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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ジャストシステム

JUSTSYSTEMS CORPORATION4686 · Prime · 情報・通信業

「ATOK」や「一太郎」で知られるソフトウェア会社。パソコン向けから法人向け業務ソフトまで展開。

概要

ジャストシステムは、徳島県徳島市に本社を置くソフトウェア開発会社である。1985年に発売した日本語ワープロソフト「一太郎」と日本語入力システム「ATOK」で知られ、現在は個人向け通信教育「スマイルゼミ」や法人向けクラウドサービス(JUST.DB、JUST.SFA)を主力とする。2026年3月期の連結売上高は515億円、営業利益225億円、営業利益率43.7%と高収益を達成している。従業員数は302名。

個人向け通信教育とクラウドが収益を牽引

2026年3月期の売上高515億円のうち個人向け事業が332億円、法人向け事業が183億円を占める。個人向けではタブレット型通信教育「スマイルゼミ」が幼児から高校生まで全16学年をカバーし、米国でもサービスを展開。日本語入力システム「ATOK Passport」は生成AIを活用した文章作成アシスタントを搭載し、サブスクリプションで提供される。法人向けではノーコードデータベース「JUST.DB」や営業支援クラウド「JUST.SFA」などのクラウドサービスが成長し、前期比34.8%増の売上を記録した。これらの定額制サービスが安定した収益基盤を作り、高い営業利益率を支えている。

法人向けクラウドとAI活用で事業拡大

法人向け事業では、ノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」がAI-OCRやマルチインポート機能により生成AIを活用したシステム開発を実現し、企業のDXを推進している。営業支援クラウド「JUST.SFA」やBIソリューション「Actionista!」、ノンプログラミングWebデータベース「UnitBase」なども提供。また、セルフ型ネットリサーチ「Fastask」には生成AIによる分析レポート機能が搭載された。教育市場向けにはGIGAスクール構想に対応した学習クラウド「ジャストスマイル」を提供し、教育DXを支援。これらのクラウドサービスが法人向け売上を大きく伸ばし、前期比34.8%増の要因となっている。

高い収益性を支えるビジネスモデル

同社の営業利益率は40%を超え、2026年3月期には43.7%に達する。この高収益の要因は、パッケージソフトからサブスクリプションへの移行にある。「ATOK Passport」や「スマイルゼミ」は継続的な課金収入をもたらし、一度開発したソフトウェアの限界費用が低いため利益率が高い。法人向けクラウドも同様の構造を持つ。経営指標として「1人当たりの営業利益額」の継続的拡大を重視しており、従業員302人で225億円の営業利益を生み出している。財務体質も良好で、自己資本比率は約87%と高く、内部留保も厚い。

業界の中での役割はソフトウェアメーカーとして、一般消費者向けパソコンソフトと法人向け業務ソフトを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
515億円
営業利益
225億円
営業利益率
43.7%
純利益
151億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01消費者向けソフトウェア主力

日本語入力システム「ATOK」やワープロソフト「一太郎」など、パソコン向けの一般消費者向けソフトウェアを開発・販売。

主な製品・サービス2
ATOK
日本語入力システム。正確な変換と使いやすさで定評があり、多くのユーザーに利用されている。
一太郎
日本語ワープロソフト。文書作成に特化した機能を持つ。

02法人向けソフトウェア主力

企業向けに業務効率化を支援するソフトウェア(文書管理、業務アプリケーションなど)を提供。

製品と技術

日本語ワープロ「一太郎」と日本語入力「ATOK」

1985年に発売された「一太郎」は、長年にわたり日本のワープロソフト市場を牽引してきた。最新版「一太郎2026」は「安心を創り出す」をテーマに、創造的な活動に集中できる環境を提供する。一方、日本語入力システム「ATOK」は1982年の「KTIS」に端を発し、現在はサブスクリプション型の「ATOK Passport」として提供。生成AIを活用した文章作成アシスタント「ATOK MiRA」を搭載し、アイデア出しから推敲までを支援する。両製品とも法人向けライセンスも販売され、安定した収益源となっている。

