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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

一蔵

6186 · Standard · サービス業

呉服・振袖の販売と成人式・結婚式のトータルサポートを手がける和装・ウエディングの専門企業。

概要

埼玉県さいたま市に本社を置く一蔵は、呉服の販売・レンタルや成人式の前撮り・着付け、きもの教室を手掛ける和装事業と、結婚式場の運営を行うウエディング事業を展開する。1991年創業、2015年東証二部上場、翌年第一部指定。連結従業員630人、2026年3月期の売上高は194億円。

和装事業とウエディング事業の2本柱

一蔵の事業は、和装事業とウエディング事業の2つで構成される。和装事業では、きもの・振袖の販売・レンタルに加え、フォトスタジオでの前撮り、成人式当日の着付け・ヘアメイク、着方教室の運営、通信販売「いち利モール」、催事販売などを手掛ける。ウエディング事業では、直営の結婚式場を国内に4か所(埼玉1、山梨1、愛知2)、中国上海に2か所運営し、挙式・披露宴の企画から運営までを内製化している。2026年3月期のセグメント売上高は和装事業149.8億円、ウエディング事業44.6億円。

全国108店舗の販売網と加盟店・特約店

和装事業の販売チャネルは、直営店「一蔵」「銀座いち利」「いち瑠」、加盟店、特約店、通信販売、催事に分かれる。2026年3月期末時点の常設店舗数は108店で、うち34店が加盟店。拠点は北海道から沖縄まで全国に広がり、関東地方(埼玉10、東京14、神奈川11など)に集中する。直営店では、振袖の販売・レンタル、前撮り撮影、着付けを一貫して提供するワンストップサービスを強みとする。加盟店は美容室や写真館との提携で出店コストを抑え、特約店は振袖フェア期間のみ臨時販売する。

売上高は回復傾向も、中国事業で減損損失

一蔵の連結売上高は2013年3月期の107億円から拡大を続け、2024年3月期には204億円に達した。2026年3月期は194億円と前期比2.4%減だが、和装事業の受注残高は59.6億円と前年比15.9%増と堅調。ウエディング事業は国内が好調だったものの、中国子会社の不調によりセグメント損失1.5億円を計上し、さらに固定資産の減損損失13.1億円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は14.4億円となった。

国内結婚式場4か所と上海2か所の運営

ウエディング事業は、埼玉県、山梨県、愛知県に計4か所の結婚式場を直営する。名古屋市東区の「百花籠」は「和魂洋才」の建築様式を採用し、2013年に開設。山梨県の「ネオス・ミラベル」は2017年に譲受・リニューアルした。海外展開として、2019年3月に中国上海市に「嘉美麓徳高端婚礼会館」をグランドオープン。しかし、現地での需要低迷と価格競争激化により、2026年3月期の上海2式場の業績は悪化し、減損損失を計上するに至った。

子会社2社とグループ体制

連結子会社は2社。株式会社京都きもの学院(2016年買収)と、中国現地法人の璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司(2017年設立)である。過去には株式会社オンディーヌ(1995年買収、2005年吸収合併)、株式会社ヴィヴィアンブライズ(2007年設立、2014年吸収合併)、有限会社アートディスプレイ(2012年吸収合併)などをグループに取り込み、経営合理化を進めてきた。また2016年には10代女性向けプラットフォーム事業を目的に株式会社ChouChouを設立したが、その後の動向は明らかでない。

業界の中での役割は和装・ウエディング業界における小売・サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
194億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-0.5%
純利益
-14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
和装事業150億円76.9%8億円5.3%
ウエディング 事業45億円23.1%-2億円-4.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01和装・冠婚葬祭主力

和装事業では、直営店舗・加盟店・特約店、フォトスタジオ、着方教室、催事、通信販売を通じ、呉服や振袖の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影や着付け、ヘアメイク、きもの教室を提供。SPA化により企画から製造・販売まで一貫して行い、価格を抑えた商品を提供。ウエディング事業では、直営の結婚式場で挙式・披露宴の企画・運営を手がけ、料理、装花、美容、写真などを内製化。

振袖SPA化に成功した他に類を見ないビジネスモデル

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス4
振袖・呉服
成人式などの晴れの日に着用する振袖や、日常的に着用する呉服を販売。デザインから製造、販売まで一貫して手がけるSPA方式で、品質と価格のバランスを実現。
フォトスタジオ
自社所有のフォトスタジオで成人式の前撮り写真撮影を提供。振袖購入者向けに、記念撮影のサービスを提供している。
いち瑠(着付教室)
きものの着方教室。着方の指導に加え、きものを着て外出するイベントを開催し、きものファン拡大を図る。
銀座いち利
全国の産地工房から直接仕入れた「産地直送きもの」の販売。製作体験イベントも実施。

02結婚式場準主力

ウエディング事業では、直営の結婚式場を運営し、挙式・披露宴の企画・立案・運営を行う。本物志向のファシリティとして、欧州から調達した調度品を用い、ソフト面では料理・装花・美容・写真などを内製化し、顧客の満足度向上を図る。中国上海にも展開。

主要顧客結婚を予定しているカップル

主な製品・サービス1
結婚式場
挙式・披露宴を開催する施設。本物志向の内装や調度品を備え、トータルプロデュースを提供する。

製品と技術

振袖SPAモデル:企画から販売まで一貫体制

一蔵は振袖においてSPA(製造小売)を成功させた数少ない企業である。デザインから生地選定、製造、販売までを自社で一貫管理することで、中間マージンを排除し、低価格と品質を両立。消費者の嗜好の変化を迅速に商品に反映できる。このSPAモデルは2000年代初頭から取り組み、競合との差別化要因となっている。

ワンストップサービス:振袖・前撮り・着付けを一体化

成人式を迎える女性を対象に、振袖の販売・レンタル、自社フォトスタジオでの前撮り写真撮影、当日のメイク・着付けまでを一貫提供するワンストップサービスが強み。顧客は複数の店舗を回る必要がなく、スムーズな体験を得られる。このサービスは競合他社との差別化に貢献しており、グループ内で完結できる体制を整えている。

産地直送「銀座いち利」と通信販売「いち利モール」

2008年に開設した「銀座いち利」は、全国の産地工房から直接仕入れたきものを販売する専門店。産地の職人による製作体験イベントも開催し、きもの文化の発信拠点となっている。2012年6月に開設した通信販売サイト「いち利モール」では、きものや小物の販売に加え、悉皆(丸洗い・シミ抜き・仕立て直し)やイベント案内も行い、オンラインとオフラインの融合(O2O)を推進している。

ウエディング式場:本物志向のファシリティと内製化

一蔵の結婚式場は、欧州から調達した調度品や美術品、歴史的建築をモチーフにした施設設計など「本物志向のファシリティ」を重視する。料理、装花、美容、写真撮影、アルバム制作はすべて内製化し、専門スタッフが直接顧客と打ち合わせることで細かなニーズに対応。名古屋の「百花籠」は「和魂洋才」の様式で、2013年に開設された。山梨の「ネオス・ミラベル」は2017年に譲受・リニューアルした。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 和装・冠婚葬祭振袖SPA化に成功した他に類を見ないビジネスモデル

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

婚礼衣装レンタルで老舗、市場縮小に苦戦

当社はサービス業(婚礼関連)に属し、婚礼衣装のレンタル・販売を主軸とする。売上高は約200億円で、同業と比較して小規模ながら婚礼衣装分野では一定の知名度を持つ。直近の営業利益率は0.5%と低く、24年3月期には営業赤字転落の見通し。少子化による婚礼件数の減少に加え、低価格競争や多様化する婚礼スタイルへの対応遅れが収益を圧迫。設備投資や広告費の負担も大きく、業績回復には構造改革が急務。

強み

  • 長年の営業で築いたブランドと、多くの婚礼式場との取引実績が強み。
  • 和装・洋装ともに幅広いデザインを揃え、顧客の選択肢が多い。
  • 主要都市に直営店を持ち、来店型サービスの利便性を提供。
  • ベテランスタッフによるきめ細かな接客・アドバイスが顧客満足度向上に貢献。

課題

  • 少子化による婚礼件数減少が続き、市場のパイが縮んでいる。
  • ネット販売や格安店の台頭で価格競争が厳しく、採算が悪化。
  • 固定費(店舗・人件費)が重く、売上減少が直ちに赤字に直結する体質。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が一蔵

