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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

京進

KYOSHIN CO.,LTD.4735 · Standard · サービス業

学習塾・語学・保育・介護を展開する教育サービス企業。幼児から高齢者まで、ライフステージに応じた教育・ケアサービスを提供。

概要

京進は、京都府京都市に本社を置く学習塾運営会社である。1975年に個人塾「京都進学教室」として創業し、1999年に大阪証券取引所市場第二部に上場。現在は学習塾事業を中核に、語学関連事業(日本語教育・英会話・海外留学)および保育・介護事業を展開する。2025年5月期の連結売上高は265億円、営業利益は5億円。関西を中心に直営校を持つほか、フランチャイズによる個別指導教室を全国展開している。

三つの事業セグメントが支える収益構造

京進グループは、学習塾事業、語学関連事業、保育・介護事業の三つのセグメントで構成される。2026年2月期(9か月)のセグメント別売上高は、学習塾事業が77億円(構成比38%)、語学関連事業が33億円(16%)、保育・介護事業が92億円(46%)である。学習塾事業は「TOPΣ」ブランドの集団指導と「スクール・ワン」の個別指導が主力で、少子化の中でも不採算校の統廃合による収益改善を進める。語学関連事業は日本語教育学校「KLA」を中核に留学生受け入れと外国人材就業支援を手がけ、保育・介護事業は認可保育園や学童保育、高齢者住宅・デイサービスを運営する。このように、教育から福祉まで人の一生をカバーするポートフォリオを形成する。

関西発の直営とフランチャイズによる全国展開

本社を京都市下京区に置き、学習塾の直営校は関西を中心に展開する。一方、個別指導「スクール・ワン」は2004年からフランチャイズ事業を開始し、全国に教室網を広げた。海外拠点としては、ドイツ・デュッセルドルフに子会社Kyoshin GmbHを持ち日本人子女向け学習塾を運営するほか、中国広州、アメリカ・ニューヨーク州、オーストラリアにも現地法人を設立。日本語教育事業では、留学生を対象とする日本語学校を国内複数都市で運営し、ミャンマーやネパールでも日本語教育を行う。2023年には京都に海外進学準備校UNSWファウンデーション・スタディーズ・プログラムを開校し、グローバルな教育ネットワークを広げている。

少子化に対応する「一生支援企業」への転換

京進は2020年にグループビジョン「ステキな大人が増える未来をつくる」を掲げ、人の一生を支援する企業への進化を目指す。少子化による学齢人口減少に対し、学習塾事業では不採算校舎の統廃合と成長エリアへの集中、AIやデジタル技術の活用による業務効率化を推進。語学関連事業では、国内労働力不足を背景に外国人留学生の受け入れと就労支援を強化し、保育・介護事業では「小1の壁」対応の学童保育やリハビリ特化型デイサービスを開始した。創業50周年を機に、既存事業の枠を超えた生涯価値の提供を経営戦略の柱としている。

M&Aと内部成長で拡大する事業規模

京進は2010年代以降、積極的にM&Aを実施して事業領域を拡大した。2010年に株式会社オー・エル・ジェイ、2011年に保育子会社HOPPA、2014年にビーフェア、2016年にアイ・シー・シー、2017年にコペル・インターナショナルやシンセリティグループ、2018年にオーストラリアのEnglish Language Companyなど、学習塾以外の分野で子会社を相次いで取得。2025年には介護事業のリンクハートを子会社化した。財務面では、売上高が2012年5月期の100億円から2025年5月期には265億円へと拡大した一方、営業利益は同期間で5億円前後で推移しており、低収益ながらも安定した利益水準を維持している。

業界の中での役割は教育・人材育成サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
203億円
営業利益
5億円
営業利益率
2.5%
純利益
1億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
保育・介護 事業92億円45.5%3億円3.3%
学習塾事業77億円38.1%13億円16.9%
語学関連 事業33億円16.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01学習塾主力

幼児から高校生までを対象に、受験対策や学力向上を目的とした集合学習指導、個別指導、映像授業などを提供。小学校受験、中学・高校受験、大学受験など、各ステージに合わせたコースを展開。海外には日本人子女向けの学校も運営。

主な製品・サービス4
京進の小学校受験ぷれわん
幼児を対象とした小学校受験対策の集合学習指導。
京進の中学・高校受験TOPΣ
小学生・中学生を対象に、中学・高校受験合格と学力向上を目指した集合学習指導。
京進の大学受験TOPΣ
高校生を対象に、大学現役合格と学力向上を目指した集合学習指導。映像授業「京進e予備校」も提供。
京進の個別指導スクール・ワン
小学1年生から高校3年生を対象に、受験合格と学力向上を目指した個別学習指導。

02語学関連準主力

幼児から大人までを対象に、英会話指導、海外留学準備、日本語教育、外国人材の就業支援など、グローバル人材育成に関する多様なサービスを提供。国内外で事業を展開。

主な製品・サービス5
京進の英会話 UNIVERSAL CAMPUS
幼児向けに「本当に話せる英会話」を目指した英会話指導。
京進の大人向け英会話COPER ENGLISH
成人向けの英会話指導教室。
京進の海外進学準備校UNSWファウンデーション・スタディーズ・プログラム
高校卒業生を対象に、オーストラリア等の海外名門大学進学のための基礎課程を指導。
京進の日本語学校 KLA
日本国内で外国人留学生を対象に日本語教育を提供。
京進の外国人材就業支援ミツケルにほんのしごと
専門知識を持つ外国人人材への日本語教育と日本企業への紹介を行う。

03保育・介護副次

0〜5歳児向けの保育園、小学生向け学童保育、高齢者向けの住宅・介護施設、訪問介護、デイサービス、配食サービスなどを運営。教育ノウハウを活かした「知育」や「非認知能力」を重視したサービスが特徴。

主な製品・サービス4
京進のほいくえん HOPPA
0〜5歳児を対象に「知育」を特長としたカリキュラムを提供する保育園。
京進のプレミアム学童HOPPA
小学生を対象とした質の高い学童保育。
京進の高齢者住宅 ライフパートナー
高齢者向けの住宅・介護施設。
京進のデイサービス ゆうそら
高齢者向けのデイサービス事業。

製品と技術

集団指導ブランド「京進のTOPΣ」

「京進のTOPΣ(トップシグマ)」は、中学・高校受験と大学受験を対象とする集団指導の学習塾である。小学生から高校生までを対象とし、志望校合格と学力向上を目指した授業を提供する。教室は関西を中心に直営展開され、ドイツ・デュッセルドルフと中国・広州にも日本人子女向けの海外校を持つ。通塾生向けには映像授業「京進e予備校」も併設し、ハイブリッド型の学習環境を整える。少子化に伴う市場縮小に対し、不採算校の統廃合と大規模拠点への集中により収益性を高めている。

個別指導「京進スクール・ワン」のフランチャイズ展開

「京進スクール・ワン」は、小学1年生から高校3年生を対象とする個別指導塾である。1991年に京進が個別指導事業として開始し、2004年からフランチャイズ方式で全国展開を始めた。一人ひとりの学習ペースに合わせた指導を特徴とし、受験対策から学校補習まで幅広く対応する。アメリカ・ニューヨーク州のハリソン教室では日本人子女向けに同サービスを提供する。FC教室を含めた教室数は全国に広がり、京進の学習塾事業の売上を支える柱の一つである。

日本語教育「KLA」と留学生支援

京進の日本語教育事業は、子会社株式会社京進ランゲージアカデミー(KLA)が中核を担う。KLAは東京・京都などに日本語学校を運営し、外国人留学生に日本語を教える。2009年の事業開始以来、複数の日本語学校を買収・統合し、2026年4月には4社を合併して事業を一本化した。留学生の日本での就職を支援する「ミツケルにほんのしごと」も提供し、教育からキャリアまで一貫したサービスを展開。ミャンマーやネパールでも日本語教育を行い、現地からの人材送出しにも関与する。

