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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大井電気

Oi Electric Co.,Ltd.6822 · Standard · 電気機器

情報通信機器メーカー。官公庁・通信事業者向けに光伝送・監視システムを供給し、工事保守まで一貫対応。

概要

大井電気は、1950年1月に東京都品川区で搬送装置製造を目的に設立された情報通信機器メーカーである。現在は横浜市港北区に本社を置き、光伝送システムやスマートメーター向け通信機器の製造販売、およびネットワーク工事保守を二本柱とする。三菱電機を主要株主に持ち、連結子会社5社を含むグループで2026年3月期の売上高327億円、従業員944名を擁する。

情報通信機器製造販売とネットワーク工事保守の二軸

当社グループの事業は、情報通信機器製造販売とネットワーク工事保守の2セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高327億円のうち、情報通信機器製造販売が207億円(構成比63%)、ネットワーク工事保守が119億円(同37%)を占める。情報通信機器製造販売では、光多重伝送装置、IoT関連装置(スマートメーター通信機器)、監視制御装置を主力とする。ネットワーク工事保守では、通信設備や光ネットワークの工事・保守を提供する。両セグメント間でシナジーを図り、グループ全体の収益拡大を目指す。

5社の子会社が支えるグループ体制

当社グループは、大井電気(単体)と5社の連結子会社で構成される。情報通信機器製造販売セグメントでは、ソフトウェア開発を担うオオイテクノが製品に用いるソフトウェアを製造する。ネットワーク工事保守セグメントでは、日本フィールド・エンジニアリングと日本テクニカル・サービスが工事・保守を担当し、日本フィールド・エンジニアリングの一部業務は子会社のエヌ・エフ・サービスに委託される。また、クリエイト・オオイは本社施設の清掃や食堂業務など福利厚生サービスを提供する。各社が自立経営を基本としつつ、グループ内で連携する。

電力・通信キャリア向けに強みを持つ顧客基盤

当社グループの主要顧客は、電力会社、通信キャリア、官公庁、鉄道事業者など社会インフラを支える企業・組織である。情報通信機器製造販売では、電力会社向けスマートメーター通信機器で長年の実績を持ち、第2世代スマートメーターの導入開始に伴い需要が拡大している。また、通信キャリア向け光伝送装置では5Gインフラに関連する製品を供給する。ネットワーク工事保守では、防災・減災や国土強靭化に必要な通信インフラの敷設・整備を公共工事として受注する。2026年3月期の受注高は381億円、受注残高は265億円に達する。

2028年度に売上高404億円を掲げる中期経営計画

当社グループは2023年度から2025年度までの中期経営計画を策定し、最終年度の2025年度(2026年3月期)には計画を大幅に上回る実績を達成した。売上高は計画321億円に対し327億円、営業利益は計画11.8億円に対し17.7億円となった。この成功を受け、2026年度から2028年度を対象とする次期中期経営計画を策定し、2028年度の目標として売上高404億円(情報通信機器製造販売277億円、ネットワーク工事保守144億円)、営業利益21億円を掲げる。ROE10%以上の継続を資本コストに関する目標としており、収益性改善と成長投資を進める方針である。

業界の中での役割は情報通信機器メーカー・ネットワーク工事保守サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
327億円
営業利益
18億円
営業利益率
5.5%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
情報通信機器 製造販売207億円63.3%14億円6.8%
ネットワーク 工事保守120億円36.7%4億円3.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報通信主力

当社が光伝送システム、セキュリティ・監視システム、リモート計測・センシングシステム、無線応用システムの関連機器を製造販売している。子会社のオオイテクノはソフトウェアの開発・販売を担い、製品に組み込むソフトウェアも製造している。

主な製品・サービス4
光伝送システム
光ファイバーを用いた高速・大容量のデータ伝送を実現するシステム。通信事業者や企業向けに供給。
セキュリティ・監視システム
防犯・監視用途のカメラやセンサーを含むシステム。公共施設や商業施設などで使用。
リモート計測・センシングシステム
遠隔地のデータを計測・収集するシステム。インフラ監視や環境計測などに利用。
無線応用システム
無線技術を応用した通信・監視システム。各種産業用途に供給。

02ネットワーク工事保守準主力

主に日本フィールド・エンジニアリングと日本テクニカル・サービスが通信設備、光ネットワーク、CATV等の工事及び保守を行っている。一部工事はエヌ・エフ・サービスに委託している。

03その他その他

本社・製作所の清掃、食堂業務、福利厚生業務などをクリエイト・オオイに委託している。

製品と技術

通信キャリア向け光多重伝送装置

大井電気の光多重伝送装置は、通信キャリア向けに光ファイバーを用いた高速大容量通信を実現する製品である。5Gインフラの整備に伴い需要が増加し、2026年3月期の同事業の売上は前年同期比で増加した。当社は光波長多重伝送技術において実績を持ち、情報利活用の多様化・高度化に対応した高速化・高度化を進めている。データセンター投資の拡大やクラウドサービスの高度化を背景に、今後も需要の拡大が見込まれる。

スマートメーター向けIoT関連装置

IoT関連装置事業では、主に電力会社向けスマートメーターに搭載する通信機器を手がける。第2世代スマートメーターの導入が2025年度から始まり、当社は黎明期からこの分野に参入し、実績とノウハウを蓄積してきた。2026年3月期には同事業の売上が大幅に増加し、ガス・水道向けスマートメーター関連事業への参入拡大も進めている。これらの製品は、遠隔検針や需給管理を可能にし、社会インフラのデジタル化に貢献する。

監視制御装置とセキュリティ・監視システム

監視制御装置事業では、電力・社会インフラ分野向けに設備の監視や制御を行うシステムを提供する。2026年3月期の売上は前年度並みで推移したが、設備更新需要を背景に堅調である。また、セキュリティ・監視システムは、河川監視や防災向けなどに利用される。リモート計測・センシングシステムとともに、社会インフラの安全・安定運用を支える製品群である。