通信教育「スマイルゼミ」と米国版「Smile Zemi」

2012年に開始した「スマイルゼミ」は、幼児から高校生まで全16学年をカバーするタブレット型通信教育。AI技術を活用した個別指導により、一人ひとりの理解度に合わせた学習を実現している。2022年からは米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」を展開し、Pre-KからGrade 5まで7学年を対象とする。2025年には社会人向けAI英会話コーチング「SMILE ZEMI ENGLISH」も開始し、英語学習市場に参入。これらのサービスは継続的な課金収入をもたらし、同社の成長を牽引している。

法人向けクラウドサービス群

同社は法人向けに多様なクラウドサービスを提供する。ノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」は、AI-OCRやマルチインポート機能により生成AIを活用したシステム開発を可能にし、企業のDXを支援。営業支援クラウド「JUST.SFA」は営業活動の効率化を図る。オールインワンBIソリューション「Actionista!」はデータ分析と可視化を提供。ノンプログラミングWebデータベース「UnitBase」は手軽なデータベース構築を実現する。これらのサービスはセルフ型ネットリサーチ「Fastask」などとともに、法人向け売上の34.8%増(前期比)に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ソフトウェア開発で高収益、国内市場に強み

同社は情報・通信業界に属し、ソフトウェアの開発・販売を手掛ける。売上高は2024年3月期の410億円から2026年3月期には515億円と着実に成長し、営業利益率は40%超と非常に高水準を維持している。同業他社にはVRain SolutionやCocoliveなどがあるが、同社は収益性で大きく上回っており、独自の競争優位を持つ。国内市場に強みを持ち、法人向けソフトウェアで高いシェアを占めていると推測される。今後は、競争激化への対応と新規市場の開拓が課題となる。

強み

  • 営業利益率40%超と業界トップクラスの収益性を実現。
  • 売上高が毎期増加し、堅調な事業基盤を持つ。
  • 国内市場で強いブランドと顧客基盤を有する。
  • 独自の技術で高品質なソフトウェアを提供。

課題

  • 同業他社の参入で競争が激化し、シェア維持が課題。
  • 海外展開が遅れており、成長余地を十分に活かせていない。
  • 優秀なエンジニアの確保が成長の制約になる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がジャストシステム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12432ディー・エヌ・エー3,186億円15.3倍
29418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍
3581AGO3,057億円34.6倍
44373シンプレクス・ホールディングス2,840億円26.5倍
59602東宝2,747億円25.5倍
64686ジャストシステム2,697億円17.9倍
74443Sansan2,677億円39.8倍
82121MIXI2,639億円14.3倍
99759NSD2,486億円17.0倍
103697SHIFT2,373億円27.6倍
114478フリー2,348億円220.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

日本語ワープロ一太郎で市場を開拓した創業期

1979年7月に徳島県徳島市で創業、1981年6月に株式会社ジャストシステムを設立。1982年10月に日本語処理システム「KTIS」(後にATOK)を発表し、1985年8月には日本語ワードプロセッサ「一太郎」を発売した。パソコン黎明期において、日本語入力と文書作成の使い勝手の良さでシェアを獲得し、1988年5月に大阪営業所、1989年6月に東京支社を開設して販路を拡大した。この時期に国産ソフトウェアメーカーとしての地位を確立し、以来「一太郎」と「ATOK」は同社の代名詞となった。

株式公開と新たな製品群の投入

1997年9月に本社を現在地(徳島市川内町)に移転し、同年10月に店頭公開銘柄として株式を公開。12月には文書検索・要約システム「ConceptBase Search」を発売。1999年6月には小学生向けワープロソフト「一太郎スマイル」(現「ジャストスマイル」)を発売。2001年6月にオンラインショッピングサイト「Just MyShop」を開設し、2003年4月にはオンラインストレージ「InternetDisk ASP」を提供開始するなど、インターネット関連サービスにも進出した。この時期に製品ラインを広げ、多角化の基盤を築いた。

キーエンス提携とM&Aによる事業拡大

2006年3月にカナダのBlast Radius社からXMLオーサリングツール「XMetaL」事業を譲受し、JUSTSYSTEMS CANADA, INC.に移管。2009年4月には株式会社キーエンスと資本・業務提携を締結し、現在もその関係会社となっている。2010年2月にはIBMから「ホームページ・ビルダー」の著作権と商標権を取得し、ウェブ制作分野に参入。2011年にはオフィス統合ソフト「JUST Office」シリーズやノンプログラミングWebデータベース「UnitBase」、セルフ型ネットリサーチ「Fastask」を相次いで発売し、法人向け製品群を本格的に拡充した。

