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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

日本エマージェンシーアシスタンス

Emergency Assistance Japan Co., Ltd.6063 · Standard · サービス業

海外旅行保険付帯の医療アシスタンスで国内首位級。損保会社からの受託と企業・大学・官公庁との直接契約で、国境を越える医療・生活支援を24時間体制で提供する。

概要

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は、2003年に東京都文京区で設立されたアシスタンスサービス企業である。医療アシスタンス事業とライフアシスタンス事業を二本柱とし、海外旅行保険の付帯サービスや法人向け危機管理、留学生支援、セキュリティ・アシスタンスなど国境を越えた支援を提供する。2025年12月期の連結売上高は37億円、従業員247名。東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場している。

医療アシスタンスとライフアシスタンスの二事業体制

当社グループの事業は、医療アシスタンス事業とライフアシスタンス事業の二つに区分される。医療アシスタンス事業は売上高の約87%を占め、海外旅行保険の付帯サービス、法人向け医療アシスタンス、留学生危機管理、セキュリティ・アシスタンス、救急救命、国際医療、官公庁受託などの多岐にわたるサービスを提供する。ライフアシスタンス事業はクレジットカード会社向けのコンシェルジュサービスが中心で、売上高は約4.8億円である。いずれも国境をまたぐ環境でのユーザー支援を共通の軸としており、医療問題の解決と生活の質の向上の両面をカバーする。

損害保険会社からの受託が収益の核

収益の柱は海外旅行保険の付帯サービスであり、損害保険会社から年間契約料と対応件数に応じた収入を得る。2025年12月期には海外大手損害保険会社からの受託が売上増加に寄与した。契約先は国内損害保険会社に加え、欧州系クライアントなど海外にも広がる。売上原価は海外プロバイダーへの委託料が大きく、2025年12月期の売上原価率は約76.5%である。販売費及び一般管理費は7.7億円で、営業利益率は約2.6%と低めだが、固定費構造への転換を進めている。

6カ国に広がる現地法人ネットワーク

日本本社のほか、米国(バージニア州)、シンガポール、中国(北京市)、タイ(バンコク)、カナダに連結子会社を持つ。イギリス(ロンドン)には提携プロバイダー内にセンターを設置し、欧州・アフリカをカバーする。これらの拠点は24時間365日体制で電話受付とサービス提供を行い、重症者対応や搬送コーディネートは東京本社の専門部署が担う。地域ごとの言語・医療事情に精通したスタッフを配置し、グローバルな即応体制を構築している。

連結子会社6社によるグループ運営

連結子会社は米国、シンガポール、中国、タイ、カナダの5社(タイは清算済みのバングラデシュ子会社を除く)で構成される。それぞれが現地での医療アシスタンスサービスを提供し、親会社である日本エマージェンシーアシスタンスが全体を統括する。グループ全体の従業員は247名(連結)で、少数精鋭の運営を掲げる。2025年12月期の連結純資産は不明だが、自己資本比率は高い水準にあると推測される。

業界の中での役割は損害保険会社向け医療アシスタンスサービスおよび企業・大学・官公庁向け危機管理・医療支援サービスの提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.7%
純利益
1億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
医療アシスタンス事業32億円86.5%5億円15.6%
ライフアシスタンス事業5億円13.5%1億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01損害保険主力

損害保険会社から委託を受け、海外旅行保険加入者に対し、怪我や病気の際の電話相談から受診支援、緊急搬送までの医療アシスタンスサービスを提供。年間契約と対応件数に応じた収入を得る。24時間体制で、高度なコーディネート業務も行う。

主な製品・サービス1
医療アシスタンスサービス(海外旅行保険付帯)
海外での病気や怪我に対して、電話対応、受診先の紹介・予約、入院・搬送(帰国含む)の手配などを行う。損害保険会社の規約に基づき、被保険者に提供される。

02法人・官公庁主力

海外展開する企業や官公庁と直接契約し、駐在員・渡航者向けに医療支援、危機管理・危機対応、セキュリティ関連サービスを提供。企業の安全配慮義務や従業員満足度向上を支援する。また、官公庁からは外国人診療の相談窓口や災害時医療情報システムを受託。

医療渡航支援企業として国内初の認証

主な製品・サービス5
法人向け医療アシスタンスサービス
海外駐在者・渡航者向けに、現地医療情報の提供、予防接種・健康診断の手配、受診支援などを行い、企業の安全配慮義務をサポートする。
留学生危機管理サービス
留学中の学生に対し、医療支援、安否確認・捜索支援、生活上の問題解決などを提供し、大学の留学生サポートを包括的に支援する。
セキュリティ・アシスタンスサービス
海外でのセキュリティ関連事案(テロ、政変など)について、専門家による情報提供・アドバイス、緊急避難支援などを提供。医療と融合したトータルリスク管理を行う。
救急救命アシスタンスサービス
国内外の要医療地域で健康危機管理、救急対応、救急救命士の常駐による日常の健康見守りを提供。プロジェクト型サービスを民間企業向けに展開。
官公庁事業(医療支援サービス)
厚生労働省から受託し、外国人診療のワンストップ相談窓口やEMIS(広域災害・救急医療情報システム)の運営を行う。

03クレジットカード準主力

クレジットカード会社から委託を受け、カード会員向けにコンシェルジュサービス(レストラン予約、イベントチケット取得など)を提供。より快適な海外生活・旅行をサポートする。

主な製品・サービス1
コンシェルジュサービス
カード会員の要望に応じ、レストランやイベントの手配など、旅行・レジャーをサポート。24時間365日、日本語で利用可能。

04医療ツーリズム(インバウンド)副次

日本で治療を受ける外国人患者に対し、医療機関とのマッチング、医療ビザ手配、医療通訳派遣などのコーディネートサービスを提供。医療滞在ビザの身元保証機関第1号企業。

国内初の医療渡航支援企業認証

主な製品・サービス1
国際医療事業(医療ツーリズム)
外国人患者と日本の医療機関を橋渡しし、受診予約、ビザ取得支援、通訳派遣などをワンストップで提供する。

製品と技術

海外旅行保険に付帯する医療アシスタンス

損害保険会社から受託する医療アシスタンスサービスは、海外旅行保険の付帯として提供される。被保険者が国外で怪我や病気になった際、電話対応から受診支援、現地医療機関の手配、重症時の帰国搬送までを24時間体制でコーディネートする。収入は損保会社からの年間契約料と対応件数に応じた手数料で構成される。2025年12月期には海外大手損保からの新規受託により売上が増加し、同事業の売上高は医療アシスタンス事業全体の約6割を占めた。

法人向け危機管理と留学生支援の直接契約サービス

法人向け医療アシスタンスサービスは、海外展開する企業や官公庁と直接契約し、駐在員・渡航者への医療支援、予防接種手配、危機管理情報の提供を行う。留学生危機管理サービス「OSSMA」は大学向けで、医療支援に加え行方不明時の捜索や緊急連絡を提供する。両サービスとも契約料収入が主で、2025年12月期は契約料金の見直しやインバウンド需要の取り込みにより増収となった。セキュリティ・アシスタンスサービスはリスクマネジメント専門会社と提携し、テロや政変時の情報配信と避難支援を組み合わせている。

救急救命と国際医療、官公庁受託の専門サービス

救急救命アシスタンス事業「EAJプロジェクトアシスト」は、海外の僻地にある工事現場などに医師・看護師を常駐させ、緊急対応と日常の健康管理を行うプロジェクト型サービスである。国際医療事業では、医療滞在ビザの身元保証機関として外国人患者の受診コーディネート、通訳派遣、医療ツーリズムを手がける。官公庁受託事業では、厚生労働省からEMIS(広域災害・救急医療情報システム)の代替サービスを受託し、災害時の医療情報基盤を運営する。これらのサービスは2025年12月期に売上増に貢献した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 法人・官公庁医療渡航支援企業として国内初の認証
  • 医療ツーリズム(インバウンド)国内初の医療渡航支援企業認証