ネットワーク工事保守の一気通貫サービス

ネットワーク工事保守セグメントでは、通信設備、光ネットワーク、CATV等の工事及び保守を提供する。日本フィールド・エンジニアリングと日本テクニカル・サービスが主力であり、品質調査から設計、工事、保守までを一気通貫で行う体制を強みとする。2026年3月期の売上高は119億円で、電力会社向け工事の増加など一部が伸びた一方、通信線路工事では顧客の投資時期見直しにより減少した。5G基地局設置拡大の一巡を受け、防災・減災分野の公共工事へのシフトを進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

電気機器の時価総額近傍。太字が大井電気

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16619ダブル・スコープ89億円
26513オリジン85億円
36518三相電機82億円14.1倍
46899ASTI81億円10.4倍
56897ツインバード77億円
66822大井電気73億円4.8倍
76863ニレコ72億円15.1倍
86907ジオマテック71億円9.6倍
96772東京コスモス電機71億円250.5倍
106654不二電機工業69億円24.8倍
116658シライ電子工業68億円5.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

搬送装置メーカーとして創業し三菱電機の資本参加を受けた1950年代

1950年1月、搬送装置を中心とする通信機器の製造販売を目的として、東京都品川区に大井電気株式会社が設立された。資本金50万円での出発である。1961年1月の増資時に三菱電機が株式を取得し、以降同社が主要株主となった。1960年5月には現在の本社所在地である横浜市港北区に移転し、事業基盤を固めた。創業初期から通信機器の製造に特化し、後の事業拡大の土台を築いた。

ポケットベル開発と子会社設立で事業を多角化した1960~80年代

1963年4月、大井電気はポケットベルを開発し、移動体通信分野に参入した。同年2月には機器メンテナンスを行う日本フィールド・エンジニアリングを設立し、ネットワーク工事保守事業の基盤を築いた。1966年4月には据付工事やメンテナンスを担う日本テクニカル・サービスを、1967年1月には機器生産子会社の大井電子(現水沢製作所)を設立。1986年4月にはソフトウェア業務を行うオオイテクノを設立し、グループ体制を整備した。1987年8月には国内テレメッセージ各社に公衆用ポケットベルを納入開始し、事業を拡大した。

全国展開と研究開発拠点の整備が進んだ1980~90年代

1982年7月の福岡営業所(現九州支社)開設を皮切りに、1984年札幌、1989年大阪・仙台・名古屋、1993年広島と全国に営業拠点を設置した。1989年10月には子会社大井電子を合併し、生産体制を強化。1990年3月には資本金15億77百万円に増資し、同年4月には仙台研究開発センターを新設した。1987年5月には本社工場内に研究開発棟を増設し、技術開発に注力した。この時期に販売網と研究開発の両面で体制を整えた。

株式公開と市場区分の変遷を経た1995年以降

1995年8月、日本証券業協会の店頭登録銘柄として売買が開始され、資本金27億8百万円に増資した。その後2004年12月にジャスダック証券取引所に上場、2010年4月に大阪証券取引所JASDAQに移行。2013年7月の東証・大証統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。資本市場での資金調達を通じて成長を支えた。

スマートメーター関連事業の急成長が業績を牽引した近年

2025年度より電力会社で第2世代スマートメーターの導入が開始され、大井電気は黎明期から蓄積した通信機器の製造・販売ノウハウを活かして関連事業を拡大した。2026年3月期の情報通信機器製造販売セグメントの売上高は207億円と前期比23%増加し、グループ全体の売上高も327億円と過去最高を更新した。営業利益は17.7億円に達し、中期経営計画の目標を大幅に上回った。また、水道分野向けスマートメーター関連事業への参入拡大も進めている。

年表27件を開く

1950年代

  • 1950年1月創業搬送装置を中心とする通信機器の製造販売を目的として、東京都品川区に大井電気株式会社を設立(資本金50万円)

1960年代

  • 1960年5月横浜市港北区(現本社)に移転
  • 1961年1月増資時、三菱電機㈱が当社株式を取得
  • 1963年2月機器のメンテナンス業務を行う日本フィールド・エンジニアリング㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1963年4月ポケットベルを開発
  • 1966年4月機器の据付工事及びメンテナンス業務を行う日本テクニカル・サービス㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1967年1月機器生産を行う子会社大井電子㈱(現水沢製作所)を設立

1980年代

  • 1982年7月福岡市に福岡営業所(現九州支社)を開設
  • 1984年5月札幌市に札幌営業所(現北海道支社)を開設
  • 1986年4月ソフトウエア業務を行うオオイテクノ㈱(現・連結子会社)を設立
  • 1987年5月本社工場内に研究開発棟を増設
  • 1987年8月国内各テレメッセージ会社に公衆用ポケットベルを納入開始
  • 1988年12月資本金1,130百万円に増資
  • 1989年4月大阪府吹田市に大阪支社を、仙台市に仙台営業所(現東北支社)を開設
  • 1989年8月名古屋市に名古屋支社を開設(2024年5月閉鎖)
  • 1989年10月M&A子会社大井電子㈱を合併

1990年代

  • 1990年3月資本金1,577百万円に増資
  • 1990年4月仙台市に仙台研究開発センターを新設
  • 1993年6月広島市に広島営業所(現広島支社)を開設
  • 1995年7月日本フィールド・エンジニアリング㈱の子会社として㈱エヌ・エフ・サービス(現・連結子会社)を設立
  • 1995年8月日本証券業協会店頭登録銘柄として売買開始、資本金2,708百万円に増資
  • 1996年7月品質保証の国際規格「ISO9001」を取得
  • 1998年11月環境マネジメントの国際規格「ISO14001」を取得

2000年代

  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで404億円
  • 営業利益2028年度まで21億円
  • ROE2028年度まで10%以上
  • 純利益率2028年度まで5.2%
  • PBR2028年度まで1.0倍

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    スマートメーター通信機器シェア拡大

    第2世代スマートメーター向け通信機器の製造販売で実績とノウハウを活かし、シェア拡大を目指す。ガス・水道向けスマートメーター関連事業への参入も拡大する。

  2. 02

    社会インフラ向け通信機器高度化

    電力・鉄道・官公庁・通信キャリア向け情報通信機器で、5Gインフラ向け光波長多重伝送装置の実績を基に高速化・高度化を進め、関連市場の需要開拓と顧客開拓を行う。

  3. 03

    ソフトウェア開発事業への挑戦

    情報通信機器の製造販売に加え、機器を利活用したサービスに対応するソフトウェア開発事業に積極的に取り組む。

  4. 04

    ネットワーク工事保守の領域拡大

    防災・減災・国土強靭化の公共工事を中心とした事業への参入拡大、新規顧客開拓、ネットワーク機器販売を伴う工事案件獲得に取り組む。品質調査から設計・工事・保守までの一気通貫体制を整備する。

