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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

マイクロアド

9553 · Growth · サービス業

データとテクノロジーでマーケティングを変革する。自社開発のデータプラットフォーム「UNIVERSE」を軸に、広告配信からコンサルティングまでをワンストップで提供する。

概要

マイクロアドは2007年にサイバーエージェントの子会社として設立されたデータマーケティング企業である。2022年6月に東京証券取引所グロース市場に上場し、本社を東京都渋谷区に置く。従業員数は391名(2025年9月期)。主力事業はデータプラットフォーム「UNIVERSE」を中核とするデータプロダクトサービスと、広告代理販売を中心とするコンサルティングサービスの2軸で構成される。2025年9月期の連結売上高は157億円、営業利益6億円を計上する。

データプロダクトとコンサルティングの二本立て事業

当社グループの事業はデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるが、内部では「データプロダクトサービス」と「コンサルティングサービス」に区分される。データプロダクトサービスは自社開発プロダクトによる収穫逓増型モデルで、2025年9月期の売上高は約70億円(全体の45%)、売上総利益率は約35%と高い。コンサルティングサービスは主に他社広告の代理販売を軸とする労働集約型であり、同期の売上高は約87億円、利益率は約25%である。収益性の高いデータプロダクト領域への注力を掲げ、特に「UNIVERSE」の拡大を成長戦略の柱としている。

国内拠点と海外子会社で広がる事業網

本社は東京・渋谷で、国内には大阪、名古屋、福岡、広島、仙台、北海道に支社・営業所を持つ。海外では台湾子会社「台湾微告股份有限公司」を中核に、シンガポール、ベトナム、中国(瀋陽)に開発・営業拠点を設置。2025年9月期にはタイのDTK ADや韓国のビーウェルと提携し、インバウンドマーケティング支援を強化している。連結子会社は15社で、株式会社cory(BtoBツール)、株式会社エンハンス(メディア支援)、株式会社IP mixer(IP物販)などが含まれる。2024年にはCVC専門子会社「マイクロアドベンチャーズ」を設立した。

UNIVERSEが牽引するデータ駆動型マーケティング

「UNIVERSE」は消費者の購買・消費行動データを分析し、広告配信まで一貫して行うデータプラットフォームである。データ基盤「UNIVERSE DATA PLATFORM」には225の外部データ保有企業・メディアからデータが集約され、自動車、食品・飲料、製薬、BtoBなど19業種に特化したプロダクトを展開する。広告配信はRTB(リアルタイムビッディング)技術と独自のAI最適化アルゴリズムでリアルタイムに最適な入札を行う。2025年9月期のUNIVERSEの稼働アカウント数は前年比21%増の約3,300件に達し、代理店経由の取引先は約920社に上る。

着実に拡大する財務基盤と収益性

売上高は2018年9月期の72億円から2025年9月期には157億円へと2倍以上に成長した。営業利益は2023年9月期の3億円から2025年9月期は6億円と倍増し、経常利益も5.3億円と前年比80%増加した。一方で、2025年9月期には投資有価証券評価損3.3億円やソフトウエア減損1.4億円を特別損失に計上したため、当期純利益は2.0億円と前年比31%減となった。自己資本比率は38.2%と安定しており、営業活動によるキャッシュ・フローは7.8億円の獲得と健全な資金創出を維持している。

業界の中での役割はデジタルマーケティング領域のデータプラットフォーム提供会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
157億円
営業利益
6億円
営業利益率
3.8%
純利益
2億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
コンサルティングサービス87億円55.4%
データプロダクトサービス70億円44.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主企業(マーケティング)主力

消費者の購買行動データを分析し、AIを活用した広告配信プラットフォーム「UNIVERSE」を通じて、多様な業界の顧客企業のマーケティング課題を解決。19業種向けに特化型プロダクトを展開。

主な製品・サービス7
UNIVERSE DATA PLATFORM
消費者の購買・消費行動に関するデータを集約・分析するデータプラットフォーム。外部のデータ保有企業・メディアからデータを収集し、顧客企業のマーケティング戦略を支援する。
UNIVERSE Ads
RTB技術を用いた広告配信プラットフォーム。AIを活用した最適化アルゴリズムにより、リアルタイムで最適な消費者に広告を配信する。
シラレル
BtoB業種に特化したマーケティングプロダクト。
Pantry
飲料・食品業界に特化したマーケティングプロダクト。コンビニ・スーパーの決済データ等を活用。
IASO
医療・製薬業界に特化したマーケティングプロダクト。
IGNITION
自動車業界に特化したマーケティングプロダクト。
Circus
エンタメ業界に特化したマーケティングプロダクト。

02ロケーションオーナー準主力

デジタルサイネージ向けCMS「MONOLITHS」を提供。ロケーションオーナーはコンテンツ配信を管理でき、広告枠の販売も可能。天気や気温に応じた広告出し分けなど独自機能を持つ。

主な製品・サービス1
MONOLITHS
デジタルサイネージ向けコンテンツ管理システム。ロケーションオーナーがWebブラウザからリアルタイムにコンテンツ配信を管理でき、広告配信機能やアドネットワーク連携も備える。

03インターネットメディア企業準主力

メディア向けコンサルティングサービス「MicroAd COMPASS」を提供。RTBを通じて広告収益の最大化を支援。2025年9月時点で2,100以上のメディアに導入されている。

主な製品・サービス1
MicroAd COMPASS
インターネットメディア向けの広告収益最大化プラットフォーム。RTBによりリアルタイムに最適な広告を選択し、メディアの収益向上に貢献。

04海外企業(台湾・インバウンド)副次

台湾子会社が現地企業や進出日系企業向けにデジタルマーケティングの総合コンサルティングを提供。インバウンド向けサービスや、IPを活用した物販事業も展開。

製品と技術

UNIVERSEデータプラットフォームと広告プラットフォームの連携

「UNIVERSE」は「UNIVERSE DATA PLATFORM」と「UNIVERSE Ads」の2つから構成される。前者は225の外部データソースから収集した購買・閲覧・決済データを統合し、消費者の行動プロセスを分析する。後者はRTB方式の広告配信プラットフォームで、AIが数十の変数を解析しリアルタイムに最適入札を行う。両プラットフォームの連携により、例えば自動車購買検討中のユーザーにのみ広告を表示するなど、購買プロセス段階に応じた精密なマーケティングを実現する。2025年9月期の稼働アカウント数は約3,300件に達した。

業種特化型プロダクト群がカバーする19の業界

UNIVERSE上で動作する業種特化型プロダクトは19業種に拡大している。主要なものとして、自動車業界向け「IGNITION」、飲料・食品向け「Pantry」、医療・製薬向け「IASO」、BtoB向け「シラレル」、エンタメ向け「Circus」、金融向け「UNIVERSE for 新NISA」、地方自治体向け「まちあげ」、人材採用向け「マーブル」などがある。これらのプロダクトは業界特有のデータセット(例:自動車メディア閲覧履歴、コンビニ決済データ)を活用し、業界ニーズに最適化された広告配信を提供する。売上は特定業種に偏らず分散している。

デジタルサイネージMONOLITHSが切り開く新たな広告枠

子会社の株式会社MADSが提供する「MONOLITHS」は、デジタルサイネージ向けのCMS兼アドネットワークである。ロケーションオーナーはWebブラウザからコンテンツの配信管理ができ、広告枠の設定と販売が可能。天気や気温などの外部データと連携し、条件に応じて広告内容をリアルタイムに変更する機能を持つ。また、複数のDSPと接続し、既存のプログラムmatic広告の枠組みからもデジタルサイネージ広告枠を購入できる。2024年10月にMADS株式の一部譲渡により持分法適用関連会社となったが、引き続きグループのプロダクトポートフォリオの一角を担う。

メディア向けSSP MicroAd COMPASSの収益最大化機能

「MicroAd COMPASS」はWebメディア企業向けのSSPであり、2025年9月時点で2,100を超えるメディアに導入されている。RTBを通じて複数のDSPと接続し、オークションにより最も高単価な広告をリアルタイムで選択する。メディアの広告枠収益を最大化する一方、当社はその収益の一部をプラットフォーム利用料として得る。既存の「MicroAd AdFunnel」から機能強化を重ね、スマートフォンメディアの収益向上に特化した機能を追加している。このサービスはコンサルティングサービスに分類され、労働集約型の代理販売と組み合わせてメディア企業に提供される。

海外向けコンサルティングとIP物販の新展開

海外コンサルティングサービスは台湾子会社を中心に、現地企業や進出日系企業へデジタルマーケティングの総合支援を提供する。訪日観光客増加に伴い、日本国内企業向けのインバウンドマーケティングコンサルも強化。2025年にはタイ・DTK ADや韓国・ビーウェルと提携し、現地市場への進出支援を開始した。また、2025年9月期第2四半期に設立した子会社「株式会社IP mixer」では、日本のVTuberのIPを活用した商品企画・販売事業を開始。海外消費者向け物販が新たな収益源として育ちつつある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

小規模だが収益改善、内需依存

デジタルマーケティング領域で事業を展開。売上高は137億円と同業他社(ジンジブ、イシン等)と比較して小規模だが、営業利益率を2.19%(2024/9期)と改善させている。内需中心のビジネスモデルであり、国内広告市場の動向に影響を受けやすい。競合となるジンジブは人材領域に特化するなど差別化が図られている。

強み

  • 2024/9期に営業利益率2.19%を達成、前年からの改善が確認できる。
  • 2025/9期に売上高157億円(前年比+14.6%)と増収見込み。
  • サービス業の中でもデジタルマーケティングに特化、ニッチ市場で一定の地位を確保。
  • 営業利益率が改善傾向にあり、コスト削減の効果が表れている。