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

サービス業で収益率低め、成長途上

当社はサービス業に属し、売上高37億円(2025/12期)と同業他社と比較して中規模である一方、営業利益率は2.7%と低い水準に留まっている。ライバルであるダイブグループやJSHと競合する中で、独自のサービスを提供しているが、収益性の改善が急務となっている。近年の業績は、売上高が増加傾向にある一方、利益率は低下しており、コスト管理や事業の効率化が課題である。業界内では、成長市場に位置するものの、競争が激化しており、差別化が求められている。当社の強みは、提供サービスの独自性と成長性にあり、課題は、収益構造の改善と競争力の強化である。提供データに基づき、当社は今後、収益性の改善を図りながら、市場での地位を確立していく必要がある。

強み

  • 業界が成長しており、将来の拡大余地がある。
  • 他社にないサービスで差別化を目指す。
  • 直近で売上が伸びており、需要の増加が見込まれる。
  • 市場の成長から、規模拡大のチャンスがある。

課題

  • 営業利益率2%台で、利益率改善が必要。
  • 売上増に伴いコストも増加し、効率化が課題。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が日本エマージェンシーアシスタンス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17036イーエムネットジャパン26億円
26081アライドアーキテクツ26億円
39563Atlas Technologies26億円14.2倍
47035and factory26億円
57064ハウテレビジョン26億円27.6倍
66063日本エマージェンシーアシスタンス25億円18.2倍
76563みらいワークス25億円20.8倍
84735京進25億円25.9倍
9246Aアスア25億円28.8倍
102687シー・ヴイ・エス・ベイエリア25億円
11288Aラクサス・テクノロジーズ25億円25.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

24百万円の資本金で創業した2003年

2003年1月、東京都文京区に日本エマージェンシーアシスタンス株式会社が資本金24百万円で設立された。同年4月には24時間体制による医療アシスタンスサービスを開始し、日本人旅行者が海外で病気や怪我をした際の電話相談、受診支援、搬送などのコーディネートを手がけ始めた。創業時の株式はEA社(Emergency Assistance Japan?)が保有していたが、後の独立への布石となる。

海外拠点を4カ国に開設した2004〜2005年

設立から間もない2004年7月、米国バージニア州で北中南米大陸向けの医療アシスタンスサービスを開始。同年11月にはシンガポールに進出し、アジア・オセアニア地域をカバーした。2005年1月にはタイ・バンコクに拠点を設け、同国及び周辺地域でのサービスを始めた。さらに同年12月には中国北京市に北京威馬捷国際旅行援助有限責任公司を設立。これら拠点は後に法人化され、現在も連結子会社として機能している。

EA社との資本関係を解消し独立した2005年

2005年6月、創業者の一人である吉田一正らがEA社の保有する全株式を取得し、EA社との資本関係を解消した。これにより同社の連結子会社から外れ、独立した経営体制を確立した。独立後は自社の判断で事業拡大と提携戦略を進めることが可能となり、その後の多角化の基盤となった。

コンシェルジュサービスに進出した2007年

2007年5月、国外クレジットカード会社との提携によりコンシェルジュサービスを開始した。これは医療アシスタンスとは異なり、レストラン予約やイベントチケット取得など生活支援を提供するもので、新たな収益源となった。同年9月にはサービス強化のため東京都より第3種旅行業を取得し、旅行手配業務を正式に取り扱えるようになった。

留学生向けOSSMAを開始した2008年

2008年4月、留学生危機管理サービス「OSSMA」の提供を開始した。これは海外留学中の学生の医療支援、安否確認、行方不明時の捜索などを大学向けにパッケージ化したもので、契約大学から年間契約料と留学生数に応じた収入を得るモデルである。OSSMAはその後、同学の主力サービスの一つに成長した。

医療滞在ビザ身元保証機関に認定された2010年

2010年10月、経済産業省の委託を受けたシンクタンクから国際医療交流支援業務を受託した。同年、外務省より医療滞在ビザの身元保証機関として認定され、日本で治療を受ける外国人患者の受け入れを本格化させた。これは後の国際医療事業(医療ツーリズム)の基盤となり、2015年には国内初の「医療渡航支援企業」認証を取得するに至る。

JASDAQ上場を果たした2012年

2012年6月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。同年10月の東証・大証統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。上場と同時にタイのアシスタンスセンターを24時間365日体制に強化し、東南アジアでのサービス体制を拡充。また、Hill&Associates社との提携によりセキュリティ・アシスタンスサービスの商品開発・販売を開始し、事業領域を広げた。

年表17件を開く

2000年代

  • 2003年1月創業東京都文京区に日本エマージェンシーアシスタンス株式会社を設立(資本金24百万円)。
  • 2003年4月24時間体制による医療アシスタンスサービス(注2)開始。
  • 2004年7月米国(バージニア州)にて北中南米大陸での医療アシスタンスサービスを開始(2005年7月に法人化。Emergency Assistance Japan (U.S.A), Inc.を設立、現連結子会社)。
  • 2004年11月シンガポールにてアジア・オセアニアでの医療アシスタンスサービスを開始(2005年11月に法人化。Emergency Assistance Japan (Singapore) Pte. Ltd.を設立、現連結子会社)。
  • 2005年1月国内損害保険会社に対し海外旅行保険付帯サービスとしての医療アシスタンスサービスの提供を開始。タイ国(バンコク)にてタイ国及び周辺地域での医療アシスタンスサービスを開始(2007年5月に法人化。Emergency Assistance Thailand Co., Ltd.を設立、現連結子会社)。
  • 2005年2月イギリス(ロンドン)にヨーロッパ・アフリカでの医療アシスタンスサービス提供を事業目的としてイギリスセンターを提携の海外プロバイダー内に設置。
  • 2005年6月当社元代表取締役吉田一正等により、EA社が保有する全ての当社株式を取得し、EA社との資本関係を解消し、同社の連結子会社から外れる。
  • 2005年12月中国(北京市)に中国での医療アシスタンスサービス提供を事業目的として北京威馬捷国際旅行援助有限責任公司を設立(現連結子会社)。
  • 2006年10月第二次世界大戦中に日本軍によって中国国内に遺棄された化学兵器処理事業に係る医療支援サービスを内閣府から受託を受けた建設コンサルティング会社より受託。(後に内閣府と契約)
  • 2007年5月国外クレジットカード会社との提携によるコンシェルジュサービス(注2)を開始。
  • 2007年9月コンシェルジュサービス強化のため、東京都より第3種旅行業を取得(東京都知事登録旅行業 第3-5955号)。
  • 2008年4月留学生危機管理サービス「OSSMA」のサービス提供を開始。

2010年代

  • 2010年10月国家戦略プロジェクトである国際医療交流支援事業(外国人患者の受入れ)に関連した支援業務を経済産業省から受託を受けた国内シンクタンク会社より受託。国際医療交流支援事業のサービス強化のため、外務省より医療滞在ビザの身元保証機関として認定。
  • 2011年5月JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)よりプライバシーマークの認証取得(登録番号第10862174(01)号)。
  • 2012年3月M&Aバングラデシュ(ダッカ)に合弁会社を設立し、バングラデシュ及び周辺地域での医療アシスタンスサービスを開始(2012年10月に事業資本を払込み、子会社化。Emergency Assistance Bangladesh Co., Ltd. 2021年9月清算結了)。
  • 2012年6月上場大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2012年10月上場タイ国アシスタンスセンターの運営を24時間365日体制とし、東南アジアにおけるサービス提供体制を強化。東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。業務提携関係にあるHill&Associates社(H&A)とアジア地域におけるセキュリティ・アシスタンスサービス(注2)の商品を開発・販売開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    生成AIによる業務改革

