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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

サイバーエージェント

CyberAgent,Inc.4751 · Prime · サービス業

メディア、広告、ゲームの3本柱で展開する国内最大級のインターネット総合企業

概要

サイバーエージェントはインターネット広告事業を中核に、メディア事業・ゲーム事業を展開する企業である。1998年設立、2000年にマザーズ上場。2025年9月期の売上高は8740億円、従業員8150人。主力サービスにブログ「Ameba」、動画配信「ABEMA」があり、連結子会社Cygamesなどがゲームを開発する。

インターネット広告事業が売上高の過半を占める

サイバーエージェントの最大セグメントはインターネット広告事業であり、2025年9月期のセグメント売上高は4612億円と全体の52.8%を占める。広告代理業とAI事業で構成され、広告効果の最大化を強みに国内シェアトップクラスを維持する。AIを活用した新規事業への投資を進めており、収益性の改善を図っている。

「ABEMA」黒字化を達成したメディア&IP事業

メディア&IP事業はブログサービス「Ameba」、動画配信「ABEMA」、公営競技投票「WINTICKET」、クラウドファンディング「Makuake」など多岐にわたる。2025年9月期の売上高は2315億円で前年比15.7%増。ABEMA開局から10年目でセグメント黒字化を達成した。IP事業強化のためアニメ制作スタジオ「CA Soa」を設立している。

ゲーム事業は連結子会社が牽引する

ゲーム事業はCygames、Colorful Palette、QualiArts、サムザップ、アプリボットなどの連結子会社を通じて展開される。2025年9月期の売上高は2167億円、営業利益は600億円超で利益率が高い。複数の新規タイトルのヒットと海外展開が業績を押し上げた。外部決済への移行も利益率向上に寄与した。

投資育成事業はスタートアップ投資を担う

投資育成事業はコーポレートベンチャーキャピタルとしてスタートアップへの投資やファンド運営を行う。2025年9月期の売上高は16.6億円と前期比73.8%減、営業損失15.1億円と赤字に転じた。子会社サイバーエージェント・キャピタルを通じてファンド設立・運営を実施している。

業界の中での役割はインターネット広告・メディア・ゲームの総合プラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8,740億円
営業利益
717億円
営業利益率
8.2%
純利益
317億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
インター ネット広告4,130億円51.6%205億円5.0%
ゲーム1,956億円24.4%306億円15.6%
メディア&IP1,862億円23.2%-14億円-0.8%
投資育成63億円0.8%4億円6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01メディア&IP事業主力

ブログサービス「Ameba」、新しい未来のテレビ「ABEMA」、インターネット投票サービス「WINTICKET」、クラウドファンディング「Makuake」、クリエイティブオフィス運営、プロサッカーチーム運営など、多岐にわたるメディア・IP関連事業を展開。

主な製品・サービス4
Ameba
日本国内で広く利用されるブログサービス。芸能人・有名人の公式ブログや一般ユーザーのブログを提供。
ABEMA
新しい未来のテレビとして、ニュース、スポーツ、アニメ、バラエティなど多チャンネルの無料配信サービスを提供。
WINTICKET
公営競技(競輪、競馬、競艇等)のインターネット投票サービス。ユーザーはオンラインで投票可能。
Makuake
クラウドファンディングプラットフォーム。新しい商品・サービスの資金調達を支援。

02インターネット広告事業主力

広告代理業、AI事業等を展開。主力のインターネット広告事業として、広告主に対して効果的なオンライン広告を提供。

03ゲーム事業主力

連結子会社Cygames、Colorful Palette、QualiArts、サムザップ、アプリボット等を通じて、ゲームの企画・開発・運営を行う。人気タイトルを多数有する。

04投資育成事業準主力

コーポレートベンチャーキャピタル事業として、スタートアップへの投資やファンドの設立・運営を行う。

製品と技術

ブログプラットフォーム「Ameba」

Amebaは2004年に開始したブログサービスで、芸能人・有名人の公式ブログを多数抱える。一般ユーザーも利用でき、広告収入の一部を支える。サイバーエージェントのメディア事業の中核製品の一つである。

動画配信サービス「ABEMA」

ABEMAは2016年に開局した無料動画配信サービス。ニュース、スポーツ、アニメ、バラエティなど多チャンネルを提供する。テレビ朝日との合弁で設立され、10年目でセグメント黒字化を達成。広告モデルで収益を得ている。

ゲーム事業の開発子会社とタイトル

ゲーム事業はCygames、Colorful Palette、QualiArts、サムザップ、アプリボットなどの連結子会社が担当。Cygamesは「グランブルーファンタジー」「ウマ娘プリティーダービー」、Colorful Paletteは「プロジェクトセカイ」などを開発。海外展開も積極的である。

その他事業サービス

WINTICKETは公営競技のインターネット投票サービスで、ユーザーがオンラインで投票可能。Makuakeはクラウドファンディングプラットフォーム。Real Gateはクリエイティブオフィスの企画運営。FC町田ゼルビアはJリーグクラブで地域密着型の活動を行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

国内ネット広告で首位級、高成長続く

サイバーエージェントはサービス業に分類されるが、主力はインターネット広告事業であり、国内市場でトップクラスのシェアを誇る。同業他社にはジンジブやイシンなどがあるが、売上高規模ではサイバーエージェントが群を抜いており、業界をリードする存在である。2025年9月期の売上高は8740億円と前期比9%増と高成長を維持し、営業利益率も8.2%と改善傾向にある。特に、AI関連や動画広告の分野で成長が顕著であり、今後の拡大が期待される。一方で、市場の競争激化と広告単価の変動リスクが課題となる。

強み

  • 売上高8000億超と業界首位級で、競合他社を大きく引き離す
  • 3期連続で売上高が伸び、営業利益率も向上している
  • 広告以外にゲームやメディア事業を持ち、収益源を分散
  • AI活用など最先端技術で広告効果を高める強み

