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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

CRGホールディングス

CRG HOLDINGS CO.,LTD.7041 · Growth · サービス業

人材派遣・紹介を軸に、金融や通訳翻訳まで手掛けるHR複合企業。幅広い職種領域への人材供給で、顧客企業の多様なニーズに応える。

概要

CRGホールディングスは、人材派遣・紹介を中核とする総合人材サービス企業である。コールセンター派遣、製造請負、障がい者雇用支援、通訳翻訳、ITエンジニア派遣など幅広いHR関連事業を展開するほか、事業者向け金融やM&A仲介を行うフィナンシャル事業も手がける。2018年10月に東証マザーズ(現グロース)に上場。2025年9月期の連結売上高は164億円、従業員数は510名。持株会社体制のもと、子会社の統合・再編を積極的に進めている。

HR関連事業とフィナンシャル事業の二本柱

CRGホールディングスの事業は、HR関連事業とフィナンシャル事業の2セグメントで構成される。HR関連事業が売上高の大部分を占め、2025年9月期の同事業売上は158億円(全体の96.4%)。主力は人材派遣であり、ホワイトカラー(コールセンター・事務)、ブルーカラー(製造・物流)、オレンジカラー(販売促進)、エンジニア(IT・技術)の4領域に分かれる。フィナンシャル事業は売上高6億円と小規模だが、セグメント利益は2億円と高収益である。同事業では事業者向け貸付とM&A仲介・投資を行い、グループの成長資金供給とリスク分散を担う。

子会社再編で生まれた中核会社「ミライル」

2024年10月、グループは人材派遣3社(キャスティングロード、CRドットアイ、ジョブス)を吸収合併し、株式会社ミライルを発足させた。ミライルはグループHR事業のほぼ全てを担う中核子会社であり、登録スタッフ基盤と独自の基幹システム「C3」を活用した迅速なマッチングを強みとする。合併により、職種や地域のクロスセル強化、共通費用の効率化、成長事業への経営資源集中を図った。また、子会社プロテクス(製造請負)、パレット(障がい者支援)、オシエテ(通訳翻訳・宿泊管理)もHR関連に含まれ、多様な人材サービスを提供している。

全国4拠点と海外人材活用で広がる製造請負

子会社プロテクスは、ペットフード・ペット衛生用品などの製造請負を主力とする。兵庫県、埼玉県、静岡県、香川県の国内4拠点で、ラインオペレーターやフォークリフト業務、SP倉庫運営、輸送業務を請け負う。クライアントの生産計画に基づき、現場改善提案も行い強固な関係を構築。近年はベトナムなどの外国人材を受け入れ、技術習得後にクライアントの海外拠点で業務を受注することも視野に入れる。製造請負の収益は堅調で、グループの安定収益源となっている。

通訳翻訳から宿泊管理へ事業多角化

子会社オシエテは、35言語以上に対応する2,000名超の通訳者が登録されたオンラインマッチングサイトを運営。遠隔通訳サービスを法人向けに提供するほか、インバウンド需要の高まりを受け、外国人観光客向け宿泊管理事業に参入した。2024年には東急不動産ホールディングス子会社のReINNと業務提携し、民泊運営代行サービスを拡大。宿泊管理はグループの新たな成長領域として位置づけられ、HR事業とのシナジーも期待されている。

業界の中での役割は人材サービス企業。ホワイトカラーからブルーカラー、オレンジカラー、エンジニアまで幅広い職種に対応し、派遣・紹介・請負を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
164億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.8%
純利益
2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
HR関連事業158億円96.3%2億円1.3%
フィナンシャル事業6億円3.7%2億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ホワイトカラー(オフィスワーク)主力

コールセンター業務を中心に、一般事務・営業事務・受付・秘書などの管理・事務部門向けに人材派遣・紹介を提供。金融・教育等の専門知識が必要な領域に強みを持ち、SVとオペレーターをセットで配置するユニット型派遣により定着率向上や現場運営効率化に貢献。CXOから課長職までのハイキャリア人材紹介も行う。

主な製品・サービス1
オフィスワークサポート事業
コールセンター業務(テレマーケティング含む)や事務職を中心とした人材派遣・紹介サービス。ユニット型派遣により高付加価値なサービスを提供。

02ブルーカラー(製造・物流)主力

製造業・物流業を中心に、組立、検品、仕分け、フォークリフト運転、倉庫内軽作業などに対応。短期・単発から長期案件、請負方式まで柔軟に対応し、全国的ネットワークと登録スタッフ基盤を活かして繁忙期やスポット需要に迅速に対応。

主な製品・サービス1
ワークス事業
製造・物流分野向けの人材派遣・請負サービス。組立、検品、仕分け、フォークリフト運転などの業務をカバー。

03オレンジカラー(販売・営業)準主力

小売・通信・金融等の分野において、販売促進、接客、イベント運営、販路開拓などの営業・販売領域に人材を提供。クレジットカードや通信商品の販促業務に加え、イベント企画・集客・運営まで対応し、顧客の売上向上を支援。

主な製品・サービス1
セールスサポート事業
小売・通信・金融向けの販売促進・接客・イベント運営などを行う人材サービス。

04IT・エンジニアリング準主力

ITスキルを持つ人材の派遣や紹介を提供。要件定義・設計などの上流工程から開発・保守まで対応。RPA技術を活用したロボットの販売代理や、勤怠・労務管理システムの開発・提供も行う。

主な製品・サービス1
エンジニア派遣
IT分野の人材派遣。システム開発の上流工程から保守まで幅広く対応。

05ペット用品製造準主力

ペットフードやペット衛生用品などの製造請負及び付帯業務を提供。取引先メーカーの工場内での製造ライン運営や物流業務、倉庫運営、輸送業務を行い、外部業者でありながら現場改善提案も行うことで強固な関係を構築。

主な製品・サービス1
製造請負・物流業務
ペット用品工場での製造ライン運営やフォークリフト業務などの請負サービス。

06事業者向け金融準主力

事業者向け貸金業として、手形割引や不動産担保融資などを提供。また、グループ相乗効果が見込める企業のM&A、仲介、出資に注力。

主な製品・サービス1
事業者向け融資
手形割引、不動産担保融資など事業者の資金繰りを支援する金融サービス。

07障がい者福祉副次

障がい者の就労支援として、就労移行支援事業を展開。郊外エリアでの一般就労機会を創出し、サテライトオフィス提供による雇用創出も行う。

主な製品・サービス1
就労移行支援事業
障がい者が職業訓練を行い一般就労を目指すサービス。

08通訳・翻訳・宿泊副次

デジタル化に特化した通訳・翻訳プラットフォーム「オシエテ」を運営。35以上の言語に対応する2,000名超の通訳者をオンラインでマッチング。インバウンド需要を受け宿泊管理事業も展開。

主な製品・サービス1
オンライン通訳・翻訳サービス
多言語対応のオンライン通訳・翻訳マッチングプラットフォーム。

製品と技術

コールセンター派遣の「ユニット型派遣」

グループはコールセンター向け人材派遣に強みを持ち、金融・教育などの専門知識を要する分野にも対応する。特徴的なサービスとして「ユニット型派遣」を採用。スーパーバイザーとオペレーターをセットで派遣することで、派遣スタッフの定着率向上や現場運営の効率化を実現し、高付加価値提供につなげている。また、CXOクラスから部長・課長職を対象としたハイキャリア人材紹介も展開し、ミドル・エグゼクティブ層の需要に応える。

