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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ラバブルマーケティンググループ

Lovable Marketing Group, Inc.9254 · Growth · サービス業

SNSマーケティングに特化した運用支援企業。運用支援・ツール・教育の3ソリューションを循環させ、企業の「愛されるマーケティング」を実現。

概要

ラバブルマーケティンググループは、SNSマーケティングを中核とするマーケティング企業グループである。2008年に株式会社コムニコとして創業し、2021年に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。2025年10月期の連結売上高は約26億円、従業員数は231名。東京都港区に本社を置き、グループ全体で9社の子会社を擁する。

MOSビジネスモデルが支える三本柱

当社グループの事業は単一セグメントだが、SNSマーケティング事業とDX支援サービスの2つに区分される。中核はMOS(Marketing Operating Service)と呼ばれるモデルで、「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」の3ソリューションが相互補完しながら循環成長する構造を持つ。運用支援では戦略策定から効果検証までワンストップで提供し、ツールではSaaS型クラウドを自社開発、教育ではSNSエキスパート検定を展開する。この3本柱により、クライアントのマーケティングオペレーション全体をカバーしている。

M&Aで拡大するグループ構成

当社グループは、持株会社である当社と9社の連結子会社で構成される。中核子会社の株式会社コムニコはSNSマーケティングの運用主体であり、2008年の創業以来グループの中枢を担う。その他、Webサイト制作の株式会社ユニオンネット、インバウンドプロモーションの株式会社インバウンド・バズ、LINEマーケティングの株式会社エルマーケ、SNS支援の株式会社ライスカレーLSなど、M&Aによって獲得した企業が各領域を分担する。2024年にはマレーシアに現地法人を設立し、海外展開も開始した。

売上高の拡大と収益性の改善

当社グループの売上高は拡大傾向にある。2018年3月期の2億円から2025年10月期には26億円に達した。営業利益は2025年10月期に2億円を計上し、営業利益率は約7.7%である。ただし決算期変更に伴い2026年3月期は5ヶ月の変則決算で、売上高13億円、営業利益0.57億円となっている。経営指標として売上高と営業利益率を重視し、調整後EBITDAも補完的に用いている。のれん償却の影響を除いた実質的な収益力を把握するためである。

業界の中での役割は企業向けマーケティングオペレーション支援のスペシャリスト。SNS運用の戦略策定から実行・効果検証までをワンストップで提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
13億円
営業利益
1億円
営業利益率
7.7%
純利益
0億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01SNSマーケティング主力

企業のSNSアカウント運用をフルサポート。戦略策定からコンテンツ制作、広告出稿、効果検証までをワンストップで提供。インフルエンサー支援や訪日プロモーションも展開。

国内SNSマーケティングの黎明期から運用支援を手掛けるパイオニア

主な製品・サービス4
SNSアカウント運用支援サービス
企業のSNSマーケティングを代行運用。2008年の創業以来の知見を活かし、ファンコミュニティ形成を支援。
comnico Marketing Suite
SNS投稿管理や効果測定を効率化するSaaS型クラウドツール。
ATELU
SNSキャンペーン運営を効率化するツール。応募者管理から当選者選定までを自動化。
autou
Instagramのコメントに自動応答するチャットボットツール。

02DX支援準主力

Webサイトの企画・デザイン・構築・運用を一貫提供。コーポレートサイトやブランドサイト構築に強みを持ち、マーケティング課題の解決を支援。

主な製品・サービス1
Webサイト制作・運用サービス
企画からデザイン、構築、運用までを一貫して行うWebサイト開発サービス。

製品と技術

SNS運用支援ツール「comnico Marketing Suite」

自社開発のSaaS型クラウドツール「comnico Marketing Suite」は、SNSアカウントの投稿管理や効果測定の作業時間を大幅に削減する。複数プラットフォームの一元管理が可能で、TikTokのカルーセル投稿や楽曲設定、Xの画像と動画を組み合わせた投稿など、各プラットフォームの仕様変更に追随した機能拡充を継続している。同ツールはグループの運用支援サービスと連携し、顧客の運用効率向上に貢献している。

SNSキャンペーン効率化ツール「ATELU」と「autou」

「ATELU」はSNSキャンペーンに必要な応募者収集から当選者決定までの作業を自動化するツールである。抽選や当選通知の工数を減らし、キャンペーン運用を効率化する。一方「autou」はInstagramのコメントに自動応答するチャットボットツールで、フォロワーとの双方向コミュニケーションを支援する。これらのツールはコムニコの運用ノウハウを反映して開発され、SNSマーケティングの生産性向上を支えている。

SNS実務者育成の三つの検定講座

一般社団法人SNSエキスパート協会が提供する検定講座は3種類ある。「初級SNSエキスパート検定」はSNS運用の基礎知識、「上級SNSエキスパート検定」は高度な戦略立案スキル、「SNSリスクマネジメント検定」は炎上対策などのリスク管理をそれぞれカバーする。セミナーや講演、書籍も通じてSNSの正しい知識の普及を図っている。この教育サービスは運用支援やツール提供と連動し、人材不足という業界課題の解決に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • SNSマーケティング国内SNSマーケティングの黎明期から運用支援を手掛けるパイオニア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

SNSマーケで成長中、規模は小粒

ラバブルマーケティンググループは、SNSマーケティング支援を主力とし、売上高は26億円程度で、同業他社と比較すると小規模です。サービス業の仲間であるジンジブやイシンと同様、成長分野に特化した事業モデルですが、競争が激しく、差別化が課題です。直近の営業利益率は7.7%で安定していますが、マーケティング業界はクライアントの広告費動向に左右されやすく、内需依存の傾向が強いと言えます。

強み

  • SNSマーケティングに特化し、時代に合ったサービスを提供している点が強み。
  • 直近の営業利益率は7.7%で、収益性が維持されている。
  • SNS広告市場は拡大しており、今後の成長が期待できる。
  • 変化する顧客ニーズに柔軟に対応できる体制がある。

課題

  • 売上高が26億円と小規模で、競合に対する価格競争力が弱い。
  • 同業他社との差別化が難しく、シェア拡大が課題。
  • 国内市場に依存しており、景気変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がラバブルマーケティンググループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
19254ラバブルマーケティンググループ20億円10.4倍
29240デリバリーコンサルティング20億円13.8倍
39225ブリッジコンサルティンググループ20億円21.3倍
44679田谷20億円
59557エアークローゼット20億円
66537WASHハウス20億円
74707キタック20億円12.8倍
86029アトラグループ19億円19.6倍
99237笑美面19億円51.3倍
106555MS&Consulting19億円10.5倍
116558クックビズ19億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

SNS黎明期に創業した2008年

2008年11月、企業のSNSマーケティング支援を目的として株式会社コムニコが東京都港区に設立された。資本金は5,500千円であった。当時は日本でSNSが普及し始めた時期であり、Facebook日本上場前、Twitterが国内で急成長していた時代である。同社はいち早くSNSマーケティングの専門会社として事業を開始した。

ニフティ傘下からMBOへの転換(2011〜2014年)

2011年10月、ニフティ株式会社がコムニコの株式を取得し連結子会社化した。しかし2014年7月には経営陣によるMBOを実施し、再び独立した。同年8月には株式会社日比谷コンピュータシステムを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金111,750千円となった。この間、2014年9月に株式会社ポストモアを完全子会社化するなど、M&Aを通じた事業拡大も始まった。