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

1991年、埼玉で呉服販売会社として創業

1991年2月、埼玉県大宮市(現さいたま市北区)大成町に資本金500万円で一蔵を設立。呉服の販売事業を開始した。翌1992年3月には業容拡大のため本社を同市日進町に移転。創業当初から、業界慣行だった返品制度を廃し、現金買い取りによる仕入制度を導入することで低価格を実現し、競合との差別化を図った。

買収と合併で規模拡大、関西・東京へ進出

1995年4月、株式会社オンディーヌを買収。同年11月には関西第一号店となる「オンディーヌ&一蔵 高槻店」を大阪府高槻市に開設。1996年3月、本社ビル竣工に伴い大成町の現所在地に本社を移転。2000年3月には東京第一号店の「オンディーヌ&一蔵 新宿店」を開設し、首都圏での基盤を固めた。2005年4月には経営合理化のためオンディーヌを吸収合併し、店舗ブランドを統一した。

ウエディング事業に参入、全国展開を加速

2000年9月、ウエディング事業に進出。2002年9月東北第一号店(仙台)、2003年6月北海道第一号店(札幌)、2004年12月九州第一号店(小倉)、2005年9月甲信越第一号店(長野)と、全国各地に出店を進めた。2007年10月にはドレスのレンタル事業を目的に子会社ヴィヴィアンブライズを設立し、2008年9月には産地直送のきもの専門店「銀座いち利」を東京・銀座に開設。同年10月以降、中国・四国地方へも進出した。

結婚式場「百花籠」開設と京都オフィス設立

2008年1月、商品企画開発拠点として京都市下京区に京都オフィスを開設。2013年5月、名古屋市東区に「和魂洋才」の建築様式を採用した結婚式場「百花籠」を開設した。2016年5月には株式会社京都きもの学院を買収し、きもの文化の普及・教育事業を強化。2016年12月には東証第一部に指定され、上場企業としての地位を確立した。

中国市場進出とレストラン事業への多角化

2017年1月、イタリアンレストラン「トラットリア サンタルチア」を東京都渋谷区に開設。同年11月、アジアマーケットでのウエディング事業拡大を目的に中国・上海に現地法人を設立。2019年3月、同法人の結婚式場「嘉美麓徳高端婚礼会館」をグランドオープンした。同年12月には結婚式場「百花籠」内に創作フレンチ「百花籠清雅」を併設し、婚礼以外の高付加価値サービスも展開している。

コロナ禍で赤字転落も、2022年以降は回復

2020年3月期の売上高は182億円、純利益1億円と堅調だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年3月期は売上高142億円、純損失25億円に転落。しかし2022年3月期には売上高186億円、純利益6億円とV字回復を遂げ、2024年3月期まで増収を続けた。2025年3月期は売上高199億円、営業利益1億円を計上したが、純利益は1億円の損失。

事業本部統合と新ブランド発表、中国で減損

2026年3月期、和装事業の運営効率化を目的にJTS事業本部とオンディーヌ事業本部を「和装事業本部」に統合。2025年10月には新ブランド「one&only Grace」を発表し、振袖の新たなスタイルを提案。同年11月には5回目となるきものコンテスト「Universal Kimono Award 2025」を幕張メッセで開催した。一方、中国子会社の業績悪化により13.1億円の減損損失を計上し、当期純損失14.4億円となった。

年表32件を開く

1990年代

  • 1991年2月創業埼玉県大宮市(現さいたま市北区)大成町四丁目696番地1にて当社設立(資本金5,000千円)、きもの事業(呉服の販売)を開始
  • 1992年3月業容拡大のため本社を埼玉県大宮市(現さいたま市北区)日進町二丁目495番地に移転
  • 1995年4月M&A株式会社オンディーヌを買収
  • 1995年11月関西地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 高槻店」を大阪府高槻市に開設
  • 1996年3月本社ビル竣工に伴い、本社を埼玉県大宮市(現さいたま市北区)大成町四丁目699番地1に移転

2000年代

  • 2000年3月東京都内第一号店「オンディーヌ&一蔵 新宿店」を東京都新宿区に開設
  • 2000年9月ウエディング事業に進出
  • 2002年9月東北地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 仙台店」を仙台市青葉区に開設
  • 2003年6月北海道地区第一号店「オンディーヌ&一蔵 札幌店」を札幌市中央区に開設
  • 2003年12月株式会社オンディーヌ 振袖レンタル店舗取扱代理事業開始
  • 2004年12月九州地区第一号店「オンディーヌ 小倉店」を北九州市小倉北区に開設
  • 2005年4月M&A経営の合理化を目的として株式会社オンディーヌを吸収合併
  • 2005年9月甲信越地区第一号店「オンディーヌ 長野店」を長野県長野市に開設
  • 2007年10月ドレスのレンタル事業を行うことを目的として東京都中央区に株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)を設立
  • 2008年1月商品企画開発拠点として京都市下京区に京都オフィスを開設
  • 2008年9月きもの産地直送スタイルを取り入れた「銀座いち利」を東京都中央区に開設
  • 2008年10月中国地方第一号店「一蔵 岡山店」を岡山県岡山市(現岡山市北区)に開設
  • 2009年3月四国地方第一号店「オンディーヌ 松山店」を愛媛県松山市に開設

2010年代

  • 2012年1月株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)の本店所在地をさいたま市北区に移転
  • 2012年6月インターネット通信販売「いち利モール」のサイトを開設
  • 2012年10月M&A経営の合理化を目的として有限会社アートディスプレイ(子会社)を吸収合併
  • 2013年5月「和魂洋才」(注1)の建築様式を採用した結婚式場「百花籠」を名古屋市東区に開設
  • 2014年4月M&A経営の合理化を目的として株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)を吸収合併
  • 2015年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2016年5月M&A株式会社京都きもの学院を買収
  • 2016年10月創業10代女性向け双方向型プラットフォームの企画・構築・運営を目的として東京都港区に株式会社ChouChouを設立
  • 2016年12月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2017年1月イタリアンレストラン「トラットリア サンタルチア」を渋谷区恵比寿南に開設
  • 2017年8月譲受式場「ネオス・ミラベル」(山梨県笛吹市)リニューアルオープン
  • 2017年11月創業アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目的として中国上海市に璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司を設立
  • 2019年3月創業中国上海市に設立した璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司の結婚式場「嘉美麓徳高端婚礼会館」グランドオープン
  • 2019年12月創作フレンチ「百花籠清雅」を結婚式場「百花籠」内に併設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上総利益率維持・向上
  • 営業利益率維持・向上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    和装事業のブランディング強化

    集客性の高いショッピングモール等への出店、SPA強化による競合差別化、写真館等との提携で新規顧客開拓、O2O戦略で店舗集客力向上、着方教室できものファン拡大、ワンストップサービス提供。

  2. 02

    和装事業の収益性向上

    リーズナブルな価格実現のための現金買取仕入れ制度を継続、出店コスト・店舗運営費用削減、加盟店出店や店舗イベント活用で外展費用削減、在庫回転率向上で商品評価損最小化。

  3. 03

    ウエディング事業の稼働率向上

    閑散期の収益改善のためナイトタイム活用や季節プラン設計、短期プランや少人数婚礼需要対応、婚礼以外の法人宴会・フォトウェディング等の収益源確保。

  4. 04

    ウエディング事業の集客・シェア拡大

    SNSによる情報発信強化、紹介制度の設計・インセンティブ付与、地域イベント参画・知名度向上、来館予約キャンセル防止、成約率の高い初回来館集客強化。

  5. 05

    中国ウエディング事業の強化

    富裕層向け西洋式婚礼需要に対応し、日本企業ならではの本物志向内装・最先端演出・おもてなしサービスを提供、差別化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で630人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は425万円で、9期前と比べて+1.9%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は7.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月732
2018年3月703
2019年3月41738.05.0718
2020年3月42737.05.0789
2021年3月40736.06.0781
2022年3月41137.06.0778
2023年3月41437.06.0751
2024年3月42037.06.0726
2025年3月40437.06.065315
2026年3月42537.07.0630−16

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)46.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
百花籠 — 愛知県名古屋市東区1,054百万円
ウエディング事業
ネオス・ミラベル — 山梨県笛吹市962百万円
ウエディング事業
スタジオマーリン — 埼玉県さいたま市北区919百万円
ウエディング事業
グラストニア — 愛知県名古屋市昭和区766百万円
ウエディング事業
キャメロットヒルズ — 埼玉県さいたま市北区594百万円
ウエディング事業
埼玉本社 — 埼玉県さ いたま市北区469百万円
和装事業 全社(共通)
本社 — 大阪府大阪市東淀川区73百万円
和装事業
東京本社 — 東京都千代田区66百万円
和装事業 全社(共通)
嘉美麓徳高端婚礼会館 大寧店 — 上海市静安区54百万円
ウエディング事業
嘉美麓徳高端婚礼会館 虹橋店 — 上海市閔行区21百万円
ウエディング事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱京都きもの学院(注)1
    大阪府大阪市 東淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    璨臻(上海)婚慶 礼儀服務有限公司(注)1,2
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は194億円営業利益-1億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.5%、利益が-200.0%。