基幹システム「C3」とAIマッチング

グループ独自の基幹システム「C3」は、登録スタッフのスキル・希望条件とクライアントの求人要件を高速でマッチングする。システムの継続的な機能向上とAIマッチングの開発により、派遣スタッフの集客力強化とオペレーション効率化を図る。さらにRPA技術を活用したロボットのカスタマイズ販売や、勤怠管理・労務管理システムの設計・開発も手がけ、ITソリューションサービスとして提供している。

ペット関連製品に特化した製造請負

子会社プロテクスは、ペットフードやペット衛生用品などペットケア関連製品の製造請負を主力とする。取引先メーカーの工場内でラインオペレーター業務やフォークリフト作業、SP倉庫運営、輸送業務を担当。兵庫県、埼玉県、静岡県、香川県の4拠点で稼働し、クライアントの生産計画に基づいた安定運用が強み。工場内の人材派遣も併せて行い、近隣製造企業からの請負委託にも柔軟に対応する。

35言語対応のオンライン通訳プラットフォーム

子会社オシエテは、2,000名以上の通訳者が登録されたオンライン通訳・翻訳マッチングプラットフォームを運営。35超の言語に対応し、複数拠点と通訳者を遠隔で結ぶサービスを法人向けに提供。クラウド型のシステムにより即時通訳が可能で、国際会議や商談、医療通訳など多様なシーンで利用される。近年はインバウンド需要を受けて宿泊管理事業も開始し、グループの多角化を牽引している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣特化、収益力低く競合劣後

同社は人材派遣・アウトソーシング事業を主力とする小規模サービス企業。売上高は直近3期で減少傾向にあり、2024年9月期は171億円、営業利益率0.58%と低収益。同業のジンジブやイシンと比較しても売上規模は小さく、業界内でのプレゼンスは限定的。差別化されたサービスや明確な競争優位性が乏しく、同業他社との競合の中で厳しい立場にある。今後の成長には収益性改善と事業の選択と集中が課題。

強み

  • 人材派遣・アウトソーシングに特化し、特定分野での知見を蓄積。
  • 組織が小さく、意思決定が迅速で市場変化への対応が比較的容易。
  • 限られた顧客基盤だが、長期継続取引により一定の安定収入を確保。
  • 低利益率の中で、徹底したコスト管理により赤字を回避。

課題

  • 営業利益率1%未満と低く、事業の持続可能性にリスクあり。
  • 直近3期で売上高が減少しており、成長力に課題。
  • 同業他社と比較して明確な強みや差別化要素に乏しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がCRGホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19253スローガン21億円10.2倍
27077ALiNKインターネット21億円
36074ジェイエスエス21億円8.6倍
46186一蔵21億円
57069サイバー・バズ21億円7.4倍
67041CRGホールディングス20億円51.3倍
79240デリバリーコンサルティング20億円13.8倍
89225ブリッジコンサルティンググループ20億円21.3倍
94679田谷20億円
109557エアークローゼット20億円
116537WASHハウス20億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

茨城県土浦で創業した1993年

CRGホールディングスの起源は、1993年4月に茨城県土浦市で設立された株式会社ジリオンである。同社は人材派遣・紹介業を営み、後のグループ中核会社キャスティングロードの前身となった。設立から約8年後の2001年3月、東京都豊島区に株式会社ジリオンキャリアリンクを設立。2004年10月、同社は商号を株式会社キャスティングロードに変更し、以降グループの中心的な事業会社として成長を遂げる。

子会社設立とグループ体制の整備(2010〜2013年)

2010年6月、キャスティングロードの完全子会社として株式会社CRテレコムを設立。2011年3月には株式会社CRトランスポートを設立し、物流・運送分野に進出。2013年7月、株式会社ICCEソフト(後にCRドットアイ)を子会社化しIT領域を強化。同年10月、新設分割によりCRグループホールディングス株式会社(現CRGホールディングス)を設立し、持株会社体制へ移行した。この時期にグループの事業基盤が整えられた。

商号変更と子会社統合の連続(2014〜2017年)

2014年8月、持株会社は商号をキャスティングロードホールディングスに変更。同年9月、子会社CRトランスポートがCRテレコムを吸収合併し、翌月に株式会社キャスティングロードネクストに商号変更。2016年4月、同社はさらに株式会社イノベーションネクストに改称。2016年10月、持株会社がイノベーションネクストから株式を譲り受け、ジョブスとプロテクスを直接子会社化。2017年6月、持株会社は現商号のCRGホールディングスに変更し、グループの再編を進めた。

東証マザーズ上場とグロース市場移行(2018〜2022年)

2018年10月、CRGホールディングスは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場時の売上高は206億円(2018年9月期)。2019年10月には子会社パレットを設立し、障がい者雇用支援事業に参入。2021年2月にはCRGインベストメントを設立し、M&A・投資機能を強化。2022年4月、東証市場区分の見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。上場後もM&Aや新規事業創出を積極化した。

コロナ禍後の構造改革と業績変動(2020〜2025年)

2020年9月期に売上高201億円と一旦減少した後、2021年9月期は195億円と横ばい。2022年9月期に214億円まで回復したが、主力のコールセンター派遣で大手顧客の需要縮小が続き、2023年9月期は208億円、2024年9月期は171億円と減少した。2025年9月期は164億円、営業利益は3億円と利益率は低調だが、純利益は2億円と黒字転換。収益改善のため、2024年10月に人材派遣3社を合併しミライルを誕生させるなど構造改革を断行した。

M&Aと一部売却で変わるグループ構成(2022〜2025年)

2022年12月、CRGホールディングスは株式会社オシエテの全株式を取得し、通訳翻訳・宿泊管理事業をグループに加えた。2023年11月には子会社ニューライフサポートを設立するが、2025年6月に清算。2024年4月には金融事業会社クレイリッシュを完全子会社化。しかし2025年9月、クレイリッシュの株式を一部売却し、同社を持分法適用関連会社に変更。グループは金融事業を縮小し、HR関連事業に経営資源を集中させる方向へ転換した。

年表35件を開く

1990年代

  • 1993年4月創業茨城県土浦市に株式会社ジリオンを設立

2000年代

  • 2001年3月創業東京都豊島区に株式会社ジリオンキャリアリンクを設立
  • 2004年10月商号変更株式会社ジリオンキャリアリンクが、商号を株式会社キャスティングロードに変更

2010年代

  • 2010年6月M&A株式会社キャスティングロードの完全子会社として、株式会社CRテレコムを設立
  • 2011年3月M&A株式会社キャスティングロードの完全子会社として、株式会社CRトランスポートを設立
  • 2013年7月M&A株式会社キャスティングロードが、一部株式譲受により株式会社ICCEソフトを子会社化
  • 2013年10月創業株式会社キャスティングロードが、新設分割によりCRグループホールディングス株式会社(当社)を設立
  • M&ACRグループホールディングス株式会社が、株式移転により株式会社キャスティングロード及び株式会社CRトランスポートを完全子会社化
  • M&A株式会社キャスティングロードの完全子会社として株式会社CRSサービスを設立、同日、株式会社キャスティングロードからCRグループホールディングス株式会社に株式会社CRSサービスの全株式を譲渡
  • M&A株式会社CRトランスポートの完全子会社として、株式会社ジョブスを設立
  • 商号変更株式会社ICCEソフトが、商号を株式会社CRドットアイに変更
  • M&A株式会社CRドットアイが、株式会社エス・イー・アシストの全株式を取得し完全子会社化
  • 2014年1月M&A株式会社キャスティングロードの完全子会社として、株式会社ラプラスを設立
  • 2014年8月商号変更CRグループホールディングス株式会社が、商号をキャスティングロードホールディングス株式会社に変更
  • 2014年9月M&A株式会社CRトランスポートが、株式会社CRテレコムを吸収合併
  • 2014年10月商号変更株式会社CRトランスポートが、商号を株式会社キャスティングロードネクストに変更
  • 2015年9月M&A株式会社CRドットアイが、株式会社エス・イー・アシストを吸収合併
  • 2015年10月M&A株式会社キャスティングロードネクストの完全子会社として株式会社プロテクス(現連結子会社)を設立
  • 2016年2月M&A株式会社キャスティングロードが、株式会社CRドットアイの全株式を取得し完全子会社化
  • 2016年4月商号変更株式会社キャスティングロードネクストが、商号を株式会社イノベーションネクストに変更
  • 2016年10月M&Aキャスティングロードホールディングス株式会社が、株式会社イノベーションネクストから株式を譲受け、株式会社ジョブス及び株式会社プロテクスを完全子会社化
  • 2016年11月M&A株式会社キャスティングロードが、株式会社ラプラスを吸収合併
  • 2017年6月商号変更キャスティングロードホールディングス株式会社が、商号をCRGホールディングス株式会社に変更
  • 2018年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2019年10月M&ACRGホールディングス株式会社の完全子会社として、株式会社パレットを設立