  5. 05

    グループシナジーによる収益拡大

    各社の自立経営を基本としつつ、グループ会社間でのシナジーを発揮し、全体の事業規模と利益拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で944人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は725万円で、9期前と比べて+10.3%平均年齢は47.1歳、平均勤続年数は20.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,024
2018年3月1,019
2019年3月65845.822.61,010
2020年3月63945.622.31,019
2021年3月67546.122.81,019
2022年3月64846.122.71,021
2023年3月60445.722.01,004
2024年3月56246.721.5983
2025年3月62346.920.9948158
2026年3月72547.120.8944191

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
水沢製作所 — 岩手県奥州市2,172百万円
情報通信機器製造販売
本社 — 東京都品川区385百万円
ネットワーク工事保守
本社 — 横浜市港北区302百万円
情報通信機器製造販売
東京支社(東京都板橋区)他8支社277百万円
ネットワーク工事保守
北関東支社(埼玉県桶川市)他2支社266百万円
ネットワーク工事保守
本社 — 東京都世田谷区9百万円
ネットワーク工事保守
仙台研究開発センター — 仙台市青葉区8百万円
情報通信機器製造販売
大阪支社(大阪府吹田市)他4支社2百万円
情報通信機器製造販売
本社 — 横浜市港北区1百万円
情報通信機器製造販売
札幌営業所(札幌市東区)他3営業所0百万円
ネットワーク工事保守
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本フィールド・エンジニアリング㈱(注)3、4
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権53.2%
  • 国内
    日本テクニカル・サービス㈱
    東京都世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オオイテクノ㈱(注)2
    横浜市港北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エヌ・エフ・サービス(注)2
    東京都板橋区 · 連結子会社
    議決権53.2%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【海上保安庁 特機1134】灯火監視装置(KUD-1C)72式ほか5点買入
    海上保安庁 · 2025-06-26
    1.4億円
  • 調達
    監視中継装置6式ほか5点買入
    海上保安庁 · 2023-08-10
    1.3億円
  • 調達
    特定小電力型監視装置(KUD-2C)82式ほか5点買入
    海上保安庁 · 2024-07-12
    1.2億円
  • 調達
    監視中継装置9式ほか8点製造
    海上保安庁 · 2022-08-09
    9,158万円
  • 調達
    監視中継装置19式ほか5点製造
    海上保安庁 · 2019-08-23
    6,999万円
  • 調達
    灯火監視装置(KUD-1C)58式ほか3点買入
    海上保安庁 · 2026-03-06
    6,523万円
  • 調達
    監視中継装置20式ほか5点製造
    海上保安庁 · 2018-08-31
    5,277万円
  • 調達
    灯火監視装置(KUDー1C)48式ほか5点買入
    海上保安庁 · 2026-04-07
    4,989万円
  • 調達
    灯火監視装置52式ほか2点製造
    海上保安庁 · 2019-07-24
    3,376万円
  • 調達
    灯火監視装置48式ほか2点製造
    海上保安庁 · 2018-08-09
    3,168万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は327億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.8%、利益が+20.0%。

売上高
+12.8%
327億円
営業利益
+20.0%
18億円
純利益
+40.0%
14億円
営業利益率
5.5%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高402億円327億円
営業利益16億円18億円
純利益26億円14億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は68億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+70.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q885
2024年1Q40−8−20.0−7
2024年2Q6246.53
2024年3Q6534.63
2024年4Q1149
2025年2Q10800.0−1
2025年4Q182158.211
2026年2Q11821.72
2026年4Q209167.712
2027年1Q68−2−2.9−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は246億円から327億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。売上は3期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月24687
2014年3月23033
2015年3月25351
2016年3月3262313
2017年3月26141
2018年3月2382−1
2019年3月226−15−28
2020年3月25365
2021年3月29441
2022年3月247−8−10
2023年3月229−4−8
2024年3月28188
2025年3月29015145.210
2026年3月32718165.514

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高327億円のうち、営業利益として残るのは18億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.1%262億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.4%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.1pt
17.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は44億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1−3−1−439
2014年3月5−1−1442
2015年3月14−10−1445
2016年3月17−111662
2017年3月−7−2−5−947
2018年3月−3−5−1−838
2019年3月−22−4034
2020年3月−20−313−2323
2021年3月−11−624−1730
2022年3月−11−1127−2235
2023年3月−15−34−1821
2024年3月16−3−61329
2025年3月28−5−132339
2026年3月17−10−2744

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は283億円。このうち返さなくてよい自己資本が110億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2011069545.8
2014年3月1931009344.7
2015年3月2059311240.5
2016年3月23410213241.0
2017年3月191989348.7
2018年3月1931009347.3
2019年3月171729936.1
2020年3月2027712532.6
2021年3月2248513931.9
2022年3月2187414427.7
2023年3月2166615023.6
2024年3月2398015926.5
2025年3月2368914829.8
2026年3月28311017331.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
46億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
173億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中209位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.1%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.8%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.8%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,980で、1年前と比べて+32.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥4,980-0.4%1ヶ月+2.7%1年+32.3%時価総額73億円
過去52週の値幅
安値¥3,380高値¥6,370

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.8倍
PER (会社予想)2.6倍
PBR0.76倍
配当利回り1.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で3.5%下落しているが、8月19日は5.86%上昇して5240円となった。25日線は5109.8円で上回っており、短期の上昇トレンドに転じつつある。52週高値6370円には届かず、年初来上昇率は46.68%と堅調。出来高は8月19日に8万6900株と急増し、資金が流入。RSIは45.15と中立圏で、まだ上昇余地がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 5.16倍は同業平均28.27倍を大きく下回り、PBR 0.79倍は同業平均2.11倍を大幅に下回る割安水準。ROE 17.1%と高収益だが、配当利回り1.28%は同業平均1.88%を下回り、配当性向7.6%と低く株主還元に課題。割安だが配当は伸び悩み。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.8倍30.8倍
PER (予想)2.6倍
PBR0.76倍2.58倍
ROE17.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収ながら営業利益率5.17%と低水準。2026年3月期は売上高327億円(前期比+12.8%)、営業利益率5.5%と緩やかな改善見通し。強気派は、5G関連投資や官需の拡大を追い風に、収益改善サイクル入りと評価。弱気派は、営業利益率が5%台と低く、利益率改善ペースが鈍い点を問題視。PER5倍台の低評価は成長への疑念を反映している可能性がある。