課題

  • 売上高100億円規模と小粒で、大手との競争でリソース面で劣位。
  • 海外売上比率が低く、国内市場の成熟化が成長の制約に。
  • 同業他社が増える中、独自の強みを打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がマイクロアド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1194AWOLVES HAND166億円17.1倍
26562ジーニー165億円12.9倍
32340極楽湯ホールディングス164億円18.2倍
46540船場163億円13.4倍
56061ユニバーサル園芸社163億円20.1倍
69553マイクロアド162億円21.5倍
79248人・夢・技術グループ161億円6.2倍
82410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
94712KeyHolder156億円14.2倍
104433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス155億円32.9倍
119701東京會舘149億円14.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 66件

サイバーエージェント子会社として創業した2007年

2007年7月、東京都渋谷区に資本金50百万円で株式会社マイクロアドが設立された。当時は株式会社サイバーエージェントの完全子会社であった。設立後すぐに事業拡大を開始し、2008年には大阪支社と京都研究開発所を開設。同年には香港に現地法人を持ち、台湾子会社「台湾微告有限公司」も設立し、中華圏事業の基盤を築いた。さらに中国・瀋陽にオフショア開発拠点を設置し、開発体制を強化した。

自社プロダクト開発とアワード受賞で成長した2010年代前半

2010年10月にSSP「MicroAd AdFunnel」をリリースし、自社プロダクト事業を本格化。2011年6月にはDSP「MicroAd BLADE」を投入し、アドテクノロジーの両軸を整えた。2012年にはシンガポールに進出し、ASEAN地域へ展開。2013年にはデジタルサイネージ子会社を設立し、同年に『Red Herring Global Top 100』と『IAIR Awards』を受賞し、技術力が国際的に評価された。2014年には新SSP「MicroAd COMPASS」を提供開始し、メディア向け収益支援を強化した。

ソフトバンクやCCCとの提携でデータ基盤を拡充した2016年

2016年4月、ソフトバンク株式会社と資本業務提携を締結し、ソフトバンクが保有するデータを活用したスマートデバイス向け広告事業の共同開発に着手。同年12月にはデータマーケティング基盤「UNIVERSE」の提供を開始し、自社データプラットフォームの中核が誕生した。またベトナムに開発拠点を設立し、アジアでの技術体制を拡大。2015年にはCCCマーケティングとTポイントデータ活用で提携し、データアセットの多様化を進めた。

業種特化型プラットフォームを量産した2018〜2019年

2018年から2019年にかけて、UNIVERSE上で動作する業種特化型プロダクトを相次いで投入した。自動車業界向け「IGNITION」、食品・飲料向け「Pantry」、BtoB向け「シラレル」、製薬向け「IASO」、エンタメ向け「Circus」をリリース。2019年には新広告プラットフォーム「UNIVERSE Ads」も開始し、データ分析と広告配信の統合を完成させた。この時期に販売チャネルとして約920社の代理店ネットワークを構築し、収益の拡大基盤を固めた。

子会社再編と東証グロース上場を果たした2021〜2022年

2021年7月、子会社の株式会社マイクロアドプラスを吸収合併し、組織をスリム化。同時に本社を現在の渋谷区桜丘町に移転した。2022年6月に東京証券取引所グロース市場に上場し、資金調達と知名度向上を実現。上場後はCVC事業を開始し、インドネシア企業への出資を第一号投資とするなど、投資活動を加速。2023年1月には株式会社coryを完全子会社化し、BtoBマーケティングツール領域に進出した。

新事業領域への拡大とインバウンド支援を強化した2023〜2025年

2023年以降、地方自治体向け「まちあげ」、金融向け「UNIVERSE for 新NISA」、人材採用向け「マーブル」などプロダクトラインを拡充。2024年には広島・仙台支社を新設し、地方展開を強化。2025年には訪日観光客向けのデジタル免税サービス企業やPayke、AirXなどと資本業務提携し、インバウンドマーケティング事業を本格化。また中国シニア向け合弁会社「New B」やライブコマース専門子会社を設立し、新たな収益源を開拓している。

年表66件を開く

2000年代

  • 2007年7月東京都渋谷区に資本金50百万円で株式会社マイクロアドを設立(当時は株式会社サイバーエージェント100%子会社)
  • 2008年2月東京本社を渋谷区道玄坂へ移転
  • 2008年3月西日本での事業拡大を目的として大阪支社を開設
  • 2008年8月研究開発拠点として京都研究開発所を開設
  • 2008年8月M&A中華圏での事業拡大を目的として微告香港集団有限公司(MicroAd Hong Kong Holdings, Ltd.)を設立(現地法人を100%子会社化)
  • 2009年1月創業台湾での事業拡大を目的として台湾微告有限公司(MicroAdTaiwan, Ltd.)を設立
  • 2009年2月創業オフショア開発拠点として中国に微告科技(瀋陽)有限公司(MicroAdTechnologyDevelopment(Shenyang), Ltd.)を設立

2010年代

  • 2010年1月東京本社を渋谷区円山町へ移転
  • 2010年10月SSP(注1)「MicroAdAdFunnel」の提供を開始
  • 2011年4月創業販売強化販路拡大を目的として株式会社マイクロアドプラスを設立(注2)九州地域での事業拡大を目的として福岡営業所を開設
  • 2011年6月DSP(注3)「MicroAdBLADE」の提供を開始
  • 2012年8月創業ASEAN地域での事業拡大を目的としてシンガポールにMicroAdSingaporePte.Ltd.を設立
  • 2013年8月創業デジタルサイネージ関連事業の提供を目的として株式会社マイクロアドデジタルサイネージを設立
  • 2013年10月東海地域での事業拡大を目的として名古屋営業所を開設
  • 2013年11月世界のテクノロジーベンチャー企業Top100『2013 RedHerringGlobalTop100』を受賞『IAIRAwardsfor“BestCompanyforInnovation & Leadership”』を受賞
  • 2014年4月マイクロアドデジタルサイネージ、デジタルサイネージ向けアドネットワーク(注4)「MONOLITHS」の提供を開始
  • 2014年9月スマホメディアの収益向上機能を強化したSSP「MicroAdCOMPASS」の提供を開始
  • 2014年12月創業インターネットメディアの収益支援サービスの提供を目的として株式会社エンハンスを設立
  • 2015年4月マイクロアドプラスとCCCマーケティング、Tポイントデータを活用した広告配信サービスの戦略的拡大に向けた資本業務提携
  • 2016年1月創業ベトナムにアジア向け開発拠点としてMicroAd Technology Development Company Limitedを設立
  • 2016年4月ソフトバンク株式会社と、ソフトバンクが保有するデータを活用したスマートデバイス向け広告事業の共同開発に向けた資本業務提携
  • 2016年12月データを軸とした企業のマーケティング基盤構築サービス「UNIVERSE」の提供を開始 東京本社を渋谷区神泉町へ移転
  • 2018年10月業種特化型マーケティングデータプラットフォームの第1弾として、自動車業界向けに「IGNITION」の提供を開始
  • 2018年11月食品・飲料業界向けマーケティングプラットフォーム「Pantry」の提供を開始
  • 2019年1月ビッグデータ時代に対応した新広告プラットフォーム「UNIVERSEAds」の提供を開始
  • 2019年7月BtoB企業向けマーケティングデータプラットフォーム「シラレル」の提供を開始 製薬業界向けマーケティングデータプラットフォーム「IASO」の提供を開始
  • 2019年10月エンターテインメント業界向けマーケティングプラットフォーム「Circus」の提供を開始

