった事象が、M&A実行後に発生する場合や、事業展開が計画通りに進まず当初期待した業績への寄与の効果が得られない場合、実施後の業績未達等によるのれん等の減損が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在において具体的に計画している企業買収や資本提携等の案件はありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,074字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、2025年に入って以降賃金の伸びを上回る物価の高騰により実質賃金の減少が8か月間続くも、内需が底堅く推移し外需の押し上げを受けることにより、緩やかな成長が継続しました。今後、物価上昇が鈍化することにより実質賃金が緩やかな増加に転じ、内需が回復に向かうという見方がある一方で、米国の関税政策の影響の本格化により2025年7~9月期は実質GDPのマイナス成長となり、さらに米国の関税政策を巡っては各国の協議が続き、交渉の結果次第では世界経済が減速に向かうリスクが懸念されるなど、依然として先行きの不透明な状況が続いております。 ブライダル業界においては、コロナ禍からの急激な婚姻組数の減少には落ち着きがみられるものの、伝統的な挙式・披露宴市場は本格的な回復には至らない状況が続いております。 一方で、コロナ禍を経て結婚式に対する価値観の多様化が進み、従前のような大人数での挙式・披露宴からフォトウエディングや少人数婚などへのシフトが加速しております。 特に、フォトウエディングは新たな結婚式のスタイルの一つとしてコロナ禍以降も市場の成長が続き、フォトウエディング市場には規模の大小を問わず新規参入を試みる事業者が増え市場の活性化を見る一方、一部地域においては低価格でサービスを提供する事業者も現れるなど、競争環境にも変化が生じております。 このような経営環境の下、主力業態であるフォトウエディングサービスにおいては、撮影やヘアメイク、衣裳などのサービスの質を高めつつ、集客チャネルの多様化および広告宣伝費の配分の最適化による集客の強化、フォトウエディングの魅力や当社の強みを伝える営業力の強化、顧客のニーズを汲んで撮影の満足度を高める提案力の強化等により、撮影件数・客単価の向上を通じて引き続き業績の拡大に取り組んでまいりました。また、フォトウエディングのリーディングカンパニーとして、フォトウエディングの認知度の向上や顧客のニーズと環境に合わせた取組を進め、市場拡大に取り組んでまいりました。 アニバーサリーフォトサービスにおいては、お宮参りや七五三等のイベントだけでなく、お子様を中心に家族でリピートしたくなるHAPPYな体験を得られるフォトサービスを提供してまいりました。現在全国で8店舗展開していますが、今後は既存店舗のブランド力を強化し顧客層の厚い首都圏での店舗展開を進めつつ、多様なニーズを取り込むための取組を強化し、事業拡大を目指してまいります。 当連結会計年度の経営成績は、フォトウエディングサービスにおいて婚姻組数の下げ止まりや、広告宣伝の最適化、接客品質向上による成約率の改善及び客単価の向上などの取り組みにより、売上収益は前年同期を上回りました。費用面では、人員数の増加及び売上増加によるインセンティブ増加に伴う人件費の増加やクレジットカードの料率変更、資本政策に関する一時的な費用の発生などによる支払手数料の増加等により、前年同期に比べ増加しました。加えて、事業効率改善のため2026年9月期連結会計年度の実施を決定した、フォトウエディング研修施設等の集約、アニバーサリーフォトスタジオの一部閉店、着物レンタルサービス都々路の閉店等に伴う減損損失135百万円を当連結会計年度において計上しました。これら一時的な費用や減損損失の計上もありましたが、売上収益は6,046百万円(前期比8.2%増)となり、前期に比べ456百万円増加、営業利益は294百万円(同34.3%増)となり、前期に比べ75百万円増加しました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は145百万円(同37.1%増)となり、前期に比べ39百万円増加しました。 また、当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としている調整後営業利益は、当連結会計年度において928百万円となり前期比32.7%の増益となりました。 セグメントレベルの概況は以下のとおりです。 <スタジオ事業> 当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益6,017百万円(前期比8.3%増)、セグメント利益318百万円(同40.7%増)となりました。 <その他> フィットネスジムにおいては2023年11月末で40minutes芦屋店を閉店したことを受け、売上収益は前期を下回りました。 当連結会計年度のセグメント業績は、売上収益28百万円(前期比19.3%減)、セグメント損失23百万円(前期は6百万円の損失)となりました。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は809百万円となり、前連結会計年度末に比べ36百万円増加しました。これは主に現金及び現金同等物が107百万円増加したことによるものです。非流動資産は11,513百万円となり、前連結会計年度末に比べ492百万円減少しました。これは主に減価償却により使用権資産が510百万円減少したことによるものです。 この結果、資産合計は12,322百万円となり、前連結会計年度末に比べ455百万円減少しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,181百万円となり、前連結会計年度末に比べ251百万円増加しました。これは主に引当金が36百万円、営業債務及びその他の債務が26百万円増加するとともに、未払法人所得税が82百万円、その他の流動負債が78百万円増加したことによるものです。一方、非流動負債は5,159百万円となり、前連結会計年度末に比べ857百万円減少しました。これは主にリース負債が588百万円減少するとともに、非流動負債の借入金が355百万円減少したことによるものです。 この結果、負債合計は7,340百万円となり、前連結会計年度末に比べ606百万円減少しました。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は4,982百万円となり、前連結会計年度末に比べ150百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が145百万円増加したことによるものです。 この結果、親会社所有者帰属持分比率は40.4%(前連結会計年度末は37.8%)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は329百万円となり、前連結会計年度末と比べ107百万円の増加となりました。当連結会計年度の各活動におけるキャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは前期比650百万円増加し、1,366百万円の収入となりました。