課題

  • ネット広告市場で新興企業との競争が激しく、シェア維持が課題
  • 景気変動により広告需要が左右され、業績が不安定になる恐れ
  • 個人情報保護強化など法規制への対応コストが増加

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がサイバーエージェント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14324電通グループ9,712億円
29404日本テレビホールディングス7,873億円13.3倍
32371カカクコム7,314億円38.9倍
46460セガサミーホールディングス7,035億円
54676フジ・メディア・ホールディングス7,017億円127.0倍
64751サイバーエージェント6,441億円15.8倍
77951ヤマハ6,109億円25.0倍
89412スカパーJSAT5,954億円24.3倍
99001東武鉄道5,872億円10.5倍
103635コーエーテクモホールディングス5,672億円12.8倍
119468KADOKAWA5,547億円471.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

東京都港区に設立された1998年

1998年3月、東京都港区にサイバーエージェントを設立。1999年4月に本店を港区北青山に移転。2000年3月には東京証券取引所マザーズ市場に上場した。創業からわずか2年での上場であり、インターネットビジネスの成長期を捉えた。

ブログサービス「Ameba」を開始した2004年

2004年9月、ブログサービス「Ameba」を開始した。芸能人・有名人の公式ブログが人気を集め、ポータルサイトとしての地位を確立していく。Amebaはその後も継続的に運営され、メディア事業の基盤となった。

ゲーム事業強化のため子会社を相次ぎ設立

2010年7月にアプリボット、2011年5月にCygamesを設立し、ゲーム事業に本格参入。Cygamesは後に「グランブルーファンタジー」などヒットタイトルを生み出す。2016年10月にはQualiArts、2018年6月にColorful Paletteを設立し、開発体制を拡充した。

東証一部昇格とAbemaTV設立

2014年9月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2015年4月にはテレビ朝日との共同出資でAbemaTV(現ABEMA)を設立。2016年4月に新しい未来のテレビ「AbemaTV」を開局し、無料動画配信サービスを開始した。

グループ拡大と新たな事業領域への参入

2018年10月、JリーグクラブFC町田ゼルビアを運営するゼルビアがグループに参画。2018年11月には公営競技投票サービスWinTicketを設立。2019年3月、本店を渋谷区のAbema Towersに移転。同年12月、クラウドファンディングのマクアケがマザーズ上場した。

プライム市場移行とIP事業の強化

2022年4月、市場区分見直しによりプライム市場へ移行。2023年6月、舞台制作会社ネルケプランニングをグループ化。2024年2月、アニメ&IP事業本部を新設し、IP強化を明確化。2024年7月、コンテンツ制作会社ニトロプラス、2025年1月にはアニメ制作スタジオCA Soaを設立した。

年表22件を開く

1990年代

  • 1998年3月創業東京都港区に当社設立
  • 1999年4月本店の所在地を東京都港区北青山三丁目5番30号に移転

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所新興企業市場(マザーズ)に上場
  • 2004年9月「Ameba」を開始

2010年代

  • 2010年7月ゲーム事業強化のため「㈱アプリボット」を設立
  • 2011年5月ゲーム事業強化のため「㈱Cygames」を設立
  • 2014年9月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2015年4月コーポレートのブランドロゴを一新
  • 2015年4月㈱テレビ朝日との共同出資により動画配信事業を行う「㈱AbemaTV」を設立
  • 2016年4月㈱AbemaTVにおいて、新しい未来のテレビ「AbemaTV(現・ABEMA)」を開局
  • 2016年10月ゲーム事業強化のため「㈱QualiArts」を設立
  • 2018年6月ゲーム事業強化のため「㈱Colorful Palette」を設立
  • 2018年10月Jリーグクラブ「FC町田ゼルビア」を運営する「㈱ゼルビア」のグループ参画
  • 2018年11月公営競技インターネット投票サービス開発・運営を行う「㈱WinTicket」を設立
  • 2019年3月本店の所在地を東京都渋谷区宇田川町40番1号(Abema Towers)に移転
  • 2019年12月上場クラウドファンディングサービスを行う「㈱マクアケ」が東京証券取引所マザーズ市場(現・グロース市場)に上場

2020年代

  • 2021年7月M&A「㈱リアルゲイト」の株式取得および不動産領域への参入
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年6月舞台制作会社「㈱ネルケプランニング」のグループ参画
  • 2024年2月メディア&IP事業強化のため「アニメ&IP事業本部」を新設
  • 2024年7月コンテンツ制作会社「㈱ニトロプラス」のグループ参画
  • 2025年1月アニメ制作スタジオ「㈱ CA Soa」を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で8,150人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は914万円で、9期前と比べて+34.0%平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月3,858
2017年9月4,416
2018年9月4,853
2019年9月68232.65.45,139
2020年9月73433.26.05,344
2021年9月77134.16.35,944
2022年9月81734.26.16,337
2023年9月80633.35.97,251
2024年9月88233.76.47,720519
2025年9月91433.86.58,150880

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率60.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
㈱Cygames — 東京都渋谷区320億円
ゲーム事業
本社 他 — 東京都渋谷区7,266百万円
メディア&IP事業 インターネット広告事業 ゲーム事業 投資育成事業 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱AbemaTV (注1)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権55.2%
  • 国内
    ㈱CyberZ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Cygames (注2、3)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権64.5%
  • 国内
    ㈱Colorful Palette
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    ㈱WinTicket
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ ニトロプラス
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権72.5%
  • 国内
    ㈱CyberACE
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱AbemaNews (注1)
    東京都渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和6年度運用型広告業務等
    内閣府 · 2024-03-25
    2.8億円
  • 調達
    「デジタルの日」に係る広報及びデジタル庁全体の広報事業
    内閣官房 · 2021-07-02
    1億円
  • 調達
    令和2年分確定申告期におけるインターネット広告の実施
    国税庁 · 2020-11-27
    6,950万円
  • 調達
    インターネットを活用した広報(YDA)の実施
    内閣府 · 2022-03-11
    5,342万円
  • 調達
    インターネットを活用した広報(GDN)の実施
    内閣府 · 2022-03-16
    5,210万円
  • 調達
    令和元年分確定申告期におけるインターネット広告の実施
    国税庁 · 2019-12-24
    3,595万円
  • 調達
    令和4年分確定申告におけるインターネット広告の実施
    国税庁 · 2022-12-23
    3,510万円
  • 調達
    令和5年分確定申告期におけるインターネット広告の実施
    国税庁 · 2023-11-28
    3,313万円
  • 調達
    インターネットを活用した運用型広報(GDN)の実施等
    内閣府 · 2024-01-10
    3,082万円
  • 調達
    インターネットを活用した広報の実施「Yahoo!JAPAN」
    内閣府 · 2021-02-26
    3,070万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は8,740億円営業利益717億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+78.8%。