通信教育スマイルゼミの開始と上場市場変更

2012年12月、小学生向け通信教育「スマイルゼミ」を提供開始。タブレットを用いた学習スタイルが支持を集め、その後中学生・高校生向け、幼児向けへと拡大された。2013年8月には東京支社を東京本社へ変更し、実質的な本社機能を東京に移した。2014年2月には東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更し、時価総額を大きく増やした。この時期、売上高は2013年3月期の140億円から2016年3月期には172億円へと増加し、新たな成長事業が軌道に乗った。

クラウドシフトとグローバル展開

2021年9月、小中学校向け学習クラウド「スマイルネクスト」(現「ジャストスマイル」)を提供開始。同時にノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」を発売し、法人向けクラウドを強化。同年、東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場へ移行し、米国子会社JUSTSYSTEMS AMERICA, INC.を設立。2022年11月には高校生向け通信教育と米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」(Grade 1-5)を開始。2025年5月には米国Pre-KコースやAI英会話コーチング「SMILE ZEMI ENGLISH」を追加し、海外展開と新領域への進出を加速している。

年表30件を開く

1970年代

  • 1979年7月創業徳島県徳島市にてジャストシステムを創業

1980年代

  • 1981年6月創業株式会社ジャストシステムを設立
  • 1982年10月日本語処理システム「KTIS」(現「ATOK」)を発表
  • 1985年8月日本語ワードプロセッサ「一太郎」を発売
  • 1988年5月大阪営業所を開設
  • 1989年6月東京支社を開設

1990年代

  • 1991年6月名古屋営業所を開設
  • 1997年9月徳島県徳島市川内町平石若松108番地4に本社を移転(現在地)
  • 1997年10月店頭登録銘柄として株式を公開
  • 1997年12月文書検索・要約システム「ConceptBase Search」を発売
  • 1999年6月小学生用日本語ワープロソフト「一太郎スマイル」(現「ジャストスマイル」)を発売

2000年代

  • 2001年6月オンラインショッピングサイト「Just MyShop」をオープン
  • 2003年4月オンラインストレージ「InternetDisk ASP」を提供開始
  • 2006年3月Blast Radius社の「XMetaL」事業を譲受し、JUSTSYSTEMS CANADA, INC.に事業移管
  • 2009年4月株式会社キーエンスと資本・業務提携契約を締結

2010年代

  • 2010年2月IBM Corporationから「ホームページ・ビルダー」のプログラム著作権と商標権を取得
  • 2010年6月M&Aファイルサーバー統合管理システム「GDMS」を発売
  • 2011年6月M&Aオフィス統合ソフト「JUST Office」シリーズを発売
  • 2011年7月レンタルサーバー・顧客管理サービス「ホームページ・ビルダー サービス」を提供開始
  • 2011年9月ノンプログラミングWebデータベース「UnitBase」を発売
  • 2011年10月セルフ型ネットリサーチ「Fastask」を提供開始
  • 2012年12月小学生向け通信教育「スマイルゼミ」を提供開始
  • 2013年8月本社機能移管により東京支社を東京本社へ変更
  • 2013年10月オールインワンBIソリューション「Actionista!」を発売
  • 2013年12月中学生向け通信教育「SMILE ZEMI」を提供開始
  • 2014年2月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
  • 2016年7月営業支援クラウドサービス「JUST.SFA」を提供開始 小学校向けドリル学習ソフト「ジャストスマイル ドリル」を発売 オンラインインタビューサービス「Sprint」を提供開始 医療向けデータウェアハウス「JUST DWH」を発売 小学校向け学習・授業支援ソフト「ジャストスマイル8」を発売 幼児向け通信教育「すまいるぜみ」を提供開始