プラスに働く材料3
  • 増収基調の継続

    24年3月期281億→25年3月期290億→26年3月期327億と拡大

  • 5G関連需要

    通信キャリアの基地局投資が継続、受注増加期待

  • 低PERの割安感

    PER5.2倍、利益成長が続けばバリュエーション修正余地

マイナスに働く材料3
  • 低い利益率

    営業利益率5%台、依然として収益性改善が不十分

  • 競争激化

    通信機器市場は価格競争が厳しく、売上拡大のわりに利益が伸びない

  • 業績変動リスク

    2023年3月期は営業損失、官需・キャリア投資に依存

次の決算で確かめる点
受注高
今後の売上高の先行指標、特に通信キャリア向け
営業利益率
改善がなければ真の成長とは言えない
営業キャッシュフロー
過去の損失からの回復と投資余力を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは1.61%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
1.61%
いまの株価に対して
配当性向
7.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10085.8
2018年3月50−50.0
2020年3月100100.015.1
2021年3月60−40.025.0
2026年3月7016.77.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,135人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.8%を占め、残る73.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.256.653.658.164.263.9
事業法人23.923.923.823.323.223.6
自己株式11.811.611.511.410.59.0
証券会社3.42.22.07.58.58.7
金融機関4.43.33.33.33.33.3
外国法人10.214.017.47.70.60.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱電機株式会社16.80
02石田 甲5.58
03株式会社SBI証券3.47
04島根 良明3.27
05大井電気従業員持株会2.79
06KMマネジメント株式会社2.72
07三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.04
08楽天証券株式会社1.77
09河邨 研一1.77
10大和証券株式会社1.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-25
    三菱電機株式会社
    新規の大量保有報告
    4.99%
    -11.83pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1983%、1株純資産は14期で+977%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月506258.23.811.3
2014年3月195883.210.212.5
2015年3月885,6651.537.412.2
2016年3月9106,54114.94.28.4
2017年3月987,2321.531.285.8
2018年3月−907,091−1.3
2019年3月−2,1574,799−36.3
2020年3月4065,1108.26.315.1
2021年3月1085,5232.024.425.0
2022年3月−7884,639−15.5
2023年3月−6243,917−14.6
2024年3月5834,86013.33.2
2025年3月8015,36415.73.5
2026年3月1,0336,73517.14.77.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石田甲取締役社長 代表取締役6382,000
岡本和久常務取締役596,000
仁井克己取締役644,000
佐藤啓之取締役622,000
千葉浩勝取締役601,000
芹田圭司取締役(監査等委員)611,000
安井宏樹取締役(監査等委員)612,000
本村健取締役(監査等委員)563,000
藤井正人652,000
杉本武史64
三浦繁樹55
鈴木康治取締役59
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
藤木武博取締役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6425176411
社外取締役21413189
取締役(社内)21012126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容959字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と子会社5社の計6社で構成されております。 当社グループは、情報通信機器の製造販売及びネットワーク工事保守を主な事業内容としており、当社及び当社の関係会社がそれぞれ独立した経営単位として、事業活動を展開しております。 事業内容及び当社グループの当該事業に係る位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、事業区分([その他]を除く)は、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントと同一であります。 [情報通信機器製造販売] 情報通信機器製造販売については、当社が光伝送システム、セキュリティ・監視システム、リモート計測・センシングシステム、無線応用システムの関連機器を製造販売しております。 また、オオイテクノ㈱は、関連機器のソフトウエアの製造販売をするほか、当社製品に用いるソフトウエアの製造を受託しております。 [ネットワーク工事保守] ネットワーク工事保守については、主に日本フィールド・エンジニアリング㈱、日本テクニカル・サービス㈱で通信設備、光ネットワーク、CATV等の工事及び保守を行っており、日本フィールド・エンジニアリング㈱の工事及び保守の一部については、㈱エヌ・エフ・サービスに委託しております。 [その他] 当社の本社及び製作所の清掃並びに食堂業務等、会社施設周りのサービス業務や当社従業員に対する福利厚生業務の一部を㈱クリエイト・オオイに委託しております。 事業内容と当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは以下のとおりであります。 事業区分   主要製品ほか   主要な会社 情報通信機器製造販売   光伝送システム、セキュリティ・監視システム、リモート計測・センシングシステム、無線応用システムの関連機器   当社、オオイテクノ㈱ ネットワーク工事保守   通信設備、光ネットワーク、CATV等の工事及び保守   日本フィールド・エンジニアリング㈱、日本テクニカル・サービス㈱、㈱エヌ・エフ・サービス その他   食堂業務、ビル管理等   ㈱クリエイト・オオイ 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,736字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「豊かな自然環境の保護・存続を使命とし、技術革新に努め、生産活動を通じて、広く社会に貢献する。」という経営理念の下、社会インフラ向けの情報通信機器及び関連サービスを提供する企業グループとして、社会の安定・発展に貢献し、企業価値の向上を目指すことで、持続的成長を遂げてまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、大井電気㈱及びオオイテクノ㈱が主に情報通信機器製造販売事業を、日本フィールド・エンジニアリング㈱及び日本テクニカル・サービス㈱が主にネットワーク工事保守事業を営んでおります。各社の自立経営を基本としつつ、グループ会社間でのシナジーを発揮することで、グループ全体での事業規模・利益拡大を図ってまいります。 各セグメントの経営戦略は以下のとおりです。 (情報通信機器製造販売) 情報通信機器製造販売事業においては、2025年度より電力会社において第2世代スマートメーターの導入が開始されたことから、今後も関連事業の拡大が見込まれます。