売上高
-2.5%
194億円
営業利益
-200.0%
-1億円
純利益
-14億円
営業利益率
-0.5%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高202億円194億円
営業利益3億円-1億円
純利益2億円-14億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は39億円、営業利益は−5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q542
2024年1Q45−3−6.7−3
2024年2Q48−2−4.2−1
2024年3Q56610.75
2024年4Q555
2025年2Q88−9−10.2−7
2025年4Q111109.06
2026年2Q84−9−10.7−6
2026年4Q11087.3−8
2027年1Q39−5−12.8−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は107億円から194億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
「和魂洋才」(注1)の建築様式を採用した結婚式場「百花籠」を名古屋市東区に開設
2013年3月10774
経営の合理化を目的として株式会社ヴィヴィアンブライズ(子会社)を吸収合併
2014年3月11732
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2015年3月13185
10代女性向け双方向型プラットフォームの企画・構築・運営を目的として東京都港区に株式会社ChouChouを設立
2016年3月140106
アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目的として中国上海市に璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司を設立
2017年3月155118
2018年3月16486
中国上海市に設立した璨臻(上海)婚慶礼儀服務有限公司の結婚式場「嘉美麓徳高端婚礼会館」グランドオープン
2019年3月16861
2020年3月18231
2021年3月142−15−25
2022年3月18666
2023年3月19766
2024年3月20436
2025年3月199110.5−1
2026年3月194−1−1−0.5−14

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高194億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-0.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-14億円、売上の-7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.6%71億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.9%124億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.5%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
63.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.1pt
-0.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比12.3pt
-7.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比52.5pt
-40.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-8.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は13億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年3月5−72−25
2015年3月15−8−577
2016年3月11−1811−710
2017年3月8−41415
2018年3月11−199−815
2019年3月9−113−215
2020年3月5−92−413
2021年3月−7−413−1115
2022年3月17−3−131416
2023年3月11−150−413
2024年3月7−71014
2025年3月5−111−610
2026年3月135−151813

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は176億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は15.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月108189016.8
2014年3月116209617.0
2015年3月122259720.4
2016年3月141509135.6
2017年3月155569936.1
2018年3月1755911633.5
2019年3月1865812831.5
2020年3月1865912731.8
2021年3月1783414419.2
2022年3月1823414818.7
2023年3月1914015120.9
2024年3月2014515622.5
2025年3月2004415621.9
2026年3月1762714915.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
149億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率10 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中156位あたり、逆に低いのはROE534社中529位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-40.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
15.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥380で、1年前と比べて+1.2%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥380+0.5%1ヶ月+0.0%1年+1.2%時価総額21億円
過去52週の値幅
安値¥359高値¥410

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)11.8倍
PBR0.77倍
配当利回り3.95%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+1.3%と小幅上昇。25日線(373円)を+1.1%上回るが、200日線(380円)は下回っており長期は弱含み。52週高値417円から-9.6%の水準。出来高は1,900株と極めて低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBR0.77倍は業界平均2.27倍を大きく下回り、配当利回り3.72%は平均1.62%を上回る。PERは算出不能だが、直近の営業利益率0.5%と低収益で、2026/3期は営業赤字予想。割安指標が示すほど業績は良くなく、高配当持続性にも疑問。割安だが値頃感先行のリスクあり。

指標この会社業種平均
PER (予想)11.8倍
PBR0.77倍3.51倍
ROE-40.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化による婚礼需要の長期的な減少が懸念される一方、コロナ禍で先送りされた需要の反動や、単価向上施策による収益改善が焦点。2026年3月期は営業赤字転落の見通しで、コスト削減やM&Aによる新規事業の成果が注目される。

プラスに働く材料7
  • 婚礼単価上昇余地

    高付加価値プランへのシフトで客単価上昇傾向

  • コロナ反動需要

    延期結婚式の実施がまだ残る

  • コスト削減効果

    固定費削減と業務効率化で収益改善

  • 配当利回り3.72%が株価下支え継続影響

    時価総額21億円、高利回りが投資家関心を集める

  • PBR0.77倍で解散価値割れ継続影響

    PBR0.77倍、解散価値に対し23%ディスカウント

  • コスト削減で営業赤字縮小期待2027年〜2028年影響

    FY2026/3営業損失1億円、更なる効率化で黒字化目指す

  • 自己株式取得による資本効率向上不定影響

    時価総額小さく、自社株買いでEPS押し上げ効果

マイナスに働く材料7
  • 少子化による需要減

    婚姻組数は長期的に減少傾向

  • 競争激化

    低価格婚礼施設やDIY婚礼の台頭

  • 2026年赤字予想

    会社計画で営業損失14億円

  • 営業赤字継続で債務超過リスクFY2026/3影響

    FY2026/3純損失14億円、自己資本毀損進む

  • 売上減少トレンド継続影響

    売上204→199→194億円と3期連続減収

  • 外資比率0.36%で需給が薄い継続影響

    浮動株少なく、思惑売買で株価変動大

  • 人材サービス業界の競争激化継続影響

    競合ひしめく中で受注競争、価格低下圧力

次の決算で確かめる点
婚礼取扱件数
売上高の基盤となる需給動向
客単価
単価向上施策の成否を示す
営業利益率
赤字転落回避の鍵

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.95%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
3.95%
いまの株価に対して
配当性向
365.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4128.7
2018年3月29−29.328.9
2019年3月14−51.728.3
2020年3月140.032.2
2021年3月140.0
2022年3月140.012.2
2023年3月2150.017.4
2024年3月2833.323.8
2025年3月14−50.0365.8
2026年3月140.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,079人。区分でいちばん多いのは個人・その他97.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.9%を占め、残る99.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他85.387.291.194.897.097.4
証券会社3.72.42.21.01.41.3
事業法人0.30.80.70.60.60.7
外国法人2.42.11.51.50.60.3
金融機関8.27.64.52.10.40.2
外国人個人0.00.00.00.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01河端義彦48.91
02一蔵従業員持株会4.22
03白石隆治3.85
04原田 始2.98
05萩原雄二1.40
06岩渕 拓1.21
07飯島功市郎1.14
08山本俊輔0.76
09鶴見道郎0.74
10石原 勝0.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは-40.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月554,3632,427,03025.8
2014年3月405247.9
2015年3月13666122.9
2016年3月14591316.36.224.2
2017年3月1391,02013.68.028.7
2018年3月1091,08710.39.128.9
2019年3月261,0752.421.928.3
2020年3月221,0802.017.732.2
2021年3月−446621−52.6
2022年3月11261718.13.412.2
2023年3月10872416.15.317.4
2024年3月11482214.85.123.8
2025年3月−18794−2.2365.8
2026年3月−261491−40.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額139百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
河端義彦代表取締役社長(ウエディング事業本部管掌、IT推進本部管掌)732,705,411
白石隆治専務取締役 和装事業本部長61212,956
原祥久取締役 人事本部長 兼 管理本部長518,138
岡田孝二取締役 財務経理本部長567,327
小島浩介取締役(社外)73
加來英彦取締役(社外)74
水島英明常勤監査役(社外)67
熊隼人監査役(社外)63
松浦圭子監査役(社外)59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5121112325
社外取締役516163