売上高
+9.1%
8,740億円
営業利益
+78.8%
717億円
純利益
+98.1%
317億円
営業利益率
8.2%
前期比 +3.2%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高9,500億円8,740億円
営業利益770億円717億円
純利益410億円317億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は2,307億円、営業利益は149億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+34.3%、営業利益は+893.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1,9561889.679
2023年3Q1,718150.97
2023年4Q1,845−1
2024年1Q1,931633.3−5
2024年2Q2,1512119.8104
2024年4Q3,9301273.261
2025年2Q4,2122926.9159
2025年4Q4,5284259.4158
2026年2Q4,78652511.0273
2026年3Q2,3071496.587

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は1,411億円から8,740億円へ6.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月1,41117185
2013年9月1,625106105
2014年9月2,05222296
㈱テレビ朝日との共同出資により動画配信事業を行う「㈱AbemaTV」を設立
2015年9月2,544323148
ゲーム事業強化のため「㈱QualiArts」を設立
2016年9月3,107353136
2017年9月3,71428740
ゲーム事業強化のため「㈱Colorful Palette」を設立
2018年9月4,19528648
クラウドファンディングサービスを行う「㈱マクアケ」が東京証券取引所マザーズ市場(現・グロース市場)に上場
2019年9月4,53630517
2020年9月4,78633966
「㈱リアルゲイト」の株式取得および不動産領域への参入
2021年9月6,6611,044412
2022年9月7,099679229
2023年9月7,19522735
2024年9月8,0124013975.0160
アニメ制作スタジオ「㈱ CA Soa」を設立
2025年9月8,7407177178.2317

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高8,740億円のうち、営業利益として残るのは717億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は317億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.8%6,099億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.0%1,923億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%717億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.1pt
18.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが795億円、投資CFが−308億円で、差し引きのフリーCFは487億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は2,262億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月136−109−1527192
2013年9月50108−71158284
2014年9月150−115−835314
2015年9月290−195−2495387
2016年9月282−1525130518
2017年9月216−204−7212466
2018年9月284−22439760924
2019年9月149−180−47−31846
2020年9月370−166−262041,024
2021年9月1,096−28548111,841
2022年9月179−314−28−1351,680
2023年9月208−403535−1952,018
2024年9月532−383−521492,111
2025年9月795−308−3394872,262

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は5,572億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,757億円で、自己資本比率は32.3%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月1,36443692830.6
2013年9月81450630856.0
2014年9月1,00563237354.2
2015年9月1,31277753550.8
2016年9月1,56692664049.3
2017年9月1,64098865248.1
2018年9月2,2551,0931,16236.2
2019年9月2,2491,1041,14535.2
2020年9月2,6081,2771,33134.3
2021年9月3,8221,9381,88433.6
2022年9月3,8192,2121,60737.3
2023年9月4,7522,2852,46729.7
2024年9月5,1672,5052,66230.1
2025年9月5,5722,7572,81532.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
2,298億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,463億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
103億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,815億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中135位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中443位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,271で、1年前と比べて-27.7%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥1,271-4.5%1ヶ月-12.9%1年-27.7%時価総額6,441億円
過去52週の値幅
安値¥1,204高値¥1,838

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.8倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR3.08倍
配当利回り1.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

サイバーエージェントは8月21日に1305.5円と前日比-2.61%と下落。直近1ヶ月で-6.98%と冴えない。25日移動平均線(1400円)を約6.8%下回り、75日線(1378円)も割り込む。52週安値1204円に接近しており、下値リスクが意識される。RSIは33.41と売られ過ぎ圏。8月10日には出来高が2403万株と急増し、その後も高水準。業績不透明感や広告需要減速が懸念。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PER16.26倍は業界平均23.01倍を下回り、予想PER16.1倍とほぼ同水準。PBR3.17倍は平均3.33倍とほぼ同じ。ROE18.9%は高く、配当利回り1.53%は平均2.29%を下回るが、配当性向96.3%は高い。割安感はあるが、配当性向の高さと業績の変動に注意。ほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.8倍23.4倍
PER (予想)15.7倍
PBR3.08倍3.51倍
ROE18.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、広告事業の収益性改善が持続するかと、ゲーム・メディア事業の持続可能性。強気派は、AI活用による広告配信効率の向上と、ABEMAの成長を評価する。弱気派は、競争激化による広告単価の下落や、ゲーム事業のヒット依存のリスクを指摘する。営業利益率は8%まで改善したが、成長の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 広告事業の高収益化

    営業利益率8.2%と改善し、AI活用で効率化が進む。

  • ABEMAの成長

    動画配信市場の拡大でABEMAの利用者増が見込まれる。

  • 業績回復基調

    売上高と純利益が増加傾向で、過去実績を上回る。

  • 営業利益717億円と大幅増益決算発表後影響

    営業利益は401億円→717億円と+316億円。収益改善が顕著

  • 純利益317億円と2期連続の増益決算発表後影響

    純利益は160億円→317億円と+98%。利益が急回復

  • ROE18.9%と高い資本効率通年影響

    ROE18.9%、PBR3.83倍。資本効率の高さが魅力

  • 予想PER18.5倍と実績から低下通年影響

    フォワードPER18.5倍は実績PER18.66倍を下回る。増益で見直し余地

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    広告市場はGoogleやMetaなど海外勢との競争が激しい。