当社は、スマートメーター導入の黎明期より通信機能の製造及び販売を行ってきた実績とノウハウを有しており、第2世代スマートメーターにおいてもその経験を活かして、関連事業の更なるシェア拡大を目指すとともに、ガス・水道向けスマートメーター関連事業への参入拡大に取り組んでまいります。また、基幹事業である電力・鉄道・官公庁・通信キャリア等の社会インフラ向け情報通信機器については、5G用インフラ等に向けた光波長多重伝送装置事業における実績と経験をもとに、情報利活用の多様化・高度化による需要拡大に対応した情報伝送速度の高速化・高度化や関連周辺市場の需要開拓、顧客開拓を進めてまいります。 これらの事業に加えて、情報通信機器の製造販売のみならず、情報通信機器を利活用することによって実現するサービスに対応したソフトウェア開発事業に果敢に挑戦してまいります。 (ネットワーク工事保守) ネットワーク工事保守事業においては、5G基地局の設置拡大が一巡したことで減少が見込まれることから、実績とノウハウを有する防災・減災・国土強靭化に必要な通信インフラの敷設・整備等の公共工事を中心とした事業への参入拡大や新規顧客の開拓、ネットワーク機器販売を伴う工事案件の獲得に取り組んでまいります。安全確保を前提に、既存事業の着実な展開に加え、品質調査から設計・工事・保守までを一気通貫に行える技術・要員・体制の整備をさらに進め、事業領域の拡大・利益成長に取組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 ① 大井電気グループ中期経営計画<2023-2025>の2025年度の達成状況について 当社グループは、「独自の技術力をもって世の中に貢献する」を中期経営計画のビジョンとし、社会インフラを支える情報通信の分野で、独自の技術力をもって特長のある製品やサービスによって価値を提供し続けることを通し、成長に向けた経営基盤を確立することを中期経営計画の基本方針としております。 この基本方針のもと、情報通信機器製造販売セグメントにつきましては、多様化するお客様ニーズへの着実な対応や生産体制の最適化による生産性向上といった取組みによる現行主力製品群の強化と、2025年度以降の市場拡大が見込まれる第2世代スマートメーター向け通信機器事業を2つの事業を柱とした収益力強化を実現してまいります。ネットワーク工事保守セグメントにつきましては、5Gのインフラ整備に向け基地局工事の増加が見込まれる中で、多種多様な設備の調査・設計から施工、保守まで一気通貫で実施することにより、安定成長を実現してまいります。 計画最終年度となる2025年度については、売上高計画321億円に対し、実績327億9百万円、営業利益計画11億80百万円に対し、実績17億71百万円と計画を大幅に上回る達成となりました。これは主に情報通信機器製造販売事業において、電力スマートメーター向け通信機器を中心としたIoT関連装置事業の売上が増加したこと、また各セグメントにおいて価格の見直しやコスト削減等が進捗した結果であります。 大井電気グループ中期経営計画<2023-2025> 計画数値及び実績 単位:百万円 2023年度計画 (当初)   2024年度計画 (当初)   2024年度計画 (修正)   2025年度計画 (当初)   2025年度計画 (修正) 売上高   26,400   27,700   27,000   29,000   32,100 営業利益   500   770   550   1,000   1,180 売上高実績   28,117   -   29,046   -   32,709 営業利益実績   919   -   1,484   -   1,771 ② 大井電気グループ中期経営計画<2026-2028>について 当社グループは、2026年度から2028年度を、収益性改善と成長投資の実行により、2035年度に向けた持続的成長の基盤を固める3年間と位置付け、既存事業の収益力強化、成長領域への投資、人材育成の強化を通じて、資本コストを上回る収益性と中長期的な利益成長の両立を目指すことを、大井電気グループ中期経営計画<2026-2028>の基本方針としております。 本計画の最終年度である2028年度の業績目標は、売上高404億円(情報通信機器製造販売:277億円、ネットワーク工事保守:144億円)、営業利益21億円(情報通信機器製造販売:16億円、ネットワーク工事保守:5億円)を計画しております。 資本コストに関する取組みとしましては、ROE10%以上の継続的な達成を目標として、計画最終年度である2028年度の純利益率5.2%、本計画期間中の総資産回転率1.26回の水準維持に取り組んでまいります。あわせて、収益力の向上、資本効率を意識した経営及び株式市場との対話強化を通じて、本計画期間内にPBR1.0倍の達成を目指してまいります。 (4) 経営環境 当社グループの属する情報通信機器業界は、第5世代移動通信システム(5G)ネットワーク構築に向けた設備投資需要は一段落を迎えたものの、これを活用したサービスの普及によるトラフィックの増大、データセンター需要の拡大に伴う大容量・高速化、防災・減災システムの需要等により、ネットワーク設備の増強が進んで、全体としては、今後も緩やかに需要が拡大するものと見込んでおります。このような状況に加え、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)投資のさらなる進展や、ITを活用した設備投資、地球温暖化等の環境課題、労働人口の減少等の社会課題の解決を通じたSDGsの達成に向けたデジタル技術の活用が進展することが期待され、当社の参入の機会が見込まれます。 一方で情報通信技術の発展に伴う技術の更なる高度化、情報通信機器のコモディティ化が進展しており、これに対応するためには技術力及び製品付加価値の継続的な向上が必須であります。通信機器・通信インフラの提供のみに留まらず、通信の高速大容量化、高付加価値化(低遅延、多数同時接続、低消費電力、低コスト等)需要に応えるとともに、AIによるデータの処理、蓄積した情報とクラウドサービスを組み合わせたサービスやソリューションの提供といったサービス面での付加価値向上に挑戦することが求められております。加えて、物価や為替相場の影響によるエネルギー・原材料価格の高騰等により、今後も部材調達コストを中心とする製造コストの高止まりが想定されます。 当社グループといたしましては、こうした環境変化に対応して、安定的な収益基盤の構築を図り、成長分野に向け、引続き以下の具体的施策の展開を推進してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 経営体質の強化 当社グループは、電力会社・官公庁等の事業の関係から下半期に売上計上が集中し、また、顧客の調達方針の変化等が業績に与える影響も大きいことから、収益規模変動に柔軟に対応できる経営体質を確保してまいります。具体的には、生産性向上の推進や事業性を吟味した設備投資、原価低減に資する生産・調達方式の検討・実践、そのために必要な資金調達手段の確保等に取組んでまいります。また、製造コストの高止まりへの対応として、調達レジリエンスの強化や販売価格への転嫁を継続し推進してまいります。 ② 企業価値向上に向けた取組み コア技術や将来方向を見据えた人的資源の配置と人材育成に努めるとともに、コンプライアンス、環境等の社会的責任課題に対して、全体最適の観点から企業価値向上に取組んでまいります。