保育事業「HOPPA」と学童保育

保育事業は子会社株式会社HOPPAが運営する「京進のほいくえん HOPPA」「京進のこどもえん HOPPA」が主力である。0~5歳児を対象に、知育を特長としたカリキュラムを提供する。自治体の認可を受けた保育園として運営されるほか、小学生向けの「プレミアム学童 HOPPA」も展開し、放課後の預かりと非認知能力の育成を図る。2011年の事業開始以来、認可園を拡大し、保育の需要増加に対応している。

介護事業「ライフパートナー」とリハビリフィットネス

介護事業は子会社エメラルドの郷、ユアスマイル、優空、リンクハートなどが運営する高齢者住宅「ライフパートナー」「プレタ」「いこ和」、訪問介護、デイサービス、ケアプランセンターからなる。2025年4月にはリハビリ特化型デイサービス「Pita Lab」を開始し、介護予防に特化した新サービスを投入。同年10月に子会社化したリンクハートはデイサービスと住宅を運営し、事業規模を拡大している。京進の介護事業は、グループ全体の売上の約4割を占める成長セグメントである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

教育サービスで中位、収益力改善途上

当社は学習塾運営を中心とする教育サービス業界において、売上高約261億円と同業他社と比較して中位に位置します。近年の業績は緩やかな成長を示す一方、営業利益率は1〜2%台と低水準で、収益力の改善が課題です。同業のジンジブやイシンと比較すると、規模は大きいものの収益性では劣後します。今後は既存事業の効率化に加え、新規分野への投資を通じて、収益構造の転換を図る必要があります。

強み

  • 売上高約261億円と同業他社を上回る規模を有し、一定の市場プレゼンスを確保している。
  • 教育サービス分野での長年の運営実績があり、ブランド認知度と顧客基盤を有する。
  • 直近の売上高は増加傾向にあり、安定した成長を維持している。
  • 教育関連の多様なサービスを提供し、事業ポートフォリオを有する。

課題

  • 営業利益率が1〜2%台と低く、コスト管理や価格戦略の改善が急務である。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化戦略の強化が必要である。
  • 直近の売上高は減少しており、安定した成長の維持が課題である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が京進

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

個人塾として創業し法人化した1975~1981年

京進の起源は、1975年6月に京都市東山区で開かれた小中学生向け個人塾「京都進学教室」である。創業者は京都の教育熱心な地域で口コミにより生徒を集め、1981年4月に法人化し株式会社京都進学教室を設立。同年に東山本校ビルを建築・移転し、組織的な運営体制を整えた。この時期は創業者による手作りの教育が中心であり、後のブランド展開の基礎を築いた。

高校受験・個別指導へ事業領域を拡大した1990年代

1990年3月に高校部を設置し、大学入試部門「京進高校部」を開始。同年には子会社五葉出版を設立し、教材・消耗品の内製化を進めた。1991年3月には個別指導部を設置し、「京進スクール・ワン」の運営を始めた。1997年1月に商号を株式会社京進に変更し、ブランド名を統一。1998年4月には英会話事業「ユニバーサルキャンパス」を立ち上げ、語学教育へも進出した。この10年間で、集団指導・個別指導・英会話と多様な学習ニーズに対応する事業ポートフォリオを形成した。

株式上場とフランチャイズ全国展開の1999~2004年

1999年8月に本社を京都市下京区に移転し、同年10月に大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場。資金調達力を背景に、2004年4月には個別指導教室「スクール・ワン」のフランチャイズ事業を開始し、関西以外の地域への展開を加速させた。上場により経営の透明性が高まり、フランチャイズ方式で低コストでの全国展開が可能となった。この戦略は、少子化が進む中での成長基盤となった。

日本語教育・保育・介護へ多角化した2009~2017年

2009年3月に日本語教育事業部を設置し、留学生向け日本語学校を開始。2011年には保育事業部を創設し、子会社HOPPAによる保育園運営をスタート。2012年には京進ランゲージアカデミーを設立し、既存の日本語学校を統合。2017年には介護事業部を新設し、高齢者住宅・訪問介護・デイサービス事業に参入した。この間、2010年から2017年にかけてオー・エル・ジェイ、アルファビート、ビーフェア、アイ・シー・シー、コペル・インターナショナルなど複数の子会社を買収し、事業の多角化を一気に進めた。

海外拠点の拡充とグローバルネットワーク構築

京進の海外進出は1988年11月、ドイツ・デュッセルドルフにKyoshin GmbHを設立したことに始まる。2006年には中国広州に現地法人を設立し、日本人子女向け学習塾を運営。2011年にはアメリカ・ニューヨーク州にKyoshin USAを設立。2014年にはミャンマーにKYOSHIN JETCを設立し、東南アジアでの日本語教育を強化。2018年にはオーストラリアのEnglish Language Companyを買収し、語学学校と専門学校を展開。2023年には京都にUNSWファウンデーション・プログラムを開校し、海外大学進学準備にも乗り出した。これにより、海外から日本への留学生送り出しと、日本人の海外留学支援の両軸を持つグローバル体制を構築した。

2020年代の構造改革と介護事業強化

2020年代に入り、京進は既存事業の構造改革を本格化。2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行し、ガバナンスを強化。2023年2月には海外進学準備校を京都に開校。2025年4月には高齢者向けリハビリ特化型デイサービス「Pita Lab」を開始し、同年10月には介護事業のリンクハートを子会社化。さらに2026年4月には日本語教育子会社4社を京進ランゲージアカデミーに合併し、事業の効率化を図った。少子化の中での学習塾事業の収益改善と、成長分野の介護・語学への資源集中が進められている。

年表43件を開く

1970年代

  • 1975年6月小中学生を対象とした個人塾として、京都市東山区泉湧寺門前町26-4に「京都進学教室」を創設

1980年代

  • 1981年4月創業法人化し、株式会社京都進学教室を設立
  • 1982年4月京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町7-10に東山本校ビルを建築、移転
  • 1988年11月KYOTO SHINGAKU SCHOOL GmbH(現Kyoshin GmbH、連結子会社)をドイツ デュッセルドルフに設立

1990年代

  • 1990年1月株式会社五葉出版(連結子会社)を設立
  • 1990年3月高校部を設置し、大学入試部門「京進高校部」の展開を開始
  • 1991年3月個別指導部を設置し、個別指導「京進スクール・ワン」の展開を開始
  • 1997年1月商号変更商号を株式会社京都進学教室から株式会社京進に変更
  • 1998年4月英会話事業部を設置し、「ユニバーサルキャンパス」の展開を開始
  • 1999年8月京都市下京区烏丸通五条下る大阪町382-1に本社ビルを建築、移転
  • 1999年10月上場大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場

2000年代

  • 2004年4月個別指導教室「京進スクール・ワン」のフランチャイズ事業による全国展開を開始
  • 2006年10月広州京進実戦語言技能培訓有限公司(現 広州京進語言技能信息咨詢有限公司、連結子会社)を中国 広東省広州に設立
  • 2007年3月京進これから研究所を開設
  • 2009年3月日本語教育事業部を設置し、日本語教育事業を開始

2010年代

  • 2010年12月M&A株式会社オー・エル・ジェイ(連結子会社)の株式を取得し子会社化
  • 2011年1月株式会社アルファビート(連結子会社)を東京都渋谷区に設立
  • 2011年3月保育事業部を設置し、保育事業を開始
  • 2011年9月保育園運営子会社として株式会社HOPPA(連結子会社)を京都市下京区に設立
  • 2011年11月Kyoshin USA,Inc.(連結子会社)をアメリカ ニューヨーク州ハリソンに設立
  • 2012年8月株式会社京進ランゲージアカデミー(連結子会社)を東京都新宿区に設立
  • 2012年9月株式会社京進ランゲージアカデミーがMANABI外語学院新宿校の事業を譲受
  • 2013年4月株式会社京進ランゲージアカデミーが東京国際文化教育学院の事業を譲受
  • 2013年7月M&A東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により東京証券取引所市場第2部に移行
  • 2014年4月2013年度関西経営品質賞優秀賞受賞
  • 2014年8月M&Aビーフェア株式会社(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2014年11月KYOSHIN JETC CO.,LTD.(持分法適用非連結子会社)をミャンマー ヤンゴンに設立
  • 2015年4月華聯学院京都校の事業を譲受
  • 2016年6月神戸日本語学院の事業を譲受
  • 2016年12月M&A株式会社アイ・シー・シー(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2017年3月介護事業部を創設し、介護事業を開始
  • 2017年4月M&A株式会社コペル・インターナショナル(連結子会社)の株式を取得し、子会社化 日本語アカデミーの事業を譲受
  • 2017年6月M&Aシンセリティグループ株式会社(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2018年9月M&AEnglish Language Company Australia Pty Ltd.(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2019年1月M&A株式会社ダイナミック・ビジネス・カレッジ(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2019年4月M&A株式会社リッチ(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2019年11月M&A株式会社ヒューマンライフ(連結子会社)の株式を取得し、子会社化

