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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

船場

6540 · Standard · サービス業

商業施設の内装を企画・設計・施工する専門会社。国内に加え台湾、シンガポール、中国、ベトナム、マレーシアに展開する。

概要

船場は、商業施設やオフィス、教育・文化施設などの空間づくりを手がける商環境創造企業である。1962年に東京で創業し、2025年12月期の連結売上高は328億円、従業員数は554名。企画・デザインから施工・什器製作までをグループ内で一貫して提供する。

専門店・大型商業施設・オフィスを三本柱とする事業構造

当社グループは「商環境創造事業」の単一セグメントで事業を展開する。市場分野は「専門店」「大型店・複合商業施設」「オフィス・余暇施設等」の三つに区分される。2025年12月期の販売実績は、専門店が104億円、大型店・複合商業施設が120億円、オフィス・余暇施設等が103億円であり、それぞれ全体の32%、37%、31%を占める。オフィス・余暇施設等の分野は前期比46.6%増と最も成長した。受注高では同事業分野が134億円と全体の39%を占め、受注残高も55億円と前期比129.2%増加しており、今後の収益を牽引する分野となっている。

国内8拠点と海外5カ国に広がる事業ネットワーク

国内には北海道、東北、中部、関西、九州など8つの支店・営業所を構え、全国規模で営業活動を行う。海外では台湾、シンガポール、中国本土、ベトナム、マレーシアの5カ国に連結子会社を有し、現地の商業施設内装の企画・設計・監理・施工を手がける。2025年12月期の海外売上高は39億円で、グループ全体の12.0%を占める。一方、1984年に設立した香港船場有限公司は2024年6月に清算を結了しており、事業ポートフォリオの整理も進んでいる。

連結子会社7社で構成されるグループ体制

当社グループは当社と7社の子会社(連結子会社5社、非連結子会社2社)で構成される。主要な連結子会社として、什器製作と内装施工監理を担う㈱装備、台湾の内装工事を担う台湾船場室内装修股份有限公司、シンガポールのSEMBA SINGAPORE PTE. LTD.、中国本土の上海船場建築装飾有限公司、ベトナムのSEMBA VIETNAM CO., LTD.、マレーシアのSEMBA MALAYSIA DESIGN & CONSTRUCTION SDN. BHD.がある。また、都市環境デザインと建築・室内設計を行うノンスケール㈱もグループに加わる。各社が専門性を発揮し、グループ全体で空間創造の一貫サービスを提供する。

エシカルとデジタルを基軸とする中期経営計画

2025年12月期から2027年12月期までの3か年を対象とする「中期経営計画2027」を策定し、スローガン「Create More Fun and More Fans!」を掲げる。企業改革の中核価値として「エシカルとデジタル」を基軸に据え、提供価値の高度化を図る。重点テーマは5点:①未来を創る人材の育成と獲得、②“Good Ethical Company”のファンベース構築、③サービス領域の拡大と提供価値の向上、④持続的成長を支えるサプライチェーン、⑤グローバル市場の深耕。これらを通じて持続的な成長を目指す。

収益の成長と財務健全性の維持

売上高は2012年12月期の196億円から2025年12月期には328億円へと拡大した。2025年12月期の営業利益は23億円(前期比20.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15億円と増益を達成した。財政状態では自己資本比率が65.9%と高水準を維持し、総資産221億円、純資産146億円。現金及び預金は91億円と手元流動性も厚い。イオングループ向け売上高は39億円で全体の11.9%を占めるが、特定顧客への依存度は低下傾向にある。

業界の中での役割は商業施設・インテリアの企画・設計・監理・施工を一貫提供する専門業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
328億円
営業利益
23億円
営業利益率
7.0%
純利益
15億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01専門店(物販専門店・飲食店・サービス専門店)主力

物販専門店や飲食店、サービス専門店向けに、店舗の調査・分析から企画、デザイン、設計、監理、施工までを一貫して提供。集客や売上向上に寄与する店舗空間を創出する。

主な製品・サービス2
店舗什器・陳列用具
店舗内の什器や陳列用具を設計・製作・販売し、商品の見せ方を最適化する。
内装施工
店舗の内装工事を監理・施工し、デザインコンセプトの具現化を図る。

02大型店・複合商業施設(百貨店・量販店・商業ビル・ショッピングセンター)主力

百貨店、量販店、商業ビル、ショッピングセンターなどの大規模施設に対し、企画・設計・監理・施工を提供。複合施設の特性に応じた空間演出とデジタル技術を活用した新たな顧客体験の創出を支援。

主な製品・サービス1
空間演出・デジタル技術
デジタル技術を活用した空間演出で、施設の魅力向上と集客力強化を実現する。

03オフィス・余暇施設等(オフィス・ショールーム・ホテル・教育施設)準主力

オフィス、ショールーム、ホテル、教育施設などの非商業分野を注力分野として位置づけ、企画・コンサルティングから設計・施工まで提供。都市環境デザインや景観設計を通じ、多様な空間を創造する。