事業等のリスク2,774字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 一部顧客への依存 当社グループ事業は電力や通信キャリア関連の一部の顧客への依存度が高く、顧客ニーズの把握、収集が充分できず、魅力ある製品やサービスを提供できない場合は、将来の成長と収益性を低下させ、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、大規模自然災害の発生や重大な社会情勢の変化等に伴う顧客の設備投資計画の見直し等によっては、当社グループの財政状態及び業績に多大な悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業拡大 当社グループは、AI活用等のインターネット利用拡大によるデータトラヒックの増大、IoTデバイスの急速な普及等に対応した新たな製品や工事・保守受託業務を含めたシステム提案等の展開により、事業規模を拡大していく方針ですが、以下のようなリスクが含まれています。 ① 当社グループが、情報通信機器やインターネット市場等の動向の急激な変化を正確に予測できるとは限らず、開発した製品の販売が必ず成功するとの保証はありません。事業の戦略的提携先やOEM供給先の業績不振や戦略変更等によってもその影響を受けることがあり、計画どおりの収益規模が確保できなくなる場合があります。 また、与信管理には十分留意をしておりますが、売掛債権の回収リスクが生じ、当社グループの財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報通信機器市場は、当社グループ以外にもメーカーや商社等多くの企業が参入してきており、その一部は当社グループよりも多くの経営資源を有しております。こうした競合先が同種の製品・サービス等をより低価格で提供すること等によっては、当社製品・サービスが必ず差別化できるという保証はありません。その場合は、計画どおりの収益をあげることができない可能性があります。 ③ 情報通信機器市場は技術の急激な進歩と市場のニーズの変化により、製品開発中に新技術の出現や規格が変更され当社グループ製品が市場投入前から陳腐化する可能性があります。 また、市場の急激な変動によっては、開発製品の投入遅れやサービス対応要員の不足が生じないという保証はなく、需要に対応できず市場でのシェア拡大の機会を逃してしまう可能性があります。 (3) 製品・サービスの品質と責任について 当社グループが販売する製品や提供するサービスは、その一部を外部の会社に委託する場合を含め、製品やサービスの品質管理については品質保証の専任部署を設置し、取引先に対して品質が維持できるように努めております。しかし、提供した全ての製品やサービスに欠陥が発生しないという保証はありません。不測の事態で大規模な欠陥等の問題が発生した場合には、当社グループとして、そのことによって生じた損害の責任を負う可能性があります。 (4) 資金調達に関するリスク 当社グループは主に金融機関から資金の調達を行っておりますが、金融機関の方針変更等により資金調達が不十分あるいは不調に終わった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 為替相場の変動リスク 当社は部材の一部を輸入調達しており、為替相場変動による価格変動リスクを有しております。当社では、為替相場変動リスクを軽減するため、適切なタイミングで為替レートをもとに原価を見積もる等の対応をしておりますが、著しい為替の変動があった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 退職給付債務 当社の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率で算出されます。 実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合は、その影響額が累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。また、今後の割引率の低下や運用利回りの変化により、退職給付費用が増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 自然災害等の突発性事象の発生リスク 当社グループは、大規模な地震等の自然災害、火災、戦争、テロ及び暴動等が発生した場合は、当社グループや仕入先、顧客の主要設備への損害等により、生産活動や資材調達等に支障が生じ、また、これらの災害等が政治不安又は経済不安を引き起こすことにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響をもたらす可能性があります。 (8) 繰延税金資産 繰延税金資産の回収可能性は、将来収益力に基づく課税所得によって判断しております。当連結会計年度における繰延税金資産については十分な回収可能性があると判断しておりますが、経営成績等により、その回収可能性に見直しが必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 工事損失の発生に関するリスク 手持ち受注工事のうち、損失の発生が見込まれ、かつ金額を合理的に見積もることのできる受注工事について、損失見積り額を工事損失引当金として計上することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 部材調達について 当社グループは、半導体を含む多くの部材を外部から調達しておりますが、サプライチェーンの乱れや原材料価格の高騰等により、部材の調達に支障をきたした場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 固定資産の減損に係る会計基準の適用について 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。当該基準適用に伴い、資産価値の下落及び経営環境の著しい悪化等により収益性が低下した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 棚卸資産の評価に関するリスク 当社グループは、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しております。市場環境が悪化して正味売却価額が著しく下落した場合、保有期間が長期にわたる棚卸資産の今後の使用状況や廃棄処分の状況に変化が生じた場合、営業循環から外れた過剰在庫の処分見込みや使用見込みに変化が生じた場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,764字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や設備投資に持ち直しの動きがみられた一方で、物価上昇、為替動向、原材料価格の高止まり等により、先行き不透明な状況が続きました。 当社グループを取り巻く市場環境においては、生成AIの急速な普及やクラウドサービスの高度化、企業におけるDX投資の進展等を背景として、情報処理量及び通信トラフィックの増加が継続しております。これに伴い、データセンター投資の拡大やネットワークの大容量化・高速化への対応に加え、電力・防災分野におけるデジタル技術活用に係る需要が継続いたしました。 このような状況のもと、当社グループは、2025年度を最終年度とする中期経営計画に基づき、収益力の強化、原価改善、調達体制の強化及び人材育成等の施策に取り組んでまいりました。当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ46億46百万円増加し、282億96百万円となりました。これは主に、光多重伝送装置及びスマートメーター関連機器の需要拡大に伴う売掛金及び棚卸資産の増加によるものです。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ25億46百万円増加し、173億8百万円となりました。これは主に、事業規模の拡大に伴う仕入債務の増加によるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億99百万円増加し、109億88百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益13億72百万円の計上によるものであります。 ロ.経営成績 当社の当連結会計年度の売上高につきましては、情報通信機器製造販売が増加した結果、327億9百万円(前年同期比12.6%増)となりました。 損益につきましては、情報通信機器製造販売において、売上高増加に伴う利益の増加があったことにより、営業利益は17億71百万円(前年同期比19.4%増)、経常利益は16億27百万円(前年同期比13.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13億72百万円(前年同期比30.7%増)となりました。 以下、セグメントの概況をご報告いたします。 〔情報通信機器製造販売〕 光多重伝送装置事業及びIoT関連装置事業がともに伸長し、売上高は207億30百万円(前年同期比23.3%増)となりました。セグメント利益は、売上高の増加により、13億67百万円の利益(前年同期比59.9%増)となりました。 a. 光多重伝送装置事業 当事業の売上は、通信キャリア向け光伝送装置の需要増加等により、前年同期比で増加いたしました。 b. IoT関連装置事業 当事業の売上は、電力会社向け第2世代スマートメーター向け通信機器の導入が進んだことに加え、水道分野向け案件の増加等により、前年同期比で増加いたしました。 