子会社化とオフィス拡充の2015〜2018年

2015年2月、マーケティングオートメーション支援の株式会社24-7(後の株式会社DXディライト)を連結子会社化。2016年11月には一般社団法人SNSエキスパート協会を設立し、教育事業に参入した。2017年12月には高知県にソーシャルメディアマネジメントセンターを開設し、運用支援の体制を強化した。2018年には株式会社コンテンツガレージをハウズワークに商号変更するなど、グループ再編も進めた。

社名変更と株式上場(2019〜2021年)

2019年1月、商号を株式会社ラバブルマーケティンググループに変更した。「愛されるマーケティング」を標榜するグループのアイデンティティを明確にするためである。同年5月にはコムニコがアゲハを吸収合併し、グループ統合を進めた。2021年7月に本社を港区東新橋に移転し、同年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後、2022年4月の市場区分再編によりグロース市場へ移行した。

M&Aによる事業領域拡大(2023〜2024年)

2023年4月、DTK AD Co.,Ltd.の株式を取得し連結子会社化。2024年11月には株式会社ユニオンネットを子会社化し、Webサイト制作・クリエイティブ支援機能を獲得した。同年12月にはコムニコが「ライフインザキッチン」事業を譲り受け、食インフルエンサーマーケティングに進出した。2025年3月にはインバウンド・バズを設立し、タイ市場向けインバウンドメディア「Talon Japan」事業を開始した。

AIフュージョンキャピタル傘下での再編(2025年以降)

2025年2月、AIフュージョンキャピタルグループ株式会社と資本業務提携契約を締結。同年3月に同社が株式を取得し持分法適用会社となり、11月の第三者割当増資で議決権比率が47.75%に達し子会社化された。2026年1月には株式会社エルマーケ、同年3月には株式会社ライスカレーLSを連結子会社化し、LINEマーケティングやインフルエンサー領域を強化した。決算期を10月から3月に変更し、2026年3月期は5ヶ月の変則決算となった。

年表32件を開く

2000年代

  • 2008年11月創業企業のSNSマーケティングをサポートすることを目的とする株式会社コムニコ(資本金5,500千円)を東京都港区に設立

2010年代

  • 2011年10月M&Aニフティ株式会社が株式会社コムニコの株式を取得し、連結子会社化
  • 2012年8月創業マーケティングオートメーションツールの導入支援事業を行うことを目的とする株式会社マーケティングエンジンを設立(2020年1月清算結了)
  • 2014年7月株式会社コムニコの経営陣によるMBOを実施
  • 2014年8月株式会社日比谷コンピュータシステムを引受先とする第三者割当増資を実施し、資本金111,750千円となり、同社の持分法適用会社化
  • 2014年9月M&A株式会社ポストモアの株式を完全取得し、完全子会社化
  • 2014年10月事業拡大に伴い、本社を東京都中央区築地に移転
  • 2015年2月M&Aマーケティングオートメーションツールの導入支援事業を行う株式会社24-7(旧「株式会社DXディライト」)の株式を取得し、連結子会社化
  • 2016年3月株式会社24-7(旧「株式会社DXディライト」)の札幌オフィス(北海道札幌市)を開設(2020年6月閉鎖)
  • 2016年11月創業SNSに関わる検定講座の開設・人材育成を行うことを目的とする、一般社団法人SNSエキスパート協会を設立
  • 2017年2月株式会社コムニコの関西オフィス(大阪府大阪市)を開設
  • 2017年3月株式会社パンセの株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2017年12月株式会社コムニコの「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」(高知県高知市)を開設
  • 2018年3月商号変更株式会社コンテンツガレージを株式会社ハウズワークに商号変更
  • 2018年5月株式会社パンセの増資による当社持株比率の低下により持分法適用関連会社から除外
  • 2019年1月商号変更商号を株式会社ラバブルマーケティンググループに変更
  • 2019年5月M&A株式会社コムニコが株式会社アゲハを吸収合併

2020年代

  • 2021年3月M&A株式会社ハウズワークを吸収合併
  • 2021年7月本社を東京都港区東新橋に移転
  • 2021年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、マザーズからグロース市場へ移行
  • 2022年10月本社を東京都港区虎ノ門に移転
  • 2023年4月M&ADTK AD Co.,Ltd.の株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年6月創業LOVABLE MARKETING GROUP ASIA SDN. BHD.を設立
  • 2024年11月M&A株式会社ユニオンネットの株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年12月株式会社コムニコが株式会社アーティザンより「ライフインザキッチン」事業を譲受
  • 2025年2月AIフュージョンキャピタルグループ株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2025年3月AIフュージョンキャピタルグループ株式会社が当社の株式を取得し(議決権比率23.70%)、同社の持分法適用会社となる
  • 2025年7月M&A株式会社コムニコが株式会社DXディライトを吸収合併
  • 2025年11月第三者割当増資によりAIフュージョンキャピタルグループ株式会社が当社の株式を取得し(議決権比率47.75%)、同社の子会社となる
  • 2026年1月M&A株式会社エルマーケの株式を取得し、連結子会社化
  • 2026年3月M&A株式会社ライスカレーLSの株式を取得し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高記載なし
  • 営業利益率記載なし
  • 調整後EBITDA記載なし
  • 時価総額100億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の安定的成長

    SNSマーケティングの運用支援に加え、SNS運用支援ツールの機能拡充、教育サービス、Webサイト制作・運用、マーケティングオートメーション導入等を通じて、マーケティングプロセス全体の支援体制を強化する。ITツールやAI技術を活用し、顧客企業の効率化・高度化に貢献する。

  2. 02

    新規領域の早期立ち上げ

    海外展開とインバウンドプロモーションに注力し、訪日外国人向けメディアやクーポン施策、インフルエンサープロモーションを展開する。SNS、Web、インフルエンサー、インバウンドを組み合わせた包括的なマーケティング支援体制を構築する。

  3. 03

    M&Aによる非連続的成長

    持続的かつ非連続的な成長のため、M&Aを成長ドライバーとして継続的に実施する。案件発掘からデューデリジェンス、PMIまでのプロセスを着実に遂行し、グループ全体の事業規模拡大と収益基盤強化を推進する。

  4. 04

    生成AI活用による生産性向上

    生成AI技術を活用した業務支援や人材育成の高度化に取り組み、全社的な展開を通じて人的資本の質的向上と業務生産性の最大化を図る。AI・DX推進室を中心に推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は857万円で、5期前と比べて+18.5%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は3.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月72340.01.9123
2023年10月76042.32.8173
2023年3月68040.82.3154
2024年10月76040.03.5187
2025年10月79940.73.923784
2026年3月85740.13.923143

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)38.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 8 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区49百万円
主な関係会社
  • 国内
    AIフュージョンキャピタルグループ株式会社(注)1、2
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権45.9%
  • 国内
    株式会社コムニコ(注)3、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    一般社団法人SNSエキスパート協会(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
  • 海外
    DTK AD Co.,Ltd. (注)3、6
    タイ国、バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    株式会社ジソウ(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    LOVABLE MARKETING GROUP ASIA SDN. BHD. (注)3
    マレーシア、クアラルンプール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ユニオンネット(注)3、7
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社インバウンド・バズ(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エルマーケ(注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ライスカレーLS
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は13億円営業利益1億円前期と比べると減収減益で、売上が-50.0%、利益が-50.0%。