2020年代

  • 2021年2月CRGホールディングス株式会社の子会社として、CRGインベストメント株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2021年5月M&A株式会社キャスティングロードが、株式会社イノベーションネクストを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年10月M&A株式会社CRSサービスが、株式会社パレットを吸収合併し商号を株式会社パレット(現連結子会社)に変更
  • 2022年12月M&ACRGホールディングス株式会社が、株式会社オシエテ(現連結子会社)の全株式を取得し完全子会社化
  • 2023年11月CRGホールディングス株式会社の子会社として、株式会社ニューライフサポートを設立
  • 2024年4月M&ACRGホールディングス株式会社が、株式会社クレイリッシュの全株式を取得し完全子会社化
  • 2024年10月M&A株式会社CRドットアイが、株式会社キャスティングロード及び株式会社ジョブスを吸収合併し商号を株式会社ミライル(現連結子会社)に変更
  • 2025年6月株式会社ニューライフサポートを清算結了
  • 2025年9月株式会社クレイリッシュの株式を一部売却し持分法適用会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率記載なし
  • 売上高営業利益率記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コールセンター派遣の直接営業強化

    中核のコールセンター派遣では、エンドクライアントへのダイレクトサービス拡大により顧客開拓を図る。女性・シニア層・グローバル人材活用の強化や常用型派遣強化により売上拡大を目指す。

  2. 02

    IT活用による業務効率化とサービス向上

    基幹システム「C3」の機能向上、AIマッチングシステム開発、RPA導入等により、オペレーション効率化とサービスレベル向上を図る。将来的にはAI・RPA導入支援人材の育成・供給にも注力する。

  3. 03

    高付加価値サービスへのシフト

    ユニット型派遣や請負型契約への切り替え、案件スクリーニング強化、ミドル・エグゼクティブ向けハイキャリア人材サービスなど高収益案件に注力し収益性を向上させる。

  4. 04

    製造請負事業の拡大と海外展開

    既存4拠点での請負範囲拡大とペットケア以外の事業拡大を目指す。ベトナム等からの海外人材を受け入れ技術・ノウハウを吸収させ、将来的にはクライアントの海外拠点での業務受注を目指す。

  5. 05

    新規事業への積極参入とM&A活用

    顧客需要に応じた新サービス創出や不動産関連サービス等の新規事業へ積極参入。必要に応じてM&Aも活用し、柔軟かつスピーディーに市場変化に対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で510人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は685万円で、7期前と比べて+20.2%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は8.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年9月418
2019年9月57038.53.8448
2020年9月55938.74.1429
2021年9月54140.35.0394
2022年9月56440.55.5441
2023年9月56640.26.4495
2024年9月61040.97.647721
2025年9月68540.48.551059

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)60.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社他 — 東京都 新宿区1,506百万円
HR関連 事業
本社他 — 東京都 台東区46百万円
HR関連 事業
本社 — 東京都 新宿区24百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ミライル(注)1、7
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プロテクス(注)8
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パレット
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オシエテ(注)1
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    CRGインベストメント 株式会社(注)5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クレイリッシュ(注)4
    埼玉県 さいたま市 · 持分法適用会社
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は164億円営業利益3億円前期と比べると減収増益で、売上が-4.1%、利益が+200.0%。

売上高
-4.1%
164億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
2億円
営業利益率
1.8%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高180億円164億円
営業利益3億円3億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥9¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は42億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−16.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q5511.80
2023年3Q50−1−2.00
2023年4Q46−1
2024年1Q4912.00
2024年2Q4200.00
2024年4Q8000.0−4
2025年2Q8522.41
2025年4Q7911.31
2026年2Q8322.40
2026年3Q4200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年9月期からの12期で、売上は1億円から164億円へ164.0倍に増えた。直近期の営業利益率は1.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社キャスティングロードの完全子会社として、株式会社ラプラスを設立
2014年9月100
株式会社CRドットアイが、株式会社エス・イー・アシストを吸収合併
2015年9月211
株式会社キャスティングロードが、株式会社CRドットアイの全株式を取得し完全子会社化
2016年9月16621
キャスティングロードホールディングス株式会社が、商号をCRGホールディングス株式会社に変更
2017年9月18932
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年9月20663
CRGホールディングス株式会社の完全子会社として、株式会社パレットを設立
2019年9月22243
2020年9月20142
株式会社キャスティングロードが、株式会社イノベーションネクストを吸収合併
2021年9月19553
株式会社CRSサービスが、株式会社パレットを吸収合併し商号を株式会社パレット(現連結子会社)に変更
2022年9月21453
CRGホールディングス株式会社の子会社として、株式会社ニューライフサポートを設立
2023年9月20810
CRGホールディングス株式会社が、株式会社クレイリッシュの全株式を取得し完全子会社化
2024年9月171100.6−4
2025年9月164321.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高164億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%123億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.2%38億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.8%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.7pt
1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.8pt
1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.4pt
5.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年9月期は営業CFが0億円、投資CFが19億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は35億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年9月004014
2017年9月1−13017
2018年9月6−1−4519
2019年9月−1−24−320
2020年9月7−1−5621
2021年9月2−2−2020
2022年9月7−71020
2023年9月4−1113−726
2024年9月−18−1531−3325
2025年9月019−91935

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年9月期の総資産は91億円。このうち返さなくてよい自己資本が29億円で、自己資本比率は32.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年9月109192.8
2015年9月1010095.3
2016年9月3973217.3
2017年9月4593619.4
2018年9月48123625.3
2019年9月54233142.1
2020年9月50252549.3
2021年9月51282354.1
2022年9月58312752.8
2023年9月72314143.1
2024年9月1332810520.8
2025年9月91296132.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
35
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中58位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中473位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥356で、1年前と比べて+1.0%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥356+0.6%1ヶ月+2.0%1年+1.0%時価総額20億円
過去52週の値幅
安値¥240高値¥398