c. 監視制御装置事業 当事業の売上は、電力・社会インフラ分野における設備更新需要等を背景に、前年度並みで推移いたしました。 〔ネットワーク工事保守〕 通信機器工事・保守事業は底堅く推移したものの、一部案件の変動により、売上高は119億78百万円(前年同期比2.1%減)となりました。セグメント損益は、売上減少及びコスト増加の影響により3億92百万円の利益(前年同期比34.6%減)となりました。 a. 通信機器工事・保守事業 当事業の売上は、主に電力会社向け工事の増加により、前年同期比で増加いたしました。 b. 通信線路工事・保守事業 当事業の売上は、顧客の投資時期見直し等による一部案件の減少により、前年同期比で減少いたしました。 c. 基地局・その他工事 当事業の売上は、代替案件の獲得及び関連分野の受注増加等により、前年同期比で増加いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億93百万円増加(前年同期比12.7%増)し、当連結会計年度末には43億67百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は16億76百万円(前年同期は27億78百万円)となりました。これは主に、売上債権及び棚卸資産の増加による減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益、減価償却費及び仕入債務の増加による増加要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は10億28百万円(前年同期は4億93百万円)となりました。これは主に、生産体制の強化及び将来の需要拡大に対応するための固定資産の取得によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は1億54百万円(前年同期は12億83百万円)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金の借入並びに返済によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 情報通信機器製造販売(千円)   20,881,631   122.8 ネットワーク工事保守(千円)   -   - 合計   20,881,631   122.8 (注)1.上記生産実績は、製造会社における生産実績を販売価格により表示しております。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 ロ.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 情報通信機器製造販売   24,554,668   119.1   19,185,075   124.9 ネットワーク工事保守   13,624,146   80.4   7,406,163   128.6 合計   38,178,814   101.6   26,591,238   125.9 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 情報通信機器製造販売(千円)   20,730,884   123.3 ネットワーク工事保守(千円)   11,978,699   97.9 合計   32,709,583   112.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 東京電力パワーグリッド株式会社   7,741,820   26.7   6,164,433   18.8 三菱電機株式会社   1,960,217   6.7   5,095,550   15.6 KDDI株式会社   4,905,946   16.9   4,567,983   14.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績の分析 当連結会計年度は、中期経営計画の最終年度として、売上高・営業利益ともに計画を上回る結果となりました。売上高は計画321億円に対し327億9百万円、営業利益は計画11億80百万円に対し17億71百万円の利益となりました。 当社グループでは、中期経営計画に基づき、事業の選択と集中による収益力の向上、業務プロセスの効率化による原価改善、調達レジリエンスの強化及び人材育成等の施策に取り組んでまいりました。当連結会計年度の業績は、市場環境の追い風に加え、これらの施策の成果が表れたものと認識しております。 売上高の増加は、主として情報通信機器製造販売において、光多重伝送装置事業及びIoT関連装置事業が伸長したことによるものであります。 光多重伝送装置事業においては、通信トラフィックの増加やネットワーク高度化を背景とした通信キャリア向け需要を取り込むことができました。また、顧客ニーズに対応した製品展開が受注拡大に寄与したものと認識しております。 IoT関連装置事業においては、電力会社向け第2世代スマートメーター向け通信機器の導入が本格化したことに加え、水道分野向け展開も進展いたしました。当社グループとしては、社会インフラ分野におけるデジタル化の進展を重要な事業機会と捉えております。 利益面では、増収効果に加え、製品構成の変化及び継続的な原価改善活動の成果により、収益性は改善いたしました。当社グループとしては、中期経営計画において取り組んできた収益力向上施策が一定の成果を上げたものと認識しております。 一方、ネットワーク工事保守については、売上高は概ね前年並みを維持したものの、一部案件の変動及びコスト増加の影響により減益となりました。今後は案件ごとの採算管理の強化に加え、防災・減災・国土強靭化関連工事や新規顧客の開拓等を通じて収益基盤の多様化を進める必要があると認識しております。 受注面では、情報通信機器製造販売の受注残高は191億85百万円(前年同期比24.9%増)、ネットワーク工事保守の受注残高は74億6百万円(前年同期比28.6%増)となり、合計では265億91百万円(前年同期比25.9%増)となりました。 当社グループとしては、受注残高の積み上がりにより翌期以降の売上基盤は強化されているものと認識しております。一方で、部材調達、生産管理及び工程管理の重要性も高まっており、品質・納期・収益性を確保しながら確実に売上へ結び付けていくことが重要であると考えております。 ロ.財政状態の分析 当連結会計年度末の自己資本比率は31.8%となり、前連結会計年度末の29.8%から上昇いたしました。当社グループとしては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により自己資本が着実に積み上がり、財務基盤は改善しているものと認識しております。また、収益力の向上により、生産能力の増強や研究開発等の成長投資を実行するための財務的な余力も高まっております。 一方、売上高の増加に伴い売上債権及び棚卸資産が増加しており、運転資本負担も拡大しております。特に、情報通信機器製造販売においては、スマートメーター関連機器及び光多重伝送装置の需要拡大に対応するため、部材確保及び生産対応が必要となることから、事業成長と資金効率の両立が重要であると認識しております。 負債については、主として仕入債務の増加によるものであり、事業規模の拡大を反映したものであります。借入金については引き続き適正な水準で管理しており、現時点において財務健全性に大きな問題はないものと認識しております。 また、当社グループの事業は顧客の設備投資計画や検収時期の影響を受けやすく、運転資金需要が変動する傾向があります。このため、十分な手元流動性を確保するとともに、安定的な資金調達体制を維持することが重要であると考えております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況の分析等 a. キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末の38億74百万円から4億93百万円増加し、43億67百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは16億76百万円の資金の増加となりました。利益水準は改善したものの、売上拡大に伴う売上債権及び棚卸資産の増加により、営業キャッシュ・フローは前連結会計年度を下回りました。当社グループとしては、スマートメーター関連機器及び光多重伝送装置の需要拡大に伴う運転資本負担の増加によるものであり、事業成長の結果として生じたものであると認識しております。