  • ゲームの安定性欠如

    ゲームはヒットに依存し、収益が不安定。

  • 株価の高評価

    PBR3.83倍と高く、期待先行の懸念。

  • 営業利益率8.2%と低水準通年影響

    売上高8,740億円に対し営業利益717億円。利益率は一桁台

  • 売上高の伸びは9.1%に減速決算発表後影響

    売上高は8,012億円→8,740億円と+9.1%。前年11.4%から減速

  • 株価は1年で13.43%下落継続影響

    前年比-13.43%。センチメント悪化が続く

  • 外国人持ち株比率40.3%で流出警戒継続影響

    外国人比率40.3%。リスクオフで売られやすい

次の決算で確かめる点
広告事業の売上高成長率
主力事業の成長性を確認するため。
営業利益率
収益性改善の持続性を測る。
ABEMAの月間アクティブユーザー
メディア事業の規模と成長を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+6.3%いまの株価に対する利回りは1.57%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.57%
いまの株価に対して
配当性向
96.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月651.1
2017年9月828.036.9
2018年9月80.025.9
2019年9月83.125.8
2020年9月93.024.2
2021年9月1017.6
2022年9月1440.070.7
2023年9月157.1104.1
2024年9月166.776.8
2025年9月176.396.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ104,357人。区分でいちばん多いのは外国法人40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.6%を占め、残る74.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
外国法人44.045.643.734.836.740.3
個人・その他26.726.027.034.231.529.3
金融機関27.025.225.325.526.223.3
証券会社1.92.83.44.33.14.8
事業法人0.40.40.51.12.52.3
外国人個人0.00.00.00.10.10.0
自己株式0.20.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01藤田 晋16.63
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)15.55
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.62
04THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.82
05株式会社嶋村吉洋映画企画1.73
06GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.50
07JPモルガン証券株式会社1.50
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.45
09NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.30
10JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-21
    オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Orbis Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    5.97%
    -2.02pt
  • 2026-07-06
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.86%
  • 2026-05-21
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.30%
    -0.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で+10%。直近期のROEは18.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月6632321.712.839.8
2013年9月8336624.016.313.5
2014年9月7743619.125.182.1
2015年9月11853124.419.742.3
2016年9月10861418.927.651.1
2017年9月81575.2102.536.9
2018年9月101626.0157.025.9
2019年9月31572.1308.625.8
2020年9月131777.8123.524.2
2021年9月8225437.826.5
2022年9月4528216.926.970.7
2023年9月72782.5115.3104.1
2024年9月3230710.832.376.8
2025年9月6335518.928.496.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額426百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約14倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤田晋代表取締役 会長5384,254,000
山内隆裕代表取締役 社長43192,000
日高裕介取締役 執行役員 副社長522,926,400
中山豪取締役 専務執行役員501,618,707
石田裕子取締役 専務執行役員4513,600
高岡浩三取締役66
塩月燈子取締役(常勤監査等委員)5338,400
中村知己取締役(監査等委員)52
神先孝裕取締役(監査等委員)39

