概要
フェニックスバイオは、マウスの肝臓の70%以上をヒト肝細胞で置換したキメラマウス「PXBマウス」を用いて、医薬品開発の前臨床段階における受託試験サービスを提供する企業である。2002年に毛髪再生療法の事業化を目的として設立され、2003年からPXBマウス事業を開始した。本社は広島県東広島市。2016年3月に東証マザーズ(現グロース)に上場。2026年3月期の売上高は15億6,553万2千円、従業員数55名。単一セグメントで、薬物動態・毒性試験、肝炎ウイルス薬効評価、新鮮ヒト肝細胞の販売を主な収益源とする。
PXBマウス単一セグメントで展開する受託試験事業
当社グループの事業はPXBマウス事業のみの単一セグメントである。中核サービスは三つ。第一にDMPK/Tox試験(薬物動態関連試験・安全性試験)。新薬候補のヒト臨床中止理由の約30%をDMPK/Toxが占め、肝毒性が多くを占めることから、PXBマウスのヒト肝細胞が有用。第二に肝炎試験(薬効評価)。C型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルスの研究に利用され、国内外の製薬企業が薬効評価に使用。第三にPXB-cellsの販売。PXBマウスから灌流採取した新鮮ヒト肝細胞で、冷凍を経ないため高い代謝能を維持する。2026年3月期の販売高は15億6,553万2千円、うち最大顧客Alnylam Pharmaceuticals向けが5億9,174万7千円(37.8%)を占める。
売上高の推移と赤字転換の2026年3月期
当社の売上高は2013年3月期の10億円から緩やかに増減し、2023年3月期には21億円に達した。しかし2024年3月期は17億円、2025年3月期は15億円と減少傾向にあった。損益面では2014年3月期に純利益1億円を計上した後、2018年3月期から2022年3月期まで4期連続の最終赤字が続いた。2023年3月期は5億円の純利益に転換したが、2024年3月期は0円、2025年3月期は4億円の赤字と再び悪化。2026年3月期は売上高15億6,553万2千円(前年同期比1.6%増)、営業利益8,276万9千円、経常利益1億3,127万5千円、親会社株主に帰属する当期純利益1億2,522万8千円となり、営業損益・最終損益ともに黒字化した。費用面では海外生産施設の清算や研究開発費の抑制が寄与した。
国内と米国に続くグローバルな事業体制
当社グループは当社(広島県)と連結子会社2社(PhoenixBio USA Corporation、CMHL Consortium LLC)で構成される。PhoenixBio USAは2010年に米国ニューヨーク州に設立され、北米の製薬企業向けにPXBマウス関連サービスを提供する。米国市場が主要顧客先であるが、2026年3月期は米国製薬企業の開発予算抑制の影響で海外受注が伸び悩んだ。一方、国内市場では既存顧客からのPXBマウスリピート利用が増加し、国内受注高は前年同期比68.7%増と堅調に推移した。海外展開の強化として、業務提携先CROとの連携やコンソーシアム(CMHL Consortium)を通じたプロモーション活動を継続している。なお、かつて保有したKMT Hepatech Inc.は2017年に完全子会社化したが、2025年10月に清算を結了した。
業界の中での役割は創薬前臨床試験受託機関(CRO)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01医薬品開発(前臨床試験)主力
PXBマウス(ヒト肝細胞キメラマウス)を用いて、製薬企業に対し医薬候補物質の薬物動態試験、安全性試験、肝炎ウイルスの薬効評価などの受託試験サービスを提供。マウスの肝臓の70%以上がヒト肝細胞に置換されており、ヒトでの代謝・毒性を予測できる点が強み。
ヒト肝細胞キメラマウスで世界に先駆けた独自技術
主要顧客製薬企業、研究機関
- DMPK/Tox試験
- 医薬候補物質の体内動態(吸収・分布・代謝・排泄)と毒性を評価する試験。PXBマウスを用いることでヒトでの挙動を予測する。
- 肝炎試験
- PXBマウスはヒト肝細胞にしか感染しないB型・C型肝炎ウイルスの研究に利用可能。抗肝炎薬の薬効評価試験を提供。
- PXB-cells
- PXBマウスの肝臓から分離した新鮮なヒト肝細胞。非凍結で提供し、高い薬物代謝能を持つ。ハイスループットスクリーニングなどに利用。
製品と技術
肝臓の70%以上をヒト化したPXBマウス
PXBマウスは、マウスの肝臓に移植したヒト肝細胞がマウス肝細胞の70%以上を置換したキメラマウスである。生産にはcDNA-uPA/SCIDマウスをホスト動物として用いる。このマウスは肝障害と免疫不全を併せ持ち、ヒト肝細胞の生着を促進する。3週齢のマウスの脾臓からヒト肝細胞を注入、移植後11週目には置換率が70%以上に達する。当社は年間4,000匹以上のPXBマウスを安定生産し、単一ドナーから購入した大量の凍結ヒト肝細胞を原料として供給を継続している。マウス血中のヒトアルブミン濃度を測定することで置換率を非侵襲的に推定できる。
新鮮ヒト肝細胞PXB-cellsとin vitro製品群