2020年代

  • 2021年9月創業小中学校向け学習クラウド「スマイルネクスト」(現「ジャストスマイル」)を提供開始 東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行 JUSTSYSTEMS AMERICA, INC.を設立 ノーコード クラウドデータベース「JUST.DB」を提供開始
  • 2022年11月高校生向け通信教育「SMILE ZEMI」を提供開始 米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」(Grade 1-5)を提供開始
  • 2025年5月米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」(Kindergarten Course)を提供開始 AI英会話コーチング「SMILE ZEMI ENGLISH」を提供開始 米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」(Pre-kindergarten Course)を提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 1人当たりの営業利益額継続的な拡大

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存商品の機能強化と顧客満足度向上

    既存商品の機能強化を継続することで顧客満足度を高め、継続的な利用を促進する。

  2. 02

    新商品・サービスの企画開発による顧客層拡大

    新商品・サービスの企画・開発を積極的に進め、顧客層を拡大することで事業拡大と企業価値向上を目指す。

  3. 03

    組織活性化と人材戦略の強化

    組織の活性化と人材戦略の強化拡充を進め、変化し成長し続ける企業体質を構築する。

  4. 04

    スピード重視の成長投資の実行

    スピードを意識して新商品・サービスの企画開発や将来に向けた積極的な成長投資を実行する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,650万円で、9期前と比べて+70.0%平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は13.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月346
2018年3月337
2019年3月97139.813.6331
2020年3月1,14539.013.2339
2021年3月1,19838.713.1343
2022年3月1,30939.313.7321
2023年3月1,43939.614.0313
2024年3月1,42838.913.7303
2025年3月1,43239.013.82976,061
2026年3月1,65038.813.53027,450

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)48.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
徳島本社他(徳島県徳島市)他6,179百万円
ソフトウエア関連事業及び全社
主な関係会社
  • 国内
    ㈱キーエンス
    大阪市東淀川区
    議決権44.0%
  • 国内
    JUSTSYSTEMS AMERICA, INC.
    アメリカ
    議決権100.0%
  • 海外
    JUSTSYSTEMS CANADA, INC.
    カナダ
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は515億円営業利益225億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.5%、利益が+25.0%。

売上高
+15.5%
515億円
営業利益
+25.0%
225億円
純利益
+22.8%
151億円
営業利益率
43.7%
前期比 +3.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は127億円、営業利益は62億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.7%、営業利益は+37.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q10930
2024年1Q1014544.631
2024年2Q1095045.934
2024年3Q964243.828
2024年4Q10423
2025年2Q2219844.366
2025年4Q2258236.457
2026年2Q26012046.283
2026年4Q25510541.268
2027年1Q1276248.843

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は140億円から515億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は43.7%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1403322
東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
2014年3月1694328
2015年3月1744529
2016年3月1724127
2017年3月1954934
2018年3月2305235
2019年3月2867762
2020年3月36513193
小中学校向け学習クラウド「スマイルネクスト」(現「ジャストスマイル」)を提供開始 東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場へ移行 JUSTSYSTEMS AMERICA, INC.を設立 ノーコード クラウドデータベース「JUST.DB」を提供開始
2021年3月412152110
2022年3月417173122
2023年3月420192134
2024年3月410174116
2025年3月44618018240.4123
2026年3月51522523143.7151

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高515億円のうち、営業利益として残るのは225億円43.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は151億円、売上の29.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金19.8%102億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金36.5%188億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益43.7%225億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
80.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+35.3pt
43.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+22.7pt
29.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.4pt
13.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
50.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが196億円、投資CFが−138億円で、差し引きのフリーCFは58億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は649億円で、売上の15.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月35−430−898
2014年3月32−790−4751
2015年3月41−430−249
2016年3月50−67−2−1730
2017年3月4811−45986
2018年3月60−24−436117
2019年3月5029−479193
2020年3月16143−6204389
2021年3月130−38−692475
2022年3月141−20−10121585
2023年3月168−39−10129705
2024年3月131−86−1345741
2025年3月150−271−13−121606
2026年3月196−138−1558649

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,364億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,187億円で、自己資本比率は87.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2662273985.3
2014年3月3062545283.2
2015年3月3322765683.1
2016年3月3663026482.6
2017年3月4203328879.1
2018年3月47236310977.0
2019年3月5004217984.3
2020年3月64250813479.1
2021年3月75461114381.0
2022年3月86271314982.7
2023年3月99583715884.1
2024年3月1,09194015186.2
2025年3月1,2101,05016086.8
2026年3月1,3641,18717787.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,049億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
962億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
9億円
在庫として抱えている分
負債合計
177億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中9位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中564位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
43.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,200で、1年前と比べて-7.8%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥4,200-2.0%1ヶ月+5.3%1年-7.8%時価総額2,697億円
過去52週の値幅
安値¥3,320高値¥5,350