今後は売上債権の回収管理及び棚卸資産回転率の向上に取り組み、キャッシュ創出力の維持・向上を図ってまいります。 投資活動によるキャッシュ・フローでは、固定資産の購入等により差引き10億28百万円の資金の減少となりました。これは主として、生産能力の増強及び将来の需要拡大への対応を目的とした設備投資によるものであります。当社グループとしては、自動化ラインを含む生産体制整備や品質向上に向けた投資は、中長期的な競争力強化及び企業価値向上に資するものと判断しております。 財務活動によるキャッシュ・フローでは、短期借入金及び長期借入金の借入及び返済等により差引き1億54百万円の資金の減少となりました。営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内で設備投資資金の大部分を賄うことができており、財務健全性を維持しながら成長投資を実施できたものと認識しております。 また、キャッシュ・フロー関連指標については、営業キャッシュ・フローの減少に伴い、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは前連結会計年度に比べ低下いたしましたが、現時点において資金繰りに重大な懸念はないものと認識しております。 b. キャッシュ・フロー指標のトレンド 当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりであります。 2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率 (%)   29.8   31.8 時価ベースの自己資本比率 (%)   15.8   23.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年)   2.0   3.2 インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   25.2   17.6 (注)1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 5.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 6.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 7.キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ロ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、製品製造に係る材料費、労務費、製造経費及び外注費、工事原価、販売費及び一般管理費並びに設備投資資金であります。 特に、情報通信機器製造販売においては、スマートメーター関連需要及び通信インフラ関連需要への対応に伴う部材調達資金や生産体制整備に係る資金需要が増加しております。 当社グループは、これらの資金需要について、主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金により調達しております。 当連結会計年度末における短期借入金の残高は45億30百万円、長期借入金の残高は6億68百万円であります。 当社グループとしては、当連結会計年度末の現金及び現金同等物43億67百万円に加え、営業活動による安定的なキャッシュ創出力及び主要取引金融機関との良好な取引関係を有しており、現時点において事業継続及び成長投資に必要な流動性は確保できているものと認識しております。 今後も事業成長に伴う運転資本需要の増加を見据えながら、内部資金の充実を図るとともに、機動的な資金調達余力を確保し、財務基盤の強化に努めてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成に当たっては、資産・負債の評価及び収益・費用の認識に関して、必要な見積り及び判断を行っております。これらの見積り及び判断には不確実性が伴うことから、実際の結果は見積り及び判断と異なる場合があります。 イ.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、実現可能性が高いと考えられる金額へ減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額の必要性を判断するに当たっては、将来の課税所得等の慎重な見積りを行い検討しますが、繰延税金資産の全部又は一部を将来実現できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の取崩額を費用として計上します。同様に、計上金額を上回る繰延税金資産を今後実現できると判断した場合、繰延税金資産への計上により当該判断を行った期間に利益を増加させることになります。 ロ.退職給付に係る負債 当社グループは、確定給付企業年金制度、確定拠出年金制度及び退職一時金制度を採用しており、退職給付費用及び退職給付債務は数理計算に使用される前提条件に基づいて算出しております。その前提条件には、割引率、退職率、死亡率、昇給率及び年金資産の期待運用収益率等の重要な見積りが含まれております。 実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件が変更された場合、その影響は数理計算上の差異として把握され、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ハ.工事損失引当金 当社グループは、受注工事に係る将来の損失に備えるため、手持ち受注工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積もることができる工事について、損失見積り額を工事損失引当金として計上しておりますが、当初予想しえなかった見積りを超える追加原価等により損失が発生した場合、追加の引当が必要となる可能性があります。 ニ.固定資産の減損 当社グループは、減損の兆候のある資産又は資産グループについて、回収可能価額に基づき減損の判定を行っております。固定資産の回収可能価額については、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しております。従って、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、減損損失が発生する可能性があります。 ホ.棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産は主として原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)により評価しており、正味売却価額が帳簿価額よりも低下している時には、帳簿価額を正味売却価額まで切下げております。また、入庫から一定期間を経過した棚卸資産については、期間の経過に応じて規則的に簿価を切下げております。さらに、想定した営業循環から外れて過剰に保有する棚卸資産についても、処分見込価額まで規則的に簿価を切下げております。 棚卸資産の滞留の実績や需要予測の変化に応じて、滞留在庫や営業循環過程から外れた過剰在庫の識別を総合的に勘案して判断しておりますが、当該見積り及び当該仮定において見直しが必要となった場合は、棚卸資産の評価に重要な影響を与える可能性があります。 ④ 経営上の目標の達成・進捗状況 2023年6月30日提出の有価証券報告書の「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の中期経営計画(2023年度~2025年度)の最終年度である2025年度の実績は以下のとおりです。 売上高については、主として情報通信機器製造販売において、電力スマートメーター向け通信機器を中心としたIoT関連装置事業の売上が増加した結果、期初の売上目標を1.89%上回る結果となりました。 営業利益については、情報通信機器製造販売において、売上高増加に伴う利益の増加があったことにより、年度目標を50.0%上回る結果となりました。 単位:百万円 2025年度計画   2025年度実績 連結売上高   32,100   32,709 連結営業利益   1,180   1,771

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-29

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