    DX化を推進し、生成AI等の導入により業務効率化・省力化を図る。ライフアシスタンス事業セグメントへの先行導入後、医療アシスタンス事業セグメントへ拡充。高度な情報セキュリティ要件を満たす設備投資も行い、差別化による新規受注拡大を目指す。

  2. 02

    インバウンド事業の拡大

    医療ツーリズム事業で高度医療コーディネート機能を強化し、予防医療・ウェルネスサービスを拡充。訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンスでは、不採算案件整理後の盤石な基盤で既存顧客関係強化と新規海外損保・アシスタンス会社開拓を推進し、持続的成長を図る。

  3. 03

    顧客基盤拡大の積極展開

    法人向け医療アシスタンス、留学生危機管理サービス、セキュリティアシスタンス、救急救命アシスタンスなど各サービスで新規顧客獲得とクロスセルを推進。官公庁事業ではインバウンド経験を生かした新規案件受託を目指す。

  4. 04

    戦略的人的資本経営の推進

    企業価値向上を実現する人材戦略の構築と従業員エンゲージメント向上のため、人事評価制度の見直し、人材育成施策、業績連動型報酬の導入を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で247人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は517万円で、9期前と比べて+10.9%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は8.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月268
2017年12月265
2018年12月290
2019年12月46639.65.4299
2020年12月41240.66.4279
2021年12月51341.47.4251
2022年12月52942.68.2234
2023年12月50643.88.7229
2024年12月51144.08.622944
2025年12月51744.08.324740

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率56.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都文京区81百万円
医療アシスタンス事業・ライフアシスタンス事業
EJC — 中国 北京市11百万円
医療アシスタンス事業
EJCA — カナダ バンクーバー11百万円
医療アシスタンス事業
沖縄センター — 沖縄県那覇市8百万円
医療アシスタンス事業
EJT — タイ国 バンコク8百万円
医療アシスタンス事業
イギリス支店 — United Kingdom4百万円
医療アシスタンス事業
EJUS — 米国 バージニア州1百万円
医療アシスタンス事業
EJS — シンガポールシンガポール1百万円
医療アシスタンス事業
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度ローコーディングツール等を軸とした保守性・拡張性・連携性の高い現場視点のEMISサービス提供・運用等に係る業務一式
    厚生労働省 · 2026-03-03
    3.1億円
  • 調達
    令和7年度ローコーディングツール等を軸とした保守性・拡張性・連携性の高い現場視点のEMISサービス提供・運用等に係る業務一式
    厚生労働省 · 2025-03-03
    3.1億円
  • 調達
    ローコーディングツール等を軸とした保守性・拡張性・連携性の高い現場視点のEMIS代替サービス提供・運用等に係る業務一式
    厚生労働省 · 2024-08-30
    2億円
  • 調達
    中国遺棄化学兵器処理事業における医療関係業務に関する支援等業務
    内閣府 · 2018-03-09
    1.9億円
  • 調達
    中国遺棄化学兵器処理事業における医療関係業務に関する支援等業務
    内閣府 · 2017-03-24
    1.9億円
  • 調達
    中国遺棄化学兵器処理事業における医療体制の整備・検討業務
    内閣府 · 2016-05-23
    1.2億円
  • 調達
    海外における医療アシスタンス業務委託
    防衛省 · 2025-03-14
    490万円
  • 調達
    閉庁時における緊急電話対応の外部委託業務
    外務省 · 2025-03-13
    300万円
  • 調達
    閉庁時における緊急電話対応の外部委託業務
    外務省 · 2026-03-05
    300万円
  • 調達
    閉庁時における緊急電話対応の外部委託業務
    外務省 · 2023-03-15
    270万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は37億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+27.6%、利益が+0.0%。

売上高
+27.6%
37億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
1億円
営業利益率
2.7%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高40億円37億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥9

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は20億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q14214.31
2023年2Q800.01
2023年3Q600.0−1
2023年4Q80
2024年1Q700.00
2024年2Q700.00
2024年4Q1516.70
2025年2Q1800.00
2025年4Q1915.31
2026年2Q2015.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は19億円から37億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2012年12月1911
2013年12月2000
2014年12月2200
2015年12月2511
2016年12月2511
2017年12月2600
2018年12月2911
2019年12月3011
2020年12月2300
2021年12月4422
2022年12月6275
2023年12月3621
2024年12月29113.40
2025年12月37112.71

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高37億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.7%28億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.6%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.8pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
2.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.2pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の7.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月10−214
2013年12月−4−15−55
2014年12月0−24−26
2015年12月2−1−117
2016年12月40−1410
2017年12月2−2009
2018年12月2−1−119
2019年12月0−13−111
2020年12月401416
2021年12月−204−217
2022年12月9−1−3823
2023年12月00−1022
2024年12月0−11−122
2025年12月3−1−1223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は38億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は48.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月116553.0
2013年12月1661038.3
2014年12月2061429.8
2015年12月2071332.4
2016年12月2171434.0
2017年12月2181334.5
2018年12月2381535.1
2019年12月2691732.2
2020年12月2691731.8
2021年12月38112727.8
2022年12月39162340.0
2023年12月37172045.3
2024年12月38182046.1
2025年12月38191948.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中48位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中496位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥988で、1年前と比べて+1.0%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥988-1.7%1ヶ月-3.6%1年+1.0%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥835高値¥1,329

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.2倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR1.27倍
配当利回り0.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近では7月下旬から8月初旬にかけて上昇し、8月13日に1029円まで到達しましたが、その後は週足で上値が重く、直近は1010円と25日線(1002.48円)を上回って推移しています。52週高値(1329円)からは約24%下方に位置し、52週安値(835円)からは約21%の戻りです。出来高は8月13日に9700株と急増したものの、その後は減少傾向で、値動きに対する確信度は低く、戻り売り圧力が意識される展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが25倍と予想PER18.2倍を上回り、業界平均23.01倍よりやや高い。PBRは1.3倍で業界平均3.35倍より低いが、ROE5.6%と収益性は中程度。配当利回り0.89%は業界平均2.29%を大幅に下回り、配当性向23.88%と低く増配余地はあるが現状の利回りは不十分。売上高は2024年に減少したが2025年には回復見込みで、成長は限定的。総合するとやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.2倍23.4倍
PER (予想)17.8倍
PBR1.27倍3.51倍
ROE5.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コロナ禍で需要が低迷した後、2025年12月期に売上高は37億円と回復。しかし営業利益率は2.7%と低く、競争激化やコスト増が課題。強気派は、旅行需要の回復と海外旅行者数の増加で成長を期待。弱気派は、利益率の低さや競争の激しさにより収益性が改善しないと懸念。

プラスに働く材料7
  • 需要回復

    海外旅行者数の増加に伴い、旅行保険需要が回復傾向にある。

  • 専門性の強み

    緊急支援サービスのノウハウは他社が模倣しにくい。

  • 売上高の伸び

    2025年12月期は前期比約24%増加した。

  • 予想PER18.2倍と収益力改善期待決算発表後影響

    時価総額25億円・予想PER18.2倍、現行PER25倍から低下が見込まれる

  • 売上高は29億円から37億円へ回復通年影響

    2024年12月期29億円から2025年12月期37億円へ増収、事業正常化

  • 営業利益1億円の黒字を維持通年影響

    2025年12月期も営業利益1億円と黒字確保、信用不安が和らぐ

  • 1年間の変動率0.2%と下げ渋り継続影響

    株価は1年でほぼ横ばい(+0.2%)、下値不安は限定的

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は2.7%で、コスト増でさらに低下する可能性。

  • 競争激化

    同業他社や保険会社の内製化により競争が激化。

  • 収益の不安定さ

    過去に売上高が大きく変動しており、持続的な成長に疑問。

  • 純利益1億円未満の低収益通年影響

    2024年12月期純利益0億円、2025年12月期も1億円の微益で収益力が脆弱

  • 営業利益率2.70%と低下通年影響

    営業利益率は3.45%→2.70%へ低下、コスト増が利益を圧迫

  • 時価総額25億円と小型株流動性リスク不定影響

    時価総額25億円と小さく、売買が少なく株価変動が大きい

  • 売上高29億円への落ち込み実績通年影響

    2024年12月期に売上高36億円→29億円と大幅減、再発懸念

次の決算で確かめる点
売上高成長率
旅行需要の回復度合いを測る主要指標。
営業利益率
競争激化やコスト増が収益性に与える影響を確認。
契約件数
緊急支援サービスの利用実態を示し、将来の収益を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり9で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは0.91%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥9
1株あたり
配当利回り
0.91%
いまの株価に対して
配当性向
23.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月532.0
2017年12月50.0
2018年12月50.016.7
2019年12月50.015.7
2021年12月10100.016.3
2022年12月1880.09.5
2023年12月10−44.425.5
2024年12月8−20.0178.9
2025年12月912.523.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥9