PXBマウスの肝臓からコラゲナーゼ灌流法により分離した新鮮ヒト肝細胞がPXB-cellsである。1回の灌流で約1.5×10^8個のヒト肝細胞が得られ、生存率約85%、マウス肝細胞の混入率は5%程度。冷凍を経ないため高い接着率と薬物代謝能を持ち、B型肝炎ウイルスの長期培養系としても有効である。当社はPXB-cells以外にも、PXB-Shizuku、PXB-cells RF、PXB-cells Cryo等の関連製品を市場投入している。これらのin vitro製品は、創薬探索段階のハイスループットスクリーニングや、動物実験代替手段として需要が高まっている。当社はMPS(生体模倣システム)等の新技術と組み合わせた研究開発も進めている。
肝炎から核酸医薬まで広がる応用分野
PXBマウスは、ヒト肝細胞にしか感染しないB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの研究に不可欠なツールとして実証されており、抗ウイルス薬の薬効評価に広く利用されている。近年では、核酸医薬や遺伝子治療など新しいモダリティの安全性評価にも応用が拡大している。当社は、非アルコール性脂肪性肝疾患(MASLD)や脂質代謝分野へのモデル開発も推進中である。米国ではコンソーシアム(CMHL Consortium)や大学(USC等)との共同研究により、最新トレンドを取り入れた用途開発を進めている。2026年3月期の受注高は10億3,944万2千円で、今後も市場拡大が期待される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 医薬品開発(前臨床試験)ヒト肝細胞キメラマウスで世界に先駆けた独自技術
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
バイオ関連で新興、業績は不安定
フェニックスバイオは、バイオテクノロジー分野に特化した研究支援サービスを提供する。売上高は17億円から16億円と小幅な変動にとどまり、業績は不安定だ。同業のジンジブやイシンとは業態が異なり、研究開発型企業としての色彩が強い。営業利益率は赤字から黒字に転換したが、まだ低水準であり、成長軌道に乗るには研究開発費の増加や需要の拡大が必要となる。
強み
- バイオ分野の研究支援に特化し、高度な技術力を持つ人材を保有。
- 競合の少ない領域で事業展開し、一定の顧客からの信頼を獲得。
- 2026年3月期に営業黒字を達成し、収益改善の兆しが見える。
- 新規技術開発に積極的で、将来の差別化につながる可能性。
課題
- 売上高が横ばいで、大型案件の獲得ができず成長が停滞。
- 黒字化したものの、利益率が6%程度で、収益性がまだ低い。
- 研究開発に多額の資金が必要で、財務基盤が弱い。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がフェニックスバイオ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7067ブランディングテクノロジー | 17億円 | 37.0倍 |
| 2 | 7063Birdman | 17億円 | — |
| 3 | 7074トゥエンティーフォーセブンホールディングス | 16億円 | — |
| 4 | 469Aフィットクルー | 16億円 | 11.3倍 |
| 5 | 7090リグア | 15億円 | — |
| 6 | 6190フェニックスバイオ | 14億円 | 11.1倍 |
| 7 | 9250GRCS | 14億円 | — |
| 8 | 9610ウィルソン・ラーニング ワールドワイド | 14億円 | — |
| 9 | 143Aイシン | 14億円 | 286.9倍 |
| 10 | 4760アルファ | 14億円 | 8.9倍 |
| 11 | 9213セイファート | 14億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
毛髪再生療法からPXBマウス事業へ転換した2002〜2003年
2002年3月、毛髪再生療法の事業化を目的として東京都文京区に株式会社エピフェニックスを資本金1,000万円で設立した。2003年3月に商号を株式会社フェニックスバイオに変更。同年5月に本店を広島県東広島市へ移転し、さらに7月には広島大学インキュベーションセンター(現・広島大学産学連携センターインキュベーションオフィス)に本社を移転した。2003年10月、広島テクノプラザ内にキメラマウス実験室を開設し、PXBマウス事業を開始した。これにより、当初の毛髪再生からヒト肝細胞キメラマウスを用いた医薬品開発支援へと事業の軸が転換した。
ワイエス研究所の買収と統合による事業拡大
2006年12月、株式会社ワイエス研究所の株式を100%取得し完全子会社化。2007年3月にはワイエス研究所を吸収合併し、宇都宮事業所を開設した。同時に遺伝子改変動物事業を開始した。これにより当社はPXBマウス事業に加えて遺伝子改変動物の作製・販売にも進出し、事業領域を拡大した。同年8月には本店を広島県東広島市鏡山三丁目4番1号(現在地)に移転し、現在の本社所在地が確定した。
米国進出と現地子会社の設立
2009年5月、米国ニューヨーク州にニューヨーク支店を開設し、北米市場への直接販売拠点を構えた。しかし約1年後の2010年8月、ニューヨーク支店を閉鎖し、代わりに完全子会社PhoenixBio USA Corporation(現・連結子会社)を同じくニューヨーク州に設立した。支店から子会社への組織変更により、現地法人としての経営基盤を強化する狙いがあった。その後、2016年1月には完全子会社CMHL Consortium LLCを米国デラウェア州に設立し、北米のコンソーシアム活動を本格化させた。
遺伝子改変動物事業を分割した2014年