2020年代

  • 2021年3月SCSK株式会社と、双方が有するデータ分析のノウハウやリソースを活用したデジタルマーケティング、販促支援、DX支援などの様々な分野における競争力強化に向けた資本業務提携
  • 2021年7月M&A東京本社を渋谷区桜丘町へ移転 子会社、株式会社マイクロアドプラスを吸収合併 アジアパシフィックでの海外コンサルティングサービスの推進を目的に、台湾微告有限公司(MicroAd Taiwan, Ltd.)の子会社として奇碁數位股份有限公司(Tiki Digital, Ltd.)を設立
  • 2022年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2022年8月機関投資家向けの投資判断に活用するオルタナティブデータ(注5)の販売事業を開始
  • 2022年12月CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業を開始。第一号投資案件として、インドネシアの企業「PT Medifa Infoyasa Suryantara」への出資
  • 2023年1月商号変更マイクロアドデジタルサイネージ、「株式会社MADS(エムエーディーエス)」に商号変更
  • 2023年1月M&A株式会社coryの全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2023年2月地方自治体に特化した、マーケティングデータプラットフォーム「まちあげ」の提供を開始
  • 2023年6月金融業界向けのマーケティングデータプラットフォーム「UNIVERSE for 新NISA」の提供を開始
  • 2023年7月上場「UNIVERSE」の保有資産を活用した上場企業の企業価値向上支援を開始。第一弾として、ログリー株式会社との資本業務提携
  • 2023年8月人材採用に特化したマーケティングデータプラットフォーム「マーブル」の提供を開始
  • 2023年8月株式会社MADS、美容サロン専用タブレットメディア「OCTAVE」の提供を開始
  • 2023年10月訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke」を展開する 株式会社Paykeと資本業務提携
  • 2023年11月Webマーケティングスクール「デジプロ」を運営する 株式会社Hagakureと資本業務提携
  • 2023年12月宿泊業界向けDXソリューションを提供するTabi Life株式会社と資本業務提携
  • 2024年2月荷物預かりサービス「ecbo cloak」を運営する ecbo株式会社と資本業務提携
  • 2024年2月広島支社を新設し、中国四国エリアの企業や地方自治体に対する、デジタルマーケティング支援事業を強化
  • 2024年2月中国でアクティブシニア事業を展開する「上海東犁」と 合弁会社「株式会社New B」を設立
  • 2024年4月仙台支社を新設し、北海道・東北・北信越エリアの企業や地方自治体に対する、デジタルマーケティング支援事業を強化
  • 2024年4月M&Aデータ活用支援事業を展開する株式会社UNCOVER TRUTHの株式を子会社化
  • 2024年7月旅行事業者の「ホリデー株式会社」と資本業務提携
  • 2024年10月CVC事業専門子会社の「株式会社マイクロアドベンチャーズ」を設立
  • 2024年10月株式会社cory、BtoB企業向けの商談獲得ツール「ショウグン」の提供を開始
  • 2024年10月リテールメディアの総合マネタイズ支援サービス「URMS」の提供を開始
  • 2024年11月Webサイトの表示速度改善ツール「Content Accelerator」の提供を開始
  • 2024年12月「UNIVERSE Ads」株式会社東急エージェンシー及び株式会社mitorizと連携し、新たに、ユーザーの購買行動クラスターデータを活用した広告配信を開始
  • 2025年2月株式会社cory、SMSを活用したフォーム離脱改善ツール「conel for Revival」の提供を開始
  • 2025年2月知的財産(IP)を活用した商品の企画販売事業を専門とする子会社「株式会社IP mixer」を設立
  • 2025年3月「空飛ぶクルマ」のプラットフォーム開発の株式会社AirXと資本業務提携
  • 2025年3月EC決済率の向上支援事業を行う「株式会社YTGATE」と提携し、UNIVERSEの機能を拡充
  • 2025年3月株式会社New B、株式会社スギ薬局と提携し中国シニアマーケット向けの訪日インバウンドプロモーションサービスを開始
  • 2025年6月TikTokライブコマースで7時間20億円の販売実績を誇るPinspaceと合弁会社「株式会社IZULCA」を設立
  • 2025年6月Tabi Life株式会社と連携し、ホテルを接点とした訪日観光客向けサンプリングサービス「ワタセル」を提供開始
  • 2025年6月ライブコマース「TikTok Shop」総合支援の専門子会社「株式会社UNIVERSE PULSE」を設立
  • 2025年6月TikTok Shopにおける公式認定パートナーに選定
  • 2025年8月北海道支社を新設し、北海道における企業や地方自治体に対する、デジタルマーケティング支援事業を強化
  • 2025年8月タイ現地大手マーケティング企業「DTK AD」と提携し、日本企業のタイ市場進出及び、訪日インバウンドプロモーションの包括的な支援サービスを開始
  • 2025年9月韓国向けマーケティング事業を展開する「株式会社ビーウェル」と業務提携し、日本企業の韓国市場進出及び、訪日インバウンドプロモーションの包括的な支援サービスを開始
  • 2025年11月訪日観光客向けの新免税制度に対応するデジタル免税サービスを展開の「株式会社Ocean」と資本業務提携を締結し旅ナカの購買データを活用したインバウンドプロモーション支援事業を強化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • UNIVERSE 稼働アカウント数(発注件数)2025年9月期まで前年比21%増

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    データプロダクト「UNIVERSE」への集中投資

    収益性の高い「データプロダクトサービス」の主力プロダクト「UNIVERSE」の開発に投資を集中し、業界・業種特化型のプロダクト展開により、高収益な収穫逓増型ビジネスモデルを推進する。

  2. 02

    業界特化型プロダクト開発と取引拡大

    外部企業からの消費行動データの拡大を基に、新たな業界・業種向けプロダクトを開発し、取引企業数の拡大と企業内ブランドへの横展開によりアカウント数を増加させる。

  3. 03

    プライバシー保護に配慮したデータ利活用

    関連法制の動向把握と社内規律の強化、プライバシー・バイ・デザインによるシステム設計を推進し、健全なデータ活用で社会的要請に応える。

  4. 04

    新サービス創出と新データ獲得手法の開発

    消費者の生活・行動の変化を捉え、新しいデバイスやデータ獲得手法を活用したサービスを継続的に創出し、事業領域を拡大する。

  5. 05

    アドフラウド・ブランドセーフティ対策の継続

    JICDAQ認証を維持し、第三者検証を経た対策を継続することで、安心安全なデジタルマーケティングサービスを実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で391人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、3期前と比べて4.5%平均年齢は31.5歳、平均勤続年数は5.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年9月69631.04.7302
2023年9月64531.15.1330
2024年9月62830.85.041872
2025年9月66531.55.7391153

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率24.4%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 14 / 海外 4、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区1,047百万円
本社 — 台湾松山市40百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エンハンス(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MICROAD HONG KONG HOLDINGS LIMITED
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MicroAd Taiwan, Ltd. (注)2.3
    中華民国 台北市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    MicroAd Technology Development(Shenyang), Ltd.(注)4
    中華人民共和国 瀋陽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MICROAD SINGAPORE PTE. LTD.(注)2
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ENHANCE TECHNOLOGY COMPANY LIMITED
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MicroAd India Private Limited(注)4
    インド共和国 デリー市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Tiki Digital, Co., Ltd.(注)4
    中華民国 台北市 · 連結子会社
    議決権85.1%
  • 国内
    IP mixer Global,Ltd.
    中華民国 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社cory
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社New B
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社UNCOVER TRUTH
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権92.4%
残りのグループ会社6社を開く
  • 株式会社マイクロアドベンチャーズ東京都渋谷区100%
  • 株式会社IP mixer東京都渋谷区100%
  • 株式会社UNIVERSE PULSE東京都渋谷区100%
  • 株式会社MADS(注)5東京都渋谷区42%
  • 株式会社IZULCA東京都渋谷区40%
  • 株式会社サイバーエージェント(注)6東京都渋谷区49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は157億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.6%、利益が+100.0%。

売上高
+14.6%
157億円
営業利益
+100.0%
6億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
3.8%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高178億円157億円
営業利益10億円6億円
純利益7億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は48億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+65.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q38410.53
2023年3Q2913.41
2023年4Q280
2024年1Q3425.91
2024年2Q3725.42
2024年4Q66−1−1.50
2025年2Q8244.90
2025年4Q7522.72
2026年2Q9688.36
2026年3Q4812.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年9月期からの8期で、売上は72億円から157億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年9月72−2−11
2019年9月60−2−3
2020年9月10930
東京本社を渋谷区桜丘町へ移転 子会社、株式会社マイクロアドプラスを吸収合併 アジアパシフィックでの海外コンサルティングサービスの推進を目的に、台湾微告有限公司(MicroAd Taiwan, Ltd.)の子会社として奇碁數位股份有限公司(Tiki Digital, Ltd.)を設立
2021年9月11720
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年9月12265
「UNIVERSE」の保有資産を活用した上場企業の企業価値向上支援を開始。第一弾として、ログリー株式会社との資本業務提携
2023年9月12976
データ活用支援事業を展開する株式会社UNCOVER TRUTHの株式を子会社化
2024年9月137332.23
知的財産(IP)を活用した商品の企画販売事業を専門とする子会社「株式会社IP mixer」を設立
2025年9月157653.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高157億円のうち、営業利益として残るのは6億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.4%109億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.8%42億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.7pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.8pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.0pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年9月期は営業CFが8億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は24億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年9月601619
2021年9月0−23−222
2022年9月7−47333
2023年9月3−104−730
2024年9月3−1810−1525
2025年9月8−112−324

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年9月期の総資産は91億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は38.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年9月19−726
2019年9月16−1026
2020年9月3792814.7
2021年9月42152722.0
2022年9月59293039.2
2023年9月68373145.4
2024年9月84394539.0
2025年9月91395338.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
53億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中147位あたり、逆に低いのはROE534社中408位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥583で、1年前と比べて+1.9%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥583-2.3%1ヶ月-7.3%1年+1.9%時価総額162億円
過去52週の値幅
安値¥416高値¥957

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.5倍
PER (会社予想)23.6倍
PBR3.98倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月17日に9.37%下落し590円。7月14日から上昇基調にあったが、8月14日651円を高値に急落。1カ月では5.9%下落。25日線(609円)を下回り、75日線(600円)近辺でサポートされるかが焦点。52週高値957円からは大幅に下落。出来高は8月17日に71万株と急増し、売りが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 21.42倍は同業平均22.50倍とほぼ同水準、PBR 4.01倍は平均3.10倍をやや上回る。ROE 5.8%と低めだが、売上高は増加傾向で収益改善が見込まれる。配当利回り0%だが、成長段階を考慮すれば妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.5倍23.4倍
PER (予想)23.6倍
PBR3.98倍3.51倍
ROE5.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

デジタル広告市場は成長が続くが、競争が激しく利益率は低迷。強気派は、AI活用による広告効果向上と、データ管理プラットフォーム(DMP)の強み、今期(25/9期)の営業利益率回復計画(3.82%)を評価。弱気派は、同業他社との差別化が難しく、利益率が低水準で推移している点、過去2期連続で減益であること、PER21倍と割高感を指摘。