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,670字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社2社からなり、「日本文化をもっと身近にする」「私たちのおもてなしを世界に広げる」「世の中を楽しく変えていく」を経営理念に掲げ、呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びヘアメイクサービス、きものの着方教室の運営等(和装事業)並びに結婚式場の運営等(ウエディング事業)を行っております。 なお、次のセグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」に掲げるセグメント区分と同一であります。 (1) 和装事業 和装事業は、直営店舗・加盟店・特約店(以下、「小売店舗」という。)、フォトスタジオ、着方教室、催事並びに通信販売により事業を展開しております。 小売店舗では、きもの問屋等から仕入れた呉服や振袖を主とし、それに関連する宝飾品、草履やバッグ等の和装小物の販売・レンタルを行っております。小売店舗で顧客の要望に応じたコーディネートや採寸を行い、提携する外注加工業者で仕立て後、顧客へ納品しております。 フォトスタジオでは、主に当社グループ小売店舗において成人式用の振袖等をお求め頂いた顧客に対する成人式の前撮り写真撮影を行っております。 着方教室では、きものの着方を教えるだけでなく、きものを着て名所にお出掛けする等のイベントの開催を通じきものを着る機会を提供し、きものを着ることの楽しさを感じて頂き、きものファン拡大に努める等、潜在的なニーズの掘り起こしを行っております。 その他、当社グループ店内外での催事の開催、また「産地と着る人の思いをつなぐ」をコンセプトに産地工房から直接仕入れた呉服等の販売を手がける通信販売を行っております。 和装事業は、和装事業本部が、多種多様な振袖在庫のほか、呉服在庫、上記小売店舗等において顧客の利便性を追求したワンストップサービス(注1)や悉皆サービス(注2)、また、長い和装の歴史の中で、多くの企業がチャレンジしては軌道に乗せられなかったデザインから生地の選定、製造、販売まで一貫して行う、振袖のSPA化(注3)に成功いたしました。究極の和装企画販売を展開することで、お客様の好みに応じた商品の価格を抑えて販売することにより競合他社との差別化を図っております。 (注1) 「ワンストップサービス」とは、当社グループ店舗において成人式用の振袖等をお求めいただいた顧客に対して自社所有フォトスタジオでの前撮り写真撮影、成人式当日のメイク・着付け等を提供するサービスを指します。 (注2) 「悉皆」とは、きもの等の丸洗い、シミ抜き、刺繍直し、仕立て直し等、きもの等にまつわるお手入れ全般を指します。 (注3) 「SPA」とは、Speciality store retailer of Private label Apparelの略で、「製造小売」の意味であります。企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデルを指します。 ① 和装事業本部 和装事業本部が展開する販売チャネル及び都道府県別の出店状況は以下のとおりであります。 1) 販売チャネル 販売チャネル   店舗   概 要 店舗   直営店   一蔵   きものや小物等きもの関連商品等の販売、きものショールームの運営、振袖のレンタル等を行っております。また、フォトスタジオ(自社設備)での成人式の前撮り写真撮影、成人式当日の着付け及びメイク等も行っております。 いち瑠   きものの着方教室を運営しております。単なる着方のレクチャーのみならず、きものを着て外出するイベントの実施、古いきものの悉皆による再生を行い、「きものを着る仲間を増やすこと」、「きものを楽しむこと」に重点を置き、潜在的なニーズの掘り起こしを行っております。 銀座いち利   日本全国の産地工房より直接仕入れた「産地直送きもの」を販売しております。また、産地工房の職人による製作体験イベントも実施しております。更に店舗内において、きものの着方教室も運営しております。 加盟店   一蔵   美容室、写真館等との加盟店契約による店舗であります。 きものや小物等きもの関連商品等の販売・振袖レンタルを行っております。 特約店   美容室、写真館等との特約店契約による店舗であります。振袖フェア期間中のみに限定して当社商品を臨時で販売する店舗であります。 通信販売   いち利モール   2012年6月に開設したインターネット通信販売サイトであります。きものや小物等きもの関連商品等の販売、悉皆、イベントの開催も行っております。 催事   ホテルの宴会場等において催事による販売を行っております。催事は定期的に全国各地で行っております。 2) 都道府県別の出店状況 地方別   都道府県別   店舗数 北海道   北海道    6(2) 東 北   青森県    3(3) 宮城県    1 秋田県    1(1) 山形県    1(1) 福島県    3(3) 関 東   茨城県    1(1) 栃木県    1(1) 群馬県    3 埼玉県     10(2) 千葉県     10 東京都     14 神奈川県     11(2) 中 部   新潟県    1(1) 富山県    1(1) 石川県    1(1) 山梨県    1(1) 長野県    1(1) 岐阜県    2(1) 静岡県    2(1) 愛知県    7(1) 地方別   都道府県別   店舗数 近 畿   滋賀県    1(1) 京都府    1 大阪府    8(1) 兵庫県    2 奈良県    1(1) 和歌山県    1(1) 中 国   岡山県    1 広島県    1 山口県    1 四 国   徳島県    1(1) 高知県    1(1) 九 州   福岡県    4 熊本県    1(1) 宮崎県    1(1) 鹿児島県    1(1) 沖縄県    1(1) 合 計   108(うち、加盟店34) (注1)常設店舗のみ記載しております。また、店舗により、一蔵、一蔵&オンディーヌ、フォトスタジオ、 いち瑠(着付け教室)、銀座いち利など取り扱いが異なります。詳細につきましては当社HPをご覧願います。 (注2)( )内は加盟店数であります。 (2) ウエディング事業 ウエディング事業は、ウエディング事業本部が以下の結婚式場で事業を展開しております。当社グループは、「特別な日を過ごすに相応しい世界観を作り、全員が楽しめるひと時を提供する」という、「おもてなし」の心を実現するべく、直営式場において挙式・披露宴の企画・立案・運営及びパーティードレス・ウエディングドレスのレンタル等を行っております。 運営に際しては、顧客の本物志向を充足させる結婚式のトータルプロデュースを実現するために、「本物志向のファシリティ」、「ソフトの内製化」を重視しております。 「本物志向のファシリティ」については、結婚式場の建築にあたって、主に欧州から本物の調度品や美術品を調達したり、実存した建築や技法をモチーフにしたりと、歴史的な下支えを大切にした施設の設計を心掛けております。それは「美」、「豊」といった表現を、一過性の価値観に頼ることなく行うための手法と考えております。その際にただの懐古主義ではなく、現代の婚礼に対するニーズをきちんと取り込むことにより、満足度の高い施設を目指しております。 「ソフトの内製化」については、当社グループでは、料理、装花、美容、写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発などのサービスを社内において内製化しており、外注企業ではなく当社グループの従業員が直接、顧客と打ち合わせを行うことにより、顧客の細かなこだわりにも対応し、一層の顧客満足度の向上に努めております。 なお、引出物、食材、花、写真、撮影部材、ドレス等につきましては、提携する専門業者より仕入れております。 また、中国におけるウエディング事業の拡大を目的とし、2019年3月に中国の上海に結婚式場をオープンいたしました。中国市場においては、近年の少子化や若者の価値観の変化に伴う婚姻件数の減少、および競争激化により、経営環境は厳しさを増しております。今後は内装のトレンド刷新や一般層へのターゲット拡大、SNSを活用した効率的な集客およびコスト削減に注力し、収益性の改善を図ってまいります。 ウエディング事業本部が展開する結婚式場、所在地及び概要は以下のとおりであります 地方・国別   都道府県別   結婚式場数 関 東   埼玉県   1 中 部   山梨県   1 愛知県   2 中華人民共和国   上海   2 [事業系統図] 当社グループの事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,659字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 ① お客様一人一人のニーズに応える ② お客様からの注文には迅速かつ正確に応える ③ 適正価格を維持するため原価を引き下げる努力をする ④ 当社の取引先には適正な利益を上げる機会を提供する ⑤ 社員が安心して仕事に従事できる環境の維持・向上に努める ⑥ 社員の提案が自由にできる環境を提供し続ける ⑦ 地域No.1店を目指す ⑧ 有益な社会事業及び福祉に貢献する ⑨ 適切な租税を負担する ⑩ 健全な利益を追求する この経営方針のもと、経営基盤の拡充及び経営の効率化を図り、企業価値の最大化に努めてまいります。 (2) 経営環境 雇用情勢や所得環境の改善を背景に個人消費が増加し、景気は緩やかな回復基調で推移した一方、地政学リスクの高まりによる原材料価格の高騰、今後の米国の政策動向等、当社グループを取り巻く環境は、先行き不透明な状況が続くものと思われます。 (3) 目標とする経営指標 当社は、売上総利益率、営業利益率の維持・向上を図ると共に、店舗ごとのコストパフォーマンスを重視した経営により、収益体質の強化に努めてまいります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 ① 和装事業について イ.ブランディング力向上 ショッピングモール、ショッピングセンターなど集客性の高い場所への出店。 ロ.リピーターの獲得 悉皆(注1)やリサイクル等、リペア事業に注力。 ハ.写真館、美容室等との提携強化 当社の事業と親和性の高い写真館、美容室との提携強化・相乗効果により新規顧客発掘を推進。 ニ.O2O(注2)戦略推進 店舗への集客力アップにつながる仕組みの構築・強化。 ホ.着方教室の展開 きものを着る機会を提供し、きものを着ることの楽しさを感じていただき、きものファン拡大に注力。 ヘ.SPA(注3)強化 消費者の嗜好の移り変わりを迅速に商品に反映させ、かつ、より価格競争力のある商品提供による競合他社との差別化。 ト.ワンストップサービス(注4)戦略推進 顧客にとっての利便性を追求したワンストップサービスによる競合他社との差別化。 (注1)「悉皆」とは、きもの等の丸洗い、シミ抜き、刺繍直し、仕立直し等、きもの等にまつわるお手入れ全般を指します。 (注2)「O2O」とは「Online to Offline」の略で、インターネット上のウェブコンテンツやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)におけるサービス(Online)を実在する店舗(Offline)での集客力アップや購買促進につなげる仕組みのことを指します。 (注3)「SPA」とは、Speciality store retailer of Private label Apparelの略で、「製造小売」の意味であります。企画から製造、小売までを一貫して行うビジネスモデルを指します。 (注4)「ワンストップサービス」とは、当社グループ店舗において成人式用の振袖等をお求めいただいた顧客に対して自社所有フォトスタジオでの前撮り写真撮影、成人式当日のメイク・着付け等を提供するサービスを指します。 ② ウエディング事業について イ.プロデュース体制維持・強化 コンシェルジュ、コンダクターから料理、写真、装花、美容など各セクション内製化(社員)。各セクションの専門スタッフがチームとなりカップル一組一組をプロデュース。 ロ.海外展開 中国におけるウエディング事業の定着 ハ.トレンドに合わせたプランの提供 夏プラン・冬プラン・直近プラン・挙式のみ・パーティーのみ等カップル一組一組のニーズに合わせたプランの開発、提供。 ニ.広告強化 認知度向上、新規集客数増を目指し広告戦略の強化を推進。 (5) 会社の対処すべき課題 当社グループは、「日本文化をもっと身近にする」「私たちのおもてなしを世界に広げる」「世の中を楽しく変えていく」を経営理念に掲げ、和装事業として呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びヘアメイクサービス、きものの着方教室の運営等、並びにウエディング事業として結婚式場、写真スタジオの運営等を行っております。 各事業の対処すべき課題は以下のとおりです。 ① 和装事業 イ.出店コスト・店舗運営費用の削減による収益性の向上 創業当時、呉服業界では、売れ残った在庫商品は小売店が製造元に返品するという商習慣が一般的でした。この商習慣により、呉服商品は、製造元にとっては返品リスクがあることから自ずと高値となり、消費者にとって敷居の高いものとなっておりました。そこで、当社ではリーズナブルな価格で顧客に商品を提供するため、製造元から呉服商品を現金で買い取る仕入制度を導入し、「小売主体の流通の構築」「適正価格の実現」を図ってまいりました。 また、顧客の多様なニーズに応えるためには、販売チャネルを増やすことが必要であると考え、創業当時から行っている催事販売に加え店舗販売にも力を入れてまいりました。具体的には、顧客が来店しやすい全国主要都市のオフィスビルやショッピングセンターへの出店、きものを着て楽しむイベントの開催、着方教室の運営等により業容拡大に努めてまいりました。 しかし、出店費用、店舗運営費用、外展費用、広告宣伝費等が増加傾向にあり、当事業の課題となっております。加盟店の出店など、より効率的な出店計画を策定し、店舗を使用したイベント開催を行うことで会場費・設営費・委託人件費を抑え、収益性のさらなる向上に努めてまいります。 ロ.少子化に伴う若年層の減少と受注金額の増加対策 成人式用の振袖及び卒業式用の袴等の販売並びにレンタルを行っている当社の主要顧客は、成人式や卒業式を迎える女性でありますが、少子化に伴う若年層の減少と、多様化する顧客のニーズへの対応が課題であります。 少子化に伴う若年層の減少に対しては、人口が集中する首都圏の中でも特に大学・高校の集中するターミナルへの出店を進めることで受注を拡大させてまいりました。さらに、中堅都市に出店をしている着方教室の分校を活用した振袖催事を行うことで販促エリアを拡大し、ソーシャルメディアを有効に活用することで当社の認知度を向上させてまいります。 多様化する顧客のニーズに対しては、商品面では多種多様な振袖在庫に加え時代のニーズに合わせた商品を仕入れ顧客に提供することで受注の増加に努めてまいりました。さらに、当社では仕入後3年間一度も回転しなかった在庫品については当社「棚卸資産管理規程」に規定する評価基準に従い商品評価損を計上しておりますが、回転が鈍い在庫品の見える化を行い積極的に販売していくことで、商品回転数の増加を図り、商品評価損の計上額の最小化に努めております。 サービス面では当社で振袖等をお求めいただいた顧客に対して提供するワンストップサービス、成人式写真撮影スタジオの運営、着方教室の運営、悉皆サービス、また、長い和装の歴史の中で、多くの企業がチャレンジしては軌道に乗せられなかったデザインから生地の選定、製造、販売まで一貫して行う、振袖のSPA化に成功いたしました。究極の和装企画販売を展開することで、顧客の好みに応じた商品を、価格を抑えて販売することが可能となり、競合他社との差別化を図り、受注金額を増加させてまいります ハ.優秀な人材の確保及び育成 今後一層の事業拡大のため、人材の確保及び育成を重要な課題と認識しております。当社経営理念と共鳴する優秀な人材を確保し、持続的な成長を支える人材を育成すべく採用活動及び研修活動を強化してまいります。振袖や呉服の販売には高度な接客技術や商品知識が必要となります。そのために社員の定着化による販売力強化が必要であり、採用後の教育やサポート体制も構築し、離職者の削減にも対策を進めてまいります。 ② ウエディング事業 イ.式場稼働率向上に向けた戦略 季節要因による需要変動により、閑散期の稼働率低下が収益圧迫の大きな要因となっているため、ナイトタイムを活用してイルミネーションや演出効果、季節に応じたアイテムを取り入れた付加価値のあるプランを設計してまいります。 直近における受注の強化として、打合せ回数を大幅に減らし、最短1か月で挙式可能な短期プランの作成や、親和性の高い少人数婚礼において高額コース料理や高品質アイテムを揃えるなどして受注強化を図ってまいります。 一方、婚礼に依存しない収益源の確保に向けて、平日を中心とした安定的な収益源として法人宴会、企業パーティー、フォトウェディング、レストラン営業、地域イベント、外部撮影など企業におけるイベント需要を取り込むことで、婚礼と異なる時間帯、曜日での稼働を向上させてまいります。 ロ.集客力・成約率の向上 集客力の強化は、受注数及び稼働率を左右する最重要課題であります。お客様の結婚観が変化し、様々なスタイルの結婚式が求められております。お客様ご自身での情報収集の在り方も変化していることから、従来の外部集客媒体に依存する集客から、各式場がSNSにより、式場の魅力を視覚的にアピールし、情報発信力と訴求力を高めてまいります。 また、広告に依存しない集客基盤として、紹介制度を強化してまいります。満足度の最も高い施行後に紹介カード、QRカード等のお渡しと紹介者、被紹介者双方へのインセンティブ設計により紹介しやすい、また紹介されやすい環境を構築してまいります。 ハ.地域でのシェア拡大 本物志向にこだわった施設と専門的なサービスの内製化により高品質かつきめ細かなサービス等の提供をモットーとした結婚式場の運営により事業を拡大してまいりました。さらなる市場におけるシェア拡大のため、外部の集客イベントへの参画による知名度のアップ、来館予約へのキャンセル防止対策、成約率が高い1件目来館の集客強化等の対策を進めております。 ニ.中国におけるウエディング事業の強化 中国におけるウエディング事業の強化が課題であります。2019年3月に中国の上海に1施設目の結婚式場をオープンし、2施設目が2022年9月にオープンいたしました。中国の婚礼市場は大変魅力的なマーケットであり、また、富裕層を中心にウエディングドレスやガーデンセレモニーといった婚礼の西洋化も進んでおります。現在、中国では希少な日本企業による結婚式場として、当社の強みである本物志向にこだわった内装と最先端の演出や、「おもてなし」を重視したサービスの提供、また最先端の照明設備と会場コンセプトを明確化するための装飾改装による差別化で、中国におけるウエディング事業のさらなる強化を図ってまいります。 ③ 全社 事業効率の最適化並びに各種コストの見直し 当社では、2021年4月に子会社である株式会社ChouChouを吸収合併、2022年3月に東京本社を移転するなど、コロナ禍において、事業効率の最適化を図ってまいりました。また、2025年度より旧JTS事業本部と旧オンディーヌ事業本部を統合し、和装事業本部として運用を開始しております。今後も、子会社を含めたグループ全体の費用対効果を検証し、事業効率の最適化並びに各種コストの見直しを図ってまいります。
事業等のリスク9,533字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。 以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載が無い限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 ① 事業環境に関するリスクについて イ.自治体における成人式の開催について 当社グループは、成人式用振袖等の販売及びレンタル事業等を行っております。 総務省統計局の発表によりますと、少子化は進みつつあるものの当社グループの主要顧客である新成人女性の人口は約53万人前後となり、引き続き大きな市場があると考えております。 しかしながら、18才成人への移行に伴う式典開催の状況が変化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ロ.加工費高騰について (和装事業) 売上原価に占める外注加工費の割合が高く、原油高騰・ベトナムにおける人件費の高騰などの影響等により今後海外加工費の値上げが予測されます。加工費の上昇を短期的に製品価格へ十分転嫁できない場合、売上総利益率が低下し、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 現在、海外仕立ては複数の取引先にリスク分散して対応しておりますが、引き続き複数の取引先との価格交渉を行い、仕立て上がりの商品の受注率を上げる施策を実施して原価率を抑制してまいります。 ハ.季節的変動について (和装事業) 当社グループの主力商品の一つであります成人式用振袖の販売及びレンタルは、例年その受注活動を、成人式までに納品が可能な7月~9月と、成人式終了後に翌年の新成人を対象とする1月~3月に重点的に行っております。また、売上高の計上(顧客へのお引渡し)につきましては、受注後、仕立てを行うため、受注から1~3ヶ月前後のタイムラグがある事から10月~1月、3月に集中する傾向にあります。 当社グループはこの季節的変動を考慮した計画策定を行っておりますが、何らかの理由により計画どおりに受注を獲得できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2026年3月期の各四半期の売上高と売上総利益は以下のとおりであります。 (単位:千円) 第1四半期連結会計期間2025年4月1日~2025年6月30日   第2四半期連結会計期間2025年7月1日~2025年9月30日   第3四半期連結会計期間2025年10月1日~2025年12月31日   第4四半期連結会計期間2026年1月1日~2026年3月31日   第36期連結会計年度2025年4月1日~2026年3月31日 売上高   2,989,261   3,684,291   4,067,916   4,242,837   14,984,306 売上総利益   1,901,609   2,460,643   2,817,633   2,697,620   9,877,507 (注) 1.