2014年3月、当社は遺伝子改変動物事業を会社分割により株式会社特殊免疫研究所へ承継した。この分割により、当社はPXBマウス事業に経営資源を集中させる体制を整えた。同時に、分割後の株式会社特殊免疫研究所は当社グループから離脱した。これにより、2007年から手がけてきた遺伝子改変動物事業は当社の事業ポートフォリオから外れることとなった。当社は以降、ヒト肝細胞キメラマウスに特化した事業構造を確立した。
東証マザーズ上場とグロース市場移行
2016年1月にCMHL Consortium LLCを設立した後、同年3月に東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場により資金調達の手段を拡大し、PXBマウス事業の拡大を目指した。2017年11月には、東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場に移行した。また同月、KMT Hepatech Inc.(連結子会社)の株式を取得し完全子会社化したが、これは後に清算されることとなる。
KMT Hepatechの取得と清算
2017年11月に完全子会社化したKMT Hepatech Inc.は、米国におけるPXBマウスの生産施設として期待された。しかし、業績は計画通りに進まず、当社は2025年10月に同社の解散及び清算を決議し、清算を結了した。この清算により、当連結会計年度の事業整理損失引当金の減少などが発生したが、費用削減効果ももたらした。KMT Hepatechの清算により、海外生産拠点はPhoenixBio USA CorporationとCMHL Consortium LLCに集約された。
年表14件を開く
2000年代
- 2002年3月創業毛髪再生療法の事業化を目的として株式会社エピフェニックスを資本金1,000万円で東京都文京区に設立
- 2003年3月商号変更商号を株式会社フェニックスバイオに変更
- 2003年5月本店を広島県東広島市に移転
- 2003年7月本社を広島大学インキュベーションセンター(現 広島大学産学連携センターインキュベーションオフィス)に移転
- 2003年10月キメラマウス実験室を広島テクノプラザ(東広島市)に開設しPXBマウス事業を開始
- 2006年12月M&A株式会社ワイエス研究所の株式を100%取得し完全子会社化
- 2007年3月M&A本社を広島県東広島市鏡山三丁目4番1号に移転 株式会社ワイエス研究所を吸収合併し、宇都宮事業所の開設及び遺伝子改変動物事業を開始
- 2007年8月本店を広島県東広島市鏡山三丁目4番1号に移転
- 2009年5月米国ニューヨーク州にニューヨーク支店を開設
2010年代
- 2010年8月M&Aニューヨーク支店を閉鎖し、完全子会社PhoenixBio USA Corporation(現 連結子会社)を米国ニューヨーク州に設立
- 2014年3月遺伝子改変動物事業を会社分割により株式会社特殊免疫研究所へ承継
- 2016年1月M&A完全子会社CMHL Consortium LLC(現 連結子会社)を米国デラウェア州に設立
- 2016年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2017年11月M&AKMT Hepatech,Inc.(連結子会社)の株式取得 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行 KMT Hepatech,Inc.の解散及び清算を決議(2025年10月清算結了)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 安全性等分野の売上高拡大(具体的数値なし)
- 製品販売の売上高拡大(具体的数値なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
海外でのPXBマウス事業拡大
北米子会社を軸に、協力企業との提携や折衝を進め、PXBマウスのサービス提供を海外で拡大する。
- 02
需要増に対応した供給体制強化
外部委託による段階的増産と投資効率の高い増産計画を検討し、高品質なPXBマウスの安定供給を図る。また、AAALAC認証取得により動物福祉にも配慮する。
- 03
in vitro分野への展開
MPS等の新技術開発を強化し、共同研究先を通じて米国トレンドを把握。市場ニーズに応じた製品開発と顧客開拓・増産を進める。
- 04
新市場の取り込みと知財戦略
次世代モダリティ(核酸医薬、遺伝子治療等)やMASLD等への用途開発を推進。新たな知財の権利化に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で55人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は570万円で、9期前と比べて+16.4%。平均年齢は48.8歳、平均勤続年数は14.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 53 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 63 | — |
| 2019年3月 | 489 | 43.6 | 9.8 | 72 | — |
| 2020年3月 | 482 | 43.2 | 9.2 | 71 | — |
| 2021年3月 | 493 | 44.2 | 10.2 | 69 | — |