売上高
-50.0%
13億円
営業利益
-50.0%
1億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
7.7%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高35億円13億円
営業利益1億円
純利益0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は7億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q400.00
2023年2Q300.00
2023年3Q500.00
2023年4Q50
2024年1Q500.00
2024年2Q6116.71
2024年4Q110
2025年2Q1317.71
2025年4Q1317.70
2027年1Q7−1−14.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2018年3月期からの10期で、売上は2億円から13億円へ6.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社コンテンツガレージを株式会社ハウズワークに商号変更
2018年3月200
株式会社コムニコが株式会社アゲハを吸収合併
2019年3月200
2020年3月1211
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2021年3月1000
2022年3月1421
DTK AD Co.,Ltd.の株式を取得し、連結子会社化
2023年3月1710
2023年10月1000
LOVABLE MARKETING GROUP ASIA SDN. BHD.を設立
2024年10月2211
株式会社コムニコが株式会社DXディライトを吸収合併
2025年10月26227.71
株式会社エルマーケの株式を取得し、連結子会社化
2026年3月13117.70

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高13億円のうち、営業利益として残るのは1億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.8%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.2%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.5pt
4.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は10億円で、売上の9.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月10114
2021年3月00104
2022年3月20229
2023年3月−2−12−38
2023年10月1−1007
2024年10月301310
2025年10月0−10−19
2026年3月0−89−810

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は30億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は30.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月101
2019年3月202
2020年3月81716.6
2021年3月81712.3
2022年3月135833.7
2023年3月146837.8
2023年10月146839.3
2024年10月1731415.1
2025年10月1951521.9
2026年3月30102130.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中266位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中458位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
30.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-50.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,103で、1年前と比べて-23.0%過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。

¥1,103-0.8%1ヶ月-4.4%1年-23.0%時価総額20億円
過去52週の値幅
安値¥1,085高値¥1,743

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.4倍
PBR2.10倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に5.81%安の1103円へ急落し、52週安値(1085円)に接近。25日移動平均線(1150.64円)を約4.1%下回り、75日線(1140.89円)も割り込んだ。RSIは39.43と中立圏だが、直近の戻りは8月14日の1171円をピークに失速した。出来高は8月17日に7400株と急増、年初来では25.72%下落し、52週高値(1744円)からは約37%の下落。週足では下値切り下げが継続している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 11.09倍は業界平均23.09倍を大きく下回り、PBR 1.98倍も平均3.31倍の約6割で、株価は割安です。ROE 4.3%は平均より低い水準ですが、売上高は22億→26億と増加し、営業利益率も7.69%に改善しました。無配で配当利回りは0%と、株式報酬としての魅力は乏しく、配当は伸び悩みます。業績拡大を考慮すると、バリュエーションは割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.4倍23.4倍
PBR2.10倍3.51倍
ROE4.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は拡大しているが、利益率が低く、収益の質が問われる。強気派は、成長性を評価し、売上高の増加が最終的に利益に結び付くと期待する。弱気派は、利益の伸び悩みや競争激化を指摘し、現在の評価に疑問を呈する。直近の決算では、純利益が減少しており、一段の改善が焦点。

プラスに働く材料7
  • 売上高拡大

    売上高は前期比で増加傾向。

  • PER11倍台

    利益が拡大すれば割安に見える。

  • 成長株

    サービス業で今後の需要増に期待。

  • 売上高が前期比18%増の26億円に拡大通年影響

    売上高は22億円→26億円に増加、伸び率は約18%

  • 営業利益2億円・利益率7.7%を確保通年影響

    営業利益は2億円、営業利益率7.69%を維持

  • 株価下落でPER11倍の割安圏不定影響

    株価は1年前比21.4%下落、PERは11.09倍

  • 純利益1億円で黒字基盤を維持通年影響

    純利益1億円、黒字を維持

マイナスに働く材料7
  • 利益率低位

    売上高の割に純利益が少ない。

  • 業績変動

    時期により損益が大きく変化。

  • 競合環境

    同業他社との競争が激しい。

  • ROE4.3%と資本効率が低い継続影響

    ROE4.3%、PBR1.98倍と資本効率は低位

  • 無配当で株主還元が手薄継続影響

    配当利回り0%、株主への直接還元なし

  • 増収も純利益は1億円の横ばい通年影響

    売上高は22→26億円に増えるも純利益は1億円で横ばい

  • 時価総額21億円と需給が薄い継続影響

    時価総額21億円、外国人保有3.98%と流動性が低い

次の決算で確かめる点
売上高
成長の持続性を確認。
営業利益率
収益性の改善を見る。
顧客単価
サービスの付加価値を測る。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ782人。区分でいちばん多いのは事業法人51.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.5%を占め、残る48.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%2026年3月%
事業法人50.548.548.533.139.151.5
個人・その他31.435.944.253.544.937.8
自己株式15.414.111.3
証券会社13.912.64.38.16.86.7
外国法人3.01.22.54.88.73.7
外国人個人0.20.10.10.40.30.3
金融機関1.11.80.40.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01AIフュージョンキャピタルグループ株式会社40.67
02合同会社みやびマネージメント(注)210.21
03楽天証券株式会社共有口4.52
04林 雅之3.99
05KGI ASIA LIMITED-CLIENT ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.78
06各務 正人2.49
07長谷川 直紀1.41
08青木 達也1.05
09ラバブルマーケティンググループ社員持株会1.04
10鵜川 太郎0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+104%、1株純資産は8期で+435%。直近期のROEは4.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年3月−529
2019年3月−447
2020年3月7011094.1
2021年3月−2882
2022年3月7331933.624.4
2023年3月313699.058.2
2023年10月73821.8214.1
2024年10月5321317.928.5
2025年10月10733739.112.2
2026年3月195874.364.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額33百万円。