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)32159561371124
社外取締役4444411
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容833字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 事業の概要 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は2025年9月30日現在、当社(㈱サイバーエージェント)、連結子会社86社(うち5組合)及び関連会社9社によって構成されております。 なお、報告セグメントにつきましては、メディア&IP事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業に区分しております。 また、当連結会計年度において、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 会社名   主な事業内容   当社との関係 メディア&IP事業 ㈱サイバーエージェント   「Ameba」の運営等   ― ㈱AbemaTV   新しい未来のテレビ「ABEMA」の運営   連結子会社 ㈱WinTicket   公営競技のインターネット投票サービス「WINTICKET」の運営   連結子会社 ㈱マクアケ   クラウドファンディング「Makuake」の運営   連結子会社 ㈱リアルゲイト   クリエイティブオフィスの企画・運営   連結子会社 ㈱ゼルビア   プロサッカーチームの運営等   連結子会社 インターネット広告事業 ㈱サイバーエージェント   広告事業、AI事業等   ― ゲーム事業 ㈱Cygames   ゲーム事業   連結子会社 ㈱Colorful Palette   ゲーム事業   連結子会社 ㈱QualiArts   ゲーム事業   連結子会社 ㈱サムザップ   ゲーム事業   連結子会社 ㈱アプリボット   ゲーム事業   連結子会社 投資育成事業 ㈱サイバーエージェント   コーポレートベンチャーキャピタル事業   ― ㈱サイバーエージェント・キャピタル   ファンド設立及び運営   連結子会社 (2) 企業集団の事業系統図 当社グループを図表に示すと以下のようになります。
経営方針・対処すべき課題958字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、インターネット分野に軸足をおき事業拡大していくことを経営の基本方針としています。また、2021年より当社が目指す存在意義を明文化したパーパス「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」を掲げ、企業活動による持続的な成長を実現するとともに日本社会のさらなる発展に貢献してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループの重視する経営指標は、①売上高、②営業利益の2指標であります。高収益事業を開発・展開していくことにより利益率の向上を図ってまいります。また、中長期の柱に育てるべく新しい未来のテレビ「ABEMA」に先行投資をしており、投資期においても株主の皆様に中長期でご支援いただけるよう「DOE(自己資本配当率)5%以上」を経営指標の目安としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、中長期においてメディア&IP事業と広告事業で利益を積み上げ、ゲーム事業にてヒットタイトルを生み出すことで、高収益なビジネスモデルへの転換を目指しております。 また、新しい未来のテレビ「ABEMA」と親和性の高いIP事業を強化しており、原作からマネタイズまで一気通貫できる体制を構築し、世界に通用するIP創出を追求してまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループは、以下3点を主な経営課題と認識しております。 ① メディア&IP事業 いつでもどこでも繋がる社会インフラ「ABEMA」の規模拡大 マネタイズ強化による収益性の向上 オリジナルIPの創出・発掘・製作・マネタイズ ② インターネット広告事業 広告効果最大化を優位性にシェア拡大 AI・DX分野の事業推進等による収益性の改善 ③ ゲーム事業 継続的な新規タイトルの提供 既存タイトルの長寿命化 これらの経営課題を解決して事業拡大・成長し続けるために、事業拡大に応じた内部管理体制やコーポレート・ガバナンスの更なる充実を図りながら、人材採用・育成・活性化に積極的に取り組んでまいります。
事業等のリスク9,768字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 本項に記載した将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①  業界動向について 過去において、インターネットメディア市場、インターネット広告市場及びゲーム市場は、インターネット市場の拡大、インターネット利用者の増加、スマートデバイスの普及、企業の経済活動におけるインターネット利用の増加により成長を続けてまいりました。このような傾向は今後も継続していくと考えておりますが、インターネットメディア市場及びゲーム市場においては市場成長が阻害されるような状況が生じた場合、また、インターネット広告市場においては景気変動の影響を受けるため景況感が悪化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ②  経営成績の変動について (ⅰ)業績見通しについて 当社グループは、インターネット業界において多様なサービスを提供しており、今後の日本におけるインターネット人口や、インターネット関連市場の規模等が順調に推移しない場合や、新しいビジネスモデル等への対応が遅れた場合には、当社グループ全体の業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは必要に応じて、人材の雇用、子会社及び関連会社の設立、投融資、事業提携等を積極的に行っていく方針であります。 過年度における当社グループの業績は、事業・子会社毎に毎期変動する傾向があり、市況の影響等を受ける場合もあり、当社グループの業績見通しの評価は過年度の経営成績に全面的に依拠することはできない面があります。そのため、業績見通しを公表している場合には、経営環境の変化等により実際の業績が公表した業績見通しと異なる可能性があります。なお、その場合には、速やかに業績見通しの修正を公表することとしております。 (ⅱ)会計基準の変更について 近年、会計基準に関する国際的なルール整備が進む中で、当社グループは基準の変更等に対して適切かつ迅速な対応を行ってまいりました。しかしながら、将来において会計基準や税制の大きな変更があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③  法的規制等について 当社グループの事業領域においては、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」、「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「消費者契約法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」、「資金決済に関する法律」、「食品衛生法」、「医療法」、「電気通信事業法」等の各種法令や、監督官庁・地方自治体の指針、ガイドライン等による規制を受けております。これらの法令の制定や改正、新たなガイドライン等や、自主規制ルールの策定または改定等が行われることにより、当社グループの事業が新たな制約を受け、または既存の規制が強化された場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。また、当社グループの運営するサービスにおいて、万が一違法行為が起きた場合には、当該違法行為によって被害・損失を被った第三者より、当社グループが損害賠償請求等の訴訟を提起される可能性があります。なお、音楽著作権につきましては、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)等の著作権管理団体や、原盤権等をはじめとした著作隣接権保有者に対する著作権使用料や許諾条件の変更または音楽著作権以外の新たな権利許諾等が必要となる場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ④ 内部管理体制について 当社グループは、グループ企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置づけ、多様な施策を実施しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 特定経営者への依存及び人材確保に係るリスクについて 当社グループは、人材採用及び人材育成を重要な経営課題と位置づけており、インターネットビジネス業界における優位性を確保すべく、人材採用と人材育成に関する各種施策を継続的に講じております。