プラスに働く材料7
  • AI・データ活用

    AI広告で効果改善、差別化を推進

  • 利益率回復期待

    25/9期営業利益率3.82%目標

  • 市場成長

    デジタル広告市場は拡大継続

  • 売上高が14.6%増収2025年9月期影響

    2025/9期売上高157億円、前期比+14.6%

  • 営業利益が2倍に増加2025年9月期影響

    2025/9期営業利益6億円、前期3億円から倍増

  • 営業利益率が3.82%に改善2025年9月期影響

    営業利益率3.82%、前期2.19%から1.63pt改善

  • 時価総額162億円で成長余地継続影響

    時価総額162億円、成長段階で評価拡大の可能性

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率2-4%と薄利、変動リスク大

  • 競争激化

    大手プラットフォーマーとの競合厳しい

  • バリュエーション

    PER21倍と成長鈍化を織り込めず

  • 純利益が3年連続減少2025年9月期影響

    2025/9期純利益2億円、前期3億円から減少、EPS低下

  • 予想PER21.4倍と割高通年影響

    株価581円時点のPER21.4倍、利益減少で割高感

  • PBR4.01倍とバリュエーション高め通年影響

    PBR4.01倍と純資産の4倍、下落リスク

  • ROE5.8%と低収益性継続影響

    ROE5.8%と低く、資本効率改善必要

次の決算で確かめる点
売上総利益率
広告在庫の仕入と販売の差益動向
営業利益率
利益率改善計画の進捗
新規クライアント数
拡大余地とシェア獲得状況

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ7,235人。区分でいちばん多いのは事業法人54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.3%を占め、残る45.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人71.355.657.654.0
個人・その他22.633.931.435.3
証券会社4.04.73.36.0
外国法人1.42.82.54.4
自己株式0.01.8
金融機関0.73.15.10.3
外国人個人0.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社サイバーエージェント48.00
02株式会社SWAY5.57
03株式会社SBI証券2.18
04楽天証券株式会社1.90
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.73
06福田久也1.20
07渡辺健太郎1.12
08マイクロアド従業員持株会0.90
09竹内康仁0.74
10野村證券株式会社(常任代理人 株式会社三井住友銀行)0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-10
    アリーナ・ホールディングス・マネジメント・エルエルシー(ARENA HOLDINGS MANAGEMENT LLC)
    新規の大量保有報告
    11.41%
  • 2026-07-23
    株式会社サイバーエージェント
    新規の大量保有報告
    44.33%
    -5.58pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+103%、1株純資産は6期で+472%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年9月−270
2019年9月−77
2020年9月2228.1
2021年9月−238
2022年9月208730.513.0
2023年9月2111320.836.9
2024年9月101198.923.7
2025年9月71285.865.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/9期の役員報酬は総額150百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡辺健太郎代表取締役 社長執行役員52311,885
田中宏幸取締役 副社長執行役員48119,885
榎原良樹取締役 副社長執行役員5242,485
森光直代取締役(常勤監査等委員)64
谷地舘望取締役(監査等委員)545,833
宮沢奈央取締役(監査等委員)445,833