2020年代

  • 2020年11月M&ASELC Australia Pty Ltd. (現 ELC Career College Pty Ltd.) (連結 子会社)の株式を取得し、子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2023年2月京進の海外進学準備校 UNSWファウンデーション・スタディーズ・プログラムを京都に開校
  • 2025年4月高齢者の介護予防のための施設「京進のリハビリフィットネスPita Lab〔ピタラボ〕」を開始 関西における個別指導塾「コノ塾」の運営を株式会社コノセルより受託
  • 2025年10月M&A株式会社リンクハートの株式を取得し、子会社化
  • 2026年4月M&A日本語教育事業の子会社4社を、株式会社京進ランゲージアカデミーを存続会社として合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 国際人材交流事業の累計入職者支援数2030年まで1万人

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の強化と新規事業創出

    少子化に対応して不採算教室の統廃合と成長エリアへのリソース集中を進め、学習塾事業の収益力を最大化。介護・日本語教育など成長分野に安定的なキャッシュフローを重点投資し、人の一生を支援する事業ポートフォリオを構築する。

  2. 02

    DXと生成AIによる業務革新

    デジタル技術や生成AIを活用し業務プロセスを抜本的に見直すことで圧倒的な効率化を実現。人にしかできない対人サービスにリソースを集中し、顧客体験の質を向上させる。

  3. 03

    人的資本投資と自立型採用基盤の強化

    リーチング・アメーバ経営・経営品質向上活動を3本柱に個人と組織の成長を支援。学習塾の卒業生や自社教育した外国人材をグループ内で採用する独自の採用力を強化する。

  4. 04

    社会課題解決型の新規事業展開

    共働き世帯の「小1の壁」に対応する民間学童保育や高齢者向けリハビリ特化型デイサービスなど、地域社会の課題解決を起点とした事業を創出する。

  5. 05

    グローバル事業の加速

    日本語学校のシェア拡大や海外語学学校の拡充、国際人材交流事業の強化を推進。海外の国家機関と提携し、2030年までに累計1万人の入職者支援を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で2,195人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は502万円で、10期前と比べて+2.0%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は11.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月911
2017年5月1,132
2018年5月1,463
2019年5月49236.810.11,740
2020年5月47437.110.31,987
2021年5月45837.010.62,115
2022年5月49937.110.92,194
2023年5月48637.911.62,180
2024年5月48238.211.32,125
2025年5月51538.811.32,08124
2026年2月50239.011.52,19523

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 19 / 海外 3、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
株式会社HOPPA — 京都市下京区 他2,149百万円
保育・介護 事業
株式会社エメラルドの郷 — 大阪市中央区 他2,110百万円
保育・介護 事業
京進の中学・高校受験 TOPΣ東山校 他63校 — 京都市東山区 他1,058百万円
学習塾事業
本社 — 京都市下京区1,034百万円
全社資産
京進の大学受験 TOPΣ彦根校 他8校 — 滋賀県彦根市 他964百万円
学習塾事業
ビーフェア株式会社 — 東京都千代田区 他571百万円
保育・介護 事業
京進の日本語学校 KLA 京都校 他4校 — 京都市下京区 他561百万円
語学関連 事業
株式会社ダイナミック・ビジネス・カレッジ — 東京都荒川区447百万円
語学関連 事業
株式会社リンクハート — 兵庫県尼崎市425百万円
保育・介護事業
ユアスマイル株式会社 — 大阪市中央区 他382百万円
保育・介護 事業
ほか23件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    Kyoshin GmbH
    ドイツ デュッセルドルフ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    広州京進語言技能信息咨詢有限公司
    中華人民共和国 広東省広州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Kyoshin USA, Inc.
    アメリカ合衆国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルファビート
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社五葉出版
    京都府京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オー・エル・ジェイ(注)4
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社京進ランゲージアカデミー(注)2,4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アイ・シー・シー(注)4
    東京都荒川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ダイナミック・ビジネス・カレッジ(注)4
    東京都荒川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社コペル・インターナショナル
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    English Language Company Australia Pty Ltd.
    オーストラリア シドニー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社HOPPA(注)2,5
    京都府京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • ビーフェア株式会社(注)2東京都千代田区100%
  • シンセリティグループ株式会社大阪府大阪市 中央区100%
  • 株式会社エメラルドの郷(注)2大阪府大阪市 中央区100%
  • ユアスマイル株式会社大阪府大阪市 中央区100%
  • 株式会社優空大阪府大阪市 鶴見区100%
  • 株式会社もぐもぐ大阪府大阪市 生野区100%
  • 株式会社リッチ大阪府大阪市 平野区100%
  • ELC Career College Pty Ltd.オーストラリア シドニー100%
  • 株式会社リンクハート(注)3兵庫県尼崎市100%
  • KYOSHIN JETC CO.,LTD.ミャンマー ヤンゴン50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は203億円営業利益5億円前期と比べると減収増益で、売上が-23.4%、利益が+0.0%。

売上高
-23.4%
203億円
営業利益
+0.0%
5億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
2.5%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高285億円203億円
営業利益8億円5億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥7.81¥7.81

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は−3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q6646.12
2023年4Q63−4
2024年1Q6534.61
2024年2Q6411.60
2024年3Q6857.44
2024年4Q640
2025年2Q13010.80
2025年4Q13543.01
2026年2Q13121.50
2027年1Q70−3−4.3−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 16期分

2012年2月期からの16期で、売上は100億円から203億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社京進ランゲージアカデミー(連結子会社)を東京都新宿区に設立
2012年2月1003−1
2012年5月19−6−4
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により東京証券取引所市場第2部に移行
2013年5月9920
ビーフェア株式会社(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
2014年5月10131
2015年5月10821
株式会社アイ・シー・シー(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
2016年5月11943
株式会社コペル・インターナショナル(連結子会社)の株式を取得し、子会社化 日本語アカデミーの事業を譲受
2017年5月13544
English Language Company Australia Pty Ltd.(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
2018年5月17955
株式会社ダイナミック・ビジネス・カレッジ(連結子会社)の株式を取得し、子会社化
2019年5月20255
SELC Australia Pty Ltd. (現 ELC Career College Pty Ltd.) (連結 子会社)の株式を取得し、子会社化
2020年5月220−15
2021年5月23142
2022年5月23940
2023年5月2544−3
2024年5月26185
株式会社リンクハートの株式を取得し、子会社化
2025年5月265531.91
日本語教育事業の子会社4社を、株式会社京進ランゲージアカデミーを存続会社として合併
2026年2月203552.51

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高203億円のうち、営業利益として残るのは5億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.3%161億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.2%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.1pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.6pt
0.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.0pt
1.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 16期分

2026年2月期は営業CFが−2億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は43億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年2月7−2−4511
2012年5月−5−14−69
2013年5月7−4−339
2014年5月5−3−428
2015年5月6−93−38
2016年5月6−86−212
2017年5月10−116−117
2018年5月11−98227
2019年5月12−2215−1032
2020年5月10−1117−147
2021年5月10−7−21329
2022年5月17−3−141429
2023年5月14−61838
2024年5月15−2−51346
2025年5月15−4−61151
2026年2月−2−92−1143