| 2022年3月 | 510 | 45.2 | 11.5 | 66 | — |
| 2023年3月 | 539 | 45.7 | 12.1 | 65 | — |
| 2024年3月 | 538 | 45.9 | 12.6 | 70 | — |
| 2025年3月 | 557 | 45.9 | 13.1 | 69 | −145 |
| 2026年3月 | 570 | 48.8 | 14.6 | 55 | 182 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 海外PhoenixBio USA Corporation米国 ニューヨーク州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外CMHL Consortium LLC米国 デラウェア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内三和澱粉工業株式会社奈良県橿原市 · その他の関係会社議決権34.5%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は16億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+6.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 16億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は3億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 4 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2025年4Q | 7 | 0 | 0.0 | −3 |
| 2026年2Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2027年1Q | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は10億円から16億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 10 | — | −1 | — | −1 |
| 2014年3月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 9 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2016年3月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| KMT Hepatech,Inc.(連結子会社)の株式取得 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行 KMT Hepatech,Inc.の解散及び清算を決議(2025年10月清算結了) | |||||
| 2017年3月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年3月 | 9 | — | −3 | — | −3 |
| 2019年3月 | 12 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年3月 | 13 | — | −1 | — | −4 |
| 2021年3月 | 10 | — | −2 | — | −2 |
| 2022年3月 | 13 | — | −1 | — | −4 |
| 2023年3月 | 21 | — | 5 | — | 5 |
| 2024年3月 | 17 | — | 0 | — | 0 |
| 2025年3月 | 15 | −1 | −2 | −6.7 | −4 |
| 2026年3月 | 16 | 1 | 1 | 6.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高16億円のうち、営業利益として残るのは1億円で6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金25.0%4億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金68.8%11億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は11億円で、売上の8.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 1 | 3 | 0 | 4 | 6 |
| 2015年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
| 2016年3月 | 3 | −1 | 7 | 2 | 15 |
| 2017年3月 | 0 | 1 | 0 | 1 | 16 |
| 2018年3月 | −2 | −5 | −1 | −7 | 9 |
| 2019年3月 | −2 | −1 | −1 | −3 | 7 |
| 2020年3月 | 0 | 0 | 11 | 0 | 18 |
| 2021年3月 | −1 | −2 | −2 | −3 | 13 |