主な製品・サービス1
都市環境デザイン・景観設計
都市環境や景観のデザイン、空間計画、建築・室内設計を手掛ける。

製品と技術

企画・設計から施工まで一気通貫で手がける空間創造

当社グループの核心は、商業施設やオフィスなどの空間を、調査・分析から企画・コンサルティング、デザイン・設計、監理、施工まで一貫して提供することにある。特に、デジタル技術を活用した空間演出にも注力しており、クライアントのブランディングや顧客体験の向上を支援する。2025年12月期には大型複合施設や百貨店の改装、オフィス関連施設の新装など多様な案件を手がけた。

株式会社装備による什器製作と内装施工監理

連結子会社である株式会社装備は、店舗什器の製作および内装施工監理を主たる業務とする。1991年に完成した出雲工場(島根県)を生産拠点とし、陳列用具の設計・製作・販売も手がける。グループ内で什器を内製することにより、品質と納期の管理を強化し、一貫した空間づくりを可能にしている。

ノンスケール株式会社の都市環境デザイン機能

非連結子会社ながらグループに加わるノンスケール株式会社は、都市環境デザイン、景観設計、空間計画、建築・室内設計を専門とする。船場グループの空間創造において、建築や都市計画の観点から付加価値を提供する存在である。単なる内装工事にとどまらず、周辺環境との調和まで考慮した提案力を備えている。

海外子会社が担う現地密着型の内装施工

台湾、シンガポール、中国、ベトナム、マレーシアの各子会社は、それぞれの国や地域の商業施設において、内装の企画・設計・監理・施工を担う。現地の商習慣や規制に対応しながら、グローバルブランドの出店や大型開発プロジェクトを支えている。2025年12月期の海外売上高は39億円で、台湾の大型開発案件が長期にわたり進捗したことが寄与した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

店舗空間プロデュースで大手リテールに強み

当社は店舗設計・施工や店舗什器販売を主力とするサービス業者です。売上高は2023年12月期の249億円から2025年12月期には328億円へと約32%増加し、営業利益率も6.6%から7.0%へ改善しています。同業他社であるジンジブやイシンは人材派遣・紹介で成長していますが、当社は大手小売チェーンや飲食チェーン向けの店舗空間のトータルプロデュースに強みを持ちます。特に、新店舗出店やリニューアル需要を安定的に取り込み、全国展開に対応した施工体制が競争優位性を高めています。

強み

  • 直近3期で売上高が30%以上増加し、需要取り込みが進んでいる。
  • 大手リテールチェーンとの取引実績が厚く、安定した受注基盤を持つ。
  • 全国拠点を活用し、多数店舗の一括受注が可能で効率的な展開が可能。
  • 設計から施工・納品まで一貫して行うことで、品質と納期を管理できる。

課題

  • 顧客の設備投資意欲に左右され、景気後退時には需要が急減する恐れ。
  • 施工スタッフや職人の賃金上昇により、コスト増が利益を圧迫する。
  • 建設・内装関連の同業他社が多く、価格競争に晒されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が船場

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16572オープングループ172億円25.1倍
22491バリューコマース170億円
3194AWOLVES HAND166億円17.1倍
46562ジーニー165億円12.9倍
52340極楽湯ホールディングス164億円18.2倍
66540船場163億円13.4倍
76061ユニバーサル園芸社163億円20.1倍
89553マイクロアド162億円21.5倍
99248人・夢・技術グループ161億円6.2倍
102410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
114712KeyHolder156億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

東京・大阪のウインドウ事業を統合した1962年創業

1962年2月、株式会社船場ウインド(現・船場)を東京都中央区日本橋小伝馬町に設立。1965年2月には大阪の株式会社船場ウインドの営業部門を譲り受け、東京と大阪のウインドウ事業を一本化した。この統合により、店舗装飾分野での基盤を強化した。設立から間もない1966年には東京設計事務所(現本社)を開設し、設計機能を内製化した。

商号を船場に変更し本社を八重洲に移転した1968年

1968年2月、商号を株式会社船場に変更し、本社を東京都中央区八重洲に移転。同年9月には店舗装備株式会社(現・株式会社装備)を資本金2,000千円で設立し、什器製作と施工管理の子会社をグループに加えた。この時期に設計・施工・什器製作の一貫体制の基礎を固めた。

国内主要都市に営業網を拡大した1970年代

1971年に札幌営業所(現北海道支店)、1974年に仙台出張所(現東北支店)と福岡設計事務所(現九州支点)を開設。1980年には名古屋出張所(現中部支店)を開設し、国内主要都市への営業網を完成させた。1974年には子会社を船場装備工業株式会社に商号変更し、のちに株式会社装備工業を経て1989年に現在の株式会社装備に改称した。1991年には出雲コンビナート(現・㈱装備 出雲工場)を完成させ、什器生産拠点を整備した。

アジア進出の足がかりとなった1984年香港法人設立

1984年8月、香港船場有限公司を資本金3,000千香港ドルで設立し、初の海外拠点を構えた。香港を皮切りに、1987年11月には台湾船場室内装修股份有限公司を資本金10,000千新台湾ドルで設立、1990年4月にはSEMBA SINGAPORE PTE. LTD.を資本金200千シンガポールドルで設立し、アジア主要市場への進出を加速した。これらの海外子会社は現地の商業施設内装事業を担い、グループのグローバル展開の基盤となった。