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)51.3倍
PER (会社予想)19.7倍
PBR0.67倍
配当利回り2.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価347円は25日線(309円)を大きく上回り、75日線(297円)も突破。週足では急騰後、高値圏で揉み合い。52週高値398円に迫る。出来高は7月上旬に急増したが、直近は落ち着いている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9いまの株価に対する利回りは2.53%。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
2.53%
いまの株価に対して
配当性向
23.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,261人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.5%を占め、残る68.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他57.158.058.764.667.463.5
事業法人33.033.234.733.031.631.4
証券会社4.34.44.61.60.34.3
外国法人5.44.21.90.90.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.1
金融機関0.20.20.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01井上 弘27.70
02レッドロック株式会社26.99
03古澤 孝11.54
04株式会社TRM3.60
05水元 公仁2.86
06株式会社SBI証券1.77
07楽天証券株式会社1.46
08加畑 雅之0.81
09小田 康浩0.81
10鈴木 愛美0.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+639%、1株純資産は12期で+293%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2014年9月41342.8
2015年9月81426.0
2016年9月1914313.9
2017年9月4318625.9
2018年9月7225832.2
2019年9月4941315.313.8
2020年9月394529.114.6
2021年9月5650811.79.3
2022年9月525609.89.2
2023年9月85681.462.5
2024年9月−67499
2025年9月285265.412.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
井上弘取締役会長701,539,300
小田康浩代表取締役社長5545,000
三並史典取締役4720,000
半田純也取締役61
吉原直輔取締役72
岡野務常勤監査役5420,000
長井亮輔監査役452,500
島正彦監査役66