第4四半期連結会計期間は、当社グループで成人式用の振袖をお求め頂いた顧客に対し提供している成人式当日の振袖の着付けサービスやメイクサービスに係る費用や成人式後のレンタル振袖の返却に伴うクリーニング等の費用を売上原価として計上することから、他の四半期連結会計期間に比べ売上原価率が大きくなる傾向にあります。 (ウエディング事業) 一般的に挙式・披露宴は春(3月~5月)、秋(9月~11月)に多く行われる傾向があり、当社グループの各式場においても同様の季節的変動を受けております。 当社グループはこの季節的変動を考慮した計画策定を行っておりますが、何らかの理由により計画どおりに受注を獲得できなかった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2026年3月期の各四半期の売上高と売上総利益は以下のとおりであります。 (単位:千円) 第1四半期連結会計期間2025年4月1日~2025年6月30日   第2四半期連結会計期間2025年7月1日~2025年9月30日   第3四半期連結会計期間2025年10月1日~2025年12月31日   第4四半期連結会計期間2026年1月1日~2026年3月31日   第36期連結会計年度2025年4月1日~2026年3月31日 売上高   958,569   773,541   1,370,020   1,359,886   4,462,016 売上総利益   502,788   358,748   789,436   756,365   2,407,337 ニ.市場規模の縮小傾向について (和装事業) 呉服業界におきましては、産地工房の職人等作り手の高齢化、消費者のライフスタイルの変化等の影響により市場の縮小傾向にあります。 当社グループは、きものの着方教室において、単にきものの着方を教えるだけでなく、きものを着て名所にお出掛けする等のイベントの開催を通じきものを着る機会の提供、きものを着ることの楽しさを感じていただくなど、きものファン拡大に努める等、潜在的なニーズの掘り起こしを行うことで、新たな需要の創出及び事業拡大に努めてまいりました。今後は、きもの好きが集まるファンコミュニティサイト「いち瑠の放課後」の運営、リユースショップ開店等による全国のリユース顧客への情報発信、店舗のない地域での販売会開催、レンタル安全補償など新商品(補償)の開発・販売、振袖ご成約者に対する家族写真の提案強化によるお母様への訪問着レンタル推進、ならびにSPA(製造小売)の強化・拡大などに取り組んでまいります。これらの施策を通じて、消費者の嗜好の移り変わりを迅速に商品に反映させるとともに、かつ、より価格競争力のある商品を提供することで、さらなる事業拡大に努めてまいります。 しかしながら、市場規模の縮小傾向が更に続いた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (ウエディング事業) ウエディング業界におきましては、挙式・披露宴をしない「ナシ婚」や招待客数を絞り込んだ「少人数結婚」が広がっており、市場規模拡大という点においてはマイナスに作用する傾向にあります。 当社グループでは、本物志向にこだわった施設(建築技法や材質、調度品や美術品等)と専門的なサービスの内製化(料理、装花、美容、自社スタジオによる写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発等)による高品質かつきめ細かなサービスの提供、また婚礼トレンドやマーケット変化に対して、カジュアル婚礼などのブランドのディフュージョンプラン等を新たに販売するなど、結婚式場の運営により需要の喚起及び事業の拡大に努めております。 しかしながら、市場規模の縮小傾向が更に続いた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ホ.少子化問題について (和装事業) 当社グループは、1981年をピークに低迷しているといわれている呉服業界に属しながら、販売チャネルの拡大及び出店戦略により着実に事業を拡大させてまいりました。 しかしながら、当社グループが取り扱う振袖につきましては、主要顧客は成人式前の女性に絞られていることから、今後、少子化の影響に伴って、対象年齢以下の人口が減少した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (ウエディング事業) 総務省「国勢調査」及び「国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口」によりますと、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口は減少傾向にあると予測されております。また厚生労働省「令和6年(2024年)人口動態統計」によりますと2024年1年間における婚姻組数は約48万組と、前年と比べ約3万組減少しております。今後も結婚適齢期といわれる人口及び婚姻組数が減少した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 へ.競合について (和装事業) 呉服業界は、縮小しているきもの市場の環境下において企業淘汰が顕著な業界であります。このような状況の中、当社グループは、幅広い販売チャネル網を活用し、振袖の納品から成人式当日に至るまでの間、着付け、撮影等のサポート体制を確立し、顧客ニーズにマッチした商品やサービスの創出・提供により、競争力を高め、顧客満足度の向上を図り競合他社との差別化を実現することで事業を拡大してまいりました。 しかしながら、今後競合他社が当社グループのサービス等を模倣、追随し、当社グループの特徴が標準的なものとなり差別化が難しくなる場合、また、競合他社が低価格を前面に打ち出した営業を展開した等の場合、結果として当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (ウエディング事業) 当社グループのウエディング事業は、英国風のチャペル挙式及びハウスウエディングをコンセプトにした「キャメロットヒルズ」「グラストニア」「ネオス・ミラベル」「嘉美麓徳高端婚礼会館 大寧店」「嘉美麗徳高端婚礼会館 虹橋店」並びに「和魂洋才」をコンセプトにした「百花籠」を運営しております。 本物志向にこだわった施設(建築技法や材質、調度品や美術品等)と専門的なサービスの内製化(料理、装花、美容、写真撮影、アルバム等フォト製品の企画・開発)により、高品質かつきめ細かなサービス等の提供をモットーとした結婚式場の運営により事業を拡大してまいりました。 しかしながら、今後当社グループが運営する式場と同一商圏に競合他社が参入又は異業種からウエディング事業に新規参入するなど、他社との競合状況が激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ト.ブランドイメージの毀損について 当社グループの和装事業において、呉服・振袖等きもの全般を扱う「一蔵」、主に振袖を扱う「オンディーヌ」など購買層、集客チャネル別にブランドを展開しております。また、ウエディング事業においては、本物志向にこだわった施設と専門的なサービスの内製化により、高品質かつきめ細やかな婚礼サービスの提供をしております。 当社グループでは顧客からクレーム等を受けた場合、各事業本部及び総務部法務課等関連部門が連携し適切に対応できる体制となっております。 しかしながら、当社グループの商品・サービスに対し否定的な風評が拡大しブランドイメージの毀損が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 チ.成人の年齢引き下げについて 2022年4月の民法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたものの、各自治体における成人式開催は20歳を対象とする傾向にありますが、今後成人式のあり方に何らかの大きな変化(受験期を避けるための開催時期の変更、主催者の変更等)が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 リ.グローバル事業展開に関する影響 当社グループは、アジアマーケットにおけるウエディング事業の拡大を目的として、中国上海市に現地法人を設立いたしました。2019年3月に1施設目の結婚式場を開業し、2022年9月に2施設目を開業致しました。グローバル事業におけるリスクに対しては可能な限りのリスクヘッジを講じてはおりますが、競合他社による新たな装備、演出の展開、また予期できない法制度の変化による各種規制や税制・相場制度の変更、政情不安、景気変動などにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 事業内容に関するリスクについて イ.出店について (和装事業) 当社グループでは、出店を成長戦略の一つと捉えております。交通アクセスが良く、人が集まり、当社グループ他店舗や施設と商圏が重ならないエリアを出店予定地域とし、面積や賃借料等の賃貸条件を勘案し出店場所を選定しております。 しかしながら、当社グループの出店条件に合致した物件がなく出店が出来ない場合や、出店が遅れた場合、また出店後に立地・経済環境・競合店状況等に変化が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ロ.加盟店との取引について (和装事業) 当社グループは、直営店又は加盟店を通じて一般顧客に対して呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル等を行っております。 加盟店は当社の販売チャネルの一つとして非常に重要な役割を担っていると認識しております。 当社グループと加盟店との間において、今後も友好的関係を構築・維持できるものと認識しておりますが、何らかの理由による関係悪化等により取引の継続が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ハ.個人情報流出のリスクについて 当社グループは、和装事業として呉服等の販売、振袖等の販売・レンタル、成人式の前撮り写真撮影サービス、成人式当日の着付け及びメイクサービス、きものの着方教室の運営等、並びにウエディング事業として結婚式場の運営等を通じて各種の個人情報を保有しております。 当社グループでは、個人情報の漏洩の防止はもちろん、不適切な利用や改ざん等を防止するため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項の一つと捉えております。個人情報保護規程及び情報システム管理規程を制定し、個人情報を厳格に管理するとともに、全従業員への教育を実施する等、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、外部からの不正アクセスや社内管理体制の瑕疵等により個人情報が外部に流出した場合、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 二.サイバー攻撃や自然災害等に伴う情報システム停止リスク 当社グループでは、販売管理等の基幹システムを含む各種情報システムを利用しており、日常的な業務遂行や経営管理の一部をこれらシステムに依存しております。 