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PBR2.21倍
配当利回り0.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末の3595円から上昇し、直近4010円と約11.5%上昇。25日移動平均線(3889円)を上回って推移し、75日線(3820円)も回復。52週高値5350円には届かないものの、52週安値3320円からは約21%の水準に位置。7月27日に3960円と大きく上昇し、その後高値圏で推移。出来高は直近で7万株前後に減少傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 17.18倍は同業界平均の30.11倍を下回るが、PBR 2.17倍は平均3.51倍より低い。ROE 13.5%と高く、高い収益性を反映して株価は一定程度評価されている。配当利回り0.67%は平均3.42%を大きく下回る。売上高・利益は堅調で、予想PERが開示されていないため、成長を織り込むと妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍47.9倍
PBR2.21倍2.96倍
ROE13.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

主力の「ATOK」は安定した収益源だが、成長には新規分野の開拓が必要。強気派は、訂正需要や法人向けサービスの拡大で売上・利益が伸びている点を評価。一方弱気派は、ソフトウェア市場の成熟や競合の出現によるシェア低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 強力なブランド

    「ATOK」は日本語入力で高いシェアを持ち、長年の実績がある

  • 業績拡大

    売上高、営業利益とも増加傾向で、利益率は40%超と高い

  • 法人市場

    法人向けサービスが好調で、成長のけん引役となっている

  • 2026年3月期営業利益225億円、営業利益率43.69%通年影響

    営業利益180億円→225億円、利益率40.36%→43.69%と改善

  • 売上高515億円と前期比15.5%増、成長加速通年影響

    売上高446億円→515億円、成長率は前期8.8%から15.5%に加速

  • 当期純利益151億円と前期比22.8%増通年影響

    純利益123億円→151億円、増益率22.8%と高い

  • ROE13.5%と資本効率良好継続影響

    ROE13.5%は安定した収益力を示す

マイナスに働く材料7
  • 市場成熟

    日本語入力市場は成熟しており、大きな成長は見込めない

  • 競合出現

    無料や他社の入力システムが台頭し、シェアを奪われる可能性がある

  • 事業依存

    特定製品への依存が高く、多角化が進んでいない

  • 配当利回り0.67%と株主還元が低水準継続影響

    配当利回り0.67%と低く、株主への還元が課題

  • 営業利益率43.69%は上限接近、伸びしろ限定的継続影響

    営業利益率43.69%と高水準で、これ以上の改善余地が小さく成長鈍化懸念

  • 株価上昇率3.79%と業績好調に比べ冴えない継続影響

    1年で株価は3.79%上昇のみ、利益成長に見合わない需給

  • 外国人保有比率18.41%と中位、海外需要は限定的継続影響

    外国人保有比率18.41%と特別高くなく、海外資金による押し上げは小さい

次の決算で確かめる点
ATOKシェア
主力製品の市場での地位を測る指標
法人契約数
法人向け事業の拡大を示す
サブスク売上比率
安定収益への移行度合いを判断する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+22.7%いまの株価に対する利回りは0.71%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
0.71%
いまの株価に対して
配当性向
11.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月611.6
2018年3月60.010.9
2019年3月833.38.2
2020年3月1025.06.9
2021年3月100.07.6
2022年3月1660.08.5
2023年3月1812.58.6
2024年3月2011.110.0
2025年3月2210.012.7
2026年3月2722.711.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,483人。区分でいちばん多いのは事業法人46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.1%を占め、残る44.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人44.945.548.645.949.146.0
個人・その他20.820.020.020.419.425.4
外国法人15.815.814.820.720.418.4
金融機関16.116.816.012.010.09.2
証券会社2.51.90.60.91.11.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社キーエンス43.96
02重田 康光7.30
03日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)5.78
04DAIWA CM SINGAPORE LTD - NOMINEE HIKARI TSUSHIN INVESTMENTS ASIA PTE LTD (常任代理人 大和証券株式会社)4.95
05UHPartners2投資事業有限責任組合3.96
06光通信KK投資事業有限責任組合2.80
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.84
08光通信株式会社1.31
09渡辺 正博1.11