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)396151812943
取締役(社内)11011111
社外取締役282105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,396字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、当社の子会社及び関連会社)は、当社、連結子会社15社(株式会社エンハンス、株式会社cory、MicroAd Taiwan, Ltd.他12社)で構成され、「Redesigning The Future Life」というビジョンのもと、データとテクノロジーの力によって、マーケティングを変革し、人々の生活をより良いものに、より充実したものにすることを目指して事業運営を行ってまいりました。 当社グループの事業はデータプラットフォーム事業の単一セグメントでありますが、セグメントを構成する主要なサービスとして、①データプロダクトサービス、②コンサルティングサービスの2つのサービスによって事業展開しております。 「データプロダクトサービス」は、自社開発したプロダクト販売による収穫逓増型のビジネスモデルの事業にあたり、「コンサルティングサービス」は、主に他社の広告サービスの代理販売を軸とした労働集約的なビジネスモデルの事業になります。それぞれのビジネスモデルと、提供する事業の関係は下図のとおりです。特に当社では収益性の高い「データプロダクトサービス」に属する「UNIVERSE」へ注力しており、当該領域のプロダクト開発への投資を積極的に行うことで、データプラットフォーム事業の拡大を目指してまいります。 「データプロダクトサービス」は、企業のマーケティング課題を解決するための、デジタル広告ソリューション群になります。外部から仕入れたデータを活用し、消費者の行動特性をとらえ、その行動データに基づいた広告配信を行うことで、企業の様々なマーケティング課題の解決をおこなう「UNIVERSE」と、デジタルサイネージによる広告配信サービスを提供しております。なお、当社は2024年10月31日付で、当社が保有する株式会社MADSの株式の一部を譲渡いたしました。これに伴い、株式会社MADSは当社の連結子会社から外れ、持分法適用会社となりました。「データプロダクトサービス」に属する「UNIVERSE」のビジネスモデルは下図の通りです。 「データプロダクトサービス」に属する「デジタルサイネージ」のビジネスモデルは下図の通りです。 「コンサルティングサービス」は、企業のデジタルマーケティングにおける課題を解決する為に当社グループの製品に加え、他社の製品を組み合わせて提供することで、企業のマーケティング活動の支援を行う海外向けコンサルティングサービスと、インターネットメディア企業の広告収益の最大化を支援するメディア向けコンサルティングサービスを提供しております。それぞれのビジネスモデルは下図の通りです。 また、当社のデータプラットフォーム事業を構成する、二つのサービスそれぞれの特徴は以下のとおりです。 (1)データプロダクトサービス データプロダクトサービスは、1.UNIVERSE、2. 株式会社MADSが提供する「デジタルサイネージサービス」の二つのサービスを総称したものを指します。 1.UNIVERSE 消費者の購買行動や消費行動のプロセスは、業界や業種によって多種多様であり、消費者は多様なプロセスを経て、企業の製品やサービスの認知・購買に至ります。UNIVERSEは、そのような多様な購買・消費行動を分析し、その分析データを活用して、顧客企業の様々なマーケティングの課題解決を行うサービスです。UNIVERSEでは、自社開発した二つのプラットフォームによって構成されております。 一つ目がデータプラットフォームである「UNIVERSE DATA PLATFORM」になります。「UNIVERSE DATA PLATFORM」では、消費者のライフスタイルの変化をとらえるデータや、消費者の性別・年齢等を推定したデモグラフィックデータなどの一般的なデータ群と、様々な購買・消費行動をとらえるための、業界・業種に特化したデータ群が蓄積されております。具体的なデータ例としては、自動車購買までの消費行動を分析する際に活用するデータとして、各種自動車関連のインターネットメディアの閲覧履歴等のデータや、飲料・食品業界の消費行動を分析する際に活用するデータとして、コンビニ、スーパーマーケット等の実店舗での決済データやポイント利用データ等になります。これらのデータは、2025年9月時点で225の外部データ保有企業・メディアからデータを収集・集約して構成されております。また2024年第3四半期から(株)UNCOVER TRUTH(以下、UT社)が連結化したことにより、UT社が保有する企業の顧客データなどの分析や活用が可能になりました。それら大量のデータを組み合わせて分析を行うことで、消費者の様々な購買消費行動の分析を行います。 二つ目が広告プラットフォームである「UNIVERSE Ads」になります。顧客企業のマーケティング課題を解決する為に「UNIVERSE DATA PLATFORM」によって分析されたデータを活用し、UNIVERSE Adsを通して適切な消費者に広告配信を行います。UNIVERSE Adsは「RTB(Real Time Bidding)」(注1)という技術を用いて、消費者毎にリアルタイムに最適な広告を選択し、オークション形式で広告配信を行うプラットフォームです。UNIVERSE Adsでは社内外の様々なSSP(注2)と接続することで、多くの消費者へ広告配信を行うことが可能です。広告配信技術であるRTBでは、オークションによって広告配信金額が決定する為、顧客企業のマーケティングの費用対効果を最大化する為には、最適な消費者に、最適な金額でオークションへの入札を行う必要があります。そこで、UNIVERSE Adsでは、AIを活用した最適化アルゴリズムを導入しております。AIによる分析では、企業の製品・サービスのカテゴリ、掲載面の品質やコンテンツの内容、配信を行う時間、広告クリエイティブ(注3)の種類(静止画・動画・ネイティブ広告(注4)等)など、広告の費用対効果を決定づける数十の変数を解析し、最適なアルゴリズムのモデルを構築することで、リアルタイムに最適解を導き出し、広告配信(入札)を行っております。この独自のAIアルゴリズムは配信・入札アルゴリズムを改善するための専任のデータサイエンティストが、様々なモデルの比較検討を行いながら日々改良を重ねております。加えて、UNIVERSE DATA PLATFORMとのリアルタイムなデータ連携によって、特定の製品カテゴリの比較検討を開始した消費者や、最終的な購買検討段階に移行した消費者、特定商品の購買意欲が急激に高まった瞬間など、消費者ひとりひとりの製品認知・購買プロセスの段階に応じて広告配信を行うことで、顧客企業のマーケティング課題を解決します。 顧客企業へのサービス提供を行う際には、業界・業種毎のプロダクトとして、二つのプラットフォームを組み合わせた製品を多数展開しております。主要なプロダクトとして、BtoB業種に特化した「シラレル」、飲料・食品業界に特化した「Pantry」、医療・製薬業界に特化した「IASO」、自動車業界に特化した「IGNITION」、エンタメ業界に特化した「Circus」などがあります。これらのプロダクトを顧客企業が利用し、広告配信を行う上で、「UNIVERSE」のアカウントを発行いたします。なお、当社プロダクトを利用する企業は、その企業が提供する製品ブランドやサービス毎に広告宣伝費を設定しているケースが多いため、単一企業であっても製品ブランドやサービス毎に複数のアカウントを発行しております。 UNIVERSEにおける、二つのプラットフォームと各プロダクトの構造を図示したものが下記になります。 また、2025年9月時点で、これらの業界業種毎のプロダクトは19業種まで拡大しております。それぞれの業種毎の売上シェアは下図の通りとなっております。特定の企業や業種に大きく依存することなく、様々な企業に対して、当社製品を提供しております。※売上シェアは2025年度9月期実績 広告代理店との取引においては2025年度9月期実績で約920社の代理店と取引を行っております。 また、これらの販売チャネルを通じて開設された「UNIVERSE」のアカウント数は2025年度9月期実績で、約3,300アカウントとなっております。 2. デジタルサイネージサービス 屋外広告や、交通広告のデジタル化の促進と、インターネットを通じたネットワーク化による一元的な広告配信サービスとして、株式会社MADSによる「MONOLITHS」の提供を行っております。「MONOLITHS」はデジタルサイネージ(注5)を設置しているロケーションオーナー(注6)向けのCMS(注7)で、ロケーションオーナーは「MONOLITHS」によりデジタルサイネージに掲出するコンテンツをWebブラウザよりリアルタイムで配信管理することができます。「MONOLITHS」の機能の一つとして広告配信機能があり、ロケーションオーナーは「MONOLITHS」の管理画面上より広告枠の設定が可能で、ロケーションオーナー独自でデジタルサイネージ広告事業を展開する際のアドサーバーとしての機能と、その広告枠をアドネットワーク(注8)の広告在庫として提供する機能を有しています。 株式会社MADSは「MONOLITHS」を通じた広告在庫をアドネットワーク化しており、これらの広告枠を広告主企業や広告代理店に販売しております。「MONOLITHS」アドネットワークは、天気、気温などの外部データとの連携が可能で、従来の屋外広告・交通広告では実現が難しかった天気、気温などの変化によってサイネージに掲出する広告内容をリアルタイムに変更させるなどの配信管理が可能です。 また、広告業界の流れとしてPC,スマートフォンといったデバイスのみならずデジタルサイネージ広告枠への既存DSP経由での広告配信もスタートしており、その際には「MONOLITHS」はSSPとしての役割を果たします。現在「MONOLITHS」は複数のDSP(注9)との接続を果たしており、今後もその接続先を拡充していく計画です。 なお、当社は2024年10月31日付で、当社が保有する株式会社MADSの株式の一部を譲渡いたしました。これに伴い、株式会社MADSは当社の連結子会社から外れ、持分法適用会社となりました。 (2)コンサルティングサービス コンサルティングサービスは1.メディア向けコンサルティングサービス、2. 海外向けコンサルティングサービスの二つのサービスを総称したものを指します。 1.メディア向けコンサルティングサービス メディア向けコンサルティングサービスは、インターネット広告を掲載するメディア企業向けの広告収益最大化サービスとして、「MicroAd COMPASS」の提供を行っております。MicroAd COMPASSは2025年9月時点で2,100を超えるインターネットメディアに導入されており、RTBを通じて様々なDSP(注9)と接続しております。RTBによるオークションによってリアルタイムに最も収益が見込まれる広告を瞬時に選択することで、メディア企業の広告収益の拡大に貢献しております。MicroAd COMPASSでは、メディア企業へ支払われる広告収益の一部をプラットフォーム利用料として自社の収益としています。 2. 海外向けコンサルティングサービス 海外コンサルティングサービスは、海外子会社(台湾:台湾微告股份有限公司)が、現地企業及び進出済日系企業にデジタルマーケティングの総合的なコンサルティングサービスを提供しております。また、昨今の訪日観光客の急速な増加に伴い日本国内の企業向けに海外の訪日観光客に向けたインバウンドマーケティングのコンサルティングサービスも提供しております。加えて、新規事業として2025年9月期第2四半期より、海外消費者向けに日本の人気VTuberなどのIP(知的財産)とメーカーの商品とのタイアップ企画から販売までを行う株式会社IPmixerを設立し、海外消費者向けの物販事業を新たに開始しております。 [事業系統図] (注)1.RTB:Real Time Biddingの略称。広告主側でオーディエンスごとにリアルタイムに広告枠の入札を行うことが可能な仕組み。補足説明を参照。 2.SSP:Supply Side Platformの略称。RTBによる広告取引を行う際のメディア企業側のプラットフォーム。DSPからの入札のオークション機能と広告配信機能を備える。RTBの補足説明を参照。 3.広告クリエイティブ:広告として制作されたコンテンツ。 4.ネイティブ広告:デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告。 5.デジタルサイネージ:屋外・店頭・交通機関などあらゆる場所で、ディスプレイなどの電子的な表示機器 を使って情報を発信するメディアの総称 6.ロケーションオーナー:デジタルサイネージの設置場所を提供及びデジタルサイネージを管理運営する企 業等 7.CMS:Contents Management Systemの略称。デジタルサイネージに配信するコンテンツや広告の放映管理を オンラインで提供するシステム 8.アドネットワーク:複数の企業の提供する広告枠をインターネットを通じてネットワーク化し、配信条件 に合致した広告枠に対して一斉に広告配信を可能にするシステム 9.DSP:Demand Side Platformの略称。RTBによる広告取引を行う際の広告主側のプラットフォーム。SSPによるオークションへの入札機能と広告配信機能を備える。RTBの補足説明を参照。 <補足説明:RTBによるインターネット広告の配信の仕組み> RTBによる広告配信は、広告枠が設置されたWEBサイトにユーザーがアクセスすると、その広告枠の1回表示毎にユーザーの興味関心に適した、広告掲載メディアにとって最も高単価な広告をオークション方式で選択し配信する仕組みです。 広告主企業はDSP(Demand Side Platform)と呼ばれるサービスに、オークションへの入札条件や、広告素材の入稿、どのようなユーザーに広告を配信すべきかといった条件を予め設定します。ユーザーが広告枠の設置されたWEBサイトを閲覧すると、SSP(Supply Side Platform)と呼ばれるサービスに広告リクエストが送信されます。SSPは広告リクエストを受け取ると、接続された複数のDSPへ入札リクエストを送信します。DSPはSSPから受け取った入札リクエストを基に、そのユーザーに最も適した広告を選択しSSPへ入札します。SSPは複数のDSPから入札された広告でオークションを行い、最も高い価格の広告をその広告枠とユーザーへ配信します。この一連の処理をおよそ0.1秒で実行します。 RTBによって、広告主は1回の広告配信毎に、最も適したユーザーへ広告配信が可能になり、広告効果の最大化が期待できます。メディア企業は、1回の広告表示毎に最も高単価な広告を配信することが可能になり、広告収益の最大化が期待できます。