2000年代以降のアジア展開と香港事業の清算

2000年代以降もアジアでの事業拡大を続け、上海船場建築装飾有限公司(中国本土)、SEMBA VIETNAM CO., LTD.(ベトナム)、SEMBA MALAYSIA DESIGN & CONSTRUCTION SDN. BHD.(マレーシア)を設立した。一方、最初の海外拠点であった香港船場有限公司は2024年6月に清算を結了し、事業環境の変化に対応したポートフォリオ見直しが行われた。

2025年12月期、売上高328億円で過去最高を更新

2025年12月期の連結売上高は328億円(前期比13.4%増)となり、過去最高を記録した。営業利益23億円(同20.2%増)、純利益15億円(同1.1%増)と増益を達成。オフィス・余暇施設等の分野が成長を牽引し、海外事業も堅調に推移した。自己資本比率は65.9%と財務健全性も高まった。2025年からは新たな中期経営計画がスタートし、持続的成長への道筋を描く。

年表17件を開く

1960年代

  • 1962年2月㈱船場ウインド(現 当社)を東京都中央区日本橋小伝馬町に設立
  • 1965年2月大阪の㈱船場ウインドの営業部門を㈱船場ウインド(現 当社)に事業譲渡
  • 1966年3月東京設計事務所(現 本社)開設
  • 1967年12月大阪設計事務所(現 関西支店)開設
  • 1968年2月商号変更㈱船場ウインド(現 当社)を㈱船場に商号変更し、本社を東京都中央区八重洲に移転
  • 1968年9月店舗装備㈱(現 ㈱装備)設立(資本金2,000千円)

1970年代

  • 1971年3月札幌営業所(現 北海道支店)開設
  • 1974年1月仙台出張所(現 東北支店)開設
  • 1974年4月福岡設計事務所(現 九州支店)開設
  • 1974年6月商号変更店舗装備㈱を船場装備工業㈱に商号変更

1980年代

  • 1980年9月名古屋出張所(現 中部支店)開設
  • 1984年8月創業香港船場有限公司 設立(資本金3,000千香港ドル、2024年6月に清算結了)
  • 1985年1月商号変更船場装備工業㈱を㈱装備工業に商号変更
  • 1987年11月台湾船場室内装修股份有限公司 設立(資本金10,000千新台湾ドル、現 連結子会社)
  • 1989年7月商号変更㈱装備工業を㈱装備に社名変更(現 連結子会社)

1990年代

  • 1990年4月SEMBA SINGAPORE PTE. LTD. 設立(資本金200千シンガポールドル、現 連結子会社)
  • 1991年11月船場出雲コンビナート(現 ㈱装備 出雲工場)完成

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    未来を創る人材の育成と獲得

    企業改革の核であるエシカルとデジタルを基軸に、変化に対応できる人材を育成・確保し、持続的な成長を支える。

  2. 02

    Good Ethical Companyのファンベース構築

    顧客・社会・取引先など全てのステークホルダーからの共感と支持を得て、熱狂的なファンを増やし事業拡大につなげる。

  3. 03

    サービス領域の拡大と提供価値の向上

    商業施設だけでなくオフィスや余暇施設など幅広い空間において、エシカルとデジタルを活用した新たな価値を提供する。

  4. 04

    持続的成長を支えるサプライチェーン

    サステナビリティやSDGsを意識したサプライチェーンを構築し、安定した事業基盤を確立する。

  5. 05

    グローバル市場の深耕

    海外市場での事業拡大を推進し、グローバルな成長機会を捉える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で554人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は761万円で、9期前と比べて+41.8%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月591
2017年12月610
2018年12月625
2019年12月53740.314.8605
2020年12月51940.315.4598
2021年12月47340.616.1570
2022年12月52241.816.5531
2023年12月56142.318.2509
2024年12月59742.116.9520365
2025年12月76140.714.4554415

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 1 / 海外 4、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
出雲工場 — 島根県出雲市228百万円
商環境 創造事業
熊本工場 — 熊本県上益城郡 嘉島町83百万円
商環境創造事業
本社 — 東京都港区59百万円
商環境創造事業
関西オフィス — 大阪府大阪市 中央区41百万円
商環境創造事業
大阪事業所 — 大阪府東大阪市28百万円
商環境 創造事業
九州オフィス — 福岡県福岡市 博多区25百万円
商環境創造事業
熊本工場 — 熊本県上益城郡 嘉島町20百万円
商環境 創造事業
本社 — シンガポール20百万円
商環境創造事業
東京事業所 — 東京都大田区9百万円
商環境 創造事業
中部オフィス — 愛知県名古屋市 中村区7百万円
商環境創造事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱装備(注)1
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾船場室内装修股份 有限公司(注)1
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMBA SINGAPORE PTE.LTD. (注)1
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    上海船場建築装飾有限公司(注)1
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SEMBA VIETNAM CO.,LTD. (注)1
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は328億円営業利益23億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.1%、利益が+21.1%。