近年、巧妙化・多様化するサイバー攻撃(不正アクセス、ランサムウェア感染等)や、地震、風水害等の自然災害、停電などにより、情報システムが長期にわたり停止する可能性があります。 特に、サイバー攻撃等により基幹システムに深刻な障害が発生した場合、業務プロセスの遅延、復旧や代替手段の確保に伴う追加コストの発生、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、セキュリティ対策の強化、システムのバックアップデータの遠隔地保管、障害発生時の復旧手順を定めた事業継続計画の整備等に取り組んでおりますが、これらの対策をもってしても、上記リスクを完全に排除できるものではありません。 ホ.差入保証金について 当社グループは、賃借により出店を行うことを基本方針としており、土地・施設の賃借に際して家主に差入保証金を差し入れております。差入保証金は、概ね賃貸借契約終了をもって当社グループに返還されるものでありますが、家主のその後の財政状態によって回収が困難となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 へ.有利子負債依存度が高いことについて 当社グループは、これまで新規出店にかかる設備投資等を、金融機関からの借入等により調達してまいりました。有利子負債残高、有利子負債依存度及び支払利息は下表のとおりであります。 今後は、営業活動によるキャッシュ・フローの拡大から生み出される余剰資金等により、有利子負債依存度の改善を進め、財務体質の強化に努める方針ではありますが、新たな設備投資等に伴う金融機関からの借入の増加や、金融情勢の変動により金利が大幅に上昇した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 第36期連結会計年度末2026年3月31日現在 有利子負債残高(千円)(注)1   4,537,547 有利子負債依存度(%)(注)2   25.8 支払利息(千円)   51,101 (注) 1.有利子負債残高は、金融機関からの短期及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)、リース債務及び長期リース債務の合計であります。 2.有利子負債依存度は、有利子負債残高を総資産で除した数値を記載しております。 ト.固定資産の減損について 当社グループは、保有する固定資産に対して「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。今後、店舗や式場等の収益性やキャッシュ・フローの状況が悪化したり、保有資産の市場価格が著しく下落したこと等により、減損処理が必要になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 会社組織のリスクについて イ.特定人物への依存について 当社グループの代表取締役社長である河端義彦は、当社グループの創業者であり、創業以来当社の代表取締役社長として、経営方針及び事業戦略を決定するとともに、新規ビジネスの開拓及びビジネスモデルの構築から事業化に至るまでの過程において重要な役割を果たしております。 当社グループは、権限の委譲や人材の育成、取締役会等において役員及び従業員の情報共有を図ることで、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めております。 しかしながら、何らかの理由により同氏の業務遂行が困難になった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ロ.人材の確保、育成について 当社グループは、事業規模の拡大による業務量の増加に伴い、人材の確保・育成は重要な経営課題であると認識しており、定期採用も中途採用も積極的に行うと同時に、社内研修等により人材育成の充実に努めております。 しかしながら、いずれも継続的な人材の確保を保証するものではなく、適切な人材を十分確保できなかった場合には、当社グループの事業拡大が制約を受ける可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。加えて、店舗人員の退職者が一時的に多数発生した場合は、当社グループの営業力が低下し、当社グループの事業拡大が制約を受け、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ハ.内部管理体制 当社グループは、当社グループの事業展開や成長を支えるため、今後も内部管理体制の一層の充実・強化を図っていく方針でありますが、事業の拡大及び人員の増加に対して適時適切な組織的対応ができなかった場合、事業展開に影響が出る等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 各種法規制について イ.食品衛生法 ウエディング事業は、「食品衛生法」等の規制を受けており、管轄保健所から営業許可を取得しております。衛生面に関しましては、各セクションに食品衛生管理者を選任し、細心の注意を払い営業しております。しかし、食中毒等が発生した場合は、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ロ.労働法 2019年に施行された働き方改革関連法をはじめ、労働法関連の強化が進む中、当社では研修強化や管理体制構築により法令遵守を徹底しておりますが、万が一これらの規制を遵守出来ないときは罰則等を受け、社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ハ.不当景品類及び不当表示防止法 当社グループは、カタログ等の広告物を制作するに当たり「不当景品類及び不当表示防止法」及びその後改正された法律並びに関係法令等の規制を受けております。当社グループでは社員教育の実施や管理体制の構築等により当該諸法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、これらの規制を遵守できなかった場合は、措置命令を受け、社会的信用の失墜により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後新たな法令等の制定、既存法令等の解釈変更等による広告業界の自主ルールの整備や強化等がなされ事業が制約を受けることになった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ニ.当社事業の販売及びサービスに関する法的規制について 当社グループは、電話販促や通信販売を行うことによる「特定商取引に関する法律」の規制、店舗販売員による販売勧誘を行うことによる「消費者契約法」の規制及び個人消費者保護の観点から制定された各種法令の規制を受けております。当社グループでは社員教育の実施や管理体制の構築等により当該諸法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、これらの規制を遵守できなかった場合は、行政処分の対象となることがあり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、将来において、これらの法令等の改正又は新たな法令等が制定され、当社グループが適切に対応できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 上場廃止のリスクについて 当社グループは、2026年3月末時点における東京証券取引所スタンダード市場の上場維持基準への適合状況について、流通株式時価総額が基準に適合せず、2026年4月1日より改善期間に入っております。2027年3月末までに適合しない場合には、監理銘柄・整理銘柄(原則として6か月)に指定後、2027年10月1日に上場廃止となります。 今回不適合となった流通株式時価総額の上場維持基準を充たすために、2027年3月31日までを改善期間とする上場維持基準への適合に向けた各種取組を進めてまいります。 取り組みの詳細は、2026年6月下旬に公表予定です。 ⑥ その他 自然災害について 当社グループは、一定の集客が見込める全国主要都市のオフィスビルやショッピングセンター等に店舗を構え事業を展開しておりますが、これらの地域において予測不能な地震、風水害等の自然災害が発生し、本社及び各店舗に影響が生じ業務を停止せざるを得ない状況や、建物や設備が損傷しその修復に多大な費用が必要となった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,343字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で米国の通商政策の影響に加え、エネルギー価格および原材料価格の高止まりに伴う物価上昇や、それによる消費者の節約志向の高まりなどから、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループにおきましては、「日本文化をもっと身近にする」、「私たちのおもてなしを世界に広げる」、「世の中を楽しく変えていく」の経営理念のもと、組織構造の効率化によるコスト削減と、顧客拡大による安定収益の確保に努めてまいりました。 (和装事業) 和装事業におきましては、運営体制を一元化し業務運営の効率化とコスト体質の改善を図るため、JTS事業本部とオンディーヌ事業本部を「和装事業本部」に統合いたしました。2025年10月には「伝統×革新」をテーマとした新ブランド「one&only Grace」を発表し、振袖の新たなスタイル提案を行ったほか、2025年11月には当期で5回目となるきものコンテスト「Universal Kimono Award 2025」を幕張メッセにて開催するなど、きもの文化の発信に努めてまいりました。また、重点施策として取り組んでまいりましたプライベートブランド商品が好調に推移したこと、事業部統合による人的資源の重点配置等により、当連結会計年度における受注は堅調に推移いたしました。一方で、振袖の購買層が高校生を中心とした若年層へとシフトしたことに伴い、顧客ニーズが「購入」から「レンタル」へ移行し、当初の想定を上回ってレンタル比率が上昇いたしました。これにより、売上がレンタルの契約期間にわたり按分されることとなりました。これらの結果、和装事業の売上高は14,984,306千円(前期比1.9%減)、セグメント利益は764,998千円(前期比24.6%減)となりました。 なお、当連結会計年度末の受注残高は、5,962,026千円(前連結会計年度末比15.9%増)となっております。 (ウエディング事業) ウエディング事業におきましては、国内では、WEB広告やSNSによる情報発信の強化による集客力・成約率の向上、およびコスト削減による利益率の向上に取り組んでまいりました。また、式場で各種イベントを開催することにより将来の顧客接点の拡大を図ることにも努めてまいりました。これらの結果、国内のセグメント利益は前連結会計年度を上回る結果となりました。一方、中国におきましては、景気動向の影響および若年層の消費マインドの低下等により結婚式需要が低迷し施行組数が減少いたしました。さらに、価格競争の激化も相まって、1組当たりの施行単価が減少し、中国の売上高、セグメント利益共に前連結会計年度を下回る結果となりました。これらの結果、ウエディング事業の売上高は4,462,016千円(前期比4.3%減)、セグメント損失は154,770千円となりました。 