経営方針・対処すべき課題5,256字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「Redesigning The Future Life」というビジョンのもと、データとテクノロジーの力によって、マーケティングを変革し、人々の生活をより良いものに、より充実したものにすることを目指して事業を展開しております。スマートフォン等の個人携帯デバイスの進化や、IoT(Internet of Things)などによるセンシングデバイス(注1)の日常生活への浸透、5Gを始めとした通信インフラの劇的な能力の向上によって、人々の生活のデジタル化は急速に進んでおります。そのようなデジタル社会の到来によって、消費者の消費購買行動は常に変化・多様化しており、マーケティング施策においてもその変化に対応する様々なソリューションが日々新しく生み出され、急速に発展し続けております。これら多様化し分断されている各種マーケティング施策を、様々なデータとAIによる独自の分析基盤によって集約・統合することで、多様な消費行動やその変化を常に把握し、的確に企業の製品・サービスの情報を消費者に届け、人々の生活をより良いものに、より充実したものにすることが当社グループの使命であると考えております。 また、デジタルマーケティングの世界は、インターネットの誕生をきっかけに、様々な環境変化を経て進化してまいりました。特にその進化の過程において消費者の行動データをマーケティングに活用する動きが活発化しております。一方で、昨今、それらのデータ活用における消費者のプライバシー保護が社会問題化しております。当社グループでは創業来、独自に開発したテクノロジーによって、さまざまなデジタルマーケティングの環境変化に対応してまいりました。健全なデータ活用によるプライバシーの保護という社会問題に対しても、当社の積み上げたテクノロジーアセットを活用することで適切に対応し、様々な産業にデータドリブンなソリューションを提供したいと考えております。 (注)1.センシングデバイス:スマートフォンのGPSによる位置情報計測や、スマートウォッチなどによるラ イフログの計測など、IoT(Internet of Things)と呼ばれるインターネットに接続された様々なデ バイス及び、そのデバイスに内蔵される計測装置。 (2)経営戦略 当社グループの事業はデータプラットフォーム事業の単一セグメントでありますが、セグメントを構成する主要なサービスとして、①データプロダクトサービス、②コンサルティングサービスの2つのサービスによって事業展開しております。 「データプロダクトサービス」は、自社開発したプロダクト販売による収穫逓増型のビジネスモデルの事業にあたり、「コンサルティングサービス」は、主に他社の広告サービスの代理販売を軸とした労働集約的なビジネスモデルの事業になります。それぞれのビジネスモデルと、提供する事業の関係は下図のとおりです。特に当社では収益性の高い「データプロダクトサービス」のビジネスモデルに属する「UNIVERSE」へ注力しており、当該領域のプロダクト開発への投資を積極的に行うことで、データプラットフォーム事業の拡大を推進してまいりました。 これらビジネスモデル毎の売上総利益率は「コンサルティングサービス」が約25%程度なのに対して、「データプロダクトサービス」は約35%の高い水準を維持しております。(2025年9月期の平均実績) 「データプロダクトサービス」は当社の強みであるデータと分析力を生かし、業界業種に特化した多種多様なプロダクト展開によって、収穫逓増型の高い収益性のビジネスモデルを構築しております。 (3)経営上目標とする客観的な指標 当社グループの継続的な企業価値向上を達成するために、経営指標としては売上高、営業利益の成長を重視しております。データプラットフォーム事業の普及・拡大による売上高の拡大と、データとAI技術を活用したサービス性能や効率性の向上によって、高収益な事業を展開していく方針です。 経営指標を達成する為に「(2)経営戦略」に記載の二つのサービスにおける、データプロダクトの「UNIVERSE」の売上高拡大に注力しており、特にその売上高を構成する要素として、UNIVERSEの「稼働アカウント数(発注件数)」を重視しております。「UNIVERSE」を利用する企業は、一般的に当該企業が提供する製品ブランドやサービス毎に広告宣伝費を設定しているケースが多いため、単一企業であっても製品ブランドやサービス毎に複数のアカウントを開設・利用いたします。アカウント開設後、実際に製品のマーケティングを行う月ごとに発注申し込みを行うことで、当該アカウントによる広告配信が可能になります。この際の月ごとの発注~利用の件数を「稼働アカウント数(発注件数)」として経営指標を達成する為に重視する指標としております。 また、当社サービスの「UNIVERSE」は、消費行動データを蓄積・分析することで、様々な業界業種に特化したマーケティングプロダクトを提供しております。外部企業から提供される消費行動データの拡大によって、新たな業界業種へ向けたプロダクトを開発することで、取引企業数の拡大を実現してまいりました。 そのような背景から、データ契約数の拡大により新たな業界業種に特化したプロダクト開発を推進することで、取引企業数の拡大を行いながら、同時にその企業内の取引ブランド数の横展開を戦略的に実現していくことで、アカウント数の拡大を図ってまいります。 これらのUNIVERSEにおける、業界業種に特化したプロダクトの稼働アカウント数の推移は、以下の通りです。 2025年9月期においては、前年比21%増の拡大となっております。 (4)経営環境 ・当社グループのターゲットとする市場 当社グループが対象とする主要なマーケットとしては、インターネット広告市場になります。インターネット広告市場においては、2024年の広告費が前年度比で9.6%増の3兆6,517億円と順調に拡大しております。 (出典:株式会社電通「2024年 日本の広告費」) 当社グループにおいては、インターネット広告市場の中でも、特に「運用型ディスプレイ広告市場(注1)」および「運用型ビデオ広告市場(注2)」が中期的なターゲット市場と判断しております。この二つの市場を合わせて2024年の市場規模は1兆4,143億円となり前年度比で11%増の成長となっております。(出典:電通グループ「2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」) ・当社のポジショニング 当社グループは、広告・マーケティング市場における様々な事業を展開しておりますが、当社はその市場における企業の中でも、様々な消費購買データを活用した、プロダクト化による事業展開に特徴があると考えております。 専門人材の人的リソースによって、個々の企業の課題を解決する労働集約型の事業モデルに対して、当社は、それらの課題解決に向けたソリューションを自社のシステム開発によってプロダクト化することで、収穫逓増型のビジネスモデルを実現しております。 また、消費者の生活のデジタル化に伴って、広告・マーケティング領域においても、マスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ広告)などをはじめとする、旧来型の広告モデルのデジタル化が進んでおります。特にデータを活用した、データドリブンなソリューションを開発することで、旧来型のマーケティングプロダクトでは実現が難しかった、消費者一人一人に適したマーケティング製品の提供を実現しております。 (注)1.運用型ディスプレイ広告:インターネット広告の中でもバナー(画像)型の広告で、広告効果に 応じて配信設定や条件などを変更することで、広告効果を最大化させる運用が可能 2.運用型ビデオ広告:インターネット広告の中でもビデオ(動画)型の広告で、広告効果に応じて 配信設定や条件などを変更することで、広告効果を最大化させる運用が可能 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①自社サービスの継続的な強化 当社グループのデータプラットフォーム事業における各種サービスは、自社開発による当社グループでしか提供できない独自の価値創造に注力してまいりました。特に顧客企業の業界・業種に特化したサービス展開を重視しており、業界・業種に最適な消費行動データの拡充、業界・業種に特化したAIによるデータ分析モデルの構築、様々なデータ活用手段の開発など、顧客企業の業界・業種毎に最適なサービスを提供できるよう努めております。今後も継続的な サービスの拡大を実現するために、それぞれの業界・業種の課題を的確に把握し、消費行動に対する深い洞察と仮説設計を行い、AIによる分析モデルの構築につなげ、最適なマーケティングソリューションを開発し続け、競争力の強化と企業価値向上に努めてまいります。 ②新サービス等の継続的な事業創出 当社グループのデータプラットフォーム事業においては、業界・業種に特化したサービス開発を推進していくことを事業戦略の中心に据えておりますが、より多くの顧客企業のマーケティングニーズに応え、事業を拡大していく上では、常に新しい業界・業種のサービス開発を行っていく必要があると考えております。また、人々の生活のデジタル化が促進され、インターネットがより身近になっていく環境において、時代に即した新しいデータの獲得手法の開発と、スマートフォンやPCに限らず、新しいデバイスを活用した情報伝達手法の開発も重要であると考えております。絶えず消費者の生活の変化、行動の変化を捉え、新しい事業・サービスの創出に努めてまいります。 ③プライバシー保護に配慮したデータの利活用 当社グループでは、データプロダクトサービスを中心に、外部の提携企業から消費者の行動データの提供をうけ、独自の分析を行うことで様々なサービス提供を行っております。データの受領や利活用にあたっては、プライバシーに配慮した細心の注意を払って取り組む必要があると考えております。インターネット上のプライバシー保護にあたっては、継続的に様々な議論が行われており、その動向は将来にわたって変化していく状態にあります。当社グループとしては、「個人情報の保護に関する法律」に基づく規制をはじめとして、諸外国の関連法制の動向把握を積極的に行っていくことで、その変化に迅速に対応してまいります。また、そのような規制に基づいた、社内のデータ利活用及び情報セキュリティに関する規律の強化、社員教育の徹底、プライバシー・バイ・デザインによるシステム設計を推進することで、プライバシー保護を前提としたサービス開発を推進してまいります。 ④アドフラウド、ブランドセーフティへの対策 デジタル広告市場の急速な拡大に伴って、近年はアドフラウド(広告不正)問題や、不適切なメディアへの広告掲載による広告主企業のブランド毀損問題など、デジタル広告特有の問題が指摘されています。当社はこれらの問題を深刻に受け止めており、一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)のガイドラインに準拠し、第三者による検証プロセスを経て、JICDAQのアドフラウド認証及びブランドセーフティ認証を取得しております。当社グループでは、引き続き迅速かつ継続的に適切な対策を講じる事で、安心安全なデジタルマーケティングサービスの実現を目指してまいります。 ⑤人材の獲得及び、育成による生産性の向上 当社グループは、更なる事業拡大を実現していく上で、優秀な人材の採用と、継続的な人材育成、及び組織への長期的な定着が必要不可欠であると考えております。引き続き、中途入社・新卒入社合わせて、積極的な採用活動による優秀な人材確保を推進してまいります。また、従業員の心理的安全性を重視した社内コミュニケーションの制度設計、教育制度の充実、 個々人の能力開発の強化に取り組み、高い生産性を発揮できる組織体制の構築に努めてまいります。 ⑥内部管理体制の強化 当社グループの更なる企業価値向上や事業拡大を実現する上で、各種業務プロセスの効率化や、適切なリスク管理を行うために、業容の拡大に応じた内部管理体制の強化が必要であると考えております。継続的な採用活動による管理部門の組織力強化を推進し、コーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。
事業等のリスク6,163字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下、当社グループの事業展開において、リスク要因となる可能性がある主な事項を記載しています。また、投資判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から追加しております。 なお、当該記載事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めてまいります。 1.業界動向について 当社グループでは、データプラットフォーム事業を展開しており、インターネット広告市場を主たる事業対象としております。近年、インターネット広告の市場規模は順調に成長を続けており、今後も堅調に推移するものと予想をしておりますが、広告市場は景気動向や社会情勢の変化の影響を受けやすい傾向があります。様々な業界業種の企業との取引を行うことで、それらの影響を最小限に止めるよう努めてまいりますが、今後、景気悪化に伴う広告主の広告予算削減が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.競合について 当社グループが展開するデータプラットフォーム事業は、データの収集・集約から、独自のAIによる分析基盤の構築、その分析結果を活用した各種サービスの提供と、そのサービス利活用にあたってのコンサルティングまで、データを活用した一連の事業活動を総合的に展開しております。今後も、当社グループでは、このような総合的なサービスの拡充を進めることによって、強い競争力の獲得と、事業の拡大を実現していく方針です。これらの取り組みが予測通りの成果をあげられない場合や、同様の事業を展開する競合他社の出現によって、当社グループの競争力が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 3.技術革新について 当社グループは、インターネット関連技術に基づき事業展開しておりますが、当該分野は技術革新のスピードが速く、新たな技術に基づく新サービスが次々と生み出されております。当社グループにおいては、インターネット関連技術の最新動向を常に把握し、調査・研究を行う専門部署を設置することで、それらの技術革新へ対応してまいります。当社グループがこれらの変化への対応に遅れた場合、当社サービスの陳腐化や競争力の低下等が生じる場合があり、また、技術革新への対応のため、既存システムの改良、新規サービスの開発等のための費用支出が必要となる場合があります。