氏名役職年齢保有株数
林雅之代表取締役社長54256,564
長谷川直紀取締役4425,500
松本高一取締役463,600
久保隆取締役71
鵜川太郎取締役5016,525
柿沼佑一取締役48
深川裕季取締役34
佐々山英一常勤監査役691,250
今井智一監査役481,175
小谷薫監査役44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4201215
社外取締役6120122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,644字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社および連結子会社9社(株式会社コムニコ、一般社団法人SNSエキスパート協会、DTK AD Co.,Ltd.、株式会社ジソウ、LOVABLE MARKETING GROUP ASIA SDN. BHD.、株式会社ユニオンネット、株式会社インバウンド・バズ、株式会社エルマーケ、株式会社ライスカレーLS)により構成されております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループは、「人に地球に共感を」をパーパスとし、現代の生活者の情報消費行動に寄り添い、共感を重視したマーケティング活動「愛されるマーケティング(Lovable Marketing)」を推進するマーケティング企業グループです。「最も愛されるマーケティンググループを創る」をグループミッションに、マーケティングの運用領域を主軸として事業展開をしております。 当社グループの事業は、マーケティング事業の単一セグメントですが、SNSマーケティング事業及びDX支援サービスの2つの事業により構成されています。 1.SNSマーケティング事業 様々なテクノロジーやプラットフォームが普及した多チャネル時代には、常に生活者とつながり双方向のコミュニケーションが有効となっています。特に生活者は友達の勧めや体験者の声に耳を傾ける傾向が強く、生活者に「愛される=選ばれるマーケティング」を実現・実行する「マーケティングオペレーション」の必要性が高まっています。加えて、変化の早いトレンドやテクノロジーの特徴及び仕様に習熟し、かつクリエイティブなマーケティングオペレーション人材が必要とされていますが、ノウハウや運用体制がない、教育体制が整っていない等で、各チャネルに精通した人材が不足していることが課題となっております。 SNSマーケティング事業では「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」の3つのソリューションからなるMOS(Marketing Operating Service)(注1)を展開しており、これらのソリューションは相互補完しながら循環成長するビジネスモデルです。企業のSNSアカウントの戦略策定からアカウント開設、運用代行、コンテンツ制作、キャンペーンの企画・運用、広告出稿、レポート作成、効果検証までワンストップでサービスを提供する「SNSアカウント運用支援サービス」、SNSマーケティングの運用を効率化する「SaaS型のSNS運用支援ツールの開発・提供」、SNSに関するノウハウやリスク対策を体系化した検定講座を提供する「人材教育サービス」を提供しております。 (注1)MOS(Marketing Operating Service)当社が提供するマーケティングにおけるオペレーション領域に必要な「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」といったソリューションの総称 a.SNSアカウント運用支援サービス 戦略策定から投稿コンテンツ制作などの運用支援、分析・効果検証まで、SNSマーケティングのオペレーションをフルサポートしています。日本におけるSNS黎明期の2008年に創業し蓄積してきたアカウント運用の長い経験と実績があります。2017年12月には「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」を開設し、業務の効率化、人材採用・人材教育を充実させることによって、サポート企業数の増加、サポート内容の拡充を実現させております。目的、戦略、コンセプトの設計をしっかり行い、自社ブランドに適した手法や施策に落とし込み運用を活性化しながら、推奨意向が高いファンコミュニティを中長期で築きブランドの本質的資産を形成していきます。 また、SNSマーケティングと親和性の高い領域として、インフルエンサーを活用したマーケティング支援や訪日外国人旅行者向けのプロモーション支援を展開しております。 2024年12月には、株式会社コムニコにおいて食インフルエンサーマーケティング事業「ライフインザキッチン」を事業譲受し、インフルエンサー領域における支援体制を強化しました。また、2025年3月には、子会社として株式会社インバウンド・バズを設立し、TALONTRAVEL CO., LTD.からインバウンドメディア「Talon Japan」事業を譲り受け、主にタイ市場を中心とした訪日旅行者向けプロモーション施策を展開しております。 b.SaaS型SNS運用支援ツールの開発・提供 SNS運用支援ツールに関しましては、自社ノウハウを活かしたSaaS型クラウドツールを開発・提供しています。SNSアカウントでの投稿管理や効果測定にかかる作業時間を大幅に軽減するクラウドツールである「comnico Marketing Suite(コムニコマーケティングスイート)」、SNSキャンペーンに必要な作業(応募者の収集から当選まで)を効率化するツールである「ATELU(アテル)」、Instagram上でユーザーからのコメントに対して自動で応答するチャットボットツールである「autou(オウトウ)」を提供しております。 c.人材教育サービス SNSアカウントの開設・運用のノウハウや、炎上などSNSにひそむリスクに関する内容を体系化した検定講座を開発・提供しております。3つの検定講座による人材教育サービスのほか、セミナー、講演、書籍、メディアを通してSNSに関する正しい知識の普及活動にも努めています。検定講座は「初級SNSエキスパート検定」、「上級SNSエキスパート検定」、「SNSリスクマネジメント検定」があります。 2.DX支援サービス 2024年11月に子会社化した株式会社ユニオンネットを中心に、Webサイトの企画、デザイン、構築、運用までを一貫して提供するサービスを展開しています。コーポレートサイトやブランドサイトの構築に強みを持ち、クライアントのマーケティング課題や表現意図に応じたWebサイトやクリエイティブの開発を行うことで、SNSをはじめとする他のデジタル施策との相乗効果を創出しています。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,040字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当連結会計年度末現在における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、愛されるマーケティング活動を推進しており、その思いをラバブルマーケティンググループという名前に表しています。これは、短期的な成果のために生活者を欺いたり、邪魔をしたりする広告・マーケティング活動を決して行わないとする当社の強い思いを示すものです。これからの広告・マーケティングは、生活者や購買者の視点に立ち、邪魔をするのではなく、その人にとって価値のある情報を適切な形で届けることが重要です。私たちはそれを「愛されるマーケティング(Lovable Marketing)」と位置づけ、そのコンセプトを推進し日本のマーケティング業界を変えていきます。 (2) 経営戦略等 当社グループは、「最も愛されるマーケティンググループを創る」をミッションに掲げ、SNSを中心としたデジタルマーケティング領域において、企業の課題解決とブランド価値向上を支援するマーケティングサービスを提供しております。主力であるSNSマーケティング事業においては、SNSアカウントの戦略立案から運用支援、AIを活用した運用支援ツールの開発・提供、SNS実務人材の育成を一体的に提供する「MOS(Marketing Operating Service)」というビジネスモデルを構築し、当社独自の競争優位性を形成しております。 また、当社グループは、2025年1月に公表した中期経営計画に基づき、①既存事業の安定的成長、②新規領域の早期立ち上げ、③M&Aによる非連続的成長を成長戦略の柱として位置づけております。 既存事業においては、SNSマーケティングの運用支援に加え、SNS運用支援ツールの機能拡充、教育サービスの提供、Webサイトの企画・制作、Web広告運用、Webコンサルティング、マーケティングオートメーションの導入支援等を通じ、マーケティングプロセス全体にわたる支援体制の強化を進めております。さらに、ITツールやAI技術の活用を通じて、顧客企業のマーケティング活動の効率化及び高度化に貢献するとともに、当社グループ内においても業務効率化や生産性向上を推進しております。 新規領域においては、海外展開及びインバウンドプロモーション領域の拡大に注力しております。株式会社インバウンド・バズが運営する訪日タイ人観光客向けインバウンドメディア「Talon Japan」を軸に、訪日外国人旅行者向けの情報発信、クーポン施策、インフルエンサーを活用したプロモーション等を展開し、東南アジアを中心としたインバウンド需要の取り込みを進めております。また、株式会社コムニコが譲り受けた食インフルエンサーマーケティング事業「ライフインザキッチン」や、株式会社ユニオンネットのWebサイト制作・クリエイティブ支援機能との連携により、SNS、Web、インフルエンサー、インバウンドを組み合わせた包括的なマーケティング支援体制の構築を進めております。 M&A戦略においては、持続的かつ非連続的な成長の実現に向けて、M&Aを当社グループの成長ドライバーの一つとして継続的に取り組んでおります。当連結会計年度においては、LINEを中心としたマーケティング支援に強みを持つ株式会社エルマーケ及びSNSマーケティング領域における支援機能を有する株式会社ライスカレーLSを連結子会社化いたしました。これにより、当社グループのサービス提供領域を拡充するとともに、既存事業とのクロスセルやノウハウ共有、顧客基盤の相互活用等によるシナジー創出を図っております。今後も、案件発掘からデューデリジェンス、PMI(買収後統合)に至る一連のプロセスを着実に遂行し、グループ全体の事業規模拡大及び収益基盤の強化を推進してまいります。 さらに、資本政策面においては、2025年11月に実施した第三者割当増資により、成長投資を実行するための財務基盤を強化いたしました。