なお、当連結会計年度末の受注残組数は、917組(前連結会計年度末比0.3%減)となっております。 (全社) 上記の結果、当連結会計年度の業績は、売上高19,446,323千円(前期比2.4%減)、営業損失129,975千円(前期は営業利益123,353千円)、経常損失85,385千円(前期は経常利益105,507千円)、また、中国子会社において固定資産の減損損失を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は1,441,014千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失96,945千円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は1,304,097千円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は1,291,704千円となりました。これは主に税金等調整前当期純損失1,333,415千円、固定資産売却益176,809千円があった一方で、減価償却費575,150千円、減損損失1,306,524千円、前受金の増加額850,138千円があったことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果増加した資金は528,510千円となりました。これは主に定期預金の預入による支出1,515,216千円、固定資産の取得による支出326,598千円があった一方で、定期預金の払戻による収入1,318,926千円、固定資産の売却による収入1,035,595千円があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,548,920千円となりました。これは主に長期借入れによる収入100,000千円があった一方で、短期借入金の純減少額860,000千円、長期借入金の返済による支出692,735千円、配当金の支払額77,187千円があったことによります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当社グループでは生産活動を行っていないため、生産実績の記載を省略しております。 ロ.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 和装事業   (千円)   3,090,820   92.5 ウエディング事業  (千円)   878,511   93.9 合計     (千円)   3,969,331   92.8 (注) 1.セグメント間の取引については内部振替後の数値によっております。 2.和装事業の仕入実績額には、レンタル商品勘定に振替計上した467,470千円が含まれております。 3.ウエディング事業の仕入実績額には、レンタル商品勘定に振替計上した19,592千円が含まれております。 ハ.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 ① 和装事業 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 15,827,736   103.2   5,962,026   115.9 (注) 売上高の計上につきましては、受注後、仕立てを行うため、受注から1~3ヶ月前後のタイムラグがあります。 ② ウエディング事業 当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 受注件数(件)   前年同期比(%)   受注件数残高(件)   前年同期比(%) 1,379   102.1   917   99.7 (注) ウエディング事業につきましては、挙式施行後に金額が確定するため、ご成約の申込金をお預りしている件数(受注件数)を表示しております。 ニ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 和装事業  (千円)   14,984,306   98.1 ウエディング事業  (千円)   4,462,016   95.7 合計 (千円)   19,446,323   97.6 (注) セグメント間の取引については内部振替後の数値によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを用いております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末における総資産は17,593,584千円(前連結会計年度末比12.0%減)となりました。 流動資産の残高は10,493,220千円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。これは主に売掛金が81,509千円、商品が72,399千円、仕掛品が71,814千円減少した一方で、現金及び預金が522,089千円増加したことによります。 固定資産の残高は7,100,364千円(前連結会計年度末比26.9%減)となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)が1,617,991千円、土地が456,669千円、建設仮勘定が362,661千円、敷金及び保証金が67,738千円、繰延税金資産が63,648千円減少したことによります。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債は14,881,124千円(前連結会計年度末比4.8%減)となりました。 流動負債の残高は12,653,970千円(前連結会計年度末比1.5%減)となりました。これは主に前受金が853,252千円増加した一方で、短期借入金が860,000千円、1年内返済予定の長期借入金が84,721千円、その他が30,495千円減少したことによります。 固定負債の残高は2,227,153千円(前連結会計年度末比20.0%減)となりました。これは主に長期借入金が508,014千円減少したことによります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産は2,712,460千円(前連結会計年度末比38.0%減)となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失1,441,014千円を計上したこと、為替換算調整勘定が151,815千円減少したこと、配当金77,191千円を支払ったことによります。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、19,446,323千円(前期比2.4%減)となりました。 和装事業に関しましては、「レンタル」の受注比率増加の影響により14,984,306千円(前期比1.9%減)となり、ウエディング事業に関しましては、中国において、前期に比べ施行組数および施行単価が減少したことにより4,462,016千円(前期比4.3%減)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、12,284,845千円(前期比2.7%減)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業損失は、129,975千円となりました。 給与手当3,105,617千円、広告宣伝費2,746,147千円、地代家賃1,538,403千円、減価償却費574,157千円などを計上したことなどによります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常損失は、85,385千円となりました。 営業外収益として為替差益109,425千円、営業外費用として支払利息51,101千円を計上したことなどによります。 (税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における税金等調整前当期純損失は、1,333,415千円となりました。 特別利益として固定資産売却益176,809千円、特別損失として減損損失1,306,524千円、貸倒引当金繰入額73,480千円を計上したことなどによります。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は、1,441,014千円となりました。 法人税等調整額63,479千円を計上したことなどによります。 ハ.キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 (3) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、和装事業における新規出店及び店舗改装に関わる有形固定資産投資及びウエディング事業における式場開設及び式場改装に関わる有形固定資産投資であります。 運転資金及び設備投資資金につきましては、内部留保金を超える資金を金融機関からの借入金により資金調達をすることとしております。なお、当期末の有利子負債残高は、4,537,547千円となりました。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境の変化や組織体制の整備等、様々なリスク要因が当社の成長や経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは、常に市場の動向等に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保並びに育成し、顧客ニーズにマッチした商品やサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因の低減を図ってまいります。 (5) 経営戦略の現状と見通しについて 当社グループは、和装事業については出店、催事、きものを着て楽しむイベントの開催及び着方教室の運営等により、また、ウエディング事業については本物志向のファシリティと専門的なサービスの内製化及び新サービスの提供等により、持続的な成長、企業価値の向上に努めてまいります。詳細につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 (6) 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営陣は、現在の事業環境並びに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善な経営戦略の立案、施策の実施に努めております。当社グループが今後も持続的に成長するためには、事業規模の拡大に合わせて適時に人材拡充を進めると同時に、組織体制の整備を進めていくことが重要であると認識しております。このため、当社グループの出店計画に必要な人材を適時に採用すると同時に、将来の成長に対応した採用及び教育研修制度の拡充、新規出店による規模拡大や内部管理体制の強化等の組織整備を進めていく方針であります。

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開示資料

出典

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