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3717124
社外取締役414144
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,653字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社と連結子会社5社、持分法適用関連会社1社、非連結会社1社で構成されており、各社それぞれが特定の業界に特化する形式での事業運営を行うことでサービス品質の向上及び迅速で的確なサービスの提供に取り組んでおりHR関連事業、及びフィナンシャル事業を行っております。 セグメント区分   主な事業内容 HR関連事業   労働者派遣事業有料職業紹介事業製造請負及びその他付帯業務障がい者福祉サービス事業通訳・翻訳事業宿泊管理事業 フィナンシャル事業   事業者向け金融業M&A・投資・仲介事業 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しております。これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1) HR関連事業 ① 株式会社ミライル 株式会社ミライルは、当社グループの中核を担う事業会社であり、ホワイトカラー領域、ブルーカラー領域、オレンジカラー領域およびエンジニア領域まで幅広い分野に人材サービスを提供しております。全国規模の登録スタッフ基盤と、当社グループが独自に開発した基幹システムによる迅速かつ精度の高いマッチング機能を活用し、クライアント企業の多様なニーズに応じた人材派遣、人材紹介及び請負サービスを展開しており、主に以下のようなサービスを提供しております。 a オフィスワークサポート事業(ホワイトカラー領域) ホワイトカラー領域では、コールセンター業務(テレマーケティングを含む)を中心に、一般事務・営業事務・受付・秘書業務等の管理・事務部門に係る人材提供を行っております。 当社は従来より、コールセンター向け派遣に強みを有しており、金融・教育等の専門知識を必要とする領域への派遣も多数行っております。また、「ユニット型派遣」により、スーパーバイザーとオペレーターをセットで配置することで、派遣スタッフの定着率向上、現場運営の効率化及び追加受注機会の創出など、クライアント企業へ高付加価値サービスを提供しております。 さらに、CXOクラスから部長・課長職に至るミドル・エグゼクティブ層を対象としたハイキャリア人材紹介サービスも展開しており、企業の経営課題・組織課題の解決に寄与しております。 b ワークス事業(ブルーカラー領域) ブルーカラー領域では、製造業・物流業を中心に、組立、検品、仕分け、フォークリフト運転、ラベル貼付、倉庫内軽作業、事務所移転補助等の業務に対応しております。短期・単発から長期案件、さらには請負方式まで柔軟に対応可能であり、多数の登録スタッフ基盤と全国ネットワークを活かし、繁忙期やスポット需要にも迅速に応じる体制を構築しております。 c セールスサポート事業(オレンジカラー領域) オレンジカラー領域では、小売・通信・金融等の分野において、販売促進、接客、イベント運営、販路開拓等の営業・販売領域に係る人材提供を行っております。クレジットカードや通信商品の販売促進業務に加え、イベント企画・集客・運営まで対応しており、クライアントの売上向上及びブランド価値向上を支援しております。 d エンジニア領域(IT・技術サービス) エンジニア領域では、ITに関する様々なスキルや実績を持つ幅広い年齢層の人材を提供するエンジニア派遣事業を行っております。要件定義や設計などの上流から、システム開発や保守に至るまで様々な工程に対応しております。 さらに、RPA技術を活用したロボットをクライアントのニーズに合わせカスタマイズのうえ、販売代理、また、勤怠管理・労務管理システムを中心としたシステム設計・開発及び提供を行っております。 ② 株式会社プロテクス 株式会社プロテクスは、主に取引先メーカー及びその関連会社からのペットフード、ペット衛生用品等ペット関連製品の製造請負及びその他付帯業務を行っております。取引先メーカー及びその関連会社の工場及び取引先のOEM先である国内4拠点(兵庫県、埼玉県、静岡県、香川県)において、工場内製造請負(製造ラインオペレーター等)、工場内物流業務(フォークリフト業務等)、自社でSP倉庫(注)運営業務(保管貨物の入出庫管理等)、輸送業務を行っております。 基本的に、取引先メーカーの生産計画に基づいた業務となりますが、外部業者の位置付けでありながら、現場の改善活動等に係る提案も行っております。取引先のニーズに幅広く対応することで、強固なリレーションを構築しております。 また、工場内での人材活用などの培ったノウハウを活用した人材派遣も行っており、製造業を営む近隣企業向けの派遣から請負委託までの幅広い需要に対し柔軟に対応しております。 (注) ストックポイント倉庫の略。配送のための一時保管を主とする物流の中継拠点。 ③ 株式会社パレット 株式会社パレットは、一般就労の機会が少ない郊外エリアにおいて、障がいをお持ちの方が職業訓練を行う就労移行支援事業を展開しております。また、雇用環境を整備し、地方において新たな雇用を創出するサテライトオフィスの提供を行っております。 ④ 株式会社オシエテ 株式会社オシエテは、デジタル化・オンライン化に特化した通訳・翻訳サービスのプラットフォームを主として営んでおります。35超の言語に対応可能な2,000名を超える通訳者が登録された通訳・翻訳サービスのマッチングサイトにて、顧客の複数拠点と通訳者をオンラインで結ぶサービスを展開しております。また、近年のインバウンド需要の高まりを受けて、外国人観光客向けの宿泊管理事業も行っております。 (2) フィナンシャル事業 ① 株式会社クレイリッシュ 株式会社クレイリッシュは、主として事業者向けの貸金業を営んでおり、資金繰りを支える手形割引、不動産担保融資等の様々なニーズに対応したサービスを展開しております。 なお、株式会社クレイリッシュは、2025年9月30日付で一部株式を売却したことに伴い、連結子会社から持分法適用会社に変更しております。 ② CRGインベストメント株式会社 CRGインベストメント株式会社は、当社グループとの相乗効果が見込まれる企業のM&A、M&A仲介、出資に注力しており、金融機関やM&A仲介会社との関係性を強化しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題5,630字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (経営方針) 当社グループでは、「成長を愉しもう。」という基本理念を策定しております。この基本理念には、次のような願いが込められています。 ・人も企業も、持続的に成長するには、何よりも成長を愉しむことが大切。 ・新しいことに挑戦することで、成長できる。 ・自分自身の成長を愉しめるから、また成長したくなる。 当社グループでは、一人ひとりが成長を愉しみながら、やりがいをもって働ける舞台をつくることで関わるすべての人を大切にし、誰もがいきいきと働ける社会の実現を目指します。 なお、当社の商号であるCRGホールディングス株式会社に込められた意味は、「ステークホルダーとのコミュニケーションを図り(Communication)、関係性を構築し(Relation)、共に成長をしていく(Growing)」ことを、それぞれの頭文字であるCRGによって表現しており、共に手を携えて、より大きな組織、より理想とするカタチを作り上げていこうという想いが込められています。 (経営環境) 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境に改善が見られ、政府による各種政策の効果もあり国内景気は緩やかな回復傾向にて推移しました。一方、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響やアメリカの通商政策の影響など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクがあり、先行きは不透明な状況が続いております。また、物価上昇の継続、金融資本市場の変動等の影響には十分注視する必要があります。 当社グループが属する人材サービス業界におきましては、2025年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.20倍とコロナ前水準ほど人材需給は逼迫しておらず、完全失業率(季節調整値)は2.6%で前期末と概ね同水準となりました。 このような市場環境のもと、当社グループにおきましては、様々な業界・業種への人材派遣・紹介を行うヒューマンリソースサービス、培ったノウハウを活用した採用・事務代行や製造請負等のアウトソーシングサービス、業務のデジタル化・自動化をサポートする IT ソリューションサービス等を展開する総合人材サービス企業です。近年では、これまで以上に期待されているシニア、女性、グローバル人材といった潜在労働力の活用促進や、障がいをお持ちの方の雇用機会の創出や処遇の確保・改善にも注力しております。また、当社グループが提供するサービスや経営資源との相乗効果を見据え、民泊運営代行を主軸とした不動産関連サービスの提供も開始しております。 当連結会計年度におきましては、派遣先職種やサービス内容の拡充によるクロスセルの強化及び事業リスクの分散、成長事業への経営資源配分の最適化、派遣スタッフの集客力強化、共通費用の効率化を推し進めることを目的に、当社グループの人材派遣3社を合併し総合人材サービス企業「株式会社ミライル」として事業を開始いたしました。また、障がい者雇用支援サービスの充実に伴う新規顧客の獲得や製造業の本格的な稼働による業容の拡大に努めてまいりました。さらに、完全子会社である株式会社オシエテにおいては、近年のインバウンド需要の高まりを受けて、外国人観光客向けの宿泊管理事業に参入し、東急不動産ホールディングス株式会社の子会社であるReINN株式会社との間で、業務提携契約を締結いたしました。本業務提携により、両社の知見及びネットワークその他の経営資源を相互に有効活用し、サービス提供範囲の拡大と収益基盤の強化に取り組んでまいりました。 業績面につきましては、主力の人材派遣業において物流・製造向け人材派遣は堅調に推移した一方、コールセンター向け人材派遣における大手顧客の派遣需要の縮小傾向が続いており、売上高・営業利益を押し下げる結果となりました。 (経営戦略) (1) HR関連事業 ① 人材派遣紹介事業 中核事業であるコールセンター派遣においては、コールセンターのユーザーであるエンド・クライアント企業へのダイレクト・サービス拡大により、顧客開拓を図ってまいります。また、注力分野である女性・シニア層・グローバル人材活用を強化するほか、常用型派遣の強化により高スキルを要する職種への派遣にて売上高の拡大を図ってまいります。 基幹システム「C3」の機能向上、AIによるマッチングシステムの開発、RPAによる事務作業効率化等のIT活用により、サービスレベルの向上やオペレーションの更なる効率化を図ってまいります。 スーパーバイザーとオペレーターをセットで派遣する「ユニット型派遣」に加え、請負型契約への切り替え、クライアントが希望する派遣人数をコミットメントすることで優先的に案件獲得をすること等により、サービスの高付加価値化に取り組んでまいります。また、派遣スタッフのキャリアアップ制度利用を推進することによって付加価値の高い人材提供を図るほか、将来的にはAI、RPAの導入をサポートできる人材の育成・供給にも注力することにより、請求単価の向上を図ってまいります。 案件スクリーニングの強化、優良案件が見込める企業におけるシェアの拡大、ミドル・エグゼクティブ層のハイキャリア人材サービス等、高収益案件へこれまで以上に注力することで、一層の収益性向上を図ってまいります。 ② 製造請負事業 生産性・作業品質・提案力を持続的に向上させることで、高い顧客満足・評価を獲得し、クライアントとの関係を深化させることで業務拡大につなげます。 