今後は、強化された財務基盤を活用し、既存事業の成長投資、AI・DXを活用した生産性向上、新規領域への展開、M&Aによる外部成長を機動的に推進してまいります。 これらの戦略を通じて、当社グループは、既存事業の安定的・持続的な成長と、新規領域及びM&Aによる非連続的な成長を組み合わせることで、収益基盤の強化及び企業価値の最大化を図ってまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、事業規模の成長と収益性の向上を両立させることを基本方針としており、「売上高」および「営業利益率」を重要な経営指標と位置付けております。売上高の拡大を通じて事業基盤の強化を図るとともに、営業利益率については、継続的な業務プロセスの見直しと業務効率化の推進により、収益性の向上を目指しております。 具体的には、案件ごとの業務内容の明確化や業務フローの標準化・工数管理の徹底に加え、生成AIを活用した運用支援ツールや提案業務の効率化を通じて、開発費の最適化および生産性の向上を図っております。また、これらの取り組みで得られた知見や運用ノウハウをツールや研修プログラムに反映することで、グループ全体の事業運営効率の底上げを進めております。 さらに、当社グループでは「調整後EBITDA(注1)」を補完的な経営指標として位置付けております。この指標は、M&Aにより発生するのれん償却費の影響を除外し、事業の実態に近い収益力やキャッシュ創出力を測る上で有用であり、特に成長投資を伴う当社の経営実態をより的確に把握するものと認識しております。 (注1)調整後EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費+株式報酬費用+M&A関連費用 (4) 経営環境 「2025年日本の広告費」(株式会社電通)によると、日本の総広告費は社会全体のデジタル化を背景に伸長し、8兆623億円(前年比105.1%)となりました。このうち、インターネット広告費は4兆459億円(前年比110.8%)と高い成長を示し、総広告費に占める構成比も50.2%と初めて過半数に達しております。 こうした背景のもと、当社グループが展開するSNSマーケティング事業を取り巻く環境も引き続き拡大傾向にあります。総務省の「令和7年通信利用動向調査」によれば、日本国内におけるソーシャルメディア利用者数は1億人を超えており、特に13〜49歳の9割以上がSNSを利用しているという結果が出ています。企業においてもSNSの重要性は年々高まっており、帝国データバンクの調査では、社外向けにSNSを活用している企業の割合は40.8%、とりわけBtoC企業では7割超という高い水準を示しています。(注1) 一方で、人的リソースの不足や教育体制の未整備により、SNSを十分に活用できていない企業も少なくなく、SNS活用が進んでいない企業の割合は依然として半数近くを占めております。こうした状況に対し、当社グループでは「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」の3つのソリューションを通じ、企業のSNS活用を支援し、社会的なニーズに応えるサービス提供体制を強化しております。 さらに、当社が上場する東京証券取引所グロース市場においては、2025年9月に公表された制度見直しにより、従来の「上場10年経過後の時価総額40億円以上」という上場維持基準から、「上場5年経過後の時価総額100億円以上」へと引き上げる方針が示されております。これに先立ち、当社は2025年1月に公表した「事業計画及び成長可能性に関する事項」において、時価総額100億円を中期的な目標として掲げており、すでに戦略的な取り組みを開始しております。今後も、収益基盤の強化や非連続的成長に向けたM&Aの活用、資本政策の柔軟な運用等を通じて、中長期的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 (注1)出処:(株)帝国データバンク「企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート」2023年9月15日発表 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 当社グループ及びサービスの認知度向上 当社グループは、SNSマーケティングにおいて「運用支援」「運用支援ツールの提供」「教育」を基軸とし、現代の生活者の情報消費行動に寄り添った包括的なマーケティング支援を展開しております。 近年増加する訪日外国人旅行者に対応したインバウンドマーケティング支援をはじめ、企業の世界観をデジタル上で体現するWeb制作サービスや、専門性の高いインフルエンサーを活用したPR施策にも取り組んでおり、企業と生活者の新たな接点の創出に貢献しております。 こうした多様なソリューションをより多くの企業へ届けるため、展示会やカンファレンス等の外部イベントへの出展を強化し、サービス認知の向上と見込み顧客の獲得を図るとともに、マーケティング実施体制のさらなる充実を推進してまいります。 加えて、資本市場における当社グループの認知度向上を目的としたIR活動にも注力しており、株主・投資家との対話を通じて当社の事業内容や成長戦略に対する理解の促進を図り、株式市場における適正な企業価値評価の獲得に努めてまいります。 ② 人材戦略の強化と生成AIの活用による生産性向上 当社グループの持続的成長には、優秀な人材の確保と育成が不可欠であり、採用力の強化とともに、教育体制の整備・拡充を重要な経営課題と捉えております。これに加え、近年急速に進展する生成AI技術の活用は、業務効率の抜本的な改善や、組織ナレッジやノウハウの共有・活用の高度化を実現する手段として極めて重要と認識しております。当社ではAI・DX推進室を中心に、生成AIを活用した業務支援や人材育成の高度化に取り組んでおり、全社的な展開を通じて、人的資本の質的向上と業務生産性の最大化を両立し、企業競争力の一層の強化を図ってまいります。 ③ グループ経営の強化 当社グループは、2026年3月31日時点において、9社の連結子会社を保有しております。グループ内各社の強みやノウハウを相互に活かし合い、シナジー効果を最大限に発揮することで、グループ全体としての事業成長と企業価値の向上を図ってまいります。 また、2025年11月に実施したAIフュージョンキャピタルグループ株式会社を割当先とする第三者割当増資を契機に、同社およびそのグループ会社や投資先企業との連携を深めてまいります。これにより、AI関連分野をはじめとした新規領域への展開や技術・人材・ビジネスネットワークの活用を通じた協業を推進し、グループ経営のさらなる強化を目指してまいります。 ④ 事業提携、企業買収への積極的な取り組み 当社グループが持続的かつ非連続的な成長を実現するためには、既存事業の安定的成長に加えて、将来の成長を担う新たな事業の創出及び拡大が不可欠であると認識しております。その実現に向けては、自社による事業開発に加え、事業提携やM&Aなど外部資源の活用を通じて、新たな事業領域やサービスへの投資を積極的に検討・推進してまいります。投資にあたっては、既存事業の収益状況や財務バランスを踏まえ、許容可能なリスクの範囲内で慎重かつ機動的に意思決定を行う方針です。 また、M&Aを成長戦略の柱として継続的かつ効果的に推進するため、専任チームの体制強化を図るとともに、案件の発掘からデューデリジェンス、PMI(買収後統合)に至るまでの一連のプロセスを社内で円滑に遂行できるよう、関係部門との連携体制を強化してまいります。これにより、グループ全体としての経営管理力とシナジー創出力のさらなる向上を目指してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、企業価値を向上させるため、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置づけ、多様な施策を実施しております。業務の適正及び財務諸表の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能するよう、一層の内部管理体制の整備・運用の強化を図ってまいります。
事業等のリスク9,171字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に関するリスクについて、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を記載しております。当社グループはこれらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び万が一発生した場合には適切な対応に努め、事業活動に支障をきたさないよう努力してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの事業環境及び固有の法的規制に関わるリスクについて ① インターネット事業に関する一般的なリスク 当社グループは、インターネット関連事業を主たる事業対象としているため、インターネットの活用シーンの多様化、利用可能な端末の増加等のインターネットのさらなる普及が成長のための基本的な条件と考えております。インターネットの普及は引き続き進んでいるものの、今後どのように進展していくかについては不透明な部分もあります。また、生成AI等の新たな技術の急速な普及により、コンテンツ生成やマーケティング手法、競争環境が大きく変化する可能性もあります。当社グループは、法改正などの早期情報収集、市場動向や技術トレンドのモニタリングを行っておりますが、インターネットに関する何らかの弊害の発生、利用等に関する新たな規制の導入、技術環境の急激な変化その他予期せぬ要因によって、今後の普及や事業環境に大きな変化が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ② 技術革新について 当社グループが事業を展開するインターネット業界及びデジタルマーケティング領域においては、事業に関連する技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに対応する新サービスの導入が相次いで行われております。特に、生成AIの進展、主要SNSプラットフォームの機能拡張・仕様変更、LINE等のコミュニケーションプラットフォームを活用したマーケティング手法の高度化等により、マーケティング手法やサービス提供の在り方が短期間で変化する状況にあります。 