主な要因は、税引前利益が198百万円となり、減価償却費及び償却費838百万円などのキャッシュの増加要因があった一方で、利息の支払額100百万円などのキャッシュの減少要因がありました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは264百万円の支出(前期は212百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産及び無形資産の取得による支出180百万円、資産除去債務の履行による支出57百万円などのキャッシュの減少要因がありました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは994百万円の支出(前期は1,089百万円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出475百万円や賃貸借物件の家賃支払いなどによるリース負債の返済による支出659百万円などのキャッシュの減少要因がありました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当連結会計年度の「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載します。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(千円)   前期比(%) フォトウエディング   561,139   84.2 アニバーサリーフォト   27,109   116.1 スタジオ事業 計   588,249   85.3 フィットネス   231   90.8 その他 計   231   90.8 合計   588,480   85.3 (注)金額は仕入価格によっています。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注生産を行うものが存在しないため記載していません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりです。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(千円)   前期比(%) フォトウエディング   5,706,759   107.8 アニバーサリーフォト   310,413   119.4 スタジオ事業 計   6,017,172   108.3 フィットネス   28,999   80.7 その他 計   28,999   80.7 合計   6,046,172   108.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものです。 ①重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されています。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような会計上の見積り及び判断を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っていますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計上の見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しています。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の状況 スタジオ事業は「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおり、フォトウエディングサービスとアニバーサリーフォトサービスから構成されます。これらを分解した結果及び分析結果は以下のとおりとなります。 ・フォトウエディングサービス 撮影件数は前年同期に比べ5.0%増加、撮影単価は前年同期に比べ2.8%増加したことにより、売上収益は前期に比べ413百万円増加し、5,706百万円(前期比7.8%増)となりました。 ・アニバーサリーフォトサービス 前連結会計年度に開店した店舗が期初から収益貢献したことに加え、2025年7月に東京都立川市に「HAPISTA COMMONS立川立飛店」を新規に出店した結果、売上収益は50百万円増加し、310百万円(前期比19.4%増)となりました。 フィットネスジムについては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 <その他>」に記載しています。 b.財政状態の状況 財政状態の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載したとおりです。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 (a)キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (b)財務政策 当社グループでは、運転資金及び設備資金については、内部留保により調達することを基本としていますが、新規店舗の出店に伴う比較的多額な設備資金が発生する場合や突発的な資金需要が発生した場合には、必要に応じて外部からの資金調達を行うことがあるとともに、季節的な変動に伴う資金需要に機動的に対応するために、当座貸越契約を締結しています。また連結財政状態計算書において当社による旧株式会社デコルテ株式の取得資金として長期借入金を計上しています。 当連結会計年度末において流動負債に計上した借入金は503百万円、非流動負債に計上した借入金は1,668百万円です。また、当座貸越契約の極度額は500百万円(借入未実行残高500百万円)です。 なお、子会社については、当社を通じての資金調達を原則としています。 d.経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について 当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、調整後営業利益があります。当社グループは、調整後営業利益を用いて業績を測定しており、当社グループの業績評価をより効果的に行うために有用かつ必要な指標であると考えています。 当連結会計年度における調整後営業利益は928百万円となり、前期比32.7%増加しました。 営業利益と調整後営業利益の調整は以下のとおりです。 (単位:千円) 決算年月   国際会計基準 第5期   第6期   第7期   第8期   第9期 2021年9月   2022年9月   2023年9月   2024年9月   2025年9月 営業利益   871,806   1,377,813   891,326   219,532   294,860 (減算)その他の収益   52,507   440,061   5,269   27,694   7,887 (加算)その他の費用   33,639   6,972   1,772   113,475   143,986 (加算)本社費(注)   483,698   494,069   475,918   394,185   497,162 調整後営業利益   1,336,636   1,438,793   1,363,748   699,498   928,122 (注) 本社費は管理部門等で発生する全社的な管理費用等です。 e.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。 f.経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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出典

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