具体的には、国内既存4拠点における請負業務範囲の拡大に加え、ペットケア関連製品の製造請負以外の事業拡大を企図し、将来的にはクライアントの国内全拠点への展開を目指します。 更に、ベトナム等からの海外人材を国内取引先で受入、経験を積ませることで、同海外人材に技術・ノウハウを吸収させ、将来は同人材を活用し、クライアントの海外拠点での業務受注を目指してまいります。 ③ RPA事業、システムソリューション事業、IT関連事業 人事、労務領域を効率化するための受託開発を主軸とし、具体的にはAI、OCRを活用したRPAソリューション、勤怠ソリューション分野に注力してまいります。 RPAソリューションにおいては、人員不足による長時間労働といった課題を抱えるあらゆる業種のクライアントに対し、AI、OCRを活用した業務の自動化・効率化ソリューションを積極的に提案し、既存クライアントの課題解決策を提供しながら、顧客基盤を拡大してまいります。 ④ 障がい者福祉サービス事業 提案力を持続的に向上させることによる新規顧客の獲得に注力してまいります。また地元の福祉サービス企業との連携を図り、就労前の自立訓練から就労移行支援、就労後の定着支援まで一気通貫の体制を整え、サービスレベルの向上に努めてまいります。 ⑤ 通訳・翻訳事業 株式会社オシエテにおいて、デジタル化・オンライン化に特化した通訳・翻訳サービスのプラットフォームを主として営んでおります。35超の言語に対応可能な2,000名を超える通訳者が登録された通訳・翻訳サービスのマッチングサイトにて、顧客の複数拠点と通訳者をオンラインで結ぶサービスを展開しております。 ⑥ 宿泊管理事業 昨今のインバウンド需要の高まりを受けて、外国人観光客向けの宿泊管理サービスを展開しております。多言語対応可能という独自の強みを活かし、外国人観光客からの問い合わせや宿泊時等のゲスト対応、宿泊物件の予約管理、清掃手配、収益管理等の宿泊施設運営に係る課題解決サービスを提供しております。 (2) フィナンシャル事業 ① 事業者向け金融事業 株式会社クレイリッシュにおいて、資金繰りを支える手形割引や無担保融資、不動産担保融資等様々なニーズに対応したサービスの展開をしております。株式会社クレイリッシュは、2025年9月30日付で一部株式を売却したことに伴い、連結子会社から持分法適用会社に変更しております。 ② M&A・投資・仲介事業 主としてCRGインベストメント株式会社において、当社グループとの相乗効果が見込まれる企業のM&A、M&A仲介、出資に注力しております。金融機関やM&A仲介会社との関係性を強化しております。 (目標とする経営指標) 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上のため、収益力を高めるとともに、経営の効率化を図ってまいります。具体的には、売上高成長率及び売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付けております。 (対処すべき課題) 当社グループが属する人材サービス業界におきましては、我が国の少子高齢化、それに伴う生産年齢人口の減少という社会構造の変化を受け、人手不足がこれまで以上に深刻な問題になることが予想されることから、経営基盤の一層の強化を図り、主力の人材派遣紹介事業における継続的な労働力の提供に加え、業務効率化の支援を行うことを目的に、人材派遣紹介事業にて培ったナレッジを活かした採用支援・BPOなどの各種代行事業や、AI、RPA、OCRを活用したITソリューション事業を行っており、人手不足という大きな課題を解決するためのトータルサポートを提供していくことが重要であると認識しております。 また、近年、潜在労働力として期待されているシニア、女性、グローバル人材の活用や、障がいをお持ちの方の雇用機会の創出や処遇の確保にも注力しております。 当社グループは、上記経営方針及び経営戦略を実現するために、以下の課題に取り組んでまいります。 (1) 派遣スタッフの採用と育成 当社グループは、持続的成長のために、派遣スタッフの採用と育成が重要であると考えております。 人材派遣紹介事業では、専門性を持った派遣スタッフを確保するため、当社グループ内において専門性の高い教育・研修体制の強化を図ってまいります。また、当社グループの事業方針に合致する企業との業務提携等も積極的に実施し、迅速に顧客ニーズに対応できる体制を構築してまいります。 (2) 優秀な人材の確保及び育成 当社グループは、持続的成長のために優秀な人材を採用するとともに、将来を担う人材の育成が必要不可欠であると認識しております。競合企業に負けない組織体制を構築するとともに、顧客ニーズに柔軟に対応できるよう正社員の教育を強化し、提案力やチーム力の向上を図ってまいります。 (3) 収益基盤の拡大 HR関連事業におきましては、全国主要都市に拠点の展開をしておりますが、未開拓地域への進出や、既存拠点のある地域の顧客ニーズに対して、柔軟に対応していくための戦略構築が今後の課題となっております。当社グループといたしましては、積極的にサービス提供地域を拡大していくことで、更なる収益基盤の拡大を図ってまいります。また、人材派遣紹介事業が当社グループの売上の大半を占めておりますが、当該事業に依存しない事業体制を構築するため、それ以外の事業も拡大し多様な収益基盤・事業ポートフォリオの拡充に取り組んでまいります。 フィナンシャル事業におきましては、金利の上昇、為替相場の変動、物価の高騰などの環境変化のもと、貸出金利の適正化を図りつつ優良顧客の獲得に努めてまいります。そのためにも、金融機関との取引拡大に加え、市場からの調達等、調達方法の多様化による財務内容の安定性を高めながら、企業体質の強化を図ってまいります。 (4) 特定取引先への依存に関するリスク軽減 株式会社プロテクスにつきましては、ほぼ取引先メーカー1社及びその関連会社との取引となっており、同社グループとの取引縮小等に伴う事業リスクが存在するため、当該リスクの低減が必要であると認識しております。請負業務範囲の拡大や国内外を含む受注拠点の拡大及び、上記取引先メーカーとのリレーション強化を図る一方、同社との取引を通じて得たナレッジを他社取引に展開し、事業の拡大及び事業リスクの低減を図ってまいります。 (5) IT活用の推進 深刻な人手不足を背景に、当社グループは総合人材サービス企業として、人材だけでなく、生産性向上に向けた省人化施策も提供することが必要であると認識しております。 当社グループでは、ITシステムやRPAを活用した新たなサービスを創出し、顧客企業に価値を提供していくと同時に、AIマッチングシステムやRPA活用による社内オペレーションの効率化によって収益性向上を図ってまいります。 また、人材サービス業界に特化した基幹システムや勤怠管理を自動化するシステムを開発・導入し、業務の効率化に取り組んでおります。当該システムにおいては、スマートフォン上で完結する勤怠報告アプリケーションの導入や、幅広い給与支払い方法に対応する等、派遣スタッフの利便性を向上する各種機能を実装し、満足度向上を図っております。 今後は更に、これらシステムの顧客への提供を推進する他、継続的な機能強化を行い、付加価値向上に努めてまいります。 (6) 新規事業への参入について 当社グループでは、継続的な事業規模拡大のため、積極的に新規事業へ参入していく方針であります。 当社グループは、人材需給が逼迫する状況を背景に、顧客の業務効率化のためのソリューションを提供しております。今後も、顧客の需要に応じた各種新規サービスを創出するなど、新たな価値を生むための取り組みを展開してまいります。 また、必要に応じてM&Aなども活用することにより、市場環境や顧客需要の変化に柔軟かつスピーディーに対応してまいります。
事業等のリスク6,304字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (人材派遣紹介事業における重要なリスク) (1) 市場環境の動向について 当社グループは、首都圏を中心とした全国の主要都市に人材派遣紹介関連事業を展開しております。当社グループの属する人材サービス関連業界は、社会情勢や景気変動等の外部環境に影響を受けます。人材派遣紹介事業以外の新規事業の創出に加え、経費の削減による経営効率の改善に継続的に取り組んでおりますが、雇用環境の変動、市場環境が悪化する可能性は不透明であり、悪化した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 他社との競合について 当社グループの主要事業である人材派遣紹介事業においては、当社グループと同様の事業を営む企業が多数存在しており、これら企業との競合が生じております。当社グループでは、近年の人手不足の影響による派遣スタッフの人件費高騰を受け、クライアントとの交渉により請求単価へ転嫁することで収益性の確保を図り、競争力の維持向上に努めておりますが、同業他社間における価格競争によって取引単価が低迷した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 派遣スタッフの確保について 当社グループは、クライアントの要求に対応するため、派遣スタッフの安定的な確保が重要課題の一つであると考えております。常時インターネット等で募集するだけでなく、プロモーション活動の強化により当社の認知度を向上させ、安定的な確保に努めております。 また、定着率向上のため就労後の派遣スタッフに対し、初日に営業担当者がアンケート用紙を使用して聞き取り等を行い、派遣スタッフのフォローをしております。その後、月1回の定期的なヒアリングを実施し、その結果をクライアントに対してフィードバックすることで、就業環境の向上に努めております。 しかしながら、今後の雇用情勢や労働需要は先行き不透明であり、当社の意図したとおりの労働需要がなく、人材の確保が進まなかった場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 派遣料金について 当社グループの人材派遣紹介事業においては、クライアントとの個別交渉により決定した派遣料金を請求して売上高を計上しており、売上原価として、市場環境やスキルに応じて派遣スタッフに支払う給与及び法定福利費等を計上しております。当社グループは適正粗利率の維持に努めており、派遣給与支払水準の上昇や社会保険料負担増の際には請求料金についても値上げするべく、クライアントとの料金交渉に随時取り組んでおります。 しかしながら、支払給与と請求料金の値上げまたは値下げが必ずしも連動しない可能性があることから、このような案件が急激に増加したり、連動しない期間が長期化した場合、収益性が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) コールセンター派遣への依存について 当社グループの中核会社である株式会社ミライルにおいては、コールセンター派遣売上高が大半を占めており、連結売上高に占める割合は5割を超えております。当社グループでは、販売・オフィスワーク派遣の強化や、RPA分野の拡充を中心に、他分野への事業展開を強化することでリスクの低減を図ってまいりますが、雇用情勢は不透明であり、コールセンター業界の需要が大幅に縮小した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等について 当社グループが行う人材派遣紹介関連事業に適用される「労働基準法」、「労働者派遣法」、「職業安定法」等は、市場環境等に合わせて、適宜法改正等が今後も行われていくと予想されます。その際、法改正に起因する売上高の減少や費用の増加が、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 許認可について 当社グループの主要事業である労働者派遣事業は、「労働者派遣法」に基づき、厚生労働大臣の許可を受け行っております。また、当社グループは、「職業安定法」に基づき、同じく厚生労働大臣の許可を受け有料職業紹介事業を行っております。