10福良 伴昭1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-21
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    16.25%
    +1.01pt
  • 2026-06-22
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.25%
    +0.13pt
  • 2026-04-07
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.12%
    +0.14pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+575%、1株純資産は14期で+424%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3535310.417.4
2014年3月4439611.718.1
2015年3月4542911.116.3
2016年3月424709.321.913.9
2017年3月5251710.626.311.6
2018年3月5556610.147.310.9
2019年3月9765615.829.28.2
2020年3月14579120.034.06.9
2021年3月17195119.635.57.6
2022年3月1891,11018.430.68.5
2023年3月2091,30317.316.88.6
2024年3月1811,46413.114.710.0
2025年3月1921,63512.417.612.7
2026年3月2351,84813.514.911.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
関灘恭太郎代表取締役社長48
田食雅行取締役56
三木雅之取締役51
栗原学取締役70
緑川芳江取締役47
長澤克治取締役(常勤監査等委員)66
熊谷勉取締役(監査等委員)76
五十嵐透取締役(監査等委員)44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)33612316053
社外取締役621214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容229字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社ジャストシステム(当社)と子会社2社で構成されており、ソフトウエア及び関連サービスの企画と開発、提供を目的に事業を営んでおります。なお、その他の関係会社である株式会社キーエンスは、電子応用機器の製造及び販売を行っており、当社と事業上の取引関係はありません。 当社と関係会社の位置付け、事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)無印:連結子会社 ※:その他の関係会社(「4 関係会社の状況」をご参照ください。)
経営方針・対処すべき課題671字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 今後の日本経済につきましては、各種政策の効果もあり、景気の持ち直しが期待できるものの、物価上昇等の影響 に引き続き留意する必要があります。 このような経営環境の中で、当社は、個人・法人向けに幅広く商品・サービスを提供できる強みを活かして継続的かつ安定的に収益を確保できる体制を整備・推進してまいります。そして、当社の商品・サービスを通じてお客様や社会の発展に資することで、株主の皆様やお客様、市場、さらには社員が求める企業価値を総合的に高めていくことを経営方針としております。 当社グループが属するIT業界は、事業環境が短期的に大きく変動する傾向にあり、通期の業績予想を合理的に算出することは難しいと考えておりますが、「継続的な増収増益」を目指し、経営指標の中でも、特に「1人当たりの営業利益額」の継続的な拡大を重視しております。既存商品については機能強化を継続することで顧客満足度を高め、他方では新商品・サービスの企画、開発により顧客層を拡大することで、継続的な事業拡大と企業価値の向上を目指します。 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として、上記のような経営環境下では、組織の活性化と人材戦略の強 化拡充を進め、常に変化し、成長し続ける企業体質の構築が必要であると考えております。また、スピードを意識して新商品・サービスの企画、開発の推進、将来に向けた積極的な成長投資等を実行してまいります。
事業等のリスク2,188字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境におけるリスク ソフトウエアビジネスの特徴として、人件費等の固定費水準が高く、限界利益率が高いことが挙げられます。そのため、売上高が増加した場合の増益額が他の産業に比べ大きい一方、売上高が減少した場合の減益額も他の産業に比べて大きく、利益の変動額が大きい傾向にあります。このような環境の中、急速な技術革新により、現在保有する技術・ノウハウ等が陳腐化した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、単一の商品に依存せず、個人・法人向けに、それぞれ新商品・サービスの企画、開発を行い、新規顧客の獲得に注力する方針であります。しかしながら、十分な収益を獲得するまでにはある程度の期間がかかり、場合によっては市場の見誤りや競争激化、社内体制の不備等により、販売が低迷する可能性があります。かかる事態が生じた場合、それまで開発に要した投資を回収できず、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)知的財産に関するリスク 当社グループは、知的財産を企業の重要な経営資源と位置付けております。このため、第三者の知的財産権に対する侵害予防及び保有している知的財産権の保護に努めております。