売上高
+13.1%
328億円
営業利益
+21.1%
23億円
純利益
+0.0%
15億円
営業利益率
7.0%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円328億円
営業利益24億円23億円
純利益16億円15億円
1株あたり配当¥78¥78

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は151億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−3.8%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4600.00
2023年2Q6534.64
2023年3Q4712.12
2023年4Q914
2024年1Q5100.01
2024年2Q6146.63
2024年4Q178158.411
2025年2Q157127.68
2025年4Q171116.47
2026年2Q15164.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は196億円から328億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月19698
2013年12月2019−23
2014年12月246115
2015年12月3072116
2016年12月2761711
2017年12月2951510
2018年12月2851310
2019年12月2841310
2020年12月21744
2021年12月19353
2022年12月22875
2023年12月2491410
2024年12月29019206.615
2025年12月32823237.015

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高328億円のうち、営業利益として残るのは23億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.4%267億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.6%38億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%23億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
10.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年12月期は営業CFが−21億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−21億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は91億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年12月11−4−3733
2015年12月181−31949
2016年12月13−261165
2017年12月140−31477
2018年12月6−7−4−171
2019年12月66−31280
2020年12月43−4782
2021年12月50−2587
2022年12月13−2−31196
2023年12月−71−3−688
2024年12月350−535119
2025年12月−210−7−2191

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は221億円。このうち返さなくてよい自己資本が146億円で、自己資本比率は65.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月140598142.2
2013年12月103376635.7
2014年12月144479732.4
2015年12月1696310637.4
2016年12月179849547.0
2017年12月176948253.2
2018年12月177978054.9
2019年12月1871068156.7
2020年12月1531054868.6
2021年12月1681095964.6
2022年12月1731126164.7
2023年12月1961227462.6
2024年12月2331369758.4
2025年12月2211467565.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
117億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
75億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中53位あたり、逆に低いのはROE534社中295位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,521で、1年前と比べて-12.0%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥1,521-1.0%1ヶ月+3.0%1年-12.0%時価総額163億円
過去52週の値幅
安値¥1,451高値¥2,000

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)10.1倍
PBR1.15倍
配当利回り5.13%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1491円で、25日移動平均線の1498.24円をわずかに下回り、75日線の1522.59円も下回っています。52週高値の2000円からは約25.5%下落し、年初来安値の1451円に近い水準です。7月29日には出来高が3.4万株と増加しましたが、その後は減少し、8月7日は2100株と低調です。RSIは56.41と中立圏にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが業界平均22.49倍を大きく下回る10.49倍、PBRも1.13倍と同平均3.19倍より大幅に低く、株価は割安。ROEは10.7%と収益性は良好で、配当利回り5.1%は平均2.68%を上回り高水準。売上・利益は堅調に増加しており、成長とバリュエーションのバランスが取れた割安銘柄と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍23.4倍
PER (予想)10.1倍
PBR1.15倍3.51倍
ROE10.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

オフィス向け内装工事が主力で、売上高は2022年から2025年にかけて228億円から328億円へ拡大、営業利益率も6%超まで改善。強気派は働き方改革やオフィス刷新需要の継続を背景に、高い成長性を評価。配当利回り5.1%も魅力。一方弱気派は、内装工事は業界競争が激しく、2025年以降は成長鈍化の可能性があるとみる。株価は1年で16%下落し、先行き懸念も。

プラスに働く材料7
  • 売上高成長

    売上は3期で約4割増の328億円へ拡大

  • 高配当

    配当利回り5.1%と高い株主還元

  • 競争力

    ワンストップソリューションで受注拡大

  • 3期連続増収で売上高328億円に拡大通年影響

    売上高は249億→290億→328億円と2年間で31.7%増加、成長軌道が鮮明

  • 営業利益23億円、利益率7.01%に改善通年影響

    営業利益は19億→23億円、売上高営業利益率は6.55%→7.01%に上昇

  • 配当利回り5.1%の高利回り継続影響

    配当利回り5.1%はPER10.49倍と併せ下値支援になる

  • ROE10.7%とPBR1.13倍の割安感継続影響

    ROE10.7%に対しPER10.49倍、PBR1.13倍と低く収益力に見合う再評価余地

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    内装業界は参入障壁が低く価格競争の恐れ

  • 景気依存

    企業のオフィス投資は景気に影響される

  • 株価下落

    1年で16%下落、市場は成長鈍化を警戒

  • 純利益15億円で前期横ばい通年影響

    売上高が約13%増えた一方、純利益は15億円の横ばいで利益伸び悩み

  • 予想PER非開示で業績の透明性が低い不定影響

    売上高328億円に対し純利益15億円、純利益率4.6%と低く、次年度予想が見えにくい

  • 株価は1年で16.4%下落、需給悪化継続継続影響

    前年比▲16.4%と低下しており、下げトレンドが続く可能性

  • 外国人持株比率3.16%と低く買い手不足継続影響

    外国人持株比率は3.16%にとどまり、新規資金の流入が限定的

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上を先行示すため
営業利益率
競争環境下での収益力を確認するため
オフィス空室率
内装需要の先行指標となるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり78で、前期から+8.6%いまの株価に対する利回りは5.13%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥78
1株あたり
配当利回り
5.13%
いまの株価に対して
配当性向
62.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月3539.4
2018年12月4014.356.0
2019年12月4512.564.3
2020年12月20−55.661.9
2021年12月2525.0163.1
2022年12月3332.042.0
2023年12月5051.585.7
2024年12月7040.052.4
2025年12月768.662.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥78