当社グループは、これらの変化に対応するため、技術者及び専門人材の確保、研修活動、生成AIを含む新技術の活用、サービス開発への投資を行っておりますが、想定どおりに進まない場合や、新技術への対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下し、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 ③ システム障害について 当社グループでは事業の安定的な運営のためのシステム強化及びセキュリティ対策を行っておりますが、サイトへのアクセスの急増等の一時的な過負荷や電力供給の停止、当社グループソフトウエアの不具合、コンピューターウイルスや外部からの不正な手段によるコンピューターへの侵入、自然災害、事故等、当社グループの予測不可能な様々な要因によって、当社グループの事業活動に支障が生ずる可能性があります。また、サーバーの作動不能や欠陥に起因して、当社グループの信頼が失墜し取引停止等に至る場合や、当社グループに対する損害賠償請求が発生する場合も想定され、このような場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 ④ 個人情報管理によるリスク 当社グループは、サービス提供にあたり、顧客、サービス利用会員、キャンペーン応募者、SNS利用者、Webサイト利用者、インバウンドメディア利用者等の個人に関連する情報を取得する場合があります。これらの情報の取り扱いには、外部からの不正アクセスや内部からの情報漏洩を防ぐため、セキュリティ環境の強化、アクセス権限の管理、従業員に対する個人情報の取り扱いに関する教育等、必要な対策を講じております。 また、M&Aにより当社グループに加わった子会社についても、グループとしての情報管理体制の整備及び運用強化を進めております。しかしながら、今後何らかの理由により個人情報が漏洩した場合、又は個人情報保護法その他関連法令への対応に不備が生じた場合には、損害賠償、行政上の措置、信用力の低下等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑤ 知的財産権に係る方針等について 当社グループによる第三者の知的財産権等を侵害する可能性については、調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業分野において、当社グループが認識していない知的財産権等が既に成立している可能性、又は新たに第三者により知的財産権等が成立する可能性があります。また、近年では生成AIを活用したコンテンツ制作や業務支援が進展しており、著作権や肖像権、商標権等の権利関係に関する法的解釈や実務対応について不確実性が存在しております。かかる場合において、当社グループが第三者の知的財産権等を侵害することによる損害賠償請求や差止請求、又はロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 ⑥ ソーシャルメディアデータの法整備について ソーシャルメディアが益々浸透し、クチコミが日々大量に生成されるようになりました。このような状況において、ソーシャルメディアデータに関する法整備においては、2010年1月に施行された改正著作権法でインターネット上の検索サービスを提供する事業者がその検索サービスに必要な情報を収集する行為が一定の条件下で認められるようになりました。しかしながら、今後の新たな法律の制定や既存の法律の改正により、自主規制が求められるようになる可能性があります。当社グループでは、これらの動向に関する情報収集を行っておりますが、当社グループのサービスを提供する上での情報収集やサービスの提供の仕方自体に何らかの制約を受けた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑦ マーケティング業務のアウトソーシングについて 当社グループは、顧客に対して、MOS(Marketing Operating Service)を事業コンセプトに、SNSマーケティングを中心としたマーケティングの運用領域の支援サービスを提供しております。また、近年では、Webサイトの企画・制作、Web広告運用、Webコンサルティング、LINEを中心としたマーケティング支援、インフルエンサーを活用したプロモーション、インバウンドマーケティング支援等、顧客のマーケティング課題に対応するサービス領域を拡大しております。 専門性を有する人材の育成や確保の難しさ、外部の専門的な知見やファシリティを活用することによる費用対効果の明確化、繁忙期・閑散期に応じた柔軟なリソース活用等を背景に、企業によるマーケティング業務のアウトソーシング需要は今後も一定程度拡大するものと認識しております。 当社グループは、マーケティングオペレーションの重要性や専門知識の必要性を発信し、顧客企業における外部活用の有用性が認知されるよう努めておりますが、今後、経済状況の変化、顧客企業の経営方針の変更、生成AIや各種マーケティングツールの普及等により、顧客企業がマーケティング業務を社内リソースで行う内製化の動きを強めた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑧ 主要SNSのユーザーの利用動向やプラットフォームの規制変更等について 当社グループのサービスは、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)等の主要SNSプラットフォーム上でのマーケティング手法を中心としております。これらのSNSにおけるユーザーの利用動向の変化、新たなSNSの台頭、既存SNSのアルゴリズム変更や広告関連規約・API提供方針の変更等により、従来可能であったマーケティング手法が制限される可能性があります。また、プラットフォーム側のセキュリティ問題や信頼性の低下、規制強化等が生じた場合、当社グループの提供するサービスの有効性や競争力に影響を及ぼす可能性があり、これらへの対応が遅れた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑨ サービスの陳腐化について インターネット広告市場は、日々新たな技術革新やサービスが創出される市場であり、競合他社よりも有益な価値を顧客に提供し続ける必要があります。特に、生成AIの普及により、コンテンツ制作や運用支援の自動化・高度化が進展する中、当社グループのサービスや技術が市場の変化に適応できない場合、陳腐化する可能性があります。当社グループでは、新技術の導入やサービス機能の強化、人材確保に努めておりますが、変化への対応が十分に行えなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑩ インターネット広告市場について マーケティング支援事業及び広告事業が対象とするインターネット広告市場は拡大傾向にあり、今後も当該市場は拡大していくものと想定されます。当社グループでは、これらの動向に関する情報収集を行っておりますが、景況感の変化や新たなイノベーションの創出により、インターネット広告市場が拡大傾向の鈍化あるいは縮小傾向に転じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑪ 法的規制について 当連結会計年度末現在で、当社グループの主力事業において直接的な法的規制又は業界の自主規制はありませんが、広告主の広告内容により、「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」等の規制を受ける可能性があります。当社グループでは、顧客の広告が各種法的規制に抵触することを避けるため、事例も含めた勉強会の実施、コンテンツ制作において判断に迷うものは法務部門へ問い合わせるなどして当社従業員の意識を高めるよう努めております。今後、法令等の改正や新たな法令等の制定、また生成AIやデジタル広告を取り巻く法的解釈の変更等により、業界の自主規制が制定され、その遵守を要請される場合には、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 (2)経営成績及び財政状態に影響を及ぼすリスク要因について ① 景気動向及び顧客企業の広告マーケティング予算の影響について 当社グループの取引はクライアントの広告マーケティング予算に強く影響を受けます。景気低迷時には広報・広告宣伝予算が相対的に削減されやすく、企業の業績や投資判断の変化が、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、景気動向や市場環境の変化に関する情報収集を行っておりますが、想定を超える経済状況の悪化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ② 特定販売先への依存について 当社グループは、企業のデジタルマーケティング支援を行っておりますが、企業はマーケティング施策全般を大手広告代理店に委託するケースも多く、当社グループは一部業務を代理店経由で受注する構造となっております。取引先上位会社の定期的なモニタリングを実施するとともに、直接取引の拡大も推進しておりますが、特定代理店からの発注が減少した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ③ 特定事業への依存について 当社グループは、現在「マーケティング事業」単一セグメントで事業を展開しており、その中心はSNSマーケティングをはじめとするデジタルマーケティング領域が占めております。当社グループでは、Webサイトの企画・制作、Web広告運用、Webコンサルティング、LINEマーケティング、インバウンドマーケティング、インフルエンサーマーケティング等へのサービス領域の拡充を進めておりますが、売上構成上、SNSを中心としたデジタルマーケティング領域への依存は依然として高い状況にあります。 そのため、主要SNSプラットフォームの利用動向や仕様変更、広告市場の変化、顧客企業のマーケティング投資方針の変更、競合環境の激化等により、中核となる事業領域の成長が鈍化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、M&Aや新規サービス開発を通じた提供領域の拡大、既存サービスとのクロスセル、グループ各社間の連携強化等により、収益源の多様化及び事業基盤の強化に取り組んでおりますが、これらの施策が計画どおり進まない場合には、特定事業への依存による影響を十分に低減できない可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ④ 競合について SNSマーケティング領域は市場成長が続く一方で、新規参入やサービスの多様化も活発に進んでおります。