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 16期分

2026年2月期の総資産は220億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は17.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年2月79265333.2
2012年5月77225528.5
2013年5月77235429.6
2014年5月77245331.1
2015年5月83275632.5
2016年5月93286530.6
2017年5月110327829.3
2018年5月1613612522.6
2019年5月1993416516.9
2020年5月2303719316.2
2021年5月2173817917.3
2022年5月2073717017.8
2023年5月2123417815.9
2024年5月2173917817.9
2025年5月2203918117.7
2026年2月2203918117.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
38億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
181億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中320位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中524位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
17.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-23.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥301で、1年前と比べて-1.4%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥301-0.3%1ヶ月-2.0%1年-1.4%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥279高値¥390

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.9倍
PER (会社予想)11.6倍
PBR0.63倍
配当利回り2.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に301円と、25日移動平均線(302.04円)を-0.3%下回って推移している。直近1ヶ月では+1.01%とほぼ横ばいで、52週安値279円からは+7.9%の水準。RSIは47.37と中立圏で、方向感は乏しい。出来高は全体的に低調で、8月21日は3800株と薄商い。今後は、52週高値390円を回復できるかが焦点となる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは25.84倍で業界平均23.01倍を上回り、予想PERは11.6倍と改善が見込まれるものの、現時点の実績PERは割高です。PBRは0.63倍と業界平均3.33倍を大幅に下回り、割安感がありますが、ROEが1.8%と非常に低く、収益性に問題があります。配当利回りは2.59%で業界平均2.29%を上回ります。売上高は減少傾向にあり、利益も低水準です。資産価値に比べて株価は割安ですが、収益性の低さを考慮すると、バリュエーションはやや割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.9倍23.4倍
PER (予想)11.6倍
PBR0.63倍3.51倍
ROE1.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化による市場縮小が続く中、既存校の収益維持と新規出店・M&Aによる成長の両立ができるかが争点。強気派は、堅実な経営とブランド力で既存校の生徒数を維持し、コスト管理で収益を確保できるとみる。弱気派は、少子化の影響で市場が縮小し、競争も激化するため、中長期的な成長は難しいとみる。また、直近の業績は営業利益率が低く、収益性の改善が課題。

プラスに働く材料7
  • 堅実な経営で収益維持

    売上高は緩やかに増加し、利益も黒字を確保している

  • 受験指導で一定のブランド力

    関西で長年の実績があり、保護者からの信頼がある

  • 配当利回りが比較的高い

    株主還元として安定した配当を実施している

  • 予想PER11.6倍と割安感が強まる決算発表後影響

    実績PER25.84倍に対し予想PER11.6倍、業績回復で割安

  • PBR0.63倍と解散価値以下継続影響

    PBR0.63倍と1倍を下回り、下値が堅い

  • 営業利益率2.46%と改善通年影響

    営業利益率は1.89%→2.46%と0.57pt上昇

  • 配当利回り2.59%で高配当継続影響

    配当利回り2.59%、PBR割れと合わせて魅力

マイナスに働く材料7
  • 少子化で市場が縮小

    18歳以下の人口が減少し、受験生の絶対数が減る

  • 競争激化でシェア維持が困難

    大手塾やオンライン教育との競争が激しくなっている

  • 収益性が低い

    営業利益率が2%前後と低く、コスト構造の改善が必要

  • 純利益が5億→1億円と80%減通年影響

    純利益は1億円、前期比80%の減少

  • 売上高265億円、前期比1.5%増にとどまる通年影響

    売上高は265億円、前期比+1.5%と低調

  • ROE1.8%と資本効率が低い継続影響

    ROE1.8%、株主資本の活用が不十分

  • 外国人保有0.21%と海外需要が乏しい継続影響

    外国人保有比率0.21%と極めて低く、需給が国内頼み

次の決算で確かめる点
生徒数
収益の基盤であり、既存校の維持と成長の鍵を握る
直営校数
出店・閉校の動きが成長戦略と事業効率を示す
営業利益率
低水準から改善できるかが収益性の焦点

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7.81で、前期から+37.7%いまの株価に対する利回りは2.59%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥7.81
1株あたり
配当利回り
2.59%
いまの株価に対して
配当性向
13.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月930.6
2018年5月96.144.8
2019年5月1897.372.3
2020年5月195.3
2021年5月7−62.121.6
2022年5月83.315.2
2023年5月5−27.5
2024年5月19255.8
2025年5月4−81.3
2026年2月537.713.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7.81

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ2,985人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.3%を占め、残る52.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年2月%
個人・その他47.648.950.350.451.351.6
事業法人34.935.135.535.135.135.2
金融機関16.615.013.413.412.212.1
自己株式7.37.37.37.38.58.5
証券会社0.50.70.70.81.10.9
外国法人0.30.20.20.20.30.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社TCKホールディングス33.48
02京進取引先持株会4.42
03京進社員持株会3.18
04株式会社三菱UFJ銀行3.10
05立木 康之2.98
06株式会社京都銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.48
07株式会社滋賀銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.45
08石田 里実2.38
09立木 七奈2.38
10株式会社りそな銀行1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 16期分