しかし、第三者よりその知的財産権を当社が侵害したとして訴訟を受け、商品・サービスの提供中止あるいは損害賠償等が必要となる場合、又は、当社グループの知的財産権への第三者による侵害について、当社グループからの主張が認められず、競争優位性が確保できなくなる場合が考えられます。さらに、他者からライセンス等を受けている知的財産権については、ライセンス元の倒産等不測の事態も想定されます。いずれの場合も、結果として当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)情報システムに関するリスク 当社グループは、個人・法人向けに展開する事業の中で、多数のお客様に関する個人情報やその他機密情報を保持しております。このため、情報システムを活用した適切なセキュリティ対策や安定稼働措置を講じておりますが、災害、ソフトウエアや機器の欠陥、コンピュータウイルスの感染、不正アクセス等、不測の事態により、情報システムの停止、情報の消失、漏洩、改ざん等が生じるリスクがあります。このような事態が発生した場合、事業運営に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自然災害等によるリスク 地震、台風等の自然災害、また、重症感染症蔓延等により、当社グループにおいて人的被害・物的被害、又は、情報システムの停止やコンピュータネットワーク上の障害が生じることによって、事業運営に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループでは、このような事態を想定したBCP(事業継続計画)の一環として、従業員のリモートワーク実施、それを可能とする各種システムの活用促進に努めております。 また、自然災害等の主な要因と考えられる世界的な気候変動を課題ととらえ、対策としてCO2削減活動等のうち高い実効性と最適な費用対効果を備えた取組を検討してまいります。 (5)コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、コンプライアンス関連規程及び当社グループ行動規範を定め、内部統制システムの管理体制を整備し、当社グループにおけるコンプライアンス意識の浸透と向上を図っております。しかしながら、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの社会的信用低下や訴訟対応、損害賠償責任等のリスクが生じ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材確保に関するリスク 当社グループは、急速な技術革新に対応可能な技術者の採用や、市場競争を勝ち抜くためのあらゆる強みを持った人材の育成等、継続して優秀な人材の確保が必要な状況にあります。しかしながら、従業員の採用や育成において、このような人材確保が計画どおりに進まない場合、事業運営に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)保有資産の減損リスク 地価の大きな下落等が生じた場合、固定資産の減損に係る会計基準の適用により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)大株主との関係性 株式会社キーエンスは、当社の発行済株式総数の43.96%を保有しております。当社は同社の「持分法適用会社」であり、同社は当社の「その他の関係会社」であります。 同社は、大株主であり続けるものと思われますが、相互の独立性は、引き続き十分確保しておく方針です。今後、同社の経営方針に変更があり、当社議決権の保有比率に大きな変更があった場合、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,222字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、物価上昇等の影響に引き続き留意が必要なものの、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調となりました。 このような状況下において、当社グループは、高機能で付加価値の高い商品・サービスを提供することにこだわり、既存ビジネスによる安定した収益を基盤としつつ、個人・法人向けともに売上高の拡大に向けた提案力の強化や、新たな収益の柱となる新商品・サービスの企画、開発に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は515億15百万円(前期比15.6%増)、営業利益は224億92百万円(前期比24.7%増)、経常利益は231億1百万円(前期比27.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は150億92百万円(前期比22.4%増)となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ153億72百万円増加し、1,364億12百万円となりました。これは現金及び預金が143億32百万円、原材料及び貯蔵品が5億35百万円増加したことが主な要因です。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ17億9百万円増加し、177億24百万円となりました。これは未払法人税等が12億69百万円、未払金が2億14百万円増加したことが主な要因です。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ136億62百万円増加し、1,186億88百万円となりました。これは利益剰余金が135億50百万円増加したことが主な要因です。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、649億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ43億32百万円増加しました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加額は、196億26百万円となりました。税金等調整前当期純利益218億12百万円、減価償却費29億34百万円、法人税等の支払額60億36百万円が主な要因です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少額は、138億45百万円となりました。