当社グループは、黎明期からの運用実績、自社開発ツール、運用支援体制、リスクマネジメント等を強みに差別化を図っておりますが、今後競合他社がより高機能なツールや価格競争力のあるサービスを展開した場合、当社グループの競争優位性が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑤ 生成AI活用の急速な進展による市場構造変化 近年、生成AI技術の進展は急速に進んでおり、コンテンツ制作、マーケティング自動化、チャットボットによる顧客対応等、さまざまな業務領域に影響を与えつつあります。これに伴い、生成AIを活用した新たなマーケティング支援ツールや、AI主導の自動運用サービスの市場参入が活発化しており、当社グループの主要事業と競合する可能性があります。 当社グループは、生成AIを活用したプロダクト、社内業務の効率化を推進しておりますが、技術革新のスピードや市場動向への適切な対応が遅れた場合、当社グループの提供価値や収益モデルに影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 (3)当社グループの事業運営体制に関わるリスクについて ① 人材の確保及び育成について 当社グループの事業展開においては、マーケティングの運用支援を担う高度な専門スキルや、SNSをはじめとするデジタル領域への深い理解を持つ人材が不可欠であり、これらの人材を適切に確保し、継続的な育成を行う必要があります。特に近年では、生成AIなどの新技術が急速に普及しており、それらを活用できるリテラシーや変化対応力を備えた人材の重要性が高まっております。 また、今後の事業拡大により受注機会が増加した場合には、規模に応じた人員の確保も必要となります。当社グループでは、社内研修やナレッジ共有の仕組みを通じて人材育成を進めているほか、リモートワークやフレックスタイム制等の柔軟な勤務制度の整備にも取り組んでおりますが、必要な人材の確保が計画どおり進まなかった場合や、既存人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ② ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について 当社では、取締役、従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:権利行使期間内、影響度:大 ③ 配当政策について 当社の利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保を意識しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。しかしながら当社グループは、繰越欠損金の未解消かつ成長過程にあり、今後の事業発展及び経営基盤強化といった、内部留保の充実を図るため、配当を行っておりません。 現在におきましても、内部留保の充実を優先しておりますが、将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針であります。ただし、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 発生可能性:事業計画の進捗状況による、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 ④ 他社との業務・資本提携等について 当社グループは、他社との業務提携、資本提携等を通じて事業の拡大、スピードアップに取り組んでいく方針であります。当社グループと提携先の持つ技術やノウハウ等を融合することにより、事業シナジーを発揮することを目指します。当社グループでは、対象企業の属する業界の市場規模、業界環境や対象企業を調査し、事前に収益性などについて慎重に検討することとしておりますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、またこれらの提携等が何らかの理由で解消された場合、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑤ 借入金、金利の変動について 当社グループは、M&A資金、運転資金及び成長投資資金等の一部について、金融機関からの借入により調達しております。当連結会計年度末においても一定水準の借入金を有しており、今後の金利情勢の変動によっては、支払利息の増加等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、資金需要や財務状況を踏まえた資金調達手段の検討、借入条件の適正化、資金繰り管理の徹底等により、財務健全性の維持に努めております。また、2025年11月に実施した第三者割当増資により財務基盤の強化を図っておりますが、今後、M&Aや新規事業への投資等により追加的な資金需要が発生した場合、借入金残高が増加する可能性があります。この場合、金融市場の環境変化や金利上昇により資金調達コストが増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 ⑥ 代表取締役への依存について 当社代表取締役は2008年11月の株式会社コムニコを設立以来、事業を牽引し、2014年には当社を設立しグループを大きく成長をさせてまいりました。現在も当社グループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において極めて重要な役割を果たしております。当社グループでは、取締役会等における経営層への情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に過度に依存しない体制の確立に努めておりますが、何らかの理由により、同氏が当社グループの業務を継続することが困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑦ 自然災害、事故、パンデミック等について 当社グループでは自然災害、事故等発生時には、速やかに対策本部を設置し、事業継続に向けて対応をするよう準備を行っております。また、当社では従来からリモートワークやフレックスタイム制による時差出勤制度を導入しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、リモートワークの環境整備支援やリモート会議システムを導入する等、従業員の安全を確保するとともに安定したサービス提供ができる環境作りを推進しております。しかしながら、本社所在地である関東圏において、大地震、台風等の自然災害や事故等により設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生した場合、当社グループ従業員の勤務が困難となり当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ⑧ 経営管理体制の複雑化について 当社グループでは、M&A戦略の推進により連結子会社が増加し、事業領域、提供サービス、顧客基盤及び地域の拡張が進んでおります。2026年3月期においては、株式会社エルマーケ及び株式会社ライスカレーLSを連結子会社化しており、グループ全体の経営管理、業績管理、ガバナンス、内部統制、情報管理及びコンプライアンス体制の維持・強化の重要性が一層高まっております。 当社では、M&A専門チームの設置、管理部門の体制強化、子会社管理の標準化、グループ共通の管理ルールの整備、買収後統合(PMI)の推進等を進めておりますが、これらの対応が計画どおりに進まなかった場合や、買収先企業との統合が円滑に進まない場合には、想定したシナジーの発現が遅延又は実現しない可能性があります。その結果、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中
経営成績の分析 (MD&A)6,032字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社は、当連結会計年度より決算期(事業年度の末日)を10月31日から3月31日に変更をしております。これに伴い決算期変更の経過期間となる当連結会計年度は、2025年11月1日から2026年3月31日までの5ヵ月となっているため、前連結会計年度との比較は行っておりません。 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当社グループは「マーケティング事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業による賃上げの継続、インバウンド需要の回復に加え、設備投資の増加などを背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、円安の進行や物価上昇の継続に加え、台湾情勢を巡る日中関係の緊張やウクライナ情勢、中東地域を巡る地政学的リスクの長期化、さらには米国の通商政策をはじめとする国際情勢の不透明感など、景気の下押し要因も多く、先行きについては引き続き不透明な状況が続いております。 当社グループが事業を展開するデジタルマーケティング領域におきましては、国内外の様々な影響を受けつつも、社会活動のデジタル化を背景に高い成長率を維持し、「2025年日本の広告費」(株式会社電通)によると、インターネット広告市場は前年比10.8%増の4兆459億円となりました。 当社グループは、「人に地球に共感を」をパーパスに掲げ、現代の生活者の情報消費行動に寄り添い、共感を重視したマーケティング活動「愛されるマーケティング」を推進するマーケティング企業グループです。近年、ITテクノロジーやプラットフォームの進展により、多チャネル化が加速し、生活者との継続的なコミュニケーションの重要性が一層高まっております。 このような環境のもと、当社グループは、SNSマーケティングの運用支援をはじめ、運用支援ツールの提供、教育、Webサイトの企画・制作、Web広告運用、Webコンサルティング、マーケティングオートメーションの導入支援など、マーケティングプロセス全体にわたる多様なソリューションを提供しております。また、ITツールやAI技術の活用を通じて、企業のマーケティング活動の効率化にも貢献しております。 当社グループは、「最も愛されるマーケティンググループを創る」というグループミッションのもと、2025年1月に公表した中期経営計画に基づき、①既存事業の安定的成長、②新規領域(海外展開・インバウンドプロモーション、XR等)の早期立ち上げ、③M&Aによる非連続的成長を柱に、持続的な企業価値の向上に取り組んでおります。 当連結会計年度におきましては、サービス領域の拡大およびSNS運用支援事業におけるシェア拡大を目的として、2件のM&Aを実行いたしました。具体的には、2026年1月にLINE公式アカウントの運用支援に強みを持つ株式会社エルマーケの株式を取得し子会社化いたしました。