| 2022年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 |
| 2023年3月 | 3 | −2 | 1 | 1 | 16 |
| 2024年3月 | −1 | 1 | −2 | 0 | 14 |
| 2025年3月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 11 |
| 2026年3月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が16億円で、自己資本比率は70.2%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 11 | 8 | 3 | 66.9 |
| 2014年3月 | 13 | 9 | 4 | 68.3 |
| 2015年3月 | 14 | 11 | 3 | 77.1 |
| 2016年3月 | 23 | 20 | 3 | 84.5 |
| 2017年3月 | 24 | 21 | 3 | 88.2 |
| 2018年3月 | 22 | 19 | 3 | 85.6 |
| 2019年3月 | 19 | 15 | 4 | 81.0 |
| 2020年3月 | 28 | 12 | 16 | 41.7 |
| 2021年3月 | 25 | 11 | 14 | 43.5 |
| 2022年3月 | 23 | 8 | 15 | 36.1 |
| 2023年3月 | 30 | 15 | 15 | 49.8 |
| 2024年3月 | 27 | 18 | 9 | 65.7 |
| 2025年3月 | 23 | 14 | 9 | 59.1 |
| 2026年3月 | 22 | 16 | 6 | 70.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中129位あたり、逆に低いのはROEで534社中345位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥342で、1年前と比べて-17.4%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 |
| PER (会社予想) | 18.1倍 |
| PBR | 0.95倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月中旬に357円まで回復したが、8/17には340円と反落。25日線346.28円を1.8%下回り、75日線377.29円からは9.9%下、200日線441.81円からは23%下。RSIは40.3と中立圏。出来高は8/10に2.2万株と急増したが、その後は減少。1ヶ月で2.0%下落し、下降トレンドが継続。52週安値321円に接近しており、下値警戒感が強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは11.05倍、PBRは0.89倍で、同業界平均のPER 23.03倍、PBR 3.31倍を大きく下回る。ROEは8.67%と収益性は低いが、株価は純資産を下回っており割安感が強い。ただし、直近の業績は減収・赤字で、配当利回りは0%と配当がなく、成長性と株主還元の面で不安が残る。業界平均との比較では明らかに割安だが、業績悪化が続けばバリュエーションの正当化が難しい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 18.1倍 | — |
| PBR | 0.95倍 | 3.51倍 |
| ROE | 8.7% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
再生医療分野への期待は根強いものの、研究開発型の収益は不安定で、直近の業績は赤字に転じている。強気派は将来のパイプライン価値と市場成長を見込むが、弱気派は資金繰りと実用化への不確実性を懸念する。
- 再生医療の成長市場
世界的に再生医療市場は拡大しており、実用化されれば大きな収益機会がある。
- 研究開発の進捗
自社パイプラインが進行中で、マイルストーン達成への期待が持てる。
- 小型株ゆえの成長余地
時価総額が小さく、成功すれば株価上昇の余地が大きい。
- 営業利益率マイナス6.67%から6.25%へ改善通年影響中
営業損益が前期△1億円から1億円、売上高は15億円から16億円
- 最終損益が△4億円から1億円の黒字転換通年影響強
純損益△4億円→1億円、時価総額14億円に対して影響大
- 売上高が前期比1億円増となり増収へ通年影響弱
売上高16億円、前期15億円から1億円増加
- PBR0.89倍の1倍割れ水準継続影響弱
PBR0.8917倍、ROE8.67%と資本効率の改善余地
- 収益の不安定性
売上高は減少傾向で、直近は営業赤字・純損失を計上。
- 研究開発リスク
開発の遅延や失敗の可能性が高く、資金調達の必要性も。
- キャッシュフロー懸念
市場規模が小さく、資金調達時には希薄化の懸念がある。
- 売上高が2年前の17億円を下回る通年影響中
売上高16億円は2024年3月期17億円を下回る
- 純利益1億円と利益の厚みが薄い通年影響中
当期純利益1億円、売上高16億円に対する純利益率6.25%
- 無配当継続で株主への直接還元がない継続影響弱
配当利回り0%、自己資本での利益蓄積に時間
- 時価総額14億円で流動性リスク継続影響弱