これらによって当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 4.データの取り扱いに関する法的規制等について 当社グループは、Cookie(ウェブサイトを閲覧したユーザーのコンピューターに保存され、ユーザーの識別に利用される識別子)や各種デバイスの端末識別子を用いて消費者の行動データを取得・分析し、マーケティング目的で利用していますが、これらのデータの利活用に関しては、「個人情報の保護に関する法律」に基づく規制が存在します。当社は当該法令を遵守するため、担当業務や職位等に応じた保有データへのアクセス制限の実施、社内での勉強会の実施、取引先との契約書フォーマットの整備、取引先のサービス利用規約やプライバシーポリシーの確認などを実施しております。現時点で、当社グループの事業活動が当該法律によって大きく阻害される状況は生じておりませんが、インターネット上のプライバシー保護の在り方とそれを踏まえた「個人情報の保護に関する法律」の改正については、3年ごとの見直し規定に基づき、継続して検討が行われている状態にあります。また、法的規制に限らず、OSやブラウザを提供するプラットフォーム事業者においても、ユーザーのプライバシーを保護する為の様々な機能の検討が継続的に行われております。これらの関連諸法令や、プラットフォーム事業者による機能追加等の動向は法務部門やシステム開発部門の専門部署が常に動向を把握し、調査・研究を行うことで、適切に各種サービスにおける対応を行う体制を整えております。一方、当該法律や関連諸法令の制定・改正の動向、各OSやブラウザのプライバシー保護機能の動向によっては、新たな法令遵守体制の構築や現在提供しているサービスの見直しが必要となり、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 5.内部管理体制について 当社グループは、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、内部管理体制の整備を進めております。具体的には管理部門の人員の増員、会計・法務等に関する複数の外部専門家との契約、外部セミナーへの参加、専門雑誌の購読等による知見の蓄積などを行っております。現時点では一定の内部管理体制を整えており、業容の拡大に応じて今後も一層の充実を図る予定ですが、急速な新規事業の成長や海外での事業の拡大などにより、事業規模に応じた事業体制、内部管理体制の構築が追いつかない場合には、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 6.特定の役職員への依存及び人材の確保について 当社グループの役員、幹部社員等は専門的な知識、技術、経験を有しており、当社グループの経営戦略の立案・決定や事業開発等において重要な役割を果たしております。このため、何らかの理由によりこれらの役職員が当社グループから離脱するという事態になった場合には、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 また、当社グループが今後更なる成長を遂げるには、優秀な人材を確保し、育成していくことが重要であると考えており、当社グループでは、人材採用と人材育成の強化に力を入れております。しかしながら、インターネットビジネスにおいては人材の流動性が高く、今後退職者の増加や採用の不振等が生じた場合には、将来の事業拡大に必要な人材を十分に確保できず、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 7.システム障害について 当社グループは、サーバーその他のコンピュータシステムを利用し、インターネットを介してサービス提供を行っており、外部のデータセンターの利用や定期的バックアップ、稼働状況の監視等を行い、そのシステムトラブルの防止又は回避に努めております。しかしながら、外部事業者が提供するサービスの障害、役職員の過誤、ソフトウエア又はハードウエアの不具合、コンピュータウイルス、外部からのコンピュータネットワークへの不正アクセス、自然災害、偶発的事故、システムへの一時的な過負荷因等により、重要なデータの漏洩、コンピュータプログラムの不正改ざん、システムダウン、当社グループのサービス提供の停止等が発生する可能性があります。その結果、第三者からの損害賠償請求、当社グループの信用毀損、収益機会の損失等により、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 8.適切な広告配信を行うための体制について 当社グループでは広告主向けのインターネット広告配信事業を提供しておりますが、配信される広告に関しては、「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」等の各種法令や、監督官庁の指針、ガイドライン等による規制を受けております。また、広告主のブランドや信用を毀損しないよう、法令や公序良俗などに違反していない適切なメディアへと広告を配信する必要があります。 当社グループでは、法令に基づいた独自の基準を設け、営業部門から独立した監督部署をコーポレート本部内に設置し、適切な広告配信が行われるよう、当社のDSPを通じて配信されるすべての広告について配信前にチェックし、問題があると判断された広告については、問題点の修正が行われるまで配信されない仕組みを構築しております。しかしながら、これらの対応に不備が生じた場合、第三者からの損害賠償請求、当社グループの信用毀損等により、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 9.季節変動について 当社グループの事業は、広告主の月ごとの広告予算に影響を受け、多くの企業の決算月である12月及び3月に集中し、平時よりも約3割程度売上が増加する傾向があります。 このため、安定的に月次業績が推移する業種に比べ、売上及び利益の変動が起こりやすい傾向があります。当社では、季節変動の過去実績を踏まえて計画を策定することで、通期業績への影響を最小限に止めるよう努めております。一方で、季節変動による下振れ幅が想定よりも顕著な場合には当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。 10.固定資産の減損について 当社は、有形固定資産及び無形固定資産等の固定資産を保有しており、これらの資産の取得にあたっては事前に必要性や収益性を十分に検証した上で決定しております。しかしながら、経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失の計上により、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 11.海外展開について 当社グループでは、台湾、中国、ベトナムなどのアジア地域に子会社を有しております。海外事業においては、各国毎に存在する法規制、商慣習、政府規制への対応が必要になるほか、予期しえない政治・社会情勢の変化、為替変動等のリスクが存在しており、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 12.配当政策について 当社グループは、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。現在当社グループは成長過程にあると認識しており、内部留保の充実を図り、収益力強化や事業基盤整備のための投資に充当することにより、なお一層の事業拡大をめざすことが、将来において安定的かつ継続的な利益還元に繋がるものと考えております。将来的には各期の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案したうえで株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその時期等については未定であります。 13.株式価値の希薄化について 当社グループでは、株主価値の向上を意識した経営の推進を図るとともに、役員及び従業員の業績向上に対する意欲や士気を一層高めることを目的として、役員及び従業員に対して新株予約権を付与しております。 本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,557,200株であり、発行済株式総数の5.6%に相当します。権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、株式価値の希薄化や株式売買需給への影響をもたらし、当社株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 14.投資事業について 当社グループでは、事業ポートフォリオの多様化と事業規模の拡大を進めるべく、同業他社との資本業務提携やM&Aの実施に取り組んでおります。また、キャピタルゲインの獲得を主な目的として、スタートアップ企業へのマイノリティ投資も実施しております。投資先の選定にあたっては、当社グループとの事業上のシナジー、投資先企業による収益貢献等を慎重に検討した上で、投資実行前には財務・法務・ビジネス等に関するデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減に努めております。しかしながら、これらの調査で確認・想定されなかったリスクが投資実行後に判明した場合や、事業計画が想定どおりに進捗しなかった場合等は、会計基準に従って投資先企業の価値の減損損失を計上するなどの必要が生じ、当社グループの業績、財政状況及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社では、保有するオルタナティブデータと独自のアルゴリズムを活用した上場企業株式投資を行っております。本投資の意思決定にあたっては、社内規程の定めに従い、適切な内部統制のもとで、リスクを抑えた安全かつ効率的な株式投資が行われるように努めております。しかしながら、投資先企業に想定外の事象が生じた場合や株式市場、経済情勢などが急激に変動した場合などは、当社グループの業績、財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 15.その他の関係会社との関係について 本書提出日現在、株式会社サイバーエージェントは当社議決権の48.9%を保有しており、同社は当社のその他の関係会社に該当します。サイバーエージェントグループは、2025年9月末現在、メディア&IP事業、ゲーム事業、インターネット広告事業、投資育成事業、その他事業を運営しております。また、当社とサイバーエージェントグループとは以下②のとおり直接取引が発生しております。当社はこれらの取引において、他の企業の取引条件との比較等によって、取引の適正性を確保しておりますが、当該取引条件の設定によっては、当社の利益が当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。なお、当社グループの経営方針、事業展開等の重要事項の意思決定において、株式会社サイバーエージェントに対して事前承認を要する事項等はなく、当社グループの経営の独立性は確保されております。 ① サイバーエージェントグループにおける当社グループの位置付けについて サイバーエージェントグループにおいて当社と類似したインターネット広告事業を展開しているグループ企業は存在しますが、当社グループとサイバーエージェントグループでは、顧客へのサービス提供にあたり担っている役割や商品特性等が異なるため類似性が低く、サイバーエージェントグループによって、当社グループの自由な事業活動や経営判断が阻害されるような状況は生じておらず、当社グループは自らの意思決定により事業展開しております。また、サイバーエージェントグループから当社に対する役員や出向者の派遣はなく、人的関係は存在しません。 ② サイバーエージェントグループとの取引関係について 本書提出日現在において、当社グループとサイバーエージェントグループとの間には、広告売上取引及び広告媒体の仕入取引が存在しており、今後もこれらの取引を継続していく方針です。当該取引については、他の企業の取引条件との比較等により取引の適正性を確保できております。また、新規の取引を行うにあたっては、関連当事者取引管理規程に従って、定型的な売上取引や仕入取引などの取引条件の適正性が明らかな取引を行う場合は、コーポレート本部長の承認の上取締役会で報告を行い、定型的な売上取引や仕入取引以外の取引や特殊な取引条件の売上取引や仕入取引を行う場合は、取引の内容、当該相手先と取引を行う理由、取引開始の経緯、取引条件の妥当性、などについて、事前に取締役会において承認を得た上で取引を実施いたします。