これにより、LINEマーケティング領域におけるソリューションの拡充を図るとともに、既存顧客へのクロスセルや新規顧客獲得の強化を推進しております。さらに、2026年3月には、SNSマーケティング支援事業を展開する株式会社ライスカレーLSの株式を取得し子会社化いたしました。同社が有する大手企業を中心とした顧客基盤およびインフルエンサーマーケティングにおける高い専門性を取り込むことで、当社グループの主力領域であるSNSマーケティング事業の競争力強化とシェア拡大を図り、シナジー創出による収益機会の拡大に取り組んでおります。 新規事業におきましては、インバウンド領域において、訪日外国人向けメディア「Talon Japan」を軸としたサービス展開を推進いたしました。具体的には、自治体と連携したファムトリップ施策の実施や、スキー場情報プラットフォームとの業務提携による観光需要創出支援、さらには商業施設等のクーポン掲載による送客支援など、訪日前から訪日中の消費行動までを一体的に支援するサービスの拡充を進めました。また、タイを中心としたインフルエンサーとの専属契約を締結し、影響力の高い発信基盤を自社アセットとして取り込むことで、プロモーション効果の最大化と差別化の強化を図りました。加えて、クーポン掲載企業数の拡大などにより、インバウンド領域における収益モデルの構築を進めております。 既存事業の強化におきましては、SNSマーケティング支援領域におけるプロダクトおよびサービスの高度化を推進いたしました。株式会社コムニコが提供するSNS運用効率化ツールにおいては、TikTokにおけるカルーセル投稿や楽曲設定機能への対応、ならびにXにおける画像と動画を組み合わせた投稿機能の実装など、各プラットフォームの進化に対応した機能開発を進め、顧客企業の運用効率向上と成果最大化に貢献しました。また、株式会社ジソウにおいては、Amazon広告運用支援サービスやAI活用支援サービスを開始し、SNSにとどまらない顧客のマーケティング課題の解決のため支援範囲を拡張いたしました。これらの取り組みにより、既存事業の付加価値向上と収益機会の拡大を図っております。 また、全社横断の取り組みとして2024年12月に設置した「AI・DX推進室」を中心にグループ全体の業務生産性向上に継続的に取り組んでおります。 これらの施策を通じて、当社グループは既存事業の収益基盤を着実に強化するとともに、新たな市場・領域への展開を同時に進め、次なる成長ステージに向けた企業価値の向上に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は1,302,975千円、営業利益57,558千円、経常利益59,828千円、親会社株主に帰属する当期純利益29,227千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ314,885千円増加し、1,798,026千円となりました。これは主に現金及び預金が132,450千円、売掛金が218,570千円増加したこと等によります。固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ814,891千円増加し、1,250,130千円となりました。これは主にのれんが624,509千円、繰延税金資産が170,207千円増加したこと等によります。その結果、資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ1,129,777千円増加し、3,048,157千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ251,161千円増加し、1,244,001千円となりました。これは主に買掛金が68,523千円、1年内返済予定の長期借入金が146,913千円、未払金が60,278千円増加したこと等によります。固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ356,100千円増加し、817,204千円となりました。これは主に長期借入金が352,686千円増加したこと等によります。その結果、負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ607,262千円増加し、2,061,205千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ522,514千円増加し、986,951千円となりました。これは主に第三者割当増資及び減資により資本剰余金が493,560千円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が29,227千円増加したこと等によります。 この結果、自己資本比率は30.8%(前連結会計年度末は21.9%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ132,450千円増加し、1,003,147千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動におけるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,576千円となりました。これは主に売上債権の増加額129,125千円による資金の減少があった一方、税金等調整前当期純利益58,656千円、法人税等の還付額44,887千円による資金の増加があったこと等によるものであります。 (投資活動におけるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、818,333千円となりました。これは主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出815,460千円等によるものであります。 (財務活動におけるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、945,717千円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出130,239千円の資金の減少があった一方、長期借入れによる収入600,000千円、株式の発行による収入493,560千円による資金の増加があったこと等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社グループのサービス提供は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載は省略しております。 b 受注状況 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c 販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループは「マーケティング事業」の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。 サービス区分   販売高(千円)   前年同期比(%) SNSアカウント運用支援   938,159   - SaaS型SNS運用支援ツール   187,846   - 人材教育   3,690   - DX支援   173,278   - 合計   1,302,975   - (注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 2.当連結会計年度は決算期変更の経過期間に伴い5ヵ月決算となっておりますので、前年同期比につきましては記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状等を勘案し合理的に見積り、計上しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 また、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがあるものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績の分析 (売上高) 売上高は1,302,975千円となりました。これは主に、デジタルマーケティング市場全体の成長とその市場の中でもSNSマーケティングの需要の高まりにより、SNSアカウント運用支援サービスが大きく増収したことによるものです。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は670,349千円となりました。これは主に、売上高に伴う外注費の発生、昇給に伴う労務費の増加等によるものであります。この結果、売上総利益は632,626千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は575,067千円となりました。これは主に、昇給に伴う人件費の増加や、M&Aに伴う仲介手数料、デューデリジェンス費用などの発生によるものであります。この結果、営業利益は57,558千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は18,828千円となりました。これは主に、為替差益と受取手数料によるものであります。営業外費用は16,559千円となりました。この主な内訳は支払利息であります。この結果、経常利益は59,828千円となりました。 (特別損益、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等合計は28,818千円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は29,227千円となりました。 b 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、前述の「3.事業等のリスク」に含めて記載しております。 c 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 d キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、事業拡大のための人件費、採用教育費、広告宣伝費であります。投資を目的とした資金需要は、M&A投資によるものであります。これらの必要資金については、自己資本を基本としつつ、今後の資金需要や金利動向等を勘案し、必要に応じて金融機関からの借入やエクイティファイナンス等による資金調達を検討する予定であります。なお、これらの資金調達方法の優先順位は、資金需要や資金使途等に合わせて最適な方法を検討・選択する予定であります。

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