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,311人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.2%を占め、残る49.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他38.438.841.943.345.845.8
事業法人48.448.147.746.845.445.2
金融機関8.99.16.77.05.75.1
外国法人3.23.02.92.22.43.2
証券会社1.01.10.80.70.70.8
自己株式0.00.10.60.60.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社リヤ興産40.80
02栗山 浩一7.86
03船場従業員持株会4.59
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.33
05栗山 茂2.98
06栗山 嘉子2.70
07永井 詳二2.07
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.72
09廣澤 敦子1.67
10BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+34%、1株純資産は14期で+72%。直近期のROEは10.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月10679714.25.7
2013年12月−313462
2014年12月6854912.016.6
2015年12月18472128.67.5
2016年12月12485714.98.629.4
2017年12月10195011.113.339.4
2018年12月9798410.09.056.0
2019年12月971,0519.511.664.3
2020年12月351,0333.424.861.9
2021年12月291,0602.826.1163.1
2022年12月441,0924.116.542.0
2023年12月1001,1788.88.785.7
2024年12月1421,28111.69.152.4
2025年12月1421,36710.712.562.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額313百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小田切潤代表取締役社長508,784
秋山弘明取締役 常務執行役員5937,755
甲斐太取締役(常勤監査等委員)67
松尾美香取締役(監査等委員)65
清水一身取締役(監査等委員)63
神戸暁上席執行役員
小野田豊明執行役員
安倍義文執行役員
多喜井豊執行役員
堀田卓則執行役員
横山大輔執行役員
宗本陽子執行役員
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
髙木典弘執行役員
渡邊甲子郎執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)554501423728357
社外取締役3303010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容886字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社及び子会社7社(連結子会社5社、非連結子会社2社)で構成されます。当社は、商業施設、オフィス・ショールーム、教育・文化施設、医療・福祉関係施設等の調査・分析、企画・コンサルティング、デザイン・設計、監理及び施工、デジタル技術を活かした空間演出などの業務をおこなっているほか、これらに関連する事業活動を展開しております。 なお、当社グループは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおり、「商環境創造事業」のみの単一セグメントとしております。市場分野としては大きく、物販専門店・飲食店・サービス専門店等の「専門店」、百貨店・量販店・商業ビル・ショッピングセンター等の「大型店・複合商業施設」、注力分野であるオフィス・ショールーム・ホテル・教育施設等の「オフィス・余暇施設等」に分けております。 当社グループ各社の事業における位置付けは、以下のとおりであります。 会社名   具体的な役割・分担 当社   商業施設及びインテリアの企画・設計・監理・施工、市場調査 及び分析、グループ事業の統括 ㈱装備   店舗什器の製作及び内装施工監理、陳列用具の設計・製作・販売 台湾船場室内装修股份有限公司   台湾の商業施設における内装の企画・設計・監理・施工 SEMBA SINGAPORE PTE. LTD.   シンガポールの商業施設における内装の企画・設計・監理・施工 上海船場建築装飾有限公司   中国本土の商業施設における内装の企画・設計・監理・施工 SEMBA VIETNAM CO., LTD.   ベトナムの商業施設における内装の企画・設計・監理・施工 SEMBA MALAYSIA DESIGN & CONSTRUCTION SDN. BHD.   マレーシアの商業施設における内装の企画・設計・監理・施工 ノンスケール㈱   都市環境デザイン、景観設計・空間計画及び建築・室内設計 事業の系統図は次のとおりであります。 (参考) ◎連結子会社 ○非連結子会社
経営方針・対処すべき課題1,576字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「SUCCESS PARTNER」を企業理念としております。この企業理念を根底に、コロナ禍を経た新しい時代を生きるための長期的な経営方針として、MISSION・VISION・VALUEを掲げております。“未来にやさしい空間を”(ミッション)を社員一人ひとりが仕事に取り組む際の指針とし、当社にしかできない新しい魅力や価値提供を行う仕事に誇りを持ち“Good Ethical Company”(ビジョン)となれるようグループ一丸となって挑み、企業価値向上に邁進しております。 (2)経営戦略等 当社グループでは、企業理念実現のために、中期経営計画を定めております。 中期経営計画 当社グループは、2025年12月期から2027年12月期までの3か年を対象とする「中期経営計画2027」を策定し、スローガンとして “Create More Fun and More Fans!”(私たちの発想が“ビジネスを楽しく”する!そして“熱狂的なファン”を増やそう!!)を掲げております。 