しかしながら、十分な人材確保が困難となった場合や、急激な人材採用によりグループの協業、連携体制の維持が困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、代表取締役を含む役員、幹部社員等の専門的な知識、技術、経験を有している役職員が、何らかの理由によって退任、退職し、後任者の採用が困難となった場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑥ 情報セキュリティ、通信ネットワーク及びシステムに係るリスクについて 当社グループは、当社グループのパートナー事業者と協力し、当社グループのサービス提供に必要なコンピューターネットワークをはじめとする情報セキュリティ等の強化を推進しております。しかし、コンピューターシステムの脆弱性、実施済みのセキュリティ対策の危殆化、マルウェア・コンピューターウイルス、コンピューターネットワークへの不正侵入、役職員・パートナー事業者の過誤、パートナー事業者が提供するクラウドサービス等の予期せぬ障害、サイバー攻撃、自然災害、アクセス増加等の一時的な過負荷等に基づき、重要データの漏洩、コンピュータープログラムの不正改ざん、システムダウン、当社グループのサービス提供の停止等の損害が発生する可能性があります。その結果、第三者からの損害賠償請求、当社グループの信用下落、収益機会の損失等により、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑦ 個人情報の管理に係るリスクについて 当社グループは、インターネット関連事業等を通じて取得した個人情報を保有しており、これらの個人情報の管理について、「個人情報の保護に関する法律」の規定に則って作成されたプライバシーポリシーを有し、その遵守に努めております。 しかし、コンピューターシステムの脆弱性、マルウェア・コンピューターウイルス、コンピューターネットワークへの不正侵入、役職員・パートナー事業者の過誤、サイバー攻撃、自然災害、アクセス増加等の一時的な過負荷等に基づき、個人情報が漏洩した場合や個人情報の収集過程で問題が生じた場合、また、昨今の個人情報の取り扱いに関する関心の高まりを受けて、当社グループに法的な責任はない場合でも、社会的・モラル的な観点から責任を問われる事態が生じた場合、当社グループへの損害賠償請求や信用の下落等により、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 また、欧州連合(EU)の「欧州連合一般データ保護規則」、米国カリフォルニア州の「California Consumer Privacy Act」など諸外国において個人情報保護法の改正が相次いで進んでいる状況ですが、これらの法規制の中には、情報漏洩やセキュリティの脆弱性がある場合に重大な制裁金を含む法的責任を課すものがあります。加えて、これらの法規制は、国、地域ごとに規制の内容や執行の状況も異なる可能性があり、特にまだ法規制の解釈及び運用が明確になっていない場合には、その解釈及び運用次第で当社グループの取扱い方針との間で差異が生じ、損害賠償や課徴金などの責任を問われることで、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑧ 知的財産権に係るリスクについて 当社グループは、インターネット業界における技術革新、知的財産権ビジネスの拡大等に伴い、知的財産権の保護に努めるとともに、当社グループの役職員による第三者の知的財産権の侵害が発生しないよう、啓蒙及び社内管理体制を強化しております。 しかしながら、第三者が保有する知的財産権の内容により、当社グループが第三者から知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受けた場合、解決までに多額の費用と時間がかかり、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑨ 生成AIをはじめとするAIに係わるリスクについて 当社グループは、インターネット広告事業をはじめ多岐にわたる領域において、生成AIを活用することにより業務効率の改善及び事業競争力の向上を目指しております。 当社グループでは、生成AIの利活用の機会の拡大及びリスク低減を図るため、全社的に生成AIの研修を実施し、生成AIを利用する際におけるガイドラインを策定及び見直しを行い、当社グループ全体でのガバナンス強化に努めております。 しかしながら、生成AIをはじめとするAI利用についての規制が強化された場合、生成AIを活用した業務効率の改善に支障が生じ、結果として競争力低下に伴う事業展開に影響を与える可能性があります。また、生成AIサービスに起因する事故により、当社グループで保有する営業秘密、プライバシーに関するデータなどが外部に漏洩した場合、当社グループへの損害賠償請求や信用の下落等により、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑩ 自然災害、気候変動等に係るリスクについて 地震や台風等の自然災害、気候変動に伴う異常気象、テロ攻撃、感染症の流行といった事象が発生した場合、当社グループの事業が大きな影響を受け、混乱状態に陥る可能性があります。当社グループは、こうした自然災害等が発生した場合には、適切かつ速やかに危機対策、復旧対応を行うよう努めておりますが、自然災害、コンピューターシステムの停止、停電や節電要請によるサービスの運営停止や開発遅延、社内インフラの停止、消失等の影響を完全に防止できる保証はなく、当該事象による営業活動への影響、ブランドイメージの毀損、物的、人的な損害等が発生する可能性があります。 当社グループは地球環境を保全し、持続可能な社会の実現に貢献するため、環境負荷の低減と事業活動の効率性の維持の両立に取り組んでいますが、低炭素社会への移行に伴う各種規制の拡大、炭素税の負担、低炭素技術を利用した機器への移行等により、財政状態への影響を受ける可能性があります。 さらに、当社グループの拠点及びコンピューターネットワークのインフラは、サービスによって一定の地域に集中しているため、同所で自然災害等が発生した場合には多大な損害を被る可能性があり、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 また、新型コロナウイルスをはじめとする未知の感染症拡大防止対応のために、スポーツ・イベント事業の興行実施が通常通り開催されない状態になること、及び、その他の事業において事業活動の制約や広告主による広告費用の削減等へ影響が出るなど、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑪ 今後の事業展開に伴うリスクについて 当社グループは、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンの元、インターネットユーザー及び広告主の両方向に接点を持ったビジネスモデルを特長とし、急激な成長・進化を遂げるインターネットビジネスの中で、当社ならではのスピードで常に新しい事業領域を創造し続けております。今後も、新たな事業の創出及び子会社、関連会社の設立、ならびに企業買収や海外展開等の方法によって、インターネット総合サービス企業として事業領域の拡大を図っていく方針であります。 しかしながら、これらを実現するためには、新規人材の採用・設備の増強・事業開発費の発生等の追加支出が見込まれ、これらの事業が安定的に収益を生み出すにはしばらく時間がかかることが予想されます。さらに、競合企業への優位性確保のため、価格競争の激化による収益性の低下・利用者獲得費用等の増大を伴う可能性があります。 また、海外へ事業展開を行っていく上で、各国の法令、規制、政治、社会情勢、為替変動、競合環境をはじめとした潜在的リスクに対処できないことも想定されます。従いまして、当社グループの方針どおりにビジネスが推移しない場合や、当社グループ管理体制が事業の拡大に追いつかず、子会社及び関連会社の内部管理体制に重大な不備が発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性とともに、グループ戦略再構築の可能性も出てまいります。 また、当社グループは、インターネットメディア事業等一般消費者を対象とするサービスを展開していること等から、当社グループにとって予期せず風評被害を受ける可能性があります。かかる場合には、当社グループのブランドイメージが毀損し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑫ インターネットメディア・サービス事業に係るリスクについて 「ABEMA」、ブログ、ソーシャルメディア、動画、音楽、デジタルデータ、情報サイト等、当社グループが取扱うインターネットメディア事業は、インターネットを通じてコンテンツやサービス、データ等を提供しております。新規コンテンツ等の開発、既存サービスの機能拡充、更なるノウハウの蓄積による運営の安定化等により、ユーザーの獲得・維持を図っていく方針であります。