時価総額14億円、売買代金が細り値動きが不安定
- 研究開発費率
- 研究開発への投資が事業の柱であり、収益化への道筋を占うため。
- パイプライン進捗
- 開発段階の進行状況は将来の収益期待に直結する。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,948人。区分でいちばん多いのは個人・その他で46.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.2%を占め、残る58.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.9 | 48.5 | 47.6 | 44.0 | 47.6 | 46.7 |
| 事業法人 | 45.5 | 45.1 | 40.1 | 42.6 | 39.9 | 40.8 |
| 証券会社 | 3.4 | 4.5 | 9.3 | 12.5 | 9.6 | 6.3 |
| 外国法人 | 1.8 | 1.6 | 1.1 | 0.7 | 2.1 | 5.8 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.2 | 1.9 | 0.1 | 0.6 | 0.4 |
| 自己株式 | — | — | — | — | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 三和澱粉工業株式会社 | 31.28 |
| 02 | 森本 俊一 | 12.41 |
| 03 | 株式会社特殊免疫研究所 | 3.16 |
| 04 | 株式会社叡拳 | 2.16 |
| 05 | 馬渡 祥二 | 1.85 |
| 06 | 島田 卓 | 1.68 |
| 07 | 株式会社関薬 | 1.43 |
| 08 | 安田 信也 | 1.42 |
| 09 | 中外テクノス株式会社 | 1.40 |
| 10 | J.P.Morgan Securities plc (常任代理人 JPモルガン証券株式会社) | 1.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1159%、1株純資産は14期で+1123%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −3 | 31 | — | — |
| 2014年3月 | 52 | 362 | 15.4 | — |
| 2015年3月 | 23 | 418 | 5.8 | — |
| 2016年3月 | 49 | 684 | 8.3 | 49.7 |
| 2017年3月 | 44 | 728 | 6.3 | 36.3 |
| 2018年3月 | −93 | 639 | — | — |
| 2019年3月 | −102 | 528 | — | — |
| 2020年3月 | −142 | 396 | — | — |
| 2021年3月 | −74 | 332 | — | — |
| 2022年3月 | −118 | 249 | — | — |
| 2023年3月 | 145 | 414 | 42.4 | 4.2 |
| 2024年3月 | 7 | 443 | 1.6 | 69.1 |
| 2025年3月 | −111 | 333 | — | — |
| 2026年3月 | 31 | 378 | 8.7 | 14.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 島田卓 | 取締役社長(代表取締役) | 67 | 68,300 |
| 田村康弘 | 専務取締役 管理部長 | 69 | 42,000 |
| 向谷知世 | 取締役 研究開発部長 生産部長 | 64 | 35,900 |
| 加國雅和 | 取締役 | 54 | 7,500 |
| 森川良雄 | 取締役 | 56 | — |
| 藤井義則 | 取締役 | 55 | — |
| 上野基康 | 常勤監査役 | 65 | — |
| 岡野浩巳 | 監査役(非常勤) | 56 | — |
| 上田正次 | 監査役(非常勤) | 77 | 500 |
| 加川修 | 取締役 管理部長 | 52 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 68 | 8 | 68 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | — | 14 | 5 |
| 監査役 | 1 | 2 | — | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,848字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,856字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,188字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,218字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第25期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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