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,302人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.3%を占め、残る94.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他48.648.870.680.383.383.9
外国法人12.716.113.48.87.67.4
事業法人6.44.43.73.72.45.3
外国人個人1.10.40.22.02.31.9
証券会社9.78.36.04.94.41.5
自己株式0.00.00.00.00.00.0
金融機関21.522.16.20.30.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01徐志敏12.78
02ヴァンタークルーズヘルスサービスインク(常任代理人 吉田 幸子)7.22
03徐宏沢6.80
04徐雲沢4.48
05氷鉋健一郎3.10
06徐慧明2.78
07舞原満博2.10
08張麗玲1.98
09廣崎双葉1.58
10吉田幸子1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-23
    徐 志敏
    変更報告
    12.82%
  • 2026-07-22
    徐 志敏
    新規の大量保有報告
    12.82%
  • 2026-06-11
    徐 志敏
    変更報告
    12.82%
    +1.00pt
  • 2026-06-09
    徐 志敏
    新規の大量保有報告
    12.82%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+20%、1株純資産は14期で+215%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月3423417.322.2
2013年12月62532.4131.01470.6
2014年12月−15245
2015年12月3727114.230.119.7
2016年12月262879.353.732.0
2017年12月102963.5100.9
2018年12月3932312.540.116.7
2019年12月253437.648.915.7
2020年12月−0334
2021年12月7141918.914.916.3
2022年12月19962438.05.49.5
2023年12月486637.417.025.5
2024年12月196972.846.9178.9
2025年12月407385.622.823.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
山本秀樹代表取締役 社長 営業部管掌62
吉井眞一取締役 営業開発部管掌 経理部管掌 経営企画部管掌 IR室管掌 海外センター担当 情報システム部担当 医療事業部担当 クレームアドミニストレーション部担当 総務人事部担当 CRMソリューション部担当 沖縄センター担当 RMS部担当 クレームアドミニストレーション部長 総務人事部長57
辛鑫取締役 ネットワーク管掌 国際医療事業部担当 EJC担当45
安原貴彦取締役63
徐宏沢取締役 グローバルアライアンス新規取引先開拓担当30
千代隆明取締役(監査等委員)55
井坂俊達取締役(監査等委員)56
戸賀智子取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5505010
社外取締役511112
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,928字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び当社支店、連結子会社により構成されております。当社グループの主たる事業は、医療アシスタンス事業及びライフアシスタンス事業であり、連結子会社は、主に医療アシスタンス事業を行っております。医療アシスタンス事業とライフアシスタンス事業はセグメント情報の区分と同一です。 当社グループが行っているアシスタンスサービスは主に国境をまたいだ環境におられるユーザーに対するサービスで、医療問題を解決するサービス(医療アシスタンスサービス)と生活をより楽しむためにサポートするサービス(コンシェルジュサービス、当社グループのセグメントではライフアシスタンス事業)の両サイドをご提供しています。 [事業系統図] 当社の主な事業内容を系統図によって示すと、以下のとおりです。 ※ 当社及び海外センターがユーザーに対し直接アシスタンスサービスを提供することが基本となります。海外サービス提供者(海外プロバイダー)を使用する案件に限り、海外サービス提供者に対する当社グループからの業務の指示・コントロール、及び実費・委託料の支払いが発生します。 ※ 医療アシスタンスサービスの提供主体(当社又は海外センター)は、電話発信があった地域・時間などにより変わります。 ※ 海外センターのうち、イギリスセンターは2014年から当社の事業所となっております。 ※ 後述する(2)自社展開のアシスタンスサービスの提供のうち、④ 救急救命アシスタンスサービス及び⑥官公庁事業に関する医療支援サービスはこの図には含まれておりません。 当社グループの事業内容は次のとおりです。 [医療アシスタンス事業] 医療アシスタンス事業は(1)海外旅行保険の付帯としてのサービス提供(損害保険会社からの受託による医療アシスタンスサービス)と(2)自社展開のアシスタンスサービスの提供(企業・大学・官公庁等との直接契約に基づく医療アシスタンスサービス)に分かれます。 (主な関係会社) 当社 Emergency Assistance Japan (U.S.A.), Inc. Emergency Assistance Japan (Singapore) Pte. Ltd. 北京威馬捷国際旅行援助有限責任公司 Emergency Assistance Thailand Co., Ltd. EAJ Assistance Services Canada, Inc. (1)海外旅行保険の付帯としてのサービス提供 損害保険会社のサービス規約に従い、海外旅行保険加入者(被保険者)が自国外において被った怪我や病気に対して、電話での対応から受診支援、搬送に至るまでの医療に関する様々なアシスタンスサービスを損害保険会社から受託しております。当事業においては、損害保険会社より、年間契約料収入と対応件数に応じた収入を得ております。 当社グループでは、電話発信の時間・地域ごとに当社ないし6つの海外センターにて電話受付及びサービス提供を行っており、東京本社(当社)においては、受電対応に加え、重症者への対応や入院・搬送(帰国を含む)といった高度なコーディネート業務を専門部署が損害保険会社と連携を密にとりながら24時間体制で行っております。 海外旅行保険の付帯としてのサービス提供における、標準的なサービス提供の流れを図示すると、以下のとおりとなります。 (2)自社展開のアシスタンスサービスの提供 自社展開のアシスタンスサービスとして、以下のものがあります。 ①法人向け医療アシスタンスサービス 海外展開している法人や官公庁との直接契約で、海外駐在者、海外渡航者に対して医療支援を含めた危機管理と危機対応に関するサービスを提供しています。具体的には現地の医療状況の調査や予防接種、健康診断の手配、病気の際の受診手配等の様々な医療サービスのコーディネートや旅行保険が効かない際の支援、危機管理情報の提供などを行います。企業が海外にいる自社の社員及び家族に提供すべきサービスを企業担当者と連携をとりながら実施することで、海外での企業の安全配慮義務や従業員満足度向上政策を支援します。 当サービスは契約企業より年間契約料収入及び対応件数に応じた収入を得ています。 なお、当サービスは、海外旅行保険の付帯としてのサービスとは異なり、保険適用に関係なくアシスタンスサービスを提供するサービスであります。 ②留学生危機管理サービス 海外留学する学生の危機管理として、医療支援をはじめ、学生と連絡が取れない場合や行方不明時の捜索、海外生活における身近な問題の解決支援など、広く留学生活を支援するサービスです。契約大学より年間契約料収入と、留学生数、対応件数に応じた収入を得ています。 ③セキュリティ・アシスタンスサービス 経済のグローバル化に伴い、日本企業の海外進出が増加する中、海外在勤者及び渡航者が現地で遭遇するセキュリティ・リスクが多様化・複合化・巨大化しており、専門家による危機管理体制の構築が求められております。 当社グループは2013年9月からセキュリティ・アシスタンス商品を開発・販売を始め、現在では世界展開しているリスクマネジメント専門の会社と提携し、世界中でセキュリティ・アシスタンスサービスを提供しております。 海外医療アシスタンスを通じて培われた当社の危機対応能力と提携各社のセキュリティ・リスク・マネージメント能力を融合し、医療アシスタンスとセキュリティ・アシスタンスを合わせて企業のトータルリスク管理を実施します。 具体的には、契約企業は当社本社アラーム・センター内に設置する24時間365日稼働のセキュリティ回線にアクセスし、サービス提供対象国におけるセキュリティ関連事案に関して、より詳しい情報やアドバイスを現地事情に精通するセキュリティ・プロフェッショナルから受けることができます。 