1株利益は16期で+179%、1株純資産は16期で+63%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年2月−12312−3.6
2012年5月−46263−16.0
2013年5月52731.834.530.6
2014年5月92843.221.430.2
2015年5月113233.630.254.8
2016年5月313409.39.030.0
2017年5月5138514.211.230.6
2018年5月5943514.416.344.8
2019年5月6143014.016.472.3
2020年5月6448114.110.8
2021年5月244835.121.921.6
2022年5月−1474−0.215.2
2023年5月−41433−9.0
2024年5月6549913.95.5
2025年5月125072.430.2
2026年2月95081.836.213.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
立木康之取締役社長(代表取締役)49250,000
松本敏照専務取締役 兼京進これから研究所 所長6715,000
樽井みどり取締役 執行役員 人財組織本部長 兼人事部長6141,000
上坊孝次取締役 執行役員 第三運営本部長 兼国際人材交流事業部 部長5810,000
関隆彦取締役 執行役員 第一運営本部長5712,000
青松武志取締役 執行役員 第二運営本部長 兼個別指導部長541,000
田中亨取締役 執行役員 第四運営本部長521,000
松原博之取締役 執行役員 経営管理本部長 兼財務部長561,000
市原洋晴取締役(監査等委員)73
竹内由起取締役(監査等委員)56
山田洋平取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)892810013
社外取締役4100103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,466字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 <学習塾事業> 事業   サービス名   主要な事業内容 小学校受験   京進の小学校受験ぷれわん   幼児を対象とする小学校受験を目指した集合学習指導。 中学・高校受験   京進の中学・高校受験TOPΣ(トップシグマ)   小学生・中学生を対象とする中学・高校受験合格及び学力向上を目指した集合学習指導。 京進の中学・高校受験TOPΣ デュッセルドルフ校   日本人子女を対象とする集合指導の学習塾を子会社Kyoshin GmbHが運営。 京進の中学・高校受験TOPΣ 広州校   日本人子女を対象とする集合指導の学習塾を子会社広州京進語言技能信息咨詢有限公司が運営。 大学受験   京進の大学受験TOPΣ(トップシグマ)   高校生を対象とする大学現役合格及び学力向上を目指した集合学習指導。一部、中学生対象授業も実施。通塾生向け映像授業「京進e予備校」の提供。 個別指導   京進の個別指導スクール・ワン   小学1年生~高校3年生を対象とする受験合格及び学力向上を目指した個別学習指導。 京進の個別指導スクール・ワン NYハリソン教室   日本人子女を対象とする個別指導の学習塾を子会社Kyoshin USA,Inc.が運営。 フランチャイズ   京進の個別指導スクール・ワン   フランチャイズ教室の教室開設や運営指導。 <語学関連事業> 事業   サービス名   主要な事業内容 英会話   京進の英会話 UNIVERSAL CAMPUS(ユニバーサルキャンパス)   主に幼児を対象とする「本当に話せる英会話」を目指した英会話指導。 京進の大人向け英会話COPER ENGLISH(コペル・イングリッシュ)   成人を対象とする英会話指導教室を子会社株式会社コペル・インターナショナルが運営。 グローバル教育   京進の海外進学準備校UNSWファウンデーション・スタディーズ・プログラム   高校卒業生を対象とするオーストラリア等、海外の名門大学へ進学するための基礎課程指導。 京進の海外語学学校English Language Company   オーストラリアにおける留学生を対象とする英会話指導教室を子会社English Language Company Australia Pty Ltd.が運営。 京進の海外専門学校ELC career college   オーストラリアにおける留学生を対象とする専門学校を子会社ELC Career College Pty Ltd.が運営。 日本語教育   京進の日本語学校 KLA   日本国内における外国人留学生を対象とする日本語学校を当社及び子会社株式会社オー・エル・ジェイ、株式会社京進ランゲージアカデミー、株式会社アイ・シー・シー、株式会社ダイナミック・ビジネス・カレッジが運営。 国際人材交流   京進の外国人材就業支援ミツケルにほんのしごと   日本国内で就労を希望し、専門知識を有する外国人人材の日本語教育と日本企業への紹介。ミャンマー、ネパールにおける日本語教育。国際貢献活動。 キャリア支援   ―   リーチング研修を、子会社株式会社アルファビートが提供。 京進の資格取得これから日本語教師   日本語教師養成講座を子会社株式会社京進ランゲージアカデミーが運営。 <保育・介護事業> 事業   サービス名   主要な事業内容 保育   京進のほいくえん HOPPA京進のこどもえん HOPPA   0~5歳児を対象とする「知育」を特長としたカリキュラムによる保育園、自治体からの許認可を受けた保育園を、当社及び子会社株式会社HOPPA、ビーフェア株式会社が運営。 京進のプレミアム学童 HOPPA   小学生を対象とする、質の高い学童保育を子会社株式会社HOPPAが運営。 京進の学童クラブ HOPPA   独自のノウハウで非認知能力を育てることを特徴とした小学生対象の民間学童保育。 介護   京進の高齢者住宅 ライフパートナー京進の高齢者住宅 プレタ京進の高齢者住宅 いこ和京進の高齢者住宅 リンクハート   高齢者を対象とする住宅・介護施設を子会社株式会社エメラルドの郷、ユアスマイル株式会社、株式会社優空、株式会社リンクハートが運営。 京進の訪問介護 ゆうそら京進の訪問介護 ユアスマイル京進の訪問介護 すみれ   高齢者を対象とする訪問介護サービス事業を子会社株式会社エメラルドの郷、ユアスマイル株式会社、株式会社優空が運営。 京進のデイサービス ゆうそら京進のデイサービス ベルフラワー京進のデイサービス こころ京進のデイサービス リンクハート   高齢者を対象とするデイサービス事業を子会社株式会社エメラルドの郷、株式会社優空、株式会社リンクハートが運営。 京進の福祉用具 ゆうそらサポート京進の福祉用具 ゆうそら   介護用品販売等のサービス提供事業を子会社株式会社優空が運営。 京進のケアプランセンター ゆうそら京進のケアプランセンター すみれ   介護保険に関する相談や申請・更新の代行などのサービス事業を子会社株式会社エメラルドの郷、株式会社優空が運営。 京進のリハビリフィットネスPita Lab   元気で活動的に生活したい高齢者を対象としたリハビリ特化型デイサービス事業。 フードサービス   京進の配食サービスもぐもぐ   高齢者施設への配食事業を子会社株式会社もぐもぐが運営。 京進のデリバリーランチリッチ   産業給食・宅配弁当販売事業を子会社株式会社リッチが運営。 (注)1.日本語教育事業の子会社4社は、2026年4月1日に株式会社京進ランゲージアカデミーを存続会社として合併しました。 (注)2.上記以外の事業としましては、子会社の株式会社五葉出版が、主に当社で使用する印刷消耗品取引の代理業務を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,036字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「私たちは、全従業員の物心両面の豊かさを追求するとともに、日本と世界の教育・文化の向上、社会の進歩と善良化に貢献する」という経営理念のもと、「絶えざる革新」により、変化する環境に対応した経営を行っています。また、2020年に定めた「ステキな大人が増える未来をつくる」のグループビジョンの実現を目指し、「学び」の持つ力で人々の人生の質を高め、全てのステークホルダーへの貢献を追求しています。 (組織価値観) 経営理念   私たちは、全従業員の物心両面の豊かさを追求するとともに、 日本と世界の教育・文化の向上、社会の進歩と善良化に貢献します 経営目標   私たちは、人の一生にかかわる企業として、地域一、日本一、そして 世界一を目指します グループビジョン   私たちは、ステキな大人が増える未来をつくります 社是   私たちは、常に創意工夫をし、絶えざる革新を心がけます 3つの原則   1.私たちは、ひとりひとりを大切にします2.私たちは、高い志を持ち、仕事を通じて成長します3.私たちは、常に感動づくりを心がけます (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 我が国においては、急速な少子高齢化に伴い、学齢人口の縮小や保育市場での待機児童が減少していく一方で、介護を必要とする高齢者が増加し、国内での外国人就労者の増加や日本語学習へのニーズの高まりが見込まれます。 こうした状況において、変化する社会環境に対応し対人サービスを主体とする当社グループが今後も持続的な成長を続けていくためには、人の一生を支援する「一生支援企業」へ飛躍し、中長期的な企業価値の最大化を図ることが喫緊の経営課題です。 その実現に向け、既存事業の強化と新規事業の創出を進めるとともに、DX(デジタル変革)および生成AIへ積極的に投資し、従来の労働集約型ビジネスからの脱却を図ります。デジタル技術の活用による業務効率化と高付加価値化を進めて従業員一人当たりの生産性を高めることで、適切な利益率の確保と従業員への積極的な還元を同時に実現いたします。 また、顧客サービスの担い手となる有能な人材の確保に向けては、学習塾の卒業生や留学生のグループ内採用など、事業間シナジーを活かした独自の人材採用力を強化します。 テクノロジーの活用で生み出した付加価値を従業員の処遇改善へもダイレクトにつなげ、利益確保と還元の最適なバランスを図ることで、人を起点とした強固な経営基盤を推進してまいります。 