それぞれの許認可の有効期限と取消事由は以下のとおりです。 ① 労働者派遣事業 a 有効期限 (a) 株式会社ミライル 2030年2月28日 (b) 株式会社プロテクス 2030年2月28日 b 取消事由 (a) 「労働者派遣法」または「職業安定法」に違反したとき (b) 許可条件に違反したとき (c) 関係派遣先への派遣割合が100分の80以下ではない場合または関係派遣先割合報告書の提出をしない場合で、指導または助言を受け、更に必要な措置をとるべきことの指示を受けたにもかかわらず、なお違反したとき ② 有料職業紹介事業 a 有効期限 (a) 株式会社ミライル 2030年2月28日 (b) 株式会社プロテクス 2027年5月31日 (c) 株式会社パレット 2026年4月30日 b 取消事由 (a) 「職業安定法」もしくは「労働者派遣法」の規定またはこれらの規定に基づく命令もしくは処分に違反したとき (b) 暴行、脅迫、監禁その他精神または身体の自由を不当に拘束する手段で職業紹介を行った者またはこれらに従事した者 (c) 虚偽の広告をし、または虚偽の条件を提示して職業紹介を行った者またはこれに従事した者 現時点において、当社グループでは許可の取消等の事由に該当する事実はないと認識しておりますが、許可要件に違反した場合等には、許可の取消、事業停止命令または事業改善命令を受けることがあります。企業のコンプライアンス及びリスク対策に十分努めてまいりますが、当社グループの売上高の大部分が当該事業で構成されており、今後何らかの理由により許可の取消等があった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (人材派遣紹介事業におけるリスク) (8) 社会保険料の負担増について 当社グループでは、社会保険の加入対象となる派遣スタッフが多数就労しており、社会保険の加入を徹底しております。今後、制度の改正による社会保険料の会社負担率上昇や、加入対象者の増加等による社会保険料の負担増となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 労災事故による影響について 当社グループの派遣スタッフが派遣先で業務上、または通勤途上において負傷・疾病・障がい・死亡となった場合には、「労働基準法」及び「労働者災害補償保険法」上、使用者である当社グループに災害補償義務が課せられます。当社グループでは、派遣スタッフからの定期的なヒアリングにより、派遣先の就業環境におけるリスクの未然把握に努めておりますが、万が一、当該事象が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (製造請負事業における重要なリスク) (10) 請負業務について 当社グループにおいては、請負契約に基づく役務提供を行っており、業務完了に関しクライアントに対して責任を負っております。このため、役務提供に先立ち、クライアントとの間で請負業務の範囲及び内容について確認を行っております。しかしながら、請負業務の遂行にあたって、仕様及び完了に関する認識の相違が発生した場合、クライアントからの代金回収が困難または不能となる場合があるほか、賠償金の請求、提訴その他の責任追及がされた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 特定の取引先への依存 株式会社プロテクスにおいては、特定のメーカー1社及びその関連会社向けの取引が大半を占めております。当社グループとしては、当該取引先とは良好な関係を構築しており、今後も継続的な取引を見込んでおります。また、将来的に当該取引先以外への展開を推進することにより依存度の低下を図ってまいりますが、万が一何らかの理由により当該取引先との取引が継続されない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当社グループ全体に及ぶリスク) (12) 個人情報等の情報管理について 当社グループの売上高の大半を人材派遣紹介事業が占めており、派遣スタッフ、職業紹介希望者等の個人情報を多数保有しております。マッチングの最適化のため、クライアントに関する情報や、派遣スタッフの職歴・スキル等を含めた個人情報をITシステム上にデータベース化して管理しております。当該個人情報の管理につきましては、権限を有する者以外の閲覧を当該システム上で制限しております。また、個人情報等の機密情報の漏えいを防止するため、「情報管理規程」を定めるとともに、全役職員を対象に個人情報管理に係る研修を年1回定期的に行う他、各会議体で周知徹底を図っております。更に、情報処理の知識に精通した社外取締役を招聘し、専門家の助言と合わせて適宜指導を受けながら、情報漏えいを未然に防ぐ体制を整備しております。 しかしながら、このような体制を整備しても新技術を用いた高度なサイバー攻撃など、万が一何らかの理由により、クライアント及び派遣スタッフの情報の滅失・漏えい等があった場合には、損害賠償請求や社会的信用の失墜によって、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 大規模な自然災害及びシステム障害について 当社グループは、大規模な地震や風水害等の自然災害の発生により、事業所移転を余儀なくされる可能性があります。また、当社グループだけでなくクライアントが人的・物的被害を受けた場合には、クライアント及び派遣スタッフの安否確認等の対応が必要になることが予想されるため、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、データ情報の定期的なバックアップ等によりリスクの低減に努めており、リスクの発生可能性は低いと認識しておりますが、特に当社グループで使用している基幹システム等の障害や停止による派遣スタッフ情報の滅失等があった場合、復旧にかかる費用が発生するとともにクライアントに損失を与える可能性があります。 (14) 訴訟について 現時点で、当社グループに対して損害賠償を請求され、または訴訟を提起されている事実はありません。当社グループは法令違反を防止するための内部管理体制を構築し、取引先・従業員その他の第三者との関係において、訴訟リスクを低減するように努めております。しかしながら、当社グループの派遣スタッフによる派遣先等でのトラブルが発生した場合や、取引先等との関係に何らかの問題が生じた場合には、これらに起因して損害賠償を請求され、または訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、当社グループの社会的信用、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 財務制限条項について 当社グループは、事業運営上必要な内部留保を確保することを方針として掲げ、安定的な資金運用を図るため、金融機関から資金調達を行っておりますが、一部の金融機関との取引について、借入契約に財務制限条項が付されたものがあります。万が一、これらの条件に抵触した場合には、借入金利の上昇や期限の利益の喪失等、当社グループの経営成績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 (16) 内部管理体制について 当社グループは、企業価値を継続的に高めていくためには、業務執行の適正性及び健全性の確保が重要であると考えております。そのためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するよう、内部統制運用システムの適切な構築及び運用を実施してまいりますが、構築・運用に最善を尽くしてもなお、内部管理体制及び統制が十分に機能しきれない状況など、万が一、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が発生した場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 人材の確保と育成について 当社グループは、持続的な事業の成長を実現させるために継続した人材の確保が必要であると考えております。そのため教育研修体制を整備することで、人材の育成を図るように努めております。また、非正規社員から正社員への転換や女性管理職の積極登用等、多様な取り組みを推進しております。しかしながら、採用環境の変化等により人材の確保・育成が計画どおりに行えない場合、または優秀な人材が流失した場合には、長期的視点から事業展開、経営成績及び成長戦略に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 出店政策及び賃貸借契約について 当社グループは、今後も積極的な拠点展開を推進していく方針であります。しかしながら、当社グループの店舗展開に関し、物件の確保が計画どおりに進まない等の理由により、新たな拠点開設ができない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが展開する拠点は賃借物件であることから、何らかの理由により契約が更新できない場合、または契約更新時等に賃料が上昇した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 新規事業への参入について 当社グループでは、事業領域の拡大のために、今後も引き続き積極的に新規事業への参入を進めていく方針であります。新規事業が安定した収益基盤を構築し、それを維持するためには、設備投資等を継続的に行う必要がありますが、事業環境の変化や収益性の悪化等により、当初の事業計画通りの十分な投資資金の回収ができなかった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (20) 投資案件について 当社グループは、今後の事業拡大のために企業買収や業務提携などを引き続き有効に活用していく方針であります。投資案件の実施にあたっては、対象となる企業の財務内容や事業内容・事業リスク等のデューデリジェンスを厳密に実施することにより、事前のリスク把握とその対応策に努めてまいります。 しかしながら、投資先の事業の将来の予測を正確に行うことは困難な場合があり、投資先の業績の悪化により、計上した株式・のれんの減損処理など、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (21) 株式価値の希薄化について 当社は、当社グループの役職員に対し、業績向上への意欲や士気を更に高めることを目的として新株予約権を付与しております。当連結会計年度末現在、これらの新株予約権による潜在株式数は59,050株であり、発行済株式総数5,557,200株の1.1%に相当しております。加えて、今後においても優秀な人材確保のための新株予約権を発行する可能性があります。現在付与されている、または今後付与する新株予約権の行使により、発行済株式数が増加し、当社の1株当たりの株式価値に希薄化が生じる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,597字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境に改善が見られ、政府による各種政策の効果もあり国内景気は緩やかな回復傾向にて推移しました。一方、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響やアメリカの通商政策の影響など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクがあり、先行きは不透明な状況が続いております。また、物価上昇の継続、金融資本市場の変動等の影響には十分注視する必要があります。 当社グループが属する人材サービス業界におきましては、2025年9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.20倍とコロナ前水準ほど人材需給は逼迫しておらず、完全失業率(季節調整値)は2.6%で前期末と概ね同水準となりました。 