前中期経営計画に引き続き、企業改革の中核価値である「エシカルとデジタル」を基軸として、顧客及び社会に対する提供価値の高度化を図るとともに、持続的な成長の実現を目指してまいります。 本中期経営計画においては、①未来を創る人材の育成と獲得、②“Good Ethical Company”のファンベース構築、③サービス領域の拡大と提供価値の向上、④持続的成長を支えるサプライチェーン⑤グローバル市場の深耕、の5点を重点テーマとして定め、各施策を一体的に推進してまいります。 当社グループは、クライアントにとどまらず、すべてのステークホルダーの皆様からの共感と支持の獲得に努め、事業拡大及び企業価値の向上につなげてまいります。 (3)経営環境及び対処すべき課題等 今後の見通しにつきましては、政府の強力な経済成長戦略の推進を背景に賃金上昇が実質所得に波及し、内需を中心に日本経済は緩やかな持ち直しが期待されます。一方、米国の通商政策を巡る不確実性や中国経済の見通し、国際金融市場の動向が、為替・物価・金利の変動を通じて企業収益や個人消費に影響を及ぼす可能性があり、先行き不透明な状況が続くことも想定されます。 当社グループを取り巻く事業環境におきましては、本格的なインフレ時代の到来を見越した投資の前倒しを背景に、引き続き商業領域だけでなくオフィスや余暇施設などの幅広い空間における投資の堅調推移が見込まれます。特に、人手不足に伴う積極採用や優秀な従業員のリテンションに起因する企業ブランディングの観点から、オフィスの移転や職場環境改善への積極的な投資が期待されます。また、サステナビリティやSDGsを意識し、次の世代に向けた持続可能な社会づくりへの関心を持つ顧客も増えてきており、投資計画においても影響を及ぼすことが想定されます。 このような状況のもと、当社グループでは、2025年12月期から3か年の中期経営計画を、“Create More Fun and More Fans!”をスローガンに「未来を創る人材の育成と獲得」「“Good Ethical Company”のファンベース構築」「サービス領域の拡大と提供価値の向上」「持続的成長を支えるサプライチェーン」「グローバル市場の深耕」の5つを重点テーマとしてスタートしております。クライアントのみならず、すべてのステークホルダーの皆様に当社のビジネスを通じて熱狂的なファンになっていただき、事業拡大につなげるよう取り組んでまいります。
事業等のリスク3,738字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境について 当社グループの事業は、流通・小売業界を主要顧客とする受注事業であるため、顧客の投資動向に大きな影響を受けます。これらの顧客の投資計画は足元の販売状況により決定されるため、比較的短いサイクルにより変更される傾向にあります。また、Eコマースの定着やキャッシュレス化の浸透等の影響により、実店舗における販売が縮小傾向にあり、各顧客の投資回収に関する環境が厳しさを増しております。 当社グループの役職員は専門性と経験ノウハウを持って変化する時代や環境に適応した空間提案や効率的かつ迅速なサービス提供はできるものの、顧客の短期的な投資計画の変更に対応しきれずに業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社グループは、事業活動を営む上で建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、建築士法、取適法、独占禁止法等様々な法規制の適用を受けており、その遵守を義務づけられております。 当社グループではこれらの法規制を遵守すべく、安全管理本部を中心に社内ルールやモニタリング体制の整備を図るとともに、内部統制強化の観点で内部監査室を設置するなどコンプライアンスを重視した経営を行っており、現状において当該許認可等が取消しとなる事由は発生しておりません。今後、これらの法規制が改廃された場合のほか、何らかの事情により法律に抵触する事態が生じた場合には、業務遂行に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 主要な許認可規制 関連法規制(登録者)   許認可等の名称   所管官庁等   許認可等の内容   有効期限   法令違反の要件及び主な許認可取消事由 建設業法(㈱船場)    特定建設業   国土交通省   内装仕上工事業等に関する許可国土交通大臣(特-7)第16488号   2026年2月26日から2031年2月25日まで以後5年ごとに更新   建設業許可の取消事由は、建設業法第29条に定められております。 建築士法(㈱船場)   一級建築士事務所登録   東京都   一級建築士事務所に関する登録東京都知事登録第35901号   2022年8月15日から2027年8月14日まで以後5年ごとに更新   一級建築士事務所登録の取消事由は、建築士法第26条に定められております。 大阪府   一級建築士事務所に関する登録大阪府知事登録(ヌ)第8243号   2023年3月28日から2028年3月27日まで以後5年ごとに更新 福岡県   一級建築士事務所に関する登録福岡県知事登録第1-12772号   2025年3月23日から2030年3月22日まで以後5年ごとに更新 古物営業法(㈱船場)   古物商   東京都公安委員会   古物商許可第301092216088号   有効期限なし   古物商許可の取消事由は古物営業法第6条に定められております。 建設業法(㈱装備)   一般建設業   国土交通省   内装仕上工事業に関する許可国土交通大臣(般-3)第14239号   2022年2月22日から2027年2月21日まで以降5年ごとに更新   建設業許可の取消事由は、建設業法第29条に定められております。 また、当社グループの主要顧客先である流通・小売業界に対する主な法的規制として、都市計画法、中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法があります。当社グループは、自社グループ及び顧客の事業に関連する各種法令を遵守して、要件の充足、免許の取得、必要な届出等を行い、事業の展開を図っております。 しかしながら、当該各種法令の改廃や新たな法的規制が導入された場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 品質管理・環境保全・安全衛生について 当社グループは、品質・環境・安全衛生に関する管理を重要な経営課題と位置付け、船場会を初めとする協力企業と一体となり安全大会や事業所安全衛生協力会を開催し、その体制整備と社員教育に取り組んでおります。 