また、契約企業の担当者にサービス提供対象国で発生するセキュリティ関連事件(内戦、革命、クーデター、政変、暴動、テロ、重大犯罪、重大事故等)の内容及び対応のためのアドバイスを簡潔かつ迅速に日本語でEメール配信します。 また、オプションで現地の治安状況が悪化した際の最寄りの安全適地への緊急国外避難を支援するサービスも提供いたします。 当該サービスは契約先からの年間契約料収入を得ています。 ④救急救命アシスタンスサービス 国内外の要医療サービス地に健康危機管理、救助・救急のサービスを提供するとともに、エマージェンシ―教育などのサービスを提供します。 また、救急救命士や看護師が現地プラント、僻地サイトに常駐して現地医療体制を構築し、緊急時の救急対応に加え、日常の健康見守りを実施して傷病の発生を未然に防止するプロジェクト型の救急救命アシスタンスサービスをこれまで官公庁事業で提供してきましたが、これを「EAJプロジェクトアシスト」としてパッケージ化し、民間企業に向けて提供しております。当該サービスは契約先企業からの契約料収入を得ています。 ⑤国際医療事業(医療ツーリズム) 政府が日本の医療の国際展開を強く推進する中、当社グループはインバウンド事業(外国人患者の受入サポート等)に取り組み、日本の医療の国際展開をサポートしております。 インバウンド事業については、当社グループは外国人患者と日本の医療機関とのマッチング、医療ビザの手配、医療通訳派遣等、国内医療機関で治療等を受ける外国人に対する一連のコーディネートサービスを自社で展開しております。当社は医療滞在ビザの身元保証機関の登録第1号企業であり、日本がインバウンド事業に力を入れ始めた初期からサービス提供を実施しており、また、これまでの外国人患者の受入体制・実績が評価されて、2015年9月4日に一般社団法人Medical Excellence JAPANより、国内初の「医療渡航支援企業(※1)」として認証されました。 当該事業は患者からのサービス料収入を得ています。 ※1「医療渡航支援企業認証制度」は、日本政府の成長戦略の一環として、来日して治療を受けようとする外国人が安心して医療サー ビスに関する相談や受診の支援が受けられるよう、一定の基準を満たした質の高い支援サービスを提供できる企業に日本政府が ”お墨付き”を与える制度です。 ⑥官公庁事業に関する医療支援サービス 日本国内で外国人に病気や怪我など不測の事態が起こった場合のスムーズな医療提供が大きな課題となりつつあるなか、厚生労働省より外国人診療に関する「ワンストップ相談窓口事業者」に選定され、全国の医療機関からの相談対応業務を実施いたしました。 また、厚生労働省から「EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」を継続受託しました。当社は、我が国の災害対応力の向上に大きく貢献してまいります。 [ライフアシスタンス事業] ライフアシスタンス事業では、現在クレジットカード会社からカード会員に対するコンシェルジュサービス(レストランの予約やイベントチケット等の取得等)を受託しております。 当該事業で提供しているコンシェルジュサービスとは、医療アシスタンスサービスが病気、怪我をはじめとした緊急事態に対応するサービスであることに対して、「より気持ちよく、より楽しい」海外での生活を楽しんでいただくためのお手伝いをするサービスです。 当該事業は、クレジットカード会社からの年間契約料収入を主たる収入としています。
経営方針・対処すべき課題4,077字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 ①会社の経営の基本方針 当社グループのサービスは日本人の視点に立った、細やかな「ジャパンスタンダード」のアシスタンスです。グローバル化が進む今日、日本人のお客様のみならず世界のお客様へ一人一人の気持ちになって真に求められているサービスを提供していく必要があると考えております。 社会経済活動が活性化する中で、お客様が世界のあらゆる場所で活躍される機会が増えるとともに、慣れない場所での自然災害や、テロなど予期しない出来事に遭われる可能性が高まります。また、先般の新型コロナウイルス感染症のような新たなパンデミックが起こる可能性も十分に考えられます。このような事態に迅速に対応するために、世界の隅々までサービスを提供できるオペレーション能力の向上とサービス体制を構築しつつ、アウトバウンドやインバウンドの医療アシスタンス体制や運用コストの見直しを行い、組織再編を進めるとともに、少数精鋭化の業務運営を目指します。 また、厚生労働省の受託事業から得た経験やノウハウを生かし、新規事業の立ち上げと拡大に注力してまいります。 遠隔診療やヘルスケア市場の拡大は続き、多くの企業が新規に参入してくるものと思われる中、当社におきましてもヘルスケア市場への取り組みをより一層強化し、収益の計上を目指します。データやデジタル技術を活用したDX化への取り組みについても、早急に進め、ビジネスモデルの変革を目指します。 ②会社の経営戦略 2026年度は、2025年6月に策定・公表いたしました『EAJ Next Vision中期経営計画2025-2027』の2年度目にあた ります。この中期経営計画の実現に向けた経営方針の実行方策を推進する3つの柱を積極展開してまいります。 まず、一つ目の柱である「生成AIによる業務改革」につきましては、生成AI等の導入によるDX化を推進し業務の 効率化、省力化を図り、少人数でもより多くの業務を受けることができる体制の整備が不可欠であることから、それ を実現するためのDX化の設備投資を積極的に行います。まずはライフアシスタンス事業セグメントでの導入を先行 し、次のステップとして医療アシスタンス事業セグメントへの拡充を進めることを予定しております。 また、更に昨今委託先から求められる高い精度の情報セキュリティ要件を満たすことが継続受託には必須となるこ とから、情報システム関連基本インフラ等に係る設備投資の資本投下を行う計画を進めており、高度なセキュリティ 要件の具備という差別化を武器に新たな業務受注の拡大を図ります。 次に二つ目の柱である「インバウンド事業の拡大」につきましては、まず医療ツーリズム事業において、当社の強 みである高度医療・専門治療のコーディネート機能をさらに強化します。加えて、予防医療の観点から、健康志向の 高い富裕層向けに未病段階でのヘルスケア、ウェルエイジング、アンチエイジングなどのウェルネスサービスを拡充 し、医療と観光を融合した滞在型プログラムの開発を進めてまいります。 また、訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンス事業においては、インバウンド需要の継続的な拡大が見込まれ る中、2026年度より積極的な事業拡大フェーズへと舵を切ります。2024年度から取り組んでまいりました不採算・高 リスク案件の整理による契約ポートフォリオの再構築およびオペレーション体制の刷新により、高収益かつ安全性の 高いビジネスモデルへの転換を進めております。2026年度は、この盤石な基盤の上で既存顧客との関係強化を図りつ つ、新規の海外損害保険会社及びアシスタンス会社等の開拓を積極的に推進し、売上及び利益ともに持続的な成長を 実現させてまいります。 最後に三つ目の柱である「顧客基盤拡大の積極展開」につきましては、当社グループの主要事業である海外旅行保 険付帯の医療アシスタンスサービスにおいて、出国日本人数や訪日外客数の増加傾向により、堅調な推移を見込んで おります。また、各損害保険会社との契約更新時における価格交渉を実施してまいります。 法人向け医療アシスタンスサービスにおいては、新たなサービスの提供、顧客紹介マッチング提携企業からの紹介 案件の契約獲得、インバウンド医療アシスタンスサービスの提案営業を推進します。 留学生危機管理サービスにおいては、法人向け医療アシスタンスサービスとのアプリの統合による利便性を図り、 新規顧客獲得と既存大学からの加入会員数の増加を目指すとともにOSSMAインバウンドアシスタンスサービスの提案 営業を促進します。 セキュリティ・アシスタンスサービスにおいては、コンサルティング案件の受注促進、医療アシスタンス案件から のクロスセル受注機会を活かして契約獲得につなげます。 救急救命アシスタンスサービスにおいては、これまでの事業実績と当社ノウハウを整理し、新規プロジェクト・ア シスト契約受注に向けた提案営業を展開してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、事業の継続的な拡大を通じて、企業価値を向上させていくことを経営の目標としております。経営指標としては利益の確保に加え、現金の動きを把握するキャッシュ・フロー経営を重視するとともに、資本効率の観点から、ROE(自己資本利益率)向上による企業価値の増大に努めてまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①経営環境 当連結会計年度は、海外大手損害保険会社から海外旅行保険に付帯するアシスタンス業務を受託したこと、厚生労働省から受託しました「令和6年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)代替サービス事業」及び「令和7年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」等の売上を計上したことより、前期比で売上高が増加しました。2026年度は、2025年6月に策定・公表いたしました『EAJ Next Vision中期経営計画2025-2027』の2年度目であり、戦略的投資と収益体質の抜本的強化による企業価値の最大化を加速する核心的フェーズにあたります。 ②優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の最大の強みである24時間運用のオペレーション体制で培った豊富な経験値と高度な専門知識及びヒューマンタッチのサービスと、生成AI導入という新たなテクノロジーを融合させた「次世代型エマ―ジェンシーアシスタンス」の実現を目指します。 <優先的に対処すべき課題> A.中長期的な企業価値向上と持続的成長の実現 資本収益性を意識し、中長期的な企業価値向上に資する経営資源の適切な配分を行い、持続的成長を実現する B.事業ポートフォリオの最適化 既存事業の収益力を強化するため、採算性改善が見込めない事業の統合、縮小や撤退を含めた抜本的な見直し を進めるとともに、顧客ニーズに基づいた商品ラインアップを拡充する。 これにより、収益構造の改善を実現し、資本効率と会社全体の収益性向上を図る C.業務プロセスの抜本的改革~業務品質の向上による事業拡大 会社全体で業務プロセスを見直し、AI導入等DX化を積極推進、業務効率・採算性と働きやすさを大幅に改善、 レベルアップしたサービス品質で既存事業を拡大する D.成長分野への戦略的資本投資 EAJの強みを最大限に活かし、インバウンド事業をはじめとする成長が見込まれる事業領域や、新たなエマー ジェンシーアシスタンス分野への資本投資を行い、環境変化に強い成長ドライバーを育成することで、持続的 成長を実現する収益体質の構築を目指す <経営方針の実行方策> A.生成AIによる業務改革 ~AIイノベーションチームを社長室に設置し、生成AIツール導入による業務効率化とサービス品質向上を推進~ ・既存ビジネスの効率化・働き方改革 ・オペレーションサービス品質の均一化・安定化 ・AIによる新たな収益創出 B.インバウンド事業の拡大 ~インバウンド医療ツーリズムの拡大による収益の確保~ ・医療機関・医療者とのアライアンス構築・ネットワーク拡大 ・メディカル・ヘルスケアサービスのラインナップ拡充 ・コーディネート力の強化および集客チャネルの拡大 ・海外(特にアジア)におけるEAJ認知度向上 C.顧客基盤拡大の積極展開 ~潜在的ニーズの発掘および顧客基盤の拡大~ ・コーポレートアシスト(企業向け海外医療アシスタンスサービス):プレミアムプラン検討・拡販 ・OSSMA(留学生危機管理サービス):留学生の多い私学等積極取組 ・セキュリティアシスタンス(海外セキュリティ・リスク管理サービス):セミナー、赴任前講習、訓練開催 ・プロジェクトアシスト(救急救命アシスタンスサービス):進行中プロジェクトの二期工事取組 ・コンシェルジュサービス/ノンメディカル:クレジットカード業界の国際セキュリティ基準に準拠したセキュ リティ体制を構築することにより、他社との差別化を図り、さらなるビジネス基盤の拡大を目指す ・官公庁事業:インバウンド事業の経験値を基にした外国人対応政策関連の新規企画・立案・政策提言まで含め た新規案件の受託 D.戦略的人的資本経営の推進 ~企業価値向上を実現する人材戦略の構築と、従業員エンゲージメントを高める人事制度改革の推進~ ・人事評価制度の仕組みの見直し ・人材育成の施策 ・業績連動型報酬の導入 なお、今後の当社グループの経営・事業環境及び業績動向をしっかりと見極めつつ、適宜計画の見直しと必要な施策を実施してまいります。
事業等のリスク3,338字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、継続的な事業活動に影響を及ぼすおそれのあるあらゆるリスクを未然に防止、軽減し経営基盤の安定化を図るとともに、万一これらのリスクが顕在化した場合に迅速かつ的確に対応するため、リスク管理基本規程を定め、全体的なリスク管理を推進する組織としてリスク管理委員会を設置し、リスク管理に関する社内教育・啓蒙策の企画及び実施、経営上重要なリスクの抽出・評価・見直しの実施、対応策の策定、管理状況の確認を定期的に行っております。 また、法務及びコンプライアンスに係るリスク管理につきましては、コンプライアンス規程に基づき、コンプライアンス委員会を設置し、リスクマネジメントの体制強化を推進しております。 なお、以下の各リスクが顕在化する可能性の程度や時期、リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1)特に重要なリスク ①在外駐在者、海外渡航者数の急激な減少について 当社グループの中核的な事業は、主に海外駐在者、海外渡航者に対するアシスタンスサービスの提供であります。そのため、国内外の不況、急激な円安、海外の政情不安や治安悪化、地域紛争、戦争、航空運賃の高騰、先般の新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックや伝染病の流行などにより、海外駐在者、海外渡航者数が急激に減少した場合、アシスタンスサービス提供件数が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 日本と諸外国の往来が正常化し、海外渡航者数も増加傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症拡大前の水準まで完全に回復するには至っておりません。この状況が更に長期化する可能性も否定できず、その場合、当社グループの経営成績に対する悪影響が継続するリスクがあります。 ②官公庁からの受託業務に係るリスクについて 官公庁からの受注事業であるワンストップ相談窓口事業、EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業につきましては、官公庁からの発注は一般競争入札にもとづいており、当社グループが落札できない場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、計画どおりに予算が執行されず受託業務が縮小した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③個人情報の漏洩について 当社グループは、業務の性質上多数の個人情報を保有しており、いわゆる個人情報保護法に定める「個人情報取扱事業者」に該当し、個人情報の取扱いに関して一定の義務を負っており、「プライバシーマーク」を取得するとともに、個人情報保護関連の諸規程を整備し運用するなど、社内の管理体制には万全を期しております。また、特に要配慮個人情報を扱う部署への入室資格者の制限とビデオカメラ撮影による記録の保存、自社サーバー内のデータへのアクセス権限の厳格な管理、従業員への定期的な個人情報保護関連研修などを実施しております。しかしながら、想定外の理由により万一個人情報が外部へ漏洩するような事態が発生した場合には、当社グループの信頼低下による大口顧客の契約解除、業務範囲の縮小による売上の減少や損害賠償による費用の発生などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④システムトラブルについて 当社グループの基幹業務システムのトラブルを防止及び回避するために、データベースサーバ及びWEBサーバーの外部データセンターへの外出し、冗長化や定期的なバックアップ等を実施しております。しかしながら、万が一予期せぬ大規模災害や人為的な事故等によるシステムトラブルが発生した場合には、システム改修費用や損害賠償等の費用発生により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤立替金について 当社グループでは、医師・医療機関への事前の支払のため保険会社等に対する立替金が発生し、事業拡大にともないその金額も大きくなる傾向があります。保険会社に対する立替は、信頼ある保険会社との間の契約に従い実施しているものであり、回収にかかるリスクは限定的と考えております。また、保険会社以外につきましては、原則、顧客より予想される立替金額を上回る前受金を収受するか、もしくは信用ある法人に対しては当社グループの与信管理基準に従いつつ、顧客から支払い確約書を入手した上で行う等の対応を行っております。しかしながら、万が一多額の立替金の回収遅れや回収不能な事態が生じた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)重要なリスク ①法令・規制の変更について 現在、当社グループが関連する業界においては特定の許認可制度などはないものの、今後、新たな自主規制が設けられたり、公的、準公的資格の取得が義務付けられたりする可能性があります。当社グループの想定を超えた法的規制及び自主規制等が設けられた場合、当社グループのビジネスモデル等に影響を及ぼす可能性があります。そのため、業界動向等については十分に注意を払ってまいります。 ②人材の確保及び育成について 医療アシスタンス事業における、二カ国語以上を話し、医療や保険などに関する深い知識を持ったアシスタンスコーディネーター及びライフアシスタンス事業における、二カ国語以上を話し、コンシェルジュサービスに関する豊富な知識と経験を持つ従業員は、当社グループの重要な資産であります。しかし、サービス提供に必要な人材が早期に確保・育成できなかった場合には事業展開の速度に影響を及ぼす可能性があります。そのため、年齢、性別にこだわらず間口を大きく広げた採用活動や内部での研修強化により人材の確保と育成に努めております。 ③カントリーリスクについて 当社グループでは、現在、米国、中国、タイ国、シンガポール、カナダに子会社、英国に支店を置き、世界各国をサービス提供エリアとした事業展開を行っております。そのため、これらの国々で軍事クーデター、内乱・大規模な騒乱、国家経済の破綻、法的制度の大幅な変化などが生じた場合、当社グループの業務執行に影響が生じる場合があります。また日本人の海外滞在者の多い地域や全世界を範囲とするような上記の事象が生じた場合にも、海外渡航者数の減少により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④自然災害について 重大な自然災害が発生し当社グループの事業所が被災した場合には、円滑な業務遂行に影響が出ることは避けられず、その結果、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。そのため、このような場合に備えて日本と海外の6カ国に設置しているアシスタンスセンター間を結ぶ高機能電話システムを導入し、特定のセンターが被災して受電できなくなっても、他センターで受電し顧客への通常サービスを提供できる体制としています。また、日本に設置して海外センターと共同で使用するコンピューターサーバーは万全の安全対策を施したサーバーセンターに外出しし、高機能電話システムと合わせて被災時にも顧客への通常サービスを提供できる体制を整えております。 ⑤訴訟・クレームに関するリスクについて これまで当社グループが国内外で行っている事業に関連した重要な訴訟は発生しておりませんが、万一当社グループの提供するサービス等をめぐる重要な訴訟やクレーム等が発生した場合には当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があるため、適切な保険の付帯等によりリスクヘッジ策を講ずるとともに、有力弁護士をかかえる法律事務所と顧問契約を締結し、適切なアドバイスを得て、こうしたリスクの顕在化防止に注力しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,344字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、企業収益及び雇用環境の改善が続く中、景気は穏やかに回復を示すものの、物価上昇の継続、米国の通商政策、金融資本市場の変動、資源エネルギー価格の高騰など、留意が必要な状況です。 当社グループの主要事業の業績に影響を与える出国日本人数につきましては、2025年通年では前年比13.3%増の14,731千人と前期比で増加しております(日本政府観光局(JNTO)調べ、12月分のJNTO推計値を含む)。 海外からの訪日外客数については、2025年通年では前年比15.8%増の42,683千人となり、過去最高であった2024年の36,870千人を580万人以上上回り、年間過去最高を更新しました(日本政府観光局(JNTO)調べ、11、12月分のJNTO推計値を含む)。 医療アシスタンス事業の売上高は、海外大手損害保険会社から海外旅行保険に付帯するアシスタンス業務を受託したこと、厚生労働省から受託しました「令和6年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)代替サービス事業」及び「令和7年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」等の売上を計上したことより、前期比で増加となりました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は3,714百万円(前期比27.7%増)と増収になりました。また、当連結会計年度の売上原価も、2,842百万円(前期比34.8%増)と増加し、販売費及び一般管理費は775百万円(前期比3.7%増)、営業利益は96百万円(前期比84.2%増)、経常利益は103百万円(前期比62.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は101百万円(前期比112.1%増)となりました。 セグメントの状況は次のとおりであります。 (医療アシスタンス事業) a.海外旅行保険の付帯サービス 海外旅行保険の付帯サービスにつきましては、海外大手損害保険会社から海外旅行保険に付帯するアシスタンス業 務を受託したことから、売上高は前期比で増加しました。 b.法人向け医療アシスタンスサービス、留学生危機管理サービス、セキュリティ・アシスタンスサービス 当社グループは医療アシスタンスサービスとセキュリティ・アシスタンスサービスの両サービスを企業・大学に提 供しております。 法人向け医療アシスタンスサービスは、契約料金の見直し、企業の渡航対象人数の増加やインバウンドアシスタン スサービスの受注増加により売上高が前期比で増加し、安定的な収益源として寄与しております。 セキュリティ・アシスタンスサービスは、契約料金の見直しやセキュリティコンサルティング案件の受注増加等に より、売上高が前年比で増加しました。 また大学向けの留学生危機管理サービスにつきましても、契約料金の見直し、夏季休暇シーズンの留学生の増加や インバウンドアシスタンスサービスの契約増加により、売上高が前期比で増加しました。 c.救急救命アシスタンス事業 救急救命アシスタンス事業は、民間企業が海外の僻地で取り組む大規模建設工事現場にサイトクリニックを設置 し、医師・看護師・救急救命士が、病気や怪我人の対応を行う事業「EAJプロジェクトアシスト」です。 現場サイトでのプロジェクト事業が2024年10月で終了しておりましたが、2025年8月から業務が再開しておりま す。期中からの再開のため、売上高は前期比で減少しておりますが、今後は売上増加を見込んでおります。 d.国際医療事業(医療ツーリズム) 国際医療事業(医療ツーリズム)につきましては、地政学的リスクによる一部地域からの需要減退の影響を受けて いるものの、案件単価の適正化や新規顧客開拓により、売上高は前期比で堅調に推移しております。 訪日治療に対するニーズは依然として旺盛であり、特に高度医療や専門治療への需要が拡大を続けています。人間 ドック市場については、市場構造の変化により従来型の標準的な健診サービスから、個別化されたプレミアム健診や ウエルネスプログラムとの融合型サービスへとニーズがシフトしています。 こうした環境変化を成長機会と捉え、以下の取り組みを推進してまいります。まず、当社の強みである高度医療・ 専門治療のコーディネート機能をさらに強化します。加えて、予防医療の観点から、健康志向の高い富裕層向けに未 病段階でのヘルスケア、ウエルエイジング、アンチエイジングなどのウエルネスサービスを拡充し、医療と観光を融 合した滞在型プログラムの開発を進めます。事業体制面では、変化する市場ニーズに機動的に対応できる組織体制へ の刷新を図るとともに、国内の医療機関及び医師との連携を一層強化してまいります。 e.訪日外国人向け緊急対応型医療アシスタンス事業 日本国内で外国人が病気や怪我など不測の事態が起こった場合の医療アシスタンスサービスの提供機会は、2025年 度を通じて訪日外国人旅行者が高水準で推移し、医療手配需要が全体的に底上げされました。加えて、当社の主要な 顧客基盤である欧州系クライアント(保険会社・アシスタンス会社)とのリレーションを強固に維持し、同地域から の渡航回復による案件増加を確実に捕捉できたことが業績を牽引しました。結果、アシスタンスサービス提供件数、 売上高ともに前期実績を大きく上回る結果となりました。 f.官公庁受託事業(ワンストップ相談窓口) 厚生労働省や自治体より、外国人診療に関する相談窓口を運営し、医療機関向けの相談対応業務を実施しておりま したが、2025年4月以降の厚生労働省の事業を失注したため、売上高は前期比で減少しました。今後、地方自治体や 医療機関との外国人患者受入に関する連携の一層の強化を目指します。 g.EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業 厚生労働省から受託しました「令和6年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)代替サービス事業」及び 「令和7年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」の売上を計上したことにより、売上高は前 期比で増加しました。 これらの結果、医療アシスタンス事業の売上高は3,230百万円(前期比31.4%増)、セグメント利益は516百万円 (前期比17.7%増)となりました。 (ライフアシスタンス事業) ライフアシスタンス事業につきましては、既存取引先におけるカード会員数の増加にともなう契約見直し等により、前期比で売上高が増加しました。 この結果、ライフアシスタンス事業の売上高は484百万円(前期比7.7%増)、セグメント利益は114百万円(前期比13.3%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ115百万円増加し、2,279百万 円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・インフローは、295百万円(前連結会計年度は39百万円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益120百万円の計上、減価償却費44百万円の計上、仕掛品105百万円の減少、立替金54百万円の減少、仕入債務41百万円の増加、未払又は未収消費税等の増減額94百万円の一方、為替差益16百万円の計上、新株予約権戻入益18百万円の計上、売上債権及び契約資産45百万円の増加、未払金53百万円の減少、預り金36百万円の減少、法人税等の支払額23百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・アウトフローは、85百万円(前連結会計年度は111百万円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。