このような市場環境のもと、当社グループにおきましては、様々な業界・業種への人材派遣・紹介を行うヒューマンリソースサービス、培ったノウハウを活用した採用・事務代行や製造請負等のアウトソーシングサービス、業務のデジタル化・自動化をサポートする IT ソリューションサービス等を展開する総合人材サービス企業です。近年では、これまで以上に期待されているシニア、女性、グローバル人材といった潜在労働力の活用促進や、障がいをお持ちの方の雇用機会の創出や処遇の確保・改善にも注力しております。また、当社グループが提供するサービスや経営資源との相乗効果を見据え、民泊運営代行を主軸とした不動産関連サービスの提供も開始しております。 当連結会計年度におきましては、派遣先職種やサービス内容の拡充によるクロスセルの強化及び事業リスクの分散、成長事業への経営資源配分の最適化、派遣スタッフの集客力強化、共通費用の効率化を推し進めることを目的に、当社グループの人材派遣3社を合併し総合人材サービス企業「株式会社ミライル」として事業を開始いたしました。また、障がい者雇用支援サービスの充実に伴う新規顧客の獲得や製造業の本格的な稼働による業容の拡大に努めてまいりました。さらに、完全子会社である株式会社オシエテにおいては、近年のインバウンド需要の高まりを受けて、外国人観光客向けの宿泊管理事業に参入し、東急不動産ホールディングス株式会社の子会社であるReINN株式会社との間で、業務提携契約を締結いたしました。本業務提携により、両社の知見及びネットワークその他の経営資源を相互に有効活用し、サービス提供範囲の拡大と収益基盤の強化に取り組んでまいりました。 業績面につきましては、主力の人材派遣業において物流・製造向け人材派遣は堅調に推移した一方、コールセンター向け人材派遣における大手顧客の派遣需要の縮小傾向が続いており、売上高・営業利益を押し下げる結果となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は16,420百万円(前期比3.9%減)、営業利益が279百万円(前期比210.0%増)、経常利益が210百万円(前期比377.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が153百万円(前期は369百万円の損失)となりました。 セグメント別の概況は次のとおりとなります。 a. HR関連事業 HR関連事業は、顧客企業の人材に係る課題解決のため、人材派遣・人材紹介・製造請負・その他BPO・障がい者雇用サポート・通訳翻訳などの幅広いサービスを展開しております。当連結会計年度においては、物流・製造向け人材派遣が堅調に推移したことに加え、障がい者雇用支援サービスではサテライトオフィス事業の新規顧客獲得の強化に取り組んだものの、主力のコールセンター向け人材派遣にて、新型コロナウイルス関連案件の剥落に加え、新規案件の獲得に苦戦することとなりました。 以上の結果、売上高は15,822百万円(前年同期比6.1%減)、セグメント利益は190百万円(前年同期比102.2%増)となりました。 b. フィナンシャル事業 フィナンシャル事業は、事業者向け金融業やM&A仲介・投資サービスを展開しております。当連結会計年度におきましては、優良な融資先への貸付が継続したことにより、業績は堅調に推移いたしました。 以上の結果、売上高597百万円(前年同期比157.5%増)、セグメント利益204百万円(前年同期比53.7%増)となりました。 (財政状態の状況) a. 資産の部 当連結会計年度末における流動資産は5,519百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,559百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が1,049百万円、売掛金が17百万円増加したものの、営業貸付金が5,535百万円、その他が155百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は3,542百万円となり、前連結会計年度末に比べ368百万円増加いたしました。これは主に建設仮勘定が786百万円、のれんが211百万円、顧客関連資産が66百万円減少したものの、投資有価証券が525百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、9,061百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,191百万円減少いたしました。 b. 負債の部 当連結会計年度末における流動負債は5,634百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,552百万円減少いたしました。これは主に買掛金が62百万円、1年内返済予定の長期借入金が44百万円増加したものの、短期借入金が2,821百万円、1年内償還予定の社債が475百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は506百万円となり、前連結会計年度末に比べ793百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が728百万円、退職給付に係る負債が45百万円減少したこと等によるものであります。 c. 純資産の部 当連結会計年度末における純資産合計は2,920百万円となり、前連結会計年度末に比べ154百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が153百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は32.2%(前連結会計年度末は20.8%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、3,511百万円と前連結会計年度末に比べ1,049百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は13百万円(前年同期は1,763百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が238百万円、減価償却費の計上が132百万円、のれん償却額の計上が92百万円あったものの、関係会社株式売却益の計上が197百万円、営業貸付金の増加額が93百万円、未払金の減少額が113百万円、法人税等の支払額が355百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は1,924百万円(前年同期は1,492百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が243百万円、投資有価証券の取得による支出が66百万円あったものの、貸付金の回収による収入が1,688百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入が559百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は861百万円(前年同期は3,093百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が250百万円あったものの、短期借入金の返済による支出が851百万円、長期借入金の返済による支出が264百万円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループの提供するサービスの性質上、生産体制、販売経路の記載と関連づけ難いため、記載を省略しております。 b. 受注実績 当社グループの提供するサービスの性質上、受注実績の記載につきましても上記「a.生産実績」同様に、記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日)   前年同期比(%) HR関連事業(千円)   15,822,441   △6.1 フィナンシャル事業(千円)   597,734   157.5 合計(千円)   16,420,175   △3.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産・負債、収益及び費用の金額に影響を与える見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ669百万円減少し、16,420百万円(前年同期比3.9%減)となりました。これは主に、コールセンター向けの人材派遣における大手顧客の需要減に加え、直接雇用化の傾向が続いたこと等によるものです。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ947百万円減少し、12,315百万円(前年同期比7.1%減)となりました。これは主に、前述の売上高の減少に伴う派遣スタッフの人件費の減少によるものです。売上総利益については売上原価の減少を受け4,105百万円(前年同期比7.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ88百万円増加し、3,825百万円(前年同期比2.4%増)となりました。これは主に、派遣スタッフの求人費の増加及びその他費用の増加によるものであります。この結果、営業利益は、279百万円(前年同期比210.0%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ166百万円増加し、210百万円(前年同期比377.8%増)となりました。これは主に、営業利益が増加したこと等によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ522百万円増加し、153百万円(前年同期は369百万円の損失)となりました。これは主に、経常利益が増加したことによるものであります。 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、収益力の強化や事業基盤の整備を実施しつつ、内部留保の状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案した上で、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施することを基本方針としております。 当社グループの資金需要は主に運転資金需要と設備資金需要があります。運転資金需要は稼動スタッフの労務費と販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。設備資金需要につきましては、拠点の新設及び移転に伴う改装費用やシステム関連投資であります。 この資本の財源は内部資金、当座貸越契約及びコミットメントライン契約等の銀行借入によります。 当社グループは、新規事業への新たな取り組みに関する運転資金の確保及び財務基盤の安定性向上のために機動的な資金調達手段を確保することを目的に、当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しており、当連結会計年度における借入実行残高は、1,450百万円となります。 なお、キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりでありますが、今後収益を拡大するためには、既存の事業の更なる拡大、新規事業の展開が必要であると認識しております。 そのためには、優秀な人材の確保や教育の強化、組織体制の整備を引き続き行い、これらの課題に対して最善の事業戦略を立案するよう、努めてまいります。

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開示資料

出典

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