セグメントごとの課題と事業戦略については以下のとおりです。 学習塾事業 1. 構造改革による収益力の強化 少子化による市場縮小に対応するため、不採算教室の統廃合を機動的に進めるとともに、成長可能性の高い首都圏や大規模拠点へのリソース集中を行い、グループ全体の収益力の最大化を図ります。 2. 教育環境の変化を捉えたサービスの向上 「高校授業料の実質無償化」等の政策変化を追い風に、AI技術を活用した学習コンテンツと、従来型のきめ細かな学習指導により顧客への提供価値を高め、一人当たりの生涯売上(LTV)の向上を図ります。 語学関連事業 1. 新制度への対応とシェア拡大 日本語教育機関の新しい認定制度の施行を、教育ノウハウと複数校舎を展開している当社にとっての好機と捉え、コンプライアンスの強化と教育品質のさらなる向上を図ります。国内トップクラスの学生数を背景に、拠点拡大やM&Aを視野に入れた市場シェアの拡大を推進します。 2. グローバル展開の最適化と差別化 海外拠点の運営効率を高めるとともに、日本での就労を希望する外国人材に対し、教育から就業支援まで一貫したサービスを提供します。海外の人材輩出国でのネットワークを強化し、他社にはない「教育を伴う国際人材交流モデル」で差別化を図ります。 保育・介護事業 1. 社会課題解決を通じたブランド価値の向上 「小1の壁」といった社会課題に対応し民間学童保育を展開するとともに、保育園においては付加価値の高い教育プログラムの導入により、他園との差別化を明確にします。社会課題の解決と事業成長を両立させ、選ばれるブランドを確立します。 2. 人的資本投資と運営効率の向上 ICTの積極的な活用を通じて保育・介護現場のDXを推進し、業務の効率化とスタッフの負担軽減を図ることで、より対人サービスに注力できる環境を整備します。人的資本投資による人材の定着と、介護におけるリハビリ特化型デイサービス等、高付加価値モデルへのシフトを並行して進め、地域に根ざした安心のインフラを構築してまいります。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループは、経営理念とビジョンの実現に向け、時代の変化に対応した革新に挑み、持続的成長を目指しています。少子化による学齢人口の減少や労働人口の減少といった社会構造の変化は、学習塾事業や保育事業にとって厳しい未来をもたらす一方、介護事業や外国人労働者を中心とした日本語教育・人材交流においては需要の拡大が予測されます。 このような環境下において、当社グループは創業50周年を機に、「学び」を核として、お客様の生涯にわたって価値を提供する「人の一生を支援する企業」への飛躍を目指しております。単なる規模の拡大ではなく、抜本的に収益構造の見直しを進め、より強固な企業グループを構築してまいります。 上記の変革を実現する当社グループの強みと全社戦略は、以下の通りです。 1.「成長の3本柱」と独自の採用基盤による人的資本の最大化 当社グループは、人材こそが重要な成長の原動力であると捉え、人的資本投資を重視しています。 個人の自立を促す「リーチング」、経営者マインドを醸成する「アメーバ経営」、組織の質を高める「経営品質向上活動」を「成長の3本柱」と位置づけ、個人と組織の成長を支援しています。 また、学習塾の元生徒が講師・社員へと成長し、自社で教育した外国人材を介護・保育の現場へ迎え入れるといった、外部環境に依存しない「自立型採用基盤」を確立しております。 事業を超えたマネージャーの異動など、戦略的なジョブローテーションにより組織力を高め、従業員の物心両面の豊かさを追求してまいります。 2.事業ポートフォリオの最適化とそれを実現するための既存事業の革新 「絶えざる革新」を社是とする当社グループは、事業間のシナジーを創出し、各事業を有機的に融合させることで顧客生涯価値(LTV)を最大化します。収益の柱である学習塾事業においては、学齢人口減少への対応として、不採算拠点の統廃合と成長エリアへの集中出店(スクラップ&ビルド)による拠点の大規模化を推進し、さらなる収益性の向上を図ります。今後はさらにAI技術を活用したハイブリッド型指導の展開なども含め、高付加価値化を推進します。また、学習塾事業・保育事業で生み出した安定的なキャッシュフローを、市場拡大が確実な介護事業や成長性の高い日本語教育事業、保育(学童)へ重点的に投資し、「人の一生を支援する企業」としての事業展開基盤を強固にします。 3.顧客価値の向上とDXの推進 当社グループでは前述の「成長の3本柱」の取り組みの一つとして、経営品質向上活動(経営品質協議会が定める顧客価値経営ガイドラインに基づく活動)を行っております。2024年度には日本語教育事業部が「日本一通いたい、日本一働きたい日本語学校」を目指した取り組みにより「関西経営品質賞 ブロンズ」を受賞しました。各事業が顧客価値に基づく自己革新を進めるとともに第三者の視点でフィードバックを得ることで質の向上を加速させます。今後も各事業・全社での取り組みとして継続し、顧客価値の向上を推進します。 また、単なるデジタルツール導入にとどまらず業務プロセスそのものを見直すことに真正面から取り組むDXや生成AI技術の積極的な活用により圧倒的な効率化や業務改革を進め、「人にしかできない対人サービス」にリソースを集中させることで、顧客体験の質を向上させてまいります。 4.社会課題解決を起点とした新規事業の創出 既存事業の強化に加え、社会の変化を捉えた新規事業の積極的展開を推進しています。共働き世帯の「小1の壁」に対応する民間学童保育の展開や、高齢者の健康寿命の延伸をサポートするリハビリ特化型デイサービスなど、地域社会に根差した新しい価値を創出しています。今後も「京進これから研究所」の知見やM&Aの経験を活かし、DX・AI活用を前提とした「学び」を基盤とする次世代の柱となる事業を育成してまいります。 5.グローバルな事業展開の加速 当社グループは、国内市場に留まらず海外市場への展開を加速しています。日本語学校の圧倒的シェア獲得を目指すとともに、オーストラリア等における語学学校の拡大を図ります。さらに、国際人材交流事業では、海外の国家機関等と提携し、日本国内での就労を支援するスキームを強化しており、2030年までに累計1万人の入職者支援を目指します。日本と世界をつなぐ架け橋として、グローバル市場での成長をグループの核の一つとしてまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、顧客や社会から評価された結果としての集客・売上高の増加、及び収益性の向上を目指しており、経営指標としては、各事業において顧客数・売上高・営業利益を重視しております。長期的な経営指標の目標としては、顧客数・売上高の成長と同時に営業利益率・経常利益率の向上を重視しております。
事業等のリスク3,968字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 安全・安心に関するリスク ・顧客、従業員の安全・安心 当社グループは、何よりも安全・安心を重要と考えています。全校舎電子錠システムを採用し、モニターカメラを設置しチェックする体制の確立など、学習塾事業においては、安全に安心して通える環境の提供は必須であります。保育事業、介護事業、フードサービス事業においては、アレルギー性物質の混入や食中毒等が発生しないよう各種マニュアルの制定・研修の実施等、体制を整えています。その他の事業でも、お客様が安全に安心してご利用いただけるサービスの提供を最重要事項として位置づけ、活動を行っています。また、従業員が安全・安心に働けるように外部の相談窓口等と提携し、従業員の心のケアができる体制も強化しています。本リスクは短期・中長期を問わず突発的に発生する可能性が常に存在し、万一、重大な事故やトラブルが発生・顕在化した場合は、社会的信用の失墜に伴う顧客離れによる売上の減少、損害賠償金の発生、および安全対策のための急激なコスト増加が生じ、当社グループの業績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ・海外事業 当社グループでは、海外にて学習塾事業、語学関連事業の拠点を運営しています。海外での事業は、各国の法律・規則、税制などの変化、自然災害の発生、政治情勢及び経済情勢の変化、商習慣や文化の相違、戦争や紛争、テロの発生等により影響を受ける可能性があります。当社グループでは、拠点のある各国、地域の動向等情報収集に努めるとともに、特定の国や地域への過度な依存を避けるため、事業エリアの分散(アジア圏での新規開拓等)を図っております。しかしながら、これらの国・地域において上記事象が発生・顕在化することにより、事業継続に支障をきたし、業績等に影響を与える可能性があります。 ・個人情報の取り扱い及び情報セキュリティ 当社グループでは、多数の個人情報を有しております。これらに関しては、顧客情報保護方針に基づいた管理を徹底し、内部監査部門の各拠点監査等により漏洩等の未然防止を徹底しております。また、DXの推進や生成AI技術の積極的な活用を進めるにあたり、最新のセキュリティ対策の導入やデータバックアップ体制の構築、従業員への情報管理教育の徹底を行っております。しかしながら、万一、不正アクセスやシステム障害等により情報漏洩やデータ消失が発生した場合、大規模なシステム復旧費用や外部調査費用の増加、顧客への損害賠償金の発生、およびブランド毀損による一時的な集客減少を招き、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 災害や感染症の発生に関するリスク 当社グループが事業を展開している地域において、大規模な地震・水害等の自然災害、火災等の事故災害、大規模な感染症の流行が発生した場合、当社は対面によるサービス提供を中心としており事業継続が困難となる可能性があります。当社グループでは、各事業拠点における施設・設備の安全対応、災害マニュアルの浸透徹底や訓練の実施、従業員等安否確認システムの整備や各事業所への備蓄品配備、一部事業においてはオンラインサービス体制の構築等、事業継続計画(BCP)の策定・運用を進めております。しかしながら、想定を上回る事態により事業活動の運営が困難になった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制に関するリスク ・子育て支援にかかる法的規制 当社グループが展開する保育事業は、国や地方自治体の子育て支援事業の方針や補助金制度の影響を強く受けます。