しかしながら、幅広いユーザーに支持される魅力あるコンテンツやサービスの提供等ができない場合や市場の伸び悩み・停滞・縮小等が生じた場合は、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 当社グループが取扱う、インターネットを通じたマッチングサービス事業は、安全対策ガイドライン「セーフティセンター」を設置する等、サービスの安心・安全な提供に努めております。しかしながら、ユーザーの拡大に伴う予期せぬ対応不備や、マッチングしたユーザー間でサービス内外でトラブル等が発生した場合、ユーザーからの信頼の喪失やブランドイメージの毀損により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、インターネットメディア事業及びゲーム事業は、各カード会社、各プラットフォーム事業者、各通信キャリア等との契約に基づきコンテンツやサービスを提供しておりますが、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」等の法規制や技術的な仕様の変更や、契約条件の変更、契約の解除やその他不測の事態が発生し、その対応が間に合わなかった場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑬ ゲーム事業に係るリスクについて 当社グループが取扱うゲーム事業は、主にインターネットを通じて提供しております。新規ゲームの開発、既存サービスの機能拡充、更なるノウハウの蓄積による運営の安定化等により、ユーザーの獲得・維持を図っていく方針であります。しかしながら、ユーザーの嗜好の多様化や移り変わりへの対応、魅力的と受け止められる新規コンテンツの提供、既存コンテンツの陳腐化の防止等を行いながら幅広いユーザーに長く支持される魅力あるコンテンツやサービスの提供等ができない場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 また、ゲームの開発や運営にあたり十分な人材の確保及び適切な育成が困難となった場合や、急激な人材採用によりグループ内での協業、連携体制の維持が困難となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社では、ソーシャルゲームの利用環境に関する市場の健全な発展、ユーザーによるソーシャルゲームの適正利用の推進等を図ることを目的として、業界団体と連携を取りながら様々な施策を実施しておりますが、これに伴うシステム対応や体制強化の遅延等が発生した場合や、想定外の事態が発生した場合は、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 なお、世界保健機関が過度なゲーム依存を国際疾病(ゲーム障害)として認定する等の状況の変化やそれに伴う対応が必要となった場合は、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑭ インターネット広告事業に係るリスクについて 当社グループが取扱うインターネット広告は、市場変化や景気動向の変動により広告主が広告費用を削減する等、景気動向の影響を受ける可能性があります。また、広告主の経営状態の悪化、広告の誤配信等により、広告代金の回収ができず、媒体社等に対する支払債務を負担する可能性があります。 また、インターネット広告事業は、取引形態の性質上、媒体社からの仕入れに依存しており、媒体社との取引が継続されず広告枠や広告商品の仕入れができなくなった場合、OS事業者によるCookie規制、欧州連合(EU)の「欧州連合一般データ保護規則」、米国カリフォルニア州の「California Consumer Privacy Act」等の国内外の個人情報に関する規制等を受けて取引条件・商材の仕様等が変更された場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。さらに、インターネット広告事業は、複数の競合会社が存在し、当社及び当社グループメディアの販売強化や営業提案力の強化等を積極的に取り組んでおりますが、顧客獲得のための価格競争の激化により収益性の低下等を招き、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、AI事業では、広告配信システムの開発や改善、機能の追加、AIを活用したクリエイティブの自動生成、データ分析やマーケティングの新たな手法の開発・導入等を積極的に行っておりますが、新たな技術や手法が出現した場合、競合企業への競争力が著しく低下する可能性があります。 また、AIを活用するにあたり、使用するデータ、活用の範囲、判断基準、決定にいたるアルゴリズムや成果物等については、偏向性や権利侵害性を回避したものである必要があることを理解したうえで慎重に進めていますが、それらの仕様・管理・判断が不十分なことにより、第三者の権利侵害等の問題が生じた場合には、損害賠償責任等の発生や、信頼喪失等によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 さらに、AI倫理に関する指針や法令・業界ガイドライン等による規制、スマートデバイスに搭載されるOSの提供者によるガイドライン・機能の変更、提供ブラウザーの仕様変更により、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 その他広告主、掲載媒体等が、当社グループが取扱う広告商品の利用にあたり、各種法令違反等の重大な事象を生じさせた場合、信用及びブランドイメージの低下等が生じる可能性があります。当社グループは、当社グループが取扱う広告の十分な審査体制や明確なルール等を構築及びその運用に努めており、デジタル広告の品質を認証する機関「一般社団法人 デジタル広告品質認証機構(通称:JICDAQ)」の認証基準を満たし業務を適切に行っている事業者に付与される「JICDAQ認証」を取得しています。それにもかかわらず、本リスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑮ 投資育成事業に係るリスクについて 投資先企業のうち、公開企業につきましては、株価動向によって評価益が減少または評価損が増加する可能性があり、投資先企業の今後の業績によっては、投資が回収できず、当社グループの損益に影響を与える可能性があります。 また、未公開企業につきましては、その将来性における不確定要素により業績が悪化し、当社グループの業績、財政状態及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑯ EC事業に係るリスクについて 当社グループはEC(電子商取引)事業を展開しており、関係法令を遵守し、商品管理体制や仕入先との契約締結を徹底しておりますが、商品に法令違反または瑕疵等があり、当該商品の安全性等に問題が生じた場合には、損害賠償責任等の発生や、信頼喪失等によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑰ スポーツ事業に係るリスクについて 当社グループは、スポーツ興行・イベント等の運営をはじめとするスポーツ事業を行っております。その興行の際には多数の観客が来場することから、必要な防止措置等を講じているものの事故等が発生する可能性があり、損害賠償責任等の発生や、信頼喪失等によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑱ M&A(企業買収等)に係るリスクについて 当社グループは、更なる成長を目指すため、「ABEMA」周辺事業への参入とその強化や、既存事業のリソース・ノウハウを活かせる事業など新たな事業領域への参入とその強化を通じた収益の多角化を重要視しており、そのための手法の一つとして、今後、M&A 等を含めた投融資を強化していきます。対象企業について事前に可能な限り詳細な審査を行い、十分にリスクを検討した上で、M&Aを進めてまいりますが、買収後に未認識債務の判明や偶発債務の発生等事前の調査で把握できなかった問題が生じること、買収後の事業の展開等が計画通りに進まないこと等が生じた場合には、当社グループの業績、財政状態及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。また、M&A等により、当社グループが行っていなかった新たな事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わることとなります。 ⑲ 飲食事業に係るリスクについて 当社グループは、飲食店の運営等を行っており、品質管理・衛生管理を徹底しておりますが、万一、何らかの事情により食品事故等が発生した場合には、損害賠償責任等の発生や、信頼喪失等によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑳ 不動産事業に係るリスクについて 当社グループは、不動産事業を行っておりますが、国内外の各種要因による景気変動やそれに伴う雇用環境等に影響を受けやすい傾向があり、オフィス等の開発の需要の減少や空室率の上昇、又は賃料の水準低下等が起きた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ㉑ ヘルスケア事業に係るリスクについて 当社グループは、オンラインでの診療や服薬指導のシステム事業を行っておりますが、市場の伸び悩み・停滞・縮小、ユーザー動向の変化等に適切な対応ができなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、システムの不具合や誤配送、医師・薬剤師とユーザー間でのトラブル等が起きた場合についても、損害賠償責任等の発生や、信頼喪失等によって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,198字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、2016年に開局した新しい未来のテレビ「ABEMA」を中心とした事業拡大を目指しております。