経営成績の分析 (MD&A)7,443字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループの事業はデータプラットフォーム事業の単一セグメントでありますが、セグメントを構成する主 要なサービスとして、データプロダクトサービス、コンサルティングサービスの2つのサービスによって事業展開しております。当連結会計年度における、それぞれのサービスの経営状況は下記のとおりです。 データプロダクトサービスは「UNIVERSE」を中心とした、企業のマーケティング活動を支援するデータプラットフォームです。様々な業界・業種に特化した多様なデータを保有し、それらを有機的に統合分析することで、消費者の購買プロセスの可視化と予測、そのデータを活用した広告配信から顧客属性等の分析レポート作成まで幅広く企業のマーケティング活動を支援しております。 「UNIVERSE」の拡大にあたっては、新たなデータパートナーとの提携による業種別プロダクトの性能強化によって、より顧客のニーズや規模に合致したサービス提供を行っております。また営業体制としては顧客の属性毎に最適化した営業組織を編成し、顧客ニーズを的確にとらえた製品開発やサービス提供体制を整えております。 これらの施策に加え、2024年4月には新卒採用による営業人員の大幅な強化を行い、それら人員の活動が2025年度を通じて本格化したことによって、主要KPIである稼働アカウント数の順調な拡大を実現しております。 また、生成AI等を活用した業務効率化や業務削減を実施することで営業効率を高め、様々な原価削減施策を実施したことで利益率が向上し、売上高・売上総利益ともに前年同期比で増加いたしました。 これらの結果、データプロダクトサービスの売上高は6,991百万円(前年同期比2.3%増)、売上総利益は2,605百万円(前年同期比15.8%増)となりました。 コンサルティングサービスは、「メディア向けコンサルティングサービス」と、「海外コンサルティングサービス」の2つのサービスが属しております。 メディア向けコンサルティングサービスは、日本国内においてインターネットメディアの広告枠を預かり、様々な広告サービスを組み合わせることでメディア企業の広告収益を最大化するサービスを提供しております。特に当社が提供する「MicroAd COMPASS」においてはメディア企業に対する広告枠の企画提案や、提供する広告サービスの改善などによって事業を拡大しております。 海外コンサルティングサービスは、台湾を中心としたデジタルマーケティングのコンサルティングサービスを提供しております。昨今の訪日観光客の急速な増加に伴い、日系企業のインバウンドマーケティングの需要が拡大いたしました。加えて、新規事業として2025年9月期第2四半期より、海外消費者向けに日本の人気VTuberなどのIP(知的財産)とメーカーの商品とのタイアップ企画から販売までを行う株式会社IPmixerを設立し、海外消費者向けの物販事業を開始したことで、前年同期比では売上・売上総利益ともに増加しております。 これらの結果、コンサルティングサービスの売上高は8,679百万円(前年同期比26.1%増)、売上総利益は2,202百万円(前年同期比20.3%増)となりました。 加えて、今後の業績見通し等を踏まえて繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2025年9月期の連結決算において繰延税金資産348百万円を計上いたしました。これに伴う法人税等調整額(△は利益)△348百万円と、その他要因を合わせ、2025年9月期における連結決算において、法人税等調整額△383百万円を計上いたしました。 一方で、当社が保有する投資有価証券の一部について、取得価額に比べて時価または実質価額が著しく低下したため、2025年9月期の連結及び個別決算において、減損処理による投資有価証券評価損329百万円を特別損失として計上いたしました。また、データプロダクトサービス及びコンサルティングサービスそれぞれにおいて、開発費の一部をソフトウエアとして資産計上しておりましたが、今後の回収可能性を検討し保守的に将来の収益見込み等を勘案した結果、一部ソフトウエアの帳簿価額の全額を減損処理し、特別損失137百万円を計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は15,670百万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は613百万円(前年同期比99.4%増)、経常利益は531百万円(前年同期比80.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は195百万円(前年同期比31.0%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は5,319百万円となり、前連結会計年度末に比べて394百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が539百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,830百万円となり、前連結会計年度末に比べて361百万円増加いたしました。これは主に繰延税金資産が348百万円増加したことによるものであります。この結果、総資産は、9,149百万円となり、前連結会計年度末に比べ755百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は4,968百万円となり、前連結会計年度末に比べて800百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が300百万円増加したこと、並びに支払手形及び買掛金が264百万円増加したことによるものであります。固定負債は283百万円となり、前連結会計年度末に比べて44百万円減少いたしました。これは主にリース債務が22百万円減少したこと、並びに長期借入金が19百万円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は、5,252百万円となり、前連結会計年度末に比べ755百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は3,897百万円となり、前連結会計年度末に比べて大きな変動はありませんでした。この結果、自己資本比率は38.2%(前連結会計年度末は39.0%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて123百万円減少し、2,354百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、781百万円の資金獲得(前年同期は338百万円の資金獲得)となりました。資金獲得の主な要因は投資有価証券評価損の発生、仕入債務の増加並びに減価償却費の増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,149百万円の資金減少(前年同期は1,805百万円の資金減少)となりました。資金使用の主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出、短期貸付けによる支出並びに無形固定資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、162百万円の資金獲得(前年同期は997百万円の資金獲得)となりました。資金獲得の主な要因は、短期借入金の増加並びに株式の発行に伴う収入によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは、データプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 売上高(千円)   前年同期比(%) データプロダクトサービス   6,991,370   102.3 コンサルティングサービス   8,679,185   126.1 合計   15,670,556   114.3 (注)1.データプロダクトサービスとは、データプラットフォーム事業を構成する主要サービスである「UNIVERSE」と株式会社MADSが提供する「デジタルサイネージサービス」の2つのサービスを総称した名称です。 2.各サービス間の内部売上高は、調整後の金額を記載しております。 3.外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積もりを必要としております。経営者は、これらの見積もりについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 なお、当社の財務諸表の作成にあたって採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 当連結会計年度における総売上高は15,670百万円(前年同期比114.3%)となりました。 当社グループの事業は、データプラットフォーム事業の単一セグメントでありますが、セグメントを構成する主要なサービスとして、データプロダクトサービス、コンサルティングサービスの2つのサービスによって事業展開しております。当事業年度における、それぞれのサービスの売上高の状況は下記のとおりです。 データプロダクトサービスは「UNIVERSE」を中心とした、企業のマーケティング活動を支援するデータプラットフォームです。様々な業界・業種に特化した多様なデータを保有し、それらを有機的に統合分析することで、消費者の購買プロセスの可視化と予測、そのデータを活用した広告配信から顧客属性等の分析レポート作成まで幅広く企業のマーケティング活動を支援しております。 「UNIVERSE」の拡大にあたっては、新たなデータパートナーとの提携による業種別プロダクトの性能強化によって、より顧客のニーズや規模に合致したサービス提供を行っております。また営業体制としては顧客の属性毎に最適化した営業組織を編成し、顧客ニーズを的確にとらえた製品開発やサービス提供体制を整えております。これらの施策に加え、2024年4月には新卒採用による営業人員の大幅な強化を行い、それら人員の活動が2025年度を通じて本格化したことによって、主要KPIである稼働アカウント数の順調な拡大を実現しております。また、生成AI等を活用した業務効率化や業務削減を実施することで営業効率を高め、様々な原価削減施策を実施したことで利益率が向上し、売上高は前年同期比で増加いたしました。 これらの結果、データプロダクトサービスの売上高は6,991百万円(前年同期比102.3%)となりました。 コンサルティングサービスは、「メディア向けコンサルティングサービス」と、「海外コンサルティングサービス」の2つのサービスが属しております。 メディア向けコンサルティングサービスは、日本国内においてインターネットメディアの広告枠を預かり、様々な広告サービスを組み合わせることでメディア企業の広告収益を最大化するサービスを提供しております。特に当社が提供する「MicroAd COMPASS」においてはメディア企業に対する広告枠の企画提案や、提供する広告サービスの改善などによって事業を拡大しております。 海外コンサルティングサービスは、台湾を中心としたデジタルマーケティングのコンサルティングサービスを提供しております。昨今の訪日観光客の急速な増加に伴い、日系企業のインバウンドマーケティングの需要が拡大いたしました。加えて、新規事業として2025年9月期第2四半期より、海外消費者向けに日本の人気VTuberなどのIP(知的財産)とメーカーの商品とのタイアップ企画から販売までを行う株式会社IPmixerを設立し、海外消費者向けの物販事業を開始したことで、前年同期比では売上は増加しております。 これらの結果、コンサルティングサービスの売上高は8,679百万円(前年同期比126.1%)となりました。 b.売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は10,862百万円(前年同期比112.8%)となりました。当連結会計年度は、生成AI等を活用した業務効率化や業務削減を実施することで営業効率を高め、様々な原価削減施策を実施したことで利益率が向上し原価率は69.3%となりました。前連結会計年度の売上原価率70.2%より0.9ポイント減少しております。以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は4,808百万円(前年同期比117.9%)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,195百万円(前年同期比111.2%)となりました。増加の主な要因は従業員給与賞与の増加によるものとなります。売上高に対する割合は26.8%となり、前連結会計年度の27.5%より0.7ポイントの減少となりました。以上の結果、当連結会計年度における営業利益は613百万円(前年同期比199.4%)となりました。 d.営業外損益、経常利益 当連結会計年度において為替差益等により営業外収益は66百万円、持分法による投資損失、支払利息等により営業外費用は148百万円となりました。結果、当連結会計年度における経常利益は531百万円(前年同期比180.2%)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度において資産除去債務戻入益等により特別利益は17百万円、投資有価証券評価損、固定資産除却損等により特別損失は534百万円を計上いたしました。結果、親会社株主に帰属する当期純利益は195百万円(前年同期比69.0%)となりました。 ③ 経営上目標とする客観的な指標について 当社グループの継続的な企業価値向上を達成するために、経営指標としては売上高、営業利益の成長を重視しております。これら経営指標を達成する為に、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、データプロダクトサービスにおける「UNIVERSE」の稼働アカウント数の拡大を重視しております。UNIVERSEでは顧客企業のアカウント開設後、実際に製品やサービスのマーケティングを行う月ごとに発注申し込みを行うことで、当該アカウントによる広告配信が可能になります。この際の月ごとの発注~利用の件数を「稼働アカウント数」として経営指標を達成する為に重視する指標としております。 当該指標について、「② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載の通り、当連結会計年度においては、営業組織体制の見直し・強化によって稼働アカウント数(発注件数)は前年比121.3%の成長となり、順調に推移しているものと認識しております。 重視する指標   当連結会計年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日) 稼働アカウント (発注件数)   件数   前年同期比(%) 8,222   121.3 (注)UNIVERSEの稼働アカウントのうち、外部データを活用した広告配信を行うアカウントをデータプロダクトサ ービスに分類し、外部データを活用しない旧来型の広告配信を行うアカウントをコンサルティングサービス に分類しております。2022年9月期まではこれらを合算した稼働アカウント数を重視する指標としておりま したが、2023年9月期以降は、注力しているデータプロダクトサービスに該当するアカウント数を重視する 指標として変更しております。 ④ 財政状態に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・ フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。 ⑤ キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る内容 a.キャッシュ・フローの状況分析 キャッシュ・フローの状況の詳細は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものは広告媒体の仕入れ費用及び人件費等の営業費用であります。当社は、運 転資金につきましては「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び銀行借入金にて賄う方針であります。今後 は、借入金の総額を減少させつつも、資金需要の必要性に応じて柔軟に対応し、流動性リスクを適切にコントロ ールしてまいります。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2事業の状況 3事業等のリスク」をご参照下さい。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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