これらの制度変更や法改定は、国の予算や政策サイクルに伴い短期(1〜2年)または中期的な環境変化として顕在化する可能性があります。国や自治体の補助金制度の縮小や見直し、運営基準の変更等が顕在化した場合、国や自治体からの運営委託収入(公定価格等)の減少や、基準を満たすための追加コストが発生するほか、許認可の維持に支障をきたした場合は対象事業の停止に伴う売上喪失が生じ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・外国人受け入れにかかる法的規制 当社グループが展開する日本語教育事業や海外の語学関連事業は、入国管理局の基準や各国の外国人受け入れ方針、ビザ発給要件等の影響を強く受けます。これらは出入国管理政策の転換等により、短期または中長期的に変動する可能性が比較的高いリスクです。当社グループでは情報収集に加え、特定の国に依存しない留学生受け入れルートの多元化(アジア圏での新規開拓等)を進めておりますが、予期せぬ法規制の厳格化や制限措置が顕在化した場合、計画通りの留学生受け入れが困難になることによる授業料収入の減少、受け入れ体制の急激な見直しに伴う対応コストの増加が生じ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・介護事業にかかる法的規制 介護サービス事業は介護保険法の影響を強く受けており法律の制定・改定が行われた場合、当社グループの事業活動が制約を受ける可能性があります。当社グループでは、徹底したコンプライアンス管理と研修の充実による適切な事業経営に加え、介護報酬加算の取得等高付加価値モデルへのシフトや、ICT・AI活用による現場の生産性向上等により、制度改定に左右されにくい収益基盤の構築に努めております。しかしながら、今後の法改正により想定を超える介護報酬単価の大幅な引き下げが行われた場合、サービス売上高、利益の減少を招くほか、人員配置基準の変更に伴う採用費・人件費の追加増加により当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 企業の存続に関わるリスク ・人材の不足 当社グループが展開する教育、保育、介護事業はいずれも、法的な有資格者(保育士、ケアマネジャー、介護福祉士等)を含む「人」の存在が提供価値の質を左右する労働集約型ビジネスであり、人材の不足は急速な少子高齢化・生産年齢人口の減少を背景に、中長期にわたり顕在化し続けるリスクです。当社グループでは、グループ間のシナジーを活かした独自の「自立型採用基盤」の強化、DX・AI活用による現場の業務負担軽減、および処遇改善を通じた人材の定着(離職率の低下)を推進しております。しかしながら、今後さらに人材獲得競争が激化した場合、採用コストのさらなる増加や、獲得・定着のための人件費の高騰を招くほか、人員不足により出店計画の遅れが生じることで成長スピードの減速やサービスの提供に支障をきたし、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ・システムトラブル 当社グループでは、コンピュータネットワークシステム上で基幹システムを構築しており、顧客情報の管理、請求管理等を行っております。また、インターネット上で提供しているオンラインサービスやAIを活用したシステムも実施しています。災害や事故の発生、さらには高度化する外部からの攻撃に備えて、最新のセキュリティ対策の導入、システム会社とのメンテナンス契約、バックアップ体制を整えております。しかしながら、予期せぬ規模の災害や不正アクセス等によりシステムトラブルが発生した場合には、顧客へのデータ提供等に支障をきたし、業績等に影響を与える可能性があります。 ⑤ 業績変動に関わるリスク ・集客時期の偏り 当社グループの学習塾事業、語学関連事業では、学校の新学期である春期に生徒数が一時的に減少し、その後増加していくという特性上、毎年特定の時期に生徒の入れ替わりが発生します。新学期開始時期と、その他の季節講習の時期は、新規顧客の最大の集客機会となりますが、集客時期に想定外の事態が発生し、集客が進まなかった場合、通期の業績等に影響を与える可能性があります。 ・出店計画の変更 拠点の開設に当たっては、中長期の出店計画とマーケティングデータをもとに、物件選定を行っております。物件確保が計画通り進まない、あるいは地域ニーズの変化により出店計画が変更・延期となった場合、出店計画が変更になり、業績等に影響を与える可能性があります。 ・M&Aに関するリスク 当社グループでは、「人の一生を支援する企業」へのシフトに向け、成長戦略の一環として積極的なM&Aを行っており、のれんや子会社株式を保有しております。買収にあたっては、対象企業の財務状況や事業計画を厳格に審査するとともに、買収後も定期的な事業進捗のモニタリングを行っております。しかしながら、想定を上回る事業環境の変化等により買収した子会社の業績不振が継続し、のれんの減損や子会社株式の評価減を行った場合、業績等に影響を与える可能性があります。 ・固定資産の減損 当社グループでは、多数の事業拠点を有しており、事業拠点の新設や改修に伴い、設備等の有形固定資産を有しております。当社グループでは、不採算拠点の統廃合や校舎の大規模化・集約化による投資効率の改善を進めております。しかしながら、事業拠点周辺の競合激化や人口動態の変化等により特定の事業拠点の収益性が大幅に低下し、将来キャッシュ・フローによる投資回収が困難と判断された場合、減損損失の計上により、業績等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,704字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また当社は、2025年8月28日の第45期定時株主総会の決議により、事業年度末日を従来の5月31日から2月末日に変更いたしました。決算期変更の経過期間となる当連結会計年度(2026年2月期)につきましては、株式会社京進並びに関係会社において、2025年6月1日から2026年2月28日までの9か月間を連結対象期間とした変則決算となっています。このため、下記の業績説明においては、当期との比較の適切さを考慮し、2024年6月1日~2025年2月28日の9か月間を対象とした期間を「2025年5月期調整後前年同期(9か月)」(以下「調整後前年同期」)として、参考比較を記載しております。 (1) 経営成績 当連結会計年度における我が国の経済は、所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調となった一方で、物価高による個人消費の低迷や長期化する国際情勢の不安定さから、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業領域においても、急速に進む少子高齢化や労働人口の減少等、社会環境の変化に応じたサービスの変革が求められています。 学習塾業界では、少子化に伴うターゲット人口の減少という深刻な環境に直面しています。既存の商圏が縮小する地域がある一方で、EdTech市場の成長によりAIを活用した個別化教育へのシフトが加速しています。こうしたなか、国や自治体主導で拡大している「高校授業料の実質無償化」政策が学習塾にとっては追い風となっています。 語学関連事業では、日本語教育市場が、国内の労働力不足を背景とした在留外国人の増加により活性化しています。また、文部科学省による新たな「認定日本語教育機関」制度への移行が業界に大きく影響を及ぼしており、2029年に向けた認定基準の厳格化により、基準を満たせない既存校の淘汰が進むなど、業界再編が加速しています。 保育・介護事業では、社会インフラとしての重要性が増す一方、依然とした人手不足が継続しています。保育分野では、小学校入学後の預け先が不足する「小1の壁」が深刻な課題となっており、民間による高付加価値な学童保育へのニーズが極めて高い状態です。介護分野では、2026年度の報酬改定においてICT活用による「生産性向上」が算定要件として厳格に求められるなど、大きな制度転換を迎えています。 このような経営環境のもと、2025年に創業50周年を迎えたことを大きな転換点として、「教育」の枠組みを超え、一生涯を通じてお客様を支える一生支援企業への進化を加速させております。 当連結会計年度の経営成績は、日本語教育事業において新規顧客(留学生)の入学が順調に推移したことや介護事業において2025年10月に株式取得した株式会社リンクハートが寄与し、売上高は20,286百万円(調整後前年同期比2.7%増)となりました。売上高の増加に加え、統廃合を含めたコスト構造の最適化による販管費抑制により営業利益は481百万円(調整後前年同期比6.6%増)、経常利益は470百万円(調整後前年同期比39.7%増)となりました。拠点網の最適化に伴う一部拠点の統廃合や、設備資産の将来の回収可能性を検討した結果、減損損失229百万円を特別損失として計上することにより、親会社株主に帰属する当期純利益は69百万円となりました。期中平均の顧客数(フランチャイズ事業における末端生徒数含む。)は36,159名(前年比1.9%減)となりました。 [連結業績] (単位:百万円) 項目   2025年5月期(12か月)2024/6/1~2025/5/31   2025年5月期調整後前年同期(9か月)2024/6/1~2025/2/28   2026年2月期通期(9か月)2025/6/1~2026/2/28   調整後前年同期比 増減金額   増減率 売上高   26,455   19,755   20,286   530   2.7% 営業利益   508   451   481   29   6.6% 経常利益   343   336   470   133   39.7% 減損損失   131   7   229   222   2,916.4% 当期純利益   93   190   69   ▲120   ▲63.3% セグメント別の概況は、以下のとおりです。 [売上高] (単位:百万円) セグメント   2025年5月期(12か月)2024/6/1~2025/5/31   2025年5月期調整後前年同期(9か月)2024/6/1~2025/2/28   2026年2月期通期(9か月)2025/6/1~2026/2/28   調整後前年同期比 増減金額   増減率 学習塾事業   9,835   7,790   7,710   ▲79   ▲1.0% 語学関連事業   4,342   3,250   3,333   83   2.5% 保育・介護事業   12,277   8,714   9,241   527   6.0% [セグメント別利益] (単位:百万円) 事業   2025年5月期(12か月)2024/6/1~2025/5/31   2025年5月期調整後前年同期(9か月)2024/6/1~2025/2/28   2026年2月期通期(9か月)2025/6/1~2026/2/28   調整後前年同期比 増減金額   増減率 学習塾事業   1,166   1,251   1,326   74   6.0% 語学関連事業   76   98   25   ▲73   ▲74.0% 保育・介護事業   846   275   303   27   10.1% <学習塾事業> 当連結会計年度のセグメントの経営成績は、売上高7,710百万円(調整後前年同期比1.0%減)となった一方、セグメント利益1,326百万円(同6.0%増)と少子化に伴う市場縮小のなかでも増益となりました。不採算校舎の統廃合と成長エリアへの集中という抜本的な構造改革が着実に進捗し、業績は上向き傾向となっています。特に利益面では、拠点の大規模化やコスト構造の最適化が寄与し、効率的な運営体制の構築が進んだことが大幅な増益につながりました。従来の対面指導の強みを維持しつつ、デジタル教材を融合させたハイブリッド型教育の提供により、生徒一人あたりの提供価値向上にも努めています。今後は構造改革の成果を背景に、さらなる収益性の向上と成長軌道への回帰を目指してまいります。 <語学関連事業> 当連結会計年度のセグメントの経営成績は、売上高3,333百万円(調整後前年同期比2.5%増)、セグメント利益25百万円(同74.0%減)となりました。国内の日本語学校において、新規留学生の受け入れが順調に推移したことにより売上高が増加した一方で、海外拠点においてオーストラリアの留学生受入れ制限等の政策による影響を受け、減益となっております。ただ、国内の日本語学校については、「認定日本語教育機関」制度移行に伴い、複数拠点と組織力による品質優位性を活かしたシェア拡大が着実に進んでおります。「関西経営品質賞ブロンズ」を受賞した組織力を土台に国内トップクラスの学生数の確保が続いています。今後は海外拠点の運営効率化と、新制度下でのシェア拡大を並行して進めることで、早期の利益回復を図ってまいります。 <保育・介護事業> 当連結会計年度のセグメントの経営成績は、売上高9,241百万円(調整後前年同期比6.0%増)、セグメント利益303百万円(同10.1%増)となり、グループ全体の成長を牽引しました。介護事業において、2025年10月に実施した株式会社リンクハートの株式取得に加え、既存施設における高い入居率を維持したことが売上高増加に寄与しました。利益面では、介護事業の新規拠点開設に伴う投資費用が発生しましたが、運営効率の向上を図り、先行投資負担を吸収して増益となりました。保育事業においても、社会課題である「小1の壁」に対応した学童クラブの開設など、社会価値の提供と経済価値の創出を両立させるモデルが具現化しています。今後もグループ間シナジーを加速させ、さらなる事業基盤の強化・拡大を推進してまいります。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は22,020百万円となり、前連結会計年度末に比べ7百万円減少しました。M&Aによる規模拡大があったものの、決算期変更の影響等により、総資産に大きな増減はありませんでした。流動資産は6,872百万円となり同363百万円減少しました。決算期変更に伴い例年日本語学校・保育園の入金がある新年度入金時期以前に期末となり、現金及び預金が886百万円減少しました。その他の要因は、売掛金の増加270百万円、その他の流動資産の増加215百万円等です。固定資産は、収益の見込める介護事業において株式会社リンクハートの取得に伴うのれんの増加等により15,147百万円となり、同355百万円増加しました。そのうち、有形固定資産は10,444百万円(同179百万円減少)となりました。主な要因は、建物及び構築物の減少347百万円、リース資産の増加147百万円等です。無形固定資産は1,279百万円(同422百万円増加)となりました。主な要因は、のれんの増加261百万円、その他の無形固定資産の増加160百万円です。投資その他の資産は3,423百万円(同112百万円増加)となりました。主な要因は、差入保証金及び敷金の増加103百万円等です。 当連結会計年度末の負債は株式会社リンクハート取得に伴う借入金が増加した一方、決算期変更により前受金等が減少し、全体として大きな増減はなく、負債合計は18,113百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円減少しました。そのうち、流動負債は9,052百万円となり、同625百万円減少しました。主な要因は、その他の流動負債の減少402百万円、前受金の減少382百万円、未払法人税等の減少234百万円等です。固定負債は9,060百万円となり、同609百万円増加しました。主な要因は、長期借入金の増加379百万円、リース債務の増加216百万円等です。 当連結会計年度末の純資産合計は3,907百万円となり、前連結会計年度末に比べ7百万円増加しました。当期純利益の計上や有価証券評価差額金の増加があったものの、為替換算調整勘定のマイナス影響により微増となっています。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末から変わらず17.7%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の現金及び現金同等物は、以下に記載のキャッシュ・フローにより4,263百万円となり、前連結会計年度末に比べ858百万円減少しました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費680百万円、未払費用の増加486百万円、前受金の減少394百万円、税金等調整前当期純利益237百万円、減損損失229百万円等が発生しました。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、181百万円の支出となりました。当期は決算期変更に伴う9か月の変則決算となったため、営業活動によるキャッシュ・フローは支出となっております。例年収入が増加する春期の期間が当期に含まれていないこと等に起因する、会計期間の影響によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出402百万円、有形固定資産の取得による支出395百万円、定期預金の払戻による収入131百万円、敷金保証金の差入による支出107百万円等が発生しました。この結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、924百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出1,178百万円、長期借入れによる収入1,337百万円、短期借入金の増加200百万円等が発生しました。この結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、236百万円の収入となりました。 (4) 生産、受注及び販売の実績 a.生産及び受注実績 当社グループは、サービスの提供を主たる業務としておりますので、生産及び受注の実績については、該当事項はありません。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年2月28日)   前年同期 顧客数(人)   金額(百万円)   顧客数(人)   金額(百万円) 学習塾事業   24,262   7,710   ―   ― 語学関連事業   7,698   3,333   ―   ― 保育・介護事業   4,199   9,241   ―   ― 合計   36,159   20,286   ―   ― (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.顧客数は、期中平均の在籍人数を記載しております。 3.販売の数量につきましては、表示すべき適当な指標はありませんので、記載を省略しております。 4.学習塾事業の顧客数には、京進の個別指導「スクール・ワン」のフランチャイズ教室の末端生徒数を含めて記載しております。 5.2026年2月期は決算期変更の経過期間であり、2025年6月1日から2026年2月28日までの9か月間の変則決算となるため、前年数値及び対前期増減率は記載しておりません。 (5) 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状態を目指し、その財源として安定的な営業活動によるキャッシュ・フローの創出を最優先事項と考えています。事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金は主に手元の自己資金及び借入金により充当しています。 また、当社グループは、将来の営業活動及び債務の返済等の資金需要に備え、十分な資金を確保するために、資金調達及び流動性の確保に努めています。必要な資金は、主に営業活動によるキャッシュ・フローの他、金融機関からの借入金によって調達しており、資金の流動性については、主に営業活動により得られた資金を新規出店に係る設備投資に充当することで確保しています。 なお、今後の不測の事態に備えて金融機関からは十分な融資枠を確保しています。中長期的に将来の成長が見込める分野についてはM&Aや事業基盤強化のための投資等を今後も積極的に推進していきたいと考えています。 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたっては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積り、判断及び仮定を必要としています。これらの見積りについて過去の実績や合理的と判断される入手可能な情報等を勘案し、合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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