品質管理につきましては、現場工事の技術上の管理を主任技術者や監理技術者が担当し技術水準を確保するなど徹底した品質・工程管理に努めておりますが、制作物に品質上の欠陥などが生じた場合には社会的信用が低下するほか、損害賠償責任などの発生により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 環境保全につきましては、店舗の改装や展示会等の撤去に伴い発生する残材等を処分する際には、産業廃棄物処理法を初めとする法令を遵守し、適正な処理を行うよう委託処理業者の管理の徹底に努めておりますが、委託処理業者による不法投棄が行われた場合には、処理業者のみならず、当社グループの社会的信用が低下することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 安全衛生につきましては、制作・施工現場における事故を防止するため、危険や有害要因の除去等、適切な管理に努めておりますが、事故等が発生した場合には、社会的信用が低下することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保及び育成について 当社グループの業務においては、役職員の創造性が現在の高い競争力の源泉となっていると考えております。当社グループは、役職員が創造性を発揮し、活躍しやすい環境を整えながら、継続的に創造性の高い優秀な人材の確保に努めております。また、業務遂行の中で専門知識やノウハウを伝達することを通じて、役職員が様々な状況に対応できるような能力を獲得する機会を提供しております。 当社グループとしては、引き続き、このような人事、教育制度により、優秀な人材を確保して役職員の創造力を活用するとともに、役職員、会社双方にノウハウの蓄積を図る方針ですが、当社グループが業容拡大に向けて優秀な人材の採用及び育成に十分対応できない場合や、何らかの理由により優秀な人材が多数流出する等発生した場合、当社グループの成長力や競争力に影響を受ける可能性があります。 (5)特定販売先への依存について 当社グループの事業は、主として日本の流通・小売業界における多数の取引先によって構成されており、その取引先には大手の商業施設運営会社や百貨店・量販店等が含まれます。その中で、当社グループのイオングループに対する売上割合は、当連結会計年度において、全売上高の約12%を占めております。今後、イオングループにおいて、当社グループの予想を超えた設備投資抑制が行われた場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害等による影響 当社グループでは、災害発生時に備え、BCPに基づいて役職員の安全性確保や事業の継続のための措置についてマニュアル制定や社内教育実施等を行うことで、可能な限り、業務運営に支障なく事業継続できるよう対策を講じております。 しかしながら、当社グループ自身で回避できない地震、津波、台風等の自然災害、重篤な疫病・感染症等の蔓延、及び突発的な他所の火災・事故の影響等が発生し、当社グループ及び協力企業の設計・制作業務等の中断や業務遅延等の影響が生ずる可能性があります。そのような場合に、受注の大幅な減少やコスト増加、納期遅延など、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 個人情報の管理について 当社グループでは、役職員、顧客及び顧客の消費者情報等の個人情報を入手・保管しており、個人情報保護規程を制定し、運用管理には細心の注意を払っております。 しかしながら、何らかの要因により情報が流出した場合、当該個人に対する損害賠償責任及び社会的な責任を負うこととなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 情報管理について 当社グループは、事業活動を行う過程で、顧客や協力企業等の取引先から情報を取得し守秘義務を負うことがあり、情報セキュリティ管理規程を制定し、情報管理に細心の注意を払っております。 しかしながら、自然災害や事故等により重要な情報が消失又は漏洩した場合、当該取引先に対する損害賠償責任及び社会的な責任を負うこととなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 海外事業展開について 当社グループは、アジア圏(台湾、シンガポール、中国、ベトナム、マレーシア)において現地に事業所を構え業務を行っております。それぞれの国への進出後、経営ノウハウを蓄積し積極的に現地スタッフを雇用するなど、商慣行、法規制、雇用環境等の違いに配慮した事業運営を行っておりますが、何らかの事情によりこれらに大きな変更が生じた場合には、業務に重要な影響が生じ、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,096字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績と人材不足を背景とした賃上げ、設備投資を中心とした内需の底堅さにより、緩やかな回復基調で推移しております。一方で、米国における関税政策や日中関係の不安定化など景気下振れリスクには留意が必要であり、先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境におきましては、引き続き人材不足に起因する人件費やエネルギー価格・原材料費の高騰などにより採算面での厳しさが増すなど不安定要素も残りますが、企業の好業績やインバウンド需要などにより、商業領域以外にもオフィスやホテル、インフラ施設などあらゆる空間づくりにおける設備投資は好調に推移し、マーケットは活性化してきております。 このような状況の中、当社グループの当年度からスタートしております中期経営計画は、“Create More Fun and More Fans!”をスローガンに「未来を創る人材の育成と獲得」「“Good Ethical Company”のファンベース構築」「サービス領域の拡大と提供価値の向上」「持続的成長を支えるサプライチェーン」「グローバル市場の深耕」の5つを重点テーマとしております。クライアントのみならず、すべてのステークホルダーの皆様に当社のビジネスを通じて熱狂的なファンになっていただき、事業拡大につなげるよう取り組んでおります。 その結果、当連結会計年度の営業概況につきましては、国内では大型複合施設や百貨店の改装、戦略的営業活動により受注拡大に取り組むオフィス関連施設、余暇施設及びラグジュアリーな空間の飲食店及び物販店の新装、昨年から継続して推進していたインフラ施設の案件などにより、売上高は28,887百万円(前期比113.7%)となりました。海外では、引き続き台湾の長期にわたる大型開発案件の進捗などもあり、売上高は3,944百万円(前期比110.9%)となりました。グループ全体としましては、売上高は32,831百万円(前期比113.4%)となりました。 また、利益面におきましては、上記の通り売上高の増加による利幅の拡大、高付加価値の提供などの結果、営業利益は2,305百万円(前期比120.2%)、経常利益は2,349百万円(前期比117.