短期的な資金運用を目的とした定期預金の預入による支出100億円、新商品・サービスのソフトウエア開発に伴う無形固定資産の取得による支出29億54百万円が主な要因です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少額は、15億39百万円となりました。配当金の支払額15億39百万円が主な要因です。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループは、サブスクリプション方式で提供しているストックビジネスの割合が増加しており、生産を伴う事業の重要性が乏しくなったため、生産実績及び受注実績の記載を省略しております。 b.販売実績 当社グループは、ソフトウエア事業の単一セグメントであるため、当連結会計年度における各実績は市場別区分により記載しております。 事業の市場別の名称   当連結会計年度   (自  2025年4月1日   至  2026年3月31日)   前期比(%) 金額(百万円) 個人向け事業   33,173   107.2 法人向け事業   18,342   134.8 合計   51,515   115.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度は、売上高が515億15百万円(前期比15.6%増)、営業利益は224億92百万円(前期比24.7%増)となりました。これは主に、当連結会計年度及びそれ以前に提供を開始した新商品・サービスによるものです。 当社は、ソフトウエア関連事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の概況を個人・法人向けに分類して説明します。 (個人向け事業) 「スマイルゼミ」、「ATOK Passport」等のクラウドサービスや、日本語ワープロソフト「一太郎」等のパッケージソフトウエアを提供し、ECサイト「Just MyShop」も運営しております。 タブレットで学ぶ通信教育「スマイルゼミ」は、幼児から高校生まで、全16学年の学びを提供しております。 AI技術を活用した個別指導の強化により、一人ひとりの理解度に合わせた最適な学習を実現しています。米国向けHome Learning Service「Smile Zemi」は、新たに3・4歳児向け「Pre-kindergarten Course」を開講しました。Pre-K – Grade 5まで、全7学年のお子さまを対象に、質の高い学びを提供します。また、社会人を対象とした、AI英会話コーチング「SMILE ZEMI ENGLISH」を新たに開講しました。利用者の「話したい」内容をリアルタイムに教材化する独自の学習方式により、実践的な英語力の習得を支援します。 日本語入力システム「ATOK Passport」は、生成AIを活用した文章作成アシスタント「ATOK MiRA」を搭載、アイデア出しから文章の推敲までを支援します。また、「一太郎」は、「安心を創り出す」をテーマに、創造的な活動に集中できる「一太郎2026」を発売しました。 (法人向け事業) 各市場向けに最適なソリューションを提供しております。 民間企業向けには、ノーコード クラウドデータベース「JUST.DB」、営業支援クラウドサービス「JUST.SFA」、オールインワンBIソリューション「Actionista!」、ノンプログラミングWebデータベース「UnitBase」等を提供しております。 「JUST.DB」は、AI-OCRやマルチインポート機能等、生成AIを活用した完全ノーコードのシステム開発を強化し、企業のDXを推進します。また、セルフ型ネットリサーチ「Fastask」では、生成AIを活用した分析レポート機能を搭載し、調査業務の効率化と迅速な意思決定を支援します。 法人向けオフィス統合ソフト「JUST Office 6」シリーズは、高いオフィスファイルの互換性とシステム連携・セキュリティ性能により、文書作成・業務効率化に寄与します。 教育市場向けには、GIGAスクール構想における一人一台のタブレットPC活用に適した小中学校向け学習クラウ ド「ジャストスマイル」を提供し、教育DXを推進します。 この結果、個人向け事業の売上高は331億73百万円(前期比7.2%増)、法人向け事業は183億42百万円(前期比34.8%増)となりました。 また、サブスクリプション方式で提供しているストックビジネスの売上高は367億76百万円(前期比10.4%増)、全社売上高に占める割合は71.4%となりました。 財政状態に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、市場の急激な変化に対応できる資金の流動性を維持するために内部留保の充実を図り、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。 内部留保については、財務の健全性を確保し、既存事業の収益基盤の強化・拡充や新規事業の開発投資の財源として有効に活用してまいります。また、事業拡大に向けたM&Aの可能性も追求してまいります。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は649億1百万円で、有利子負債はありません。 また、流動性を確保するため、取引金融機関と10億円の当座貸越契約を締結しておりますが、その全額が借入未実行残高であります。 これらにより、現時点で当社グループの事業活動を円滑に維持していく上で十分な流動性を確保しており、将来の資金需要に対しても不足が生じる懸念は少ないと判断しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、引当金の計上等、一部に将来の合理的な見積りが求められているものもあります。これらの見積りは当社グループにおける過去の実績・現状・将来計画を考慮し、合理的と考えられる事項に基づき判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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