この主な要因は、定期預金の払戻による収入48百万円の一方、定期預金の預入による支出99百万円、有形固定資産の取得による支出23百万円、無形固定資産の取得による支出14百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・アウトフローは、119百万円(前連結会計年度は79百万円のキャッシュ・インフロー)となりました。この主な要因は、短期借入金100百万円の減少、配当金19百万円の支払であります。 ③生産、受注及び販売の実績 (生産実績) 当社グループはアシスタンス業務の提供を主たる事業として行っており、生産に該当する事項はありません。 (受注実績) 当社グループの主たる事業であるアシスタンス業務の提供は、提供するサービスの性格上、受注の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (販売実績) 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年増減比(%) 医療アシスタンス事業 (千円)   3,230,344   31.4 ライフアシスタンス事業(千円)   484,330   7.7 合計 (千円)   3,714,674   27.7 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 損害保険ジャパン株式会社   1,270,858   43.7   1,264,505   34.0 厚生労働省   56,215   1.9   442,712   11.9 American Express International Inc   361,554   12.4   384,925   10.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。 (売上高) 医療アシスタンス事業の売上高は、海外大手損害保険会社から海外旅行保険に付帯するアシスタンス業務を受託したこと、厚生労働省から受託しました「令和6年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)代替サービス事業」及び「令和7年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」等の売上を計上したことより、前期比で増加となりました。 またライフアシスタンス事業につきましては、既存取引先におけるカード会員数の増加にともなう契約見直し等により、前期比で売上高が増加しました。 この結果、売上高は前年比27.7%増の3,714百万円となりました。 (営業利益) 売上原価は2,842百万円(前期比34.8%増)、販売費及び一般管理費は775百万円(前期比3.7%増)となりました。この結果、営業利益は96百万円(前期比84.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 営業外収益において為替差益12百万円(前期比3.9%減)を計上しました。また、特別利益として新株予約権戻入益18百万円の計上がありました。特筆すべき特別損失の計上はありません。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は101百万円(前期比112.1%増)となりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末に比べ6百万円増加し、3,813百万円となりました。主な増減要因としては、現金及び預金190百万円の増加、売掛金及び契約資産49百万円の増加、仕掛品105百万円の減少、立替金53百万円の減少がありました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ77百万円減少し、1,926百万円となりました。主な増減要因としては、買掛金41百万円の増加、未払法人税等21百万円の増加、短期借入金100百万円の減少、未払金53百万円の減少がありました。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ84百万円増加し1,887百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益が101百万円発生し、利益剰余金1,151百万円(前期比81百万円増)を計上したことによるものと、為替換算調整勘定194百万円(前期比21百万円増)、新株予約権28百万円(前期比18百万円減)によるものです。 以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は48.7%(前期比2.6ポイント増)となりました。 当社の事業におきましては、医療機関に対する立替払いの実施など、ビジネスを拡大するにつれて借入が増えるビジネスモデルとなっておりますが、当連結会計年度末の自己資本比率は、一般的な水準である30%以上を維持しております。 また、重要な経営指標である自己資本利益率を高めるために、より高収益体質へと転換を図ってまいります。 なお、今後の見通しにつきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (医療アシスタンス事業) 医療アシスタンス事業においては、当社グループの主要業務である海外における日本人顧客向けの医療アシスタンスサービスについて、海外出国日本人数の増加傾向に伴い、サービス提供数に応じた変動的な売上体系である海外旅行保険の付帯サービス及び留学生危機管理サービスともに着実に回復の兆しが見られたこと、また、訪日外客数についても増加傾向となっており、医療ツーリズム及び訪日・在日外国人向け緊急医療アシスタンスサービスにつきましても、前期比で増加しており、今後の業績回復が期待されます。 また、海外大手損害保険会社から海外旅行保険に付帯するアシスタンス業務を受託したこと、厚生労働省から受託しました「令和6年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)代替サービス事業」及び「令和7年度EMIS(広域災害・救急医療情報システム)サービス事業」等の売上を計上したことより、前期比で増加となりました。 これらの結果、当連結会計年度の医療アシスタンス事業の売上高は、前期比31.4%増の3,230百万円、セグメント利益は、前期比17.7%増の516百万円の結果となりました。 (ライフアシスタンス事業) ライフアシスタンス事業においては、既存取引先におけるカード会員数の増加にともなう契約見直し等により、前年比で売上高が増加しました。 当連結会計年度のライフアシスタンス事業の売上高は、前期比7.7%増の484百万円、セグメント利益は、前期比13.3%増の114百万円の結果となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、前連結会計年度末に比べ115百万円増加し、当連結会計年度末時点で2,279百万円と十分な水準の手元流動性を確保しております。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの当連結会計年度の資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 a.基本的な財務戦略及び経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、財務基盤の強化に努め、自己資本比率を一般的な水準である30%以上を維持するとともに、成長のための投資資金の確保を実現するため、投資計画と立替資金及びリスク対応の留保分を考慮したうえで保有すべき現預金水準を概ね20~30億円と設定し、適正なレンジでの手元流動性を維持しております。 b.資金需要の内容 当社グループは、主力事業である医療アシスタンスサービスにおいて、医療機関に対して立替払いを実施するため、また、事業規模の拡大と収益源の多様化を求めるために必要に応じて資金調達を実施いたします。 c.資金調達の方法 当社グループは、投資のための資金調達は基本的には銀行からの固定金利での長期借入金によっております。 また、機動的な資金確保のため取引銀行と当座貸越契約を締結し、適正な水準の手元流動性を確保しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、売掛金等に対する貸倒引当金及び資産・負債の報告数値並びに財務諸表の開示内容に影響を与えるその他の事項について、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる判断や見積りを行っております。従って、実績がこれらの見積り額と異なることで結果として連結財務諸表に影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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