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,515百万円(前期比101.1%)となりました。 なお、当社グループは商環境創造事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。 当社グループは、商環境創造事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載に代えて、市場分野別の受注実績及び販売実績を記載しております。 ① 生産実績 当社グループにおいては、生産実績を定義することが困難であるため、記載を省略しております。 ② 受注実績 当連結会計年度における市場分野別受注実績を示すと、次のとおりであります。 区分   受注高(千円)   対前期増減率(%)   受注残高(千円)   対前期増減率(%) 専門店   10,329,322   9.1   1,478,239   △8.8 大型店・複合商業施設   10,987,490   △10.9   1,450,899   △42.2 オフィス・余暇施設等   13,412,391   72.1   5,500,721   129.2 合計   34,729,203   17.3   8,429,859   29.0 ③ 販売実績 当連結会計年度における市場分野別販売実績を示すと、次のとおりであります。 区分   販売高(千円)   対前期増減率(%) 専門店   10,471,792   18.1 大型店・複合商業施設   12,048,501   △7.7 オフィス・余暇施設等   10,311,526   46.6 合計   32,831,820   13.4 当連結会計年度における地域ごとの販売実績を示すと、次のとおりであります。 区分   販売高(千円)   対前期増減率(%) 国内   28,887,705   13.7 海外   3,944,115   10.9 合計   32,831,820   13.4 (注) 1.販売高は顧客の所在地を基礎とし、国内又は海外に分類しております。 2. 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) イオングループ   6,213,921   21.4   3,929,369   11.9 (2)財政状態 当社グループは、人件費や資材価格などの上昇による採算面で厳しさが増す中、健全経営の維持を目指し、総資産が22,138百万円、総負債が7,548百万円、純資産が14,589百万円、自己資本比率が65.9%、1株当たり純資産が1,367.32円となり、前連結会計年度末に比べ自己資本比率は7.5%の増加、1株当たり純資産は85.99円の増加となりました。 (総資産) 総資産は、前連結会計年度末と比較し1,181百万円減少し、22,138百万円となりました。これは現金及び預金の減少が2,749百万円あったこと、売上債権の増加が1,531百万円あったこと、退職給付に係る資産の増加が379百万円あったこと、繰延税金資産の減少が170百万円あったこと等によります。 (負債) 負債は、前連結会計年度末と比較し2,147百万円減少し、7,548百万円となりました。これは仕入債務の減少が1,611百万円あったこと、未払法人税等の減少が367百万円あったこと、未払消費税等の減少が325百万円あったこと、繰延税金負債の増加が204百万円あったこと等によります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末と比較し965百万円増加し、14,589百万円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益を1,515百万円計上し、新株の発行による資本金及び資本剰余金の増加が56百万円あったこと、剰余金の配当を744百万円行ったこと、その他の包括利益累計額の増加が138百万円あったこと等によるものであります。 詳細は連結株主資本等変動計算書をご参照下さい。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ2,799百万円減少し、9,149百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって使用したキャッシュフローは2,140百万円(前連結会計年度は3,528百万円の獲得)となりました。 主な要因は、税金等調整前当期純利益が2,405百万円あったこと、売上債権及び契約資産の増加による資金の減少が1,534百万円あったこと、仕入債務の減少による資金の減少が1,636百万円あったこと、未払消費税等の減少による資金の減少が325百万円あったこと、法人税等の支払による支出が934百万円あったこと等によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって獲得したキャッシュフローは27百万円(前連結会計年度は2百万円の獲得)となりました。 主な要因は、投資有価証券の売却による収入が168百万円あったこと、定期預金の払戻による収入が418百万円あったものの、定期預金の預入による支出が457百万円あったこと、敷金及び保証金の差入による支出が48百万円あったこと等によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用したキャッシュ・フローは745百万円(前連結会計年度は464百万円の使用)となりました。 主な要因は、配当金の支払による支出が744百万円あったこと等によります。 以上の結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は9,149百万円と2,799百万円の減少となりました。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資金需要の主なものとして、工事設計施工に係る工事原価、販売費及び一般管理費等の営業費用があります。これらの資金需要は売上代金の回収にて獲得した自己資金にて充当しております。 当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は9,149百万円と当社グループの事業活動を推進する上で十分な流動性を確保しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表作成に当たって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成において、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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