昨今、日本のみならず世界においてメディアミックス戦略を中心としたIPビジネスが急成長しており、当社も「ABEMA」と親和性の高いIP事業の強化に取り組んでおります。 当連結会計年度は、メディア&IP事業が高い増収率を継続し、ゲーム事業において大型なヒットタイトルを創出するとともに、インターネット広告の市場成長を取り込み、売上高は874,030百万円(前年同期比9.1%増)と創業来28期増収を継続いたしました。また、メディア&IP事業が10年ぶりに黒字化をし、収益性の高いゲーム事業が大幅増益したことで、営業利益は71,702百万円(前年同期比78.9%増)、経常利益は71,743百万円(前年同期比80.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31,667百万円(前年同期比98.2%増)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。 ① メディア&IP事業 メディア&IP事業には、「ABEMA」、「WINTICKET」等が属しており、それらが重層的に売上を積み上げ、売上高は231,543百万円(前年同期比15.7%増)と好調に推移し、営業利益は前年同期比8,739百万円増の7,291百万円となり、新しい未来のテレビ「ABEMA」を開局後、10年ぶりに黒字化いたしました。 ② インターネット広告事業 インターネット広告事業には、インターネット広告事業本部、AI事業本部等が属しております。 下半期に大型顧客の離脱があったものの堅調に推移し、売上高は461,220百万円(前年同期比6.1%増)となりました。営業利益は、AIを活用した新規事業への投資等により17,602百万円(前年同期比14.0%減)となりました。 ③ ゲーム事業 ゲーム事業には、㈱Cygames、㈱アプリボット、㈱QualiArts、㈱Colorful Palette等が属しております。 当連結会計年度は、複数の新規ゲームタイトルの大型ヒットに恵まれたとともに海外展開が奏功し、売上高は216,710百万円(前年同期比10.6%増)となりました。営業利益は外部決済への移行効果等もあり60,063百万円(前年同期比96.5%増)となりました。 ④ 投資育成事業 投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、㈱サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は1,663百万円(前年同期比73.8%減)、営業損失は1,515百万円(前年同期間426百万円の営業利益)となりました。 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は557,162百万円(前連結会計年度末比40,475百万円の増加)となりました。これは、主に売上高の増加に伴う現金及び預金の増加によるものであります。 負債は281,481百万円(前連結会計年度末比15,299百万円の増加)となりました。これは、主に売上高の増加に伴う未払法人税等の増加によるものであります。 純資産は275,681百万円(前連結会計年度末比25,176百万円の増加)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。 自己資本比率は32.3%(前連結会計年度末比2.2ポイント増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて15,016百万円増加し、226,151百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは79,518百万円の増加(前年同期間は53,231百万円の増加)となりました。これは、主に利益の計上及び法人税等の支払によるものであります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは30,825百万円の減少(前年同期間は38,331百万円の減少)となりました。これは、主に固定資産の取得によるものであります。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは33,860百万円の減少(前年同期間は5,195百万円の減少)となりました。これは、主に転換社債型新株予約権付社債の償還によるものであります。 (3) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績及び受注実績 当社グループの事業内容は多岐にわたっており、受注生産形態をとらない事業も多いことから、セグメント別に生産の規模及び受注の規模を金額あるいは数量で示すことが馴染まないため、記載しておりません。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) メディア&IP事業   231,543   +15.7 インターネット広告事業   461,220   +6.1 ゲーム事業   216,710   +10.6 投資育成事業   1,663   △73.8 セグメント間取引   △37,107 合計   874,030   +9.1 (注)当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比は変更後のセグメント区分に組替えた数値によって算出しております。 ③ 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) メディア&IP事業   121,427   +6.7 インターネット広告事業   404,841   +6.5 ゲーム事業   57,576   +5.9 投資育成事業   592   △77.8 セグメント間取引   △28,777 合計   555,660   +6.5 (注)当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比は変更後のセグメント区分に組替えた数値によって算出しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 (2) 経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度における売上高は、メディア&IP事業が高い増収率を継続し、ゲーム事業において大型なヒットタイトルを創出するとともに、インターネット広告の市場成長を取り込み、874,030百万円(9.1%増加)と創業来28期増収を継続いたしました。営業利益は、メディア&IP事業が10年ぶりに黒字化をし、収益性の高いゲーム事業が大幅増益したことで、71,702百万円(78.9%増加)、経常利益は71,743百万円(80.6%増加)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、ソフトウェアの減損、税金費用及び非支配株主に帰属する当期純利益等の計上により31,667百万円(98.2%増加)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、226,151百万円となっております。 既存メディア&IP事業、インターネット広告事業及びゲーム事業の拡大に伴う運転資金、新しい未来のテレビ「ABEMA」への先行投資、投資育成事業における投資や新規事業、将来的なM&A等の可能性に備えております。 なお、当社グループは資金調達の機動性及び安定性の確保を目的として、複数の取引金融機関と当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しております。 (5) 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と認識しており、事業の成長、資本効率の改善等による中長期的な株主価値の向上とともに、配当を継続的に実施していきたいと考えております。現在、中長期の柱に育てるべく2016年9月期より新しい未来のテレビ「ABEMA」に先行投資をしており、投資期においても株主のみなさまに中長期でご支援いただけるよう2017年9月期より「DOE5%以上」を経営指標の目安としております。それに伴い2025年9月期の期末配当金を17円とし、経営指標の目安としている「DOE5%以上」を達成いたします。引き続き、ガバナンスを強化しながら、中長期で応援いただけるよう企業価値向上に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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